金曜日, 3月 04, 2016

Ivar Jantzen 1939 「45度線分析」の創始者

                       ( 経済学リンク::::::::::

Ivar Jantzen 1939 「45度線分析」の創始者

http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/ivar-jantzen-1939.html(本頁)
NAMs出版プロジェクト: ケインジアンの交差図
http://nam-students.blogspot.jp/2015/03/blog-post_12.html

45度線分析は、サミュエルソン*より早く、デンマークの Ivar Jantzenが1935年に自身の著作で発表している(英訳は1939年.原著スウェーデン語?は未確認)。

Jantzen.I,1935,“Lindt planokonomisk Teori , ”Nordisk Tidskrift for Teknisk Okonomi [December 1935],english translation in I.Jantzen,"Basic Principles of Business Economics and National Circulation,"G.E.C.Gad1939. 

Nordisk tidsskrift for teknisk okonomi - Google ブックス

https://books.google.co.jp/books?hl=ja&id=XAPJAAAAMAAJ

Nordisk tidsskrift for teknisk okonomi, 第 1~3 巻

出版社 H. Aschehoug & Company, 1935

書籍の提供元 ミシガン大学

デジタル化された日 2008年12月2日


Nordisk Tidskrift for Teknisk Økonomi 1, 1935/12
  • Jantzen, Ivar B. (1875-1961), civilingeniør. Forestod Nationalbankens seddeltrykkeri 1918-47.

The simple mathematics of income determination, by P.A. Samuelson
所得決定の簡単な数学。邦訳サミュエルソン経済学体系1所収。図(Bishop作とされる)はない。
《例の周知の45度線分析によって、これを示すことができる。》106頁
《たとえば、本書〔L.A. Metzler et al., Income, Employment and Public Policy ,Norton,1948〕p.319のRobert L.Bishopによる図を参照されたい。》106頁☆

Ekkehart Schlicht

 For the 45° diagram. see Jantzen (1935). (I owe this reference to Schneider (1965, 120).) Christopher Bliss(1975, 210) has doubted that Keynes would have written a book on the thesis that wrong prices may produce uncleared markets. 


 サミュエルソン、ビショップは1948年に発表。サミュエルソン経済学原著初版も1948年。
一方、Ivar Jantzenの該当英語著作は1939年に刊行されている。



Portræt af ingeniørstuderende (senere dr. tech. h.c. og driftsøkonom) Ivar Jantzen. H. Moltke, Akureyri den 16. Februar 1900: 
上記が同姓同名の別人でなければ、経済学者になる前は探検隊の測量担当者だった?

 Basic principles of business economics and national calculalion, 1939.

Ivar Jantzen | Gyldendal - Den Store Danske
http://denstoredanske.dk/Dansk_Biografisk_Leksikon/Naturvidenskab_og_teknik/Ingeni%C3%B8r/Ivar_Jantzen
Ivar Jantzen, Ivar Benedikt Jantzen, 31.7.1875-12.4.1961, ingeniør, teknisk økonom. Født i Gentofte, død i Skodsborg, begravet i Gentofte. J. blev student 1893 fra Metropolitanskolen og tog n.å. polyteknisk adgangseksamen. 1901 blev han polyteknisk kandidat som bygningsingeniør. I studietiden havde han assisteret direktør for Meteorologisk institut Adam Paulsen ved nordlysundersøgelser på Island 1899–1900. Efter eksamen fik J. ansættelse i belysningsvæsenet på gasværkernes ingeniørkontor og ved anlægget af Valby gasværk. 1906–08 var han tillige redaktør af Teknisk Forenings Tidsskrift; 1908 forlod han kommunens tjeneste og gik ind i J. Jørgensen & Co.s bogtrykkeri. 1910 købte J. trykkeriet som han ledede til 1944, i de senere år dog med slægtninge som medindehavere. Under J.s ledelse kom trykkeriet ind i en stærk udvikling og blev en af de førende virksomheder der stadig blomstrer i 1980. 1918–46 var han leder af Nationalbankens seddeltrykkeri. Gennem arbejdet som trykkerileder kom J. ind på en række teoretiske problemer af driftsøkonomisk og pristeoretisk art, og han leverede fra 1916 en del tidsskriftartikler og foredrag herom, bl.a. Voksende udbytte i industrien, to foredrag trykt i Ingeniøren og i Nationaløkonomisk Tidsskrift 1924, og nogle bidrag til den økonomiske teori som nu regnes for banebrydende for driftsøkonomien. Han fortsatte arbejdet på dette område og har offentliggjort teknisk-økonomiske tidsskriftafhandlinger som har skaffet ham megen anseelse. Han fremstillede i elegant grafisk og matematisk form driftsøkonomiens tre love: kapacitetsloven, harmoniloven og teknikloven. – Man har kaldt ham harmonilovens fader. – Der gik dog henved 20 år før J. fik officiel anerkendelse for sine driftsøkonomiske teorier, men i 1935 udnævntes han til dr.tech.h.c. ved Danmarks tekniske højskole. En del artikler er samlet i bogen Basic principles of business economics and national calculalion, 1939.

ケインズ的分析[編集]




図 1:縦軸は総需要(AD)、横軸は生産量(output)。上図のように45度線を取る。青い線は総需要曲線である。45度線と総需要曲線の交点で経済は 均衡する。交点の左側では総需要が生産量を上回っており、これをインフレギャップと言う。交点の右側では生産量が総需要を上回っており、これをデフレ ギャップと言う。インフレギャップやデフレギャップのようなギャップは需給ギャップと呼ばれる。
経済学において、45度線分析45-degree line diagram)、あるいはケインズの交差図Keynesian cross diagram)とは45度線を用いて一国の経済を分析するものである。ケインズ経済学の基本的な考えを示す非常に単純なモデルであり、マクロ経済学において1930年代から40年代のケインズ以来長期間に渡って利用されてきた[1]。マクロ経済の短期調整プロセスの基礎的部分とおおまかな調整結果を知るのに有用なツールである[1]

概要[編集]

45度線分析では、まず45度の傾きを持つ直線を引く(図 1参照)。この直線を45度線と呼ぶが、45度線は、縦軸の総需要(AD)、横軸の生産量(もしくは国民所得、Y)の2軸の値が等しくなるようなあらゆる点を示す直線である。すなわちAD=Yとなるような組み合わせであり、総需要と生産量が等しくなるようなあらゆる点を示す直線である。この45度線は総需要と総供給が等しくなりうるあらゆる点を示す直線であるとも言える[2]。図 1の青い線は総需要曲線ADであり、次のように表される[2]
AD=C+G+I+X-M
ただし、
  • C:消費
  • G:政府支出
  • I:投資
  • X:輸出
  • M:輸入
この総需要曲線と45度線の交点で国民所得が決定されるのである。なお、このケインジアンモデルは短期のモデルで あり、物価は定数であるとされている。すなわち、企業は需給ギャップに対して価格調整でなく数量調整を行う。この前提のもとでは、45度線と総需要曲線の 交点の左側では総需要が生産量を上回っているため、企業はより多くの財を生産する。45度線と総需要曲線の交点の右側では、生産量が総需要を上回ってお り、企業は財の生産を減らそうとする[2]。そのため、このグラフで表される経済は常に45度線と総需要曲線の交点に向かって動く[2]

有効需要の原理[編集]

この45度線分析の背景にあるのは「総需要が総供給および国民所得を決定する」という有効需要の原理である。有効需要とは、図 1における45度線と総需要曲線の交点における総需要である。この45度線と総需要曲線の交点を均衡点とよぶが、均衡点において次のことが成り立つ[3]
Y^* \equiv D^* = D
ただし、Y*は均衡国民所得、D*は有効需要、Dは総需要。均衡国民所得と有効需要は均衡点において恒等的に等しく、これは総需要と等しい。
このようなケインズモデルの分析において、総需要(および総需要曲線)は事前の(ex ante)支出のみによって構成されている[4]。事前の(計画された)総需要は均衡達成後(あるいは事後の、ex post)の総需要とほぼ変わらない一方で、価格調整の働かない短期を前提にすれば、事前の総供給は実際に総需要と均衡するまでに数量の調整を行わなければならない[4][3]。 例えば、企業家たちは総需要が大きくなるという予測がたてば(利益最大化のために)それに応じて生産および在庫を増やすだろうし、逆に総需要が小さくなる という予測がたてば(損失最小化のために)それに応じて生産および在庫を減らすだろう。生産を増やすのであれば、その分だけ雇用が増大し、景気は上昇する し、生産を減らすのであれば、その分だけ雇用が減少し、景気は悪化する。すなわち、事前の(計画された)総供給は必ずしも総需要とは一致せず、総供給は総 需要に応じて(短期においては)数量調整により決定されるというのが有効需要の原理であり、45度線分析はそれを端的に表している。

参考文献[編集]

  1. a b Rhona C. Free (2010), 21st Century Economics: A Reference Handbook, Volume 1, SAGE, p. 326
  2. a b c d Andrew Gillespie (2001), Advanced Economics Through Diagrams, Oxford University Press, p. 85
  3. a b Mark Hayes (2008). The Economics of Keynes: A New Guide to the General Theory. Edward Elgar Publishing. p. 74.
  4. a b Nicoli Nattrass and G. Visakh Varma (2014). Macroeconomics Simplified: Understanding Keynesian and Neoclassical Macroeconomic Systems. SAGE Publications India. p. 49.

関連項目[編集]



Jantzen.I,1935,“Lindt planokonomisk Teori , ”Nordisk Tidskrift for Teknisk Okonomi,english translation in I.Jantzen,"Basic Principles of Business Economics and National Circulation,"G.E.C.Gad1939. 








  • 「Y」は生産された付加価値の合計なので「生産面」
  • 「C+I+G+(EX-IM)」はお金を払って買う人たちの話なので「支出面」
  • 「C+S+T」は人々の所得になった付加価値の分配先です。「分配面」

これら3つはイコールの関係です。
Y:付加価値・GDP(Yeild)
C:消費(Consumption)
I:投資(Investment)
G:政府(Government)
EX:輸出(Export)
IM:輸入(Import)
S:貯蓄(Saving)
T:税金(Tax)
財市場の需要を「Yd」とすると、「Yd」は以下のようにあらわされます。
Yd=C+I+G+(X-M)
供給面「Ys=Y」と比べると多くの要素が含まれていますね。これから各要素を個別に見ていきます。 
ちなみにYdのことを別名「有効需要」と呼ぶことがあります。覚えておいてもいいでしょう。

グラフの交わっている点(E点)が財市場の均衡点です。
需用量と供給量が一致している点で、均衡GDP(Y*)も決まります。
*(アスタリスクは均衡点という意味です)

取引は、需要と供給が一致したときに初めて行われます。
りんごを売りたい人が100人いても、買いたい人が80人なら80の取引にしかなりません。
ここでは財市場について考えていますので、
あらゆるすべての財・サービスについての需用量と供給量が一致したE点で、全体の取引の総額(付加価値合計・GDP)が決まる
という見方をするとストーリーがわかりやすいかもしれません。


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Ivar Jantzen | Gyldendal - Den Store Danske

アイヴァージャンセン

原作者PHBen  PVind
記事では、第3版から来るデンマーク語伝記百科事典 、1979年から1984年に出版しました。

イヴァージャンセン、 イヴァーベネディクト・ジャンセン、31.7.1875-12.4.1961、エンジニアリング、技術的な経済学者。 ゲントフテで生まれ、ゲントフテに埋もれ、Skodsborgで死亡しました。 J.は、首都圏の学校から1893年に卒業し、N.A.ました ポリテクニック入学試験。 1901年、彼は土木技師としてポリテクニック候補者でした。 彼の研究の間に彼は気象研究所のアダムのディレクター支援ポールセンを 1900年に1899年からアイスランドのオーロラの研究で。 卒業後、J.ガスプラントエンジニアリングプロジェクトでの照明システムにおける雇用とValbyのガス工場の建設。 1906年から1908年、彼はまた、テクニカルアナリストジャーナルの編集者でした。 1908年に彼は地方自治体のサービスを離れ、J.ヨルゲンセン&Co。の印刷所に入りました。 1910年には、彼のパートナーとしての親戚で、しかし、近年では、彼は1944年につながったJ.の印刷所を購入しました。 Jsのリーダーシップの間に強力な開発にPRINTSHOP来て、まだ彼は国立銀行のプリント作品の長だった1980年1918年から1946年に活気づく大手企業の一つとなりました。 印字ヘッドとして働いを通じて業界の成長利回りを含め、米国の理論的な経営管理と価格の理論的な問題の数の中で、Jが来た、と彼は1916年パート雑誌記事から配信され、講義エンジニアと1924年に国家経済誌に発表された2講義そして今動作する経済のために画期的であると考えられる経済理論にはいくつかの貢献。 彼はこの分野での作業を続けて、彼に敬意をもたらした技術的・経済ジャーナル論文を発表しています。法律容量、調和の法律と技術の法則:彼は経済3法則を動作させるエレガントなグラフィカルかつ数学的な形式で提示しました。 - あなたは調和法の父と呼びました。 - しかし、Jは、その業務の理論のための公認を受けた前に、それは、ほぼ20年でしたが、1935年に彼は国立技術研究所でdr.tech.hc任命されました。 いくつかの記事は、書籍ビジネスの経済と国民calculalion、第千九百三十九の基本原則に収集されます

1916年から1918年には、彼は代表の工業会、技術研究所、CBSのための国家監督当局の1924年から1932年、Kbh.sの1927から1928会長会の1923年から1929年のメンバーだった、1920年から1929年Kbh.s印刷協会のボード上のJ.が座っていましたロータリー・クラブ。 当初から1934年に、技術経済研究グループのためフェロー諸島石炭Aktsの1936理事会のJ.のメンバーでした。 オーフスのボードが経済研究所はuniv.s。

家族

保護者:牧師AJ(1840-1917)とジェニーAJヨンセン(1844年から1891年)。 コペンハーゲンで1878年3月6日生まれ、ゲントフテインゲマルグレーテPlatou-ヨルゲンセンで15/11/1901と結婚した。ゲントフテで(ステップ。)死1963年4月28日、D。商人のオレトーセンヨルゲンセン(1848年から1887年)とBOLETTEピーターセン(1852から1919 );1899年2月10日を変更する名前を付けます。

予定

R.の第一千九百三十四

図像

写真。

参考文献

Berl。イブニング1935年6月20日でのインタビュー。 - 1893年版からの留学生。 ポールHENNINGS、1918 114F。 エンジニアXXXIII 1924 242 Polytekn。 トンVIII、1927年127。 SST。1928 209F。 エーリヒ・シュナイダー:生産の理論、ウィーン1934年博士E.シュナイダーforelæsn。 生産理論オーバーの。 R.Mølgaardハンセン、1934年Vilh。 マーストランドなど エンジニアLIV、1945年245から58(メートル。参考文献)。 エンジニアugebl。、1961、Nationaløkonにペダーセンワインディングなし。19 26 H.。 トン "1961年217から20。

Teknisk Tidskrift

http://runeberg.org/tektid/#1935 ?


Rangnar Frisch

https://www.iioa.org/conferences/15th/pdf/bjerkholt_knell.pdf

Frisch, R., 1934a: Circulation Planning: Proposal for a National Organization of a

Commodity and Service Exchange, Econometrica 2,  


______


Kalecki, Michal, "A Theory of the BusinessCycle." Review of Economic Studies, Vol. 4, No.2, February 1937, pp. 77-97, revised and reprintedin [14], pp. 116-49.
http://crecimientoeconomico-asiain.weebly.com/uploads/1/2/9/0/1290958/kalecki_1937_-_a_theory_of_the_business_cycle.pdf


                       


NAMs出版プロジェクト: ケインジアンの交差図
http://nam-students.blogspot.jp/2015/03/blog-post_12.html
ケインズ=カレツキ往復書簡 Keynes ,Kalecki Correspondence 1937 
http://nam-students.blogspot.jp/2015/12/keynes-kalecki-correspondence-1937.html

ジャンセンのデンマーク語版(未確認)が1935年(12月?)で英語版が1939年だから、カレツキの45度線使用(1937年2月)はかなり早い。英語圏初だろう。


2 Comments:

Blogger yoji said...


45°線分析を始めたのは1935年ジャンセンと言われるが、1937年カレツキは一般理論の解説論文でもある景気循環論で45°線分析を使っている。1939年以降ジャンセンの英訳、サミュエルソンの啓蒙活動で使われて行くことになる。
カレツキは自身の論文についてケインズと往復書簡を交わしている。

8:40 午後  
Blogger yoji said...

45度線分析 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/45度線分析
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45度線分析

図 1:縦軸は総需要(AD)、横軸は生産量(output)。上図のように45度線を取る。青い線は総需要曲線である。45度線と総需要曲線の交点で経済は均衡する。交点の左側では総需要が生産量を上回っており、これをインフレギャップと言う。交点の右側では生産量が総需要を上回っており、これをデフレギャップと言う。インフレギャップやデフレギャップのようなギャップは需給ギャップと呼ばれる。
経済学において、45度線分析(英: 45-degree line diagram)、あるいはケインズの交差図(英: Keynesian cross diagram)とは45度線を用いて一国の経済を分析するものである。ケインズ経済学の基本的な考えを示す非常に単純なモデルであり、マクロ経済学において1930年代から40年代のケインズ以来長期間に渡って利用されてきた[1]。マクロ経済の短期調整プロセスの基礎的部分とおおまかな調整結果を知るのに有用なツールである[1]。

目次
概要
有効需要の原理
参考文献
関連項目
概要 編集
45度線分析では、まず45度の傾きを持つ直線を引く(図 1参照)。この直線を45度線と呼ぶが、45度線は、縦軸の総需要(
A
D
AD)、横軸の生産量(もしくは国民所得、
Y
Y)の2軸の値が等しくなるようなあらゆる点を示す直線である。すなわち
A
D
=
Y
AD=Yとなるような組み合わせであり、総需要と生産量が等しくなるようなあらゆる点を示す直線である。この45度線は総需要と総供給が等しくなりうるあらゆる点を示す直線であるとも言える[2]。図 1の青い線は総需要曲線
A
D
ADであり、次のように表される[2]。

A
D
=
C
+
G
+
I
+
X

M
AD=C+G+I+X-M
ただし、

C
C:消費
G
G:政府支出
I
I:投資
X
X:輸出
M
M:輸入
この総需要曲線と45度線の交点で国民所得が決定されるのである。なお、このケインジアンモデルは短期のモデルであり、物価は定数であるとされている。すなわち、企業は需給ギャップに対して価格調整でなく数量調整を行う。この前提のもとでは、45度線と総需要曲線の交点の左側では総需要が生産量を上回っているため、企業はより多くの財を生産する。45度線と総需要曲線の交点の右側では、生産量が総需要を上回っており、企業は財の生産を減らそうとする[2]。そのため、このグラフで表される経済は常に45度線と総需要曲線の交点に向かって動く[2]。

有効需要の原理 編集
この45度線分析の背景にあるのは「総需要が総供給および国民所得を決定する」という有効需要の原理である。有効需要とは、図 1における45度線と総需要曲線の交点における総需要である。この45度線と総需要曲線の交点を均衡点とよぶが、均衡点において次のことが成り立つ[3]。

Y


D

=
D
Y^* \equiv D^* = D
ただし、Y*は均衡国民所得、D*は有効需要、Dは総需要。均衡国民所得と有効需要は均衡点において恒等的に等しく、これは総需要と等しい。

このようなケインズモデルの分析において、総需要(および総需要曲線)は事前の(ex ante)支出のみによって構成されている[4]。事前の(計画された)総需要は均衡達成後(あるいは事後の、ex post)の総需要とほぼ変わらない一方で、価格調整の働かない短期を前提にすれば、事前の総供給は実際に総需要と均衡するまでに数量の調整を行わなければならない[4][3]。例えば、企業家たちは総需要が大きくなるという予測がたてば(利益最大化のために)それに応じて生産および在庫を増やすだろうし、逆に総需要が小さくなるという予測がたてば(損失最小化のために)それに応じて生産および在庫を減らすだろう。生産を増やすのであれば、その分だけ雇用が増大し、景気は上昇するし、生産を減らすのであれば、その分だけ雇用が減少し、景気は悪化する。すなわち、事前の(計画された)総供給は必ずしも総需要とは一致せず、総供給は総需要に応じて(短期においては)数量調整により決定されるというのが有効需要の原理であり、45度線分析はそれを端的に表している。

参考文献 編集
^ a b Rhona C. Free (2010), 21st Century Economics: A Reference Handbook, Volume 1, SAGE, p. 326
^ a b c d Andrew Gillespie (2001), Advanced Economics Through Diagrams, Oxford University Press, p. 85
^ a b Mark Hayes (2008). The Economics of Keynes: A New Guide to the General Theory. Edward Elgar Publishing. p. 74.
^ a b Nicoli Nattrass and G. Visakh Varma (2014). Macroeconomics Simplified: Understanding Keynesian and Neoclassical Macroeconomic Systems. SAGE Publications India. p. 49.

9:26 午後  

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