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荘子
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[瓶から]注がれたものを捧げることの全体に、四者の単一性は宿りつづけている。
注がれたものを捧げることの全体が、そもそも捧げることの全体であるのは 、それが 、
大地と天空、神的なものどもと死すべきものどもを宿りつづけさせるかぎりにおいてである。
もっとも、宿りつづけさせるとは 、ここではもはや、眼前的なものがただ居すわっている、
といった意味ではない。宿りつづけさせるはたらきは、 出来事として本有化する(エルアイ
グネン) 。つまりこのはたらきは 、四者をそれらに固有な本性の光のうちへもたらすのである。
この固有な本性の単一性にもとづいて 、四者はたがいに契りを結んでいる 。
〔 『ブレーメン講演とフライブルク講演』一七頁 〕
大陸実在論の未来ハイデガ ーの四方界 グレアム・ハ ーマン 高野浩之 +飯盛元章訳
現代思想臨時増刊号2018/2より孫引き
該当論文、ブレーメン講演冒頭「物」(四方界関連)は講談社ハイデッガー人類の知的遺産に邦訳あり
《ハイデガ ーの 〈大地 、天空 、神的なものども 、死すべきものども 〉が 、
〈実在的オブジェクト 、実在的性質 、感覚的オブジェクト 、感覚的性質 〉から成る 「四方界 」と類似している》
オブジェクトへの道 グレアム ・ハ ーマン /飯盛元章訳 現代思想2018/1
大地 天空
神的 死
現実存在と本質?
不在と現前
存在と存在者
〈覆いをかけられた実在 〉 〈覆いをとられた実在 〉1919
実在的オブジェクト 実在的性質 〈世界そのもの(実在) 〉1919,1949
感覚的オブジェクト 感覚的性質 〈それとの遭遇(感覚) 〉1919,1949
「全体としての世界 」と 「特殊な存在者 」へ 1949
天
[性質]
神々 人間たち ←(感覚的)
[オブジェクト]
大地
↑
(実在的)
Quadruple Object, The || Zero Books || Book Info
http://www.zero-books.net/books/quadruple-object-the大陸実在論の未来ハイデガ ーの四方界グレアム ・ハ ーマン /高野浩之 +飯盛元章訳 現代思想臨時増刊号2018/2より孫引き
ところでわたしには 、若きハイデガ ーの四方界のほうが 〔後年のものよりも 〕優れているように思われる (たしかにその提示のされ方は地味であるかもしれないが ) 。
フッサールの関心Interesseとハイデガーの気遣いSorgeが分岐する
分析哲学と観念論が対立する
ただしハイデガーは唯物論的世界を巧妙に排除しつつも全体の再帰的
構造を提示しているからあらゆる党派的な差異を内包している
ハイデガーが未完の『存在と時間』でやろうとしたことは以下でだいたいわかる。
現象学の根本問題
カントと形而上学
1923/24 現象学的研究への入門 (*デカルト関連論考)
アリストテレスの現象学的解釈
ハイデガーは、カントの構想力を時間論で置き換え、アリストテレスへの円環を完成さ
せようとしたが、ハイデガーに内在する矛盾がそれを許さなかった。
『存在と時間』以降のハイデガーは解釈学だ。その技術論も含めて。
ただし偉大な解釈学だ。
『存在と時間』は以下の構造を持つ(文字ズレごめん)
____世界=内=存在____
| | |
世界 自己 内=存在 時間論
世界性 | | |
環境世界 | | 過去
場 道具全体性 開示性非本来性/ 了解 現在 瞬視
適所性 決意性本来性 良心 未来
| | 企投 |
| | | 存在、
|____気遣い、関心_____| 存在論 日常性
|____________| 時間性
Sorgeによって3つの要素が構造的に束ねられるから、
これを特権的に取り出すのは普通の読みとして正しい。
自分は#42のクーラの神話(主題的にゲーテのファウストへつながる)を最重要視している。
受動/能動(スピノザの用語と考えるといい)に関しては一度ハイデガー哲学を解体して
スピノザに対応させる必要があるということだろう。
ネグリが似たようなことをやっているし、ドゥルーズがその土台を作った。
デリダもハイデガーによるスピノザ排除について指摘しているが、自身がスピノザを排除した。
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