2018年メキシコ新大統領 ロペス・オブラドール(Andrés Manuel LópezObrador)
2018年メキシコ新大統領 ロペス・オブラドール(Andrés Manuel López Obrador)
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Mejores momentos del discurso de AMLO en San Lázaro
「新自由主義の偽善捨て去る」 メキシコで新大統領就任
2018年12月2日
メキシコで1日、アンドレスマヌエル・ロペスオブラドール氏(65)が新大統領に就任した。1時間半以上にわたる就任演説で「悲惨な歴史に終止符を打ち、新たなよりよい歴史を始めることを国民に約束する。新自由主義の偽善を捨て去る」などと述べた。任期は2024年までの6年間だが、2年半後に大統領職の継続を求めるかを問う国民投票をすると語った。
メキシコで1日、アンドレスマヌエル・ロペスオブラドール氏(65)が新大統領に就任した。1時間半以上にわたる就任演説で「悲惨な歴史に終止符を打ち、新たなよりよい歴史を始めることを国民に約束する。新自由主義の偽善を捨て去る」などと述べた。任期は2024年までの6年間だが、2年半後に大統領職の継続を求めるかを問う国民投票をすると語った。
アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(Andrés Manuel López Obrador, AMLO, (スペイン語発音: [anˌdɾes maˈnwel ˈlopes oβɾaˈðoɾ] (
音声ファイル)、1953年11月13日 - )は、メキシコの政治家。通称はイニシャルであるAMLO(アムロ)。中道左派または左翼政党民主革命党(PRD)に所属していたがオブラドールは2012年9月に離党し、2014年に新しい左派政党である国家再生運動(Morena)を立ち上げた。2015年の中間選挙で民主革命党は大敗し、かわって国家再生運動が躍進した[1]。国家再生運動は労働党及び社会結集党との政党連合ジュノス・ハレモス・ヒストリア(en)を立ち上げ、オブラドールを代表に2018年メキシコ大統領選挙で勝利し、2018年12月1日にオブラドールが同国大統領に就任した。

歩み
1953年にタバスコ州で生まれ、首都・メキシコシティのメキシコ国立自治大学(UNAM)卒業、1970年代に当時の支配政党制度的革命党(PRI)に入党し、1976年に詩人で上院議員のカルロス・ペリセールの選挙運動に参加したことから政界入りする。
タバスコ州の先住民チョンタルパ族の支援活動や首都メキシコ市の消費者教育の促進運動を経て、1988年にクアウテモク・カルデナス大統領候補の民主化運動に参加してPRIを離党し、国民民主戦線(FDN)からタバスコ州知事に立候補したが落選した。
1989年、FDNが民主革命党(PRD)に改名すると、タバスコ州委員長に就任、1996年には全国委員長に就任。2000年、メキシコシティ市長に当選し、以後中央政府のフォックス大統領と激しく対立するも、メキシコ市住民の圧倒的な支持を集める。
その他
- 大統領就任式には愛車のフォルクスワーゲン・ジェッタを使用した。
- 反腐敗をかかげ大統領専用機を売りに出した。
- 就任式直後には、大統領宮殿を一般開放した。
脚注
- ^ 馬場香織「メキシコ2015年中間選挙:左派再編と政党政治」、『ラテンアメリカレポート』第32巻第2号、2015年、 26-37頁。
- ^ “メキシコの制度的革命党が大統領選勝利を宣言、政権交代へ”. ロイター. (2012年7月2日) 2012年7月3日閲覧。
- ^ “メキシコ、与党と新興左派野党が大統領候補を指名”. ロイター. (2018年2月19日) 2018年4月5日閲覧。
- ^ “メキシコ大統領選、左派ロペス・オブラドール氏支持拡大=世論調査”. ロイター. (2018年4月2日)2018年4月5日閲覧。
- ^ “メキシコで左派大統領誕生へ 対立候補が敗北宣言”. BBC News. BBC. (2018年7月1日) 2018年7月2日閲覧。
- ^ “メキシコ新大統領就任、左派ロペスオブラドール氏 貧困・汚職対策など掲げる”. AFP通信. AFPBB. (2018年12月2日) 2018年12月3日閲覧。
外部リンク
- メキシコ大統領府 (スペイン語) (英語)
- 公式サイト(スペイン語)
3 Comments:
燃料盗難が多発するメキシコ「笑えない対策」 左派新大統領が過去の「慣行」にメス | 中南米 - 東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/260673 #東洋経済オンライン via @Toyokeizai
《国民からの高い支持を得て、70年あまり続いた右派政権に終止符を打ったアムロ氏は、メキシコが抱える闇の1つに切りこもうと意欲を見せている。》
燃料盗難が多発するメキシコ「笑えない対策」
左派新大統領が過去の「慣行」にメス
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白石 和幸 : 貿易コンサルタント
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2019/01/18 11:00
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報道によると、ペーニャ・ニエト前大統領の政権時まで燃料の盗難防止対策はほとんど取られていなかった。というのも、メキシコの政治はこの70年余り2大政党の国民行動党(PAN)と制度革命党(PRI)という右派によって政権が運営されて、この2大政党の議員がカルテルなどと癒着して資金の提供をこれまで受けてきたからとされる。
麻薬カルテルや小規模な犯罪組織以外に、一部企業経営者もそれに絡んでいる。たとえば、ケレタロ州のガソリンスタンドやカジノをチェーン展開しているハビエル・ロドリゲス・ボルヒオの場合、PEMEXから盗んだ燃料をタンクローリー車に詰めて隠していたことが警察当局の調べで明らかになっている。
パイプラインの随所に抜き出し口が!
それを自らが経営するガソリンスタンドで販売したり、闇で安価に密売して得た資金を元上院議員で、現州知事フランシスコ・ドミンゲス・セルビエンの選挙資金に充てていたこともわかったという。
一方、アムロ氏は左派系の新しい政党、国民再生運動(MORENA)の党首であり、同党の議員同様にカルテルなどとの癒着がない。だから、アムロ氏はあえてこの盗難にメスを入れることができたのである。問題は盗難防止への取り組みを急激にやりすぎたことから、ガソリンスタンドなどで燃料不足が発生していることだ。
アムロ氏は大統領に就任してすぐにこの問題に取り組み、12月20日から軍隊に連邦警察も加えた4000人規模の人員を、PEMEXが所有している精油所やパイプラインのターミナルなど58カ所に派遣して監視強化に乗り出した。
だが、カルテルと密接な関係にある地方自治体の警察はこの種の取り組みに参加しない。一方、軍隊の場合、一部がカルテルと癒着しているとはいえ、国家規模の犯罪の取り締まりには彼らの力を使わないわけにいかない。そこでアムロ氏は、軍部からの信頼を得るため、就任早々に軍隊幹部との会合を持ってきた。
ただし、軍隊などを主要スポットに派遣したからといって盗難をすべて取り締まれるわけではない。何しろ2018年10月までにパイプラインの途中で石油を抽出するための抜出し口が1万2581カ所も見つかっているというのである。すなわち、1日に42カ所の抜き出し口が誕生していた計算だ。抜き出し口が特に多いのは、タマウリパス州(1084カ所)やプエブラ州(1815カ所)など、カルテルが勢力を振るっている州である。
→次ページガソリンの盗み方を心得た熟練軍団
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コメント(12)
メキシコ大統領、G20首脳会議を欠席へ
中南米
2019/6/5 2:03
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【メキシコシティ=丸山修一】メキシコのロペスオブラドール大統領は4日の定例会見で、6月に大阪で開く20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席しないことを明らかにした。代理として、エブラルド外相、ウルスア財務公債相を派遣する。追加関税などを巡りトランプ米大統領と面会して直接協議する機会を失うことになる。
メキシコのロペスオブラドール大統領=ロイター
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メキシコのロペスオブラドール大統領=ロイター
ロペスオブラドール氏は選挙期間中から内政を重視し、外交や通商問題についてはほとんど発言をしていない。2018年12月の就任以来、外国の首脳訪問を受け入れているが、本人は一度も外遊していない。トランプ氏とも電話でのやりとりはあるが直接、会談はしていない。
メキシコは日本を含む40カ国以上と自由貿易協定を結ぶなど、これまで対外開放・民間重視の経済政策で安定的な成長を続けてきた。歴代の大統領も積極的に外遊し、貿易や投資の拡大に貢献してきた。
左派のロペスオブラドール氏は従来の経済政策が格差や不正を生んだとして批判している。経済政策も政府の関与を強めているほか、貿易拡大よりも、国内での自給自足を理想としている。外交面でも混乱状態の南米ベネズエラに対して中立の立場をとり、他国に干渉しないとの立場を取っている。
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