土曜日, 1月 19, 2019

ロバート・パットナム(英: Robert David Putnam、1940-)

ロバート・パットナムRobert David Putnam,1940~)




ネットワークが人的資本を繋ぐ

哲学する民主主義 2001^1993
MAKING DEMOCRACY WORK

#2-34頁:
モンテスキューの省察によると、政体が新たに誕生するときには、指導者が制度を作り出すが、その後は制度が指
導者を形作る。制度変更と政治エリートの相互作用は、イタリアにおける州の実験という物語の重要な一部をなして
いる。

#5-192頁:

市民的関与 社会経済的発展 1900年代
  ↓   ↘︎   :
市民的関与 社会経済的発展 1970年代
   ↘︎     
   制度パフォーマンス  1980年代

《要約すれば、経済は市民的伝統を予測しないが、市民的伝統は経済を予測する。》

#6-200頁:
集合行為のジレンマ

 一八世紀スコットランドの哲学者、デイヴィッド·ヒュームは、合理的な公共精神を混乱させる根元的なジレンマ
を分かりやすい比喩を使って巧みに説明している。


《 隣家の小麦は今日稔るし、自家の小麦は明日稔ろう。それゆえ、今日は隣家とともに働いて、明日は隣家が私を
援ければ、双方に利得があろう。[しかし、]私は隣家に何らの好意も持たない。また、隣家が私に対しても同様
に好意を持たないと知っている。それゆえ、私は隣家のために骨を折ろうとは思わない。また、もし返礼を期待
して、私自身のために隣家に協力して働けば、 私は失望すると知っている。言い換えれば、隣家の感恩に依存し
ても無駄であると知っている。それゆえ、今の場合、私は隣家が自分だけで働くままにして置く。隣家も私に同
様な取扱いをする。刈入れの時期は移る。そして、私も隣家も、相互の信頼と保証とを欠くため収穫を失う。》*




 相互利益のために協力しないことは、無知あるいは非合理性の証拠とは必ずしもならない。ゲーム理論の専門家は、
様々な装いでこの根本的な窮境を研究してきた。

 ・共有地の悲劇では、どの牧夫も、他人の家畜が草を喰むことを制限できない。もし牧夫が共有の牧草地の自分の
飼育権を制限すれば、損をするのは彼だけである。だが、自分一人くらいと思って行う過放牧は、牧夫全員の暮
らしが依存する共有資源を消尽することになる。

 ・公共財(例えば新鮮な空気、安全な街区)は、皆がその供給への貢献度とは無関係に誰でも享受できる。その結果、
通常は、皆がその公共財の提供に寄与しようとする誘因を失い、結果として生み出されるものは無に近く、最終
的には全員が損をすることになる。

David Hume(1740)I Book 3,Part 2,Section 5[大槻春彦訳『人性論(四)』岩波文庫,1952年,107頁]

以下でも引用、










The Economics of Rights, Co-operation, and Welfare, Robert ...

 
(Adobe PDF)

www.cambridge.org/.../div-class-title-target-target-span-...
The Economics of Rights, Co-operation, and Welfare, ROBERT SUGDEN. Oxford : Basil Blackwell, 1986, vii + 191 pages. ... as a mode

rn elaboration and extension of David Hume's discussion of.

慣習と秩序の経済学 : 進化ゲーム理論アプローチ / ロバート・サグデン著 ; 友野典男訳


データ種別 図書
出版者 東京 : 日本評論社
出版年 2008.11


ヒューム『人性論』
http://nam-students.blogspot.com/2014/11/blog-post_23.html
http://www.gutenberg.org/files/4705/4705-h/4705-h.htm
http://www.gutenberg.org/files/4705/4705-h/4705-h.htm#link2H_4_0092

SECT. V OF THE OBLIGATION OF PROMISES

Your corn is ripe to-day; mine will be so tomorrow. It is profitable for us both, that I should labour with you to-day, and that you should aid me to-morrow. I have no kindness for you, and know you have as little for me. I will not, therefore, take any pains upon your account; and should I labour with you upon my own account, in expectation of a return, I know I should be disappointed, and that I should in vain depend upon your gratitude. Here then I leave you to labour alone: You treat me in the same manner. The seasons change; and both of us lose our harvests for want of mutual confidence and security.




哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造 (叢書「世界認識の最前線」) 単行本 – 2001/3/1
ロバート・D. パットナム (著), Robert D. Putnam (原著), 河田 潤一 (翻訳)
5つ星のうち 4.0 4件のカスタマーレビュー
その他()の形式およびエディションを表示する

本書は、イタリアにおける州の研究を通じて、イタリア人の市民生活に関する根本的な疑問のいくつかを検討する。具体的にはイタリアの地方政府の公共政策におけるパフォーマンスを比較分析することで、高い地域にはそれなりの伝統、つまり市民的政治文化があり、結局のところそれがパフォーマンスを上げているとの結論にたどりつく。パフォーマンスの高い地域とされた、中部イタリアには数百年に及んだ共和政の伝統があった。北部イタリアはフランスやオーストリアの勢力に翻弄されることが多く、共同体主義が発達しなかったし、ローマ以南の地域では何世紀にもわたる征服王朝による封建的土地所有が地域社会の基礎にあったため、その根本に不信があるという。著者は、共同体主義の伝統がない地域では政治の改革は深まらないと指摘する。

内容(「MARC」データベースより)
かつて「欧州の病人」と揶揄されたイタリアが、果敢に挑んだ地方政治の改革はいかに実現したのか。イタリアにおける州の研究を通じて、制度パフォーマンスと市民共同体の関連を検討していく。


5つ星のうち4.0「ソーシャルキャピタル」研究の口火
2005年7月25日
形式: 単行本
本書は、イタリアの州制度改革の研究を通じて、社会における信頼(Trust)の在り方の格差がなぜ生じるのか、を明らかにしたものであるる。いわゆる「ソーシャルキャピタル」概念を明確に提示した最初の研究である。パットナムの20年近くに及ぶイタリアでの研究が本書に凝縮されている。しばしば指摘される批判として、数字の取り扱いや、変数の恣意的操作などがあるが、実証的に「ソーシャルキャピタル」の存在と、その役割を明らかにした功績は大きい。その後の研究として、パットナムは「一人でボウリングをする(Bowling alone)」なども著しており、こちらも多大な影響を与えた。併せて読めば、彼の議論の意義と問題点を同時に把握でき、今日の社会学が問題としている「ソーシャルキャピタル」論を深く理解できるだろう。
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ロバート・パットナム
ロバート・パットナムRobert David Putnam1940年1月9日 - )は、アメリカ政治学者ハーバード大学ケネディスクール教授

経歴編集

ニューヨーク州ロチェスターで生まれ、オハイオ州で育つ。スワースモア大学およびオックスフォード大学で学び、1970年イェール大学より博士号取得。ミシガン大学教授を経て、1979年からハーバード大学で教鞭をとる。2001年から2002年にかけてアメリカ政治学会会長を務めた。2006年ヨハン・スクデ政治学賞を受賞。
アメリカにおける共同体の衰退を論じた Bowling Alone. は大きな反響を巻き起こした。ソーシャル・キャピタルの概念の提唱者でもある。

著書編集

単著編集

  • The Beliefs of Politicians: Ideology, Conflict, and Democracy in Britain and Italy, (Yale University Press, 1973).
  • The Comparative Study of Political Elites, (Prentice-Hall, 1976).
  • Making Democracy Work: Civic Traditions in Modern Italy, (Princeton University Press, 1993).
河田潤一訳『哲学する民主主義――伝統と改革の市民的構造』(NTT出版, 2001年)
  • Bowling Alone: the Collapse and Revival of American Community, (Simon & Schuster, 2000).
柴内康文訳『孤独なボウリング――米国コミュニティの崩壊と再生』(柏書房, 2006年)

共著編集

  • Bureaucrats and Politicians in Western Democracies, with Joel D. Aberbach and Bert A. Rockman, (Harvard University Press, 1981).
  • Hanging Together: the Seven-power Summits, with Nicholas Bayne, (Harvard University Press, 1984).
山田進一訳『サミット――「先進国首脳会議」』(TBSブリタニカ, 1986年)
  • Better Together: Restoring the American Community, with Lewis M. Feldstein and Don Cohen, (Simon & Schuster, 2003).

編著編集

  • Democracies in Flux: the Evolution of Social Capital in Contemporary Society, (Oxford University Press, 2002).
猪口孝訳『流動化する民主主義――先進8ヵ国におけるソーシャル・キャピタル』(ミネルヴァ書房, 2013年)

共編著編集

  • Disaffected Democracies: What's Troubling the Trilateral Countries?, co-edited with Susan J. Pharr, (Princeton University Press, 2000).
  • Double-edged Diplomacy: International Bargaining and Domestic Politics, co-edited with Peter B. Evans and Harold K. Jacobson, (University of California Press, 1993).

関連項目編集



タイトル  哲学する民主主義 伝統と改革の市民的構造
叢書名   叢書「世界認識の最前線」  ≪再検索≫
著者名等  ロバート・D.パットナム/著  ≪再検索≫
著者名等  河田潤一/訳  ≪再検索≫
出版者   NTT出版
出版年   2001.03
大きさ等  22cm 318p
注記    Making democracy work.
NDC分類 318.937
件名    地方行政-イタリア  ≪再検索≫
件名    州行政  ≪再検索≫
要旨    本書は、イタリアにおける州の研究を通じて、イタリア人の市民生活に関する根本的な疑
問のいくつかを検討する。具体的にはイタリアの地方政府の公共政策におけるパフォーマ
ンスを比較分析することで、高い地域にはそれなりの伝統、つまり市民的政治文化があり
、結局のところそれがパフォーマンスを上げているとの結論にたどりつく。パフォーマン
スの高い地域とされた、中部イタリアには数百年に及んだ共和政の伝統があった。北部イ
タリアはフランスやオーストリアの勢力に翻弄されることが多く、共同体主義が発達しな
かったし、ローマ以南の地域では何世紀にもわたる征服王朝による封建的土地所有が地域
社会の基礎にあったため、その根本に不信があるという。著者は、共同体主義の伝統がな
い地域では政治の改革は深まらないと指摘する。
目次    第1章 はじめに―制度パフォーマンスの研究;第2章 ルールの変更―制度発展の二〇
年;第3章 制度パフォーマンスを測定する;第4章 制度パフォーマンスを説明する;
第5章 市民共同体の起源を探る;第6章 社会資本と制度の成功;補遺A 調査方法;
補遺B 州会議員の態度変化に関する統計的証拠;補遺C 制度パフォーマンス(197
8‐85年);補遺D 散布図で用いた州の略記;補遺E 地方政府パフォーマンス(1
982‐86年)および州政府パフォーマンス(1978‐85年);補遺F 市民的関
与の伝統(1860‐1920年)
内容    索引あり
ISBN等 4-7571-4024-X
孤独なボウリング 米国コミュニティの崩壊と再生
著者名等  ロバート・D.パットナム/著  ≪再検索≫
著者名等  柴内康文/訳  ≪再検索≫
著者等紹介 【パットナム】1941年ニューヨーク州生まれ。ミシガン大学を経て、現在ハーバード
大学教授。この間ハーバード大学ケネディ行政大学院学長、米国政治学会会長等を歴任し
た。比較政治学、国際関係を始め広範な領域で多数の編著書、論文を発表。
著者等紹介 【柴内】1970年千葉市生まれ。94年東京大学文学部卒。99年東京大学大学院人文
社会系研究科博士課程単位取得。現在同志社大学社会学部助教授。専門はメディア論・コ
ミュニケーション論。
出版者   柏書房
出版年   2006.4
大きさ等  22cm 689p
注記    Bowling alone./の翻訳
NDC分類 361.7
件名    地域社会-アメリカ合衆国  ≪再検索≫
要旨    つよいアメリカを支えた市民的つながりの減少は、いつ・どこで・なぜ起こったのか?様
々な人と人のつながり=社会関係資本が、幸福な暮らしと健全な民主主義にとっていかに
重要かを膨大な調査データから立証した全米ベストセラー。
目次    第1部 序論(米国における社会変化の考察);第2部 市民参加と社会関係資本におけ
る変化(政治参加;市民参加 ほか);第3部 なぜ?(時間と金銭面のプレッシャー;
移動性とスプロール ほか);第4部 それで?(教育と児童福祉;安全で生産的な近隣
地域 ほか);第5部 何がなされるべきか?(歴史からの教訓―金ぴか時代と革新主義
時代;社会関係資本主義者の課題に向けて)
内容    強いアメリカを支えた市民的つながりの減少は、いつ・どこで・なぜ起こったのか。様々
な人と人のつながり=「社会関係資本」が、幸福な暮らしと健全な民主主義にとっていか
に重要かを明らかにした全米ベストセラー。
ISBN等  4-7601-2903-0
6:02 午前  

われらの子ども 米国における機会格差の拡大
著者名等  ロバート・D・パットナム/著  ≪再検索≫
著者名等  柴内康文/訳  ≪再検索≫
著者等紹介 【ロバート・D・パットナム】1941年米国ニューヨーク州ロチェスター生まれ。19
70年にイェール大学で学位取得。ミシガン大学を経て、現在ハーバード大学教授。この
間ハーバード大学ケネディ行政大学院学長、米国政治学会会長等を歴任、またヨハン・ス
クデ政治学賞や米国人文科学メダルを受賞した。既刊の邦訳書として『哲学する民主主義
』(NTT出版、2001年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲
載されていたものです)
著者等紹介 【柴内康文】1970年千葉市生まれ。1994年東京大学文学部卒、1999年東京大
学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得。同志社大学社会学部准教授を経て、現在東
京経済大学教授。専門はメディア論、コミュニケーション論。著書に『デジタル情報社会
の未来(岩波講座現代第9巻)』(岩波書店、2016年、共著)などがある。(本デー
タはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版者   創元社
出版年   2017.3
大きさ等  22cm 381p
注記    原タイトル:OUR KIDS
NDC分類 361.8
件名    社会的移動  ≪再検索≫
件名    階級-アメリカ合衆国  ≪再検索≫
件名    平等  ≪再検索≫
件名    貧困-アメリカ合衆国  ≪再検索≫
要旨    “夢なき社会”を生んだ米国の貧困を、子どもの物語と社会調査で活写した、全米ベスト
セラー!!
目次    第1章 アメリカンドリーム―その神話と現実;第2章 家族;第3章 育児;第4章 
学校教育;第5章 コミュニティ;第6章 何をすべきか
内容    子どもたちにはもう、平等な成功のチャンスはない。「夢なき社会」を生んだ米国の貧困
を活写。世代・人種・社会階層の異なる市民へのインタビューと、緻密な統計分析を通し
て、成功の機会格差の固定化を実証し、未来の世代への警鐘を鳴らす。
6:02 午前  

流動化する民主主義 先進8カ国におけるソーシャル・キャピタル
著者名等  ロバート・D.パットナム/編著  ≪再検索≫
著者名等  猪口孝/訳  ≪再検索≫
著者等紹介 【パットナム】1941年生まれ。ハーバード大学公共政策教授。市民的関与のサグアロ
・セミナーの創設者。
著者等紹介 【猪口】1944年生まれ。東京大学名誉教授。上智大学、東京大学、中央大学で教鞭を
執る。そのほかにも世界中の多くの大学で客員教授を務め、95~97年国連大学本部で
上級副学長として勤務する傍ら、国連事務次長補を務める。2009年より新潟県立大学
学長。
出版者   ミネルヴァ書房
出版年   2013.7
大きさ等  22cm 443,8p
注記    Democracies in flux.の翻訳
NDC分類 361.3
件名    ソーシャルキャピタル  ≪再検索≫
要旨    過去五〇年間に市民社会の性格はどのように変化したのか、またその要因は何か。本書で
は、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、オーストラリア
、日本という八カ国を取り上げ、現代の脱工業化社会において社会関係資本がどう変化し
つつあるのかを論じる。第二次世界大戦終結後から二〇世紀末までの期間にわたる、初の
定量的・定性的な検証の成果。
目次    序章 社会関係資本とは何か;第1章 イギリス―政府の役割と社会関係資本の分配;第
2章 アメリカ合衆国―特権を持つ者と周辺化される者の橋渡し?;第3章 アメリカ合
衆国―会員組織から提唱集団へ;第4章 フランス―新旧の市民的・社会的結束;第5章
 ドイツ―社会関係資本の衰退?;第6章 スペイン―内戦から市民社会へ;第7章 ス
ウェーデン―社会民主主義国家における社会関係資本;第8章 オーストラリア―幸運な
国をつくる;第9章 日本―社会関係資本の基盤拡充;終章 拡大する不平等
内容    過去50年間に市民社会の性格はどのように変化したのか、またその要因は何か。アメリ
カ、ヨーロッパ、オーストラリア、そして日本など、先進各国の市民社会を比較検証する
、待望の成果。
内容    内容: 社会関係資本とは何か / ロバート・D.パットナム, クリスティン・A.
ゴス著 イギリス / ピーター・A.ホール著 アメリカ合衆国-特権を持つ者と周辺
化される者の橋渡し? / ロバート・ウスナウ著 アメリカ合衆国-会員組織から提唱
集団へ / シーダ・スコッチポル著 フランス / ジャン=ピエール・ウォルム著 
ドイツ / クラウス・オッフェ, ズザンネ・フュックス著 スペイン / ヴィクト
ル・ペレス=ディアス著 スウェーデン / ボー・ロートシュタイン著 オーストラリ
ア / イヴァ・コックス著 日本 / 猪口孝著 拡大する不平等 / ロバート・D
.パットナム著
6:02 午前  
said...
サミット「先進国首脳会議」
著者名等  ロバート・D.パットナム,ニコラス・ベイン/著  ≪再検索≫
著者名等  山田進一/訳  ≪再検索≫
出版者   TBSブリタニカ
出版年   1986.4
大きさ等  20cm 337p
注記    Hanging together:the seven-power summits
./の翻訳
NDC分類 333.66
件名    国際経済  ≪再検索≫
件名    国際会議  ≪再検索≫
件名    国際政治-歴史-1965~  ≪再検索≫
目次    第1章 サミット登場の歴史的背景;第2章 サミットの原点―「ヘルシンキ合意」;第
3章 景気回復期のサミット ランブイエ(1975年) プエルトリコ(1976年)
;第4章 制度となったサミット;第5章 3極国際主義の功罪 ロンドン1(1977
年) ボン1(1978年);第6章 サミットの方向転換;第7章 エネルギー危機下
のサミット 東京(1979年) ベネチア(1980年);第8章 米仏激突のサミッ
ト オタワ(1981年) ベルサイユ(1982年);第9章 新保守主義の昂揚 ウ
ィリアムズバーグ(1983年) ロンドン2(1984年);第10章 逸した再活性
化のチャンス ボン2(1985年);第11章 サミットのもたらしたもの;第12章
 将来への提言―新たな展開を求めて
ISBN等  4-484-86106-2

7 Comments:

Blogger yoji said...

慣習と秩序の経済学 進化ゲーム理論アプローチ
著者名等 
ロバート・サグデン/著  ≪再検索≫
著者名等 
友野典男/訳  ≪再検索≫
著者等紹介
【サグデン】1949年イギリス生まれ。ヨーク大学卒。
著者等紹介
【友野】1954年埼玉県生まれ。早稲田大学商学部卒、同大学院経済学研究科博士後期課程退学。96~98年イースト・アングリア大学客員研究員。現在、明治大学情報コミュニケーション学部教授。専攻:行動経済学、ミクロ経済学。
出版者  
日本評論社
出版年  
2008.11
大きさ等 
22cm 292p
注記   
The economics of rights,co-operation and welfare.2nd ed./の翻訳
NDC分類
331.19
件名   
ゲーム理論  ≪再検索≫
要旨   
秩序が自然発生する?慣習が道徳になる?経済学に初めて進化ゲーム理論を持ち込んだロバート・サグデン氏の基本書。
目次   
自然発生的秩序;ゲーム;調整;所有;占有;互酬性;フリーライダー;自然法;権利・協力・厚生;終章1―進化と突出性;終章2―慣習から道徳へ
内容   
秩序が自然発生する。慣習が道徳になる。経済学に初めて進化ゲーム理論を持ち込んだローバート・サグデンの基本書、待望の翻訳。最近の行動経済学に関連するテーマについても論じる。
ISBN等
4-535-55475-7
ISBN等
978-4-535-55475-7
書誌番号 
3-0208080882

11:07 午前  
Blogger yoji said...

慣習と規範の経済学―ゲーム理論からのメッセージ Kindle版 ^2002
松井 彰彦 (著)
5つ星のうち 3.7 5件のカスタマーレビュー
その他(3)の形式およびエディションを表示する
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

国際的に高評価の若手学者が、従来の経済学では重視されなかった慣習と規範の役割をゲーム理論で分析。経済学の新しい可能性を切り開く、将来名著となるべき一冊。
【主な内容】
第1章 序論
第1部 合理性と慣習
第2章 くり返しゲームとフォーク定理
第3章 結託の経済効果(1)自由参入と結託
第4章 結託の経済効果(2)大規模装置産業と競争促進的カルテル
第5章 価格競争と慣習
第6章 企業の目的

第2部 進化・社会ゲームの理論
第7章 ナッシュ均衡の解釈
第8章 進化論的安定戦略と動学
第9章 社会とコミュニケーション
第10章 異文化との接触
第11章 グローバリゼーションと均衡選択
第12章 通貨危機と合理的パニック
第13章 合理化可能予見動学

第3部 演繹から帰納へ
第14章 意思決定理論
第15章 くり返しゲームと満足化理論
第16章 合理的差別
第17章 帰納論的ゲーム理論--差別と偏見



5つ星のうち2.0教科書、あるいは平易な解説書にとどまる。
2004年1月22日
形式: 単行本
著者は日本を代表する(世界で活躍できる)経済学者です。
ですから一般の書評では、あまりネガティブなことがいわれませんが、
本書についてはっきりいえば、教科書の域を出ません。
第1部はミクロ経済学の教科書の焼き直し、第2部も
10年ほど前にアメリカで流行した進化ゲーム論の基礎を
解説しただけで、特に付加価値はないと思います
(13章は著者独自の貢献になるかもしれません)。
よくまとまってはいますが、決して「最先端の研究」ではないです。
第3部では、やや新しい議論がなされているようですが、
差別を扱った16-17章にいたっては多くの読者が著者の見識を
疑うでしょう。「Becker流」の議論に違和感は覚えない私でも、
著者の見解は事の本質を完全に見過っているように思いました。
こうしたモデルで差別を経済学的に考察したというと、他の
社会科学系の学問との交流を難しくしてしまわないかと
危惧します。
「慣習」を経済学的に考察する以上、本書が人文科学系の学問を意識
せざるをえないのはわかります。実際、そのことを著者は自覚している
ようで、本書には古典からの引用や格言がちりばめられています
(たとえば冒頭第1頁には14ptの大文字で「慣習こそ万象の王」
とヘロドトスを引いています)。しかし、そういった中途半端な気遣いが
かえって著者の力量不足を露呈しています。ニーチェ、漱石や
プラトンなどからの引用がみな「教科書的」であり、引用者の
教養の浅さを感じさせてしまいました(あまり本を読まない
経済学院生にとってはそうした引用は新鮮で魅力かもしれませんが)。
むしろ著者の強みを生かし、謙虚に数理モデルの展開に徹したほうが
ずっと本書の品位は上がったでしょう。
なお、本書は日経経済図書文化賞を受賞(2003年)。
経済学者としては、重要な通過点のひとつです。
平易な解説書として必要ならば、買い求めても損はないと思います。
もっと少なく読む


5つ星のうち4.0難解すぎる良書
2004年11月17日
形式: 単行本Amazonで購入
1)最先端: どのあたりから最先端と呼ぶか、分野などによっても違うだろうが、2000年以降の論文もふんだんに引用されている本書は特に単なる紹介記事などでない科学的日本語文献では最先端を走っている。それは、説明の都合上、最先端でない部分も紹介するのは、「本」というメディアでこれほど広範囲のことをしっかり深く扱う場合は当然。

2)オリジナル: 章立ての最低半分くらいはオリジナルの仕事が絡んでいる。これほどオリジナルばかりを、これだけ広範囲のテーマに集めた日本語の本はまずない。

3)エッセー: 確かにエッセー風だけど、はっきり言って、全部スコープさえ合えば、一流経済学ジャーナルに載るレベルの高度な仕事です。また、確かに1)と絡み、標準的なことも紹介されていけど、それは本書の主張を表現する言語の一部の紹介。学術論文だってpreliminary はあります。

というわけで、本書はよほどちゃんと読まないと咀嚼できない。
理想的な読者層はほぼ次の3つ:
1)同業者で松井の思考の流れに共感したい人、
2)大学院の輪講ゼミみたいに完璧に読み込む、
3)経済学や社会科学の本流に批判的にアタックしたい初学者で、かつ自分の知性を超えるものを安易には拒否しない素直な人

なので、賞をとったことによって、一般読者の眼に触れるのは、必ずしも良いとは思わない。ずっと昔、ニュートンのプリンキピアを金持ちがマスコットのように所有していたように持つのは良いと思うけど。

11:12 午前  
Blogger yoji said...

ネットワークが人的資本を繋ぐ

哲学つる民主主義 2001^1993
MAKING DEMOCRACY WORK

#2-34頁:
モンテスキューの省察によると、政体が新たに誕生するときには、指導者が制度を作り出すが、その後は制度が指
導者を形作る。制度変更と政治エリートの相互作用は、イタリアにおける州の実験という物語の重要な一部をなして
いる。

#5-192頁:
市民的関与 社会経済的発展
  ↓   ↘︎   :
市民的関与 社会経済的発展
   ↘︎     
   制度パフォーマンス

#6-200頁:
集合行為のジレンマ

 一八世紀スコットランドの哲学者、デイヴィッド·ヒュームは、合理的な公共精神を混乱させる根元的なジレンマ
を分かりやすい比喩を使って巧みに説明している。

《 隣家の小麦は今日稔るし、自家の小麦は明日稔ろう。それゆえ、今日は隣家とともに働いて、明日は隣家が私を
援ければ、双方に利得があろう。[しかし、]私は隣家に何らの好意も持たない。また、隣家が私に対しても同様
に好意を持たないと知っている。それゆえ、私は隣家のために骨を折ろうとは思わない。また、もし返礼を期待
して、私自身のために隣家に協力して働けば、 私は失望すると知っている。言い換えれば、隣家の感恩に依存し
ても無駄であると知っている。それゆえ、今の場合、私は隣家が自分だけで働くままにして置く。隣家も私に同
様な取扱いをする。刈入れの時期は移る。そして、私も隣家も、相互の信頼と保証とを欠くため収穫を失う。》*

 相互利益のために協力しないことは、無知あるいは非合理性の証拠とは必ずしもならない。ゲーム理論の専門家は、
様々な装いでこの根本的な窮境を研究してきた。

 ・共有地の悲劇では、どの牧夫も、他人の家畜が草を喰むことを制限できない。もし牧夫が共有の牧草地の自分の
飼育権を制限すれば、損をするのは彼だけである。だが、自分一人くらいと思って行う過放牧は、牧夫全員の暮
らしが依存する共有資源を消尽することになる。

 ・公共財(例えば新鮮な空気、安全な街区)は、皆がその供給への貢献度とは無関係に誰でも享受できる。その結果、
通常は、皆がその公共財の提供に寄与しようとする誘因を失い、結果として生み出されるものは無に近く、最終
的には全員が損をすることになる。


David Hume(1740)I Book 3,Part 2,Section 5[大槻春彦訳『人性論(四)』岩波文庫,1952年,107頁]
以下でも引用、
THE ECONOMICS OF RIGHTS, CO-OPERATION, AND WELFARE, ROBERT ... (Adobe PDF)
www.cambridge.org/.../div-class-title-target-target-span-...
The Economics of Rights, Co-operation, and Welfare, ROBERT SUGDEN. Oxford : Basil Blackwell, 1986, vii + 191 pages. ... as a mode
rn elaboration and extension of David Hume's discussion of.

慣習と秩序の経済学 : 進化ゲーム理論アプローチ / ロバート・サグデン著 ; 友野典男訳

データ種別 図書
出版者 東京 : 日本評論社
出版年 2008.11

11:22 午前  
Blogger yoji said...


慣習と秩序の経済学 : 進化ゲーム理論アプローチ / ロバート・サグデン著 ; 友野典男訳

目次だけ見ると退屈なゲーム理論の本だが
パットナムが触れたようにヒュームの引用が多く(特に5章、もしくは6章6.2-131ページ)
ヒュームの研究者は必携だ

「自分の知的ヒーローはデヴィッド・ヒュームだと思う。」vii

カントの言う懐疑論はゲーム理論のことだった

ただ一対一対応をヒュームは重視したので不可知論ではない
ここをサグデンは見ていない

サグデンはヒュームの入門書を書くべきだった
もしくは本書の題名をヒューム人性論入門(洗練された『人間知性研究』ではない)にすればよかった

旧約聖書を例にとったブラムスの本より出来がいい

8:10 午後

10:51 午後  
Blogger yoji said...

帰納と演繹は同じことを別の方向から述べているに過ぎない
ヒュームの人性論に唐突にスピノザが出てくるのはそう言うことだ
アインシュタインはヒュームに影響を受けつつスピノザの神を信じた
決定論の最大の課題は正確な測量ができないと言うことだ
これはアインシュタインが量子力学との論争で課題となった部分だ
それ自体相対性理論ではあるのだが

資本と国家は一対一対応している
だが国家は資本に追いつかないし
資本は国家に肝心な部分を頼る

マルクスの経済決定論は愚かだ
肝心なところで政治的になるから
スピノザの精神と身体が国家と資本に対応する
この対応を見るのが決定論である
一方を捨象することは決定論を不可能にさせるだけだ

5:14 午前  
Blogger yoji said...

帰納と演繹は同じことを別の方向から述べているに過ぎない
ヒュームの人性論に唐突にスピノザが出てくるのはそうした理由がある
アインシュタインはヒュームに影響を受けつつスピノザの神を信じた
決定論の最大の課題は正確な測量ができないということだ
これはアインシュタインが量子力学との論争で課題となった部分だ
それ自体相対性理論ではあるのだが

資本と国家は一対一対応している
だが国家は資本に追いつかないし
資本は国家に肝心な部分を頼る

マルクスの経済決定論は愚かだ
肝心なところで政治的になるから
スピノザの精神と身体が国家と資本に対応する
この対応を見るのが決定論である
一方を捨象することは決定論を無効にさせる

5:16 午前  
Blogger yoji said...




ヒューム

異る国家間の交わりは有利であるし、時には必要でさえあるが、しかも 個人間の交わりほど必要でもなく、有利でもない。個人間に於てこそ、交わりがなければ人間の存立がそもそも不可能なのである。

人性論#4-176
3:2:11
マッキー倫理学266で引用

2:34 午前  

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