David Hume(1740)I Book 3,Part 2,Section 5[大槻春彦訳『人性論(四)』岩波文庫,1952年,107頁]
以下でも引用、
www.cambridge.org/.../div-class-title-target-target-span-...
The Economics of Rights, Co-operation, and Welfare, ROBERT SUGDEN. Oxford : Basil Blackwell, 1986, vii + 191 pages. ... as a mode
rn elaboration and extension of David Hume's discussion of.
慣習と秩序の経済学 : 進化ゲーム理論アプローチ / ロバート・サグデン著 ; 友野典男訳
データ種別 図書
出版者 東京 : 日本評論社
出版年 2008.11
ヒューム『人性論』
http://nam-students.blogspot.com/2014/11/blog-post_23.html
http://www.gutenberg.org/files/4705/4705-h/4705-h.htm
http://www.gutenberg.org/files/4705/4705-h/4705-h.htm#link2H_4_0092
SECT. V OF THE OBLIGATION OF PROMISES
…
Your corn is ripe to-day; mine will be so tomorrow. It is profitable for us both, that I should labour with you to-day, and that you should aid me to-morrow. I have no kindness for you, and know you have as little for me. I will not, therefore, take any pains upon your account; and should I labour with you upon my own account, in expectation of a return, I know I should be disappointed, and that I should in vain depend upon your gratitude. Here then I leave you to labour alone: You treat me in the same manner. The seasons change; and both of us lose our harvests for want of mutual confidence and security.
7 Comments:
慣習と秩序の経済学 進化ゲーム理論アプローチ
著者名等
ロバート・サグデン/著 ≪再検索≫
著者名等
友野典男/訳 ≪再検索≫
著者等紹介
【サグデン】1949年イギリス生まれ。ヨーク大学卒。
著者等紹介
【友野】1954年埼玉県生まれ。早稲田大学商学部卒、同大学院経済学研究科博士後期課程退学。96~98年イースト・アングリア大学客員研究員。現在、明治大学情報コミュニケーション学部教授。専攻:行動経済学、ミクロ経済学。
出版者
日本評論社
出版年
2008.11
大きさ等
22cm 292p
注記
The economics of rights,co-operation and welfare.2nd ed./の翻訳
NDC分類
331.19
件名
ゲーム理論 ≪再検索≫
要旨
秩序が自然発生する?慣習が道徳になる?経済学に初めて進化ゲーム理論を持ち込んだロバート・サグデン氏の基本書。
目次
自然発生的秩序;ゲーム;調整;所有;占有;互酬性;フリーライダー;自然法;権利・協力・厚生;終章1―進化と突出性;終章2―慣習から道徳へ
内容
秩序が自然発生する。慣習が道徳になる。経済学に初めて進化ゲーム理論を持ち込んだローバート・サグデンの基本書、待望の翻訳。最近の行動経済学に関連するテーマについても論じる。
ISBN等
4-535-55475-7
ISBN等
978-4-535-55475-7
書誌番号
3-0208080882
慣習と規範の経済学―ゲーム理論からのメッセージ Kindle版 ^2002
松井 彰彦 (著)
5つ星のうち 3.7 5件のカスタマーレビュー
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国際的に高評価の若手学者が、従来の経済学では重視されなかった慣習と規範の役割をゲーム理論で分析。経済学の新しい可能性を切り開く、将来名著となるべき一冊。
【主な内容】
第1章 序論
第1部 合理性と慣習
第2章 くり返しゲームとフォーク定理
第3章 結託の経済効果(1)自由参入と結託
第4章 結託の経済効果(2)大規模装置産業と競争促進的カルテル
第5章 価格競争と慣習
第6章 企業の目的
第2部 進化・社会ゲームの理論
第7章 ナッシュ均衡の解釈
第8章 進化論的安定戦略と動学
第9章 社会とコミュニケーション
第10章 異文化との接触
第11章 グローバリゼーションと均衡選択
第12章 通貨危機と合理的パニック
第13章 合理化可能予見動学
第3部 演繹から帰納へ
第14章 意思決定理論
第15章 くり返しゲームと満足化理論
第16章 合理的差別
第17章 帰納論的ゲーム理論--差別と偏見
5つ星のうち2.0教科書、あるいは平易な解説書にとどまる。
2004年1月22日
形式: 単行本
著者は日本を代表する(世界で活躍できる)経済学者です。
ですから一般の書評では、あまりネガティブなことがいわれませんが、
本書についてはっきりいえば、教科書の域を出ません。
第1部はミクロ経済学の教科書の焼き直し、第2部も
10年ほど前にアメリカで流行した進化ゲーム論の基礎を
解説しただけで、特に付加価値はないと思います
(13章は著者独自の貢献になるかもしれません)。
よくまとまってはいますが、決して「最先端の研究」ではないです。
第3部では、やや新しい議論がなされているようですが、
差別を扱った16-17章にいたっては多くの読者が著者の見識を
疑うでしょう。「Becker流」の議論に違和感は覚えない私でも、
著者の見解は事の本質を完全に見過っているように思いました。
こうしたモデルで差別を経済学的に考察したというと、他の
社会科学系の学問との交流を難しくしてしまわないかと
危惧します。
「慣習」を経済学的に考察する以上、本書が人文科学系の学問を意識
せざるをえないのはわかります。実際、そのことを著者は自覚している
ようで、本書には古典からの引用や格言がちりばめられています
(たとえば冒頭第1頁には14ptの大文字で「慣習こそ万象の王」
とヘロドトスを引いています)。しかし、そういった中途半端な気遣いが
かえって著者の力量不足を露呈しています。ニーチェ、漱石や
プラトンなどからの引用がみな「教科書的」であり、引用者の
教養の浅さを感じさせてしまいました(あまり本を読まない
経済学院生にとってはそうした引用は新鮮で魅力かもしれませんが)。
むしろ著者の強みを生かし、謙虚に数理モデルの展開に徹したほうが
ずっと本書の品位は上がったでしょう。
なお、本書は日経経済図書文化賞を受賞(2003年)。
経済学者としては、重要な通過点のひとつです。
平易な解説書として必要ならば、買い求めても損はないと思います。
もっと少なく読む
5つ星のうち4.0難解すぎる良書
2004年11月17日
形式: 単行本Amazonで購入
1)最先端: どのあたりから最先端と呼ぶか、分野などによっても違うだろうが、2000年以降の論文もふんだんに引用されている本書は特に単なる紹介記事などでない科学的日本語文献では最先端を走っている。それは、説明の都合上、最先端でない部分も紹介するのは、「本」というメディアでこれほど広範囲のことをしっかり深く扱う場合は当然。
2)オリジナル: 章立ての最低半分くらいはオリジナルの仕事が絡んでいる。これほどオリジナルばかりを、これだけ広範囲のテーマに集めた日本語の本はまずない。
3)エッセー: 確かにエッセー風だけど、はっきり言って、全部スコープさえ合えば、一流経済学ジャーナルに載るレベルの高度な仕事です。また、確かに1)と絡み、標準的なことも紹介されていけど、それは本書の主張を表現する言語の一部の紹介。学術論文だってpreliminary はあります。
というわけで、本書はよほどちゃんと読まないと咀嚼できない。
理想的な読者層はほぼ次の3つ:
1)同業者で松井の思考の流れに共感したい人、
2)大学院の輪講ゼミみたいに完璧に読み込む、
3)経済学や社会科学の本流に批判的にアタックしたい初学者で、かつ自分の知性を超えるものを安易には拒否しない素直な人
なので、賞をとったことによって、一般読者の眼に触れるのは、必ずしも良いとは思わない。ずっと昔、ニュートンのプリンキピアを金持ちがマスコットのように所有していたように持つのは良いと思うけど。
ネットワークが人的資本を繋ぐ
哲学つる民主主義 2001^1993
MAKING DEMOCRACY WORK
#2-34頁:
モンテスキューの省察によると、政体が新たに誕生するときには、指導者が制度を作り出すが、その後は制度が指
導者を形作る。制度変更と政治エリートの相互作用は、イタリアにおける州の実験という物語の重要な一部をなして
いる。
#5-192頁:
市民的関与 社会経済的発展
↓ ↘︎ :
市民的関与 社会経済的発展
↘︎
制度パフォーマンス
#6-200頁:
集合行為のジレンマ
…
一八世紀スコットランドの哲学者、デイヴィッド·ヒュームは、合理的な公共精神を混乱させる根元的なジレンマ
を分かりやすい比喩を使って巧みに説明している。
《 隣家の小麦は今日稔るし、自家の小麦は明日稔ろう。それゆえ、今日は隣家とともに働いて、明日は隣家が私を
援ければ、双方に利得があろう。[しかし、]私は隣家に何らの好意も持たない。また、隣家が私に対しても同様
に好意を持たないと知っている。それゆえ、私は隣家のために骨を折ろうとは思わない。また、もし返礼を期待
して、私自身のために隣家に協力して働けば、 私は失望すると知っている。言い換えれば、隣家の感恩に依存し
ても無駄であると知っている。それゆえ、今の場合、私は隣家が自分だけで働くままにして置く。隣家も私に同
様な取扱いをする。刈入れの時期は移る。そして、私も隣家も、相互の信頼と保証とを欠くため収穫を失う。》*
相互利益のために協力しないことは、無知あるいは非合理性の証拠とは必ずしもならない。ゲーム理論の専門家は、
様々な装いでこの根本的な窮境を研究してきた。
・共有地の悲劇では、どの牧夫も、他人の家畜が草を喰むことを制限できない。もし牧夫が共有の牧草地の自分の
飼育権を制限すれば、損をするのは彼だけである。だが、自分一人くらいと思って行う過放牧は、牧夫全員の暮
らしが依存する共有資源を消尽することになる。
・公共財(例えば新鮮な空気、安全な街区)は、皆がその供給への貢献度とは無関係に誰でも享受できる。その結果、
通常は、皆がその公共財の提供に寄与しようとする誘因を失い、結果として生み出されるものは無に近く、最終
的には全員が損をすることになる。
*
David Hume(1740)I Book 3,Part 2,Section 5[大槻春彦訳『人性論(四)』岩波文庫,1952年,107頁]
以下でも引用、
THE ECONOMICS OF RIGHTS, CO-OPERATION, AND WELFARE, ROBERT ... (Adobe PDF)
www.cambridge.org/.../div-class-title-target-target-span-...
The Economics of Rights, Co-operation, and Welfare, ROBERT SUGDEN. Oxford : Basil Blackwell, 1986, vii + 191 pages. ... as a mode
rn elaboration and extension of David Hume's discussion of.
慣習と秩序の経済学 : 進化ゲーム理論アプローチ / ロバート・サグデン著 ; 友野典男訳
データ種別 図書
出版者 東京 : 日本評論社
出版年 2008.11
慣習と秩序の経済学 : 進化ゲーム理論アプローチ / ロバート・サグデン著 ; 友野典男訳
目次だけ見ると退屈なゲーム理論の本だが
パットナムが触れたようにヒュームの引用が多く(特に5章、もしくは6章6.2-131ページ)
ヒュームの研究者は必携だ
「自分の知的ヒーローはデヴィッド・ヒュームだと思う。」vii
カントの言う懐疑論はゲーム理論のことだった
ただ一対一対応をヒュームは重視したので不可知論ではない
ここをサグデンは見ていない
サグデンはヒュームの入門書を書くべきだった
もしくは本書の題名をヒューム人性論入門(洗練された『人間知性研究』ではない)にすればよかった
旧約聖書を例にとったブラムスの本より出来がいい
8:10 午後
帰納と演繹は同じことを別の方向から述べているに過ぎない
ヒュームの人性論に唐突にスピノザが出てくるのはそう言うことだ
アインシュタインはヒュームに影響を受けつつスピノザの神を信じた
決定論の最大の課題は正確な測量ができないと言うことだ
これはアインシュタインが量子力学との論争で課題となった部分だ
それ自体相対性理論ではあるのだが
資本と国家は一対一対応している
だが国家は資本に追いつかないし
資本は国家に肝心な部分を頼る
マルクスの経済決定論は愚かだ
肝心なところで政治的になるから
スピノザの精神と身体が国家と資本に対応する
この対応を見るのが決定論である
一方を捨象することは決定論を不可能にさせるだけだ
帰納と演繹は同じことを別の方向から述べているに過ぎない
ヒュームの人性論に唐突にスピノザが出てくるのはそうした理由がある
アインシュタインはヒュームに影響を受けつつスピノザの神を信じた
決定論の最大の課題は正確な測量ができないということだ
これはアインシュタインが量子力学との論争で課題となった部分だ
それ自体相対性理論ではあるのだが
資本と国家は一対一対応している
だが国家は資本に追いつかないし
資本は国家に肝心な部分を頼る
マルクスの経済決定論は愚かだ
肝心なところで政治的になるから
スピノザの精神と身体が国家と資本に対応する
この対応を見るのが決定論である
一方を捨象することは決定論を無効にさせる
ヒューム
異る国家間の交わりは有利であるし、時には必要でさえあるが、しかも 個人間の交わりほど必要でもなく、有利でもない。個人間に於てこそ、交わりがなければ人間の存立がそもそも不可能なのである。
人性論#4-176
3:2:11
マッキー倫理学266で引用
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