木曜日, 5月 24, 2018

されどマルクス Karl Marx still matters.


されどマルクス  日本評論社  2018 Karl Marx still matters.

されどマルクス|日本評論社  Karl Marx still matters.
定価:税込 1,296円(本体価格 1,200円)
発刊年月 2018.05 判型 B5判 124ページ

ボウルズ、両佐々木、川越、松井論考が個人的に興味深い。
特に川越敏司の行動マルクス経済学=実験経済学=メカニズムデザインは刺激的だ。
好意的に読めば、西部は地域通貨の可能性を逆から浮き彫りにさせようとしていると思う。

内容紹介
2018年はマルクス生誕200周年の記念イヤー。いまマルクス経済学およびマルクス主義的な
アプローチの魅力と有用性を問う。
【日本評論社創業100年記念出版】
目次
1 対談:現代の経済学とマルクス
佐々木宏夫(早稲田大学) × 吉原直毅(マサチューセッツ大学)

2 総論:マルクスと現代  
1. 労働価値説讃歌 サイモン・モハン(ロンドン大学クイーン・メアリー名誉教授、訳:斎藤幸平(大阪市立大学)
2. マルクスの経済成長及び所得分配に関する理論の重要性 アミタバ・K・ダット(ノートルダム
大学政治学部)
訳:村上弘毅(中央大学)
3. マルクスと現代ミクロ経済学 サミュエル・ボウルズ(サンタフェ研究所)訳:金子創(大分大学)

3 マルクスと現代的政治経済学  
4. 搾取理論 吉原直毅(マサチューセッツ大学)
5. 資本理論と要素所得分配論 黒瀬一弘(東北大学)
6. 景気循環論 大野隆(同志社大学)
7. 経済成長と所得分配 新古典派成長理論とポスト・ケインズ派成長理論 佐々木 啓明(京都大学)
8. MEGA研究から見える新たなマルクス象 佐々木隆治(立教大学)
9. フェアトレードとマルクス経済学 大野敦(立命館大学)
10. マルクス主義哲学における規範理論の展開 松井暁(専修大学)
11. 行動マルクス経済学の可能性 川越敏司(公立はこだて未来大学)

4 マルクスと現代資本主義論  
12. 金融資本主義論:西部忠(専修大学)
13. レギュラシオン理論:マルクスとケインズを超えて 植村博恭(横浜国立大学)
14. グローバル経済論:グローバル金融危機・経済危機と「グローバル恐慌」論 河村哲二(法政大学)
15. 世界システム論:資本主義の脱問題化に抗して 山下範久(立命館大学) 

ボウルズ42頁
現代資本主義経済の均衡競争におけるショート・サイド権力:

資本市場 貸し手→借り手    I信用制約
    _(B)_(A)_     (C)
        ↓
管理職市場 オーナー→管理職  I信用制約
      _(B)_(A)_   (C)
          ↓
労働市場   雇用主→従業員  I信用制約
       (B) (A)    (C)


松井暁86,7頁

史的唯物論:

      上部構造A    上部構造B
        ↑        ↑③
      生産関係=土台A 生産関係=土台B
生産様式{   ↑        ↑②
      生産力=A  → 生産力=B
             ①

社会発展の過程:

上部構造   F  F  F  K  K  K  C
生産関係   F  F  K  K  K  C  C
生産力    F  K  K  K  C  C  C
社会構成体 mF lF eK mK lK  S  C

F:封建主義、K:資本主義、S:社会主義、C:共産主義
e:前期、m:中期、l:後期



参考:

カレツキ(カレッキ)「計量経済学モデルと史的唯物論」1964〔"Econometric Model and Historical Materialism"

http://nam-students.blogspot.jp/2017/07/1964-econometric-model-and-historical.html

経済計算論争 ランゲ、そしてカレツキ

https://nam-students.blogspot.jp/2017/05/blog-post_16.html
「「根本的な改革」から「決定的な改革」へ ―カレツキにおける史的唯物論」山本英司 2001
IV
《「計量経済学モデルと史的唯物論とは,社会の発展にたいするふたつの相異なるアプローチをなす。
前者は,考察される期間における計量経済学的変数相互の,およびこれらの変数と過去の諸期間にお
ける同一変数のあいだの関数関係を基礎としている。この関係は所与であり,また変化しないものと
仮定される。かくして,特定の動態過程が措定されるが,それは,上記の関数関係の不変性という基本
的な仮定が満足される場合にのみ現実の発展に対応する。
 史的唯物論は,社会の発展過程をすべての他の社会現象,たとえば政府,文化,科学,技術など(上部
構造)をかたちづくる生産力と生産関係(土台)のそれとして考える。ここには上部構造もまた土台
に影響をおよぼすというフィードバック効果が包合されている」(Kalecki[1965],邦訳*154ページ)。

 ここにおいて注目すべきなのは,カレッキは史的唯物論を,計量経済学モデルの「機械論的性格」(Ibid,邦訳155ページ)と対比させて,「上部構造もまた土台に影響をおよぼすというフィードバック効果」が包含されているものとして解釈しているということである。カレツキは同論文全体を通して,計量経済学モデルを,「現在および過去の経済変数相互の変化する関係を包摂する「一般化された計量経済学モデル」(lbid.,邦訳159ページ)としての史的唯物論に包摂されるものとして定式化しようとしている。
 マルクスの『経済学批判』(マルクス[1859])の「序言」における「唯物史観の公式」.はあまりにも有名であるが,「物質的生活の生産様式が,社会的,政治的および精神的生活過程一般を制約する。人間の意識が彼らの存在を規定するのではなく,彼らの社会的存在が彼らの意識を規定するのである」(同上書,6ページ)との記述は,土台から上部構造への規定性が強調されるあまり,上部構造から土台への反作用を無視ないし軽視する解釈を広範囲に生み出してきた。その中にあって,「上部構造もまた土台に影響をおよぼすというフィードバック効果」こそが史的唯物論を計量経済学モデルから分かつとのカレツキの解釈は実に新鮮である。


川越94頁
以下、ゲゼルマネーにつながる認識
価値を固定化する価値形態論よりも中期マルクスに可能性はある

経済学批判 第一部 資本について 貴金属

 貴金属の高い価値比重、恒久力をもち、相対的意味では破壊されず、空気にふれても酸化しないという性質、とくに金のばあいは王水以外の酸には溶解しないという性質、こうしたいっさいの自然的属性が、貴金属を貨幣蓄蔵の自然的材料たらしめている。だからチョコレートが非常に好きであったらしいペテル・マルティルは、メキシコの貨幣の一種であった袋入りのココアについて、つぎのようにのべている。「おお、いみじくもよき貨幣よ、おまえは人類に甘美にして滋養のある飲物をあたえ、その罪のない所有者を、貪欲という業病からまもってくれる。なぜならば、おまえは、地中に埋蔵されることも、長く保蔵されることもできないのだから。」(『新世界について』《アルカラ、一五三〇年、第五編、第四章》。)


 最後に、金銀が、鋳貨の形態から地金形態に、地金形態から奢侈品の形態に、またその逆の方向に転化されうること、それゆえひとたびあたえられた一定の使用形態にしばられないという、ほかの商品よりすぐれた点をもっていること、このことは、金銀を、貨幣というたえずひとつの形態規定性から他の形態規定性に転じなければならないものの自然的な材料たらしめるのである。…


(『されどマルクス』2018,94頁で実験経済学の川越敏司が引用)

https://twitter.com/toshijikawagoe/status/945164117182103552
ToshijiKawagoe (@ToshijiKawagoe)
『経済セミナー』増刊号「されどマルクス(仮)」のための原稿「行動マルクス経済学の可能性」がついに完成しました! たぶん、実験・行動経済学の観点でマルクス経済学を考察した世界で初めての試みだと思います。来年は、この内容を敷衍して本にしたいところですね。岩波書店さんとかどうですか?


他のツイートでサービスし過ぎたと川越敏司は語る。確かにマルクスの名前無しでこうした分析は可能だ。


https://twitter.com/toshijikawagoe/status/998773474616262658
ToshijiKawagoe (@ToshijiKawagoe)
経済セミナー増刊「されどマルクス」に寄稿した「行動マルクス経済学の可能性」は、ちょっとサービス精神旺盛に書きすぎた気がする。

西部102頁
表1

市場の内部化における3つの商品化のモード:

                            貨幣交換  市場の

 商品化モード   商品化の場所     生産の目的   の頻度 経済統合度

1 外部商品化 コミュニティ・国家の外部 消費目的生産 偶発的    低

2 内部商品化 コミュニティ・国家の内部 所得目的生産 頻発的    中

3 一般商品化 コミュニティ・国家の消失 利潤目的生産 恒常的    高


マルクスの有名な文句を元にした表。ただし共同体と国家の差異は明確にすべきだ。


西部103頁

表2

労働力商品化のモード変化による資本主義の進化:

1.一般財の外部商品化

2.一般財の内部商品化

3.一般財の一般商品化

4.一般財の一般商品化+労働力の外部商品化=資本主義市場経済の成立

 i)労働力外部商品化型資本主義市場経済(Eモード)

 ii)労働力内部商品化型資本主義市場経済(Iモード)

 iii)労働力一般商品化型資本主義市場経済(Gモード)


Gモードではじめて資本家以外にメリットが生じる。


_____



現代の金融と地域経済 下平尾勲退官記念論集
著者名等  下平尾勲/編著  
出版者   新評論
出版年   2003.2
大きさ等  22cm 530p
NDC分類 330.4
件名    経済学  ≪再検索≫
要旨    現代のわが国の経済における長期不況の中で最も鋭く問題が露呈しているのは、貨幣・金
融現象と地域問題である。バブル経済の崩壊が生産過剰とともに極端な株価・地価暴落に
端を発してから、金融、不動産、建設業などの産業分野の不良債権が表面化した。これら
の主要産業の極端な経営縮小と合理化は、商業・サービス業、製造業、さらに地域経済へ
と波及し、景気が悪化した。またそれにより、企業赤字の拡大と銀行の不良債権の増加と
が悪循環に入っている。本書は、これら貨幣・金融および地域経済・産業に関する現代の
状況をどのように捉えるのかという問題意識を起点として、現状分析、基礎理論、学説、
政策などが「第1部 金融・貨幣の経済学」、「第2部 地域経済・産業の経済学」に大
別されて論じられ、それぞれの争点が網羅されている論文集である。
目次    第1部 金融・貨幣の経済学(現代の金融と貨幣;現代の国際金融);第2部 地域経済
・産業の経済学(現代の地域経済;現代の地域産業)
内容    内容: 金融・貨幣の経済学 現代の金融と貨幣 1990年代長期不況と金融   下
平尾勲著
内容    成長通貨の供給と金融仲介   小林真之著
内容    信用創造と「資金の先取り」   木村二郎著
内容    銀行信用の本質と諸機能について   真田哲也著
内容    現代貨幣と貨幣の起源   楊枝嗣朗著
内容    インフレーション・ターゲティング論の虚妄性   建部正義著
内容    金融機関の公共性   濱田康行著
内容    株価形成要因としてのガバナンス構造   高田敏文著
内容    信託銀行資産の成長:1980~2000年   一ノ瀬篤著
内容    オーストラリアにおける地域通貨の開花の基盤   佐藤俊幸著
内容    自己資本比率決定の銀行モデル   鴨池治著

内容    非耐久財は貨幣となりうるか?実験研究によるアプローチ   川越敏司著


内容    戦後恐慌論論争における富塚体系の位置   後藤康夫著
内容    現代の国際金融 ユーロ発足とドイツ金融市場   岩見昭三著
内容    アメリカの金融革新とファースト・アカウント   坂本正著
内容    起業金融とアメリカの投資銀行   川波洋一著
内容    アメリカの信用組合   数阪孝志著
内容    中国の資本取引自由化への道   毛利良一著
内容    中国における中小企業の発展と金融   汪志平著
内容    現在中国の信用リスクと対策   陳作章著
内容    地域経済・産業の経済学 現代の地域経済 地域経済の再生   下平尾勲著
内容    「地域振興」から「地域再生」へ   鈴木浩著
内容    日本的NPOの成長と自立の条件   星野〔キョウ〕二著
内容    〈共生〉社会に向けた主体性の再定位   片山善博著
内容    生産要素の差別的移動性と地域経済システム   山川充夫著
内容    ほか12編


川越敏司の論考はほとんど地域通貨の基礎理論に読める。

効用/生産コストなる指標はよくわからない。

擬似貨幣を所持している間にいかに生産力を上げるかということだろう。

《つまり、メキシコではココアのような耐久性のない財が貨幣として用いられていたのである。しかし、マルクスは、自分自身が挙げている貨幣となる財が備えるべき条件のうち、特に耐久性という側面について劣ったココアのような財がなぜ貨幣になりえたのか、そのための条件は何か、といった問題には深入りしていない。》151頁


川越敏司が主に参照したのは以下、

Nobuhiro Kiyotaki and Randall Wright,“On money as a medium of exchange,"Journal of Political Economy,Vol.97,1989,pp.927‐954


第12章非耐久財は貨幣となりうるか?

実験研究によるアプローチ

 Cuadras-Moratoのモデルでは、永久に耐久的な財1および2と、2期間で劣化して使用できなくなる非耐久的な財3の三つの財を考える。生産されたばかりの1期目の財3を財3.1、2期目の財3を財3.2として区別しよう。経済主体は無限期間生存し、それぞれタイプ1、2、3に分かれていて、それぞれのタイプを代表する主体が無数に存在する。タイプじの主体は財i (これを消費財という)を手に入れることでUiの効用を得て、生産コストDiで財i+1を生産するものとする(ただし、 i+1が3を越える場合は3で割つた余りとする)。どの主体も一度に一つしか財を保有できないものとする。各主体は、経済全体に各タイプの主体がそれぞれどの財を保有しているか、その比率について知っているものとする。各主体は市場でランダムに取引相手と出会い、お互いに保有する財を交換するか否かの意思決定を行う。お互いに交換に合意したときのみ交換が成立する。相手と同じ財を保有している場合は交換を行わないものとする。交換が成立し消費財を手に入れた主体は新しい財を生産して次の交換に備える。消費財を手に入れられなかった主体は引き続き同じ財を保有したまま次の交換に備える。なお、財3.2を保有していて消費財を手に入れられなかった主体は、財3.2を廃棄して新たに財を生産しなければならない。割引率をβとして、主体iは生涯にわたる効用と生産コストの差額である純利益の割引現在価値の期待値を最大にするような交換戦略をもちいると考える。ここで、主体iが財jをもって交換に参加した時に得られる生涯効用の期待値を評価関数Vijとする。では、どのような条件があれば、非耐久的な財3が交換の媒介物として商品貨幣になるのだろうか。
 図1(a)では、タイプ1の主体とタイプ2の主体がはじめにそれぞれが生産した財2および財3.1を交換し、 続いてタイプ1の主体が手に入れた(すでに1期経過している)財3.2をタイプ3の主体の生産した財1と交換する様子を描いている。このように、財3が劣化してしまうまでの2期の間にタイプ2の主体からタイプ1の主体、そしてタイプ3の主体へと財3が流通することにより、すべての主体がそれぞれの消費財を手に入れることができる。すなわち、財3が交換の媒介物としての商品貨幣となったのである。なお、この交換プロセスにおいて、タイプ1の主体とタイプ3の主体との間の交換においてはお互いに相手が欲している財、すなわち消費財をもっているので交換が成立するのは自明であるが、タイプ1の主体とタイプ2の主体との間の交換は自明ではない。なぜなら、タイプ2の主体はタイプ1の主体がもっている財2が消費財なので交換を望むが、タイプ1の主体にとってはタイプ2の主体のもつ財3.1は消費財ではないので、交換を望むかどうかは自明ではないからである。では、タイプ1の主体が財2と財3.1を交換するための条件を考えてみよう。もしV13.2>V12ならば、タイプ1の主体にとって、財3.1を財2との交換によって手に入れた後、次期に財3.2をもって交換に参加する方が、財2を交換せずに保有したまま次期に交換に参加するよりも生涯効用の期待値が高いわけだから、このときタイプ1の主体は財2を財3.1と交換することになる。動的計画法によって計算すれば、V13.2>V12であるための必要十分条件U1/D1>5.2301であることがわかる。この条件が満たされていれば、非耐久的な財3が貨幣となりうるのである。

3 考察と展望

 本論では、耐久性のない財がどのような条件で貨幣になりうるのかを探求したCuadras‐Moratoのモデルにもとづいた経済モデルを用いて実験室実験を行い、耐久性のない財が実際に貨幣にな)りうるのか否かを実証した。実験結果によれば、唯一実験設定に依存するタイプ1の主体の行動が理論的予測と整合

的であったので、耐久性のない財3が交換の媒介物としての商品貨幣となる場

合が高い頻度で観察された。また、永久に耐久的な財1は実験設定に依存せず

に常に商品貨幣になるのであるが、これも高い頻度で観察された。唯一理論的

予測と異なる結果だったのが、タイプ3の主体の行動で、そのために、理論的

予測と異なり、もう一つの永久に耐久的な財2も交換の媒介物となってしまっ

本研究では、均衡Aが成り立つようにUとDを設定したが、均衡Bが成り立

つ場合の実験結果と比較することがさらに必要であろう。また、タイプ3の主

体の理論から逸脱した行動が、全体の均衡の達成にどのような影響を与えるの

かはまだ定かではないので、タイプ3の主体の行動が理論的予測と一致する場

合と一致しない場合を、例えばコンピュータ・シミュレーションによって比較

検討することも今後の課題となろう。いずれにせよ、理論的には非耐久財が商

品貨幣となることはかなりデリケートな問題と考えられたが、本研究によれば

多少他の主体の均衡からの逸脱が見られようとも、非耐久財が商品貨幣となり

うるという実験結果が得られたことで、Cuadras-Moratoの理論的予測がかな

り頑健なものであることが確かめられたといえるだろう。



(1) William S. Jevons, Money and the Mechanism of Exchange, London: Henry S. King and Co.,1875.

(2) カール·マルクス著,武田隆夫ほか訳『経済学批判』岩波文庫、1859年、第2章4節貴金属、202~203ページ。

(3)Paul Einzig,Primitiwe Money,Oxford:Pergamon Press,1966
(4) Nobuhiro Kiyotaki and Randall Wright,“On money as a medium of exchange,"Journal of Political Economy,Vol.97,1989,pp.927‐954
(5)Xavier Cuadras‐Morato,“Can ice cream be money?:perishable medium of exchange,''Journal  of  Economics  · ,Vol.66,1997,pp 103‐125.
☆☆
(5)Kiyotaki and wrightモデルについては、 実験室実験による研究にはPaul M. Brown “Experimental evidence on money as a medium of exchange," Journal of Economic Dynamics and Control, 20, 1996, pp.583-600 および John Duffy and Jack Ochs,“Emergence of money as a medium of exchange: an experimental study,”American Economic Review, 89, 1999, pp.847-877がある。コンピュータ·シミュレーションによる研究にはRaymon Marimon, Ellen McGrattan, Thomas J. Sargent, "Maney as a medium of exchange in an economy with artificially intelligent agents," Journal of Economic Dynamics & Control, 14, 1990, pp.329-373やErdem Bacscci, "Learning by imitation," Journal of Economic Dynamics & Control, 23, 1999, pp.1569-1585などがある。
(7)経済的実験において、なぜこうした金銭的動機付けが必要かについては、Daniel Friedman and Shyam Sunder, Experimental Methods: A Primer, Cambridge University Press, 1995 (川越敏司、内木哲也、森徹、秋永利明訳『実験経済学の原理と方法』同文舘出版、1999年)を参照。
(8)この場合、タイプ3の主体は財3.1と財3.2のどちらでも交換を受け入れるので、これらを特に区別する必要はないので、財31と財32の場合の結果を合算した。
(9)この場合も注8と同様の理由により、3.1と財3.2の場合の結果を合算した。




☆☆