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われわれの肉体が食物を求めそれを欠くときときに苦しむが如く
われわれの霊もまた愛を求め愛のないときに悩み苦しむ
永生の道
上
97頁愛より
トルストイ全集34
s28
1953年
2014/09/25 21
Andrei Tarkovsky Offret (Subs español)
http://youtu.be/iqYc3Kd0LW0
http://shonai.n-da.jp/e214374.html
トルストイの「人はどれだけの土地がいるか」
19世紀のロシアの文豪、レオ・トルストイの有名な民話に、「人はどれだけの
土地がいるか」というのがありますね。 主人公である農夫は、日頃から「もっと
広い土地があればなあ」、と思っていた。ある日旅の人がきて、ずっと北のほうに、
とっても広い土地を、びっくりするほどの安値で分けてくれる村があるという。
そこですぐさま勇んで出かけてみると、はたして大歓迎され、土地の話を切り出すと、
「1日千ルーブルでは・・」という。意味が分からず尋ねると、こういう答えが
かえってきた。
「明日朝、お前は日の出とともに歩き出す。そして欲しいだけの土地を囲いこん
だところすべてがお前のものになる。千ルーブルでいい。ただし、あの地平線に日
が沈むまでに出発点に帰ってこなかったら、すべてはオジャンになっちゃうから、
十分気をつけてな」。
聴いたこともない不思議で心躍る話に寝つけない農夫。でも翌朝誰より早く起き、
日の出とともに歩き出す。夢心地だ。つい足速になる。と、いい牧場や湖や森がある。
欲張っては危ない、と思いながら、ついそっちへ向かってしまう。段々時間がなく
なる。それに午後の太陽の足も速い。夕暮れが近づき、もう狂わんばかりになって
必死に走る。村人の声援が聞こえた。死に物狂いでゴールイン、「やったぞ、大変
な土地を手にいれたぞ」との歓声。でも・・・助け起こそうとすると・・・もう息
は耐えていた。・・やがて墓堀人が来て・・結局彼が使うことができたのは、小さな
墓地だけだった。