http://www.freeassociations.org/
NAMs出版プロジェクト: 『世界史の構造』『哲学の起源』『帝国の構造』:メモ (本頁)
アジール2:4:1~第二部第四章第1節(目次Chapterが通し番号になっているので英語版だとこの略称を使いにくい)~に関する部分以外に(参照:The Structure of World History: From Modes of Production to Modes of Exchange)、文庫版『世界史の構造』は、ギリシア(2:3:3文庫版177~189頁)に関する部分も全面的に改稿、加筆されている。
アーレントの『革命について』からの引用(181頁)など、全体の主題と重なるし、『哲学の起源』2012の要約的な箇所もある。
個人的には179頁で緩やかな連合体の象徴としてオリンピアの競技会を挙げたのが印象的だった。これらの加筆により、『哲学の起源』と『世界史の構造』の関係がわかりやすくなり、『帝国の構造』2014.7とのつながりも見えてきた(アーレントの帝国論188頁やアレクサンダー大王189頁が言及される)。ただし『遊動論』2014.01とのつながりは「二種類の遊動性(遊動民と遊牧民)」という『遊動論』付論(帝国の構造第2章と重なるが)を読まないとわかりにくいかも知れない。
宣伝文にもあるように、この文庫版2015は単行本2010ではなく、英語版2014に依拠している。
『世界史の構造』2010年単行本版(及び2015年岩波現代文庫版)概略目次:
第二部 世界=帝国 85(91) 序文 v(iii)
序論 国家の起源 87(92) 序説 交換様式論 1(1)
第一章 国家 93(99) 第一部 ミニ世界システム 45(49)
第二章 世界貨幣 121(128) 序論 氏族社会への移行 47(50)
第三章 世界帝国 156(165) 第一章 定住革命 52(55)
第四章 普遍宗教 188(203) 第二章 贈与と呪術 73(78)
第三部 近代世界システム 235(251) 第四部 現在と未来 401(427)
序論 世界=帝国と世界=経済 237(252) 第一章 世界資本主義の段階と反復 403(428)
第一章 近代国家 245(261) 第二章 世界共和国へ 431(458)
第二章 産業資本 270(288)
第三章 ネーション 311(332) 注 467(497)
第四章 アソシエーショニズム 342(364) あとがき 503(541,543)
2:3世界帝国部分に加筆が多いことがわかる。
索引『帝国の構造』+『世界史の構造』:作業中
http://nam-students.blogspot.jp/2014/12/blog-post_15.html
NAMs出版プロジェクト: 『世界史の構造』索引:作業中(単行本版目次詳細)
http://nam-students.blogspot.jp/2010/10/blog-post_7190.html#refmo
序文____『世界史の構造』の構造______ (C字型)
| |アジア |2(氏族社会)1 |
| 1国家 |3世界帝国|贈与と呪術| 定住革命|
| 第2部 ギリシア 第1部 |
|___世界=帝国___|__ミニ世界システム_|
| (B) | (A) |
| | | |序説 |
|2世界貨幣|4普遍宗教| |交換様式論|
|_____|_____|_____|_____|
| |3 | | |
|1近代国家|ネーション| | |
| 第3部 | 第4部 |
|_近代世界システム__|___現在と未来___|
| (C)4 |1 (D) 2 |
|2産業資本|アソシエー|世界資本主|世界 |
| |ショニズム|義の段階と|共和国へ |
|_____|_____|反復___|_____|
NAMs出版プロジェクト: 『哲学の起源』:索引&目次(作業中)
http://nam-students.blogspot.jp/2012/11/blog-post_5870.html?m=0#ref0Dの研究 at+23 2015年 5頁 ニコラス・ウェイド関連:
An interview with Nicholas Wade » American Scientist
http://www.americanscientist.org/bookshelf/pub/nicholas-wadeAlong those lines, you write about the major developments that made human society possible, such as trade, language, religion, the rise of the nuclear family. It sounds like you're saying that, in evolutionary terms, the ideal human society would be religious, capitalist, and monolingual, and would promote nuclear families. Should we be taking evolutionary theory into consideration in making policy decisions?
No, I think it's a fallacy to assume that our moral or political principles should be founded on what happens in nature. Many things happen in nature, such as incest or cannibalism, that we abhor. So we shouldn't draw our principles from what happens in nature. We should base our principles on the type of society we wish to live in. But that said, one shouldn't frame those principles in total divorce from evolutionary reality. You could argue that this is where Marxism went wrong—it assumed there was a perfect man, but by ignoring human nature and the desire for property and other things, it created a society that was impossible for people to live in happily.
柄谷行人「Dの研究」関連:メモ
at+23 2015年 5頁
ニコラス・ウェイド邦訳『5万年前』212頁
Before the Dawn: Recovering the Lost History of Our Ancestors(Penguin, 2006)
脳の発達が重要だろう
宗教 l 言語
ーーー十ーーー
核家族l互酬性
もしくは、
宗教 l核家族
ーーー十ーーー
互酬性l 言語
核家族とは男女のペア
一人の男に支配されない分散型の一夫一婦制が人口を増やしたとされる
5万年前、ウェルドより
宗教 l互酬性
ーーー十ーーー
核家族l 言語
上記がしっくりくるが、ウェルドによると言語はひとつしかなかったとされるので以下が正しい、
宗教 l 言語
ーーー十ーーー
核家族l互酬性
『世界史の構造』岩波現代文庫版、概略目次:
第二部 世界=帝国 91 序文 v
序論 国家の起源 92 序説 交換様式論 1
第一章 国家 99 第一部 ミニ世界システム 49
第二章 世界貨幣 128 序論 氏族社会への移行 50
第三章 世界帝国 165 第一章 定住革命 55
第四章 普遍宗教 203 第二章 贈与と呪術 78
第三部 近代世界システム 251 第四部 現在と未来 427
序論 世界=帝国と世界=経済 252 第一章 世界資本主義の段階と反復 428
第一章 近代国家 261 第二章 世界共和国へ 458
第二章 産業資本 288
第三章 ネーション 332 注 497
第四章 アソシエーショニズム 364 あとがき 541,岩波現代文庫版あとがき543
『世界史の構造』2010年単行本版、概略目次:
第二部 世界=帝国 85 序文 v
序論 国家の起源 87 序説 交換様式論 1
第一章 国家 93 第一部 ミニ世界システム 45
第二章 世界貨幣 121 序論 氏族社会への移行 47
第三章 世界帝国 156 第一章 定住革命 52
第四章 普遍宗教 188 第二章 贈与と呪術 73
第三部 近代世界システム 235 第四部 現在と未来 401
序論 世界=帝国と世界=経済 237 第一章 世界資本主義の段階と反復 403
第一章 近代国家 245 第二章 世界共和国へ 431
第二章 産業資本 270
第三章 ネーション 311 注 467
第四章 アソシエーショニズム 342 あとがき 503
『世界史の構造』2010年単行本版(及び岩波現代文庫版)概略目次:
第二部 世界=帝国 85(91) 序文 v
序論 国家の起源 87(92) 序説 交換様式論 1
第一章 国家 93(99) 第一部 ミニ世界システム 45(49)
第二章 世界貨幣 121(128) 序論 氏族社会への移行 47(50)
第三章 世界帝国 156(165) 第一章 定住革命 52(55)
第四章 普遍宗教 188(203) 第二章 贈与と呪術 73(78)
第三部 近代世界システム 235(251) 第四部 現在と未来 401(427)
序論 世界=帝国と世界=経済 237(252) 第一章 世界資本主義の段階と反復 403(428)
第一章 近代国家 245(261) 第二章 世界共和国へ 431(458)
第二章 産業資本 270(288)
第三章 ネーション 311(332) 注 467(497)
第四章 アソシエーショニズム 342(364) あとがき 503(541,543)
54 Comments:
社会主義―その成長と帰結 [著]ウィリアム・モリス、E・B・バックス - 柄谷行人(哲学者) 書評
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2015022200003.html
■ロシア革命後、黙殺された思想
ウィリアム・モリスは現在の日本では、特に室内装飾のデザインで知られている。
…
興味深いことに、モリスは、日本では明治から大正にかけても高名であったが、もっぱら社会
主義者としてであった。たとえば、幸徳秋水や山川均は、本書を社会主義に関する必読書とし
て紹介している。では、なぜこのような逆転が生じたのか。一つには、ロシア革命以後に、ロシア
的マルクス主義が圧倒的に強くなったからだ。モリスは、イギリスの現実にもとづいてマルクスが
書いた『資本論』の認識を踏まえつつ、オーウェンやラスキンなどイギリスの多彩な社会主義の
伝統を受けついで考えた。が、ロシア革命以後、そのような試みは黙殺された。その結果、
モリスはたんに芸術家・詩人と見なされるようになったのである。
/////////
2015/04/13発売予定 報道・ノンフィクション・社会
柄谷行人論
筑摩選書 〈他者〉のゆくえ
ISBN:
定価:本体 1,700円+税
判型:四六
Cコード:C0395
小林 敏明
(筑摩書房)
犀利な文芸批評から始まり、やがて共同体間の「交換」を問うに至った思想家・柄谷行人。その中心にあるものは何か。今はじめて思想の全貌が解き明かされる。
個々の議論はいろいろあるが、
ネーション=ステート=キャピタルを同時に捉える必要がある
(結果としてヘーゲルが最大の仮想敵になるのはそのせいだ)
素晴らしいクニがあるとしたらそれらの要素を内包しているからだろう
アソシエーションもそうした多元性が必要だ
だから柄谷の交換図はこうなるべきだと思う
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| 国家 | ネーション |
| B | A |
| | |平
|_______|_______|
| | | |等
| | アソシ |
| 資本 |__エーシ__|
| C | ョンD |
| | | X |
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自 由
個々の議論はいろいろあるが、
ネーション=ステート=キャピタルを同時に捉える必要がある
(結果としてヘーゲルが最大の仮想敵になるのはそのせいだ)
素晴らしいクニがあるとしたらそれらの要素を内包しているからだろうし、
アソシエーションもそうした多元性が必要だ
だから柄谷の交換図はこうなるべきだと思う
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| 国家 | ネーション |
| B | A |
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| | | |等
| | アソシ |
| 資本 |__エーシ__|
| C | ョンD |
| | | X |
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自 由
個々の議論はいろいろあるが、
ネーション=ステート=キャピタルを同時に捉える必要があるというのはその通り
(結果としてヘーゲルが最大の仮想敵になるのはそのせいだ)
素晴らしいクニがあるとしたらそれらの要素を内包しているからだろうし、
アソシエーションもそうした多元性が必要だ
だから柄谷の交換図はこうなるべきだと思う(文字ズレ御免)
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上記は、
漢字 ひらがな
ーーー十ーーーー
横文字
とも変換出来る
柄谷のアソシエーションは
テクストから写像される
個々の議論はいろいろあるが、
ネーション=ステート=キャピタルを同時に捉える必要があるというのはその通り
(結果としてヘーゲルが最大の仮想敵になるのはそのせいだ)
素晴らしいクニがあるとしたらそれらの要素を内包しているからだろうし、
アソシエーションもそうした多元性が必要だ
だから柄谷の交換図はこうなるべきだと思う(文字ズレ御免)
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漢字 ひらがな
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とも変換出来る
柄谷のアソシエーションは
テクストから写像される
個々の議論はいろいろあるが、
ネーション=ステート=キャピタルを同時に捉える必要があるというのはその通り
(結果としてヘーゲルが最大の仮想敵になるのはそのせいだ)
素晴らしいクニがあるとしたらそれらの要素を内包しているからだろうし、
アソシエーションもそうした多元性が必要だ
だから柄谷の交換図はこうなるべきだと思う(文字ズレ御免)
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とも変換出来る
柄谷のアソシエーションは
テクストから写像される
個々の議論はいろいろあるが、
ネーション=ステート=キャピタルを同時に捉える必要があるというのはその通り
(結果としてヘーゲルが最大の仮想敵になるのはそのせいだ)
素晴らしいクニがあるとしたらそれらの要素を内包しているからだろうし、
アソシエーションもそうした多元性が必要だ
だから柄谷の交換図はこうなるべきだと思う(文字ズレ御免)
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自 由
上記図は、
漢字 ひらがな
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横文字
とも変換出来る
柄谷のアソシエーションは
テクストから写像される
個々の議論はいろいろあるが、
ネーション=ステート=キャピタルを同時に捉える必要があるというのはその通り
(結果としてヘーゲルが最大の仮想敵になるのはそのせいだ)
素晴らしいクニがあるとしたらそれらの要素を内包しているからだろうし、
アソシエーションもそうした多元性が必要だ
丸山真男も言うように今後の国連もそうしたNGO,NPOを反映したものになる
というわけで柄谷の交換図はこうなるべきだと思う(文字ズレ御免)
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とも変換出来る
柄谷のアソシエーションは
テクストから写像される
個々の議論はいろいろあるが、
ネーション=ステート=キャピタルを同時に捉える必要があるというのはその通り。
(結果としてヘーゲルが最大の仮想敵になるのはそのせいだ。)
素晴らしいクニがあるとしたらそれらの要素を内包しているからだろうし、
アソシエーションもそうした多元性が必要だ。
(ヘーゲルはアソシエーションの代わりにネーションを置き、完結させる。)
丸山真男も言うように今後の国連もそうしたNGO,NPOを反映したものになる。
というわけで柄谷の交換図はこうなるべきだと思う(文字ズレ御免)。
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上記図は、
漢字 ひらがな
ーーー十ーーーー
横文字
とも変換出来る(柄谷のアソシエーションはテクストから写像され得る)。
個々の議論はいろいろあるが、
ネーション=ステート=キャピタルを同時に捉える必要があるというのはその通り。
(結果としてヘーゲルが最大の仮想敵になるのはそのせいだ。)
素晴らしいクニがあるとしたらそれらの要素を内包しているからだろうし、
アソシエーションもそうした多元性が必要だ。
(ヘーゲルはアソシエーションの代わりにネーションを置き、完結させる。)
丸山真男も言うように今後の国連もそうしたNGO,NPOを反映したものになる。
というわけで柄谷の交換図はこうなるべきだと思う(文字ズレ御免)。
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| 国家 | ネーション |
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| 資本 |__エーシ__|
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上記図は、
漢字 ひらがな
ーーー十ーーーー
横文字
とも変換出来る(柄谷のアソシエーションはテクストから写像され得る)。
最近話題になっているトリクルダウン効果は、ハーシュマンが、『経済発展の戦略』
(邦訳1961年,原著1958年O. Hirschman, The Stategy of Economic Development)、
「第十章 経済成長の地域的・国際的波及」の中で言い出した概念だ。
重要なのはトリクルダウン(浸透効果)に、ポラリゼイション(分裂効果)と
いう対立概念があるということだ。
この視点がないとトリクルダウンの反対はトリクルダウンしない、ということでしかなくなり、
公的資金注入の課題点が見えない。
例えば豊かな工業中心の北部をさらに豊かにしたら、貧しい農業中心の南部の工業は、
北部に負けて消滅してしまうだろう。これが分裂だ。これは国家間でも起こり得る。
ハーシュマン自身は成長拠点を持つべきだと考え、長期的展望に立ってトリクルダウンを
支持しているが、同時に政府の政策に対しては細心の注意を要求している。
ベルグソンの道徳論やチャップリンの『キッド』(ガラス屋のエピソード)が引用されるなど、
本書は興味深く、洞察力を感じさせる。ハーシュマンは単なるリフレ派ではない。
(ハーシュマンの言うトリクルダウンは国家による経済政策で、リフレは金融政策。
ジャンルは違うが双方親和性がある。ハーシュマンはこの中間に切り込んだのが功績だ。)
参考:http://cruel.org/econthought/profiles/hirschm.html
その著書『情念の政治経済学』には柄谷も『トランスクリティーク』『ネーションと美学』
で触れている。
NAMs出版プロジェクト: 定本柄谷行人集(付『世界共和国へ』『NAM原理』)総合索引
http://nam-students.blogspot.jp/2006/05/nam_31.html#6
ハーシュマン.Hirschman,Albert O,❸T.473/❹A.156,260
『情念の政治経済学』,❸T.473/❹A.260
最近話題になっているトリクルダウン効果は、A・ハーシュマンが『経済発展の戦略』
(邦訳1961年,原著1958年O. Hirschman, The Stategy of Economic Development)、
「第十章 経済成長の地域的・国際的波及」の中で言い出した概念だ。
重要なのはトリクルダウン(浸透効果)に、ポラリゼイション(分裂効果)と
いう対立概念があるということだ。
この視点がないとトリクルダウンの反対はトリクルダウンしない、ということでしかなくなり、
公的資金注入の課題点が見えない。
例えば豊かな工業中心の北部をさらに豊かにしたら、貧しい農業中心の南部の工業は、
北部に負けて消滅してしまうだろう。これが分裂だ。これは国家間でも起こり得る。
ハーシュマン自身は成長拠点を持つべきだと考え、長期的展望に立ってトリクルダウンを
支持しているが、同時に政府の政策に対しては細心の注意を要求している。
ベルグソンの道徳論やチャップリンの『キッド』(ガラス屋のエピソード)が引用されるなど、
本書は興味深く、洞察力を感じさせる。ハーシュマンは単なるリフレ派ではない。
(ハーシュマンの言うトリクルダウンは国家による経済政策で、リフレは金融政策。
ジャンルは違うが双方親和性がある。ハーシュマンはこの中間に切り込んだのが功績だ。)
参考:http://cruel.org/econthought/profiles/hirschm.html
その著書『情念の政治経済学』には柄谷も『トランスクリティーク』『ネーションと美学』で言及
している。
http://d.hatena.ne.jp/sasaki_makoto/19980301
1998-03-01 若い読者よ! 柄谷行人厳選50冊
文芸文庫を推す 柄谷行人
近代文学は終った。それはもともと歴史的な産物
であり、それが夢見た永遠性などありはしなかった。
だが、そのために死を賭した悲喜劇が演じられた
時代があったということは、否定しえない事実である。
今となっては、私は哀惜の念をもって近代文学をふり
かえる。そして、文学とは近代文学にほかならないのだ、
と思う。ここに私は、文芸文学の中から、かつて愛読し
私自身を形成した作品の一部を選んだ。それらが
将来においてどのような意味をもつのか知らない。
しかし、若い読者よ、今後仮にも文学について云々
するなら、これらの本を読んでからにしてほしい。
講談社文芸文庫 創刊10周年記念
柄谷行人厳選50冊
単純な生活 阿部 昭
終りし道の標べに 安部公房
紫苑物語 石川 淳
思想としての東京 磯田光一
漂民宇三郎 井伏鱒二
由熙 ナビ・タリョン 李良枝
雨の音 宇野千代
桜島・日の果て・幻化 梅崎春生
白い人・黄色い人 遠藤周作
成熟と喪失 江藤 淳
妖・花食い姥 円地史子
万延元年のフットボール 大江健三郎
三匹の蟹 大庭みな子
中原中也 大岡昇平
日本近代文学の起源 柄谷行人
絶望の精神史 金子光晴
浅草紅団・浅草祭 川端康成
抱擁家族 小島信夫
不意の声 河野多恵子
信長・イノチガケ 坂口安吾
夕べの雲 庄野潤三
贋学生 島尾敏雄
自由の彼方で 椎名麟三
司馬遷 史記の世界 武田泰淳
魯迅 竹内 好
さようなら、ギャングたち 高橋源一郎
黒髪・別れたる妻に送る手紙 近松秋江
光の領分 津島佑子
波うつ土地・芻狗 富岡多恵子
仮想人物 徳田秋声
熊野集 中上健次
村の家・おじさんの話・歌のわかれ 中野重治
中原中也全詩歌集 上・下 中原中也
光と風と夢・わが西遊記 中島 敦
暗い絵・顔の中の赤い月 野間 宏
祭りの場・ギヤマンビードロ 林 京子
七・錯乱の論理・二つの世界 花田清輝
水 古井由吉
田紳有楽・空気頭 藤枝静男
横しぐれ 丸谷才一
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ 室生犀星
われ逝くもののごとく 森 敦
ガラスの靴・悪い仲間 安岡章太郎
暗室 吉行淳之介
西行論 吉本隆明
上海 横光利一
戦艦大和ノ最期 吉田 満
サハリンへの旅 李恢成
響きと怒り フォークナー 高橋正雄訳
コメントを書く
sasaki_makoto 2013/01/16 18:59
98年3月のようです。「若い読者よ!」は以前、閉鎖されたサイトでも掲載したと思う。高橋源一郎があるが、村上龍・村上春樹は文芸文庫が無いのかな。川端康成「浅草紅団」。読んでないの沢山ありますね。柄谷氏はある年の風花の朗読会で絶版の「贋学生」の自身の解説を読んでて、僕は古本を買った。
sasaki_makoto 2013/01/16 19:01
「文芸文庫を推す」ですね
http://d.hatena.ne.jp/sasaki_makoto/20120512
2012-05-12 柄谷行人が選んだ50冊 人文書ブックガイド 八重洲ブックセンター
八重洲ブックセンター、
「柄谷行人が選んだ50冊 人文書ブックガイド」
【歴史】
1 ヘロドトス『歴史』(上・中・下)岩波書店
2 フローデル『交換の働き1 物質文明・経済・資本主義』みすず書房
『交換の働き2 物質文明・経済・資本主義』
『日常性の構造1 物質文明・経済・資本主義』
『日常性の構造2 物質文明・経済・資本主義』
『世界時間1 物質文明・経済・資本主義』
『世界時間2 物質文明・経済・資本主義』
3 ウォーラーステイン『近代世界システムI』(モダンクラシック)岩波書店
『近代世界システムII』
4 ベネディクト・アンダーソン『定本想像の共同体』書籍工房早川
5 ハナ・アーレント『全体主義の起源I』(全三巻)みすず書房
6 エルンスト・ブロッホ『この時代の遺産』水声社
7 ジェロモー・サンド『ユダヤ教の起源』ランダムハウス講談社
8 タミム・アンサーリー、小沢千重子『イスラームから見た世界史』紀伊國屋書店
9 王暉(ワンフィ)『世界史のなかの中国』(青土社)
10 渡辺惣樹『日米衝突の根源』草思社
【社会・政治】
11 マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』平凡社ライブラリー
12 プルードン『プルードン・セレクション』平凡社ライブラリー
13 カール・シュミット『政治的なものの概念』未来社
14 ジジェク『パララックス・ビュー』作品社
15 ジャック・ランシエール『民主主義への憎悪』松葉祥一訳、インスクリプト
16 大澤真幸『量子の社会哲学』講談社
【人類学】
17 テスタール『新不平等起源論』法政大学出版局
18 モース『贈与論』ちくま学芸文庫
19 レヴィ=ストロース『親族の基本構造』青弓社
M・ブロック『マルクス主義と人類学』法政大学出版局
20 デヴィッド・グレーバー『アナーキスト人類学のための断章』以文社
21 オルトヴィン・ヘンスラー『アジール その歴史と諸形態』国書刊行会
【経済】
22 マルクス『資本論』(全九巻)岩波文庫
23 カール・ポランニー『経済の文明史』ちくま学芸文庫
24 宇野弘蔵『恐慌論』岩波文庫
25 アリギ『長い20世紀』作品社
26 エレン・ウッド『資本の帝国』紀伊國屋書店
【哲学】
27 森三樹三郎『老子・荘子』講談社学芸文庫
28 ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』(全三巻)岩波文庫
29 カント『純粋理性批判』平凡社ライブラリー
30 ヘーゲル『法の哲学』(全三巻)中公クラシックス
ヤスパース『戦争の罪を問う』平凡社ライブラリー
31 レーヴィット『共同存在の現象学』岩波文庫
【宗教】
32 アウグスティヌス『神の国』(全五巻)岩波文庫【1、5巻は品切、ほかは僅少】
33 フロイト『モーゼと一神教』ちくま学芸文庫
34 マックス・ウェーバー『宗教社会学論選』みすず書房
35 エリアーデ『世界宗教史』(全八巻)ちくま学芸文庫
36 カウツキー『キリスト教の起源』法政大学出版局
37 テリー・イーグルトン『宗教とは何か』青土社
【日本思想】
38 中江兆民『中江兆民論集』岩波文庫
39 丸山眞男『日本の思想』岩波新書
40 網野義彦『無縁・公界・楽』平凡社ライブラリー
41 樋口陽一『いま、憲法は時代遅れか』平凡社
42 小林敏明『〈主体〉のゆくえ・日本近代思想史への一視角』講談社選書メチエ
43 高澤秀次『文逆者たちの大逆事件と韓国併合』平凡社新書
【災害・原発】
槌田敦『熱学概論』朝倉書店
44 レベッカ・ソルニット『災害ユートピア』亜紀書房
45 スガ秀実『反原発の思想』筑摩書房
http://www.yaesu-book.co.jp/floors/4f.html
大概の共同体批判は共同体の存在を暗黙のうちに前提にしており、
その意味で共同体に依拠している
そのことに無自覚な共同体批判は無効だ
プルードンは集合力を重視したが、その交換銀行は共同体ではない
その共同体なき共同性、は柄谷の言葉なら
孤立を求めて連帯を恐れず、ということになるだろう
議論の前提が違うのである
柄谷の探究1に補助線を引くなら
ウィトゲンシュタインは仮想敵としてショーペンハウアーに応答(意見の交換を)していたということだ
独我論という交換不可能性を突き詰めることで交換が見えてくるのだ
大概の共同体批判は共同体の存在を暗黙のうちに前提にしており、
その意味で共同体に依拠している
そのことに無自覚な共同体批判は無効だ
プルードンは集合力を重視したが、その交換銀行は共同体ではない
その共同体なき共同性、は柄谷の言葉なら
孤立を求めて連帯を恐れず、ということになるだろう
議論の前提が違うのである
今、柄谷の探究1に補助線を引くなら
ウィトゲンシュタインは仮想敵としてのショーペンハウアーに応答(意見の交換を)
していたということだ
独我論という交換不可能性を突き詰めることで交換が見えてくる
大概の共同体批判は共同体の存在を暗黙のうちに前提にしており、
その意味で共同体に依拠している
そのことに無自覚な共同体批判は無効だ
プルードンは集合力を重視したが、その交換銀行は共同体ではない
そうした共同体なき共同性、は柄谷の言葉なら
孤立を求めて連帯を恐れず、ということになるだろう
議論の前提が違うのである
今、柄谷の探究1に補助線を引くなら
ウィトゲンシュタインは仮想敵としてのショーペンハウアーに応答(意見の交換を)
していたということだ
独我論という交換不可能性を突き詰めることで交換が見えてくる
大概の共同体批判は共同体の存在を暗黙のうちに前提にしており、
その意味で共同体に依拠している
そのことに無自覚な共同体批判は無効だ
プルードンは集合力を重視したが、その交換銀行は共同体ではない
そうした共同体なき共同性、は柄谷の言葉で言えば、
孤立を求めて連帯を恐れず、ということになるだろう
議論の前提が違うのである
今、柄谷の探究1に補助線を引くなら
ウィトゲンシュタインは仮想敵としてのショーペンハウアーに応答(意見の交換を)
していたということだ
独我論という交換不可能性を突き詰めることで交換が見えてくる
ちなみに「家族的類似性」も元はショーペンハウアーの言葉だ。
大概の共同体批判は共同体の存在を暗黙のうちに前提にしており、
その意味で共同体に依拠している
そのことに無自覚な共同体批判は無効だ
プルードンは集合力を重視したが、その交換銀行は共同体ではない
そうした共同体なき共同性、は柄谷の言葉で言えば、
孤立を求めて連帯を恐れず、ということになるだろう
議論の前提が違うのである
今、柄谷の探究1に補助線を引くなら
ウィトゲンシュタインは仮想敵としてのショーペンハウアーと応答(意見の交換を)
していたということだ
独我論という交換不可能性を突き詰めることで交換が見えてくる
ちなみに「家族的類似性」も元はショーペンハウアーの言葉だ。
98 名前:考える名無しさん [sage] :2015/05/13(水) 23:53:43.34 0
ちょっと正確な事情と異なることが分かったので訂正しておこう。
鎌田は単行本編集者から映画「left alone」についての評論を依頼
されており、映画『left alone』から、革命運動の現在的現象NAMが
何故か外されていることを不審に感じ、その件を書いて単行本に掲載
してもらおうとした。
ところが明石書店側は柄谷行人に過剰に配慮し、NAM批判部分を
改稿せよと言ってきた。事の経緯が明らかになったところでは、
明石側が鎌田の文書を柄谷に読ませ、柄谷は「これを掲載するなら
自分の対談は掲載拒否する」と脅した。これを受けて明石側は鎌田の
文書を掲載することを辞めた。それを知らされた鎌田は自分の
対談部分の掲載を断った。
それら鎌田による批判と対談を世に出すために編まれたのが
ブックレット重力『「left alone」構想と批判』であると。これが
正確なことの経緯であった。
どっちにせよ柄谷が公平に、自己への批判を含む意見でも同じ
本に掲載させるほどの器量の持ち主ではないことには変わりはない。
姑息にも自身のネームバリューを駆使して、気に入らない文書は
意図的に葬ろうと謀る人間でしかない事が分かる。
朝日カルチャーセンター新宿教室・7階 @asakaruko
【5月19日募集開始】哲学者・柄谷行人さんの講座です。「千年王国と現在~Dの研究~」。最新の思考を語ります。(牛)
19:57 - 2015年5月11日
2015/6/10 エリック・ホッファー、柄谷行人訳『現代という時代の気質』 ちくま学芸文庫
2015/5/30 「10年目のLEFT ALONE」 ポレポレ坐
2015/5/18 柄谷行人「中間勢力の衰亡の危機と可能性」 社会運動No.418
2015/5/8 柄谷行人「Dの研究(第2回)原遊動性の回帰」 atプラス24
2015/3/8 柄谷行人「文学でこそ表せる「戦力でない軍隊」」 朝日新聞
2015/3 柄谷行人「移動と批評 トランスクリティーク」 現代思想3月号
2015/1/16 柄谷行人『世界史の構造』 岩波現代文庫
2015/1 現代思想 増刊号「総特集 柄谷行人の思想」
2014/7/24 柄谷行人『帝国の構造 中心・周辺・亜周辺』 青土社
2014/1/20 柄谷行人『遊動論 柳田国男と山人』 文春新書
2013/10/30 柄谷行人『柳田国男論』 インスクリプト
2012/11/16 柄谷行人『哲学の起源』 岩波書店
1961-1969 1970-1979 1980-1989 1990-1999 2000-2009 2010-2015
2003 Kojin Karatani
1985 栗本慎一郎『鉄の処女 血も凍る「現代思想」の総批評』 光文社
1983 浅田彰『構造と力 記号論を超えて』 勁草書房
1981 栗本慎一郎『パンツをはいたサル 人間は、どういう生物か』 光文社
1957- 浅田彰
1946-1992 中上健次
1930-2004 ジャック・デリダ
1926-1984 ミシェル・フーコー
1925-1995 ジル・ドゥルーズ
1924-2012 吉本隆明
1919-1983 ポール・ド・マン
1902-1983 小林秀雄
1867 マルクス『資本論 経済学批判』
1795 カント『永遠平和のために 哲学的草案』
イリイチの脱学校の社会はSNSを予見している
252 名前:考える名無しさん :2015/05/22(金) 01:22:54.88 0
芸術作品は――他のどの生産物もそうであるが――芸術を解し美的鑑賞能力のある公衆をつくりだす。
それだから、生産は、ただ主体のために対象を生産するだけではなく、
対象のために主体を生産するのである。(マルクス「経済学批判序説」岡崎次郎訳)
もちろん、これは芸術作品制作(生産)にかぎらず、肉を食うのに生で食べるのでなく、調理した肉を食べる(欲望する)、
という味わって食べる消費主体は、調理という生産によって作り出される、
というように、いわば「文明的」な生産及び消費全般について言える、というのが通説だったと思う。
後期のハイデガーにしても、ポイエーシスとは、本来は詩作のことだった、と強調したのは、
生産の、いうなれば美的生産としての面を強調する意図があったのではないか。
欲望する主体そのものが生産される、というのは、ポストモダニズムの決まり文句だったのであるが、
「消費主義を唱えた代表格のようにいわれていたボードリヤールにしても、
じつはその美的生産主義者だった、ということに、いまさら気づいた。
なお、これは、カント主義的には、美的判断重視の態度というべきものだろう。
ふるくは吉本、そうして柄谷が、別の意味で、消費が生産である、かのように言うのとは、
まるで視点が違ったのではないか。ボードリヤールよりは、吉本、柄谷のほうが、
むしろ消費主義者だろう。
蓮實、浅田のほうが、上の引用に照らせば、その点は、ずいぶんマルクス主義的だった。
POLARISCOPE: ポール・ヴァレリーの資本論
http://polariscope.blogspot.jp/2008/12/blog-post_03.html
ポール・ヴァレリーの資本論
柄谷行人が著書「トランスクリティーク」のなかでマルクスの価値形態を論じている箇所に、ポール・ヴァレリーの芸術論を引用している。マルクスが価値というものを複数の体系の間の不透過性としてみたように、芸術的価値の問題を「社会的交換の不透過性」から考えたということである。孫引きになってしまうが面白いのでその後半部分を引用しておこうと思う。
きわめて重要なのは、これらふたつの変形作用 ―作者からはじまって製造された物体に終わる変形作用と、その物体つまり作品が消費者に変化をもたらすという意味での変形作用― が、相互に完全に独立しているということです。その結果として、このふたつの変形作用は、それぞれべつべつに考えられるべきである、ということになります。
みなさま方は、作者、作品、観客あるいは聴き手という3つの項を登場させて命題をお立てになる。―しかし、この3つの項を統合するような観察の機会は、決してみなさま方のまえにあらわれないだろうという意味で、そういう命題はすべて無意味な命題なのです。(中略)
…私のたどりつく点というのはこうです。―芸術という価値は(この言葉を使うのは、結局のところ私たちが価値の問題を研究しつつあるからですが)この価値は本質的に、いま申したふたつの領域〔作者と作品、作品と観察者〕の同一視不能、生産者と消費者のあいだに介在項を置かねばならぬというあの必然性に従属しているということです。重要なのは、生産者と消費者とのあいだに精神に還元できぬなにものかがあって、直接的交渉が存在しないということ、そして、作品というこの介在体は、作者の人柄や思想についてのある概念に還元できるようななにごとも、その作品に感動する人間にもたらさぬということなのです。(中略)
…芸術家と他者(読者)このふたりの内部でそれぞれ何が起こったのか、それを厳密に比較するための方法など、絶対にいつになっても存在しないでありましょう。そればかりではありません。もし、一方の内部で起こったことが他方に直接的に伝達されるのだとすれば、芸術全体が崩壊するでありましょう。芸術のもつ力のすべてが消失するでありましょう。他者の存在に働きかける新しい不滲透性の要素の介在が是非とも必要なのです。…
(ヴァレリー「芸術についての考察」清水徹訳、「全集」第5巻、筑摩書房、柄谷行人「トランスクリティーク」岩波書店からの孫引き)
柄谷によればヴァレリーはこのような視点を「資本論」からえたということである。社会に向けて発言し、コミュニケーションをはかろうとする作品が数多い現代美術の世界において、もう一度問い直される必要があることのように思う。
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/137949/1/fbk000_035_175.pdf
第二に挙げておきたいのはマルクスの『資本論』にかかわる点である。これまでのヴァレリー研究では,「昨晩(少し……)『資本論』を読み返した1!」と書かれた1918年5月11日付けとされるジッド宛の書簡が注目を集めてきたが,(筆者の知るかぎり)では一体いつ最初に読んだのかは不明のままであった。しかし,98年2月1日のフオンテーナス宛書簡には次のようにある。「最近は他にも心をとらえる読書で忙しい。例えば『資本論』を読みました〔……〕」(P.121)。マルクスは「とても注目すべき男だが,仲間たちと同じです,つまり何も証明しなかった。この点は前から確信していました一一でも今では彼を評価することができます。彼は馬鹿じゃない。彼は経済学の諸問題を解くために,私が自分の探究の最初に心理学的諸問題のために用いたのと
《書評》Paul Val6ry/Andr6 Fontainas, Coプ7θ5卿44η‘d 893-1945同じ道具に頼っています,これは面白かった。/この道具がとても貴重なものであるのは本当ですが,私はとりあえずのところそれを放棄しました。より正確なものにしてそこに立ち戻るために」(p.122)。ここで言われている道具とは,心理事象を変換のプロセスとみるヴァレリーの「システム」のことであり,ヴァレリーは,経済事象をまず交換の諸形態として考察する『資本論』の価値形態論に,おそらく自分の方法と同質のものを見出したはずである。興味深いのは,そうした方法が,98年の段階でより正確を期すために放棄されたと言明されている点である。それと符合するかのように,同じ手紙では『アガート』の執筆が語られている。『アガート』とは, 画ーる人間の内面の探究であり,覚醒時の知性の生成のプロセスの考察である。おそらく98年初頭のヴァレリーは,数学をモデルにした「システム」の方法論から,そうした方法自体の可能性と生成の問題へと関心を移していたと考えられるのである(なお蛇足ながら,『アガート』がモンペリエの雑誌『祝杯』L4 Co〃ρθのために書き始められたものであることも,この書簡からはじめて分かったことだと思われる)。このように,伝記的事実や文壇事情だけにかぎらず,ヴァレリーの思想的展開を理解するうえでも,本書の重要性は看過することができない。ヴァレリー理解に新たな光をあてるためにも,近刊とされているルイスやルベーとの書簡集とあわせて,書簡資料の詳細な読み合わせの作業が今後も必要不可欠となるだろう。その意味で,本書は無視しえない一歩を印しているのである。
吉本隆明 - Hydra
d.hatena.ne.jp/shimomurayoshiko/20120624/p1
それで積んである順番に途中で並行して読んでいたのが、ボナパルティズムと象徴主義 とドレフュス事件以降のフランスの激動に流れていって山田広昭『三点確保 ロマン主義 とナショナリズム』(マラルメ~ヴァレリーの美学にある言語と貨幣、詩 ...
aabiblio @ ウィキ - 季刊思潮
www36.atwiki.jp/aabiblio/pages/63.html
当初の編集同人は、市川浩、柄谷行人、鈴木忠志の三名。1989年のNo.3から浅田彰 が参加。1990年のNo.8で終刊。第I期『 ..... 山田広昭「精神の政治学とは何か:ポール・ ヴァレリーとヨーロッパ」 〔→『三点確保:ロマン主義とナショナリズム』新曜社、2001〕
NTR!!と吉本隆明の時代と奇妙な廃墟 | やめましたが埋めました。
yamemashita.blogspot.com/2012/03/ntr.html
あーびっくり!!たった今さっきふと谷崎潤一郎について調べていて家に谷崎論が全然 無いなーと探していて見つかった、『しかもこのコキュ小説は、佐藤春夫との時とは逆に、 寝取って居る当事者が、寝取られた者の視点から、喪失した女性へ ...
柄谷行人 編集雑誌一覧 - nifty
homepage3.nifty.com/karatani-b/books/book_9.html
柄谷行人. 鈴木忠志. 執筆者一覧. 1989 No.3 <数学の思考>をめぐって. 1989.01.01 思潮社 ISBN:4-7837-1506-8 C0010 ..... 編集後記. 浅田彰. 柄谷行人. 執筆者一覧. 1991 No.3 「近代日本の批評」再考. 1991.10.01 福武書店 ISBN:4-8828-2394-8.
リズム レビュー・評判の検索結果:電子書籍・本|28ページ目 ... - honto
honto.jp/keyword/リズム レビュー・評判/28/
三点確保 ロマン主義とナショナリズム · 山田 広昭; 税込価格:3,024円; 出版社:新曜社; 発行年月:2001.12 ... ドイツ・ロマン派と国学をフランス象徴主義(マラルメ、 ヴァレリー)という意想外の第三項と対照させることで、近代に固有の現象としての ... 同時多発テロ、湾岸戦争、柄谷行人、江藤淳、朝日新聞、日本国憲法、愛国心などを めぐる対談。
【Literary】文学理論2【Teory】 | ログ速@2ちゃんねる(net)
www.logsoku.com>ログ速>板一覧>2ちゃんねる(net)>文学
ジェイムソンは柄谷と交流あるんだっけ? 811 : 吾輩は名無し ..... 解りやすいところで、 『ワードマップ 現代言語論』の山田広昭なんかいい例でないの。 888 : 吾輩は ... 正に ヴァレリーの名を出しながら山田広昭『三点確保』(新曜社)が論じてるね。 894 : 吾輩は ...
資本主義は奴隷制とは違う
交換様式BではなくCだ
ここがわかって始めてBとCをネーションAでつなぐという欺瞞が批判出来る
トラクリで言及されたヴァレリーのジッド宛書簡(資本論評)などは、
山田広昭『三点確保』経由だろう
柄谷の著作も所詮ブリコラージュだがそれもCの中での行為だ
資本主義は奴隷制とは違う
交換様式BではなくCだ
ここがわかって始めてBとCをネーションAでつなぐという欺瞞が批判出来る
トラクリで言及されたヴァレリーのジッド宛書簡(資本論評)などは、
山田広昭『三点確保』経由だろう
柄谷の著作も所詮ブリコラージュだがそれもAではなくCの中での行為だ
資本主義は奴隷制とは違う
交換様式BではなくCだ
ここがわかって始めてBとCをネーションAでつなぐという欺瞞が批判出来る
トラクリで言及されたヴァレリーのジッド宛書簡(資本論評)などは、
(既に邦訳もあったが)山田広昭『三点確保』経由だろう
柄谷の著作も所詮ブリコラージュだがそれもCの中での行為だ
BとCが混同されたままだと
互酬制AもDに転化出来ない
帝国と帝国主義の違いもここにポイントがある
柄谷行人、佐藤優「柄谷国家論を検討する 帝国と世界共和国の可能性」
『現代思想1月臨時増刊号』
柄谷 私の考えでは、交換様式Dは先ず普遍宗教として現われる。だから、どう
しても普遍宗教について考える必要があるのです。普遍宗教は宗教の批判として
あらわれますが、まもなくそれ自体、宗教の批判としてあらわれますが、まもな
くそれ自体、宗教になってしまう。そこで、宗教改革が何度も生じる。普遍宗教
はDを持つ以上、社会主義的な運動になります。それは千年王国運動のような社
会運動として何度も現われた。
柄谷 私は数年前にカウツキーの『中世の共産主義』を読んで感心したのです。
その後、ノーマン・コーンの『千年王国の追及』をはじめ多くの本を読みました
が、それはすでにカウツキーがやったことの二番煎じでしかない。
(二〇一四年一一月五日収録)
柄谷行人 ネーションと美学
日本では、勝者によって描かれた歴史を見直せという主張が絶えず噴出している。
しかし、むしろ不思議なのはそのような主張がどうしても勝てないということな
のである。戦後日本の憲法、特に戦争放棄を掲げた第九条が占領軍によって押し
付けられたことは明らかである。だが、そうなら、なぜそれを改定しなかったの
だろうか。先ず、この憲法を強制したアメリカ自体、中国での革命と朝鮮戦争と
いう切迫した状態のなかで、日本に再軍備を要求してきたのである。ところが、
日本政府はそれを拒否した。それは安全保障をアメリカに任せて日本は経済再建
に専念しようという宰相吉田茂の高等な戦略があったから、ではない。憲法第九
条の改訂が国民の圧倒的多数によって拒否されることが明瞭だったからである。
その結果、日本政府は(防衛のみに限定されると称して)自衛隊を作り、事実上な
し崩しに憲法の解釈を変えてきたが、いまだ選挙において、憲法改正を公然と主
張することはできない。激しい拒否に会うことが明白だからだ。
一方、平和憲法が左翼のプロパガンダのせいだといわれるが、これも的外れであ
る。マルクス主義者が軍備放棄の政策をとることはありそうもない。たとえば、
共産党は戦後日本をアメリカに植民地的に従属しているとみなし、民族独立の軍
事闘争を主張した。一般的にいって、戦後左翼はブルジョア国家の軍には反対し
たが、人民軍は肯定したのである。。それは新左翼派の多くにおいても同じであ
った。総体的に、戦後左翼は第九条を保持したというより、それを利用しようと
しただけである。それさえいっておけば、選挙において一定程度保守派に対抗で
きたからである。したがって、第九条が存続してきたのは、左翼のイデオロギー
が支配的だったからではない。その逆に、目本の左翼もまた、第九条を支える
「何ものか」に支配されてきたのである。
その「何ものか」は、いうまでもなく、国民(ネーション)にある。しかし、そ
れは彼らの「意識」にあるとはいえない。つまり、合理的な説得や反省によって
動くようなものではない。それこそ、無意識であるような「超自我」なのである。
岩本裕『世論調査とは何だろうか』柄谷行人評
「正しい仕方で質問するならば改憲反対が圧倒的多数だとわかるだろう。政府当局はそのことを知っている。だから選挙になると改憲を口にしない。その意味で世論調査が活用されている。世論を無視するために」
http://www.asahi.com/articles/DA3S11842423.html
(書評)『世論調査とは何だろうか』 岩本裕〈著〉
2015年7月5日05時00分
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『世論調査とは何だろうか』
◇戦後GHQが導入、質問の仕方で違い
本書は、世論調査の起源から、現在にいたるまでの歴史を示すとともに、今後の可能性を見ようとするものだ。古来どんな国家体制もそれなりに「民意」にもとづいている。しかし、「世論」(パブリック・オピニオン)が真に重要となったのは、人民が主権者であるような国家が成立してからだ。以来、人民の意思を示す世論が、特別の意味をもつようになった。
世論は代表制選挙において表現される。しかし、選挙だけでは不十分である。というのは、選挙では問われなかった諸問題が生じるからであり、また、選挙以後に民意が刻々と変化するからである。それに対応しないなら、直接行動(抗議デモなど)が生じる。したがって、変化に対応するため、これまでも世論調査に類したことがなされてきた。が、科学的な世論調査が確立されたのは、近年である。統計学の理論にもとづき、少ない調査対象(サンプル)を無作為(ランダム)に選ぶことによって、全体の世論を推定できるようになった。
世論調査は、日本では戦後、新憲法と同様に、連合国軍総司令部(GHQ)によって導入された。GHQにとって、それは日本の民主化にとって不可欠なものであった。1948年7月、朝日新聞が「見本数3500人、面接法、地域層化無作為抽出法」という科学的な世論調査をおこなった。以来、世論調査はどのような役割を果たしてきたか。多くの場合、それは選挙の予測や速報のために使われてきた。それは商業的な意味をもつだけで、民主主義に不可欠であるとはいえない。
ただ、今世紀に入って、RDD調査法(番号をランダムに選んで電話する)が採用されるにいたって、内閣支持率を容易に知ることができるようになった。同時に、これが内閣の存亡を左右するようにもなった。つまり、世論調査が露骨に政治的機能をもつようになったのである。世論調査では、質問の仕方、すなわち、言い回し・順序・選択肢などによって、回答が違ってくる。また、調査主体が誰であるかによって、回答者が違ってくる。こうなると、世論調査は主権者=人民の意思を知るものではなくなる。世論調査はむしろ世論操作となってくる。
本書では、それらと違った、討論型世論調査などの可能性が検討されている。しかし、私は、現在の世論調査でも「民意」を知ることができると考える。たとえば、憲法9条に関して、正しい仕方で質問するならば、改憲反対が圧倒的多数だとわかるだろう。むろん、政府当局者はそのことを知っている。だから、いざ選挙になると、改憲を決して口にしない。その意味で、世論調査が活用されている。世論を無視するために。
〈評〉柄谷行人(哲学者)
*
岩波新書・864円/いわもと・ひろし 65年生まれ。NHK解説委員などを経て、現在、同局放送文化研究所世論調査部副部長。著書に『朽ちていった命』『NHK 地球テレビ100 世界のニュースがわかる本』『失われた「医療先進国」』など。
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2015
インタビュー
「戦後七〇年 憲法九条を本当に実行する」
2015年8月15日 朝日新聞朝刊
「神の国・超自我・非戦」
『社会運動』 2015年7月号
論 文 「反復強迫としての平和」
『世界』 2015年9月号
「Dの研究」 第三回
(『atプラス』 25号 2015年8月)
講 演
「千年王国と現在 Dの研究」
2015年8月29日(土) 13:00-14:30
朝日カルチャーセンター 新宿
8月16日(日) : 江森盛夫の演劇袋
http://enbukuro.exblog.jp/24796088/
・柄谷行人インタビュー:「戦後七〇年憲法九条を本当に実行する」(聞き手 岩波書店社長 岡本厚)朝日新聞
・”憲法九条を変えることはできません。ーそれは、戦後の日本人には、戦争を忌避する精神が深く根付いていたからです。それは」無意識」のものです。それは「無意識」のものです。集団的無意識ですね。これは意識的なもではないから、論理的な説得によっても、宣伝・煽動によっても変えることはできない。そして、これは、社会状況が変わっても世代が変わっても残る。”
・問題は、「無意識」から積極的「意識」への道か・・。
・国際連合も憲法九条も、柄谷が目指す「世界共和国」もカントの「永遠平和のために」を淵源とするらしい。も未読なので、池内紀訳のわかりやすい翻訳がでたそうだから読もう。
日本時間午前2時試合開始のメジャー、田中マー君先発のヤンキースの対ブルージェイス戦の中継を見てしまう。堂々た完投!
原武史「〈女帝〉の日本史」
なお、原始的な段階で母系制がまずあり、それが父系制に移行したという吉本隆明の説は、
哲学者の柄谷行人によっても否定されています。柄谷によれば、どちらでもない状態が最初
にあり、次に単系(母系ないし父系)または双系というかたちをとったのであり、中国や朝鮮は
父系制、日本は父系と母系が混在する双系制になりました。そして次に、それらがそれぞれ家
父長制へと移行したのです(『〈戦前〉の思考』および『遊動論』)。
ロシア革命(ロシアかくめい, 露: Российская революция ラシースカヤ・レヴァリューツィヤ, 英: Russian Revolution)とは、1917年にロシア帝国で起きた2度の革命のことを指す名称である。特に史上初の社会主義国家樹立につながったことに重点を置く場合には、十月革命のことを意味している。また逆に、広義には1905年のロシア第一革命も含めた長期の諸革命運動を意味する。
ロシア革命
Russian Revolution of 1917.jpg
赤の広場を行進するボリシェヴィキ軍
場所 ロシア
結果
ボリシェヴィキの勝利。ソヴィエト連邦の成立
ニコライ2世の退位
二月革命によるロシア帝国の崩壊
十月革命によるロシア臨時政府の崩壊
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の成立
ロシア内戦の開始
「二月革命」、「十月革命」は当時ロシアで用いられていたユリウス暦における革命勃発日を基にしており、現在一般的に用いられるグレゴリオ暦ではそれぞれ「三月革命」、「十一月革命」となる。この項目で使用されている月日は1918年2月14日のグレゴリオ暦導入までの事柄についてはユリウス暦による月日で表記しており、13日を加算するとグレゴリオ暦の月日に換算できる。
世界資本主義の諸段階(柄谷行人『帝国の構造』181頁より)
参照:資本主義の世界史的諸段階(『世界史の構造』412頁、『知の現在と未来』97頁)
__________________________________________
|1750〜 |1810〜 |1870〜 |1930〜 |1990〜
|1810 |1870 |1930 |1990 |
______|______|______|______|______|_______
覇権国家 オランダ | イギリス | アメリカ
______|______|_____________|_____________循
世界資本主義|帝国主義的 |自由主義的 \帝国主義的 |自由主義的 \帝国主義的
______|______|_______\_____|_______\_____環
対抗運動 |分散的 |集積的 \分散的 |集積的 \分散的
______|______|__一八四八_\_____|__一九六八_\______↕︎_
経済政策 |後期重商主義|自由主義 |帝国主義 |後期資本主義|新自由主義
______|______|______|______|______|______リ
資本 |商人資本 |産業資本 |金融資本 |国家独占資本|多国籍資本
______|______|______|______|______|______
世界商品 |繊維産業 |軽工業 | |耐久消費財 |情報 ニ
& |(マニュファ|(機械生産)|重工業 |(フォーディ|(ポスト・フォ
(生産形態)| クチャー)| | | ズム |ーディズム)
______|______|______|______|______|______ア
国家 |絶対主義王権|国民国家 |帝国主義国家|福祉国家 |地域主義
______|______|______|______|______|_______
宇野経済学 | 段階論 ☆| 現状分析
ロシア革命
国際連盟*
*柄谷はロシア革命1917よりも国連1920を重視する。
国際連盟は経済学者フィッシャーのアイデアという説がある。
ちなみにネットワーク型対抗運動も循環する。
世界資本主義の諸段階(柄谷行人『帝国の構造』181頁より)
参照:資本主義の世界史的諸段階(『世界史の構造』412頁、『知の現在と未来』97頁)
__________________________________________
|1750〜 |1810〜 |1870〜 |1930〜 |1990〜
|1810 |1870 |1930 |1990 |
______|______|______|______|______|_______
覇権国家 オランダ | イギリス | アメリカ
______|______|_____________|_____________循
世界資本主義|帝国主義的 |自由主義的 \帝国主義的 |自由主義的 \帝国主義的
______|______|_______\_____|_______\_____環
対抗運動 |分散的 |集積的 \分散的 |集積的 \分散的
______|______|__一八四八_\_____|__一九六八_\______↕︎_
経済政策 |後期重商主義|自由主義 |帝国主義 |後期資本主義|新自由主義
______|______|______|______|______|______リ
資本 |商人資本 |産業資本 |金融資本 |国家独占資本|多国籍資本
______|______|______|______|______|______
世界商品 |繊維産業 |軽工業 | |耐久消費財 |情報 ニ
& |(マニュファ|(機械生産)|重工業 |(フォーディ|(ポスト・フォ
(生産形態)| クチャー)| | | ズム |ーディズム)
______|______|______|______|______|______ア
国家 |絶対主義王権|国民国家 |帝国主義国家|福祉国家 |地域主義
______|______|______|______|______|_______
宇野経済学 | 段階論 ☆| 現状分析
ロシア革命
国際連盟*
*柄谷はロシア革命1917よりも国連1920を重視する。
国際連盟は経済学者フィッシャーのアイデアという説がある。
ちなみにネットワーク型対抗運動の性質も循環する。
世界資本主義の諸段階(柄谷行人『帝国の構造』181頁より)改
参照:資本主義の世界史的諸段階(『世界史の構造』412頁、『知の現在と未来』97頁)
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|1750〜 |1810〜 |1870〜 |1930〜 |1990〜
|1810 |1870 |1930 |1990 |
______|______|______|______|______|_______
覇権国家 オランダ | イギリス | アメリカ
______|______|_____________|_____________循
世界資本主義|帝国主義的 |自由主義的 \帝国主義的 |自由主義的 \帝国主義的
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対抗運動 |分散的 |集積的 \分散的 |集積的 \分散的
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経済政策 |後期重商主義|自由主義 |帝国主義 |後期資本主義|新自由主義
______|______|______|______|______|______リ
資本 |商人資本 |産業資本 |金融資本 |国家独占資本|多国籍資本
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世界商品 |繊維産業 |軽工業 | |耐久消費財 |情報 ニ
& |(マニュファ|(機械生産)|重工業 |(フォーディ|(ポスト・フォ
(生産形態)| クチャー)| | | ズム |ーディズム)
______|______|______|______|______|______ア
国家 |絶対主義王権|国民国家 |帝国主義国家|福祉国家 |地域主義
______|______|______|______|______|_______
宇野経済学 | 段階論 ☆| 現状分析
ロシア革命
国際連盟*
*柄谷はロシア革命1917よりも国連1920を重視する。
国際連盟は経済学者フィッシャーのアイデアという説がある。
ちなみにネットワーク型対抗運動の性質も循環する。
インドが覇権を取るとするなら2050年ごろ
世界資本主義の諸段階(柄谷行人『帝国の構造』181頁より)改
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|1750〜 |1810〜 |1870〜 |1930〜 |1990〜
|1810 |1870 |1930 |1990 |
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覇権国家 オランダ | イギリス | アメリカ
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世界資本主義|帝国主義的 |自由主義的 \帝国主義的 |自由主義的 \帝国主義的
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対抗運動 |分散的 |集積的 \分散的 |集積的 \分散的
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経済政策 |後期重商主義|自由主義 |帝国主義 |後期資本主義|新自由主義
______|______|______|______|______|______リ
資本 |商人資本 |産業資本 |金融資本 |国家独占資本|多国籍資本
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世界商品 |繊維産業 |軽工業 | |耐久消費財 |情報 ニ
& |(マニュファ|(機械生産)|重工業 |(フォーディ|(ポスト・フォ
(生産形態)| クチャー)| | | ズム |ーディズム)
______|______|______|______|______|______ア
国家 |絶対主義王権|国民国家 |帝国主義国家|福祉国家 |地域主義
______|______|______|______|______|_______
宇野経済学 | 段階論 ☆| 現状分析
ロシア革命
国際連盟*
*柄谷はロシア革命1917よりも国連1920を重視する。
国際連盟は経済学者フィッシャーのアイデアという説がある。
ちなみにネットワーク型対抗運動の性質も循環する。インドが覇権を取るとするなら2050年ごろ
世界資本主義の諸段階(柄谷行人『帝国の構造』181頁より)改
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|1750〜 |1810〜 |1870〜 |1930〜 |1990〜
|1810 |1870 |1930 |1990 |
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覇権国家 オランダ | イギリス | アメリカ
______|______|_____________|_____________循
世界資本主義|帝国主義的 |自由主義的 \帝国主義的 |自由主義的 \帝国主義的
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対抗運動 |分散的 |集積的 \分散的 |集積的 \分散的
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経済政策 |後期重商主義|自由主義 |帝国主義 |後期資本主義|新自由主義
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資本 |商人資本 |産業資本 |金融資本 |国家独占資本|多国籍資本
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世界商品 |繊維産業 |軽工業 | |耐久消費財 |情報 ニ
& |(マニュファ|(機械生産)|重工業 |(フォーディ|(ポスト・フォ
(生産形態)| クチャー)| | | ズム |ーディズム)
______|______|______|______|______|______ア
国家 |絶対主義王権|国民国家 |帝国主義国家|福祉国家 |地域主義
______|______|______|______|______|_______
*柄谷はロシア革命1917よりも国連1920を重視する。国際連盟は経済学者フィッシャーのアイデアという説がある。
ちなみにネットワーク型対抗運動の性質も循環する。インドが覇権を取るとするなら2050年ごろ
世界資本主義の諸段階(柄谷行人『帝国の構造』181頁より)改
__________________________________________
|1750〜 |1810〜 |1870〜 |1930〜 |1990〜
|1810 |1870 |1930 |1990 |
______|______|______|______|______|_______
覇権国家 オランダ | イギリス | アメリカ
______|______|_____________|_____________循
世界資本主義|帝国主義的 |自由主義的 \帝国主義的 |自由主義的 \帝国主義的
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対抗運動 |分散的 |集積的 \分散的 |集積的 \分散的
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経済政策 |後期重商主義|自由主義 |帝国主義 |後期資本主義|新自由主義
______|______|______|______|______|______リ
資本 |商人資本 |産業資本 |金融資本 |国家独占資本|多国籍資本
______|______|______|______|______|______
世界商品 |繊維産業 |軽工業 | |耐久消費財 |情報 ニ
& |(マニュファ|(機械生産)|重工業 |(フォーディ|(ポスト・フォ
(生産形態)| クチャー)| | | ズム |ーディズム)
______|______|______|______|______|______ア
国家 |絶対主義王権|国民国家 |帝国主義国家|福祉国家 |地域主義
______|______|______|______|______|_______
*柄谷はロシア革命1917よりも国連1920を重視する。国際連盟は経済学者フィッシャーのアイデアという説がある。
ちなみにネットワーク型対抗運動の性質も循環する。インドが覇権を取るとするなら2050年ごろ
世界資本主義の諸段階(柄谷行人『帝 国の構造』181頁より)改
__________________________________________
|1750〜 |1810〜 |1870〜 |1930〜 |1990〜
|1810 |1870 |1930 |1990 |
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覇権国家 オランダ | イギリス | アメリカ
______|______|_____________|_____________循
世界資本主義|帝 国主義的 |自由主義的 \帝 国主義的 |自由主義的 \帝 国主義的
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対抗運動 |分散的 |集積的 \分散的 |集積的 \分散的
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経済政策 |後期重商主義|自由主義 |帝 国主義 |後期資本主義|新自由主義
______|______|______|______|______|______リ
資本 |商人資本 |産業資本 |金融資本 |国家独占資本|多国籍資本
______|______|______|______|______|______
世界商品 |繊維産業 |軽工業 | |耐久消費財 |情報 ニ
& |(マニュファ|(機械生産)|重工業 |(フォーディ|(ポスト・フォ
(生産形態)| クチャー)| | | ズム |ーディズム)
______|______|______|______|______|______ア
国家 |絶対主義王権|国民国家 |帝 国主義国家|福祉国家 |地域主義
______|______|______|______|______|_______
*柄谷はロシア革命1917よりも国連1920を重視する。国際連盟は経済学者フィッシャーのアイデアという説がある。
ちなみにネットワーク型対抗運動の性質も循環する。インドが覇権を取るとするなら2050年ごろ
ディオゲネス・ラエルティオスはギリシア哲学の起源を、アナクシマンドロスから始まるイオニア学派(厳密にはミレトス学派)と、ピタゴラスから始まるイタリア学派(ピタゴラス教団のこと)に大別し、ソクラテス(ソクラテス学派)やプラトン(古アカデメイア学派)は前者の系譜で、パルメニデス、ゼノン(ともにエレア派)、エピクロス(エピクロス学派)らは後者の系譜であると主張している[4]。さらにディオゲネス・ラエルティオスは、哲学には自然学・ 倫理学・論理学の三つの部門があり、まず自然学が発達し、次いでソクラテスが倫理学を加え、ゼノンが論理学を確立し、倫理学にはアカデメイア学派、キュレネ学派、エリス学派、メガラ学派、キュニコス学派、エレトリア学派、詭弁学派(ソフィストなど)、逍遙学派(ペリパトス学派)、ストア学派、エピクロス学派という10の学派があったとも主張している[5]。
柄谷は哲学の起源で否定しているが
パルメニデスとヘラクレイトスを対比させる哲学史の把握は
ある程度有効だと思う
柄谷はヘラクレイトスもパルメニデスも共にイオニア的な思想を受けついでいるとして
その類似性を強調した。ギリシア本島の硬直的な思考とは違うのだと。
ただやはりヘラクレイトスからニーチェへ
パルメニデスからプラトンへと
系譜学的に見た方が分かりやすい
パルメニデスとヘラクレイトスの違いは
アインシュタインとボーアの違いだ
柄谷はat+15の国分対談がオススメ
僕は 、そこがギリシア政治および哲学におけるイオニアの位置づけと似ていると思ったんですね 。バビロン捕囚についても 、イオニアについても 、誰も避けているわけではない 。たとえば 、どんな本にもアテネ以前に 「イオニアには高度な経済発展 、技術的発展 、政治的発展があり 、 … … 」と書いてある 。しかし 、それだけです 。それで 、いつのまにかイオニアがプツリと消えて 、 「アテネに民主主義が成立した 」という話になってしまう 。こちらとしては 「イオニアはどうなったんだよ ! ? 」と言いたくなりますよね (笑 ) 。つまり 、少しも隠されているわけではないのに 、むしろそのために一番隠されているのがイオニアとバビロンなんです 。いつも論じているくせに 、実質的には何も論じていない 。
國分 ─ ─まるでポ ーの推理小説 「盗まれた手紙 」みたいですね (笑 ) 。隠されずにそこに置いてあったがゆえに 、誰も見つけられなかった 、と 。
柄谷 ─ ─その通り 。このような問題に関して 、これまで探偵がいなかったのです (笑 ) 。
柄谷はヘラクレイトスもパルメニデスも共にイオニア的な思想を受けついでいるとして
その類似性を強調した。ギリシア本島の硬直的な思考とは違うのだと。
ただやはりヘラクレイトスからニーチェへ
パルメニデスからプラトンへと
系譜学的に見た方が分かりやすい
簡単に言えばパルメニデスとヘラクレイトスの違いはアインシュタインとボーアの違いだ
柄谷はat+15の国分対談がオススメ
僕は 、そこがギリシア政治および哲学におけるイオニアの位置づけと似ていると思ったん
ですね 。バビロン捕囚についても 、イオニアについても 、誰も避けているわけではない 。
たとえば 、どんな本にもアテネ以前に 「イオニアには高度な経済発展 、技術的発展 、政治
的発展があり 、 … … 」と書いてある 。しかし 、それだけです 。それで 、いつのまにか
イオニアがプツリと消えて 、 「アテネに民主主義が成立した 」という話になってしまう 。
こちらとしては 「イオニアはどうなったんだよ ! ? 」と言いたくなりますよね (笑 ) 。
つまり 、少しも隠されているわけではないのに 、むしろそのために一番隠されているのが
イオニアとバビロンなんです 。いつも論じているくせに 、実質的には何も論じていない 。
國分 ─ ─まるでポ ーの推理小説 「盗まれた手紙 」みたいですね (笑 ) 。隠されずに
そこに置いてあったがゆえに 、誰も見つけられなかった 、と 。
柄谷 ─ ─その通り 。このような問題に関して 、これまで探偵がいなかったのです (笑 ) 。
柄谷はヘラクレイトスもパルメニデスも共にイオニア的な思想を受けついでいるとして
その類似性を強調した。ギリシア本島の硬直的な思考とは違うのだと。
ただやはりヘラクレイトスからニーチェへ
パルメニデスからプラトンへと
系譜学的に見た方が分かりやすい
簡単に言えばパルメニデスとヘラクレイトスの違いはアインシュタインとボーアの違いだ
柄谷はat+15の国分対談がオススメ
僕は 、そこがギリシア政治および哲学におけるイオニアの位置づけと似ていると思ったん
ですね 。バビロン捕囚についても 、イオニアについても 、誰も避けているわけではない 。
たとえば 、どんな本にもアテネ以前に 「イオニアには高度な経済発展 、技術的発展 、政治
的発展があり 、 … … 」と書いてある 。しかし 、それだけです 。それで 、いつのまにか
イオニアがプツリと消えて 、 「アテネに民主主義が成立した 」という話になってしまう 。
こちらとしては 「イオニアはどうなったんだよ ! ? 」と言いたくなりますよね (笑 ) 。
つまり 、少しも隠されているわけではないのに 、むしろそのために一番隠されているのが
イオニアとバビロンなんです 。いつも論じているくせに 、実質的には何も論じていない 。
國分 ─ ─まるでポ ーの推理小説 「盗まれた手紙 」みたいですね (笑 ) 。隠されずに
そこに置いてあったがゆえに 、誰も見つけられなかった 、と 。
柄谷 ─ ─その通り 。このような問題に関して 、これまで探偵がいなかったのです (笑 ) 。
ちなみに、ギリシアのアルファベットが作られ普及したのは、イオニアです。エジプトでは、文字修得が難しくて、それができた書記が権力をもったのですが、イオニアでは、ほとんどの人が読み書きできた。さらに、彼らは鋳貨を作り、食料などの価格を市場に任せた。したがって、官僚にもとづく国家体制を必要としなかった。ギリシア文化は全体にホメロスの叙事詩を共有するものですが、それが書かれたのもイオニアでした。これは、題材がミケーネの時代からとられているのに、イオニア社会を反映したものです。つまり、イソノミア的なのです。
イオニアで植民者が最初に作ったポリスはミレトスですが、それが一杯になると、植民してつぎつぎと別のポリスを作っていった。その一つであるエフェソスから出た思想家がヘラクレイトスです。さらに、イオニアのポリスが一杯になると、南イタリアに植民した。それとともに、イオニアの文化もイタリアに広がった。パルメニデスのようなエレア学派がその代表です。ヘラクレイトスもパルメニデスも、イオニア的な思想を受けついでいます。彼らはそれぞれ異なったポリスに所属したが、同時に、いわば「コスモポリス」に生きていたのです。
一方、ギリシア本島ではどうか。イオニアと違って、本島のポリスは、牧畜や農業が中心で、貨幣経済が浸透するにつれて、階級格差と対立が生じた。それに対して、二つの対策がありえた。その一つの極は、スパルタの「共産主義」です。彼らは貨幣経済を停止し、軍国主義的な体制を築いた。ここでは、平等は確保されたが、個人の自由はありません。他方で、その対極が、アテネのデモクラシーです。つまり、アテネでは、貨幣経済を維持しつつ、同時に階級格差を防ごうとした。それがデモクラシーなのです。
柄谷行人思想的地震より
ちなみに、ギリシアのアルファベットが作られ普及したのは、イオニアです。エジプトでは、文字修得が難しくて、それが
できた書記が権力をもったのですが、イオニアでは、ほとんどの人が読み書きできた。さらに、彼らは鋳貨を作り、食料など
の価格を市場に任せた。したがって、官僚にもとづく国家体制を必要としなかった。ギリシア文化は全体にホメロスの叙事詩
を共有するものですが、それが書かれたのもイオニアでした。これは、題材がミケーネの時代からとられているのに、イオニア
社会を反映したものです。つまり、イソノミア的なのです。
イオニアで植民者が最初に作ったポリスはミレトスですが、それが一杯になると、植民してつぎつぎと別のポリスを作って
いった。その一つであるエフェソスから出た思想家がヘラクレイトスです。さらに、イオニアのポリスが一杯になると、南
イタリアに植民した。それとともに、イオニアの文化もイタリアに広がった。パルメニデスのようなエレア学派がその代表
です。ヘラクレイトスもパルメニデスも、イオニア的な思想を受けついでいます。彼らはそれぞれ異なったポリスに所属し
たが、同時に、いわば「コスモポリス」に生きていたのです。
一方、ギリシア本島ではどうか。イオニアと違って、本島のポリスは、牧畜や農業が中心で、貨幣経済が浸透するにつれ
て、階級格差と対立が生じた。それに対して、二つの対策がありえた。その一つの極は、スパルタの「共産主義」です。彼
らは貨幣経済を停止し、軍国主義的な体制を築いた。ここでは、平等は確保されたが、個人の自由はありません。他方で、
その対極が、アテネのデモクラシーです。つまり、アテネでは、貨幣経済を維持しつつ、同時に階級格差を防ごうとした。
それがデモクラシーなのです。
柄谷行人思想的地震より
柄谷はヘラクレイトスもパルメニデスも共にイオニア的な思想を受けついでいるとして
その類似性を強調した。ギリシア本島の硬直的な思考とは違うのだと。
ただやはりヘラクレイトスからニーチェへ
パルメニデスからスピノザへと
系譜学的に見た方が分かりやすい
簡単に言えばパルメニデスとヘラクレイトスの違いはアインシュタインとボーアの違いだ
哲学の起源もいいが柄谷はat+15の国分対談がオススメ
僕は 、そこがギリシア政治および哲学におけるイオニアの位置づけと似ていると思ったん
ですね 。バビロン捕囚についても 、イオニアについても 、誰も避けているわけではない 。
たとえば 、どんな本にもアテネ以前に 「イオニアには高度な経済発展 、技術的発展 、政治
的発展があり 、 … … 」と書いてある 。しかし 、それだけです 。それで 、いつのまにか
イオニアがプツリと消えて 、 「アテネに民主主義が成立した 」という話になってしまう 。
こちらとしては 「イオニアはどうなったんだよ ! ? 」と言いたくなりますよね (笑 ) 。
つまり 、少しも隠されているわけではないのに 、むしろそのために一番隠されているのが
イオニアとバビロンなんです 。いつも論じているくせに 、実質的には何も論じていない 。
國分 ─ ─まるでポ ーの推理小説 「盗まれた手紙 」みたいですね (笑 ) 。隠されずに
そこに置いてあったがゆえに 、誰も見つけられなかった 、と 。
柄谷 ─ ─その通り 。このような問題に関して 、これまで探偵がいなかったのです (笑 ) 。
スペイン
(カタルーニャ語) 春琴抄 Lapislatzuli Editorial 谷崎潤一郎/
田澤耕 翻訳・出版助成
フランス
(フランス語) 世界史の構造 CNRS Editions 柄谷行人/
浅利誠 翻訳・出版助成
フランス
(フランス語) マークスの山 Actes Sud 髙村薫/
Sophie Refle
https://www.jpf.go.jp/j/project/culture/publication/supportlist_publish/supportlist_p_29.html
83単
85
ヘシオドス
ポセイドン
神統記
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