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ン. ゲ ル ス ・マ ル クス 主義研 究』. 第 1号,. 1987年 10 月)。 2 ) MEGA II. /8, S. 17# “. N 工工一Eleotronlo. Llbrary .... 覧表 J の 基底稿で あ る。 マ ル ク ス は 後者 を 1877年 10 月に ゾル. ゲ に 送 っ て い る. 8〕 。 エ. ン ゲ ル ス が ゾ ル ゲ か らこ の ...
次いで第7章では、『資本論』第1部のマルクスにとっ
ての「最終決定版」は、エンゲルス編集増補第3版でも
第4版でもなく、1877年にアメリカで計画された英語版
のためにマルクスが作成した「『資本論』第1巻のための
変更一覧表」の変更指示を完全に実現した版であるとい
う筆者年来の主張が、MEGA編集者の見解を批判しつ
つ展開されている。その考証内容は妥当であり、取りあ
えず早急に筆者の言う「最終決定版」を実現しなければ
ならないであろう。しかしそうして実現された「最終版」
がマルクス著 『 資本論 』「最終版」であるとしても、直
ちに、我々にとっての『資本論』「最終最良版・決定版」
となるかどうか。これが本来の問題であろう。
新MEGAと《資本論》の成立 著者名等 大村泉/著 ≪再検索≫ 出版者 八朔社 出版年 1998.04 大きさ等 22cm 436p NDC分類 331.6 目次 新MEGAと国際マルクス/エンゲルス財団;『資本論』の成立―編集史および理論成立
史の争点;第3章 「資本と利潤」の成立;1861‐63年草稿における第3部構想の
成立;「機械」論草稿の成立;剰余価値論と工場法分析;エンゲルスによる第1部編集の
根本問題;エンゲルス第3部編集への批判(新MEGA編集者間の論争;日本人研究者に
よる再審);『資本論』第1部初版本の伝承;マルクス稀覯本の伝承ISBN等 4-938571-71-4
[mixi] マルクス研究 | 資本論草稿について
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2531273&id=22722396
またフランス語版『資本論』では、初版の後半部分にマルクスは改訂の手を加えていますが、このフランス語版とドイツ語版との統一に関してマルクスは完成することなくこの世を去ります。ところがマルクスは生前にドイツ語第2版のどこを削除し、フランス語版のどこに置き換える必要があるかを「第1巻のための変更一覧表」で一括整理していました。しかし第3版編集の際にエンゲルスはその存在に気づいていませんでした(!)。
そんな訳でエンゲルスは第3版を編集・出版する際に「変更一覧表」ではなく、その元になった第2版とフランス語版マルクス自用本の「書き込み」を参考にしました。ただ研究者によるとこの「書き込み」は単なる備忘録・メモの域を越えないものであって、「一覧表」の存在なしには意図が不鮮明な部分が多数あったようです。
そんな訳で依拠すべき草稿が取り違えられてしまい、フランス語版で訂正された箇所が第3版で訂正がされないままになったり、不正確になったりしました。
エンゲルスが「一覧表」の存在に気づいたのは、後年の英語版監修の時点・1887年のことだったのですが、エンゲルスはどうしたわけか第3版でも第4版(現行流布版底本)でも編集の手入れをほとんど行わず、またこうした事実を率直に述べていません。
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