火曜日, 9月 27, 2016

日米欧の経済停滞は「資本主義の限界」なのか? - ライブドアニュース


日米欧の経済停滞は「資本主義の限界」なのか? - ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/11851211/
工学博士が読み解く『シン・ゴジラ』――ゴジラがデフレギャップを解消する - ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/11935829/






「供給=需要」「供給<<<需要」「供給>需要」「供給>>>需要」



「供給=需要」「供給<<<需要」「供給>需要」「供給<<<需要」


正と反の経済線(用語が平易になった。下図は過去の用語を併用
):

以下木下栄蔵『アメリカの次…』2012、『資本主義…』2016より

イ                          覇権国家
ンギ           |         成長経済 /\
フャ          /|\         ___/  \__→
レッ         /バ|バ\       |発展した
 プ 通常経済   /ブ | ブ\ 恐慌経済 |フェーズ
_________/ル  |  ル\     |
         発   |   崩\    |
デ       生    |    壊\___|
フギ インフレ      |      デフレ
レャ 経済成長する時期     次の経済成長のための
 ッ              社会的共通インフラを
 プ              構築する時期

    主役=市場         主役=国家
    〇財政再建         〇財政出動
    ✖︎財政出動         ✖︎財政再建

          投資効率(e)
        投資利益率/市場利子率
     e>1           e<1


「供給=需要」「供給<需要」「供給>>>需要」「供給<<<需要」
正の経済、正のバブル、反の経済、正のバブル

                      S=Y(供給関数)
   |               A'/
  需|         主問題経済学_ー D'=aY+I'
  要|             _ー/|    (需要関数)
   |           _ー / |
   |         _ー|主/ _ー D=aY+I
   |       _ー  |/_ー |
   |     _ー   A/ー   | 
   |   _ー    _ー|    _ー D''=aY+I''
   | _ー    _ー/対| _ー |
   |ー    _ー /  _ー   |
   |   _ー| / _ー|    |
   | _ー  |/_ー  |    |
   |ー A''/ー    |    |
   |    /双対問題経済学    |
   | _ー/ |     |    |
   |ー /  |     |    |
   | /   |     |    |
   |/45度_|_____|____|__________
         Y''   Y0   Y'       Y(生産、所得)
       a=0.9なら     a=0.9なら
   Y''-Y0=10▽I     Y'-Y0=10△I
        
上図の主問題経済学と双対問題経済学は、双対関係になっている。
(木下栄蔵『経済学はなぜ間違え続けるのか』2009年,147頁より)



用語がORのものになっている。
(『資本主義の限界』2016では正の経済と反の経済というわかりやすい用語になった)

主問題経済学と双対問題経済学、
通常経済  と 恐慌経済、
インフレギャップとデフレギャップ、
セイの法則 と 有効需要の原理が当てはまる。 

A・スミス と マルクス

木下はケインズを批判するが、ケインズの理論と言っていい。
現状認識が大事になる。
サミュエルソンの45度線分析(厳密にはサミュエルソン創始ではない)が今も有効だ。

O R …オペレ ーションズ ・リサ ーチ ( operations research )の略 。数学的 ・統計的モデルを利用して 、最も効率的な解を求める科学的技法 。


正と反の経済線:
現在の日本

以下木下栄蔵『アメリカの次…』2012、『資本主義…』2016より

イ                         
ンギ           |        
フャ          /|\        
レッ         /バ|バ\       
 プ 通常経済   /ブ | ブ\ 恐慌経済 
_________/ル  |  ル\______________
         発   |   崩\          デ
デ       生    |    壊\______   フ
フギ インフレ      |      デフレ   |  レ
レャ 経済成長する時期     次の経済成長のための|  ギ
 ッ              社会的共通インフラを|  ャ
 プ              構築する時期    金\ ッの
                          融 \プ拡
    主役=市場         主役=国家   緩  \大
    〇財政再建         〇財政出動   和   \
    ✖︎財政出動         ✖︎財政再建

          投資効率(e)
        投資利益率/市場利子率
     e>1           e<1

「供給=需要」「供給<<<需要」「供給>需要」「供給>>>」
正の経済、正のバブル、反の経済、反のバブル

日米欧の経済停滞は「資本主義の限界」なのか? - ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/11851211/

日米欧の経済停滞は「資本主義の限界」なのか?

木下栄蔵・著『資本主義の限界』P55より

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 日本とユーロ圏でマイナス金利となり、アメリカも次なる利上げに踏み込めないでいる。金利の否定は資本主義の否定にも等しい。やはり資本主義は限界を迎えているのか? 新刊『資本主義の限界』において、「『正と反の経済学』によって『限界』を突破できる」と指摘している名城大学都市情報学部の木下栄蔵教授に聞いた。

――最近では「資本主義は戦争によってしか発展できない」とする、思想家の内田樹氏と政治学者の白井聡氏の対談が話題になりました。資本主義限界論がここそこで聞こえてきます。

木下:私はそうは思いません。それを説明するのに好都合なのが、私が提唱している「正と反の経済線」です。

――「経済線」とはどんな線なのでしょうか?

木下:需要と供給の差をラインに示したものです。この線が原点よりも上にあればインフレギャップが存在し、下にあればデフレギャップが存在していることを示します。気をつけてほしいのは、「高い水準にあるから高成長」「低い水準にあるから成長していない」といったように経済の規模や成長率を示す線ではないということです。その国の経済がインフレギャップなのか、デフレギャップなのかを示したシンプルなラインです。

――図を見ると、日本が高度経済成長期にあった時代も経済線は横ばいですね。

木下:この時代、細かなインフレギャップやデフレギャップ、あるいは好況や不況はありましたが、基本的には大きな需給ギャップは発生せず、日本経済は発展していきました。それが大きく変わったのは1985年のプラザ合意です。急激に円高が進み、「円高不況」「円高デフレ」となりました。そこで当時の澄田智日銀総裁は政策金利を引き下げました。これがインフレギャップを発生させ、平成バブルの元凶となりました。

――1989年の大納会、日経平均は今も破られていない史上最高値の3万8915円をつけました。

木下:まさにバブルのピークです。ところがそれ以降、ソ連の崩壊などパラダイムの転換となる大事件が続き、日本経済も大きな転換点を迎えることになります。バブル崩壊です。富の先食いであるバブルは必ず弾けます。戦後ずっと「正の経済」にあった日本経済ですが、バブル崩壊後に「反の経済」へと遷移しました。

――バブル崩壊で発生した「失われた20年」、そしてデフレギャップをいまだ日本は解消できていない、と。ところで経済線を見ると、直近はデフレギャップが拡大しているようです。これは何を意味するのでしょうか。

木下:これこそが前編で指摘した「反のバブル」の発生を示しています。きっかけとなったのは前述したように日銀の異次元緩和であり、それを加速させたのがマイナス金利でした。通常、バブルはインフレギャップの拡大により発生します。つまり経済線が極端に上方へ移動することで発生していました。チューリップバブルしかり南海バブルしかり、あるいは日本の不動産バブルやアメリカでリーマンショック前に発生していたバブルしかりです。ところが今回、初めてデフレギャップの発生した「反の経済」の下でバブルが発生しました。

――ではデフレギャップとは何なのでしょうか。

木下:ひと言でいえば、銀行に滞留したお金です。今はいくら日銀がお金ばらまいても、金利をマイナスにしても、企業は設備投資しないし、消費者も消費しない。だから「供給>需要」の関係は変わりません。新たな需要が生まれていないからです。むしろ、デフレギャップは拡大しているのが現状です

――この状況を救う方策はあるのでしょうか。

木下:ひとつ考えられるのが戦争です。先ほどの「経済線」を今一度見直してください。日本は大正バブルの崩壊後にも「反の経済」へ陥りましたが、戦争によって脱却しています。第2次世界大戦によって京都や奈良、北海道などのごく一部を除く日本全土が空爆を受けました。その結果、日本の供給能力はほぼゼロになるほど壊滅させられました。大正バブル崩壊後、「供給>需要」となりデフレギャップを抱えていたのが、空爆によって「供給<<<需要」へと急転換した。敗戦後、インフレという副作用はあったものの、日本は「正の経済」へと復帰して、高度経済成長を遂げていくのです。

日米欧の経済停滞は「資本主義の限界」なのか?


――では、今の日本が復活する道も戦争である、と?

木下:広島と長崎に落とされた2発の悲惨な原子力爆弾を人類が経験した今、大規模な総力戦である戦争は国際的に許されるものではありません。いくら戦争が資本主義再生の手段として有効だからといって、決して選ぶべきでないことは明らかです。戦争以外にも日本が「反の経済」を脱して発展を遂げる方策もあることはあります。資本主義がダメだからといって、社会主義、共産主義を選択することは愚の骨頂ですから、我々でなんとかして資本主義の限界を突破する方法を模索せねばなりまません。

 資本主義の限界を突破する秘策とは……? 次回後編では、新刊『資本主義の限界』の骨子でもある「反のバブル崩壊」について話を聞いた。〈取材・文/高城泰 撮影/岡戸雅樹〉

【木下栄蔵(きのした えいぞう)】
1949年、京都府生まれ。1975年、京都大学大学院工学研究科修了、現在、名城大学都市情報学部教授、工学博士。この間、交通計画、都市計画、意思決定論、サービスサイエンス、マクロ経済学などに関する研究に従事。特に意思決定論において、支配型AHP(Dominant AHP)、一斉法(CCM)を提唱、さらにマクロ経済学における新しい理論(Paradigm)を提唱している。1996年日本オペレーションズリサーチ学会事例研究奨励賞受賞、2001年第6回AHP国際シンポジウムでBest Paper Award受賞、2005年第8 回AHP国際シンポジウムにおいてKeynote SpeechAward受賞、2008年日本オペレーションズリサーチ学会第33回普及賞受賞。2004年4月より2007年3月まで文部科学省科学技術政策研究所客員研究官を兼任。2005年4月より2009年3月まで、および2013年4月より名城大学大学院都市情報学研究科研究科長並びに名城大学都市情報学部学部長を兼任。8月12日に新刊『資本主義の限界』(扶桑社)を発売

工学博士が読み解く『シン・ゴジラ』――ゴジラがデフレギャップを解消する - ライブドアニュース
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工学博士が読み解く『シン・ゴジラ』――ゴジラがデフレギャップを解消する

『資本主義の限界』(扶桑社)P42より

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日本経済再生への足取りは鈍い。日本経済はどうしたら再生できるのか。「ゴジラが日本経済を救う」と、真顔で主張するのは、『資本主義の限界』を上梓した名城大学都市情報学部の木下栄蔵教授だ。確かに興行収入は50億円を超えるとも言われ、経済効果は高い。しかし、日本経済を救うとは大げさな気もする。その真意とは?

木下:経済効果云々といった微細な話をしたいわけではありません。もっと日本経済の根本的な問題と、その解決策を私は『シン・ゴジラ』の向こう側に見たのです。

――さっぱり意味がわからないのですが……。

木下:順を追って説明しましょう。先日上梓した『資本主義の限界』に書いたとおり、日本経済の苦境はデフレギャップがすべての元凶です。需要に対して供給が過剰、つまりいくらモノをつくっても売れない。消費者は欲しいものがないからモノを買わないし、売り上げの増加が見込めないなかでは企業も新たな投資には及び腰です。バラ撒いた紙幣はタンス預金や銀行に滞留し、デフレギャップが拡大する一方なのです。

◆政府・日銀が歪める金融市場

――しかし、政府・日銀も財政政策、金融政策を進めています。

木下:むしろ逆効果でしかありません。日本銀行が紙幣を大量にバラ撒いているため、余った大量のお金は国債市場や株式市場に雪崩れ込み、株式市場や国債市場に「デフレギャップバブル」を発生させています。

――7月の日銀会合ではETFの買い入れ額を6兆円に増額、日本株市場の歪みには拍車がかかっています。

木下:日銀がいくらETFを買おうと、あるいはヘリコプターからマネーをバラ撒いたとしても問題は解決されません。なぜならば、課題は「供給>需要」の関係をいかに均衡させるかなのです。いくら紙幣をバラ撒いても、需要は増えないし、供給は減らない。

――「供給>需要」を均衡させるためには、単純に考えれば供給を減らすか、需要を増やすかの2択ですね。

木下:その前者、すなわち供給を減らすことでデフレギャップを克服した国があります。この日本です。20世紀前半、大正バブルの崩壊や世界恐慌により、日本ではデフレギャップが発生しました。それを克服したきっかけは第二次大戦。本土空襲により、日本の供給源はほぼ壊滅しました。「供給>需要」から一気に「供給<需要」へと転換したのです。本土空襲が日本のデフレギャップを解消したのです。

◆ゴジラ上陸で株も円も国債も大暴落!

――まさか、今の日本でも戦争が起きればデフレギャップは解消されると?

木下:私は平和主義者です。戦争なんて望みません。しかし、戦争によらず日本の過剰な供給源を一気に激減させてくれるのがゴジラなのです。東京湾から上陸したゴジラは東京を半壊させました。映画内ではゴジラの襲撃後、「株も円も国債も大暴落だ!」と叫ぶシーンがありました。あれだけの衝撃が起これば、投資家は落ち着くまで日本株や国債を手放さざるをえない。つまり供給源の激減によりデフレギャップは解消され、市場は暴落してデフレギャップバブルも一掃される。その結果、デフレギャップを抱えた「反の経済」(デフレギャップ状態の経済を示す木下氏の造語)から、通常の「正の経済」(インフレギャップ状態の経済)へと復帰できるのです。

――しかし、ゴジラにどこまでの知能があるか不透明。「デフレギャップを解消させる程度の破壊にしてくれ」とお願いしたところで、日本全土を蹂躙するでしょう。

木下:日本が得意とするロボット技術を活用すればいい。ゴジラにAIを搭載し、メカゴジラ化にすればいいでしょう。……冗談です。ゴジラのような怪獣が本当に出てくれば、こんな与太話はしていられないでしょう。しかし、『シン・ゴジラ』の大ヒットは、「日本経済が抱えている“シン”の問題は何か」を私たちに問うているのです。

――『シン・ゴジラ』の“シン”からは「新」と「真」の2つの意味が読み取れます。

木下:日本経済が抱えているデフレギャップこそ「真」の問題であり、デフレギャップバブルという「新」問題が起きていることを政府・日銀は認識すべきでしょう。そうでなければ、我々はゴジラの上陸を待つまで、永遠のデフレギャップに苦しむことになってしまいます。

 これまで世界中のどんな経済学も有効に機能したことはなかった。しょせん机上の空論である経済学に新たな展望をもたらした「正と反の経済学」の詳細は新刊『資本主義の限界』でぜひ確認してもらいたい。〈取材・文/高城泰 撮影/岡戸雅樹〉

【木下栄蔵(きのした えいぞう)】
1949年、京都府生まれ。1975年、京都大学大学院工学研究科修了、現在、名城大学都市情報学部教授、工学博士。この間、交通計画、都市計画、意思決定論、サービスサイエンス、マクロ経済学などに関する研究に従事。特に意思決定論において、支配型AHP(Dominant AHP)、一斉法(CCM)を提唱、さらにマクロ経済学における新しい理論(Paradigm)を提唱している。1996年日本オペレーションズリサーチ学会事例研究奨励賞受賞、2001年第6回AHP国際シンポジウムでBest Paper Award受賞、2005年第8 回AHP国際シンポジウムにおいてKeynote SpeechAward受賞、2008年日本オペレーションズリサーチ学会第33回普及賞受賞。2004年4月より2007年3月まで文部科学省科学技術政策研究所客員研究官を兼任。2005年4月より2009年3月まで、および2013年4月より名城大学大学院都市情報学研究科研究科長並びに名城大学都市情報学部学部長を兼任。8月12日に新刊『資本主義の限界』(扶桑社)を発


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