日曜日, 6月 25, 2017

【気象】小さな雲がぎっしり詰まった台風の全容が初めて明らかに/気象研究所



 




 


http://yokohama440.dip.jp/movie/03.mp4 
動画 

サブ課題 A | ポスト「京」重点課題 4 | JAMSTEC 
http://www.jamstec.go.jp/pi4/ja/sub_00.html 

気象庁非静力学モデル(JMANHM)を利用し、台風全域をカバーする領域で、 
微細構造を表現可能なラージ・エディ・シミュレーション(LES)を実施し、再現 
された台風の中心を横切る断面を望む視点で、水物質量の3次元可視化を行った。




▽関連 
「台風全域の超高解像度シミュレーションが解明した風の微細構造」 
http://www.mri-jma.go.jp/Topics/H29/290619_typhoon/press_release.pdf

<用語解説>
(注1)ラージ・エディ・シミュレーション(LES):計算結果でみられたロール構造のように、「ラージ・エディ」と呼ばれる渦を計算格子上で解像するシミュレーション手法です。一般的な数値予報モデルの計算では、比較的小さい構造である「ラージ・エディ」は解像されず、それらの効果のみ(統計的にみちびきだされたもの)が導入されています。その場合と比較すると、LESは計算負荷が高いものの、より信頼できる計算となります。 
(注2)ロール構造:上昇・下降流が平行して形成され、地表付近ではそれぞれ弱風や強風域となります。上昇・下降流により上下方向の熱量・水蒸気や運動量の輸送が行われます。水平風がある場合に下層を温めるなどして発生する熱対流でも同様の構造がみられますが、本研究でみられたロール構造は生成機構が異なっています。
 (注3)壁雲:台風の目を囲うように形成される雲。雲を生じる際の熱の開放が台風の駆動源となります。 
(注 4)パラメタリゼーション:数値予報モデルでは、限られた時間内に予報結果を得ることが必要なため、今回発見したような微細構造を表現可能な解像度で計算を行うことができません。そこで、これらの微細構造の効果を、物理的な考察に基づき、近似的に表現する必要があり、この表現の工夫はパラメタリゼーションと呼ばれます。 
http://egg.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1498400459/-100

【気象】小さな雲がぎっしり詰まった台風の全容が初めて明らかに/気象研究所©2ch.net

1 : 
2017/06/25(日) 23:20:59.99 ID:CAP_USER
小さな雲がぎっしり詰まった台風の全容が初めて明らかに 

台風の風は、強く吹いたり急に弱まったりするし、向きも一定していない。 
これは、地面の近くを吹く台風の風が、細かい複雑な構造を持っているからだ。 
この構造を解明できれば、ときに大きな災害をもたらす台風の正体にもっと迫れるはずだが、それがじつは難しい。 

台風は、大きなものだと、その広がりは直径1000キロメートルを超え、雲の高さは高度10キロメートルに達する。 
台風内のあらゆる地点、あらゆる高度で風速などの観測を実施することは不可能だ。 
そのため、台風をコンピューターでシミュレーションして全体像を把握することが実像に迫る有力な手段なのだが、これまでは解像度が粗くて、詳細が分からなかった。 
気象研究所の伊藤純至(いとう じゅんし)研究官らの研究グループは、100メートル刻みの解像度で台風を再現するシミュレーションを行い、このほど成果を発表した。 
細かな雲がぎっしり詰まった台風の詳細な全容が、世界で初めて明らかになった。 
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 --- 

▽引用元:サイエンスポータル 2017年6月23日 
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2017/06/20170623_01.html 

▽関連 
「台風全域の超高解像度シミュレーションが解明した風の微細構造」 
http://www.mri-jma.go.jp/Topics/H29/290619_typhoon/press_release.pdf




2017年6月23日ニュース「小さな雲がぎっしり詰まった台風の全容が初めて明らかに」 

SciencePortalサイエンスポータル 2017年6月23日 


https://i.imgur.com/yCsUmwD.gif
▽関連 
「台風全域の超高解像度シミュレーションが解明した風の微細構造」 
http://www.mri-jma.go.jp/Topics/H29/290619_typhoon/press_release.pdf

<用語解説>
(注1)ラージ・エディ・シミュレーション(LES):計算結果でみられたロール構造の
ように、「ラージ・エディ」と呼ばれる渦を計算格子上で解像するシミュレーション
手法です。一般的な数値予報モデルの計算では、比較的小さい構造である「ラージ・
エディ」は解像されず、それらの効果のみ(統計的にみちびきだされたもの)が導入
されています。その場合と比較すると、LESは計算負荷が高いものの、より信頼できる
計算となります。 
(注2)ロール構造:上昇・下降流が平行して形成され、地表付近ではそれぞれ弱風
や強風域となります。上昇・下降流により上下方向の熱量・水蒸気や運動量の輸送が
行われます。水平風がある場合に下層を温めるなどして発生する熱対流でも同様の
構造がみられますが、本研究でみられたロール構造は生成機構が異なっています。
 (注3)壁雲:台風の目を囲うように形成される雲。雲を生じる際の熱の開放が台風
の駆動源となります。