土曜日, 10月 14, 2017

ミレニアム・ブリッジ (ロンドン)


NAMs出版プロジェクト: ミレニアム・ブリッジ (ロンドン)

http://nam-students.blogspot.jp/2017/10/blog-post_14.html

経済ショックが生産性低下の循環を招く「清滝・ムーアモデル」2008を構築した 清滝信宏教授

http://nam-students.blogspot.jp/2017/10/naver.html

London Millenium Bridge Opening

スティーヴン・ストロガッツ: 驚くべきシンクロ現象 | TED Talk | TED.com

https://www.ted.com/talks/steven_strogatz_on_sync/transcript?language=ja

しかし シンクロするのは常に良いことではありません 癲癇(てんかん)の発作では 10億もの細胞が 病的に協調して同時に放電します ですから 同調するということは 良いこととは限らないのです レーザ光線は 生物でも細胞でもない シンクロ現象で 原子レベルでの レーザ光線は 生物でも細胞でもない シンクロ現象で 原子レベルでの 調和によって発生します この天井の照明とレーザとの決定的な違いは 干渉性にあります 天井の照明は みなさんの最初の拍手のように さまざまな色 周波数が混じっています しかしレーザ光は リズムの揃った拍手です すべての原子が同じように振動して ひとつの色 周波数を発しているのです さて ここからが私のプレゼンの 一番むずかしいところです 非生命体がシンクロする例をお見せしたいと思います 息を飲んで見守って下さい ここにあるのは空のペットボトルが2つ 手品を披露しようというわけではなくて 不器用な人間がペットボトルとたわむれてるだけです ここにメトロノームもあります 聞こえますか? それから これは世界最小のメトロノームです ... おっと 宣伝はダメでしたね とにかく 最小のメトロノームです これを一番早い設定にしてみます もうひとつも同じにします まずはテーブルに置いて試してみましょう この2つがシンクロする理由はありませんし 多分しないでしょう (メトロノームの音) ここに立ったほうが良く聞こえますね (さっきより少し大きくなったメトロノームの音) 周期が完全に同じではないので 徐々にズレてゆくはずです(徐々にずれるメトロノームの音) ほら ズレました 互いにコミュニケーションできないからですメトロノームがコミュニケーションだなんて おかしな考え方だと思いますよね? でも 実は 機械的な作用で出来るのです そのためのチャンスを用意しましょう この2つを 動く台に乗せます「コーネル大学院ガイド」という台です (笑) さて どうなるでしょうか 嫁さんには 全体がひっくり返ってしまわないように 同時に載せろと言われたのですが… できましたね さてと… さらにズルをしないため ズレた状態から始めたいのですが それもまた難しいんです (メトロノームの音 ずれていたのが徐々に同じリズムになる) (拍手) よし ではまたズレてしまう前に下ろしましょう(笑) ちょっと奇妙に思えるでしょうが このように ありふれている 自生的秩序の発生が 思いもしない結果につながることがあります 良い例として 2000年のロンドンで起きた事件があります 良い例として 2000年のロンドンで起きた事件があります テムズ川の美しい ミレニアム・ブリッジは 100年にわたるロンドンの歴史の中で テムズ川を渡す 最初の歩行者橋になる 誇るべき事業でした 橋のデザインは 大きなコンテストで選ばれ 勝利したのは 卓越したチームでした メンバーのノーマン・フォスター卿はおそらく TED精神を体現した イギリスの最も偉大な建築家でしょう 共に働くのは彫刻家のアンソニー・カロ そして設計事務所オヴ・アラップ フォスター卿が子供の時に読んだ 漫画をもとにしたデザインで優勝しました その漫画では 主人公のフラッシュ・ゴードンが 断崖でライトセイバーのようなものを投げます 投げられたライトセイバーは断崖をまたぐ 一筋の光となり その光の上を駆け抜けるのです 「テムズを渡す光が私のビジョンだ」 とフォスター卿は語りました そうしてできあがった一筋の光が うすい鋼鉄のリボンでできた ケーブルが橋の側面に設置された 世界で最も薄く平らな吊り橋でした 普通 吊り橋は上からケーブルで吊っていますがこの橋のケーブルは橋の横にあって まるで輪ゴムをテムズ側にピンと張ったように 橋を支えているのです みんなが橋を渡りたいと思っていたので 開通日は 何千もの人が駆けつけました みんなが橋を渡りたいと思っていたので 開通日は 何千もの人が駆けつけました そこで事件が起きましたそして 開通後二日で橋は閉鎖されたのです 

ミレニアム・ブリッジ (ロンドン) - Wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ミレニアム・ブリッジ_(ロンドン)

Death Eater Attack -- Harry Potter and the Half-Blood Prince

Credit Cycles. Author(s): Nobuhiro Kiyotaki and John Moore. Source: The Journal of Political Economy, Vol. 105, No. 2 (Apr., 1997), pp. 211-248. Published by: The University of Chicago Press. Stable URL: http://www.jstor.org/stable/2138839.


NAMs出版プロジェクト: 経済学日本人著者入門書
http://nam-students.blogspot.jp/2016/10/blog-post_9.html(@)

経済ショックが生産性低下の循環を招く「清滝・ムーアモデル」2008を構築した 清滝信宏教授

http://nam-students.blogspot.jp/2017/10/naver.html


清滝信宏氏とジョン・ムーア氏の論文「流動性、景気循環、金融政策」(2008年)
Liquidity, Business Cycles, and Monetary Policy Nobuhiro Kiyotaki (Princeton University)  and John Moore (London School of Economics) 2008




   期間t(現在)      期間t+1(将来)    期間t+2(現在)
_____________________________________
  一時的な負のショック
  (資産価値の下落)
       ↓
 →企業の純資産価値の減少  企業の純資産価値の減少  企業の純資産価値の減少
↑  (担保余力の減少)    (担保余力の減少)    (担保余力の減少)
       ↓      ↗︎    ↓      ↗︎      ↓       ↗︎
  企業の資産需要の減少   企業の資産需要の減少   企業の資産需要の減少
       ↓           ↓             ↓
  資産利用コストの減少   資産利用コストの減少   資産利用コストの減少
↑            ↙︎             ↙︎
 ←世の資産価値の下落              ←



リスクと流動性 | 東洋経済

https://store.toyokeizai.net/books/9784492444122/

ヒュン・ソン・シン著/大橋 和彦訳/服部 正純訳 2015/01
グローバル金融市場の研究の第一人者が金融危機発生のメカニズムと新しい規制の理論的背景を示す。清滝信宏教授の解説も収録。

目次
刊行に寄せて(清滝信宏)
日本語版への序文
第1章 金融リスクの性質 ☆
第2章 バリュー・アット・リスクと資本
第3章 バリュー・アット・リスクが引き起こすブームとその崩壊
第4章 ダイナミック・ヘッジング
第5章 アセット・ライアビリティ・マネジメント
第6章 金融システム
第7章 貸出ブーム
第8章 ノーザン・ロックの事例
第9章 証券化と金融システム
第10章 未来に向けた新たな出発
第11章 グローバル流動性の第二局面と新興国経済への影響


【書評37】:『リスクと流動性』ヒュン・ソン・シン著|金融の仕組みとは...。 : 或る大学生の読書ブログとウィーン留学記録|The Record of Wien and My Favorite Books

http://blog.livedoor.jp/tikyuu_karigurashi/archives/31814870.html
「金融なんて、分かんないわ...。」という人が大多数であろう。かく言う僕もそうだし。金融のことは全然分からない。「金融批判」系の本なら、わりかし読んだけど、「金融の仕組み」は未だに全然知らない(但し、金融の専門家でも株価の不安定性や金融市場の不安定性はやはり全てが分かる訳ではないらしい)。
まあ、でもそんな僕でも読み得る本であった。なんで突然、金融市場が不安定になるかを少しは分かった気にならせてくれるであろう本だ。


リスクと流動性: 金融安定性の新しい経済学
ヒュン ソン・シン
東洋経済新報社
2015-01-09



本名:『リスクと流動性』
著者名:ヒュン・ソン・シン
ジャンル:経済、金融

ミレニアム橋

 金融リスクは、ミレニアム橋のように、或る方向に揺れたら内生的に増幅してしまうものである。つまり、時価会計によって全ての銀行が同時に同じ動きをするので、瞬時にバランスシート上で動いてしまう。これが揺れを増幅する原因である。

 因に、ミレニアム橋というのは、英国ロンドンのテムズ川の上を架かる歩道橋である。ミレニアム橋の有名さは、2000年6月10日に開通したもののあまりの揺れに3日後に封鎖され、再開通したのが2002年2月22日になってしまったということに由来します。また、映画『ハリーポッターと謎のプリンス』でデスイーターが崩落させた橋であり、実際にミレニアム橋を映画のロケ地として使用しています。


ミレニアム橋



では、時価会計とは何か?

 金融大学のホームページによれば、

時価会計とは、一部の金融資産を、期末時点の時価で再評価する会計手法のことをいいます。保有資産の価値を毎期末ごとに見直し、時価と簿価の差額を評価損益として、貸借対照表や損益計算書に反映させます。

貸借対照表というのは、ある時点(期末日)の財産の一覧表です。時価会計は、期末時点における企業の財政状態を正確に公表させるための会計手法です。


なのだと言う。要は、「金融資産を含めた保有資産を期末段階で公表しなければならない会計システム」だ。これは、「国際的な会計水準」であり、2001年まで日本の会計の多くは「原価評価」だったが、2001年以降導入が進み、「市場価格評価」である「時価会計」に変更が進んだのです。


金融の内在的な欠陥

 そして、価格には2つの意味があり、経済のファンダメンタルズを示す役割行動を促す役割ももっている。これが、市場価格に依拠して行動することが市場価格を歪めるのに役立ってしまうということだ。

価格変化⇆銀行がバランスシートを調整する」

 アンドリュー・クロケット曰く、
「一般的にリスクは不況期に増大し、好況期には減少すると考えられているが、それとは逆に、リスクは経済が上向きなときに金融の不均衡を高めつつ増大し、不況に於いて発現する、と考える方がより有益である」

 つまり、ブーム時には、銀行は余剰資本をもってしまうのだ。バランスシートを正当に時価評価する銀行やそのたの金融会社にとって、時価会計での資本の増加は実体のあるものであり、資産価格の上昇が生み出した余剰資本と利益の増加は、銀行の経営陣にとっての圧力と也、追加的な資産増加を促す(余剰資本や利益の存在を余らせておくことは無駄に見えてしまう)のだ。リスクに対して銀行が要求するスプレッドは縮小し、必要最低条件の条件を満たしていなかった借り手も貸し出しを受けるようになる。
 
 資産価格ブームの行動を誘発する特性は、銀行や証券会社のようなレバレッジを掛ける機関に最も強く作用する。何故ならば、レバレッジは時価会計による資本の増加を一段と大きくするからである。ブーム終盤の兆候としては、リスク・スプレッドの縮小とリスクの価格の低下が昔から云われてきた。


 ここで、レバレッジを註釈しておこう。皆の大好きなwikiによると、

他人資本を使うことで、自己資本に対する利益率を高めること、または、その高まる倍率。 原義は「てこ(レバー、lever)の作用」。

 つまり、一旦他人資本を総資産として、その資産運用によって利益を追加的にあげ、利益率を嵩ましすることだ。


 右上がりの需要曲線と右下がりの供給曲線という問題(リスク資産の価格が上昇すると、レバレッジをかけている金融機関はリスク資産を買い増す+価格が低下すると、レバレッジを掛ける機関のリスクへの欲求がそれだけ低下し、価格が低くなっているのにも関わらず、求めるリスク資産が低下する)は、ファンダメンタルズの反映行動の誘発という、価格の二重の機能と深く関わっている。
 (なんと、経済の基本原則である需要供給曲線は成り立たず、むしろ完全に正反対のものが成り立つのだ。) 
 
金融機関の戦略の問題 

 上記の金融の基本原則が内在的に価格調整機能に欠損がある上に、各主体の戦略にも問題はおおありだ。金融機関にとっての価格不安定性のリスクには、戦略の一つであるダイナミック・ヘッジング(=価格変化に応じてオプションを調整することで、プット・オプションと同じ利得を複製しようとする、下に注釈)というものがある。ダイナミック・ヘッジングは、価格が低下したら、資産をより多く売却することを促すのである。これは、右上がりの需要曲線と右下がりの供給曲線を生む戦略であり、まさに価格の変動を増幅するポートフォリオ戦略なのである。このフィードバックループは勢いを増し続けてしまう。
 
 ダイナミック・ヘッジングは、流動性の高い市場があって可能になる。だが、流動性は、取引ポジションが多様であることから生まれる公共財である。多くのヘッジ戦略は右上がりの需要曲線と右下がりの供給曲線を増幅するものである。
 
 例えば、年金債務の時価会計は、年金基金に支払能力を確保させ、将来の支払いに資産を合致させるより優れたリスク管理に導くことを狙って、年金規制当局が採用した規制(債務の時価会計はマイナスなので上手く働くのだ)である。財務健全規制と会計基準の組み合わせは、年金債務を時価評価し債務の市場価値に合わせて資産ポートフォリオを組み替える年金基金に、資産・負債ヘッジ戦略を採用させる重要な要因であった。


 銀行の貸し出しの資金の源泉は、①銀行システム全体の資本②銀行が銀行システム外の貸手に負う債務である。時価評価された銀行の資本が健全でリスクの計測量が低いブーム時において、銀行はバランスシートの拡大を図る。銀行部門全体のバランスシートは、銀行が互いに貸し借りをすることでのみ増大が可能になる。よって、望ましいリスクをとり、レバレッジを高めていくことは、銀行が互いに負う債務を増やすということであり、債権債務関係がより一層絡み合っていくことになる。その結果、最終的な貸手から最終的な借り手までをバランスシートのつながりで辿ると、その距離は長くなり関連性は弱くなっていくのである。⇒システミック・リスクへ
 
 また、債権債務の満期の短期化は、金融仲介の連鎖が長くなるに連れて自然に伴うものである。その連鎖の各々のつながりが利益のでるレバレッジをかけた取引となるには、取引の資金調達側の金利が低くなければならない。よって、イールド・カーブが右上がりであることは、連鎖の各繋がりで満期がより短くなることを助けるのである。今回の金融危機前にオーバーナイトのレポが証券会社の主要な資金調達手段として普及したことは、このような文脈で理解出来る。


注釈
(バリュー・アット・リスクとダイナミック・ヘッジング)

 バリュー・アット・リスクとは?
 
 「1日、1週間、若しくは1年間に起こりうる最悪の結果は(現実的に)どのようなものであろうか」
Pr(W < W0 - VaR) ≦ 1-α
 上式を満たす最小の非負の数VaRが、バリュー・アット・リスク


 ダイナミック・ヘッジングとは?
 
 「将来のショックに対してポートフォリオがヘッジされた状態に保たれるように、価格変化に応じてポートフォリオを動的に調整する行為」
 
 ポートフォリオ・インシュアランス

 プット・オプション(特定の資産を、あらかじめ同意した価格(ストック・プライス)で、将来の特定の時点(満期)に売却する権利を、その保有者に与える)を保有することから得られる利得の複製を試みるものである。
 
 この際、行うことが2つ或る。
  1. プット・オプションの利得は原資産価格が低いと増加するので、複製ポートフォリオでは原資産の売りポジションをとらなければいけない
  2. 更に、プット・オプションの価値変化の度合いは原資産価格が下がるほど大きくなるので、原資産価格が下落したらより大きな売りポジションをとらなければならない=ダイナミック・ヘッジングを実行するには、原資産価格が下がるほど、原資産をより多く売却しなければいけないのである。→「安ければ売り、高ければ買う」戦略
 なぜ、複製しなければならないか→組織化された取引所で取引されるオプションは、特定の金融商品の市場に限られており、しかも比較的短い満期のものしかないので、満期の非常に長いオプションや独自のポートフォリオについては、ダイナミックにプット・オプションを複製することが唯一の方法となってしまった。

 最も単純なダイナミック・ヘッジングは、デルタ・ヘッジングというもの。ブラック・ショールズ公式
→売買と価格にフィードバック効果があると、理論上の価格と実際の価格が大きくずれる。ブラック・ショールズ公式は明らかにプット・オプションの価格を過小評価する。
 

ノーザン・ロックの事例

 小口預金者が支店の前に列をなすテレビの光景があったが、それはノーザン・ロックの流動性の直接的な危機ではなかった。むしろ、それまでノーザン・ロックの短中期の債権を購入していた債権者が市場から消えてしまったことが、同行を流動性危機に陥らせた。
 
 ノーザン・ロックの債権者は、高度な技術をもつ投資家の比率が多かったと云う。投資家はバランスシートを容易にへんこうできるので、金融危機に陥ると、投資家はバランスシートを縮小する。そこで、レバレッジをかけていた金融機関への与信を削減せざるを得ない。


証券化と金融システム

 筆者、ヒュン・ソン・シンはいくつかの処方箋を提示する。

 処方箋
 
①規制当局の介入
 →介入によって、逆に確信の好循環を生み出させる

②フォワード・ルッキングな引き当て
 →銀行が新たなローンを貸し出す際に、事前の引き当て負担を課すことで、同銀行の資本水準を低下させる。問題は、銀行システムの資本が多すぎることなのだから、バランスシートを抑制させる政策をとれば良い。(ピグー税?)

③金融仲介の構造改革
 →カバード・ボンドの発行の奨励:銀行のバランスシート上で他の資産から分離され、一つの資産項目として管理される特定の資産を担保として、カバード・ボンドは発行される。投資家は、発行者である銀行自体への訴求権ももつ。カバード・ボンドの特徴は、ロング・オンリーの機関投資家が直接購入出来るものであり、金融仲介の連鎖は短い、また、資産のデュレーションを反映した長いデュレーションをもつ。このデュレーションの長さは、①資産と負債のデュレーションの一致は、発行銀行が資金調達において満期変換を行わないことを意味する。また、負債の担保となるローンは分離して管理されているので、時価評価を厳密に行うことはあまり意味がない。ジュネーブ・レポートでは銀行が同資産を保有し続ける能力の有無を考慮するべきであると述べられている。②負債のデュレーションが長いことは、短期の資金調達が行われがたくなることを示す。証券の長いデュレーションは、年金債務の長いデュレーションへの合致を求める年金基金にとって大変望ましいデュレーションを提供するだろう。


 カバード・ボンドは、デンマークやドイツ(住宅ローン債権)ではおなじみのものになっている。カバード・ボンドは「カバー・プール」として知られ、他の資産から分離されて管理される一群のローンが担保となる債券である。

 カバード・ボンドが広く導入されていない理由は、カバー・プールに関する債券保有者の権利を、預金保険機構に対して優先させることが法律上難しいということにある。


 筆者は、この③の金融仲介の構造改革をとりわけ推しているようだ。というのも、やはり目下根源的な問題だと見られているのは、過剰な流動性(長期債権も途中で権利を売れるのだから、必然的にそうなる)と相手が見えないということであり、システムが内在的に流動性を抱えていることこそが問題なのだから、システムを変えるのは当然得られるべき帰結だ。但し、この手法では確かにロング・オンリーが主流の債権となれば良いのだが、「ロング>ショート」というインセンティブが先ず必要だ。それには、ロングを魅力的にする以上に、ショートに今よりも不利益が被るようにならない限りに於いては、「ロング>ショート」の図式は起きないのではないだろうか?

 また、基本的にデフォルトを起こしたり、金融危機を迎えた国々は、外国債の割合が多く投資家の投機対象として目を付けられた結果である。日本は9割が国内債務なのでデフォルトしないと言われているが、傾向としては海外の投資家の割合は増えているし、これからがいよいよ慎重を期していかなければいけないであろう。というのも、年金債務が結局国債として運用されている中で、社会保障の安定性にも関わってくるからである。其の中で、金融緩和として年金基金GPIFの国債運用は国民の生活を保障するに足るだけの安定性を確保させることが出来るのだろうか。金融が内在的に不安定性をもっていることの影響力は鑑みなければいけないのではないか。

 


ロンドン・ミレニアム歩道橋(London Millennium Footbridge)はミレニアム橋の愛称で親しまれている、ロンドンテムズ川にかかる歩道橋2000年6月に完成した。

ミレニアム橋
Mill.bridge.from.tate.modern.arp.jpg
基本情報
イギリスの旗 イギリス
所在地ロンドン
交差物件テムズ川
用途歩道橋
管理者ブリッジ・ハウス地所
シティ・オブ・ロンドン会社
開通2000年6月10日
構造諸元
形式吊り橋
全長370 m
4 m
最大支間長144 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示

目次

概要編集

歩道橋はイギリスミレニアムプロジェクト(2000年記念事業)[注 1]のひとつとして1996年サザーク議会によるコンペの結果、アラップフォスター・アンド・パートナーズアンソニー・カロによる設計案が当選した。

建設は1998年後半に起工、歩道橋部分は1999年4月28日に着工した[1]。建設費は1820万ポンドで、ミレニアム委員会とロンドン信託により支払った[2]。2000年6月10日に開通したものの大きな横揺れの発生により2日後に閉鎖、対策工事を経て2002年2月22日に再開通となった。

同歩道橋はサザーク橋(下流)とブラックフライアーズ鉄道橋(上流)との間に位置しており、南側には、グローブ座、バンク・サイド・ギャラリー、テート・モダン、北側にはセント・ポール大聖堂がある。最寄りのロンドン地下鉄の駅は、マンション・ハウス駅である。

一時閉鎖編集

2000年6月10日の開通当日は、橋に隣接するテート・モダンの人気も手伝い大勢の歩行者が訪れた。しかし、人々が橋を歩き始めると、橋は小刻みに大きな横揺れを始めた。開通日の午後以降は通行人数を制限する対応がとられたが、6月12日に対策工事を行うため一時閉鎖となった。

この橋は幅の狭い吊り橋であり、多少の揺れは予測されていた。また開通日は風の強い日だった。しかし、これらを勘案しても実際に生じた揺れは想定を上回る大きなものだった。調査の結果、次のような原因で揺れが生じたことが判明した。まず、人間は人混みを歩くときに他人との衝突を避けるために無意識に他人の歩調に合わせる心理があり、歩行による荷重は分散せずに周期的なものとなった。そして橋の固有振動周期が荷重の周期に近かったため、共振により揺れ始めた。さらに、ひとたび橋が揺れ始めると、多くの歩行者が揺れに対応しようとして橋の振動に歩調を合わせるようになり、ますます橋の揺れが激しくなった[3]

対策として、橋の振動数を制御して共振を起こりにくくするためにダンパーを追加する工事を行った[3]。補修工事には500万ポンドを要し[3]、2002年2月22日に再開通した。

脚注編集

注釈編集

  1. ^ Millennium Commission(千年紀組織委員会)が主導して多くの記念イベントの開催や記念建造物が造られている。事業費用の一部はナショナル・ロッタリー(宝くじ)の売り上げから出されており、同事業により造られた建造物には「A Millennium Commission Lottery Project」と書かれた記念碑が建てられている。

出典編集

  1. ^ Where Thames Smooth Waters Glide
  2. ^ Life: The Observer Magazine - A celebration of 500 years of British Art - 19th March 2000
  3. a b c 橋が開通するも、人の歩行と強風による揺れで閉鎖”. 失敗知識データベース2017年8月1日閲覧。

外部リンク編集

0 Comments:

コメントを投稿

Links to this post:

リンクを作成

<< Home