冨山和彦
冨山 和彦(とやま かずひこ、1960年(昭和35年)- )は、日本の経営コンサルタント、経営者である。株式会社経営共創基盤代表取締役CEO。 主な兼職として、パナソニック社外取締役、東京電力ホールディングス社外取締役、産業革新投資機構社外取締役。 経済同友会副代表幹事。財務省財政制度など審議会委員、内閣府税制調査会特別委員、内閣官房まち・ひと・しごと創生会議有識者、内閣府総合科学技術・イノベーション会議基本計画専門調査会委員、金融庁スチュワードシップ・コードおよびコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議委員、経済産業省産業構造審議会新産業構造部会委員他。 近著に、『なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略』『選択と捨象』『決定版 これがガバナンス経営だ!』『AI経営で会社は甦る』他。
筑波大学附属駒場高等学校卒。東京大学法学部在学中の1984年に旧司法試験に合格。1985年3月に同大学を卒業しボストン・コンサルティング・グループ(BCG)に入社した。翌1986年にはコーポレイトディレクションの設立に携わることになり、設立後は経営戦略の立案やその実行支援を担当。1990年にスタンフォード大学経営学修士(MBA)取得。2001年には代表取締役社長に就任した。コーポレイトディレクションではアキヤマ印刷の再生や日本リース不動産部門の売却シナリオ作成に貢献したと称する。
2007年、コンサルティング・企業再生を取り扱う株式会社経営共創基盤(IGPI)を設立し代表取締役CEOに就任、同社は関東自動車・茨城交通・福島交通や岩手県北自動車、浄土ヶ浜パークホテル、パイオニアなどの再生支援、ネクステック社やパシフィックホールディングス社等を手掛けていたが、2009年9月、政府のJAL再生タスクフォースサブリーダーへの就任を機にJALグループの再建に専念するため、代表取締役CEOを退任し取締役となった。その後、同年12月4日付けで再び代表取締役CEOに就任した。 また、朝日新聞やオムロン社外取締役にも就任。2009年4月にはレッドホース社のアドバイザリーボードメンバーも務めていた。2011年11月より文部科学省・科学技術・学術審議会基本計画特別委員会委員。2013年4月、経済同友会副代表幹事に就任。
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