http://www.freeassociations.org/
John Maynard Keynes - Life, Ideas, Legacy 1995https://t.co/VlgmkKFyyw
— luminous woman (@_luminous_woman) January 23, 2021
サミュエルソン 「予算というものがいついかなる時も均衡しなければならないという迷信…」
ブローグ『ケインズ経済学入門』124~5頁
5章 遺産一ケインズについての主要な経済学者との対談より pic.twitter.com/LgHVfhPsZC
John Maynard Keynes - Life, Ideas, Legacy 1995https://t.co/VlgmkKFyyw
— luminous woman (@_luminous_woman) January 23, 2021
ブローグ『ケインズ経済学入門』124~5頁より
5章 遺産一ケインズについての主要な経済学者との対談
サミュエルソン 「予算というものがいついかなる時も均衡しなければならないという迷信…」 pic.twitter.com/bXso4clhwD
family tree of economics
経済学系統樹
アリストテレス 聖書 実務家
前350 / /
\ / /
トマス・アキナス /
/1270 \ /
/ 17,18世紀
ケネー /
1758 /
\_____アダム・スミス
1776
_______________|_
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マルサス リカード
1798 1817
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| ミル マルクス
| 1848 1967
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| ワルラス / |
| マーシャル / |
| _______1890 / レーニン
ケインズ / /____1914
1936 / / / \
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ポストケインズ__/ 新左翼 ソ連 中国
family tree of economics
経済学系統樹
アリストテレス 聖書 実務家
前350 / /
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トマス・アキナス /
1270 \ /
/ 17,18世紀
ケネー /
1758 /
\_____アダム・スミス
1776
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1798 1817
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| ミル マルクス
| 1848 1867
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| _____マーシャル / |
| / 1890 / レーニン
ケインズ/ / /____1914
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ポストケインズ__/ 新左翼 ソ連 中国
主流派
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経済学系統樹
哲学者 実務家
アリストテレス 聖書 商人と
前350 / 政治家
\ 学者 /
トマス・アキナス /
1270 \ 重商主義者
/ 17,18世紀
重農主義者 /
ケネー /
1758 古典派
\_____アダム・スミス
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1798 1817
| / \ 社会主義
| ミル マルクス
| 1848 1867
| 新古典派 / / |
| ワルラス / |
| _____マーシャル / |
| / 1890 / レーニン
ケインズ/ / /____1914
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主流派
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経済学系統樹
哲学者 実務家
アリストテレス 聖書 商人と
前350 / 政治家
\ 学者 /
トマス・アキナス /
1270 \ 重商主義者
/ 17,18世紀
重農主義者 /
ケネー /
1758 古典派
\_____アダム・スミス
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1798 1817
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| ミル マルクス
| 1848 1867
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ケインズ/ / /____1914
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主流派
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経済学系統樹
哲学者 実務家
アリストテレス 聖書 商人と
前350 / 政治家
\ 学者 /
トマス・アキナス /
1270 \ 重商主義者
/ 17,18世紀
重農主義者 /
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| ミル マルクス
| 1848 1867
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主流派
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経済学の系統図 サミュエルソン1980
哲学者 実践派
アリストテレス 聖書 実業家
前350 / 時事評論家
\スコラ学派 /
トマス・アクイナス /
1270 \ 重商主義者
/ \__17世紀および
重農主義者 18世紀
ケネー /
1758 古典学派
\_____アダム・スミス
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1798 1817
| / \ 社会主義
| ミル マルクス
| 1848 1867
| 新古典学派 / / |
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| _____マーシャル / |
| / 1890 / レーニン
ケインズ/ / /____1914
1936 / / / \
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ケインズ後の___/ 新左翼 ソ連 中国
主流派経済学
サミュエルソン『経済学』11th ed.裏表紙、邦訳上xxviii参照
閑話休題 - 東京グラムシ会/GRAMSCI-TOKYO
gramsci-tokyo.com/column/アラカルト/今日のことば/.../.aspx
この時期はレーニンが「カール・マルクス」(1914年)を執筆した時期とも重なる。 ... 第一 は、「カール・マルクス」の「唯物史観」の項でレーニンが省略したマルクス「経済学批判 序言」の重要な文章を『獄中ノート』で復元し繰り返し吟味した問題が ...
アリストテレス前350『経済学?』
トマス・アクィナス1270『二コマコス倫理学註解』?
ケネー1758『経済表』
スミス1776『国富論』
マルサス1798『人口論』
リカード1817『経済学および課税の原理』
ミル1848『経済学原理』
マルクス1867『資本論』
ワルラス
マーシャル1890『経済学原理』
レーニン1914『カール・マルクス』
ケインズ1936『一般理論』
family tree of economics
経済学の系統図1985,12ed.改
重農主義者 重商主義者
ケネー 17世紀および
1758 18世紀
\ /
\ /
\ /
古典学派
アダム・スミス
1776
_____|_____
労働価値説| | |比較優位
リカードA マルサス リカードB
1817 1798 1817
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社会主義 / | ミル
マルクス | 1848
1867 \ \新古典学派
| \ \ \ワルラス
| \ \ マーシャル
| \ \ /1890
| レーニン \ / / | \
| 1914 ケインズ / | \
| / \ 1936/ | \
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新左翼 ソ連 中国 主流派経済学 合理的期待理論 シカゴ自由主義
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経済学の系統図1985,12ed.
重農主義者 重商主義者
ケネー 17世紀および
1758 18世紀
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古典学派
アダム・スミス
1776
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マルサス リカード
1798 1817
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社会主義 / ミル
マルクス 1848
1867 \ 新古典学派
| ワルラス
| マーシャル
| 1890
レーニン
1914 ケインズ
1936
新左翼 ソ連 中国 主流派経済学 合理的期待理論 シカゴ自由主義
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経済学の系統図1985,12ed.改
重農主義者 重商主義者
ケネー 17世紀および
1758 18世紀
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古典学派
アダム・スミス
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労働価値説| | |比較優位
リカードA マルサス リカードB
1817 1798 1817
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社会主義 | ミル
マルクス | 1848
1867 \ \ 新古典学派
| \ ワルラス
| \ マーシャル
| \ 1890
レーニン \
1914 ケインズ
1936
新左翼 ソ連 中国 主流派経済学 合理的期待理論 シカゴ自由主義
family tree of economics
経済学の系統図1985,12ed.改
重農主義者 重商主義者
ケネー 17世紀および
1758 18世紀
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古典学派
アダム・スミス
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労働価値説| | |比較優位
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マルクス | 1848 新古典学派
1867 | \ワルラス
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新左翼 ソ連 中国 主流派 合理的 シカゴ
経済学 期待理論 自由主義
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経済学の系統図1985,12ed.改
重農主義者 重商主義者
ケネー 17世紀および
1758 18世紀
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労働価値説| | |比較優位
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マルクス | 1848 新古典学派
1867 | \ワルラス
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| / \ 主流派 合理的 シカゴ
新左翼 ソ連 中国 経済学 期待理論 自由主義
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経済学の系統図1985,12ed.改
重農主義者 重商主義者
ケネー 17世紀および
1758 18世紀
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労働価値説| | |比較優位
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マルクス | 1848 新古典学派
1867 | \ワルラス
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| / \ 1936 / / \
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| / \ 主流派 合理的 シカゴ
新左翼 ソ連 中国 経済学 期待理論 自由主義
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経済学の系統図1985,12ed.改
重農主義者 重商主義者
ケネー 17世紀および
1758 18世紀
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古典学派
アダム・スミス
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労働価値説| | |比較優位
リカードA マルサス リカードB
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マルクス | 1848
1867 \ \新古典学派
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新左翼 ソ連 中国 主流派経済学 合理的期待理論 シカゴ自由主義
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経済学の系統図1985,12ed.改
重農主義者 重商主義者
ケネー 17世紀および
1758 18世紀
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古典学派
アダム・スミス
1776
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労働価値説| | |比較優位
リカードA マルサス リカードB
1817 1798 1817
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社会主義 / | ミル
マルクス | 1848 新古典学派
1867 | \ワルラス
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| / \ 1936 / / \
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新左翼 ソ連 中国 主流派 合理的 シカゴ
経済学 期待理論 自由主義
family tree of economics
経済学の系統図1985,12ed.改
哲学者 実践派
アリストテレス 聖書 実業家
前350 / 時事評論家
\スコラ学派 /
トマス・アクイナス /
1270 \ /
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重農主義者 重商主義者
ケネー 17世紀および
1758 18世紀
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古典学派
アダム・スミス
1776
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労働価値説| | |比較優位
リカードA マルサス リカードB
1817 1798 1817
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社会主義 / | ミル
マルクス | 1848 新古典学派
1867 | \ワルラス
| \ \ マーシャル
| レーニン \ /1890
| 1914 ケインズ_/ / |
| / \ 1936 / |
| / \ | / / \
| / \ 主流派 合理的 シカゴ
新左翼 ソ連 中国 経済学 期待理論 自由主義
前350?アリストテレス『経済学?』『問答集』?
1270?トマス・アクィナス『二コマコス倫理学註解』?
1758 ケネー『経済表』
1776 スミス『国富論』
1798 マルサス『人口論』
1817 リカード『経済学および課税の原理』
1848 ミル『経済学原理』
1867 マルクス『資本論』
1874 ワルラス『純粋経済学要論』1874上巻1877下巻
1890 マーシャル『経済学原理』
1914 レーニン『カール・マルクス』
1936 ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』
シカゴ学派 (経済学) - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/シカゴ学派_(経済学)
シカゴ学派(シカゴがくは)は、強固に新古典派経済学の価格理論と古典的自由主義の 経済思想を持つ経済学の学派である。端的に言えば原理的な市場原理主義を信奉する 経済学の一団と言える。シカゴ大学の経済学部を中心に受け継がれてきたことから、 ...
歴史-主張の例-脚注-外部リンク
新自由主義 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/新自由主義
[編集]. ミルトン・フリードマン、2005年. 詳細は「シカゴ学派 (経済学)」、「新古典派経済 学」、「マネタリズム」、および「リバタリアニズム」を参照. シカゴ学派は、シカゴ大学の 教授陣を中心として生まれ、経済学の学術的なコミュニテ...
概要-用語-歴史-初期
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経済学の系統図 1980,1985,11+12ed.改
哲学者 実践派
アリストテレス 聖書 実業家
前350 / 時事評論家
\スコラ学派 /
トマス・アクイナス /
1270 \ /
/ \ /
重農主義者 重商主義者
ケネー 17世紀および
1758 18世紀
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アダム・スミス
1776
___古典学派______________
(労働価値説)| | |(比較優位) |
リカード(A) マルサス リカード(B) |
1817 1798 1817 |
/ | \ |
社会主義 / | J.S.ミル |
マルクス | 1848 新古典学派|
1867 | \ワルラス |
| \ \ マーシャル |
| レーニン \ /1890 |
| 1914 ケインズ_/ / | |
| / \ 1936 / | |
| / \ | / / \ |
| / \ 主流派 合理的 シカゴ新
新左翼 ソ連 中国 経済学 期待理論 自由主義
family tree of economics
経済学の系統図 1980,1985,11+12ed.改
哲学者 実践派
アリストテレス 聖書 実業家
前350 / 時事評論家
\スコラ学派 /
トマス・アクイナス /
1270 \ /
/ \ /
重農主義者 重商主義者
ケネー 17世紀および
1758 18世紀
\ /
アダム・スミス
1776
___古典学派__
(労働価値説)| | |(比較優位)_____
リカード(A) マルサス リカード(B) |
1817 1798 1817 |
/ | \ |
社会主義 / | J.S.ミル |
マルクス | 1848 新古典学派|
1867 | \ワルラス |
| \ \ マーシャル |
| レーニン \ /1890 |
| 1914 ケインズ_/ / | |
| / \ 1936 / | |
| / \ | / / \ |
| / \ 主流派 合理的 シカゴ新
新左翼 ソ連 中国 経済学 期待理論 自由主義
前350?アリストテレス『経済学?』『問答集』? 『政治学』『二コマコス倫理学』2:6,13.1:9
1270?トマス・アクィナス『二コマコス倫理学註解』?
1758 ケネー『経済表』
1776 スミス『国富論』
1793 ゴドウィン『政治的正義』
1798 マルサス『人口論』
1817 リカード『経済学および課税の原理』1章A、7章B*
1846 プルードン『貧困の哲学――経済における矛盾の体系』
1848 ミル『経済学原理』
1867 マルクス『資本論』
1874 ワルラス『純粋経済学要論』1874上巻1877下巻
1890 マーシャル『経済学原理』
1914 レーニン『カール・マルクス』
1936 ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』
*すべての経済学者に二面性はあるが、特にリカードを二つに分けた。
ワルラス、マルクスとプルードン(プルードン生誕200年に際して)
http://yojiseki.exblog.jp/7807289/
ワルラスもマルクスもプルードン批判(というよりも詳細な吟味)からスタートしている。
読めばわかるがワルラスの均衡という概念もマルクスの価値形態という概念もプルードンからの剽窃であり、その価格論的展開にすぎない。彼らはプルードンの思想を具体化したというよりは、ある一面のみを取り出して「純粋化」(佐藤茂行)したのである。
そのかわり彼らにはプルードンにはあった価値論が疎かになっている。
(ワルラスには労働価値論が足りないし、逆にマルクスには資本/国民/国家の三位一体といった総合的視野が欠ける。)
今の不況はそうした価値論が不足していたことが原因であろう。
プルードンの言説が具体的でないと感じるならば、以下の交換銀行定款をご覧下さい。
http://nam-students.blogspot.com/2008/12/blog-post_12.html
追記:
『プルードン研究』にも所収された佐藤茂行氏の「レオン・ワルラスのプルードン批判について」は以下でpdf公開されています。
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/31237
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/31237/1/22%281%29_P53-102.pdf
「レオンが一般均衡論の体系を構成するに際して、否定的な対象であったにせよ [ 否定的対象であるが故に]プルードンの経済的均衡の体系をその念頭においていたことは想像に難くない。」(pdf版p36、『プルードン研究』木鐸社p331-332)
ここで論じられたレオン・ワルラスのプルードン批判の書『経済学と正義』** の邦訳はまだないようです。
** 『経済学と正義一一 P.-J.プルードン氏の経済学説の批判的検討と反駁』
Leon Walras, L'economie politique et la justice, Examen critique et refutation
des doctrines economiques de M. P.-]. Proudhon. Paris, 1860. [E.P.J.=略記〕
マルクス、哲学の貧困1847
ただプルードンのその時期の仮想敵はマルクスではなくマルサスだ。
ゴドウィンの時から現在までそれは変わらない。
ちなみにプルードンの系列弁証法におけるアンチノミーには下位概念があって、それは会計上の取引相手同士、
さらに通帳のプラスマイナスということになる。
それらの詳細を知るには同時期の交換銀行定款を読む必要がある。
また、プルードンのアンチノミーのアイデアに反応したのはワルラスだ。
ワルラスはプルードン『革命と教会における正義』(1858.こちらの方が弁証法批判は明確)を批判することで近代経済学の道を開いた。
ワルラスの需給均衡の理論の原点にはプルードンのアンチノミーがある。
前350?アリストテレス『経済学?』『問答集』? 『政治学』『二コマコス倫理学』2:6,13.1:9
1270?トマス・アクィナス『二コマコス倫理学註解』?
1758 ケネー『経済表』
1776 スミス『国富論』
1793 ゴドウィン『政治的正義』
1798 マルサス『人口論』
1817 リカード『経済学および課税の原理』1章A、7章B*
1846 プルードン『貧困の哲学――経済における矛盾の体系』
1847 マルクス『哲学の貧困』
1848 ミル『経済学原理』
1858 プルードン『革命と教会における正義』
1860 ワルラス『経済学と正義』
1867 マルクス『資本論』
1874 ワルラス『純粋経済学要論』1874上巻1877下巻
1890 マーシャル『経済学原理』
1914 レーニン『カール・マルクス』
1936 ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』
*すべての経済学者に二面性はあるが、特にリカードを二つに分けた。
前350 アリストテレス『経済学?』『問答集』? 『政治学』『二コマコス倫理学』2:6,13.1:9
1270 トマス・アクィナス『二コマコス倫理学註解』?
1758 ケネー『経済表』
1776 スミス『国富論』
1793 ゴドウィン『政治的正義』↓
1798 マルサス『人口論』 _↑
1817 リカード『経済学および課税の原理』1章A、7章B*
1846 プルードン『貧困の哲学――経済における矛盾の体系』↓
1847 マルクス『哲学の貧困』 _↑
1848 ミル『経済学原理』
1858 プルードン『革命と教会における正義』↓
1860 ワルラス『経済学と正義』 _↑
1867 マルクス『資本論』
1874 ワルラス『純粋経済学要論』1874上巻1877下巻
1890 マーシャル『経済学原理』
1914 レーニン『カール・マルクス』
1936 ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』
*すべての経済学者に二面性はあるが、特にリカードを二つに分けた。
前350 アリストテレス『経済学?』『問答集』? 『政治学』『二コマコス倫理学』2:6,13.1:9
1270 トマス・アクィナス『二コマコス倫理学註解』?
1758 ケネー『経済表』
1776 スミス『国富論』
1793 ゴドウィン『政治的正義』]
1798 マルサス『人口論』 」
1817 リカード『経済学および課税の原理』1章A、7章B*
1846 プルードン『貧困の哲学――経済における矛盾の体系』]
1847 マルクス『哲学の貧困』 」
1848 ミル『経済学原理』
1858 プルードン『革命と教会における正義』]
1860 ワルラス『経済学と正義』 」
1867 マルクス『資本論』
1874 ワルラス『純粋経済学要論』1874上巻1877下巻
1890 マーシャル『経済学原理』
1914 レーニン『カール・マルクス』
1936 ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』
*すべての経済学者に二面性はあるが、特にリカードを二つに分けた。
前350 アリストテレス『経済学?』『問答集』? 『政治学』『二コマコス倫理学』2:6,13.1:9
1270 トマス・アクィナス『二コマコス倫理学註解』?
1758 ケネー『経済表』
1776 スミス『国富論』
1793「ゴドウィン『政治的正義』
1798Lマルサス『人口論』
1817 リカード『経済学および課税の原理』1章A、7章B*
1846[プルードン『貧困の哲学――経済における矛盾の体系』
1847[マルクス『哲学の貧困』
1848 ミル『経済学原理』
1858[プルードン『革命と教会における正義』
1860[ワルラス『経済学と正義』
1867 マルクス『資本論』
1874 ワルラス『純粋経済学要論』1874上巻1877下巻
1890 マーシャル『経済学原理』
1914 レーニン『カール・マルクス』
1936 ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』
*すべての経済学者に二面性はあるが、特にリカードを二つに分けた。
NAMs出版プロジェクト: 奥野正寛『ミクロ経済学』:目次 2008
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第5章 不完全競争 225
5.1 価格支配力の源泉 225
5.2 独占市場 228
5.3 寡占市場:クールノー・ゲーム 234
5.4 寡占市場:シュタッケルベルク・ゲーム 242
5.5 寡占市場:ベルトラン・ゲーム 249
第6章 不確実性と情報の非対称性 259
6.1 不確実性下での意思決定:期待効用理論 259
6.2 不確実性下での市場取引:リスク・シェアリング 270
6.3 情報の非対称性と契約理論 272
6.4 事前の情報の非対称性:逆選択とシグナリング 275
6.5 事後の情報の非対称性:モラル・ハザード 282
6.6 応用例:情報の非対称性と政策 289
6.7 オークションの理論 293 6:7:3☆
6.8 期待効用理論を超えて:プロスペクト理論 301
第7章 外部性と公共財 307
社会的共通財は以下のXに当たるということか?
______
財政の理論的基礎 第16回
http://sugp.wakasato.jp/Material/Economics/cai/text/zaisei/lesson16/zaisei16-7.html
第7章.税制と資源配分/7-3.超過負担の測定と最適課税の理論
課税による消費者余剰の減少は所得課税に伴う価格上昇で需要がどの程度減少するかに依存します。
つまり、需要の価格弾力性が大きい場合、その分超過負担は大きくなります。
・最適間接税
税目を消費税に限定し、その中で個別消費税の税率をどのように設定するのが資源配分の視点から望ましいか分析してみます。
この方法で求められた消費税は最適間接税と呼ばれ、着想はラムゼーまでさかのぼります。
ここで、二つの財(X、Y)があり、需要は独立であると考えます。すると、下の図のようになります。
X|\ Y|
の| \ の|
価| \ 価|
格| \ 格|
| \ | ̄-_
|_____\小 |___ ̄-_大
|____|T\ |___|T_ ̄-_
| | \ | | |  ̄-_
|____|___\____ |___|__|_____ ̄-__
0 需要量 0 需要量
最適間接税
この二つの財に対する課税の超過負担を最小にするには、X財の税率を高め、Y財に対する税率を低くする必要があります。
すると、弾力性の低い製品には高い税を課し、弾力性の高い製品には低い税を課すことになります。弾力性の低い財は常識的に必需品であり、 最適間接税は逆進的というというパラドックスが生じることになります。
効率性と公平性のトレードオフ、二律背反。ラムゼイルール。
(角野浩財政学104頁、宇沢弘文経済解析基礎篇588~9頁参照。)
図のTは超過負担を表す。
tx/ty=ey/ex
必需品Xに対して高税率を課し、奢侈品Yに対して低税率を課すことになり、逆弾力性ルールによる最適間接税は逆進的になるというパラドックスが生じてしまうことになり、効率性と公平性のトレード・オフが存在することになる。
上の数式は、次のように書き換えることが出来る。
txex=tyey
これは価格が1%上昇したときの需要の変化率に価格の変化率を掛けた値であり、各財の課税に対して各財の需要の減少率が等しいことを要請するものであり、ラムゼイの比例性命題(ラムゼイ・ルール)が導かれる。ラムゼイ・ルールは価格の変化ではなく、需要量の変化こそが超過負担の要因であるという観点から同量の需要量の変化率が最適間接税のルールであることを主張するものである。
(角野浩『財政学』105~6頁)
最大の独占は貨幣の発行権の独占だ
ただしハイエクはシステムを理解していない
理解していたのはゲゼルだ
ケインズの一般理論#23はゲゼルに触れていて、
一般理論はこの#23だけで後世に残る
あとはカレツキの方が的確に書いている
簡単に言えば商品は摩滅するが貨幣は摩滅しない
ここに最大の非対称性がある
インフレ待望論が滑稽なのはこの本質を理解していないからだ
マンデルでさえ3つくらいに世界の通貨が統合されればいいと思っている
わかっているのゲゼルだけだ
独占 寡占 完全競争
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a b c
AC=平均費用 ̄-_(bcでは省略)
MC=限界費用(P価格)。。。
DD=産業全体の需要
第25-2図独占や寡占が生じないようにするためには、平均費用は十分早目に上昇に転ずる必要がある
(a)図に見るように費用が下がるー方である場合には,いずれかーつの企業がその産業全体を独占するくらいまでに拡張すること
ができる.(b)図では,費用は結局上昇に転ずるが,産業全体の需要DDとの対比では上昇の仕方がおくれる.そのため多致の完
全競争者が共存するということは不可能で,少数売り手による寡占の状態が生ずる可能性が強い.(C)図では,いずれか一企業の
能率的な規模にくらべて産業全体の需要DDがあまりにも大きいので,数多くの完全競争者がそれぞれに成り立つ形で共存する
ことができる,[もしも(C)図において企業がそれぞれに製品を特殊化し,市場をこま切れにしてDDをずっと左方へ移動さ
せ,ついにはチェンバリン流の不完全競争状態図~(b)図または(a)図におけるような~に達したとしたら,その場合はどうな
るか.]
(サミュエルソン経済学下1981年518頁)
価格=限界費用
P=MC
484頁
平均費用=総費用/産出量=TC/q=AC
同499頁
DD、産業全体の需要
$、費用
「独占、寡占、完全競争」(サミュエルソン経済学11th ed. 25章)に関して、普通はミクロとして前半で教える(例:クルーグマン)。
神取道宏『ミクロ経済学の力』(2014年)では独占に関しては上述の通りだが、寡占はゲーム理論、完全競争は厚生経済学の一環として教えている。
http://nam-students.blogspot.jp/2015/02/blog-post_82.html
NAMs出版プロジェクト: 独占、寡占、完全競争(サミュエルソン経済学)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/02/blog-post_17.html :本頁
NAMs出版プロジェクト: 公共財:再考
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/blog-post_22.html
AC=平均費用
MC=限界費用
DD=産業全体の需要
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AC=平均費用 ̄-_(bcでは省略)
MC=限界費用(P価格)。。。
DD=産業全体の需要
独占 寡占 完全競争
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| D | D | D
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a b c
第25-2図独占や寡占が生じないようにするためには、平均費用は十分早目に上昇に転ずる必要がある
(a)図に見るように費用が下がるー方である場合には,いずれかーつの企業がその産業全体を独占するくらいまでに拡張すること
ができる.(b)図では,費用は結局上昇に転ずるが,産業全体の需要DDとの対比では上昇の仕方がおくれる.そのため多致の完
全競争者が共存するということは不可能で,少数売り手による寡占の状態が生ずる可能性が強い.(C)図では,いずれか一企業の
能率的な規模にくらべて産業全体の需要DDがあまりにも大きいので,数多くの完全競争者がそれぞれに成り立つ形で共存する
ことができる,[もしも(C)図において企業がそれぞれに製品を特殊化し,市場をこま切れにしてDDをずっと左方へ移動さ
せ,ついにはチェンバリン流の不完全競争状態図~(b)図または(a)図におけるような~に達したとしたら,その場合はどうな
るか.]
(サミュエルソン経済学下1981年518頁)
価格=限界費用
P=MC
484頁
平均費用=総費用/産出量=TC/q=AC
同499頁
DD、産業全体の需要
$、費用
「独占、寡占、完全競争」(サミュエルソン経済学11th ed. 25章)に関して、普通はミクロとして前半で教える(例:クルーグマン)。
神取道宏『ミクロ経済学の力』(2014年)では独占に関しては上述の通りだが、寡占はゲーム理論、完全競争は厚生経済学の一環として教えている。
http://nam-students.blogspot.jp/2015/02/blog-post_82.html
__________
一工場内の20人ないし100人にのぼる労働者が労働者協議会をつくる .名目的には,彼らが自分たちのため
の経営者を選ぶ、(企業役員として経験を積んだ人を求めて、広告募集することさえある!)彼らはその資本を、
中央のブールから借りる」。(資本は時には最高人札者に「せり売り」されることもある、)企業は、自分で考
えて売れると思うものを生産するよう、自分で決めることができる。企業は,原料を外国から輪人してもよいし、
時にはそのために外国の信用供与を受けてもよい,企業による費用の削减は,所得や土地にかんする税を払った
あとに残った余剩を、ボーナスとして労働者に払うとか、あるいは企業に再投資するとかに利用できるという期待
のもとに行なうことができる。
サミュエルソン新版経済学下932頁1981年、原著1980年第11版
ユーゴスラビアのチトーイズムの説明より
ほぼ原著では3年後毎に改訂版が出ている。
独占や寡占が生じないようにするためには、平均費用は十分早目に上昇に転ずる必要がある
独占 寡占 完全競争
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a b c
AC=平均費用 ̄-_
MC=限界費用(P価格)。。。
DD=産業全体の需要
(a)図に見るように費用が下がるー方である場合には,いずれかーつの企業がその産業全体を独占するくらいまでに拡張
することができる.
(b)図では,費用は結局上昇に転ずるが,産業全体の需要DDとの対比では上昇の仕方がおくれる.そのため多致の完
全競争者が共存するということは不可能で,少数売り手による寡占の状態が生ずる可能性が強い.
(C)図では,いずれか一企業の能率的な規模にくらべて産業全体の需要DDがあまりにも大きいので,数多くの完全
競争者がそれぞれに成り立つ形で共存することができる,
(サミュエルソン経済学下1981年518頁)
費用が高い方が独占が起こりやすいと普通は思うが逆である。
独占や寡占が生じないようにするためには、平均費用は十分早目に上昇に転ずる必要がある
独占 寡占 完全競争
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| D | D | D
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a b c
AC=平均費用 ̄-_
MC=限界費用(P価格)。。。
DD=産業全体の需要
(a)図に見るように費用が下がるー方である場合には,いずれかーつの企業がその産業全体を独占するくらいまでに
拡張することができる.
(b)図では,費用は結局上昇に転ずるが,産業全体の需要DDとの対比では上昇の仕方がおくれる.そのため多致の完
全競争者が共存するということは不可能で,少数売り手による寡占の状態が生ずる可能性が強い.
(C)図では,いずれか一企業の能率的な規模にくらべて産業全体の需要DDがあまりにも大きいので,数多くの完全
競争者がそれぞれに成り立つ形で共存することができる,
(サミュエルソン経済学下1981年518頁)
費用が高い方が独占が起こりやすいと普通は思うが逆である。
個人事業主のオーダーメイドのテイラーを独占とは呼ばない
独占や寡占が生じないようにするためには、平均費用は十分早目に上昇に転ずる必要がある
独占 寡占 完全競争
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| D | D | D
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a b c
AC=平均費用 ̄-_
MC=限界費用(P価格)。。。
DD=産業全体の需要
https://lh5.googleusercontent.com/-wKC2bQ16dT8/VOK09QSptwI/AAAAAAAAqtQ/mD1vfB4D6v0/s640/blogger-image-1089094960.jpg
(a)図に見るように費用が下がるー方である場合には,いずれかーつの企業がその産業全体を独占するくらいまでに
拡張することができる.
(b)図では,費用は結局上昇に転ずるが,産業全体の需要DDとの対比では上昇の仕方がおくれる.そのため多致の完
全競争者が共存するということは不可能で,少数売り手による寡占の状態が生ずる可能性が強い.
(C)図では,いずれか一企業の能率的な規模にくらべて産業全体の需要DDがあまりにも大きいので,数多くの完全
競争者がそれぞれに成り立つ形で共存することができる,
(サミュエルソン経済学下1981年518頁)
費用が高い方が独占が起こりやすいと普通は思うが逆である。
個人事業主のオーダーメイドのテイラーを独占とは呼ばない。
参考:
以下、サミュエルソン『経済学』より
《一工場内の20人ないし100人にのぼる労働者が労働者協議会をつくる。名目的には、彼らが自分たちのため
の経営者を選ぶ。(企業役員として経験を積んだ人を求めて、広告募集することさえある!)彼らはその資本を、
中央のプールから借りる。(資本は時には最高入札者に「せり売り」されることもある。)企業は、自分で考
えて売れると思うものを生産するよう、自分で決めることができる。企業は、原料を外国から輪人してもよいし、
時にはそのために外国の信用供与を受けてもよい。企業による費用の削減は、所得や土地にかんする税を払った
あとに残った余剩を、ボーナスとして労働者に払うとか、あるいは企業に再投資するとかに利用できるという期待
のもとに行なうことができる。》
サミュエルソン新版経済学下932頁1981年、原著1980年第11版
ユーゴスラビアのチトーイズムの説明より
マルクス主義というよりアナーキズムの系譜だが、サミュエルソンが紹介していたというのが面白い
サミュエルソンはマルクスにかなり言及している
一工場内の20人ないし100人にのぼる労働者が労働者協議会をつくる .名目的には,彼らが自分たちのため
の経営者を選ぶ、(企業役員として経験を積んだ人を求めて、広告募集することさえある!)彼らはその資本を、
中央のプールから借りる」。(資本は時には最高人札者に「せり売り」されることもある、)企業は、自分で考
えて売れると思うものを生産するよう、自分で決めることができる。企業は,原料を外国から輪人してもよいし、
時にはそのために外国の信用供与を受けてもよい,企業による費用の削減は,所得や土地にかんする税を払った
あとに残った余剩を、ボーナスとして労働者に払うとか、あるいは企業に再投資するとかに利用できるという期待
のもとに行なうことができる。
サミュエルソン新版経済学下932頁1981年、原著1980年第11版
ユーゴスラビアのチトーイズムの説明より
>>402
訂正:
→プール
→削減
追記:
サミュエルソンの主要なマルクス論は『サミュエルソン経済学体系 〈9〉』に纏まっている
邦訳
『乘數理論と加速度原理』、高橋長太郎監訳、勁草書房、1953年(増補版1959年)
『サムエルソン 経済学概説』上・下、川田寿訳、慶應通信、(上)1957年、(下)1958年
『経済学――入門的分析(上・下)』、都留重人訳、岩波書店、1966年(日本語初版=原書第6版)
『経済分析の基礎』、佐藤隆三訳、勁草書房、1967年(増補版, 1986年)ISBN 978-4326500062
『経済学と現代』、福岡正夫訳、日本経済新聞社、1972年(新版1979年)
『国際経済』、竹内書店、1972年
『経済学(上・下)』、都留重人訳、岩波書店、1974年(原書第9版)(新版, 1981年)ISBN 978-4000008877、ISBN 978-4000008884
『世紀末・世界のジレンマ』、宮崎勇編、ポール・A・サムエルソンほか訳、日本YMCA同盟出版部、1983年
『サミュエルソン 日本の針路を考える』、佐藤隆三編・解説、勁草書房、1984年
『サムエルソン 心で語る経済学』、都留重人監訳、ダイヤモンド社、1984年
『サミュエルソン サンプラー/アメリカ――ある時代の軌跡』、佐藤隆三訳、勁草書房、1984年
『世紀末の日本と世界』(Symposium on Next)、ポール・A・サミュエルソンほか著、講談社、1985年
(P・A・サムエルソン、W・D・ノードハウス共著)『サムエルソン 経済学』、都留重人訳、岩波書店、1985年(原書第13版)
『国民所得分析』(サミュエルソン経済学体系1)、篠原三代平・佐藤隆三編集、小原敬士ほか訳、勁草書房、1979年
『消費者行動の理論』(サミュエルソン経済学体系2)、篠原三代平・佐藤隆三編集、宇佐美泰生ほか訳、勁草書房、1980年
『資本と成長の理論』(サミュエルソン経済学体系3)、篠原三代平・佐藤隆三編集、勁草書房、1995年
『経済動学の理論』(サミュエルソン経済学体系4)、篠原三代平・佐藤隆三編集、勁草書房、1981年
『国際経済学』(サミュエルソン経済学体系5)、篠原三代平・佐藤隆三編集、小島清ほか訳、1983年
『経済分析とリニア・プログラミング』(サミュエルソン経済学体系6)、篠原三代平・佐藤隆三編集、1983年
『厚生および公共経済学』(サミュエルソン経済学体系7)、篠原三代平・佐藤隆三編集、未刊
『アメリカの経済政策』(サミュエルソン経済学体系8)、篠原三代平・佐藤隆三編集、福岡正夫ほか訳、1982年
『リカード マルクス、ケインズ…』(サミュエルソン経済学体系9)、篠原三代平・佐藤隆三編集、塩野谷祐一ほか訳、1979年
『社会科学としての経済学』(サミュエルソン経済学体系10)、篠原三代平・佐藤隆三編集、1997年
業績
23歳の時に書かれた処女論文「消費者行動の純粋理論ノート」(『エコノミカ』所収)において、需要曲線が限界効用理論の助けを借りなくても、市場で観察可能な購入のみに「顕示された」選好から引き出せることを示した(顕示選好理論)[4]。なお、日本を代表する理論経済学者である森嶋通夫はサミュエルソンの業績について、「顕示選好理論以外は独創性がない」と語っている[6]。
翌年1939年に発表した論文「乗数分析と加速度原理との相互作用」(『レビュー・オブ・エコノミクス・アンド・スタティスティクス』所収)において、ケインズ主義所得決定理論にロイ・ハロッドの「加速度」理論を応用することによって近代の恐慌問題を理論的に説明した[4](サミュエルソン=ヒックスの乗数・加速度モデル)。
1941年に学位論文として著され、1947年に出版された『経済分析の基礎』は、経済動学に関する現代的関心の発端になった[4]。
1948年に発表した論文「国際貿易と要素価格均等化」(『エコノミック・ジャーナル』所収)では自由貿易を限界まで推し進めるために必要な厳密な条件を数学的に証明した[4]。さらに1949年、1953年の一連の論文[7]において、アバ・ラーナーとは独立に要素価格等価定理を証明した。国際貿易理論の分野では「ストルパー=サミュエルソンの定理」として知られる[8]。ヘクシャー・オリーンの定理はこれを一般化したものである。
著書『経済学(Economics: An Introductory Analysis)』(初版は1948年出版)において、「不完全雇用時にはケインズ主義的介入を行うべきであるが、ひとたび完全雇用に達すれば新古典派理論がその真価を発揮する」という新古典派総合を主張し、新古典派ミクロ経済学とケインズ主義マクロ経済学の関係性についての見解を示した[4]。なお、本書は経済学の教科書として全世界で一千万部を超えるベストセラーとなっている[3]。
1954年に発表した論文「公共支出の純粋理論」(『レビュー・オブ・エコノミクス・アンド・スタティスティクス』所収)において、公共財を初めて厳密に定義し、公共財の最適供給条件である「サミュエルソン条件」を導出した[4][9]。
逸話 編集
ハーバード大学の博士試験で、試験終了後、ヨーゼフ・シュンペーターが試験官のワシリー・レオンチェフに「我々はサミュエルソンから合格点をもらえただろうか」といったという[10]。
[6]
引用閉じる[6] ^ 依田高典(2013)『現代経済学』、放送大学教育振興会、p.220。
新古典派経済学(しんこてんはけいざいがく、英: Neoclassical economics)とは、経済学における学派の一つ。近年盛んになった新しい古典派(ニュー・クラシカル)との区別からネオクラシカルと呼ぶこともある。
もともとはイギリスの古典派経済学の伝統を重視したアルフレッド・マーシャルの経済学(ケンブリッジ学派)を指すとされたが、広義にはオーストリア学派(ウィーン学派)、ローザンヌ学派(数理学派)、ケンブリッジ学派の三学派を指す場合もあり[1]、さらにイギリスのジェボンズ、フランシス・イシドロ・エッジワース、ジョン・ベイツ・クラークによるアメリカで隆盛したアメリカ経済学やクヌート・ヴィクセルのスウェーデン学派を含める場合もある[1]。現在では一般に限界革命以降の限界理論と市場均衡分析をとりいれた経済学をさす。数理分析を発展させたのが特徴であり、代表的なものにレオン・ワルラスの一般均衡理論や新古典派成長理論などがある。
新古典派においては一般に、経済を経済主体の最適化行動と需給均衡の枠組みで捉え、パレートの意味での効率性によって規範的な評価を行う。
目次
新古典派経済学の特徴
失業
新古典派(ネオクラシカル)と新しい古典派(ニュー・クラシカル)
新古典派総合
批判
学者の見解
備考
脚注
関連項目
外部リンク
新古典派経済学の特徴 編集
新古典派経済学は自由放任主義(レッセフェール)の理論であるとの見解がしばしば表明されてきたが、ジョン・メイナード・ケインズ以前あるいはケインズ以外の自由主義経済学派の系統と呼ぶのがより実体に近く、政治思想としての自由放任主義、とくにリバタリアニズムやアナキズム(無政府主義)とは大きく異なり、公共財の供給や市場の失敗への対処、あるいはマクロ経済安定化政策など政府にしか適切に行えないものは政府が行うべきであるとするなど、政府の役割も重視する。新古典派経済学の源泉は、道徳哲学の延長にあり[2]、(新古典派経済学などの伝統的経済学では)社会的・文化的要素は基本的に重視されない[3]。
自由主義の観点では、たとえばレオン・ワルラスはすべての国土の国有化を提唱しており[4]、無条件で手放しの自由放任主義者ではない。ワルラスによればアダム・スミス流の経済学はむしろ応用の側面から経済学を定義したものであって、理想的な社会実現の夢を膨らませていたワルラスは「土地社会主義」を基礎として、そこから完全競争社会、ひいては完全な人間社会を描こうとした[5]。
マーシャルが創設したケンブリッジ学派おいては、不完全な人間が作った経済が完全であるはずがないとの共通認識があった。マーシャルは自由放任主義に基礎をおく価格決定論(ワルラスの一般均衡)には批判的であり、不完全競争の世界を前提とした部分均衡分析を活用した[6]。
失業 編集
古典派あるいは新古典派とケインズ経済学との差異の一つは失業の取り扱いであり、新古典派はケインズの否定した古典派の第二公準を採用しており、長期における非自発的失業が存在しない状況を基本として考える点に特徴がある[7]。
古典派経済学では、労働市場は「賃金が伸縮的に調整されることによって、労働の需要と供給は必ず一致し、求職者の失業者は存在しない」と考えている[8]。新古典派の経済では、賃金・物価に対応して労働・財の需給が決まることを前提とする[9]。市場では需給が一致するように価格が調整されるため、市場の調整機能が完全であれば、労働市場・財市場でも、失業・売れ残りはないとしている[9]。
ただし、新古典派的な市場が成立するには、様々な仮定が必要であることが指摘されており、例えば新古典派的な市場では完全競争が前提とされており、「財・サービスの売り手と買い手が多数存在し、それぞれが価格を操作できない」という仮定が設けられる[10]。また、新古典派的な市場では、「売り手と買い手双方が情報を持っており、提供できる財・サービスの質は同じ」という前提となっている[10]。現実には、価格決定に影響力を持つ企業の独占・寡占は広汎に確認され、また労働市場でも失業者は普通に存在する[10]。その後、「情報の非対称性」「労働市場・資本市場の硬直性」の導入、「独占的競争」の前提など、経済モデルは修正されている[10]。
新古典派の立場では、政府の積極的な財政・金融政策は失業の役には立たず、むしろ政府による資源の浪費をもたらすだけで終わるとされている[11]。
新古典派(ネオクラシカル)と新しい古典派(ニュー・クラシカル) 編集
新古典派経済学と立場が似ているものとして、いわゆる新しい古典派(ニュー・クラシカル、New classical economics)というものが存在する。共に邦訳すると「新しい古典」となってしまうことから、しばしば日本においては専門家以外の間では混同される傾向にある。
ニュー・クラシカルは新古典派的な考え方を前提としてはいるが一方で期待という概念や合理的な代表的個人などを導入するなど、両者は異なる。成立としては新古典派よりもニュー・クラシカルのほうが新しく、マネタリズムの影響も受けている。
新古典派総合 編集
新古典派総合学派とは、市場機能を重視する(新古典派)一方で、裁量的な財政・金融政策の有効性(ケインズ学派)を認める学派である[12]。新古典派総合では、完全雇用でない場合、価格が硬直的であるためケインズ政策は有効であるが、完全雇用である場合、価格が伸縮的であるため新古典派経済学が有効であるとしている[13]。
編集
新古典派経済学には、他の経済学からの批判がある。
『進化経済学ハンドブック』には、新古典派経済学のドグマとして、以下の7つのドグマが指摘されている[14]。
均衡のドグマ
価格を変数とする関数のドグマ
売りたいだけ売れるというドグマ
最適化行動のドグマ
収穫逓減のドグマ
卵からの構成のドグマ
方法的個人主義のドグマ
ジョン・メイナード・ケインズは、新古典派経済学(ただし、彼はこれを古典派経済学と呼んでいる)の最大の問題点としてセイの法則を挙げた[15]。これに対し、ケインズが設けた概念が有効需要であった。
リチャード・ヴェルナーは、「銀行が閉鎖され一般の業務が停止されたとしても、投資家は資本市場で資金を調達できる」と新古典派経済学が主張していると述べた上で、その主張が以下に掲げた二つの現実を無視すると考える[16]。
中小企業は大半の国で銀行に依存している。
銀行融資は新規購買力を生み出すが、資本市場での資金調達は単に購買力を再分配するだけであるため、経済全体に関するかぎり、資本市場での資金調達は銀行融資の代替とはなりえない。
学者の見解 編集
経済学者の飯田泰之は「主流派経済学=新古典派には、需要不足による不況の視点がないと指摘されることがあるが、現在(2003年)の理論研究の中心である最適化行動に基づく動学一般均衡理論から、十分需要不足による停滞・マクロ政策の効果を導くことができる。情報の経済学を応用したモデルなどがその例である。新古典派であるからいつでも適切な均衡にあるというのは、学部教育での便宜的な単純化に過ぎない」と指摘している[17]。
経済学者の小林慶一郎は 「新古典派は自由主義的傾向が強い一方で、ケインズ経済学は設計主義的傾向が強い」と指摘している[18]。
経済学者の小野善康は「ケインズ政策とは、純粋な効率化政策である。需要不足の是非を問うやり方が違うだけで、目的は新古典派と同じである」と指摘している[19]。
備考 編集
ケインズは(フリードリヒ・ハイエクほどの自由主義者によれば全体主義に多少同情的であるとするものの、ハイエクが強く主張する)自由主義に対して同情的であった[20]。
脚注 編集
^ a b 新古典派経済学の諸潮流pp.162
^ 弘兼憲史・高木勝 『知識ゼロからの経済学入門』 幻冬舎、2008年、48頁。
^ 田中秀臣 『日本型サラリーマンは復活する』 日本放送出版協会〈NHKブックス〉、2002年、80頁。
^ これは父オーギュスト・ワルラスゆずりの信念であった「オーギュスト・ワルラスの土地国有論」佐藤茂行(北海道大学経済学研究1981.03)[1]
^ 「厚生経済学から生活経済学へ」酒井泰弘(神戸大学国民経済雑誌1995.09)[2]PDF-P.11以降[3]
^ 「厚生経済学から生活経済学へ」酒井泰弘PDF-P.14以降
^ 「ケインズ「有効需要の原理」再考」美濃口武雄(一橋論叢1999.06.01)[4]PDF-P.4以降
^ 田中秀臣 『経済論戦の読み方』 講談社〈講談社新書〉、2004年、24頁。
^ a b 日本経済新聞社編 『世界を変えた経済学の名著』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2013年、216頁。
^ a b c d 田中秀臣 『経済論戦の読み方』 講談社〈講談社新書〉、2004年、25頁。
^ 田中秀臣 『ベン・バーナンキ 世界経済の新皇帝』 講談社〈講談社BIZ〉、2006年、31頁。
^ 日本経済新聞社編 『世界を変えた経済学の名著』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2013年、66-67頁。
^ 池田信夫 『希望を捨てる勇気-停滞と成長の経済学』 ダイヤモンド社、2009年、131頁。
^ 進化経済学会編『進化経済学ハンドブック』概説§7.
^ ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』第3章。
^ 『虚構の終焉』 = Towards a new macroeconomic paradigm. Tokyo: PHP. (2003) P75
^ 田中秀臣・野口旭・若田部昌澄編 『エコノミスト・ミシュラン』 太田出版、2003年、216頁。
^ ダイヤモンド社編 『日本経済の論点いま何が問題なのか』 ダイヤモンド社、2004年、52頁。
^ 日本経済新聞社編 『世界を変えた経済学の名著』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2013年、228頁。
^ 「「ケインズ生誕百年」論」白石四郎(明治大学政経論叢1983.12.30)[5]PDF-P.13
関連項目 編集
近代経済学
古典派経済学
シカゴ学派
新しい古典派
貨幣数量説
外部リンク 編集
Neoclassical economic theory (英語) - Encyclopedia of Earth「新古典派経済理論」の項目。
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
新古典派総合
しんこてんはそうごう
neo-classical synthesis
限界革命以降、ケインズ革命に至るまで近代経済学の中心をなしていた微視的(ミクロ)価格理論と、ケインズの巨視的(マクロ)国民所得理論とをなんらかの形で総合しようとする試みで、P・A・サミュエルソンが、近年まで非常な影響力をもっていた教科書『経済学』(初版1948)の第3版(1955)ごろから、この名称で強く主張し始めた考え。完全雇用達成のためにはケインズ流の財政・金融政策を用いなければならないが、いったんそれが達成されたあとには、従来の微視的理論が一般に想定していたように、経済活動を民間の自由にまかせておくのが経済的福祉の向上にとっては最善の道だし、現在の混合経済はそのような仕方で実際にうまく機能することができる、と説く。理論というより多分に政策論的主張であって、その可能性についての楽観度などには差こそあれ、『雇用・利子および貨幣の一般理論』(1936)の末尾近くで、簡単にながら、ケインズによってすでに述べられていた考えである。この考えは、アメリカや日本などでかなりの期間、非常な影響力を振るったが、1960年代末から1970年代にかけてスタグフレーションが全先進資本主義国を覆うに及んで、急速に影響力を失った。財政・金融政策によって達成された完全雇用下での市場と、政府の介入なしに完全雇用が達成されている市場とでは、その機能様式が異なる、などの理論面での難点に加えて、上述のような現実面の変化にも影響されてか、サミュエルソンも『経済学』の第8版(1970)以降、政策論的主張の実質内容まで全面的に撤回したわけではないが、この名称は捨てることになった。しかし、ミクロとマクロとの関係、市場の自由と政府の介入との関係などの問題それ自体は、いまもなお解決されているわけではない。[早坂 忠]
『P・A・サムエルソン著、都留重人訳『経済学』全2冊(原書第6版・1966/原書第11版・1981・岩波書店) ▽安井琢磨・青山秀夫編『現代経済学』(1968・日本経済新聞社) ▽貝塚啓明著「新古典派総合」(嘉治元郎・村上泰亮編『現代経済学の展開』所収・1971・勁草書房) ▽荒憲治郎著「新古典派総合」(稲田献一・岡本哲治・早坂忠編『近代経済学再考』所収・1974・有斐閣)』
[参照項目] | 経済学(サミュエルソンの著書) | 限界革命 | ケインズ革命 | サミュエルソン(Paul Anthony Samuelson) | スタグフレーション
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
世界大百科事典内の新古典派総合の言及
【サミュエルソン】より
…〈経済学における最後のジェネラリスト〉と自他ともに認めるゆえんである。実物的経済理論をケインズ的財政政策で補完する〈新古典派的総合neo‐classical synthesis〉の立場に立つ。1947年ジョン・ベイツ・クラーク・メダル受賞。…
【財政学】より
…ここでは長期的にインフレないしデフレをともなうことなく資本と労働の完全利用と完全雇用を維持するためには,いかなる財政手段を通じて成長率をコントロールするかが問われた。
【新古典派総合の財政学】
1960年代の後半になると,P.A.サミュエルソンがケインズ派のマクロ経済学の理論によって完全雇用が実現されたならば,古典派のミクロ経済学の理論は完全雇用経済では現実的妥当性をもつ有効な理論であるとし,ケインズ理論と古典派理論を総合した新古典派総合の経済学を主張した。財政学の分野では,マスグレーブRichard Abel Musgrave(1910‐ )が《財政理論》(1959)でこの立場を主張した。…
【サミュエルソン】より
…20世紀を代表するアメリカの経済学者。インディアナ州に生まれ,1935年シカゴ大学卒業,36年ハーバード大学修士,41年博士。マサチューセッツ工科大学(MIT)助教授(1940),準教授(1947)を経て,66年以来同大学のインスティチュート・プロフェッサー。主著《経済分析の基礎Foundations of Economic Analysis》(1947)は経済主体の行動を数学的に解析した古典で,経済学における数学の使用を不動のものにした。…
【ラディカル・エコノミックス】より
…こうした状況下,大学制度の内部にいる職業的な経済学者や大学院生に対しても,研究の方法論や研究課題の選択に関して新しい方向づけを迫った。それまでのアメリカの経済理論や実証研究の主題は,ケインズの理論をも包含する新古典派総合と呼ばれるものであったが,これは先験的に平等とされる諸個人や企業の集合体として経済をとらえる傾向をもっているため,人種差別などにみられる現実の経済社会における階層構造にまで立ち入って分析を行い,改めるべき点があれば変革のプログラムを提出するだけの内在的契機を欠く面がある。 こうした状況に対応して,新古典派経済学者の一部にラディカル・エコノミストradical economistを自称する人々が現れた。…
※「新古典派総合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
新古典派総合(読み)しんこてんはそうごう(英語表記)neoclassical synthesis
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
新古典派総合
しんこてんはそうごう
neoclassical synthesis
ミクロの価格理論とマクロの理論とをなんらかの形で総合しようとする試みで,P.サミュエルソンが『経済学』 (初版 1948) の第3版 (55) 頃から強く主張しはじめた考え方。理論的というよりむしろ政策面での志向であって,完全雇用達成のためにはケインズ流の財政金融政策を用いなければならないが,いったん完全雇用が達成されたのちには,従来のミクロ理論が一般に想定していたように経済を民間の自由な活動にまかせておくのが経済的福祉の向上にとって最善であり,またそのような方法によって現在の混合経済は現実にうまく機能しうるという主張である。アメリカや日本の近代経済学界で一時支配的影響力をふるったが,1970年代に入ってスタグフレーションが先進資本主義圏に蔓延するに及び往時ほどの影響力を失い,そのこともあってかサミュエルソンも前記著書の第8版 (70) では新古典派総合の名称を捨てて,その立場を「ニューエコノミクス」と呼び,第9版 (73) 以降は「主流派経済学」 mainstream economicsと呼んでいる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
世界大百科事典 第2版の解説
しんこてんはそうごう【新古典派総合 neoclassical synthesis】
J.M.ケインズ以前のいわゆる新古典派経済学とケインズ経済学(ケインズ学派)を総合して考える現代経済学の正統的な立場を表した言葉であり,1960年代にP.A.サミュエルソンがその著名な教科書《経済学》によって広めたものである。新古典派経済学によれば,経済学は一定の資源をいかに有効に配分するかということをその課題とする。この場合,資源が完全に利用されるということは暗黙のうちに仮定されており,そうした資源が価格機構を通してさまざまな用途に有効に配分されるメカニズムを明らかにすることが経済学の主要な課題とされる。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
大辞林 第三版の解説
しんこてんはそうごう【新古典派総合】
ケインズ経済学に基づく財政・金融政策の運用によって完全雇用が達成されれば、新古典学派のミクロ経済学が説く市場機構による資源の最適な配分が実現するという考え方。1950~60年代にサミュエルソンが主張。
出典 三省堂大辞林 第三版について 情報
経済学における独占、寡占、完全競争は
需要の大小が大きく関わる
https://lh5.googleusercontent.com/-wKC2bQ16dT8/VOK09QSptwI/AAAAAAAAqtQ/mD1vfB4D6v0/s640/blogger-image-1089094960.jpg
人口が減少する先進国ではこれは大きな問題だ
政治学的アプローチだけでは不十分なのだ
経済学における独占、寡占、完全競争は
需要の大小が大きく関わる
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(サミュエルソン経済学より)
人口が減少する先進国ではこれは大きな問題だ
無理に海外進出をすることで失敗例も多くなる
政治学的アプローチだけでは不十分なのだ
経済学における独占、寡占、完全競争は
需要の大小が大きく関わる
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(サミュエルソン経済学より)
需要が多くないと完全競争はにならない
人口が減少する先進国ではこれは大きな問題だ
無理に海外進出をすることで失敗例も多くなる
政治学的アプローチだけでは不十分なのだ
経済学における独占、寡占、完全競争は
需要の大小が大きく関わる
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(サミュエルソン経済学より)
需要が多くないと完全競争はにならない
人口が減少する先進国ではこれは大きな問題だ
無理に海外進出をすることで失敗例も多くなる
これらは政治学的アプローチだけでは不十分なのだ
独占
$/q
寡占
$/q
完全競争
$/q
MC
AC
AC
MC
AC
0
0
第25-2図独占や寡占が生じないようにするためには,平均費用は十分早目に上昇に転ずる必要がある
(a)図に見るように費用が下がる一方である場合には,いずれか一つの企業がその産業全体を独占するくらいまでに拡張すること
ができる. (b)図では,費用は結局上昇に転ずるが,産業全体の需要DDとの対比では上昇の仕方がおくれる、そのため多数の完
全競争者が共存するということは不可能で,少数売り手による寡占の状態が生ずる可能性が強い. (c)図では,いずれか一企業の
能率的な規模にくらべて産業全体の需要DDがあまりにも大きいので、数多くの完全競争者がそれぞれに成り立つ形で共存する
ことができる. [もしも(c)図において企業がそれぞれにその製品を特殊化し,市場をこま切れにしてDDをずっと左方へ移動さ
せ,ついにはチェンパリン流の不完全競争状態図ー-(b)図または(a)図におけるような に達したとしたら, その場合はどうな
るか. ]
経済学における独占、寡占、完全競争は
需要の大小が大きく関わる
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(サミュエルソン経済学より)
需要が多くないと完全競争にはならない
人口が減少する先進国ではこれは大きな問題だ
無理に海外進出をすることで失敗例も多くなる
これらは政治学的アプローチだけでは不十分なのだ
参考:
以下、サミュエルソン『経済学』より
《一工場内の20人ないし100人にのぼる労働者が労働者協議会をつくる。名目的には、彼らが自分たちのため
の経営者を選ぶ。(企業役員として経験を積んだ人を求めて、広告募集することさえある!)彼らはその資本を、
中央のプールから借りる。(資本は時には最高入札者に「せり売り」されることもある。)企業は、自分で考
えて売れると思うものを生産するよう、自分で決めることができる。企業は、原料を外国から輪人してもよいし、
時にはそのために外国の信用供与を受けてもよい。企業による費用の削減は、所得や土地にかんする税を払った
あとに残った余剩を、ボーナスとして労働者に払うとか、あるいは企業に再投資するとかに利用できるという期待
のもとに行なうことができる。》
サミュエルソン新版経済学下932頁1981年、原著1980年第11版
ユーゴスラビアのチトーイズムの説明より
自主管理はマルクス主義というよりアナーキズムの系譜だが、サミュエルソンが紹介して
いたというのが面白い
サミュエルソンはマルクスにかなり言及している
>>848
小泉時代に持株会社=ホールディングスを認めてしまったから
株式の奪い合いが始まった
1%でも持株が多ければ勝者全取りの世界
現場の労働者は関係なくなる
これが資本主義
市場経済とは言えない
株主の権利が法的に大きすぎるのだ
ただしこれは昔からアメリカではあった
これをカレツキやサミュエルソンやスティグリッツが分析した
これでうまくいったのは市場が海外にもあり需要が多かった時だけ
需要が少なければ独占となり既得権の弊害だけが生まれる
競争は必要だがフェアな競争のための条件が整ってない
ドルの覇権がその最大のもの
改善策としてはケインズの超国家通貨案バンコールしかない
(ゲゼルの超国家通貨案IVAの剽窃だが)
経済学における独占、寡占、完全競争は
需要の大小が大きく関わる
https://lh5.googleusercontent.com/-wKC2bQ16dT8/VOK09QSptwI/AAAAAAAAqtQ/mD1vfB4D6v0/s640/blogger-image-1089094960.jpg
(サミュエルソン経済学より)
需要が多くないと完全競争にはならない
(サミュエルソンは平均費用上昇を重視するが)
人口が減少する先進国ではこれは大きな問題だ
無理に海外進出をすることで失敗例も多くなる
これらは政治学的アプローチだけでは不十分なのだ
スウィージー『独占資本』もカレツキを参照していた
カレツキの功績は独占度合い表す数式を明らかにしたことだ
資本主義万歳でも国家計画経済万歳のどちらでもない
検証可能にしたということだ
鍋島直樹論考
カレツキアンの経済学とカレツキの経済学資本主義の長期発展理論をめぐって
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jshet1963/36/36/36_36_77/_pdf
カレツキは, 資本主義経済においては, 寡占ないしは不完全競争が通常の状態であるということをかなり
早い時期から認識していた。「独占は, 資本主義体制の本質に深く根ざしているように思われる。自由競争は,
1つの仮定としてならば, 一定の研究の初期の段階においては有用であろう。しかし, 資本主義経済の通常の状態の
描写としては, それは単なる神話にすぎない」(Kalecki [1939]P. 252, ページは『カレツキ全集』(Kalecki [1990,
1991, 1997])による。以下同)というのが, 彼の一貫した見解であった。こうして彼は, 新古典派経済学における
完全競争という仮定の非現実性を衝いたのだった。
…
この1938年論文において, カレツキは, 産業の多くの部門はしだいに寡占的となり, さらに寡占はカルテルへと展開
してゆくので, 集中が進行することによって独占度は疑いなく上昇傾向をもつであろうという見解を示している。さら
に, 独占度の上昇の影響が原材料価格の低下によって相殺されつづけるのは必ずしも確実なことではなく, もしそうで
ない場合には, 肉体労働者の相対的分け前は低下しつづけることになるであろうと言う(ibid, pp. 17-8)。独占度が歴史的に
上昇する傾向にあるというのは, 価格と分配の独占度理論を構築する途上にあった初期から晩年にいたるまでカレツキ
が一貫して保持しつづけた見解である2)。
以下では, カレツキの独占度理論の代表的説明と一般に見なされている『経済変動の理論』(Kalecki [1954]ch. 2)に
したがって, その理論的構造をみてゆくことにしよう。まず, ある産業における付加価値, すなわち生産物価値マイナス
原材料費は, 賃金・共通費・利潤の合計に等しい。ここで, 賃金総額をW, 原材料費総額をM, 総主要費用(賃金総額プラス
原材料費総額)に対する総売上高の比率をkで表せば,
共通費+利潤=(k-1)(W+M)
という式を得る。これより, 1産業における付加価値に占める賃金の相対的分け前は, 次のように表現される。
w=W/{W+(k-1)(W+M)}
ここで, 賃金総額に対する原材料費の比率をj で表せば, 次式を得る。
w=1/{1+(k-1)(j+1)}
したがって, 付加価値に占める賃金の相対的分け前は, kに反映される独占度と, 賃金総額に対する原材料費の比率で
あるjとによって決定されることが分かる。さらに, 製造業全体に占める特定の産業の重要性の変化を除去するような
調整を行なえば, 製造業全体についての公式を得ることができる。
以上の定式化に続いて, カレツキは, 所得分配の短期的変化と長期的変化についての説明を行なっている。まず,
短期的な分配の変化について。不況期には独占度がいくぶん上昇するのに対して, 原材料価格は賃金に比べて下落
するとカレツキは言う。上の公式から明らかなように, 独占度の上昇という要因は賃金分配率を低下させるように働く
のに対して, 原材料価格の下落はそれを上昇させるように作用する。これらの要因が互いに相殺しあう結果, 景気循環
の過程を通じて, 賃金分配率は大きな変動を示しそうにはないとカレッキは論じている。しかしながら, 所得分配の
長期的変化については, 「先験的には何もいうことができない」(Kalecki[1954]p. 227, 邦訳29ページ)と彼は述べている。
というのは, 独占度は一一般的には上昇する傾向にあるものの, それを相殺する要因となりうる原材料価格や産業構成の
変化について一般化を行なうのは困難であるからだ。
カレツキの理論体系においては, 競争的経済システムと寡占的経済システムでは, 価格形成, 所得分配, および需要形成
のあり方が全く異なってくる。カレッキは, 先進資本主義経済は本質的に寡占的性格をもつという前提に立ったうえで,
資本主義経済のマクロ経済的動態を説き明かす理論の構築へと向かったのであった。競争的資本主義から独占資本主義へ
の段階移行によって資本主義における経済諸法則の作用の変化が生じるところに19世紀末大不況を転換点とする資本
主義経済の歴史的変容の特質を見るという当時のマルクス経済学者のあいだで広く共有されていた方法をカレッキが
鵜呑みにすることはなかったとしても, 彼の置かれていた知的環境を考えるならば, かかるマルクス主義的なビジョンが
彼の思考に大きな影を落としていたことはほぼ間違いないと見てよい3)。
スウィージー『独占資本』もカレツキを参照していた
カレツキの功績は独占度合い表す数式を明らかにしたことだ
資本主義万歳でも国家計画経済万歳のどちらでもない
検証可能にしたということだ
鍋島直樹論考
カレツキアンの経済学とカレツキの経済学資本主義の長期発展理論をめぐって
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jshet1963/36/36/36_36_77/_pdf
カレツキは, 資本主義経済においては, 寡占ないしは不完全競争が通常の状態であるということをかなり
早い時期から認識していた。「独占は, 資本主義体制の本質に深く根ざしているように思われる。自由競争は,
1つの仮定としてならば, 一定の研究の初期の段階においては有用であろう。しかし, 資本主義経済の通常の状態の
描写としては, それは単なる神話にすぎない」(Kalecki [1939]P. 252, ページは『カレツキ全集』(Kalecki [1990,
1991, 1997])による。以下同)というのが, 彼の一貫した見解であった。こうして彼は, 新古典派経済学における
完全競争という仮定の非現実性を衝いたのだった。
…
この1938年論文において, カレツキは, 産業の多くの部門はしだいに寡占的となり, さらに寡占はカルテルへと展開
してゆくので, 集中が進行することによって独占度は疑いなく上昇傾向をもつであろうという見解を示している。さら
に, 独占度の上昇の影響が原材料価格の低下によって相殺されつづけるのは必ずしも確実なことではなく, もしそうで
ない場合には, 肉体労働者の相対的分け前は低下しつづけることになるであろうと言う(ibid, pp. 17-8)。独占度が歴史的に
上昇する傾向にあるというのは, 価格と分配の独占度理論を構築する途上にあった初期から晩年にいたるまでカレツキ
が一貫して保持しつづけた見解である2)。
以下では, カレツキの独占度理論の代表的説明と一般に見なされている『経済変動の理論』(Kalecki [1954]ch. 2)に
したがって, その理論的構造をみてゆくことにしよう。まず, ある産業における付加価値, すなわち生産物価値マイナス
原材料費は, 賃金・共通費・利潤の合計に等しい。ここで, 賃金総額をW, 原材料費総額をM, 総主要費用(賃金総額プラス
原材料費総額)に対する総売上高の比率をkで表せば,
共通費+利潤=(k-1)(W+M)
という式を得る。これより, 1産業における付加価値に占める賃金の相対的分け前は, 次のように表現される。
w=W/{W+(k-1)(W+M)}
ここで, 賃金総額に対する原材料費の比率をj で表せば, 次式を得る。
w=1/{1+(k-1)(j+1)}
したがって, 付加価値に占める賃金の相対的分け前は, kに反映される独占度と, 賃金総額に対する原材料費の比率で
あるjとによって決定されることが分かる。さらに, 製造業全体に占める特定の産業の重要性の変化を除去するような
調整を行なえば, 製造業全体についての公式を得ることができる。…
>>85
カレツキは国家計画経済と対比しているが
持株会社を認める社会とそうではない社会でも大きく違う
日本は戦後財閥解体されたが小泉時代に持株会社を認めて独占への道を開いた
アメリカで独占禁止法が重要なのは資本主義が独占を生みやすいということを端的に示している
柳川ミクロ入門旧版
旧版346頁:
練習問題
14-1
図14-3のようなU字型の平均費用曲線ACを持つ企業が複数あるとします。
(1)需要曲線がDoとします。Xoの生産量に対してこの市場は自然独占でしょうか。
(2)需要曲線がD1とします。X'(> 2X0)の生産量に対してこの市場は自然独占でしょうか。
(3)自然独占の状態から自然複占の状態に変わるのは,需要曲線がどのような点で
交わるときでしょうか(自然複占とは,経済全体として2企業で生産すると最も
費用を低くすることが可能であることです)。
図に需要曲線を書き入れて,そのようになる理由を説明しなさい(ヒント :
AC'はACを水平方向に2倍に伸ばしたものです)。
自然独占と自然複占
価格P
|
|
|\D0 \D1
| \ .\ 。AC'
|. \ AC . \ 。
|. 。\ . \ 。
| . \ 。x 。\
AC0|____ .______。___\____
| |\ | |\
| | \ | | \
|_____|__\___|___|__\__数量X
0 X0 2X0 X'
:旧版347頁
第14章
14-1
(1) 2社でXo/2ずつ生産すると,平均費用曲線AC上の平均費用が高くなる。
1社で生産するほうが平均費用は低くなるので自然独占である。
(2) 2社で生産すると平均費用はAC上の点の大きさとなり, 1社
の場合の平均費用AC上の大きさより小さくなるので, 自然独占でない。
(3)平均費用曲線ACとAC'の交点で需要曲線が交わる場合。需要
曲線がこれより右側になると2社で生産するときの平均費用(ACで表
される大きさ)が1社で生産するときの平均費用(ACで表される大きさ)よりも小さい。
:旧版382頁
PAUL SAMUELSON ON DEFICIT MYTHS - New Economic Perspectives
http://neweconomicperspectives.org/2010/04/paul-samuelson-on-deficit-myths.html
The reaction to our post on the nine myths also reminded me of an interview Nobel winner Paul Samuelson gave to Mark Blaug (in his film on Keynes, “John Maynard Keynes: Life/Ideas/Legacy 1995”). There Samuelson said:
“I think there is an element of truth in the view that the superstition that the budget must be balanced at all times [is necessary]. Once it is debunked [that] takes away one of the bulwarks that every society must have against expenditure out of control. There must be discipline in the allocation of resources or you will have anarchistic chaos and inefficiency. And one of the functions of old fashioned religion was to scare people by sometimes what might be regarded as myths into behaving in a way that the long-run civilized life requires. We have taken away a belief in the intrinsic necessity of balancing the budget if not in every year, [then] in every short period of time. If Prime Minister Gladstone came back to life he would say “uh, oh what you have done” and James Buchanan argues in those terms. I have to say that I see merit in that view.”
John Maynard Keynes - Life, Ideas, Legacy 1995
https://youtu.be/JpIJvAt3dTc?t=52m49s
1:18:23
サミュエルソンは主流派と考えられているが
以下の発言、レイ引用の後の末尾部分
を見れば機能的財政論者とわかる
サミュエルソンはラーナーの言うハンドルを述べている
4 ポール·サムエルソン(1915~
126
構造的赤字という害悪が存在すること、そしてそこでは、私は古い言葉を使っています
が、構造的赤字というその害悪が、ケネディのキャメロット時に経済学の専門家たちの
処方を受けたような循環的赤字がもつ美徳とは別物である、ということを理解させたい
のです。
赤字に対してある時は賛成であり、またある時は反対であるということは、何も矛盾
することではありません。もしハーバート·フーヴァーが、私に一人の小学生としてア
ドバイスを求めたら、倒産や不況のさなかに増税しようとしてはならない、と教えたで
しょう。彼は治療上の赤字というものを、慎重に算段すべきなのです。しかし、ロナル
ド·レーガンには、まさに正反対のことを言いたいと思います。ですから、そこには差
があるのです。 現在のところ私は、わかり易く言うならば、真実を学びなさい、そうす
れば真実はわれわれを自由にしてくれるし、そしておそらくは有能にさえしてくれる、
ということを信じているだけなのです。
ケインズについての主要な経済学者との対談
の一つを取り去ってしまうことになる、という意見には幾分かの真理があると思います。
「資源の配分には、規律がなければなりません。そうでなければ無政府的な混沌と非能率
状態に陥るでしょう。それに、時代遅れの宗教が果たす役割の一つは、神話とみなされ
るようなもので人々を脅かして、長期に渡る文化生活が要求している様に行動させるこ
とにあったのです。われわれは、毎年というか短期ごとに、予算を均衡化させるという、
本質的な必要性についての信仰を取り去りました。もしグラッドストーン首相が生き返
ったなら、彼は「まあ、まあ、まあ、何てことをしたんだい」と言うでしょう。ジェイ
ムズ·ブキャナンはそんな表現で論じているのです。
レーガノミックスとの関連においてだけの話ですが、私はその見解にも取柄があると
言わねばなりません。現在、われわれに関心があるのは、この新しい放縦とも言える自
由の残淳で賄われている無謀な革新派の計画の問題ではなくて、むしろ軍事出費とか減
税の問題なのです。ですから、合衆国は日本国民や、太平洋沿岸地域、そしてある大陸
諸国に農地を売ってきているのだ、というのが私見です。
私は不合理な規律というものを、どうしてプキャナンはこのような結果が生起したこ
とが害悪だと考えているのかということについて、人が理解できるような合理的な規律
に取り替えたいと、常に希望しております。また、教養高きわが学究仲間、すなわち私
の支持者や一教師として私が責務をもっている人々に、レーガノミックスがもたらした
125
これは誤訳です
サミュエルソンはブキャナンに批判的で、包み込むように批判しているのです
キーワードは「迷信」で、均衡財政主義は迷信だとサミュエルソンは言いそれを前提としてブキャナンを取り込もうとしているのです
John Maynard Keynes - Life, Ideas, Legacy 1995
https://youtu.be/JpIJvAt3dTc?t=52m49s
1:18:23
以下の訳の方がニュアンスを正しく伝えています
ブローグ『ケインズ経済学入門』
5章 遺産一ケインズについての主要な経済学者との対談
4 ポール·サムエルソン(1915~ )
124~5頁
邦訳レイ7:4コラムのこれは誤訳です
サミュエルソンはブキャナンに批判的で、包み込むように批判しているのです
キーワードは「迷信」で、均衡財政主義は迷信だとサミュエルソンは言いそれを前提としてブキャナンを取り込もうとしているのです
John Maynard Keynes - Life, Ideas, Legacy 1995
https://youtu.be/JpIJvAt3dTc?t=52m49s
1:18:23
以下の訳の方がニュアンスを正しく伝えています
ブローグ『ケインズ経済学入門』
5章 遺産一ケインズについての主要な経済学者との対談
4 ポール·サムエルソン(1915~ )
【コラム 】政府の財政 ─ ─ポ ール ・サミュエルソンとベン ・バ ーナンキ
ノ ーベル賞経済学者のポ ール ・サミュエルソンは次のように語っている (これは 、マ ーク ・ブロ ーグが制作した 、ジョン ・ M ・ケインズに関するドキュメンタリ ーの中の大変興味深いインタビュ ーである ) 。
財政は常に均衡しなければならないという迷信 [が必要だという考え方 ]には 、一片の真理が含まれていると思います 。それが迷信だとばれてしまうと 、 [そのことが 、 ]すべての社会が制御不能な支出に対して備えていなければならない防波堤の 1つを取り除いてしまいます 。資源の配分には規律が必要であり 、さもなければ無政府主義的な混乱と非効率に陥ってしまうでしょう 。そして 、昔ながらの宗教の機能の 1つは 、時には神話と見なされているかもしれないものによって人々を怖がらせ 、長い間続いてきた文化が要求するやり方に沿った行動を取らせることなのです 。我々は 、毎年でないとしても短い期間ごとには財政を均衡させることの本来の必要性を信じなくなってしまいました 。もし英国のウィリアム ・グラッドストン首相が生き返ったならば 、 「いったい何てことをしてくれたんだ 」と言うだろうし 、ジェ ームズ ・ブキャナンも同じように言うでしょう 。私は 、この考え方には利点があると言わざるを得ません 。
政府は一定期間を通して財政を均衡させなければならないと信じることは 、人々を怖がらせて望ましい行動をとらせるために必要な 「宗教 」あるいは 「神話 」にたとえられる 。これを信じていなければ 、有権者は議員たちに過大な支出を要求して 、インフレを引き起こすかもしれない 、というのだ 。このように 、均衡予算が望ましいという考え方は政府の 「支出能力 」とは関係がなく 、家計の予算と政府の予算のアナロジ ーは間違っている 。それどころか 、政府支出は実際には予算制約に直面することがないからこそ 、 「神話 」によって制約する必要があるのだ 。もっと最近では 、バ ーナンキ議長が 、政府は口座への振込みによって支出できることを明確に認めた 。もちろん 、バ ーナンキは F R Bについて語っていたのであって 、必ずしも財務省につ
must balance its budget has become.
Box Paul Samuelson and Ben Bernanke on government finance In a very interesting interview in a documentary produced by Mark Blaug on J.M. Keynes, Nobel winner Paul Samuelson explained:
I think there is an element of truth in the view that the superstition that the budget must be balanced at all times [is necessary]. Once it is debunked [that] takes away one of the bulwarks that every society must have against expenditure out of control. There must be discipline in the allocation of resources or you will have anarchistic chaos and inefficiency. And one of the functions of old fashioned religion was to scare people by sometimes what might be regarded as myths into behaving in a way that the long-run civilized life requires. We have taken away a belief in the intrinsic necessity of balancing the budget if not in every year, [then] in every short period of time. If Prime Minister Gladstone came back to life he would say ‘“ uh, oh what you have done” and James Buchanan argues in those terms. I have to say that I see merit in that view.
The belief that the government must balance its budget over some time frame is likened to a “religion”, a “myth” that is necessary to scare the population into behaving in a desired manner. Otherwise voters might demand that their elected officials spend too much, causing inflation. Thus the view that balanced budgets are desirable has nothing to do with “affordability”, and the analogies between a household budget and a government budget are not correct. Rather, it is necessary to constrain government spending with the “myth” precisely because it does not really face a budget constraint. More recently, Chairman Bernanke explicitly recognized that government can spend by
その予算のバランスをとる必要があります。
Box政府財政に関するポール・サミュエルソンとベン・バーナンキJ.M.ケインズのマーク・ブラウグが制作したドキュメンタリーでの非常に興味深いインタビューで、ノーベル賞受賞者のポール・サミュエルソンは次のように説明しました。
私は、予算が常にバランスを保たなければならないという迷信は(必要である)という見方には真実の要素があると思います。一旦それが暴かれると、すべての社会が制御不能な支出に対して持たなければならない防波堤の1つが取り除かれます。リソースの割り当てには規律が必要です。そうしないと、アナキスティックな混乱と非効率が生じます。そして、昔ながらの宗教の機能の1つは、長期的な文明生活が必要とする方法で行動する神話と見なされることがあるものによって人々を怖がらせることでした。私たちは、毎年ではなくとも、短期間の予算のバランスをとることの本質的な必要性を信じていました。グラッドストーン首相が生き返った場合、彼は「「あー、あなたは何をしたか」と言うでしょう、そしてジェームズ・ブキャナンはそれらの用語で主張します。私はその見方にメリットがあると言わなければなりません。
政府が一定の期間にわたって予算を均衡させなければならないという信念は、「宗教」、つまり人口を望ましい方法で振る舞わせるのに必要な「神話」に例えられています。そうしないと、有権者は選挙で選ばれた公務員に過大な支出を要求し、インフレを引き起こします。したがって、バランスのとれた予算が望ましいという見方は、「手頃な価格」とは関係がなく、家計と政府の予算との類似性は正しくありません。むしろ、予算の制約に実際に直面していないため、政府の支出を「神話」で制限する必要があります。より最近では、バーナンキ議長は、政府が
tr
参考までに、
サミュエルソンインタビュー動画
John Maynard Keynes - Life, Ideas, Legacy 1995
https://youtu.be/JpIJvAt3dTc?t=52m49s
1:18:23
参照:
ブローグ『ケインズ経済学入門』
サミュエルソンは又貸し説を広めて悪評高いが
均衡予算に関してはブキャナンと全く同じではない
これはレーガノミックスの時のインタビューだから
サミュエルソンはMMT的な考え方を理解していた
合成の誤謬という用語を流行らせたという側面もある
参考までに、
サミュエルソンインタビュー動画
John Maynard Keynes - Life, Ideas, Legacy 1995
https://youtu.be/JpIJvAt3dTc?t=52m49s
1:18:23
参照:
邦訳『ケインズ経済学入門』ブローグ
サミュエルソンは又貸し説を広めて悪評高いが
均衡予算に関してはブキャナンと全く同じではない
これはレーガノミックスの時のインタビューだから
サミュエルソンはMMT的な考え方を理解していた
合成の誤謬という用語を流行らせたという側面もある
参考までに、
該当サミュエルソンインタビュー箇所
John Maynard Keynes - Life, Ideas, Legacy 1995
https://youtu.be/JpIJvAt3dTc?t=52m49s
1:18:23
参照:
邦訳『ケインズ経済学入門』ブローグ
参考までに、
該当サミュエルソンインタビュー箇所
John Maynard Keynes - Life, Ideas, Legacy 1995
https://youtu.be/JpIJvAt3dTc?t=52m49s
1:18:23
参照:
邦訳『ケインズ経済学入門』ブローグ
(自分もサミュエルソンには批判的ですがこの発言に関してはブローグの著作を読んで判断すべきだと考えます。ブキャナンとは少し立ち位置が違うと思います)
参考までに、
該当サミュエルソンインタビュー箇所
John Maynard Keynes - Life, Ideas, Legacy 1995
https://youtu.be/JpIJvAt3dTc?t=52m49s
1:18:23
参照:
邦訳『ケインズ経済学入門』ブローグ
(自分もサミュエルソンには批判的ですがこの発言に関してはブローグの著作におけるインタビュー全体を読んで判断すべきだと考えます。ブキャナンとは立ち位置が違うと思います)
参考までに、
該当サミュエルソンインタビュー箇所
John Maynard Keynes - Life, Ideas, Legacy 1995
https://youtu.be/JpIJvAt3dTc?t=52m49s
1:18:23
参照:
邦訳『ケインズ経済学入門』ブローグ
(自分もサミュエルソンには批判的ですがこの発言に関してはブローグの著作におけるインタビュー全体を読んで判断すべきだと考えます。ブキャナンとは立ち位置が違います)
参考までに、
該当サミュエルソンインタビュー箇所
John Maynard Keynes - Life, Ideas, Legacy 1995
https://youtu.be/JpIJvAt3dTc?t=52m49s
参照:
邦訳『ケインズ経済学入門』ブローグ 124~5頁
(自分もサミュエルソンには批判的ですがこの発言に関してはブローグ本のインタビュー全体を読んで判断して欲しい)
814 a[sage] 2021/05/16(日) 19:48:52.09 ID:pCLp7F5r
サミュエルソン経済学は冒頭で合成の誤謬を説明しているからおすすめ
ただし入手は難しい
Amazonで買うか
原書pdfを拾うか
新刊をすすめるのは入手が容易だから
高価だがレイのMMT入門は買っておくべきだ
kindle版でもいい
計量経済学を除けば当分はこの本が議論の中心になる
ちなみに
サミュエルソンが広めたフロー循環図については注意が必要だ
ケルトンやレイなどMMTerは徴税によって貨幣は還流するのではなく消滅するのだと思う言っている
信用の循環は重要だろうが…
サミュエルソンが広めた45度線分析は今でも有効だと思う
ちなみに
サミュエルソンが広めたフロー循環図については注意が必要だ
ケルトンやレイなどMMTerは徴税によって貨幣は還流するのではなく消滅するのだと思う言っている
信用の循環は重要だろうが…
サミュエルソンが広めた45度線分析(サミュエルソンより先にジャンセン、カレツキが使っていた)は今でも有効だと思う
ちなみに
サミュエルソンが広めたフロー循環図については注意が必要だ
ケルトンやレイなどMMTerは徴税によって貨幣は還流するのではなく消滅するのだと言っている
信用の循環は重要だろうが…
サミュエルソンが広めた45度線分析(サミュエルソンより先にジャンセン、カレツキが使っていた)は今でも有効だと思う
http://nam-students.blogspot.jp/2016/08/blog-post_5.html
購買力平価 サミュエルソン1964(バラッサ=サミュエルソン効果)
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2020/07/blog-post_77.html
ビル・ミッチェル「貨幣乗数、及びその他の神話」(2009年4月21日)
https://nam-students.blogspot.com/2019/07/2009421.html
ポール・A・サムエルソン(Paul Anthony Samuelson) - 翻訳作品集成
ポール・A・サムエルソン
Paul Anthony Samuelson
『乗数理論と加速度原理』
『線型計画と経済分析』
『経済学 -入門的分析』
『経済分析の基礎』 Foundations of Economic Analysis
『経済学と現代』
『サムエルソン心で語る経済学』 Economics from the Heart
『サミュエルソン日本の針路を考える』
『サミュエルソンサンプラー -アメリカーある時代の軌跡』 The Samuelson Sampler
『サムエルソン経済学』 Economics
『サミュエルソン経済学体系01 -国民所得分析』 The Collected Scientific Papaers of Paul A. Samuelson
『サミュエルソン経済学体系02 -消費者行動の理論』 The Collected Scientific Papaers of Paul A. Samuelson
『サミュエルソン経済学体系03 -資本と成長の理論』 The Collected Scientific Papaers of Paul A. Samuelson
『サミュエルソン経済学体系04 -経済動学の理論』 The Collected Scientific Papaers of Paul A. Samuelson
『サミュエルソン経済学体系05 -国際経済学』 The Collected Scientific Papaers of Paul A. Samuelson
『サミュエルソン経済学体系06 -経済分析とリニア・プログラミング』 The Collected Scientific Papaers of Paul A. Samuelson
『サミュエルソン経済学体系07 -厚生および公共経済学』 The Collected Scientific Papaers of Paul A. Samuelson
『サミュエルソン経済学体系08 -アメリカの経済政策』 The Collected Scientific Papaers of Paul A. Samuelson
『サミュエルソン経済学体系09 -リカード、マルクス、ケインズ…』 The Collected Scientific Papaers of Paul A. Samuelson
『サミュエルソン経済学体系10 -社会科学としての経済学 Economics as a Social Science』 The Collected Scientific Papaers of Paul A. Samuelson
「神話はいらない。必要なのはより民主的でありることであり、合意understandingであり、透明性である。指導者を掣肘する必要はあるが、役立たずの神話によってではない。」
neweconomicperspectives.org/2010/04/paul-s…
構造化された軍事ケインズ主義に対する批判なのだろうけれども、「神話」で人々の行動を縛るというのはやはりまずい。合理的な批判をすべき。
https://twitter.com/ishizuka_r/status/1227155432310853633?s=21
PAUL SAMUELSON ON DEFICIT MYTHS - New Economic Perspectives
参考:
Kelton and Krugman on IS-LM and MMT Jo MichellMarch 6, 2019
https://nam-students.blogspot.com/2019/06/kelton-and-krugman-on-is-lm-and-mmt-jo.html