サピエンティア中村北野他マクロ2016は章の各冒頭でロビンソンやスミスやトービンやケインズの
言葉が掲げられている。全部英文というところがミソだ(英語を学べというメタメッセージ)。
ロビンソンの名言に直接言及はされていないが、経済を体に例え、「マクロ経済学は
、全体として見た経済の健康状態を把握するという重要な役割を担っている」(「はじ
めに」(iii))とされている。経済=身体説は歴史的に批判されて来たが現在は状況が違う(外科医が
経済学研究をして来た初期経済学に立ち還るべきだ)。
サピエンティアシリーズkindle版は検索が出来ないので勧めないが、本書の場合、図が多い
ので推薦出来る。特に第1章ではフロー循環図が6種類くらい使われていてわかりやすい。
産業連関表のイメージが把握できる。
第6章ではシミュレーション ソフトDynare↓の使い方も紹介される。
Dynare stable (recommended) ― Dynare
http://www.mathworks.co.jp/programs/nrd/buy-matlab-student.html (リンク切れ)
第1章でフロー循環図が6パターン紹介される。初学者にはうれしい。第7章の開放経済下の政策も図が多くていい。
第6章で簡易DSGE?ソフトも紹介される。その他、ソロー、ラムゼイ、ジョブサーチ理論も的確に紹介される。
Kindle版は検索ができないのが残念。このシリーズはやはりそこを改善すべきだ。
以下の言葉が英文のみで「はじめに」で掲げられる。各章はじめで同じ趣向。
8 Comments:
価格が時計回り
価値が反時計回り
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_20.html
上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
輸入
財の需要 財・サービス 財の供給
お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎---------
|支出 均衡点E_\/ 販売された財・|
(=GDP) /\ サービス|
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |購入された ⬇︎⬆︎ 収入| |
| |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
| | |政府購入 産出| |
| | ⬅︎生活保護-- || | |輸出
⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎
\ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /
【家\計】 公的貯蓄|⬆︎政府赤字 【企/業】
/ \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \
⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎
| | 金融 | |
| | --民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎ | |
| | 生産へ| |
| (GDP=)所得 生産要素 の投入| |
| -------⬅︎D市場S➡︎------- |
| E_\/均衡点 賃金・地代|
|労働・土地・資本 /\ ・利潤(=GDP)
---------➡︎S D⬅︎---------
労働の供給 労働の需要
<サピエンティア>マクロ経済学 中村保他 東洋経済2816が6個のフロー循環図を使って説明していて秀逸
中村2016第1章地主敏樹執筆部分には海外貿易を中央に置く循環図もある
山田誠治作図
労働市場を価値
財市場を価格と考えることも出来る
中村の図は上下逆
労働者の再生産を考慮しないと家計は意味を持たない
産業連関表のイメージ:
|第1次|第2次|第3次|家計|政府|国内資| | |国内 |
| 産業| 産業| 産業|消費|消費|本形成|輸出|輸入|生産額|
_____|___|___|___|__|__|___|__|__|___|↓投
第1次産業| | | | | 入
第2次産業| 中間投入(内生部門)| 最終需要 | | |
第3次産業| | | | |
_____|___________|____________|__|___|
雇用者所得| 粗付加価値額 |
営業余剰_|___________|
国内生産額| |
産 出
→
中村保他マクロ8頁
フロー循環図・企業間取引:
┏ ←(労働市場)←ーーーーー┓
|┏→ →ーーーー┓|
|| ↓↑
|| ______/\_______
↓↑ | 企業部門 |
家計 小売・流通企業 消費財企業 生産財企業
↓┗←(小売市場)←(卸売市場)←(生産財市場)←
┗ー→ → → →
中村保他マクロ7頁
フロー循環図・企業間取引:
┏ ←(労働 ←ーーーーー┓
|┏→ 市場)→ーーーー┓|
|| ↓↑
|| ______/\_______
↓↑ | 企業部門 |
家計 小売・流通企業 消費財企業 生産財企業
|| ︎︎︎︎↙︎ ↖︎ ↙︎ ↖︎ ↙︎↗︎
↓┗←(小売↗︎ ↘︎(卸売 ↗︎ ↘︎(生産財 ↙︎↗︎
┗ー→ 市場) 市場) 市場)
中村保他マクロ7頁
(労働市場)
企業部門
家計 小売・流通企業 消費財企業 生産財企業
(小売市場) (卸売市場) (生産財市場)
フロー循環図・企業間取引:
┏ ←(労働市場)←ーーーーー┓
|┏→ →ーーーー┓|
|| ↓↑
|| ______/\_______
↓↑ | 企業部門 |
家計 小売・流通企業 消費財企業 生産財企業
↓┗←(小売市場)←(卸売市場)←(生産財市場)←
┗ー→ → → →
中村保他マクロ7頁
フロー循環図・企業間取引:
┏ ←(労働 ←ーーーーー┓
|┏→ 市場)→ーーーー┓|
|| ↓↑
|| ______/\__________
↓↑ | 企業部門 |
家計 小売・流通企業 消費財企業 ↙︎ 生産財企業
|| ︎︎︎︎↙︎ ↖︎ ↙︎ ↖︎ ↗︎↙︎
↓┗←(小売↗︎ ↘︎(卸売 ↗︎ ↘︎(生産財↗︎
┗ー→ 市場) 市場) 市場)
中村保他マクロ7頁
「経済学を学ぶ目的は、経済問題に対する出来合いの対処法を得るためではなく、
そのようなものを受け売りして経済を語る者にだまされないようにするためである」
ジョーン・ロビンソン
The purpose of studying economics is not to acquire a set of ready-made answers to economic questions,
but to learn how to avoid being deceived by economists.
Joan Robinson
Contributions to Modern Economics (1978)
Chapter 7, Marx, Marshall and Keynes, p. 75
<サピエンティア>マクロ経済学 | 東洋経済
http://store.toyokeizai.net/books/9784492314791/
中村 保, 北野 重人, 地主 敏樹
2016/07/01
上の言葉が英文で冒頭に掲げられる。
サピエンティア中村北野他マクロ2016は章の各冒頭でロビンソンやスミスやトービンやケインズの
言葉が掲げられている。全部英文というところがミソだ(英語を学べというメタメッセージ)。
ロビンソンの名言に直接言及はされていないが、経済を体に例え、「マクロ経済学は
、全体として見た経済の健康状態を把握するという重要な役割を担っている」(「はじ
めに」(iii))とされている。経済=身体説は歴史的に批判されて来たが現在は状況が違う(外科医が
経済学研究をして来た初期経済学に立ち還るべきだ)。
サピエンティアシリーズkindle版は検索が出来ないので勧めないが、本書の場合、図が多い
ので推薦出来る。特に第1章ではフロー循環図が6種類くらい使われていてわかりやすい。
産業連関表のイメージが把握できる。
第6章ではシミュレーション ソフトDynare↓の使い方も紹介される。
http://www.dynare.org/download/dynare-stable
http://www.mathworks.co.jp/programs/nrd/buy-matlab-student.html (リンク切れ)
MathWorks - Makers of MATLAB and Simulink
https://jp.mathworks.com/
MATLAB - 技術計算言語
https://jp.mathworks.com/products/matlab.html?s_tid=hp_products_matlab
第1章でフロー循環図が6パターン紹介される。初学者にはうれしい。第7章の開放経済下の政策も図が多くていい。
第6章で簡易DSGE?ソフトも紹介される。その他、ソロー、ラムゼイ、ジョブサーチ理論も的確に紹介される。
Kindle版は検索ができないのが残念。このシリーズはそこを改善すべきだ。
以下の言葉が英文のみで「はじめに」で掲げられる。各章はじめで同じ趣向。
競争の型 – hdkworks blog
http://hdkworks.com/%E7%AB%B6%E4%BA%89%E3%81%AE%E5%9E%8B/
競争の型
1999年頃に起業した際に、ポーターの書籍をかなり読み込みました。起業前の数ヶ月ほとんど持ち歩いていたといってもいいかもしれません。
タイトル 競争優位の戦略 いかに高業績を持続させるか
著者名等 M.E.ポーター/著 ≪再検索≫
著者名等 土岐坤/〔ほか〕訳 ≪再検索≫
出版者 ダイヤモンド社
出版年 1985.12
大きさ等 22cm 659p
注記 Competitive advantage./の翻訳
NDC分類 336
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