水曜日, 1月 18, 2017

脇田成 『マクロ経済学のナビゲーター』(&脇田『マクロ経済のパースペクテ ィブ』)

   ( 経済学リンク::::::::::
脇田成 『マクロ経済学のナビゲーター』(第3版)日本評論社
http://nam-students.blogspot.jp/2017/01/blog-post_18.html
ダンロップ=ターシス批判関連(脇田成『マクロ経済学のパースペクティブ』 等)

マクロ経済学のナビゲーター(第3版)|日本評論社
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/5815.html


脇田 成 著
紙の書籍
定価:税込 2,700円(本体価格 2,500円)
発刊年月 2012.02
ISBN 978-4-535-55672-0
判型 A5判
ページ数 280ページ

内容紹介
新古典派のマクロ経済体系とケインズ的なマクロ経済体系の双方をどちらにも偏らずに公平に学習してゆく教科書。好評につき改訂。

目次
第1章 マクロ経済学の課題
第2章 経済データと国民経済計算

第1部 基本的枠組
第3章 新古典派のマクロ経済体系
第4章 IS-LM分析:ケインズ的なマクロ体系

第2部 個別需要項目
第5章 家計の行動と消費関数
第6章 企業と投資関数
第7章 政府の役割と財政政策
第8章 中央銀行と金融政策
第9章 国際マクロ経済学の基礎

第3部 マクロ経済学の発展と日本経済
第10章 マクロ経済学の新展開と日本経済

マクロ経済学と日本経済;10のポイント―あとがきに代えて―
考えよう 略解
索引

●日本経済トピックス
●数学トピックス
●上級トピックス
...


3つのケインズ型分析の関係:


     __AD-AS分析__   
    /           \   
   /   IS-LM分析   \
  /   /       \   \ 
 |   /  45度分析  \   |
 |  |   /   \   |  |
 |  |  |生産物市場|  |  |
 |  |  |     |  |  |
 |  |   \___/   |  |
 |   \   貨幣市場  /   |
  \   \_______/   / 
   \    労働市場など   / 
    \___________/ 



:78~9

成長理論における成長プロセスの想定:
 Y
 |   最適成長理論
 |            o   o
 |         o
 |       o  
 |     o
 |    o  
 |   o  
 |  o
 |  o  
 |________________→時間

 Y
 |   内的成長理論
 |            
 |               o
 |              o  
 |            o
 |           o  
 |          o  
 |        o 
 |  o 
 |_______________→時間




右↔︎左?
:244~5


脇田 成
わきた しげる
プロフィール
1961年京都府生まれ。東京大学経済学部卒。東京大学助手等を経て、現在首都大学東京教授。博士(経済学)。主著に『マクロ経済学のパースペクティブ』(1998)日本経済新聞社、『日本の労働経済システム:成功から閉塞へ』(2003)東洋経済新報社、『エコナビ経済学入門』(2006)日本評論社、

『日本経済のパースペクティブ:構造と変動のメカニズム』(2008)有斐閣、
『ナビゲート!日本経済』(2010)ちくま新書ほか。


マクロ経済学のナビゲーター 第2版|日本評論社
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/2464.html
マクロ経済学のナビゲーター 第2版

脇田 成 著
紙の書籍
定価:税込 2,700円(本体価格 2,500円)
在庫なし
発刊年月 2004.12
旧ISBN 4-535-55413-7
ISBN 978-4-535-55413-9
判型 菊判
ページ数 344ページ

内容紹介
学生・院生・教授の三者によるQ&A形式を通してマクロ経済学を学ぶ入門テキスト。初版刊行以降の日本経済の進展をふまえ、本文・図表を改訂して再登場。システマティックでありながら、すいすい読める入門書。
目次
第1章 マクロ経済学の課題

第2章 経済データと国民経済計算

PART 1 基本的枠組
第3章 新古典派のマクロ経済体系

第4章 IS-LM分析:ケインズ的なマクロ体系

PART 2 個別需要項目
第5章 家計の行動と消費関数

第6章 企業と投資関数

第7章 政府の役割と財政政策

第8章 中央銀行と金融政策

第9章 国際マクロ経済学の基礎

PART 3 マクロ経済学の発展と日本経済
第10章 マクロ経済学の新展開

第11章 これからの日本経済


2頁に「カレツキやケインズ」とこの種の本には珍しくカレツキの名がある。索引にはないが文学作品からの引用が多々ある。授業でのつかみ用だろう。

...
エコナビ経済学入門|日本評論社
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/2797.html
エコナビ経済学入門


脇田 成 著

定価:税込 2,376円(本体価格 2,200円)

発刊年月 2006.03
旧ISBN 4-535-55480-3
ISBN 978-4-535-55480-1
判型 A5判
ページ数 234ページ

内容紹介
ミクロ経済学とマクロ経済学の全体像をまずとらえましょう。すいすいと読みすすめて、コラム「考えよう」で理解度をチェック。
目次
PART 1 ミクロ経済学
第1章 経済学とはなにか

第2章 家計の行動と需要曲線

第3章 企業の行動と供給曲線

第4章 競争市場均衡とパレート最適性

第5章 不完全競争

第6章 公共財と外部性:市場の失敗

第8章 ミクロ経済学の発展と拡張

PART 2 マクロ経済学
第9章 マクロ経済学の課題

第10章 経済データと国民経済計算

第11章 新古典派のマクロ経済体系

第12章 IS-LM分析とケインズ的なマクロ体系

第13章 IS-LM分析の拡張とAD-AS分析

第14章 消費と投資

第15章 国際マクロ経済学の基礎

第16章 成長理論

第17章 マクロ経済学の発展と拡張

後半は『マクロ』と重なる。29ページに黒澤明の自伝の引用。苦労したからいいカットが撮れるわけではない…。労働価値説への反証。

...
楽天ブックス: マクロ経済学のナビゲ-タ- - 脇田成 - 9784535551800 : 本
http://books.rakuten.co.jp/rb/1166841/


マクロ経済学のナビゲ-タ-
脇田成
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2,484円(税込)2,300円(税抜) 送料無料
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内訳

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商品基本情報
発売日: 2000年06月
著者/編集: 脇田成
出版社: 日本評論社
サイズ: 単行本
ページ数: 300p
ISBNコード: 9784535551800
商品説明
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
学生・院生・教授の三者によるQ&A形式でマクロ経済学を解説。快刀乱麻!スイスイ読めて、システマティック。

【目次】(「BOOK」データベースより)
マクロ経済学の課題/経済データと国民経済計算/1 基本的枠組/2 個別需要項目/3 マクロ経済学の発展と日本経済


日本経済のパースペクティブ―構造と変動のメカニズム 単行本 – 2008/7/3
脇田 成 (著)


...
https://www.amazon.co.jp/dp/4532131588/
ref=sr_1_8?s=books&ie=UTF8&qid=1484800304&sr=1-8
マクロ経済学のパースペクティブ 単行本 – 1998/5
脇田 成 (著)

目次
第1章 動学的マクロ経済学の発展と日本経済
第2章 最適成長モデルと時間を通じた決定
第3章 RBCモデルの基本構造―新しい景気循環の理論
第4章 世代重複モデルと社会保障
第5章 消費と資産価格―高すぎる株価収益率のパズル
第6章 企業と投資関係―タイミングを決める理論
第7章 新ケインジアン経済学と協調の失敗―透明な市場は創出できるか
第8章 契約とサーチの理論―実質賃金硬直性と労働市場のモデル
第9章 貨幣と信用の理論―日本のバブルの物語
第10章 内生的成長理論―「貧しいままの国」と「ますます富める国」


商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
1970年代の「新しいマクロ経済学」の抬頭から四半世紀。その間に登場したさまざまな分析枠組みをサーベイし、それらの理論的成果が現実の経済の動きとどう関係するかを考察した意欲作。

内容(「MARC」データベースより)
1970年代の「新しいマクロ経済学」の台頭から四半世紀。その間に登場したさまざまな分析枠組みをサーベイし、それらの理論的成果が現実の経済の動きとどう関係するかを考察した意欲作。
登録情報
単行本: 384ページ
出版社: 日本経済新聞社 (1998/05)
言語: 日本語
ISBN-10: 4532131588
ISBN-13: 978-4532131586
発売日: 1998/05
商品パッケージの寸法: 22 x 15.4 x 3 cm

トップカスタマーレビュー

5つ星のうち 5.0復刊熱望 こういう本が読みたかった
投稿者 MAISELS WEISSE VINE メンバー 投稿日 2009/10/17
形式: 単行本
(入門者の視点から)
近年絶版で古書価も高騰しており幻の書だったが、やっと最近価格がこなれてきたので入手できた。まさに「こういう本が読みたかった」という感じ。
「教科書」ではなく、上級マクロへの登山の「ガイドブック」的な本であり、マンキュー、二神=堀などを読み終えた後に、「現代マクロ経済学講義」や斎藤「新しいマクロ経済学」に進む前に、最新のマクロ経済学の全貌を捉えたうえで、理解するために何をどう装備していけばいいか、見通しがパッと開けてくる。
DPやRBCなどで高度な数式も出てくるが、背景の説明は丁寧に行われているため抵抗感なく読み進められるし、飛ばし読みも可能だろう。(詳細やシステマチックな理解は「教科書」で行えばいいだろう)
マクロ経済学自体、WINDOWSと同様で、本書発行当時から余計な枝は増えても、根幹部分は大して進歩していないので、現在でもガイドブックとしては有用だろう。(開発者にとっては進歩なんだろうが、ユーザーにとっては重たく使いづらく解りにくくなるだけで進歩のあとが「見えない」)未だに本書のようなコンセプトで匹敵できるような本は今も現れていない。(最新テキストのWICKENSも本書の焼き直しのようにも見える)
参考文献や現実のデータを入れ替えてのバージョンアップ再刊を熱望する。
コメント 9人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?

5つ星のうち 5.0これもよい本だが
投稿者 MMMM 投稿日 2012/1/22
形式: 単行本 Amazonで購入
私も上記の方と同じく復刊希望だが、内容的には数学準備を飛ばしてわかる工夫はお話くらいで、これが結構優れていて、齋藤「新しいマクロ」より工夫はよりなされてるが、実際にもこれも数式を飛ばしては理解できる代物とは言い難い。挫折。
チャン等でしっかり数学準備をして取り組んだほうがよく、
私は斉藤他を読んだ人当たりがこの本を読んで現実を知ってから、数学準備に何が必要かなどを知る本として優れているとおもう.その点ではまさにパースペクティブというのは嘘ではない。勿論数学準備をして再リベンジ。

追記、腰を据えて読むと数式もなんとなしにわかる。
これだけの名著がこの扱いはひどい。まず腰を据えて数学準備なしに飛び込んでチャンなどで実力をつけ再チャレンジするべきだろう。
2 コメント 4人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?

新書:
at+:



脇田成  経済成長のコスト ・ベネフィット 〝反 〟経済成長論のマクロ経済学的基礎
 




ダンロップ=ターシス批判関連(脇田成『マクロ経済学のパースペクティブ』 等)

Dunlop1998

In Chapter 2 of the General Theory, entitled ‘‘The Postulates of the Classical Economics,’’ Keynes (1936, pp. 9–10) stated: 

It would be interesting to see the results of a statistical enquiry into the actual relationship between changes in money-wages and changes in real wages. . . . But in the case of changes in the general level of wages, it will be found, I think, that the change in real wages associated with a change in money-wages, is almost always in the opposite direction. When money-wages are rising, that is to say, it will be found that real wages are falling; and when money-wages are falling, real wages are rising.

(#2:2 貨幣賃金の変化と実質賃金の変化との現実の関係を調べた統計調査の結果を見ると、面白いことがわかる。ある特定の産業を選んでそこだけの変化を見た場合には、実質賃金が貨幣賃金と同一方向に変化することはおおよそ察しがつく。しかし一般賃金水準の変化を見た場合には、貨幣賃金の変化に付随して起こる実質賃金の変化は、方向を同じくするのが通例であるどころか、決まったように逆方向であるのがわかるだろう。*すなわち、貨幣賃金が上昇しているときには実質賃金は下落し、貨幣賃金が下落しているときには実質賃金は上昇しているのである。 ケインズ『一般理論』岩波文庫)

参考:
Dunlop, John T., ‘‘The Movement of Real and Money Wage Rates,’’ Economic Journal, September 1938, 48:191, 413–34.
Dunlop, John T., ‘‘Cyclical Patterns of Industrial Wage Variation.’’ In Wage Determination Under Trade Unions. New York: Augustus M. Kelley, Inc., 1944, 1950, pp. 122–48. 
Dunlop, John T., ‘‘Price Flexibility and the Degree of Monopoly,’’ Quarterly Journal of Economics, August 1939, 53:4, 522–34.
Dunlop, John T., ‘‘Cyclical Variations in Wage Structure,’’ Review of Economic Statistics, February 1939, 21:1, 30–39.
Tarshis, Lorie, ‘‘Changes in Real and Money Wages,’’ Economic Journal, March 1939, 49:193, 150–54. Tarshis, Lorie, ‘‘Real Wages in the United States and Great Britain,’’ The Canadian Journal of Economics and Political Science, August 1938, 4:3, 362–76.
Kalecki, Michal, ‘‘Money and Real Wages.’’ In Essays in the Theory of Economic Fluctuations. New York: Farrar & Rinehart, Inc., 1939, 75–92.

以下の脇田成『マクロ経済学のパースペクティブ』#3☆が上のダンロップ=ターシス(による)批判に触れている。ただしケインズ批判ではなくRBC批判の文脈においてというところが興味深い。

この問題は雇用に関係するが全体として転形問題に似ている。

ケインズを批判している人は紙幣が紙切れ同然になるインフレを想定していない。実際のところハイパーインフレは先進国では滅多に起きないが戦前のドイツでは起きた。

(貨幣の中立性を疑うトービンは批判されがちだが、トービンは現実の恐慌を見て知っていた。)

脇田の書はラムゼイやRBCに関する2,3章が分かりやすい。ゲーム理論、日本社会論、サーチ理論、計量経済学に触れているので大部になった。DSGEは言及されていない。



マクロ経済学のパースペクティブ
著者名等  脇田成/著  
出版者   日本経済新聞社
出版年   1998.05
大きさ等  22cm 384p
要旨    1970年代の「新しいマクロ経済学」の抬頭から四半世紀。その間に登場したさまざま
な分析枠組みをサーベイし、それらの理論的成果が現実の経済の動きとどう関係するかを
考察した意欲作。


目次 
第1章 動学的マクロ経済学の発展と日本経済
第2章 最適成長モデルと時間を通じた決定
第3章 RBCモデルの基本構造―新しい景気循環の理論 ☆
第4章 世代重複モデルと社会保障
第5章 消費と資産価格―高すぎる株価収益率のパズル
第6章 企業と投資関係―タイミングを決める理論
第7章 新ケインジアン経済学と協調の失敗―透明な市場は創出できるか
第8章 契約とサーチの理論―実質賃金硬直性と労働市場のモデル
第9章 貨幣と信用の理論―日本のバブルの物語
第10章 内生的成長理論―「貧しいままの国」と「ますます富める国」



脇田の扱い方と違い、通常ダンロップ=ターシス批判はマネタリズムを強化することに使われているようだ。

2 Comments:

Blogger yoji said...

ダンロップ=ターシス批判関連(脇田成『マクロ経済学のパースペクティブ』 等)


Dunlop1998
http://pubs.aeaweb.org/doi/pdfplus/10.1257/jep.12.2.223

In Chapter 2 of the General Theory, entitled ‘‘The Postulates of the Classical Economics,’’ Keynes (1936, pp. 9–10) stated:

It would be interesting to see the results of a statistical enquiry into the actual relationship between changes in money-wages and changes in real wages. . . . But in the case of changes in the general level of wages, it will be found, I think, that the change in real wages associated with a change in money-wages, is almost always in the opposite direction. When money-wages are rising, that is to say, it will be found that real wages are falling; and when money-wages are falling, real wages are rising.

(#2:2 貨幣賃金の変化と実質賃金の変化との現実の関係を調べた統計調査の結果を見ると、面白いことがわかる。ある特定の産業を選んでそこだけの変化を見た場合には、実質賃金が貨幣賃金と同一方向に変化することはおおよそ察しがつく。しかし一般賃金水準の変化を見た場合には、貨幣賃金の変化に付随して起こる実質賃金の変化は、方向を同じくするのが通例であるどころか、決まったように逆方向であるのがわかるだろう。*すなわち、貨幣賃金が上昇しているときには実質賃金は下落し、貨幣賃金が下落しているときには実質賃金は上昇しているのである。 ケインズ『一般理論』岩波文庫)

参考:
Dunlop, John T., ‘‘The Movement of Real and Money Wage Rates,’’ Economic Journal, September 1938, 48:191, 413–34.
Dunlop, John T., ‘‘Cyclical Patterns of Industrial Wage Variation.’’ In Wage Determination Under Trade Unions. New York: Augustus M. Kelley, Inc., 1944, 1950, pp. 122–48.
Dunlop, John T., ‘‘Price Flexibility and the Degree of Monopoly,’’ Quarterly Journal of Economics, August 1939, 53:4, 522–34.
Dunlop, John T., ‘‘Cyclical Variations in Wage Structure,’’ Review of Economic Statistics, February 1939, 21:1, 30–39.
Tarshis, Lorie, ‘‘Changes in Real and Money Wages,’’ Economic Journal, March 1939, 49:193, 150–54. Tarshis, Lorie, ‘‘Real Wages in the United States and Great Britain,’’ The Canadian Journal of Economics and Political Science, August 1938, 4:3, 362–76.
Kalecki, Michal, ‘‘Money and Real Wages.’’ In Essays in the Theory of Economic Fluctuations. New York: Farrar & Rinehart, Inc., 1939, 75–92.

以下の脇田成『マクロ経済学のパースペクティブ』#3☆が上のダンロップ=ターシス(による)批判に触れている。ただしケインズ批判ではなくRBC批判の文脈においてというところが興味深い。

この問題は雇用に関係するが全体として転形問題に似ている。

ケインズを批判している人は紙幣が紙切れ同然になるインフレを想定していない。実際のところハイパーインフレは先進国では滅多に起きないが戦前のドイツでは起きた。

(貨幣の中立性を疑うトービンは批判されがちだが、トービンは現実の恐慌を見て知っていた。)

脇田の書はラムゼイやRBCに関する2,3章が分かりやすい。ゲーム理論、日本社会論、サーチ理論、計量経済学に触れているので大部になった。DSGEは言及されていない。



マクロ経済学のパースペクティブ
著者名等  脇田成/著  
出版者   日本経済新聞社
出版年   1998.05
大きさ等  22cm 384p
要旨    1970年代の「新しいマクロ経済学」の抬頭から四半世紀。その間に登場したさまざま
な分析枠組みをサーベイし、それらの理論的成果が現実の経済の動きとどう関係するかを
考察した意欲作。


目次
第1章 動学的マクロ経済学の発展と日本経済
第2章 最適成長モデルと時間を通じた決定
第3章 RBCモデルの基本構造―新しい景気循環の理論 ☆
第4章 世代重複モデルと社会保障
第5章 消費と資産価格―高すぎる株価収益率のパズル
第6章 企業と投資関係―タイミングを決める理論
第7章 新ケインジアン経済学と協調の失敗―透明な市場は創出できるか
第8章 契約とサーチの理論―実質賃金硬直性と労働市場のモデル
第9章 貨幣と信用の理論―日本のバブルの物語
第10章 内生的成長理論―「貧しいままの国」と「ますます富める国」



脇田の扱い方と違い、通常ダンロップ=ターシス批判はマネタリズムを強化することに使われているようだ。

9:45 午前  
Blogger yoji said...

http://nam-students.blogspot.com/2017/02/blog-post_42.html

ダンロップ=ターシス批判関連(脇田成『マクロ経済学のパースペクティブ』 等)


Dunlop1998
http://pubs.aeaweb.org/doi/pdfplus/10.1257/jep.12.2.223

In Chapter 2 of the General Theory, entitled ‘‘The Postulates of the Classical Economics,’’ Keynes (1936, pp. 9–10) stated:

It would be interesting to see the results of a statistical enquiry into the actual relationship between changes in money-wages and changes in real wages. . . . But in the case of changes in the general level of wages, it will be found, I think, that the change in real wages associated with a change in money-wages, is almost always in the opposite direction. When money-wages are rising, that is to say, it will be found that real wages are falling; and when money-wages are falling, real wages are rising.

(#2:2 貨幣賃金の変化と実質賃金の変化との現実の関係を調べた統計調査の結果を見ると、面白いことがわかる。ある特定の産業を選んでそこだけの変化を見た場合には、実質賃金が貨幣賃金と同一方向に変化することはおおよそ察しがつく。しかし一般賃金水準の変化を見た場合には、貨幣賃金の変化に付随して起こる実質賃金の変化は、方向を同じくするのが通例であるどころか、決まったように逆方向であるのがわかるだろう。*すなわち、貨幣賃金が上昇しているときには実質賃金は下落し、貨幣賃金が下落しているときには実質賃金は上昇しているのである。 ケインズ『一般理論』岩波文庫)

参考:
Dunlop, John T., ‘‘The Movement of Real and Money Wage Rates,’’ Economic Journal, September 1938, 48:191, 413–34.
Dunlop, John T., ‘‘Cyclical Patterns of Industrial Wage Variation.’’ In Wage Determination Under Trade Unions. New York: Augustus M. Kelley, Inc., 1944, 1950, pp. 122–48.
Dunlop, John T., ‘‘Price Flexibility and the Degree of Monopoly,’’ Quarterly Journal of Economics, August 1939, 53:4, 522–34.
Dunlop, John T., ‘‘Cyclical Variations in Wage Structure,’’ Review of Economic Statistics, February 1939, 21:1, 30–39.
Tarshis, Lorie, ‘‘Changes in Real and Money Wages,’’ Economic Journal, March 1939, 49:193, 150–54. Tarshis, Lorie, ‘‘Real Wages in the United States and Great Britain,’’ The Canadian Journal of Economics and Political Science, August 1938, 4:3, 362–76.
Kalecki, Michal, ‘‘Money and Real Wages.’’ In Essays in the Theory of Economic Fluctuations. New York: Farrar & Rinehart, Inc., 1939, 75–92.

以下の脇田成『マクロ経済学のパースペクティブ』#3☆が上のダンロップ=ターシス(による)批判に触れている。ただしケインズ批判ではなくRBC批判の文脈においてというところが興味深い。

この問題は雇用に関係するが全体として転形問題に似ている。

ケインズを批判している人は紙幣が紙切れ同然になるインフレを想定していない。実際のところハイパーインフレは先進国では滅多に起きないが戦前のドイツでは起きた。

(貨幣の中立性を疑うトービンは批判されがちだが、トービンは現実の恐慌を見て知っていた。)

脇田の書はラムゼイやRBCに関する2,3章が分かりやすい。ゲーム理論、日本社会論、サーチ理論、計量経済学に触れているので大部になった。DSGEは言及されていない。



マクロ経済学のパースペクティブ
著者名等  脇田成/著  
出版者   日本経済新聞社
出版年   1998.05
大きさ等  22cm 384p
要旨    1970年代の「新しいマクロ経済学」の抬頭から四半世紀。その間に登場したさまざま
な分析枠組みをサーベイし、それらの理論的成果が現実の経済の動きとどう関係するかを
考察した意欲作。


目次
第1章 動学的マクロ経済学の発展と日本経済
第2章 最適成長モデルと時間を通じた決定
第3章 RBCモデルの基本構造―新しい景気循環の理論 ☆
第4章 世代重複モデルと社会保障
第5章 消費と資産価格―高すぎる株価収益率のパズル
第6章 企業と投資関係―タイミングを決める理論
第7章 新ケインジアン経済学と協調の失敗―透明な市場は創出できるか
第8章 契約とサーチの理論―実質賃金硬直性と労働市場のモデル
第9章 貨幣と信用の理論―日本のバブルの物語
第10章 内生的成長理論―「貧しいままの国」と「ますます富める国」



脇田の扱い方と違い、通常ダンロップ=ターシス批判はマネタリズムを強化することに使われているようだ。

9:47 午前  

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