月曜日, 4月 17, 2017

[近現代日本]文学年表

                     ( 文学リンク:::::::::) 


NAMs出版プロジェクト: 『日本批評大全 』2017 渡部直己 WATANABE Naomi [編著]◎目次 
http://nam-students.blogspot.jp/2017/04/2017.html

NAMs出版プロジェクト: 近現代文学年表[作業中]waseda

http://nam-students.blogspot.jp/2017/04/blog-post_15.html

NAMs出版プロジェクト: 近代日本の批評年表 karatani

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NAMs出版プロジェクト: 近代日本批評大全年表:作業中

http://nam-students.blogspot.jp/2017/04/nams-2017-naomi-httpnam-students.html

NAMs出版プロジェクト: 文学年表

http://nam-students.blogspot.jp/2017/04/blog-post_86.html@

参考(平成以降):

大澤聡作成の年表(ゲンロン2,4(2016年)所収)

https://www.amazon.co.jp//dp/B01EWVGBD2/

https://www.amazon.co.jp/dp/B01NBP7AFZ



明治大正 昭和戦前 昭和戦後 平成以降 


Prototype
1768『雨月物語』序(上田秋成)
1793~6,1799『源氏物語玉の小櫛』(本居宣長)
1835.1814~42
「稗史七則」『 南総里見八犬伝』(曲亭馬琴)
1872「著作道書キ上ゲ」(仮名垣魯文、条野有人 ・『新聞雑誌』日新堂)
 大全掲載文を太字。『近代日本の批評』未掲載分に☆。
年号小説・詩歌・戯曲 批評         社会動向・文学事項  
1868
(明・元)
1 王政復古・天皇即位
5 「江湖新聞」創刊
6「もしほぐさ」創刊
1869
(明・2)
6 版籍奉還
1870
(明・3)
10 「西洋事情」二編(福沢諭吉・尚古堂)
11 「西国立志編」(スマイルス、中村敬宇訳・静岡同人社~'71・7)
7 普仏戦争
1871
(明・4)
4「安愚楽鍋」(仮名垣魯文・誠之堂~5)
3 パリ・コミューン成立を宣言
1872
(明・5)
2 「学問のすゝめ」(福沢論吉・慶応義塾~'76・11)
1873
(明・6)
6 「生性発蘊」(西周・脱稿)
1874
(明・7)
2 「柳橋新誌」第二編(成島柳北・山城屋)
4 「東京新繁昌記」(服部撫松・奎章閣~'81・6)

2 江藤新平ら佐賀の乱
2 台湾出兵
1875
(明・8)
4 「文明論之概略」(福沢諭吉・自家版)

5 千島樺太交換条約
1876
(明・9)
1877
(明・10)
2 「日本開化小史」(田口卯吉・自家版~'82・10)2 西南戦争(~9)
1878
(明・11)
1879
(明・12)
6「民権自由論」(植木枝盛・福岡集文堂)
1880
(明・13)
1881
(明・14)
4「哲学字彙」(井上哲次郎監修・東京大学三学部)2 玄洋社創立

10 板垣退助ら自由党結成
1882
(明・15)

8「新体詩抄」初編(外山正一、矢田部良吉、井上哲次郎撰・丸屋善七発行)
10「自由乃凱歌」(デュマ、宮崎夢柳訳・絵入自由新聞社)
3「民約訳解」(ルソー、中江兆民訳・仏学塾~10)
H「美術真説」(フェノロサ、大森惟中訳・同盟社)
1883
(明・16)
3 「経国美談」(矢野龍渓・報知新聞社~後編'84・2)
1884
(明・17)
1885
(明・18)

6「当世書生気質」(坪内逍遥・晩青堂~'86・1)
10「佳人之奇遇」(東海散士・博文堂~'97・10)
3 脱亜論(福沢諭吉・時事新報)

9「小説神髄」(坪内逍遥・松月堂~86・4)
7「女学雑誌」創刊

11 大井憲太郎ら大阪事件
1886
(明・19)

7「雪中梅」(末広鉄腸・博文堂、下巻11)
2 当世書生気質の批評(高田半峰・中央学術雑誌2・1~2・25)
4 小説総論(二葉亭四迷・中央学術雑誌)
6「日本之意匠及情交」(田口卯吉・秀英社)
10「将来之日本」(徳富蘇峰・経済雑誌社)
1887
(明・20)

6「浮雲」第一編(二葉亭四迷・金港堂)
7「侠美人」(依田学海・金港堂~11)
H武蔵野(山田美妙・読売新聞)
4「新日本之青年」(徳富蘇峰・民友社)
4 今日の基督教文学(北村透谷・聖書之友雑誌)
5「三酔人経綸問答」(中江兆民・集成社)
9 批評の標準(坪内逍遥・中央学術雑誌)
2 徳富蘇峰、民友社を創立
2 「国民之友」創刊
2 鹿鳴館で舞踊会開催

12 保安条例公布
1888
(明・21)

7 あひゞき,ツルゲーネフ、二葉亭四迷訳・国民之友~8)
10 めぐりあひ(ツルゲーネフ、二葉亭四迷訳・都の花~'89・1)
5 批評論(大西祝・国民之友)4 「日本人」創刊
1889
(明・22)
1 細君(坪内逍遥・国民之友)
4「楚囚之詩」(北村透谷・春祥堂)
8 於母影(森鴎外、落合直文ら訳・国民之友)

11 小説八宗(斎藤緑雨・読売新聞)
11「哲学涓滴」三宅雪嶺・文海堂)
1 「新小説」創刊
2 大日本帝国憲法発布
10「しがらみ草紙」創刊
1890
(明・23)
1 舞姫(森鴎外・国民之友)
6 帰省(宮崎湖処子・民友社)
8 うたかたの記(森鴎外・しがらみ草紙)
11 闇中政治家前編(原抱一庵・郵便報知新聞~'90・12)
3 時勢に感あり(北村透谷・女学雑誌)
4 言文論(森鴎外・柵草子)

10 教育勅語発布
1891
(明・24)

5「蓬茉曲」(北村透谷・養真堂)
5 油地獄(斎藤緑雨・国会~6)
7 かくれんぼ(斎藤緑雨・文学世界)
3 悲哀の快楽(大西祝・国民之友)
3「真善美日本人」(三宅雪嶺・政教社)

6「近時政論考」(陸掲南・日本新聞社)
12 早稲田文学の没理想(森鴎外・しがらみ草紙)
12 「現代文学」(内田魯庵・国民之友~切・1)
1 内村鑑三不敬事件

5 大津事件


10 「早稲田文学」創刊
1892
(明・25)

6「美奈和集」(森鴎外・春陽堂)
11 即興詩人(アンデルセン、森鴎外訳・しがらみ草紙~'94・8)
2 厭世詩家と女性(北村透谷・女学雑誌)
8「宗教哲学骸骨」(清沢満之・法蔵館)
1893
(明・26)
1 頼襄を論ず(山路愛山・国民之友)
2 人生に相渉るとは何の謂ぞ(北村透谷・文学界)
2「基督信徒の慰」(内村鑑三・警醒社)
3 文界八つあたり(正岡子規・日本~5)
4 文学史骨(北村透谷・評論~5)
4 凡神的唯心的傾向に就て(山路愛山・国民新聞)
5 内部生命論(北村透谷・文学界)
7 今日の小説及び小説家(内田魯庵・国民之友)
10 極東の星座(南方熊楠・Nature)
11「王陽明」(三宅雪嶺・政教社)
11「最暗黒之東京」(松原岩五郎・民友社)
2「吉田松陰」(徳富蘇峰・民友社)
1 「文学界」創刊


4 日本基督教婦人矯風会結成
1894
(明・27)
4 「エマルソン」(北村透谷・民友社)
4 「文学者となる法」(内田魯庵・右文社))☆
9 日清戦争の義(内村鑑三・国民之友
10 愛弟通信)(国本田独歩・国民新聞)
10「日本風景論」釜心賀重昂・政教社)        、
11「日本及び日本人」(内村鑑三・民友社、明41・4「代表的日本人」と改題)
11 新体詩見本(斎藤緑雨・二六新報)
12 「大日本膨脹論」(徳富蘇峰・民友社)
5 北村透谷自殺

8 日清戦争
1895
(明・28)

1 たけくらべ(樋口一葉・文学界~鶴・1)
5 黒晰賜(広津柳浪・文芸倶楽部)
7 門三味線(斎藤緑雨・読売新聞~8)
9 にごりえ(樋口一葉・文芸倶楽部)
12 十三夜(樋口一葉・文芸倶楽部)
3 苦悶の叫(国本田独歩・精神~4) 

5「How I Become A Christian」(内村鑑三・警醒社)
9 小説界の新潮流(内田魯庵・国民之友)
12 一葉女史の「にごり江」(田岡嶺雲・明治評論)
1 「太陽」創刊
4 日清講和条約調印
4 台湾総督府設置
4 三国干渉



1896
(明・29)
2 多情多恨(尾崎紅葉・読売新聞、前編~6・後編9~12)
3 三人冗語(森鴎外、幸田露伴、斎藤緑雨・めさまし草~7)
1「めさまし草」創刊
1897
(明・30)

1 金色夜又(尾崎紅葉・読売新聞~5)
4「抒情詩」(国木田独歩、日山花袋、柳田国男ら・民友社)
8「若菜集」(島崎藤村・春陽堂)
1「近世文学史論」(内藤湖南・政教社)
4「トルストイ」(徳冨蔵花・民友社
5 日本主義(高山樗牛・太陽)
5 我邦現今の文芸界に於ける批評家の本務(高山樗牛・太陽)

3 足尾銅山鉱毒事件
1898
(明・31)

1「今の武蔵野」(国本田独歩・国民之友~2、後「武蔵野」と改題)
4 忘れえぬ人々(国木田独歩・国民之友)
11 不如帰(徳冨董花・国民新聞)
2 歌よみに与ふる書(正岡子規・日本新聞~3)
3 小説文体意見(二葉亭四迷・文芸倶楽部)

10 幸徳秋水ら社会主義研究会結成
1899
(明・32)

5 朝茶の子(内田魯庵・新小説~7)
1「俳諧大要」(正岡子規・ほととぎす発行所)

4「日本之下層社会」(横山源之助・内外出版協会)

10 夢酔独言(勝小吉・旧幕府~翌年・5)

1 「中央公論」創刊
3 義和団蜂起



1900
(明・33)
1 時文小言(内田魯庵・文芸倶楽部~10)
8 自由党を祭る文(幸徳秋水・万朝報)
9「聖書之研究」創刊
1901
(明・34)




8「みだれ髪」(与謝野晶子・東京新詩社)
11 牛肉と馬鈴薯(国木田独歩・小天地
1 文明批評家としての文学者(高山樗牛・太陽)

8 美的生活を論ず(高山樗牛・太陽)
8 美的生活とは何ぞや(長谷川天渓・読売新聞)
9 美的生活論とニイチエ(登張竹風・帝国文学)
9「一年有半」(中江兆民・博文館)

2 黒龍会発足





1902
(明・35)

1「はやり唄」(小杉天外・春陽堂)

5「重右衛門の最後」(田山花袋・新声社)
8 「三十三年之夢」(宮崎沿天・国光書房)
8 少年の悲哀(国木田独歩・小天地)


3 新思潮とは何ぞや(長谷川天渓・太陽)
5 病林六尺(正岡子規・日本新聞~9)
9 自然主義とは何ぞや(長谷川天渓・明星)
1 日英同盟締結









1903
(明・36)

2 魔風恋風(小杉天外・読売新聞~9)
1 基督教と世界歴史(内村鑑三・聖書之研究)
7「東洋の理想」(岡倉天心・ロンドン)
7「社会主義神髄」(幸徳秋水・万朝報社)

8 新橋・品川間電車開通
11 平民社結成
1904
(明・37)

9 君死にたまふこと勿れ(与謝野晶子・明星)
2 露骨なる描写(田山花袋・太陽)
9 余が非戦論者となりし由来(内村鑑三・聖書之研究)
10「妾の半生涯」(福田英子・東京堂)
11 共産党宣言(マルクス、 エングルス、幸徳秋水、界枯川訳・平民新聞)
11「日本の覚醒」(岡倉天心・ニューヨーク)
2 日露戦争始まる






1905
(明・38)
1 吾輩は猫である(夏目漱石・ホトトギス~'06・8)
3 青春(小栗風葉・読売新聞~'06・11)
10「海潮音」(上田敏訳・本郷書院)
11 薤露行(夏目漱石・中央公論
2「現代日本基督教会史論」(山路愛山・独立評論~6)



10「病間録」(綱島梁川・金尾文淵堂)
1 ロシア、一九〇五年革命



9 日比谷焼打事件
この年龍土会発足

1906
(明・39)

3「破戒」(島崎藤村・上回屋発売)
4 坊つちやん(夏目漱石・ホトトギス)
5「濠虚集」(夏目漱石・大倉書店)
9 草枕(夏目漱石・新小説)
10 其面影(二葉亭四迷・東京朝日新聞~12)

5「茶の本」(岡倉天心・ニューヨーク)
5 余が言文一致の由来(二葉亭四迷・文章世界)
5「国体論及び純正社会主義」(北一輝・自家版)
6「神秘的半獣主義」(岩野泡鳴・佐久良書房)
革命の無縁国(木下尚江・新紀元)☆
3 市電値上げ反対集会












1907
(明・40)

1 野分(夏目漱石・ホトトギス)
6 虞美人草(夏目漱石・東京朝日新聞~10)
9 蒲団(田山花袋・新小説)
10 平凡(二葉亭四迷・東京朝日新聞~12)
1 写生文(夏目漱石・読売新聞1.20)☆

5「文学論」(夏目漱石・大倉書店)
6「支那思想史・日漢文明異同論」(山路愛山・金尾文淵堂)
10 『蒲団』評(島村抱月・早稲田文学)☆
10 余と自然主義(国本田独歩・日本)
11「文学入門」(生田長江・新潮社)
2 イプセン会発足



10「新思潮」創刊

1908
(明・41)
1 一兵卒(日山花袋・早稲田文学)
1 何処へ(正宗白鳥・早稲田文学~4)
1 坑夫(夏目漱石・東京朝日新聞~4)
4 生(田山花袋・読売新聞~7)
4春(島崎藤村・東京朝日新聞~8)7夢十夜(夏目漱石・東京朝日新聞~8)
9 三四郎(夏目漱石・東京朝日新聞~12)
10 新世帯(徳田秋声・国民新聞)
1 文芸上の自然主義(島村抱月・早稲田文学)
1 現実暴露の悲哀(長谷川天渓・太陽)
2 不可思議なる大自然(国木田独歩・早稲田文学)
2 夏目漱石氏の「文芸の哲学的基礎」を評す(田中王堂・明星~3)
3 自然主義論(生田長江・趣味)
4 創作家の態度(夏目漱石・ホトトギス)
5 自然主義の価値(島村抱月・早稲田文学)
6 予が半生の懺悔(二葉亭四迷・文章世界)
10「欺かざるの記」(国木田独歩・佐久良書房)










6 赤旗事件


12 パンの会結成
1909
(明・42)
1 煤煙(森田草平・東京朝日新聞~5)
2 耽溺(岩野泡鳴・新小説)
3「ふらんす物語」(永井荷風・博文館)
6 それから(夏目漱石・東京朝日新聞~10)
7 ヰタ・セクスアリス(森鴎外・スバル)
10「田合教師」(田山花袋・佐久良書房)
10 帰朝者の日記(永井荷風・中央公論)
12 冷笑(永井荷風・東京朝日新聞~'10・2)

2「後狩詞記」(柳田国男・自家版)

7 自然主義論最後の試練(相馬御風・新潮)




11 食ふべき詩(石川啄木・東京毎日新聞)

1 「スバル」創刊

5 二葉亭四迷客死

10 伊藤博文暗殺


1910
(明・43)

3 門(夏目漱石・東京朝日新聞~6)



11 刺青(谷崎潤一郎・新思潮)
12「一握の砂」(石川啄木・東雲堂)
1 悲痛の哲理(岩野泡鳴・文章世界)
4「それから」に就いて(武者小路実篤・白樺) 
4 自然主義の主観的要素(片上天弦・早稲田文学)
6「遠野物語」(柳田国男・衆精堂)
8 時代閉塞の現状(石川啄木・執筆)

8 自己主張の思想としての自然主義(魚住折萱・東京朝日新聞)
10 短歌滅亡私論(尾上柴舟・創作)
4「白樺」創刊
5 大逆事件検挙始まる
5「三田文学」創刊

8 韓国併合
1911
(明・44)

1 或る女のグリンプス(有島武郎・白樺~'13・3)
2「お目出たき人」(武者小路実篤・洛陽堂)
3 妄想(森鴎外・三田文学~4)
4 濁つた頭(志賀直哉・白樺)
8 徽(徳田秋声・東京朝日新聞~11)
9 雁(森鴎外・スバル~'13・5)
1「善の研究」(西田幾多郎・弘道館)
1 ‘V NAROED' SERIES-A LETTER FROM PRISN(石川啄木・執筆)
5 この頃 大硯君足下(石川啄木・執筆)
7 はてしなき議論の後(石川啄木・創作)
8 現代日本の開化(夏目漱石・講演)
9 元始女性は太陽であつた・(平塚らいてう・青鞜)


11 谷崎潤一郎氏の作品(永井荷風・三田文学)









9「青鞜」創刊
10 辛亥革命
1912
(明・45
/大・元)

1 かのやうに(森鴎外・中央公論)
1 彼岸過迄(夏目漱石・朝日新聞~4)
9 大津順吉(志賀直哉・中央公論)
10 興津弥五右衛門の遺書(森鴎外・中央公論)
12 行人(夏目漱石・朝日新聞~'13・11)
1 猫一疋の力に憑つて大富となりし人の話(南方熊楠・太陽)☆

3 生の要求と芸術(片上伸・太陽)
日記(樋口一葉・『一葉全集 前編』博文館)☆
6 国体に関する異説(上杉慎吉・太陽)
7 上杉博士の「国体に関する異説」を読む(美濃部達吉・太陽)

7 明治天皇崩御
9 乃木大将殉死
10「近代思想」創刊
1913
(大・2)

9 疑惑(近松秋江・新小説)
9 大菩薩峠(中里介山・都新聞~10 )
1民衆的傾向と政党(丸山幹治・日本及日本人)
2 「所感十年」(内村鑑三・聖書之研究社)
3 山人外伝資料(柳田国男・郷土研究~'17・2)
時代閉塞の現状(石川啄木・『啄木遺稿』東雲堂)☆
10 「ニイチェ研究」(和辻哲郎・内田老鶴圃)
7 生の拡充(大杉栄・近代思想)☆
10 「表象派の文学運動」(シモンズ、岩野泡鳴訳・新潮社)

3「郷土研究」創刊
1914
(大・3)

1 大塩平人郎(森鴎外・中央公論)
4 こゝろ(夏目漱石・東京朝日新聞~8)
4「三太郎の日記」(阿部次郎・東雲堂)
5 桜の実の熟する時(島崎藤村・文章世界~'18・6)
6 毒薬を飲む女(岩野泡鳴・中央公論)
3「支那論」(内藤湖南・文会堂書店)

8 日和下駄(永井荷風・三田文学)
9 社会と感激(中沢臨川・中央公論)
10「生の闘争」(大杉栄・新潮社)
11 私の個人主義(夏目漱石・講演)
12「ヰリアム・ブレーク」(柳宗悦・洛陽堂)
7 第一次世界大戦
1915
(大・4)
6 道草(夏目漱石・東京朝日新聞~9)
11 羅生門(芥川龍之介・帝国文学)
1「思索と体験」(西田幾多郎・千章館)
1 歴史其儘と歴史離れ(森鴎外・心の花)
7 代議政治の論理(石橋湛山・東洋時論)
1 対華21ヵ条要求
1916
(大・5)

12出家とその弟子(倉田百三・生命の川~'17・3)
5明暗(夏目漱石・東京朝日新聞~12)
7空車(森鴎外・東京日日新聞)
8腕くらべ(永井荷風・文明~'17・10)
8「文学に現はれたる我が国民思想の研究」(津田左右吉・洛陽堂~'21・12)
8民衆芸術の意味及び価値(本間久雄・早稲田文学)
8国民意識と国家政策(大山郁夫・中央公論)
8「遊蕩文学」の撲滅(赤木桁平・読売新聞)
9 貧乏物語(河上肇・大阪朝日新聞~12)
11 自然主義前派の跳梁(生田長江・新小説)
1917
(大・6)

2「月に吠える」(萩原朔太郎・感情詩社)
5 城の崎にて(志賀直哉・白樺)
10 和解(志賀直哉・黒潮)
10 神経病時代(広津和郎・中央公論)
2 怒れるトルストイ(広津和郎・トルストイ研究~3)
6 惜しみなく愛は奪ふ(有島武郎・新潮)
9 断腸亭日乗(永井荷風・起筆)
10「自覚に於ける直観と反省」(西田幾多郎・岩波書店)
11 山人考(柳田国男・日本歴史地理学会講演)

11 ロシア革命
1918
(大・7)

3 子をつれて(葛西善蔵・早稲田文学)
5 新生(島崎藤村・朝日新聞~'19・10)
9 田園の憂鬱(佐藤春夫・中外)
3 過激派を援助せよ(石橋湛山・東洋経済新報)
5「ニーチェ全集」(生田長江訳・新潮社、~'29)
8 古寺巡礼(和辻哲郎・思潮~'19・1)
10 現代将来の小説的発想を一新すべき僕の描写論(岩野泡鳴・新潮)☆
8 シベリア出兵
この頃米騒動起こる
11 「新しき村」建設
11 第一次世界大戦終わる
1919
(大・8)

1 恩讐の彼方に(菊池寛・中央公論)


4 蔵の中(宇野浩二・文章世界)

6「或る女」(有島武郎・新潮社)




3「文化主義の論理」(左右田喜一郎・「黎明会講演集」)



8 日本改造法案大綱(北一輝・稿、改造社~'23・5)
8「古事記及び日本書紀の新研究」(津田左右吉・岩波書店)
8 社会改造の根本精神(大山郁夫・我等)
8「獄中記」(大杉栄・春陽堂)
12 花火(永井荷風・改造)

3 朝鮮で3・1独立運動 
3 コミンテルン創立
4 「改造」創刊
5 中国で5・4運動
8 大川周明・北一輝ら猶存社を結成
1920
(大・9)
2 おせい(岩野泡鳴・改造)








9「苦の世界」(宇野浩二・衆英閣)
5 妣が国へ・常世ヘ(折口信夫・国学院雑誌)
6「資本論」(高畠素之訳・大鐙閣~'23・5)
6 朝鮮の友に贈る書(柳宗悦・改造)

7 徹底個人主義者の社会生活観(田中王堂・中央公論)
9「弥勒の世に就いて」(出口王仁二郎・神霊会)
9 第四階級の文学(中野秀人・文章世界)
1 「新青年」創刊




9 未来派美術協会設立

12 日本社会主義同盟結成
1921
(大・10)

1 暗夜行路 前編(志賀直哉・改造~8)



2「種蒔く人」創刊
3「愛と認識との出発」(倉田百三・岩波書店)
7 大日本主義の幻想(石橋湛山・東洋経済新報~8)
11 「支那革命外史」(北一輝・大鐙閣)


11 原敬暗殺
12 日本未来派運動宣言
1922
(大・11)
1 神神の微笑(芥川龍之介・新小説)
1黒髪(近松秋江・改造)





12 多情仏心(里見弾・時事新報~'23・12)
1 宣言一つ(有島武郎・改造)
1 第四階級の文学(平林初之輔・解放)
2 階級芸術の問題(片上伸・新潮)
2 「露西亜文学史」(大泉黒石・大鐙閣)

6 無産者階級の芸術(平林初之輔・東京朝日新聞)
7 無産階級運動の方向転換(山川均・前衛)
全国水平社宣言(西光万吉・『水平』第1号)☆

3 水平社創立

7 日本共産党結成

1923
(大・12)

1 「青猫」(萩原朔太郎・新潮社)
2 「ダダイスト新吉の詩」(高橋新吉、辻潤編・中央美術社)
5 蠅(横光利一・文芸春秋)
7 「こがね虫」(金子光晴・新潮社)

2 「方向転換」と其の批評(山川均・前衛~3)
2 階級闘争と芸術運動(青野季吉・種蒔く人)
3 芸術の革命と革命の芸術(青野季吉・解放)



11 「日本脱出記」(大杉栄・アルス)
1  「赤と黒」、「文芸春秋」創刊


6 有島武郎情死
7 村山知義ら「マヴオ」結成
9 関東大震災、大杉栄、伊藤野枝ら虐殺される
1924
(大・13)
3 痴人の愛(谷崎潤一郎・大阪朝日新聞3・20~6・14)

6 砂けぶり(折口信夫・日光~8)
7 富士に立つ影(白井喬二・報知新聞7・20~'27・7・2)
10 秋風一夕話(佐藤春夫・随筆~12)
4 日本文学の発生(折口信夫・日光、のち「国文学の発生 第一稿」として「古代研究」国文学篇に収録)

6「ですぺら」(辻潤・新作社)

9 散文芸術の位置(広津和郎・新潮)

12 経済学批判のうちにおける「資本論」の範囲を論ず(福本和夫・マルクス主義)
6「文芸戦線」創刊
6 小山内薫、上方与志ら築地小劇場創設
10 横光利一・川端康成ら「文芸時代」創刊
10 三科造形美術協会創立
1925
(大・14)
1 檸檬(梶井基次郎・青空)

8 屋根裏の散歩者(江戸川乱歩・新青年)

9 「月下の一群」(堀口大学訳・第一書房)

11 淫売婦(葉山嘉樹・文芸戦線)
1 山の人生(柳田国男・アサヒグラフ~8)
1 私小説と心境小説(久米正雄・文芸春秋社刊「文芸講座」)

6「近代」派と「超近代」派之の戦(生田長江・新潮)
7「調べた」芸術(青野季吉・文芸戦線)
10「方向転換」はいかなる諸過程をとるか 我々はいまそれのいかなる過程を過程しつつあるか(福本和夫・マルクス主義)



4 治安維持法公布
5 普通選挙法公布 
1926
(大・15
/昭・元)
1 伊豆の踊子(川端康成・文芸時代1~2)














11 「海に生くる人々」(葉山嘉樹・改造社)

2 「社会の構成並に変革の過程」(福本和夫・白楊社)
4 「無産階級の方向転換」(福本和夫・希望閣) 
6 「経済学批判の方法論」(福本和夫・白楊社)
6 「パスカルに於ける人間の研究」三木清・岩波書店)
6 新女性主義の提唱(高群逸枝・解放)
6 朝鮮統治の方針(矢内原忠雄・中央公論)
7 歌の円寂する時(折口信夫・改造)
9 自然生長と目的意識(青野季吉・文芸戦線)
10 「日本精神史研究」(和辻哲郎・岩波書店)
11 啄木に関する一断片(中野重治・腫馬













11 改造社「現代日本文学全集」刊行開始、円本時代始まる
12 大正天皇崩御


★★

年号小説・詩歌・戯曲 批評         社会動向・文学事項  
1923 
(大・12)

2「ダダイスト新吉の詩」(高橋新吉、辻潤編・中央美術社)
5 蠅(横光利一・文芸春秋)
7「こがね虫」(金子光晴・新潮社)

2 「方向転換」と其の批評(山川均・前衛2~3)
2 階級闘争と芸術運動(青野季吉・種蒔く人)
3 芸術の革命と革命の芸術(青野季吉・解放)

11  「日本脱出記」(大杉栄・アルス)
1 「赤と黒」、「文芸春秋」創刊


6 有島武郎情死
7 村山知義ら「マヴオ」結成
9 関東大震災、大杉栄、伊藤野枝ら虐殺さる
1924
(大・13)

3痴人の愛(谷崎潤一郎・大阪朝日3・20~6・14)
6砂けぶり(折口信夫・日光6~8)
7富士に立つ影(白井喬二・報知新聞7・20~'27・2)




6「ですぺら」(辻潤・新作社)

9 散文芸術の位置(広津和郎・新潮)

12 経済学批判のうちにおける「資本論」の範囲を論ず(福本和夫・マルクス主義)

6「文芸戦線」創刊
6 小山内薫、上方与志ら築地小劇場創設



10 横光利一・川端康成ら「文芸時代」創刊
10 三科造形美術協会創立
1925
(大・14)

1 檸檬(梶井基次郎・青空)
8 屋根裏の散歩者(江戸川乱歩・新青年)
9 「月下の一群」(堀口大学訳・第一書房)
11 淫売婦(葉山嘉樹・文芸戦線)
1 「私」小説と「心境」小説(久米正雄・文芸講座1,5)☆



10「方向転換」はいかなる諸過程をとるか 我々はいまそれのいかなる過程を過程しつつあるか(福本和夫・マルクス主義)
4 治安維持法公布
5 普通選挙法公布
1926
(大・15
/昭・元)
1 伊豆の踊子(川端康成・文芸時代1~2)



11「 海に生くる人々」(葉山嘉樹・改造社)
2 「社会の構成並に変革の過程」(福本和夫・白揚社)
4 「無産階級の方向転換」(福本和夫・希望閣)
6 「経済学批判の方法論」(福本和夫・白揚社)
6 「パスカルに於ける人間の研究」三木清・岩波書店)
7 歌の円寂する時(折口信夫・改造)
9 自然生長と目的意識(青野季吉・文芸戦線)
10「日本精神史研究」(和辻哲郎・岩波書店)
12 啄木に関する一断片(中野重治・瞳馬)
12 
文壇ギルドの解体期(大宅壮一・新潮)☆









11 改造社「現代日本文学全集」刊行開始、円本時代始まる
12 大正天皇崩御
1927
(昭・2)
1 何が彼女をさうさせたか(藤森成吉・改造1~4)









10 或阿呆の一生(芥川龍之介・改造)

2 饒舌録(谷崎潤一郎・改造2~12)

4 文芸的な、余りに文芸的な(芥川龍之介・改造4~8)
4 みやびなる宴(林達夫・思想)

6 人間学のマルクス的形態(三木清・思想)
7 或る旧友へ送る手記(芥川龍之介・東京日日7・25)
9 芥川龍之介の美神と宿命(小林秀雄・大調和)
10 芸術に関する走り書的覚え書(中野重治・プロレタリア芸術)

3 金融恐慌

5 第一次山東出兵
 
7 コミンテルン27年テーゼ
7 芥川龍之介自殺
7 岩波文庫の刊行





12 「労農」創刊
1928
(昭・3)




8 春さきの風(中野重治・戦旗)
11 一九二人年二月十五日(小林多喜二・戦旗11~12)
2 文芸復興(林達夫・岩波講座「世界思潮」第1・3・5・8冊2~11)


5 プロレタリヤ・レアリズムヘの道(蔵原惟人・戦旗創刊号)☆
6 いはゆる芸術大衆化論の誤りについて(中野重治・戦旗)
 

3 ナップ(全日本無産者芸術連盟)結成
3 日本共産党員大量検挙(三・一五事件)
5 「戦旗」創刊
6 張作霜爆殺
1929
(昭・4)
5蟹工船(小林多喜二・戦旗
6太陽のない街(徳永直・戦旗6~11)



12 浅草紅団(川端康成・東京朝日12・12~'30・2・16)
3 政治的価値と芸術的価値(平林初之輔・新潮)

6 芸術運動に於ける前衛性と大衆性(勝本清一郎・新潮)
8 「敗北」の文学(宮本顕治・改造)
9 様々なる意匠(小林秀雄・改造)
10 芸術に政治的価値なんでものはない(中野重治・新潮)
11 「超現実主義詩論」(西脇順二郎・厚生閣書店)


4 四・六事件(共産党弾圧)





10 世界恐慌始まる
1930
(昭・5)
9 聖家族(堀辰雄・改造)
11 機械(横光利一・改造)






11 宿命と文学に就いて(井上良雄・岩波書店)
11 「『いき』の構造」(九鬼周造・改造)
1 ロンドン海軍軍縮会議
4 新興芸術倶楽部結成



11 浜口首相狙撃
1931
(昭・6)
1吉野葛(谷崎潤一郎・中央公論1~2)
6 風博士(坂口安吾・青い馬)
1 マルクスの悟達(小林秀雄・文芸春秋)
『第七官界彷徨』の構図その他(尾崎翠・新興芸術研究)☆


9 満州事変
1932
(昭・7)

7「上海」(横光利一・改造社)

9 Xへの手紙(小林秀雄・中央公論)

11萱刈(谷崎潤一郎・改造11~12)

3 FARCEに就て(坂口安吾・青い馬)
4 芥川龍之介と志賀直哉(井上良雄・磁場)
4 ノイエ・ザッハリッヒカイトの美学(中井正一・美・批評)


7 私と汝(西田幾多郎・岩波講座「哲学」)

12 批評の生理と病理(三木清・改造)


1 上海事変
2 血盟団事件
3 満州国建国宣言
3 「コギト」創珈


5 五・一五事件
5 コミンテルン32年テーゼ


1933
(昭・8)



4 転換時代(=党生活者、小林多喜二・中央公論4~5)
6 春琴抄(谷崎潤一郎・中央公論)
9「Ambarvalia」(西脇順二郎・椎の本社)
1 プティ・ブルジョア・インテリゲンツイアの道(平野謙・クオタリイ日本文学)

3 「無の論理」は論理であるか(戸坂潤・唯物論研究)
5 故郷を失つた文学(小林秀雄・文芸春秋)

7 共同被告同志に告ぐる書(佐野学・鍋山貞親・改造)
12 末期の限(川端康成・文芸)
12 陰翡礼讃(谷崎潤一郎・経済往来12、'34・1)

1 ヒトラー政権成立
2 小林多喜二虐殺




6 佐野・鍋山転向声明


10「文学界」「行動」創刊
11 「文芸」創刊

1934
(昭・9)
1 紋章(横光利一・改造1~9)


6 「氷島」(萩原朔太郎・第一書房)
8 銀座八丁(武田麟太郎・東京朝日8・22~10・20)

1 「悲劇の哲学」(シェストフ、河上・阿部訳・芝書店)
3 「人間の学としての倫理学」(和辻哲郎・岩波書店)
5 模写論の美学的関連(中井正一・美・批評)
9 シェストフ的不安について(三木清・改造)
9 「転形期の文学」(亀井勝一郎・ナウカ社)
11 
『日本浪曼派』広告(保田興重郎・コギト)☆
12 反動期に於ける文学と哲学(戸坂潤・文芸)


3 文芸懇話会結成
3 日本プロレタリア作家同盟解散声明発表
4 竹内好ら中国文学研究会結成

 


1935
(昭・10)

2 故旧忘れ得べき(高見順・日暦2~7、人民文庫'36・3~9)
5 村の家(中野重治・経済往来)
10「わがひとに与ふる哀歌」(伊東静雄・コギト発行所)
1 ドストエフスキイの生活(小林秀雄・文学界1~'37・3)
2 転向作家論(中村光夫・文学界)
2 『文学者に就て』について(中野重治・行動)☆
4 純粋小説論(横光利一・改造)

5 私小説論(小林秀雄・経済往来5~8)
7「日本イデオロギー論」(戸坂潤・白揚社)
9 批評家棄権(林達夫・思想)
9 「風土」(和辻哲郎・岩波書店)
11 「哲学論文集第一」(西田幾多郎・岩波書店)
2 天皇機関説問題
2 「世界文化」創刊
3 「日本浪曼派」創刊

8 相沢中佐、永田軍務局長を刺殺

9 第一回芥川賞・直木賞
1936
(昭・11)
1 小説の書けぬ小説家(中野重治・改造)



6 普賢(石川淳・作品6~9)
6 「晩年」(太宰治・砂子屋書房)




1 トルストイについて(正宗白鳥・読売新聞)
1 委員会の論理(中井正一・世界文化1~3)
2 「思想としての文学」(戸坂潤豊一笠書房)
4 思想と実生活(小林秀雄・文芸春秋)
4 二葉亭四迷論(中村光夫・文学界4~10)
描写のうしろに寝てゐられない(高見順・新潮)☆
6 スタングアル試論(大岡昇平・文学界6~7)
7 戴冠詩人の御一人者(保田興重郎・コギト)
10 日本の橋(保田典重郎・文学界)
1 スペイン人民戦線成立
2 二・二六事件
3「人民文庫」創刊

5中野正剛「東方会」結成


11 日独防共協定調印
11 昭和研究会発足
1937
(昭・12)
4 旅愁(横光利一・東京日日・大阪毎日4・13~7・11)
4 濹東綺譚(永井荷風・東京・大阪朝日4・16~6・15)
4暗夜行路(完結・志賀直哉・改造
6「雪国」(川端康成・創元社)
1 認識論としての文学(戸坂潤・唯物論研究)
2 明治の精神(保田典重郎・文芸2~3)
3 文学に於ける新官僚主義(中野重治・新潮)
3 合理主義の問題(中井正一・学生評論)
4 風流に関する一考察(九鬼周造・俳句研究)

11 戦争について(小林秀雄・改造)
12 川端康成論(中村光夫・中央公論)


7 蔵溝橋で日中両軍衝突(日中戦争開始)


12 日本軍南京占領(大虐殺事件)
12 第一次人民戦線事件
1938
(昭・13)
4 「風立ちぬ」(堀辰雄・野田書一房)

8 麦と兵隊(火野葦平・改造

2 志賀直哉論(小林秀雄・改造)

3 「日本への回帰」(萩原朔太郎・白水社)
4 思想の運命(林達夫・都新聞4・25~28)


10 歴史について(小林秀雄・改造)

1 杉本良吉、岡田嘉子樺太からソ連へ越境

2 第二次人民戦線事件

4 国家総動員法公布

11 近衛内閣東亜新秩序建設声明
1939
(昭・14)
1 死者の書(折口信夫・日本評論1~3)
1 如何なる星の下に(高見順・文芸1~'40・3)
4 歌のわかれ(中野重治・革新4~8)
3 絶対矛盾的自己同一(西田幾多郎・思想)


7 「構想力の論理」三木清・岩波書店)

10 「後鳥羽院」(保田典重郎・思潮社)
11 詩と批評(蓮田善明・文芸文化11~'40・2)
11 デカルトのポリティーク(林達夫・文学界)

3 スペイン内乱、フランコ軍の勝利に終わる
5 ノモンハン事件


8 独ソ不可侵条約
8「批評」創刊
9 ドイツ、ポーランドに侵攻・第二次世界大戦始まる

1940
(昭・15)

4 夫婦善哉(織田作之助・海風)
5 走れメロス(太宰治・新潮)
9 オリンポスの果実(田中英光・文学界)

2 戦争まで(中村光夫・文学界2~'41・12)
3 錯乱の論理(花田清輝・文化組織)
笑の仮面(花田清輝・文化組織)☆
7 斎藤茂吉ノオト(中野重治・日本短歌7~'41・1)
1 「文化組織」創刊
6 ドイツ軍パリ入城

9 日独伊三国同盟締結
10 大政翼賛会結成
1941
(昭・16)

6 縮図(徳田秋啓・都新聞6・28~9・15中断)
9 花ざかりの森(三島由紀夫・文芸文化9~12)
3 歴史と文学(小林秀雄・改造3~4)

7 天体図(花田清輝・文化組織)   
8 文学のふるさと(坂口安吾・現代文学)


11「森鶴外」(石川淳・三笠書房)
11「哲学ノート」(三木清・河出書房)
12 「近代の終焉」(保田典重郎・小学館)
12 万葉の伝統(小田切秀雄・光書房)
6 独ソ戦開始



10 ゾルゲ事件


12 太平洋戦争始まる
1942
(昭・17)
5 光と風と夢(中島敦・文学界)
10 精神病学教室(石上玄一郎・中央公論)
3 日本文化私観(坂口安吾・現代文学)
5 群論(花田清輝・文化組織)     

6 無常といふ事(小林秀雄・文学界)  
9 座談会「近代の超克」(小林秀雄・西谷啓治・河上徹太郎・鈴木成高他・文学界9~10)
11 青春論(坂口安吾・文学界11~12)
5 日本文学報国会結成
6 ミッドウェー海戦



1943
(昭・18)
1 細雪(谷崎潤一郎・中央公論1~3、以後掲載禁止)


9「右大臣実朝」(太宰治・錦城出版社)
9「春のいそぎ」(伊東静雄・弘文堂書房)
2 実朝(小林秀雄・文学界2~6)
3 言霊の幸はひ(蓮田善明・文芸春秋)
3  世界史的立場と日本」(鈴木成高・高山岩男他・中央公論社)
4 江戸人の発想法について(石川淳・思想)
4 「司馬遷」(武田泰淳・日本評論社)

6「大和古寺風物誌」(亀井勝一郎・天理時報社)思想戦の形面上的根拠(高坂正顕・中央公論)
8「私小説作家論」(山本健吉・実業之日本社)
9 「鴎外の精神」(唐木順三・筑摩書房)
10  「芭蕉」(保田典重郎・新潮社)


2 ガダルカナル島撤退開始
2 スターリングラードの独軍降伏


9 イタリア降伏
10 学徒出陣壮行会
1944
(昭・19)



11 「津軽」(太宰治・小山書店)
6 「暗夜行路」雑談(中野重治・「志賀直哉研究」河出書房)



12 「魯迅」(竹内好・日本評論社)

6 連合軍ノルマンディー上陸
7 サイパン島日本軍全滅
7 東条内閣総辞職
11 B29東京初空襲
1945
(昭・20)
1「新釈諸国噺」(太宰治・生活社) 

2 中世(三島由紀夫・文芸世紀) 


2 しげ女の文体(中野重治・文芸)
3 感嘆詞のある思想(中井正一・学海)

5 ドイツ降伏 
8 ソ連対日参戦
8 日本無条件降伏

★★★


年号小説・詩歌・戯曲批評社会動向・文学事項
1945
(昭・20)

10 配給された自由(河上徹太郎・東京新聞10・26~27)
12 近代日本文学の発想(福田恆存・文学)

1946
(昭・21)
4 暗い絵(野間宏・黄蜂4~10)
6 白痴(坂口安吾・新潮)
7 才子佳人(武田泰淳・人間)
9 桜島(梅崎春生・素直)
10 焼跡のイエス(石川淳・新潮) 
1 芸術・歴史・人間(本多秋五・近代文学)
1 島崎藤村――「新生」覚え書(平野謙・近代文学1~2)
2 第二の青春(荒正人・近代文学)
4 堕落論(坂口安吾・新潮)
4 ひとつの反措定(平野謙・新生活)
4 国語問題(志賀直哉・改造)☆

5 超国家主義の論理と心理(丸山真男・世界)
6 反語的精神(林達夫・新潮)
7 批評の人間性(中野重治・新日本文学他・7~'47・9)
10  「復興期の精神」(花田清輝・我観社)
11 第二芸術(桑原武夫・世界)☆

12 モオツアルト(小林秀雄・創元)
1 天皇神格化否定の宣言
1 「近代文学」創刊
2 第一次農地改革


5極東軍事裁判開廷










1947
(昭・22)
1 五勺の酒(中野重治・展望)
2 深夜の酒宴(椎名麟三・展望)
4 審判(武田泰淳・批評)
7 斜陽(太宰治・新潮7~10)
8「旅人かへらず」(西脇順二郎・東京出版)
3 一匹と九十九匹と(福田恒存・思索)
5 「1946 文学的考察」(加藤周一・福永武彦・中村真一郎・真善美社)
6 教祖の文学(坂口安吾・新潮)
9 短歌的抒情に抗して(小野十三郎・新日本文学)☆


2 GHQ二・一ゼネスト中止命令
5 日本国憲法施行
9 「荒地」創刊




1948
(昭・23)
2 俘虜記(大岡昇平・文学界)
5 地下室から(田中英光・芸術)
5 夢の中での日常(島尾敏雄・綜合文化)

10「死霊I」(埴谷雄高・真善美社)
3 重症者の兇器(三島由紀夫・人間)
5「荒地」の立場(鮎川信夫・近代文学)
8 逃亡奴隷と仮面紳士(伊藤整・新文学)

12「小説の方法」(伊藤整・河出書房)

1 帝銀事件
3 戦争協力の文筆家二七〇名追放





11 極東軍事裁判判決

1949
(昭・24)

7「仮面の告白」(三島由紀夫・河出書房)
5 芸術と実生活(平野謙・人間5~6)
10 二葉亭と女郎屋(中村光夫・改造文芸)
7 下山事件・三鷹事件
8 松川事件
1950
(昭・25)
1 武蔵野夫人(大岡昇平・群像1~9)
4 異形の者(武田泰淳・展望)
5 ちつぽけなアヴァンチュール(島尾敏雄・新日本文学)
7 書かれざる一章(井上光晴・新日本文学)

2 風俗小説論(中村光夫・文芸2~5)

4 日本共産党に与ふ(竹内好・展望)
6 「芸術とはなにか」(福田恒存・要書房)
1 コミンフオルム日本共産党を批判


6 朝鮮戦争始まる
7 レッドパージ始まる
7 金閣寺炎上
1951
(昭・26)
1 野火(大岡昇平・展望1~8)
1 禁色(三島由紀夫・群像1~10)

4 シベリヤ物語(長谷川四郎・近代文学4~税・4)
8 「荒地詩集」(荒地同人・早川書房)
1 ゴッホの手紙(小林秀雄喜バ術新潮1~税・2)
2 「白樺」派の文学(本多秋五・群像2~5)
4 共産主義的人間(林達夫・文芸春秋)
9 近代主義と民族の問題(竹内好・文学)

9 小林秀雄論(寺田透・群像)
10 私小説の二律背反(平野謙・塙書房「文学読本」所収・原題「現代日本小説」)





9 サンフランシスコ講和条約調印
9 日米安全保障条約調印
1952
(昭・27)
1 風媒花(武田泰淳・群像1~11)
2 「真空地帯」(野間宏・河出書房)


6「二十億光年の孤独」(谷川俊太郎・創元社)
8「固有時との対話」釜日本隆明・私家版)
4 谷崎潤一郎論(中村光夫・群像4~5)
6 占領下の文学(中村光夫・文学)
6 「鴎外その側面」(中野重治・筑摩書房)
8 国民文学の問題点(竹内好・改造)
10 俗情との結託(大西巨人・新日本文学)

12 「日本政治思想史研究」(丸山真男・東大出版会)
3 火炎ビン事件続発
3 「列島」創刊

5 血のメーデー

7 破壊活動防止法成立
1953
(昭・28)
6 悪い仲潤(安岡章太郎・群像)

9 「転位のための十篇」(吉本隆明・私家版)

12 「他人の空」(飯島耕一・書肆ユリイカ)
1 志賀直哉論(中村光夫・文学界1~11)
2 近代日本人の発想の諸形式(伊藤整・思想2~3)

10 「バルザックー人間喜劇の研究」(寺田透・筑摩書房)
12 組織と人間(伊藤整・改造)

3 スターリン死去
5 内灘基地反対闘争激化
7 朝鮮戦争休戦協定調印






1954
(昭・29)
1 むらぎも(中野重治・群像1~7)
2 驟雨(吉行淳之介・文学界)

3 ひかりごけ(武田泰淳・新潮)
6「潮騒」(三島由紀夫・新潮社)

9 アメリカン・スクール(小島信夫・文学界)
12 プールサイド小景(庄野潤三・群像)
3 近代絵画(小林秀雄・新潮3~鵠・12)
5 東西文学論(吉田健一・新潮5~9)

6 マチウ書試論(吉本隆明・現代評論6~12)
9 「日本の近代小説」(中村光夫・岩波書店)
10 生活演技説・修正(平野謙・文学界)・
10 「アヴァンギャルド芸術」(花田清輝・未来社)
12 平和論の進め方についての疑問(福田恒存・中央公論)
1 二重橋事件

3 第二福竜丸、ビキニの米水爆実験により被災

6「現代評論」創刊








1955
(昭・30)


5 白い人(遠藤周作・近代文学5~6)
7 太陽の季節(石原慎太郎・文学界)
8 森と湖のまつり(武田泰淳・世界8~'58・5)

11 「鮎川信夫詩集」(荒地出版社)

1 古典と現代文学(山本健吉・群像1~10)
6 われらにとって美は存在するか(服部達・群像6~9)
7 人間この劇的なるもの(福田恒存・新潮7~'56・5)


11 前世代の詩人たち(吉本隆明・詩学)

11 夏目漱石(江藤淳・三田文学11~'56・8)

5 砂川闘争始まる

7 共産党、第六回全国協議会で自己批判

10 社会党統一なる
11 保守合同(自由民主党結成)
1956
(昭・31)
1 金閣寺(三島由紀夫・新潮1~10)
1 鍵(谷崎潤一郎・中央公論1~12)
1 楢山節考(深沢七郎・中央公論)





3 戦後の戦争責任と民主主義文学(武井昭夫・現代詩)
4「民主主義文学」批判(吉本隆明・荒地詩集1956)
5 永久革命者の悲哀(埴谷雄高・群像)
6 実行と芸術(平野謙・群像)
8 文学は上部構造か(本多秋五・文学界)
9 「文学者の戦争責任」T日本隆明・武井昭夫・淡路書房)
2 「現代政治の思想と行動」上(丸山真男・未来社、下'57・3)
2 スターリン批判





10 ハンガリー事件
10 スエズ動乱









1957
(昭・32)
6 アポロンの島(小川国夫・青銅時代)
6 海と毒薬(遠藤周作・文学界6~10)
8 死者の奢り(大江健二郎・文学界)
8 パニック(開高健・新日本文学)

1 大衆のエネルギー(花田清輝・群像1~12)
1 二葉亭四迷伝(中村光夫・群像1~'58・6)
6 生きている廃墟の影(江藤淳・文学界)
8 戦後文学は何処へ行ったか(吉本隆明・群像)
8 「転向文学論」(本多秋五・未来社)
11奴隷の思想を排す(江藤淳・文学界)





10 ソ連、世界初の人工衛星打ち上げ成功
1958
(昭・33)
1 飼育(大江健二郎・文学界)


6 芽むしり 仔撃ち(大江健二郎・群像)

8花 影(大岡昇平・中央公論8~'59・9)
4 少年愛の美学(後年の改題)(稲垣足穂・作家)☆
4 日本ロマン派の諸問題(橋川文三・文学)
6 神話の克服(江藤淳・文学界)
8 日本のアウトサイダー(河上徹太郎・中央公論8~'59・7)
10 物語戦後文学史(本多秋五・週刊読書人10・13~'63・11・25)
12 転向論(吉本隆明・現代批評)
12 「原点が存在する」(谷川雁・弘文堂)


4 売春防止法施行





10 警職法反対闘争激化
12  「現代批評」創刊
1959
(昭・34)
1「われらの時代」(大江健二郎¨中央公論社)









9 「鏡子の家」(三島由紀夫・新潮社)

11 海辺の光景(安岡章太郎・群像11~12)
1 戦後文学大批判(花田清輝・群像)
1 「作家は行動する」(江藤淳・講談社)
1 「転向」上(思想の科学研究会編・平凡社、中'60・
2、下'62・4)
5 ふたたび政治小説を(中村光夫・中央公論)
9 転向ファシストの詭弁(吉本隆明・近代文学)
11 有効性の上にあるもの(本多秋五・思想)
11 近代の超克(竹内好・近代日本思想史講座7・筑摩書房)

1 キューバ革命








11 安保阻止第八次統一行動、国会構内に入り、300名負傷
1960
(昭・35)
1 宴のあと(三島由紀夫・中央公論1~10)
1 眠れる美女(川端康成・新潮1~
9 死の棘(島尾敏雄・群像)
9 遅れてきた青年(大江健二郎・新潮9~'62・2)
10 神聖喜劇(大西巨人・新日本文学10~'68・7のち全8部'78~'80・4刊行)
12 風流夢譚(深沢七郎・中央公論)
1 戦後世代の政治思想(吉本隆明・中央公論)
1 小林秀雄論(江藤淳・声1~'61・1)
1「幻視のなかの政治」(埴谷雄高・中央公論社)
2 「日本浪曼派批判序説」(橋川文三・未来社)
3 文学・昭和十年前後(平野謙・文学界3~'63・3)
9 求道者と認識者(伊藤整・新潮)
2「私の国語教室」(福田恒存・新潮社)
1 岸首相ら新安保条約調印全権団、ワシントンで新協定に調印
1 羽田事件
1 三池闘争激化

4 全学連3000人国会構内乱入
6 六・一五闘争、樺美智子さん死亡

10 社会党浅沼委員長刺殺さる
1961
(昭・36)

1 憂国(三島由紀夫・小説中央公論)
1 セヴンティーン(大江健二郎・文学界1~2)

11 癒癒老人日記(谷崎潤一郎・中央公論11~'62・5)
1 刑務所へ(土方巽・三田文学)☆
2 佐藤春夫論(中村光夫・文学界2~4、9)
10 言語にとって美とはなにか(吉本隆明・試行10~'65・6)
11「日本の思想」(丸山真男・岩波書店)

2 嶋中事件

9 「試行」創刊

12 「思想の科学」(中央公論社)天皇制特集号発行中止
1962
(昭・37)

1 美しい星(三島由紀夫・新潮1~11)
11 叫び声(大江健二郎・群像)
11 「悲の器」(高橋和巳・河出書房新社)
1 丸山真男論(吉本隆明二橋大学新聞1・15~'63・2・15)
3 再説・純文学変質説(平野謙・群像)
3 文壇の私闘を排す(江藤淳・新潮)
8 「戦後文学」は幻影だつた(佐々木基一・群像)





10 キューバ危機
1963
(昭・38)
2 日常生活の冒険(大江健三郎・文学界2~'64・2)
5 性的人間(大江健二郎・新潮)
9 「午後の曳航」(三島由紀夫・講談社)
11 エロ事師たち(野坂昭如・小説中央公論11~12)
2「サンチョパンサの帰郷」(石原吉郎・思潮社)
2 林房雄論(三島由紀夫・新潮)
2 現代崎人伝(保田與重郎・新潮2~'64・4)
5 「政治と文学」理論の破産(奥野健男・文芸)
8 日本のアジア主義(竹内好・現代日本思想大系9・筑摩書房)
9 大東亜戦争肯定論(林房雄・中央公論9~12)
2 中ソ論争激化 





11 ケネディ暗殺
1964
(昭・39)
4 されどわれらが日々―(柴田翔・文学界)
8 「個人的な体験」(大江健二郎・新潮社)

10 ヒロシマ・ノート(大江健二郎・世界10~'65・3)
12  「殉教の美学」(磯田光一・冬樹社)
8 ベトナム戦争反対集会

10 東京オリンピック
1965
(昭・40)
1 甲乙丙丁(中野重治・群像1~'69・9)


6 幻花(梅崎春生・新潮)
7 抱擁家族(小島信夫・群像)
9 春の雪(三島由紀夫・新潮9~'67・1)
11 サド侯爵夫人(三島由紀夫・文芸)

3 日本文学と「私」(江藤淳・新潮)
3 自立の思想的拠点(吉本隆明・展望)
6 本居宣長(小林秀雄・新潮6~'76・12)
6 文学史に関するノート(江藤淳・文学界6~'66・7)
10 「芭蕉」(安東次男・筑摩書房)
11 「戦中手記」(鮎川信夫・思潮社)

2 米、北ベトナム爆撃開始




11 日韓条約、抜打ち可決
1966
(昭・41)
1 贋の偶像(中村光夫・展望1~12)
1 若き日の詩人たちの肖像(堀田善衛・文芸1~'68・5)

6 英霊の声(三島由紀夫・文芸)
1 詩の構造についての覚え書(入沢康夫・現代詩手帖1~10)
1 わが戦後文学史(平野謙・群像1~'68・8)

8 成熟と喪失(江藤淳・文芸8~'67・3)

9 保田與重郎論(川村二郎・展望)
11 共同幻想論(吉本隆明・文芸11~'67・4)

1 早大全学スト(1~6)



8 中国、文化大革命激化、紅衛兵旋風起こる
1967
(昭・42)
1 レイテ戦記(大岡昇平・中央公論1~'69・7)
4 万延元年のフットボール(大江健二郎・群像4~7)
2 奔馬(三島由紀夫・新潮2~'68・8)
4 わが出雲・わが鎮魂(入沢康夫・文芸)
1「内部の人間」(秋山駿・南北社)

3 鏡・空間・イマージュ(宮川 淳・美術出版社)☆

4 一族再会(江藤淳・季刊芸術4~'72・7)      ´
4  「季刊芸術」創刊




10  佐藤首相東南アジア訪間反対抗議デモで学生一人死亡(羽田事件10~11)
1968
(昭・43)

2 狩猟で暮したわれらの先祖(大江健二郎・文芸2~8)

9 暁の寺(三島由紀夫・新潮9~'70・4)
1「宮沢賢治の彼方へ」(天沢退二郎・思潮社)


4 「近代の奈落」(桶谷秀昭・国文社)
6 「マルクス主義の成立過程」(廣松渉・至誠堂)
7 文化防衛論(三島由紀夫・中央公論)
9美の論理と政治の論理(橋川文三・中央公論)
1 原子力空母の佐世保寄港阻止闘争激化


5 フランス、五月革命
6 日大・東大闘争激化
8 ソ連チェコ侵入
10 国際反戦デー、騒乱罪適用
10 川端康成、ノーベル文学賞受賞
1969
(昭・44)
1 暗室(吉行淳之介・群像1~12)
1 大いなる日(阿部昭・季刊芸術)
2 笑い地獄(後藤明生・早稲田文学)
8 円陣を組む女たち(古井由吉・海)
10 富士(武田泰淳・海10~'71・6)
1 道化の民俗学(山口昌男・文学1~8)
2 失われた世界の復権(山口昌男・「現代人の思想16・未開と文明」平凡社)
3 廃墟(改題)(秋山駿・状況)☆
4 「限界の文学」(川村二郎・河出書房新社)
5 「崩壊からの創造」(江藤淳・勁草書房)
6 〈意識〉と〈自然〉(柄谷行人・群像)

1 東大安田講堂占拠





7 米、宇宙船アポロH号月面着陸に成功



1970
(昭・45)

7 天人五衰(三島由紀夫・新潮7~'71・1)
8 杏子(古井由吉・文芸)

6 本の神話学(山口昌男・中央公論6~'71・2)
8 「漱石とその時代」I・II(江藤淳・新潮社)
10「ヨオロツパの世紀末」(吉田健一・新潮社)
13 内部の季節の豊穣(川村二郎・文芸)
12 「批評の精神」(高橋英夫・中央公論社)

3 日航機「よど号」赤軍派に乗っ取られる
3 万国博、大阪で開催

6 日米安保条約自動延長
11 三島由紀夫、自衛隊で割腹自殺
1971
(昭・46)
2 行隠れ(古井由吉・文芸2~11)
3 絵空ごと(吉田健一・文芸)
3 「人類学的思考」(山口昌男・せりか書房)
8 「はじまりの意識」(丸山静・せりか書房)
8 「源実朝」(吉本隆明・筑摩書房)
10 リアリズムの源流(江藤淳・新潮)
2 成田空港反対闘争激化

6 沖縄返還協定調印

10 中国、国連に復帰
1972
(昭・47)
1 ねむれパリ(金子光晴・中央公論1~48・4☆)2「畏怖する人間」(柄谷行人・冬樹社)

2 連合赤軍事件
7 田申内閣発足
9 日中国交正常化成る
1973
(昭・48)
6 十九歳の地図(中上健次・文芸)
9「洪水はわが魂に及び」上・下(大江健二郎・新潮社)
10「挟み撃ち」(後藤明生・河出書房新社)
3 マクベス論(柄谷行人・文芸)
7 安岡章太郎論(蓮賓重彦・海)
11「近代読者の成立」(前田愛・有精堂出版)

1 ベトナム和平協定調印
1「現代思想」創刊
2 ドル切り下げ、円変動相場制となる



12 石油不足で緊急事態
1974
(昭・49)

9 鳩どもの家(中上健次・すばる)
3「紙片と眼差とのあいだに」(宮川淳・エディシオンエパーヴ)
4マルクスその可能性の中心(柄谷行人・群像4~9)
10 小林秀雄『モオツァルト』読書ノート(高橋悠治・ユリイカ)☆

9「余白とその余白または幹のない接木」
11「批評あるいは仮死の祭典」(蓮貴重彦・せりか書房)

8 ニクソン大統領、ウォーターゲート事件により辞任
8 三菱重工など企業爆破事件続発(豊崎光一・エディシオンエパーヴ)
12 田中首相、金脈が問題化し退陣
1975
(昭・50)
2「意味という病」(柄谷行人・河出書房新社)
3「精神としての身体」(市川浩・勁草書房)
3「引用の織物」(宮川淳・筑摩書房)
5「文化と両義性」(山口昌男・岩波書店)
10 岬(中上健次・文学界)
4 サイゴン陥落、ヴェトナム戦争終わる
1976
(昭・51)

6 限りなく透明に近いブルー(村上龍・群像)
8 ピンチランナー調書(大江健二郎・新潮8~10)
10 枯木灘(中上健次・文芸10~77・3)
1 決闘写真論(中平卓馬・アサヒカメラ1~12)☆
2 永井荷風(磯田光一・群像2~'78・11)

2 ロッキード事件で一斉捜索
1977
(昭・52)
5 僕って何(三田誠広・文芸)
8 七里ヶ浜-或る運命(宮内寒弥・新潮)
5「反=日本語論」(蓮賞重彦・筑摩書房)
7 紀州(中上健次・朝日ジャーナル7~1978.1)☆
7 中国共産党、郡小平復活
1978
(昭・53)


6「無縁・公界・楽」(網野善彦・平凡社)

10「夏目漱石論」(蓮貴重彦・青土社)
5 成田空港正式に開港

8 日中平和友好条約締結


1979
(昭・54)

6 風の歌を聴け(村上春樹・群像)

11「同時代ゲーム」(大江健二郎・新潮社)
1 マクシム・デュ=カンまたは凡庸な芸術家の肖像(蓮貴重彦・現代思想1~'86・1)
5「共通感覚論」(中村雄二郎・岩波書店)

11「表層批評宣言」(蓮賓重彦・筑摩書房)

1 米中、国交樹立
2 ホメイニ、イラン新政権樹立

10 朴韓国大統領射殺される

12 ソ連、アフガニスタンに侵攻
1980
(昭・55)
3 1973年のピンボール(村上春樹・群像)

7 千年の愉楽(中上健次・文芸7~'82・4)

10「コインロツカー・ベイビーズ」上・下(村上龍・講談社)
12 なんとなく、クリスタル(田中康夫・文芸)
8「日本近代文学の起源」(柄谷行人・講談社)

5 韓国で光州事件

9 ポーランド「連帯」結成
9 イラン・イラク全面戦争に突入
1981
(昭・56)
1「私という現象」三浦雅士・冬樹社)
1982
(昭・57)

10「羊をめぐる冒険」(村上春樹・講談社)郎・講談社)
10「さようなら、ギャングたち」(高橋源一
2「花田清輝」(維秀実・講談社)
3 マス・イメージ論(吉本隆明・海燕3~'83・2)

12「主体の変容」(三浦雅士・中央公論社)
12 「都市空間のなかの文学」(前田愛・筑摩書房)   

3 西独で反核復活祭大行進
3 中野孝次ら「核戦争の危機を訴える文学
の声明」発表
5 フォークランド紛争激化
1983
(昭・58)

4「地の果て至上の時」(中上健次・新潮社)
4「槿」(古井由吉・福武書店)
8「優しいサョクのための嬉遊曲」(島田雅彦・福武書店)
1 自由と禁忌(江藤淳・文芸1~'84・5)
1 「〈在日〉という根拠」(竹田青嗣・国文社)
9 「構造と力」浅田彰・勁草書房)
11 「チベットのモーツァルト」(中沢新一・せりか書房)
この頃ニュー・アカデズム、現代思想ブーム起こる

10 ロッキード事件丸紅ルート判決公判
1984
(昭・59)
5 「テロルの現象学」(笠井潔・作品社)
11 批評とポスト・モダン(柄谷行人・海燕11~12)

1985
(昭・60)

1 昭和の文人(江藤淳・新潮1~'89・5)
1 探究(柄谷行人・群像連載開始)
2「物語批判序説」(蓮賓重彦・中央公論社)
4「アメリカの影」(加藤典洋・河出書房新社)
3 ソ連、ゴルバチョフ政権誕生
1986
(昭・61)
2「探究I」(柄谷行人・講談社)
1987
(昭・62)
9「ノルウェイの森」上・下(村上春樹・講談社)
10「懐かしい年への手紙」(大江健二郎・講談社
3 小説から遠く離れて(蓮賞重彦・海燕3~鶴・9)

4 ソ連・チエルノブイリの原発事故発表
‐2 米ソ首脳IMF全廃条約調印
1988
(昭・63)
1 一九七〇年‐昭和四五年(柄谷行人・海燕)

9 昭和天皇が吐血容体急変、自粛ムードひろがる
1989 
(昭・64
/平・元)

4「アジアという鏡」(川村湊・思潮社)
6「探究Ⅱ」(柄谷行人・講談社)
7「宮沢賢治」(吉本隆明・筑摩書房)
1 昭和天皇崩御

6天安門事件


11 ベルリンの壁崩壊
12 米、パナマ侵攻
12 ルーマニア、チャウシェスク政権崩壊
★★★★
年号小説・詩歌・戯曲 批評         社会動向・文学事項  
1989 
(昭・64
/平・元)

4「アジアという鏡」(川村湊・思潮社)
6「探究Ⅱ」(柄谷行人・講談社)
7「宮沢賢治」(吉本隆明・筑摩書房)
1 昭和天皇崩御

6天安門事件


11 ベルリンの壁崩壊
12 米、パナマ侵攻
12 ルーマニア、チャウシェスク政権崩壊
1990 
(平・2)
1 「文学部唯野教授 」 (筒井康隆・岩波書店 )廣松渉 『今こそマルクスを読み返す 』 (講談社 ) 《講談社現代新書 》
1991 
(平・3)
鈴木光司 『リング 』 →映画化 ( 9 8 ・ 1 ) 10 山下悦子 『マザコン文学論 』 (新曜社 )2 「文学者の反戦声明 」
3 浅田彰 ・柄谷行人編 『批評空間 』 (福武書店 )創刊 ▼第 Ⅰ期 ( ~ 9 4 ・ 1 )
 4  『
Représentation』(筑摩書房 )創刊 ( ~ 9 3 ・ 4 ) ▼編集 =高橋康也 ・蓮實重彥 ・渡邊守章
1992 
(平・4)
9 「石の聲」(李良枝・講談社、未完)1 小林よしのり 「ゴ ーマニズム宣言 」 ( 『 SPA ! 』 )連載開始 ( ~95・8)
6 丸山眞男 『忠誠と反逆 』 (筑摩書房 )
4 尾崎豊死去(4・25)
8 中上健次死去(8・12)
1993 
(平・5)
 3 「貨幣論 」 (岩井克人・筑摩書房 )
1994 
(平・6)
9 「姑獲鳥の夏」(京極夏彦・講談社)12 大江健三郎ノーベル文学賞受賞講演 「あいまいな日本の私 」 10 大江健三郎がノ ーベル文学賞受賞 
1995 
(平・7)
1 加藤典洋 「敗戦後論 」 ( 『群像 』 )

1 阪神・淡路大震災(1・17)
3 地下鉄サリン事件(3・20)
10 新世紀エヴァンゲリオン放映(10~'96・3)
11 ジル・ドゥルーズ死去(11・4)
1996 
(平・8)
8 くっすん大黒(町田康・文學界) 5 岡田斗司夫 『オタク学入門 』 (太田出版 )『思想の科学 』 (思想の科学社 )休刊 ( 4 6 ・ 5 ~ )
『現代思想の冒険者たち 』全 3 1巻 (講談社 )刊行開始 ( 〜 9 9 ・ 3 ) 

1997 
(平・9)
3 浅田彰監修 『マルチメディア社会と変容する文化 』 ( N T T出版 )
 → 2 ( 9 8 ・ 3 ) ・ 3 ( 0 0 ・ 3 )
7 宮崎駿監督作品、もののけ姫公開
12 伊丹十三死去
12 星新一死去 

1998  
(平・10)
1 飛魂(多和田葉子・群像)
8 日蝕(平野啓一郎・新潮)
10 「存在論的 、郵便的 」 (東浩紀・新潮社 )5 ドキュメンタリー「A」上映
9 黒澤明死去(9・6)

1999  
(平・11) 
 7 渡部直己 『不敬文学論序説 』 (太田出版 ) 
2000 
(平・12)
12 「取り替え子」(大江健三郎・新潮社)1 「可能なるコミュニズム 」(柄谷行人編・太田出版 )
4 「作家の値うち」(福田和也・飛鳥新書)
4 「映画の世紀末」(浅田彰・新潮社)
11 「 N A M原理 」 (柄谷行人他・太田出版 )

6 NAM設立(~'03・1)
2001 
(平・13)
11 「インストール」(綿矢りさ・河出書房新社)
5 高橋源一郎 『日本文学盛衰史 』 (講談社 )
 7 岡﨑乾二郎 『ルネサンス経験の条件 』 (筑摩書房 )
9 「スロー・イズ・ビューティフル」(辻信一・平凡社)
10 「トランスクリティーク 」 (柄谷行人・批評空間社 )
11 動物化するポストモダン 」(東浩紀・講談社 ) 
9 9・11事件
2002 
(平・14)
9 「海辺のカフカ」(村上春樹・新潮社)米沢嘉博 『藤子不二雄論 』 (河出書房新社 )
4 柄谷行人ほか 『必読書 1 5 0 』 (太田出版 ) 
11  小熊英二 『 〈民主 〉と 〈愛国 〉 』 (新曜社 ) 
2003 
(平・15)
11 蛇にピアス(金原ひとみ・すばる)絓秀実 『革命的な 、あまりに革命的な 』 (作品社 )2  NAM解散
2004 
(平・16)
 5 浅羽通明 『ナショナリズム 』 『アナーキズム 』 (筑摩書房 ) 《ちくま新書 》
2005 
(平・17)
3  「半島を出よ」(村上龍・幻冬舎)3 佐藤優 『国家の罠 』 (新潮社 )
5 中沢新一 『アースダイバ ー 』 (講談社 )
5 鈴木謙介 『カ ーニヴァル化する社会 』 (講談社 ) 《講談社現代新書 》 
11 柄谷行人 『近代文学の終り 』 (インスクリプト )
5 『季刊 a t 』 (オルタ ー ・トレ ード ・ジャパン )創刊 ( ~ 0 9 ・ 4 )
2006 
(平・18)
9 「玉砕」(小田実・岩波書店。1998年新潮社版の再編集
9 「浅井健一詩集」(Sexy Stones。2002年に続く3冊目)
12 イ ・ヨンスク 『 「国語 」という思想 』 (岩波書店 )
2007 
(平・19)
6 「虐殺器官」(伊藤計劃・早川書房)3 東浩紀 『ゲ ーム的リアリズムの誕生 』 (講談社 )
3 雨宮処凛 『生きさせろ ! 』 (太田出版 )
7 小田実死去(7・30)
2008 
(平・20)
湯浅誠 『反貧困 』 (岩波書店 ) 《岩波新書 》『思想地図 』 (日本放送出版協会 )創刊 
6 土本典昭死去(6・24)
9 リーマン・ショック
2009 
(平・21)
5 「眼の奥の森」(目取真俊・影書房)
5 「1Q84」(村上春樹・新潮社~'10・4)
11 「天地明察」(冲方丁・角川書店)

12 「クウォンタム・ファミリーズ」(東浩紀・新潮社)
7 佐々木敦 『ニッポンの思想 』 (講談社 ) 《講談社現代新書 》
7 毛利嘉孝 『ストリ ートの思想 』 (日本放送出版協会 ) 
11  内田樹 『日本辺境論 』 (新潮社 ) 《新潮新書 》
11 津田大介 『 Twitter社会論 』 (洋泉社 )
『 a tプラス 』 (太田出版 )創刊 
2010 
(平・22)
9 きことわ (朝吹真理子・新潮)
11 「下町ロケット」(池井戸潤・小学館)
12 苦役列車(西村賢太・新潮)
1 Any:建築と哲学をめぐるセッション―1991~2008 (磯崎新, 浅田彰 )

6 「世界史の構造」(柄谷行人・岩波書店)
2011 
(平・23)
10 共喰い(田中慎弥・すばる)國分功一郎 『スピノザの方法 』 (みすず書房 ) 
8 上野千鶴子 『ケアの社会学 』 (太田出版 )
9 古市憲寿 『絶望の国の幸福な若者たち 』 (講談社 )
12 東浩紀 『一般意志 2 ・ 0 』 (講談社 )
『思想地図 β 』 (コンテクチュアズ →ゲンロン )創刊 ▼全 5冊 ( ~ 1 3 ・ 1 1 )
3 3・11大震災
7 小松左京死去
2012 
(平・24)
 9 渡部直己 『日本小説技術史 』 (新潮社 )
11 柄谷行人 『哲学の起源 』 (岩波書店 )
3 吉本隆明死去(3・16)
12 山中伸弥教授、iPS細胞でノーベル生理学・医学賞受賞
2013 
(平・25)
2 想像ラジオ(いとうせいこう・文藝)10  「動きすぎてはいけない 」 (千葉雅也・河出書房新社 )
2014 
(平・26)
 6 蓮實重彥 『 「ボヴァリ ー夫人 」論 』 (筑摩書房 )9 宇沢弘文死去(9・18)
2015 
(平・27)
2 火花(又吉直樹・文學界)
3 スクラップ・アンド・ビルド(羽田圭介・文學界)
大澤聡 『批評メディア論 』 (岩波書店 )


7 鶴見俊輔死去(7・20)
2016 
(平・28)
2 佐々木敦 『ニッポンの文学』 (講談社 ) 《講談社現代新書 》
2 佐藤嘉幸 ・田口卓臣 『脱原発の哲学 』 (人文書院 )
10 ボブ・ディランにノーベル文学賞(12 授賞式)
2017 
(平・29)
4 加川良死去(4・5)

1 Comments:

Blogger yoji said...

岩波書店
発売日 2015/1/21

批評メディア論――戦前期日本の論壇と文壇
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「論壇」「文壇」とは何か。日本において「批評」はいかにして可能か。私たちは言論を支えてきたインフラやシステムの生成過程にさかのぼるところから再起動しなければならない。膨大な資料博捜に裏づけられた圧倒的な文体で知の基本構造をえぐり出す。思想界注目の新進批評家による、まったく新しいパースペクティブの誕生!

【目次】
序章 編集批評論
1 商品としての言論 ギルドから市場へ
2 批評のマテリアリズム 課題設定
3 出版大衆化 円本・革命・スペクタクル
4 ジャーナリズム論の時代 総合雑誌史
5 時限性と非属領性 本書の構成

第1章 論壇時評論
1 論壇とはなにか 第一の課題設定
2 レジュメ的知性 総合雑誌の論壇時評
3 空間画定と再帰性 学芸欄の論壇時評
4 メディア論の予感 相互批評の交叉点
5 消滅と転生 自己準拠的なシステム

第2章 文芸時評論
1 問題消費の時代 第二の課題設定
2 アリュージョンと多重底 批評無用論争
3 後発者たちの憂鬱 自律した批評の誕生
4 複数化する宛先 文壇村という読者集団
5 職業としての批評 文芸批評のプロトコル

第3章 座談会論
1 ふたつの欲望 第三の課題設定
2 合評から討議へ 「新潮合評会」の変成
3 劇場化とロールプレイ 行動主義論争
4 擬態の親密圏 『文学界』の文壇政治
5 造語の氾濫 メディア=形式の一義化

第4章 人物批評論
1 人物による時代診断 第四の課題設定
2 横断性と大衆性 普通選挙時代の批評
3 固有名消費 有名性生成のメカニズム
4 複数の表象様式 記号的身体とキャラ化
5 有名と匿名 現実的権威の発動

第5章 匿名批評論
1 スターシステム 第五の課題設定
2 精神か経済か フリーランサー論争
3 声と批評 輿論・社会化・カタルシス
4 責任の所在 学芸/文芸欄という例外圏
5 固有名化する匿名 名をめぐる四象限

終章 批評環境論
1 速度 編集的批評/批評的編集
2 綜合 アカデミズムとジャーナリズム
3 再編 境界条件の壊乱と地殻変動
4 局外 いまはそれと名指されぬもの
5 集団 全体性はいかにして可能か

あとがき
人名索引

2:51 午前  

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