http://www.freeassociations.org/
#1
1 It may be asked how is it possible for surplus capacity to exist in the long-run equilibrium without inducing firms to curtail their plant. The answer is that large-scale economies prevent the firms from reducing their plant below a certain limit, a state of affairs described by those writers who have shown that imperfect competition must cause equipment in the long run to be used below the “optimum point.” See, e.g., R. F. Harrod, “Doctrines of Imperfect Competition,” The Quarterly Journal of Economics, May 1934. 1 National Income and Outlay, p. 231. 1 National Income and Outlay, pp. 235 and 204. 1 National Income and its Purchasing Power, pp. 74 and 77. 1 The Trade Cycle, pp. 86–87.
しかし乍ら、より複雑なのは景気焚動における獨占度合に開する問題である。これに開して最近ハロツドは獨占度合はブームには捨大し、 スランプには減少すると主張した。印ち、スランプには沿費者は一‐彼等の常脅的快葉を切詰めることを憤り乍らも耐待する。‥ 彼等の廉慣を追ふ意向は各々高まるばかりである。如何なる商業含祗と雖もその販責政策に及ぼされてくるかゝる影響から免れることは不可能であらう。のみなら十彼等は或る種の不快衝動を(註じ受け、そして諸費用を制減すべく全神経を緊張させるに違ひない」。かくて、市場の不完全性は減少され、従つてまた獨占度合も減少されるのである。”ハロッド氏はまた反封方向において獨占度合に影響を及ぼす他の諸要因の存在することも正営に言はれてゐる。例へば、カルテルは利潤を擁護するために結成され、こ而してそれは勿論獨占度合を増大せしめるが、しかし景気が恢復した時にはこれらカルテルは解散される。なぜならば、獨立活動の可能性が捨大し、また局外者が出現するからである。なほ一
結言
本論で到達された諸結果はより一般的な局面を持つたもつでぁる。獨占度合が図民所得の分配を決定する世界は自由競争の模型から最も遠ぎかつた世界である。獨占こそ資本主義経済の本質に深く根ぎしたものであるやうに思はれる。印ち、自由‐競争は、 一仮定として、或る研究の初段階においては有効ではあろうが、しかし資本主義経済の正常状態の記述としては草なる瀞話に過ぎないものである。
西洋経済古書収集ーカレツキー,『経済動学研究』
http://www.eonet.ne.jp/~bookman/kikouhonn/kalecki.htm
西洋経済古書収集ーカレツキー,『経済動学研究』
KALECKI, M., Studies in Economic Dynamics , George Allen & Unwin Ltd., 1943, 19cm , pp.92
カレツキー『経済動学研究』初版。
ポーランドの経済学者で『一般理論』の同時発見者ともされるミハウ・カレツキは、マクロとミクロを結びつけた資本主義経済に関する大きな本を3冊書いている。”Essays in Theory of Economy Fluctuations, 1939” 、“Studies in Economic Dynamics, 1943”および “Theory of Economic Dynamics, 1954”である。
発行順でその中間に発行された本書は、”Essays” から“Theory”へ完成度を高めて行く中間段階の著作として大きな評価がなされていない(宮崎義一『近代経済学の史的展開』およびP.クライスラー 金尾敏寛他訳『カレツキと現代経済』等)せいか、翻訳もなされていない。
本書は、古書市場にも出て来ず、大学図書館の所蔵も少なく私製本が目録に載っているくらいだから稀覯本であろう。長らく探求書であった。このたび入手してみると、戦時経済統制下に発行された簡素な本であった。”BOOK PRODUCTION WAR ECONOMY STANDARD”とマークが標題紙裏に印刷されている。発行部数も少ない上、粗末な装丁のため保存されるのも少なかったと思える。
ちなみに、”Essays”の翻訳本の題名は『ケインズ雇傭と賃銀理論の研究』となっており、戦争文化研究所が昭和19年に発行したもの。こちらも、完全な戦時仕様である。題名がケインズ云々となっているのは、「カレツキはケインズの同工異曲であると誤解され・・・彼の経済思想が十分評価されるようになったのは、つい最近のことなのである。」(ブローグ 中矢訳『ケインズ以後の100大経済学者』)事情によるのであろう。
写真左が”Fluctuations”の翻訳書、右が本書
標題紙(拡大可能)
(H16.12.記. H21.5.12写真追加)
稀書自慢 西洋経済古書収集 copyright ⓒbookman
Keynes=Kalecki Correspondence 1937-
Correspondence between Keynes and Kalecki 1937,1939,1944
The Collected Writings of John Maynard Keynes, vol. XII, 1983.
Kalecki "The Principle of Increasing Risk", 1937a, Económica.
他に以下の書籍に、ケインズ=カレツキ往復書簡が原文で掲載されている。
Anticipations of the General Theory?: And Other Essays on Keynes
著者: Don Patinkin
http://www.amazon.co.jp/Anticipations-General-Theory-Essays-Keynes/dp/0226648745/
(ヒックスは計画期間と利率の関係を考察しただけだったが)
投 資 の
|。 。 限 界
| 。 効
|__________。____ 利子率+リスク率
| | 。率
|b |
| | 。
|__________|____
|p |
|__________|_____
k0 k
(b)カレツキ:
| 。利子率+リスク率
| 投資の限界効率 。
|__________。____
| 。 |
| 。 。 |
| b |
|__________|____
| p |
|__________|_____
k0 k
危険逓増の原理 カレツキ The Principle of Increasing Risk ,Kalecki ,1937
(a)伝統的理論(ケインズ):
投 資 の
|。 。 限 界
| 。 効
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| | 。率
|b |
| | 。
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|p |
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(b)カレツキ:
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| 投資の限界効率 。
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| b |
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危険逓増の原理 カレツキ The Principle of Increasing Risk ,Kalecki ,1937
(a)伝統的理論(ケインズ):
投 資 の
|。 。 限 界
| 。 効
|__________。____ 利子率+リスク率
| | 。率
|b |
| | 。
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|p |
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(b)カレツキ:
| 。利子率+リスク率
| 投資の限界効率 。
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| 。 |
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| b |
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危険逓増の原理 カレツキ The Principle of Increasing Risk ,Kalecki ,1937