火曜日, 3月 05, 2019

アンガス・ディートン(Angus Stewart Deaton、1945~)2015年ノーベル経済学賞


                ( 経済学リンク::::::::::
NAMs出版プロジェクト: 行動経済学:メモ
イースタリンの幸福のパラドックス(イースタリンの逆説):Easterlin Paradox 1974
http://nam-students.blogspot.jp/2017/04/easterlin-paradox-1995.html

《図 2には図 1とまったく同じデ ータが使われているが 、こちらの所得は今度は一 、四 、一六 、六四 、二五六倍の目盛りに沿って作図されている 。ただし所得との関連がわかりやすいよう 、この五点にはもともとの金額である二五〇ドルから六万四〇〇〇ドルが示してある 。横軸の目盛りを一つ右に移動すれば 、所得は必ず四倍になる 。もっとわかりやすく言うと 、横軸の左右の距離が示しているのは図 1のような所得の同じ金額ではなく 、同じ割合だ 。図 2のような表示の仕方は 「対数目盛 」と言って 、本書ではまた出てくる 。
…変わったのは横軸のラベルだけだが 、図 2の中身は図 1とまったく異なって見えるのがわかるだろうか 。富裕国の平坦化がなくなり 、国はおおむね一直線に並んでいる 。これが意味するところは 、所得において割合が同じように変化すれば 、人生満足度も同じように変化するということだ 。…図 2が教えてくれるのは 、同じ割合だけ増加すれば 、人生の満足度は同じだけ増加するということだ 。》


アンガス・ディートン
マルサス 1798
エンゲル係数
ジニ係数
ピケティ
計量経済学

AI需要システム Almost Ideal Demand System(1980)関連論考


ノーベル経済学賞を受賞されたディートン教授が、未来のリーダーたちへのメッセージを込めて講演されます。ぜひご参加を!

「不平等、絶望による死、資本主義の未来」(日本語通訳有)
2019年3月18日2時半ー3時半、東京大学本郷キャンパスにて
詳細はリンク先で。







大脱出 A・ディートン著

健康と経済成長めぐる人類の歴史


人類は、病苦と貧困という地獄からどのように抜け出したか。数百年に及ぶ「大脱出」の歴史を、アメリカを代表する経済学者の一人である、プリンストン大学のA・ディートン教授が壮大なスケールで描いたのが本書である。これまで一緒に論じられることが少なかった、健康と成長との二本立て構造になっている。アメリカでも大きな反響を生んだ。







(松本裕訳、みすず書房・3800円 ※書籍の価格は税抜きで表記しています)

著者は、人類が病苦と貧困からの「脱出」に成功してきた歴史を、大きな進歩として肯定的に評価する。長期統計に基づくその説明ぶりは、経済学者らしく統計の見方に細心の注意を払った行き届いたもので、読者の知的興味を刺激する。
しかし、著者は手放しで喜んでいるわけではない。本書のタイトルは、J・スタージェス監督による1963年のアメリカ映画『大脱走』(原題はともにTHE GREAT ESCAPE)に由来する。この映画では、ドイツ軍の捕虜収容所からの脱走に成功したアメリカ兵はごく少数で、大多数は収容所に残されるか殺害された。本書が注目するのも、「脱出」できなかった多くの人たちの存在である。
成長の恩恵を十分に受けない貧困層が増え、所得格差は国内、国家間でともに拡大しつつある。低所得国では、多くの子供たちが病苦と戦っている。すべての人が病苦と貧困から抜け出せたわけではない。人類の成長の歴史は、格差の歴史でもある。その現実を冷静な筆致で描写していく。これも本書の大きな魅力である。
ただし、正直なところを言わせてもらうと、その格差に私たちがどう向き合うかという問いかけには、本書は明確な回答を提示していない。もちろん、最後の章では低所得国に対する現在の援助のあり方を痛烈に批判し、改革の方針を示している。
しかし、成長や健康に対する重厚な叙述とは対照的に、助けを必要とする者に対する支援のあり方については全体の15%ほどの頁(ページ)数しか割いておらず、しかも海外援助の話に絞っているので、読者はやや物足りなく思うだろう。また、本書の最初の部分では、幸福という主観的な概念をめぐる議論もあって興味深いが、成長や健康、格差との関係についてもう少し掘り下げてほしかった。
本書全体を貫くトーンは楽観的である。私たち人類には「大脱出」に成功した経験がある。だから、いま存在する、そしてこれから生まれる格差も解決できるはずだ――と。映画『大脱走』の主題曲が明るかったことを思い出した。
(一橋大学教授 小塩 隆士)
[日本経済新聞朝刊2015年1月18日付]


大脱出――健康、お金、格差の起原 Kindle版 2014


ディートンの経済理論: 図解 完全まるわかり 貧困からの大脱出 単行本 – 2015/12/24


アンガス・ディートン「死と貧困からの大脱走」

Angus Deaton “The great escape from death and deprivation” (VOX, 20 March, 2014)
平均寿命と一人当たりGDPで計った場合、1960年以降世界はより健康的でより豊かになってきている。本稿では、アンガス・ディートンが自らの新著を紹介する中で、大きな後退はあるものの世界はかつてよりも実際に良くなっているということとともに、そうした進歩が膨大な格差への道を開いていることを述べる。

40年近く前、人口学者のサミュエル・プレストン(1975)は、世界における平均寿命と所得のパターンの変化について記した。この論文により、世界の保健と世界の富について考えるための議題が設定された。この論文の主要な数値は依然として、保健と富における過去と現在の進展、すなわち私たちが今までどうであったのかということと、これからどうなるのかということを記述するのに有用であるだけでなく、20世紀前半における保健分野での大災厄を見るのにも有用である。
図1は、1960年と2010年のデータを用いてプレストンの図を改めたものだ。これは私の著書「The Great Escape: health, wealth, and the origins of inequality(邦訳:大脱出――健康、お金、格差の起原)」の第1章からとったものだが、大きな後退はあるものの世界はかつてよりも実際に良くなっている一方、そうした進歩が膨大な格差への道を開いているというこの本の中心的なテーマをよく表している。状況次第で格差は成長をさらに促進したり、成長の息の根を止める場合があり、そして頻繁に深刻な倫理的問題を引き起こす。
図1.世界の保健と富
deaton fig1 19 mar
この図は(男女の別なしの)出生時平均寿命と価格調整済み国際ドルでの一人当たりGDPを記したものだ。各丸はそれぞれの国で、その大きさは人口に比例している。薄い色の丸は1960年のもので、濃いほうは2010年のものだ。矢は進歩の方向を示しており、一人当たり所得と平均寿命の両方が時とともに上昇している。2010年の線は1960年の上方に位置していて、これはつまりほとんどの国において平均寿命は1960年の線に沿った動きで予測した場合以上に伸びたということだ。曲線に沿った動きは所得による保健への影響で、線の上方シフトは技術進歩によるものの可能性があることをプレストンは示唆している。
各曲線に沿って移動するにつれ、死は「老化」する。これは疫学上の変化だ。最貧国においては、親たちは依然として自分の子供が肺炎、下痢といったずっと昔に克服された病気や、あるいは麻疹をはじめとするワクチンで防げる病気によって死ぬのを目の当たりにするというつらい苦しみとともに生活している。富裕国においては、病気は子供たちの腸から高齢者の血管へと舞台を移し、死は心臓病や癌などの慢性疾患によって訪れ、そしてその訪問先は若者ではなく老人である。死の高齢化というものは過去に起こった歴史の繰り返しだが、今日の貧しい国は過去の富裕国と比較してずっと低い水準の一人当たり所得で同程度の保健を達成している。1945年に私がエジンバラで生まれた時、スコットランドの平均寿命は今日のインドよりも低かった。1918年に私の父がヨークシャーの炭鉱で生まれた時、イングランドの子供の死亡率は今日のサハラ以南アフリカよりも高かった。
進歩と恐怖
進歩は恐怖によって繰り返し中断させられてきたが、そうした恐怖の全てが過去の遺物と化したわけではない。上の図では1960年から2010年の間で中国における平均寿命が大きく伸びたことを示しているが、そのほとんどは時間とともにゆっくりと起こったものではなく、1960年の後に突如として起こったものだ。実のところ、これは進歩の物語ではなく、中国の大飢饉による災害が縮小したからなのだ。数年以内に富裕国へ追いつき、共産世界による指導力を担い、自国における自らの政治的地位を確保しようとする毛沢東の狂信的な試みは、数百万もの人が死んでいっていることを示す山のような証拠を彼に無視させた。そして最終的に、おそらくは3000万人もの人が死んだYang (2013)。これに限らず、害のある政治が人間へ災厄をもたらしたことは歴史上枚挙にいとまがない。良い政策がもたらす便益を把握することは時折難しくもあるが、大躍進政策は悪い政策と悪い政治が何をもたらしうるかを示す例として注目に値する。
図には2010年の線よりもかなり下に位置している国もいくつかあるが、最も大きな濃い丸は南アフリカのものだ。これはHIV/AIDSが、それが蔓延したアフリカの国において、1950年から1990年にかけて悪戦苦闘の末に手にした平均寿命の伸びを打ち消したのだ。こうした病気による災害は、伝染病の時代が再び訪れることはないと安心して想定することは出来ないということを私たちに思いしらせる。


アンガス・ステュワート・ディートン(Angus Stewart Deaton、1945年10月19日 - )は、アメリカイギリス国籍の経済学者である。2015年、「消費貧困福祉」に関する分析に対して、ノーベル経済学賞が授与された[2][3]
アンガス・ディートン
Angus Deaton
生誕1945年10月19日(73歳)
イギリスの旗 イギリスエディンバラ
国籍イギリスアメリカ[1]
研究機関プリンストン大学
研究分野ミクロ経済学
母校ケンブリッジ大学  フィッツウィリアム・カレッジ
学位Ph.D.
受賞ノーベル経済学賞(2015年)
情報 - IDEAS/RePEc
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ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:2015年
受賞部門:ノーベル経済学賞
受賞理由:「消費、貧困、福祉」に関する分析に対して

経歴編集

著作編集

  • Deaton, Angus; Muellbauer, John (1980). Economics and Consumer Behavior. New York: Cambridge University Press. ISBN 0521228506.
  • Deaton, Angus (1992). Understanding Consumption. Clarendon Lectures in Economics. Oxford: Clarendon Press. ISBN 0198287593.
  • Deaton, Angus (1997). The Analysis of Household Surveys: A Microeconometric Approach to Development Policy. Baltimore: Johns Hopkins University Press for the World Bank. ISBN 0801852544.
  • Deaton, Angus (2001). Health, inequality and economic development. Cambridge.
  • The Great Indian Poverty Debate. New Delhi: Macmillan India Ltd.. (2005). ISBN 9781403926449.
  • Deaton, Angus (2013). The Great Escape: Health, Wealth, and the Origins of Inequality. Princeton: Princeton University Press. ISBN 9780691153544.

脚注編集

  1. ^ Cyrille Lachèvre, « Angus Deaton, le prix Nobel qui pourrait murmurer à l'oreille du pape », sur lopinion.fr (consulté le 13 octobre 2015).
  2. ^ The Prize in Economic Sciences 2015”. nobelprize.org2015年10月14日閲覧。
  3. ^ Wearden, Graeme. “Nobel prize in economics won by Angus Deaton – live”. the Guardian2015年10月12日閲覧。
  4. ^ Economics Nobel for Angus Deaton”. http://www.fitz.cam.ac.uk2016年5月25日閲覧。
  5. ^ Deaton, A; Muellbauer, J (1980). “An Almost Ideal Demand System”. American Economic Review 70 (3): 312–326.
  6. ^ Alonso, M. E. (2012年2月21日). “Angus Deaton y su teoría del consumo, premio BBVA” (Spanish). ABC 2015年10月13日閲覧。
  7. ^ Newly Elected - April 2014”. American Philosophical Society. 2015年10月13日閲覧。

外部リンク編集





Sir Angus Stewart Deaton FBA[1] (born 19 October 1945) is a British-American economist and academic. Deaton is currently a Senior Scholar and the Dwight D. Eisenhower Professor of Economics and International Affairs Emeritus at the Woodrow Wilson School of Public and International Affairs and the Economics Department at Princeton University. His research focuses primarily on povertyinequalityhealthwellbeing, and economic development.[2]
Sir Angus Deaton
Angus Deaton 5289-2015.jpg
Angus Deaton, Nobel Laureate in economics in Stockholm December 2015
Born
Angus Stewart Deaton

19 October 1945(age 73)

ResidenceUnited States
NationalityBritishAmerican
CitizenshipUnited Kingdom
United States
EducationHawick High School
Fettes College
Alma materFitzwilliam CollegeCambridge
Spouse(s)Anne Case
Awards
Scientific career
FieldsMicroeconomics
InstitutionsUniversity of Bristol
Princeton University
University of Southern California
ThesisModels of consumer demand and their application to the United Kingdom (1975)
Doctoral advisorRichard Stone
Academic career
Information at IDEAS / RePEc
In 2015, he was awarded the Nobel Memorial Prize in Economic Sciences for his analysis of consumption, poverty, and welfare.[3][4]

BiographyEdit

Angus Deaton presenting himself, December 2015
Deaton was born in Edinburgh, Scotland, where he attended Hawick High School[5] and then Fettes College as a foundation scholar. He earned his B.A.M.A. and Ph.D. degrees at the University of Cambridge, the last with a 1975 thesis entitled Models of consumer demand and their application to the United Kingdom under the supervision of Richard Stone. At Cambridge, he was later a fellow at Fitzwilliam College and a research officer working with Richard Stone and Terry Barker in the Department of Applied Economics.[6]
In 1976 Deaton took up post at the University of Bristol as Professor of Econometrics. During this period, he completed a significant portion of his most influential work. In 1978, he became the first ever recipient of the Frisch Medal, an award given by the Econometric Society every two years to an applied paper published within the past five years in Econometrica. In 1980, his paper on how demand for various consumption goods depends on prices and income was published in The American Economic Review. This paper has since been hailed as one of the twenty most influential articles published in the journal in its first hundred years.[7]
In 1983, he left the University of Bristol for Princeton University. He is currently the Dwight D. Eisenhower Professor of International Affairs and Professor of Economics and International Affairs at the Woodrow Wilson School of Public and International Affairs(WWS) and the Department of Economics at Princeton.[8] Since 2017, he holds a joint appointment with the University of Southern California where he is the Presidential Professor of Economics.[9] He holds both British and American citizenship.[10]
In October 2015 it was announced that Deaton had won that year's Nobel Memorial Prize in Economic Sciences. The BBC reported that Deaton was "delighted" and that he described himself as "someone who's concerned with the poor of the world and how people behave, and what gives them a good life". The Royal Swedish Academy of Sciences said that economic policy intended to reduce poverty could only be designed once individuals' consumption choices were understood, saying, "More than anyone else, Angus Deaton has enhanced this understanding. By linking detailed individual choices and aggregate outcomes, his research has helped transform the fields of microeconomics, macroeconomics, and development economics".[11] New York University economist William Easterly said, "What was impressive about this Nobel is how many different fields Angus has contributed to". Easterly noted Deaton's bravery in the face of the political aspects of his research area and the "tortuous details" involved in his work, adding: "No one accuses him of having an agenda on these questions, and there are a lot of people in this field who do have an agenda".[12] According to Brown University president Christina Paxson, Deaton "is fearless about asking questions and pushing data and trying to understand the roots of some very basic questions in economics."[13]
Deaton is also the author of "Letters from America", a popular semi-annual feature in the Royal Economic Society Newsletter.[14]
Deaton will join the faculty of the University of Southern California in April 2017.[15]

ScholarshipEdit

Almost Ideal Demand System
Deaton's first work to become known was Almost Ideal Demand System (AIDS), which he developed with John Muellbauer and published in The American Economic Review (AER) in 1980.[16] As a consumer demand model, it provides a first order approximation to any demand system which satisfies the axioms of order, aggregates over consumers without invoking parallel linear Engel curves, is consistent with budget constraints, and is simple to estimate.
According to a review by the American Economic Review, the paper "introduces a practical system of demand equations that are consistent with preference maximization and have sufficient flexibility to support full welfare analysis of policies that have an impact on consumers."[17] The paper was listed as one of the top 20 published works in the AER in the first 100 years of the journal.[17]
Morbidity and Mortality in the 21st Century
In 2015, Anne Case and Angus Deaton published the paper Rising morbidity and mortality in midlife among white non-Hispanic Americans in the 21st century in the Proceedings of the National Academy of Sciences. In the article, Case and Deaton highlight the rising all-cause mortality rateamong middle-aged white non-Hispanic Americans in the past decade, a recent trend that was unique among "rich" countries.[18] Case and Deaton found that the rising mortality rates were only occurring for white non-Hispanics and that less-educated white non-Hispanics were at the greatest risk. Further, they discovered that the increasing mortality rates among white non-Hispanics could be classified as "deaths of despair", most notably drug and alcohol poisonings, suicide, and chronic liver diseases and cirrhosis."[18] Finally, they noted that rising mortality rates were accompanied by rising morbidity rates, particularly "[s]elf-reported declines in health, mental health, and ability to conduct activities of daily living, and increases in chronic pain and inability to work".[18] To explain their findings, Case and Deaton point to the rising availability and abuse of opioids:
The increased availability of opioid prescriptions for pain that began in the late 1990s has been widely noted, as has the associated mortality. The CDC estimates that for each prescription painkiller death in 2008, there were 10 treatment admissions for abuse, 32 emergency department visits for misuse or abuse, 130 people who were abusers or dependent, and 825 nonmedical users  ...
[A]ddictions are hard to treat and pain is hard to control, so those currently in midlife may be a "lost generation" whose future is less bright than those who preceded them.[18]
As a follow-up to their previous work, Case and Deaton received funding from the National Institute on Aging through the National Bureau of Economic Research to release a larger study that was published in 2017 entitled Mortality and Morbidity in the 21st Century.[19][20][21] In extending their research, they found that the mortality rates for educated white non-Hispanics have begun to decrease again, although the rates for uneducated white non-Hispanics have continued to climb; at the same time, rates for Hispanics and blacks continued to decrease, regardless of educational attainment. Additionally, they found that contemporaneous resources had no effect on mortality rates and that, instead, worsening labor market opportunities for uneducated white non-Hispanics have pushed forward several cumulative disadvantages for middle-aged people, such as worsened marriage and child outcomes, and overall health.[19]
As a result of this research, Case has opined that physical and mental distress may bolster candidates like Donald Trump and Bernie Sanders.[22][23] Likewise, the Washington Post and a Gallup Poll showed strong correlation between support for Trump and higher death rates.[22][24][25]
Recognition and Awards
1978—Frisch Medal, an award given by the Econometric Society
2007—Elected president of the American Economic Association.
2011—Awarded BBVA Foundation Frontiers of Knowledge Award of Economics, Finance and Management for his fundamental contributions to the theory of consumption and savings, and the measurement of economic wellbeing.[26]
2014—Elected to the American Philosophical Society.[27]
2015—Elected a member of the National Academy of Sciences.[28]
2015—Awarded with the Nobel Prize in Economic Sciences for his analysis of  consumption, poverty, and welfare.[3][4]
2016—Knighted in the Birthday Honours for services to research in economics and international affairs.[29]
2016—Listed #14 (along with Anne Case) on the Politico 50 guide to the thinkers, doers and visionaries transforming American politics in 2016.[22]
Deaton is a Fellow of the Econometric Society, the British Academy (FBA),[30] and the American Academy of Arts and Sciences.

Personal lifeEdit

Deaton has two children, born in 1970 and 1971.[32] He is married to Anne Case, Alexander Stewart 1886 Professor of Economics and Public Affairs at Princeton University's Woodrow Wilson School of Public and International Affairs. The couple's recreational activities include attending the opera and going trout fishing.[8]

BooksEdit

  • Deaton, Angus; Muellbauer, John (1980). Economics and Consumer Behavior. New York: Cambridge University Press. ISBN 0521228506.
  • Deaton, Angus. (1981). Essays in the Theory and Measurement of Consumer Behaviour. New York: Cambridge University Press. ISBN 9780521067553.
  • Deaton, Angus (1992). Understanding Consumption. Clarendon Lectures in Economics. Oxford: Clarendon Press. ISBN 0198287593.
  • Deaton, Angus (1997). The Analysis of Household Surveys: A Microeconometric Approach to Development Policy. Baltimore: Johns Hopkins University Press for the World Bank. ISBN 0801852544.
  • Deaton, Angus (2001). Health, inequality and economic development. Cambridge.
  • Deaton, Angus; Zaidi, Salman. (2002). Guidelines for Constructing Consumption Aggregates for Welfare Analysis. New York: World Bank Press. ISBN 0821349902.
  • Deaton, Angus; Kozel, Valerie, eds. (2005). The Great Indian Poverty Debate. New Delhi: Macmillan India Ltd. ISBN 9781403926449.
  • Deaton, Angus (2013). The Great Escape: Health, Wealth, and the Origins of Inequality. Princeton: Princeton University Press. ISBN 9780691153544.

ReferencesEdit

  1. ^ Instruments of Development - website British Academy
  2. ^ "Bio"Professor Sir Angus Deaton. Princeton University. princeton.edu. Retrieved 27 November 2017.
  3. a b "The Prize in Economic Sciences 2015"nobelprize.org.
  4. a b Wearden, Graeme (12 October 2015). "Nobel prize in economics won by Angus Deaton – live"The Guardian. theguardian.com(updated 25 May 2017). Retrieved 26 January 2018.
  5. ^ "Angus Deaton - Biographical"nobelprize.org. Retrieved 29 November 2017.
  6. ^ "Cambridge alumnus awarded Nobel economics prize"University of Cambridge. 12 October 2015. Retrieved 17 October 2015.
  7. ^ "100 Years of the American Economic Review: The Top 20 Articles"American Economic Review. Retrieved 22 March 2016.
  8. a b "NBER Profile: Angus Deaton"National Bureau of Economic Research. Retrieved 13 October 2015.
  9. ^ "Nobel laureate Sir Angus Deaton named a Presidential Professor". Retrieved 16 November 2017.
  10. ^ Rising, Malin (12 October 2015). "Scottish economist Angus Deaton wins Nobel economics prize"Yahoo! News. Associated Press. Retrieved 12 October 2015.
  11. ^ "British academic awarded Nobel economics prize"BBC News Online. 12 October 2015. Retrieved 12 October 2015.
  12. ^ Timiraos, Nick; Duxbury, Charles (12 October 2015). "Angus Deaton Awarded Nobel Prize in Economic Sciences"The Wall Street Journal. New York City. Retrieved 13 October 2015.
  13. ^ "Nobel-Winning Economist Probes The Means By Which We Measure"NPR.org. Retrieved 2018-12-27.
  14. ^ "Letters from America"princeton.edu.
  15. ^ "Nobel laureate Sir Angus Deaton named a Presidential Professor"usc.edu.
  16. ^ Deaton, A; Muellbauer, J. (1980). "An Almost Ideal Demand System". American Economic Review70 (3): 312–326. JSTOR 1805222.
  17. a b Arrow, Kenneth J; Bernheim, B. Douglas; Feldstein, Martin S; McFadden, Daniel L; Poterba, James M; Solow, Robert M. "100 Years of theAmerican Economic Review: The Top 20 Articles"American Economic Review101 (1): 1–8. doi:10.1257/aer.101.1.1.
  18. a b c d Case, Anne; Deaton, Angus (8 December 2015). "Rising morbidity and mortality in midlife among white non-Hispanic Americans in the 21st century" (PDF)Proceedings of the National Academy of Sciences112 (49): 15078–15083doi:10.1073/pnas.1518393112PMC 4679063.
  19. a b Case, Anne; Deaton, Angus (Spring 2017). "Mortality and Morbidity in the 21st Century" (PDF)Brookings Papers on Economic Activity: 397–476.
  20. ^ Case, Anne; Deaton, Sir Angus (23 March 2017). "Mortality and morbidity in the 21st century"Brookings. Retrieved 27 November2017.
  21. ^ Body, Jessica (23 March 2017). "The Forces Driving Middle-Aged White People's 'Deaths Of Despair'"NPR.org. Retrieved 27 November 2017.
  22. a b c "The POLITICO 50 - 2016"POLITICO Magazine. Retrieved 27 November 2017.
  23. ^ Case, Anne (30 December 2015). ""Deaths of despair" are killing America's white working class"Quartz. Retrieved 27 November 2017.
  24. ^ Guo, Jeff (4 March 2016). "Death predicts whether people vote for Donald Trump"Washington PostISSN 0190-8286. Retrieved 27 November 2017.
  25. ^ Rothwell, Jonathan; Diego-Rosell, Pablo (2 November 2016). "Explaining Nationalist Political Views: The Case of Donald Trump". Rochester, NY.
  26. ^ Alonso, M. E. (21 February 2012). "Angus Deaton y su teoría del consumo, premio BBVA"ABC (in Spanish). Retrieved 13 October2015.
  27. ^ "Newly Elected - April 2014"American Philosophical Society. Archived from the original on 6 September 2015. Retrieved 13 October 2015.
  28. ^ "News from the National Academy of Sciences"National Academy of Sciences. 28 April 2015. Archived from the original on 26 March 2016. Retrieved 26 January 2018.
  29. ^ "No. 61608"The London Gazette (Supplement). 11 June 2016. p. B2.
  30. ^ British Academy Fellows: DEATON, Professor Angus Archived4 March 2016 at the Wayback Machine - website of the British Academy
  31. ^ "Honorary graduates"Annual Review 2010/11. The University of Edinburgh. www.ed.ac.uk. Retrieved 28 December 2016.
  32. ^ Deaton, Angus (November 2014). "Curriculum Vitae" (PDF)Princeton University. Archived from the original (PDF) on 15 October 2015. Retrieved 13 October 2015.

External linksEdit