http://www.freeassociations.org/
My paper concerns the theoretical and practical implications of the increased mobility of capital. To present my conclusions in the simplest possible way, and to bring the implications for policy into sharpest relief, I assume the extreme degree of mobility that prevails when a country cannot maintain an interest rate different from the general level prevailing abroad. This assumption will overstate the case, but it has the merit of posing a stereotype toward which international financial relations seem to be heading. At the same time it might be argued that the assumption is not far from the truth in those financial centers of which Zurich, Amsterdam, and Brussels may be taken as examples, where the authorities already recognize their lessening ability to dominate money market conditions and insulate them from foreign influences. It should also have a high degree of relevance to a country like Canada, whose financial markets are dominated to a great degree by the vast New York market.
(筆者訳:資本の移動性が増した時に、理論的あるいは現実的にどうなるか、というのがこの論文のテーマである。私の結論をできるだけ簡明に提示し、かつ政策的な含意をできるだけ明確にするために、「ある国が外国で定着している一般的な水準からかけ離れた金利を維持することはできない」というほど極端な資本の移動性を仮定している。この仮定は現実を誇張しているけれども、国際金融が向かおうとしている典型的なパターンを示すことができる、というメリットがある。それに、この仮定はチューリッヒ、アムステルダム、ブリュッセルといった金融センターの現実からはさほどかけ離れていないかもしれない。そういった地域の当局は、金融市場を制御して、外国の影響を遮断する自らの能力が低下していることを既に認識している。さらにこの仮定は、自国の金融市場が巨大なニューヨーク市場に支配されているカナダのような国にも、かなりの程度当てはまるはずである。)(*1971年邦訳書297頁参照)
Currency Areas and Common Currencies 178
National Currencies and Flexible Exchange Rates 179
Regional Currency Areas and Flexible Exchange Rates 180
A Practical Application 181
Upper Limits on the Number of Currencies and Currency Areas 182
Concluding Argument 184
Sectoral and Market Equilibrium Conditions 251
Policies under Flexible Exchange Rates 253
Policies under Fixed Exchange Rates 254
Other Policy Combinations 256
Diagrammatic Illustration 257
Conclusions 261
Appendix: The World Economy 262
________
マンデル-フレミング理論のBP関数 - ... - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1123888301「公共投資による景気浮揚効果が期待できない」とはBP(下図参照)が水平 (資本の完全移動という仮想世界)の場合、政府支出増加でIS曲線が右に シフトBPは左にシフトするも水平なので変化なしで自国金利のみが上昇、為替 レートが上昇(例:1ドル=90円→70円)し経常収支が悪化(輸出減)で IS曲線が完全に元に戻って、結局財政政策効果は100%為替レート変化で 打ち消されたという流れです。 ---------------------------------------------
※資本は金利差に反応して無限に流出入をしないので図から
分かりますように財政政策には効果があります。 ※財政政策の効果は為替レートの増価(上昇)で一部打ち消されます。 変動相場制では資本は完全移動(金利差で資本が全移動)すると思われていま した。しかし、実際にはフェルドシュタイン-ホリオカのパズルあるいはホ ームバイアスパズルという国際資本移動が100%金利差を追求せず、投資家 が自国に投資する傾向が発見されました。河合正弘「国際金融論」 このような現象はメンタルアカウンティングと呼ばれ、自国の国のマーケッ トを他国のマーケットより楽観視する傾向があると行動ファイナンスでは言 います。御存知のように以下の会計上の恒等式が成り立ちます。 資本流出=輸出-輸入(+要素所得取得)-------------1 1式より、資本流出は世界金利(世界利子率)の増加関数、輸入は自国の景気の 減少関数になります。定式化すると EX-IM(Y)-F(r)=国際収支=0------------------2 となります。国際収支が黒字になると資本流出でr-Y平面上のBP曲線は上へ シフトし、国際収支が赤字になるとr-Y平面上では下にシフトします。(図参照) 結局2式で表せるBP曲線上で均衡します。(経済システムへの不断のショックで 均衡に長らく留まる事はないので国際収支はランダムウォークする) 2式の具体例 例1:100-(2/Y)-100r=0 例2:EX-δ*(Y^(-φ))-βln(1+r)=0 図の解説:(初期GDPはY1)財政出動はIS曲線を右シフトさせます。新しい均 衡点は自国金利が高いので、為替レートは増価し(例1ドル=100円→80円)ま す(GDPはY2)。しかし資本移動が十分でないとは関係無しに為替レート増価 はBP関数を左へシフトさせます。(そのときの)GDPはY3 ※財政政策の効果は為替レートの増価(上昇)で一部打ち消されます。
________
Marcus Fleming - Wikipedia, the free encyclopedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Marcus_FlemingMarcus Fleming
John Marcus Fleming (1911 – February 3, 1976) was a British economist. He was the deputy director of the research department of the International Monetary Fundfor many years; he was already a member of this department during the period of Canadian economist Robert Mundell's affiliation. At approximately the same time as Mundell, Fleming presented similar research on stabilization policy in open economies. As a result, today's textbooks refer to the Mundell–Fleming model. Mundell's contribution, which assumes perfect rather than imperfect capital mobility is, however, considered more important due to its depth, range, and analytical power, and more applicable to today's conditions.
He was educated at Bathgate Academy and the University of Edinburgh, the Graduate Institute of International Studies in Geneva, and the London School of Economics.
External links
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50 Comments:
マンデル=フレミング効果
固定相場制 変動相場制
財政政策 ○ ×
金融政策 × ○
利|
子|
率| I M
| \ /
| \/_均衡
| /\
| L / \_ S
|
0|____________
国民所得
マンデル=フレミング効果
固定相場制 変動相場制
財政政策 ○ ×
IS右 IS右、
自国通貨上がり需要下がる
金融政策 × ○
LM右、 LM右
利子率下がり、資本流出
NKーPC曲線とISーMP曲線の統合
実|
質|
利| | |
子|IS / |MP(マネタリーポリシー)
率|曲線 / / 曲線
| \ A/1 →2/金融緩和後
2|__\/_ /
| /\ /
1|___|_|/B 均衡点
| | /\
|___|_|________
| | 所得
| |
イ| | |
ン| | |
フ| | |
レ| | | |
率| | | /NKーPC曲線
| | |/ (ニューケインジアン、フィリップス)
2|___|_|
| |/|
1|___/_|
| /| |
|___|_|________
Y1→2 所得
金融緩和策によって1から2へMP曲線が移行した場合
↓
NKーPC曲線により
↓
失業率低下=所得増加
(Y1から2へ)
インフレ率上昇
(1から2へ)
の変化も読み取れる
↓
失業対策とインフレ対策のバランスを考慮した金融政策の必要性
(菅原晃『図解 使えるマクロ経済学』2014年,中経出版より)
マンデル貨幣理論 | ロバート・A. マンデル, Robert A. Mundell, 柴田 裕 | 本 | Amazon.co.jp
内容(「BOOK」データベースより)
国際通貨発行の問題は、どの国が世界通貨を創出する特権および利益を持つかに帰着する。準備通貨制度は有効な制度だが、国際通貨発行の利益配分が一方的になる問題がある。ある時期、利益はアメリカに帰属したが、その代わり同国は政策上の制約を甘受しなければならなかった。この問題を解決するためには、多極的政治構造を持つようになった今日の世界に適応する、覇権色の少ない制度を見出す必要がある。世界各国の等しい力関係を反映する国際通貨制度を創出しなければならない。1999年ノーベル経済学賞受賞、マンデル教授の中核理論書。
内容(「MARC」データベースより)
ケインズ体系を超える国際経済の貨幣的分析、「ドル=基軸通貨」の構造的問題を解明し、世界各国の等しい力関係を反映する国際通貨制度のあり方を考える。76年東洋経済新報社刊「国際経済の貨幣的分析」(1976)の改題。
登録情報
単行本: 310ページ
出版社: ダイヤモンド社; 新版 (2000/07)
ISBN-10: 4478210292
ISBN-13: 978-4478210291
発売日: 2000/07
http://ichigobbs.ath.cx/index.php?k=000&c=000&thread=0519&no=287
292 名前:ポチ 投稿日:2002/06/02(Sun) 19:27
>>286
マンデルフレミングモデルは金利が上昇することによって
資本流出が起きるんだろ。
俺は、貨幣が内生的に増加すれば、必ずしもそうはならない
って言っているの。
俺の見解は金利が上昇しようという方向と
打ち消す方向と両方あるだろうということ。
だから、それほどは金利が上昇しないケースも
あるだろうということ。
マンデルフレミングモデルがどれだけ財政政策を打ち消すか
は、どれだけ金利が上昇するかという部分で決まるだろ。
そのまま機械的にマンデルフレミングを当てはめることには
賛成できないということさ。
これは間違い?
マンデル・フレミング・モデル
固定相場制で金融政策が無効なケース 変動相場制で金融政策が有効なケース
| IS@ LM | IS@ LM LM曲線
金| IS曲線\ A/ → LM@ 金| \ A/ → LM@
利|IS\ \/___/____ 利|IS\ \/___/__国際収支均衡線_
| \ /\ ←/ ↓↑ | \ /\ / ↓
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日本がはまった罠
(Japan's Trap: クルーグマンのホームページで 1998.05 初公開)
P. Krugman "Japan's Trap" Japanese
http://cruel.org/krugman/japtrapj.html
これはつまり、いまの価格水準が高ければ高いほど、名目金利は低くなる、ということを言ってるわけだ。これをいちばん簡単に考えてみると、つまりは均衡となる実質金利 D-1 (y*/y)-1 があって、実質価格の動きがどうだろうとこの経済はこれを提供する。でも、将来の価格水準 P* は一定だとしているから、現状の価格があがればデフレ期待が生まれる。だから P があがれば i は下がる。
この2つの関係は、図 1 でそれぞれ MM と CC で示されてる。ここで描いたように、それが点 1 で交わって、金利と価格水準が同時に決まる。期間 1 でマネーサプライが増えれば、MM が右に動いて、価格水準があがって名目金利が下がる(でも実質金利は同じ)ことがすぐにわかる。
i M
| C |
| o |
| |
| o|
| |
| ⚫︎1
| |o
|___|__⚫︎2__________ P
| | ⚫︎3 o C
| |
M
ふつうは確かにこうなる。でも、ほかの可能性がある。次にそれを見てやろう。
図 2 は、この場合の金利と産出量の同時決定を示したものだ。IS 曲線は、いま示したとおり、産出が消費需要によってどう決まるか示す。これは金利があがると減少する。一方、名目金利がプラスなら、現金払いの制約がきいてくるから、MM 曲線が出てくる。
y = M/P
(3の位置が違う)
i M
| I |
| o |
| |
| o|
| |1
| ⚫︎
| |o
|___|__⚫︎2__⚫︎3______ y
| | o o S
| |
M
こうなると、マネーサプライをふやせば産出も増える。ただしこれにも限度はあって、増えても点 2 までしかいかない。でも、生産容量が点 3 みたいなところにあったら? すると前節と同じ議論がなりたつ。名目金利はマイナスにはなれないから、それ以上のマネー増加は単に債券になって、支出にはまったく影響しない。だから公開市場での売買は、どれだけ派手にやっても経済を完全雇用にはもっていけない。一言で、この経済は古典的な流動性トラップにはまったわけだ。
NAMs出版プロジェクト: マンデル=フレミング効果
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_13.html(本頁)
NAMs出版プロジェクト: ケインジアンの交差図、IS-LM曲線:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/03/blog-post_12.html
マンデル・フレミング・モデル
固定相場制で財政政策が有効なケース 変動相場制で財政政策が無効なケース
| IS@ LM | IS@ LM
金| IS曲線\ B/ 金| \ B/ LM曲線
利|IS\ ↗ \/ ↘ /LM@ 利|IS\ ↗ \/ /LM@
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| A\/ \/C | A\/ \/C
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0 所得 0 所得
(金澤史男『財政学』306頁)
https://ja.wikipedia.org/wiki/マンデルフレミングモデル
マンデル=フレミング効果
固定相場制 変動相場制
財政政策 ○ ×
金融政策 × ○
マンデル・フレミング・モデル
固定相場制で金融政策が無効なケース 変動相場制で金融政策が有効なケース
| IS@ LM | IS@ LM LM曲線
金| IS曲線\ / LM@ 金| \ / LM@
利|IS\ \/ / 利|IS\ \/ /
| \ /\ / | \ /\ /
|___A\/__\/C_____ |___A\/__\/C____BP
| /\ /\ | /\ /\ 国際収支均衡線
| /①↘\/ \ | /①↘\/↗②\
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| ② / B\ | / B\
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0 所得 0 所得
http://rmc-oden.com/blog/archives/51681
国際収支均衡線の上下を主に説明する場合もある。
なお、マンデル=フレミング効果は流動性の罠にある時は逆になる。変動相場制でも財政出動=ケインズ的政策が有効になる。(篠原マクロ経済学入門197頁参照)
NAMs出版プロジェクト: マンデル=フレミング効果
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_13.html(本頁)
NAMs出版プロジェクト: ケインジアンの交差図、IS-LM曲線:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/03/blog-post_12.html
マンデル・フレミング・モデル
固定相場制で財政政策が有効なケース 変動相場制で財政政策が無効なケース
| IS@ LM | IS@ LM
金| IS曲線\ B/ 金| \ B/ LM曲線
利|IS\ ↗ \/ ↘ /LM@ 利|IS\ ↗ \/ /LM@
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(金澤史男『財政学』306頁)
https://ja.wikipedia.org/wiki/マンデルフレミングモデル
マンデル=フレミング効果
固定相場制 変動相場制
財政政策 ○ ×
金融政策 × ○
マンデル・フレミング・モデル
固定相場制で金融政策が無効なケース 変動相場制で金融政策が有効なケース
| IS@ LM | IS@ LM LM曲線
金| IS曲線\ / LM@ 金| \ / LM@
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http://rmc-oden.com/blog/archives/51681
国際収支均衡線の上下を主に説明する場合もある。
なお、マンデル=フレミング効果は流動性の罠にある時は逆になる。変動相場制でも財政出動=ケインズ的政策が有効になる。(篠原マクロ経済学入門197頁参照)
マンデル・フレミング・モデル
固定相場制で財政政策が有効なケース 変動相場制で財政政策が無効なケース
| IS@ LM | IS@ LM
金| IS曲線\ B/ 金| ①\ B/ LM曲線
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(金澤史男『財政学』306頁)
https://ja.wikipedia.org/wiki/マンデルフレミングモデル
マンデル=フレミング効果
固定相場制 変動相場制
財政政策 ○ ×
金融政策 × ○
マンデル・フレミング・モデル
固定相場制で金融政策が無効なケース 変動相場制で金融政策が有効なケース
| IS@ LM | IS@ LM LM曲線
金| IS曲線\ / LM@ 金| \ / LM@
利|IS\ \/ / 利|IS\ \/ /
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| /① \/ \ | /① \/ ②\
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国際収支均衡線の上下を主に説明する場合もある。
なお、マンデル=フレミング効果は流動性の罠にある時は逆になる。変動相場制でも財政出動=ケインズ的政策が有効になる。(篠原マクロ経済学入門197頁参照)
変動相場制ではIS曲線は閉鎖経済より、水平、フラットに近くなる
ブランシャール上
369頁
固定相場制で金融政策が無効なケース、BP曲線は垂直
NAMs出版プロジェクト: マンデル=フレミング効果
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_13.html(本頁)
NAMs出版プロジェクト: ケインジアンの交差図、IS-LM曲線:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/03/blog-post_12.html
マンデル・フレミング・モデル
固定相場制で財政政策が有効なケース 変動相場制で財政政策が無効なケース
| IS' LM | IS' LM
金| IS曲線\ B/ 金| \ B/ LM曲線
利|IS\ ↗ \/ ↘ /LM' 利|IS\ ↗ \/ /LM'
| \ /\ / | \ ↙/\ /
| A\/ \/C | A\/ \/C
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0 所得 0 所得
(金澤史男『財政学』306頁)
https://ja.wikipedia.org/wiki/マンデルフレミングモデル
マンデル=フレミング効果
固定相場制 変動相場制
財政政策 ○ ×
金融政策 × ○
マンデル・フレミング・モデル
固定相場制で金融政策が無効なケース 変動相場制で金融政策が有効なケース
| IS' LM | IS' LM LM曲線
金| IS曲線\ /①→ LM' 金| →\ / → LM'
利|IS\ \/ ←②/ 利|IS\ ② \/ ①/
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| A\/ \/C |___A\/__\/C____BP
| /\ /\ | /\ /\ 国際収支均衡線
| /①↘\/ \ | /①↘\/↗②\
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| ② / B\ | / B\
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0 所得 0 所得
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国際収支均衡線の上下を主に説明する場合もある。
なお、マンデル=フレミング効果は流動性の罠にある時は逆になる。変動相場制でも財政出動=ケインズ的政策が有効になる。(篠原マクロ経済学入門197頁参照)
金融引締政策の効果:
(M'/P<M/P)M貨幣ストック、P物価水準
利| 利|
子| LM' 子|
率| / 率| \ 金利平価関係
| \ / ⬆︎/LM | \
i'___\___/______i'_➡︎_\A'
| /|\ / | |\
i|_/_|_\________i|_➡︎_|_\A
| |/|\IS | ⬇︎ ⬇︎\_
|___|_|______ |___|_|_______
Y' Y E' E
産出量Y 為替レートE
⬅︎自国通貨高
金融引締政策によって、産出量は減少し、利子率は上昇し、
為替レートは下落する(自国通貨高になる)。
(ブランシャール上369頁)
固定相場制で金融政策が無効なケースでは、BP曲線は垂直になる。
NAMs出版プロジェクト: マンデル=フレミング効果
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NAMs出版プロジェクト: ケインジアンの交差図、IS-LM曲線:メモ
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マンデル・フレミング・モデル
固定相場制で財政政策が有効なケース 変動相場制で財政政策が無効なケース
| IS' LM | IS' LM
金| IS曲線\ B/ 金| \ B/ LM曲線
利|IS\ ↗ \/ ↘ /LM' 利|IS\ ↗ \/ /LM'
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| A\/ \/C | A\/ \/C
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(金澤史男『財政学』306頁)
https://ja.wikipedia.org/wiki/マンデルフレミングモデル
マンデル=フレミング効果
固定相場制 変動相場制
財政政策 ○ ×
金融政策 × ○
マンデル・フレミング・モデル
固定相場制で金融政策が無効なケース 変動相場制で金融政策が有効なケース
| IS' LM | IS' LM LM曲線
金| IS曲線\ / LM' 金| →\ / LM'
利|IS\ \/ / 利|IS\ ② \/ /
| \ /\ / | \ /\ /
| A\/ \/C |___A\/__\/C____BP
| /\ /\ | /\ /\ 国際収支均衡線
| /①↘\/ \ | /①↘\/↗②\
| / ↖ /\ \ | / /\ \
| ② / B\ | / B\
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0 所得 0 所得
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国際収支均衡線の上下を主に説明する場合もある。
なお、マンデル=フレミング効果は流動性の罠にある時は逆になる。変動相場制でも財政出動=ケインズ的政策が有効になる。(篠原マクロ経済学入門197頁参照)
固定相場制で金融政策が無効なケースでは、BP曲線は垂直になる。
金融引締政策の効果:
(M'/P<M/P)M貨幣ストック、P物価水準
利| 利|
子| LM' 子|
率| / 率| \ 金利平価関係
| \ / ⬆︎/LM | \
i'___\___/______i'_➡︎_\A'
| /|\ / | |\
i|_/_|_\________i|_➡︎_|_\A
| |/|\IS | ⬇︎ ⬇︎\_
|___|_|______ |___|_|_______
Y' Y E' E
産出量Y 為替レートE
⬅︎自国通貨高
金融引締政策によって、産出量は減少し、利子率は上昇し、
為替レートは下落する(自国通貨高になる)。
(ブランシャール上369頁)
http://www.findai.com/yogow/w00423.htm
マンデル=フレミング・モデル
英語 : Mundell-Fleming model (マンデル=フレミング・モデル)
マンデル=フレミング・モデルとは、閉鎖経済モデルであるIS-LM分析を開放経済に
拡張したモデルをいいます。
『らくらくマクロ経済学入門』ではすべての条件の図解をしている。
マンキューはLM曲線を垂直に置くことで世界利子率の固定とマンデル=フレミング・
モデル(の展開の一例)を説明している。その方がわかりやすいかも知れない。
金不胎化政策(きんふたいかせいさく)とは - コトバンク
kotobank.jp/word/金不胎化政策-54469
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 金不胎化政策の用語解説 - 一国に金が多量 に流入したとき,これが通貨,信用の膨張に結びつかないように経済への インフレーション的影響を防止する政策。第1次世界大戦後,アメリカはしばしば大量の 金流入に悩ま ...
辞書別に見る:日本大百科全書(ニッポニカ)-世界大百科事典 第2版
金不胎化政策とは - Weblio辞書
www.weblio.jp>...>同じ種類の言葉>政治>政治活動>政策
金不胎化政策とは? 海外から流入した金により国内通貨が増大するのを防止するため の政策。 >>『三省堂 大辞林』の表記・記号についての解説を見る.
不胎化介入 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/不胎化介入
不胎化介入(ふたいかかいにゅう、sterilized intervention)とは、為替介入に際して外貨 売買の結果、自国通貨の量が増減する場合に自国の通貨の増減を相殺するような金融 調節を実施することによって、為替介入後も中央銀行通貨量が変化しないようにする ...
解説-脚注-参考文献-関連事項
「1937-38年の景気停滞をもたらした原因は何か?」 by Douglas Irwin ...
Keynes "General Theory" Intro by Krugman
http://cruel.org/krugman/generaltheoryintro.html
『一般理論』の結論は、要するにこんな箇条書きでまとめられるだろう:
経済は、全体としての需要不足に苦しむことがあり得るし、また実際に苦しんでいる。それは非自発的な失業につながる。
経済が需要不足を自動的になおす傾向というのは、そんなものがそもそも存在するにしても、実にのろくて痛みを伴う形でしか機能しない。
これに対して、需要を増やすための政府の政策は、失業をすばやく減らせる。
ときにはお金の供給マネーサプライを増やすだけでは民間部門に支出を増やすよう納得してもらえない。だから政府支出がその穴を埋めるために登場しなきゃいけない。
現在の経済政策担当者にしてみれば、この中のどれ一つとして――ただしひょっとすると最後はちがうかも――驚くほどの話じゃないし、さして議論の余地がある話とすら思わないだろう。でもこうした発想をケインズが提唱したときには、それは過激というにとどまらず、むしろほとんど考えも及ばないような代物だった。そして『一般理論』の偉大な成果は、まさにそれを考えの及ぶものにしたことだった。
『一般理論』が金融政策を正当に扱わなかったという印象は、ジョン・ヒックスのおかげで強化されてしまったかもしれない。ヒックスが 1937 年に発表したレビュー論文「ケインズ氏と古典派たち」
http://genpaku.org/generaltheory/hicksislm.pdf
は、近年では当の『一般理論』そのものよりも経済学者たちには読まれているだろう。この論文でヒックスは『一般理論』を二つの曲線を使って説明した。税金や支出の変化で移動する IS 曲線と、 お金の供給 マネーサプライによって移動する LM 曲線だ。そしてヒックスがにおわせているところでは、ケインズ経済学は LM 曲線が平らで お金の供給 マネーサプライが金利に影響しないときにしか当てはまらず、古典マクロ経済学は LM 曲線が右肩上がりのときに当てはまるという話のように見える。
でもヒックスのこの整理は、古典派にはあまりに甘すぎたし、ケインズには不親切だった。ケインズが脱出しなければならなかったマクロ経済教義が、今日言われる「古典モデル」よりずっと粗雑で混乱したものだった点はすでに説明した。同じく『一般理論』は金融政策を否定もしないし無視もしていない。ケインズはかなりの紙幅を割いて、お金の量が金利に影響して、金利を通じてお金の量が総需要にも影響するということを論じている。実は金融政策の働きに関する現代理論は、実質的に『一般理論』で述べられているものと同じだ。
でも、 お金の供給 マネーサプライを増やすだけで完全雇用が回復されるかどうか、『一般理論』は全体を通して懐疑的だというのは確かだ。これは別にケインズが金融政策の潜在的な役割について無知だったからじゃない。それはケインズなりの経験則に基づく判断だった。『一般理論』が書かれたのは、金利がすでにきわめて低くて、 お金の供給 マネーサプライを増やしたところで下がる余地はほとんどないところにある時代だったからだ。
『一般理論』の読み方を説明するとき、それがすばらしい前菜ではじまり、すてきなデザートで終わる食事のようなものだと言うと理解してもらいやすいようだ。でも、その食事のメインコースはいささか固い肉だ。読者としては、本の食べやすい部分だけ食べて、真ん中の議論はすっとばしたくなるだろう。でもそのメインコースこそがこの本の真価だ。
Hicks_Mr. Keynes and the Classics.pdf 1937
http://public.econ.duke.edu/~kdh9/Courses/Graduate%20Macro%20History/Readings-1/Hicks_Mr.%20Keynes%20and%20the%20Classics.pdf
ケインズ氏と「古典派」たち:解釈の一示唆 (Adobe PDF)
http://genpaku.org/generaltheory/hicksislm.pdf 邦訳
お金の需要は金利に依存する! これでケインズ氏の舞台は整った。古典理論の基本方程式は三本ある。
M=kI,Ix=C(i),Ix=S(i,I)
これに対してケインズ氏は次の三方程式で始める。
M=L(i),Ix=C(i),Ix=S(I)
理屈はわかる。
ただ、赤字国債を増やしてまで財政政策をする根拠としては以下は弱いのではないか?
日本は2000年代、財政政策に失敗したことになっているから。
マクロ経済の流動性のわなについての質問です。流動性のわな... - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1177546411
>逆に政府支出がそんなときには有効です。民間がつかうお金を増やせないなら、政府が使ってやろう、
>公共投資をやって、お金を使って、人々の所得を高めて支出も増やしてやろうとするのは効き目があるんですよ。
tiger_love_you2さん2011/12/17 17:35:30
流動性の罠というのは、今の金利で貨幣需要が無限大というものなんですよね。
つまり、今の金利で、ともかく現金(銀行預金も含めて)で資産を持っときたいという差し迫った気持ちに人が
なっているんですよ。だから、もし日銀が市中に出回っているお金をさらに増やしても、
増やしたものがすぐに人々のタンス預金になってもたれてしまって、さらにそれでも足りなくてもっと
貨幣を持ちたいと貨幣に飢えているのが流動性の罠なんですよね。
だから、日銀が貨幣の供給量を増やしても金利が下がらない。逆に、減らしても金利が変わらない。
金利を動かす手段がない状態です。
もし、日銀が貨幣供給を増やして金利をさげれるんだったら、金利が下がった事によって民間投資が増える
ということを通じてGDPを増やす事もできるんでしょうけど、それが金利を変えれないからできない。
逆に政府支出がそんなときには有効です。民間がつかうお金を増やせないなら、政府が使ってやろう、
公共投資をやって、お金を使って、人々の所得を高めて支出も増やしてやろうとするのは効き目があるんですよ。
普通は政府がお金を使えば、人々の所得があがって、人々は貨幣を持ちたがって、それが金利を上げるんですけど、
それが流動性の罠がある場合は金利が変わらないから、金利が上がる事がない。普通は金利が上がる事で民間の投資が
減るんですけど、そういうふうに民間の投資が減る事も流動性の罠の場合はない、
だから流動性の罠のある場合は金融政策は無効ですけど、財政政策は有効なんです。
サプライサイド経済学
サプライサイド経済学(サプライサイドけいざいがく、英: Supply-side economics)は、マクロ経済学の一派で、供給側(=サプライサイド)の活動に着目し、「供給力を強化することで経済成長を達成できる」と主張する一派のことである。ジュード・ワニスキーによって命名された。[1]
ただし、この主張が成り立つ為には生産したものが全て需要されると言う非現実的なセイの法則が成り立つ必要がある。この学派に対しては、大部分の経済学者から理論の正当性などに関する強い疑問が呈されている。
後に第41代アメリカ合衆国大統領となったジョージ・H・W・ブッシュは、1980年の共和党予備選において、サプライサイド経済学を「ブードゥー経済学」と揶揄した。しかし、リアルビジネスサイクル理論を典型として、アメリカの新古典派経済学の理論構造は、供給制約を成長の基本的制約としており、思想的にサプライサイド経済学であるともいえる[2]。
マクロの経済活動は総需要と総供給の均衡によって決まるが、サプライサイド経済学においては、そのうちの総供給側に着目する。 総需要曲線と総供給曲線の交点において国民所得と物価水準が決定されるが、
所与条件一定の下で総供給曲線を右側にシフトさせると、国民所得が増加し、物価水準が低下する。
所与条件一定の下で総需要曲線を右側にシフトさせると、国民所得が増加し、物価水準が上昇する。
このうち、前者がサプライサイド経済学のねらいである。
政策 編集
総供給曲線の右側シフト(供給力強化)のため、次のような政策をとる。
民間投資を活性化させるような企業減税
貯蓄を増加させ民間投資を活性化させるような家計減税
民間投資を阻害したり非効率な経済活動を強いたりする規制の、緩和・撤廃(規制緩和)
財政投資から民間投資へのシフトを目的にした「小さな政府」化
このような政策の結果として、潜在成長率が高まれば政策は成功とみなされる。
歴史 編集
アメリカでは、1970年代の政策迷走の時代を経て、「強いアメリカの復活」を標榜するレーガン政権が誕生する。政権は経済再生策として、サプライサイド経済学に大きく傾倒したレーガノミックスといわれる一連の政策を発表した。
アメリカ経済は1983年に戦後最悪の不景気を脱出したが、現在ではその復活は、ケインズ的な減税とマネタリスト的な金融緩和によるポリシーミックス政策による消費の拡大が要因であり、レーガノミックスの成果ではなかったとされる。実際、1980年代の実質民間投資の伸びは1970年代の伸びを大きく下回っている。この間、短期的利益を追求する資本家(ヘッジファンド、時価会計)が利益を投資に振り向けなかったので、政策のねらいとは裏腹に供給力の増大は起こらなかった。また、イラン・イラク戦争やアフガン戦争のための軍事費が増大したため、サプライサイド政策の実施としても中途半端なものであった。その結果、アメリカ経済は慢性的な財政赤字及び経常収支赤字の二つの赤字、いわゆる双子の赤字に陥ることとなった。
アメリカ経済は1990年代に、低い物価上昇と高めの実質成長を達成し、1998年には財政黒字へ転換した。しかし、これらは、グリーンスパンによるFRBの低金利政策と、クリントン政権の財政再建によるものであり、サプライサイド政策とは無関係である。サプライサイダーたちは、90年代以降のインフレなき経済成長を、サプライサイド政策の成果と主張しているが、ほとんどの経済学者から支持は得られていない。
1990年代以降、アメリカの経常収支はほぼ一貫して赤字の拡大を続けており、また、財政収支も、ジョージ・W・ブッシュ政権の富裕層減税や戦費負担により、2002年には再び赤字に転落した。
学者の見解 編集
経済学者の野口旭、田中秀臣は「サプライサイド経済学は、経済学と言えたかどうか疑わしいが、少なくとも過度なケインズ政策の弊害が明らかであった1980年代のアメリカ・イギリスの下では、一定の存在根拠があった」と指摘している[3]。
森永卓郎は「サプライサイド経済学は、『弱者を淘汰していけば、強者がさらに強くなり供給力が拡大する』などとは言っていない」と指摘している[4]。
主なサプライサイダー 編集
ジュード・ワニスキー(ジャーナリスト)
ロバート・マンデル(経済学者)
グレン・ハバード(経済学者)
ロバート・バートレー(ウォール・ストリート・ジャーナル論説欄担当)
アーサー・ラッファー(経済学者)
アーヴィング・クリストル(ジャーナリスト)
ジョージ・ギルダー(ジャーナリスト)
脚注 編集
^ Douglas Martin (August 31, 2005). "Jude Wanniski, 69, Journalist Who Coined the Term 'Supply-Side Economics'". New York Times.
^ 小野善康『景気と経済政策』岩波新書、1998、第1章「景気に対する二つの見方」。
^ 野口旭・田中秀臣 『構造改革論の誤解』 東洋経済新報社、2001年、64-65頁。
^ 森永卓郎 『日本経済50の大疑問』 講談社〈講談社現代新書〉、2002年、109頁。
参考文献 編集
ポール・クルーグマン「経済政策を売り歩く人々 エコノミストのセンスとナンセンス」日本経済新聞社
【金融】低学歴の日銀はなぜ失敗したのか? [無断転載禁止]©2ch.net
1 : 海江田三郎 ★2016/05/12(木) 09:47:21.52 ID:CAP_USER
http://agora-web.jp/archives/2019123.html
先日のアゴラの記事でも書いたように、大学教育で人的資本が蓄積される効果は無視でき、特に文系の学部
は若者の労働機会を4年間奪う点で、労働人口の減少する日本社会では有害である。
ただし理系では学位が重要な意味をもつ。たとえば学卒で素粒子論の研究者に応募しても、
アインシュタインのような超天才でないかぎり採用されないだろう。文系でも金融政策は高度に専門的で、
自然科学と似た面がある。日銀総裁が法学士で、政策委員に博士も修士もいない低学歴の中央銀行は、先進国に例をみない。
もちろん現実の経済は複雑で流動的なので、勘と経験が必要な部分もあるが、黒田総裁の経済学の理解は70年代の
「どマクロ」で止まっている。この拙著は高校生を読者に想定したものだが、そういう古いマクロ政策が今回の日銀の失敗の原因であることを説明した。
インフレ予想については、1968年のフリードマンの論文以来、多くの学問的蓄積があり、
「自己実現的なインフレ予想で景気がよくなる」などという幻想は否定されている。
黒田氏の「2%のインフレ目標がグローバル・スタンダードだ」などという話は、学会で発表したら失笑ものだ。
ただしインフレで景気がよくなる経路が、理論的には二つある。フリードマンの指摘したように、
インフレで実質賃金を切り下げて失業率を下げる効果と、金利を下げると為替が弱くなって輸出が増えるマンデル=フレミング効果だ。
安倍首相の側近で唯一、学位をもっている浜田宏一氏はこうした効果を想定していたようだが、
日本の実質賃金は下がり続けて失業率は3%ときわめて低く、ゼロ金利の日本では金融政策で為替をコントロールできない。
だから彼が「もうインフレ目標はいらない」とリフレ派から逃亡したのは正しい。
逆にいうと、いまだに黒田氏がインフレ目標を掲げている理由は、経済理論的には何もない。
理論的にありえなくても実験によって現象が観察できる場合もあるが、彼のやった社会実験は史上最大規模のポパー的な反証であり、彼の仮説は却下するしかない。
おそらく黒田氏の自信は「円高ファイター」として外為市場に介入したときの手応えにもとづいていたと思うが、
プロだけの資産市場に財政資金を直接投入する介入と、幅広い国民に資金を供給する金融政策はまったく違う。
彼の本当のねらいは円安だったと思うが、それもたまたまドル高局面に一致しただけで、今は日銀がいくら緩和しても円高が止まらない。
頭脳明晰な黒田氏はもうわかっていると思うが、撤退戦は攻撃よりむずかしい。これ以上大言壮語していると、
無知な政治家がますます放漫財政に走り、戦前の高橋財政のような悲劇に終わるおそれが強い。本書に書いた程度の知識は、国民の最低限度の常識だと思う
固定相場制を前提にすれば金融引き締め(元締め???)は無効かもしれませんが、
マンデルは変動相場制を条件にしているはずです。
金融引締政策の効果:
((M'/P )<(M/P))M貨幣ストック、P物価水準
利| 利|
子| LM' 子|
率| / 率| \ 金利平価関係
| \ / ← /LM | \
i'___\___/______i'___\A'
| /|\ / | |\ ↑
i|_/_|_\________i|___|_\A
| |/|\IS | | |\_
|___|_|______ |___|_|_______
Y' Y E' E
産出量Y 為替レートE
←自国通貨高
金融引締政策によって、産出量は減少し、利子率は上昇し、
為替レートは下落する(自国通貨高になる)。
(ブランシャール上369頁)
マンデル=フレミング効果
固定相場制 変動相場制
財政政策 ○ ×
金融政策 × ○
米利上げ後の値動きはいずれも円高が進む
http://hbol.jp/102280/2
【為替】数年内に1ドル75円台も アベノミクス前の水準に逆戻りの可能性
…「では、過去のデータを見てみましょう」と、切り出すのはエモリキャピタルマネジメントの江守哲氏だ。
昨年末から円高トレンドへの転換をいち早く予想し、見事に的中させた人物である。
「その予想を立てるうえでの根拠のひとつにしたのが、『過去にアメリカが利上げした後、為替レートがどう
動いたのか』というデータなんです。
過去3回の米利上げ後の値動きを見ると、いずれも円高が進んでいます。為替市場は先々を織り込んでいくため、
利上げのウワサが流れるとドルが買われ、実際に利上げすると売られやすくなるためです。
直近では’04年6月の利上げ前後で13円23銭の円高が進みましたし、過去3回の利上げ後の円高幅を平均すると
23円56銭にもなります」
アメリカが利上げに踏み切ったのは昨年12月16日だ。その際には1ドル121円台だったが、そこから23円56銭
下がるとすれば97円台という数字が出てくる。
「戦争」「崩壊」「混乱」 今年は為替が荒れる--ケネス・ロゴフ ハーバード大学教授 | オリジナル - 東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/5770
《ユーロの創設を支持したコロンビア大学のロバート・マンデル教授が、「世界の最適な通貨数は奇数で、3通貨未満が好ましい」と主張したことは広く知られている。言い換えれば、世界通貨は一つが好ましいということになる。》
主流派の人だって真面目に暗記してきた教科書が今になって間違いだと言われたら困惑するだろう(棒)
https://ja.wikipedia.org/wiki/マンデルフレミングモデル
マンデル=フレミング効果
固定相場制 変動相場制
財政政策 ○ ×
金融政策 × ○
ICTにおけるEUレベルの政策方式の変化が ガバナンス・アプローチにもたらす示唆 ―修正版「NMG」か,それとも原点回帰か?― Implication of governance change in EU’s ICT policy on European governance ―Revised version of “New Mode of Governance”?― 井上 淳1 1大妻女子大学比較文化学部 Jun Inoue1 1Faculty of Comparative Culture, Otsuma Women’s University 2-7-1 Karakida, Tama-shi, Tokyo, Japan 206-8540 キーワード:EU(ヨーロッパ連合),ガバナンス・アプローチ,ICT,New Mode of Governance Key words:European Union, Governance, ICT, New Mode of Governance 抄録 EU(European Union: ヨーロッパ連合)は2000年にリスボン戦略,2010年に欧州2020を発表,成長,競争力,雇用のてこ入れに乗り出した.とりわけICT(情報コミュニケーション技術)が成長や雇用に寄与すると注目され,政策が次々と提案された.リスボン戦略にかかわる政策にはOMC(Open Method of Coordination)という政策方式が採用され,これが研究者の注目を集めた.過去に域内市場統合で採用された法的強制をともなう共同体方式とは異なり,加盟国の自主的な取り組み,とりわけ参加と政策学習とを重視していたからである.OMCはEUにおける「新たな形式のガバナンス(New Mode of Governance)」の展開だと注目され,一大研究潮流を形成した.しかしながらリスボン戦略は失敗し,OMCも所期の効果を発することなく,欧州2020ではOMCという語すら使用されていない.かわりに欧州2020では,マルチ・ステークホルダー参加とオーナーシップが強調されている.本報告は,欧州2020,とりわけそのICT政策における政策方式の変化に注目して,OMCをきっかけに提唱された「新たな形式のガバナンス」の学術的な「新しさ」,ひいてはEU研究におけるガバナンス・アプローチの展開に疑問を提起する. 共同体方式からOMCへ,そしてOMCから欧州2020期の政策方式へと移行するさまを検討すると,改めて新たな学術的用語をあてるほど新しい動向だとは判定することができない.EU研究における国際関係論のガバナンス論援用のきっかけが非国家行為主体の参加を射程におくためであり,実証的にも共同体方式においてすら参加と学習がみられるからである.オーナーシップについても,国際関係論においてはガバナンス論の射程のなかに含まれており,EUでも近年財政監視等で用いられている.以上の検討は,EUにみられる政策方式の変化が,新たな学術用語をあてるほど目新しい現象でないことを示唆している.
619 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ 0dc9-XQ3A)[sage] 2021/04/06(火) 15:34:47.08 ID:5LngcCbu0
ノーベル経済学賞ロバート・マンデル氏死去-単一通貨「ユーロの父」
Nancy Moran、Sho Chandra
2021年4月6日 15:13 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-04-06/QR3SA3T1UM0W01
単一通貨圏の成功には労働力と資本の自由な移動を含め、柔軟な市場が必要だとする「最適通貨圏」の
理論を提唱し、ユーロ創設の背景になった。
故マーカス・フレミング氏とほぼ同時に構築した「マンデル・フレミング・モデル」は自由な資本移動と為替相
場の安定、独立した金融政策の3つを同時に実現することはできないとする「国際金融のトリレンマ」という説の
ベースとなった。
このほか、サプライサイド経済学の提唱者の1人で、モノ・サービスの生産や消費を刺激するため、主に限界
税率の引き下げを唱え、レーガン政権の減税の理論的根拠となった。
原題:Robert Mundell, Nobel Laureate Who Inspired the Euro, Dies at 88(抜粋
621 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ 0dc9-XQ3A)[sage] 2021/04/06(火) 15:38:38.63 ID:5LngcCbu0
ロバート・マンデル氏死去 ノーベル経済学受賞、「ユーロの父」
2021年04月06日10時46分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021040600379&g=int
1960年代から国際通貨制度や資本移動に関する革新的な論文を相次いで発表。単一通貨を採用す
る特定地域が、経済効率を最大化するための条件を示した「最適通貨圏」の考え方を提唱し、欧州の通
貨統合の理論的基礎を築いた。99年にはノーベル経済学賞を受賞した。
IMF)で同僚だった故マーカス・フレミング氏とともに、外国為替制度と金融・財政政策などの関係を解き
明かした「マンデル=フレミング・モデル」は、現在の国際通貨政策に大きな影響を与えた。また、企業活
動など供給力の強化を重視する「サプライサイド経済学」の提唱者の一人としても知られ、80年代の米
レーガン政権による減税の理論的根拠となった。
IMFや世界銀行などの国際機関、米連邦準備制度理事会(FRB)の顧問も務めた。
622 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ 0dc9-XQ3A)[sage] 2021/04/06(火) 17:40:24.19 ID:5LngcCbu0
浜田宏一の本で、マンデルとの対談ような本があったはずだが、見つからない。(検索しても出てこない)
浜田はマンデルにあなたの経済学は前期と後期で説がかわったと言ったら、怒ったと。
大昔の国際経済学(者)の一大テーマは国際収支の均衡だった。ところが専門家でも理解が困難な
国際収支統計が、複式簿記でシンプルに改定されたら、国際収支はいつでも均衡することになって
浜田はそのことをしてきされると、誤魔化していたw
大昔のサムエルソンの経済学の教科書をみると、国際経済は、フローとストックの区別のつかないような
しろもの。
625 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ 0dc9-RKKU)[] 2021/04/06(火) 18:49:01.54 ID:5LngcCbu0
>>622
国際金融の解明―理論の世界・実務の世界 単行本 ? 1997/2/1
菊地 悠二 (著), 浜田 宏一 (著)
>この本だったかなw
628 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ 0dc9-RKKU)[] 2021/04/06(火) 19:21:06.00 ID:5LngcCbu0
最適通貨圏
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E9%81%A9%E9%80%9A%E8%B2%A8%E5%9C%8F
最適通貨圏の理論はロバート・マンデルによって提唱された[3][4]。 通常、マンデルが最適通貨圏の理論の最初の提唱者
だとされるが、一部でアバ・ラーナーによるマンデルよりも早い研究があったと指摘されることがある[5]。
アバ・ラーナー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%90%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC
業績
マーシャル・ラーナー条件
670 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ 0dc9-RKKU)[] 2021/04/07(水) 09:47:15.65 ID:LqtwREu70
2019年2月18日2:00 午後2年前更新
インタビュー:脱デフレへ財政・金融協調を、増税撤回は不可欠=岩田前日銀副総裁
https://jp.reuters.com/article/interview-boj-iwata-idJPKCN1Q70B3
<成長と再分配政策が不可欠、財政・金融一体で民間に資金を>
<国債買入増で量的効果も、財政ファイナンスは有効>
リフレ派の中には、変動相場制の下では財政政策よりも金融政策の方が有効などとするマンデル・フレミング理論を
重視する声があるが、「14年度の消費増税の結果は、マンデル・フレミング・モデルが通用しなかったことを示してい
る」と指摘。デフレ脱却に向けて、今こそ「金融政策と財政政策とが協力して財政資金を回すという本来のリフレ派の
考え方に沿って、マネーストックを増やすべき時だ」と訴えた。
こうした対応は、日銀による財政資金のファイナンスとの批判が強まる可能性がある。岩田氏は「今の政策はすでに
財政ファイナンス。これ以外にデフレから脱却できる方法はない」と述べ、物価2%目標が歯止めになるため「ハイパ
ーインフレになる心配は、まったくない」との見解を示した。
国際金融の解明
28
序章 本書の狙い
を明確な形で摘出するのは、不可能に近いことが多い。
ですから、理論というものは、設定を極度に簡単化して、仮想的な、実は実際にはまず起こら
ないような想定の下で、限られた行動主体が限られた条件の下で、かつ一定の行動原理に従って
行動したらどうなるか、を思考実験した結果なのです。そういう意味では、ある理論が現実を全
体的に説明できないから、あるいは単純すぎるから、よい理論ではないとはいえないわけです
ロバート·マンデルは、一九六〇年代に国際金融の分野で、政策割当て、変動制と固定制の比
較などについて天才的な仕事をした人です。彼が日本に来た時に、私は一緒に箱根の山を歩いて
いました。梅雨時だったので富士山が全く現れない。彼は富士山があるというのを存在証明をし
てもらわなければ困る、とか冗談を言っていました。そこで「先生の論文はみんな四~五頁で簡
単すぎて困る。何が背後で行われているかがよく分からない」と言いましたら、マンデルは色を
なして、「いや、一つの論文で書いたことを、私は他の論文では書かないのだ。君たちが自分の
他の論文をちゃんと読んでいることを期待して書くから、簡潔になるんだ」と言いました。そし
て「経済モデルは詰め将棋のようなものであって、実際の現実は本番の将棋である。現実にはす
べての駒が動いている。しかし、ある手筋を説明するには別に全部の駒を置く必要はない、ある
手筋なりテクニックを教えるには限られた駒だけ置いておけばいい。これが理論の役目だ」と言」
っていました。非常に印象的な言葉です。
:浜田宏一
トリレンマ
自由な資本移動
/\
選択肢1 / \選択肢2
(アメリカ)/ \(香港)
/ \
独立した/________\
金融政策 選択肢3 固定相場制
(中国)
地域通貨花子1
@TiikituukaHana
マルデルのトリレンマ
マンキューマクロ経済学入門篇邦訳第3版(第2版にはない)より
目標独自達成の不可能性1:3:10,394頁
1つの国が、自由な資本移動、固定相場制、独立した金融政策のすべてを実現することはできない。各国は三角形の一辺を選択して、反対側の頂点をあきらめなければならない。
2022/10/18 15:41
https://twitter.com/tiikituukahana/status/1582260537756626944?s=61&t=Q7uUCA_A_KP9xyvPKDpAIQ
自由な資本移動
/\
選択肢1 / \選択肢2
(アメリカ)/ \(香港)
/ \
独立した/________\
金融政策 選択肢3 固定相場制
(中国)
マンキューマクロ経済学入門篇より
地域通貨花子1
@TiikituukaHana
自由な資本移動
/\
選択肢1 / \選択肢2
:アメリカ/国際金融\:香港
/のトリレンマ\
独立した/________\
金融政策 選択肢3 固定相場制
:中国
マンキューマクロ経済学入門編 pic.twitter.com/rMhozXY6Bz
2022/10/18 16:03
https://twitter.com/tiikituukahana/status/1582266141585866752?s=61&t=Q7uUCA_A_KP9xyvPKDpAIQ
第11章 開放経済再訪: マンデル=フレミング・モデルと為替相場制度
図11-12 3 目標同時達成の不可能性
選択肢 1
( アメリカ)
独立した
金融政策
自由な資本移動
選択肢3
(中国)
選択肢2
(香港)
固定相場制
1つの国が, 自由な資本移動, 固定相場制, 独立した金融政策の
すべてを実現することはできない. 各国は三角形の一辺を選択して,
反対側の頂点をあきらめなければならない.
439
3目標同時達成不可能性
為替相場制度の分析から, 1つの単純な結論が導かれる. それはすべてを
同時に得ることはできないということである. もう少し正確にいうと, 一国
が自由な資本移動,固定相場制, 独立した金融政策のすべてを得ることはで
きない. この事実は3目標同時達成の不可能性 (impossible trinity) (ある
いは国際金融のトリレンマ) と呼ばれ, 図11-12に図示されている。 個々の
国はこの三角形の一辺を選択しなければならないのであって, その際, 反対
側にある制度はあきらめなければならない.
第1の選択肢は,資本の自由な移動を認め, 独立した金融政策を行うこと
で, アメリカが近年採用しているものである。この場合, 固定相場制は維持
できず, 為替レートは外国為替市場を均衡させるように変動しなければなら
第2の選択肢は,資本の自由な移動を認め, 固定相場制を維持することで,
香港が近年採用しているものである。 この場合, その国は独立した金融政策
を実行することができない. マネーサプライは為替レートをあらかじめ決め
られた目標水準に保つために調整されなければならない. ある国が自国通貨
を相手国に対して固定するとき, ある意味では, その国は相手国の金融政策
を採用しているのである.
第3の選択肢は, 国内外への資本の国際的な流出入を制限することであり
近年の中国が採用しているものである。 この場合, 利子率は完全な閉鎖経済
のように,世界利子率ではなく, 国内的な要因で決められる. このとき, 為
替レートを固定することと, 独立した金融政策を行うことがともに可能にな
る.
歴史が示しているように, 各国はこの三角形のどの辺でも選ぶことができ
るし、 実際選んできた。 各国は次のように自問しなければならない。 為替レ
ートの変動を認めるのか (選択肢1) 自国経済の安定のための独立した金
融政策をあきらめるのか (選択肢2), それとも自国民が自由に世界の金融
市場に参加するのを制限するのか (選択肢3) である. 3目標同時達成の不
可能性は、 どの国もこのなかから1つを選択することが避けられないことを
示している.
地域通貨花子1
@TiikituukaHana
自由な資本移動
/\
選択肢1 / \選択肢2
(アメリカ)/国際金融\(香港)
/のトリレンマ\
独立した/________\
金融政策 選択肢3 固定相場制
(中国)
邦訳マンキューマクロ経済学入門編 第4版439頁より
pic.twitter.com/rMhozXY6Bz
2022/10/18 16:03
https://twitter.com/tiikituukahana/status/1582266141585866752?s=61&t=Q7uUCA_A_KP9xyvPKDpAIQ
12:05 午前 削除
三目標独自達成の不可能性
1つの国が、自由な資本移動、固定相場制、独立した金融政策のすべてを実現することはできない。
各国は三角形の一辺を選択して、反対側の頂点をあきらめなければならない。
自由な資本移動
/\
選択肢1 / \選択肢2
(アメリカ)/国際金融\(香港)
/のトリレンマ\
独立した/________\
金融政策 選択肢3 固定相場制
(中国)
各国は次のように自問しなければならない。 為替レートの変動を認めるのか (選択肢1) ,自国経済の安定のための独立した金融政策をあきらめるのか (選択肢2), それとも自国民が自由に世界の金融市場に参加するのを制限するのか (選択肢3) である.
マンキューマクロ経済学440頁
邦訳マンキューマクロ経済学入門編 第4版439頁より
三目標独自達成の不可能性
1つの国が、自由な資本移動、固定相場制、独立した金融政策のすべてを実現することはできない。
各国は三角形の一辺を選択して、反対側の頂点をあきらめなければならない。
自由な資本移動
/\
選択肢1 / \選択肢2
(アメリカ)/国際金融\(香港)
/のトリレンマ\
独立した/________\
金融政策 選択肢3 固定相場制
(中国)
各国は次のように自問しなければならない。 為替レートの変動を認めるのか (選択肢1) ,
自国経済の安定のための独立した金融政策をあきらめるのか (選択肢2),
それとも自国民が自由に世界の金融市場に参加するのを制限するのか (選択肢3) である.
邦訳マンキューマクロ経済学入門編 第4版439頁より
アメリカ、香港、中国と
例を挙げるのがポイント
3目標同時達成の不可能性 (impossible trinity) (あるいは国際金融のトリレンマ)
1つの国が、自由な資本移動、固定相場制、独立した金融政策のすべてを実現することはできない。
各国は三角形の一辺を選択して、反対側の頂点をあきらめなければならない。
自由な資本移動
/\
選択肢1 / \選択肢2
(アメリカ)/国際金融\(香港)
/のトリレンマ\
独立した/________\
金融政策 選択肢3 固定相場制
(中国)
各国は次のように自問しなければならない。 為替レートの変動を認めるのか (選択肢1) ,
自国経済の安定のための独立した金融政策をあきらめるのか (選択肢2),
それとも自国民が自由に世界の金融市場に参加するのを制限するのか (選択肢3) である.
邦訳マンキューマクロ経済学入門編 第4版439頁より
3目標同時達成の不可能性 (impossible trinity) (あるいは国際金融のトリレンマ)
1つの国が、自由な資本移動、固定相場制、独立した金融政策のすべてを実現することはできない。
各国は三角形の一辺を選択して、反対側の頂点をあきらめなければならない。
自由な資本移動
/\
選択肢1 / \選択肢2
(アメリカ)/国際金融\(香港)
/のトリレンマ\
独立した/________\
金融政策 選択肢3 固定相場制
(中国)
各国は次のように自問しなければならない。 為替レートの変動を認めるのか (選択肢1) ,
自国経済の安定のための独立した金融政策をあきらめるのか (選択肢2),
それとも自国民が自由に世界の金融市場に参加するのを制限するのか (選択肢3) である.
邦訳マンキューマクロ経済学入門編 第4版439頁より
3目標同時達成の不可能性 (impossible trinity) (あるいは国際金融のトリレンマ)
1つの国が、自由な資本移動、固定相場制、独立した金融政策のすべてを実現することはできない。
各国は三角形の一辺を選択して、反対側の頂点をあきらめなければならない。
自由な資本移動
/\
選択肢1 / \選択肢2
(アメリカ)/国際金融\(香港)
/のトリレンマ\
独立した/________\
金融政策 選択肢3 固定相場制
(中国)
各国は次のように自問しなければならない。 為替レートの変動を認めるのか (選択肢1) ,
自国経済の安定のための独立した金融政策をあきらめるのか (選択肢2),
それとも自国民が自由に世界の金融市場に参加するのを制限するのか (選択肢3) である.
邦訳マンキューマクロ経済学入門編 第4版439頁より3:11:5
Mundell, Robert A (1968). International economics. New York: Macmillan. OCLC 239387.
国際経済学
商品説明
国際マクロ経済学の基礎「マンデル=フレミング・モデル」や、ヨーロッパ通貨統合の理論的根拠「最適通貨圏理論」などについて詳述した、国際経済学に関する理論的著作の集大成。71年刊の新版。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ロバート・A.マンデル
略歴〈マンデル〉1932年カナダ生まれ。コロンビア大学教授。99年ノーベル経済学賞受賞。著書に「マンデルの経済学入門」「マンデル貨幣理論」など。
1971
の新版
国際経済学 (新版) Tankobon Hardcover – August 1, 2000
by ロバート・A. マンデル (著), Robert A. Mundell (原著), 渡辺 太郎 (翻訳), 井川 一宏 (翻訳), 箱木 真澄 (翻訳)
4.2 out of 5 stars
https://twitter.com/tiikituukahana/status/1582266141585866752?s=61&t=Q7uUCA_A_KP9xyvPKDpAIQ
3目標同時達成の不可能性 (impossible trinity) (あるいは国際金融のトリレンマ)
1つの国が、自由な資本移動、固定相場制、独立した金融政策のすべてを実現することはできない。
各国は三角形の一辺を選択して、反対側の頂点をあきらめなければならない。
自由な資本移動
/\
選択肢1 / \選択肢2
(アメリカ)/国際金融\(香港)
/のトリレンマ\
独立した/________\
金融政策 選択肢3 固定相場制
(中国)
各国は次のように自問しなければならない。 為替レートの変動を認めるのか (選択肢1) ,
自国経済の安定のための独立した金融政策をあきらめるのか (選択肢2),
それとも自国民が自由に世界の金融市場に参加するのを制限するのか (選択肢3) である.
邦訳マンキューマクロ経済学入門編 第4版439頁より3:11:5
参照:
Mundell, Robert A (1968). International economics. New York: Macmillan. OCLC 239387.
『国際経済学』新版
2000
1971の新版
国際マクロ経済学の基礎「マンデル=フレミング・モデル」や、ヨーロッパ通貨統合の理論的根拠「最適通貨圏理論」などについて詳述した、国際経済学に関する理論的著作の集大成。71年刊の新版。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ロバート・A.マンデル
略歴〈マンデル〉1932年カナダ生まれ。コロンビア大学教授。99年ノーベル経済学賞受賞。著書に「マンデルの経済学入門」「マンデル貨幣理論」など。
Noriaki Yoshikawa
@yoshikawanori
予想以上に反響をいただき、国際金融のトリレンマで説明可能というコメントもいただいたんですが、その説明方法を取るには、「為替レートの安定」が「自由な資本移動」と「金融政策の独立性」に劣後する理由を併せて説明する必要があり、質問への回答としてかなり迂遠になってしまうのですよね。うーむ
2022/10/17 21:13
https://twitter.com/yoshikawanori/status/1581981645627805696?s=61&t=Q7uUCA_A_KP9xyvPKDpAIQ
レイMMT入門
次は、開放経済における政府の政策の影響、すなわち貿易赤字と為替レートへの影響について論じよう。
4・6│主権通貨と開放経済における政府の政策 政府の政策と開放経済
政府赤字が総需要を増やし、輸入を増やすならば、それは経常収支赤字の一因となり得る。また、海外の生産物の購入によって、政府が経常収支赤字に直接貢献することもあり得る。経常収支赤字は、海外部門が国内民間部門および/または政府部門に対する債権を蓄積することを意味する。これは「資本流入」として記録される。
継続的な経常収支赤字からは、為替レートに対する圧力が生じるかもしれない。経常収支赤字は、多かれ少なかれ直接に通貨の下落をもたらすというのが一般的な想定であるが、こうした効果を示すはっきりとした証拠はない。しかし、これは一般に懸念されていることなので、このような圧力が生じるものとしよう。
これが及ぼす影響は、通貨制度に左右される。有名なトリレンマに従えば、政府は次の3つのうち2つしか選ぶことができない。すなわち、国内政策の独立(通常は、金利の安定と表現される)、固定為替相場制、資本移動の自由の3つである。変動為替相場制を採用する国は、国内政策の独立と資本移動の自由を享受できる。固定為替相場制を採用する国は、資本移動を規制することを選ぶか、国内政策の独立を放棄しなければならない。完全雇用を達成するために国内政策を実行できることを望んでおり(例えば、金利政策や財政赤字によって)、そしてこういった政策の実行が経常収支赤字をもたらすのであれば、国家は資本移動を制御するか、為替レートの固定をあきらめなければならない。
このように、為替レートを変動させることは、国内政策により大きな余地を与える。資本の制御は、国内政策の独立を追求しつつ為替レートを保つという別の方法を提供する。
もちろん、これらの政策は政治的なプロセスに委ねられなければならないが、政策担当者は会計の恒等式とトリレンマをきちんと認識すべきである。ほとんどの国は、国内の完全雇用、固定為替相場、自由な資本移動を同時に追求することはできない。例外は、一部のアジアの国のように、持続的な経常収支黒字を保っている国だけである。それらの国々には外貨準備の安定的な流入があるので、国内政策の独立と(望むのであれば)自由な資本移動を追求しながらも、為替レートの固定を維持することができる。
実際のところ、貿易黒字国の多くは資本市場を自由化していない。それらの国は、固定為替相場を守るために、資本市場を制御し貿易黒字にすることによって、国際準備の巨大な「クッション」を蓄積することができる。これは、「アジアの虎たち」が苦しんだ通貨危機に対する反応でもあった。危機が起こった時、それらの国は十分な外貨準備を保有していなかったため、為替レートの固定を維持できるという自信を失った。そこでの教訓は、投機家たちの攻撃をかわすには大量の外貨準備が必要であるということであった。
https://twitter.com/tiikituukahana/status/1582266141585866752?s=61&t=Q7uUCA_A_KP9xyvPKDpAIQ
3目標同時達成の不可能性 (impossible trinity) (あるいは国際金融のトリレンマ)
1つの国が、自由な資本移動、固定相場制、独立した金融政策のすべてを実現することはできない。
各国は三角形の一辺を選択して、反対側の頂点をあきらめなければならない。
自由な資本移動
/\
選択肢1 / \選択肢2
(アメリカ)/国際金融\(香港)
/のトリレンマ\
独立した/________\
金融政策 選択肢3 固定相場制
(中国)
各国は次のように自問しなければならない。 為替レートの変動を認めるのか (選択肢1) ,
自国経済の安定のための独立した金融政策をあきらめるのか (選択肢2),
それとも自国民が自由に世界の金融市場に参加するのを制限するのか (選択肢3) である.
邦訳マンキューマクロ経済学入門編 第4版439頁より3:11:5
レイMMT入門
#4:6
《有名なトリレンマに従えば、政府は次の3つのうち2つしか選ぶことができない。すなわち、国内政策の独立(通常は、金利の安定と表現される)、固定為替相場制、資本移動の自由の3つである。変動為替相場制を採用する国は、国内政策の独立と資本移動の自由を享受できる。固定為替相場制を採用する国は、資本移動を規制することを選ぶか、国内政策の独立を放棄しなければならない。完全雇用を達成するために国内政策を実行できることを望んでおり(例えば、金利政策や財政赤字によって)、そしてこういった政策の実行が経常収支赤字をもたらすのであれば、国家は資本移動を制御するか、為替レートの固定をあきらめなければならない。
このように、為替レートを変動させることは、国内政策により大きな余地を与える。資本の制御は、国内政策の独立を追求しつつ為替レートを保つという別の方法を提供する。 》
参照:
Mundell, Robert A (1968). International economics. New York: Macmillan. OCLC 239387.
『国際経済学』新版
2000
1971の新版
国際マクロ経済学の基礎「マンデル=フレミング・モデル」や、ヨーロッパ通貨統合の理論的根拠「最適通貨圏理論」などについて詳述した、国際経済学に関する理論的著作の集大成。71年刊の新版。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ロバート・A.マンデル
略歴〈マンデル〉1932年カナダ生まれ。コロンビア大学教授。99年ノーベル経済学賞受賞。著書に「マンデルの経済学入門」「マンデル貨幣理論」など。
レイMMT入門
次は、開放経済における政府の政策の影響、すなわち貿易赤字と為替レートへの影響について論じよう。
4・6│主権通貨と開放経済における政府の政策 政府の政策と開放経済
政府赤字が総需要を増やし、輸入を増やすならば、それは経常収支赤字の一因となり得る。また、海外の生産物の購入によって、政府が経常収支赤字に直接貢献することもあり得る。経常収支赤字は、海外部門が国内民間部門および/または政府部門に対する債権を蓄積することを意味する。これは「資本流入」として記録される。
継続的な経常収支赤字からは、為替レートに対する圧力が生じるかもしれない。経常収支赤字は、多かれ少なかれ直接に通貨の下落をもたらすというのが一般的な想定であるが、こうした効果を示すはっきりとした証拠はない。しかし、これは一般に懸念されていることなので、このような圧力が生じるものとしよう。
これが及ぼす影響は、通貨制度に左右される。有名なトリレンマに従えば、政府は次の3つのうち2つしか選ぶことができない。すなわち、国内政策の独立(通常は、金利の安定と表現される)、固定為替相場制、資本移動の自由の3つである。変動為替相場制を採用する国は、国内政策の独立と資本移動の自由を享受できる。固定為替相場制を採用する国は、資本移動を規制することを選ぶか、国内政策の独立を放棄しなければならない。完全雇用を達成するために国内政策を実行できることを望んでおり(例えば、金利政策や財政赤字によって)、そしてこういった政策の実行が経常収支赤字をもたらすのであれば、国家は資本移動を制御するか、為替レートの固定をあきらめなければならない。
このように、為替レートを変動させることは、国内政策により大きな余地を与える。資本の制御は、国内政策の独立を追求しつつ為替レートを保つという別の方法を提供する。
もちろん、これらの政策は政治的なプロセスに委ねられなければならないが、政策担当者は会計の恒等式とトリレンマをきちんと認識すべきである。ほとんどの国は、国内の完全雇用、固定為替相場、自由な資本移動を同時に追求することはできない。例外は、一部のアジアの国のように、持続的な経常収支黒字を保っている国だけである。それらの国々には外貨準備の安定的な流入があるので、国内政策の独立と(望むのであれば)自由な資本移動を追求しながらも、為替レートの固定を維持することができる。
実際のところ、貿易黒字国の多くは資本市場を自由化していない。それらの国は、固定為替相場を守るために、資本市場を制御し貿易黒字にすることによって、国際準備の巨大な「クッション」を蓄積することができる。これは、「アジアの虎たち」が苦しんだ通貨危機に対する反応でもあった。危機が起こった時、それらの国は十分な外貨準備を保有していなかったため、為替レートの固定を維持できるという自信を失った。そこでの教訓は、投機家たちの攻撃をかわすには大量の外貨準備が必要であるということであった。
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