- シェリングの最も有名な著書は、1960年に発表された『紛争の戦略』(The Strategy of Conflict)である。この著書は交渉と戦略的行動に関する先駆的な研究を記述したものであり、1945年以降の西側諸国で最も影響力のある100冊のうちの1冊として賞賛された。
- 1971年、シェリングは論文 "Dynamic Models of Segregation"(住み分けの動学的モデル)を発表し、たとえ白人と黒人が隣同士で暮らすことに抵抗がなくとも、いつの間にか白人が多く居住する地域と黒人が多く居住する地域に分かれてしまう理由をゲーム理論(マルチエージェントシミュレーション,Multi-Agent Simulation,MAS)的に説明した。シェリングはこの住み分け現象を隣人に対する寛容性あるいは我慢の強弱に起因するものであると仮定し、この論文は人種問題を扱う数多くの文献に引用された。
- National Income Behavior: An Introduction to Algebraic Analysis, (McGraw-Hill, 1951).
- International Economics, (Allyn and Bacon, 1958).
- 高中公男訳『国際経済学』(時潮社, 1997年)
- The Strategy of Conflict, (Oxford University Press, 1963).
- 河野勝監訳『紛争の戦略――ゲーム理論のエッセンス』(勁草書房, 2008年)
- Arms and Influence, (Yale University Press, 1966).
- Micromotives and Macrobehavior, (Norton, 1978).
村井章子訳『ミクロ動機とマクロ行動』 (勁草書房, 2016))
- Choice and Consequence, (Harvard University Press, 1984).
- Strategy and Arms Control, with Morton H. Halperin, (Twentieth Century Fund, 1961).
- 『戦略と軍備管理』(防衛研修所, 1963年)
- Incentives for Environmental Protection, (MIT Press, 1983).
外部リンク編集
7 Comments:
https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/opac/OPP1500?ID=4&SELDATA=TOSHO&SEARCHID=2&START=1&ORDER=DESC&ORDER_ITEM=SORT4-F&LISTCNT=10&MAXCNT=1000&SEARCHMETHOD=SP_SEARCH&MENUNO=0
紛争の戦略 ゲーム理論のエッセンス
叢書名 ポリティカル・サイエンス・クラシックス ≪再検索≫
著者名等 トーマス・シェリング/著 ≪再検索≫
著者名等 河野勝/監訳 ≪再検索≫
著者等紹介 【シェリング】1921年カリフォルニア州オークランド生まれ。44年カリフォルニア
大学バークレー校卒。イェール大学、ランド研究所、ハーバード大学を経て、現在、メリ
ーランド大学教授。2005年ノーベル経済賞受賞。
著者等紹介 【河野】1962年生まれ。早稲田大学政治経済学術院教授。
出版者 勁草書房
出版年 2008.3
大きさ等 22cm 321p
注記 The strategy of conflict./の翻訳
NDC分類 319
件名 国際政治 ≪再検索≫
件名 ゲーム理論 ≪再検索≫
要旨
戦略的意思決定のメカニズムを解き明かしたゲーム理論・国際政治学の名著をついに完訳。核抑止、限定戦争、奇襲攻撃といった国際政治上の問題をつきつめて分析するとともに、交渉、コミットメント、脅し、約束など、人間社会に普遍的な問題を原理的に考える。
目次
第1部 戦略理論の要素(国際戦略という遅れた科学;交渉について;交渉、コミュニケーション、限定戦争);
第2部 ゲーム理論の再構築(相互依存的な意思決定の理論に向けて;強制、コミュニケーション、戦略的行動;ゲーム理論と実験);
第3部 ランダムな要素をともなった戦略(約束と脅しのランダム化;偶然性に委ねられた脅し);
第4部 奇襲攻撃:相互不信の研究(奇襲攻撃の相互的恐怖;奇襲攻撃と軍縮);補遺
内容
核抑止、限定戦争、奇襲攻撃といった生々しい国際政治上の問題をつきつめて分析すると
同時に、交渉、コミットメント、脅し、約束など、人間社会に普遍的な問題についても、
いくつもの重要な知見を提供する書。
ISBN等 4-326-30161-9
ISBN等 978-4-326-30161-4
書誌番号 3-0208021911
トーマス・シェリング 著 河野勝 監訳 2008年3月
(Thomas Crombie Schelling)The Strategy of Conflict, (Oxford University Press, 1963)
2005年ノーベル経済学賞受賞・シェリングの主著をついに完訳! 核戦略の意思決定の仕組みを解明する、ゲーム理論の必読文献。
内容紹介
本書は、ゲーム理論を用いて戦略的意思決定のさまざまな問題を解き明かした古典的名著である。核抑止、限定戦争、奇襲攻撃といったなまなましい国際政治上の問題をつきつめて分析すると同時に、交渉、コミットメント、脅し、約束など、人間社会に普遍的な問題についても、いくつもの重要な知見を提供する。
目次
第Ⅰ部 戦略理論の要素
第1章 国際戦略という遅れた科学
第2章 交渉について
第3章 交渉、コミュニケーション、限定戦争
第Ⅱ部 ゲーム理論の再構築
第4章 相互依存的な意思決定の理論に向けて
第5章 強制、コミュニケーション、戦略的行動
第6章 ゲーム理論と実験
第Ⅲ部 ランダムな要素をともなった戦略
第7章 約束と脅しのランダム化
第8章 偶然性に委ねられた脅し
第Ⅳ部 奇襲攻撃:相互不信の研究
第9章 奇襲攻撃の相互的恐怖
第10章 奇襲攻撃と軍縮
補遺
補遺A 核兵器と限定戦争
補遺B ゲーム理論における対称性の放棄のために
補遺C 「非協力」ゲームにおける解概念の再解釈
監訳者あとがき
人名索引/事項索引
新装版の序文
私はここ何年かの間に数冊の本を書いたが、本書を書くのがいちばん楽しかった。本書では当時興味をそそられたさまざまな社会現象を取り上げているが、この興味はいまも持ち続けている。W・W・ノートン社から新装版の刊行が提案されたのは、同じく興味を持ってくださっている読者が多いということだろう。
執筆したのはもう30年も前のことだ。それでも私はときどき取り出して懐かしくページを繰ることがある。予備知識なしにこの本を読む人は、著者が経済学者であるとは思うまい。こう想像すると楽しい気持ちになる。技術的なモデルや数学を使わずに重要なアイデアを提示できたと思うとうれしい。本書を読んだ多くの人が最初のパラグラフを長く覚えていてくださることには、いまだに驚かされる。
2 0 0 5年に私がアルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞を受賞したことをご存知の読者は、本書が受賞になにがしかの貢献をしたのだろうと思われるかもしれない。だがはっきりしたことはわからない。ロバート・オーマンと私を選んだ委員会は、特定の著作を挙げなかったからだ。ただ、受賞発表の際に「ゲーム理論の分析を通じて対立と協力の理解を深めた功績に対して」授与するとの文言はあった。この本はゲーム理論と関わりがあるだろうか。
ゲーム理論とは、2つの可能性の間のよりよい選択、あるいは複数の可能性の間の最善の選択が他人の行う選択次第で変わる場合に、合理的な人間はどのように選択するかを追究する学問だと私は定義している。だとすれば、本書はまさしくそれを、すなわち「相互依存的な選択」を扱っている。ゲーム理論の研究者の中には、ゲーム理論とは意思決定の数学的分析であるというふうに、より狭い定義をする人もいる。一方、私は数学を多用したことはない。それもあって、ノーベル賞の選定委員会はあまり厳密な定義をしなかったのだろう。執筆中に、これがゲーム理論の本だと考えたことはなかった。だが本書が多人数ゲームの理論を扱った本だと受けとられることに異存はない。私自身の意見を聞かれたら、第7章はゲーム理論を扱ったと答えただろう。
ここで取り上げたゲーム理論に関心を持たれた読者は、ノーベル賞の受賞理由に関連する他の著作にも興味があるかもしれない。そこでこの場を借りて『紛争の戦略――ゲーム理論のエッセンス』(河野勝監訳、勁草書房、2 0 0 8年)を挙げておきたい。同書にもあまり数学は出てこない。こちらは多人数ゲームではなく、主に2人が関与するゲームを取り上げており、ノーベル賞授賞式の際に行った記念講演といくらか共通性がある。私がどんな話をしたか、きっと読者が知りたがるにちがいないとの編集者の奨めにより、このときの講演も末尾に収録しておいた。
* * *
ここに書かれているアイデアはどこでどんなふうに思いついたのですか、と質問されることがよくある。この質問に答えるのはむずかしい。どれも30年以上前のことだ。何かの行動を見ていて好奇心を刺激され、そこからアイデアが浮かんできたのだと記憶する。本の中に示された例を読むと、まずアイデアがあり、それをわかりやすく説明するために例を挙げたのだと考えたくなるかもしれないが、じつは実例からアイデアが導かれたことの方が多い。「協力」を説明するために交通信号の例を挙げたが、実際には信号のおかげで協力を理解することができたのである。高速道路上に落下したマットレスが渋滞を引き起こした例も使った。マットレスを迂回する渋滞の列に並んでいるドライバーは、何が起きたのだろうといらいらする。だがとうとう自分の番が来て通過してしまうと、誰もわざわざ車を停めてマットレスをどかそうとは考えない。これは私自身が経験したことだ。
多くの読者は、理論そのものよりも例の方を鮮明に覚えているだろう。そして例を手がかりに、理論の組み立てを思い出すのではないだろうか。アイスホッケーの試合で選手が負傷したという記事を読んだことがある。そうした怪我は、ヘルメットさえかぶっていれば防げたはずものだ。この記事が、競って自らを危険にさらす行動の動機を理解するきっかけとなった。読者はきっとホッケーの例を覚えていて、そこから理論を思い出すことだろう(いまだったら、私はステロイドを例に挙げたかもしれない)。
本書は、もともと本にするつもりで書かれたものではない。第1章は、全体の道案内をするために設けた。それ以外の章は、本の構想が形になる前に個別に書いたものである。だが最終的には、本としてうまくまとまったと思っている。最後の章としてノーベル賞受賞記念講演を新しく付け加えたが、ここでは半世紀にわたって考え続けてきたことを語った。この講演を収録した理由を聞かれたら、社会的・国際的な行動規範の進化を論じているからだと答えよう。規範に従う意思決定がその規範を一段と強化する、ということだ。
新装版がこの先30年もまた多くの人に読まれることを祈りつつ。
トーマス・シェリングさん死去 ゲーム理論で紛争分析:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASJDG2FLGJDGUHBI00J.html 2016年12月14日
…
トーマス・シェリングさん(米メリーランド大名誉教授、ノーベル経済学賞受賞者)が、
同大学によると13日死去、95歳。
ゲーム理論を通じた紛争の分析などで知られ、著作「紛争の戦略」などが有名。60年代
には、米政府の核兵器政策にも深くかかわり、ワシントンとモスクワをつなぐ「ホットライ
ン」の創設にも関与した。
『ミクロ動機とマクロ行動』 - けいそうビブリオフィル
http://keisobiblio.com/2016/11/30/atogakitachiyomi_microdoki/
http://keisobiblio.com/wp/wp-content/uploads/2016/11/microdoki_jobun.pdf
新装版の序文
…
ゲーム理論とは、2つの可能性の間のよりよい選択、あるいは複数の可能性の間の最善の
選択が他人の行う選択次第で変わる場合に、合理的な人間はどのように選択するかを追究
する学問だと私は定義している。だとすれば、本書はまさしくそれを、すなわち「相互依存
的な選択」を扱っている。
…
ここに書かれているアイデアはどこでどんなふうに思いついたのですか、と質問される
ことがよくある。この質問に答えるのはむずかしい。どれも30年以上前のことだ。何かの
行動を見ていて好奇心を刺激され、そこからアイデアが浮かんできたのだと記憶する。本の
中に示された例を読むと、まずアイデアがあり、それをわかりやすく説明するために例を
挙げたのだと考えたくなるかもしれないが、じつは実例からアイデアが導かれたことの方
が多い。「協力」を説明するために交通信号の例を挙げたが、実際には信号のおかげで協力
を理解することができたのである。高速道路上に落下したマットレスが渋滞を引き起こした
例も使った。マットレスを迂回する渋滞の列に並んでいるドライバーは、何が起きたのだろ
うといらいらする。だがとうとう自分の番が来て通過してしまうと、誰もわざわざ車を停め
てマットレスをどかそうとは考えない。これは私自身が経験したことだ。
…
【経済効率】自然渋滞なぜ起きる? 「渋滞予報士」に聞く発生のメカニズム [無断転載禁止]©2ch.net
1 : わかば ★2017/05/04(木) 09:16:08.67 ID:CAP_USER
そもそも「渋滞」とは、どのように定義されるものなのでしょうか。
これについてNEXCO各社は、「40km/h以下で低速走行あるいは停止・発進を繰り返す車列が、1km以上かつ15分以上継続した状態」としています
(ただし、渋滞と判定される速度が異なる例外の路線もあります)。
原因については、NEXCO東日本によると、2016年に同社関東支社管内で発生した渋滞のうち、事故によるものは約17%、交通集中は約75%、工事によるものは約2%だそうです。
事故や工事など原因をイメージしやすい渋滞は意外と少なく、実は道路が下り坂から上り坂に変化するサグ(凹部)や長い上り坂における速度低下が最大の原因で、
これらは、交通集中の約58%、渋滞全体の約45%を占めるといいます。
サグなどにおける、渋滞の発生メカニズムはどのようなものでしょうか。
後続車に伝わる「ブレーキの波」とは
サグなどにおける渋滞の発生メカニズムについて、NEXCO東日本の「渋滞予報士」である外山敬祐さんは次のように説明します。
まず、道路の勾配を意識せずに、下り坂でアクセルを緩めた状態のまま上り坂に差し掛かると、クルマは自然に減速してしまいます。
交通量が多い状況でこうしたクルマが存在すると、すぐ後ろのクルマは車間距離が詰まるため、思わずブレーキを踏んでしまいます。
さらに、ブレーキを踏んだ、そのさらに後ろのクルマもブレーキを踏むことによって、「ブレーキの波」が大きくなりながら、どんどん後続車へと伝わっていくため、
最終的には停止してしまうクルマも出てきます。これが、サグや上り坂において、渋滞が発生するメカニズムだそうです。
では、自分が渋滞の原因とならないために、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。
「後続車にブレーキを踏ませないためには、自分のクルマの速度に常に注意し、上り坂でもスピードを維持することが大切です。
高速道路上で、『この先上り坂』や『速度低下に注意』という表示があったら、特に注意してください。
クルマの性能上、スピードが出せない場合は、なるべく追い越し車線に入らないようにしたり、登坂車線を利用したりすることが効果的です」(外山さん)
逆に、自分が渋滞に並ぶ場合、前のクルマの速度が少し下がってもブレーキを踏まなくて済むように、車間距離を置くことが大切とも。
40mの車間距離を目安についていくとブレーキの回数が減り、渋滞を緩和させる効果があると外山さんはいいます。
また、渋滞をかわしいち早く進もうとして車線変更を行うと、その車線の後続車にブレーキを踏ませてしまい、これも渋滞悪化の一因になるそうです。
「隣の車線が空いているように見えても、交通量レベルが高い状態では、事故などの影響がある場合を除いて進み方にそれほど差はありません。
後続車にブレーキを踏ませる原因になるため、むやみな車線変更は控えましょう」(外山さん)
ゴールデンウィーク中のクルマの旅は、渋滞情報などを活用して渋滞を避けると同時に、自らが渋滞原因とならないような運転が必要です。
http://news.livedoor.com/article/detail/13017037/
2 : 名刺は切らしておりまして2017/05/04(木) 09:19:02.33 ID:nSZQA1RV
渋滞の元凶は全てサンドラのせいだよ
3 : 名刺は切らしておりまして2017/05/04(木) 09:27:44.32 ID:8ZgyU5R6
いや、そもそも車で行くやつがバカ
4 : 名刺は切らしておりまして2017/05/04(木) 09:29:11.85 ID:RV0cqid6
オービスによる渋滞もある。例:
名神高速の上り、山科を過ぎたあたりの緩い下り坂の終点にあるオービス。
ここで時速90キロくらいで通過するので、いままで時速110-120キロくらい
で飛ばしてきた車が減速する。オービスによる減速のため、数キロにわたる
渋滞となる場合が多い。
5 : 名刺は切らしておりまして2017/05/04(木) 09:29:57.16 ID:YTh914Mk
みんなが運転うまかったら渋滞なんて起こらない
6 : 名刺は切らしておりまして2017/05/04(木) 09:30:57.54 ID:ZkDGVGOq
オービスと看板
7 : 名刺は切らしておりまして2017/05/04(木) 09:37:38.34 ID:9VGte/5M
ここに書かれているアイデアはどこでどんなふうに思いついたのですか、と質問されることがよくある。
この質問に答えるのはむずかしい。どれも30年以上前のことだ。何かの行動を見ていて好奇心を刺激され、
そこからアイデアが浮かんできたのだと記憶する。本の中に示された例を読むと、まずアイデアがあり、
それをわかりやすく説明するために例を挙げたのだと考えたくなるかもしれないが、じつは実例からアイデア
が導かれたことの方が多い。「協力」を説明するために交通信号の例を挙げたが、実際には信号のおかげ
で協力を理解することができたのである。高速道路上に落下したマットレスが渋滞を引き起こした例も使っ
た。マットレスを迂回する渋滞の列に並んでいるドライバーは、何が起きたのだろうといらいらする。
だがとうとう自分の番が来て通過してしまうと、誰もわざわざ車を停めてマットレスをどかそうとは
考えない。これは私自身が経験したことだ。
トーマス・シェリング『ミクロ動機とマクロ行動』
http://keisobiblio.com/2016/11/30/atogakitachiyomi_microdoki/
http://keisobiblio.com/wp/wp-content/uploads/2016/11/microdoki_jobun.pdf
ミクロ動機とマクロ行動
著者名等 トーマス・シェリング/著 ≪再検索≫
著者名等 村井章子/訳 ≪再検索≫
著者等紹介 【トーマス・シェリング】2005年ノーベル経済学賞受賞。ハーバード大学政治経済学
教授を経て、現在、メリーランド大学経済学・公共政策特別教授。他の著書に、The
Strategy of Conflict,Choice and Conseque
nce,Arms and Influenceがある。(本データはこの書籍が刊行さ
れた当時に掲載されていたものです)
著者等紹介 【村井章子】翻訳家。上智大学卒業。訳書に『機械との競争』ほか。(本データはこの書
籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版者 勁草書房
出版年 2016.11
大きさ等 20cm 305,8p
注記 原タイトル:MICROMOTIVES AND MACROBEHAVIOR
NDC分類 361.44
件名 グループ・ダイナミックス ≪再検索≫
件名 動機づけ ≪再検索≫
件名 行動 ≪再検索≫
要旨 「マクロの結果は個人の考えているようにはならない」―クルーグマンが『自己組織化の
経済学』で絶賛した、2005年にノーベル経済学賞を受賞したシェリングの代表的著作
。
目次 第1章 ミクロ動機とマクロ行動;第2章 椅子取りゲームの数学;第3章 サーモスタ
ット、レモン、クリティカル・マス・モデルなど;第4章 選別と混合―人種と性別;第
5章 選別と混合―年齢と所得;第6章 子供たちの遺伝子を選ぶ;第7章 ホッケーの
ヘルメット、サマータイム―二値選択モデル;第8章 驚くべき60年―ヒロシマの遺産
(ノーベル賞受賞講演)
内容 講演会場の着席パターン。誰と付き合うか、誰と暮らすか、誰と仕事をするかなどの選択
…。全体を構成する「個人」の行動特性とその「全体」の特性の関係性を分析。「マクロ
の結果は個人の考えているようにはならない」ことを解明する。
内容 講演会場の着席パターン。誰と付き合うか、誰と暮らすか、誰と仕事をするかなどの選択
…。全体を構成する「個人」の行動特性とその「全体」の特性の関係性を分析。「マクロ
の結果は個人の考えているようにはならない」ことを解明する。
ISBN等 4-326-55076-7
瀧澤弘和『現代経済学』より
[上下逆にして改変]:
第2章 ゲーム理論[と行動経済学]のインパクト
図2-4 ゲーム理論の影響を受けた諸分野とノーベル賞
1988 モーリス・アレ 市場と資源の効率的利用に関する理論
1991 ロナルド・コース 取引費用経済学
ゲーム理論__________________________________
1994 人間行動 I I
ハーサニ/ナッシュ/ゼルテン 行動ゲーム理論 I
\ 実験ゲーム理論 I
\インセンティブ I I
\制度設計 I I
\ I I
/ \__情報の非対称性 I I
/ \ 1996マーリーズ/ヴィックリー I I
/ \2001アカロフ/スペンス/スティグリッツ I I
/ \ I I I
/ \ I 行動経済学/実験経済学I
対立と協力 \ I 2002 I
2005 /\ I カーネマン/スミス I
オーマン/シェリング / \ I I I
/ \ I I I
マーケット・デザイン メカニズム・デザイン I I I
/ \ 2007 I I 経済ガバナンスの理論
/ \ ハーヴィッツ/マスキン/ I I 2009
/ \ マイヤーソン \ I I オストロム/
マッチング理論 \ \ I I ウィリアムソン
2012 オークション理論 契約理論 I
ロス/シャプレー 2016 I
ハート/ホルムストローム I
I
行動経済学 ナッジ理論
2017
リチャード・セイラー
https://lh3.googleusercontent.com/-uqwqxOwMx8I/XCxND_ItQzI/AAAAAAABf2I/exZM_pWsw1oNNjOyEHvsrQdKUf8PZ4ZSgCHMYCw/s640/blogger-image--1383236475.jpg
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