金曜日, 8月 17, 2018

ケンブリッジ論争

r(利潤率)=g(資本蓄積率)/Sc(貯蓄性向)
ケンブリッジ方程式


ケンブリッジ論争
ケンブリッジろんそう
Cambridge controversies



ケンブリッジ資本論争ともいう。 J.V.ロビンソン,N.カルドア,L.パジネッティらと,P.サミュエルソン,R.ソロー,D.レバーリらとの間でおもに資本の問題を中心に 1950年代初頭から行われた論争。前者がおもにケンブリッジ大学のメンバーであるのに対し,後者はおもにマサチューセッツ州ケンブリッジにあるマサチューセッツ工科大学やハーバード大学のメンバーから成るためこの名称がある。ソローらの新古典派成長理論では,マクロ的な社会的生産関数を想定し,限界生産力説によって生産と分配の理論が展開されている。これに対してロビンソンは 53年の論文『生産関数と資本理論』や 56年の著書『資本蓄積論』で,限界生産力によって生産や分配 (利潤率を含む) を説明しても,それは測定不可能なものを可能と憶断したにすぎず,一種の循環論であると批判した。さらに P.スラッファの著書『商品による商品の生産』 (1960) で提示された生産方法の再転換 reswitching問題がからみ,ひいては価格機構の有効性に対する信頼度という一種の資本主義観の問題まで加わった。

世界大百科事典内のケンブリッジ資本論争の言及

【限界生産力説】より



…ところが,資本の価格はその資本が稼得する利潤によって決まるので,金額表示の資本の限界生産力で利潤を説明することは,循環論法になることになる。事実,金額表示の資本の限界生産力が利潤率に一致しないことは古くから知られており,また最近のいわゆるケンブリッジ資本論争(資本論争)において強調された。したがって,資本の限界生産力というときは,資本の異質性を無視して同質性を仮定した大ざっぱな議論であると考えるか,資本を種類ごとに細かく分割して,それぞれ物的単位で表示したものの限界生産力を問題にしているのであると考えなければならない。…

【資本論】より


K.マルクスの主著で,社会主義に〈科学的〉な基礎を与えたとされる著作。原題を直訳すれば《資本――経済学批判》である。資本制的な生産,流通,分配のしかたを研究して,資本主義社会の経済的な,編成および運動法則を明らかにし,そこから社会主義革命の必然性(=社会主義体制の優越性)を証明しようとした。マルクス経済学およびマルクス・レーニン主義の基本文献。マルクス経済学
【成立】
 マルクスは,1844年ころヘーゲル法哲学の批判的再検討を通じて,近代ブルジョア社会の解剖学は経済学のうちに求めなければならない,とする予想に達した。…

【ロビンソン】より


…その刺激もあってケインズ理論の長期動態化を試み,ついに大著《資本蓄積論》(1956)を完結させた。その後資本価値をめぐって問題を提起し,P.A.サミュエルソンらとの間にいわゆる〈ケンブリッジ資本論争〉を展開,新古典派理論の基盤に鋭い批判を浴びせた。65年夫(1950年以降教授)の後をついでケンブリッジ大学教授(1965‐71)となり,73年以降名誉教授。…
※「ケンブリッジ資本論争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

1 Comments:

Blogger yoji said...

r(利潤率)=g(資本蓄積率)/Sc(貯蓄性向)
ケンブリッジ方程式

11:31 午前  

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