土曜日, 3月 19, 2016

プロスペクト理論:追記


               ( 経済学リンク::::::::::) 
NAMs出版プロジェクト: 行動経済学:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2016/02/blog-post_36.html 

モーリス・アレ:世代重複モデル(QLG:overlapping generations model)再考

http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/qlgoverlapping-generations-model.html

ハーバート・サイモン(Herbert Alexander Simon)

http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/herbert-alexander-simon.html

NAMs出版プロジェクト: プロスペクト理論:追記

http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/blog-post_19.html

行動経済学(経済心理学)は合理主義的経済学に対する対抗として、決して主流にはなり得ないが重要な潮流で無視出来ない。今日ではマクリーンなどに代表される脳研究と繋がっている。

アダム ・スミスは 『国富論 』 (1776年 )の中で 、リスクや不確実性が人間の経済行動に及ぼす影響に言及しており 、 「だれもが利得の機会を多少とも過大評価し 、またたいていの人は損失の機会を多少とも過小評価する 」 (岩波書店版 190頁 )という合理性に反する心理的要因の重要性を指摘していた 。 

《大部分の人々が自分たちの能力について有する過大な自負心は、あらゆる時代の哲学者と道徳家がのべている古来の悪徳である。かれら自身の好運についての、ばかげた推定は、前者よりも注意されることがすくなかった。しかしながらそれは、おそらく、もっと普遍的である。いきている人間で、一応の健康と活気をもっているときに、それをいくらかでももたぬものは、ないのである。もうけの機会は、各人によって、おおかれすくなかれ過大評価されるのであり、損失の機会は、たいていの人によって過小評価され、そして、一応の健康と活気をもつ人ならだれでも、その値うち以上に評価することはめったにないのである。》
(国富論、1:10:1、河出上95頁)

_______

以下、カーネマン邦訳自伝15頁参照。

カーネマン、プロスペクト理論原著論文:
主要な図は全て以下にある。
Kahneman, Daniel, and Amos Tversky (1979) "Prospect Theory: An Analysis of Decision under Risk", Econometrica, XLVII (1979), 263-291. Paper available 






行動経済学 : 感情に揺れる経済心理
依田高典著  -- 中央公論新社, 2010.2


アレの反例の動学的選択

問題1 
       11分の10 
        2500ドル
       /
     B/\0ドル
     / 11分の1
0・11/\ 
   / A\       ←多
   \   \500ドル
0・89\
     \
      \    
       \500ドル


問題2
       11分の10
        2500ドル
     D /      ←多
      /\0ドル 
     / 11分の1
0・11/\ 
   /  \
   \ C \500ドル
0・89\
     \
      \    
       \0ドル



プロスペクト理論 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%88%E7%90%86%E8%AB%96

プロスペクト理論(プロスペクトりろん、Prospect theory)は、不確実性下における意思決定モデルの一つ。選択の結果得られる利益もしくは被る損益および、それら確率が既知の状況下において、人がどのような選択をするか記述するモデルである。

行動経済学における代表的な成果としてよく知られている。 期待効用仮説にたいして、心理学により現実的な理論として、1979年ダニエル・カーネマンエイモス・トベルスキーによって展開された[1]。 カーネマンは2002年、ノーベル経済学賞を受賞している。


  • ^ Kahneman, Daniel, and Amos Tversky (1979) "Prospect Theory: An Analysis of Decision under Risk", Econometrica, XLVII (1979), 263-291. Paper available athttp://www.princeton.edu/~kahneman/docs/Publications/prospect_theory.pdf