ミンスキー,金融不安で見直される経済学者 CAN “IT” HAPPEN AGAIN? +テイラールール
Kindle版
☆
《なぜマクロ経済学を学ぶのだろうか 。その答えは 、簡単に言えば 、マクロ経済理論によって 「現実を比較し 、評価するための基準 」 、さらに広い意味では 「経済的な出来事を理解するための枠組み 」を得られるからである 。》
本書が優れているのは全体像が明確だからだ。日本の類書のような細切れの知識の寄せ集めではない。
(ただし、45度戦分析、フィッシャー方程式、テイラールール、フィリップス曲線といった用語も出てこないが…)
図は少ないが、その数少ない図が以下(一部改変)、
マクロの「M」
名目と実質←→実際と潜在
I\ /I
I \ / I
I \/ I
I 産出高 I
I GDP I
インフレ\ I BOP I /「アニマル・スピリット」
金利-貨幣 期待-「根拠なき熱狂」
為替レート/ I I \インフレ誘発的な期待
___I______I___
I 金融 ・財政政策 I
I______________I
名目 実際
←ー→
実質 潜在
ーー産出高ーー
貨幣ーMー期待
金融・財政政策
☆☆
《全体像をつかみやすくするために 、第 1部で示したアウトプット 、貨幣 、期待というマクロ経済学の 3つの中心的概念をもう一度考えてみよう 。図 ではこの 3要素と 、各要素間の重要な関係の一部を図示した 。》
マクロ経済学における、産出高、貨幣、期待の3要素は(「期待」は普通入らない)、ミクロ経済学における最適化、均衡に匹敵する。
目次
第1部 これだけは知っておきたい マクロ経済の3要素
第1章 産出高(アウトプット)
第2章 貨幣
第3章 期待
第2部 マクロ経済の視点から、今の論点を読む
第4章 通貨と金融政策、これまでの流れ
第5章 GDP統計の基礎
第6章 国際収支表の読み方
第7章 為替レートを理解する
まとめ それぞれの要素を組み合わせる ☆☆、☆、☆☆☆
用語解説
索引
☆☆☆
《…アウトプット 、貨幣 、期待のあいだの関係を説明するマクロ経済学の基本原則は 、注意深く解釈すればきわめて啓発的であることがわかるだろう 。この短い本ではマクロ経済学の知識の表面をなぞることしかできないのはたしかである 。しかし 、十分に慎重に考えれば 、本書で検討した基本的な原則や関係性を当てはめることで 、驚くほど多様な現象がわかりやすいものになる 。そうした現象の多くはビジネスの環境を形成しており 、さらに具体的に言うならば 、マネジメント層をはじめ 、私たち皆が毎日下している判断にともなうリスクや報酬に影響しているのである 。》
原著:
A Concise Guide to Macroeconomics: What Managers, Executives, and Students Need to Know Jul 5, 2007
by David A. Moss
内容紹介
マクロ経済学は「ビジネス常識」。ハーバード・ビジネス・スクールで20年教えてきた現役教授による実践テキスト。マクロ経済学というと、数式や経済モデルが多数登場し、日々の生活やビジネスと縁遠い印象が強い。本書は、ビジネスに役立つという視点を徹底的に追求。具体例を挙げながら、わかりやすく解説します。内容(「BOOK」データベースより)
為替レートは、なぜ予測しづらいのか?通貨危機や金融危機を、いちはやく察知するには?インフレ期待は、どのように物価や賃金に影響を与えるのか?なぜどの国も貿易黒字を望むのか?ビジネスパーソンの疑問に明快に答えます!いま最も必要な「ビジネス教養」、その基本だけを解説!
著者について
デヴィッド・モス(David A. Moss)
ハーバード・ビジネス・スクール教授、ビジネス環境論学科長
コーネル大学経済学士、経済学修士。1992年イェール大学歴史学博士課程修了、アブト・アソシエーツ社シニア・エコノミス。93年ハーバード・ビジネス・スクール助教授、2001年同教授。専門は政府、国際経済などマクロ環境と経営戦略。
ハーバード・ビジネス・スクール教授。1986年にコーネル大学で学士号を、1992年にイェール大学で博士号を取得。イェール大学卒業後はマサチューセッツ州ケンブリッジに本拠をおく公共政策コンサルティング会社のアプト・アソシエーツにシニア・エコノミストとして勤務。1993年7月よりハーバード・ビジネス・スクールで教鞭をとっている。マサチューセッツ州ケンブリッジに本拠をおく非営利研究機関のトービン・プロジェクトの創設者。ハーバード・ビジネス・スクールでの優れた指導に対する学生協会教職員賞や、「リスク管理や保険の経済学に関してもっとも影響力のある文章を発表した」ことに対する米国リスク・保険協会のカルプ=ライト書籍賞など、数々の栄誉ある賞を受賞している
久保 恵美子(くぼ・えみこ)
翻訳家。東京大学経済学部卒業。ノンフィクション翻訳をおもに手がける。訳書にワプショット『ケインズかハイエクか』『レーガンとサッチャー』、コーエン『フレーミング』、バジョット『ロンパート街 金融市場の解説』、フリードマン&シュウォーツ『大収縮 1929-1933』、クラーク『10万年の世界経済史』など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
おすすめポイント
「ハーバードっぽい」ものが多数混じっている巷のハーバード流とは異なる、本物の同校のテキストです。
商品の説明
多数のグローバルエリートを輩出したハーバード・ビジネス・スクール教授が、「ビジネスに生かすなら、ここだけ理解できれば十分」というポイントを厳選して教えてくれる入門書。「経済学嫌い」の読者も必読です。
目次
第1部 これだけは知っておきたい マクロ経済の3要素
第1章 産出高(アウトプット)
第2章 貨幣
第3章 期待
第2部 マクロ経済の視点から、今の論点を読む
第4章 通貨と金融政策、これまでの流れ
第5章 GDP統計の基礎
第6章 国際収支表の読み方
第7章 為替レートを理解する
まとめ それぞれの要素を組み合わせる ☆
商品仕様
書籍 四六判 並製 240 ページ
ISBN-13 978-4-532-35674-3
発売日 2016年02月発売
☆
本書が優れているのは全体像が明確だからだ。日本の類書のような細切れの知識の寄せ集めではない。図は少ないが数少ない図が以下、
The macro “M”:
p.134
マクロの「M」(The macro “M”):
名目と実質←→実際と潜在
I\ /I
I \ / I
I \/ I
IアウトプットI
I GDP I
インフレ\ I BOP I /「アニマル・スピリット」
金利-貨幣 期待-「根拠なき熱狂」
為替レート/ I I \インフレ誘発的な期待
___I______I___
I 金融 ・財政政策 I
I______________I
全体像をつかみやすくするために 、第 1部で示したアウトプット 、貨幣 、期待というマクロ経済学の 3つの中心的概念をもう一度考えてみよう 。図 C ─ 1ではこの 3要素と 、各要素間の重要な関係の一部を図示した 。
アウトプット …ある経済で生産される財 ・サ ービス 。
国内総生産 ( g r o s s d o m e s t i c p r o d u c t , G D P )
国際収支 ( b a l a n c e o f p a y m e n t s , B O P )
インフレ期待 …物価水準の将来的な変化 (つまり将来のインフレ )に関する仮定や予測 。
潜在アウトプット …既存の技術水準を前提に 、その資源 (労働力や資本 )のすべてが持続可能な水準で稼働した場合に経済が生産できるアウトプット ( G D P ) 。
実際のアウトプットが潜在アウトプットを大きく下回っている経済は景気後退局面にあり 、実際のアウトプットが潜在アウトプットを大きく上回っている経済は過熱状態にあるといわれる 。
貨幣 …財 ・サ ービスに対する支払いや金融取引の際の交換手段として広く受け入れられているもの 。きわめて流動性の高い富の形態で 、それ自体が支払い手段になるか 、支払い手段に容易に転換できる 。
名目 …名目 G D P 、名目賃金 、名目金利 、名目為替レ ートなど 、現在の市場価格で表示されている (またはそれと相関している )インフレ調整をしていない指標 。
実質 …実質 G D P 、実質賃金 、実質金利 、実質為替レ ートなど 、実質価格で表示されている (またはそれと相関している ) 、インフレ調整済みの指標 。
金融政策 …中央銀行がマネ ーサプライや短期金利の操作を通じて 、たとえばインフレ ・タ ーゲットの目標水準を維持するなど 、経済実績に影響を及ぼそうとするもの 。
財政政策 …マクロ経済実績 ( G D P成長率 、失業率 、インフレ率など )に影響を及ぼすことを目的とする政府の課税や支出 。
マクロの「M」:
名目 実際
VS←ーー→VS
実質 潜在
I\ /I
I \/ I
I
産出 I
貨幣 期待
I I
金融及び財政政策
フィッシャー方程式(名目金利=実質金利+期待インフレ率)。r=i+π^e
1990年代には 、 「裁量よりルール 」という考え方は 、スタンフォ ード大のテイラ ー教授によって示された 。 「物価と景気 ( G D Pギャップ )に基づいて 、政策金利を決める 」というもの(テイラー ・ルール ) 。
名目金利=実質金利+インフレ率
+ α ×(インフレ率-インフレ目標率) ←インフレ考慮
+ β ×(現実のGDP-潜在GDP) ←失業考慮
名目 実際
VS←ーー→VS
実質 潜在
I\ /I
I \/ I
I
産出 I
貨幣 期待
I I
金融・財政政策
名目 実際
実質←ー→潜在
ーー産出高ーー
貨幣ーMー期待
金融・財政政策
マクロの「M」:
名目 実際
VS←ーー→VS
実質 潜在
I\ /I
I \/ I
I 産出高I
貨幣 期待
I I
金融・財政政策
Part I: Understanding the Macro Economy
1 Output
Measuring National Output
Exchange of Output across Countries
What Makes Output Go Up and Down?
Isn't Wealth More Important Than Output?
2 Money
Money and Its Effect on Interest Rates, Exchange Rates, and Inflation
Nominal versus Real
Money and Banking
The Art and Science of Central Banking
3 Expectations
Expectations and Inflation
Expectations and Output
Expectations and Other Macro Variables
Part II: Selected Topics: Background and Mechanics
4 A Short History of Money and Monetary Policy in the United States
Defining the Unit of Account and the Price of Money
The Gold Standard: A Self-Regulating Mechanism?
The Creation of the Federal Reserve
Finding the Right Monetary Rule under a Floating Exchange Rate
The Transformation of American Monetary Policy
5 The Fundamentals of GDP Accounting
Three Measurement Approaches
The Nuts and Bolts of the Expenditure Method
Depreciation
GDP versus GNP
Historical and Cross-Country Comparisons
Investment, Savings, and Foreign Borrowing
6 Reading a Balance of Payments Statement
A Typical Balance of Payments Statement
Understanding Credits and Debits
The Power and Pitfalls of BOP Accounting
7 Understanding Exchange Rates
The Current Account Balance
Inflation and Purchasing Power Parity
Interest Rates
Making Sense of Exchange Rates
Conclusion
Output
Money
Expectations
Uses and Misuses of Macroeconomics
Epilogue
Glossary
Notes
About the Author
1 Comments:
本書が優れているのは全体像が明確だからだ。日本の類書のような細切れの知識の寄せ集めではない。図は少ないが数少ない図が以下(一部改変)、
マクロの「M」
名目と実質←→実際と潜在
I\ /I
I \ / I
I \/ I
I 産出高 I
I GDP I
インフレ\ I BOP I /「アニマル・スピリット」
金利-貨幣 期待-「根拠なき熱狂」
為替レート/ I I \インフレ誘発的な期待
___I______I___
I 金融 ・財政政策 I
I______________I
マクロ経済学における、産出高、貨幣、期待の3要素は、ミクロ経済学における最適化、均衡に匹敵する。
☆
《全体像をつかみやすくするために 、第 1部で示したアウトプット 、貨幣 、期待というマクロ経済学の 3つの中心的概念をもう一度考えてみよう 。図 ではこの 3要素と 、各要素間の重要な関係の一部を図示した 。》
《なぜマクロ経済学を学ぶのだろうか 。その答えは 、簡単に言えば 、マクロ経済理論によって 「現実を比較し 、評価するための基準 」 、さらに広い意味では 「経済的な出来事を理解するための枠組み 」を得られるからである 。》
《…アウトプット 、貨幣 、期待のあいだの関係を説明するマクロ経済学の基本原則は 、注意深く解釈すればきわめて啓発的であることがわかるだろう 。この短い本ではマクロ経済学の知識の表面をなぞることしかできないのはたしかである 。しかし 、十分に慎重に考えれば 、本書で検討した基本的な原則や関係性を当てはめることで 、驚くほど多様な現象がわかりやすいものになる 。そうした現象の多くはビジネスの環境を形成しており 、さらに具体的に言うならば 、マネジメント層をはじめ 、私たち皆が毎日下している判断にともなうリスクや報酬に影響しているのである 。》
目次:
第1部 これだけは知っておきたい マクロ経済の3要素
第1章 産出高(アウトプット)
第2章 貨幣
第3章 期待
第2部 マクロ経済の視点から、今の論点を読む
第4章 通貨と金融政策、これまでの流れ
第5章 GDP統計の基礎
第6章 国際収支表の読み方
第7章 為替レートを理解する
まとめ それぞれの要素を組み合わせる ☆
用語解説
索引
原著:
A Concise Guide to Macroeconomics: What Managers, Executives, and Students Need to Know Jul 5, 2007
by David A. Moss
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