http://www.freeassociations.org/
https://www.amazon.co.jp/dp/4492315047
気になった図
第1部 イントロダクション
第1章 科学としてのマクロ経済学
第2章 マクロ経済学のデータ
第2部 古典派理論:長期の経済
第3章 国民所得:どこから来てどこへ行くのか
第4章 貨幣システム:どのようなものでどのように機能するか
第5章 インフレーション:原因と影響と社会的コスト
第6章 開放経済
第7章 失業と労働市場
第3部 景気循環理論:短期の経済
第8章 景気変動へのイントロダクション
第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築
第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用
第11章 開放経済再訪:マンデル=フレミング・モデルと為替相場制度
第12章 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフ
『マンキュー マクロ経済学』Ⅱ 応用篇(第4版) 発売予定日不明
主要目次
第1部 成長理論:超長期の経済
第1章 経済成長I:資本蓄積と人口成長
第2章 経済成長Ⅱ:技術・経験・政策
第2部 マクロ経済理論のトピックス
第3章 景気変動の動学モデル
第4章 消費者行動の理論
第5章 投資の理論
第3部 マクロ経済政策のトピックス
第6章 安定化政策の異なる見方
第7章 政府負債と財政赤字
第8章 金融システム:好機と危機
終章 わかっていること,いないこと
目次を見るとこの後に出る応用篇の方が変更が多そうだ
参考、同第3版応用篇2011(ed7th2010)目次:
第1部 成長理論:超長期の経済
第1章3:8 経済成長I:資本蓄積と人口成長 1
第2章3:9 経済成長II:技術・実証・政策 2
第2部 マクロ経済政策論争
第3章6:18 安定化政策 6
第4章6:19 政府負債と財政赤字 7
第3部 マクロ経済学のさらなるミクロ的基礎
第5章5:16 消費 4
第6章5:17 投資 5
第7章2:4?,6:20? 貨幣供給、貨幣需要と銀行システム (原書から位置変更?)8
第8章5:15 総需要と総供給の動学モデル (第2から大幅改稿)3
終 章 わかっていること、いないこと 9
(今度出る邦訳第4版は原書通りに戻すことで単に2部と3部が入れ替わっただけか?
第4版ではミクロ的基礎なる言葉が消えている…)
第1部 イントロダクション
第1章 科学としてのマクロ経済学
第2章 マクロ経済学のデータ
第2部 古典派理論:長期の経済
第3章 国民所得:どこから来てどこへ行くのか
第4章 貨幣とインフレーション
第5章 開放経済
第6章 失業
第3部 景気循環理論:短期の経済
第7章 景気変動へのイントロダクション
第8章 総需要I:IS-LMモデルの構築
第9章 総需要II:IS-LMモデルの応用
第10章 開放経済再訪:マンデル=フレミング・モデルと為替相場制度
第11章 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフ
【II 応用篇 目次】
第1部 成長理論:超長期の経済
第1章 経済成長1):資本蓄積と人口成長
第2章 経済成長1)1):技術・実証・政策
第2部 マクロ経済政策論争
第3章 安定化政策
第4章 政府負債と財政赤字
第3部 マクロ経済学のさらなるミクロ的基礎
第5章 消費
第6章 投資
第7章 貨幣供給、貨幣需要と銀行システム
第8章 総需要と総供給の動学モデル
終 章 わかっていること、いないこと
『マンキユー マクロ経済学』Ⅱ 応用篇(第4版)
主 要 目 次第1部 成長理論:超長期の経済
第1章 経済成長I:資本蓄積と人口成長
第2章 経済成長Ⅱ:技術・経験・政策
第2部 マクロ経済理論のトピックス
第3章 景気変動の動学モデル
第4章 消費者行動の理論
第5章 投資の理論
第3部 マクロ経済政策のトピックス
第6章 安定化政策の異なる見方
第7章 政府負債と財政赤字
第8章 金融システム:好機と危機
終章 わかつていること,いないこと
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版) | N.グレゴリー マンキュー, N.Gregory Mankiw, 足立 英之, 地主 敏樹, 中谷 武, 柳川 隆
2017/11/10
https://www.amazon.co.jp/dp/4492315047
商品の説明
内容紹介
マクロ経済学における超スタンダードなロングセラー・テキスト。
「長期から短期へ」という原著の方針に従いつつも、
第I巻では短期分析のウエイトを大きくし、かつ開放経済モデルを重視した形で編成し、
1学期間の入門コースの簡潔したテキストとして使えるようになっている。
また、原著のアメリカの図表に対応して日本の図表もほぼ完備した。
さらに、この第4版(原書第9版)では、
ビットコインに関するコラムや、
最近のアメリカ労働市場の参加率の大幅な低下など、
最新の経済状況を反映した内容がふんだんに盛り込まれている。
https://store.toyokeizai.net/books/9784492315040/
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版)
N・グレゴリー・マンキュー著/足立 英之訳/地主 敏樹訳/中谷 武訳/柳川 隆訳
マンキュー マクロ経済学 第4版 9th ed
入門篇、旧第3版からの変更点はまえがき(vii)に詳しい。日本版は独自の編集で真っ先に目に入るのは、旧第4章 「貨幣とインフレーション」が二つに分かれ、ビットコインについてのコラム等が追加されたこと。労働市場(マッチング等)も加筆されている。
新しい話題には、コラムとケース・スタディで対応している。19~21頁のノーベル賞受賞者のコメント。スティグリッツやクルーグマンというライバルは無視されている…
コラム、ケース・スタディ全36内で気になったもの(#は章番号)、
#3教育2011年,90頁
#4ビットコイン,119頁 [新規]
#5ムガベのハイパーインフレ2009年,182頁
(#5フィッシャー,160頁)
#7失業、クルーグマンとバロー2010年:269〜270頁
#8価格、ブラインダー1994年:306頁
#9オバマ2006年:345頁、クルーグマン,346頁
#9乗数:348〜350頁 [新規]
#12ルーカス1977,1973年,466頁
気になった図、
#2フロー循環図,28
#3経済における貨幣のフロー循環図,70
#6購買力平価.228
#9ケインジアンの交差図,338
#10総需要曲線,380頁
#11マンデル=フレミング・モデル,412
#12モデルの相互関係,497 ☆
用語、
#6二国間の貿易収支、ソロー,200
#7アウトサイダー,264
#7フォード,267
#7マッチング,256,268
#10流動性の罠,396
新第9章のケース・スタデイ「乗数の推定における地域デー夕の利用」(348頁)で新たに参照されたのは
以下の論文。
エミ・ナカムラとジョン・スタインソン
Fiscal Stimulus in a Monetary Union: Evidence from US Regions
By Emi Nakamura and Jón Steinsson
邦訳第2から3への変化に比べたら大した変化はない(第3版は重要な図版☆が追加されていた)。
コラムは読み応えがある(46頁、映画ソフトのGDPへの扱いの変化はわかりやすい)が、
60頁分分厚くなったことで入門篇としては推薦しにくくなった。
フィリップ曲線の発見者はフィッシャーを併記すべきだし(472頁)、ヒュームを貨幣数量説の起源に置くなら (149,321頁)ミルも併記すべきだ。
目次を見るとこの後に出る応用篇の方が変更が多そうだ。
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版) 東洋経済新報社 2017/11
第1部 イントロダクション
第1章 科学としてのマクロ経済学
第2章 マクロ経済学のデータ
第2部 古典派理論:長期の経済
第3章 国民所得:どこから来てどこへ行くのか
第4章 貨幣システム:どのようなものでどのように機能するか
第5章 インフレーション:原因と影響と社会的コスト
第6章 開放経済
第7章 失業と労働市場
第3部 景気循環理論:短期の経済
第8章 景気変動へのイントロダクション
第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築
第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用
第11章 開放経済再訪:マンデル=フレミング・モデルと為替相場制度
第12章 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフ
『マンキュー マクロ経済学』Ⅱ 応用篇(第4版) 発売予定日不明
主要目次
第1部 成長理論:超長期の経済
第1章 経済成長I:資本蓄積と人口成長
第2章 経済成長Ⅱ:技術・経験・政策
第2部 マクロ経済理論のトピックス
第3章 景気変動の動学モデル
第4章 消費者行動の理論
第5章 投資の理論
第3部 マクロ経済政策のトピックス
第6章 安定化政策の異なる見方
第7章 政府負債と財政赤字
第8章 金融システム:好機と危機
終章 わかっていること,いないこと
《化学者、物理学者、そして経済学者は食料の缶詰の開け方を見つけようとして、砂漠の 孤島にみんなはまり込んでいます。 「缶が破裂するまで火であぶりましょう」と化学者が 言います。 「いや、いや」と物理学者は言います。「高い木の上から岩の上に落としま しょう」 「私にはアイデアがあります」と経済学者が言います。「最初に、我々が缶を 開ける人を 仮定します・・・・。」》 邦訳マンキューマクロ応用編第3版第1部2:4,67頁
GREG MANKIWのブログ
学生のためのランダム観察
2017年12月5日火曜日
ポール・クルーグマン...一口
私は通常、Paul Krugmanのブログで見つかったすべての愚かさにコメントすることを控えます。 しかし、数日前のポストでは、ポールは特に消化不良で、私を名前で呼んでいます。 私はいくつかのコメントを提供しましょう。
1. Paulは、私は数学の誤りを認めたことは決してありませんでした。 まあ、私は私がこのような誤りを犯したと思ったら私はします。 私はいつもそれらを作る。 しかし、この場合私は確信していません。 シカゴ大学の教授ケーシー・マリガンも 、ポールが数学的な誤りを犯したとは考えていません 。 私はいくつかの他のエコノミストと話しましたが(ポールの政治を分かち合う人もいます)、ポールのことも見ていません。
2.私のような経済学者は、トランプ大統領とその政策について十分な非難を受けていないとパウロは述べています。 私が指摘しましょう
A。 私は選挙で彼に投票しないと言った。
B。 私は貿易赤字に対する彼の執着を批判した。
C。 私は、税制改革が収益に中立であることを奨励しました
D。 私は税金控除を「手つかずの混乱」と呼びました。
E。 私は大学の寄付に新しい税金を嘆いた。
3.パウロは、私のようなエコノミストは、税金徴収がどれほど恐ろしいかについてより声を上げなければならないと考えています。 私はそれが完全に恐ろしいと思ったかもしれませんが、多くの欠陥にもかかわらず、法人税率の引き下げ、領土税制度への移行、州と地方税の減額控除、縮小住宅ローン金利控除(下院法案で)。 全体的に、税金控除は、いくつかの悪い特徴といくつかの良い特徴との混在した袋です。
4.パウロは、あなたが税金徴収について彼に同意しない限り、あなたは不公平であるという立場を取っているようです。 私が見ている世界では合理的な人が意見を異にすることができ、異なる意見を持っているだけの理由で他人の道徳的正しさに疑問を抱かないように進めるのが最善です。
-----
*アップデート : Robert Waldmannは、 「誰も代数間違いを犯したことはない」と結論づけて、資本と資本所得の税金は違うと結論づけている。
常設リンク
La Trahison des Clercs、エコノミクス版
2017年12月3日10:16 AM 2017年12月3日10:16 am 105
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昨日、私が出席していた元政府関係者は、非常に良い質問をしました。著名な共和党の経済学者に、恐ろしい、良い、非常に悪い税法に関する強い立場を取らせましたか? 私は何も考えられませんでした。 そして、これは私の職業の少なくともその側の状態については良くないことを言う。
共和党のエコノミストを3つのグループに分けることができます。 第一に、 トリプルの手紙の 137人の署名者のように、特定の法案を熱心に支持している人たちです。 彼らはかなり雑多な乗組員であり、多くはエコノミストではなく、明らかに存在しないものもあれば、興味深い背景を持つものもあります。
エコノミストの手紙の他の名前は眉を上げるかもしれない。 John P. Eleazarianはアメリカ経済協会(American Economic Association)のエコノミストとして上場しています。 しかし、AEAへの加盟は、会費を徴収する者には開かれており、メンバーシップはAEAのイベントでAEAジャーナルや割引へのアクセスを許可するだけである。 Eleazarianは弁護士免許を失った元弁護士であり、有罪判決を受けてカリフォルニア州で法律を執行する能力を有し、司法署名を偽造して他の書類を偽造したとして6ヶ月の懲役刑を宣告されています。 現在のLinkedInのプロフィールでは、彼を法律事務所のパラリーガルとして記載しています。
第二に、9人の専門家ではないエコノミストのような人たち。誰もが本当の専門評判を持っていた、あるいは持っていた人で、法人税減税が急速に伸びるかもしれないと主張する公開書簡に署名しました。 Jason FurmanとLarry Summersが指摘しているように、彼らは彼らの立場を支持していると主張した研究を誤解し、彼らの言ったことを否定した 。
9人のエコノミストの元11月25日付けは、下院と上院の提案で、「GDPの長期的な上昇率は3%をわずかに上回るだろう」と述べている。
...
保守的なエコノミストは、木曜日にサマーズとファーマンに3%の成長アサーションが「長期的な結果への調整のスピードに関する主張を提示していない」と述べた。
それは明白な援助と税金裁断人への快適さであり、不正行為と臆病の余分な服用量です。
しかし、Greg MankiwやMartin Feldsteinのような第3のグループが、法人税の引き下げという一般的な考え方に賛成しています。これはOKです。それは私が同意しなくても、マンギューは、少なくともエラーを認めずに彼の分析を台無しにしたようだ)。 しかし、実際の法律の現実、政治家によって提供された悪い分析、腐敗した政治的プロセスについて彼らの話を聞かせてもらえますか? 私はいくつかの非難を逃したかもしれないが、私は何も見ていない。
あなたの政治的側面が悪いことをすれば、あなたは沈黙します。 しかし、そうではありません。 おそらく、私は原則自由主義者についての幸せな話をするつもりだと思うかもしれませんが、私はそれよりもうまくいくでしょう。 私が過去に言いたいことがたくさん残っている保守的知識人の非常に異なるグループを考えてみましょう。
私は、ウィリアム・クリストル、マックス・ブーツ、ジェニファー・ルービン、デイビッド・フラム、そしてイラク戦争のチアリーディングの役割を果たした人たちのために柔らかい場所を持っていると非難する人は誰もいません。 しかし、トランプの下では、現実の勇気を示していることを慎重に認めなければならない。彼らは、現在の体制の悲惨なガバナンスを批判し、厳しく、そして威嚇することを喜んで証明した。
言い換えれば、外交政策のネオコン知識人は、私の考え方を間違えてしまうかもしれませんが、真の原則をもって男性と女性であることが分かります。
保守的なエコノミストについても同じことを言いたい。 しかし、私はできません。
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The End of Miss America
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ボウルズは、長年の盟友となるハーバート・ギンタスと同様、もともと新古典派経済学を学んだが、
1960年代から1970年代にかけての激動期を通じて、正統派経済学に対して根元的な懐疑を抱くようになり、
マルクス経済学の概念的枠組みにつよく傾斜し、ラディカル・エコノミックスという新しい経済学の考え方を
定式化し、発展させてきた。
主な研究としては、教育を通じて不平等が是正されないメカニズムを精緻に分析した『アメリカ資本主義と学校教育』[1]、
また現代アメリカの直面する経済的困難の原因を、アメリカ経済を支える広範な社会的・制度的構造にまで遡って
えぐり出し打開策を提示した『アメリカ衰退の経済学』[2]などがある。
また資本主義的労働過程に内在する権力関係の構造を分析するモデルとして抗争交換モデルを提示して[3]、
労働現場への参加の決定権(採用/解雇の権限)を握る雇用者が、労働者による労働努力の発揮態度を自己に
有利な方向に誘導することを示し、同じく雇い主−労働者の間の情報の非対称性の点から出発するが、
交渉の参加主体の構成を所与と考える取引費用経済学やプリンシパル=エージェント理論とは異なる分析視座を提供した。
抗争交換モデルは、労働市場だけでなく、借り手がどのような条件を提示しても資金を調達できない現象が生じる
資本市場の分析にも用いられる。
抗争交換モデルは、初出論文の副題「資本主義の政治経済学のための新しいミクロ的基礎」が示す通り、
これまでマクロ・レベル(階級間レベル)でとらえられがちだった資本主義内の権力関係を、
ミクロ・レベル(個人間レベル)から分析し得るツールである。
現在でも不平等の原因とその帰結についての研究は、ボウルズの中心的関心の一つだが、最近ではそれに加えて、
最新の行動経済学や進化心理学の成果を下にした「互恵的利他行動」の研究[4]にも力を注いでいる。
《化学者、物理学者、そして経済学者は食料の缶詰の開け方を見つけようとして、
砂漠の孤島にみんなはまり込んでいます。
「缶が破裂するまで火であぶりましょう」と化学者が言います。
「いや、いや」と物理学者は言います。「高い木の上から岩の上に落としましょう」
「私にはアイデアがあります」と経済学者が言います。「最初に、我々が缶を開ける
人を仮定します・・・・。」》
マンキューマクロ邦訳応用編第3版第1部2:4,67頁
中高の教科書でわかる経済学 マクロ篇
https://books.google.co.jp/books?id=FcY...
菅原晃 - 2017 - プレビュー
以後の(ニュー)ケインジアンは「ミクロ的な基礎」を取り入れていくことになります。理論と実践(政治スタッフとしても参加)の両面で、現代の経済学を引っ張っているニューケインジアンは、この「マネタリズム」の考え方と、新しい古典派の「 マクロ経済学にはミクロ的な基礎が必要」の合意のもとで、新しいモデルを形成していきます。代表者は、スティグリッツ、マンキュー、クルーグマン、元FRB議⻑バーナンキなどです。 第5章現代経済学の歩み 1 インフレ ...
クルーグマン・スティグリッツ vs マンキューの戦いは面白い。: 菊澤研宗のブログ ダブルKのブログ
http://kikuzawa.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-6b32.html
2013年7月29日 (月)
クルーグマン・スティグリッツ vs マンキューの戦いは面白い。
米国にいて、日本の評論家の議論を読むと、疑問に思うことがある。全体の文脈を把握せずに、自分の議論を展開するために、一部だけ取り出す。暗黙の前提は、「米国の方がいつも日本より優れている」ということ。米国では、「米国の学者がこういっているので、日本でもこうすべき・・・」という安易なパターンだ。日本の官僚もこのパターンだが・・・
しかし、米国は、いまかなり病的な状態だ。少なくとも良い状態とはいえない。EUよりも良いけれど、日本よりも良くないという感じだと思う。とくに、政治がうまいっていないので、経済もおかしくなっている。ねじれているのだ。大統領は民主党だが、下院は共和党だ。だからオバマは何もできていない。
この状態に、いらいらしているのが、クルーグマンやスティグリッツだ。これに対して、クールな議論をしているのが、ハーバード大のマンキューだ。前者は、政府の政策介入を要請し、後者はこれでいいといっている。論点のひとつは、現在、中間層が下層化し、RichとPoorの格差が広がっており、それをどうするかという問題だ。
この問題をめぐる両サイドの議論は本当に面白く、論文ができそうだ。英知で勝負している。彼らの議論を読むと、やっぱり経営学者はダメだと思う。くだらない仮説を並べてバカの一つおぼえのように検証しているだけだ。
つづく・・・・・
菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)
菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)
菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)
2007年12月26日 (水)
良いトートロジーと悪いトートロジー
「悪い結果論と良い結果論」という先のブログ記事に続いて、よく素人様が批判するときに口にするトートロジー(同語反復)という言葉についても、ひとこと申し上げたい。
「君の意見はトートロジー(同語反復)だよ」「だから意味がないし、ナンセンスだよ」
よく学生の卒論を聞いて、こんな論評をする人(先生?学生?)がいる。また、学会にもいる。しかし、トートロジーということば、それほど悪い意味ではないのだ。悪い意味で使用する場合は非常に限定されている。
以下のケースが悪い場合であり、めったに出くわさない。
「白いは白い」、「犬は犬である」、「菊澤は菊澤である」
文字通り、同語反復であり、このような命題は意味がないといっていいだろう。これは実在と対応しない命題であり、それは実在と対応させることなく、そのまま真理なので、言う必要がないのに言っているので、意味がないのだ。
言ってみることに意味のある命題は、実在との関係を経験的にテストできる可能性のある以下のような「綜合命題」なのだ。これは、主語と述語が無関係なのに、なぜか結びつくもので、知識を綜合的に拡張する。だから「綜合的命題」という。
「人を火で焼くと、必ず死ぬ」
「カラスが鳴く日には、必ず人が死ぬ」
「人を火で焼く」と「人が死ぬ」は言語的に無関係なので、綜合的である。「カラスが鳴く日」と「必ず人が死ぬ」は無関係である。だから、実在と対応させたくなる。
そして、このような綜合命題は、以下のような経験的にテスト可能な禁止命題に変換できる。禁止命題とは、事象の発生や存在を禁止する命題のことである。
「火で焼いて死なない人は存在しない」
「人が死ぬ日で、カラスが鳴かない日は存在しない」
これらは、経験的にテストしたくなるような命題であり、まさに経験的に意味のある命題なのだ。
これに対して、同語反復命題は何も禁止しないので、経験的にテストできないのだ。「白いは白い」という言明を禁止命題に変換することはできないのだ。それは何も禁止していないのだ。
しかし、以下のような命題もトートロージなのだ。
「2は1と1からなっている」
「白鳥は白いと鳥から構成されている」
「5=1+2+1」
「明日の天気は晴れか曇りか雨である」
これらも同語反復である。これは、主語の中身を述語がより明確にしているだけであり、「分析命題」と呼ぶ。つまり、経験的な意味はないが(経験的なテストは不要で、それ自体は真である)、より明確に正確にしているという意味で、実は意味があるのだ。これは良いトートロジーである。
よく論文のタイトルで、「***の分析」というのはこういう意味だ。数字の5を分析すると、2と3に分析される。さらに、2は1と1に分析され、3は1と2に分析される。さらに2は1と1に分析される。つまり、5という中身を明確にするという意味で、分析は意味があり、トートロジーでも意味があるのだ。
トートロジーという言葉で批判しているケースをみると、「白いは白い」というハードなケースはほとんどないので、それは批判されるべきではない。批判している方が無知なだけだ、と私は言いたい。
しかし、論文のタイトルが「***の分析」としながら、綜合命題(新しい仮説)を提案しているのは意味論的矛盾である。つまり、言っていることとやっていることが異なるという意味で、矛盾しているケースはときどき出くわす。
「意味論(セマンティックス)」とは=言明と実在の一致を研究する学問
意味論的矛盾の例=「この文章は10文字からなっている」(10文字以上)バートランドラッセルが発見した。
「構文論(シンタックス)」とは=時空間が限定された言明から時空間が無制限な普遍言明に至るロジックを研究する学問
2007年12月26日 (水)
悪い結果論と良い結果論
拙著『命令違反は組織を伸ばす』(光文社新書)をめぐる論評で、素人様がよく述べるのは、これは「結果論」だということです。
歴史を説明すること、現実を説明することは、実はすべて結果論です。与えられた事実を既存の理論で説明することだからです。それ以外に、何を求めるのでしょうか?
問題は、結果論でもすでに理論的に説明されていることならば、「つまらない結果論」、まだ既存の理論で説明されていない結果論ならば、「おもしろい新しい結果論」となります。
私の知るところでは、インパール作戦で「なぜ当初牟田口中将は作戦に反対し、その後作戦を推進したのか」、その歴史的な事実は実はまだ理論的にうまく説明されていません。それをやって見せたという点が、今回の本の意義でなのです。
しかし、この説明は単なる結果論ではありません。行動経済学という新しい理論にもとづいているので、将来を予測することもできますし、過去を推測することもできます。もし牟田口が当時プラスの心境にいたならば、相変わらずインパール作戦を拒否していただろうと。
また、勝ち続けている投資家はこれ以上投資せず、利益を確定してしまうだろうとか、さらにマージャンで負け続けている友人は「勝ち逃げは許さん」といってなかなかマージャンを終わりにしてくれないだろうとか、いろいろ予測もできるのです。
そして反証されれば、もっと良い理論があるということなので、知識は進歩するのです。ですから、歴史の中に、牟田口と同じ状況に置かれていたのに違う行動を取っている人物を探せば、私の説明は反証されるのです。
ということで、私の今回の説明は反証可能性をもっており、K・R・ポパーのいう科学的な説明になっているのです。それは、われわれの知識を成長させる可能性のある科学的な歴史説明なのです。
いかがでしょう。これも、結果論でしょうか。
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メニューコスト関連:
Small Menu Costs and Large Business Cycles: A Macroeconomic Model of Monopoly(PDF) (英語)
Quarterly Journal of Economics. 1985;100(May):529-537.
http://scholar.harvard.edu/files/mankiw/files/small_menu_costs.pdf
日本語訳:
http://blog.livedoor.jp/sowerberry/archives/26972079.html ☆
http://blog.livedoor.jp/sowerberry/archives/27117411.html
補足
http://blog.livedoor.jp/sowerberry/archives/27162481.html
☆
いくつかのケインジアンのモデルでは、価格は単純に外生的に固定されている。他のモデル
では、経済参加者が取引の前に、前もって価格を設定しておかなければならない。提示されて
いる価格を変更するのは、確かに費用がかかる。これらの費用は、新しいカタログを印刷した
り、販売員(販売店)に新しい価格を知らせるなどの費用を含む。しかし、これらの「メニュー・
コスト」は小さいものであり、従って、一般的に固定価格モデルを採用する理由としては、弱い
理論的基盤しか与えないと見なされてきた。しかし、この考えには見落とされている点がある。
小さいメニュー・コストでも大きな社会的損失を生み出す可能性があるのである。価格を修正
する費用は小さい、という主張だけでは、その費用が経済変動を理解する上で重要になる、
という主張を否定することはできないはずだ。
この論文は、独占企業の価格設定の静的モデルを提示する。企業は前もって価格を設定す
る。そして、事後的に価格を変更するが、そのときには小さいメニューコストを払なければなら
ない。この論文で私は、企業の価格最適化の方法は、社会的に見て決して最適でないことを
示そうと思う。
メニューコストについては以下の方も参照
Relative-Price Changes as Aggregate Supply Shocks (PDF) (英語) (with Ball L)
Quarterly Journal of Economics. 1995;Feb:161-193.
http://scholar.harvard.edu/files/mankiw/files/relative-price_changes.pdf
マドリックによるマンキュー批判:
ジェフ マドリック, Jeff Madrick, 『世界を破綻…』2015 より
https://www.amazon.co.jp/dp/B014F70PXA/
#2《第二章 セイの法則と緊縮財政…フリードマンの勘違い…
高名なニュー・ケインジアンであるハーバード大学のマンキューが一九九二年に執筆
した論文を読むかぎり、プロの経済学者のなかにも、均衡の状態で失業が生じるケース
をケインズが想定していたことをご存じない人がいるようだ(22)。「右の古典派は、
経済はうまく機能するものと考え、左のケインジアンは、経済には市場の失敗が蔓延し
ていると考える」と、マンキューは書いているのだ。しかし、あらためて強調しておく
と、ジョナサン・シュレファーが指摘しているように、「ケインズが経済の問題と考えた
のは、独占や労働組合などによって市場が適切に機能しないことではなかった(23)」。
ケインズは「未来を予見できないという人間の性質」を経済の問題と位置づけていたの
である。
今日使用されている経済学教科書はほぼすべて、ケインズとは異なる立場を取って
いる(24)。「物価が下がれば、経済は次第に景気後退から景気回復に転じる」と、
マンキューは大学一年生向けの教科書で書いている。マンキューは共和党に助言している
経済学者だが、オリヴィエ・ブランシャールなど中道寄りの経済学者たちも、セイの
法則に基づく発想をほぼ受け入れている。ドイツの経済学者ペーター・ボーフィンガー
にいわせれば、ブランシャールの教科書も、政策面での含意はマンキューの教科書と
大筋で変わらない。具体的にはこう考える。財政支出が減らされた結果、景気後退に陥
ったり、成長が減速したりすれば、インフレ率が下落する。…ボーフィンガーは多くの
経済学教科書を検討した末に、こう述べている。「標準的な教科書を読んだ学生は、
どうしても……マクロ経済学の領域も基本的に、ミクロ経済学の領域と同じ自律均衡的
なメカニズムで動くと考えるようになる。…」
22 Mankiw, "Reincarnation of Keynesian Economics."
23 Schlefer, Assumptions Economists Make, 69.
24 Mankiw, Principles of Economics, 276[『マンキュー経済学』(東洋経済新報社)].…》
22 Mankiw, "Reincarnation of Keynesian Economics." 1992
http://www.nber.org/papers/w3885.pdf
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20110604/The_reincarnation_of_keynesian_economics
#7《「民主党員は、市民の生活を改善するために、連邦政府の活動領域を拡大させることを
望む傾向があり、共和党員[マンキュー?]はそれよりも、集権化が権力の乱用と説明責任の
欠如をもたらすことを恐れる傾向がある」と、マンキューは述べている。》
15 Mankiw, "Politics Aside."
Mankiw, "Reincarnation of Keynesian Economics."
http://www.nber.org/papers/w3885.pdf
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20110604/The_reincarnation_of_keynesian_economics
それ[ルーカス]に対しこの小論でマンキューは、ケインズ経済学は転生した、と宣言しているわけである。ただし、
再生ではなく転生という言葉を使った点について、以下のように説明している。
このケインズ経済学の再出現を「再生(resurrection)」ではなく「転生(reincarnation)」と呼んだのにはわけ
がある。私の辞書では「転生」を「別の体への生まれ変わり」と定義しているが、それは今日のケインズ経済学を
良く表わしている。1990年代のケインズ経済学は、以前のケインズ経済学の精神を受け継いでいる。以前のケインズ
経済学と同様、ニューケインジアンたちは、ワルラス的な枠組みで経済全体の好不況を説明することに疑問を呈し
ている。新旧のケインジアンは共に、見えざる手が完全雇用を維持できるという見方に懐疑的である。
しかしながら、こうした一般的な原則以外では、新旧のケインジアンは大きく異なっている。多くの点で、
1990年代のケインズ経済学は1930年代のケインズ経済学と似ておらず、1960年代のものとさえ違っている。
一部のオールドケインジアンにとっては、ニューケインジアンはまるでケインジアンに見えないかもしれない。
実際、ニューケインジアン経済学は、デイヴィッド・ヒュームの古典派経済学、もしくはミルトン・フリードマン
のマネタリストの経済学の方により似ているようにさえ見えるかもしれない。
こうしたマンキューの見解は、ここで紹介したRoweの主張と共通している。
その上でマンキューは、旧来のケインズ経済学の以下の6つの主張に疑問を投げ掛け、それらは捨て去るべきだ、と
述べている。
1経済の仕組みを理解する最善の方法はケインズの一般理論を注意深く読むことである
2古典派経済学の教えは世界の仕組みを理解する上で役に立たない
3資本主義経済は、趨勢的な停滞を招きかねない過剰貯蓄の脅威にさらされている;従って、財政赤字を伴う支出は
経済にとって良いことである
4財政政策は経済の安定化のための強力なツールであり、金融政策はさほど重要ではない
5政策当局者はインフレを許容すべきである、というのは、それは低失業率の代償だからである
6政策当局者は経済環境の変化に対応するために裁量的な政策を実施することが許される
べきであり、厳格な政策ルールへの固執は避けるべきである
大不況後の現在から見ると、ここでマンキューが排撃した6つの主張が(少なくとも一部は)
まさに「resurrection」を遂げたように見えるのが興味深い。
Mankiw, "Reincarnation of Keynesian Economics."
http://www.nber.org/papers/w3885.pdf
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20110604/The_reincarnation_of_keynesian_economics
それ[ルーカス]に対しこの小論でマンキューは、ケインズ経済学は転生した、と宣言しているわけである。ただし、
再生ではなく転生という言葉を使った点について、以下のように説明している。
このケインズ経済学の再出現を「再生(resurrection)」ではなく「転生(reincarnation)」と呼んだのにはわけ
がある。私の辞書では「転生」を「別の体への生まれ変わり」と定義しているが、それは今日のケインズ経済学を
良く表わしている。1990年代のケインズ経済学は、以前のケインズ経済学の精神を受け継いでいる。以前のケインズ
経済学と同様、ニューケインジアンたちは、ワルラス的な枠組みで経済全体の好不況を説明することに疑問を呈し
ている。新旧のケインジアンは共に、見えざる手が完全雇用を維持できるという見方に懐疑的である。
しかしながら、こうした一般的な原則以外では、新旧のケインジアンは大きく異なっている。多くの点で、
1990年代のケインズ経済学は1930年代のケインズ経済学と似ておらず、1960年代のものとさえ違っている。
一部のオールドケインジアンにとっては、ニューケインジアンはまるでケインジアンに見えないかもしれない。
実際、ニューケインジアン経済学は、デイヴィッド・ヒュームの古典派経済学、もしくはミルトン・フリードマン
のマネタリストの経済学の方により似ているようにさえ見えるかもしれない。
こうしたマンキューの見解は、ここで紹介したRoweの主張と共通している。
その上でマンキューは、旧来のケインズ経済学の以下の6つの主張に疑問を投げ掛け、それらは捨て去るべきだ、と
述べている。
1経済の仕組みを理解する最善の方法はケインズの一般理論を注意深く読むことである
2古典派経済学の教えは世界の仕組みを理解する上で役に立たない
3資本主義経済は、趨勢的な停滞を招きかねない過剰貯蓄の脅威にさらされている;従って、財政赤字を伴う支出は
経済にとって良いことである
4財政政策は経済の安定化のための強力なツールであり、金融政策はさほど重要ではない
5政策当局者はインフレを許容すべきである、というのは、それは低失業率の代償だからである
6政策当局者は経済環境の変化に対応するために裁量的な政策を実施することが許される
べきであり、厳格な政策ルールへの固執は避けるべきである
大不況後の現在から見ると、ここでマンキューが排撃した6つの主張が(少なくとも一部は)
まさに「resurrection」を遂げたように見えるのが興味深い。
[魚は自分の泳ぐ水を感じない(原文は「Fish don't feel the water they swim in.」)
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20101208/Fish_dont_feel_the_water_they_swim_in]
Mankiw, "Reincarnation of Keynesian Economics."
http://www.nber.org/papers/w3885.pdf
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20110604/The_reincarnation_of_keynesian_economics
それ[ルーカス]に対しこの小論でマンキューは、ケインズ経済学は転生した、と宣言しているわけである。ただし、
再生ではなく転生という言葉を使った点について、以下のように説明している。
このケインズ経済学の再出現を「再生(resurrection)」ではなく「転生(reincarnation)」と呼んだのにはわけ
がある。私の辞書では「転生」を「別の体への生まれ変わり」と定義しているが、それは今日のケインズ経済学を
良く表わしている。1990年代のケインズ経済学は、以前のケインズ経済学の精神を受け継いでいる。以前のケインズ
経済学と同様、ニューケインジアンたちは、ワルラス的な枠組みで経済全体の好不況を説明することに疑問を呈し
ている。新旧のケインジアンは共に、見えざる手が完全雇用を維持できるという見方に懐疑的である。
しかしながら、こうした一般的な原則以外では、新旧のケインジアンは大きく異なっている。多くの点で、
1990年代のケインズ経済学は1930年代のケインズ経済学と似ておらず、1960年代のものとさえ違っている。
一部のオールドケインジアンにとっては、ニューケインジアンはまるでケインジアンに見えないかもしれない。
実際、ニューケインジアン経済学は、デイヴィッド・ヒュームの古典派経済学、もしくはミルトン・フリードマン
のマネタリストの経済学の方により似ているようにさえ見えるかもしれない。
こうしたマンキューの見解は、ここ↓で紹介したRoweの主張と共通している。
[魚は自分の泳ぐ水を感じない(原文は「Fish don't feel the water they swim in.」)
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20101208/Fish_dont_feel_the_water_they_swim_in]
その上でマンキューは、旧来のケインズ経済学の以下の6つの主張に疑問を投げ掛け、それらは捨て去るべきだ、と
述べている。
1.経済の仕組みを理解する最善の方法はケインズの一般理論を注意深く読むことである
2.古典派経済学の教えは世界の仕組みを理解する上で役に立たない
3.資本主義経済は、趨勢的な停滞を招きかねない過剰貯蓄の脅威にさらされている;従って、財政赤字を伴う支出は
経済にとって良いことである
4.財政政策は経済の安定化のための強力なツールであり、金融政策はさほど重要ではない
5.政策当局者はインフレを許容すべきである、というのは、それは低失業率の代償だからである
6.政策当局者は経済環境の変化に対応するために裁量的な政策を実施することが許される
べきであり、厳格な政策ルールへの固執は避けるべきである
大不況後の現在から見ると、ここでマンキューが排撃した6つの主張が(少なくとも一部は)
まさに「resurrection」を遂げたように見えるのが興味深い。
第2部
古典派理論:長期の経済
200
Column
コラム
二国間の貿易収支は重要ではない
これまで述べてきた貿易収支は,ある国とそれ以外の世界全体との輸出入の
差額を測定している.時々,ある国と他の特定国との貿易収支を耳にすること
がある. これは二国間の貿易収支と呼ばれている.たとえば, アメリカの中国
に対する二国間貿易収支は, アメリカが中国に輸出した額から、アメリカが中
国から 輸入した額を差し引いたものである.
これまでみてきたように,全体としての貿易収支は 一国の貯蓄や投資と密
接に結びついている. しかし,二国間の貿易収支ではこのことは当てはまらな
い·実際,ー国の全体としての貿易収支は均衡していても,ある特定の国との
間では巨額の貿易赤字や貿易黒字が発生していることがある。
たとえば,世界がアメリカ,中国,オーストラリアの3つの国からなるとし
よう, アメリカは1000億ドルの機械部品をオーストラリアに販売し, オースト
ラリアは1000億ドルの小麦を中国に販売し, そして中国は1000億ドルの玩具を
アメリカに販売している. この場合,アメリカの中国に対する二国間貿易収支
は赤字であり,中国のオーストラリアに対する二国間貿易収支も赤字,オース
トラリアのアメリカに対する二国間貿易収支も赤字である.しかし, 3つの国
はどの国も1000億ドルの財貨を輸出し,同額を輸入しているので、全体として
の貿易収支は均衡している.
二国間貿易収支は政治の分野では過大に注目されている。これは1つには国
際関係が国対国で結ばれており、政治家や外交官は国対国の経済取引を測定す
る統計に自然と眼が行くからである。しかし、ほとんどの経済学者は二国間の
貿易収支にそれほど大きな意味があるとは考えていない。マクロ経済の観点か
らは,ある国とそれ以外の諸外国全体を合計した貿易収支が問題なのである。
国と同じことは,個人についても当てはまる。あなたの個人としての貿易収
支は、あなたの所得とあなたの支出の差額であり, この2つが見合っているか
どうかは気になることだろう。しかし、特定の個人や特定の企業との所得と支
出の差額はあまり気にすべきではない。かつて経済学者ロバート ・ソローは、
二国間の貿易収支が重要でないことを次のように説明したことがある。「私は
理髪店に対して慢性的な赤字だ。彼は私から何も買おうとしないからね」。し
かし、そのことでソローが収入に応じた暮らしをやめることはないし、必要に
なればいつでも彼は理髪店に行くのである。
マンキューマクロ経済学入門篇200頁
Columnコラム
二国間の貿易収支は重要ではない
…
たとえば,世界がアメリカ,中国,オーストラリアの3つの国からなるとし
よう, アメリカは1000億ドルの機械部品をオーストラリアに販売し, オースト
ラリアは1000億ドルの小麦を中国に販売し, そして中国は1000億ドルの玩具を
アメリカに販売している. この場合,アメリカの中国に対する二国間貿易収支
は赤字であり,中国のオーストラリアに対する二国間貿易収支も赤字,オース
トラリアのアメリカに対する二国間貿易収支も赤字である.しかし, 3つの国
はどの国も1000億ドルの財貨を輸出し,同額を輸入しているので、全体として
の貿易収支は均衡している.
二国間貿易収支は政治の分野では過大に注目されている。これは1つには国
際関係が国対国で結ばれており、政治家や外交官は国対国の経済取引を測定す
る統計に自然と眼が行くからである。しかし、ほとんどの経済学者は二国間の
貿易収支にそれほど大きな意味があるとは考えていない。マクロ経済の観点か
らは,ある国とそれ以外の諸外国全体を合計した貿易収支が問題なのである。
国と同じことは,個人についても当てはまる。あなたの個人としての貿易収
支は、あなたの所得とあなたの支出の差額であり, この2つが見合っているか
どうかは気になることだろう。しかし、特定の個人や特定の企業との所得と支
出の差額はあまり気にすべきではない。かつて経済学者ロバート ・ソローは、
二国間の貿易収支が重要でないことを次のように説明したことがある。「私は
理髪店に対して慢性的な赤字だ。彼は私から何も買おうとしないからね」。し
かし、そのことでソローが収入に応じた暮らしをやめることはないし、必要に
なればいつでも彼は理髪店に行くのである。
マンキューマクロ経済学入門篇200頁
https://www65.atwiki.jp/internetkyogakusys/pages/134.html
マンキューマクロ経済学(本)
マンキューマクロ経済学 解説
(2018年8月11日著す)
マクロ経済学の学術書の中で一番売れているであろう著書。
amazon経済学ランキングで中谷マクロが4位となっているが、マンキューマクロ3版が6位、同4版が7位となっているので、合算すると1位だろうと思われる。8位が斉藤他マクロになっている。
(4版への変更点)
426名無しさん@お腹いっぱい。2017/10/19(木) 05:13:31.04ID:bc10wGu1
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版)
東洋経済新報社
2017/11/10
マクロ経済学における超スタンダードなロングセラー・テキスト。
「長期から短期へ」という原著の方針に従いつつも、第I巻では短期分析のウエイトを大きくし、かつ開放経済モデルを重視した形で編成し、1学期間の入門コースの簡潔したテキストとして使えるようになっている。
また、原著のアメリカの図表に対応して日本の図表もほぼ完備した。
さらに、この第4版(原書第9版)では、ビットコインに関するコラムや、最近のアメリカ労働市場の参加率の大幅な低下など、最新の経済状況を反映した内容がふんだんに盛り込まれている。
512名無しさん@お腹いっぱい。2017/11/24(金) 12:35:41.35ID:U2iPUOLk>>519
508
マンキュー マクロ経済学 第4版 9th ed
入門篇、旧第3版からの変更点はまえがき(vii)に詳しい。日本版は独自の編集で真っ先に目に入るのは、
旧第4章 貨幣とインフレーション が二つに分かれ、ビットコインについてのコラム等が追加されたこと。
新しい話題には、コラムとケース・スタディで対応している。
新第9章のケース・スタデイ「乗数の推定における地域デー夕の利用」(348頁)で新たに参照されたのは
以下の論文。
エミ・ナカムラとジョン・スタインソン
Fiscal Stimulus in a Monetary Union: Evidence from US Regions
http://www.columbia.edu/~en2198/papers/fiscal.pdf
邦訳第2から3への変化に比べたら大した変化はない(第3版は重要な図版が追加されていた)。
コラムは読み応えがある(46頁、映画ソフトのGDPへの扱いの変化はわかりやすい)が、
60頁分分厚くなったことで入門篇としては推薦しにくくなった。
フィリップ曲線の発見者はフィッシャーを併記すべきだし(472頁)、ヒュームを貨幣数量説の起源に
置くなら(149,321頁)ミルも併記すべきだ。
応用篇出たら今度は真面目に読み返します…
513名無しさん@お腹いっぱい。2017/11/24(金) 12:38:28.06ID:U2iPUOLk
追記:
目次を見るとこの後に出る応用篇の方が変更が多そうだ。
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版) 東洋経済新報社 2017/11
第1部 イントロダクション
第1章 科学としてのマクロ経済学
第2章 マクロ経済学のデータ
第2部 古典派理論:長期の経済
第3章 国民所得:どこから来てどこへ行くのか
第4章 貨幣システム:どのようなものでどのように機能するか
第5章 インフレーション:原因と影響と社会的コスト
第6章 開放経済
第7章 失業と労働市場
第3部 景気循環理論:短期の経済
第8章 景気変動へのイントロダクション
第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築
第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用
第11章 開放経済再訪:マンデル=フレミング・モデルと為替相場制度
第12章 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフ
『マンキユー マクロ経済学』Ⅱ 応用篇(第4版) 発売予定日不明
主 要 目 次第1部 成長理論:超長期の経済
第1章 経済成長I:資本蓄積と人口成長
第2章 経済成長Ⅱ:技術・経験・政策
第2部 マクロ経済理論のトピックス
第3章 景気変動の動学モデル
第4章 消費者行動の理論
第5章 投資の理論
第3部 マクロ経済政策のトピックス
第6章 安定化政策の異なる見方
第7章 政府負債と財政赤字
第8章 金融システム:好機と危機
終章 わかっていること,いないこと
リンク
マンキュー経済学も読むのでR
https://hakase-jyuku.com/mankiw/entry6.html
マンキュー『マクロ経済学』のマザーモデル
http://www.waseda.jp/w-com/quotient/publications/pdf/wcom431_04.pdf
注意!
マンキュー経済学マクロ編はまったくの別物です。
マンキュー マクロ経済学II 応用篇(第4版) 単行本 – 2018/8/10
N・グレゴリー・マンキュー (著), 足立 英之 (翻訳), 地主 敏樹 (翻訳), 中谷 武 (翻訳), 柳川 隆 (翻訳)
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マクロ経済学における超スタンダードなロングセラー・テキスト。第Ⅱ巻では成長理論のほか、マクロ経済理論のトピック、そしてマクロ経済政策のトピックスを収録。第Ⅰ巻で学んださまざまなモデルを使って、マクロ経済学を適用して現実世界のデータや経済政策を自分の頭で考えられるように構成されており、第Ⅰ巻を学んだあとの応用コースとしてふさわしいテキストになっている。また、原著のアメリカの図表に対応して日本の図表もほぼ完備した。
さらに、この第4版(原書第9版)では、経営手法の変化による生産性への影響や、経済政策の不確実性に関する最新の研究成果をテキストに盛り込むとともに、2008~2009年の金融危機後の金融機関規制にマクロ経済学的な観点が導入されるようになったことについても新たに1章を設けて詳しく説明している。
【主な内容】
主要目次
第1部 成長理論:超長期の経済
第1章 経済成長I:資本蓄積と人口成長
第2章 経済成長II:技術・実証・政策
第2部 マクロ経済理論のトピックス
第3章 経済変動の動学モデル
第4章 消費者行動の理論
第5章 投資の理論
第3部 マクロ経済政策のトピックス
第6章 安定化政策に関する異なる考え方
第7章 政府負債と財政赤字
第8章 金融システム:好機と危機
終章 わかっていること、いないこと
旧応用篇目次:
http://store.toyokeizai.net/books/9784492314203/
マンキュー マクロ経済学(第3版)2応用篇 388頁
発行日:2012年03月30日
ピケティ(政治的には後述するスティグリッツに近いが)の議論の前提になる概念は本書で学べる。
目次: #
第1部 成長理論:超長期の経済
第1章3:8 経済成長I:資本蓄積と人口成長 ##
第2章3:9 経済成長II:技術・実証・政策 ###
第2部 マクロ経済政策論争
第3章6:18 安定化政策
第4章6:19 政府負債と財政赤字
第3部 マクロ経済学のさらなるミクロ的基礎
第5章5:16 消費 ####
第6章5:17 投資
第7章2:4?,6:20? 貨幣供給、貨幣需要と銀行システム (位置変更?)&
第8章5:15 総需要と総供給の動学モデル (大幅改稿)#####
終 章 わかっていること、いないこと ######
マンキューマクロ入門/応用篇は全一冊を邦訳する際に2分冊にしている。クルーグマンもスティグリッツも大概このパターン。
https://www.barnesandnoble.com/w/macroeconomics-n-gregory-mankiw/1124294691?ean=9781464182891
Macroeconomics / Edition 9 by N. Gregory Mankiw 05/22/2015
Table of Contents
Contents
Preface
Part I Introduction
Chapter 1 The Science of Macroeconomics
Chapter 2 The Data of Macroeconomics
Part II Classical Theory: The Economy in the Long Run
Chapter 3 National Income: Where it Comes From and Where It Goes
Chapter 4 The Monetary System: What It Is and How It Works
Chapter 5 Inflation: Its Causes, Effects, and Social Costs
Chapter 6 The Open Economy
Chapter 7 Unemployment and the Labor Market
Part III Growth Theory: The Economy in the Very Long Run
Chapter 8 Economic Growth I: Capital Accumulation and Population Growth
Chapter 9 Economic Growth II:?Technology, Empirics, and Policy
Part IV Business Cycle Theory: The Economy in the Short Run
Chapter 10 Introduction to Economic Fluctuations
Chapter 11 Aggregate Demand I: Building the IS–LM Model
Chapter 12 Aggregate Demand II: Applying the?IS–LM?Model
Chapter 13 The Open Economy Revisited: The Mundell–Fleming Model and the Exchange-Rate Regime
Chapter 14 Aggregate Supply and the Short-Run?Tradeoff Between Inflation and Unemployment
Part V Topics in Macroeconomic Theory and Policy
Chapter 15 A Dynamic Model of Economic Fluctuations
Chapter 16 Alternative Perspectives on Stabilization Policy
Chapter 17 Government Debt and Budget Deficits
Chapter 18 The Financial System: Opportunities and Dangers
Chapter 19 The Microfoundations of Consumption and Investment
Epilogue What We Know, What We Don’t
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版) 東洋経済新報社 2017/11 [原書チャプター番号を追記]
第1部 イントロダクション
第1章 科学としてのマクロ経済学 [1]
第2章 マクロ経済学のデータ [2]
第2部 古典派理論:長期の経済
第3章 国民所得:どこから来てどこへ行くのか [3]
第4章 貨幣システム:どのようなものでどのように機能するか [4]
第5章 インフレーション:原因と影響と社会的コスト [5]
第6章 開放経済 [6]
第7章 失業と労働市場 [7]
第3部 景気循環理論:短期の経済
第8章 景気変動へのイントロダクション [10]
第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築 [11]
第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用 [12]
第11章 開放経済再訪:マンデル=フレミング・モデルと為替相場制度 [13]
第12章 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフ[14]
『マンキュー マクロ経済学』Ⅱ 応用篇(第4版) 2818/8/10
主 要 目 次第1部 成長理論:超長期の経済
第1章 経済成長I:資本蓄積と人口成長 [8]
第2章 経済成長Ⅱ:技術・経験・政策 [9]
第2部 マクロ経済理論のトピックス
第3章 景気変動の動学モデル [15]
第4章 消費者行動の理論
第5章 投資の理論
第3部 マクロ経済政策のトピックス
第6章 安定化政策の異なる見方 [16]
第7章 政府負債と財政赤字 [17]
第8章 金融システム:好機と危機 [18]
終章 わかっていること,いないこと
注意!
マンキュー経済学マクロ編はまったくの別物です。
マンキューマクロ入門/応用篇は全一冊を邦訳する際に2分冊にしている。クルーグマンもスティグリッツも大概このパターン。
https://www.barnesandnoble.com/w/macroeconomics-n-gregory-mankiw/1124294691?ean=9781464182891
Macroeconomics / Edition 9 by N.Gregory Mankiw 2015
Table of Contents
Preface
Part 1 Introduction
Chapter 1 The Science of Macroeconomics
Chapter 2 The Data of Macroeconomics
Part 2 Classical Theory: The Economy in the Long Run
Chapter 3 National Income: Where it Comes From and Where It Goes
Chapter 4 The Monetary System: What It Is and How It Works
Chapter 5 Inflation: Its Causes, Effects, and Social Costs
Chapter 6 The Open Economy
Chapter 7 Unemployment and the Labor Market
Part 3 Growth Theory: The Economy in the Very Long Run
Chapter 8 Economic Growth I: Capital Accumulation and Population Growth
Chapter 9 Economic Growth II: Technology, Empirics, and Policy
Part 4 Business Cycle Theory: The Economy in the Short Run
Chapter 10 Introduction to Economic Fluctuations
Chapter 11 Aggregate Demand 1: Building the IS-LM Model
Chapter 12 Aggregate Demand 2: Applying the IS-LM Model
Chapter 13 The Open Economy Revisited: The Mundell–Fleming Model and the Exchange-Rate Regime
Chapter 14 Aggregate Supply and the Short-Run Tradeoff Between Inflation and Unemployment
Part 5 Topics in Macroeconomic Theory and Policy
Chapter 15 A Dynamic Model of Economic Fluctuations
Chapter 16 Alternative Perspectives on Stabilization Policy
Chapter 17 Government Debt and Budget Deficits
Chapter 18 The Financial System: Opportunities and Dangers
Chapter 19 The Microfoundations of Consumption and Investment
Epilogue What We Know, What We Don’t
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版) 東洋経済新報社 2017/11 [原書チャプター番号を追記]
第1部 イントロダクション
第1章 科学としてのマクロ経済学 [1]
第2章 マクロ経済学のデータ [2]
第2部 古典派理論:長期の経済
第3章 国民所得:どこから来てどこへ行くのか [3]
第4章 貨幣システム:どのようなものでどのように機能するか [4]
第5章 インフレーション:原因と影響と社会的コスト [5]
第6章 開放経済 [6]
第7章 失業と労働市場 [7]
第3部 景気循環理論:短期の経済
第8章 景気変動へのイントロダクション [10]
第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築 [11]
第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用 [12]
第11章 開放経済再訪:マンデル=フレミング・モデルと為替相場制度 [13]
第12章 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフ[14]
『マンキュー マクロ経済学』Ⅱ 応用篇(第4版) 2818/8/10
主 要 目 次第1部 成長理論:超長期の経済
第1章 経済成長I:資本蓄積と人口成長 [8]
第2章 経済成長Ⅱ:技術・経験・政策 [9]
第2部 マクロ経済理論のトピックス
第3章 景気変動の動学モデル [15]
第4章 消費者行動の理論
第5章 投資の理論
第3部 マクロ経済政策のトピックス
第6章 安定化政策の異なる見方 [16]
第7章 政府負債と財政赤字 [17]
第8章 金融システム:好機と危機 [18]
終章 わかっていること,いないこと
注意!
マンキュー経済学マクロ編はまったくの別物です。
マンキューマクロ入門/応用篇は全一冊を邦訳する際に2分冊にしている。クルーグマンもスティグリッツも大概このパターン。
https://www.barnesandnoble.com/w/macroeconomics-n-gregory-mankiw/1124294691?ean=9781464182891
Macroeconomics / Edition 9 by N.Gregory Mankiw 2015
Table of Contents
Preface
Part 1 Introduction
Chapter 1 The Science of Macroeconomics
Chapter 2 The Data of Macroeconomics
Part 2 Classical Theory: The Economy in the Long Run
Chapter 3 National Income: Where it Comes From and Where It Goes
Chapter 4 The Monetary System: What It Is and How It Works
Chapter 5 Inflation: Its Causes, Effects, and Social Costs
Chapter 6 The Open Economy
Chapter 7 Unemployment and the Labor Market
Part 3 Growth Theory: The Economy in the Very Long Run
Chapter 8 Economic Growth I: Capital Accumulation and Population Growth
Chapter 9 Economic Growth II: Technology, Empirics, and Policy
Part 4 Business Cycle Theory: The Economy in the Short Run
Chapter 10 Introduction to Economic Fluctuations
Chapter 11 Aggregate Demand 1: Building the IS-LM Model
Chapter 12 Aggregate Demand 2: Applying the IS-LM Model
Chapter 13 The Open Economy Revisited: The Mundell–Fleming Model and the Exchange-Rate Regime
Chapter 14 Aggregate Supply and the Short-Run Tradeoff Between Inflation and Unemployment
Part 5 Topics in Macroeconomic Theory and Policy
Chapter 15 A Dynamic Model of Economic Fluctuations
Chapter 16 Alternative Perspectives on Stabilization Policy
Chapter 17 Government Debt and Budget Deficits
Chapter 18 The Financial System: Opportunities and Dangers
Chapter 19 The Microfoundations of Consumption and Investment
Epilogue What We Know, What We Don’t
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版) 東洋経済新報社 2017/11 [原書チャプター番号を追記]
第1部 イントロダクション
第1章 科学としてのマクロ経済学 [1]
第2章 マクロ経済学のデータ [2]
第2部 古典派理論:長期の経済
第3章 国民所得:どこから来てどこへ行くのか [3]
第4章 貨幣システム:どのようなものでどのように機能するか [4]
第5章 インフレーション:原因と影響と社会的コスト [5]
第6章 開放経済 [6]
第7章 失業と労働市場 [7]
第3部 景気循環理論:短期の経済
第8章 景気変動へのイントロダクション [10]
第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築 [11]
第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用 [12]
第11章 開放経済再訪:マンデル=フレミング・モデルと為替相場制度 [13]
第12章 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフ[14]
『マンキュー マクロ経済学』Ⅱ 応用篇(第4版) 2818/8/10
主 要 目 次第1部 成長理論:超長期の経済
第1章 経済成長I:資本蓄積と人口成長 [8]
第2章 経済成長Ⅱ:技術・経験・政策 [9]
第2部 マクロ経済理論のトピックス
第3章 景気変動の動学モデル [15]
第4章 消費者行動の理論
第5章 投資の理論
第3部 マクロ経済政策のトピックス
第6章 安定化政策の異なる見方 [16]
第7章 政府負債と財政赤字 [17]
第8章 金融システム:好機と危機 [18]
終章 わかっていること,いないこと
注意!
マンキュー経済学マクロ編はまったくの別物です。
マンキューマクロ入門/応用篇は全一冊を邦訳する際に2分冊にしている。クルーグマンもスティグリッツも大概このパターン。
https://www.barnesandnoble.com/w/macroeconomics-n-gregory-mankiw/1124294691?ean=9781464182891
Macroeconomics / Edition 9 by N.Gregory Mankiw 2015
Table of Contents
Preface
Part 1 Introduction
…略…
Epilogue What We Know, What We Don’t
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版) 東洋経済新報社 2017/11 [原書チャプター番号を追記]
第1部 イントロダクション
第1章 科学としてのマクロ経済学 [1]
第2章 マクロ経済学のデータ [2]
第2部 古典派理論:長期の経済
第3章 国民所得:どこから来てどこへ行くのか [3]
第4章 貨幣システム:どのようなものでどのように機能するか [4]
第5章 インフレーション:原因と影響と社会的コスト [5]
第6章 開放経済 [6]
第7章 失業と労働市場 [7]
第3部 景気循環理論:短期の経済
第8章 景気変動へのイントロダクション [10]
第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築 [11]
第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用 [12]
第11章 開放経済再訪:マンデル=フレミング・モデルと為替相場制度 [13]
第12章 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフ[14]
『マンキュー マクロ経済学』Ⅱ 応用篇(第4版) 2818/8/10
主 要 目 次第1部 成長理論:超長期の経済
第1章 経済成長I:資本蓄積と人口成長 [8]
第2章 経済成長Ⅱ:技術・経験・政策 [9]
第2部 マクロ経済理論のトピックス
第3章 景気変動の動学モデル [15]
第4章 消費者行動の理論
第5章 投資の理論
第3部 マクロ経済政策のトピックス
第6章 安定化政策の異なる見方 [16]
第7章 政府負債と財政赤字 [17]
第8章 金融システム:好機と危機 [18]
終章 わかっていること,いないこと
注意!
マンキュー経済学マクロ編はまったくの別物です。
マンキューマクロ入門/応用篇は全一冊を邦訳する際に2分冊にしている。クルーグマンもスティグリッツも大概このパターン。
https://www.barnesandnoble.com/w/macroeconomics-n-gregory-mankiw/1124294691?ean=9781464182891
Macroeconomics / Edition 9 by N.Gregory Mankiw 2015
Table of Contents
Preface
Part 1 Introduction
…略…
Epilogue What We Know, What We Don’t
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版) 東洋経済新報社 2017/11 [原書チャプター番号を追記]
第1部 イントロダクション [一]
第1章 科学としてのマクロ経済学 [1]
第2章 マクロ経済学のデータ [2]
第2部 古典派理論:長期の経済 [二]
第3章 国民所得:どこから来てどこへ行くのか [3]
第4章 貨幣システム:どのようなものでどのように機能するか [4]
第5章 インフレーション:原因と影響と社会的コスト [5]
第6章 開放経済 [6]
第7章 失業と労働市場 [7]
第3部 景気循環理論:短期の経済 [四]
第8章 景気変動へのイントロダクション [10]
第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築 [11]
第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用 [12]
第11章 開放経済再訪:マンデル=フレミング・モデルと為替相場制度 [13]
第12章 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフ[14]
『マンキュー マクロ経済学』Ⅱ 応用篇(第4版) 2818/8/10
主 要 目 次
第1部 成長理論:超長期の経済 [三]
第1章 経済成長I:資本蓄積と人口成長 [8]
第2章 経済成長Ⅱ:技術・経験・政策 [9]
第2部 マクロ経済理論のトピックス [五]
第3章 景気変動の動学モデル [15]
第4章 消費者行動の理論
第5章 投資の理論
第3部 マクロ経済政策のトピックス
第6章 安定化政策の異なる見方 [16]
第7章 政府負債と財政赤字 [17]
第8章 金融システム:好機と危機 [18]
終章 わかっていること,いないこと
注意!
マンキュー経済学マクロ編はまったくの別物です。
マンキューマクロ入門/応用篇は全一冊を邦訳する際に2分冊にしている。クルーグマンもスティグリッツも大概このパターン。
https://www.barnesandnoble.com/w/macroeconomics-n-gregory-mankiw/1124294691?ean=9781464182891
Macroeconomics / Edition 9 by N.Gregory Mankiw 2015
Table of Contents
Preface
Part 1 Introduction
…略…
Epilogue What We Know, What We Don’t
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版) 東洋経済新報社 2017/11 [原書チャプター番号を追記]
第1部 イントロダクション [一]
第1章 科学としてのマクロ経済学 [1]
第2章 マクロ経済学のデータ [2]
第2部 古典派理論:長期の経済 [二]
第3章 国民所得:どこから来てどこへ行くのか [3]
第4章 貨幣システム:どのようなものでどのように機能するか [4]
第5章 インフレーション:原因と影響と社会的コスト [5]
第6章 開放経済 [6]
第7章 失業と労働市場 [7]
第3部 景気循環理論:短期の経済 [四]
第8章 景気変動へのイントロダクション [10]
第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築 [11]
第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用 [12]
第11章 開放経済再訪:マンデル=フレミング・モデルと為替相場制度 [13]
第12章 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフ[14]
『マンキュー マクロ経済学』Ⅱ 応用篇(第4版) 2018/8/10
主 要 目 次
第1部 成長理論:超長期の経済 [三]
第1章 経済成長I:資本蓄積と人口成長 [8]
第2章 経済成長Ⅱ:技術・経験・政策 [9]
第2部 マクロ経済理論のトピックス [五]
第3章 景気変動の動学モデル [15]
第4章 消費者行動の理論
第5章 投資の理論
第3部 マクロ経済政策のトピックス
第6章 安定化政策の異なる見方 [16]
第7章 政府負債と財政赤字 [17]
第8章 金融システム:好機と危機 [18]
終章 わかっていること,いないこと
注意!
マンキュー経済学マクロ編はまったくの別物です。
>『マンキュー マクロ経済学』Ⅱ 応用篇(第4版) 2018/8/10
有名なジョークは健在だろうか?
《化学者、物理学者、そして経済学者は食料の缶詰の開け方を見つけようとして、砂漠の 孤島にみんなは
まり込んでいます。 「缶が破裂するまで火であぶりましょう」と化学者が 言います。 「いや、いや」と
物理学者は言います。「高い木の上から岩の上に落としま しょう」 「私にはアイデアがあります」と経済
学者が言います。「最初に、我々が缶を開ける人を仮定します・・・・。」》
邦訳マンキューマクロ応用編第3版,67頁
"There's an old joke about an economist, a physicist and a chemist stranded on a desert island with no implements and a crate of canned food that washed... ... the chemist set about devising novel ways to open the cans, the economist says: ...
There's an old joke about an economist, a physicist and a chemist stranded on a desert island with no implements and a crate of canned food that washed up from a shipwreck.
While the physicist and the chemist set about devising novel ways to open the cans, the economist says: "Let's assume we have a can opener."
http://www.abc.net.au/news/2016-06-03/long-the-strange-modelling-used-to-sell-company-tax-cuts/7473480
There's an old joke about an economist,... - The Australia ... - Facebook
ja-jp.facebook.com/.../posts/.../10153764933724397/
... a crate of canned food that washed up from a shipwreck," writes Stephen Long, in The Drum. "While the physicist and the chemist set about devising novel ways to open the cans, the economist says: 'Let's assume we have a can opener.'.
Proceedings of the National Conference on Computing ...
https://books.google.co.jp/books?id...
Steven L. Jamison, ACM--SIGCAPH. - 1976 - スニペット表示
The chemist said, "No, I think we'll build a fire. Then I'll figure out how much heat is required to warm up the beans and burst open the can." The economist said, "I have the best solution. Let's just assume that we have a can opener." It would be ...
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缶切りを前提とする
「缶切りをする」とは、 経済学者や他の理論家を模倣して、その結論を非実用的ではないと思われる仮定に基づいているキャッチフレーズである。 「経済学者が、彼らが直面している問題を簡素化し、時には単純化するために仮定を使用する方法を狙っています。 [1]これは、「正当化されておらず単純化された仮定のための現代経済理論の傾向」についての作家の軽蔑を表現するために使用されるかもしれない。 [2]
Contents
原点 編集
それは少なくとも1970年代の冗談から生まれ、おそらく英国の経済学者に由来しています。 [3]それを言及した最初の本は、 Kenneth E. Bouldingによる科学 (1970) としての経済学である可能性が高い: [4]
物理学者、化学者、エコノミストについて、道具や缶のない砂漠の島に詰まった話があります。 物理学者と化学者はそれぞれ開けられる独創的な仕組みを考案した。 エコノミストは単に、「私たちは缶切りを持っているとしましょう」と言っただけです!
このフレーズは1981年の本で大衆化され、経済的な話題に関する多くの作家がこれ以上の説明なしにそれをキャッチフレーズとして使用することは十分によく知られています。 [5] [6]
使用例 編集
ジョークとそのエコノミストへの応用は、1981年のペーパー・マネー 「アダム・スミス」( ジョージ・グッドマンの 仮名 )によって取り上げられ[7] 、そこではインフレがなくなると仮定する経済学者の傾向にストーリーを適用した経済学者が「この秘密の謎の大祭司」であるという考えを嘲笑した。 対照的に、彼は「なぜ経済学者がいつも間違っているのか」と尋ねる。 [9] 「can can opener」というフレーズは、「経済学者の演繹的論理と分析モデルに対する辛辣な告発」となった。 [10]
Tommaso Padoa-Schioppaイタリアの財務相は、2006年に「経済学者がコメントしたとき、政治を離れさせることは非常に多い」と説明するためにこの言葉を使用した。 オーストラリアでは、「現実感を失った財務官 」 (12)と政治家が地球温暖化ガス取引の問題を「捨て去った」と表現するために使われてきた。 [13]それはインドに中国に対する米国の経済政策を記述するために使われた。 [14]
中東の平和に向けて働いている外交官や交渉担当者を経済学を超えて説明し、「紛争が単なる大きな誤解のように自信を深めようとしている」、「存在しなかったリーダー、好ましい現実を喚起する方法として」 [15]
非現実的な仮定に基づいて問題が解決される社会科学など、他の分野のモデルにも適用されることがあります。
関連項目 編集
オッカムのかみそり
球牛
参照 編集
^ Mankiw、N. Gregory(2010)。 マクロ経済学 (第7版)。 ニューヨーク:価値ある出版社。 pp.238-239。 ISBN 1-4292-1887-8 。
^ Kaletsky、Anatole(2010)。 "11"缶切りはありません。 " キャピタリズム4.0:危機後の新しい経済の誕生 ニューヨーク:広報、ペルセウスブックグループのメンバー。 p。 ISBN 978-1-58648-871-0 。
^ Barry Popik : "あなたは缶切りを持っていると仮定します"(食べ物缶を開くことに関する経済学的ジョーク) 。 In: ビッグアップル。 2010年12月5日
^ Kenneth E. Boulding: 科学としての経済学。 McGraw-Hill、1970年、p。 101
^ ドラム、ケビン(2010年8月18日)。 "最初に、缶切りをする..." マザージョーンズ 。 取得日: 2013年3月18日
^ "金融政策:まず、缶切りをする" 。 エコノミスト 2012年11月28日 取得日: 2013年3月18日
^ Silk、Leonard(1981年3月22日)。 "システムについての強気" 。 ニューヨークタイムズ 。 2013年3月18日に取得されました 。
^ 「経済的な混乱に関して与えられたストレート・トーク」 。 デイリータイムズ 。 1981年3月28日。 取得日: 2013年3月18日
^ Lehmann-Haupt、Christopher(1981年3月9日)。 "時の書籍:紙幣のレビューアダムスミス" 。 ニューヨークタイムズ 。 取得日: 2013年3月18日
^ Silk、Leonard(1981年3月22日)。 "システムについての強気" 。 ニューヨークタイムズ 。 取得日: 2013年3月18日
^ ノリス、フロイド(2006年11月24日)。 "高低の金融:財務大臣の誘惑" 。 ニューヨークタイムズ 。 取得日: 2013年3月18日
^ McCrann、テリー; ヘラルド・サン(2011年6月8日) "スワンのスピーチ笑い分" 。 ヘラルドサン 。 取得日: 2013年3月18日
^ カーモディ、ジェフ(2011年3月2日)。 "何もしないことがこれに優先する" 。 オーストラリア人 。 取得日: 2013年3月18日
^ ケンプ、ジョン(2011年4月5日)。 "簡単なお金は商品に圧力をかける" 。 ロイター 。 取得日: 2013年3月18日
^ 5月、クリフ(2009年2月17日)。 「平和処理101」 。 ゲティスバーグタイムズ 。 取得日: 2013年3月18日
"Assume a can opener" is a catchphrase used to mock economists and other theorists who base their conclusions on impractical or unlikely assumptions. The phrase "takes aim at how economists use assumptions to simplify—and sometimes oversimplify—the problems they face".[1] It may be used to express the writer's disdain for "the propensity of modern economic theory for unjustified and oversimplified assumptions."[2]
Contents
Origin Edit
It derives from a joke which dates to at least 1970 and possibly originated with British economists.[3] The first book mentioning it is likely Economics as a Science (1970) by Kenneth E. Boulding:[4]
There is a story that has been going around about a physicist, a chemist, and an economist who were stranded on a desert island with no implements and a can of food. The physicist and the chemist each devised an ingenious mechanism for getting the can open; the economist merely said, "Assume we have a can opener"!
The phrase was popularized in a 1981 book and has become sufficiently well known that many writers on economic topics use it as a catchphrase without further explanation.[5][6]
Examples of usage Edit
The joke and its application to economists were taken up in the 1981 book Paper Money by "Adam Smith" (pseudonym of George Goodman),[7] wherein he applied the story to the then-tendency of economists to assume that inflation would go away, and mocked the notion that economists are "the high priests of this esoteric mystery."[8] In contrast, he asks "why the economists are always wrong."[9] The phrase "assume a can opener" became "his nagging accusation against the deductive logic and analytical models of economists."[10]
The Italian finance minister Tommaso Padoa-Schioppa used the phrase in 2006 to illustrate that "Very often, when economists comment, they assume politics away."[11] It has been used in Australia to describe "a treasurer who has lost all touch with reality"[12] and politicians "assuming away" the problem of getting a global greenhouse gas deal.[13] It was used in India to describe American economic policy toward China.[14]
It has been extended beyond economics to describe diplomats and negotiators working toward peace in the Middle East, who have "attempted to build confidence among the warring parties as if the conflict were just a big misunderstanding" and who "assumed leaders who did not exist, as a way to conjure a preferable reality."[15]
It is also sometimes applied to models in other fields as well such as the social sciences where certain problems are solved based on unrealistic assumptions.
生物学者のベルタランフィに呼応して贈与経済学や組織論さらには紛争解決論など、一般システム理論の社会システム理論への理論的拡張に貢献した。経済学のみならず教育・詩作・システム科学など多彩な才能を発揮し学際的な研究活動を行った。特にチャールズ・ダーウィンの進化論を経済学分析に取り入れた進化経済学の樹立で有名。また、バックミンスター・フラーが提唱した概念「宇宙船地球号」を経済学に導入した。
また彼はクエーカー教徒でもあり、今日でいう平和学に大きな関心を寄せていた。妻は平和研究者、平和運動家のエリース・ボールディング。
著書 編集
単著 編集
Economic Analysis, (Harper & Brothers, 1941).
大石泰彦・宇野健吾監訳『ボールディング近代経済学』(丸善, 1963年)
The Economics of Peace, (Prentice Hall, 1945).
永田清訳『平和の経済学』(好学社, 1949年)
A Reconstruction of Economics, (J. Wiley, 1950).
The Organizational Revolution: A Study in the Ethics of Economic Organization, (Harper & Brothers, 1953).
日本経済新聞社訳『組織革命』(日本経済新聞社, 1960年)
The Image: Knowledge in Life and Society, (University of Michigan Press, 1956).
大川信明訳『ザ・イメージ』(誠信書房, 1962年)
The Skills of the Economist, (H. Hamilton, 1958).
桜井欣一郎・桜井美智子訳『経済学――その領域と方法』(東洋経済新報社, 1964年)
Principles of Economic Policy, (Prentice-Hall, 1958).
海老原武邦・内田忠夫訳『経済政策の原理』(東洋経済新報社, 1960年)
Conflict and Defence: A General Theory, (Harper & Bros., 1962).
内田忠夫・衞藤瀋吉訳『紛争の一般理論』(ダイヤモンド社, 1971年)
The Meaning of the Twentieth Century: the Great Transition, (Harper & Row, 1964).
清水幾太郎訳『20世紀の意味――偉大なる転換』(岩波書店[岩波新書], 1967年)
The Impact of the Social Sciences, (Rutgers University Press, 1966).
犬田充ほか訳『社会科学のインパクト――経済学の未来を求めて』(ダイヤモンド社, 1970年)
Beyond Economics: Essays on Society, Religion, and Ethics, (University of Michigan Press, 1968).
公文俊平訳『経済学を超えて――社会システムの一般理論』(竹内書店, 1970年/改訳版, 学習研究社, 1975年)
Economics as a Science, (McGraw-Hill, 1970).
清水幾太郎訳『科学としての経済学』(日本経済新聞社, 1971年/日経新書, 1977年)
A Primer on Social Dynamics: History as Dialectics and Development, (Free Press, 1970).
横田洋三訳『社会動学入門』(竹内書店, 1971年)
同上『歴史はいかに書かれるべきか』(講談社[講談社学術文庫], 1979年)
Economics, (Colorado Associated University Press, 1971).
Political Economy, (Colorado Associated University Press, 1973).
The Economy of Love and Fear: A Preface to Grants Economics, (Wadsworth, 1973).
公文俊平訳『愛と恐怖の経済――贈与の経済学序説』(佑学社, 1974年)
Toward a General Social Science, (Colorado Associated University Press, 1974).
International Systems: Peace, Conflict Resolution, and Politics, (Colorado Associated University Press, 1975).
Sonnets from the Interior Life, and Other Autobiographical Verse, (Colorado Associated University Press, 1975).
Stable Peace, (University of Texas Press, 1978).
武者小路公秀訳『紛争と平和の諸段階』(ダイヤモンド社, 1980年)
Ecodynamics: A New Theory of Societal Evolution, (Sage, 1978).
長尾史郎訳『地球社会はどこへ行く(上・下)』(講談社[講談社学術文庫], 1980年)
Beasts, Ballads, and Bouldingisms: A Collection of Writings, (Transaction Books, 1980).
Evolutionary Economics, (Sage, 1981).
猪木武徳・望月和彦・上山隆大訳『社会進化の経済学』(HBJ出版局, 1987年)
Toward the Twenty-First Century: Political Economy, Social Systems, and World Peace, (Colorado Associated University Press, 1985).
Human Betterment, (Sage, 1985).
The World as a Total System, (Sage, 1985).
高村忠成ほか訳『トータル・システム――ニューアカデミーの確立』(第三文明社, 1988年)
Mending the World: Quaker Insights on the Social Order, (Pendle Hill Publications, 1986).
Three Faces of Power, (Sage, 1989).
益戸欽也訳『21世紀権力の三つの顔』(産能大学出版部, 1994年)
Towards a New Economics: Critical Essays on Ecology, Distribution, and Other Themes, (Edward Elgar, 1992).
The Structure of a Modern Economy: the United States, 1929-89, (Macmillan, 1993).
ケネス・エワート・ボールディング(Kenneth Ewart Boulding、1910年1月18日 - 1993年3月18日)は、イギリス出身のアメリカの経済学者。
彼は伝統的な経済学は一部に過ぎないと考え、経済学(あるいは社会科学)の領域を広げる諸著作を書いたことに特徴がある。
目次
略歴 編集
1910年 イギリスのリバプールで生まれる。
1928年 オックスフォード大学への奨学金を得て入学する。
1931年 卒業。
22歳のとき、ケインズが編集する『エコノミック・ジャーナル』に経済学論文の第1作を発表する。
太平洋を渡り、シカゴ大学とハーバード大学で2年間、研究に励む。
一時期、エジンバラ大学に在籍する。
1937年~1941年 ニューヨークのコルゲイト大学で教える。
1941年~1942年 戦時中、プリンストンの国際連盟にある経済および財政政策の経済学者であったが、平和主義のために辞職した。
1942年~1943年 フィスク大学で教える。
1943年~1949年 アイオワ州立大学とマックギル大学で教える。
1948年 アメリカ市民権を取得。
1949年~1977年 ミシガン大学で教える。
1949年 アメリカ経済学会のジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞した。
1963年~1964年 国際キリスト教大学(ICU)に招聘教授として迎えられ、経済学のほか、特殊講義で、一般社会体系論を教える。その時の講義をもとに『歴史はいかに書かれるべきか』が書かれた。
1968年 アメリカ経済学会会長。
1977年 コロラド大学で引退まで教える(別の資料では1949-67年ミシガン大学教授。1967年から引退までコロラド大学ボルダ-校教授)。
1980年 日本経済新聞社などの招きで来日し講演する。(東京では、2月21日、日経ホールで、講演会) 横浜国立大学・常盤出版会発行の『常盤』第35号(発行人 斉藤文紀)に「平和へのメッセージ」を寄稿する。
1993年 83歳で死去。
業績 編集
生物学者のベルタランフィに呼応して贈与経済学や組織論さらには紛争解決論など、一般システム理論の社会システム理論への理論的拡張に貢献した。経済学のみならず教育・詩作・システム科学など多彩な才能を発揮し学際的な研究活動を行った。特にチャールズ・ダーウィンの進化論を経済学分析に取り入れた進化経済学の樹立で有名。また、バックミンスター・フラーが提唱した概念「宇宙船地球号」を経済学に導入した。
また彼はクエーカー教徒でもあり、今日でいう平和学に大きな関心を寄せていた。妻は平和研究者、平和運動家のエリース・ボールディング。
著書 編集
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ルートヴィヒ・フォン・ベルタランフィ
ルートヴィヒ・フォン・ベルタランフィ(Ludwig von Bertalanffy, 1901年9月19日 - 1972年6月12日)はウィーン生まれの生物学者。
フォン・ベルタランフィは、1934年からウィーン大学、1948年からロンドン大学、1949年からモントリオール大学、1950年からオタワ大学、1955年から南カリフォルニア大学、1961年からアルバータ大学、1969からニューヨーク州立大学バッファロー校の教授を歴任した。
フォン・ベルタランフィは、生命現象に対する機械論を排して「一般システム理論」を提唱した。Bertalanffyの成長曲線にその名前を残している。
関連項目 編集
有機体論
人口動態(―力学、原動力、パターン) Population dynamics
一般システム理論
外部リンク 編集
International Society for the Systems Sciences' summary page on Ludwig von Bertalanffy
https://en.wikipedia.org/wiki/Assume_a_can_opener
It derives from a joke which dates to at least 1970 and possibly originated with British economists.[3]
The first book mentioning it is likely Economics as a Science (1970) by Kenneth E. Boulding:[4]
ケネス・エワート・ボールディング(Kenneth Ewart Boulding、1910年1月18日 - 1993年3月18日)は、イギリス出身のアメリカの
経済学者。
彼は伝統的な経済学は一部に過ぎないと考え、経済学(あるいは社会科学)の領域を広げる諸著作を書いたことに特徴がある。
Economics as a Science, (McGraw-Hill, 1970).
清水幾太郎訳『科学としての経済学』(日本経済新聞社, 1971年/日経新書, 1977年)
Assume a can opener
https://en.wikipedia.org/wiki/Assume_a_can_opener
It derives from a joke which dates to at least 1970 and possibly originated with British economists.
The first book mentioning it is likely Economics as a Science (1970) by Kenneth E. Boulding:*
*
ケネス・エワート・ボールディング(Kenneth Ewart Boulding、1910年1月18日 - 1993年3月18日)は、イギリス出身の
アメリカの経済学者。
彼は伝統的な経済学は一部に過ぎないと考え、経済学(あるいは社会科学)の領域を広げる諸著作を書いたことに特徴がある。
Economics as a Science, (McGraw-Hill, 1970).
清水幾太郎訳『科学としての経済学』(日本経済新聞社, 1971年/日経新書, 1977年)
Assume a can opener
https://en.wikipedia.org/wiki/Assume_a_can_opener
It derives from a joke which dates to at least 1970 and possibly originated with British economists.
The first book mentioning it is likely Economics as a Science (1970) by Kenneth E. Boulding:*
*
ケネス・エワート・ボールディング(Kenneth Ewart Boulding、1910年1月18日 - 1993年3月18日)は、
イギリス出身のアメリカの経済学者。彼は伝統的な経済学は一部に過ぎないと考え、経済学(ある
いは社会科学)の領域を広げる諸著作を書いたことに特徴がある。
Economics as a Science, (McGraw-Hill, 1970).
清水幾太郎訳『科学としての経済学』(日本経済新聞社, 1971年/日経新書, 1977年)
原書10版は19が加筆されるようだ
第19章消費と投資のミクロファウンデーション
19-1消費者支出の決定要因
ジョン・メイナード・ケインズと消費関数
フランコ・モディリアーニとライフサイクル仮説
ミルトン・フリードマンと永久収入仮説
ケーススタディ1964年の減税と1968年の税率
ケーススタディ2008年の税還付金
ロバートホールとランダムウォーク仮説
ケーススタディ収入の予測可能な変化は予測可能な消費の変化につながるか?
デイヴィッド・ラブソンとインスタント・グライディングのプル
ケーススタディより多くの人々を節約する方法
消費のボトムライン
19-2投資支出の決定要因
資本の賃貸料
資本コスト
コスト便益計算
税金と投資
株式市場とトビンのq
ケーススタディ経済指標としての株式市場
資金制約
投資のボトムライン
19-3結論:期待の重要な役割
エピローグ私たちが知っていること、私たちがしないこと
マクロ経済学の4つの最も重要な教訓
レッスン1:長期的には、商品やサービスを生産する国の能力は、国民の生活水準を決定します。
レッスン2:短期的には、総需要は、国が生産する財とサービスの量に影響します。
レッスン3:長期的には、マネーの成長率はインフレ率を決定するが、失業率には影響しない。
レッスン4:短期的には、金融政策と財政政策を支配する政策立案者は、インフレと失業のトレードオフに直面している。
マクロ経済学の4つの最も重要な未解決問題
質問1:政策立案者は、経済の自然な生産水準の伸びを促進しようとするべきですか?
上は9edではなかった
9edは以下、
Part I Introduction
Chapter 1 The Science of Macroeconomics
Chapter 2 The Data of Macroeconomics
Part II Classical Theory: The Economy in the Long Run
Chapter 3 National Income: Where It Comes From and Where It Goes
Chapter 4 The Monetary System: What It Is and How It Works
Chapter 5 Inflation: Its Causes, Effects, and Social Costs
Chapter 6 The Open Economy
Chapter 7 Unemployment and the Labor Market
Part III Growth Theory: The Economy in the Very Long Run
Chapter 8 Economic Growth I: Capital Accumulation and Population Growth
Chapter 9 Economic Growth II: Technology, Empirics, and Policy
Part IV Business Cycle Theory: The Economy in the Short Run
Chapter 10 Introduction to Economic Fluctuations
Chapter 11 Aggregate Demand I: Building the IS–LM Model
Chapter 12 Aggregate Demand II: Applying the IS–LM Model
Chapter 13 The Open Economy Revisited: The Mundell–Fleming Model and the Exchange-Rate Regime
Chapter 14 Aggregate Supply and the Short-Run Tradeoff Between Inflation and Unemployment
Part V Topics in Macroeconomic Theory
Chapter 15 A Dynamic Model of Economic Fluctuations
Chapter 16 Understanding Consumer Behavior
Chapter 17 The Theory of Investment
Part VI Topics in Macroeconomic Policy
Chapter 18 Alternative Perspectives on Stabilization Policy
Chapter 19 Government Debt and Budget Deficits
Chapter 20 The Financial System: Opportunities and Dangers
Epilogue What We Know, What We Don’t
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版) 東洋経済新報社 2017/11
上は9edではなかった
9edは以下、
Part I Introduction
Chapter 1 The Science of Macroeconomics
Chapter 2 The Data of Macroeconomics
Part II Classical Theory: The Economy in the Long Run
Chapter 3 National Income: Where It Comes From and Where It Goes
Chapter 4 The Monetary System: What It Is and How It Works
Chapter 5 Inflation: Its Causes, Effects, and Social Costs
Chapter 6 The Open Economy
Chapter 7 Unemployment and the Labor Market
Part III Growth Theory: The Economy in the Very Long Run
Chapter 8 Economic Growth I: Capital Accumulation and Population Growth
Chapter 9 Economic Growth II: Technology, Empirics, and Policy
Part IV Business Cycle Theory: The Economy in the Short Run
Chapter 10 Introduction to Economic Fluctuations
Chapter 11 Aggregate Demand I: Building the IS–LM Model
Chapter 12 Aggregate Demand II: Applying the IS–LM Model
Chapter 13 The Open Economy Revisited: The Mundell–Fleming Model and the Exchange-Rate Regime
Chapter 14 Aggregate Supply and the Short-Run Tradeoff Between Inflation and Unemployment
Part V Topics in Macroeconomic Theory
Chapter 15 A Dynamic Model of Economic Fluctuations
Chapter 16 Understanding Consumer Behavior
Chapter 17 The Theory of Investment
Part VI Topics in Macroeconomic Policy
Chapter 18 Alternative Perspectives on Stabilization Policy
Chapter 19 Government Debt and Budget Deficits
Chapter 20 The Financial System: Opportunities and Dangers
Epilogue What We Know, What We Don’t
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版) 東洋経済新報社 2017/11
マンキューマクロ入門/応用篇は全一冊を邦訳する際に2分冊にしている。クルーグマンもスティグリッツも大概このパターン。
https://www.barnesandnoble.com/w/macroeconomics-n-gregory-mankiw/1124294691?ean=9781464182891
Macroeconomics / Edition 9 by N.Gregory Mankiw 2015
Table of Contents
Preface
Part 1 Introduction
…略…
Epilogue What We Know, What We Don’t
マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版) 東洋経済新報社 2017/11 [原書チャプター番号を追記]
第1部 イントロダクション [一]
第1章 科学としてのマクロ経済学 [1]
第2章 マクロ経済学のデータ [2]
第2部 古典派理論:長期の経済 [二]
第3章 国民所得:どこから来てどこへ行くのか [3]
第4章 貨幣システム:どのようなものでどのように機能するか [4]
第5章 インフレーション:原因と影響と社会的コスト [5]
第6章 開放経済 [6]
第7章 失業と労働市場 [7]
第3部 景気循環理論:短期の経済 [四]
第8章 景気変動へのイントロダクション [10]
第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築 [11]
第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用 [12]
第11章 開放経済再訪:マンデル=フレミング・モデルと為替相場制度 [13]
第12章 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフ[14]
『マンキュー マクロ経済学』Ⅱ 応用篇(第4版) 2018/8/10
主 要 目 次
第1部 成長理論:超長期の経済 [三]
第1章 経済成長I:資本蓄積と人口成長 [8]
第2章 経済成長Ⅱ:技術・経験・政策 [9]
第2部 マクロ経済理論のトピックス [五]
第3章 景気変動の動学モデル [15]
第4章 消費者行動の理論 [16]
第5章 投資の理論 [17]
第3部 マクロ経済政策のトピックス [六]
第6章 安定化政策の異なる見方 [18]
第7章 政府負債と財政赤字 [19]
第8章 金融システム:好機と危機 [20]
終章 わかっていること,いないこと
注意!
マンキュー経済学マクロ編はまったくの別物です。
308:
図8-2·金融危機の分析
資産価格下落 多数の金融機 信用収縮(銀 景気後退(総
(ブームの後 → 一部の金融機 →関への信認の→ 行が貸出を縮 → 需要の低下
で起こること 関の破綻 低下 小) よる)
が多い)
↑______↑_______悪循環(景気後退_________↓
によって、資産価
格や金融機関への
圧力が強まる)
>>で引用した目次は9edではなくもうすぐ(2018/9/21)刊行される原書10edのものでした
個人的に注目したいのは、
9edでは第8章に
「ケース・スタディ2008~2009年の金融危機に関して,誰に責任があるのか」(邦訳308~310頁)
“CASE STUDY Who Should Be Blamed for the Financial Crisis of 2008–2009? ” 593-594
http://www.academia.edu/35995441/Macroeconomics_9th_Edition_by_N.Gregory_Mankiw
なる原書で2頁に渡るケース・スタディが追加されたこと
マンキューの書き方だと金融危機の責任者の候補
(連邦準備、住宅の買い手、住宅ローン会社、投資銀行、格付会社、規制機関、政策決定者)
に経済学者がいないので
ブランシャールのように反省しているとは思えないが
応用篇第2章の加筆は大したことないから第6章、第8章の加筆だけチェックすれば良い
興味深い最新追加参考論文はこれか
第6章233(ケーススタディ 政策不確実性は,経済にどう影響するだろうか),236頁
4)Scott R. Baker, Nicholas Bloom, and Steven J. Davis, “Measuring Economic Policy Uncertainty,” Working Paper, 2013. Available at http://www.policyuncertainty.com/.
(新聞記事で使われる単語を指数に加えており)分野としては計量経済学だと思うが
ボールディング源流のジョークも健在だった[70~1頁]
参考:
マンキューの論文及びそれへの(日本語)批判的記事
22 Mankiw, "Reincarnation of Keynesian Economics."
http://www.nber.org/papers/w3885.pdf
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20110604/The_reincarnation_of_keynesian_economics
ブランシャールのリーマンショックへの反省?論文
Blanchard, Dell'Ariccia, and Mauro,"Rethinking Macroeconomic Policy,"
https://www.imf.org/~/media/Websites/IMF/imported-full-text-pdf/external/pubs/ft/spn/2010/_spn1003.ashx
2010年 全19頁
邦訳はオリヴィエ・ブランシャール他 「マクロ経済政策を再考する」 — 経済学101 で検索
>>で引用した目次は9edではなくもうすぐ(2018/9/21)刊行される原書10edのものでした
個人的に注目したいのは、
9edでは第8章に
「ケース・スタディ2008~2009年の金融危機に関して,誰に責任があるのか」(邦訳308~310頁)
“CASE STUDY Who Should Be Blamed for the Financial Crisis of 2008–2009? ” 593-594
http://www.academia.edu/35995441/Macroeconomics_9th_Edition_by_N.Gregory_Mankiw
なる原書で2頁に渡るケース・スタディが追加されたこと
マンキューの書き方だと金融危機の責任者の候補
(連邦準備、住宅の買い手、住宅ローン会社、投資銀行、格付会社、規制機関、政策決定者)
に経済学者がいないので
ブランシャールのように反省しているとは思えないが
応用篇第2章の加筆は大したことないから第6章、第8章の加筆だけチェックすれば良い
興味深い最新追加参考論文は
第6章233(ケーススタディ 政策不確実性は,経済にどう影響するだろうか),236頁
4)Scott R. Baker, Nicholas Bloom, and Steven J. Davis, “Measuring Economic Policy Uncertainty,” Working Paper, 2013. Available at http://www.policyuncertainty.com/.
(新聞記事で使われる単語を指数に加えており)分野としては計量経済学だと思うが
ボールディング源流のジョークも健在だった[70~1頁]
参考:
マンキューの論文及びそれへの(日本語)批判的記事
22 Mankiw, "Reincarnation of Keynesian Economics."
http://www.nber.org/papers/w3885.pdf
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20110604/The_reincarnation_of_keynesian_economics
ブランシャールのリーマンショックへの反省?論文
Blanchard, Dell'Ariccia, and Mauro,"Rethinking Macroeconomic Policy,"
https://www.imf.org/~/media/Websites/IMF/imported-full-text-pdf/external/pubs/ft/spn/2010/_spn1003.ashx
2010年 全19頁
邦訳はオリヴィエ・ブランシャール他 「マクロ経済政策を再考する」 — 経済学101 で検索
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参考:
過去のマンキューの論文及びそれへの(日本語)批判的記事
22 Mankiw, "Reincarnation of Keynesian Economics."
http://www.nber.org/papers/w3885.pdf
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20110604/The_reincarnation_of_keynesian_economics
ブランシャールのリーマンショックへの反省?論文
Blanchard, Dell'Ariccia, and Mauro,"Rethinking Macroeconomic Policy,"
https://www.imf.org/~/media/Websites/IMF/imported-full-text-pdf/external/pubs/ft/spn/2010/_spn1003.ashx
2010年 全19頁
邦訳はオリヴィエ・ブランシャール他 「マクロ経済政策を再考する」 ― 経済学101 で検索
応用篇第2章の加筆は大したことないから第6章、第8章の加筆(#8:2金融危機302~322頁)だけチェックすれば良い
興味深い最新追加参考論文は
第6章233(ケーススタディ 政策不確実性は,経済にどう影響するだろうか),236頁
4)Scott R. Baker, Nicholas Bloom, and Steven J. Davis, “Measuring Economic Policy Uncertainty,” Working Paper, 2013. Available at http://www.policyuncertainty.com/.
(新聞記事で使われる単語を指数に加えたというが)分野としては計量経済学だと思う
ボールディング源流のジョークも健在だった>>829
A chemist, a physicist, and an economist are all trapped on a desert island, trying to figure
out how to open a can of food.
“Let’s heat the can over the fire until it explodes,” says the chemist.
“No, no,” says the physicist, “let’s drop the can onto the rocks from the top of a high tree.”
“I have an idea,” says the economist. “First, we assume a can opener . . .”
[邦訳は70~1頁]
マンキューマクロは数式に誤りが指摘されている
訂正誤植の指摘:
https://twitter.com/softsystems2010/status/1028307414829871105?s=21
https://twitter.com/softsystems2010/status/1028552348551901184?s=21
応用篇も怪しいがそこまで数式は多くない
応用篇は、多少難しいと思うかもしれないが難解というわけではない
全体のイメージはつかめる
これに比べればミクロの教科書の方が難しい
追記:
どうでもいいが以下の図は原書のように三色刷りではないと意味が分からない
マンキューマクロ応用篇第4版169頁
図4-12.ライフサイクルにおける消費,所得,富
金額| _
| 富 _ー \
| _ー \
| _ー \
| 所得 _ー \
|…………… ー…………………… \
|____ー__貯蓄______:_____\__
| _ー 消費 :貯蓄取崩し \ |
|ー _____________:…………………\|_
退職期の 人生の
開始 終焉
金額| _
| 富 _ー \
| _ー \
| _ー \
| 所得 _ー \
|..... ー......... \
|____ー__貯蓄______:_____\__
| _ー 消費 :貯蓄取崩し \ |
|ー _____________:.......\|_
退職期の 人生の
開始 終焉
https://lh3.googleusercontent.com/-1pbTeLsAlAY/W3JwASuw1PI/AAAAAAABeCE/gohZrYZXvOkpO8qPbS7-Y-j-Rdi4RX3FACHMYCw/s640/blogger-image-148616640.jpg
(水平な消費の線で示されるように) もし消費者が生涯を通じて消費を
平準化するとすれば,働いている時代に貯蓄をして富を蓄積し,退職後に
貯蓄を取り崩して富を減らす.
Dissaving:貯蓄取崩し#4:169
参考:
NAMs出版プロジェクト: モディリアーニ ライフサイクル仮説
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/blog-post_32.html
フランコ・モディリアーニ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%
BB%E3%83%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8B
フランコ・モディリアーニ(Franco Modigliani、1918年6月18日 - 2003年9月25日)は、ローマで生まれ、アメリカに帰化したアメリカの経済学者。1985年にノーベル経済学賞を受けた。
1954年に個人の消費と貯蓄のありかた(消費関数)についての「ライフサイクル仮説」を提出した。これは、ケインズが消費はその時点での所得に規定されると考えたのに対して、生涯所得の予想としての「恒常所得」が反省的に現在の消費を規定するという仮説である。
Modigliani, Franco, and Richard H. Brumberg, 1954, “Utility analysis and the consumption function: an interpretation of cross-section data,” in Kenneth K. Kurihara, ed., PostKeynesian Economics, New Brunswick, NJ. Rutgers University Press. Pp 388–436.
Life-cycle hypothesis - Wikipedia, the free encyclopedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Life-cycle_hypothesis
to1_kijyutsu_keizai.pdf
http://www.lec-jp.com/koumuin/juken/pdf/2012/to1_kijyutsu_keizai.pdf
金額
↑
| _-|\
| _- ̄ | \資産額
| _- ̄ | \
| _- ̄ | \
| _- ̄ | \
W|_- ̄ | \
|_________________| \
| 貯蓄額 | \
Y|_________________|________\__
| | \ |C
|________T________|__________\|__→時間 L
ボールディング
『科学としての経済学』1971年邦訳
「数理科学としての経済学」
134頁
これ
モデルを更にリアリティに密着した近似に仕上げ
るのを妨げるに至った。確かに、数学のピューリタニズムのために、すなわち、言語としての
数学が豊潤、色彩、諷刺などを明らかにする力を欠いているために、私たちに満足を与えると
同時に不正確な世界のモデルの虜にならずに済むということはあろう。しかし、その半面、数学
これらのモデルの表現に用いられた言語の文章力やエレガンスのゆえであろうか、
た。
らのモデルが人々の心を強く捕えたあはり、
13
の使用に伴う推論や操作の技術のため、
現実の世界への関心が失われるという危険もあって、
これも科学の進歩の大きな障碍になるのである。一人の物理学者、一人の化学者、一人の経済
学者が、何一つ道具を持たず、ただ缶詰1個を持って無人島に打ち上げられたという有名な話
がある。物理学者と化学者とは、缶詰を開ける精巧な機械を考案したが、経済学者は、ただ
う言ったという。「缶切りがあると仮定せよ!」すべての数学は仮定から出発する。しかし、
応用部門においては、現実に存在しない仮定から出発し、この仮定から非常に複雑な推論の連
鎖へ進み、そのために、結論の説得力が推論のみから得られるようになり、論理の連鎖が仮定
以上に真理に接近し得ないということを忘れてしようのは、
あまりにも暢気な態度である。
上の点を銘記した上で、経済学への数学の適用のもっと重要な側面に眼を向けることにし
よう。先ず、一組の同時方程式の解としての均衡システムの概念を取ってみよう。この概念
は、生態システムの均衡を論じた際、既に第2章で出会ったことがある。私たちは抽象の梯子
邦訳第3版のラストにWalshの以下の図を載せれば
冒頭フロー循環図との円環が完成して収まりが良かった
https://www.newyorkfed.org/medialibrary/media/research/epr/10v16n2/1010sbor.html
p.25:
DSGEモデルの基本構造:
/\ /\
/需要\ /マー\
/ショック\ /クアップ\
/______\ /ショック__\
⬇︎ ➡︎➡︎ ⬇︎
⬇︎ ↗︎ /\ ↘︎ ⬇︎
Y=f^y(Y^e,i-π^e,...) /生産\ π=f^π(π^e,Y,...)
[需要] /ショック\➡︎➡︎[供給]
⬆︎:⬆︎ /______\ ⬆︎ :
⬆︎: ↖︎ ↗︎ :
⬆︎ ↘︎ ↖︎ Y^e,π^e ↗︎ ↙︎
↖︎ ↘︎ ( 期待 ) ↙︎
↖︎ ↘︎ ⬆︎ ↙︎ /\
i =f^i(π-π*,Y,...) /政策\
[金融政策]⬅︎/ショック\
/______\
https://lh3.googleusercontent.com/-wlNnUqY11oY/W3Yj1lSJzSI/AAAAAAABeFE/COfwIZOXLNsiqJZCbDZLLm93bFI2_SGTgCHMYCw/s640/blogger-image-105171248.jpg
邦訳第3版のラスト299頁あたりにWalshの以下の図を載せれば
冒頭フロー循環図との円環が完成して収まりが良かった
https://www.newyorkfed.org/medialibrary/media/research/epr/10v16n2/1010sbor.html
p.25:
DSGEモデルの基本構造:
/\ /\
/需要\ /マー\
/ショック\ /クアップ\
/______\ /ショック__\
⬇︎ ➡︎➡︎ ⬇︎
⬇︎ ↗︎ /\ ↘︎ ⬇︎
Y=f^y(Y^e,i-π^e,...) /生産\ π=f^π(π^e,Y,...)
[需要] /ショック\➡︎➡︎[供給]
⬆︎:⬆︎ /______\ ⬆︎ :
⬆︎: ↖︎ ↗︎ :
⬆︎ ↘︎ ↖︎ Y^e,π^e ↗︎ ↙︎
↖︎ ↘︎ ( 期待 ) ↙︎
↖︎ ↘︎ ⬆︎ ↙︎ /\
i =f^i(π-π*,Y,...) /政策\
[金融政策]⬅︎/ショック\
/______\
https://lh3.googleusercontent.com/-wlNnUqY11oY/W3Yj1lSJzSI/AAAAAAABeFE/COfwIZOXLNsiqJZCbDZLLm93bFI2_SGTgCHMYCw/s640/blogger-image-105171248.jpg
第4版だと#3:142頁あたり
入門篇第4版#4:116頁で
捕虜収容所におけるタバコ等代替貨幣についてのコラム
1 R.A. Radford, “The Economic Organisation of a P.O.W. Camp,’’ Economica (November 1945): 189–201. The use of cigarettes as money is not limited to this example. In the Soviet Union in the late 1980s, packs of Marlboros were preferred to the ruble in the large underground economy.
82 | PART II Classical Theory: The Economy in the Long Run CASE STUDY Money in a POW Camp An unusual form of commodity money developed in some Nazi prisoner of war (POW) camps during World War II. The Red Cross supplied the prisoners with various goods—food, clothing, cigarettes, and so on. Yet these rations were allocated without close attention to personal preferences, so the allocations were often inefficient. One prisoner may have preferred chocolate, while another may have preferred cheese, and a third may have wanted a new shirt. The differing tastes and endowments of the prisoners led them to trade with one another. Barter proved to be an inconvenient way to allocate these resources, however, because it required the double coincidence of wants. In other words, a barter system was not the easiest way to ensure that each prisoner received the goods he valued most. Even the limited economy of the POW camp needed some form of money to facilitate transactions. Eventually, cigarettes became the established “currency’’ in which prices were quoted and with which trades were made. A shirt, for example, cost about 80 cigarettes. Services were also quoted in cigarettes: some prisoners offered to do other prisoners’ laundry for 2 cigarettes per garment. Even nonsmokers were happy to accept cigarettes in exchange, knowing they could trade the cigarettes in the future for some good they did enjoy. Within the POW camp the cigarette became the store of value, the unit of account, and the medium of exchange.1
■ The Development of Fiat Money It is not surprising that in any society, no matter how primitive, some form of commodity money arises to facilitate exchange: people are willing to accept a commodity currency such as gold because it has intrinsic value. The development of fiat money, however, is more perplexing. What would make people begin to value something that is intrinsically useless? To understand how the evolution from commodity money to fiat money takes place, imagine an economy in which people carry around bags of gold. When a purchase is made, the buyer measures out the appropriate amount of gold. If the seller is convinced that the weight and purity of the gold are right, the buyer and seller make the exchange. The government might first get involved in the monetary system to help people reduce transaction costs. Using raw gold as money is costly because it takes time to verify the purity of the gold and to measure the correct quantity. To reduce these costs, the government can mint gold coins of known purity and weight. The coins are easier to use than gold bullion because their values are widely recognized. The next step is for the government to accept gold from the public in exchange for gold certificates—pieces of paper that can be redeemed for a cer
1 R.A. Radford, “The Economic Organisation of a P.O.W. Camp,’’ Economica (November 1945): 189–201. The use of cigarettes as money is not limited to this example. In the Soviet Union in the late 1980s, packs of Marlboros were preferred to the ruble in the large underground economy.
http://icm.clsbe.lisboa.ucp.pt/docentes/url/jcn/ie2/0POWCamp.pdf
全11p
DSGEについての脚注は9edにすでにありました
7edと勘違いをしていました
例えばピケティーを読む前に基礎教養としてマンキューマクロ応用篇を読んでいなければ、
議論についていけないだろう。ブランシャール上下はスッキリしているが物足りない。
齋藤他マクロは膨大、煩瑣すぎてポイントがわからない。
>>828で引用した目次は9edではなくもうすぐ(2018/9/21)刊行される原書10edのものでした
個人的に注目したいのは、
9edでは第8章に
「2008~2009年の金融危機に関して,誰に責任があるのか」(邦訳308~310頁)
“CASE STUDY Who Should Be Blamed for the Financial Crisis of 2008–2009? ” 593-594
http://www.academia.edu/35995441/Macroeconomics_9th_Edition_by_N.Gregory_Mankiw
なる原書で2頁に渡るケース・スタディが追加されたこと
[原書8ed(2012)ですでに追加されていた…
https://www.barnesandnoble.com/w/macroeconomics-n-gregory-mankiw/1100335625
(3年ごとに改訂されるので翻訳が追いつかない)。
原書7ed(2009) =邦訳第3版の原書、
http://irfanlal.yolasite.com/resources/N.%20Gregory%20Mankiw%20Macroeconomics%2C%207th%20Edition%20%20%20%202009.pdf
にはまだない]
マンキューの書き方だと金融危機の責任者の候補リスト
(連邦準備、住宅の買い手、住宅ローン会社、投資銀行、格付会社、規制機関、政策決定者)
に経済学者がいないので
ブランシャールのように反省しているとは思えない
ただし、マクロ・プルーデンス規制(319頁)が必要だという結論は両者同じ
2:23 午前
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20131227/new_keynesian_as_neocon
2013-12-27
ネオコンとしてのニューケインジアンAdd Starosaan
経済 |
昨日エントリでは、デロングがまとめたニューケインジアンの5つのテーゼとそれに対するクルーグマンの論考を紹介したが、同じブログ記事でデロングは、そのテーゼが生成されるに至った歴史的背景に触れている。
デロングは1965-1975年のケインジアンをケインジアン1と呼び、その主張として以下の2点を挙げている。
フィリップス曲線は固定的な関係なので、平均賃金と物価の変化が望ましい水準でうまく調和するように政府が最小限の手引きをしてやりさえすれば、やや高めのインフレが存在する高圧的な低失業社会を作り出し維持することができる。
財政政策は金融政策よりもマクロ経済を安定させる政策ツールとして強力かつ効果的である。
一方、同時期のマネタリストは以下の2点を主張していた。
インフレ期待を実際のインフレよりも低い水準に長い間とどめておくことはできない。適切なマクロ経済政策*1はフィリップス曲線のトレードオフを利用しようなどとするべきではなく、貨幣供給の安定的な成長、名目GDPの安定的な成長、失業率の自然率での推移を目指すべきである。
金融政策は財政政策よりもマクロ経済を安定させる政策ツールとして強力かつ効果的である。
しかし、1975-1985年になる頃には、マネタリストは分裂し、半分はケインジアンに合流してケインジアン2を形成した。残りの半分は、金融政策は実質経済変数に影響を与えられない、という主張に流れていった。
デロングは、かつてアラン・ブラインダーが、若手ケインジアンは1980年までに存在しなくなった、と述べた時、彼はケインジアン1を指していたのだ、と言う。そして1980年代以降には若手ケインジアン2経済学者が数多く現われ、それ以降の経済学に実質的な貢献をしたのはすべて彼らだった、と評価する。
これを読んで小生が想起したのが、ブッシュ政権下で猖獗を極めた米国共和党のネオコンは元々は左翼だった、という話である。かつて対極に位置していた勢力が自勢力に合流し、新という名前を冠して(New Keynesian、Neoconservatism)いつの間にか主流派にのし上がる一方で、かつての主流派が旧付きで呼ばれるようになる(Paleo-Keynesian、Paleoconservatism*2)、という構図だけを(イデオロギーの善悪等の価値判断を抜きにして)見ると、デロングの描くケインジアンの歴史は共和党の歴史と似ているように思われる。ただ、その後の展開については、ケインジアンにおいては――少なくともクルーグマンに言わせれば――今や旧ケインジアンの正しさが改めて示され、ネオ旧ケインジアンによる反反反革命が起きているのに対し、共和党の方ではティーパーティーという今までとはまた別種の新勢力が猖獗を極めるようになった、という形でかなり違ってきているが…。
*1:原文はmicroeconomic policyとなっていたが、ここではmacroeconomic policyの誤記と見做した。
*2:Wikipediaによれば、ネオコンに対し旧来の保守主義はPaleoConservatismと呼ばれるという。
中国経済の動学的非効率性に関する実証分析 (Adobe PDF)
www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/81008444.pdf
関する, エイベル=マンキュー=サマーズ=ゼックハウザーの基準 (AMSZ 基準). を, 既存研究とは異なる方法で中国経済に適用し, 中国経済全体, 経済部門別, 地. 域別という 3 つのケースについて, 動学的効率性の ...
中国経済の動学的効率性の検証とその含意について (Adobe PDF)
www.econ.kobe-u.ac.jp/activity/seminar/reikai/pdf/4124.pdf
ル=マンキュー=サマーズ=ゼックハウザーの基準(AMSZ基準)を、既存研究とは異. なる方法で中国経済に適用し、中国経済全体、経済部門別、地域別という 3 つのケースに. ついて、動学的効率性の検討を行う。
【コラム】ハーバード大学の経済学入門、主役交代へ-ノア・スミス - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-14/POAPF76JIJUQ01
2019/3/14
まるまる1世代にわたり、経済学の常識と言えば米ハーバード大学のグレゴリー・マンキュー教授が定義するものだった。マンキュー氏は同大学の入門コースで14年間にわたり教え、ベストセラーの教科書は私も大学院進学に備えて読んだし、学部生向けの自分のマクロ経済学の授業でも使わせてもらった。「経済学入門」について語る場合、おそらく人々の脳裏のどこかにマンキュー氏の名前があるだろう。
しかし今や、マンキュー氏の時代は終わりつつあるのかもしれない。マンキュー氏はハーバード大での「経済学原理」の講義から退くことになり、この先にはより不透明な時代が広がる。
マンキュー氏の経済学は主に古典的な考えに基づくものだ。相互利益のための自発的な取引に従事する合理的な主体が主導し、おおむね正しく機能するシステムとして市場を定義する考えは、アダム・スミスやデービッド・リカード、レオン・ワルラス、ウィリアム・ジェボンズといった18、19世紀の経済学者にさかのぼる。そして、マンキュー氏の入門レベルの分析の多くを支える需給関係の理論は、やはり「経済学原理」と名付けられた有名な教科書の著者であるアルフレッド・マーシャルが形式化したものだ。
だが、マンキュー氏を批判する人々が常に感じるのは政治的な偏向である。マンキュー氏の経済学における第一の基本原理は、経済的効率と平等の間に根本的なトレードオフ(二律背反)があるとする。政府による再分配は経済の最適な機能を妨げるというのが理由だ。経済を損なうような再分配の形式があるのは確かだが、普遍的なトレードオフの概念を支持する証拠はほとんどない。実際、豊かな国々の方が社会保障への支出が多い傾向がある。一方、マンキュー氏のトレードオフの考えは、経済を組織化する一層生産的な方法によって、再分配なしでも格差を減らすことができるかもしれない可能性を無視するものだ。
これと同様に、政府に対するマンキュー氏の不信感は反射的といえる。マンキュー氏の原理では、市場は「通常の場合、経済活動を組織化するよい方法」であるが、政府の介入が「市場の結果をときどき改善させることができる」とされる。独占力や外部性、公共財、非対称情報など市場の失敗の存在を認めつつも、マンキュー氏の解釈は市場に好意的だ。ただ、こうしたリバタリアンの見解は正確ではない可能性がある。市場の失敗は例外ではなく、標準だとの主張もある。ダロン・アシモグル、ジェームズ・ロビンソン両氏のようなエコノミストは、強力な政府機関は微調整や改善というよりも、国の繁栄にとって根本的なものだと指摘する。
経済学研究自体はさらなる政府介入を支持する方向に動き、不平等についての懸念も高まってきたが、左派寄りの学生による授業ボイコットにもつながったマンキュー氏のリバタリアン的偏向の結果、経済学研究者を自由放任主義の支持者、企業や富裕層の特権の擁護者とする一般的なイメージが強固となった。
Paying More Attention to the Haves
Share of research papers that mention any variation of the term "Top 1%"*
Source: Henrik Kleven, "Language Trends in Public Economics," July 2018
* Based on percent of National Bureau of Economic Research public economics working papers, 5-year moving average
他方で、経済学教育に対するマンキュー氏のアプローチには、データよりも理論に頼り過ぎるという、もっと微妙な問題があるかもしれない。マンキュー氏の教科書では、需給関係を至上なものとして、数学モデルと論理が目を引く。しかし、最先端の経済研究の世界においては、実証分析が演繹(えんえき)的な理論構築に取って代わっている。
The Changing Nature of Economic Research
Methodology of articles in top economics journals, as percent of total
Source: Daniel S. Hamermesh, Journal of Economic Literature
至上とされる需給関係の理論でさえ、データに照らせば大きな欠陥が見つかる。これは特に労働市場に当てはまる。
別の言い方をすれば、最初に証拠を見た上で、観察結果を説明するために理論を活用とする分野である自然科学のように経済学はなりつつある。理想的には、経済学教育もこうしたシフトに遅れないよう変化するべきだ。物理学専攻の学生が入門クラスで実験コースがあるのと同じように、経済学専攻の学生も最初に統計学的手法を学ぶようにする必要がある。そうすれば、自分たちの学ぶ理論が政治的な理由のためにでっち上げられたものでなく、実際に観察された現実を反映するものだと自信を深めることになるだろう。ビジネスの世界で非常に有益となるであろうデータ分析やプログラミングのスキルも身に付けてもらえる。
実証研究に重点を置く教材の1つはCOREプロジェクトだ。エコノミストらによるオープンソースの国際的取り組みである同プロジェクトは、マンキュー氏の教科書で示される超然とした見識よりも、経済に関するもっと融合的なビジョンを提供し、実践的なデータ分析に一層重点を置くとともに、教科書が無料であるという利点もある。
19世紀の古典的理論、データや証拠よりも論理と哲学を重視するスタンス、1970年代のリバタリアン的常識は全て時代遅れと映りつつある。研究の在り方が変われば、それを学生に提示する「顔」も変化しなければならない。その結果、経済学教育は確実性を主張する部分がずっと減るが、不確実性それ自体に見識があるのだ。
(ノア・スミス氏はブルームバーグ・オピニオンのコラムニストで、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の准教授です。このコラムの内容は必ずしも編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を反映するものではありません)
原題:Economics 101 at Harvard Will Never Be the Same: Noah Smith(抜粋)
This column does not necessarily reflect the opinion of the editorial board or Bloomberg LP and its owners.
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-14/POAPF76JIJUQ01
原文:
https://www.bloomberg.com/opinion/articles/2019-03-12/gregory-mankiw-steps-down-at-harvard-ending-an-era-in-economics
COREプロジェクト
https://www.core-econ.org/
【コラム】ハーバード大学の経済学入門、主役交代へ-ノア・スミス
コラムニスト:Noah Smith
2019年3月14日 9:05 JST
relates to 【コラム】ハーバード大学の経済学入門、主役交代へ-ノア・スミス
Photographer: Scott Eisen/Bloomberg
まるまる1世代にわたり、経済学の常識と言えば米ハーバード大学のグレゴリー・マンキュー教授が定義するものだった。マンキュー氏は同大学の入門コースで14年間にわたり教え、ベストセラーの教科書は私も大学院進学に備えて読んだし、学部生向けの自分のマクロ経済学の授業でも使わせてもらった。「経済学入門」について語る場合、おそらく人々の脳裏のどこかにマンキュー氏の名前があるだろう。
しかし今や、マンキュー氏の時代は終わりつつあるのかもしれない。マンキュー氏はハーバード大での「経済学原理」の講義から退くことになり、この先にはより不透明な時代が広がる。
マンキュー氏の経済学は主に古典的な考えに基づくものだ。相互利益のための自発的な取引に従事する合理的な主体が主導し、おおむね正しく機能するシステムとして市場を定義する考えは、アダム・スミスやデービッド・リカード、レオン・ワルラス、ウィリアム・ジェボンズといった18、19世紀の経済学者にさかのぼる。そして、マンキュー氏の入門レベルの分析の多くを支える需給関係の理論は、やはり「経済学原理」と名付けられた有名な教科書の著者であるアルフレッド・マーシャルが形式化したものだ。
だが、マンキュー氏を批判する人々が常に感じるのは政治的な偏向である。マンキュー氏の経済学における第一の基本原理は、経済的効率と平等の間に根本的なトレードオフ(二律背反)があるとする。政府による再分配は経済の最適な機能を妨げるというのが理由だ。経済を損なうような再分配の形式があるのは確かだが、普遍的なトレードオフの概念を支持する証拠はほとんどない。実際、豊かな国々の方が社会保障への支出が多い傾向がある。一方、マンキュー氏のトレードオフの考えは、経済を組織化する一層生産的な方法によって、再分配なしでも格差を減らすことができるかもしれない可能性を無視するものだ。
これと同様に、政府に対するマンキュー氏の不信感は反射的といえる。マンキュー氏の原理では、市場は「通常の場合、経済活動を組織化するよい方法」であるが、政府の介入が「市場の結果をときどき改善させることができる」とされる。独占力や外部性、公共財、非対称情報など市場の失敗の存在を認めつつも、マンキュー氏の解釈は市場に好意的だ。ただ、こうしたリバタリアンの見解は正確ではない可能性がある。市場の失敗は例外ではなく、標準だとの主張もある。ダロン・アシモグル、ジェームズ・ロビンソン両氏のようなエコノミストは、強力な政府機関は微調整や改善というよりも、国の繁栄にとって根本的なものだと指摘する。
経済学研究自体はさらなる政府介入を支持する方向に動き、不平等についての懸念も高まってきたが、左派寄りの学生による授業ボイコットにもつながったマンキュー氏のリバタリアン的偏向の結果、経済学研究者を自由放任主義の支持者、企業や富裕層の特権の擁護者とする一般的なイメージが強固となった。
Paying More Attention to the Haves
Share of research papers that mention any variation of the term "Top 1%"*
Source: Henrik Kleven, "Language Trends in Public Economics," July 2018
* Based on percent of National Bureau of Economic Research public economics working papers, 5-year moving average
他方で、経済学教育に対するマンキュー氏のアプローチには、データよりも理論に頼り過ぎるという、もっと微妙な問題があるかもしれない。マンキュー氏の教科書では、需給関係を至上なものとして、数学モデルと論理が目を引く。しかし、最先端の経済研究の世界においては、実証分析が演繹(えんえき)的な理論構築に取って代わっている。
The Changing Nature of Economic Research
Methodology of articles in top economics journals, as percent of total
Source: Daniel S. Hamermesh, Journal of Economic Literature
至上とされる需給関係の理論でさえ、データに照らせば大きな欠陥が見つかる。これは特に労働市場に当てはまる。
別の言い方をすれば、最初に証拠を見た上で、観察結果を説明するために理論を活用とする分野である自然科学のように経済学はなりつつある。理想的には、経済学教育もこうしたシフトに遅れないよう変化するべきだ。物理学専攻の学生が入門クラスで実験コースがあるのと同じように、経済学専攻の学生も最初に統計学的手法を学ぶようにする必要がある。そうすれば、自分たちの学ぶ理論が政治的な理由のためにでっち上げられたものでなく、実際に観察された現実を反映するものだと自信を深めることになるだろう。ビジネスの世界で非常に有益となるであろうデータ分析やプログラミングのスキルも身に付けてもらえる。
実証研究に重点を置く教材の1つはCOREプロジェクトだ。エコノミストらによるオープンソースの国際的取り組みである同プロジェクトは、マンキュー氏の教科書で示される超然とした見識よりも、経済に関するもっと融合的なビジョンを提供し、実践的なデータ分析に一層重点を置くとともに、教科書が無料であるという利点もある。
19世紀の古典的理論、データや証拠よりも論理と哲学を重視するスタンス、1970年代のリバタリアン的常識は全て時代遅れと映りつつある。研究の在り方が変われば、それを学生に提示する「顔」も変化しなければならない。その結果、経済学教育は確実性を主張する部分がずっと減るが、不確実性それ自体に見識があるのだ。
(ノア・スミス氏はブルームバーグ・オピニオンのコラムニストで、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の准教授です。このコラムの内容は必ずしも編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を反映するものではありません)
原題:Economics 101 at Harvard Will Never Be the Same: Noah Smith(抜粋)
This column does not necessarily reflect the opinion of the editorial board or Bloomberg LP and its owners.
79 名無しさん@お腹いっぱい。[] 2018/08/20(月) 06:18:52.55 ID:HLeW6QyS
追記:
マクロ入門篇における数式の間違いが指摘されている
https://twitter.com/softsystems2010/status/1028307414829871105?s=21
https://twitter.com/softsystems2010/status/1028552348551901184?s=21
応用篇にも間違いがあるかも知れない
マンキューマクロ入門篇解答例サイト:
http://www.geocities.jp/mankyumacroeconomics/ (更新が止まっているのが残念)
https://twitter.com/mankyukaitou/status/528369050003320832?s=21
マクロ経済学とミクロ経済学の用語の違い(マクロ←→ミクロで記載):
需要←→消費、
物価←→価格、
供給←→生産
geocities.jp/mankyumacroeco…
マクロ経済学の勉強の順番ですが、45度線→IS-LM→AD-ASの順で学習しましょう。
順番間違えるとわけ分からなくなります。
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-14/POAPF76JIJUQ01
元記事(英語):
https://www.bloomberg.com/opinion/articles/2019-03-12/gregory-mankiw-steps-down-at-harvard-ending-an-era-in-economics
COREプロジェクト
https://www.core-econ.org/
【コラム】ハーバード大学の経済学入門、主役交代へ-ノア・スミス
コラムニスト:Noah Smith
2019年3月14日 9:05 JST
relates to 【コラム】ハーバード大学の経済学入門、主役交代へ-ノア・スミス
Photographer: Scott Eisen/Bloomberg
まるまる1世代にわたり、経済学の常識と言えば米ハーバード大学のグレゴリー・マンキュー教授が定義するものだった。マンキュー氏は同大学の入門コースで14年間にわたり教え、ベストセラーの教科書は私も大学院進学に備えて読んだし、学部生向けの自分のマクロ経済学の授業でも使わせてもらった。「経済学入門」について語る場合、おそらく人々の脳裏のどこかにマンキュー氏の名前があるだろう。
しかし今や、マンキュー氏の時代は終わりつつあるのかもしれない。マンキュー氏はハーバード大での「経済学原理」の講義から退くことになり、この先にはより不透明な時代が広がる。
https://www.thecrimson.com/article/2019/3/5/mankiw-step-down-ec10/
マンキュー氏の経済学は主に古典的な考えに基づくものだ。相互利益のための自発的な取引に従事する合理的な主体が主導し、おおむね正しく機能するシステムとして市場を定義する考えは、アダム・スミスやデービッド・リカード、レオン・ワルラス、ウィリアム・ジェボンズといった18、19世紀の経済学者にさかのぼる。そして、マンキュー氏の入門レベルの分析の多くを支える需給関係の理論は、やはり「経済学原理」と名付けられた有名な教科書の著者であるアルフレッド・マーシャルが形式化したものだ。
だが、マンキュー氏を批判する人々が常に感じるのは政治的な偏向である。マンキュー氏の経済学における第一の基本原理は、経済的効率と平等の間に根本的なトレードオフ(二律背反)があるとする。政府による再分配は経済の最適な機能を妨げるというのが理由だ。経済を損なうような再分配の形式があるのは確かだが、普遍的なトレードオフの概念を支持する証拠はほとんどない。実際、豊かな国々の方が社会保障への支出が多い傾向がある。一方、マンキュー氏のトレードオフの考えは、経済を組織化する一層生産的な方法によって、再分配なしでも格差を減らすことができるかもしれない可能性を無視するものだ。
これと同様に、政府に対するマンキュー氏の不信感は反射的といえる。マンキュー氏の原理では、市場は「通常の場合、経済活動を組織化するよい方法」であるが、政府の介入が「市場の結果をときどき改善させることができる」とされる。独占力や外部性、公共財、非対称情報など市場の失敗の存在を認めつつも、マンキュー氏の解釈は市場に好意的だ。ただ、こうしたリバタリアンの見解は正確ではない可能性がある。市場の失敗は例外ではなく、標準だとの主張もある。ダロン・アシモグル、ジェームズ・ロビンソン両氏のようなエコノミストは、強力な政府機関は微調整や改善というよりも、国の繁栄にとって根本的なものだと指摘する。
経済学研究自体はさらなる政府介入を支持する方向に動き、不平等についての懸念も高まってきたが、左派寄りの学生による授業ボイコットにもつながったマンキュー氏のリバタリアン的偏向の結果、経済学研究者を自由放任主義の支持者、企業や富裕層の特権の擁護者とする一般的なイメージが強固となった。
Paying More Attention to the Haves
Share of research papers that mention any variation of the term "Top 1%"*
Source: Henrik Kleven, "Language Trends in Public Economics," July 2018
* Based on percent of National Bureau of Economic Research public economics working papers, 5-year moving average
https://www.bloomberg.com/toaster/v2/charts/7398f786e2c6400ea4d9eef38a0da6b8.html
他方で、経済学教育に対するマンキュー氏のアプローチには、データよりも理論に頼り過ぎるという、もっと微妙な問題があるかもしれない。マンキュー氏の教科書では、需給関係を至上なものとして、数学モデルと論理が目を引く。しかし、最先端の経済研究の世界においては、実証分析が演繹(えんえき)的な理論構築に取って代わっている。
The Changing Nature of Economic Research
Methodology of articles in top economics journals, as percent of total
Source: Daniel S. Hamermesh, Journal of Economic Literature
https://www.bloomberg.com/toaster/v2/charts/394bf9163fcb42b7906fa00a9f54c6c6.html
至上とされる需給関係の理論でさえ、データに照らせば大きな欠陥が見つかる。これは特に労働市場に当てはまる。
別の言い方をすれば、最初に証拠を見た上で、観察結果を説明するために理論を活用とする分野である自然科学のように経済学はなりつつある。理想的には、経済学教育もこうしたシフトに遅れないよう変化するべきだ。物理学専攻の学生が入門クラスで実験コースがあるのと同じように、経済学専攻の学生も最初に統計学的手法を学ぶようにする必要がある。そうすれば、自分たちの学ぶ理論が政治的な理由のためにでっち上げられたものでなく、実際に観察された現実を反映するものだと自信を深めることになるだろう。ビジネスの世界で非常に有益となるであろうデータ分析やプログラミングのスキルも身に付けてもらえる。
実証研究に重点を置く教材の1つはCOREプロジェクトだ。エコノミストらによるオープンソースの国際的取り組みである同プロジェクトは、マンキュー氏の教科書で示される超然とした見識よりも、経済に関するもっと融合的なビジョンを提供し、実践的なデータ分析に一層重点を置くとともに、教科書が無料であるという利点もある。
19世紀の古典的理論、データや証拠よりも論理と哲学を重視するスタンス、1970年代のリバタリアン的常識は全て時代遅れと映りつつある。研究の在り方が変われば、それを学生に提示する「顔」も変化しなければならない。その結果、経済学教育は確実性を主張する部分がずっと減るが、不確実性それ自体に見識があるのだ。
(ノア・スミス氏はブルームバーグ・オピニオンのコラムニストで、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の准教授です。このコラムの内容は必ずしも編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を反映するものではありません)
原題:Economics 101 at Harvard Will Never Be the Same: Noah Smith(抜粋)
This column does not necessarily reflect the opinion of the editorial board or Bloomberg LP and its owners.
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-14/POAPF76JIJUQ01
【コラム】ハーバード大学の経済学入門、主役交代へ-ノア・スミスNoah Smith
2019年3月14日
まるまる1世代にわたり、経済学の常識と言えば米ハーバード大学のグレゴリー・マンキュー教授が
定義するものだった。マンキュー氏は同大学の入門コースで14年間にわたり教え、ベストセラーの
教科書は私も大学院進学に備えて読んだし、学部生向けの自分のマクロ経済学の授業でも使わせて
もらった。「経済学入門」について語る場合、おそらく人々の脳裏のどこかにマンキュー氏の名前
があるだろう。
しかし今や、マンキュー氏の時代は終わりつつあるのかもしれない。マンキュー氏はハーバード大
での「経済学原理」の講義から退くことになり、この先にはより不透明な時代が広がる。
https://www.thecrimson.com/article/2019/3/5/mankiw-step-down-ec10/
マンキュー氏の経済学は主に古典的な考えに基づくものだ。相互利益のための自発的な取引に
従事する合理的な主体が主導し、おおむね正しく機能するシステムとして市場を定義する考えは、
アダム・スミスやデービッド・リカード、レオン・ワルラス、ウィリアム・ジェボンズといった18、
19世紀の経済学者にさかのぼる。そして、マンキュー氏の入門レベルの分析の多くを支える需給関係
の理論は、やはり「経済学原理」と名付けられた有名な教科書の著者であるアルフレッド・マーシャル
が形式化したものだ。
だが、マンキュー氏を批判する人々が常に感じるのは政治的な偏向である。マンキュー氏の経済学
における第一の基本原理は、経済的効率と平等の間に根本的なトレードオフ(二律背反)があるとする。
政府による再分配は経済の最適な機能を妨げるというのが理由だ。経済を損なうような再分配の形式
があるのは確かだが、普遍的なトレードオフの概念を支持する証拠はほとんどない。実際、豊かな
国々の方が社会保障への支出が多い傾向がある。一方、マンキュー氏のトレードオフの考えは、経済を
組織化する一層生産的な方法によって、再分配なしでも格差を減らすことができるかもしれない可能性を
無視するものだ。
これと同様に、政府に対するマンキュー氏の不信感は反射的といえる。マンキュー氏の原理では、
市場は「通常の場合、経済活動を組織化するよい方法」であるが、政府の介入が「市場の結果をときどき
改善させることができる」とされる。独占力や外部性、公共財、非対称情報など市場の失敗の存在を
認めつつも、マンキュー氏の解釈は市場に好意的だ。ただ、こうしたリバタリアンの見解は正確では
ない可能性がある。市場の失敗は例外ではなく、標準だとの主張もある。ダロン・アシモグル、
ジェームズ・ロビンソン両氏のようなエコノミストは、強力な政府機関は微調整や改善というよりも、
国の繁栄にとって根本的なものだと指摘する。
経済学研究自体はさらなる政府介入を支持する方向に動き、不平等についての懸念も高まってきたが、
左派寄りの学生による授業ボイコットにもつながったマンキュー氏のリバタリアン的偏向の結果、経済学
研究者を自由放任主義の支持者、企業や富裕層の特権の擁護者とする一般的なイメージが強固となった。
Paying More Attention to the Haves
Share of research papers that mention any variation of the term "Top 1%"*
Source: Henrik Kleven, "Language Trends in Public Economics," July 2018
* Based on percent of National Bureau of Economic Research public economics working papers, 5-year moving average
https://www.bloomberg.com/toaster/v2/charts/7398f786e2c6400ea4d9eef38a0da6b8.html
他方で、経済学教育に対するマンキュー氏のアプローチには、データよりも理論に頼り過ぎるという、
もっと微妙な問題があるかもしれない。マンキュー氏の教科書では、需給関係を至上なものとして、数学
モデルと論理が目を引く。しかし、最先端の経済研究の世界においては、実証分析が演繹(えんえき)的な
理論構築に取って代わっている。
The Changing Nature of Economic Research
Methodology of articles in top economics journals, as percent of total
Source: Daniel S. Hamermesh, Journal of Economic Literature
https://www.bloomberg.com/toaster/v2/charts/394bf9163fcb42b7906fa00a9f54c6c6.html
至上とされる需給関係の理論でさえ、データに照らせば大きな欠陥が見つかる。これは特に労働市場に当てはまる。
別の言い方をすれば、最初に証拠を見た上で、観察結果を説明するために理論を活用とする分野で
ある自然科学のように経済学はなりつつある。理想的には、経済学教育もこうしたシフトに遅れない
よう変化するべきだ。物理学専攻の学生が入門クラスで実験コースがあるのと同じように、経済学専攻の
学生も最初に統計学的手法を学ぶようにする必要がある。そうすれば、自分たちの学ぶ理論が政治的な
理由のためにでっち上げられたものでなく、実際に観察された現実を反映するものだと自信を深めること
になるだろう。ビジネスの世界で非常に有益となるであろうデータ分析やプログラミングのスキルも身に
付けてもらえる。
実証研究に重点を置く教材の1つはCOREプロジェクト https://www.core-econ.org/ だ。
エコノミストらによるオープンソースの国際的取り組みである同プロジェクトは、マンキュー氏の教科書
で示される超然とした見識よりも、経済に関するもっと融合的なビジョンを提供し、実践的なデータ分析に
一層重点を置くとともに、教科書が無料であるという利点もある。
19世紀の古典的理論、データや証拠よりも論理と哲学を重視するスタンス、1970年代のリバタリアン的
常識は全て時代遅れと映りつつある。研究の在り方が変われば、それを学生に提示する「顔」も変化しなけれ
ばならない。その結果、経済学教育は確実性を主張する部分がずっと減るが、不確実性それ自体に見識があるのだ。
(ノア・スミス氏はブルームバーグ・オピニオンのコラムニストで、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック
校の准教授です。このコラムの内容は必ずしも編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を
反映するものではありません)
原題:Economics 101 at Harvard Will Never Be the Same: Noah Smith(抜粋)
This column does not necessarily reflect the opinion of the editorial board or Bloomberg LP and its owners.
元記事(英語):
https://www.bloomberg.com/opinion/articles/2019-03-12/gregory-mankiw-steps-down-at-harvard-ending-an-era-in-economics
84 名無しさん@お腹いっぱい。[] 2019/03/15(金) 12:00:25.47 ID:CmgNxTS/
このマンキュー評には同意しないけど、教科書について言えば僕もマンキューからCOREか
ALLに変えるタイミングを計っている
【コラム】ハーバード大学の経済学入門、主役交代へ-ノア・スミス bloomberg.co.jp/news/articles/…
https://twitter.com/hirokiarato/status/1106164112495505409?s=21
CORE
https://www.core-econ.org/
ALL
アセモグル/レイブソン/リスト マクロ経済学単行本 – 2019/2/1
ダロン・アセモグル (著), デヴィッド・レイブソン (著), ジョン・リスト (著), 岩本 康志 (翻訳, 監修), 岩本 千晴 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4492315128
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
「実証より理論」は時代遅れ マンキュー経済学、見直し迫られる
https://www.sankeibiz.jp/macro/amp/190407/mcb1904070855001-a.htm?__twitter_impression=true
提供:ブルームバーグ
2019.4.7 08:55
ハーバード大学でのイベントで、イエレンFRB議長(右)=当時=と対談するグレゴリー・マンキュー氏=2016年5月27日、米マサチューセッツ州(ブルームバーグ)
ハーバード大学でのイベントで、イエレンFRB議長(右)=当時=と対談するグレゴリー・マンキュー氏=2016年5月27日、米マサチューセッツ州(ブルームバーグ)
まるまる1世代にわたり、経済学の常識といえば米ハーバード大学のグレゴリー・マンキュー教授が定義するものだった。マンキュー氏は同大学の入門コースで14年間にわたり教え、ベストセラーの教科書は私も大学院進学に備えて読んだし、学部生向けの自分のマクロ経済学の授業でも使わせてもらった。「経済学入門」について語る場合、恐らく人々の脳裏のどこかにマンキュー氏の名前があるだろう。
しかし今や、マンキュー氏の時代は終わりつつあるのかもしれない。マンキュー氏はハーバード大での「経済学原理」の講義から退くことになり、この先にはより不透明な時代が広がる。
リバタリアン的偏向
マンキュー氏の経済学は主に古典的な考えに基づくものだ。相互利益のための自発的な取引に従事する合理的な主体が主導し、おおむね正しく機能するシステムとして市場を定義する考えは、アダム・スミスやデービッド・リカード、レオン・ワルラス、ウィリアム・ジェボンズといった18、19世紀の経済学者に遡(さかのぼ)る。そして、マンキュー氏の入門レベルの分析の多くを支える需給関係の理論は、やはり「経済学原理」と名付けられた有名な教科書の著者であるアルフレッド・マーシャルが形式化したものだ。
だが、マンキュー氏を批判する人々が常に感じるのは政治的な偏向である。マンキュー氏の経済学における第一の基本原理は、経済的効率と平等の間に根本的なトレードオフ(二律背反)があるとする。政府による再分配は経済の最適な機能を妨げるというのが理由だ。経済を損なうような再分配の形式があるのは確かだが、普遍的なトレードオフの概念を支持する証拠はほとんどない。実際、豊かな国々の方が社会保障への支出が多い傾向がある。一方、マンキュー氏のトレードオフの考えは、経済を組織化する一層生産的な方法によって、再分配なしでも格差を減らすことができるかもしれない可能性を無視するものだ。
これと同様に、政府に対するマンキュー氏の不信感は反射的といえる。マンキュー氏の原理では、市場は「通常の場合、経済活動を組織化する良い方法」であるが、政府の介入が「市場の結果をときどき改善させることができる」とされる。独占力や外部性、公共財、非対称情報など市場の失敗の存在を認めつつも、マンキュー氏の解釈は市場に好意的だ。ただ、こうしたリバタリアンの見解は正確ではない可能性がある。市場の失敗は例外ではなく、標準だとの主張もある。ダロン・アシモグル、ジェームズ・ロビンソン両氏のようなエコノミストは、強力な政府機関は微調整や改善というよりも、国の繁栄にとって根本的なものだと指摘する。
経済学研究自体はさらなる政府介入を支持する方向に動き、不平等についての懸念も高まってきたが、左派寄りの学生による授業ボイコットにもつながったマンキュー氏のリバタリアン的偏向の結果、経済学研究者を自由放任主義の支持者、企業や富裕層の特権の擁護者とする一般的なイメージが強固となった。
需給関係論にも欠陥
他方で、経済学教育に対するマンキュー氏のアプローチには、データよりも理論に頼り過ぎるという、もっと微妙な問題があるかもしれない。マンキュー氏の教科書では、需給関係を至上なものとして、数学モデルと論理が目を引く。しかし、最先端の経済研究の世界においては、実証分析が演繹(えんえき)的な理論構築に取って代わっている。
至上とされる需給関係の理論でさえ、データに照らせば大きな欠陥が見つかる。これは特に労働市場に当てはまる。
別の言い方をすれば、最初に証拠を見た上で、観察結果を説明するために理論を活用とする分野である自然科学のように経済学はなりつつある。理想的には、経済学教育もこうしたシフトに遅れないよう変化すべきだ。物理学専攻の学生が入門クラスで実験コースがあるのと同じように、経済学専攻の学生も最初に統計学的手法を学ぶようにする必要がある。そうすれば、自分たちの学ぶ理論が政治的な理由のためにでっち上げられたものでなく、実際に観察された現実を反映するものだと自信を深めることになるだろう。ビジネスの世界で非常に有益となるであろうデータ分析やプログラミングのスキルも身に付けてもらえる。
実証研究に重点を置く教材の一つはCOREプロジェクトだ。エコノミストらによるオープンソースの国際的取り組みである同プロジェクトは、マンキュー氏の教科書で示される超然とした見識よりも、経済に関するもっと融合的なビジョンを提供し、実践的なデータ分析に一層重点を置くとともに、教科書が無料であるという利点もある。
19世紀の古典的理論、データや証拠よりも論理と哲学を重視するスタンス、1970年代のリバタリアン的常識は全て時代遅れと映りつつある。研究の在り方が変われば、それを学生に提示する「顔」も変化しなければならない。その結果、経済学教育は確実性を主張する部分がずっと減るが、不確実性それ自体に見識があるのだ。(ブルームバーグ Noah Smith)
(ノア・スミス氏はブルームバーグ・オピニオンのコラムニストで、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の准教授です。このコラムの内容は必ずしも編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を反映するものではありません)
マンキュー批判
https://econ101.jp/%e3%83%93%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%9f%e3%83%83%e3%
83%81%e3%82%a7%e3%83%ab%e3%80%8c%e8%b2%a8%e5%b9%a3%e4%b9%97%e6%
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81%ae%e7%a5%9e%e8%a9%b1/
ビル・ミッチェル「貨幣乗数、及びその他の神話」(2009年4月21日)
望月夜
Bill Mitchell, “Money multiplier and other myths“, Bill Mitchell – billy blog, April 21, 2009.
最近ニュースになっている量的緩和のような政策は、銀行システムの運用法や、非政府セクターと政府セクターの関係についての誤った思い込みに基づいている。主流派経済学の核の部分の1つであり、学生に対して早い教育段階で打ち込まれ、しばしば永久に学生にとって不利益に働く代物として、貨幣乗数(money multiplier)というコンセプトがある。それは、学生の記憶に永久にしつこく生き残り続ける(ないしそう見える)ので、極めて有害なコンセプトだ。また、貨幣乗数は、不換紙幣(fiat currency)&変動為替の現代金融経済における銀行の運用法の描写として、全く不正確である。それがなぜなのかを解説していこう!
…
マネーサプライを決定する公式はM=m×MBとなる。したがって、もし銀行が新たに1ドルの準備預金を得たら、マネーサプライは(乗数倍されて)増加して、10ドルに増えることになる。(法定準備率が0.10の場合) 貨幣乗数がどのように働くと主張されているかについては、以下のように説明される。(預金総額の10%を準備預金として持つように銀行が要求された場合)
・ある人が銀行に100ドルを預ける。
・貨幣(money)を創造するために、銀行はそのうちの90ドルを顧客に貸し出す。
・その貨幣は支出され、受け取り手が自身の銀行にその90ドルを預金する。
・その銀行は、90ドルのうち0.9倍の81ドルを貸し出す。(法定準備率0.10を維持するため)
・融資がゼロになるほど小さくなるまで続く。
こうしてあなたは、マネタリーベースとマネーサプライ指標との間に極めて安定した関係を予想することになるだろう。実際、主流派の理論は、中央銀行がこの関係を用いてマネーサプライをコントロールすると主張している。
マンキューのPrinciples of Economics(邦題:マンキュー入門経済学)では(私は初版を持っている)、チャプター27で ”金融システム” について論じられている。最新版ではチャプター29だ。いずれにせよ、それを読んで学べることはほとんどないだろう。
連邦準備制度(アメリカの中央銀行)についてのセクションでは、マンキューは連邦準備制度が ”二つの関連した職務” を担っていると主張している。第一の職務は ”銀行を規制し、金融システムの健全性を確保すること” だ。であるならば、私が思うに、マンキューは、大規模金融崩壊を看過した連邦準備制度職員上層部を首にすることを要求すべきではないだろうか。
二番目の ”より重要な職務”は:
…経済で利用可能な貨幣量、いわゆるマネーサプライをコントロールすることだ。マネーサプライに関する政策担当者の決定は、金融政策を構成する(強調部分は原文ママ)
上記ではよくわからない人のために、彼は「中央銀行がこの最重要の役割をどのように果たすか」について記述している。彼は以下のように論じている:
Fedの第一の政策手段は公開市場操作だ――つまり、米国債の売買である……FOMCがマネーサプライ拡張を決定すると、Fedはドルを創造して国内債券市場の民間部門から政府債券を購入する。この購入の結果、民間部門の手に発行されたドルが行き渡る。こうして、Fedによる公開市場での債券購入がマネーサプライを増加させる、反対に、FOMCがマネーサプライ縮小を決定すると、Fedは自身のポートフォリオから政府債券を国内債券市場の民間部門に対して売却する。この売却の結果、債券を受け取った主体のドルは、民間部門の手から離れることになる。こうして、Fedによる公開市場での債券売却がマネーサプライを縮小させる。
さらに最近では、我々の洗練されし友(訳注:同じ経済左派という意味かと)であるマーク・ソーマが “The Fed’s Control of the Money Supply” と題して以下のように書いている:
マネーサプライをコントロールするにあたって、Fedは乗数を所与のものとし、望ましい量のMSを得られるようなMB水準を設定する。
ニューヨーク連銀のEconomic Policy Reviewの2008年9月号では、Divorcing Money from Monetary Policyというタイトルの興味深い記事が投稿されている。
この記事では、主流派経済学の教科書(マンキューなど)に書かれ、圧倒的多数の経済学学生が金融システムについての理解を得ている「金融政策についての説明」が、完全に誤りであることが示されている。マーク・ソーマがネット空間へあたかも真実の一部であるかのように送り出した資料も、同様の誤りを抱えている。
ニューヨーク連銀は以下のように明瞭に論じている:
しかしながらここ最近の数十年では、中央銀行はマネーサプライの量に対して焦点を合わせなくなっている。その代わり、金融政策の第一の焦点は短期金利の値となっている。例えば、アメリカでは、連銀公開市場委員会(FOMC)はフェデラルファンド市場(商業銀行同士でオーバーナイト融資を行う市場)に誘導したい金利をアナウンスする。そして金融政策ツールは、選択した目標に向かって市場金利を導くために用いられる。
上は以下より
https://econ101.jp/%e3%83%93%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%9f%e3%83%83%e3%83%
81%e3%82%a7%e3%83%ab%e3%80%8c%e8%b2%a8%e5%b9%a3%e4%b9%97%e6%95%
b0-%e2%80%95-%e8%a1%8c%e6%96%b9%e4%b8%8d%e6%98%8e%e3%81%ab%e3%81%a6%e3%80%81%
e6%ad%bb/
ビル・ミッチェル「貨幣乗数 ― 行方不明にて、死亡と推定」(2010年7月16日)
望月夜
Bill Mitchell, “Money multiplier – missing feared dead“, Bill Mitchell – billy blog, July 16, 2010.
今日はブログ記事を書くつもりではなかったのだが、気が変わった。短い記事を一つだけ書こうと思う。主流派経済学者によって今なお生き残り続けている教条的主張として、「中央銀行が未だにマネーサプライをコントロールしており、貨幣乗数は生きているが、少しの間消えているだけなのだ」というものがあるように思う。この最近の主流派のポストは、金融システムとその運用機関に関して、主流派マクロ経済学者が未だ継続中の誤った主張の典型例である。貨幣乗数は死んだわけではない、というのが事実だ――私はそれを確信を持って言える。なぜなら、貨幣乗数などそもそも存在したことがないということを知っているからだ!
852 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[] 2019/08/11(日) 00:41:24.34 ID:WD3iIS6b
Automatic stabilizer 自動安定化装置
https://en.wikipedia.org/wiki/Automatic_stabilizer
マンキュ-4版マクロⅡ P227、Automatic stabilizer 自動安定化装置
簡単に、所得税、失業保険、生活扶助制度等と解説
32 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2019/08/12(月) 08:47:29.83 ID:/DcLM2ZS
先のジョークのマンキューバージョンは以下、
《化学者、物理学者、そして経済学者は食料の缶詰の開け方を見つけようとして、
砂漠の孤島にみんなはまり込んでいます。
「缶が破裂するまで火であぶりましょう」と化学者が言います。
「いや、いや」と物理学者は言います。「高い木の上から岩の上に落としましょう」
「私にはアイデアがあります」と経済学者が言います。「最初に、我々が缶を開ける
人を仮定します・・・・。」》
マンキューマクロ邦訳応用編第3版第1部67頁
Mankiw 9th p.260:
A chemist, a physicist, and an economist are all trapped on a desert island, trying
to figure out how to open a can of food.
“Let’s heat the can over the fire until it explodes,” says the chemist.
“No, no,” says the physicist, “let’s drop the can onto the rocks from the top of a high tree.”
“I have an idea,” says the economist. “First, we assume a can opener . . .”
マンキューマクロ応用篇第3版
単行本: 388ページ
出版社: 東洋経済新報社; 第3版 (2012/3/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4492314202
ISBN-13: 978-4492314203
発売日: 2012/3/30
Greg Mankiw's Blog: Why Y?
http://gregmankiw.blogspot.com/2016/12/why-y.html
Why Y?
A professor emails me:
My students have the pleasure to use your economics textbook. I have one question: where the symbol "Y" for GDP comes from? All the others, we could detect, such as NX , NCO, etc. My students are curious, and I could not give them a good answer.
My unsatisfying response:
To be honest, I don't know. It is an old convention to use Y to denote real GDP, and I am just following that. But I don't know where or why the convention began.
If anyone knows the history and reason for this notation, please email me.
Update 1: Several people email me that the usage goes back to the early Keynesians, which is certainly true. Others suggest that Y is the generic dependent variable, as in y=f(x), which seems an unlikely explanation to me. Still others point out that I is already used for investment, which is true but does not explain the choice of Y for income and output. Some say Y stands for "yield," which seems a useful mnemonic, but I have never seen that word used to describe GDP in a standard published source. So I still don't have a fully satisfying answer.
Update 2: One person writes:
I thought it was well understood that 'Y' is the symbol for real GDP because it is short for "Income" as in "National Income." Since 'I' is already used for other macroeconomic variables, we use the letter that is phonemically or orthographically related to 'I,' namely 'Y' (which is known in languages like French and Spanish as "Greek i").
Maybe this is the right answer, but one thing I am sure of is that this is not "well understood," at least not by readers of this blog, judging from the many other emails I received.
Update 3: A Harvard student looks at the history:
The earliest reference to GDP as "Y" I could find is Kalecki 1937. The first articles to formalize the IS-LM model (Hicks 1937, Harrod 1937, Meade 1937) all seem to refer to national income as "I" (for income), and Cobb Douglas (1928) calls it "P" (for production). I'd be curious to see if anyone can find an earlier reference to "Y" than Kalecki 1937. It appears there as Y=f(I) (income as a function of investment), which seems like a vote in favor of the y=f(x) argument (but I agree that's not a very satisfying explanation).
Update 4: A reader directs me to an old letter from Keynes to Hicks (dated March 31, 1937). Keynes writes:
“On one point of detail. I regret that you use the symbol I for Income. One has to choose, of course, between using it for income or investment. But after trying both, I believe it is easier to use Y for income and I for investment.”
ケインズ14?
The two-sector general theory model - 50 ページ
https://books.google.co.jp › books
Santi K. Chakrabarti - 1979 - スニペット表示
In this exchange, Hawtrey was critical, inter alia, of Keynes's use of the term investment in different senses and his ... accepted without any comment (see the letters from Keynes and Hicks, dated 31 March and 9 April 1937; Keynes XIV, pp.
ケインズ全集第14巻
第6章 -般理論以後
I03
つ.エ
ヒックスへ、一九三七年三月三ー
「親愛なるヒックス様
ゃっとのことで読まねばならないものに追い付いて、同封いただいた草稿に目を通しました。それは非常に興味深
く、実際批判することはほとんど何もありません。
おそらく貴方は、古典派の見解に対してほとんど不公平だという見方さえできるでしょう。というのは、貴方の述
べておられることは、経済学者たちがそうとは知らずに古典派の学説から離れて、彼らの先輩たちよりもはるかに混
乱した気持になっている時の代表的な認識だからです。
貴方のお話は、
いうならば、貴方と私がかつて抱いていた信一
念を非常にうまく説明しています。しかし、仮に貴方がどこまでかははっきりわかりませんが、さらに遡ってみられ」
るならば、これを矛盾したごった煮だと考える学派を見つけられるでしょう。
ス敵甲数量の増加によって雇用を増大さ
せることができるということが一般に合意されると同時に、矛盾が入り込むのだと思います。厳格にしつけられた古
典派経済学者はそれを認めないでしょう。以前私たちは、
その他の前提といかに矛盾するものかに気
づかずに、それを認めていたのです。
細かい点を一つ。貴方が記号Iを所得に対して使っておられるのは残念です。もちろんそれを、所得と投資のど
ちらに使うか選択する必要があります。しかし両方試みて、私はY を所得に、Iを投資にしたほうが使いやすいと
考えています。ともかく、用法の統一が必要です。 80
個々の文節については、以下のことを記しておきました。すなわち、
四頁で貴方は貯蓄を貨幣所得の関数にしておられます。これは一定の賃金を仮定する限り正しいことです。し
ケインズ一般理論#8-1
《すなわち賃金単位表示の消費(C w)を雇用水準N に対応する賃金単位表示の所得(Y w)に関係づける関数を用いるほうがもっと便利である。》
Kalecki, Michal, "A Theory of the BusinessCycle." Review of Economic Studies, Vol. 4, No.2, February 1937, pp. 77-97, revised and reprintedin [14], pp. 116-49.
crecimientoeconomico-asiain.weebly.com/uploads/1/2/9/…
4 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ 9fc9-VdWF)[sage] 2020/02/09(日) 16:42:03.03 ID:7txohOuq0
659 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ラクッペ MMe5-Guwz)[sage] 投稿日:2020/01/20(月) 00:10:34.64 ID:XfmCI4o8M
>>1
マンキューのMMT論 himaginary’s diary 20200114/Mankiw_on_MMT
マンキューが昨年12月に「A Skeptic’s Guide to Modern Monetary Theory」という小論を書いている(H/T マンキューブログ)。以下はその概要。
・自国通貨を発行している国は債務不履行になることはない、というMMTの主張については異論がある。
・政府は、貨幣能力があっても債務を履行しないことが最善の選択だと決断するかもしれない。
・MMT支持者は、インフレについての主流派見解への反証を過大評価している。
・主流派のインフレ理論は、階級闘争ではなく、総需要の過大な伸びに重点を置く。
・ニューケインジアンは、市場支配力が存在する世界では民間の価格設定が最善とはならないことを認めつつも、
経済の複雑さや価格統制の歴史に鑑みるとそれは現実的な解決策にはならない、としている。
660 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (アウアウウー Sa05-6zBS)[] 投稿日:2020/01/20(月) 01:00:03.99 ID:+BVVEHjHa
>>
ミッチェル教授はすでに返答してるな
マンキューは端からMMTを理解する気は無さそうな記事だ
ミッチェル教授、日本語を勉強してるんだな
日本語勉強に英語の観点から言語を理解しようとしても無理なように
主流のレンズでMMT見たってMMTは理解できないってさ
A response to Greg Mankiw ? Part 2
http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=43961
経済学の十大原理 Keywords希少性 scarcity経済学 economics効率(性) efficiency公平(性) equality機会費用 opportunity cost合理的な人々 rational people限界的な変化 marginal changesインセンティブ(誘因) incentive市場経済 market economy所有権 property rights市場の失敗 market failure外部性 externality市場支配力 market power生産性 productivityインフレーション(インフレ) inflation景気循環 business cycle
Mainstream econ 2020: MMT says nothing new
Also mainstream econ 2020: Now students, let's go through how govt budget deficits crowd out private investments by draining the loanable funds market.
Incredible. https://t.co/9EIGEWtmdy Asker Voldsgaard (@AskerVoldsgaard) September 25, 2020
https://twitter.com/AskerVoldsgaard/status/1309405184729243649?s=20
800←12,000
FIGURE 4
The Effect of a Government Budget
Deficit
When the government spends more
than it receives in tax revenue,
the resulting budget deficit lowers
national saving. The supply of
loanable funds decreases, and
the equilibrium interest rate rises.
Thus, when the government borrows
to finance its budget deficit, it
crowds out households and firms
that otherwise would borrow to
finance investment. Here, when the
supply curve shifts from S, to S,.
the equilibrium interest rate rises
from 5 percent to 6 percent, and
the equilibrium quantity of loanable
funds saved and invested falls from
$1,200 billion to $800 billion.
マンキュー経済学
図4
政府予算の効果
赤字
政府の支出が増えると
税収で受け取るよりも
あかじが下がる
国の貯蓄。の供給は
融資可能な資金が減少し
になると、均衡金利が上昇する。
したがって、政府が借り入れをすると
財政赤字を補填するために
世帯や企業を追い出す
借りてでも
ファイナンス投資。ここで
供給曲線がS,からS,にシフトする。
均衡金利が上昇する
5%から6%へ、そして
均衡貸出量
貯めた資金と投資した資金が
1兆2000億ドルから8000億ドル。
725 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2021/01/03(日) 10:25:54.89 ID:wuVgEHcG
マンキュー先生もMMTに疑義を呈していますね
A Skeptic’s Guide to Modern Monetary Theory
By N. Gregory Mankiw
Harvard University
https://scholar.harvard.edu/files/mankiw/files/skeptics_guide_to_modern_monetary_theory.pdf
725 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2021/01/03(日) 10:25:54.89 ID:wuVgEHcG
マンキュー先生もMMTに疑義を呈していますね
A Skeptic’s Guide to Modern Monetary Theory
By N. Gregory Mankiw
Harvard University
https://scholar.harvard.edu/files/mankiw/files/skeptics_guide_to_modern_monetary_theory.pdf
2019/12
4 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ 9fc9-VdWF)[sage] 2020/02/09(日) 16:42:03.03 ID:7txohOuq0
659 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ラクッペ MMe5-Guwz)[sage] 投稿日:2020/01/20(月) 00:10:34.64 ID:XfmCI4o8M
>>1
マンキューのMMT論 himaginary’s diary 20200114/Mankiw_on_MMT
マンキューが昨年12月に「A Skeptic’s Guide to Modern Monetary Theory」という小論を書いている(H/T マンキューブログ)。以下はその概要。
・自国通貨を発行している国は債務不履行になることはない、というMMTの主張については異論がある。
・政府は、貨幣能力があっても債務を履行しないことが最善の選択だと決断するかもしれない。
・MMT支持者は、インフレについての主流派見解への反証を過大評価している。
・主流派のインフレ理論は、階級闘争ではなく、総需要の過大な伸びに重点を置く。
・ニューケインジアンは、市場支配力が存在する世界では民間の価格設定が最善とはならないことを認めつつも、
経済の複雑さや価格統制の歴史に鑑みるとそれは現実的な解決策にはならない、としている。
660 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (アウアウウー Sa05-6zBS)[] 投稿日:2020/01/20(月) 01:00:03.99 ID:+BVVEHjHa
>>
ミッチェル教授はすでに返答してるな
マンキューは端からMMTを理解する気は無さそうな記事だ
ミッチェル教授、日本語を勉強してるんだな
日本語勉強に英語の観点から言語を理解しようとしても無理なように
主流のレンズでMMT見たってMMTは理解できないってさ
A response to Greg Mankiw ? Part 2
http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=43961
https://twitter.com/ishizuka_r/status/1361182924586934272?s=21
R Ishizuka on Twitter
マンキューが尋ねたのは、主流派マクロの予測のどこが事実と違うか指摘しろ、ということ。 レイの答えは財政赤字でも(G>T)金利は上がっていないということ。ミッチェルが(主として)答えたのは、MBを増やしてもMSは増えてないよね、ということ。 マンキューはこれに答えられなかったのか。
See new Tweets
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R Ishizuka
@ISHIZUKA_R
望月さんが訳したこれを読むと、レイとミッチェルの回答はすでに何度も繰り返し言ってきたことだ。マンキューが初めて聞いたとは思えない。にも関わらず答えは「このすべてのことについて考察するのに数日かかると思います」というもので、その後、音沙汰無かったとのこと。
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@ISHIZUKA_R
マンキューが尋ねたのは、主流派マクロの予測のどこが事実と違うか指摘しろ、ということ。
レイの答えは財政赤字でも(G>T)金利は上がっていないということ。ミッチェルが(主として)答えたのは、MBを増やしてもMSは増えてないよね、ということ。
マンキューはこれに答えられなかったのか。
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R Ishizuka
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ミッチェルのブログのコメント欄を見ていたら、「マンキューはMMTのテキストを読んで違いが分からなかったとでもいうのか、そんなことは大学を出ていない連中だってわかる」というのがあって、誰だってそう思うよね、と納得。
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R Ishizuka
@ISHIZUKA_R
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マンキューは、ミッチェルなどのメールでの回答には直接こたえず、「MMTへの懐疑主義者のガイド」を書いている。読んでみたが、かみ合ってない。
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R Ishizuka
@ISHIZUKA_R
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マンキュウが言うには……(p.2)
第1に、政府支出は準備の増加をもたらし、政府はその準備に付利している。つまりそれは借金ということだ。貨幣は準備にとどまり続けるかもしれないが、利子はかさんで、MBは増える。すると総需要は資産効果でふえて、最後はインフレになる……
http://gregmankiw.blogspot.com/2019/12/my-take-on-mmt.html…
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R Ishizuka
@ISHIZUKA_R
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この理屈からして理解できないがミッチェルが批判した貨幣乗数論だ。
第2に、とマンキューは続ける……
もし準備への金利が低ければ、準備の増加は銀行貸出を増やしてMSを増やす。そうするとさらに利子率は下がり、それが再び総需要とインフレをもたらす。
……不毛な応答は続くがこの辺りでやめる。
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GREG MANKIW'S BLOG
Random Observations for Students of Economics
MONDAY, DECEMBER 16, 2019
http://gregmankiw.blogspot.com/2019/12/my-take-on-mmt.html
My Take on MMT
Readers may be interested in my most recent essay, A Skeptic's Guide to Modern Monetary Theory.
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https://scholar.harvard.edu/files/mankiw/files/skeptics_guide_to_modern_monetary_theory.pdf
2019/12/12
53 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2021/04/12(月) 20:48:15.44 ID:9c5TirdQ
>>1
マンキュー先生もMMTに疑義を呈していますね
https://scholar.harvard.edu/files/mankiw/files/skeptics_guide_to_modern_monetary_theory.pdf
以下はその概要。
・自国通貨を発行している国は債務不履行になることはない、というMMTの主張については異論がある。
・政府は、貨幣能力があっても債務を履行しないことが最善の選択だと決断するかもしれない。
・MMT支持者は、インフレについての主流派見解への反証を過大評価している。
・主流派のインフレ理論は、階級闘争ではなく、総需要の過大な伸びに重点を置く。
・ニューケインジアンは、市場支配力が存在する世界では民間の価格設定が最善とはならないことを認めつつも、
経済の複雑さや価格統制の歴史に鑑みるとそれは現実的な解決策にはならない、としている。
56 名無しさん@お腹いっぱい。[] 2021/04/12(月) 21:44:57.45 ID:6CROIMId
>>53
弱くないか この批判は
151 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 2020/11/29(日) 14:50:54.55 ID:bYvy/AKe
>>1
マンキュー先生は現代貨幣理論をどう読んだか?
http://cocolofun.com/2020/08/31/mankiw-mmt-2/
マンキューが書いた論文では「税収の現在価値を政府支出および政府債務の現在価値に、関連付けるアプローチは誤解を招くもの」と論じています。
マンキューは以下の3つの点においてこうした政府行動には制限があると考えています。
第1に準備金に利息が支払われる現在の通貨システムにおいて、
政府が請求書を支払うために印刷する金銭は準備金として銀行システムに残り、
政府は(中央銀行を介して)それらの準備金に利息を支払う必要があります。
つまり、政府が債務を支払うためにお金を印刷するとき、それは事実上、借用です。
元本は永久に準備金としてとどまることができますが、利息は時間とともに蓄積されていきます。
第2に、準備金に十分な利息が支払われない場合、マネタリーベースの拡大により銀行貸出とマネーサプライが増加します。
その後、金利を引き下げて人々に拡大されたマネーサプライを保持させ、
総需要とインフレに再び上向きの圧力をかける必要があります。
第3に、インフレの加速は実際に必要とされるお金の量を減らします。
このリアルマネー残高の減少は貨幣の創造を通じて影響を及ぼす現実のリソースを減少させます。
これはインフレは最終的には貨幣需要を減らすことになるからです。
なぜなら、インフレが続くと通貨は減価するため実質的に課税されるのと同様になります。
結局、政府の通貨発行益はインフレによりますます減少していくことになります。
これらの状況に直面すると、政府は通貨発行益を生み出す能力にもかかわらず、
債務不履行が最良の選択肢であると決定するかもしれません。
つまり、政府がデフォルトするのは決してそれを避けられなくなったからではなく、
ハイパーインフレよりも望ましい選択肢であるがために発生する可能性があります。
ESPRIMO@ 江戸時代に戻ろう! Back to The Edo
@ESPRIMO7
経済学の教科書であるマンキューの『マクロ経済学』
の大きな間違いは政府部門と民間部門の純資産の合計は常に±0なのに
財政赤字が増える→政府の貯蓄が減る→民間貯蓄は変化しない(!)→国民貯蓄が減ると書いている
財政赤字が増えても、国民貯蓄は変化しない
つまり、クイラウディグアウト起きない
2021/09/18 8:38
①2【マネーの本質】なぜ、単なる「紙切れ」の紙幣で買い物ができるのか? | 中野剛志さんに「MMTっておかしくないですか?」と聞いてみた | ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/230690
【マネーの本質】なぜ、単なる「紙切れ」の紙幣で買い物ができるのか?
中野剛志:評論家 2020.4.1 4:00
1990年代から、日本は、国債を発行しまくって政府債務残高がどんどん増えて、多くの経済学者やエコノミストが「国債金利が高騰する、高騰する」と言い続けてきた。しかし、長期国債金利は世界最低水準にあるのが現状だ。なぜ、予測は外れてきたのか? 中野剛志氏は、「そもそも、貨幣を正しく理解していないこと」に問題があると言う。では、貨幣とは何か? なぜ、単なる「紙切れ」の紙幣で買い物ができるのか? 説明してもらった。(構成:ダイヤモンド社 田中泰)
【マネーの本質】なぜ、単なる「紙切れ」の紙幣で買い物ができるのか?Photo: Adobe Stock
連載第1回 https://diamond.jp/articles/-/230685
現在の記事→連載第2回 https://diamond.jp/articles/-/230690
連載第3回 https://diamond.jp/articles/-/230693
連載第4回 https://diamond.jp/articles/-/230841
連載第5回 https://diamond.jp/articles/-/230846
連載第6回 https://diamond.jp/articles/-/230849
連載第7回 https://diamond.jp/articles/-/231332
連載第8回 https://diamond.jp/articles/-/231347
連載第9回 https://diamond.jp/articles/-/231351
連載第10回 https://diamond.jp/articles/-/231363
連載第11回 https://diamond.jp/articles/-/231365
連載第12回 https://diamond.jp/articles/-/231383
連載第13回(最終回) https://diamond.jp/articles/-/231385
単なる紙切れの「お札」で、なぜ買い物ができるのか?
――前回、中野さんは、主流派経済学が「貨幣」を正しく理解していないとおっしゃいました。では、MMTは「貨幣」をどう理解しているのですか?
中野剛志(以下、中野) かなり遠回りの説明になりますが、付き合ってくれますか?
――もちろんです。
中野 わかりました。では、それをご説明する前に、私から質問してもいいですか? あなたは、単なる紙切れの「お札」が、どうして「貨幣」として流通していると思いますか?
――そうですね……。みんながその「お札」を受け取ると信じているからでしょうか。
中野 そう答える人が多いですね。では、なぜ、みんなはその「お札」を受け取ると信じているのですか?
――うーん……。
中野 答えられないですよね? みんなが「お札」を受け取るのは、みんなが「お札」を受け取ると信じているから。では、なぜみんなが「お札」を受け取ると信じているかというと、みんなが信じているから……。これを「無限退行」と言いますが、説明になっていないわけです。
しかし、実は、主流派経済学の標準的な教科書とされる『マンキューマクロ経済学Ⅰ 入門編』(グレゴリー・マンキュー著、東洋経済新報社、2010年)でも、同じような説明がされています。読んでみましょう。
「原始的な社会では、物々交換が行われていたが、そのうちに、何らかの価値をもった『商品』が、便利な交換手段(つまり貨幣)として使われるようになった。その代表的な『商品』が貴金属、とくに金である。これが、貨幣の起源である。
しかし、金そのものを貨幣とすると、純度や重量など貨幣の価値の確認に手間がかかるので、政府が一定の純度と重量をもった金貨を鋳造するようになる。
次の段階では、金との交換を義務づけた兌換紙幣を発行するようになる。こうして、政府発行の紙幣が標準的な貨幣となる。
最終的には、金との交換による価値の保証も不要になり、紙幣は、不換紙幣となる。それでも、交換の際に皆が受け取り続ける限り、紙幣には価値があり、貨幣としての役割を果たす。」
最後の一文をご覧ください。「交換の際に皆が受け取り続ける限り、紙幣には価値があり、貨幣としての役割を果たす」というのは、さきほどのあなたの意見と同じことです。要するに、「みんながおカネがおカネだと思っているから、みんながおカネをおカネだと思って使っている」というわけです。これが主流派経済学の標準的な貨幣論なんです。
しかし、この主流派経済学の説が正しいとすると、貨幣の価値は「みんなが貨幣としての価値があると信じ込んでいる」という極めて頼りない大衆心理によって担保されているということになります。そして、もし人々がいっせいに貨幣の価値を疑い始めてしまったら、貨幣はその価値を一瞬にして失ってしまうわけです。
――そう言われると、ずいぶん頼りない議論ですよね……。
中野 はっきり言って、苦し紛れの説明です。なぜ、そのような説明をせざるをえないかというと、主流派経済学が「商品貨幣論」を採っているからです。
――商品貨幣論とは?
金融の実相とジレンマ - 3 ページbooks.google.co.jp › books
京極孝 · 2021
次の書籍のコンテンツと一致: – 3 ページ
3 第 1 章:お金とは何か貨幣はモノではない金融そのものの話の前に,最初に「お金とは何か」ということについて取り上げること ... 物々交換が行われていたが,そのうちに,何らかの価値をもった『商品』が,便利な交換手段(つまり貨幣)として使われるように ...
プレビュー
他の版
MMT現代貨幣理論入門 - 3 ページbooks.google.co.jp › books
L・ランダル・レイ · 2019
次の書籍のコンテンツと一致: – 3 ページ
つまり貨幣)として使われるようになた。その代表的な「商品」が貴金属、特に金できんある。これが、貨幣の起源で原始的な社会では、物々交換が行われていたが、そのうちに、何らかの価値をもた「商品」が、便利な交換手段ある。 (紙幣となる。
プレビュー
【注】 ★1 N・グレゴリー・マンキュー『マンキューマクロ経済学Ⅰ入門編【第3版】』110‐112ページ、足立英之・地主敏樹・中谷武・柳川隆訳、東洋経済新報社、2011年。
巻頭解説 「現実」対「虚構」 MMTの歴史的意義 中野 剛志 「現代貨幣理論(Modern Monetary TheoryもしくはModern Money Theory)」。通称「MMT」。 200年に及ぶ経済学の歴史においても、これほどまでに革命的であり、そしてスキャンダラスな経済理論が脚光を浴びることは、そうめったにはない。 もっとも、最近になって現れたかに見えるMMTであるが、実は、20世紀初頭のゲオルグ・F・クナップ、ジョン・M・ケインズ、ヨーゼフ・A・シュンペーターらの理論を原型とし、アバ・ラーナー、ハイマン・ミンスキーなどの業績も取り込んで、1990年代に、本書の著者L・ランダル・レイ、ステファニー・ケルトン、ビル・ミッチェルといった経済学者、あるいは投資家のウォーレン・モズラーらによって成立したという系譜をもっている。MMTの歴史は、その原型も含めて考えるならば、意外と長いのである。 それにもかかわらず、MMTの登場は、やはり、革命的で、スキャンダラスな事件だと言わざるを得ない。 それは、世界中の経済学者や政策担当者が受け入れている主流派経済学が大きな間違いを犯していることを、MMTが暴いてしまったからである。 しかも、単なる間違いではない。貨幣の理解からして間違っているというのである。 経済学とは、貨幣を使った活動についての理論だと考えられている。しかし、その「貨幣」について、主流派経済学は正しく理解していなかったというのだ。もし、そうだとしたら、主流派経済学の理論はその基盤から崩れ去り、その権威は地に堕ちるだろう。これ以上スキャンダラスなこともないではないか。 否定された「商品貨幣論」 さて、その貨幣についてであるが、主流派経済学は、次のように説明してきた。 原始的な社会では、物々交換が行われていたが、そのうちに、何らかの価値をもった「商品」が、便利な交換手段(つまり貨幣)として使われるようになった。その代表的な「商品」が貴金属、特に金である。これが、貨幣の起源である。 しかし、金そのものを貨幣とすると、純度や重量など貨幣の価値の確認に手間がかかるので、政府が一定の純度と重量を持った金貨を鋳造するようになる。次の段階では、金との交換を義務付けた兌換紙幣を発行するようになる。こうして、政府発行の紙幣が標準的な貨幣となる。最終的には、金との交換による価値の保証も不要になり、紙幣は、不換紙幣となる。それでも、交換の際に皆が受け取り続ける限り、紙幣には価値があり、貨幣としての役割を果たす★1。 これが、主流派経済学の貨幣論、いわゆる「商品貨幣論」である。しかし、商品貨幣論が間違いであることは、歴史学・人類学・あるいは社会学における貨幣研究によって、すでに明らかにされている。また、イングランド銀行や国際決済銀行も、商品貨幣論を否定している★2。「貨幣とは何か」については、依然として様々な説があるが、少なくとも、商品貨幣論のような素朴な貨幣論を未だに信じている社会科学は、もはや主流派経済学のみなのではないか。
「銀行が預金の一部を貸出に使う」(マンキュー)。
「銀行は私たちから集めた預金を企業に貸し付けません」(佐々木浩二)
後者が正しい。
金融資産は、必ず他の誰かの金融負債の裏返しである。
全体としては、純金融資産は必ずゼロになる。
これに対して実物資産とは、他の誰かの負債によって相殺されない資産のことである。
したがって全体としては純資産は実物資産(非金融資産)の価値に等しい。
#ランダル・レイ
https://twitter.com/mmt_revolution/status/1496044425138835458?s=21
S=Iと同じ理屈↓
S = I:経済学で最も誤解されている方程式
https://themountaingoateconomics.com/2021/01/01/si-the-most-misunderstood-equation-in-economics/
S = I等式が成り立つのはどのような場合か、という話。
金融貯蓄だけであれば成り立たず、貯蓄に投資財をいれなければ成り立たない。
最後のほうでマクロ経済学者は会計を正しく理解しないで複雑なモデルをつくっている、
その間違った教材で学ぶために毎年何千人もの学生が経済学を諦めていると、
マンキューを例に挙げている。
簡単に説明すると、
金融的な貯蓄だけを考えると、誰かの貯蓄は誰かの負の貯蓄になるだけ、
だけど実物的なモノを加えれば、S = Iが成り立つ。
この等式は「経済で可能な唯一の純貯蓄は実物的な貯蓄である」ということを言っている。
「投資は貸し出しによってファイナンスされるのであって、貯蓄からではない。」
https://twitter.com/dehnts/status/1485550693758820353?s=21
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
S=I:経済学で最も誤解されている方程式
貯蓄は投資アイデンティティ(S = I)に等しいことは、おそらく経済学で最も誤解されている方程式です。…
[一つの例を考えてみよう。ラリーには支出を上回る収入があり、使わなか った所得については銀行に預けるか、あるいは社債か株式を購入するとしよ う。ラリーの所得は消費を上回っているので、彼は国民貯蓄を増やしている。ラリーは、自分ではお金を投資していると思っているかもしれないが、マクロ経済学者は、ラリーの行動を投資ではなく貯蓄だというはずである。
マンキュー入門経済学394頁3:11:2]
これは完全に間違っています。ラリーが収入の一部を金融資産の形で節約するためには、残りの経済は赤字を抱えている必要があります。ラリーの貯蓄は国富を増さない。
その後、マンキューは精巧な合理化に着手し、ラリーの銀行口座の追加貯蓄がどのように追加の投資を引き起こすかについて話し合います。この議論全体が間違っています。アイデンティティはすべての可能な経済で真実でなければならないので、それを正当化する際に銀行システムの特定の事実に訴えることはできません。特に、アイデンティティは、例えば、貯蓄と投資に関する人々の決定が金利とは何の関係もない世界で保持されなければならない。経済学の職業にとって、この分野で非常に著名な人がそのような基本的な間違いを犯す可能性があり、3つのエディションに挑戦せずにマクロ経済学の教科書に残ることができることは恥ずかしいことです。
3目標同時達成の不可能性 (impossible trinity) (あるいは国際金融のトリレンマ)
1つの国が、自由な資本移動、固定相場制、独立した金融政策のすべてを実現することはできない。
各国は三角形の一辺を選択して、反対側の頂点をあきらめなければならない。
自由な資本移動
/\
選択肢1 / \選択肢2
(アメリカ)/国際金融\(香港)
/のトリレンマ\
独立した/________\
金融政策 選択肢3 固定相場制
(中国)
各国は次のように自問しなければならない。 為替レートの変動を認めるのか (選択肢1) ,
自国経済の安定のための独立した金融政策をあきらめるのか (選択肢2),
それとも自国民が自由に世界の金融市場に参加するのを制限するのか (選択肢3) である.
邦訳マンキューマクロ経済学入門編 第4版439頁より
冒頭フロー循環図との円環が完成して収まりが良かった
https://www.newyorkfed.org/medialibrary/media/research/epr/10v16n2/1010sbor.html
p.25:
DSGEモデルの基本構造:
/\ /\
/需要\ /マー\
/ショック\ /クアップ\
/______\ /ショック__\
⬇︎ ➡︎➡︎ ⬇︎
⬇︎ ↗︎ /\ ↘︎ ⬇︎
Y=f^y(Y^e,i-π^e,...) /生産\ π=f^π(π^e,Y,...)
[需要] /ショック\➡︎➡︎[供給]
⬆︎:⬆︎ /______\ ⬆︎ :
⬆︎: ↖︎ ↗︎ :
⬆︎ ↘︎ ↖︎ Y^e,π^e ↗︎ ↙︎
↖︎ ↘︎ ( 期待 ) ↙︎
↖︎ ↘︎ ⬆︎ ↙︎ /\
i =f^i(π-π*,Y,...) /政策\
[金融政策]⬅︎/ショック\
/______\
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgl8XNDMaFBdkqcFyK-4CfmZLz0nPL0wFu1jDsQORqpbyPq-pP6tKJjsJxNOBmh7-eX1_B88ZyQXjcvzPchUAYzFZwIKkcqol9ahIkpYFK4-IfJShyyz0sn9ypLU-ytbNWSrYrA/s640/blogger-image-105171248.jpg
πはインフレ率