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木曜日, 11月 15, 2012

アリストテレスと四大元素:付リンク::::

            (プラトン『哲学の起源』リンク:::::::::
ロッセリーニ『ソクラテス』
https://nam-students.blogspot.com/2012/05/blog-post_10.html
NAMs出版プロジェクト: アリストテレスと四大元素:付リンク::::
http://nam-students.blogspot.jp/2012/11/blog-post_1706.html (本頁)

伝アリストテレス 経済学
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/2-oeconomicaeconomics-aristotle.html
NAMs出版プロジェクト: ハイデガーとアリストテレス『自然学 』
http://nam-students.blogspot.jp/2016/08/blog-post_4.html 

               /\
              /__\
             /\詩学/\  
  美徳と悪徳について /__\/__\
    エウデモス倫理学\<実践哲学>/\
     マグナ・モラリア\    /_弁論術   
     ニコマコス倫理学/\  /政治学/\ 
        /__\/__\/__\/アテナイ人の国制
       /\              /\
      /__<<アリストテレス体系>>/夢について、呼吸について
     <形而上学>          /霊魂論/\
    /__\/__\        /__\/__\
 分析論\オルガノン 詭弁論   気象論\ <自然学>/動物発生論
  /前書\<論理学>駁論\    /__\    /・部分論・運動論・進行論
カテゴ  /\ 分析論  /\  /自然学/生成 /動物誌他\
リー論\命題論\/後書\トピカ\/天に\/消滅論/__\/__\
                 ついて

                 運動と時間

 ___アリストテレスの著作__________________
|形|             | |         オ   |
|而|『形而上学』       |論|『カテゴリー論』 ル   |
|上|             | |『命題論』    ガ   |
|学|             |理|『分析論前書』  ノ 道 |
|_|_____________| |『分析論後書』  ン=具 |
| |『自然学』運動、時間論他 |学|『トピカ』    所   |
| |   一部が『天について』| |『詭弁論駁論』  収   |
|自|「生成消滅論」      |_|_____________|
| |「気象論」        | |『ニコマコス倫理学』   |
| |_____________|実|『マグナ・モラリア』@  |
| |『動物誌』        | |『エウデモス倫理学』   |
|然|『動物部分論・動物運動論・|践|『美徳と悪徳について』  |
| | 動物進行論』      | |_____________|
| |『動物発生論』他     |哲|『アテナイ人の国制』   |
| |_____________| |『政治学』        |
|学|『霊魂論』        |学|『弁論術』        |
| |「夢について」      | |『詩学』         |
| |「呼吸について」他    | |             |
|_|_____________|_|_____________|
  (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
  @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。論理学はそうした思考の技術的な側面をカバーする。

  形而上学
    |\
    | \論理学
    | / |
    |/  |
  自然学 実践哲学
      制作

 参考:http://philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html

第一質料(四元素)   第二実体(類、種)     
第二質料        第一実体(個々の個体)   

変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。

      神
      形相
    質料
     /\
   \/  \/
   /\  /\
     \/
     実体
  
    形而上学
  \  /\  /
  自然学  論理学
   /\  /\
 (医学)\/政治学、詩学
  
再度強調すると、結論としては形而上学=メタ(言語の意味は「後」だが)フィジカルなものを先におくべきだ。
そこだけハイデガーは正しい。ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

個々の概念としての個体〜現象(形態)〜が第一実体であることを忘れない限りではあるが。


以下、
 『アリストテレス全集』出隆監修/岩波書店(71.初):目次

 第01巻:カテゴリー論他 (1971)
 (1)「カテゴリー論」(山本光雄訳)
 (2)「命題論」(山本光雄訳)
 (3)「分析論前書」(井上忠訳)
 (4)「分析論後書」(加藤信朗訳)

 第02巻:トピカ他 (1970) 
 (1)「トピカ」(村治能就訳)
 (2)「詭弁論駁論」(宮内璋訳)

 第03巻:自然学 (1968)
 (1)「自然学」(出隆/岩崎允胤訳)
 
 第04巻:天体論他 (1968)
 (1)「天体論」(村治能就訳)
 (2)「生成消滅論」(戸塚七郎訳)

 第05巻:気象論他 (1969)
 (1)「気象論」(泉治典訳)
 (2)「宇宙論」(村治能就訳)

 第06巻:霊魂論他 (1968)
 (1)「霊魂論」(山本光雄訳)
 (2)「自然学小論集」(副島民雄訳)*
 (3)「気息について」(副島民雄訳)

*自然学小論集 - (Wikipedia)
以下の7つの小論群から成る。


『感覚と感覚されるものについて』(希: Περὶ αἰσθήσεως καὶ αἰσθητῶν、羅: De sensu et sensibilibus、英: Sense and Sensibilia)

『記憶と想起について』(希: Περί μνήμης και αναμνήσεως、羅: De memoria et reminiscentia、英:On Memory and Reminiscence)
『睡眠と覚醒について』(希: Περὶ ύπνου και εγρηγόρσεως、羅: De somno et vigilia、英: On Sleep and Sleeplessness)
『夢について』(希: Περὶ ἐνυπνίων、羅: De insomniis、英: On Dreams)
『夢占いについて』(希: Περὶ τῆς καθ᾽ ὕπνον μαντικῆς、羅: De divinatione per somnum、英: On Divination in Sleep)
『長命と短命について』(希: Περὶ μακροβιότητος καὶ βραχυβιότητος、羅: De longitudine et brevitate vitae、英: On Length and Shortness of Life)
『青年と老年について、生と死について、呼吸について』(希: Περὶ νεότητος καὶ γήρως, καὶ ζωῆς καὶ θανάτου, καὶ ἀναπνοῆς、羅: De Juventute et Senectute, De Vita et Morte, De Respiratione、英: On Youth, Old Age, Life and Death, and Respiration)

 『アリストテレス 全集 6』岩波書店は、最後の『青年と~』の『呼吸について』の部分を分割して、8つにしている。

 第07巻:動物誌(上) (1968)
 (1)「動物誌(上)」(島崎三郎訳)

 第08巻:動物誌(下)他 (1969)
 (1)「動物誌(下)」(島崎三郎訳)
 (2)「動物部分論」(島崎三郎訳)*

 第09巻:動物運動論他 (1969)
 (1)「動物運動論」(島崎三郎訳)
 (2)「動物進行論」(島崎三郎訳)
 (3)「動物発生論」(島崎三郎訳)


*アリストテレスの自然研究の方法論、順序。

現象(形態)→原因→生成(生殖7、心理学8,9)
(『動物部分論』より)


有血動物 enaima 3
1人類1
2胎生四足類2,6
3卵生四足類2,6
4鳥類2,6
5魚類2,6
(足の数で分類)


無血動物 anaima
1軟体類4
2軟殻類4
3有節類4,5
4殻皮類4,5
5最下等の植物に近い動物4

(『動物誌』解説より、1~6/10の概要)

 第10巻:小品集 (1969)
 (1)「小品集」
     1) 「色について」(副島民雄訳)
     2) 「聞こえるものについて」(副島民雄訳)
     3) 「人相学」(福島保夫訳)
     4) 「植物について」(副島民雄訳)
     5) 「異聞集」(福島保夫訳)
     6) 「機械学」(副島民雄訳)
     7) 「不可分の線について」(副島民雄訳)
     8) 「風の方位と名称について」(福島保夫訳)
     9) 「メリッソス、クセノパネス、ゴルギアスについて」(福島保夫訳)

 第11巻:問題集 (1968)
 (1)「問題集」(戸塚七郎訳)
     1) 「医学上の諸問題」             2) 「発汗に関する諸問題」
     3) 「飲酒と酩酊に関する諸問題」        4) 「性交に関する諸問題」
     5) 「疲労に関する諸問題」           6) 「横臥と姿勢に関する諸問題」
     7) 「共感に関する諸問題」           8) 「冷えと悪感に関する諸問題」
     9) 「打撲痣、瘢痕、および蚯蚓脹れに関する諸問題」
     10) 「自然学諸問題摘要」            11) 「音声に関する諸問題」
     12) 「芳香関する諸問題」            13) 「悪臭に関する諸問題」
     14) 「混合に関する諸問題(自然環境の人間に及ぼす影響」
     15) 「数学理論に関する諸問題」         16) 「無生物に関する諸問題」
     17) 「生命あるものに関する諸問題」       18) 「学習に関する諸問題」
     19) 「音楽的調和に関する諸問題」        20) 「潅木と野菜に関する諸問題」
     21) 「大麦粉、大麦パン等に関する諸問題」    22) 「果実に関する諸問題」
     23) 「鹹水と海に関する諸問題」         24) 「温水に関する諸問題」
     25) 「空気に関する諸問題」           26) 「風に関する諸問題」
     27) 「恐怖と勇気に関する諸問題」 
     28) 「節制と不節制、自制と無自制に関する諸問題」
     29) 「正義と不正に関する諸問題」        30) 「思慮、理性、知恵に関する諸問題」
     31) 「眼に関する諸問題」            32) 「耳に関する諸問題」
     33) 「鼻に関する諸問題」            34) 「口と腔内の部分に関する諸問題」
     35) 「触覚に関する諸問題」           36) 「顔に関する諸問題」
     37) 「身体全体に関する諸問題」         38) 「皮膚の色艶に関する諸問題」

 第12巻:形而上学 (1968)
 (1)「形而上学」(出隆訳)

 第13巻:ニコマコス倫理学 (1973)
 (1)「ニコマコス倫理学」(加藤信朗訳)

 第14巻:大道徳学他 (1968)
 (1)「大道徳学」(茂手木元蔵訳)
 (2)「エウデモス倫理学」(茂手木元蔵訳)
 (3)「徳と悪徳について」(茂手木元蔵訳)

 第15巻:政治学他 (1968)
 (1)「政治学」(山本光雄訳)
 (2)「経済学」(村川堅太郎訳)

 第16巻:弁論術他 (1968)
 (1)「弁論術」(山本光雄訳)
 (2)「アレクサンドロスに贈る弁論術」(斎藤忍随/岩田靖夫訳)

 第17巻:詩学他 (1972)
 (1)「詩学」(今道友信訳)
 (2)「アテナイ人の国制」(村川堅太郎訳)
 (3)「断片集」(宮内璋/松本厚訳)
    1) 対話篇
       典拠/グリュルロス(弁論術について)/饗宴/詭弁家/
       /エウデモス(霊魂について)/ネリントス/恋について
       /哲学のすすめ(プロトレプティコス)/祈りについて
       /生まれの良さについて/快楽について/教育について
       /王たることについて/アレクサンドロス(植民地の建設について)
       /政治家/詩人論/哲学について/公正について
    2) 論理学的緒著作
       典拠/諸問題について/分類集/備忘集/カテゴリアイ/相反するものについて
    3) 哲学的諸著作
       善について/イデアについて/ピュタゴラスの徒について
       /アルキュタスの哲学について/デモクリトスについて
    4) 詩句

アリストテレス全集17より
  
 
 
アリストテレスの存在論:
(「銀杯」を例にした。)

       2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
           |
           |     ヒュポケイメノン基体 hypokeimenon    
      _____|_____(基に措かれたもの) 
     |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
     |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)
     |    /|     |「銀杯」   モルフェー morphe 形(形式) 
     |   / |     |
      \_/_ | ___/
       /  |||
 telos/   |||
4.テロス/   / | \   
  目的因  _/  |  \_ 
  「飲む」|____|____|
           |
         3.アルケー arche 始動因「職人」
アリストテレスの存在論:
(「銀杯」を例にした。)

         2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
           |
           |           ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの) 
      _____|_____            hypokeimenon
     |     |     |     ウーシア  ousia  実体(本質存在)
     |     |     |___1.エイドス  eidos  形相(概念)「銀杯」
     |    /|     |     モルフェー morphe 形 (形式) 
     |   / |     |  
      \_/_ | ___/   
       /  |||
4.テロス /   |||
  telos  / | \   
  目的因  _/  |  \_ 
  「飲む」|____|____|
           |
         3.アルケー arche 始動因「職人」

図は以下を改変
http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)、本質存在、形相(eidos).
2ものの質料、素材、質料(hyle, ヒュレー).
3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。始動因。
4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。目的因。

(参照『形而上学』Α巻第9章 991 a9-18他)
http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、 自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。
他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。

プラトンのイデア説で最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.

そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

ここで,例えば青銅の像を考えると,青銅が質料,像の形が形相にあたるのだが,像の形を取る以前の青銅も何らかの形を持っているからには形相と結びついている. しかし,質料の質料,様々な形相と結びつきながら,それ自体は変わることのないものがあるはずで,それを第1質料(1次質料)と呼んだ.アリストテレスは「火・空気・水・土」の四元素をこの第1質料と考えた.

このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html



ライプニッツと四大元素:メモ
http://yojiseki.exblog.jp/9064801

ライプニッツ『結合法論』(邦訳著作集1などに抄訳所収)扉にアリストテレス(「気象論」より)の4性質(冷熱乾湿)を説明した図がある(元々のネタはエンペドクレス)。
これらは組み合わせによる分類の一例である。
「相矛盾する性質の結合は許されない」(『ライプニッツの普遍法則』p41)のだから、6ではなく4つの地、水、空気、火という4要素が得られる。





          火
     ____/||\____   
    |乾 _//||\\_ 熱|
    ||\\/ || \//||
    ||/\\ || //\||
    |// \\||// \\|
    /____\||/____\
   土 _____  _____ 空気
    \\   /||\   //         
    |\\ //||\\ //|
    ||\\/ || \\/||
    ||/\\_||_/\\||
    |冷__\\||//__湿|
         \||/    
          水

          火(IGNIS)
 siccus =乾            calidus=熱 


土(TERRA)                  空気(AER)


 frigida =冷           humida=湿
          水(AQVA)

すべて(svmma)ゆるされた?(remissa)=共存可能?
反対(contraria)
両立可能(combinatio possibilis)
両立不可能(combinatio impossibilis)
象徴要素?(sybolizm fla)

参考:  http://www.statemaster.com/encyclopedia/Classical-element
   http://blog.livedoor.jp/yoohashi4/archives/51869171.html
(以下同サイトより。「quia ignis est calidus & siccus & aqua frigida & humida.
  火は   熱   ・ 乾であり、水は 冷・湿であるのだから。」)
アリストテレスの四元素図は厳密にはエンペドクレスのものだが、彼の論理学、自然学、形而上学を結ぶものとして重要だ。
エンペドクレス
http://www.h6.dion.ne.jp/~yukineko/empd.html
愛の哲学
 ディオゲネス・ラエルチオスの『ギリシャ哲学者列伝』には、こうある。

 「ところで、彼の学説は次のようなものであった。すなわち、(万物)構成要素(ストイケイオン)は四つ、火と水と土と空気である。そしてそのほかに、それらの要素がそれによって結合される「愛(ピリアー)」と、それらが分離される「争い(ネイコス)」とがある。そしてその点については、彼は次のように述べているのである。
   光り輝くゼウスと、生をもたらすヘラ、そしてアイドネウス。
   さらにまた、その涙によって死すべきものどもの生の流れをうるおすネスティス。
 この詩句において、ゼウスとは火のことであり、ヘラとは土のことであるまたアイドネウスとは空気、そしてネスティスとは水のことである。
 「そして、これらのものは普段に交替しつづけて、決して止むことがないのだ」と彼は言って、(宇宙の)このような秩序は永遠であるかのように考えているのである。とにかく彼は、いまの言葉につづけて、こう言っているからである。
   あるときには、「愛(ピロテース)」によって、すべてのものはいっしょに集って一つになり、
   あるときにはまた、「争い」のもつ憎しみによって、それぞれが離ればなれにされながらと。」(『ギリシア哲学者列伝(下)』ディオゲネス・ラエルティオス著、加来彰俊訳、1994、岩波文庫、p.71~72)

 
これら四元素及びそれらがつくる性質の関係は、中世のヒスパニウス(『神曲』天国篇12に出て来る)がつくった矛盾対当(主語ー述語はそのままで、量と質が変わる)の図にも似ている(相似ではない)。A=B式の定義を重視したアリストテレスやライプニッツは主語を重要視したから、ニュアンスは少し異なる(山下正男『論理学史』参照)。


また、『結合法論』でライプニッツが試みたのは、アリストテレス、ルルス*、ホッブズのそれとはちがった数学的に素数を使った普遍言語だった。これらはゲーデルが受け継ぎゲーデル数として証明に使った。分類法としては完成しなかったが、間接的にPC時代を予見していたと言える。

*ルルスの結合術は以下のようなもの(山下『論理学史』p245参照)。
http://www.labirintoermetico.com/12ArsCombinatoria/index.htm
一つ一つのアルファベットが神、善、偉大、永遠などを意味する(ライプニッツは善は主要要素ではないと批判した)。


http://obscurantist.com/oma/ars-combinatoria/


付録(図をクリックするとgoogleブックスへ):








付録:
(『イラスト西洋哲学史 上』169頁より)


Julius Pacius
五個の述語となりうるものの間の十の関係

類、種、種差、固有性、偶有性(偶然的、出来事)
Genus, Specie, Differentia, Proptium, Accident

デカルトの説明:例
類:三角形
種:直角三角形
種差:直角がある
固有性:底辺の二乗が他の二辺の二乗の和に等しい
偶有性:あるものは動く、あるものは動かない
(『哲学原理』59)







http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11138642321
angelic_chakochanさん 2014/11/25 12:06:59
【100枚】アリストテレスの時間論はどんな内容なのか詳しく教えて下さい。

出来る限り分かりやすく教えて頂ければ幸いです。
回答数:1 閲覧数:375 お礼:知恵コイン100

ベストアンサー

fieskrlqrtlmnczairkさん 2014/11/25 13:49:35
アリストテレスの「自然学」第4巻、第3章「時間とは何であるか」で次のように言っています。

「時間は運動に対して、その性格において準じるからであり、運動における・より先とより後・はその存在主体からいえば運動そのものに他ならないが、しかし、その定義のされ方は別であって、運動と同じものではない。そしてわれわれが時間を識別するのは運動を、より先とより後の区別によって区分するときに他ならない。つまり時間とは、より先とより後の区別に基づくに他ならないからである。したがって時間は運動そのものではなく、数をもつ限りおいての運動なのである」

言っていることは、運動は連続しているけど、時間はその運動を、より先とより後に分割して、それを数えることだ、ということです。
アリストテレスは時間は出来事の前後関係、因果関係だと言っていることになります。
出来事のより先とより後を認識するための、一種の「枠組み」を時間と考えていた、ということ。

質問した人からのコメント2014/11/30 22:20:40
感謝 分かりやすくお答え頂きありがとうございました!


 ___アリストテレスの著作__________________
|形|             | |         オ   |
|而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
|上|             | |『命題論1』   ガ   |
|学|             |理|『分析論前書1』 ノ 道 |
|_|_____________| |『分析論後書1』 ン=具 |
| |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
| |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
|自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
| |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
| |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
| |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
|然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
| | 動物進行論9』     | |_____________|
| |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
| |_____________| |『政治学15』      |
|学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
| |「夢について6」     | |             |
| |「呼吸について6」他   | |『詩学17』       |
|_|_____________|_|_____________|
  (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
  @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』
   全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。

あるいは、

 ___アリストテレスの著作__________________
| |         オ   | |『自然学』        |
|論|『カテゴリー論』 ル   | |『天について(天体論)』 |
| |『命題論』    ガ   |自|「生成消滅論」      |
|理|『分析論前書』  ノ 道 | |「気象論」        |
| |『分析論後書』  ン=具 | |_____________|
|学|『トピカ』    所   | |『動物誌』        |
| |『詭弁論駁論』  収   |然|『動物部分論・動物運動論・|
|_|_____________| | 動物進行論』      |
| |『ニコマコス倫理学』   | |『動物発生論』他     |
|実|『マグナ・モラリア@』  | |_____________|
| |『エウデモス倫理学@』  |学|『霊魂論』        |
|践|『美徳と悪徳について@』 | |「夢について」      |
| |_____________| |「呼吸について」他    |
|哲|『アテナイ人の国制』   |_|_____________|
| |『政治学』        |形|             |
|学|『弁論術』        |而|『形而上学』       |
| |『詩学』         |上|             |
| |             |学|             |
|_|_____________|_|_____________|
  (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
 
『アリストテレス全集』出隆監修/岩波書店(71.初)

 第01巻:カテゴリー論他 (1971)
 (1)「カテゴリー論」(山本光雄訳)
 (2)「命題論」(山本光雄訳)
 (3)「分析論前書」(井上忠訳)
 (4)「分析論後書」(加藤信朗訳)

 第02巻:トピカ他 (1970) 
 (1)「トピカ」(村治能就訳)
 (2)「詭弁論駁論」(宮内璋訳)

 第03巻:自然学 (1968)
 (1)「自然学」(出隆/岩崎允胤訳)
 
 第04巻:天体論他 (1968)
 (1)「天体論」(村治能就訳)
 (2)「生成消滅論」(戸塚七郎訳)

 第05巻:気象論他 (1969)
 (1)「気象論」(泉治典訳)
 (2)「宇宙論」(村治能就訳)

 第06巻:霊魂論他 (1968)
 (1)「霊魂論」(山本光雄訳)
 (2)「自然学小論集」(副島民雄訳)
 (3)「気息について」(副島民雄訳)

 第07巻:動物誌(上) (1968)
 (1)「動物誌(上)」(島崎三郎訳)

 第08巻:動物誌(下)他 (1969)
 (1)「動物誌(下)」(島崎三郎訳)
 (2)「動物部分論」(島崎三郎訳)

 第09巻:動物運動論他 (1969)
 (1)「動物運動論」(島崎三郎訳)
 (2)「動物進行論」(島崎三郎訳)
 (3)「動物発生論」(島崎三郎訳)

 第10巻:小品集 (1969)
 (1)「小品集」
     1) 「色について」(副島民雄訳)
     2) 「聞こえるものについて」(副島民雄訳)
     3) 「人相学」(福島保夫訳)
     4) 「植物について」(副島民雄訳)
     5) 「異聞集」(福島保夫訳)
     6) 「機械学」(副島民雄訳)
     7) 「不可分の線について」(副島民雄訳)
     8) 「風の方位と名称について」(福島保夫訳)
     9) 「メリッソス、クセノパネス、ゴルギアスについて」(福島保夫訳)

 第11巻:問題集 (1968)
 (1)「問題集」(戸塚七郎訳)
     1) 「医学上の諸問題」             2) 「発汗に関する諸問題」
     3) 「飲酒と酩酊に関する諸問題」        4) 「性交に関する諸問題」
     5) 「疲労に関する諸問題」           6) 「横臥と姿勢に関する諸問題」
     7) 「共感に関する諸問題」           8) 「冷えと悪感に関する諸問題」
     9) 「打撲痣、瘢痕、および蚯蚓脹れに関する諸問題」
     10) 「自然学諸問題摘要」            11) 「音声に関する諸問題」
     12) 「芳香関する諸問題」            13) 「悪臭に関する諸問題」
     14) 「混合に関する諸問題(自然環境の人間に及ぼす影響」
     15) 「数学理論に関する諸問題」         16) 「無生物に関する諸問題」
     17) 「生命あるものに関する諸問題」       18) 「学習に関する諸問題」
     19) 「音楽的調和に関する諸問題」        20) 「潅木と野菜に関する諸問題」
     21) 「大麦粉、大麦パン等に関する諸問題」    22) 「果実に関する諸問題」
     23) 「鹹水と海に関する諸問題」         24) 「温水に関する諸問題」
     25) 「空気に関する諸問題」           26) 「風に関する諸問題」
     27) 「恐怖と勇気に関する諸問題」 
     28) 「節制と不節制、自制と無自制に関する諸問題」
     29) 「正義と不正に関する諸問題」        30) 「思慮、理性、知恵に関する諸問題」
     31) 「眼に関する諸問題」            32) 「耳に関する諸問題」
     33) 「鼻に関する諸問題」            34) 「口と腔内の部分に関する諸問題」
     35) 「触覚に関する諸問題」           36) 「顔に関する諸問題」
     37) 「身体全体に関する諸問題」         38) 「皮膚の色艶に関する諸問題」

 第12巻:形而上学 (1968)
 (1)「形而上学」(出隆訳)

 第13巻:ニコマコス倫理学 (1973)
 (1)「ニコマコス倫理学」(加藤信朗訳)

 第14巻:大道徳学他 (1968)
 (1)「大道徳学」(茂手木元蔵訳)
 (2)「エウデモス倫理学」(茂手木元蔵訳)
 (3)「徳と悪徳について」(茂手木元蔵訳)

 第15巻:政治学他 (1968)
 (1)「政治学」(山本光雄訳)
 (2)「経済学」(村川堅太郎訳)

 第16巻:弁論術他 (1968)
 (1)「弁論術」(山本光雄訳)
 (2)「アレクサンドロスに贈る弁論術」(斎藤忍随/岩田靖夫訳)

 第17巻:詩学他 (1972)
 (1)「詩学」(今道友信訳)
 (2)「アテナイ人の国制」(村川堅太郎訳)
 (3)「断片集」(宮内璋/松本厚訳)
    1) 対話篇
       典拠/グリュルロス(弁論術について)/饗宴/詭弁家/
       /エウデモス(霊魂について)/ネリントス/恋について
       /哲学のすすめ(プロトレプティコス)/祈りについて
       /生まれの良さについて/快楽について/教育について
       /王たることについて/アレクサンドロス(植民地の建設について)
       /政治家/詩人論/哲学について/公正について
    2) 論理学的緒著作
       典拠/諸問題について/分類集/備忘集/カテゴリアイ/相反するものについて
    3) 哲学的諸著作
       善について/イデアについて/ピュタゴラスの徒について
       /アルキュタスの哲学について/デモクリトスについて
    4) 詩句


______

アリストテレスは範疇論で、単語表現が意味するものとしては、

「実体」(例:人間、馬)
「量」(例:2ペーキュス、3ペーキュス)
「質」(例:白い、文法的)
「関係」(例:二倍、半分、より大きい)
「場所」(例:リュケイオン、市場)
「時」(例:昨日、昨年)
「体位」(例:横たわっている、坐っている)
「所持」(例:靴を履いている、武装している)
「能動」(例:切る、焼く)
「受動」(例:切られる、焼かれる)

のいずれかである、としている。

アリストテレス『形而上学』では上記のアリストテレス範疇論で挙げられた
10のカテゴリーの「体位」「所持」の二つは省略されている。形而上学と文法は違うということだろう(カテゴリー=述語という定義は不変)。

ハイデガーはアリストテレスの範疇論より形而上学を重視したから最初から8カテゴリーと
して認識していたかも知れない。 
カテゴリー論はカントがアップデイトしたとされるが、それより先に、より本質的革新として
は アリストテレスをデカルト経由で昇華したスピノザを待たなければならなかった。
スピノザは実存(アリストテレス)と本質(プラトン)を同時に捉えた。

参考:
《それ自体においてある[または存在する]と言われるのは、まず述語[カテゴリー]の諸形態によってそう言われるものどもである。なぜなら、ものが云々である[または存在する]というのにも、それらがいろいろ異なる形態で述語されるだけそれだけ異なる多くの意味があるからである。けだし、述語となるものども[述語諸形態]のうち、その或るもの(1)はその述語のなにであるか[実体・本質]を、或るもの(2)はそれのどのようにあるか[性質]を、或るもの(3)はそれのどれだけあるか[量]を、或るもの(4)はそれが他のなにものかに対してどうあるか[関係]を、或るもの(5)はそれのすること[能動]または(6)されること[受動]を、或るもの(7)はそれのどこにあるか[場所]を、或るもの(8)はそれのいつあるか[時]を指し示すものであるが、あると言われるものにもこれらと同じだけ多くの意味があるからである。》
アリストテレス形而上学5:7岩波文庫上174頁

以下アリストテレス『カテゴリー論』第四章 より
 《どんな結合にもよらないで言われるものどものそれぞれが意味するのは、あるいは実体か、あるいは「なにかこれだけ」[量]か、あるいは「何かこれこれ様の」[質]か、あるいは「或るものとの関係において」[関係]か、あるいは「或るところで」[場所]か、あるいは「或る時に」[時]か、あるいは「位している」[体位]か、あるいは「持っている」[所持]か、あるいは「為す」[能動]か、あるいは「為される」[受動]かである。
 しかし、実体というのは、大ざっぱに言って、例えば人間、馬。「何かこれだけ」は例えば二ペーキュス、三ペーキュス。「何かこれこれ様の」は例えば白い、文法的。「或るものとの関係において」は例えば二倍、半分、より大きい。「或るところで」は例えばリュケイオンにおいて、あるいは市場において。「或る時に」は例えば昨日、昨年。「位している」は例えば横たわっている、座っている。「持っている」は例えば靴をはいている、武装している。「為す」は例えば切る、焼く。「為される」は例えば切られる、焼かれる。
 しかし上に挙げられたものどもは、それぞれがそれ自身としてただそれだけで言われることは、どんな肯定においても存しない、いや、これらのものどもの相互の結合によって肯定はできるのである。というのは肯定はそのすべてが真であるか、偽であるかと思われるのに、どんな結合にもよらないで言われるものどもの何ものも(例えば、人間、白い、走る、勝つ)、真でもなければ、偽でもないからである。 》

範疇論 (アリストテレス) - Wikipedia
範疇論 (アリストテレス)
『範疇論』(はんちゅうろん、希: Κατηγορίαι、羅: Categoriae, 英: Categories)とは、アリストテレスの著作であり、『オルガノン』の中の一冊。『カテゴリー論』とも。

文字通り、様々な概念・言葉の「分類」について述べられている。

目次
題名
本書の題名は、以下のように、古代の註釈家たちによって様々な名で呼ばれてきた[1]。「十のカテゴリー」といった呼称が散見されるのは、第4章にて10の分類が挙げられていることに因む。

『諸カテゴリーについて』
『十のカテゴリー』
『十のカテゴリーについて』
『十の類について』
『あるものの類について』
『諸カテゴリー、あるいは十の最も類的な類について』
『普遍的な言葉について』

構成
15の章から成り、それらは内容上、

1章 - 後で用いられる「同名異義的」「同名同義的」「派生名的」が説明される
2-9章 - 本編
10-15章 - 「対立」「反対」「より先」「運動」「同時に」「持つ」といった詞が使われる色々な場合の区別
の3つに分けることができる[2]。

この内、「post-praedicamenta」と総称される3番目の10-15章は、アリストテレスの作でなく、後世の挿入(ただし、紀元前200年以前のわりと早い時期)ということが、定説となっている[3]。

内容
第1章

同名異義的(ホモーニュモン、希: ὁμώνυμον (homonymon)) - 名称だけが共通で、本質的定義が異なるもの。(例:「動物」という名称で呼ばれる「人間」と「像」[4])
同名同義的(シュノーニュモン、希: συνώνυμον (synonymon)) - 名称も本質的義も同じもの。(例:「動物」という名称で呼ばれる「人間」と「牛」)
派生名的(パローニュモン、希: παρώνυμον (paronymon)) - 語尾変化によって生じたもの。(例:「文法学」(γραμματική)から「文法家」(γραμματικός)、「勇気」(ανδρεία)から「勇者」(ανδρείος))
第2章
表現方法には、

結合無し(単語)による表現 (例:「人間」「牛」「走る」「勝つ」)
結合(文)による表現 (例:「人間は走る」「人間は勝つ」)
の2種類がある。

概念の内、あるものは、

ある「基体[5]」(主語)についての述語になるが、いかなる「基体」(主語)の内にも無い。(例:「人間」は、「特定の人間」(基体)の述語となるが、どの「基体」の内にも無い)
ある「基体」(主語)についての述語にはならないが、「基体」(主語)の内にある。(例1:「特定の文法知識」は、「霊魂」(基体)の内にあるが、いかなる「基体」(主語)の述語にもならない、例2:「ある特定の白」は、「物体」(基体)の内にあるが、いかなる「基体」(主語)の述語にもならない)
ある「基体」(主語)についての述語になると共に、「基体」(主語)の内にある。(例:「知識」は、「霊魂」(基体)の内にあり、「文法的知識」(基体)の述語となる)
ある「基体」(主語)についての述語にならず、「基体」の内にも無い。(例:「特定の人間」「特定の馬」)
(なお、上記の話は要するに、

「ある「基体」の述語になるか否か」によって、「種・類」と「個」が、
「なんからの「基体」の内にあるか否か」によって、「実体」と「非実体」(性質・量)が、
それぞれ振り分けられ、その組み合わせで作られた4分類であり、分かりやすくまとめると、

「実体」のカテゴリーにおける「種・類」
「実体」以外のカテゴリーにおける「個」
「実体」以外のカテゴリーにおける「種・類」
「実体」のカテゴリーにおける「個」
ということになる[6]。)

第3章

「あるもの(A)が、基体(主語)としてのあるもの(B)についての述語となる関係にある」場合、その述語となるあるもの(A)について言われるものは、全て基体(B)に対してもあてはまる。(例:「特定の人間」(基体・主語、A)と「人間」(述語、B)の場合、「動物」は「人間」(述語、B)の述語となるので、「特定の人間」(基体・主語、A)の述語ともなる。)
「異なった「類」で、互いに他の下に配されない関係にある」場合、その「種差」も異なっている。(例:「動物」と「知識」の場合、「動物」の「種差」は、「陸棲的」「有翼的」「水棲的」「二足的」などによって表されるが、それらは「知識」の「種差」とはならない。)
第4章
単語表現が意味するものは、

「実体」(例:人間、馬)
「量」(例:2ペーキュス、3ペーキュス)
「質」(例:白い、文法的)
「関係」(例:二倍、半分、より大きい)
「場所」(例:リュケイオン、市場)
「時」(例:昨日、昨年)
「体位」(例:横たわっている、坐っている)
「所持」(例:靴を履いている、武装している)
「能動」(例:切る、焼く)
「受動」(例:切られる、焼かれる)
のいずれかである。

第5章
「実体」について。

「第一実体」 - (第2章の4) (例:「特定の人間」、「特定の馬」)
「第二実体」 - (第2章の1) (例:「人間」「馬」)
第6章
「量」について。

第7章
「関係」について。

第8章
「質」について。

第9章
「能動」「受動」について。

訳書 編集
『新版アリストテレス全集 1 』 中畑正志、早瀬篤訳 岩波書店 2013年
『アリストテレス全集 1 』 山本光雄、井上忠、加藤信朗訳 岩波書店 1971年
脚注・出典 編集
^ 『アリストテレス全集1』岩波書店 p152
^ 『アリストテレス全集』岩波書店 p153
^ 『アリストテレス全集』岩波書店 pp153-156
^ 「銅像」「偶像」「画像」の「像」。ギリシア語ではそれらも「ζῶον」(ゾーオン、動物)と呼ばれた。
^ 「ヒュポケイメノン」(ὑποκείμενον、hypokeimenon)。
^ 『アリストテレス全集1』岩波書店 p61



メタ(meta-)とは、「高次な-」「超-」「-間の」「-を含んだ」「-の後ろの」等の意味の接頭語。ギリシア語から。

例えば物質界の現象を超越した世界を取り扱う学問を「形而上学」というが、これは英語でmetaphysicsであり、physics(物理学)の後の学問として存在する(詳しくは「形而上学」の項を参照のこと)。

形而上学(けいじじょうがく、希: μεταφυσικά、羅: Metaphysica、英: Metaphysics、仏: métaphysique、独: Metaphysik)は、感覚ないし経験を超え出でた世界を真実在とし、その世界の普遍的な原理について理性的な思惟によって認識しようとする学問ないし哲学の一分野である。世界の根本的な成り立ちの理由(世界の根本原因)や、物や人間の存在の理由や意味など、見たり確かめたりできないものについて考える。対立する用語は唯物論である。他に、実証主義や不可知論の立場から見て、客観的実在やその認識可能性を認める立場や、ヘーゲル・マルクス主義の立場から見て弁証法を用いない形式的な思考方法のこと。

形而上学は、哲学の伝統的領域の一つとして位置づけられる研究で、歴史的には、アリストテレスが「第一哲学」(希:ἡ πρώτη Φιλοσοφία)と呼んだ学問に起源を有し、「第二哲学」は自然哲学、今日でいうところの自然科学を指していた。


アリストテレスは形而上学を「第一哲学」と位置づけていた。それは個別の存在者ではなく、存在するもの全般に対する考察であり、だからこそ形而上学という語は「meta」と「physics」の合成語として成り立っている。

形而上学の「形而上」とは元来、『易経』繋辞上伝にある「形而上者謂之道 形而下者謂之器」という記述の用語であったが、明治時代に井上哲次郎がmetaphysicsの訳語として使用し広まった。中国ではもとmetaphysicsの訳語に翻訳家の厳復による「玄学」を当てることが主流であったが、日本から逆輸入される形で「形而上学」が用いられるようになった。中国語・日本語の漢字をめぐって 牧田英二(講座日本語教育 早稲田大学語学教育研究所 1-Jul-1971 )[1]を参照。メタフィジカについてはメタも参照。

《しかしアリストテレスは何ら原理を持たなかったから、手当り次第に根本概念をかき集め、
まず十個を探してこれを範疇(賓位語 Prädicamente)と名づけた。その後彼はなお五個を
見いだしたと信じ、それを後賓位語(Postprädicamente)と名づけて付加した。けれども
彼の表は依然として不備であった。それのみならず純粋感性の若干の様態までもその中に
見いだされ(時 quando, 場所 ubi,位置 situs ならびに前時 prius, 同時 simul のように)、
また(運動 motus のように)この悟性の系図表には全然所属しない経験概念もあり、或い
はまた派生概念も根源概念の間に一緒にえられている。(能動 actio, 所動 passio のよう
に)。そして根源概念の若干のものがまったく欠けている。 》
カント『純粋理性批判』b107  

カントはアリストテレスの10のカテゴリーから二次的と思われるものを切り捨てていった。カントからデカルトを通ってアリストテレスへ遡行するのがハイデガー存在と時間のプログラムだから、カントによって切り捨てられたカテゴリーをもう一度拾い上げるのはハイデガー研究においては適切な準備作業と言える。



        _資本論
       /___/|
       |   ||
       |   ||
       |   ||
       |   ||
    ゲゼル|   ||
  プルードン|   ||
       |   ||
    アソシ|   ||
  エーション|キャピ||
    ___|タル ||
  /________/|
ネーション  ステート |
 | |      | 柄谷
 | |      | |
 | |      | |
 | |      | |
文学     | |
 | |      | |
 | |      | |
 | |   ___|_|______フーコー
 | | /デュルケ|ム| / ウェーバー /|
 | |/_____|_|/_______/ |
 | / マルクス | /  フロイト /  |
 |/___|___|/_______/   | 
 |    |   |       |    |
 |    |   |       |    | 
 スポーツ |   |       |    |  
 |    |   |_______|____|____________________    
 |    |  /|       |    |  デカルト   人         /|
 |    | / |       |    | / |              / |
 |    |/  |       |    |/  |  (認識/教育論)   /  |
 |    /___________|____間___|____________/   |  
 |   /|   |       |   /|  (快、不快)       /|   |ス
 |  / |   |       |  / |   |          / |   |
 | / (欲求) |  学    | /  |   |         /  |   |・
 |/___|___________|/___|___|__(性格論)_/   |   |
 |    |   |       |    |   |       |    |   |ポ
 |   |   |       |    |   |       |    |  
 |遠   |   |       |    | ライプニッツ    |    |   |ス
 |平   |   |_______|____|___|_______|____|__
 |和   |  /|       |    |  /|       |    |  /|ト
 |の   | / |  自   然| の  |形/ |而   上  |学   | /
 |た   |/  |       |    |/  |       |    |/  |ゥ
 |め   |___|_______|____|___|_______|____|   |
 |に  /|   |     (徳|論) /|   |       |   /|   |ム
 |  / |人 倫|の      |  / |理性の限界内における |  / |   |
 | /(法|学) |形 而 上 学| /宗教(目的論)       | /  |   |ム
 |/___|___|___(原論)|/___|___|_______|/   |   |
 |    |   |       |    |   |       |    |   |
 |    |   |       |   ヘーゲル |       |    |   |
 |    |   |_______|____|___|_______|____|___|
 |    |  /(テリックシステ|ム)  |  /(空間)(時間)|(数学)|  / 
 |    | /   純   粋 | 理  |性/  批   判  |カテゴリ|ー/
 |    |/(ス ピ ノ ザ )|    |/(物理学)     |    |/
 |    |___________|____アンチノミー______|____/
 |   /            |   /    (美 学)   |   /
 |  / 実 践 理 性 批 判 |  /  判 断 力 批 判  |  /
 | /(倫理学/徳or福)    | /              | /
 |/_______________|/__________(目的論)|/

 デカルト
    スピノザ
プルードン    ヘーゲル
 マルクス 空海 カント
 坂本龍馬    ハイデガー
     柄谷 フロイト
ドゥルーズ    老子
 アドルノ    パーソンズ
 カレツキ ゲゼル
    ライプニッツ
 スポーツ    文学
     ガンジー
     ラカン
     ニーチェ ショーペンハウアー 
      孔子 
          インド哲学

音楽建築原発政治中国歴史分類図像学

文学東洋思想プラトンアリストテレスリンク:::::  




224 件のコメント:

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  2. http://yojiseki.exblog.jp/9064801
    ライプニッツと四大元素:メモ 

    アリストテレス



              火
         ____/||\____   
        |乾 _//||\\_ 熱|
        ||\\/ || \//||
        ||/\\ || //\||
        |// \\||// \\|
        /____\||/____\
       土 _____  _____ 空気
        \\   /||\   //         
        |\\ //||\\ //|
        ||\\/ || \\/||
        ||/\\_||_/\\||
        |冷__\\||//__湿|
             \||/    
              水

              火(IGNIS)
     siccus =乾            calidus=熱 


    土(TERRA)                  空気(AER)


     frigida =冷           humida=湿
              水(AQVA)

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  3. 松岡正剛の千夜千冊『形而上学』上・下 アリストテレス
    http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0291.html
     こういうことをぼくに示唆したのは、意外なことにダーシー・トムソンである。バウハウスの連中がこぞって瞠目した、あの『形態と成長』の著者だ。トムソンには動物論を通したすぐれたアリストテレス研究者でもあって、ぼくはそれを読んで目を開いた。「研究の組織化」という論文だったかとおもうが、いまは手元にない。

     それはともかく、そんなこともあって、堅いアリストテレスはしだいに柔らかいアリストテレスになっていった。
     これはアリストテレスがプラトニズムを脱却していったプロセスときっと関係があるだろう。『エウデモス』あたりですでにプラトン哲学に対するプリゴラージュ(修繕)あるいは編集が始まっているからだ。
     そこで、ぼくはアリストテレスを学問や哲学のコンテンツとして読むということとは別に、むしろ「アリストテレスのコンテンツをぼくが想定したシステムの上で動かせるようにすること」に興味をもった。
     以下はそういうことを夢想して、ちょっとしたコンピュータ工学の助けを借りて遊んでいたころの、ぼくなりのアリストテレス・システムの外観からの“おつまみ”である。

     結局、アリストテレスの出発点はプラトンのイデアの議論を批判するところにあった。それを一言でいうのは困難だが、わかりやすくいえばプラトンが存在の本質をイデアとして外に象徴したのに対して、アリストテレスは存在の本質を内に見つけようとした。そんなふうにいえる。
     ぼくはそれでもイデアはイデアとして外にあっていいと思っているが、それはアリストテレスの議論とはまた別のことで、この話をするにはネオプラトニズムの歴史を追うことになる。だからここではその話はしない。
     いずれにしてもアリストテレスは存在を自身の内側に捉えて、そのうえで、実体(ウーシア)と形相(エイドス)と現象(パイノメナ)を持ち出した。これは「存在とは何か」を尽くすにあたってアリストテレスが用意した三種のプログラミング言語とでもいうものである。ただし、これらは相互にコンパチブルである必要がある。著作の3分の1くらいがこのコンパチブルを求めて著された。

     そのコンパチブルなプログラミング言語を使ってアリストテレスがどういうシステム観をもったかというと、3つの「学」の領域のようなものを設定した。
     テオリア(観相)の学、プラクシス(行為)の学、そしてポイエーシス(制作)の学である。
     テオリアでは神や自然を観相し、プラクシスでは人間の行為の全般を考え、ポイエーシスでは詩人や職人の表現技術を問題にする。そういう学問の計画のための分類領域をつくった。

     学問ふうにいえばそういうことになるが、システム工学的あるいは編集工学的にいえば、この3つはそれぞれ3つのOSがあるということなのである。アリストテレスならこの3つのOSをまたぐ思索もしそうなものだが、それはしなかった(そこがアリストテレスを難解にしている原因で、ぼくには柔らかいアリストテレスを発想できる原因だった)。
     代わりにアリストテレスは、このそれぞれのOSに乗るキラー・ソフトをいくつか開発するほうに賭けた。
     それが範疇学(カテゴリアイ)と論理学(ディアレクティケー)と、そして形而上学(メタフィシカ)というものである。

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  4. 松岡正剛の千夜千冊『形而上学』上・下 アリストテレス
    http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0291.html
     そこでやっと形而上学である。
     実はアリストテレスの著作には『形而上学』という文献名は見当たらない。のちに編集されてこうなった。
     こうなったというのは、「フィシカの次にくるもの」として「メタフィシカ」という括りが与えられたということだ。アリストテレス自身は「われわれの求めているところの第一の哲学」などと書いている。
     その第一の哲学としての『形而上学』は、ぼくが想定しているアリストテレス・システムでいえば、階梯、すなわち意識レイヤーの階層構造化とその説明にあたる。まさに空海の『十住心論』がそうであったように、人間の存在としての知恵(知識ではない)が、感覚知から始まって記憶知をアーカイブとしてつかいつつ、そこから経験知や技術知をへてしだいにステップアップする。その階梯的なアーキテクチャの略図ともいうべきが第1章で述べられるのだ。これをふつうはエピステーメー(認識学)の提示という。
     ここはいわば、全体のポータルである。

     ついで第2章で、そのようにしてステップアップした知恵の特性を6点にわたって述べて、そのうえでこの知恵の最終的な資質が純粋無雑であることが表明される。
     次の第3と第4章は、そのようなステップアップは、そもそもギリシア哲学の発達史とも重なっていたことを、タレスからデモクリトスにおよぶ流れで説明する。ここは空海の『十住心論』が第一異生心から第五抜業心の小乗的な声聞縁覚までを解説してみせた前半部分とそっくりである。つまりここからはクロニクルにアーキテクチャを縦断できるようになっている。

     ときどきダンジョンに入っていくこともできる。
     それが第5章でピタゴラスやエレア学派を解説しているところ、第6章のプラトン哲学の“総まくり”にあたる。が、ただカード解説のように説明されているのではなく、このダンジョンに入ると、そこにはまた小さな階層構造が用意されていて、そこを分け入るとヘラクレイトスの流転構造などとプラトン哲学との歴史的な関係が辿れるようになっている。あくまでマルチレイヤー的で、アーカイブ的なのだ。
     第7章と第8章は、以上のステップアップ型の階層構造の哲学コンテンツが、そもそもいったいどのような関係をもちあっているかということを、あらためて組み直せるしくみになっている。
     いわば、コンテンツのキーワードをめぐるシソーラスやコノテーションを示しあえる辞書なのだ。

     これで『形而上学』のシステム叙述がおわりかというと、これでまだ半分なのである。これまでのところをAシステムとすれば、このほかにBシステムがある。
     めんどうくさいので省略するが、もう半分のBシステムは、以上のすべてのコンテンツを入れこんだシステムに対して、次々に難問をぶつけて、これに答えていくようになっている。つまりBシステムはFAQモードになっていて、その質問のヴィークルに乗ってAシステムを縦横に走りまわれるようにしたものなのだ。
     ようするにQ&Aモードが併設されているのである。これをアリストテレス研究者は「難問集」とよんできた。

     もって恐るべき用意周到といわなければならない。実はそのようにアリストテレスで遊び呆けたぼくこそが恐るべしなんだけれど、ね。

    参考¶アリストテレスの全著作については岩波の全17巻の全集がすべてで唯一であるが、その他いろいろ翻訳が単立しているほか、中公の「世界の名著」や筑摩の「世界古典文学全集」のたぐいでも主要なものが読める。解説書も田中美知太郎、出隆、西谷啓治、藤井義夫をはじめ、戦前からけっこうな量が出ているものの、本書の岩波文庫版『形而上学』の出隆の解説がそうであるように、一般読者には何を書いているのかほとんどわからないものが多い。では、何か適当な解説書があるかというと、これが見当たらない。いろいろ遊んでいるうちに何かを発見するしかないはずである。

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  5. 松岡正剛の千夜千冊『形而上学』上・下 アリストテレス
    http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0291.html

     アリストテレスはアテナイを離れた。そして、ここからの遍歴がアリストテレスの思索の足腰をつくった。小アジアのアソス、マケドニア、レスボス島などをまわって自然研究の根拠をつかむ。レスボス島はフィリッポス2世の招待で、そこで少年アレクサンドロスに出会って養育係をつとめた。

     アテナイに戻ったアリストテレスが最初にしたことはリュケイオンに学園をおこすことだった。大半のアリストテレスの著述はこのリュケイオンの森の産物である。そのため、ここは学園アカデメイアに対してリュケイオン学園とよばれた。
     リュケイオンの目的ははっきりしている。存在の本質に関する研究と教育だ。それも3点にしぼっていた。
     第1には「学というものがどのような領域をもちうるかを計画するための研究」、第2には「国家というものが必要とするすべての情報を収集するための研究」、第3に「未知の自然をあきらかにするための資料収集と研究」である。
     ようするに「計画を計画する研究」というものだ。もう少しいいかえれば、「何かを計画的に研究するための計画を入れるシステムの研究」というものだった。ただし、すべての作業に情報収集とその組み替えが含まれていた。

     ぼくは「体系」を嫌っている。体系は「全体としての病気」を志向するからだ。そこで「過程」と「断片」を愛するのだが、このぼくの好みからするとアリストテレスほど遠い人はいない。
     長らくそう思ってきた。なんといってもアリストテレスは体系の人であるとみなされてきたからだ。それがアリストテレスの体系と見えたものが自在に組み直せることを知るにつれ、またぼく自身が「編集可能なシステム」に関心を寄せるようになるにつれ、アリストテレスの読み方も変わってきた。
     こういうことをぼくに示唆したのは、意外なことにダーシー・トムソンである。バウハウスの連中がこぞって瞠目した、あの『形態と成長』の著者だ。トムソンには動物論を通したすぐれたアリストテレス研究者でもあって、ぼくはそれを読んで目を開いた。「研究の組織化」という論文だったかとおもうが、いまは手元にない。

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  6. 生物のかたち (UP選書 (121)) ダーシー・トムソン、 柳田 友道 (1973/1)



    音楽建築原発政治中国歴史分類図像学

    文学東洋思想プラトンアリストテレスリンク:::::

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  7. Genus, Specie, Differentia, Proptium Accident


    述語 
    Predicate
    Julius Pacius
    五個の述語となりうるものの間の十の関係 
    Pacius, Julius (1550-1635)

    Pacius, Julius 1600. Institutiones logicae in usum scholarum Bernensium, Bern.

    Pacius, Julius (1550-1635) EN IT[ Reformed ]
    Iul. Pacii a Beriga Institutiones logicae, in usum scholarum Bernesium editae : quibus non solum universa organi Aristotelici sententia breviter methodice, ac perspicue continetur, sed etiam syllogismi hypothetici, & methodi, quorum expositio in Organo desideratur, & in vulgaris logicis aut omittitur, aut imperfectetraditur, plene ac dilucide explicantur : cum gemino indice, uno capitum, altero rerum & verborum memorabilium (Bernae : Ioannes le Preux, illustriss. DD. Bern. typographus, 1600)
    e-rara
    Giulio Pace


    http://www.worldcat.org/identities/lccn-n83-22668

    http://books.google.co.jp/books?id=IkI-AAAAcAAJ&vq=genus&hl=ja&source=gbs_navlinks_s

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  8. http://en.wikipedia.org/wiki/Predicable

    Predicable (Lat. praedicabilis, that which may be stated or affirmed, sometimes called quinque voces or five words) is, in scholastic logic, a term applied to a classification of the possible relations in which a predicate may stand to its subject. It is not to be confused with 'praedicamenta', the schoolmen's term for Aristotle's ten Categories.
    The list given by the schoolmen and generally adopted by modern logicians is based on the original fivefold classification given by 

    Aristotle (Topics, a iv. 101 b 17-25): 
    definition (horos), genus (genos), differentia (diaphora), property (idion), accident (sumbebekos). 

    The scholastic classification, obtained from Boëthius's Latin version of Porphyry's Isagoge, modified Aristotle's by substituting species(eidos) for definition. Both classifications are of universals, concepts or general terms, proper names of course being excluded. There is, however, a radical difference between the two systems. The standpoint of the Aristotelian classification is the predication of one universal concerning another. The Porphyrian, by introducing species, deals with the predication of universals concerning individuals (for species is necessarily predicated of the individual), and thus created difficulties from which the Aristotelian is free (see below).

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  9. 実体、種、差異、固有性、偶有性(偶然的、出来事)

    Genus, Specie, Differentia, Proptium Accident


    Aristotle (Topics, a iv. 101 b 17-25): 
    definition (horos), genus (genos), differentia (diaphora), property (idion), accident (sumbebekos).


    述語 
    Predicate
    Julius Pacius
    五個の述語となりうるものの間の十の関係 


    http://en.wikipedia.org/wiki/Predicable

    Predicable (Lat. praedicabilis, that which may be stated or affirmed, sometimes called quinque voces or five words) is, in scholastic logic, a term applied to a classification of the possible relations in which a predicate may stand to its subject. It is not to be confused with 'praedicamenta', the schoolmen's term for Aristotle's ten Categories.
    The list given by the schoolmen and generally adopted by modern logicians is based on the original fivefold classification given by 

    Aristotle (Topics, a iv. 101 b 17-25): 
    definition (horos), genus (genos), differentia (diaphora), property (idion), accident (sumbebekos). 

    The scholastic classification, obtained from Boëthius's Latin version of Porphyry's Isagoge, modified Aristotle's by substituting species(eidos) for definition. Both classifications are of universals, concepts or general terms, proper names of course being excluded. There is, however, a radical difference between the two systems. The standpoint of the Aristotelian classification is the predication of one universal concerning another. The Porphyrian, by introducing species, deals with the predication of universals concerning individuals (for species is necessarily predicated of the individual), and thus created difficulties from which the Aristotelian is free (see below).

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  10. 類、種、差異、固有性、偶有性(偶然的、出来事)

    Genus, Specie, Differentia, Proptium Accident


    Aristotle (Topics, a iv. 101 b 17-25): 
    definition (horos), genus (genos), differentia (diaphora), property (idion), accident (sumbebekos).


    述語 
    Predicate
    Julius Pacius
    五個の述語となりうるものの間の十の関係 


    http://en.wikipedia.org/wiki/Predicable

    Predicable (Lat. praedicabilis, that which may be stated or affirmed, sometimes called quinque voces or five words) is, in scholastic logic, a term applied to a classification of the possible relations in which a predicate may stand to its subject. It is not to be confused with 'praedicamenta', the schoolmen's term for Aristotle's ten Categories.
    The list given by the schoolmen and generally adopted by modern logicians is based on the original fivefold classification given by 

    Aristotle (Topics, a iv. 101 b 17-25): 
    definition (horos), genus (genos), differentia (diaphora), property (idion), accident (sumbebekos). 

    The scholastic classification, obtained from Boëthius's Latin version of Porphyry's Isagoge, modified Aristotle's by substituting species(eidos) for definition. Both classifications are of universals, concepts or general terms, proper names of course being excluded. There is, however, a radical difference between the two systems. The standpoint of the Aristotelian classification is the predication of one universal concerning another. The Porphyrian, by introducing species, deals with the predication of universals concerning individuals (for species is necessarily predicated of the individual), and thus created difficulties from which the Aristotelian is free (see below).



    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%9E_(%E5%88%86%E9%A1%9E%E5%AD%A6)

    由来 [編集]

    そもそも「属」と「種」は、アリストテレスの論理学に端を発する語である。ある特定の事物を類似により集めたものを「種 (species)」としたとき、それをさらに一般化したものを「類 (genus)」という。例えば「動物は生物の一である」と言ったときは動物が「種」で生物が「類」であり、「昆虫は節足動物の一である」と言うときには昆虫が「種」で節足動物が「類」である。

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  11. http://www.edp.eng.tamagawa.ac.jp/~sumioka/history/philosophy/kodai/kodai02c2.html


     〈定義〉は、最近〈類 genos〉[定義される種を含むもっとも小さな類]と〈種差 diaphra〉[その類中で、定義される種の他の種とのもっとも大きな違い]、すなわち、〈質料〉と〈形相〉とからなる。たとえば、人間は、[理性ある動物]と定義され、「理性ある」が〈種差〉、「動物」が〈類〉になる。



    http://www.edp.eng.tamagawa.ac.jp/~sumioka/history/philosophy/kodai/kodai02c2.html

             乾
          〈火〉↑〈土〉
         熱 ← + → 冷
          〈気〉↓〈水〉
             湿

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  12. http://blog.livedoor.jp/y11269/archives/84622.html


     ヘーゲルの「理性」における「国家」とは、デカルトの

    「類・種・種差・固有性・偶有性」

    の五つの「普遍者」の「固有性」であろう。※2
     デカルトは、この「普遍者」を、三角形の例えを用いて、説明している。その説明は、図形を「類」、図形のなかの三角形を「種」、二等辺三角形など、三角形のなかの種類を「種差」、二等辺三角形の二辺が等しいなど、ある種類の三角形の持つ性質を「固有性」、ある三角形が運動し、ある三角形が運動しないことを「偶有性」と呼ぶ。
     図形である「類」が人類、三角形である「種」が民族、三角形の種類である「種差」が、ある民族のなかの情報の同時共有性を意味するなら、「国家」内部の情報の共有性と「国家」理性が噛み合わず、国民による「国家」への敵対の合意が大きく、「国家」の枠組みがもろくあり、「国家」が、「国家」という枠組みを守るために、対外的標的を創る時、「国家」による戦争つまり「偶有性」という運動が起こるのである。
     さらに、また、国民による「国家」への敵対する合意が、「国家」間の合意より大きい時、つまり「国家」理性より、大きい時に、戦争は起こるのである。これが、「同時存在」である。
     国家間の戦争は、「偶有性」にあたる。しかし、「国家」内部からの共同性の確立と「国家」外部の戦争の可能性が、同時平行的にかなり多い確率であるのなら、「国家」という「固有性」はすでに壊されていることになるから、観念上にも、「国家」とは「普遍者」の形態とは言えないことになる。





    ※1ヘーゲル「B 歴史における理性とは何か」『歴史哲学講義(上)』訳者 長谷川宏 岩波文庫 1994年6月16日 P.37
    ※2デカルト「五九」「哲学原理 第一部 人間人間の諸原理について」『哲学原理』訳者 桂 寿一 岩波文庫 1964年4月16日 P.74~76

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  13. デカルトの説明:例

    類:三角形
    種:直角三角形
    種差:直角がある
    固有性:底辺の二乗が他の二辺の二乗の和に等しい
    偶有性:あるものは動く、あるものは動かない

    デカルト哲学原理59

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  14. アリストテレスの著作(同127頁)
     _______________
    | |            オ|
    |論|『カテゴリー論』    ル|
    | |『命題論』       ガ|
    |理|『分析論前書』     ノ|
    | |『分析論後書』     ン|
    |学|『トピカ』       所|
    | |『詭弁論駁論』     収|
    |_|_____________|
    | |『ニコマコス倫理学』   |
    |実|『マグナ・モラリア@』  |
    | |『エウデモス倫理学@』  |
    |践|『美徳と悪徳について@』 |
    | |_____________|
    |哲|『政治学』        |
    | |『アテナイ人の国制』   |
    |学|『弁論術』        |
    | |『詩学』         |
    |_|_____________|
    | |『自然学』        |
    |自|『天について(天体論)』 |
    | |「生成消滅論」      |
    | |「気象論」        |
    | |_____________|
    | |『霊魂論』        |
    |然|「夢について」      |
    | |「呼吸について」他    |
    | |_____________|
    | |『動物誌』        |
    | |『動物部分論・      |
    |学| 動物運動論・動物進行論』|
    | |『動物誌』        |
    |_|_____________|
    |形|             |
    |而|『形而上学』       |
    |上|             |
    |学|             |
    |_|_____________|

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  15.  _______________________________
    | |         オ   | |『自然学』        |
    |論|『カテゴリー論』 ル   | |『天について(天体論)』 |
    | |『命題論』    ガ 道 |自|「生成消滅論」      |
    |理|『分析論前書』  ノ=具 | |「気象論」        |
    | |『分析論後書』  ン   | |_____________|
    |学|『トピカ』    所   | |『動物誌』        |
    | |『詭弁論駁論』  収   |然|『動物部分論・動物運動論・|
    |_|_____________| | 動物進行論』      |
    | |『ニコマコス倫理学』   | |『動物発生論』      |
    |実|『マグナ・モラリア@』  | |_____________|
    | |『エウデモス倫理学@』  |学|『霊魂論』        |
    |践|『美徳と悪徳について@』 | |「夢について」      |
    | |_____________| |「呼吸について」他    |
    |哲|『アテナイ人の国制』   |_|_____________|
    | |『政治学』        |形|             |
    |学|『弁論術』        |而|『形而上学』       |
    | |『詩学』         |上|             |
    | |             |学|             |
    |_|_____________|_|_____________|
      アリストテレスの著作(『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
       @は英訳のみ?

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  16.  _______________________________
    | |         オ   | |『自然学』        |
    |論|『カテゴリー論』 ル   | |『天について(天体論)』 |
    | |『命題論』    ガ   |自|「生成消滅論」      |
    |理|『分析論前書』  ノ 道 | |「気象論」        |
    | |『分析論後書』  ン=具 | |_____________|
    |学|『トピカ』    所   | |『動物誌』        |
    | |『詭弁論駁論』  収   |然|『動物部分論・動物運動論・|
    |_|_____________| | 動物進行論』      |
    | |『ニコマコス倫理学』   | |『動物発生論』      |
    |実|『マグナ・モラリア@』  | |_____________|
    | |『エウデモス倫理学@』  |学|『霊魂論』        |
    |践|『美徳と悪徳について@』 | |「夢について」      |
    | |_____________| |「呼吸について」他    |
    |哲|『アテナイ人の国制』   |_|_____________|
    | |『政治学』        |形|             |
    |学|『弁論術』        |而|『形而上学』       |
    | |『詩学』         |上|             |
    | |             |学|             |
    |_|_____________|_|_____________|
      アリストテレスの著作(『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
       @は英訳のみ?

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  17. アリストテレスの著作(同127頁)
     _______________
    | |            オ|
    |論|『カテゴリー論』    ル|
    | |『命題論』       ガ|
    |理|『分析論前書』     ノ|
    | |『分析論後書』     ン|
    |学|『トピカ』       所|
    | |『詭弁論駁論』     収|
    |_|_____________|
    | |『ニコマコス倫理学』   |
    |実|『マグナ・モラリア@』  |
    | |『エウデモス倫理学@』  |
    |践|『美徳と悪徳について@』 |
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    |哲|『政治学』        |
    | |『アテナイ人の国制』   |
    |学|『弁論術』        |
    | |『詩学』         |
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    | |『自然学』        |
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    | |「生成消滅論」      |
    | |「気象論」        |
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    | |『霊魂論』        |
    |然|「夢について」      |
    | |「呼吸について」他    |
    | |_____________|
    | |『動物誌』        |
    | |『動物部分論・      |
    |学| 動物運動論・動物進行論』|
    | |『動物発生論』他     |
    |_|_____________|
    |形|             |
    |而|『形而上学』       |
    |上|             |
    |学|             |
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    または、

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    | |         オ   | |『自然学』        |
    |論|『カテゴリー論』 ル   | |『天について(天体論)』 |
    | |『命題論』    ガ 道 |自|「生成消滅論」      |
    |理|『分析論前書』  ノ=具 | |「気象論」        |
    | |『分析論後書』  ン   | |_____________|
    |学|『トピカ』    所   | |『霊魂論』        |
    | |『詭弁論駁論』  収   |然|「夢について」      |
    |_|_____________| |「呼吸について」他    |
    | |『ニコマコス倫理学』   | |_____________|
    |実|『マグナ・モラリア@』  | |『動物誌』        |
    | |『エウデモス倫理学@』  |学|『動物部分論・動物運動論・|
    |践|『美徳と悪徳について@』 | | 動物進行論』他     |
    | |_____________|_|_____________|
    |哲|『政治学』        |形|             |
    | |『アテナイ人の国制』   |而|『形而上学』       |
    |学|『弁論術』        |上|             |
    | |『詩学』         |学|             |
    |_|_____________|_|_____________|
      アリストテレスの著作(『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
       @は英訳のみ?

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  18.  ___アリストテレスの著作__________________
    | |         オ   | |『自然学』        |
    |論|『カテゴリー論』 ル   | |『天について(天体論)』 |
    | |『命題論』    ガ   |自|「生成消滅論」      |
    |理|『分析論前書』  ノ 道 | |「気象論」        |
    | |『分析論後書』  ン=具 | |_____________|
    |学|『トピカ』    所   | |『動物誌』        |
    | |『詭弁論駁論』  収   |然|『動物部分論・動物運動論・|
    |_|_____________| | 動物進行論』      |
    | |『ニコマコス倫理学』   | |『動物発生論』      |
    |実|『マグナ・モラリア@』  | |_____________|
    | |『エウデモス倫理学@』  |学|『霊魂論』        |
    |践|『美徳と悪徳について@』 | |「夢について」      |
    | |_____________| |「呼吸について」他    |
    |哲|『アテナイ人の国制』   |_|_____________|
    | |『政治学』        |形|             |
    |学|『弁論術』        |而|『形而上学』       |
    | |『詩学』         |上|             |
    | |             |学|             |
    |_|_____________|_|_____________|
     (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
       @は英訳のみ?

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  19. http://geopoliticalcritique.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/5-64c4.html
    アリストテレス全集5

    アリストテレス著,泉 治典・村治能就訳 1969. 『アリストテレス全集5 気象論 宇宙論』岩波書店,331p.,4000円.

    アリストテレス全集は,3巻,4巻に続いて3冊目。気象論といっても,現代の気象学がカヴァーする範囲とはかなり異なる。まずは宇宙の話から始まる。というのも,その前段における四元素論があり,第五の要素としてのアイテールの話になり,そして全宇宙におけるアイテールの位置の説明から,流星や彗星,銀河の説明へと移るのだ。それがひと段落すると大気圏内の話になり(もちろん,アリストテレスの時代に大気圏などという概念はないが),雲や雨,霧や霜,など気象学的な話題が続く。そして第二部では地上における水や空気(どちらも四元素)の大きな流れを説明するなかで,海の役割や海水の塩辛い理由の説明,風の原因や地震や雷の原理などが説明される。
    ここまでが第3巻だが,最後の第4巻になると,四元素についての詳しい説明が展開される。解説でも,この第4巻の位置づけは一貫性がないものとして諸説が説明される。ともかく,アリストテレスの自然学はこの四元素が基礎となり,しかもその原理である熱と冷,乾と湿とが物事を理解する根源にあることが理解できる。それほど徹底的にこの原理で全てを説明しようとしているから面白い。
    さて,続く「宇宙論」だが,これは比較的短い。そして,なんと現代は「宇宙論」をアリストテレスの真作としては見做さないのが通説らしい。なので,「宇宙論」は本文を読むよりも解説文を読んだほうが面白いのだが,確かにそういわれると,これまで『自然学』,『生成消滅論』とアリストテレスの自然哲学を読んできた私にとっても,その矛盾というか首尾一貫しないところとかが本文には散見されるし,「気象論」からの繰り返しも少なくない。しかし,これまで私が読んだアリストテレスにはあまりなかった,神に関する記述はなかなか面白い。解説文によれば,この神の捉え方はやはりアリストテレス的というよりはプラトン的らしい。まあ,ともかくアリストテレス全集はその解説文が大きなもう一つの魅力で,分量的にも読み応えがあるのだが,今回の解説文からは,歴代の哲学史家たちが,この作品をどう捉えてきたのかが垣間見れて面白い。

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  20.      ___________
    10受動|     |     |
     || | 量   | 質   |
     \/ | 2  /\ 3   |
        |___/実体\____|
        |   \1 / |5場|
     /\ | 関係_\/__|_所|
     || | 4|8 |状況|時 |
     9能動|__|状態|_7|_6|
           (所有)

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  21.      ___________
    10受動|     |     |
     || | 量   | 質   |
     \/ | 2  /\ 3   |
        |___/実体\____|
        | 4 \1 / |5場|
     /\ |_関係 \/__|_所|
     || | 8|  |状況|時 |
     9能動|状態|__|_7|_6|
        (所有)

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  22.      ___________
    10受動|     |     |
     || | 量   | 質   |
     \/ | 2  /\ 3   |
        |___/1 \____|
        | 4 \実体/ |5場|
     /\ |_関係 \/__|_所|
     || | 8|  |状況|時 |
     9能動|状態|__|_7|_6|
        (所有)

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  23.      ___________
        |     |     |
     || | 量   | 質   |
     \/ | 2  /\ 3   |
    10受動|___/1 \____|
        | 4 \実体/ |5場|
     /\ |_関係 \/__|_所|
     || | 8|  |状況|時 |
     9能動|状態|__|_7|_6|
        (所有)

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  24. 詩学を独立したジャンルとする場合もある

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  25. yoji5:38 午後
    「…思考していることを知覚するということはわれわれの存在していること知覚することにほかならな
    いとするならば…」
    アリストテレス(Aristotles 前384 - 前322、『二コマコス倫理学』1170a25 ff第9巻第9章、岩波文庫下140頁)


    「…thinking is to be conscious that we exist... 」
      アリストテレス(Aristotles 前384 - 前322、『二コマコス倫理学』1170a25 ff)
      http://en.wikipedia.org/wiki/Cogito_ergo_sum#Predecessors

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  26.  『アリストテレス全集』出隆監修/岩波書店(71.初)
     第01巻:カテゴリー論他 (1971)

     (1)「カテゴリー論」(山本光雄訳)
     (2)「命題論」(山本光雄訳)
     (3)「分析論前書」(井上忠訳)
     (4)「分析論後書」(加藤信朗訳)
     第02巻:トピカ他 (1970) 

     (1)「トピカ」(村治能就訳)
     (2)「詭弁論駁論」(宮内璋訳)
     第03巻:自然学 (1968)

     (1)「自然学」(出隆/岩崎允胤訳)
     
     第04巻:天体論他 (1968)

     (1)「天体論」(村治能就訳)
     (2)「生成消滅論」(戸塚七郎訳)
     第05巻:気象論他 (1969)

     (1)「気象論」(泉治典訳)
     (2)「宇宙論」(村治能就訳)
     第06巻:霊魂論他 (1968)

     (1)「霊魂論」(山本光雄訳)
     (2)「自然学小論集」(副島民雄訳)
     (3)「気息について」(副島民雄訳)
     第07巻:動物誌(上) (1968)

     (1)「動物誌(上)」(島崎三郎訳)
     第08巻:動物誌(下)他 (1969)

     (1)「動物誌(下)」(島崎三郎訳)
     (2)「動物部分論」(島崎三郎訳)
     第09巻:動物運動論他 (1969)

     (1)「動物運動論」(島崎三郎訳)
     (2)「動物進行論」(島崎三郎訳)
     (3)「動物発生論」(島崎三郎訳)
     第10巻:小品集 (1969)

     (1)「小品集」
         1) 「色について」(副島民雄訳)
         2) 「聞こえるものについて」(副島民雄訳)
         3) 「人相学」(福島保夫訳)
         4) 「植物について」(副島民雄訳)
         5) 「異聞集」(福島保夫訳)
         6) 「機械学」(副島民雄訳)
         7) 「不可分の線について」(副島民雄訳)
         8) 「風の方位と名称について」(福島保夫訳)
         9) 「メリッソス、クセノパネス、ゴルギアスについて」(福島保夫訳)
     第11巻:問題集 (1968)

     (1)「問題集」(戸塚七郎訳)
         1) 「医学上の諸問題」             2) 「発汗に関する諸問題」
         3) 「飲酒と酩酊に関する諸問題」        4) 「性交に関する諸問題」
         5) 「疲労に関する諸問題」           6) 「横臥と姿勢に関する諸問題」
         7) 「共感に関する諸問題」           8) 「冷えと悪感に関する諸問題」
         9) 「打撲痣、瘢痕、および蚯蚓脹れに関する諸問題」
         10) 「自然学諸問題摘要」            11) 「音声に関する諸問題」
         12) 「芳香関する諸問題」            13) 「悪臭に関する諸問題」
         14) 「混合に関する諸問題(自然環境の人間に及ぼす影響」
         15) 「数学理論に関する諸問題」         16) 「無生物に関する諸問題」
         17) 「生命あるものに関する諸問題」       18) 「学習に関する諸問題」
         19) 「音楽的調和に関する諸問題」        20) 「潅木と野菜に関する諸問題」
         21) 「大麦粉、大麦パン等に関する諸問題」    22) 「果実に関する諸問題」
         23) 「鹹水と海に関する諸問題」         24) 「温水に関する諸問題」
         25) 「空気に関する諸問題」           26) 「風に関する諸問題」
         27) 「恐怖と勇気に関する諸問題」 
         28) 「節制と不節制、自制と無自制に関する諸問題」
         29) 「正義と不正に関する諸問題」        30) 「思慮、理性、知恵に関する諸問題」
         31) 「眼に関する諸問題」            32) 「耳に関する諸問題」
         33) 「鼻に関する諸問題」            34) 「口と腔内の部分に関する諸問題」
         35) 「触覚に関する諸問題」           36) 「顔に関する諸問題」
         37) 「身体全体に関する諸問題」         38) 「皮膚の色艶に関する諸問題」
     第12巻:形而上学 (1968)

     (1)「形而上学」(出隆訳)
     第13巻:ニコマコス倫理学 (1973)

     (1)「ニコマコス倫理学」(加藤信朗訳)
     第14巻:大道徳学他 (1968)

     (1)「大道徳学」(茂手木元蔵訳)
     (2)「エウデモス倫理学」(茂手木元蔵訳)
     (3)「徳と悪徳について」(茂手木元蔵訳)
     第15巻:政治学他 (1968)

     (1)「政治学」(山本光雄訳)
     (2)「経済学」(村川堅太郎訳)
     第16巻:弁論術他 (1968)

     (1)「弁論術」(山本光雄訳)
     (2)「アレクサンドロスに贈る弁論術」(斎藤忍随/岩田靖夫訳)
     第17巻:詩学他 (1972)月報付、函背ヤケ有 

     (1)「詩学」(今道友信訳)
     (2)「アテナイ人の国制」(村川堅太郎訳)
     (3)「断片集」(宮内璋/松本厚訳)
        1) 対話篇
           典拠/グリュルロス(弁論術について)/饗宴/詭弁家/
           /エウデモス(霊魂について)/ネリントス/恋について
           /哲学のすすめ(プロトレプティコス)/祈りについて
           /生まれの良さについて/快楽について/教育について
           /王たることについて/アレクサンドロス(植民地の建設について)
           /政治家/詩人論/哲学について/公正について
        2) 論理学的緒著作
           典拠/諸問題について/分類集/備忘集/カテゴリアイ/相反するものについて
        3) 哲学的諸著作
           善について/イデアについて/ピュタゴラスの徒について
           /アルキュタスの哲学について/デモクリトスについて
        4) 詩句

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  27.  『アリストテレス全集』出隆監修/岩波書店(71.初)

     第01巻:カテゴリー論他 (1971)
     (1)「カテゴリー論」(山本光雄訳)
     (2)「命題論」(山本光雄訳)
     (3)「分析論前書」(井上忠訳)
     (4)「分析論後書」(加藤信朗訳)

     第02巻:トピカ他 (1970) 
     (1)「トピカ」(村治能就訳)
     (2)「詭弁論駁論」(宮内璋訳)

     第03巻:自然学 (1968)
     (1)「自然学」(出隆/岩崎允胤訳)
     
     第04巻:天体論他 (1968)
     (1)「天体論」(村治能就訳)
     (2)「生成消滅論」(戸塚七郎訳)

     第05巻:気象論他 (1969)
     (1)「気象論」(泉治典訳)
     (2)「宇宙論」(村治能就訳)

     第06巻:霊魂論他 (1968)
     (1)「霊魂論」(山本光雄訳)
     (2)「自然学小論集」(副島民雄訳)
     (3)「気息について」(副島民雄訳)

     第07巻:動物誌(上) (1968)
     (1)「動物誌(上)」(島崎三郎訳)

     第08巻:動物誌(下)他 (1969)
     (1)「動物誌(下)」(島崎三郎訳)
     (2)「動物部分論」(島崎三郎訳)

     第09巻:動物運動論他 (1969)
     (1)「動物運動論」(島崎三郎訳)
     (2)「動物進行論」(島崎三郎訳)
     (3)「動物発生論」(島崎三郎訳)

     第10巻:小品集 (1969)
     (1)「小品集」
         1) 「色について」(副島民雄訳)
         2) 「聞こえるものについて」(副島民雄訳)
         3) 「人相学」(福島保夫訳)
         4) 「植物について」(副島民雄訳)
         5) 「異聞集」(福島保夫訳)
         6) 「機械学」(副島民雄訳)
         7) 「不可分の線について」(副島民雄訳)
         8) 「風の方位と名称について」(福島保夫訳)
         9) 「メリッソス、クセノパネス、ゴルギアスについて」(福島保夫訳)

     第11巻:問題集 (1968)
     (1)「問題集」(戸塚七郎訳)
         1) 「医学上の諸問題」             2) 「発汗に関する諸問題」
         3) 「飲酒と酩酊に関する諸問題」        4) 「性交に関する諸問題」
         5) 「疲労に関する諸問題」           6) 「横臥と姿勢に関する諸問題」
         7) 「共感に関する諸問題」           8) 「冷えと悪感に関する諸問題」
         9) 「打撲痣、瘢痕、および蚯蚓脹れに関する諸問題」
         10) 「自然学諸問題摘要」            11) 「音声に関する諸問題」
         12) 「芳香関する諸問題」            13) 「悪臭に関する諸問題」
         14) 「混合に関する諸問題(自然環境の人間に及ぼす影響」
         15) 「数学理論に関する諸問題」         16) 「無生物に関する諸問題」
         17) 「生命あるものに関する諸問題」       18) 「学習に関する諸問題」
         19) 「音楽的調和に関する諸問題」        20) 「潅木と野菜に関する諸問題」
         21) 「大麦粉、大麦パン等に関する諸問題」    22) 「果実に関する諸問題」
         23) 「鹹水と海に関する諸問題」         24) 「温水に関する諸問題」
         25) 「空気に関する諸問題」           26) 「風に関する諸問題」
         27) 「恐怖と勇気に関する諸問題」 
         28) 「節制と不節制、自制と無自制に関する諸問題」
         29) 「正義と不正に関する諸問題」        30) 「思慮、理性、知恵に関する諸問題」
         31) 「眼に関する諸問題」            32) 「耳に関する諸問題」
         33) 「鼻に関する諸問題」            34) 「口と腔内の部分に関する諸問題」
         35) 「触覚に関する諸問題」           36) 「顔に関する諸問題」
         37) 「身体全体に関する諸問題」         38) 「皮膚の色艶に関する諸問題」

     第12巻:形而上学 (1968)
     (1)「形而上学」(出隆訳)

     第13巻:ニコマコス倫理学 (1973)
     (1)「ニコマコス倫理学」(加藤信朗訳)

     第14巻:大道徳学他 (1968)
     (1)「大道徳学」(茂手木元蔵訳)
     (2)「エウデモス倫理学」(茂手木元蔵訳)
     (3)「徳と悪徳について」(茂手木元蔵訳)

     第15巻:政治学他 (1968)
     (1)「政治学」(山本光雄訳)
     (2)「経済学」(村川堅太郎訳)

     第16巻:弁論術他 (1968)
     (1)「弁論術」(山本光雄訳)
     (2)「アレクサンドロスに贈る弁論術」(斎藤忍随/岩田靖夫訳)

     第17巻:詩学他 (1972)
     (1)「詩学」(今道友信訳)
     (2)「アテナイ人の国制」(村川堅太郎訳)
     (3)「断片集」(宮内璋/松本厚訳)
        1) 対話篇
           典拠/グリュルロス(弁論術について)/饗宴/詭弁家/
           /エウデモス(霊魂について)/ネリントス/恋について
           /哲学のすすめ(プロトレプティコス)/祈りについて
           /生まれの良さについて/快楽について/教育について
           /王たることについて/アレクサンドロス(植民地の建設について)
           /政治家/詩人論/哲学について/公正について
        2) 論理学的緒著作
           典拠/諸問題について/分類集/備忘集/カテゴリアイ/相反するものについて
        3) 哲学的諸著作
           善について/イデアについて/ピュタゴラスの徒について
           /アルキュタスの哲学について/デモクリトスについて
        4) 詩句

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  28. http://www32.ocn.ne.jp/~jizaiya/list/zensyu/Aristotle.html
     『アリストテレス全集』出隆監修/岩波書店(71.初)

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  29. ルルスに関しては岡崎乾二郎経験の条件6章に詳しい

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  30. ルルは、魂の三つの働き、
    記憶、理解、意志
    (アウグスティヌスでは記憶、直観、期待にあたる)
    の相互間の関係をそのまま図形化
    したという

    p.210

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  31. 外側の円が先?

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  32. http://www.ne.jp/asahi/happy/jollyboy/tetugk04.htm
     アリストテレスは、人間の思考が働く場面を「作る」「行う」「見る」の3つに区分し、学問も3つに分類した。彼は、「理論学」と人間の行為に関わる「実践学」を区別し、理論学は「自然学」「数学」「神学」に分類し、実践学には「倫理学」「政治学」がある。アリストテレスは、それらの学問分類に先立つ分野として「論理学」を、多くの学問に共通する道具(オルガノン)と位置づけた。

    iPodから送信

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  33. http://www.let.osaka-u.ac.jp/~irie/mori/great/aristoteles.htm
    彼の著作はほぼ次の数群に分類される.

    ⅰ 論理学関係 『範疇論』『解釈論(命題論)』『分析論前後書』『トピカ(場論)』『ソピステス論駁』.

    ⅱ 自然学関係 『自然学』『生成と消滅』『動物発生論』『動物史』『魂論』その他.

    ⅲ 第一の哲学関係 『形而上学』

    ⅳ 実践学関係『ニコマコス倫理学』『エウデモス倫理学』『大道徳学』『政治学』『アテナイ人の国政』その他.

    ⅴ 制作術関係『詩論』『修辞学』など.

    ⅵ 主として若い頃刊行された対話篇群『エウデモス』『哲学へのすすめ』『哲学論』など.またその他の諸著作に『善論』『イデア論』『ピュタゴラス学派論』など.なおこれらは全て断片としてのみ現存している.


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  34. http://philos.fc2web.com/aristote/organon.html

    論理学
    自然学(物理学・心理学・生物学)
    形而上学
    実践学(倫理学・政治学)
    制作術

    http://www.ne.jp/asahi/happy/jollyboy/tetugk04.htm
     アリストテレ スは、人間の思考が働く場面を「作る」「行う」「見る」の3つに区分し、学問も3つに分類した。彼は、「理論学」と人間の行為に関わる「実践学」を区別 し、理論学は「自然学」「数学」「神学」に分類し、実践学には「倫理学」「政治学」がある。アリストテレスは、それらの学問分類に先立つ分野として「論理 学」を、多くの学問に共通する道具(オルガノン)と位置づけた。

      作る

      行う

      見る 


           /作る=制作術
          /__\
        行う=実践学\  
      (倫理学・\/政治学)
       /\      /\
      /__\    /・生物学)   
     /\論理学\見る=理論学、「自然学」「数学」「神学」  
    /__\/__\/(物理学・心理学・

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  35. アリストテレスだと、


           /作る=制作術
          /__\
        行う=実践学\  
      (倫理学・\/政治学)
       /\      /\
      /__\    /・生物学)   
     /\論理学\見る=理論学、「自然学」「数学」「神学」  
    /__\/__\/(物理学・心理学・

    ヘーゲルだと、


           /作る=制作術
          /__「神学」
    心理学 行う=実践学\  
      (倫理学・\/政治学)
       /\      /\
      /__\    /・生物学)   
     /\論理学\見る=理論学、「自然学」  
    /__\/__\/(物理学・
           「数学」

    数学、心理学、神学の位置づけが違う
    論理学の位置づけは踏襲されている

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  36. アリストテレスだと、


    講義草稿からできた著書群は、だいたい、次のように分類されました。

    •1論理学
    • 2自然学(物理学・心理学・生物学)
    •3形而上学
    • 4実践学(倫理学・政治学)
    • 5制作術


           /作る=制作術
          /__\
        行う=実践学\  
      (倫理学・\/政治学)
       /\      /\
      /__\    /・生物学)   
     /\論理学\見る=理論学、「自然学」「数学」「神学」  
    /__\/__\/(物理学・心理学・


    ヘーゲルだと、

    • 論理学

    • 自然学(物理学・生物学)数学

    • 実践学(倫理学・政治学)心理学
    • 制作術
    • 形而上学  神学



           /作る=制作術
          /__「神学」
    心理学 行う=実践学\  
      (倫理学・\/政治学)
       /\      /\
      /__\    /・生物学)   
     /\論理学\見る=理論学、「自然学」  
    /__\/__\/(物理学・
           「数学」

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  37.  アリストテレスが生物学の創始者であるのは、ただ単に生物やその生命現象に関する著作を残したからではもちろんなく、生物学という学問の研究に関する方法論を示したからである。彼の生物学に関する評価もまた、個々の叙述からではなく、その方法論に即してなされなければならない。生命現象は、生物個体の生存維持や種の存続に役立っている点で、合目的的だといわれる。この生命現象の合目的性は今日に到るまで生物学の研究において欠かすことのできない事柄であろう。合目的性は、確かに偶々生じることもありうる。しかし、生命現象の合目的性は恒常的であり、偶然によるものでない。一定の合目的的な形(形相)が内在しており、生命現象はそれに従っているのである。アリストテレスは、こうした生命現象の合目的性を研究の起点とする。つまり、生命現象に合目的性(形相)を授けている原因(始動因)と、合目的性(形相)の実現に必要となっている素材(質料因)とを探求するのである。ここに目的論的と呼ばれる彼の生物学の基本的枠組みがある[1]。
    http://barbara.fc2web.com/biol/tnsf.htm

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  38. BS世界のドキュメンタリー選▽古代ギリシャのコンピューター アンティキテラの謎[字] - Gガイド.テレビ王国
    http://tv.so-net.ne.jp/schedule/200101201304031400.action

    約100年前、地中海の沈没船から発見された小さな装置。最先端技術を使った研究により、それが古代ギリシャ時代に作られた“コンピューター”であることがわかってきた。
    番組詳細
    1901年、ギリシャのエーゲ海に浮かぶアンティキテラ島の沖合で沈没船が発見され、彫像や美術品など大量の財宝が引き揚げられた。これらとともに発見された青銅の小さな物体は「アンティキテラ島の機械」と呼ばれ、長年にわたって研究者をとりこにしてきた。発見の経緯や解明の歴史を振り返るとともに、先端技術を使った最新の研究に密着。古代ギリシャのコンピューターともいえる、この機械が秘める驚異を明らかにする。

    HD 16:9 コピー可

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  39. アンティキティラ島の機械(アンティキティラとうのきかい、希: Μηχανισμός των Αντικυθήρων、Mechanismós ton Antikythíron)は、天体運行を計算するために作られた古代ギリシアの歯車式機械[1][2]。
    目次 [非表示]
    1 概要
    2 起源
    3 機能
    4 使用目的に関する推測
    5 古代文献に見られる同様の装置
    6 調査と復元
    6.1 デレク・J・デ・ソーラ・プライス(Derek J. de Solla Price)
    6.2 アラン・ジョージ・ブロムリー(Allan George Bromley)
    6.3 マイケル・ライト(Michael Wright)
    6.4 アンティキティラ島の機械研究プロジェクト
    6.4.1 最近の発見
    7 脚注
    8 参考文献
    9 関連項目
    10 外部リンク
    概要 [編集]

    この機械は1901年にアンティキティラの沈没船(英語版)から回収されたが、その複雑さや重要性は何十年もの間気づかれることがなかった。紀元前150 - 100年に製作されたと考えられており、同様な複雑さを持った技術工芸品は、その1000年後まで現れることはなかった[3]。
    フランスの海洋学者ジャック=イヴ・クストーは1978年に最後に沈没船を訪れているが、「アンティキティラ島の機械」の残りの部分を発見するには至らなかった[4]。アンティキティラ島の機械に関する最新の研究を指導しているカーディフ大学のマイケル・エドマンド教授は「この装置はこの種のものとしては抜きん出ている。デザインは美しく、天文学から見ても非常に正確に出来ている。機械の作りにはただ驚嘆させられるばかりだ。これを作った者は恐ろしく丁寧な仕事をした。歴史的にまた希少価値から見て、私はこの機械はモナ・リザよりも価値があると言わねばならない」としている[5]。
    実物はアテネ国立考古学博物館の青銅器時代区画にデレク・デ・ソーラ・プライスによる復元品と共に展示されている。その他の復元品は米国モンタナ州ボーズマンのアメリカ計算機博物館、マンハッタン子供博物館に収められている。

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  40. Full text of "The Rhetoric of Aristotle"
    http://archive.org/stream/rhetoricaristot07sandgoog/rhetoricaristot07sandgoog_djvu.txt


    Aristotle (apud Maxim, et Anton, p. 878) says: — "It is best to rise from life as from a banquet, neither thirsty nor drunken." And an anonymous writer (apud. Stob.): — " As I depart from the banquet in no ways dissatisfied, so also from life when ...

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  41. http://forum.quoteland.com/eve/forums/a/tpc/f/5511096101/m/5731911185
    It is better to rise from life as from a banquet -- neither thirsty nor drunken.
    Rhetoric

    It is easy to perform a good action, but not easy to acquire a settled habit of performing such actions.

    It is more difficult to organize a peace than to win a war; but the fruits of victory will be lost if the peace is not organized.

    It is possible to fail in many ways. . . while to succeed is possible only in one way.

    It is the mark of an educated mind to be able to entertain a thought without accepting it.

    It is the mark of an instructed mind to rest satisfied with the degree of precision which the nature of the subject admits and not to seek exactness when only an approximation of the truth is possible.

    It is unbecoming for young men to utter maxims.
    “Rhetoric," c. 322 B.C.

    It is well to be up before daybreak, for such habits contribute to health, wealth, and wisdom.

    It was through the feeling of wonder that men now and at first began to philosophize.

    Law means good order.
    "Politics."


    Man is a goal seeking animal. His life only has meaning if he is reaching out and striving for his goals.

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  42. § 20. And change is pleasant ; by the definition, because change is
    a relapse into the normal condition of our nature : 'the constant repetition
    of the same thing causing a (vicious) excess of the settled state'. It is
    this vicious excess which is represented in the proverbial firjd€» ^yav, ne
    quid nimis^ * touj ours per drix^ When we have reached a * settled state', as
    a state of health finally established by a gradual course of medical treat-
    ment, the medical applications which were repeatedly employed during
    the cure should be at once discontinued or the state of body will be viti-
    ated : and so in all cases when a state has reached its acme or normal
    condition anything that causes it to exceed this is injurious. Eating and
    drinking too much are other cases in point ; when the system is settled
    or satisfied, the repetition of the acts of eating and drinking disturbs the
    harmonious balance and produces discomfort or disease. The same
    expression occurs in Eth. N. VII 13, 1153 /i 4, dvankrfpovfiivrjs re rijs v»
    at^s Koi KaOtarriKviaSf where from the contrast of the two participles the
    first plainly signifies the state of progress towards satisfaction, and the
    second the complete or satisfied state ; and so the Paraphrast explains it,
    vKripfaOivTts i^^ofitBa fc.r.X. : and similarly cV rg KaBt<miKviq. ifXuetg, Thuc. II
    36, means, a confirmed and settled, mature and vigorous time of life, when
    the age of growing is over.

    And in general, a// excess is vicious ; as the Pythagoreans and Plato
    (Philebos) held, and Aristotle himself proves by induction in the establish-
    ment of the doctrine of the mean, in the Nicom. Ethics, ll. The concluding
    words of the seventh book of the Nic. Eth. may serve as a commentary
    on this topic ; fierafioK^ dc wavrtov yXvKi/rorov, Kara rov Troiijr^Vf diet iromjpiap
    Tivd' (i. e. imperfection : we are always wanting a change, because we never
    are in a 'complete state')* Santp yap apBpanos tvfAtrAfioKot 6 irovrfpos, ical
    rj ffivais 1} dfofjJmi p^TopoXrjs' ov yap airkTJ ovd* initiK^g. The 'poet', re-
    ferred to here and in the Rhetoric, is Euripides, Orest. 234, ^ Kanl yalas
    appLoa-cu nobas ^cXrir XP^^^^ Ixvos BtU ; peraffoK^ iravnov yXvjcv. The 'change-
    ableness' of the bad man in the illustration, is deduced, I presume, from
    the axiom that right is one, error and wrong infinite, taffkoX fiiv yap air\£s
    fravrodaTTcoff dc xaxoi : see the whole passage from which this apothegm is
    taken, Eth. Nic. 11 5, ult. II06 d 29, cVi to apxipTay€i» froXXax<i3( to di
    KaropBovv povaxo»s K.r.X.

    It is this pleasure which is felt in change that makes men and things
    pleasant that present themselves to us or happen 'after an interval';



    2X6 PHT0PIKH2 A ii§2i.

    /SaAXeiiA* TO yap avro del v7r€p(3o\riv ttoui rtj^ KaOe*
    cmofTfis 6^€ft)9* Sdeif eipnrai

    fieTafioXri irdvTiav yXvKv*

    S«a TOVTO Kai TO. Zid xpo^ov iqSia iarTi, Kai avdpwTTOi

    Kal Trpdy/JLara* ixerafioXri yap Ik tov irapouTOS itrriv,

    21 afxa 8e Kai (nrdpiov to Zia xpo^^v* 9cai to fxai/da^

    veiv Kai to Oav/xd^eip fjSv ws cVi to ttoAJ* ip fiev

    'because they bring a change from our present condition or circum-
    stances, (this is a di-version or a-musement^) and at the same time that
    which can be used (or enjoyed) only at intervals is rare': but rarity
    makes things 'better', c. 7, 14, 39, 32, or gives them a preference over
    others in value and importance — ^not necessanily however in the amount

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  43. アリストテレス弁論術に感情論の原型がある

    5:42 午後
    yoji さんは書きました...
    三種の弁論 [編集]
    アリストテレスは、弁論を以下の3種類に分類し、それぞれの相違点や共通点を述べている。
    議会弁論 - 何事かを奨励・慰留させる弁論
    演説的弁論 - 人を賞賛・非難する弁論
    法廷弁論 - 告訴・弁明する弁論
    三種の説得手段 [編集]
    本書では、説得のあり方について、以下の3つの側面から考察されている。
    logos(ロゴス、言論) - 理屈による説得
    pathos(パトス、感情)- 聞き手の感情への訴えかけによる説得
    ethos(エートス、人柄)- 話し手の人柄による説得
    上記した通り、アリストテレスはこの3つの内、logos(言論)を中心に据え、最も多くの記述を費やしているが、pathos(感情)やethos(人柄)の側面についても、それなりの記述を費やし、説明している。
    (なお、この分類は、近代社会学の父であるマックス・ヴェーバーによって提示された社会支配の三形態、「合法的支配」「伝統的支配」「カリスマ的支配」と重なる。)
    構成 [編集]
    本書は三巻から成り、各巻の内容は以下の通りとなっている。
    第一巻 - 弁論術についての概論、三種の弁論それぞれについての論点の整理
    第二巻 - pathos(感情)やethos(人柄)、反駁、注意事項など補足的な内容
    第三巻 - リズム、文体など表現方法

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  44. http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

    第3章 アリストテレスの存在論
    すべての人間は,生まれつき,知ることを欲する.(『形而上学』Α980a)
    第1節 可能態と現実態
    (1) 形相と質料
    アリストテレスは(Aristoteles,B.C.384-B.C.322)は,『形而上学』においてタレス以来の哲学の歴史を整理し,世界に生起する現象に対して,下のような4つの原因(アイテイオン)を挙げている.
    ① 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.
    ② ものの質料→質料(hyle)因.
    ③ 物事の運動がそれから始まるその始まり(arche)→始動因.
    ④ 第3の原因とは反対の端にある原因で,物事が「それのためにであるそれ(ト・フー・ヘネカ)」すなわち「善(タガトン)」である.善は物事の生成や運動の全てが目指すところの終わり(telos,目的)→目的因.
    ところで,プラトンのイデア説では,この形相因(イデア)と質料因の結びつきが外的,偶然的なものと考えられていた*.アリストテレスはイデア論に対して23ヶ条の批判を述べているが,その中でも特に批判されるべきだと彼が考えたのはこの点だったのである.
    とくに最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.なぜなら,
    (a)これらの事物に対してそのいかなる運動や転化の原因でもないからである.のみならずそれは
    (b)他の事物を認識するのに何の役にもたたない.なぜならエイドスはこれらの事物の実体ではないからである― もし実体であるなら,それはすでにこれらに内在しているはずであるから ―.なおまた,
    (c)もしそれがそれに与かる事物に内在していないとすれば,これらの事物の存在するのにも役にたたない.たとえそうであるとしても,それはおそらく,たとえば白それ自体があるものと混合することによってこのものを白いものにするというような意味で原因であると考えられるだけであろう.
    (『形而上学』Α巻第9章 991 a9-18)
    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.
    ここで,例えば青銅の像を考えると,青銅が質料,像の形が形相にあたるのだが,像の形を取る以前の青銅も何らかの形を持っているからには形相と結びついている. しかし,質料の質料,様々な形相と結びつきながら,それ自体は変わることのないものがあるはずで,それを第1質料(1次質料)と呼んだ.アリストテレスは「火・空気・水・土」の四元素をこの第1質料と考えた.
    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.
    *ただし,アリストテレスはみずからの哲学的枠組みの中でイデア論を解釈しているので,アリストテレスのイデア論批判には多少的外れな感がある.プラトンはアリストテレスのように「質料」といったものを考えず,そもそも個物というもの自体が相対性と流転性を免れ得ないものであり,それ自体として自足したものではないと考えたのである.しかしどちらにせよ,このような個物の実在を認めないプラトン流の存在論はアリストテレスには受け容れることができなかったであろう.
    (2) 可能態と現実態
    ここで,かれは「可能態」(dynamis,デュナミス)と「現実態」(energeia,エネルゲイア)という概念を導入する.
    形相なら形相,質料なら質料だけがあっても,それらは「何かになる可能性があるもの」すなわち「可能態」に他ならない.それらが形相,もしくは質料と結びつくことによってはじめて個物として「現実に」存在できるのだ.
    このように,アリストテレス的な世界観にあっては,すべてのものが「可能態」から「現実態」へ向かう運動のうちにある.そしてもはや現実されるべきいかなる可能性も残されておらず,最高度の現実性を備えているのが,「純粋形相」であり,これは「神」とも呼ばれる.
    つまり,すべてのものはこの「純粋形相」を目指す目的論的運動のうちにあるのである.言い換えると,この「純粋形相」は,それ自身はもはや運動することはないのに,すべてのものを己へと向けて動かすので,「不動の動者」(to kinoun akineton)だということになる.

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  45. (3) 無限について
    アリストテレスは,可能態と現実態に対応させて,無限(ト・アペイロン)を可能的無限と現実的無限に分けた.
    可能無限はそのつどの現実的な大きさや多さとしてはつねに有限にとどまりながら,可能的に無際限に増大,増加しうるもので,すなわち「テロス」に至らない無限であり,現実的無限とは,確定的に自存する,すなわち「テロス」に至った無限である.
    もし,それ自体無限大である物体のような現実的無限の存在を仮定すると,「全体と部分が一致する」というようなパラドクスに陥るので,アリストテレスは現実的無限を否定し,無限定な質料としての「ト・アペイロン」をはじめ,時間,空間,数などの自然学的対象はいずれも単なる可能的無限であるとした.
    しかし,アリストテレスの後継者を自任するトマス・アクィナスなどは,「純粋現実態」という,むしろ,新プラトン主義の「一者,ト・ヘン」的なものを想定し,神とした.さらに下って,ゲオルグ・カントールは神を現実的無限として,その無限集合論をつくりあげた.
    第2節 存在の多義性と実体論
    (1) 第三人間論のアポリア
    『イデアについて』というアリストテレス初期の断片に,「第三人間論」といわれるアポリアが示されている.これはプラトン後期の著作『パルメニデス』において示された「イデアのイデア」という難問とも関連する(→「第2章 第3節 (1) イデア論の難点」).
    たとえば,「ソクラテス(A)は人間(C)である」(命題S1)と「プラトン(B)は人間(C)である」(命題S2)というふたつの命題があるとする.命題S1においてA=Cが主張され,命題S2においてB=Cが主張されているのだから,結局はA=B,すなわち,ソクラテスはプラトンであるということになる.これはおかしい.
    そこで,ソクラテス(第一の人間)と人間(第二の人間,イデア)を異なるものと考える.これを「非同一性の想定(NI)」と名づけよう(ヴラストス「『パルメニデス』における第三人間論」).そうすると,プラトンとソクラトスは異なる.
    しかし,第二の人間も人間であるから,「人間(第二の人間)は人間である」といえる.このような「述語づけられるものは,それ自身が,その同じ述語の主語になる」という想定を「自己述定の想定(SP)」と名づけよう.すると,NIより第二の人間と述語の人間(第三の人間)は異なるものになる.そしてその第三の人間に関して再び第四の人間 …というように無限に続く.
    (2) 第一実体と第二実体
    第三人間のアポリアはどのようにして避けうるか.さて,このようなアポリアはいかにして回避されうるであろうか.
    プラトンは,個物はあくまでイデアの似像であるとして個物の実在を認めず,そのことによってこのアポリアを回避しようとした.つまり,「ソクラテス」とは,われわれがソクラテスを認識した「場」の部分に「人間」というイデアが映し出されたものであり,同様に「プラトン」とはわれわれがプラトンを認識した「場」の部分に「人間」というイデアが映し出されたものなのである.だから,「人間」というイデアはただひとつなのである.
    しかし,アリストテレスはこのような個物の実在を認めず超越的な実在のみを認める存在論に不満を感じた.そこで彼はNIとSPを同時に認めないことによって第三人間論のアポリアを回避しようとする.すなわち,
    ① SP&Not-NIのタイブの述語づけ:「人間は人間である」「白は白である」.これが『カテーゴリアイ』の≪~についていわれる≫の関係.本質的述語づけ.
    ② NI & Not-SPのタイプの述語づけ:「人間は白い」.これが『カテーゴリアイ』の≪~においてある≫の関係.付帯的述語づけ.
    と考えたのである.これで第三人間論のアポリアは避けうるように思える.だが問題は,アリストテレスは「人間は人間である」のような主語と述語が全く同じ場合だけが本質的述語づけであるとは考えず,「(個々の人間であるところの)ソクラテスは人間である」は本質的述語づけであると考えたことである(つまり,ソクラテスが白くないことは可能だが,ソクラテスは人間でないことはありえない).
    すると,ソクラテス=人間であるから,はじめのソクラテス=プラトンの困難に陥る.
    そこでアリストテレスは,主語とはなるが述語とはなり得ないような個々の個物を第一実体,主語にもなり述語ともなるような類や種などを第二実体とした.すると,ソクラテスやプラトンは第一実体であり,人間は第二実体であるから第三人間のアポリアを避けうる.しかしこれでは第一実体と第二実体を異なったものと捉えているわけだから,これは結局NIとなる,とアリストテレス研究者のオーエンズは主張する.
    結局,オーエンズによると,この第三人間のアポリアは『形而上学』Ζ6の「各々のものは,その『何であるか』(本質)と同一である」という考え方によって解決されたという.つまり,ここにアリストテレスの個物を「形相」と「質料」にわける考え方が現れるのである.ソクラテスにおいてもプラトンにおいても人間という形相(その「何であるか」)は同じなのだが質料が異なるのである.
    このとき,はじめ彼が「第一実体」と考えた個物を,形相と質料にわけてしまったので,では形相と質料のどちらが第一の実体なのかという疑問が生じる.アリストテレスは,
    ここに形相というのは,各々の事物の本質のことであり,第一の実体である(『形而上学』第7巻第7章1032b1-2)
    (ものの第一の)実体は(そのものに)内在する形相であって,これと質料からここにいわゆる結合体(個)としての実体が生じる」(『形而上学』第7巻第11章1037a29-30)
    というように第一実体は形相であると考えた.
    (3) 存在は類ではない
    アリストテレスは存在を多義的に捉える(to on legetai pollaxus).つまり,「存在は類ではない」(ou genos to on;『分析論後書』Ⅱ.7.92 b13-14)と考え,プラトンのように「存在」というイデアがあるとは考えなかった.
    上で見たように,アリストテレスはこれによって「第三人間論」のアポリアを避けうると考えたのである.
    この「存在は類ではない」ということを,アリストテレスは,『形而上学』Β巻第3章998b22-27において,以下のようにして示した.
    ① 「種差」は存在している→「存在」は種差の述語になる.
    ② ⅰ種は種差の述語にはならない
    ⅱ類は種差の述語にはならない
    ③ ここでもし,「存在が類である」とすれば,「類は種差の述語にはならない」のだから類である「存在」は種差の述語にはならない.つまり,「種差は存在している」とはいえない.
    ④ ゆえに「存在は類ではない」
    さて,上の証明②でもちいた「種は種差の述語にならない」「類は種差の述語にはならない」とはどういうことであろうか.
    ポルピュリオスはアリストテレス哲学の入門書として表わした『エイサゴーゲー』の中で右のような樹を描いて,アリストテレスによる生物の分類を説明した.
    これにしたがって考えると,たとえば「すべての理性的なもの(種差)は人間(種)である」とはいえない.つまり,「理性的なもの」は人間だけでなく,神もそうであるからだ.同様に「すべての可死的なものは人間である」ともいえない.なぜなら人間以外の動物も可死的であるからである.これは「類の種がこの種に特有の種差の述語とはなり得ない」ということである.
    さらに,動物という類の特有の種差として理性的なものがある.理性的なものという種差は,植物という他の類がもたないものである(理性的な植物というものはない).この場合は,「すべての理性的なものは動物である」といえる.
    しかし,もし動物という類のなかに人間と神というその類の種であるものがないとしたら,動物という類の中に理性的なものという種差を入れることはできなくなる.つまり「すべての理性的なものは動物である」とはいえなくなる.これは「類(動物)が,類それ自らの種(人間)から離れてそれだけで,その類に特有の種差(理性的)の述語となることはできない」ということである.
    以上から「種は種差の述語にはならない」「類は種差の述語にはならない」ということが言える.

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  46. (4) 存在の多義性と実体論
    アリストテレスは,存在の多義的なあり方を『範疇論』において以下のように分類した(「存在」そのものは,すべてのカテゴリーをつらぬくものなので,「超越範疇,transcendentalia」と呼ばれる).
    ① その主語のなんであるか(実体,本質,substantia,ousia)
    ② それがどれだけあるか(量,quantitas,poson)
    ③ それがどのようにあるか(性質,qualitas,poion)
    ④ それが他の何かに対してどうあるか(関係,relatio,pros ti)
    ⑤ それがどこにあるか(場所,ubi,pou)
    ⑥ それがいつあるか(時間,quando,pote)
    ⑦ それがよこたわっていること(姿勢,situs,keisthai)
    ⑧ それが何をもってあるか(状態,所有,habitus,echein)
    ⑨ それのすること(能動,actio,poiein)
    ⑩ それのされること(受動,被動,passio,paschein)
    ここで,⑦と⑧は「人間」を主語として考えているので,後の『形而上学』ではこれらを省いてより一般的なカテゴリーを考えた.
    さて,存在は(イデアではなく)多義的であるのならば,すべての存在者はなぜ,同じように「存在する」といわれるのであろうか.そこでアリストテレスが考えたのが「プロ・スヘン」( pros hen,ひとつのものとの関係において)という考え方である(この「一」というものも,「超越範疇」のひとつである).
    「存在」というのにも多くの意味がある(物事はいろいろな意味で「ある」といわれる).しかしそれらは,あるひとつのもの,あるひとつの自然との関係において「ある」とか「存在する」とか言われるのであって,同語意義的にではなく,あたかも「健康的」と言われる多くの物事がすべてひとつの「健康」との関係においてそう言われるようにである.(『形而上学』Γ巻 第2章 1003a34-38)
    たとえば,「この食事は健康的である」と「この血液は健康的である」は同じ「健康的である」といわれるが,食事の方は「健康をもたらすがゆえに」健康的といわれ,血液は「健康のしるしであるがゆえに」健康的であるといわれる.しかし,どちらも「健康」というひとつのもの(ヘン)によって統一されている.
    それでは,「存在」における「ヘン」は何か.
    まさにこのように,物事は多くの意味であると言われるが,そう言われるすべてのあるものは,あるひとつの原理(アルケー)との関係においてあると言われるのである.すなわち,そのあるものはそれ自らが実体(ウーシア)なるがゆえにそう言われ,他のあるものは実体の属性なるがゆえに,またある物は実体への道(生成過程)なるがゆえに…,そう言われるのである.(『形而上学』Γ巻 第2章 1003b5-10)
    つまり,アリストテレスによると,「存在」を統一する「ひとつのもの」は「実体」なのである.ハイデガーはこのアリストテレスの「プロス・ヘン」構造は受け継ぎながらも,「ヘン」を「時間」として存在の解明を行おうとした.つまり,先にも見たように,存在者を存在者としてあらしめる原理として「形相」と「質料」というふたつの実体が考えられたのである.そしてその上で,形相は「それが何であるか」を規定するものであるからよりすぐれた実体であるとして,形相を第一の実体とアリストテレスは考えた.
    第3節 『形而上学』の二重性
    (1) 『形而上学』という名称の由来
    通説である「アリストテレスの著作の編纂者が,(ta meta ta physika)においた論文群の名称」というのは文献学的に誤りであり,すでに新プラトン主義の注釈家による解釈がある.彼らは,『形而上学』の内容を神学的に解釈していた.そして「われわれの認識の順序において後」と解する.アスクレピオスによると,自然的事物が先に扱われるのは,自然本性ではより後ではあるが,われわれにとってはより先だからである.つまり,自然本性的にいえば,心的なもの/第一原因は自然よりも先にあるが,契機/学習の順序でいうと,神学は自然学の後におかれるものであるから,というのである.そして『形而上学』Γ1の「存在としての存在(to on hei on)」は,厳密な意味の存在,第一のもの,善いもの,豊かなもの,すなわち「神」だと解された.
    中世における有名なアリストテレス研究家として,イスラムのアヴィセンナ(Avicenna,Ibn Sina,980-1037)とアヴェロエス(Averroes,Ibn Rushd,1126-1198)がいるが,彼らも,「形而上学」を「われわれの認識の順序において後」と解した.
    アヴィセンナは,神は形而上学の主題とはならないと主張.学問の主題となるものは,それが存在することが前もって確立されていなくてはならない.そして,形而上学以前に神の存在が確立されるわけではない.つまり,形而上学の主題は,すべてのものに共通なものたる「存在としての存在」のみである.として,形而上学の「存在論的」要素が意識された.たいして,アヴェロエスは,神の存在は自然学が確立するので,形而上学の主題となりうると考えた.それゆえ,形而上学は神学だと解した.
    (2) 問題となるテクスト
    『形而上学』Ε巻第1章の末尾(1026 a27-32)において存在論と神学が結び付けられているように思われるテクストが存在する.
    もし自然によって構成された実体より他に何らかの別の実体が存在しないならば,自然学が第一の学であろう.しかしある不動の実体(不動の動者)が存在するなら,それ(を対象とする学)がより先であり第一の哲学であって,そしてそのような仕方で普遍的である.なぜならそれは第一なのだから.そして存在としての存在について,それが何であるかということと,存在としての存在に属するものどもを考察することが,その学に属するであろう.
    これは「第一の哲学」とは,(「不動の実体」を対象としているから)神学的であるとも解されるし,「存在としての存在」について考察するから存在論であるとも解される.
    (3) 『形而上学』解釈の4つのタイプー① 存在論的解釈
    ナトルプによる.アリストテレスのいう「第一哲学」の対象は『形而上学』のΓ1-2と,Ε1では異なる.Γでは,対象は「存在としての存在」とされているが,Ε1には,
    もっとも尊い学は,もっとも尊い類に関わらなければならない(1026 a21-22)
    という箇所があり,第一哲学の対象は「神」であると解される.
    ナトルプは,この矛盾を,この箇所と哲学を数学・自然学・神学の3つに部類する箇所(1026 a21-22)は,アリストテレスの真作ではなく,後世のペリパトスはが挿入したものであるとする.
    しかし,これには文献学的論拠がなく,成り立たない解釈である.
    ただ,形而上学の二重性をはじめて問題として表面化させたことは評価される.
    (4) 『形而上学』解釈の4つのタイプー② 発展史的解釈
    イェーガーによる.従来の解釈のように『形而上学』すべてを体系的に捉えず,発展史的に捉える.つまり,矛盾にたいして時代をわける.
    神学的な箇所はプラトンの影響が大きかった初期で,存在論的な箇所はプラトンから独立して独自の考えを打ち出した頃のものだと解する.
    それでも,神学的でかつ存在論的なΕ1.1026 a27-32 のようなテクストが存在し,これは発展史的に処理するのは無理である.
    (5) 『形而上学』解釈の4つのタイプー③ 神学的解釈
    オーエンズとマーランによる.タイプ①,②に共通するドグマを批判.
    どちらも「存在としての存在」を「存在一般」「抽象的なもの」として解釈しているが,これは古代にも中世にもなかった近代的な解釈,ヴォルフ的な解釈であり,「存在としての存在」とは神的な存在,不動の実体として捉えるのが正しい.
    そしてその解釈の正当化として,Κ7.1064 a28-b3の,形而上学が,「存在としての存在と離在するものの認識」(tis episteme tou ontos hei on xuriston)であるという箇所に注目する.すなわち,「存在としての存在」と「離在するもの(不動の存在,神)」との並置を重視する.
    しかし,この箇所はアリストテレスの真作ではないという疑問があり,存在論が神学に完全に解消されるのはやはり無理.
    (6) 『形而上学』解釈の4つのタイプー③ 両立的解釈
    パッツィッヒ,ハップ他.「存在としての存在」というセンテンスにおいて,「存在としての」の「存在」を「よりすぐれた意味の特別な存在」と捉える.
    この世界にはさまざまなon がある.そして,これらは pros hen(ひとつものに)という仕方(つまり「存在」という同じ言葉)で統一されているが,この局面では hen(ひとつのもの) としての on は実体一般である.→存在論
    そして,この世界にはさまざまな実体がある.これらの実体もやはり pros hen という仕方で統一されているが,ここではもはや hen は実体一般でなく,神・不動の動者のことである.→神学
    しかしこれも文献的論拠が弱い.
    第4章 アリストテレスの倫理学
    第2章 イデアの世界
    目次

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  47. http://yojiseki.exblog.jp/6306542/
    作図にあたって、九鬼周造「人間と実存」(全集第三巻所収)が参考になった(九鬼は、現象学的存在学という語句を、存在学は対象を、現象学は方法を規定するとして解析している)。

    また、ハイデガーの存在論は不確定性を含むので、社会的インフラ整備を前提とした郵便的なる概念では相対化できない。このことはハイデガーがアリストテレスから受け継いだ「銀杯」の分析↓(前掲『ツォリコーン〜』p26,『技術論』参照)などからもわかる。1質料、2形相、3目的、4起因(制作者のことだが現代ではその存在は難しい)というハイデガーの分類は、相対化を指摘したもの、つまり存在の一義性に疑問を呈したものとして読めるからだ。



    図は以下のサイトより、
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html


    蛇足:
    ハイデガーはセンガイの以下の絵を見たら何と評したろうか?

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  48. 新版アリストテレス

    ヒュレー 質料→素材
    ウーシア 実体→本質存在
    ヒュポケイメノン 基体→基に措かれたもの

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  49. (1) 形相と質料
    アリストテレスは(Aristoteles,B.C.384-B.C.322)は,『形而上学』においてタレス以来の哲学の歴史を整理し,世界に生起する現象に対して,下のような4つの原因(アイテイオン)を挙げている.
    ① 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデア
    ② ものの質料→質料(hyle)因.
    ③ 物事の運動がそれから始まるその始まり(arche)→始動因.
    ④ 第3の原因とは反対の端にある原因で,物事が「それのためにであるそれ(ト・フー・ヘネカ)」すなわち「善(タガトン)」である.善は物事の生成や運動の全てが目指すところの終わり(telos,目的)→目的因.

    新版アリストテレス

    ヒュレー 質料→素材
    ウーシア 実体→本質存在
    ヒュポケイメノン 基体→基に措かれたもの



           2.ヒュレー 質料(素材 )
               |         
          _____|_____    ウーシア
         |     |     |   実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 
         |    /|     |    形相
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
          /   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
          |____|____|
               |
               |
             3.アルケー 始動因 

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  50. 中世盛期スコラ学以降は、essentia (本質存在)は実存(現実存在 エクシステンティア exsistentia)の対概念とされてきた。
    元来アリストテレスのウーシアは「存在するもの」という語構成を持っている語で、「本当に実在するもの」を意味し、彼にとってはまずもってそれはイデアではなく具体的な個物であった。この形相と質料とからなる個物は、述語として用いられうる普遍者としての「第二実体」に対比された場合、主語としてしか用いられない基体としての「第一実体」と呼ばれる。ここからさらに、その個物の素材である「質料 ヒュレー」ではなく、その「形相 エイドス」こそが、ものの真の実在性を担っているという考えにたったとき、個々のものの本質としては質料と対比された形相のほうが第一の実体であると説かれる。すなわち、彼にとってウーシアという言葉は実体という含意と本質としての形相という含意をともに持っていた。
    これがラテン語に翻訳されるとき、substantia と essentia という二つの訳語が行われた。substantia は、ウーシアと同義で用いられていたヒュポスタシス「下に立つもの」(のちにキリスト教神学の文脈ではウーシアとヒュポスタシスは区別されるようになった。この場合の訳語はpersona)の直訳で基質としての実体という観点からの訳語であり、essentia は「あるところのもの」という観点からのウーシアの訳語であった。
    アリストテレス的枠組みに立つ限り両者は区別されず訳語の違いにすぎなかったが、中世盛期スコラ学、具体的にはトマス・アクィナス以降、実体 substantia と本質 essentia は区別されるようになった。ただし、このときでも近代哲学とは異なり、本質こそが実在であるという観念論的な枠組みは維持された。存在は、本質として概念的に存在している実体と、本質に現実存在( existentia )がプラスされた、現実的に存在する実体とに区分されたのである。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/本質

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  51.        2.ヒュレー 質料(素材 )
               |         
          _____|_____ ウーシア
         |     |     |実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 
         |    /|     |    形相
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
          /   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
          |____|____|
               |
               |
             3.アルケー 始動因 



    ウーシア(希: οὐσία, ousia)とは、「実体」(substance)や「本質」(essence)を意味するギリシャ語の言葉。ラテン語に翻訳される際に、この語には「substantia」(スブスタンティア)、「essentia」(エッセンティア)という異なる二語が当てられたため、このような語彙の使い分けが生じた。
    目次 [非表示]
    1 アリストテレスによる定義
    1.1 『範疇論』
    1.2 『形而上学』
    2 後世の継承
    2.1 中世キリスト教
    2.2 近代哲学
    3 脚注・出典
    4 関連項目
    アリストテレスによる定義[編集]

    この「ウーシア」(希: οὐσία, ousia)という語に、「substantia」(スブスタンティア)、「essentia」(エッセンティア)という異なるラテン語の二語が当てられるようになったのは、偶然ではなく、アリストテレスによる多様な定義・用法に由来している。
    『範疇論』[編集]
    アリストテレスは、『オルガノン』の第一書である『範疇論』にて、実体概念を、
    第一実体 : 個物 --- 主語になる
    第二実体 : 種・類の概念 --- 述語になる
    の2つに分割している。
    アリストテレスは、「イデア」こそが本質存在だと考えた師プラトンとは逆に、「個物」こそが第一の実体だと考えた。
    こうして実体概念はまず2つに大きく分割された。
    『形而上学』[編集]
    アリストテレスの『形而上学』中のΖ(第7巻)では、アリストテレスの実体観がより詳細に述べられている。
    そこではアリストテレスは、第一実体としての「個物」は、「質料」(基体)と「形相」(本質)の「結合体」であり、また真の実体は「形相」(本質)であると述べている。
    第一実体 : 「個物」(結合体) --- 主語になる
    「質料」(基体)
    「形相」(本質)
    第二実体 : 種・類の概念 --- 普遍 --- 述語になる

    また、用語集である第五巻(Δ巻)第8章においては、この「ウーシア」(希: οὐσία, ousia)(実体)という語は、
    単純物体。土、火、水のような物体や、それによる構成物、及びその部分。述語(属性)にはならず、主語(基体)となるもの。
    1のような諸実体に内在している、そのように存在している原因となるもの。例えば、生物における霊魂。
    1のような諸実体の中に部分として内在し、それぞれの個別性を限定・指示するもの。これが無くなれば、全体も無くなるに至るような部分。例えば、物体における面、面における線、あるいは全存在における数など。
    そのものの本質が何であるかの定義を言い表す説明方式(ロゴス)それ自体。
    といった列挙の後、
    (上記の1より)他の主語(基体)の述語(属性)にはならない、窮極(究極)の基体(個物)。
    (上記の2・3・4より)指示されうる存在であり、離れて存在しうるもの。型式(モルフェー)、形相(エイドス)。
    の2つの意味を持つ語として、定義されている[1]。
    このように、「ウーシア」(希: οὐσία, ousia)(実体)という語は、今日における
    「物理的実体」「物質」(physical substance)
    「化学的実体」「化学物質」(chemical substance)
    それも「究極基体的な物質」(今日の水準で言えばちょうど「素粒子」(elementary particle)に相当する)を含む、「実質」(substance)という意味から、それをそれたらしめていると、人間が認識・了解できる限りでの側面を強調した(観念的・概念的・言語的な面も含む)「本質」(essence)という意味までを孕んだ、多義的な語であった。
    後世の継承[編集]

    中世キリスト教[編集]
    この節の加筆が望まれています。
    近代哲学[編集]
    「実体」を巡る議論は、「物質」(physical substance, chemical substance)一般としての「実体」考察が、自然科学として発達し、哲学から自立・独立・分離していく一方で、(観念的・言語的な領野における)「本質」「本質存在」(essence)概念は、専ら個別具体的に存在している人間としての「実存」「現実存在」(existence)と、対置されるようになっていった。
    これは特に、ヘーゲル思想に孕まれる「本質主義」(essentialism)に対して、「実存」「現実存在」(existence)としての個別具体的な人間の優位を掲げるキルケゴールやハイデガー等の「実存主義」(existentialism)によって、顕著になる。
    他方では、その「本質」「本質存在」(essence)認識の、社会性や言語や無意識などの「構造」(structure)(としての「関係性」(relations))による拘束を強調する議論も活性化していき、人類学、社会学、言語学、心理学にも渡る、構造主義・ポスト構造主義・ポストモダニズム(としての関係主義)の潮流を生み出した。
    脚注・出典[編集]

    ^ 『アリストテレス 形而上学 (上)』 出隆訳 岩波文庫 pp175-176
    関連項目[編集]

    実体
    本質

    http://ja.wikipedia.org/wiki/ウーシア

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  52. アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)として考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。(Wikipedia)

    返信削除
  53.        2.ヒュレー 質料(素材 )
               |     ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの)    
          _____|_____ ウーシア
         |     |     |実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 
         |    /|     |    形相
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
          /   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
          |____|____|
               |
             3.アルケー 始動因 

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  54.        2.ヒュレー 質料(素材 )
               |
               |     ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの)    
          _____|_____ ウーシア
         |     |     |実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 
         |    /|     |    形相
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
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             3.アルケー 始動因 

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  55.        2.ヒュレー 質料(素材 )
               |         
          _____|_____ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 
         |    /|     |    形相
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             3.アルケー 始動因 

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  56.        2.ヒュレー 質料(素材 )
               |         
          _____|_____ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 形相 
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             3.アルケー 始動因 

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  57.        2.ヒュレー 質料(素材 )
               |         
          _____|_____ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 形相 
         |    /|     |    
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
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               |
             3.アルケー 始動因 

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    返信削除
  58. 1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデア
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。(Wikipedia)

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  59.        2.ヒュレー 質料(素材 )
               |         
          _____|_____ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 形相 
         |    /|     |    
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
          |____|____|
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             3.アルケー 始動因 

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    6:12 午後
    yoji さんは書きました...
    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデアに似ているがこちらは個体
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。

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  60. アリストテレスの実体論:

           2.ヒュレー 質料(素材 )
               |         
          _____|_____ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 形相 
         |    /|     |    
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
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               |
             3.アルケー 始動因 

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデアに似ているがこちらは個体。
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。

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  61. アリストテレスの実体論:

           2.ヒュレー 質料(素材 )銀
               |         
          _____|_____ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア 実体(本質存在)銀杯
         |     |     |__1.エイドス 形相 
         |    /|     |    
         |   / |     |
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          /   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
       飲む |____|____|
               |
             3.アルケー 始動因 職人

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデアに似ているがこちらは個体。
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    ところで,プラトンのイデア説では,この形相因(イデア)と質料因の結びつきが外的,偶然的なものと考えられていた*.アリストテレスはイデア論に対して23ヶ条の批判を述べているが,その中でも特に批判されるべきだと彼が考えたのはこの点だったのである.
    とくに最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.なぜなら,
    (a)これらの事物に対してそのいかなる運動や転化の原因でもないからである.のみならずそれは
    (b)他の事物を認識するのに何の役にもたたない.なぜならエイドスはこれらの事物の実体ではないからである― もし実体であるなら,それはすでにこれらに内在しているはずであるから ―.なおまた,
    (c)もしそれがそれに与かる事物に内在していないとすれば,これらの事物の存在するのにも役にたたない.たとえそうであるとしても,それはおそらく,たとえば白それ自体があるものと混合することによってこのものを白いものにするというような意味で原因であると考えられるだけであろう.
    (『形而上学』Α巻第9章 991 a9-18)
    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.
    ここで,例えば青銅の像を考えると,青銅が質料,像の形が形相にあたるのだが,像の形を取る以前の青銅も何らかの形を持っているからには形相と結びついている. しかし,質料の質料,様々な形相と結びつきながら,それ自体は変わることのないものがあるはずで,それを第1質料(1次質料)と呼んだ.アリストテレスは「火・空気・水・土」の四元素をこの第1質料と考えた.
    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.
    *ただし,アリストテレスはみずからの哲学的枠組みの中でイデア論を解釈しているので,アリストテレスのイデア論批判には多少的外れな感がある.プラトンはアリストテレスのように「質料」といったものを考えず,そもそも個物というもの自体が相対性と流転性を免れ得ないものであり,それ自体として自足したものではないと考えたのである.しかしどちらにせよ,このような個物の実在を認めないプラトン流の存在論はアリストテレスには受け容れることができなかったであろう.

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  62. アリストテレスの実体論:

           2.ヒュレー 質料(素材 )銀
               |         
          _____|_____ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 形相 銀杯
         |    /|     |    
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          \_/_ | ___/
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          /   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
       飲む |____|____|
               |
             3.アルケー 始動因 職人

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    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデアに似ているがこちらは個体。
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    ところで,プラトンのイデア説では,この形相因(イデア)と質料因の結びつきが外的,偶然的なものと考えられていた*.アリストテレスはイデア論に対して23ヶ条の批判を述べているが,その中でも特に批判されるべきだと彼が考えたのはこの点だったのである.
    とくに最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.なぜなら,
    (a)これらの事物に対してそのいかなる運動や転化の原因でもないからである.のみならずそれは
    (b)他の事物を認識するのに何の役にもたたない.なぜならエイドスはこれらの事物の実体ではないからである― もし実体であるなら,それはすでにこれらに内在しているはずであるから ―.なおまた,
    (c)もしそれがそれに与かる事物に内在していないとすれば,これらの事物の存在するのにも役にたたない.たとえそうであるとしても,それはおそらく,たとえば白それ自体があるものと混合することによってこのものを白いものにするというような意味で原因であると考えられるだけであろう.
    (『形而上学』Α巻第9章 991 a9-18)
    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.
    ここで,例えば青銅の像を考えると,青銅が質料,像の形が形相にあたるのだが,像の形を取る以前の青銅も何らかの形を持っているからには形相と結びついている. しかし,質料の質料,様々な形相と結びつきながら,それ自体は変わることのないものがあるはずで,それを第1質料(1次質料)と呼んだ.アリストテレスは「火・空気・水・土」の四元素をこの第1質料と考えた.
    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.
    *ただし,アリストテレスはみずからの哲学的枠組みの中でイデア論を解釈しているので,アリストテレスのイデア論批判には多少的外れな感がある.プラトンはアリストテレスのように「質料」といったものを考えず,そもそも個物というもの自体が相対性と流転性を免れ得ないものであり,それ自体として自足したものではないと考えたのである.しかしどちらにせよ,このような個物の実在を認めないプラトン流の存在論はアリストテレスには受け容れることができなかったであろう.

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  63. アリストテレスの実体論:

           2.ヒュレー 質料(素材 )銀
               |         
          _____|_____ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 形相 銀杯
         |    /|     |    
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          \_/_ | ___/
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
       飲む |____|____|
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             3.アルケー 始動因 職人

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデアに似ているがこちらは個体。
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    ところで,プラトンのイデア説では,この形相因(イデア)と質料因の結びつきが外的,偶然的なものと考えられていた*.

    アリストテレスはイデア論に対して23ヶ条の批判を述べているが,その中でも特に批判されるべきだと彼が考えたのはこの点だったのである.
    とくに最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.なぜなら,
    (a)これらの事物に対してそのいかなる運動や転化の原因でもないからである.のみならずそれは
    (b)他の事物を認識するのに何の役にもたたない.なぜならエイドスはこれらの事物の実体ではないからである― もし実体であるなら,それはすでにこれらに内在しているはずであるから ―.なおまた,
    (c)もしそれがそれに与かる事物に内在していないとすれば,これらの事物の存在するのにも役にたたない.たとえそうであるとしても,それはおそらく,たとえば白それ自体があるものと混合することによってこのものを白いものにするというような意味で原因であると考えられるだけであろう.
    (『形而上学』Α巻第9章 991 a9-18)

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    ここで,例えば青銅の像を考えると,青銅が質料,像の形が形相にあたるのだが,像の形を取る以前の青銅も何らかの形を持っているからには形相と結びついている. しかし,質料の質料,様々な形相と結びつきながら,それ自体は変わることのないものがあるはずで,それを第1質料(1次質料)と呼んだ.アリストテレスは「火・空気・水・土」の四元素をこの第1質料と考えた.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

    *ただし,アリストテレスはみずからの哲学的枠組みの中でイデア論を解釈しているので,アリストテレスのイデア論批判には多少的外れな感がある.プラトンはアリストテレスのように「質料」といったものを考えず,そもそも個物というもの自体が相対性と流転性を免れ得ないものであり,それ自体として自足したものではないと考えたのである.しかしどちらにせよ,このような個物の実在を認めないプラトン流の存在論はアリストテレスには受け容れることができなかったであろう.

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  64. アリストテレスの実体論:

           2.ヒュレー 質料(素材 )「銀」
               |         
          _____|_____ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 形相 「銀杯」
         |    /|     |    
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          /   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー 始動因「職人」

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    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデアに似ているがこちらは個体。
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    ところで,プラトンのイデア説では,この形相因(イデア)と質料因の結びつきが外的,偶然的なものと考えられていた*.

    アリストテレスはイデア論に対して23ヶ条の批判を述べているが,その中でも特に批判されるべきだと彼が考えたのはこの点だったのである.
    とくに最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.なぜなら,
    (a)これらの事物に対してそのいかなる運動や転化の原因でもないからである.のみならずそれは
    (b)他の事物を認識するのに何の役にもたたない.なぜならエイドスはこれらの事物の実体ではないからである― もし実体であるなら,それはすでにこれらに内在しているはずであるから ―.なおまた,
    (c)もしそれがそれに与かる事物に内在していないとすれば,これらの事物の存在するのにも役にたたない.たとえそうであるとしても,それはおそらく,たとえば白それ自体があるものと混合することによってこのものを白いものにするというような意味で原因であると考えられるだけであろう.
    (『形而上学』Α巻第9章 991 a9-18)

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    ここで,例えば青銅の像を考えると,青銅が質料,像の形が形相にあたるのだが,像の形を取る以前の青銅も何らかの形を持っているからには形相と結びついている. しかし,質料の質料,様々な形相と結びつきながら,それ自体は変わることのないものがあるはずで,それを第1質料(1次質料)と呼んだ.アリストテレスは「火・空気・水・土」の四元素をこの第1質料と考えた.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

    *ただし,アリストテレスはみずからの哲学的枠組みの中でイデア論を解釈しているので,アリストテレスのイデア論批判には多少的外れな感がある.プラトンはアリストテレスのように「質料」といったものを考えず,そもそも個物というもの自体が相対性と流転性を免れ得ないものであり,それ自体として自足したものではないと考えたのである.しかしどちらにせよ,このような個物の実在を認めないプラトン流の存在論はアリストテレスには受け容れることができなかったであろう.

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  65. アリストテレスの実体論:「」内は例

           2.ヒュレー 質料(素材 )「銀」
               |         
          _____|_____ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 形相 「銀杯」
         |    /|     |    
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデアに似ているがこちらは個体。
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    ところで,プラトンのイデア説では,この形相因(イデア)と質料因の結びつきが外的,偶然的なものと考えられていた*.

    アリストテレスはイデア論に対して23ヶ条の批判を述べているが,その中でも特に批判されるべきだと彼が考えたのはこの点だったのである.

    とくに最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.

    なぜなら,
    (a)これらの事物に対してそのいかなる運動や転化の原因でもないからである.のみならずそれは
    (b)他の事物を認識するのに何の役にもたたない.なぜならエイドスはこれらの事物の実体ではないからである― もし実体であるなら,それはすでにこれらに内在しているはずであるから ―.なおまた,
    (c)もしそれがそれに与かる事物に内在していないとすれば,これらの事物の存在するのにも役にたたない.たとえそうであるとしても,それはおそらく,たとえば白それ自体があるものと混合することによってこのものを白いものにするというような意味で原因であると考えられるだけであろう.
    (『形而上学』Α巻第9章 991 a9-18)

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    ここで,例えば青銅の像を考えると,青銅が質料,像の形が形相にあたるのだが,像の形を取る以前の青銅も何らかの形を持っているからには形相と結びついている. しかし,質料の質料,様々な形相と結びつきながら,それ自体は変わることのないものがあるはずで,それを第1質料(1次質料)と呼んだ.アリストテレスは「火・空気・水・土」の四元素をこの第1質料と考えた.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

    *ただし,アリストテレスはみずからの哲学的枠組みの中でイデア論を解釈しているので,アリストテレスのイデア論批判には多少的外れな感がある.プラトンはアリストテレスのように「質料」といったものを考えず,そもそも個物というもの自体が相対性と流転性を免れ得ないものであり,それ自体として自足したものではないと考えたのである.しかしどちらにせよ,このような個物の実在を認めないプラトン流の存在論はアリストテレスには受け容れることができなかったであろう.

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  66. アリストテレスの実体論:「」内は例

           2.ヒュレー 質料(素材 )「銀」
               |         
          _____|_____ヒュポケイメノン 基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス 形相 「銀杯」
         |    /|     |    
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
          /   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデアに似ているがこちらは個体。
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    ところで,プラトンのイデア説では,この形相因(イデア)と質料因の結びつきが外的,偶然的なものと考えられていた*.

    とくに最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    ここで,例えば青銅の像を考えると,青銅が質料,像の形が形相にあたるのだが,像の形を取る以前の青銅も何らかの形を持っているからには形相と結びついている. しかし,質料の質料,様々な形相と結びつきながら,それ自体は変わることのないものがあるはずで,それを第1質料(1次質料)と呼んだ.アリストテレスは「火・空気・水・土」の四元素をこの第1質料と考えた.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

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  67. アリストテレスの実体論:「」内は例

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |    hypokeimenon    
          _____|____ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデアに似ているがこちらは個体。
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。

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  68. アリストテレスの実体論:「」内は例

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |     hypokeimenon    
          _____|_____ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
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           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデアに似ているがこちらは個体。
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。

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  69. アリストテレスの実体論:「」内は例

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     hypokeimenon    
          _____|_____ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
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     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデアに似ているがこちらは個体。
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。

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  70. アリストテレスの実体論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     hypokeimenon    
          _____|_____ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.イデアに似ているがこちらは個体。
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。哲学の祖タレスは「万物のアルケーは水である」と述べたとされる。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。

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  71. アリストテレスの実体論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     hypokeimenon    
          _____|_____ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
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     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    プラトンのイデア説で最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

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  72. アリストテレスの実体論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     hypokeimenon    
          _____|_____ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの) 
         |     |     |ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、
    自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。
    他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    プラトンのイデア説で最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

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  73. アリストテレスの実体論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     |ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |__1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
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      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、
    自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。
    他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    プラトンのイデア説で最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

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  74. アリストテレスの実体論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、
    自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。
    他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    プラトンのイデア説で最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

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  75. アリストテレスの実体論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
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         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     | 
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
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    4.テロス/   / | \   
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      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、
    自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。
    他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    プラトンのイデア説で最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

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  76. アリストテレスの実体論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | 
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     | 
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、
    自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。
    他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    プラトンのイデア説で最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

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  77. アリストテレスの実体論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
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          \_/_ | ___/
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、
    自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。
    他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    プラトンのイデア説で最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    ここで,例えば青銅の像を考えると,青銅が質料,像の形が形相にあたるのだが,像の形を取る以前の青銅も何らかの形を持っているからには形相と結びついている. しかし,質料の質料,様々な形相と結びつきながら,それ自体は変わることのないものがあるはずで,それを第1質料(1次質料)と呼んだ.アリストテレスは「火・空気・水・土」の四元素をこの第1質料と考えた.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

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  78. 存在者 現存在 存在

        分析

    存在

    規定      反省

    存在者

        総合

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  79.  存在者 現存在 存在

         分析

     存在

    規定        反省

     存在者

         総合

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  80. アリストテレスの実体論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
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          \_/_ | ___/
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、
    自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。
    他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    プラトンのイデア説で最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    ここで,例えば青銅の像を考えると,青銅が質料,像の形が形相にあたるのだが,像の形を取る以前の青銅も何らかの形を持っているからには形相と結びついている. しかし,質料の質料,様々な形相と結びつきながら,それ自体は変わることのないものがあるはずで,それを第1質料(1次質料)と呼んだ.アリストテレスは「火・空気・水・土」の四元素をこの第1質料と考えた.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

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  81. アリストテレスの存在論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
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     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。

    アリストテレスは種・類などの普遍者(第二実体)と対比された具体的個物を(第一)実体(述語によって記述され、
    自らは述語にはならない、基体=ヒュポケイメノン/subjectum/主語/主体)hypokeimenonとして考えた。
    他方では、質料と対比された形相を第一の実体ともしている。


    プラトンのイデア説で最も疑問とされてよいのは,そもそもエイドス(イデア)が感覚的な事物に対してどれほどの役に立っているかという点である.

    そこでアリストテレスは形相は個物の中にしか存在しないとした(個物形相説).つまり個物とは必ず,質料と形相が結びついてあるもの(synolon,結合体,合成体)なのだ.

    ここで,例えば青銅の像を考えると,青銅が質料,像の形が形相にあたるのだが,像の形を取る以前の青銅も何らかの形を持っているからには形相と結びついている. しかし,質料の質料,様々な形相と結びつきながら,それ自体は変わることのないものがあるはずで,それを第1質料(1次質料)と呼んだ.アリストテレスは「火・空気・水・土」の四元素をこの第1質料と考えた.

    このようにしてアリストテレスは,世界を,質料因が形相因と結びつくこと(もしくは形相因が質料因と結びつくこと)によって存在者として生成する運動として捉え,プラトンのイデア論ではみすごされた(とアリストテレスが考えた)生成と運動の原理をも説明した.

    http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

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  82. アリストテレスの存在論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
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               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.
    2ものの質料→質料(hyle)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。
    http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

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  83. アリストテレスの存在論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
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               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos)因.
    2ものの質料→質料(hyle, ヒュレー)因.
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。
    http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

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  84. ました...
    アリストテレスの存在論:「銀杯」を例にした。

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
         |    /|     |   
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)→形相(eidos).
    2ものの質料→質料(hyle, ヒュレー).
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。
    http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

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  85. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相 「銀杯」
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    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)、本質存在、形相(eidos).
    2ものの質料、素材、質料(hyle, ヒュレー).
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。始動因。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。目的因。
    http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

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  86. エイドス(ギeidos)は語源的にイデア(idea )に同じで、プラトンではこの二つはほぼ同義であるようです。
    アリストテレス哲学では(形相)と訳されプラトンのイデアとはちがい「この世の存在の形」をさします。
    木の椅子の場合、椅子の形がエイドス、木がヒュレー(素材)。人間では肉体がヒュレーで魂がエイドスとされ、このようにエイドスとヒュレーは常に結びついている。ただ一つ、神は純粋なヌース(理性)とされるため、ヒュレーなきエイドスと考えられたようです。



    形式( モルフェー)と形相(エイドス)は同じ意味

    素材を「ヒュレー Hyle」といい,. 形式を「モルフェー Morphe」という。

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  87. エイドス(概念)・モルフェー (形)・ヒューレ(素材)

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  88. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)「銀杯」
         |    /|     |     モルフェー morphe(形式) 
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)、本質存在、形相(eidos).
    2ものの質料、素材、質料(hyle, ヒュレー).
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。始動因。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。目的因。
    http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

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  89. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)「銀杯」
         |    /|     |     モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)、本質存在、形相(eidos).
    2ものの質料、素材、質料(hyle, ヒュレー).
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。始動因。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。目的因。
    http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

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  90. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)「銀杯」
         |    /|     |       モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)、本質存在、形相(eidos).
    2ものの質料、素材、質料(hyle, ヒュレー).
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。始動因。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。目的因。
    http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

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  91. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体 hypokeimenon    
          _____|_____(基に措かれたもの) 
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)「銀杯」
         |    /|     |       モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)、本質存在、形相(eidos).
    2ものの質料、素材、質料(hyle, ヒュレー).
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。始動因。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。目的因。
    http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

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  92. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体 hypokeimenon    
          _____|_____(基に措かれたもの) 
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)
         |    /|     |「銀杯」   モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)、本質存在、形相(eidos).
    2ものの質料、素材、質料(hyle, ヒュレー).
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。始動因。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。目的因。
    http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

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  93. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体 hypokeimenon    
          _____|_____(基に措かれたもの) 
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)
         |    /|     |「銀杯」   モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

    1 物事の実体(ousia,ウーシア)であり,何であるか(to ti en einai,本質)、本質存在、形相(eidos).
    2ものの質料、素材、質料(hyle, ヒュレー).
    3[アルケー arche⇔テロス telos]=アルケーArcheとは、ギリシア語で、元 のもの。始まり。原理。根源。始動因。
    4「τέλος」(telos、テロス)テロスとは、ギリシア語で、行き着く先。完成。目的。終わり 。目的因。

    (『形而上学』Α巻第9章 991 a9-18)
    http://www.asyura2.com/0403/lunchbreak3/msg/975.html

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  94. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     
          _____|_____
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)
         |    /|     |「銀杯」   モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |ヒュポケイメノン基体 hypokeimenon    
          \_/_ | ___/(基に措かれたもの) 
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  95. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     
          _____|_____
         |     |     |        ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)
         |    /|     |「銀杯」   モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |  ヒュポケイメノン基体 hypokeimenon    
          \_/_ | ___/  (基に措かれたもの) 
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  96. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     
          _____|_____
         |     |     |     ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)
         |    /|     |「銀杯」 モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |     ヒュポケイメノン基体 hypokeimenon    
          \_/_ | ___/     (基に措かれたもの) 
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  97. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     
          _____|_____
         |     |     |     ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)
         |    /|     |「銀杯」 モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)    
          \_/_ | ___/      hypokeimenon
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  98. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

             2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     
          _____|_____
         |     |     |     ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)
         |    /|     |「銀杯」 モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)    
          \_/_ | ___/      hypokeimenon
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  99. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

             2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     
          _____|_____
         |     |     |     ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)
         |    /|     |「銀杯」 モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)    
          \_/_ | ___/      hypokeimenon
           /  |||
          /   |||
    4.テロス/   / | \   
     telos _/  |  \_ 
      目的因 |____|____|
     「飲む」      |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  100. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

             2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     
          _____|_____
         |     |     |     ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)「銀杯」 
         |    /|     |     モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)    
          \_/_ | ___/      hypokeimenon
           /  |||
          /   |||
    4.テロス/   / | \   
     telos _/  |  \_ 
      目的因 |____|____|
     「飲む」      |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  101.          2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |           ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)  
          _____|_____      hypokeimenon
         |     |     |     ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)「銀杯」 
         |    /|     |     モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |       
          \_/_ | ___/      
           /  |||
          /   |||
    4.テロス/   / | \   
     telos _/  |  \_ 
      目的因 |____|____|
     「飲む」      |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  102. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

            2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |           ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)  
          _____|_____      hypokeimenon
         |     |     |     ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)「銀杯」 
         |    /|     |     モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |       
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    4.テロス/   / | \   
     telos _/  |  \_ 
      目的因 |____|____|
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            3.アルケー arche 始動因「職人」

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  103. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

             2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |           ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)  
          _____|_____      hypokeimenon
         |     |     |     ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)「銀杯」 
         |    /|     |     モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |       
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    4.テロス/   / | \   
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  104. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

             2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |           ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)  
          _____|_____      hypokeimenon
         |     |     |     ウーシア  ousia  実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス  eidos  形相(概念)「銀杯」 
         |    /|     |     モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |       
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  105. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

             2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |           ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)  
          _____|_____            hypokeimenon
         |     |     |     ウーシア  ousia  実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス  eidos  形相(概念)「銀杯」 
         |    /|     |     モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |       
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      目的因 |____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  106. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

             2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |           ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)  
          _____|_____            hypokeimenon
         |     |     |     ウーシア  ousia  実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス  eidos  形相(概念)「銀杯」 
         |    /|     |     モルフェー morphe 形 (形式) 
         |   / |     |       
          \_/_ | ___/      
           /  |||
          /   |||
    4.テロス/   / | \   
     telos _/  |  \_ 
      目的因 |____|____|
      「飲む」     |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  107. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

             2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |           ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)  
          _____|_____            hypokeimenon
         |     |     |     ウーシア  ousia  実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス  eidos  形相(概念)「銀杯」 
         |    /|     |     モルフェー morphe 形 (形式) 
         |   / |     |       
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           /  |||
          /   |||
    4.テロス/   / | \   
      telos_/  |  \_ 
      目的因 |____|____|
     「飲む」      |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  108. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

             2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |           ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)  
          _____|_____            hypokeimenon
         |     |     |     ウーシア  ousia  実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス  eidos  形相(概念)「銀杯」 
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    4.テロス/   / | \   
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  109. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

             2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
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      「飲む」|____|____|
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             3.アルケー arche 始動因「職人」

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  110. アリストテレスの自然研究の方法論、順序。

    現象(形態)、
    原因、
    生成
    (『動物部分論』より)


    有血動物 enaima
    1人類
    2胎生四足類
    3卵生四足類
    4鳥類
    5魚類
    (足の数で分類)


    無血動物 anaima
    1軟体類
    2軟殻類
    3有節類
    4殻皮類
    5最下等の植物に近い動物

    (『動物誌』解説より、1~6/10の概要)

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  111. アリストテレスの自然研究の方法論、順序。

    現象(形態)、原因、
    生成(生殖7、心理学8,9)
    (『動物部分論』より)


    有血動物 enaima
    1人類1
    2胎生四足類2,6
    3卵生四足類2,6
    4鳥類2,6
    5魚類2,6
    (足の数で分類)


    無血動物 anaima
    1軟体類4
    2軟殻類4
    3有節類4,5
    4殻皮類4,5
    5最下等の植物に近い動物4

    (『動物誌』解説より、1~6/10の概要)

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  112. アリストテレスの自然研究の方法論、順序。

    現象(形態)、原因、
    生成(生殖7、心理学8,9)
    (『動物部分論』より)


    有血動物 enaima 3
    1人類1
    2胎生四足類2,6
    3卵生四足類2,6
    4鳥類2,6
    5魚類2,6
    (足の数で分類)


    無血動物 anaima
    1軟体類4
    2軟殻類4
    3有節類4,5
    4殻皮類4,5
    5最下等の植物に近い動物4

    (『動物誌』解説より、1~6/10の概要)

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  113. http://syaosu.blog40.fc2.com/blog-entry-1.html
    読書メモ
    悲劇の要素とカタルシス ~アリストテレス『詩学』のメモ~


    詩学 (岩波文庫)
    (1997/01/16)
    アリストテレース、ホラーティウス 他

    商品詳細を見る


    1.悲劇と喜劇の区別

     まずはじめに、悲劇と対をなす劇の形式である喜劇とのちがいを区別しておきましょう。アリストテレスは悲劇も喜劇も、人間の行為(プラクシス)を再現(ミメーシス)したものと定義します。しかし両者のちがいはその行為する人間の特性にあるのです。すなわち、悲劇は自分たちよりも優れた人間の行為を、喜劇は劣った人間の行為を再現の対象とします。
     喜劇における「劣った人間」とは「あらゆる劣悪さにおいてではなく、滑稽なものはみにくいものの一部であるという点において」劣っているのだとアリストテレスは言います。「なぜなら、滑稽とは、苦痛もあたえず、危害も加えない一種の欠陥であり、みにくさである」(第五章)。つまり、喜劇は観る者の精神にそれほど深い劇的効果を与えるものではなく、表面的なよろこびしかもたらさないものとされます。
     一方、悲劇における「優れた人間」とは何か。この基準はあまり明確に示されていませんが、アリストテレスは「優れた人間」と述べるとき、その人物像を神話や伝説上の英雄(たとえばオイディプス)などに求めています。つまり一貫した信念をもち、決然と行為・選択のできる人物が「優れている」とされているのです。
    このように悲劇と喜劇とを分けて後、アリストテレスは悲劇を喜劇よりも優れた詩作(ポイエーシス)であると評します。そして以降『詩学』は悲劇の分析を中心に展開していくことになります。それでは、アリストテレスの分析を追いつつ、かれが悲劇に、ひいては詩作(ポイエーシス)には何が必要と説いていたのかを見ていきましょう。


    2.悲劇の構成要素

     悲劇は(1)筋、(2)性格、(3)語法、(4)思想、(5)視覚的装飾、(6)歌曲の6つの構成要素をもつとされます。ここからさらに、語法と歌曲は再現の媒体、視覚的装飾は再現の方法、筋と性格と思想が再現の対象と分類されます。
     この6つの要素のなかでもっとも重要視されるのが出来事の組み立て、すなわち筋(ミュートス)です。以降、悲劇の構成要素における重要性の順位は性格、思想、語法、歌曲、視覚的装飾の順に並べられます。この順位は筋を構成するにあたっての必要性を基準としておりまして、アリストテレスがいかに筋を重視していたのかがわかります。
     語法以下の要素についてもアリストテレスは詳細な検討を加えていますが、そちらは悲劇にとっていわば枝葉にすぎません。よってそちらの解説は割愛して、以降は主に筋と、それと筋の理解に役立てる範囲で性格について取り上げて見ていこうと思います。
     

    3.性格よりも筋(ミュートス)が大事

     悲劇は優れた人間の行為を再現すること、と先に述べました。行為には当然、その人物の性格や思想が関わってきますから、悲劇の登場人物たちにはそのような性質が備わっていなければなりません。つまりキャラクターが立っている必要があるのです。ちなみにアリストテレスは性格を「行為する人々がどのような性質をもっているかをわたしたちがいうときの基準となるもの」(第六章)、思想を「行為する人々が何かあることを証明したり一般的な意見を述べたりするときに語る、すべてのことがらのなかにあらわれるもの」(第六章)と定義しています。
     しかし、悲劇における再現は、個々の人物の行為から、あるいは個々の人物の行為によって、その人物の性格や思想を再現するのではなく、複数の登場人物の行為をひとつの行為として再現することを重視しています。もちろん、性格や思想がなければ行為はなされませんので、それらはなくてはならないものではあるにせよ、しかし悲劇全体の統一された行為の再現に比べればそれほど重要ではないのです。アリストテレスは筋だけの劇を「白と黒で正確に描かれた似像」、性格だけの劇を「美しい色の絵の具を手当たりしたいに塗りまくった絵」に喩え、前者の方が悲劇固有のよろこびを与えるものとしています(もちろん、両者が絶妙に合致した劇が好ましいことは言うまでもありません)。
     アリストテレスが個々の登場人物の性格を悲劇全体の筋よりも下に置くのは、「悲劇は人間の再現ではなく、行為と人生の再現だから」です(第六章)。アリストテレスは人間の幸、不幸はその人間の性格よりも行為によって決定されると見ています。そのため、悲劇は登場人物の個々の性格を再現するだけのものであってはならないのです。「悲劇は、行為なしには成り立ちえないが、性格がなくても成り立ちうる」(第六章)のでありまして、性格は再現のためのひとつの要素として取り入れられるに過ぎないのです。したがって「筋は、悲劇の目的(テロス)であり、目的はなにものにもまして重要である」(第六章)。筋は悲劇の構成要素でありながら、悲劇全体の構造を形づくる原理でもあるのです。「筋は悲劇の……いわば魂である」(第六章)。


    4.筋と出来事

     「行為の再現とは、筋(ミュートス)のことである。すなわち、ここで私が筋というのは、出来事の組みたてのことである」(第六章)とアリストテレスはいいます。ここでいう出来事(プラグマ)とは、行為されたこと、行為によって生じたことを意味します。つまり、出来事は行為者本人とは直接的に関わりはないということです。言い換えれば、行為者は行為した瞬間に、行為によって生じたことから隔絶されるのです。悲劇においては行為者本人の性格や思想よりも出来事の組み立て、すなわち複数の人間によってなされるひとつの行為の再現、つまり登場人物たちの諸行為を一本の筋に統合することの方が重視されます。
     しかしながら、たとえひとりの人物の行為を追っていった場合でも、現実においてはその行為が首尾一貫しているということはほとんどありません。「なぜなら、一人の人物には多くの、数かぎりない出来事が起こるが、これらの出来事のあるものからは、統一ある一つのものはけっして生まれないからである。同様に、一人の人物でも多くの行為を――そこから統一ある一つの行為が生じることはけっしてない多くの行為をなすからである」(第八章)。人間とは気紛れな生き物でありまして、昨日の発言を今日になったらコロっと覆す、なんてことはまったく日常茶飯事なのであります。人間の人生はある一本の確立されたレールの上をまっすぐに進んでいるのではなく、並列し、ときに混じり合う複数のレールをあっちこっちしながら歩んでいるものなのだ、というアリストテレスの人生観がうかがえる箇所であります。
    ひとりの行為ですら首尾一貫していないのですから、ましてや複数の人物の行為が統一されていることなど望みようがありません。現実の出来事は筋などもっていないのです。そこで、アリストテレスは詩人たちの詩作(ポイエーシス)はいかなるもので、また何を目的とすべきなのかを説いていきます。


    5.詩人の仕事

     「詩人(作者)の仕事は、すでに起こったことを語ることではなく、起こりうることを、すなわち、ありそうな仕方で、あるいは必然的な仕方で起こる可能性のあることを、語ることである」(第九章)とアリストテレスはいいます。この詩人の目的は歴史家と詩人とのちがいを比べることでよりはっきり理解できます。「歴史家はすでに起こったことを語り、詩人は起こる可能性のあることを語るという点に差異がある。したがって、詩作は歴史にくらべてより哲学的であり、より深い意義をもつものである。というのは、詩作はむしろ普遍的なことを語り、歴史は個別的なことを語るからである」(第九章)。

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  114. http://ameblo.jp/maharaoameba/entry-11533812490.html
    2013-05-19 22:20:05
    テーマ:アリストテレス「詩学」
    劇詩の成長
    ∮10 また詩作の過程は [二方向に] 分かれた、そのものに相応しい性格の種類によって。というのは重々しい性格の人が高貴な行動、優れた人々の行動の再現に赴き、一方お気楽な人たちはつまらぬ人びとを再現した。早期には悲劇詩人が賛歌や賞讃の演説を作っている時馬鹿げた詩をつくった。この原始的な作品でイアンボス歩格が必要に応えるものとなった(そしてこれが事実「イアンボス」の用語が今日使われる所以である。人々が互いに「イアンボスにする」ーーあざけるーーを使ったのはこの詩形である)。またこうして昔の詩人の幾人が英雄詩の作者となり、またイアンボス格の諷刺詩の作者となった。

    ∮11 ホメーロス以前の何人によっても、詩作者による多数のイアンボス詩形があったと思われるが、しかしホメーロスから始めると彼自身のマルギテースやその種の別のものである。同じようにホメーロスは英雄をテーマとする卓越した詩人である(彼だけが上手に書いただけでなく劇的な再現をしたからである)だからドラマチックにそして悪罵でなく滑稽に。というのは彼のマルギテースはイーリアスが悲劇にもつのと同じ関係を喜劇に有するからである。ひとたび喜劇と悲劇が明るみに出ると作劇の各類型のふたつに進んで行った人々[すなわち深刻とお気楽] はそれぞれの固有の性格に従って、片方は以前の諷刺詩人になる代わりに喜劇作者となり、もう片方は叙事詩を作る代わりに悲劇作者となった。なぜならこの [二つの] 詩形 {schemata) は他 [すなわち「諷刺詩」と叙事詩] より壮大でヨリ賛嘆されるものだから。

    悲劇の成長
    ∮12 今や悲劇でさえ基本的な原理を十分満たしているか吟味することーーそれ自身としても、また劇場の状態との関連でも判定すべき何ものかであるーーそれは別に論議する問題である。とにかく悲劇は即興に行なうことに起源がある(喜劇も[また] ) 。悲劇はディテュランボスの「音頭を取る」者に発し、喜劇は今でさえ多くの都市に残存する陽物崇拝歌の音頭取りに発する。そして劇は自らの相貌を明らかにするよう少しずつそれぞれの側面を発達させて成長した。そして多くの変化を経た時、悲劇は統合的な性質を認識(獲得)した時停止した。[このようにして] 一方ではアイスキュロスが最初俳優の数を一人から二人に増やし、合唱の要素を減らして対話に中心的役割を与えた。他方韻律は長短格のテトラメトロスからイアンボスの三歩格に変った。というのは詩人は形式がサテュロス劇ーーすなわち、ほとんど舞踊のため、当初長短格のテトラメトロスを用いたが、しかし対話が導入されると、形式の性質それ自体が形式に属する韻律に出会った。というのははすべての韻律中話すに最適なのがイアンボス格だから。気付きなさい、互いに話すときどれほど多量のイアンボス格の韻文を用いるかを。しかし長短短六歩格を用いるのは滅多にない。そしてヘクサメトロスを使うときは口語の言い方から離れているのである。

    ∮13 無数の事件については、しかし、[初期の悲劇で] 抱かれるようになったと言われる別のことは論じたことにして先へ行こう。細部に渉って全部を見て回ったらご大層なしごと請け合いだから。
    アリストテレス「詩学」第一部⑥
    Aristotle's Poetics: Translated by George Whalley
    Questia
    http://www.questia.com/read/82420954/aristotle-s-poetics
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  115. http://ameblo.jp/maharaoameba/theme26-10069711100.html
    韻文で著作すれば「詩人」とされる
    2013-05-16 12:20:18
    テーマ:アリストテレス「詩学」
    詩学
    総論
    1447a  ∮1 詩 作 [の術] それ自身、およびそのさまざまな種類、各種類がどんな特定の効果を持つか、また構想がどうあるべきかは一緒にするべきである、創作が実りあるものなら。また詩作にいくつの要素があるか、どんな種類があるかも。また同様にこの調査領域に属する他の事物はことごとく。では論じるとしようこのすべてを、自然第一の事物を手始めに。

    第一部 詩作の術の差別化
    第一の事物
    ∮2 さて叙事詩の創作、悲劇の創作、また喜劇もまたディーテュラムボスの詩作の業も、そして横笛や竪琴のための作曲のほとんどもーーこういうものはすべて多かれ少なかれ模倣である。しかしこういう術は互いに(詩、造られたもの)異なる、異なる事物における模倣で、異なる事物を模倣することで、異なるやり方でかつ同一でないやり方で。

    ∮3 ある人々がどうやって色や形に変換して似せるかーーある者は想像であるものは [単に] 公式でーー他の人がいかにして声e似せるか。で、同じように我らが考えている技芸はすべて模倣を,リズムと発話と旋律で行なう。しかし発話と旋律は別々にも一緒にも用いる。たとえば、横笛吹奏、竪琴演奏、その他なんであれこの種の器楽の技芸ーー演奏やパンの笛の吹奏ーーは旋律とリズムだけを使う。一方他 [の言葉の技芸] はーー今のところ名前がないーーただ散文 [談話] および [伴奏のつかない] 韻文を使うだけであり、韻文の時は韻律を混用するか単独の韻律であるかである。

    ∮3a [原著者による論証的な注] [適切な用語を欠くと言えば] 我らは実際ソフロンとクセナルコスの模擬とソクラテスの対話篇を共にカバーする狂r通の術語がない。そしてまた誰かがトリメトロス、哀歌、その他そのような韻律形式で作品を作るとしたら [それに対する名前がない]ーーもちろん人々は「詩」という言葉を韻文形式に賦与し、「哀歌詩人」とか「叙事詩人」とか呼ぶのを習いとするのは別にしてーー彼らが詩人の名を冠して呼ばれるのは彼らの模倣の質によらず、彼らの書く韻文形式に従って専門家として一塊にされるからである。また誰かが医術のあるいは科学的著述を韻文でしたら通常詩人と呼ばれる。しかしホメーロスとエンペドクレスの間には何の共通性もない、韻文を使ったこと以外は。また適切な呼び方をすればホメーロスが詩人でエンペドクレスが詩人でなくて科学的著述家であるーー同じ事が当てはまる、たとえ作者があらゆる韻文形式を駆使していても(カイレーモンがケンタウロスでしたように)。
    アリストテレス「詩学」第一部①
    Aristotle's Poetics: Translated by George Whalley
    Questia
    http://www.questia.com/read/82420954/aristotle-s-poetics

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  116.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | | 1       オ   |
    |而|『形而上学』12     |論|『カテゴリー論』 ル   |
    |上|             | |『命題論』    ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書』  ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書』  ン=具 |
    | |『自然学』3       |学|『トピカ』2   所   |
    | |  一部が『天について』4| |『詭弁論駁論』  収   |
    |自|「生成消滅論」4     |_|_____________|
    | |「気象論」5       | |『ニコマコス倫理学』13 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア』14@|
    | |『動物誌』7,8     | |『エウデモス倫理学』14 |
    |然|『動物部分論・動物運動論・|践|『美徳と悪徳について』14|
    | | 動物進行論』      | |_____________|
    | |『動物発生論』9他    |哲|『アテナイ人の国制』17 |
    | |_____________| |『政治学』15      |
    |学|『霊魂論』6       |学|『弁論術』16      |
    | |「夢について」      | |『詩学』17       |
    | |「呼吸について」他    | |             |
    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』


    ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。
    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。
    数字は『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。

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  117.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | | 1       オ   |
    |而|『形而上学』12     |論|『カテゴリー論』 ル   |
    |上|             | |『命題論』    ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書』  ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書』  ン=具 |
    | |『自然学』3       |学|『トピカ』2   所   |
    | |  一部が『天について』4| |『詭弁論駁論』  収   |
    |自|「生成消滅論」4     |_|_____________|
    | |「気象論」5       | |『ニコマコス倫理学』13 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア』14@|
    | |『動物誌』7,8     | |『エウデモス倫理学』14 |
    |然|『動物部分論・動物運動論・|践|『美徳と悪徳について』14|
    | | 動物進行論』      | |_____________|
    | |『動物発生論』9他    |哲|『アテナイ人の国制』17 |
    | |_____________| |『政治学』15      |
    |学|『霊魂論』6       |学|『弁論術』16      |
    | |「夢について」      | |『詩学』17       |
    | |「呼吸について」他    | |             |
    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、
    ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。
    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。
    数字は『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。

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  118.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
    |上|             | |『命題論1』   ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書1』 ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書1』 ン=具 |
    | |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
    | |_____________| |『政治学15』      |
    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について」      | |『詩学17』       |
    | |「呼吸について6」他   | |             |
    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、
    ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に第一実体という個々の個体についての考察があるのだ。
    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。
    全角数字は『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。

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  119. http://blog.goo.ne.jp/syncr/e/6ad6c112f1aec1ee87e2c4e43764efbf
    アリストテレスは、夢というものは睡眠に入る前に受けた刺激によって継起した表象作用が、知覚中枢にかすかに残存する結果であると考えました。
    夢は多くの場合に、睡眠をその成立の棲家としています。睡眠は古来から、死に関連したひとつの状態、ある「仮死状態」とみなされてきました。アリストテレスは睡眠をすべての動物にみられる周期的現象であるとして、その原因は表象作用をつかさどる諸器官の持続的活動による疲労を、周期的に回復させる必要性にあると考えていました。

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  120. アレキサンダー東征の真意(2) 少年の夢とアリストテレス
    http://homepage2.nifty.com/sukecial/rekishi/alexander2.htm
    ●家庭教師アリストテレス

     アレキサンダーは少年時代、高名な哲学者アリストテレスが家庭教師についています。

     アリストテレスは、アトランティスの記述を残したことで有名なプラトンの弟子ですが、アトランティス理想郷の話については師匠プラトンと対立し、かなり頑固に否定的だったそうです。そんな一徹した気概のある哲学者が何故小国のマケドニアの王子の家庭教師を引き受けたのか…実はアリストテレスもマケドニア出身でした。だからアテナイの人々のようにマケドニアを野蛮人扱いしたりはしなかったわけです。
     もう一つ、アリストテレスは都市国家間の勢力争いで国論を論じるより、むしろこれからは人間そのものに目を向けなければならない(*4)と考えていました。つまり同じギリシア人同士ではなく、もっと世界的な様々な民族へ目を向ける広い視野を持っていたと言うことです。そう言う視点はアレキサンダーのギリシア世界に対する行き詰まり感とよく合ったのではないでしょうか。広く世界の民族を統合してゆこうという思想だからこそ、後にアレキサンダーは遠征の結果としてヘレニズム文化を興すような文化交流の足跡を敢えて残していったと見えるのです。

     あるいは別の見方もできます。
     プラトンはアトランティスの理想的な都市国家システムを強調しましたが、アリストテレスは「国家システムより人間に目を向ける」つまり「アトランティス人」に目を向けるとと言う意味ともとれます。そうだとしたら過去に滅びた高度な文化そのものより、絶滅を逃れて来た人々に目を向けるべきではないか、と言うことにもなります。

     恐らくプラトンもアリストテレスも、アトランティスについて何らかの情報を持っていたのでしょう。プラトンはその存在を公に曝すことを目指しました。しかしアリストテレスは、むしろこれを夢物語と喧伝することで、知り得た情報を世の中から秘匿したのではないか、という気がします。そして愛弟子のアレキサンダーにだけは秘密の情報を教えていたのではないかと思うのです。それはアレキサンダーに類い希な資質を見出していたからでしょう。そう思う理由は何を教えたかにかかってきます。

     アリストテレスはアレキサンダーに何を伝えたのでしょう?

     アリストテレスは気象論第13章で「アジアにある大部分の川ともっとも大きい川とは、バルナッソスと呼ばれる山から出ていることが明らかである。」と述べています。パルナッソスは訳注(*1)として「おそらくバロバミソス山脈(今日のヒンヅークシ山脈)であろう」とあります。
     ギリシア人にPasopamisusまたはParopanisosと呼ばれたのは現在のヒンドゥークシュ山脈のようですが、この文脈からみるとヒマラヤ山脈も含めてインド西北部の山岳地帯全体を漠然と示すと考える向きもあります(*2)。
     そうするとヒンドゥークシュ山脈の最もギリシア側、すなわち「パミール地方」についても、アリストテレスの知識の中に充分あったものと考えられます。実はこのパミールというのがアレキサンダー東征の大きな意味合いを持つと思われるのです。

     実際、アレキサンダーの遠征経路は最後にパミールに達しそこで終わっています。「最果てのアレキサンドリア」と言われる最後の市街建設もその地でなされたのです。
     実はアレキサンダーの奇妙な遠征ルートでは、単なる征服欲に基づく進路決定のように見せかけていて、実は別の目的意識が働いていた節があります。遠征に際して軍隊だけでなく多くの学者を同行させているのも、その隠れた目的の為ではないでしょうか。
     そう考えると、アレキサンダーは定説のように部下たちが弱音を吐いたために進軍を途中で諦めた、と言うよりは、むしろ目指すべきところを目指して達成したから帰途についたと考えられないでしょうか。その目指すべき所というのは最果てのアレキサンドリアが建設されたパミールです。
     だとしたらアレキサンダーはパミールに何を求めたのでしょうか。

     このアレキサンダーとパミールの繋がりは後々考察に重要な位置を占めてきますので、少しここでパミールについておさらいしておきたいと思います。

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  121. 自然学小論集とは - goo Wikipedia (ウィキペディア)

    以下の7つの小論群から成る[1]。

    『感覚と感覚されるものについて』(希: Περὶ αἰσθήσεως καὶ αἰσθητῶν、羅: De sensu et sensibilibus、英: Sense and Sensibilia)
    『記憶と想起について』(希: Περί μνήμης και αναμνήσεως、羅: De memoria et reminiscentia、英:On Memory and Reminiscence)
    『睡眠と覚醒について』(希: Περὶ ύπνου και εγρηγόρσεως、羅: De somno et vigilia、英: On Sleep and Sleeplessness)
    『夢について』(希: Περὶ ἐνυπνίων、羅: De insomniis、英: On Dreams)
    『夢占いについて』(希: Περὶ τῆς καθ᾽ ὕπνον μαντικῆς、羅: De divinatione per somnum、英: On Divination in Sleep)
    『長命と短命について』(希: Περὶ μακροβιότητος καὶ βραχυβιότητος、羅: De longitudine et brevitate vitae、英: On Length and Shortness of Life)
    『青年と老年について、生と死について、呼吸について』(希: Περὶ νεότητος καὶ γήρως, καὶ ζωῆς καὶ θανάτου, καὶ ἀναπνοῆς、羅: De Juventute et Senectute, De Vita et Morte, De Respiratione、英: On Youth, Old Age, Life and Death, and Respiration)
    内容[編集]
    この節の加筆が望まれています。
    日本語訳[編集]
    『アリストテレス全集 6』 山本光雄、副島民雄訳、岩波書店
    脚注・出典[編集]
    ^ 『アリストテレス全集 6』岩波書店のように、最後の『青年と~』の『呼吸について』の部分を分割して、8つにしたものもある。

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  122. yoji さんは書きました...
     ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
    |上|             | |『命題論1』   ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書1』 ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書1』 ン=具 |
    | |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
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    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
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    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について6」     | |『詩学17』       |
    | |「呼吸について6」他   | |             |
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      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、
    ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に第一実体という個々の個体についての考察があるのだ。
    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。
    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。

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  123.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
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    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
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    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
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      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、
    ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。
    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。
    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。

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  124.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
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    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
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    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について6」     | |『詩学17』       |
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      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、
    ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。

    第一実体(個々の個体)=  第二質料
    第二実体(類、種)=四元素、第一質料

    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。
    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。

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  125. アリストテレスの形而上学:質料と形相 - 知の快楽 - 東京を描く
    アリストテレス自身はそれを第一哲学と呼んだのであるが、後世の人々は「形而上学」と 呼んで来たのである。 アリストテレスの存在論は、師プラトンのイデア論との対決 を通じて、普遍的な存在と個別的実体との新たな相互関係の中で、イデア的なものを 位置づけなおす ... アルストテレスにとって、存在全体としての世界は、形相を含まぬ第 一質料を最下層とし、質料を含まぬ純粋形相を頂点とする、ピラミッド型の階層秩序を なしている。
    philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html - キャッシュ



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         実体

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  126. アリストテレスの形而上学:質料と形相 - 知の快楽 - 東京を描く
    アリストテレス自身はそれを第一哲学と呼んだのであるが、後世の人々は「形而上学」と 呼んで来たのである。 アリストテレスの存在論は、師プラトンのイデア論との対決 を通じて、普遍的な存在と個別的実体との新たな相互関係の中で、イデア的なものを 位置づけなおす ... アルストテレスにとって、存在全体としての世界は、形相を含まぬ第 一質料を最下層とし、質料を含まぬ純粋形相を頂点とする、ピラミッド型の階層秩序を なしている。
    philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html - キャッシュ


          形相
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  127. http://philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html
    アリストテレスにとって重要だったことは、個別的な事象と普遍的な存在とを、同一の平面において結びつけ総合することであった。

    アリストテレスによれば、普遍という名詞によって意味されるものは、多くの主語の述語となるようなものである。個体とはそのようには述語とならないものである。

    固有名詞によって意味されるものが「実体」であり、「人間」というような部類を現す名詞によって意味されるものが「普遍」である。実体とは「このもの」であり、普遍とは「のようなもの」である。普遍は現実の「このもの」ではなく、したがって実体とすることはできない。普遍名詞の意味するものが、固有名詞の意味するものに依存していて、その逆ではない。

    アリストテレスはいう。「いかなる普遍的名詞も、実体の名称であることは不可能だと思われる。なぜなら・・・それぞれのものの実体は、それ独特のものであり、他のいかなるものにも属さないからである。しかし普遍は公共的である。なぜなら一つ以上のものに属するものが普遍と呼ばれるからである。」

    アリストテレスはこのように解釈することで、「普遍」つまり「イデア」の実体性を否定し、それを論理的な言明のうちに移し変えてしまう。このようにして、普遍は論理的な思考の一環として位置づけされ、論理学という同じ平面の中で、個別的存在と関連付けられるに至ったのである。

    したがって、アリストテレスの形而上学は、論理学と分かちがたく結びついている。

    普遍と個別的実体との関係と並んで、アリストテレスの形而上学の主要な思想となっているのは、質料と形相に関する説である。

    たとえば大理石の像を例に取ると、大理石はその像の質料であり、像があらわす形は形相である。大理石はそれのみによっては単に石の塊に過ぎない。石工がそれに形相を付与することによって、始めて具体の像となる。だがその像は質料としての石を離れては存在し得ない。このように、アリストテレスは個別の実体の中に、質料と形相という一対の概念を持ち込むことによって、具体的存在者の本質をめぐる論議に道を開いた。

    本質とは、それを除外しては物事が当の物事でなくなるようなものである。では物事を物事たらしめているのは何か。アリストテレスは、形相こそそれなのだという。質料はそれ自身では何にでもなりうるが、現実には何でもないものである。それを何者かに生成させるのは形相である。だから形相こそが個別的存在をそのものとしてあらしめる本質なのである。こうアリストテレスは推論した。

    何者でもなく、また何者にもなりうる可能性を備えたものは、可能態(デュナミス)であるとされる。質料に形相が付与されてある特定のものが生成したとき、それは現実態(エネルゲイアあるいはエンテレケイア)の状態にあるとされる。このように物事の生成とは、デュナミスからエネルゲイアへの移行ととらえられる。

    質料と形相とは互いに相容れないものではない。特定の質料と特定の形相とが結びついてあるものが出来上がるとしても、そのあるものがまた別のあるものの素材となることもある。この場合には、はじめのものの形相が、次のものにとっては質料となる。このように、形相は、下位のものから上位のものにむかっての階層をなしてもいる。しかして純粋な形相は質料を持たぬ本質、つまり純粋概念だということになる。

    ところでアリストテレスは、魂は肉体の形相だと考えた。魂は人間の肉体をして、一つの有機体としての人間たらしめるための本質を付与するものなのだ。だがその魂も、理性に対しては質料となる。アルストテレスにとって、存在全体としての世界は、形相を含まぬ第一質料を最下層とし、質料を含まぬ純粋形相を頂点とする、ピラミッド型の階層秩序をなしている。しかしてその頂点に位置するのは神なのであった。

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  128. アリストテレスの形而上学:質料と形相 - 知の快楽 - 東京を描く
    アリストテレス自身はそれを第一哲学と呼んだのであるが、後世の人々は「形而上学」と 呼んで来たのである。 アリストテレスの存在論は、師プラトンのイデア論との対決 を通じて、普遍的な存在と個別的実体との新たな相互関係の中で、イデア的なものを 位置づけなおす ... アルストテレスにとって、存在全体としての世界は、形相を含まぬ第 一質料を最下層とし、質料を含まぬ純粋形相を頂点とする、ピラミッド型の階層秩序を なしている。
    philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html - キャッシュ

          神
          形相
        質料
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        形而上学
     \   /\  /
     自然学/  論理学
       /\  /\
     (医学)\/政治学、詩学
      

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  129.       神
          形相
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  130.       神
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     (医学)\/政治学、詩学
      

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  131. 結論としては形而上学=メタフィジカルなものを先におくべきだ。
    そこだけハイデガーは正しい。

    個々の個体が第一実体であることを忘れなければであるが。

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  132. ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

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  133.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
    |上|             | |『命題論1』   ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書1』 ノ 道 |
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    | |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
    | |_____________| |『政治学15』      |
    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について6」     | |『詩学17』       |
    | |「呼吸について6」他   | |             |
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      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、
    ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。

    第一実体(個々の個体)=  第二質料
    第二実体(類、種)=四元素、第一質料

    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。
    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。


          神
          形相
        質料
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     (医学)\/政治学、詩学
      
    結論としては形而上学=メタフィジカルなものを先におくべきだ。
    そこだけハイデガーは正しい。ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

    個々の個体が第一実体であることを忘れなければであるが。




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  134.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
    |上|             | |『命題論1』   ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書1』 ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書1』 ン=具 |
    | |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
    | |_____________| |『政治学15』      |
    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について6」     | |『詩学17』       |
    | |「呼吸について6」他   | |             |
    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。
    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。

    第一実体(個々の個体)=  第二質料
    第二実体(類、種)=四元素、第一質料

    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。


          神
          形相
        質料
         /\
       \/  \/
       /\  /\
         \/
         実体
      
        形而上学
      \  /\  /
      自然学  論理学
       /\  /\
     (医学)\/政治学、詩学
      
    結論としては形而上学=メタフィジカルなものを先におくべきだ。
    そこだけハイデガーは正しい。ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

    個々の個体が第一実体であることを忘れなければであるが。




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  135. http://philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html
    アリストテレスの形而上学:質料と形相



    形而上学という言葉は、西洋哲学の長い歴史の中でさまざまな衣をかぶせられ、実に曖昧な意味に覆われてしまった。時にはこの世の秩序を越えた天上界のことを研究する学問という風にも解釈される。しかし、もともとこの言葉の元になったアリストテレスの著作は名称を持たなかったし、アリストテレスの著作を整理して名称を付した者にとっても、形式的な意味しか持たなかったのである。

    アリストテレスの著作「形而上学」は、アンドロニコスによって分類整理された際、自然学の後におかれた。そこから「メタ・タ・フュジカ(自然学の後に)」と名付けられた。この言葉が転用されてメタフィジカとなり、この書物の中で展開されている思想を表す言葉となったのである。

    「形而上学」がカバーしている知の領域は広範なものにわたるが、最も重要な部分は、存在としての存在を研究するところにある。存在を研究する学問には、自然や人間社会など特定の存在領域に関する個別の学問があるが、それらを超えて、存在を存在たらしめる究極の根本原理に関する学問があらねばならぬ。アリストテレス自身はそれを第一哲学と呼んだのであるが、後世の人々は「形而上学」と呼んで来たのである。

    アリストテレスの存在論は、師プラトンのイデア論との対決を通じて、普遍的な存在と個別的実体との新たな相互関係の中で、イデア的なものを位置づけなおすところに、本質的な意義を有している。

    プラトンは、ソクラテスに倣って個別的な事象から出発しながらも、その背後に見出したとする普遍的な概念をイデアと名付け、それに実体としての存在性を付与した。こうして、真の存在としてのイデアと、仮象としての現象界とを対立させ、その間に越えることのできない溝を設けることによって二元論の袋小路に陥った。そうアリストテレスはプラトンのディレンマを総括する。

    アリストテレスにとって重要だったことは、個別的な事象と普遍的な存在とを、同一の平面において結びつけ総合することであった。

    アリストテレスによれば、普遍という名詞によって意味されるものは、多くの主語の述語となるようなものである。個体とはそのようには述語とならないものである。

    固有名詞によって意味されるものが「実体」であり、「人間」というような部類を現す名詞によって意味されるものが「普遍」である。実体とは「このもの」であり、普遍とは「のようなもの」である。普遍は現実の「このもの」ではなく、したがって実体とすることはできない。普遍名詞の意味するものが、固有名詞の意味するものに依存していて、その逆ではない。

    アリストテレスはいう。「いかなる普遍的名詞も、実体の名称であることは不可能だと思われる。なぜなら・・・それぞれのものの実体は、それ独特のものであり、他のいかなるものにも属さないからである。しかし普遍は公共的である。なぜなら一つ以上のものに属するものが普遍と呼ばれるからである。」

    アリストテレスはこのように解釈することで、「普遍」つまり「イデア」の実体性を否定し、それを論理的な言明のうちに移し変えてしまう。このようにして、普遍は論理的な思考の一環として位置づけされ、論理学という同じ平面の中で、個別的存在と関連付けられるに至ったのである。

    したがって、アリストテレスの形而上学は、論理学と分かちがたく結びついている。

    普遍と個別的実体との関係と並んで、アリストテレスの形而上学の主要な思想となっているのは、質料と形相に関する説である。

    たとえば大理石の像を例に取ると、大理石はその像の質料であり、像があらわす形は形相である。大理石はそれのみによっては単に石の塊に過ぎない。石工がそれに形相を付与することによって、始めて具体の像となる。だがその像は質料としての石を離れては存在し得ない。このように、アリストテレスは個別の実体の中に、質料と形相という一対の概念を持ち込むことによって、具体的存在者の本質をめぐる論議に道を開いた。

    本質とは、それを除外しては物事が当の物事でなくなるようなものである。では物事を物事たらしめているのは何か。アリストテレスは、形相こそそれなのだという。質料はそれ自身では何にでもなりうるが、現実には何でもないものである。それを何者かに生成させるのは形相である。だから形相こそが個別的存在をそのものとしてあらしめる本質なのである。こうアリストテレスは推論した。

    何者でもなく、また何者にもなりうる可能性を備えたものは、可能態(デュナミス)であるとされる。質料に形相が付与されてある特定のものが生成したとき、それは現実態(エネルゲイアあるいはエンテレケイア)の状態にあるとされる。このように物事の生成とは、デュナミスからエネルゲイアへの移行ととらえられる。

    質料と形相とは互いに相容れないものではない。特定の質料と特定の形相とが結びついてあるものが出来上がるとしても、そのあるものがまた別のあるものの素材となることもある。この場合には、はじめのものの形相が、次のものにとっては質料となる。このように、形相は、下位のものから上位のものにむかっての階層をなしてもいる。しかして純粋な形相は質料を持たぬ本質、つまり純粋概念だということになる。

    ところでアリストテレスは、魂は肉体の形相だと考えた。魂は人間の肉体をして、一つの有機体としての人間たらしめるための本質を付与するものなのだ。だがその魂も、理性に対しては質料となる。アルストテレスにとって、存在全体としての世界は、形相を含まぬ第一質料を最下層とし、質料を含まぬ純粋形相を頂点とする、ピラミッド型の階層秩序をなしている。しかしてその頂点に位置するのは神なのであった。

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  136.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
    |上|             | |『命題論1』   ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書1』 ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書1』 ン=具 |
    | |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
    | |_____________| |『政治学15』      |
    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
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      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。
    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。

    第一実体(個々の個体)=  第二質料
    第二実体(類、種)=四元素、第一質料

    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。


          神
          形相
        質料
         /\
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        形而上学
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      自然学  論理学
       /\  /\
     (医学)\/政治学、詩学
      
    結論としては形而上学=メタ(言語の意味は「後」だが)フィジカルなものを先におくべきだ。
    そこだけハイデガーは正しい。ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

    個々の個体が第一実体であることを忘れなければであるが。




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  137.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
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    |学|             |理|『分析論前書1』 ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書1』 ン=具 |
    | |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
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    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
    | |_____________| |『政治学15』      |
    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について6」     | |『詩学17』       |
    | |「呼吸について6」他   | |             |
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      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。
    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。
     参考:http://philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html

    第二実体(類、種)     第一質料(四元素)
    第一実体(個々の個体)   第二質料

    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。


          神
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     (医学)\/政治学、詩学
      
    再度強調すると、結論としては形而上学=メタ(言語の意味は「後」だが)フィジカルなものを先におくべきだ。
    そこだけハイデガーは正しい。ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

    個々の個体が第一実体であることを忘れない限りではあるが。

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  138.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
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    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
    | |_____________| |『政治学15』      |
    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について6」     | |『詩学17』       |
    | |「呼吸について6」他   | |             |
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      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。
    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。
     参考:http://philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html

    第一質料(四元素)   第二実体(類、種)     
    第二質料        第一実体(個々の個体)   

    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。


          神
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     (医学)\/政治学、詩学
      
    再度強調すると、結論としては形而上学=メタ(言語の意味は「後」だが)フィジカルなものを先におくべきだ。
    そこだけハイデガーは正しい。ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

    個々の個体が第一実体であることを忘れない限りではあるが。

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  139.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
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      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。
    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。論理学はそうした思考の技術的な側面をカバーする。
     参考:http://philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html

    第一質料(四元素)   第二実体(類、種)     
    第二質料        第一実体(個々の個体)   

    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。


          神
          形相
        質料
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     (医学)\/政治学、詩学
      
    再度強調すると、結論としては形而上学=メタ(言語の意味は「後」だが)フィジカルなものを先におくべきだ。
    そこだけハイデガーは正しい。ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

    個々の個体が第一実体であることを忘れない限りではあるが。

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  140.   形而上学
         \
          \論理学
          /  |
         /   |
      自然学    |
          実践哲学

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  141.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
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    | |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
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    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について6」     | |『詩学17』       |
    | |「呼吸について6」他   | |             |
    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。
    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。論理学はそうした思考の技術的な側面をカバーする。

      形而上学
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          \論理学
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      自然学    |
          実践哲学

     参考:http://philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html

    第一質料(四元素)   第二実体(類、種)     
    第二質料        第一実体(個々の個体)   

    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。


          神
          形相
        質料
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     (医学)\/政治学、詩学
      
    再度強調すると、結論としては形而上学=メタ(言語の意味は「後」だが)フィジカルなものを先におくべきだ。
    そこだけハイデガーは正しい。ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

    個々の個体が第一実体であることを忘れない限りではあるが。

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  142.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
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    | |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
    | |_____________| |『政治学15』      |
    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について6」     | |『詩学17』       |
    | |「呼吸について6」他   | |             |
    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。
    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。論理学はそうした思考の技術的な側面をカバーする。

     形而上学
       |
       |___論理学
       |     |
       |     |
      自然学    |
          実践哲学

     参考:http://philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html

    第一質料(四元素)   第二実体(類、種)     
    第二質料        第一実体(個々の個体)   

    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。

          神
          形相
        質料
         /\
       \/  \/
       /\  /\
         \/
         実体
      
        形而上学
      \  /\  /
      自然学  論理学
       /\  /\
     (医学)\/政治学、詩学
      
    再度強調すると、結論としては形而上学=メタ(言語の意味は「後」だが)フィジカルなものを先におくべきだ。
    そこだけハイデガーは正しい。ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

    個々の個体が第一実体であることを忘れない限りではあるが。

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  143.   形而上学
         \
          \論理学
          / |
         /  |
      自然学   |
          実践哲学

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  144.   形而上学
       | \
       |  \論理学
       |  / |
       | /  |
      自然学   |
          実践哲学

      形而上学
        |\
        | \論理学
        | / |
        |/  |
      自然学   |
          実践哲学

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  145. アリストテレスの体系

     ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
    |上|             | |『命題論1』   ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書1』 ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書1』 ン=具 |
    | |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
    | |_____________| |『政治学15』      |
    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について6」     | |『詩学17』       |
    | |「呼吸について6」他   | |             |
    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。
    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。論理学はそうした思考の技術的な側面をカバーする。

      形而上学
        |\
        | \論理学
        | / |
        |/  |
      自然学   |
          実践哲学

     参考:http://philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html

    第一質料(四元素)   第二実体(類、種)     
    第二質料        第一実体(個々の個体)   

    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。

          神
          形相
        質料
         /\
       \/  \/
       /\  /\
         \/
         実体
      
        形而上学
      \  /\  /
      自然学  論理学
       /\  /\
     (医学)\/政治学、詩学
      
    再度強調すると、結論としては形而上学=メタ(言語の意味は「後」だが)フィジカルなものを先におくべきだ。
    そこだけハイデガーは正しい。ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

    個々の個体が第一実体であることを忘れない限りではあるが。

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  146.   形而上学
        |\
        | \論理学
        | / |
        |/  |
      自然学 実践哲学
            制作

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  147.   形而上学
        |\
        | \論理学
        | / |
        |/  |
      自然学 実践哲学
          制作

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  148.   形而上学
        |\
        | \論理学
        | / |
        |/  |
      自然学  実践哲学
           制作

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  149.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
    |上|             | |『命題論1』   ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書1』 ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書1』 ン=具 |
    | |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
    | |_____________| |『政治学15』      |
    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について6」     | |             |
    | |「呼吸について6」他   | |『詩学17』       |
    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。
    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。論理学はそうした思考の技術的な側面をカバーする。

      形而上学
        |\
        | \論理学
        | / |
        |/  |
      自然学 実践哲学
          制作

     参考:http://philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html

    第一質料(四元素)   第二実体(類、種)     
    第二質料        第一実体(個々の個体)   

    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。

          神
          形相
        質料
         /\
       \/  \/
       /\  /\
         \/
         実体
      
        形而上学
      \  /\  /
      自然学  論理学
       /\  /\
     (医学)\/政治学、詩学
      
    再度強調すると、結論としては形而上学=メタ(言語の意味は「後」だが)フィジカルなものを先におくべきだ。
    そこだけハイデガーは正しい。ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

    個々の個体〜現象(形態)〜が第一実体であることを忘れない限りではあるが。



    アリストテレスの自然研究の方法論、順序。

    現象(形態)、原因、
    生成(生殖7、心理学8,9)
    (『動物部分論』より)


    有血動物 enaima 3
    1人類1
    2胎生四足類2,6
    3卵生四足類2,6
    4鳥類2,6
    5魚類2,6
    (足の数で分類)


    無血動物 anaima
    1軟体類4
    2軟殻類4
    3有節類4,5
    4殻皮類4,5
    5最下等の植物に近い動物4

    (『動物誌』解説より、1~6/10の概要)

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  150. アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

             2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |           ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)  
          _____|_____            hypokeimenon
         |     |     |     ウーシア  ousia  実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス  eidos  形相(概念)「銀杯」 
         |    /|     |     モルフェー morphe 形 (形式) 
         |   / |     |       
          \_/_ | ___/      
           /  |||
    4.テロス /   |||
      telos  / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」




    アリストテレスの存在論:
    (「銀杯」を例にした。)

           2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |     ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)     
          _____|_____hypokeimenon
         |     |     | ウーシア ousia 実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス eidos 形相(概念)「銀杯」
         |    /|     |       モルフェー morphe 形(形式) 
         |   / |     |
          \_/_ | ___/
           /  |||
     telos/   |||
    4.テロス/   / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

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  151.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
    |上|             | |『命題論1』   ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書1』 ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書1』 ン=具 |
    | |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア14』@|
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
    | |_____________| |『政治学15』      |
    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について6」     | |             |
    | |「呼吸について6」他   | |『詩学17』       |
    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)
      @『マグナ・モラリア』=『大道徳学』

    全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。
    形而上学、カテゴリー論の位置づけが重要なので、ヘーゲルよりもカント体系と対比するとよい。
    形而上学は自然学の次にくるというより前にあると考える方がいい。四元素という第一質料の前に個々の個体という第一実体についての考察があるのだ。論理学はそうした思考の技術的な側面をカバーする。

      形而上学
        |\
        | \論理学
        | / |
        |/  |
      自然学 実践哲学
          制作

     参考:http://philosophy.hix05.com/Aristotle/aristotle02.metaphisics.html

    第一質料(四元素)   第二実体(類、種)     
    第二質料        第一実体(個々の個体)   

    変則的だが図は右が思惟、左が延長と考えてもいい。

          神
          形相
        質料
         /\
       \/  \/
       /\  /\
         \/
         実体
      
        形而上学
      \  /\  /
      自然学  論理学
       /\  /\
     (医学)\/政治学、詩学
      
    再度強調すると、結論としては形而上学=メタ(言語の意味は「後」だが)フィジカルなものを先におくべきだ。
    そこだけハイデガーは正しい。ヘーゲル体系も「有論」が先にある。

    個々の概念としての個体〜現象(形態)〜が第一実体であることを忘れない限りではあるが。


    参考、
    アリストテレスの存在論:(「銀杯」を例にした。)

             2.ヒュレー hyle 質料(素材 )「銀」
               |
               |           ヒュポケイメノン基体(基に措かれたもの)  
          _____|_____            hypokeimenon
         |     |     |     ウーシア  ousia  実体(本質存在)
         |     |     |___1.エイドス  eidos  形相(概念)「銀杯」 
         |    /|     |     モルフェー morphe 形 (形式) 
         |   / |     |       
          \_/_ | ___/      
           /  |||
    4.テロス /   |||
      telos  / | \   
      目的因  _/  |  \_ 
      「飲む」|____|____|
               |
             3.アルケー arche 始動因「職人」

    図は以下を改変
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/chalice.gif
    http://www2.hawaii.edu/~zuern/demo/heidegger/guide2.html

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  152. http://yojiseki.exblog.jp/9505123/
    セフィロトの樹(Sephirothic tree) 
              1ケテル王冠
             /||\   ケテル、コクマー、ビナーからなる三角形は、
            //||\\  至高の三角形、ロゴスの三角形と呼ばれる。
           // || \\
          //  ||  \\
         //   ||   \\
     ビナー//____|______\
     理解3 ____________2コクマー知恵
       ||\\   ◯知識  //||
       ||_\\__|ダアト//_||
     峻厳5 ____________4ケセド慈悲
    ゲブラー|\\_\\||//_//||  ケセド、ゲブラー、ティファレトからなる三角形は、
       ||  \_\6美/_/  ||  倫理的三角形と呼ばれる。
       ||    /ティファレト ||           
       ||   //||\\   ||
       ||  // || \\  ||
       || //  ||  \\ ||
       ||//___|____\\||
     栄光8 ____________7勝利ネツァク
     ホド \\\_\ ||_/_///  ネツァク、ホド、イェソドからなる三角形は、
         \\ \_9基礎/ //   星幽的(アストラル)三角形、魔術的三角形と呼ばれる。
          \\  イェソド//
           \\ || //
            \\||//
             \||/    
             10王国マルクト

    ビナー、
    ゲブラー、
    ホドからなる左の柱は峻厳の柱と呼ばれる。
                       コクマー、
                       ケセド、
                       ネツァクからなる右の柱は慈悲の柱と呼ばれる。
               ケテル、
               ティファレト、
               イェソド、
               マルクトからなる中央の柱は均衡の柱と呼ばれる。

      ◯ダアト(Daath、知識と訳される)
       隠れたセフィラ。ダートと表記されることもある。通常、知識と訳される。
       他のセフィラとは次元が異なる。
       ダアトは生命の樹の深淵の上に存在する。隠された意味は悟り、気づき、
       神が普遍的な物に隠し賢い者は試練として見つけようとした「神の真意」という意味である。

    http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/62/TreeOfLife.svg/360px-TreeOfLife
    .svg.png
    http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/62/TreeOfLife.svg
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E5%91%BD%E3%81%AE%E6%A8%B9#.E3.82.
    BB.E3.83.95.E3.82.A3.E3.83.AD.E3.83.88.E3.81.AE.E6.A8.B9
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7
    %94%9F%E5%91%BD%E3%81%AE%E6%A8%B9

    (樹木ではなく、座禅を組んだ?人体とのアナロジーで説明されることもある。その際、右脳左脳の区別は明瞭である。)


    追記:
    学術的には信憑性はないが、タロットとの対応。


    * アレフ (ケテル → コクマー)愚者
    * ベート (ケテル → ビナー)魔術師
    * ギーメル (ケテル → ティファレト)女教皇
    * ダレット (コクマー → ビナー)女帝
    * ヘー (コクマー → ティファレト)皇帝
    * ヴァヴ (コクマー → ケセド)教皇
    * ザイン (ビナー → ティファレト)恋人
    * ヘット (ビナー → ゲブラー)戦車
    * テット (ケセド → ゲブラー)力
    * ヨッド (ケセド → ティファレト)隠者
    * カフ (ケセド → ネツァク)運命の輪
    * ラメド (ゲブラー → ティファレト)正義
    * メム (ゲブラー → ホド)吊るされた男
    * ヌン (ティファレト → ネツァク)死神
    * サメフ (ティファレト → イェソド)節制
    * アイン (ティファレト → ホド)悪魔
    * ペー (ネツァク → ホド)塔
    * ツァディー (ネツァク → イェソド)星
    * コフ (ネツァク → マルクト)月
    * レーシュ (ホド → イェソド)太陽
    * シン (ホド → マルクト)審判
    * タヴ (イェソド → マルクト)世界

              1ケテル王冠
             /||\   ケテル、コクマー、ビナーからなる三角形は、
            //||\\  至高の三角形、ロゴスの三角形と呼ばれる。
           // || \\
          魔術師 ||  愚者
         //  女教皇   \\
     ビナー//____|______\
     理解3 __女帝________2コクマー知恵
      戦車|\\  (◯知識) 皇帝|教皇
       ||_恋人__|ダアト//_||
     峻厳5 ____力_______4ケセド慈悲
    ゲブラー|\正義\\||//隠者/||  ケセド、ゲブラー、ティファレトからなる三角形は、
       ||  \_\6美/_/  ||  倫理的三角形と呼ばれる。
       ||    /ティファレト ||           
    吊るされた男  //||\\   運命の輪
       ||  悪魔 || 死神  ||
       || //  節制  \\ ||
       ||//___|____\\||
     栄光8 _______塔____7勝利ネツァク
     ホド \\\太陽 ||_/星///  ネツァク、ホド、イェソドからなる三角形は、
         \\ \_9基礎/ //   星幽的(アストラル)三角形、魔術的三角形と呼ばれる。
          審判  イェソド//
           \\ || /月
            \\世界//
             \||/    
             10王国マルクト

    7:36 午後
    yoji said...

    返信削除
  153. アリストテレスにせよライプニッツにせよ、
    スピノザの体系が有効だ。

    返信削除

  154. http://ningyocho.blogspot.jp/2011/06/blog-post_28.html
    2011年6月28日火曜日
    世界初のオプション取引

    オプション取引の入門書等の冒頭において「オプションの歴史」としてよく持ち出されるストーリーがオリーブの搾油機の話です。これはオリーブの実を絞ってオリーブ油を作る機械です。

    ギリシャ文明ではタレスという哲学者がオリーブの豊作を予測して、豊作かどうか人々がわかる前に手付金を打ってオリーブ搾油機の使用権を予約しておきました。そしてタレスの予測は的中しオリーブは豊作。オリーブから油を絞るために搾油機は引っ張りだことなって彼は大儲けしたというストーリーです。そしてこれが一般に世界初のオプション取引であったという逸話になっているようです。

    細かい条件を付けるならば、この取引はタレスによる相対のコール・オプションの「買い」で、 1)搾油機の使用料は手付金を打った時点で決めてあった。:ストライク・プライス。2)収穫期までの契約だった。:エクスパイア。3)当時の搾油機は農家全員が所有しているわけでは無く普通の農家は搾油機を借りて油を絞っていた。4)オリーブが豊作であれば搾油するオリーブの実の量の増加に応じて搾油機の使用料は値上がりする。ということでしょうか。

    しかしよく考えてみれば手付金さえ払うような取引であれば何でもオプション性があるというような話ではありませんか。でも大儲けの話なので投資家をオプション取引に誘導するには良いストーリーと言えるでしょう。

     この逸話はアリストテレス(前384年 - 前322年)の書いた「政治学」の(1259a)というセクションからの引用です。このセクションは「財獲得術の実用面」と邦訳[1]されており、タレスによる財獲得の成功例として紹介されているものです。

     アリストテレスは財獲得術を家政術と商いの術の2つに別け、生活の必要以上に富を求める後者には否定的でした。従って貨幣そのものから財を得るようなマージンや利子に対しても「自然に反するもの」として良い顔はしていません。アリストテレスのこうした考え方は後の11世紀にスコラ学に結びつき、キリスト教会による利子徴収の禁止「徴利禁止問題」へと繋がっていきます。

     哲学者タレスは人々から彼は貧乏なのだから哲学(学問)などは何の役にも立たないと非難された時に、彼は普段から学んでいた天文学の知識を使って翌年のオリーブの豊作を予測しました。そして冬の間にわずかの手付金を支払ってその地域(ミトレスとキオス)にあるオリーブ搾油機を「借り占めて」おいたと言うものです。果たして彼の予想は当たりオリーブは豊作となり大儲けをするのですが、この話の趣旨は、もし望めばタレスは大金持ちにもなれるが、哲学者の関心はそこには無いということにありました。

    そしてこの財獲得術のポイントは手付金(オプション)で儲けたことではなく、「借り占め」にあります。もちろんわずかの資金で借り占めを実現したのは手付金のおかげですが、タレスは借り占めによってオリーブ搾油機の使用料を彼の望むようにコントロールできたのです。現代風にいえばファット・マージンなビジネスが出来たのです。

    アリストテレスが言いたかったことは「もしだれでも『専売』を自分のために工夫できるのであれば」つまり「独占供給状態を作り出せるのであれば大儲けができる」という点だったのです。
     現代の我々から見て違和感を覚えるのは、アリストテレスは利子所得や商人のマージンに対して否定的であるにもかかわらず、独占状態に関しても、手付金を支払うようなビジネスに対しても肯定的である点です。国家は歳入の補強のためこうした独占ビジネスを有する必要もあるとまで述べています。

    フィナンシャル・タイムズの記者であり作家であるジュリアン・テッドはJP モルガンのデリバティブ・チームを描いた愚者の黄金の中でこう書いています。
    「原始的な先物やオプション契約の例は、紀元前1750年のメソポタミアの粘土板にも見出せる[2]」これはつまり、手付金さえあれば大抵の場合は原始的なオプション契約と見做せるのです。 

    もし搾油機の持ち主が、豊作もあれば不作もある毎年の波の中でなんとかビジネスをやり繰りしていたのであれば、彼は大事な豊作の1年分をわずかな手付金欲しさに失ってしまったことになります。しかしそれでも平均的なストライク・プライスのレベルの使用料は入ってくるでしょうから致命的な被害ではなかったでしょう。これはカバード・コールです。

    しかしもしあなたが今年のオリーブは不作になるに決まっていると信じて搾油機を持ってもしないのにわずかな手付金欲しさに使用する権利だけをタレスに売っていたらどういうことになるでしょうか。これはネイキッド・コールの状態です。


    多分あなたはとんでもなく高値のついた搾油機を新たに資金を手当して購入しなければならないでしょう。オプションを単なる手付金と考えると理解しやすい側面もあると思います。渡す物もないのに手付金をもらわないこと、ネイキッド・コールは絶対にやらないことです。もっと言えばカバード、ネイキッドにかかわらずオプションの入門書ではオプションの売りは当面の禁止事項として徹底すべきだと私は思っています。

    [1]「政治学」アリストテレス、牛田徳子訳、西洋古典叢書 京都大学出版会 p37
    [2] P28

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  155. 【科学】ムペンバ効果 -お湯が水よりも早く凍る、その仕組みが明らかに
    1 :sin+sinφ ★:2013/11/05(火) 05:15:31.63 ID:???
    冷たい水と湯気の立ち上るお湯の両方を冷凍庫に入れると、お湯のほうが早く凍結する…
    一見すると何かの勘違いなのではないかとも思われるこの現象は、
    再発見者の名前をとってムペンバ効果と呼ばれています。
    このムペンバ効果、科学研究の対象とみなされ始めたのはごく最近ですが、
    経験的には千年以上も前から知られていたもので、
    古くは


    アリストテレスも著書 “Μετεωρολογικ?ν(Metereology,気象学)”


    でこの事に関する記述を残しています。

    今回、シンガポールにある南陽工科大学のXi Zhang氏らは、この不可思議なムペンバ効果が、
    水分子間に働く水素結合によるものだとする結果を、論文投稿サイト “arXiv(アーカイブ)” に公開しました。

    水素結合というのは、ある水分子の中の水素原子と、別の水分子の酸素原子の間で働く化学的な結合です。
    2つの分子の距離が十分に遠い状態ではこのような繋がりは発生しませんが、
    互いの距離が縮まってゆくと、徐々に強い相互作用を示すようになります。 
    この水素結合、水の物性に大きな影響を与えることで知られています。
    例えば、液体の温度を下げて固体にさせると、物理的には体積が減少するはずなのですが、
    氷では水よりも体積が大きくなります。
    また、水の密度はまだ液体状態にある4℃で最大になる(=氷よりもギュッと詰まっている)ことが知られていますが、
    これもまた他の物質にはほとんど見られない現象で、水素結合の影響によるものとされています。

    Xia氏らの説明は、以下のとおり。
    水の温度が上昇すると、水分子同士の距離が徐々に開いて水素結合の距離は広がってゆき、
    これに伴って共有結合(上図のH-O間の実線部分)の距離が縮まることで、結合エネルギーが増加してゆきます。
    ここから温度をどんどんと下げてゆくと、分子同士の距離は徐々に縮まってゆくのですが、
    同時に共有結合の距離も徐々に広がってゆきます。
    こうなると温度が高い時に共有結合に保存されたエネルギーは放出されることになるのですが、
    この時のエネルギー放出に伴う温度低下が、伝導や放射といった温度低下プロセスに上乗せされることで、冷却が加速されるとのことです。
    実際にXia氏らは、この温水の水分子に貯えられた「追加分」のエネルギーによる冷却効果を計算したところ、
    実験で得られた冷水に対する温水の冷却効率の差分に相当していることを確認したとしています。

    arXivは査読や審査のないプレプリントの論文のみを扱うサイトであるため、
    この結果が “真に” 学術的に認められたものであるかは(現時点では)議論が残るところですが、
    (データを真とするならば)論理的には筋が通っているように感じます。
    いずれにせよ、こうした身近な現象が未だに謎の残るテーマとして扱われているというのは何とも興味深いことですね。

    ソース:お湯が水よりも早く凍る、その仕組みが明らかに /ガジェット速報
    http://ggsoku.com/tech/mechanism-of-mpemba-effect-revealed/

    イメージ:
    ムペンバ効果の一例。0℃に達するのは水(青線)の方が早いが、凍結が始まるのはお湯(赤線)のほうが早い。
    http://ggsoku.com/wp-content/uploads/mpemba-effect-00.jpg
    図中の “O” と “H” の間の点線が水素結合。
    http://ggsoku.com/wp-content/uploads/hydrogen-bonding.jpg
    初期温度に対する緩和時間と、緩和時間に対する必要エネルギー。arXivより引用。
    http://ggsoku.com/wp-content/uploads/Mpemba-effect-01.png

    以上。一部割愛。

    参考:大槻先生はムペンバ効果に懐疑的だったようです。。
    2008年7月 第2回 【ムペンバ効果】 /大槻義彦のページ(ムペンバ効果に否定的です)
    http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/72_2893.html

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  156.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学』       |論|『カテゴリー論』 ル   |
    |上|             | |『命題論』    ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書』  ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書』  ン=具 |
    | |『自然学』        |学|『トピカ』    所   |
    | |   一部が『天について』| |『詭弁論駁論』  収   |
    |自|「生成消滅論」      |_|_____________|
    | |「気象論」☆       | |『ニコマコス倫理学』   |
    | |_____________|実|『大道徳学』       |
    | |『動物誌』        | |『エウデモス倫理学』   |
    |然|『動物部分論・動物運動論・|践|『美徳と悪徳について』  |
    | | 動物進行論』      | |_____________|
    | |『動物発生論』他     |哲|『アテナイ人の国制』   |
    | |_____________| |『政治学』        |
    |学|『霊魂論』        |学|『弁論術』        |
    | |「夢について」      | |『詩学』         |
    | |「呼吸について」他    | |             |
    |_|_____________|_|_____________|
      
    以下、気象論より

              火
         ____/||\____   
        |乾 _//||\\_ 熱|
        ||\\/ || \//||
        ||/\\ || //\||
        |// \\||// \\|
        /____\||/____\
       土 _____  _____ 空気
        \\   /||\   //         
        |\\ //||\\ //|
        ||\\/ || \\/||
        ||/\\_||_/\\||
        |冷__\\||//__湿|
             \||/    
              水

              火(IGNIS)
     siccus =乾            calidus=熱 


    土(TERRA)                  空気(AER)


     frigida =冷           humida=湿
              水(AQVA)

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  157.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学12』     |論|『カテゴリー論1』ル   |
    |上|             | |『命題論1』   ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書1』 ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書1』 ン=具 |
    | |『自然学3』       |学|『トピカ2』   所   |
    | |  一部が『天について4』| |『詭弁論駁論2』 収   |
    |自|「生成消滅論4」     |_|_____________|
    | |「気象論5」       | |『ニコマコス倫理学13』 |
    | |_____________|実|『大道徳学14』     |
    | |『動物誌7,8』     | |『エウデモス倫理学14』 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について14』|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論9』他    |哲|『アテナイ人の国制17』 |
    | |_____________| |『政治学15』      |
    |学|『霊魂論6』       |学|『弁論術16』      |
    | |「夢について6」     | |             |
    | |「呼吸について6」他   | |『詩学17』       |
    |_|_____________|_|_____________|
       全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。

    以下、気象論より

              火
         ____/||\____   
        |乾 _//||\\_ 熱|
        ||\\/ || \//||
        ||/\\ || //\||
        |// \\||// \\|
        /____\||/____\
       土 _____  _____ 空気
        \\   /||\   //         
        |\\ //||\\ //|
        ||\\/ || \\/||
        ||/\\_||_/\\||
        |冷__\\||//__湿|
             \||/    
              水

              火(IGNIS)
     siccus =乾            calidus=熱 


    土(TERRA)                  空気(AER)


     frigida =冷           humida=湿
              水(AQVA)

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  158.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学』12     |論|『カテゴリー論』1ル   |
    |上|             | |『命題論』1   ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書』1 ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書』1 ン=具 |
    | |『自然学』3       |学|『トピカ』2   所   |
    | |  一部が『天について』4| |『詭弁論駁論』2 収   |
    |自|「生成消滅論」4     |_|_____________|
    | |「気象論」5       | |『ニコマコス倫理学』13 |
    | |_____________|実|『大道徳学』14     |
    | |『動物誌』7,8     | |『エウデモス倫理学』14 |
    |然|『動物部分論8動物運動論9|践|『美徳と悪徳について』14|
    | | 動物進行論9』     | |_____________|
    | |『動物発生論』9他    |哲|『アテナイ人の国制』17 |
    | |_____________| |『政治学』15      |
    |学|『霊魂論』6       |学|『弁論術』16      |
    | |「夢について」6     | |             |
    | |「呼吸について」6他   | |『詩学』17       |
    |_|_____________|_|_____________|
       全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。

    以下、気象論より

              火
         ____/||\____   
        |乾 _//||\\_ 熱|
        ||\\/ || \//||
        ||/\\ || //\||
        |// \\||// \\|
        /____\||/____\
       土 _____  _____ 空気
        \\   /||\   //         
        |\\ //||\\ //|
        ||\\/ || \\/||
        ||/\\_||_/\\||
        |冷__\\||//__湿|
             \||/    
              水

              火(IGNIS)
     siccus =乾            calidus=熱 


    土(TERRA)                  空気(AER)


     frigida =冷           humida=湿
              水(AQVA)

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  159.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学』12     |論|『カテゴリー論』1ル   |
    |上|             | |『命題論』1   ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書』1 ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書』1 ン=具 |
    | |『自然学』3       |学|『トピカ』2   所   |
    | |  一部が『天について』4| |『詭弁論駁論』2 収   |
    |自|「生成消滅論」4     |_|_____________|
    | |「気象論」5       | |『ニコマコス倫理学』13 |
    | |_____________|実|『大道徳学』14     |
    | |『動物誌』7,8     | |『エウデモス倫理学』14 |
    |然|『動物部分論』8『動物運動|践|『美徳と悪徳について』14|
    | |論』9『動物進行論』9  | |_____________|
    | |『動物発生論』9他    |哲|『アテナイ人の国制』17 |
    | |_____________| |『政治学』15      |
    |学|『霊魂論』6       |学|『弁論術』16      |
    | |「夢について」6     | |             |
    | |「呼吸について」6他   | |『詩学』17       |
    |_|_____________|_|_____________|
       全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。

    以下、気象論より

              火
         ____/||\____   
        |乾 _//||\\_ 熱|
        ||\\/ || \//||
        ||/\\ || //\||
        |// \\||// \\|
        /____\||/____\
       土 _____  _____ 空気
        \\   /||\   //         
        |\\ //||\\ //|
        ||\\/ || \\/||
        ||/\\_||_/\\||
        |冷__\\||//__湿|
             \||/    
              水

              火(IGNIS)
     siccus =乾            calidus=熱 


    土(TERRA)                  空気(AER)


     frigida =冷           humida=湿
              水(AQVA)

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  160.  ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学』12     |論|『カテゴリー論』1ル   |
    |上|             | |『命題論』1   ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書』1 ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書』1 ン=具 |
    | |『自然学』3       |学|『トピカ』2   所   |
    | |  一部が『天について』4| |『詭弁論駁論』2 収   |
    |自|「生成消滅論」4     |_|_____________|
    | |「気象論」5       | |『ニコマコス倫理学』13 |
    | |_____________|実|『大道徳学』14     |
    | |『動物誌』7,8     | |『エウデモス倫理学』14 |
    |然|『動物部分論』8『動物運動|践|『美徳と悪徳について』14|
    | | 論』9『動物進行論』9 | |_____________|
    | |『動物発生論』9他    |哲|『アテナイ人の国制』17 |
    | |_____________| |『政治学』15      |
    |学|『霊魂論』6       |学|『弁論術』16      |
    | |「夢について」6     | |             |
    | |「呼吸について」6他   | |『詩学』17       |
    |_|_____________|_|_____________|
       全角数字は旧版『アリストテレス全集』(1971岩波書店)巻数。

    以下、気象論より

              火
         ____/||\____   
        |乾 _//||\\_ 熱|
        ||\\/ || \//||
        ||/\\ || //\||
        |// \\||// \\|
        /____\||/____\
       土 _____  _____ 空気
        \\   /||\   //         
        |\\ //||\\ //|
        ||\\/ || \\/||
        ||/\\_||_/\\||
        |冷__\\||//__湿|
             \||/    
              水

              火(IGNIS)
     siccus =乾            calidus=熱 


    土(TERRA)                  空気(AER)


     frigida =冷           humida=湿
              水(AQVA)

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  161. アリストテレスの四元素図は厳密にはエンペドクレスのものだが、彼の論理学、自然学、形而上学を結ぶものとして重要だ。

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  162. http://www.geocities.jp/studia_patristica/philosophia9.htm

     アリストテレスの哲学の出発点は、プラトンのイデア論批判である。プラトンによると真実の世界は、生成変化する感覚界ではなく、理性によって捉えられる(想起される)時空を超えた永遠不変のイデア界であり、現実の世界(感覚界)は、このイデア界の模像(エイコーン)でしかなかった。この現実の机を例に取ると、現実の机は、永遠に存在する机のイデアを手本にし、無定形の材料(質料)から制作されたもので、机のイデアの単なる写しにすぎない。
     しかしながら、アリストテレスは、現実の世界とは別の所(青空の裏側)に、そのモデルとなったイデア界が存在するとは考えなかった。たとえばアリストテレスにとって、机のイデアは、この現実の机とは異なる場所にあるのではなく、まさにこの机に内在するものであった。机のイデアなるものは、個々の机とは別の所に存在するのではなく、個々の机を机たらしめる共通の本質として、まさに個々の机の中に存在するのである。
     このことを

    アリストテレスの使った術語で敷衍してみよう。地上にある一つひとつのものは、個物と呼ばれる。個物は、無定形の質料(ヒュレー)と、形相(エイドス)との合成体である。この形相は、個物の内に内在し、無定形な質料に形を与え(限定し)、個物を個物たらしめる或る普遍的な特徴すなわち本質である。たとえば、地上にある一つひとつの机という個物は、机を机たらしめている形相と木材との合成体である。形相は、個物を個物として成り立たせている点で、プラントンが想定するイデアと同じ働きをするが、その存在する場所が異なっている。


    http://www.geocities.jp/studia_patristica/philosophia9.htm
    アリストテレスの考える形相は、個物の内にあり、プラトンの想定するイデアは、
    天上界にある。アリストテレスは、いわばプラトンのイデアを天上の世界からこの
    地上の世界に引き下ろし、個物の中に内在させたと言ってもいいだろう。

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  163. お願いします!哲学の壁に挟まってます。 プラトン説とアリストテレス説...

    apacheboeingさん 2010/02/02 22:08:02
    お願いします!哲学の壁に挟まってます。
    プラトン説とアリストテレス説は両立するのでしょうか、しないのでしょうか?
    補足
    回答ありがとうございます。無知な私にもう少しだけ教えて下さい。プラトンとアリストテレスが言い残したこと、その違いを教えて下さい。
    回答数:3 閲覧数:553 お礼:知恵コイン0
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    a_lonely_bartenderさん 2010/02/03 15:42:48
    たしかにアリストテレスはプラトンのイデア論を批判しましたが、
    それを対立させるか、両立させるかは
    受け取る者によって、どちらも可能でしょう。

    基本的には、両者の考えは異なります。

    プラトンは、われわれの感覚的な経験を越えたところに、真の実在であるイデアを想定します。
    ポイントは、まずイデア自体が経験を越えたイデア界の存在物であるということです。
    もうひとつ、イデアは個々の物体に「分有」(共有って考えてもいいですよ)されることで、物体の本質を規定します。
    (大雑把に言うと、存在物かつ物体の本質)

    アリストテレスは、あくまでわれわれの経験の対象である物体(個物)の中に、ものの本質である形相があると言いました。
    彼が考える物体とは、質料(材料)と形相(設計図)の結合体です。
    (ようは、物体の本質)

    では、両者が融合された例をあげまししょう。
    それは中世スコラ哲学です。

    キリスト教では、最大の教父アウグスティヌスや、偽ディオニュシオス文書によって、その理論的支柱に長らく新プラトン主義が用いられてきました。
    それは「プラトンが今生きてたら間違いなくキリスト教徒になっただろう」とさえいわれるほどでした。

    特に、新プラトン主義の「流出論」はほとんどそのままキリスト教に取り込まれました。
    一者から知性的世界(イデア界)が、そしてそこから心や魂の世界(この段階は次の段階と混同されることもあります)が、さらに感覚的世界が必然的に上位原理から流れ出てきます。
    これがアウグスティヌスやボエティウスによって、神による創造の理論となりました。
    つまり神(一者)の内部にイデアがあり、そのイデアを範型にした被造物が創られる。
    そして、新プラトン主義においては、この流出の階梯をさかのぼり一者と合一することが哲学の目的であった。
    この一者をキリスト教の神に置き換えれば、キリスト教神学にとっても役立つことは自明です。

    一方で、アリストテレスはまずイスラム世界で研究がすすめられ、
    イブン・シーナー、イブン・ルシュド等によるアラビア語訳および注解を西洋世界は逆輸入しました。
    これを「12世紀ルネッサンス」言います。

    中世最大の学者であるトマス・アクィナスの議論は、トマス―アリストテレス主義と呼ばれ、
    「アリストテレスをキリスト者とした」ともいわれましたが、
    実際には、極端なアリストテレス主義であるラテン・アヴェロエス主義や、
    逆にアリストテレス哲学と神学とを厳密に区別しようとするボナヴェントゥラをはじめとするフランチェスコ会が対立しており、
    トマスはむしろドミニコ会士として中間的な立場をとっていました。

    たとえば、新プラトン主義的流出論による創造の説明は『神学大全』第一部において、また哲学と信仰によって神へと至るその階梯としてのキリストについては第三部において述べられています。

    また彼の存在論と個体化の原理はアリストテレスとプラトンの理論を合わせて用いています。
    被造物の存在については、質料(materia)と形相(forma)、あるいは存在(esse)と本質(essentia)の結合であるとし、アリストテレス哲学を踏襲しています。
    「人」という形相と、この世の質料とが結合してはじめて、「小沢太郎」という個物ができるのです。

    しかし、天使について説明するときには、プラトン的ともいえる理論を提出しています。
    天使は、質料から離れて存在する離存実体(substantia separataもしくはsubstantia immaterialis)なので、
    「ミカエル性」という種と、「ミカエル」という個物とは同一であるとされます。
    アリストテレスにおいては形相が単独で存在することは許されないので、天使については幾分プラトン的と言えます。
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    質問した人からのコメント2010/02/03 21:24:32
    本当に詳しい解説ありがとうございました!奥が深いですね。これからの参考にします。長文の凄さでBAとさせていただきます。他の投稿してくださった方々も本当にありがとうございました。

    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1036175785

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  164. http://www.geocities.jp/studia_patristica/philosophia9.htm
    アリストテレスの使った術語で敷衍してみよう。地上にある一つひとつのもの
    は、個物と呼ばれる。個物は、無定形の質料(ヒュレー)と、形相(エイドス)と
    の合成体である。この形相は、個物の内に内在し、無定形な質料に形を与え(限
    定し)、個物を個物たらしめる或る普遍的な特徴すなわち本質である。たとえば、
    地上にある一つひとつの机という個物は、机を机たらしめている形相と木材と
    の合成体である。形相は、個物を個物として成り立たせている点で、プラトン
    が想定するイデアと同じ働きをするが、その存在する場所が異なっている。

    アリストテレスの考える形相は、個物の内にあり、プラトンの想定するイデアは、
    天上界にある。アリストテレスは、いわばプラトンのイデアを天上の世界からこの
    地上の世界に引き下ろし、個物の中に内在させたと言ってもいいだろう。

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  165. アリストテレスの弁論術2:2~2:11は情念論の原型


    http://www.weblio.jp/wkpja/content/弁論術 (アリストテレス)
    構成
    全3巻から成る。

    第1巻 - 全15章
    第1章 - 序論 (技術としての弁論術)
    第2章 - 弁論術の定義
    第3章 - 弁論術の種類
    第4章 - 議会弁論
    第5章 - 幸福
    第6章 - 善いもの
    第7章 - より大いなる善・利益
    第8章 - 国制
    第9章 - 演説的弁論
    第10章 - 法定弁論
    第11章 - 快楽
    第12章 - 不正を成す者と被る者
    第13章 - 不正行為の分類
    第14章 - より大きな不正行為
    第15章 - 弁論術に本来属さない説得
    第2巻 - 全26章
    第1章 - 聞き手の心への働きかけ
    第2章 - 怒り
    第3章 - 温和
    第4章 - 友愛と憎しみ
    第5章 - 恐れと大胆さ
    第6章 - 恥と無恥
    第7章 - 親切と不親切
    第8章 - 哀れみ
    第9章 - 義憤
    第10章 - 妬み
    第11章 - 競争心
    第12章 - 年齢による性格1 - 青年
    第13章 - 年齢による性格2 - 老年
    第14章 - 年齢による性格3 - 壮年
    第15章 - 運による性格1 - 家柄の良さ
    第16章 - 運による性格2 - 富
    第17章 - 運による性格3 - 権力と幸運
    第18章 - 共通の論点1
    第19章 - 共通の論点2 - 各論
    第20章 - 共通の説得手段1 - 例証
    第21章 - 共通の説得手段2 - 格言
    第22章 - 共通の説得手段3 - 説得推論
    第23章 - 説得推論の論点
    第24章 - 見せかけの説得推論
    第25章 - 説得推論の反駁
    第26章 - 説得推論の注意事項
    第3巻 - 全19章
    第1章 - 第3巻の主題
    第2章 - 表現の優秀性
    第3章 - 生彩の無い表現
    第4章 - 譬え
    第5章 - 表現の良さ
    第6章 - 表現の重厚さ
    第7章 - 表現の適切さ
    第8章 - リズム
    第9章 - 文体表現の構成
    第10章 - 洗練された表現
    第11章 - 生き生きとした表現と、味のある表現
    第12章 - 表現方法の種類
    第13章 - 言論の部分
    第14章 - 序論
    第15章 - 抽象
    第16章 - 陳述
    第17章 - 説得(証拠立て)
    第18章 - 質問・答え、冗談
    第19章 - 結びについて

    脚注・出典

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  166. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/09/25 16:42 UTC 版)

    アリストテレスの著作
    論理学:
    オルガノン:
    範疇論 - 命題論
    分析論前書 - 分析論後書
    トピカ - 詭弁論駁論
    自然学:
    自然学 - 天体論
    生成消滅論 - 気象論
    霊魂論 - 自然学小論集
    動物誌
    動物部分論 - 動物運動論
    動物進行論 - 動物発生論
    形而上学:
    形而上学
    倫理学:
    ニコマコス倫理学
    大道徳学
    エウデモス倫理学
    政治学:
    政治学
    アテナイ人の国制
    その他:
    弁論術 - 詩学
    目次
    1 予備知識
    1.1 レトリックの意味
    1.2 弁証術(ディアレクティケー)と弁論術(レートリケー)
    2 構成
    3 内容
    3.1 巻別
    3.2 三種の弁論
    3.3 三種の説得手段
    4 日本語訳
    5 脚注・出典
    6 関連項目
    7 外部リンク
    予備知識
    レトリックの意味

    レトリック(レートリケー)は、現代日本においては「修辞学」と訳され、単に言葉を飾り立てるだけの技術ばかりが注目されがちだが、アテナイをはじめとする古代ギリシャにおける元々の意味は、議会、法廷、公衆の面前などにおいて、聴衆を魅了・説得する、あるいは押し切るための、実践的な「雄弁術」「弁論術」「説得術」であり、アリストテレスがこの書で論じているのも、まさにその意味でのレトリックである。

    なお、このレートリケー(弁論術)は、元々はシケリアの法廷弁論として発達したものであり[1]、その創始者・大成者は、コラクス及びその弟子のテイシアスとされる[2]。

    弁証術(ディアレクティケー)と弁論術(レートリケー)

    アリストテレスの師であるプラトンの弁論術(レートリケー)に対する批判的な見解は、『ゴルギアス』や『パイドロス』等で明瞭に述べられている。

    『ゴルギアス』においては、プラトンは弁論術(レートリケー)が、本来「人々の魂を善くする」ことを目的としているべき「政治術」の一部門である「司法・裁判の術」に寄生し、対象に対する知識・技術を持ち合わせないまま、人々の短絡的な「快」につけ込んで無知な人々を釣り、真実や魂を善くすることから彼らを遠ざけ、その目を覆い隠してしまうだけの、ただの「熟練の業」に過ぎず、醜く劣悪なもので、技術(テクネー)と呼べるようなものでもない、「化粧法」「料理法」「ソフィストの術」と並んで「迎合」(コラケイアー)と呼ぶべきものだとして批判している。

    『パイドロス』においても、プラトンは弁論術(レートリケー)が、対象についての真実を知らないまま、相手の魂を事物の真相から逸らして誘導していくことを目的とし、相手がどう考えるかばかりを追求していくだけの、「言論(ロゴス)の技術(テクネー)」と呼ぶに値しないものであると批判し、対照的に、定義・綜合・分析(分割)を備え、雑多な情報から対象のただ1つの本質的な相を導き出していける弁証術[3](弁証法、問答法、ディアレクティケー)こそが、真に「言論(ロゴス)の技術(テクネー)」と呼ぶに値するものであると述べている[4]。彼が対話篇で描く「弁論家・ソフィスト達を論破するソクラテス」というモチーフは、全てその「小手先の弁論術(レートリケー)に対する弁証術(ディアレクティケー)の優位」を表現するためのものである。

    (更にプラトンは、その弁証術(ディアレクティケー)を通じた真実の把握は、「並々ならぬ労苦」を伴うものであり、それがたかだか人間を説得するという「矮小な目的」の下になされるべきではなく、「神々の御心にかなうように」、すなわち「純粋に真実を恋い慕い、より善い魂を成就する[5]」という「大きな目的」の下になされるべきであると説き、弁論術(レートリケー)という構想そのものを拒絶・破棄している[6]。これが彼の考えた「哲学者」(愛知者、ピロソポス)像である。)


    それに対してアリストテレスは、プラトンのように「弁論術(レートリケー)そのものを拒絶・破棄する」ところまではいかず、弁論術(レートリケー)を弁証術(ディアレクティケー)と相通ずる技術(テクネー)として認めはしたものの、基本的な構えとしては上記のプラトンの考えを継承しており、従来の印象操作的・扇情的な部分ばかりが強調されてきた指南書を批判しつつ、それらとは一線を画し、説得推論(≒弁証術(ディアレクティケー))を技術の中心に据え、バランスがとれた形で弁論術(レートリケー)に関わる全体像を描き出し、秩序立てようと努めている[7]。

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  167. 「徳とは選択にかかわる性格の状態(ヘクシス・プロアイレティケー)なのであり,そ
    の本質はわれわれとの関係における中庸(メソテース)なのである,ということになる
    が,その場合の中庸とは,道理(ロゴス)によって,しかも思慮ある人が中庸を規定す
    るのに用いるであろうような道理によって規定されたものなのである 。」
    (『ニコマコス倫理学』,II-6, 1106b–1107a. 40)

    ここで行為に関わる選択的中庸とは,先のアリストテレスの問題設定からいうと,情
    念・感情をいかに導きいかに統御して,正しく美しい行為に帰結するか,それも習慣的・
    安定的に関連させ移行させるかに力点を置くものである。それがこの徳の定義の場面で
    は,中庸としてあらたに提起されているわけである。つまりそれが二つの情念の中間とい
    う直接的な意味での中庸でもあることは,次に続く章(第二巻第七章)で言及される)情念
    41))

    と徳・悪徳の「一覧表 」を見るとき,はっきりするであろう。情念を中庸において発揮
    すれば,徳・器量と評され,情念を過剰ないし不足において表出するとき悪徳と見なされ るわけである。『ニコマコス倫理学』の第二巻七章の記述を整理して「一覧表」化したも のを,ここに示しておこう。

           〈アリストテレスの中庸の徳・一覧表 〉

     項           不足         中間性・中庸    過剰
    恐れと平静       むこうみず      勇気        臆病
    快楽と苦痛(自分)   無感覚        節制        ふしだら
    財貨の供与と取得(小) さもしさ      (もの惜しみしない) しまりなさ
                           心の広さ 
    財貨の供与と取得(大) 卑小         豪気        俗悪と陳腐
    名誉と不名誉(大)   卑屈         高邁        虚栄
    名誉と不名誉(小)   功名心のない人    無名称       功名心のある人
    怒り          腑抜け        温和        怒りっぽい
    言葉と行為(真)    おとぼけ       真実        はったり
    言葉と行為・遊び(快) 野暮         機知        道化
    言葉と行為・生活(快) つむじ曲り・気難しや 情愛        御機嫌取り・胡麻すり
    情           恥知らず       恥を知る      引っ込み思案
    苦痛と快楽(他人)   人の悪い喜び     義憤        嫉み
    正義(第5巻)                全般的・特殊的正義


    『ニコマコス倫理学』II-7 から作成。訳語も藤江泰男氏のもの。
    http://ir.lib.sugiyama-u.ac.jp/dspace/handle/123456789/331

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  168. http://yojiseki.exblog.jp/7748670/


    参考:
    村田久行『ケアの思想と対人援助』 p65より、
    キューブラー・ロス『死ぬ瞬間("Stafes" of Dying)』におけるチャートとの比較。
                  死の先駆に関しては『存在と時間』#49-53参照。

        "Stafes" of Dyingと本来的な自己存在への移行表

     Stages    非 本 来 的       本 来 的
       of 
      Dying   空談 好奇心 曖昧性   沈黙 内省 決意性
       否認      @  @  @
       怒り      @  @  @
       取り引き       @  @      @  @
       抑鬱            @      @  @
       受容                   @  @  @

    返信削除
  169. 以下、村田久行『ケアの思想と対人援助』 p65より、
    キューブラー・ロス『死ぬ瞬間("Stafes" of Dying)』におけるチャートとの比較。
                  死の先駆に関しては『存在と時間』#49-53参照。

        "Stafes" of Dyingと本来的な自己存在への移行表

     Stages    非 本 来 的       本 来 的
       of 
      Dying   空談 好奇心 曖昧性   沈黙 内省 決意性
       否認      @  @  @
       怒り      @  @  @
       取り引き       @  @      @  @
       抑鬱            @      @  @
       受容                   @  @  @

    http://yojiseki.exblog.jp/7748670/

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  170. 以下、村田久行『ケアの思想と対人援助』 65頁より、
    キューブラー・ロス『死ぬ瞬間("Stafes" of Dying)』におけるチャートとの比較。
                  死の先駆に関しては『存在と時間』#49-53参照。

        "Stafes" of Dyingと本来的な自己存在への移行表

     Stages    非 本 来 的       本 来 的
       of 
      Dying   空談 好奇心 曖昧性   沈黙 内省 決意性
       否認      @  @  @
       怒り      @  @  @
       取り引き       @  @      @  @
       抑鬱            @      @  @
       受容                   @  @  @

    http://yojiseki.exblog.jp/7748670/

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  171.  エンペドクレスは科学や哲学というよりは、後の魔術や占星術などに大きな影響を与えた。
     世界が気火地水の四元素から成立ち、それらの離合集散の背後に愛と憎しみという物理的には説明が出来ない、それでいて誰もが共感の出来るものを仮定したため、容易に共感呪術になりえたからだ。
     世界が四つの元素からなるという思想自体は、古代ギリシャ人の、タレスに始まり、パルメニデスやヘラクレイトスに至る、万物のアルケーを説明する様々な議論のなかで展開されてきたものの延長線上にあるのだが、その背後に「愛(Φιλότης)」を仮定したため、それはその後の科学や哲学とは別の、もう一つの道へと歩みだすことになった。
     それは今日でも「学問」とは別の場所で、脈々と生き続けている。
     私の記憶に残るところでは、King CrimsonのIn the Wake of Poseidonという曲のなかで、

     air, fire, earth and water, world on the scale
     air, fire, earth and water, balance of change
     world on the scale, on the scale

    と歌われていた。
     最近では竜騎士07のサウンドノベル・ゲーム「うみねこのなく頃に」の魔女ベアトリーチェの台詞にも、その影響が見られる。

     「人間は世界を構成する元素について、紀元前の昔から探求を続けてきた。古代ギリシャ人たちは風火水土の4つで世界の説明を試みたという。その後も数千年かけて人間たちは、その4つに様々な元素を加え、五大、六大、七大、八大、十二大と、様々な解釈で世界を説明しようとしたが、唯一の真実である“一なる元素”を説明することはできなかった。‥‥‥しかし、星の導きによって現れたひとりの男が、ついにこの、世界を構成する一なる元素を説明した。何かわかるか‥‥?
     ‥‥それは『愛』よ。くっくくくくくくく!」(「うみねこのなく頃にEpisode 2」より)

     この魔女の住む世界では、「愛」の発見者がイエス・キリストになっているが、風火水土の四元素の背後に「愛」を発見したのは、実際にはエンペドクレスだった。



    Tips 2:庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』の一場面にあるらしい。
     エンペドクレスのサンダルは人口に膾炙しているエピソードであるが、出典は不明。

     「ねえ、エンペドクレスのサンダルの話知ってる?」
     「え?、なんだって。」
     「エンペドクレスって、世界で一番最初に、純粋に形而上的な悩みから自殺したんですって。」
     「へえ。」
     「それでヴェスヴィオスの火山に身を投げたんだけど、あとにサンダルが残っていて、きちんとそろえてあったんですって。」
     「素敵ね、エンペドクレスって。」
     「うん(?)」
     「サンダルがきちんとそろえて脱いであったんですって。いいわあ。」
     「ふーん。」
     「ねえ、とってもすごい話じゃない?」
       (庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』より)

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  172. http://www.h6.dion.ne.jp/~yukineko/empd.html
    愛の哲学
     ディオゲネス・ラエルチオスの『ギリシャ哲学者列伝』には、こうある。

     「ところで、彼の学説は次のようなものであった。すなわち、(万物)構成要素(ストイケイオン)は四つ、火と水と土と空気である。そしてそのほかに、それらの要素がそれによって結合される「愛(ピリアー)」と、それらが分離される「争い(ネイコス)」とがある。そしてその点については、彼は次のように述べているのである。
       光り輝くゼウスと、生をもたらすヘラ、そしてアイドネウス。
       さらにまた、その涙によって死すべきものどもの生の流れをうるおすネスティス。
     この詩句において、ゼウスとは火のことであり、ヘラとは土のことであるまたアイドネウスとは空気、そしてネスティスとは水のことである。
     「そして、これらのものは普段に交替しつづけて、決して止むことがないのだ」と彼は言って、(宇宙の)このような秩序は永遠であるかのように考えているのである。とにかく彼は、いまの言葉につづけて、こう言っているからである。
       あるときには、「愛(ピロテース)」によって、すべてのものはいっしょに集って一つになり、
       あるときにはまた、「争い」のもつ憎しみによって、それぞれが離ればなれにされながらと。」(『ギリシア哲学者列伝(下)』ディオゲネス・ラエルティオス著、加来彰俊訳、1994、岩波文庫、p.71~72)

     アエチオスやセクストス・エンぺイリコスによれば、最初の詩句には

     「先ず聞け、万物の四つの根源(ῥιζώματα)を:輝けるゼウスと生をもたらすヘレとアイドネウスと涙もて地上の泉をうるおすネスチスとを。」(『初期ギリシア哲学者断片集』訳編山本光雄、1958、岩波書店、p.55)

    とある。
     また、5世紀後半から6世紀前半の新プラトン派の哲学者シンプリキオスのアリストテレス自然学の注釈には、こういう断片が引用されている。

     「いざや、我がさきの話を保証する次のものを観よ、もしなおさきの話のうちにて、〔元素の〕姿(μοτος)に何か欠陥きずがあったと言うならば。すなわち、見るに明るく、いずこにても温き太陽を、またその熱と輝く光輝とに浸されたる凡ての不死なる部分〔空気〕を、また凡ゆるところにおいて暗く冷たき雨を。而して土からは基礎の確たる固きものどもが流れ出る。そしてこれらのものは凡て怒(Κότος)の御代にありては、形を異にし、離れているが、愛(Φιλότης)の御代にありては、一緒になり、互に相求める。何故なら、これらのものから、かつて有りしものも、現に有るものも、後に有るだろうものも、すなわち木々も、男女も、獣どもも、鳥どもも、水に養われる魚どもも、命長く位いと高き神々も、出できたるゆえ。何故なら、ただこれらのもの〔要素〕のみあって、互に駆けぬけつつ、いろいろな姿のものになるゆえ。〔これらのものの〕混合はかくも甚しき変化をもたらす。」(『初期ギリシア哲学者断片集』訳編山本光雄、1958、岩波書店、p.57)

     要するに、万物は、神々も含めて、四元素の混合、つまり愛によって生れるということだろう。
     宇宙は最初は愛に満たされ、天も地も陸も海も渾然一体となっていたが、そこに憎しみが侵入し、宇宙はばらばらになるが、やがて愛を回転の中心にして、ばらばらになった元素が寄り集まったとき、様々な生物(死すべきもの)が生れた、と考える。以下も、シンプリキオスの伝える断片による。

      「されど我は改めて、さきに我の語りし歌の小道へ立ち戻らん、我が言論より新しき言論を流れ出させつつ。争いが渦巻の奥底に落ち、愛が回転の中心に達した時、その中でちょうどこれら凡てのものが一つのものとなるために、寄り集まる。しかし皆が一時にではなくて、いろいろのものがいろいろのところから自分の意志によりて一緒になるが如くにして。而してこれらのものが混合したとき、可死的なるものの無数の種族が生じた。」(『初期ギリシア哲学者断片集』訳編山本光雄、1958、岩波書店、p.58)

     このあたりは、パルメニデスの回転する車輪の比喩の影響だろう。

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  173. 形相因l質料因
    ーーー+ーーー
    目的因l始動因

    四つの目的因
    左がアリストテレスのつけくわえたもの
    柄谷『哲学の起源』99頁参照

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  174. aristotle 発見的認知 アリストテレス 詩学 Heuristic

    差異と反復
    39

    アリストテレス17:43頁

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  175. http://www.ne.jp/asahi/village/good/thales.htm
    タレス

    タレスこそが、歴史上名前が伝わっている最初の哲学者である。

    アリストテレス 『形而上学』 第一巻第三章

    「最初の哲学者たちの大部分は、物質の本性に属する原理が全ての事物の原理(起源)であると考えた。全ての物がそれから成っており、それから由来し、最終的にそれに帰ってゆくものが、全てのものの要素であり原理(起源)であると、彼等は考えた。

    タレスは、こうした哲学の道を開いた人だが、「それは水だ」と言っている。それゆえに、大地は水の上にあると彼は唱えた。彼がこう考えたのは、全ての生き物の養分が湿ったものであり、温かいものは湿ったものから発生しそれによって生きている、ということを見たからだろう。」

    ニーチェ 『ギリシャ人の悲劇時代の哲学』 (第三章)

    「ギリシャ哲学は、一つのとんでもない思いつきから始まるように見える。水が万物の起源であり母体である、という命題である。ここに立ち止まってまじめに考える必要があるのだろうか?
    ─ある。三つの理由から。第一に、この命題は、事物の根源について何事かを述べている。第二に、この命題はそれを比喩や寓話でなしに語っている。そして第三に、この命題の中には、まだ繭の状態でだが、「全ては一つである」という思想が含まれている。
    第一の理由は、彼をまだ宗教家と迷信家の仲間にしているが、第二の理由は、この仲間から切り離し、彼を自然研究者として示す。しかし第三の理由によって、タレスは最初のギリシャの哲学者とみなされるのである。」

    付録
    タレス Thales

    前580年ころ活躍したギリシアの哲学者。生没年不詳。タレス,アナクシマンドロス,アナクシメネスと続くとされる,いわゆるイオニア(ミレトス)学派の創始者。イオニアのミレトスの生れ。彼の活動は,幾何学,天文学,地誌,土木技術の分野のみならず,政治的実践など広範囲にわたった。イオニアの中央に位置するテオス市に全イオニア人のための政庁を置き,その他のポリスは一地方区とする彼の改革案は,その政治的実践活動を,リュディア王クロイソスのためにハリュス川の流れを変え橋をかけることなくその川を渡らせたという話は,その土木技術を,リュディア人とペルシア人の戦争を終末に導いた日食を彼が予言したことは,その天文学的知識を,メソポタミア,エジプト旅行を通じて知ったエジプトの測地術を普遍的な学としての幾何学にまで高めたとされているのは,その幾何学的知識を明らかにするものといえよう。また彼は,古来,ソロンらとともに七賢人のひとりとされている。
     タレスは,アリストテレスにより,素材(質料)因を万有の原理とした最初の人物として哲学史の発端に位置づけられている。彼の思考のうちに,神話的思考からの脱却,ただ理性によってのみ世界を理解しようとする合理的思考の始まりを認めたからである。タレスは,超自然的な神々の名を持ち出すことなく,自然のうちに遍在し,われわれが日常経験する〈水〉によって万有の生成変化と構造の在り方を説明しようとした。すなわち,水から万有は成立し,また水へと還っていくとし,この意味で水は永遠であり(したがって神的でもある),万有の構成素であると考えた。しかし,タレスの〈根元者〉としての水は,たんに生命なき物質としてのそれではなく,アリストテレスも注目したように,万有のうちに遍在し,万有に生命と活動を与える生命原理――〈プシュケー〉(いのち,魂)――でもあったことが注意されねばならない。(広川 洋一『平凡社 世界大百科』より)

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  176. 『哲学者たちの動物園』ロベール・マッジョーリ (白水社)
    →bookwebで購入

    「動物から考える哲学」

    本を手にして、思わず笑ってしまった。実はまったく同じ内容の企画を立てたことがあったからだ。新約聖書の四福音書の著者に、それぞれ象徴となる動物がいるように、哲学者たちもまた動物を思考の同伴者とすることがあり、それぞれの哲学者にとって象徴的な動物がいるのだ。その動物との関係から、その哲学者の思想を考察するというのが、そのときのぼくの企画だった。
    提案した編集者があまり乗り気にならなかったためにボツになったが(ボツになったぼくの企画は実に多い(笑))、この本はまさにその試みを試したものなのだ。「フランスでも好評で、いろんな新聞・雑誌で紹介されていた」という訳者の紹介を読むと(p.174)、あの企画、実現させておけばよかったかと思わないでもない。原著が二〇〇五年刊行で、ぼくの企画は数年は溯っていたからだ(笑)。

    もちろん哲学者ごとにあげる動物の候補はさまざまであり、ドゥルーズ/ガタリに「マダニ」が出てくるのはごくまっとうな選択だが、リトルネッロを歌うシジュウガラだって、二人の哲学のユニークな性格を示すためには適切なものだろう。とくに領土化と脱領土化の概念は、野鳥の歌でこそ、はっきりと示せるのだし、ダニはどちらかというとユクスキュルのをそのまま採用しているからだ。ドゥルーズ/ガタリの「反・動物」として飼い犬をあげるのもおもしろかったに違いない。

    それにわけのわからない(笑)動物もいる。ディオゲネスと蛸は変ではないか。プラトンが人間を「羽のない二足歩行動物」と定義したことを聞いて、鶏の羽根をむしって講義の場に投げ込んだディオゲネスのことだから、鶏のほうがよかったのではないか。それにビュリダンのロバ、ゼノンの亀は、あまりにまっとうすぎるのではないか。あるいは犬はレヴィナスの思想とはすこしすれちがってはいないか。まあ、これはいちゃちもんのたぐい(笑)。

    プラトンの動物として白鳥をあげたのは秀逸だろう。プラトンは白鳥が死の間際に歌う歌がすばらしいという言い伝えを例にとって、それを死を恐れるのは根拠のないことだと説明するのだ。プラトンの、ソクラテスの論拠はこういうものだ。「どんな鳥も、お腹が空いたり、寒かったり、何かの痛みに苦しんでいるときに歌ったりするものではない」(p.129)。白鳥はアポロンの鳥であり、予知能力に優れている鳥である。だから「ハデスのもとで見出だすであろうさまざまな徳のことを予知して、まさに死なんとするその日、されまでのどの日にもまして、歌い、喜ぶのだ」(p.130)。

    もう一つ、巧みな例をあげておこう。キルケゴールの二枚貝(ヨーロッパザルガイ)。「ぼくの人生とは一体なんなのだろう。疲労と苦痛でないとしたら」と嘆くキルケゴールは、みずからを二枚貝に譬えてみせる。「一人の子供が、棒切れを殻のあいだに滑りこませる」。子供は遊んでいるつもりだ。やがて子供は飽きて棒を引く抜く。貝はしっかりと殻を閉じるが、中に破片が残ってしまう。貝には破片を引き抜くことができない。この棘の存在は、誰も知ることができない。しっかりと殻は閉じているからだ。「そして貝だけが、そのとげの存在を知っているのだ」(p.90)。

    三五人ほどの哲学者とその対となる動物のペアの記述はスマートで、気軽に読める。三ページほどで終わってしまう哲学者もいて、あっさりしすぎるところもあるが、予想外のペアに驚かされることもある。ぼくにはドルバックの狼が意想外だった。手に取って、楽しんで読んでいただきたい。


    【書誌情報】

    ■哲学者たちの動物園
    ■ロベール・マッジョーリ (著)
    ■國分 俊宏 (翻訳)
    ■白水社
    ■2007/07
    ■189ページ
    ■2,310 (税込)
    ■9784560024607
    http://booklog.kinokuniya.co.jp/nakayama/archives/2007/08/post_46.html

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  177. 電脳経済学v3> g自分学> 2-2-2 人間―このかき集められたもの

    これもやはり古代ギリシャの話です。
    ある時、酒場でプラトンが語り、人々は感心して聞いていました。プラトンは調子づいて、さらに人間を定義していいました。「人間とは体に羽毛がなくて、二本足で歩く動物である」人々はさらに感嘆しました。樽に住む哲学者として、また無欲と実践で知られるディオゲネスは、これを聞いて、ニワトリをつかまえ羽毛をむしりとり、プラトンの賛美者たちの前に投げ出していいました。「これがプラトンのいう人間という奴さ」
    アリストテレスの場合はこうです。
    ある日、アリストテレスは講義で次のように述べました。「人間とは頭の丸い、体に羽や毛のない二本足で立って歩く動物である」翌日彼が教室に出ると、トサカが切られ、全身の羽をそられたニワトリが駆けまわっていました。「誰だ! こんなニワトリを持ちこんだ奴は」アリストテレスが怒ってどなると、生徒の一人が答えました。「ここにはニワトリはいない。そこにいるのはアリストテレスの、いわゆる人間である」
    アリストテレスがプラトンの弟子であったせいか、この二つの話はあまりにも似通っています。ちなみに、プラトンはソクラテスの門弟であり、ソクラテスはタレスに遅れること約百五十年後に、この世に現れました。ソクラテスは孔子が没するのと相前後して現れ、釈迦とほぼ同じ時代を生きています。孔子、ソクラテス、釈迦の三賢人が中国、ギリシャ、インドの地に、時を同じくして現れたことは、偶然を越えるものが感じられます。ディオゲネスは、かのアレキサンダー大王をして「もし余がアレキサンダーでなかったら、ディオゲネスでありたい」といわせたほどの大哲人であったと伝えられています。

    “人間とはどのようなものであるか”
    “人間はどのようにあるべきなのか”
    この二つの問いかけは、相互に関連する別問題といえます。事実と価値、現実と理想、あるいは科学と哲学といった対応関係にあります。このことは事実という平面から、倫理という垂直線を導く関係に、たとえることができると思われます。面から線は誘導されても、逆は成立しません。私たちをとりまくあらゆる問題は、この問いに還元されるように思われます。しかしここに至るには、逢かなる道程をたどらなくてはなりません。
    http://www5.ocn.ne.jp/~mitsunob/g-self/q33-39.html

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  178. https://www.facebook.com/notes/toshibou-applecider/
    ギリシア哲学者列伝-中-岩波文庫-青-663-2-文庫ディオゲネスラエルティオス-著/555772137777345

    あるとき彼は、ひとりの女がかなりみっともない姿勢で神々の(像の)前にひれ伏しているのを見て、そしてペルガの人ゾイロスの言うところによれば、彼女から迷信を取り除いてやるうと思って、彼女の傍に近づいて行きながら、「ご婦人よ、神さまがあんたの背後に立っておられるのだからというのも、あらゆるものに神は宿っているのだからI一そんなみっともない恰好はしないように気をつけないかね」と言ったのであった。

    また、アスクレピオスの神殿の前にひれ伏している者たちのところに走り寄ってば、この人たちをさんざんに打ちのめしている暴漢を、彼はその神に供物として捧げたのであった。

    彼はまた、悲劇のなかで聞かれる呪いは、自分の身に実際に実現していることだとつねづね語っていた。とにかく自分は。  祖国を奪われ、国もなく、家もない者。  日々の糧をもの乞いして、さすらい歩く人間。なのだからと。しかし彼は、運命には勇気を、法律習凱には自然本来のものを、情念には理性を対抗させるのだと主張していた。

    彼がクラネイオンで日向ぼっこをしていたとき、アレクサンドロス大王がやって来て、彼の前に立ちながら、「何なりと望みのものを申してみよ」と言った。すると彼は、「どうか、わたしを日陰におかないでいただきたい」と答えた。

    ある人が長々と書物を読み上げていて、そしてようやくその書物の最後まできて、何も書い読てない空白の筒所を示したとき、「諸君、元気を出せ。陸地が見えるぞと、彼は(聴衆に向かって)言った。彼には角があるのだということを推論によって証明してみせた人に向かって、彼は額に触ってみてから、「ぼくにはどうも見あたらないのだが」と言った。

    また、連勁は存在しないと述べた人に対して心同様に、彼は立ち上って、そこらを歩き廻ってみせた。天空の現象について論じている人には、「空からここまでやって来るのに、君は何日要したかね」と彼は言った。

    ある性質の悪い去勢された男が、自分の家の戸口に、「悪者は入るべからず」と書きつけていたら、「すると、この家の主人はどうやって入るのかしら」と彼は言った。

    彼は足に香油を塗りつけてから、香油は、頭からは空へ向かって発散してしまうが、足からなら鼻孔へ入ってくれるのだと言った。

    アテナイ人たちが彼に秘儀にあずかるようにと促し、秘儀にあずかった者たちはあの世において特権的な地位をえるのだと言ったとき、つアゲシラオスやエパメイノンダスはあの世において泥土のなかで過し、他方、何の取柄もないつまらぬ連中どもが、秘儀にあずかったがゆえに、幸福者の鳥に往むことになるのだとしたら、それは滑稀なことだろうね」と彼は応じた。

    鼠が食卓の上をち。ろち。ろと歩いていたとき、その鼠たちに向かって、彼は言った。 「ほら、ディオゲネスだって食客を養っているのさ。」

    プラトンが彼のことを犬だと言ったとき、「そのとおりだとも。なぜならぼくは、ぼくを売り飛ばした奴らのところへ、再三戻って行くからね」と彼は応じた。

    彼が公衆浴場から出てきたとき、人は多かったかねと訊いた者には、彼は「いな」と答えたが、混んでいたかねと訊いた者には、「しかり」と答えた。

    プラトンが、「人間とは二本足の、羽のない動物である」と定義して、好評をえていたとき、彼は雄鶏の羽をむしりとって、それをさげてプラトンの教室に入って行き、「これがプラトンの言う人間だ」と言った。そういうことがあったので、この定義には、「平たい爪をした」という語句がさらに付け加えられることになったのである。

    食はどんな時刻にとるべきかと訊ねた人に対して、「金持ちなら、とりたいと思う時に、しかし貧乏人なら、とることのできる峙に」と彼は答えた。

    メガラの地で、羊は毛皮で保護されているのに、子供たちの方は裸のままでいるのを目にして、彼は言った。「メガラ人の息子であるよりは、雄羊である方が得だね。」

    ある人が(誤って)彼に角材を投げつけておいて、それから、「気をつけろよ」と怒鳴ったとき、彼はその人に向かって、「もう一度ぼくにぶつけるつもりかね」と言った。

    彼は、民衆指導者(デマゴーグ)は大衆の召使であり、彼らに授けられる栄冠は名声の吹出物にすぎないと語っていた。彼は白昼にランプに火をともして、「ぼくは人間を探しているのだ」と言った。

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  179. https://www.facebook.com/notes/toshibou-applecider/
    ギリシア哲学者列伝-中-岩波文庫-青-663-2-文庫ディオゲネスラエルティオス-著/555772137777345

    プラトンが、「人間とは二本足の、羽のない動物である」と定義して、好評をえていたとき、彼は雄鶏の羽をむしりとって、それをさげてプラトンの教室に入って行き、「これがプラトンの言う人間だ」と言った。そういうことがあったので、この定義には、「平たい爪をした」という語句がさらに付け加えられることになったのである。

    彼は、民衆指導者(デマゴーグ)は大衆の召使であり、彼らに授けられる栄冠は名声の吹出物にすぎないと語っていた。彼は白昼にランプに火をともして、「ぼくは人間を探しているのだ」と言った。

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  180. http://www.ne.jp/asahi/village/good/thales.htm
    タレス

    ニーチェ 『ギリシャ人の悲劇時代の哲学』 (第三章)

    「ギリシャ哲学は、一つのとんでもない思いつきから始まるように見える。水が万物の起源であり母体である、という命題である。ここに立ち止まってまじめに考える必要があるのだろうか?
    ─ある。三つの理由から。第一に、この命題は、事物の根源について何事かを述べている。第二に、この命題はそれを比喩や寓話でなしに語っている。そして第三に、この命題の中には、まだ繭の状態でだが、「全ては一つである」という思想が含まれている。
    第一の理由は、彼をまだ宗教家と迷信家の仲間にしているが、第二の理由は、この仲間から切り離し、彼を自然研究者として示す。しかし第三の理由によって、タレスは最初のギリシャの哲学者とみなされるのである。」

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  181. yojisekimoto shared from 古代ギリシアの精神 (講談社選書メチエ) (Japanese Edition) by 田島正樹
    ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』序章に曰く、「しかし哲学については、その起源は二つあった。一つは、アナクシマンドロスから始まるものであり、他は、ピュタゴラスからのものである。前者はタレスから教えを受けたし、ピュタゴラスの方はペレキュデスがこれを指導したのである。そして一方はイオニア学派と呼ばれたが、それは、タレスがミレトス[今日のトルコのエーゲ海沿岸地方イオニアにあったアテナイの植民都市]の人であって、それゆえイオニア人だったからである。また彼がアナクシマンドロスを教えたからである。もう一方はピュタゴラスから始まり、イタリア学派と呼ばれたが、それはピュタゴラスが主としてイタリアの地で哲学の研究を行ったからである」。
    yojisekimoto shared from 古代ギリシアの精神 (講談社選書メチエ) (Japanese Edition) by 田島正樹
    ペルシア戦争を果敢に戦った頃のアテナイのイソノミア(民主主義)の精神は、そののちプラトンが理解するようになったようなものとはまったく違っていた。それは、ヘロドトスを見れば明らかである。ヘロドトス『歴史』巻五第七八章には次のようにある。 かくてアテナイは強大となったのであるが、自由平等(イセーゴリア[自由平等な発言権])ということが、単にひとつの点のみならず、あらゆる点において、いかに重要なものであるか、ということを実証したのであった。というのも、アテナイが独裁下にあったときは、近隣のどの国をも戦力で凌ぐことができなかったが、独裁者から解放されるや、断然他を圧して最強国となったからである。これによって見るに、圧政下にあった時は、独裁者のために働くのだというので、故意に卑怯な振る舞いをしていたのであるが、自由になってからは、各人がそれぞれ自分自身のために働く意欲を燃やしたことが明らかだからである。  

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  182. http://www.ne.jp/asahi/village/good/thales.htm
    タレス

    ニーチェ 『ギリシャ人の悲劇時代の哲学』 (第三章)

    「ギリシャ哲学は、一つのとんでもない思いつきから始まるように見える。水が万物の起源であり母体
    である、という命題である。ここに立ち止まってまじめに考える必要があるのだろうか?
    ─ある。三つの理由から。第一に、この命題は、事物の根源について何事かを述べている。第二に、こ
    の命題はそれを比喩や寓話でなしに語っている。そして第三に、この命題の中には、まだ繭の状態でだ
    が、「全ては一つである」という思想が含まれている。
    第一の理由は、彼をまだ宗教家と迷信家の仲間にしているが、第二の理由は、この仲間から切り離し、彼
    を自然研究者として示す。しかし第三の理由によって、タレスは最初のギリシャの哲学者とみなされる
    のである。」



    http://www.ne.jp/asahi/village/good/thales.htm
    タレス

    ニーチェ 『ギリシャ人の悲劇時代の哲学』 (第三章)

    「ニーチェ哲学は、一つのとんでもない思いつきに終わるように見える。永遠回帰、という命題である。ここに立ち止まってまじめに考える必要があるのだろうか?
    ~ある。三つの理由から。第一に、この命題は、事物の根源について何事かを述べている。第二に、こ
    の命題はそれを比喩や寓話でなしに語っている。そして第三に、この命題の中には、まだ繭の状態でだ
    が、「全ては一つである」という思想が含まれている。
    第一の理由は、彼をまだ宗教家と迷信家の仲間にしているが、第二の理由は、この仲間から切り離し、彼
    を自然研究者として示す。しかし第三の理由によって、ニーチェは最後の哲学者とみなされる
    のである。」

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  183. http://www.ne.jp/asahi/village/good/thales.htm
    タレス

    ニーチェ 『ギリシャ人の悲劇時代の哲学』 (第三章)

    「ギリシャ哲学は、一つのとんでもない思いつきから始まるように見える。水が万物の起源であり母体
    である、という命題である。ここに立ち止まってまじめに考える必要があるのだろうか?
    ─ある。三つの理由から。第一に、この命題は、事物の根源について何事かを述べている。第二に、こ
    の命題はそれを比喩や寓話でなしに語っている。そして第三に、この命題の中には、まだ繭の状態でだ
    が、「全ては一つである」という思想が含まれている。
    第一の理由は、彼をまだ宗教家と迷信家の仲間にしているが、第二の理由は、この仲間から切り離し、彼
    を自然研究者として示す。しかし第三の理由によって、タレスは最初のギリシャの哲学者とみなされる
    のである。」

    970 :考える名無しさん:2014/03/29(土) 03:58:44.77 0
    ニーチェ哲学は、一つのとんでもない思いつきに終わるように見える。永遠回帰、という命題である。
    ここに立ち止まってまじめに考える必要があるのだろうか?
    ~ある。三つの理由から。第一に、この命題は、事物の反復について何事かを述べている。第二に、こ
    の命題はそれを比喩や寓話でなしに語っている。そして第三に、この命題の中には、最終形態としてだ
    が、「全ては一つである」という思想が含まれている。
    第一の理由は、彼をまだ宗教家と迷信家の仲間にしているが、第二の理由は、この仲間から切り離し、彼
    を自然研究者として示す。しかし第三の理由によって、ニーチェは最後の哲学者とみなされるのである。

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  184. 哲学の起源はくじ引きへ
    遊動論は地域通貨の実践へと繋がっている。

    ニーチェやソクラテスの思考はそれを補強する。
    アリストテレスやヘロドトスの記述もそれを裏付ける。

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  185. くじ引きはアテネではなくイオニア起源だとやがて明らかになるだろう。

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  186. くじ引きというシステムは貨幣鋳造技術と期を同じくする。技術的基盤は同じなのだ。
    またポータブルなくじ引き機をアリストテレスが証言しているように、遊動性と矛盾しない。

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  187. http://ncode.syosetu.com/n1181a/152/

    しかし、デリバティブ(先物)取引そのものは実はもっと以前から行われていて、古くはBC1760年頃の古代バビロニアにおいて「不作の年は“先に借りていた穀物”(=先物取引)をその年一年間、貸主に返さなくて良い」(ハムラビ法典第48条参照)との法律が定められており、お金を増やす為の投機としてではなく本来のリスクヘッジ(災害や事故などの危険の回避または低減)の為のデリバティブ(先物)取引の走りと見られている。
    その後、古代ギリシャの時代になると投機の為のデリバティブ取引も頻繁に行われるようになり、BC6世紀のソフィスト(自然科学者)だったタレスという男は、「あんた、ソフィスト(学者)とか言ってたけどソフィズム(学問)なんて何の役に立つんだい?きっとソフィズム(お勉強)ってのはちっとも儲からないんだろ?だって、あんた、いっつも貧乏そうだもん」と馬鹿にされたので自分が得意としていた天文学を駆使し、天体の動きから翌年のオリーブの豊作を予測して自分の地域にあるオリーブの圧搾機あっさくきを次の収穫期間中、独占できるよう前もって安く借りておいた。すると、翌年には本当にオリーブの実が豊作となり、タレスは先に借りておいた圧搾機を農家やオリーブ業者に高く貸し出すことで莫大な利益を得ると同時に、一見、何の役にも立たなさそうなソフィズム(学問)でも“自分なりに考えて工夫(発想・発明)すれば”いくらでも富を生み出すこともできるし、貧乏そうなタレス自身も悪賢く金儲けに走ろうと思えばいつだって走れるが自分は普段、そんな事には一切、興味がないということを証明したと言われている。


    このように、デリバティブ取引は古代からビジネス(商取引)においては既に一般的だったようで、もちろん古代ローマでも穀物(国内食糧)のほとんどはエジプトやイスラエルなどの海外属州地から輸送されてくるため、輸送途中での事故や災害などによる価格変動をリスクヘッジ(危険回避または低減)できるよう事前にデリバティブ契約を結んでいた。
    その一方、こうしたデリバティブ取引の成功ぶりから良からぬ考えを起こす人はいつの世にもいるもので、“買占め”や“売り惜しみ”、知人や同業者などと結託して“自分の仲間だけで”利益を独占しようとする“カルテル(談合)”といった価格(吊り上げ)操作も当たり前のように行われていたらしく、グラックス兄弟の時代(BC2世紀)も“そういった経済犯罪がひどく蔓延したため資源価格が異常に高騰して社会が大混乱に陥った”が、それよりも200年前のBC4世紀の古代ギリシャでもやはりシチリア島に住んでいた一人の男がデリバティブ取引において鉄の買占めを行い、二倍もの価格吊り上げをして利益を上げている。
    ただし、この男の場合、そんな卑怯な策略を使って公正な経済競争から逃れ、他人に損をさせてまで(また時には、不当に高騰させた水や食糧、その他の日用品が手に入らず家族もろとも病気になったり、あるいは死にそうになっている“他人の生命を犠牲にして”でも)“自分だけ”が得しようとしたとして、すぐさま“社会(=自分と共に暮らす人々、共同体)に害悪を与える者”と見なされて国外追放の処分となった。
    (古代ギリシャの自然科学者アリストテレス(BC384−BC322)著「政治学第1巻9章」、Benjamin Jowett翻訳参照)

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  188.                /\
                  /__\
                 /\詩学/\  
      美徳と悪徳について /__\/__\
        エウデモス倫理学\      /\
         マグナ・モラリア\実践哲学/_弁論術   
         ニコマコス倫理学/\  /政治学/\ 
            /__\/__\/__\/アテナイ人の国制
           /\              /\
          /__\ アリストテレス体系  /夢について、呼吸について
         /形而上学\          /霊魂論/\
        /__\/__\        /__\/__\
     分析論\オルガノン 詭弁論     /\      /動物発生論
      /前書\:論理学/駁論\    気象論\自然学 /・部分論・運動論・進行論
    カテゴ  /\ 分析論  /\  /\  生成  /動物誌他\
    リー論\命題論\/後書\トピカ\/自然学/消滅論/__\/__\
                     天について

     ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学』       |論|『カテゴリー論』 ル   |
    |上|             | |『命題論』    ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書』  ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書』  ン=具 |
    | |『自然学』        |学|『トピカ』    所   |
    | |   一部が『天について』| |『詭弁論駁論』  収   |
    |自|「生成消滅論」      |_|_____________|
    | |「気象論」        | |『ニコマコス倫理学』   |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア』@  |
    | |『動物誌』        | |『エウデモス倫理学』   |
    |然|『動物部分論・動物運動論・|践|『美徳と悪徳について』  |
    | | 動物進行論』      | |_____________|
    | |『動物発生論』他     |哲|『アテナイ人の国制』   |
    | |_____________| |『政治学』        |
    |学|『霊魂論』        |学|『弁論術』        |
    | |「夢について」      | |『詩学』         |
    | |「呼吸について」他    | |             |
    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁)

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  189.                /\
                  /__\
                 /\詩学/\  
      美徳と悪徳について /__\/__\
        エウデモス倫理学\      /\
         マグナ・モラリア<実践哲学>_弁論術   
         ニコマコス倫理学/\  /政治学/\ 
            /__\/__\/__\/アテナイ人の国制
           /\              /\
          /__<<アリストテレス体系>>/夢について、呼吸について
         <形而上学>          /霊魂論/\
        /__\/__\        /__\/__\
     分析論\オルガノン 詭弁論     /\      /動物発生論
      /前書\<論理学>駁論\    気象論<自然学>/・部分論・運動論・進行論
    カテゴ  /\ 分析論  /\  /\  生成  /動物誌他\
    リー論\命題論\/後書\トピカ\/自然学/消滅論/__\/__\
                     天について

     ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学』       |論|『カテゴリー論』 ル   |
    |上|             | |『命題論』    ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書』  ノ 道 |
    |_|_____________| |『分析論後書』  ン=具 |
    | |『自然学』        |学|『トピカ』    所   |
    | |   一部が『天について』| |『詭弁論駁論』  収   |
    |自|「生成消滅論」      |_|_____________|
    | |「気象論」        | |『ニコマコス倫理学』   |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア』@  |
    | |『動物誌』        | |『エウデモス倫理学』   |
    |然|『動物部分論・動物運動論・|践|『美徳と悪徳について』  |
    | | 動物進行論』      | |_____________|
    | |『動物発生論』他     |哲|『アテナイ人の国制』   |
    | |_____________| |『政治学』        |
    |学|『霊魂論』        |学|『弁論術』        |
    | |「夢について」      | |『詩学』         |
    | |「呼吸について」他    | |             |
    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁参照)

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  190.                /\
                  /__\
                 /\詩学/\  
      美徳と悪徳について /__\/__\
        エウデモス倫理学\<実践哲学>/\
         マグナ・モラリア\    /_弁論術   
         ニコマコス倫理学/\  /政治学/\ 
            /__\/__\/__\/アテナイ人の国制
           /\              /\
          /__<<アリストテレス体系>>/夢について、呼吸について
         <形而上学>          /霊魂論/\
        /__\/__\        /__\/__\
     分析論\オルガノン 詭弁論     /\ <自然学>/動物発生論
      /前書\<論理学>駁論\    気象論\    /・部分論・運動論・進行論
    カテゴ  /\ 分析論  /\  /\  生成  /動物誌他\
    リー論\命題論\/後書\トピカ\/自然学/消滅論/__\/__\
                     天について

     ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学』       |論|『カテゴリー論』 ル   |
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    | |『自然学』        |学|『トピカ』    所   |
    | |   一部が『天について』| |『詭弁論駁論』  収   |
    |自|「生成消滅論」      |_|_____________|
    | |「気象論」        | |『ニコマコス倫理学』   |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア』@  |
    | |『動物誌』        | |『エウデモス倫理学』   |
    |然|『動物部分論・動物運動論・|践|『美徳と悪徳について』  |
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    | |『動物発生論』他     |哲|『アテナイ人の国制』   |
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    |学|『霊魂論』        |学|『弁論術』        |
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    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁参照)

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  191.                /\
                  /__\
                 /\詩学/\  
      美徳と悪徳について /__\/__\
        エウデモス倫理学\<実践哲学>/\
         マグナ・モラリア\    /_弁論術   
         ニコマコス倫理学/\  /政治学/\ 
            /__\/__\/__\/アテナイ人の国制
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          /__<<アリストテレス体系>>/夢について、呼吸について
         <形而上学>          /霊魂論/\
        /__\/__\        /__\/__\
     分析論\オルガノン 詭弁論   気象論\ <自然学>/動物発生論
      /前書\<論理学>駁論\    /__\    /・部分論・運動論・進行論
    カテゴ  /\ 分析論  /\  /自然学/生成 /動物誌他\
    リー論\命題論\/後書\トピカ\/天に\/消滅論/__\/__\
                     ついて

     ___アリストテレスの著作__________________
    |形|             | |         オ   |
    |而|『形而上学』       |論|『カテゴリー論』 ル   |
    |上|             | |『命題論』    ガ   |
    |学|             |理|『分析論前書』  ノ 道 |
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    | |『自然学』        |学|『トピカ』    所   |
    | |   一部が『天について』| |『詭弁論駁論』  収   |
    |自|「生成消滅論」      |_|_____________|
    | |「気象論」        | |『ニコマコス倫理学』   |
    | |_____________|実|『マグナ・モラリア』@  |
    | |『動物誌』        | |『エウデモス倫理学』   |
    |然|『動物部分論・動物運動論・|践|『美徳と悪徳について』  |
    | | 動物進行論』      | |_____________|
    | |『動物発生論』他     |哲|『アテナイ人の国制』   |
    | |_____________| |『政治学』        |
    |学|『霊魂論』        |学|『弁論術』        |
    | |「夢について」      | |『詩学』         |
    | |「呼吸について」他    | |             |
    |_|_____________|_|_____________|
      (『イラスト西洋哲学史 上』127頁参照)

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  192. マネー革命 - Wikipedia
    ja.wikipedia.org/wiki/マネー革命
    マネー革命(まねーかくめい)は、1998年11月から12月にかけて『NHKスペシャル』枠で 放送された、金融をテーマにした .... またオプション取引の起源について、古代ギリシア の哲学者・タレスの逸話をアニメ化し、ミッキー・カーチスが声を担当して再現した。
    概要-出演-放送内容・日時(総合テレビ)-紹介された金融関係者

    第3回では近代的な先物取引所の起源が江戸時代の日本(堂島米会所)にあった事や、金融工学に不可欠な数学的理論を日本人(伊藤清京大教授)が確立した事などを紹介。またオプション取引の起源について、古代ギリシアの哲学者・タレスの逸話をアニメ化し、ミッキー・カーチスが声を担当して再現した。

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  193. マネー革命 - Wikipedia
    ja.wikipedia.org/wiki/マネー革命
    マネー革命(まねーかくめい)は、1998年11月から12月にかけて『NHKスペシャル』枠で 放送された、金融をテーマにした .... またオプション取引の起源について、古代ギリシア の哲学者・タレスの逸話をアニメ化し、ミッキー・カーチスが声を担当して再現した。
    概要-出演-放送内容・日時(総合テレビ)-紹介された金融関係者

    第3回では近代的な先物取引所の起源が江戸時代の日本(堂島米会所)にあった事や、金融工学に不可欠な数学的理論を日本人(伊藤清京大教授)が確立した事などを紹介。またオプション取引の起源について、古代ギリシアの哲学者・タレスの逸話をアニメ化し、ミッキー・カーチスが声を担当して再現した。

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  194. A Highlight and Note by yojiseki

    yojiseki
    yojiseki highlighted:
    ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』序章に曰く、「しかし哲学については、その起源は二つあった。一つは、アナクシマンドロスから始まるものであり、他は、ピュタゴラスからのものである。前者はタレスから教えを受けたし、ピュタゴラスの方はペレキュデスがこれを指導したのである。そして一方はイオニア学派と呼ばれたが、それは、タレスがミレトス[今日のトルコのエーゲ海沿岸地方イオニアにあったアテナイの植民都市]の人であって、それゆえイオニア人だったからである。また彼がアナクシマンドロスを教えたからである。もう一方はピュタゴラスから始まり、イタリア学派と呼ばれたが、それはピュタゴラスが主としてイタリアの地で哲学の研究を行ったからである」。
    2 years ago
    Book古代ギリシアの精神 (講談社選書メチエ)
    by 田島正樹
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    柄谷はat+15の国分対談がオススメ

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  195. 僕は 、そこがギリシア政治および哲学におけるイオニアの位置づけと似ていると思ったんですね 。バビロン捕囚についても 、イオニアについても 、誰も避けているわけではない 。たとえば 、どんな本にもアテネ以前に 「イオニアには高度な経済発展 、技術的発展 、政治的発展があり 、 … … 」と書いてある 。しかし 、それだけです 。それで 、いつのまにかイオニアがプツリと消えて 、 「アテネに民主主義が成立した 」という話になってしまう 。こちらとしては 「イオニアはどうなったんだよ ! ? 」と言いたくなりますよね (笑 ) 。つまり 、少しも隠されているわけではないのに 、むしろそのために一番隠されているのがイオニアとバビロンなんです 。いつも論じているくせに 、実質的には何も論じていない 。
    國分 ─ ─まるでポ ーの推理小説 「盗まれた手紙 」みたいですね (笑 ) 。隠されずにそこに置いてあったがゆえに 、誰も見つけられなかった 、と 。
    柄谷 ─ ─その通り 。このような問題に関して 、これまで探偵がいなかったのです (笑 ) 。

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  196. ピタゴラスの師

    シュロスのペレキュデース

    シュロスのペレキュデースは、紀元前6世紀の哲学者。『プロタゴラス』でも列挙されたギリシャ七賢人のひとりとして名が挙げられることもある。





    深夜のマイナー哲学者解説スレ『シュロスのペレキュデス』 | 不思議.net
    http://world-fusigi.net/archives/7920147.html
    21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/29(水) 02:41:29.293 ID:/2j1hqSue.net
    ヘシオドスの解説があまりに多くなってしまいましたが、ペレキュデスの問題意識もヘシオドスと同様でした
    ただし、ペレキュデスはヘシオドスの問題点を解消しようと論を発展させていました
    そうした動機で書かれた彼の代表作は『ヘプタミュコス』と言い、この時代の思索者には珍しく、詩ではなく散文の形式で書を残しました

    22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/29(水) 02:49:47.899 ID:/2j1hqSue.net
    ペレキュデスはヘシオドスの宇宙生誕論では、問題を曖昧にして逃げているだけだと映ったのでしょうか
    世界の因果律の問題に対してはっきりとこう述べました
    「ザース(ゼウス)とクフロノス(時)は常にあり、クトニエ(地)もまたそうである」と

    23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/29(水) 02:53:48.589 ID:/2j1hqSue.net
    この究極的な3神が「常にある」ということは、コイツらが何「から」生じたかという問題が無効になる訳です
    それらが生じる「以前」というものが、前提からしてあり得ないからです
    この常在神理論によってペレキュデスは、ヘシオドスがぶち当たった神の無限遡及の問題を解消しようとしたのです
    そして同時に、神が「無からの創造」によって生じたという矛盾を解消しようとしたのです
    この神話のオリジナリティが、ペレキュデスの面白い所の第一と言えるでしょう

    24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/29(水) 02:57:18.818 ID:/2j1hqSue.net
    ペレキュデスのもう一つの面白い所は、ヘシオドスの時点でも暗黙の裡に重要な役割を果たしていた「エロス」についてです
    先程の引用の時点で気付いたでしょうか?
    エロスが生じてから、「情愛の契りをして」という言い回しが用いられる様になったことに
    これは勿論、セックスのことです
    エロスが生じたおかげで、そういった行為が世界に表れる様になったということです

    25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/29(水) 03:07:17.286 ID:/2j1hqSue.net
    それまでの、非人称的で無機質な「生じる」という言葉から、人称的で生命的な「生む」という言葉への転換点は、この「エロスの発生」にこそあります
    そうすると、エロスの果たす役割は、無機質な世界を生き生きとした世界に変えるというものであったと言えましょう
    ペレキュデスにおいてそのエロスの役割は、よりはっきりと打ち出されます
    ペレキュデスは、「ザスは創造行為を始めるに当たり、エロスに変身した」と述べ、世界の秩序をエロスに置いているのです

    そしてそれが最も鮮烈に見えてくるのが、「外被贈与」および「アナカリュプテーリア」なのです

    26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/29(水) 03:17:07.164 ID:/2j1hqSue.net
    ペレキュデスが語る所に拠れば、クトニエはザスから贈り物(アナカリュプテーリア)として、「ゲ(大地)」を刺繍した外被を贈与され、ゲという名前になったそうです
    そしてクトニエとザスは、世界で最初の結婚を行い、子孫を残したのです

    このことは、常在の原理といった論理的で無機質な世界観がごく人間的な次元に変わったことを象徴しています
    これはヘシオドスにおける「生じる」→「生む」の変化よりもはるかに強い変化です
    この原因となったのは、やはりザスがエロスに身を変えたというところにあるでしょう
    世界の秩序をエロスに据えたことによって、人間的な生の送れる基盤が出来たのです

    27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/29(水) 03:25:49.057 ID:/2j1hqSue.net
    今回のペレキュデスにおける重要ポイントは主に2点です

    ①「無からの創造」を退ける常在神理論といった合理的・論理的神話記述
    ②合理的・論理的世界記述に終始せずに、人間的生の世界の成立を記述

    28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/29(水) 03:26:46.972 ID:/2j1hqSue.net
    以上です
    長くてすみません

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  197. http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11138642321

    【100枚】アリストテレスの時間論はどんな内容なのか詳しく教えて下さい...
    プロフィール画像
    angelic_chakochanさん 2014/11/25 12:06:59
    【100枚】アリストテレスの時間論はどんな内容なのか詳しく教えて下さい。

    出来る限り分かりやすく教えて頂ければ幸いです。
    回答数:1 閲覧数:375 お礼:知恵コイン100
    違反報告
    ベストアンサー
    プロフィール画像
    fieskrlqrtlmnczairkさん 2014/11/25 13:49:35
    アリストテレスの「自然学」第4巻、第3章「時間とは何であるか」で次のように言っています。

    「時間は運動に対して、その性格において準じるからであり、運動における・より先とより後・はその存在主体からいえば運動そのものに他ならないが、しかし、その定義のされ方は別であって、運動と同じものではない。そしてわれわれが時間を識別するのは運動を、より先とより後の区別によって区分するときに他ならない。つまり時間とは、より先とより後の区別に基づくに他ならないからである。したがって時間は運動そのものではなく、数をもつ限りおいての運動なのである」

    言っていることは、運動は連続しているけど、時間はその運動を、より先とより後に分割して、それを数えることだ、ということです。
    アリストテレスは時間は出来事の前後関係、因果関係だと言っていることになります。
    出来事のより先とより後を認識するための、一種の「枠組み」を時間と考えていた、ということ。
    違反報告
    質問した人からのコメント2014/11/30 22:20:40
    感謝 分かりやすくお答え頂きありがとうございました!
    55歳からの包茎問題を考える

    12:17 午前

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