日曜日, 11月 20, 2016

クリストファー・シムズ - 2011年 トーマス・サージェントと共にノーベル経済 学賞受賞


                 ( 経済学リンク::::::::::
クリストファー・シムズ - 2011年 ノ ーベル経済学賞受賞:
http://nam-students.blogspot.jp/2016/11/wikipedia.html
ローレンス・ロバート・クライン
http://nam-students.blogspot.com/2018/09/blog-post_24.html
2008年国際コンファランス -「金融政策理論の最先端」 - 日本銀行金融 ...
(Adobe PDF)
http://www.imes.boj.or.jp/japanese/kinyu/2008/kk27-4-1.pdf
マネーサプライ論争
https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/23060/zo315.pdf p.51
By Christopher Sims; Money, Income, and Causality.1972
http://www.nviegi.net/teaching/master/sims.pdf
The Money-Income Causality Debate
https://cruel.org/econthought/essays/monetarism/causality.html
https://translate.google.co.jp/translate?sl=en&tl=ja&js=y&prev=_t&hl=ja&ie=UTF-8&u=https%3A%2F%2Fcruel.org%2Feconthought%2Fessays%2Fmonetarism%2Fcausality.html&edit-text=
《 経験豊富なレースはChristopher A. Sims (1972)の有名なテストで面白い方向に向かいました。 具体的には、シムズはCWJグレンジャー(1969)によって導入された一連の時系列について、その後の「グレンジャー・因果関係」テストを用いた。 この方法は、1つの変数Mを効果的に取り、それを自身の遅れた値と別の変数Yの遅れた値に回帰させる。このように、変数の対における逐次相関は「洗い流され」残っている。 Yの遅れた値に付けられた係数が重要である場合、Yは「Granger-cause」Mと呼ばれる。逆の可能性を検証するために、Yはそれ自身の遅れた値および他の変数Mの遅れた値でYを回帰する。 Mに付された係数が正の場合、Mは「Granger-cause」と言われる。Sims (1972)は、この方法を使用して、金の供給がGranger起因の収入であるが、その収入は、したがって、Monetaristキャンプへの支援を貸している。
 しかし、Granger-causality法では、一度に2つの変数のみを調べることができるため、バックグラウンドに潜む他の変数(金利など)からの共通の影響を省略することができます。 言い換えれば、Granger因果関係は、隠れた「第3の要因」によって引き起こされる偽の相関または相関を取り除くことができない。 1970年代にGranger-causalityの論理を基本的に変数のベクトルに適用する新しい方法である "ベクトル自己回帰"(VAR)が導入され、 "因果関係"を調べる単なる変数のペア以上を扱うことができました。 Sims(1980)は、戦前のサイクルがMonetaristの論文を支持しているように見えるが、戦後のサイクルはかなり異なっていることを発見した。 具体的には、シムズは、戦後期には、以前にお金に起因するアウトプットへの影響の大部分を金利が占めていることを見出しました。 事実、お金は内生的になった。 マネタリストの希望は敗北した。》
Macroeconomics and Reality Christopher Albert Sims 1980:
http://www.ekonometria.wne.uw.edu.pl/uploads/Main/macroeconomics_and_reality.pdf 


計量経済学及びGMM:
http://nam-students.blogspot.jp/2015/12/gmm.html 


 Recursive Macroeconomic Theory, Thomas J. Sargent.トーマス・サージェント教授ら『再帰的マクロ経済理論』
http://nam-students.blogspot.jp/2015/07/blog-post_25.html


M・ウッドフォード 1997 FTPL
http://nam-students.blogspot.com/2018/09/doing-without-money-controlling-ination.html
 Lars Hansenラース・ハンセン 一般化モーメント法(Generalized method of moments, GMM)
http://nam-students.blogspot.jp/2017/02/lars-hansen-generalized-method-of.htm
『物価水準の財政理論』 (FTPL, Fiscal Theory of Price Level)
宮尾龍蔵 マクロ金融政策の時系列分析 政策効果の理論と実証
http://nam-students.blogspot.jp/2017/05/blog-post_11.html 2006
岩村充 『中央銀行が終わる日―ビットコインと通貨の未来―』2016,『新しい物価理論』2004
http://nam-students.blogspot.jp/2017/05/2016.html 
Prize Lecture by Christopher A. Sims (34 minutes)
https://www.nobelprize.org/mediaplayer/?id=1743
Statistical Modeling of Monetary Policy and It's Effects
https://youtu.be/ipw7zPRa_TI


       The nature of this talk
・We consider a substantive economic question: How does monetary policy 
affect the economy?

・We start with the two views that were in competition 50 years ago:

-Monetarism. Milton Friedman and Anna Schwarz. Monetary policy
errors are the main source of business cycles. So changing policy to
dramatically reduce size and frequency of recessions is easy.
-Keynesianism. Monetary policy is one, rather small, part of the story
of business cycles. So there is no simple prescription for good policy
and a simple rule for monetary policy would make matters worse.

      The tools of economic science
・Science confronts theories with data.
・A nice, clean science, like physics or biology or chemistry, generates data from experiments.
・If there's not enough data to resolve an issue, a clean science runs the experiments a little longer.
・Economics is not such a science. We have to take the data that history, bit by bit, provides us.
・Since 1950, the US has had 10 recessions. Science with 10 data points.

    We follow two related stories
・Understanding of the effects of monetary policy improved.
・Understanding of how to get data to tell us something about this issue improved.

       Statistical methods
・Tinbergen → Haavelmo → Klein → big Keynesian models
・ Friedman-Schwarz-Meiselman vs. Ando and Modigliani


     この話の性質
・実質的な経済問題を考える:金融政策は経済に影響を与えるか?
・50年前に競争していた2つの見解から始めます:
-マネタリズム。 ミルトンフリードマンとアンナシュワルツ。 金融政策
エラーがビジネスサイクルの主な原因です。 だから政策を変え、
不況の規模と頻度を劇的に減らすことは簡単です。
-ケインズ主義。 金融政策は、ビジネスサイクルの物語のほんの一部です。
だから良い政策のための簡単な処方箋はありませんし、
金融政策のための簡単なルールは事態を悪化させるでしょう。

        経済学のツール
・科学は理論にデータに直面する。
・物理学や生物学、化学のようなきれいでクリーンな科学は、実験からデータを生成します。
・問題を解決するための十分なデータがない場合、クリーンサイエンスによって実験が少し長く実行されます。
・経済学はそんな科学ではない。 私たちは歴史が少しずつ私たちに提供されるというデータを取らなければなりません。
・1950年以降、米国には10回の景気後退があった。 10のデータ点を持つ科学。

   私たちは2つの関連する話を続けます。
・改善された金融政策の効果を理解する。
・改善されたこの問題について何か教えてもらうためのデータの入手方法を理解する。

      統計的方法
・ティンバーゲン→ホーヴェルモ→クライン→大きなケインズモデル
・フリードマン-シュワルツ-マイゼルマンvs.[アルバート]安藤とモディリアーニ


Interview with Chris Sims, 2011 Nobel Laureate
席姆斯(Dr. Christopher A. Sims)專題講座

クリストファー・シムズ(Christopher Albert Sims、1942年10月21日 - )は、ワシントンD.C.で生まれたアメリカ経済学者である。主にプリンストン大学で教鞭を取っており、専攻は計量経済学マクロ経済学である。2011年にトーマス・サージェントと共にノーベル経済学賞を得た。

(フリードマンに代表されるマネタリズムのもとから理論的に脱却した経済学者のひとり。)

Macroeconomics and Reality Christopher Albert Sims 1980:
http://www.ekonometria.wne.uw.edu.pl/uploads/Main/macroeconomics_and_reality.pdf 


消費税の引き下げは日本を救うか –:
このFiscal Theory of the Price Level(FTPL)は1990年代からある理論で、直観的にはシンプルだ:今までの金融理論では物価水準は通貨供給で決まると考えたが、通貨の代わりに金利のつく国債を考えるとどうなるか。…
インフレにするために必要なのは「日本政府は今後ずっと財政赤字を増やすのでインフレになる」と投資家が予想することだから、シムズの日本についての政策提言は、消費税の増税とインフレ目標を明示的にリンクさせることだ。たとえば「消費増税=インフレ率」という目標を立て、コアCPI上昇率が1%になったら消費税は1%ポイントしか上げない。デフレになったら消費税を減税する(!)

201611
浜田宏一氏が「目からウロコが落ちた」というシムズのジャクソンホール論文
 FISCAL POLICY, MONETARY POLICY AND CENTRAL BANK INDEPENDENCE CHRISTOPHERA.SIMS 201608



国際 / ノーベル経済学賞に米国の2教授 / WSJ日本版 - jp.WSJ.com
2011年10月11日
… シムズ教授は膨大な量のデータから統計的関係を導き出す研究が最もよく知られている。サージェント教授同様、初期の研究は大半が1974年から1990年まで教授として在籍していたミネソタ大学で行われている。イエール大学在籍後、米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長がプリンストン大学経済学部長だった時代に1999年にプリンストン大学へ招聘された。
 シムズ教授は有名な1980年の論文で、今では経済学者によって広く利用されているベクトル自己回帰分析が経済変化の研究に適用できることを示した。
 ミドルベリー大学の経済学者、デイビッド・コランダー氏は、「シムズ教授は統計学をとことん突き詰めて、データから何を得ることができるか、何を得ることができないか考えようとした。それはマクロ経済にとって大きな前進だった」と述べている。…

Macroeconomics and Reality Christopher Albert Sims 1980:
http://www.ekonometria.wne.uw.edu.pl/uploads/Main/macroeconomics_and_reality.pdf 原論文全49頁
hatanaka1975が言及される
Michio Hatanaka . 1975. “On the Global Identification of the Dynamic Simultaneous Equation Model with Stationary Disturbances.” International Economic Review 16:545–54.
On the Global Identification of the Dynamic Simultaneous Equations Model with Stationary Disturbances on JSTOR
http://www.jstor.org/stable/2525995?seq=1#page_scan_tab_contents 有料

関連 :

計量経済学の方法 (創文社現代経済学選書) 単行本 – 1996/10



Economist's View: The Nobel Prize in Economics: A Note on Chris Sims' Contributions:
Thomaによるシムズの業績の解説 
  • シムズ以前の計量経済の構造モデルには、識別問題(identification problem)があった。これは、例えばすべての変数がすべての方程式に現われる場合、パラメータが推計できないという問題。
     例(XとYを数量と価格などの内生変数として):
    •  Yt = a0 + a1Xt + a2Yt-1 + a3Xt-1 + ut
    •  Xt = b0 + b1Yt + b2Yt-1 + b3Xt-1 + vt
…識別問題のためだけに変数を排除すると、モデルの誤った定式化、および推計バイアスにつながる。シムズ以前の研究者は、取りあえずそれを無視してあちこちで変数の排除を行いながら大規模計量経済モデルを推計していた。シムズがMacroeconomics and Realityで指摘したのは、そうした排除は理論を無視したアドホックなものであり、弁護できるものでは無い、ということ。特に期待がモデルに入っていると問題であった(∵期待は通常モデルの他の変数すべてに依存するので)。
  • そこでシムズが提唱したのが、構造モデルを捨て、一般化された誘導型モデルを用いること。多くの場合、これは構造パラメータの推計を諦めることになる。例えば上例を誘導型に変換し、内生変数が外生変数と先決変数だけで決まるようにすると次のようになる:
    •  Xt = [1/(1-a1b1)]{(a0 + a1b0) + (a1b2 + a2)Yt-1 + (a1b3 + a3)Xt-1 + a1vt + ut}
    •  Yt = [1/(1-a1b1)]{(b0 + b1a0) + (b1a2 + b2)Yt-1 + (b1a3 + b3)Xt-1 + vt + b1ut}
    推計式の形としては:
  •  Xt = c0 + c1Yt-1 + c2Xt-1 + a1vt + ut
  •  Yt = d0 + d1Yt-1 + d2Xt-1 + vt + b1ut
    これがVARモデルである。

誘導形(ゆうどうけい) reduced form とは - コトバンク:
https://kotobank.jp/word/誘導形-144832































計量経済学において、一連の連立方程式体系として設定されたモデルを、そのなかの内生変数について解くことによって、各内生変数の変動を先決変数外生変数および先決内生変数)のみで表す関係式に変形したもの。…
VARモデルは、複数の変数からなるベクトルを、同じ変数のベクトルの過去の観測値に回帰するという、非常に単純なモデルである。しかし、「特定の仮定を事前に想定する必要がない」という自由度は、かえってVARモデルの強みになった。

浜田宏一氏が「目からウロコが落ちた」というシムズのジャクソンホール論文:
FISCAL POLICY, MONETARY POLICY AND CENTRAL BANK INDEPENDENCE CHRISTOPHERA.SIMS 201608
https://www.kansascityfed.org/~/media/files/publicat/sympos/2016/econsymposium-sims-paper.pdf
原論文全17p

《財政拡張策はゼロ金利下限で無効となった金融政策に取って代わることができるが、
財政拡張策は赤字財政と同義ではない。財政拡張策では赤字がインフレ生成を目標と
し、かつ、インフレ生成を条件としなくてはならない。赤字は将来の税金支出削減で
はなく、将来のインフレによって賄われると見做されなくてはならない。》
  
FTPL=Fiscal Theory of the Price Level(物価水準の財政理論 )


以下、『経済のしくみがわかる「数学の話」』(高橋洋一2012,2014)より:
《教授 …主だったものを挙げてみようか。まず、マネタリーベース(MB)。これは、市場に流通できる(現金化できる)すべてのお金の量だよね。それから、国債金利(r)。物価(P)。為替レート(e)。さらに、設備投資…

GDPと設備投資の関係式では「加速度原理」なんていうのがある。GDPがドーンと増えていくと、設備投資はどんどんそれに応じて増えていっちゃうとかね。あるいは、所得と消費の関係式では消費関数なんていうのがある。関係式では設備投資関数っていうのがあったり。そういった関係式を全部洗い出すために、いろんな研究があったわけ。この関係式を出すっていうのがマクロ経済学の一つの流儀だったんだな。…いまはこうした数式の羅列で見ている人もいるけど、だんだん少なくなっている。同じ数学的な扱いでも、だんだんと進歩してるの。でも、ややブラックボックスみたいになってて、初心者にはわからなくなっている…
こういった変数のうち、政策で最初に決められるものを「外生変数」、その結果決まってくるのを「内生変数」っていうんだ。外生って、外から与えるっていう意味なんだけどね。

     外生的            内生的


…近い将来、増税するに違いないと思って、かえって消費を控えてしまう。これが、あるんだね。…当然、消費性向cが小さくなれば、乗数の1/(1-c)は1に近づいちゃうから、経済的波及効果が薄れてしまう。そういう具合に、いろいろな係数は心理的な要因で変わるから一定じゃない、ってサージェントさんなんかは言い出した…
…シムズさんは、従来の関係式のようなモデルを一所懸命解いて精緻な解を求めても、係数がしょっちゅう変わるんじゃ役に立たない、と考えたわけ。それは、サージェントさんなんかと同じ。実際問題、さっきの外生変数、内生変数っていう区分にしても、日々の経済活動のなかでは、外生も内生も互いに関係し合って、わからなくなっちゃうしね。日銀だって、景気の動きとかGDPの動きを見てMBを決めるんだし。
…どっちが先でどっちが後だみたいな関係式を追い求めてもムダだと。だったら、それぞれの変数をデータとして時系列的に集めれば、将来の予測ができるようなマクロ経済分析用のツールをつくっちゃえばいい、って考えたんだ。そうして、「多変量自己回帰(VAR)モデル」と「一般化モーメント法(GMM)」っていう、二つの分析ツールを開発したのね。これらは、いまでもマクロ動学モデルの実証研究には欠かせない…
次の期の実データがとれたら、また、モデルが更新されて、さらに次の期の予測をする。そういうモデルをつくったわけね。それが「多変量自己回帰(VAR)モデル」。
…Vector Autoregressive Model。Autoregressiveっていうのは自己回帰っていう意味なんだけど、自分の昔でいまが決まるっていう話だよ。このモデルでは、MB、r、P、e、IP、GDP、それぞれの変数のからみあいみたいなのがわかるわけ。ほとんどの場合は昔に遡ると無関係ということでゼロになるんだけど。なかにはゼロじゃないのも何個か出てくる。すると「あ、これとこれは多少関係関係があるのかな」ってわかる。たとえば、Pを見たら、五年前のMBとのからみを示す係数がゼロになっていなかったとする。ということは……。 
S君 いまMBが増えれば、五年後、Pも増えるかもしれない?》
(『経済のしくみがわかる「数学の話」』高橋洋一より)

内生と外性は真逆に解釈し直す必要がある…

      _________________r金利
     /|            ↙︎  /| 
    / |      ↙︎       / | 
   /  |↙︎            /  |  
  /___|___←④______ /   |
 |e為替→|        P物価|    | 
 |⇅↘︎  |           |    |  
 |    |           |    |⇅[外生的]
 |    |           |    |
 |    |           |    | 
 C消費  |[内生的]      |    |
 |    |               |
 ⬆︎    |___________|____MBマネタリーベース
 ②   /            |   /  
 |  /             |  ③ 
 | ↙︎              | ↙︎ 
GDP
______①→_____IP|/             
鉱工業生産           設備投資  
       
①加速度原理
②消費関数
③設備投資関数
④購買力平価


三橋貴明★浜田宏一教授の経済政策理論が変化した真相!20161118:


浜田宏一氏が「目からウロコが落ちた」というシムズのジャクソンホール論文:
FISCAL POLICY, MONETARY POLICY AND CENTRAL BANK INDEPENDENCE CHRISTOPHERA.SIMS 201608
https://www.kansascityfed.org/~/media/files/publicat/sympos/2016/econsymposium-sims-paper.pdf
原論文全17p

《財政拡張策はゼロ金利下限で無効となった金融政策に取って代わることができるが、
財政拡張策は赤字財政と同義ではない。財政拡張策では赤字がインフレ生成を目標と
し、かつ、インフレ生成を条件としなくてはならない。赤字は将来の税金支出削減で
はなく、将来のインフレによって賄われると見做されなくてはならない。》

消費税の引き下げは日本を救うか:
http://agora-web.jp/archives/2022683.html
Fiscal Theory of the Price Level(FTPL)は1990年代からある理論で、直観的にはシンプルだ:
今までの金融理論では物価水準は通貨供給で決まると考えたが、通貨の代わりに金利の
つく国債を考えるとどうなるか。


アベノミクス4年 減税含む財政拡大必要 浜田宏一氏 2016/11/15付日本経済新聞 朝刊:
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09531030U6A111C1EE8000/
 「私がかつて『デフレは(通貨供給量の少なさに起因する)マネタリーな現象だ』と
主張していたのは事実で、学者として以前言っていたことと考えが変わったことは認めな
ければならない」
 「(著名投資家の)ジョージ・ソロス氏の番頭格の人からクリストファー・シムズ米
プリンストン大教授が8月のジャクソンホール会議で発表した論文を紹介され、目から
ウロコが落ちた。金利がゼロに近くては量的緩和は効かなくなるし、マイナス金利を深
掘りすると金融機関のバランスシートを損ねる。今後は減税も含めた財政の拡大が必要
だ。もちろん、ただ歳出を増やすのではなく何に使うかは考えないといけない」

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アベノミクス4年 減税含む財政拡大必要 浜田宏一氏 2016/11/15付日本経済新聞 朝刊:
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09531030U6A111C1EE8000/

 安倍晋三首相の誕生を先取りする形で株価が上昇し、アベノミクスが実質的に始まった2012年11月16日の衆院解散からあすで4年。内閣官房参与としてアベノミクスを理論面から支える経済学者の浜田宏一エール大名誉教授に4年間の総括と米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利による影響など今後の政策の展望を聞いた。


金融政策を転換
 ――アベノミクスの4年をどう評価しますか。

 「就任前の安倍首相から『金融緩和を主軸に選挙に打って出る』と米国の自宅に電話があってからもう4年かと思う。12年から13年にかけて堅実一辺倒だった旧日銀の金融政策を転換した。アベノミクスの『第1の矢』では岩田規久男日銀副総裁のインフレ期待に働きかける政策が効いた」

 ――日銀は国債の買い入れを年80兆円増やしましたが、4年たっても物価は目標とする2%に達していません。

 「国民にとって一番大事なのは物価ではなく雇用や生産、消費だ。最初の1、2年はうまく働いた。しかし、原油価格の下落や消費税率の5%から8%への引き上げに加え、外国為替市場での投機的な円買いも障害になった」

 ――デフレ脱却に金融政策だけでは不十分だったということですか。

 「私がかつて『デフレは(通貨供給量の少なさに起因する)マネタリーな現象だ』と主張していたのは事実で、学者として以前言っていたことと考えが変わったことは認めなければならない」

 「(著名投資家の)ジョージ・ソロス氏の番頭格の人からクリストファー・シムズ米プリンストン大教授が8月のジャクソンホール会議で発表した論文を紹介され、目からウロコが落ちた。金利がゼロに近くては量的緩和は効かなくなるし、マイナス金利を深掘りすると金融機関のバランスシートを損ねる。今後は減税も含めた財政の拡大が必要だ。もちろん、ただ歳出を増やすのではなく何に使うかは考えないといけない」

 ――すでに経済規模に対する日本の政府債務残高は主要国で最悪です。

 「政府の負債である公債と中央銀行の負債である貨幣は国全体のバランスシートで考えれば民間部門の資産でもある。借金は返さずに将来世代に繰り延べることもできる。リカードの考えでは公債は将来の増税として相殺されてしまうが、そこまで合理的な人はいない」

 ――財政の悪化に歯止めは要りませんか。

 「私は食料とエネルギーを除く『コアコア』の消費者物価指数でインフレ率が安定的に1.5%に達したら、消費税率を1%ずつ引き上げてはどうかと提案している。逆にそれまでは消費増税を凍結すべきだ」


米国債で緩和も
 ――米国債の購入による金融緩和や外国為替市場への介入を提唱しています。

 「金融緩和は『買うものがない』のであれば米国債も選択肢になる。過度な円高を仕掛けた人は介入でとがめればよい」

 ――トランプ氏が次期米大統領に決まりました。

 「粗野な行動をしていた彼も勝利演説では品格が出てきたと見る向きもある。危ぶまれていながら名大統領となったレーガン元大統領を見習ってほしい」

 ――首相に日ロの経済関係強化を助言した発言が話題になりました。

 「ロシアとの政治や外交について進言したかのように紙上で受け取られているならば本意ではない。ロシアとの外交では米国の嫌がりそうなこともしているのに、どうして円相場が5円も6円も円高に動いても為替介入ができないのかということだ。財務省も米国の嫌がることができるような通貨外交をしてほしい」

(聞き手は経済部次長 奥村茂三郎)
クリストファー・シムズ - Wikipedia  
2011年 トーマス・サージェントと共にノーベル経済学賞受賞

三橋貴明★浜田宏一教授の経済政策理論が変化した真相!日本がデフレ脱却できない理由! #三橋貴明 20161118:

201611
浜田宏一氏が「目からウロコが落ちた」というシムズのジャクソンホール論文
 FISCAL POLICY, MONETARY POLICY AND CENTRAL BANK INDEPENDENCE CHRISTOPHERA.SIMS 201608

消費税の増税とインフレ目標を明示的にリンクさせる」というアイデアはゲゼルの減価マネーと実はやろうとしていることは同じ…
ゲゼルの方は資産にまで切り込むからより本質的だ。「マイナス金利」は末端で作用しないと需要を喚起しない。

消費税の引き下げは日本を救うか –:
このFiscal Theory of the Price Level(FTPL)は1990年代からある理論で、直観的にはシンプルだ:今までの金融理論では物価水準は通貨供給で決まると考えたが、通貨の代わりに金利のつく国債を考えるとどうなるか。日本の国債残高は1100兆円で、マネタリーベース400兆円の3倍近いのだから、通貨だけでインフレ率が決まるはずがない。
財政赤字を中央銀行がマネタイズすると高率のインフレになって経済が崩壊するというのが常識だが、現実には先進国の政府債務は増え、中銀は低金利を続けているのにインフレは起こらない。なぜだろうか。
その原因は金融ではなく財政だ、というのがシムズの答である。各国の政府債務が大きくなると、毎年の財政赤字を減らそうとする。ところが投資家が将来の政府債務が減ると予想すると金利が下がり、現在の資金需要が減ってデフレになる。日本の場合は、日銀が量的緩和をしても、政府が消費税を上げて財政赤字を減らそうとしているのでデフレになってしまう、と彼はいう。
インフレにするために必要なのは「日本政府は今後ずっと財政赤字を増やすのでインフレになる」と投資家が予想することだから、シムズの日本についての政策提言は、消費税の増税とインフレ目標を明示的にリンクさせることだ。たとえば「消費増税=インフレ率」という目標を立て、コアCPI上昇率が1%になったら消費税は1%ポイントしか上げない。デフレになったら消費税を減税する(!)

_____

リカーディアンとリカーディアンもどきとFTPL - himaginaryの日記:
財政赤字の理由」については、その前段で以下のように述べている。
Fiscal expansion can replace ineffective monetary policy at the zero lower bound, but fiscal expansion is not the same thing as deficit finance. It requires deficits aimed at, and conditioned on, generating inflation. The deficits must be seen as financed by future inflation, not future taxes or spending cuts. 
(拙訳)
財政拡張策はゼロ金利下限で無効となった金融政策に取って代わることができるが、財政拡張策は赤字財政と同義ではない。財政拡張策では赤字がインフレ生成を目標とし、かつ、インフレ生成を条件としなくてはならない。赤字は将来の税金支出削減ではなく、将来のインフレによって賄われると見做されなくてはならない。
これに反発したのがクルーグマンで、このような議論ヘリコプターマネー論者からも良く聞くが、それはリカード中立命題の誤解釈によるものだ、と批判している。
以前のエントリ*1で小生は、巷間良く見られるリカード中立命題の定義を
財政支出をすれば民間が将来の増税を予想して消費をその分だけ減らし、総需要は変化しない
Nick Roweクルーグマンの考えるリカード中立命題の定義を
税金で賄われる財政支出と、借り入れで賄われる財政支出とは、等価である
と対比させたことがあったが、クルーグマンに言わせれば、シムズやヘリコプターマネー論者は前者のような誤解をしている、ということのようである。クルーグマンは、ロバート・ルーカスなども唱える前者のような議論を、リカーディアン(Ricardian)ではなくリカーディアノイド/リカーディアンもどき(Ricardianoid)だ、と揶揄している。またクルーグマンは、リカーディアンの観点からすれば、最終的にインフレによって賄われる赤字も税金によって賄われる赤字も差は無い、どちらも貨幣保有者への課税ということで家計への負担になるのだから、と指摘している。

_____

シムズ「日本の消費増税はインフレ目標の継続的な達成を条件とすべし」 - himaginaryの日記
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20160831/Sims_Jackson_Hole_paper_2016

シムズ「日本の消費増税はインフレ目標の継続的な達成を条件とすべし」Add Star

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話題となっているクリストファー・シムズジャクソンホール論文から、第5節を引用してみる。
V. WHY HAS MONETARY POLICY BEEN INEFFECTIVE IN THE US, EUROPE AND JAPAN?
The general explanation for the low interest rates, large central bank balance sheets, and low inflation in these countries is the failure of effective fiscal expansion to take over from monetary policy as the zero lower bound was approached. Of course in these countries deficits have been large and debt-to-gdp ratios have increased. But the increased deficits have been accompanied by hand-wringing about their long-term effects on taxes and popular spending programs. In Europe, the emphasis on austerity has been explicit and widespread. The idea that the increases in debt were meant to create inflation that would partially pay for them is not part of the public discussion. In Japan, after an initial apparent move toward coordinated fiscal and monetary expansion, a substantial increase in the consumption tax was introduced before the inflation target was reached. In the US it has been less clear what philosophy guides fiscal policy, which perhaps explains its relative success in approaching its inflation target. Nonetheless it is clear that the American public isaware of the country’s long term fiscal problems and their potential impact on their own access to retirement support and medical care. The Gallup poll reports that roughly half of non-retired Americans think that its social security system will not be able to provide them with any retirement income. In this context it seems likely that many people interpret deficits as a sign of fiscal dysfunction that portends higher future taxes or reduced benefits. Changing that perception would require that policy-makers make clear that future fiscal contraction is conditional on reaching and maintaining inflation targets.
(拙訳)
5.なぜ金融政策は米欧日で効果が無かったのか?
これらの国における低金利、中銀の巨大なバランスシート、そして低インフレという事象をざっくりと説明すると、ゼロ金利下限に近付いた段階で効果的な財政拡張策が金融政策を引き継ぐことに失敗した、ということになる。もちろん、これらの国の財政赤字は大きく、債務GDP比率は上昇した。しかし、財政赤字が拡大するにつれ、税金や人々の支持を得ている支出計画にそうした赤字が与える長期的な影響を過度に懸念する人が出てきた。欧州では、緊縮財政の重視は明確かつ広範な支持を得てきた。債務の増加はインフレを生み出すためであり、そのインフレによって債務が部分的に賄われる、という考えは、公けの議論には出て来なかった。日本では、当初は財政と金融が協調して拡大する方向に向かっているように思われたが、インフレ目標が達成される前に消費税が大幅に引き上げられた。米国では、財政政策の指針となる考え方が今一つ明確では無かったが、おそらくそのために日欧に比べてインフレ目標の達成により近付くことができた。とは言え、米国民が自国の長期的な財政問題と、各自の退職後支援と医療の利用にその問題が与え得る影響を知っていることは明らかである。ギャロップ世論調査の報告によれば、現役の米国人のおよそ半分が、社会保障制度から退職後の所得を得ることは一切できない、と考えているという。この状況に鑑みると、多くの人々が、財政赤字のことを、将来の増税と給付減少の前触れとなる財政の機能不全の証、と捉えているのはありそうなことである。そうした認識を変えるためには、政策当局者が、将来の財政収縮策はインフレ目標の達成と維持が前提条件になる、ということを明確にする必要があるだろう。


続く第6節では以下のように提言している。
VI. CAN DEFICITS REPLACE INEFFECTIVE MONETARY POLICY AT THE ZERO LOWER BOUND?
The answer to this question should be mostly clear from the previous section’s discussion. Reductions in interest rates can stimulate demand only if they are accompanied by effective fiscal expansion. For example, if interest rates are pushed into negative territory, and the resources extracted from the banking system and savers by the negative rates are simply allowed to feed through the budget into reduced nominal deficits, with no anticipated tax cuts or expenditure increases, the negative rates create deflationary, not inflationary, pressure.
What is required is that fiscal policy be seen as aimed at increasing the inflation rate, with monetary and fiscal policy coordinated on this objective. In Japan, this might be achieved by explicitly linking planned future increases in the consumption tax to hitting and maintaining the inflation target. In Europe it is harder to see how the necessary fiscal policy commitment could be arranged, because of the many fiscal authorities in the region. A Eurozone-wide moratorium on the Maastricht budgetary rules, to be kept in place until area-wide inflation reaches and sustains the target level, would be effective. Of course it is difficult to see how, in the Eurozone institutional framework, this could be arranged.
(拙訳)
6.財政赤字はゼロ金利下限において無効な金融政策代替となり得るか?
この質問への回答は、前節の議論から概ね明らかなはずである。金利引き下げが需要を刺激するのは、効果的な財政拡張策を伴う場合だけである。例えば金利がマイナスの領域に押し下げられ、マイナス金利によって銀行や貯蓄者から抽出された資源がそのまま単純に財政に流れ込んで名目債務を減らし、減税や支出増加の予定を伴わないのであれば、マイナス金利インフレ的ではなくデフレ的な圧力をもたらす。
必要なのは、財政政策インフレ率を上昇させることを狙っている、と見做されることである。その際、その目標達成に向かって金融財政政策が協調する必要がある。日本では、将来の消費増税計画を明示的にインフレ目標の達成と維持に結び付けることによって、それが果たされるであろう。欧州では、域内に多くの財政当局が存在するため、必要とされる財政政策コミットメントを果たす方法は簡単ではない。地域全体のインフレが目標水準に到達しそれを継続的に維持するまで、全ユーロ圏マーストリヒトの財政ルールを一時停止する、というのは効果があろう。もちろん、ユーロ圏の制度の枠組みでこれがどのように可能になるかは不明であるが。
1980年代のブラジルと現在の日本の共通点 - himaginaryの日記:
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20160901/Sims_Jackson_Hole_paper_2016_2

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昨日に引き続き、クリストファー・シムズジャクソンホール論文から。今日は「中銀の独立性(CENTRAL BANK INDEPENDENCE)」と題された第3節の一節を引用してみる。
The 1980’s in Brazil provide an example of a situation where, without any direct interference from fiscal authorities, a central bank motivated by price stabilization could have decided not to raise interest rates despite high inflation. As Loyo (2000) points out, in that period interest rate increases increased inflation. How could this be? Interest payments were a large part of the government budget. The budget process was dysfunctional, so that increases in interest rates fed through to increased issuance of government debt, accelerating the rate of expansion of the debt. No expectation of future fiscal stringency was generated by the debt expansion, so the debt expansion increased demand, and thereby inflation.
The reason standard economic models imply that interest rate increases reduce inflation isthat they assume, usually implicitly, that an increase in the interest expense component of the budget calls forth, at least eventually, an increased primary surplus — revenues minusnon-interest expenditures. This is the most easily understood restraint on fiscal policy required for central bank independence, and one most economists find quite plausible. The European Monetary Union puts limits on debt-to-gdp ratios and deficits, probably with this sort of mechanism in mind. However, this point remains valid if we reverse all the signs, and this is not so widely recognized.
If in the face of low inflation the central bank lowers interest rates, demand increases and inflation rises only if the reduced interest expense component of the budget is expected eventually to flow through to a reduced primary surplus. A fiscal authority that, in the name of “fiscal responsibility”, maintains its primary surplus as the central bank cuts interest rates, undermines the effectiveness of monetary policy to the same degree, and by the same mechanism, as in the case of 1980’s Brazil.
(拙訳)
1980年代のブラジルは、物価安定を使命とする中央銀行が、財政当局からの直接的な干渉無しに、高インフレにもかかわらず金利を引き上げないことを決定する、という状況の事例を提供する。Loyo(2000)が指摘したように、その時期においては金利引き上げはインフレ上昇させた。なぜそんなことが起きたのか? 利払いは政府予算の中で大きな比重を占めていた。財政プロセスが機能不全に陥っていたため、金利の引き上げは国債の発行増につながり、債務拡大のペースを加速させた。債務の拡大によって将来厳しい財政規律が課されるという見込みは無くなり、そのため債務拡大は需要を増やし、インフレを上昇させた。
標準的な経済モデルにおいて金利引き上げがインフレを下げることになる理由は、それらのモデルが、通常は暗黙裡に、予算における利払い項目が増加することにより、基礎的財政収支――歳入から利払い以外の歳出を差し引いたもの――が少なくとも最終的には増える、ということを仮定しているためである。これは中央銀行の独立のために財政政策要求される制約の中で最も簡単に理解できるものであり、大半の経済学者が大いに納得できるものである。欧州通貨同盟は債務GDP比率財政赤字に制限を課しているが、それはおそらくこの種のメカニズムが念頭にあったものと思われる。しかし、すべての符号を引っ繰り返した場合にもこの話は成立する。だが、そのことはあまり認識されていない。
低インフレに直面した中央銀行金利を引き下げた場合、予算の利払い項目が減少した分が最終的に基礎的財政収支の減少へとつながると予想された時のみ、需要が増えてインフレが上昇する。中央銀行金利を引き下げた時も「財政責任」の名の下に基礎的財政収支を維持する財政当局は、1980年代のブラジルのケースと同程度に、そして同じメカニズムによって、金融政策の効力を損なっているのである。
リカーディアンとリカーディアンもどきとFTPL - himaginaryの日記:
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20160902/Sims_Jackson_Hole_paper_2016_3

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引き続きシムズ論文からの引用。シムズはFTPLについて以下のように説明している。
Increases in the quantity of nominal debt occur through government deficits, and, depending on the reasons for the deficit, the increase in nominal debt may change beliefs about the future fiscal backing for the debt at the same time that it affects the amount of debt outstanding. The deficit might also lead to interest rate changes through a monetary policy reaction. The fiscal theory of the price level does not, therefore, simply replace the notion that the quantity of money determines the price level with the idea that the quantity of government debt, or the sequence of nominal deficits, determines the price level. It implies that interest rate policy, tax policy, and expenditure policy, both now and as they are expected to evolve in the future, jointly determine the price level.
(拙訳)
名目債務額は政府財政赤字を通じて増加する。財政赤字の理由次第で、名目債務の増加は、将来の債務に対する財政の裏付けについての人々の考えを変えるとともに、債務残高にも影響する。財政赤字は金融政策の反応を通じて金利も変化させる。従って、物価水準の財政理論は、貨幣量が物価水準を決定する、という考えを、政府債務の量ないし一連の名目赤字が物価水準を決定する、という考えに単純に置き換えるものではない。同理論が意味するのは、現在および将来想定される金利政策税制策、支出政策が合わさって物価水準を決定する、ということである。


財政赤字の理由」については、その前段で以下のように述べている。
Fiscal expansion can replace ineffective monetary policy at the zero lower bound, but fiscal expansion is not the same thing as deficit finance. It requires deficits aimed at, and conditioned on, generating inflation. The deficits must be seen as financed by future inflation, not future taxes or spending cuts. 
(拙訳)
財政拡張策はゼロ金利下限で無効となった金融政策に取って代わることができるが、財政拡張策は赤字財政と同義ではない。財政拡張策では赤字がインフレ生成を目標とし、かつ、インフレ生成を条件としなくてはならない。赤字は将来の税金支出削減ではなく、将来のインフレによって賄われると見做されなくてはならない。
これに反発したのがクルーグマンで、このような議論ヘリコプターマネー論者からも良く聞くが、それはリカード中立命題の誤解釈によるものだ、と批判している。
以前のエントリ*1で小生は、巷間良く見られるリカード中立命題の定義を
財政支出をすれば民間が将来の増税を予想して消費をその分だけ減らし、総需要は変化しない
Nick Roweクルーグマンの考えるリカード中立命題の定義を
税金で賄われる財政支出と、借り入れで賄われる財政支出とは、等価である
と対比させたことがあったが、クルーグマンに言わせれば、シムズやヘリコプターマネー論者は前者のような誤解をしている、ということのようである。クルーグマンは、ロバート・ルーカスなども唱える前者のような議論を、リカーディアン(Ricardian)ではなくリカーディアノイド/リカーディアンもどき(Ricardianoid)だ、と揶揄している。またクルーグマンは、リカーディアンの観点からすれば、最終的にインフレによって賄われる赤字も税金によって賄われる赤字も差は無い、どちらも貨幣保有者への課税ということで家計への負担になるのだから、と指摘している。


このクルーグマンのエントリにさらにデロングが反応し、以下の3本の式のモデルを基にシムズの考えを捉えようとしている。
 消費    : C = C(r, W)
           W↑→C↑   r↓→C↑
 実質金利 : r = i - π
           i=名目金利、π=インフレ
 富     : W = Y/r - T/(r + ρ)
           Y=所得流列、T=税流列、ρ=税徴収に関するリスクプレミアム
この時、財政政策支出と生産に影響を与える方法は、次のいずれかに限られる、とデロングは言う。
デロングは、このモデルが首尾一貫しているか、および、これが本当にシムズの考えているモデルかは自信が無い、としている。さらに、当座の問題に最も関係するモデルを5つ挙げよ、と言われてもその中にこれは入らない、とも述べている。

*1:そこで触れた2011/3/10付のクルーグマンのエントリを今回のクルーグマンもリンクしている。


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クリストファー・シムズのリフレ理論 - himaginaryの日記2010:
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/touch/20100204/chris_sims_on_policy_at_the_zero_lower_bound

VARを推奨する計量経済学者として有名なクリストファー・シムズプリンストンのHP)が、ゼロ金利制約下における金融財政政策について小論を書いた
Economist’s Viewで全文が紹介されているほか、サムナーも自分と意見を同じくするものとして取り上げている


以下はその第1節の前半と第5節の後半の拙訳。

 

I.ゼロ金利下限を扱った通常のニューケインジアンモデルが強く意味するところ


金融政策は、少なくとも2008年秋に至る数十年間の間は、金利政策と考えられてきた。ニューケインジアンの政策モデルは間違いなくそのように扱ってきた。ゼロ金利下限(zero lower bound=ZLB)では、政策当局者がさらに緩和的な姿勢を取ろうとする限り、金利は動かなくなる。表面上は、これは金融政策が麻痺状態にあることを意味するように見える。しかし、本書に収録されているようなニューケインジアンモデルでは、将来の金利の経路についての信頼できる約束という形で政策が実施されるならば、金融政策は有効になり得る、ということに関し概ね意見が一致している。こうした楽観的な結論は、Christiano, Motto, and Rostagno (2004), Eggertsson and Woodford (2003), and Eggertsson (2008)によって展開され、本書の論文でも見ることができる。


だが、そうした結論は、見掛けほど楽観的ではない。モデル上は、将来の政策スタンスに関する宣言を詳細に記し、人々がその宣言を信じると仮定するのは簡単だ。実際問題としては、将来の政策がいかに事細かに宣言されたとしても、その将来の政策の約束がどれほど確固たるものかについて不確実性がつきまとうことは避けられない。不確実性はボラティリティを意味する。新しい情報が、約束を果たすことの容易性についての人々の受け止め方を変化させるからだ。


大抵の先進国において中央銀行は、低い水準の安定したインフレを維持する約束を人々に納得させることに成功している。しかしこの信頼は、中央銀行がそうした約束を果たそうと行動してきたことにより何十年もかけて築かれたものだ。ゼロ金利下限という制約下では、中央銀行は将来の緩和政策を約束しなければならない、とモデルは結論する。インフレファイターとしての信頼を築き上げてきた中央銀行にとっては、一時的にインフレ率を増加させることを人々に約束することは、重荷に感じられるだろう。


通常は中央銀行が設定すると考えられる短期金利がゼロに貼り付いている時には、将来の政策に関する宣言はとりわけ疑いをもって受け止められるだろう。現時点の行動を何も伴わないからだ。


・・・


V.何が良い政策か?


・・・


財政政策がやはり重要なのは、適切な説明が実施されれば、将来の金融政策の行動についての約束の宣言が現時点の政策行動を伴わない場合に信頼を得られないかも知れない、という問題を改善するからだ。大規模な財政政策の効力は、インフレや将来の金融政策に対する意味合いについての議論を伴った場合、人々に信じられる可能性がより高くなる。


最近の米国、そして私が思うに日本でも、政府債務や財政赤字政策に関しての議論は実質ベースでなされる傾向にあり、債務が部分的にはインフレで軽減されるということを明確に認識していない。もし人々が、現在の財政赤字は将来の大規模で不確実な増税歳出削減に対応すると信じるようになれば、財政赤字の景気刺激効果は無きに等しきものになるだろう。
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消費税の引き下げは日本を救うか – アゴラ:
http://agora-web.jp/archives/2022683.html

消費税の引き下げは日本を救うか

2016年11月16日 
トランプ大統領はマクロ経済政策の常識も破壊し、金融緩和とバラマキ財政を併用する方針らしい。これが短期的には景気刺激になることは明らかで、さっそく株高やドル高になっているが、長期的にはどうなるのだろうか。浜田宏一氏が「目からウロコが落ちた」というシムズのジャクソンホール論文をざっと読んでみた(テクニカル)。
確かに常識破りでおもしろい。この論文が解明しているのは、アメリカでも日本でもEUでも金融政策がきかないのはなぜかという謎で、シムズの答は単純明快だ。
Fiscal expansion can replace ineffective monetary policy at the zero lower bound, but fiscal expansion is not the same thing as deficit finance. It requires deficits aimed at, and conditioned on, generating inflation. The deficits must be seen as financed by future inflation, not future taxes or spending cuts.
「財政赤字は増税や歳出削減ではなく、将来のインフレでファイナンスすると予想されなければならない」という記述は一瞬、目を疑うが、これまでの経済学の常識をくつがえす発想だ。普通は財政規律がゆるむとインフレになるので危険だと考えるが、彼は意図的に政府債務をinflate outすべきだというのだ。
このFiscal Theory of the Price Level(FTPL)は1990年代からある理論で、直観的にはシンプルだ:今までの金融理論では物価水準は通貨供給で決まると考えたが、通貨の代わりに金利のつく国債を考えるとどうなるか。日本の国債残高は1100兆円で、マネタリーベース400兆円の3倍近いのだから、通貨だけでインフレ率が決まるはずがない。
財政赤字を中央銀行がマネタイズすると高率のインフレになって経済が崩壊するというのが常識だが、現実には先進国の政府債務は増え、中銀は低金利を続けているのにインフレは起こらない。なぜだろうか。
その原因は金融ではなく財政だ、というのがシムズの答である。各国の政府債務が大きくなると、毎年の財政赤字を減らそうとする。ところが投資家が将来の政府債務が減ると予想すると金利が下がり、現在の資金需要が減ってデフレになる。日本の場合は、日銀が量的緩和をしても、政府が消費税を上げて財政赤字を減らそうとしているのでデフレになってしまう、と彼はいう。
インフレにするために必要なのは「日本政府は今後ずっと財政赤字を増やすのでインフレになる」と投資家が予想することだから、シムズの日本についての政策提言は、消費税の増税とインフレ目標を明示的にリンクさせることだ。たとえば「消費増税=インフレ率」という目標を立て、コアCPI上昇率が1%になったら消費税は1%ポイントしか上げない。デフレになったら消費税を減税する(!)
一見めちゃくちゃのようだが、シムズはスウェーデン銀行賞受賞者である。2013年の全米経済学会長講演は、FTPLを実証的にも検証している。ジャクソンホール講演が、イエレン議長も吹っ飛ぶ大反響を呼んだのもうなずける。FRBがシムズを基調講演に選んだということは、政策転換の前兆かも知れない。
日本のように巨大な政府債務は増税や歳出削減では正常化できないので「インフレ税」しかない、というのは本質を突いている。歴史的にも、GDPの2倍を超える政府債務を緊縮財政で正常化した国はない。これは実質債務のデフォルトだが、名目債務はデフォルトしないので、政府が中銀を支配すればコントロール可能だ、というのがシムズの理論だ。
財政赤字の中身が問題だという批判は多いが、消費税のような一律減税ならバイアスは発生しない。「財政健全化に逆行する」というのは逆で、これは実質債務を削減する財政再建策なのだ。FTPLは「合理的予想」には依存していないが、均衡理論なのでハイパーインフレのような不均衡になったらどうなるかは不明だ。私の理解が正しいかどうかわからないので、専門家の投稿を歓迎する。
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クリストファー・シムズ - Wikipedia :

https://ja.wikipedia.org/wiki/クリストファー・シムズ
クリストファー・シムズ
生誕1942年10月21日(74歳)
ワシントンD.C.
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究機関プリンストン大学
研究分野マクロ経済学
計量経済学
時系列分析
母校 カリフォルニア大学バークレー校[1]
論敵構造方程式モデリング
実績多変量自己回帰モデルの利用
受賞ノーベル経済学賞 (2011)
情報 - IDEAS/RePEc
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ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:2011年
受賞部門:ノーベル経済学賞
受賞理由:マクロ経済の原因と結果をめぐる実証的な研究に関する功績を称えて
クリストファー・シムズ(Christopher Albert Sims、1942年10月21日 - )は、ワシントンD.C.で生まれたアメリカ経済学者である。主にプリンストン大学で教鞭を取っており、専攻は計量経済学マクロ経済学である。2011年にトーマス・サージェントと共にノーベル経済学賞を得た。

略歴[ソースを編集]

業績[ソースを編集]

  • 計量経済学と、マクロ経済理論および政策に多くの論文を書いている。とくに、経験的マクロ経済学における多変量自己回帰モデルの使用奨励者であった。
  • 彼は、ベイジアン計量経済学も主導した。これは、経済政策を定式化し、評価する場合に役だったと言える。
  • シムズは、中央銀行通貨政策に因果関係の方向を評価する技術を提供したと述べた。彼は、マネーサプライをシフトさせるミルトン・フリードマンのようなマネタリストの理論が、インフレに影響を与えることを確認した。しかしながら、因果関係が両方の方法ではたらくことを示した。金利とインフレのような変数もまた、マネーサプライの変化へと導いた。

ノーベル経済学賞[ソースを編集]

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  1. ^ Christopher A. Sims Curriculum Vitae” (2008年12月23日). 2011年10月10日閲覧。

関連項目[ソースを編集]

外部リンク[ソースを編集]



 
教え子が語るノーベル経済学賞、シムズ教授:日経ビジネスオンライン
  • 新谷 元嗣,陣内 了
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20111012/223163/


































 米ニューヨーク大学のトーマス・サージェント教授とともにノーベル経済学賞を受賞した米プリンストン大学のクリストファー・シムズ教授。シムズ教授と師弟関係にある新谷元嗣・米ヴァンダービルト大学准教授と、プリンストン大学で教えを受けた陣内了・米テキサスA&M大学助教授に、シムズ教授の業績や人となりについて寄稿してもらった。マクロ経済学に対する貢献を分かりやすく解説するとともに、教え子ならではの知られざる人物像を語る。
「合理的不注意の理論」など独創的な研究で貢献
新谷元嗣・米ヴァンダービルト大学准教授
 今回のクリストファー・シムズ教授のノーベル経済学賞受賞は、同じ分野の研究に携わるものとして、たいへんうれしく思う。シムズ教授は、かつて筆者がエール大学でPh.D学位審査を受けた時の、3人の審査委員のうちの1人であった。日本人では一橋大学の渡部敏明教授、塩路悦朗教授たちと共に、教え子の1人として認識いただいているようである。
 シムズ教授は、プリンストン大学へ移籍する前はエール大学に10年間在籍していた。当時の経済学部には多くの日本人大学院生が在籍し、私も含めて多くの日本人研究者が彼の薫陶を受けた。授業では上級者向けのマクロ経済学と計量経済学を担当していたが、大変難解で、一度聞いただけで内容を理解できる学生は少なかったのではないだろうか。自身の主張に関して学問的な妥協を許さないという厳しい姿勢を持つ一方で、学生には常に温和で、私に対しても、とても忍耐強く指導していただいた。
 新しいデータが公表されるたびにマクロ経済構造を再検討するという、いわゆる「ベイズ流の統計アプローチ」が、経済分析には最もふさわしいというのが彼の長年の主張だ。例えば、物価が伸び悩んでいるのを観測して、貨幣の流通速度が変化したと判断する作業を繰り返すといった手法である。

“ベイズ流”の観察で教授に日本食をふるまった

 指導をいただいていた当時、シムズ教授が研究室に日本の緑茶を持込んで毎日飲んでいるのを観察し、筆者は彼の好みが日本食であることを知った。そこでベイズ流の考え方を実践した筆者は、今年に入ってから彼を米国の拙宅に招待した際、迷わず寿司の出前を注文したのである。
 シムズの考え方は、すべての学生に浸透することはなかったにせよ、一部の熱烈な支持者を生んだ。現在、世界の中央銀行エコノミストの間で標準的に使われているベイズ流のマクロ経済モデル推定法は、彼の門下生たちが開発したものだ。
 彼のマクロ経済学への貢献は多岐にわたるが、特に独創的な計量的手法を用いた一連の研究は、その後の実証マクロ経済学が精緻化に向かう大きなきっかけとなった。とりわけ彼は、受賞理由となった「多変量自己回帰(VAR)モデル」と、「一般化モーメント法(GMM)」という、現代のマクロ動学モデルの実証研究には欠かせない2つの標準的な分析ツールの開発とその啓蒙に大きな役割を果たした。
 さらに実証的なマクロ経済学だけでなく、理論マクロ経済学の分野においても、政府と中央銀行の統一的な予算制約に基づく一般物価決定理論や、経済主体が経済情報を合理的に取捨選択する合理的不注意の理論など、いずれも先見的な貢献で評価されている。
 合理的不注意の理論とは、例えば、株価や為替レートは常に変動しているが、その変化をずっとモニターを見て追っていては他に何もできなくなってしまう。つまり絶え間のない情報更新には費用がかかるため、日に一度、あるいは週に一度だけしか確認しないような行動をとる、という話のことだ。
 これらのマクロ経済学全般への多大な貢献を考えると、受賞は遅すぎるくらいであった。大学の同僚たちとの会話の中でも、彼の受賞に異論を唱える経済学者は皆無であろうという点で意見が一致している。


































教授の話は2週間くらい考えてようやく分かるのが普通
陣内了・米テキサスA&M大学助教授
 クリストファー・シムズ教授は、学者たちの中でも際だった天才ぶりで大変有名だ。あんなに頭の良い人は見たことが無いと多くの経済学者が口を揃える。筆者も大学院生時代、彼との議論に全くついて行けず、こんなとんでもない人がいる世界で、自分は果たしてプロとしてやっていけるのかと自信を失うことが何度もあった。
 だが、ある尊敬する学者から「クリスの話は2週間くらい考えてようやく分かる。それで普通だ」と聞かされ、少し気が楽になったのを覚えている。妥協を許さない研究姿勢は、学生にとっては時に厳しい。だが教育者として、教え子も数多く育てている。
 受賞は全く妥当だと思う。2003年にロバート・エンゲル氏とクライヴ・グレインジャー氏がノーベル賞を受賞した時も、シムズ教授が共同で受賞しても良かったのではないかという意見を多く耳にした。このまま受賞を逃してしまったらあまりにも気の毒なのでは、という見方もあったようだ。そのため、「ようやく取ったか」と心から喜んでいる経済学者が多いことだろう。

予見を排し、データに語らせるVARモデル

 シムズ教授の一番の受賞理由は、VARモデルを開発、発展させてきたことである。教授は1980年に発表した論文で、それまでの主流であった「大規模構造モデル」によるマクロ計量分析に対して、モデルの仮定の多くが恣意的で、理論的な裏付けに乏しいことを痛烈に批判した。そして、それに変わる新しいアプローチとしてVARモデルを提唱したのである。
 VARモデルは、複数の変数からなるベクトルを、同じ変数のベクトルの過去の観測値に回帰するという、非常に単純なモデルである。しかし、「特定の仮定を事前に想定する必要がない」という自由度は、かえってVARモデルの強みになった。
 また、シムズ教授はVARモデルから「構造ショック」を取り出す手法を精力的に開発した。構造ショックとは、例えば「政策金利の突然の変更」といった、解釈可能な、経済学的に意味のあるショックである。それらを取り出す最小限の仮定を付け加えたVARモデルは「構造VARモデル」と呼ばれ、政策の波及効果などを推計する標準的な分析道具となっている。
 さらに、VARモデルは特定の経済モデルを想定しないという強みがある。そのため構造VARモデルと整合的な予測が得られることが理論モデル構築の際の一つのガイドラインとなり、マクロ経済理論の発展にも大きく貢献した。
 シムズ教授はVARモデルのほかにも、「FTPL(物価水準の財政理論 )」や、情報処理能力に限界のある経済主体をモデルにした「合理的不注意の理論」など、多くの先駆的な業績がある。非常に独創的な研究者で、10年先、20年先の研究を現在も続けている。
 共同受賞者のサージェント教授はハーバード大学大学院の同級生で、博士号取得後はミネソタ大学でも同僚だった。この2人に加え、エドワード・プレスコット氏(2004年にノーベル賞を受賞)と、サージェント教授との一連の共同研究で知られるニール・ウォレス氏も在籍していた当時のミネソタ大学の教授陣は正にドリームチームと呼ぶにふさわしく、今あるマクロ経済学が当時のミネソタで作られたと言っても過言ではない。
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Thomaによるシムズの業績の解説 - himaginaryの日記
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20111012/Thoma_note_on_chris_sims_contributions

Thomaによるシムズの業績の解説Add Star

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Economist's View: The Nobel Prize in Economics: A Note on Chris Sims' Contributions
Economist's Viewのこの解説を以下に簡単にまとめてみる。
  • シムズ以前の計量経済の構造モデルには、識別問題(identification problem)があった。これは、例えばすべての変数がすべての方程式に現われる場合、パラメータが推計できないという問題。
     例(XとYを数量と価格などの内生変数として):
    •  Yt = a0 + a1Xt + a2Yt-1 + a3Xt-1 + ut
    •  Xt = b0 + b1Yt + b2Yt-1 + b3Xt-1 + vt
  • 上例でパラメータaやbを推計するためには、まず、排除制約(exclusion restriction)を課さなくてはならない。具体的には、a1もしくはb1をゼロと置くことにより、片方の式から変数を排除しなくてはならない。
  • しかし、識別問題のためだけに変数を排除すると、モデルの誤った定式化、および推計バイアスにつながる。シムズ以前の研究者は、取りあえずそれを無視してあちこちで変数の排除を行いながら大規模計量経済モデルを推計していた。シムズがMacroeconomics and Realityで指摘したのは、そうした排除は理論を無視したアドホックなものであり、弁護できるものでは無い、ということ。特に期待がモデルに入っていると問題であった(∵期待は通常モデルの他の変数すべてに依存するので)。
  • そこでシムズが提唱したのが、構造モデルを捨て、一般化された誘導型モデルを用いること。多くの場合、これは構造パラメータの推計を諦めることになる。例えば上例を誘導型に変換し、内生変数が外生変数と先決変数だけで決まるようにすると次のようになる:
    •  Xt = [1/(1-a1b1)]{(a0 + a1b0) + (a1b2 + a2)Yt-1 + (a1b3 + a3)Xt-1 + a1vt + ut}
    •  Yt = [1/(1-a1b1)]{(b0 + b1a0) + (b1a2 + b2)Yt-1 + (b1a3 + b3)Xt-1 + vt + b1ut}
    推計式の形としては:
  •  Xt = c0 + c1Yt-1 + c2Xt-1 + a1vt + ut
  •  Yt = d0 + d1Yt-1 + d2Xt-1 + vt + b1ut
    これがVARモデルである。
  • 当初、シムズはこのモデルから重要な考察が得られると考えていた。例えば、Xを貨幣、Yを生産とすれば、貨幣へのショックが生産を経時的にどのように変化させるかをインパルス反応関数で理解することができる。貨幣が生産の変動の原因になるかという因果性のテストもこのモデルを用いて行うことができる(このシムズの因果性テストは基本的にグレンジャーの因果性テストと同じものであったが、シムズは、インパルス反応関数と分散分解により、それを3つ以上の変数の系に適用できるようにするという重要な貢献を行った)。
  • しかし、CooleyとLeRoyが重要な論文*1で指摘したように、このモデルにおいても構造的仮定の問題を免れてはいない。上例で言えば、我々が興味があるのは貨幣へのショックvtであるが、誘導型の二式を回帰で推計した場合、誤差項として推計されるのは各式についてそれぞれa1vt+utとvt+b1utというvtとutの線形結合であり、求めるショックを単体で取り出すことができない。
  • 求めるショックを推計するには、a1もしくはb1をゼロと置くことになる。仮にb1をゼロと置けば、誘導型の二番目の式の回帰によってvtを推計することができる。ただ、b1をゼロと置くことはYtの排除に他ならず、排除制約という元の問題に立ち戻ってしまう。
  • そこで効いてくるのがシムズの構造VARモデル。そこでは、ある種の制約(例えば、貨幣が生産に反応するのには情報の問題などによってラグがある)が理論的に擁護できれば、t期の生産を貨幣の構造式の右辺に入れる必要は無く、b1をゼロと置ける、ということが言える。このように排除制約が理論に裏付けられているところが、シムズ以前の大規模計量経済モデルの時代との大きな違い*2
  • さらに、貨幣は生産に短期的には影響するが、長期的には価格にのみ影響するという標準的なマクロ経済学の仮定を適用すれば、これは識別制約として課すことができ、排除制約は必要なくなる(Blanchard-Quah*3 and Shapiro-Watson*4techniques)。
*2:素人目には、そうした排除制約がVARモデルで擁護できれば、計量経済モデルでも擁護可能な気もするが…。例えばジェームズ・ハミルトンの「Time Series Analysis」では、「For example, the ordering in [11.6.17] is clearly somewhat arbitrary, and the exclusion restrictions are difficult to defend. Indeed, if there were compelling identifying assumptions for such a system, the fierce debates among macroeconomists would have been settled long ago!」(pp.335-336)と書かれている(なお、この引用文で言及されている「the ordering in [11.6.17]」は、まさに変数間の影響のラグを仮定すること[金利貨幣→生産→価格]によって定められている)。ちなみに、このエントリのコメント欄でpeteというコメンターは、「Sims and the RE crowd were concerned about "incredible identifying restrictions" and ad hocery...My conclusion is that what is incredible and what is ad hoc seem to be in the eye of the beholder.」という皮肉っぽいコメントを投げている。
*3:多分これThe Dynamic Effects of Aggregate Demand and Supply Disturbances on JSTOR
http://www.jstor.org/stable/1827924?seq=1#page_scan_tab_contents Blanchard-Quah 有料?

リカーディアンとリカーディアンもどきとFTPL - 
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20160902/Sims_Jackson_Hole_paper_2016_3
《…クルーグマンのエントリにさらにデロングが反応し、以下の3本の式のモデルを基にシムズの考えを捉えようとしている。
 消費    : C = C(r, W)
           W↑→C↑   r↓→C↑
 実質金利 : r = i - π
           i=名目金利、π=インフレ
 富     : W = Y/r - T/(r + ρ)
           Y=所得流列、T=税流列、ρ=税徴収に関するリスクプレミアム
この時、財政政策支出と生産に影響を与える方法は、次のいずれかに限られる、とデロングは言う。
デロングは、このモデルが首尾一貫しているか、および、これが本当にシムズの考えているモデルかは自信が無い、としている。さらに、当座の問題に最も関係するモデルを5つ挙げよ、と言われてもその中にこれは入らない、とも述べている。》

      外生的            内生的
    

以下の図は、『経済のしくみがわかる「数学の話」』(高橋洋一
)を参照、
マネタリーベース関連の相関図1:

 | 需要  
 |  o 供給
 |    |
 |  o |
 |    |
 |   o| 
r|____|         r→MB
 |    o         MB→r
 |    | o      
 |    |    o  o 
 |____|___________P
      MB

マネタリーベース(MB)、国債金利(r)、物価(P)

参考:
ケインズ政策の含意と役割:

  7-1図 新投資需要の決定機構
 m,r
  |o
  |  
  | o    m=m(I)      
r*|_|__o o
  |_|__|_____I
  0 I1  I*

資本の限界効率mと新投資需要の大きさIとの関係は,資本の
限界効率曲線m=m(I)という減少関数で表される。mが与え
られた利子率r*よりも大である場合は,借入により投資を行う
ことによって純益(m-r*)が生じ,Iは拡大されていく。この
拡大はm =r*まで続けられ,やがてm =r*の新投資水準I*のと
ころで新投資需要が決定される。 
(『経済原論』平井規之他197頁)

マネタリーベース関連の相関図2:
      _________________r金利
     /|            ↙︎  /| 
    / |      ↙︎       / | 
   /  |↙︎            /  |  
  /___|___←④______ /   |
 |e為替→| (購買力平価)   P物価  | 
 |⇅↘︎  |           |    |  
 |    |           |    |⇅[外生的]
 |    |           |    |
 |    |           |    | 
 C消費  |[内生的]      |    |
 ⬆︎    |   ↘︎       |    |
 ②    |___________|____MBマネタリーベース
(消費  /            |   /  
 関数)/             |  ③ 
 | ↙︎            ↘︎ | ↙︎(設備投資関数)
GDP______①→_____IP|/             
鉱工業生産 (加速度原理)   設備投資  
       
①加速度原理,②消費関数,③設備投資関数,
④購買力平価

以下の図が基本にないと、プレイヤーを離れて変数が一人歩きする。
上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | C消費の決定    |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | Y財サービスの生産
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企/業】Y=F(K.L)
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎ 
 K,L|         金融         | wL,rK
 資| | --民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    | 賃金,利子・配当
 本| |                 生産へ| |の支払い
 と| (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
 労|  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
 働|         E_\/均衡点   賃金・地代|
 の|労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
 供 ---------➡︎S  D⬅︎---------
 給                      労働の需要
         生産と分配:Y=wL+rK
         生産と支出:Y=C
CYLKといった記号は、麻生良文ミクロ経済学2012年5頁「経済循環図」参照
NAMs出版プロジェクト: フロー循環図:
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_38.html 


誘導形(ゆうどうけい)とは - コトバンク:
https://kotobank.jp/word/誘導形-144832

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

誘導形
ゆうどうけい
reduced form
































計量経済学において、一連の連立方程式体系として設定されたモデルを、そのなかの内生変数について解くことによって、各内生変数の変動を先決変数外生変数および先決内生変数)のみで表す関係式に変形したもの。
 いま、経済の構造を、国民所得Yと消費支出Cの二つの内生変数を中心とし、それに投資Iを外生変数として導入することによって、次の方程式体系によって表すものとする(uは確率的な変動部分を表す)。

これが一つの(もっとも簡単な)計量経済モデルである。この連立方程式を内生変数CとYについて解いたもの、すなわち、

が、先のモデルから導かれた誘導形である。
 誘導形は、二つの目的から必要とされる。一つは、構造方程式のパラメーターαおよびβを統計的に推定する際に用いられる。α、βを元の方程式について直接推定しようとすると、変数Yと確率項uとが相互に依存関係をもつために、それらの推定値は真の値から偏りのあるものとなる。そのために、誘導形を導くことによって、各内生変数を外生変数と確率項だけによって書き換え、そのような相互依存関係を取り除いたうえでパラメーターを推定する。こうすることによって偏りのない推定値が得られるが、それは誘導形のパラメーターであり、そこから元のパラメーターα、βを求める。しかし、このように誘導形パラメーターから元のパラメーターがつねに一定の値として得られるとは限らない。
 誘導形のもう一つの目的は、経済分析に関するものである。たとえば、先のYについての誘導形方程式をみると、誘導形パラメーター(あるいは元のパラメーターβ)が統計データから推定されていれば、経済社会全体の投資額がかりに1兆円増加したとすれば、国民所得はその1/(1-β)倍だけ増大することがわかる。また、Cについての誘導形方程式からも同様のことが具体的な数量関係として得られる。このようにして、誘導形を経済政策の立案や経済構造の分析に役だてることができる。[高島 忠]

構造方程式(こうぞうほうていしき)とは - コトバンク:
https://kotobank.jp/word/構造方程式-62603#E3.83.96.E3.83.AA.E3.82.BF.E3.83.8B.E3.82.AB.E5.9B.BD.E9.9A.9B.

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

構造方程式
こうぞうほうていしき
structural equation
































計量経済学においては経済活動の因果関係を方程式として表現するが、それがある特定の経済社会や経済行動の基本構造を示すものとして実際の観測データから具体的に推計されたとき、それを構造方程式とよぶ。
 いま、国民経済全体の活動の姿を次のような方程式の体系として表現したとする。
  Ct=a0+a1Yt+a2Ct-1+ut…(1)
  Yt=Ctt……………(2)
 ここで、Yは国民所得、Cは国民全体としての消費額、は国民経済としての消費以外の最終需要、すなわち投資や政府支出などの額を表す。これらの各変数の右下についているtは期間を意味し、したがってCt-1は1期間前の消費額を示している。(1)式の右辺の各変数の前に置かれたa0、a1、a2は、t期の消費額Ctとその動きを説明する変数Yt、Ct-1とを結び付ける定数または係数である。また、同じ式の右辺の最後に置かれたutは、採用された説明変数の動きによっては説明されえない部分を説明するために、それが人間行動の不確実性に基づくものであると考えて導入されたものであり、確率攪乱(かくらん)項とよばれる。このように、経済活動の因果関係を一般的な方程式体系として表現したとき、それは経済の「モデル」とよばれる。そして、それは経済理論や統計的関係に基づいて構築される。
 このようにして構築されたモデルを用いて、ある特定の経済活動が具体的にどのような数量的因果関係に基づいて構成されているのかをみいだすことが、計量経済学的研究の基本的な仕事となる。その作業は、モデルに採用された経済変数のそれぞれの動きを、実際の観測データ(統計数字)を用いて追うことによって行われる。それらのデータに基づいて、研究対象としている経済活動の具体的な構造を表すものとして、経済変数間の数量的因果関係を規定する定数あるいは係数(これらはパラメーターとよばれる)が推定されるわけである。たとえば、先に示したもっとも簡単な国民経済のモデルを、日本経済の1970年(昭和45)から1989年(平成1)までの20年間のデータを用いて推定した結果は、次のようになったとしよう。
  Ct=77.5+0.253Yt+0.656Ct-1 …(3)
  Yt=Ctt………………………(4)
 これが日本経済の当該期間に関する基本構造を表す方程式の体系であり、これを「構造方程式体系」とよぶ。そして、これを構成するおのおのの方程式が推定された「構造方程式」である。もし、1990年以降のデータを用いて同じモデルを推定したとしたならば、おそらく各係数の値は異なったものとなるであろう。そういう結果が出たとするならば、日本経済はバブル崩壊後の「失われた十年」とそれに続く金融危機・世界同時不況という20年の経過のなかで、はっきりと「構造」変動をおこしたことが、計量経済学的に明らかにされることになる。
 構造方程式は、それが表す数量的関係の性質によって、一般に「行動方程式」と「定義式」とに分けられる。前者は人間のある種の経済行動を数量的因果関係として表したものであり、後者は単に経済変量間の統計上の定まった関連を示すものである。先に例示した構造方程式体系についていえば、(1)または(3)式が行動方程式であり、(2)または(4)式が定義式である。[高島 忠]

貨幣と金融政策―貨幣数量説の歴史的検証 Kindle版2015

貨幣と金融政策: 貨幣数量説の歴史的検証 - 平山 健二郎 - Google ブックス
https://books.google.co.jp/books?id=bA5gBwAAQBAJ&dq=シムズ+物価&hl=ja&source=gbs_navlinks_s


マクロ経済学において、古典派の二分法(英: Classical dichotomy)とは、新古典派経済学および「ケインズ以前の経済学」に属する概念であり、実質と名目はそれぞれ独立に分析することが可能であるとするものである。 貨幣のヴェール観とも呼ばれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E6%B4%BE%E3%81%AE%E4%BA%8C%E5%88%86%E6%B3%95






























古典派の二分法 - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/古典派の二分法
マクロ経済学において、古典派の二分法(英: Classical dichotomy)とは、新古典派 経済学および「ケインズ以前の経済学」に属する概念であり、実質と名目はそれぞれ 独立に分析することが可能であるとするものである。貨幣のヴェール観とも呼ばれる。 より正確 ...






























古典派の二分法 - 金融大学

www.findai.com>金融大学>金融用語辞典
古典派の二分法 (こてんはのにぶんほう). 英語 : classical dichotomy (クラシカル・ ダイカトゥミィ). 古典派の二分法とは、「貨幣市場は、実物部門(労働市場、財市場)に 影響しない」という考え方のことで、貨幣ヴェール観ともいいます。 この学説は、貨幣 数量説 ...






























古典派の二分法」と「貨幣中立説」 - コバヤシユウスケの教養帳

d.hatena.ne.jp/yu-koba/20100112/1263300202
そこで、今回は「古典派の二分法」と「貨幣中立説」についてです。まさに基本中の基本。 これはしっかりとおさえておきたいところなので、僕自身用のメモとしても、まとめておき ます。よく耳にする「長期」とか「短期」といった話も、この貨幣の中立 ...






























古典派の二分法とは | 知っておくと得!

makewrite005.jugem.jp/?eid=4
古典派は18世紀末から19世紀にかけイギリスで広まった自由主義経済学で、当時の 古典派は全ての経済変数を二つのグループに分けるべきだと考えました。 一つ目の グループは貨幣単位で測られた名目変数で、二つ目は物質的な単位で測られた実質 変数 ...

古典派の二分法 3つの問題点|ECOKUMA BLOG
http://ameblo.jp/eco-kuma/entry-11163285915.html
メモがてら出力しておきたいと思います。



古典派の二分法とは、『貨幣市場が、実物部門である労働市場、財市場に影響しない』というものである。別名は、貨幣‐実物の二分法、貨幣の中立性、貨幣ヴェール観などという。


これはフィッシャーの交換方程式によって説明できる。


MV=PT


Mは貨幣供給量、Vは貨幣の流通速度、Pは物価、Tは実質GDPとする。

ここで、三つの前提を置く。

・Vは一定である。
・Tは一定である。
・Mは外生的に与えられる。

すると、上の式は

M[V]=P[T]

となる。[赤]は一定ということ。この結果、

MはPのみを変化させる→Mは実体経済には影響を与えていない

ことが分かる。



さて、これには問題があるそうです。

「上の3つの前提ってホントかよ?」という問題です。

だいたいのことは前提がないと断言できません。例えば、前提を青で書いてみると、


「おれ一人暮らしする・・・いつかね!!」
「重力が働く・・・地球ではね!!」
「おれって天才だ・・・この班の中ではね!!」
「二分法が成り立つのである・・・上の三つが成り立てばね♪」


この前提を見逃すと大変なことになります。論破されるまえに、前提を疑うべきですよね。

本題に戻ります。今の時点で分かるところまで書いてみたいと思います。少ないですけど。


Vは一定ってほんと?・・・これは、『金融の技術革新』『金利水準』によって変化するようです。

Tは一定ってほんと?・・・貨幣の需要が「取引動機」だけなら、Mが変化してもTは変わらないと言えます。しかし、実際には「投機的動機」も含まれます。これを含むと、金利が変数に入ります。ここからはおそらくなのですが、よって、貨幣の供給量Mの変化によって、LM曲線がシフトします。これにより、Tの値が変化する。したがって、Tは一定とはいえない。と、結論付けられるんではないかと。

Mの外生性ってほんと?・・・実際には、内生的にMが決まることもあるようです。つまり、民間の金融機関が預金を決定し、それに伴って預金準備率が現金の需要と同時に決まる。そして、ハイパワードマネーが決まる。という逆の流れの影響です。



ん~、十分に疑える根拠はあるようですね。…


Economist's View: The Nobel Prize in Economics: A Note on Chris Sims' Contributions
http://economistsview.typepad.com/economistsview/2011/10/the-nobel-prize-a-note-on-chris-sims-contributions.html

The Nobel Prize in Economics: A Note on Chris Sims' Contributions

Let me talk a bit about Sims contributions to economics, and if I have time I'll try to cover Sargent later.
Prior to Sims work, in particular his paper "Macroeconomics and Reality," the state of the art in macroeconometrics was to use large-scale structural models. These models often involved scores or even hundreds of equations, essentially a S=D equation for every important market, identities to make sure things add up correctly, etc. But in order to estimate the parameters of these models, the structural parameters as they are known, you had to overcome the identification problem.
Without getting into the details, the identification problem essentially asks if its possible to estimate the structural parameters at all. The answer, in general, is no. For example, if every variable in the model appears in every equation, then it won't be possible to estimate the structural model. Let me give an example to illustrate. Suppose that X and and Y are the endogenous variables, e.g. price and quantity for some market, and that the structural model is:
Yt = a0 + a1Xt + a2Yt-1 + a3Xt-1 + ut
Xt = b0 + b1Yt + b2Yt-1 + b3Xt-1 + vt
The a's and the b's are the parameters that economists are generally interested in, but in this form it is not possible to estimate them. There must be what are known as exclusion restrictions before estimation is possible. In this case, for example, identification can be achieved by making either a1 or b1 equal to zero (more on this below), i.e. excluding one of the variables from one of the equations. If there is a reason for this, then excluding the variable is okay, but a variable can't be left out simply to achieve identification -- there must be good reason for excluding Xt from the first equation, or Yt from the second (or both). Omitting a variable that ought to be in a model in order to satisfy the identification restrictions results in a misspecified model and biased estimates.
In large models, these exclusions are numerous, and many researchers simply assumed whatever exclusion restrictions were needed to achieve identification, and then went on to estimate the model. In Macroeconomics and Reality, Sims pointed out the problem with this approach. The assumptions that researchers were imposing to achieve identification had no theoretical basis. They were ad hoc and difficult to defend (especially when expectations are in the model -- expectations tend to depend upon all the variables in a model making it difficult to exclude anything from an equation involving expectations).
What Sims suggested as an alternative was to drop structural modeling altogether, and to use generalized reduced forms as the basis for estimation. There would be no hope of recovering structural parameters in most cases, but there was still much that could be learned by using reduced forms instead of structural models.
For example, the reduced form for the model above is (you can find the reduced form by expressing the endogenous variables Xt  and Yt in terms of exogenous and predetermined variables):
Xt = [1/(1-a1b1)]{(a0 + a1b0) + (a1b2 + a2)Yt-1 + (a1b3 + a3)Xt-1 + a1vt + ut}
Yt = [1/(1-a1b1)]{(b0 + b1a0) + (b1a2 + b2)Yt-1 + (b1a3 + b3)Xt-1 + vt + b1ut}
To estimate this, write it as:
Xt = c0 + c1Yt-1 + c2Xt-1 + a1vt + ut
Yt = d0 + d1Yt-1 + d2Xt-1 + vt + b1ut
This is a VAR model. At first, Sims thought we could draw important conclusions from this model, e.g. suppose that X is money and Y is output. Then this model could tell us how a shock to money would change output over time (these are called impulse response functions -- you hit the system with a shock, and then use the estimated model to trace out the path of the endogenous variables over time). We could use this model to answer important questions such as whether money causes output (Sims' technique for testing causality was essentially the same as Granger causality, but Sims' made an important contribution in extending the causality techniques to systems with three or more variables when he introduced impulse response functions and variance decompositions).

参考:
岩村充 『中央銀行が終わる日―ビットコインと通貨の未来―』新潮社2016

66 Comments:

Blogger yoji said...

浜田宏一教授が間違いをお認めになりました|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12219946230.html

 さて、内閣官房参与の浜田宏一教授が、ご立派なことにご自身の間違いをお認めになりました。

『アベノミクス4年 減税含む財政拡大必要 内閣官房参与 浜田宏一氏
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09531030U6A111C1EE8000/
 安倍晋三首相の誕生を先取りする形で株価が上昇し、アベノミクスが実質的に始まった2012年11月16日の衆院解散からあすで4年。内閣官房参与としてアベノミクスを理論面から支える経済学者の浜田宏一エール大名誉教授に4年間の総括と米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利による影響など今後の政策の展望を聞いた。(後略)』

 後略部において、浜田教授は日本経済新聞インタビュアーの、
「デフレ脱却に金融政策だけでは不十分だったということですか。」
 という直球の質問に対し、
「私がかつて『デフレは(通貨供給量の少なさに起因する)マネタリーな現象だ』と主張していたのは事実で、学者として以前言っていたことと考えが変わったことは認めなければならない」
「金利がゼロに近くては量的緩和は効かなくなるし、マイナス金利を深掘りすると金融機関のバランスシートを損ねる。今後は減税も含めた財政の拡大が必要だ。もちろん、ただ歳出を増やすのではなく何に使うかは考えないといけない」
 と、実に真っ当な、かつご立派な(間違いを認めたという点で)回答をしています。

 ちなみに、浜田教授が考えを改められたのは、ノーベル経済学者のクリストファー・シムズ教授(米プリンストン大学)の論文を読まれたためだそうです。シムズ教授の主張は、わたくし共とほぼ同じでございます。
 もっとも、シムズ論文以前に、すでに四年近くも安倍政権が続き、日本銀行が2013年3月以降に250兆円ものマネタリーベースを拡大したにも関わらず、インフレ率はコアCPIで▲0.5%。GDPデフレータで▲0.3%という惨状なのです。
 この現実を見て、考えを改めない「デフレは貨幣現象派」は、よほど頭が悪いか、何も見えていないか、もしくは何らかのプロパガンダ的な目的があるのでしょう。浜田教授は、嬉しいことに、どれにも該当しなかったという話でございますね。

 ちなみに、財政拡大するべきという浜田教授に対し、日経のインタビュアーは、
「すでに経済規模に対する日本の政府債務残高は主要国で最悪です。」
 と、例により財政破綻論をベースに突っ込んでいるのですが、浜田教授は、
「政府の負債である公債と中央銀行の負債である貨幣は国全体のバランスシートで考えれば民間部門の資産でもある。借金は返さずに将来世代に繰り延べることもできる。リカードの考えでは公債は将来の増税として相殺されてしまうが、そこまで合理的な人はいない」
 と、切り返されています。

 リカードの考え方とは(誤解されて理解されているのですが)、リカードの公債中立命題のことだと思います。

 公債中立命題とは、財政政策で政府が需要を創出しても、国民は「将来、増税される」と考え、消費や投資を減らしてしまうため、財政拡大は意味がない。という、経済学者たちの、例により奇妙奇天烈な共通命題です。

 浜田教授が仰っている通り、現実にはそんな合理的な人間はいません。と言いますか、人間が消費や投資を増やすのは、「手元の所得」が増えている時期です。政府の財政拡大で景気が良くなり、人々の所得が実質値で増えていけば、普通に消費や投資は増えます。

 また、現在の日本は中央銀行が「国債の貨幣化(=量的緩和)」を実施しているため、政府が実質的に返済しなければならない負債がハイペースで減っていっています。さらに、これまた浜田教授の言葉通り、政府の負債は基本的には借り換え(繰り延べ)されるものなのです。

 我が国に「国の借金問題」とやらは存在しません。

 但し、デフレという深刻な問題はあります。日本の宿痾とでもいうべきデフレ対策について、内閣官房参与である浜田教授が過去の間違いを認められ、正しい提言をされ始めたことは、我が国の経済政策にとって実に価値がある「転向」だと思うのです。

10:26 午後  
Blogger yoji said...

(経済観測)アベノミクス4年 減税含む財政拡大必要 内閣官房参与 浜田宏一氏 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09531030U6A111C1EE8000/

2016/11/15付日本経済新聞 朝刊
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 安倍晋三首相の誕生を先取りする形で株価が上昇し、アベノミクスが実質的に始まった2012年11月16日の衆院解散からあすで4年。内閣官房参与としてアベノミクスを理論面から支える経済学者の浜田宏一エール大名誉教授に4年間の総括と米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利による影響など今後の政策の展望を聞いた。


金融政策を転換
 ――アベノミクスの4年をどう評価しますか。

 「就任前の安倍首相から『金融緩和を主軸に選挙に打って出る』と米国の自宅に電話があってからもう4年かと思う。12年から13年にかけて堅実一辺倒だった旧日銀の金融政策を転換した。アベノミクスの『第1の矢』では岩田規久男日銀副総裁のインフレ期待に働きかける政策が効いた」

 ――日銀は国債の買い入れを年80兆円増やしましたが、4年たっても物価は目標とする2%に達していません。

 「国民にとって一番大事なのは物価ではなく雇用や生産、消費だ。最初の1、2年はうまく働いた。しかし、原油価格の下落や消費税率の5%から8%への引き上げに加え、外国為替市場での投機的な円買いも障害になった」

 ――デフレ脱却に金融政策だけでは不十分だったということですか。

 「私がかつて『デフレは(通貨供給量の少なさに起因する)マネタリーな現象だ』と主張していたのは事実で、学者として以前言っていたことと考えが変わったことは認めなければならない」

 「(著名投資家の)ジョージ・ソロス氏の番頭格の人からクリストファー・シムズ米プリンストン大教授が8月のジャクソンホール会議で発表した論文を紹介され、目からウロコが落ちた。金利がゼロに近くては量的緩和は効かなくなるし、マイナス金利を深掘りすると金融機関のバランスシートを損ねる。今後は減税も含めた財政の拡大が必要だ。もちろん、ただ歳出を増やすのではなく何に使うかは考えないといけない」

 ――すでに経済規模に対する日本の政府債務残高は主要国で最悪です。

 「政府の負債である公債と中央銀行の負債である貨幣は国全体のバランスシートで考えれば民間部門の資産でもある。借金は返さずに将来世代に繰り延べることもできる。リカードの考えでは公債は将来の増税として相殺されてしまうが、そこまで合理的な人はいない」

 ――財政の悪化に歯止めは要りませんか。

 「私は食料とエネルギーを除く『コアコア』の消費者物価指数でインフレ率が安定的に1.5%に達したら、消費税率を1%ずつ引き上げてはどうかと提案している。逆にそれまでは消費増税を凍結すべきだ」

米国債で緩和も
 ――米国債の購入による金融緩和や外国為替市場への介入を提唱しています。

 「金融緩和は『買うものがない』のであれば米国債も選択肢になる。過度な円高を仕掛けた人は介入でとがめればよい」

 ――トランプ氏が次期米大統領に決まりました。

 「粗野な行動をしていた彼も勝利演説では品格が出てきたと見る向きもある。危ぶまれていながら名大統領となったレーガン元大統領を見習ってほしい」

 ――首相に日ロの経済関係強化を助言した発言が話題になりました。

 「ロシアとの政治や外交について進言したかのように紙上で受け取られているならば本意ではない。ロシアとの外交では米国の嫌がりそうなこともしているのに、どうして円相場が5円も6円も円高に動いても為替介入ができないのかということだ。財務省も米国の嫌がることができるような通貨外交をしてほしい」

(聞き手は経済部次長 奥村茂三郎)

 はまだ・こういち ソロス氏に円高投機をやめてくれと直言したことも。80歳。

10:26 午後  
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      _________________r金利
     /|               /| 
    / |              / | 
   /  |             /  |  
  /___|___←④______ /   |
 |e為替 |        P物価|    | 
 |    |           |    |  
 |    |           |    |⇅ 外生的
 |    |           |    |
 |    |           |    | 
 C消費  | 内生的       |    |
 |    |           |    |
 ⬆︎    |___________|____MBマネタリーベース
 ②   /            |   /  
 |  /             |  ③ 
 | ↙︎              | ↙︎ 
GDP______①→_____IP|/             
鉱工業生産           設備投資         

①加速度原理、②消費関数、③設備投資関数、④購買力平価


      ______________r金利
     /|               /| 
    / |              / | 
   /  |             /  |  
  /___|___←④______ /   |
 |e為替 |        P物価|    | 
 |    |           |    |  
 |    |           |    |⇅
 |    |           |    |
 |    |           |    | 
 C消費  |           |    |
 ⬆︎    |           |    |
 ②    |___________|____|MBマネタリーベース
 |   /            |   /  
 |  /             |  ③ 
 | ↙︎              | ↙︎ 
 |/______①→_______|/
GDP             IP
鉱工業生産           設備投資         

①加速度原理
②消費関数
③設備投資関数
④購買力平価
      r金利______________
     /|               /| 
    / |              / | 
   /  |             /  |  
  /___|___④→______ /   |
 |P物価 |        e為替|    | 
 |    |           |    |  
 |    |           |    |
 |    |⇅          |    |
 |    |         C消費    | 
 |    |           ⬆︎    |
 |    |           ②    |
 |    |___________|____|
 |   /MBマネタリーベース  |   /  
 |  ③             |  / 
 | ↙︎              | / 
 |/IP____←①____GDP|/
  設備投資         鉱工業生産

①加速度原理
②消費関数
③設備投資関数
④購買力平価



      r金利    ⇆    MBマネタリーベース
       ________________
     /|               /| 
    / |              ③ | 
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  /___|___________ /   |
 |P物価 |     IP設備投資|    | 
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 |    |___________|____|
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 |為替___________GDP|/

      r金利          MBマネタリーベース
       ________________
     /|               /| 
    / |              / | 
   /  |             /  |  
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 |物価  |        e為替|    | 
 |    |           |    |  
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 |    |           |    |
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 |    |         C消費    |
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 |    |___________②____|
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 |IP_____←①____GDP|/
  設備投資         鉱工業生産

     MBマネタリーベース
       ________________
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 |P物価 |        e為替|    | 
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 |  ③             |  / 
 | ↙︎              | / 
 |/IP____←①____GDP|/
  設備投資         鉱工業生産

8:44 午前  
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2011年のノーベル経済学賞を「マクロ経済の原因と結果を実証 ...
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp>...>一般教養
クリストファー・シムズ教授は、マクロ経済における原因と結果の実証的研究で知られ ています。経済政策が経済に与える影響の時系列データ分析による研究で、ベクトル 自己回帰(VAR)モデルと一般化モーメント法(GMM)という、各国の政府 ...
計量経済学を独学したい人の為の教材 | 分析のおはなし。
www.housecat442.com/?p=30
Arellano-bond GMMを勉強するためだけに買いましたw なので最初 ... 僕も全部では ないですけど、いくらかGMMの詳しい説明を参照するために読みました。 線形代数に ... VAR作ったシムズとかはみんなベイズしようぜみたいな感じですね。
Thomaによるシムズの業績の解説 - himaginaryの日記
d.hatena.ne.jp/.../Thoma_note_on_chris_sims_contributions
シムズ以前の計量経済の構造モデルには、識別問題(identification problem)があっ た。これは、例えばすべて .... *1:多分これ。 *2:素人目には、そうした排除制約がVAR モデルで擁護できれば、計量経済モデルでも擁護可能な気もするが…
DSGEモデルの背景・概要・応用例 (Adobe PDF) -htmlで見る
www.hino.meisei-u.ac.jp/econ/shibasuzuki/.../matsumae.pdf
この NKPC を 1 本釣りで GMM で推定.やはり backward 項が ... DSGE モデルは Lucas 批判, Sims 批判に対するモデラーからのひとつの回答とも言え,個 .... ンフレ率 に依存して決定していることが示されており,VAR の推定結果からも(cf.
第4講 ダイナミックパネル分析 (Adobe PDF) -htmlで見る
www.ier.hit-u.ac.jp/~kitamura/lecture/Hit/04Statsys4.pdf
で誕生してきた一般化積率法 (GMM) が Arellano and Bond (1991) によって. パネル データ分析に導入 ...... この場合、yi1 は Δ yi2 とは弱相関になる。この. ことは次の式 からも明らかである。すなわち E(yi1µi) > 0 で、σ2. µ = var(µi)、 σ2 .... 18この方法は Hayashi and Sims (1983) が時系列で行った forward filtering をパネルデー. タに適用 した ...

11:27 午後  
Blogger yoji said...

クリストファー・シムズ - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%95%
E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A0%E3%82%BA
2011年 トーマス・サージェントと共にノーベル経済学賞受賞

三橋貴明★浜田宏一教授の経済政策理論が変化した真相!日本がデフレ脱却できない理由! #三橋貴明 20161118
https://youtu.be/q5jjomVRO0k 11分

201611
浜田宏一氏が「目からウロコが落ちた」というシムズのジャクソンホール論文
FISCAL POLICY, MONETARY POLICY AND CENTRAL BANK INDEPENDENCE CHRISTOPHERA.SIMS 201608
https://www.kansascityfed.org/~/media/files/publicat/sympos/2016/econsymposium-sims-paper.pdf

「消費税の増税とインフレ目標を明示的にリンクさせる」というアイデアはゲゼルの減価マネーと実はやろうとしていることは同じ…
ゲゼルの方は資産にまで切り込むからより本質的だ。「マイナス金利」は末端で作用しないと需要を喚起しない。

消費税の引き下げは日本を救うか –
http://agora-web.jp/archives/2022683.html
(経済観測)アベノミクス4年 減税含む財政拡大必要 内閣官房参与 浜田宏一氏 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09531030U6A111C1EE8000/
2016/11/15付日本経済新聞 朝刊




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 安倍晋三首相の誕生を先取りする形で株価が上昇し、アベノミクスが実質的に始まった2012年11月16日の衆院解散からあすで4年。内閣官房参与としてアベノミクスを理論面から支える経済学者の浜田宏一エール大名誉教授に4年間の総括と米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利による影響など今後の政策の展望を聞いた。


金融政策を転換
 ――アベノミクスの4年をどう評価しますか。

 「就任前の安倍首相から『金融緩和を主軸に選挙に打って出る』と米国の自宅に電話があってからもう4年かと思う。12年から13年にかけて堅実一辺倒だった旧日銀の金融政策を転換した。アベノミクスの『第1の矢』では岩田規久男日銀副総裁のインフレ期待に働きかける政策が効いた」

 ――日銀は国債の買い入れを年80兆円増やしましたが、4年たっても物価は目標とする2%に達していません。

 「国民にとって一番大事なのは物価ではなく雇用や生産、消費だ。最初の1、2年はうまく働いた。しかし、原油価格の下落や消費税率の5%から8%への引き上げに加え、外国為替市場での投機的な円買いも障害になった」

 ――デフレ脱却に金融政策だけでは不十分だったということですか。

 「私がかつて『デフレは(通貨供給量の少なさに起因する)マネタリーな現象だ』と主張していたのは事実で、学者として以前言っていたことと考えが変わったことは認めなければならない」

 「(著名投資家の)ジョージ・ソロス氏の番頭格の人からクリストファー・シムズ米プリンストン大教授が8月のジャクソンホール会議で発表した論文を紹介され、目からウロコが落ちた。金利がゼロに近くては量的緩和は効かなくなるし、マイナス金利を深掘りすると金融機関のバランスシートを損ねる。今後は減税も含めた財政の拡大が必要だ。もちろん、ただ歳出を増やすのではなく何に使うかは考えないといけない」

 ――すでに経済規模に対する日本の政府債務残高は主要国で最悪です。

 「政府の負債である公債と中央銀行の負債である貨幣は国全体のバランスシートで考えれば民間部門の資産でもある。借金は返さずに将来世代に繰り延べることもできる。リカードの考えでは公債は将来の増税として相殺されてしまうが、そこまで合理的な人はいない」

 ――財政の悪化に歯止めは要りませんか。

 「私は食料とエネルギーを除く『コアコア』の消費者物価指数でインフレ率が安定的に1.5%に達したら、消費税率を1%ずつ引き上げてはどうかと提案している。逆にそれまでは消費増税を凍結すべきだ」

米国債で緩和も
 ――米国債の購入による金融緩和や外国為替市場への介入を提唱しています。

 「金融緩和は『買うものがない』のであれば米国債も選択肢になる。過度な円高を仕掛けた人は介入でとがめればよい」

 ――トランプ氏が次期米大統領に決まりました。

 「粗野な行動をしていた彼も勝利演説では品格が出てきたと見る向きもある。危ぶまれていながら名大統領となったレーガン元大統領を見習ってほしい」

 ――首相に日ロの経済関係強化を助言した発言が話題になりました。

 「ロシアとの政治や外交について進言したかのように紙上で受け取られているならば本意ではない。ロシアとの外交では米国の嫌がりそうなこともしているのに、どうして円相場が5円も6円も円高に動いても為替介入ができないのかということだ。財務省も米国の嫌がることができるような通貨外交をしてほしい」

(聞き手は経済部次長 奥村茂三郎)

 はまだ・こういち ソロス氏に円高投機をやめてくれと直言したことも。80歳。

2:09 午前  
Blogger yoji said...


シムズ教授から受けた衝撃|グレッグのブログ
http://ameblo.jp/yuta0328t/entry-11157558597.html
2012-02-07 00:07:28
テーマ:ブログ
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/touch/20100204/chris_sims_on_policy_at_the_zero_lower_bound
先日、ノーベル経済学賞を受賞したクリストファー・シムズのリフレ論です。
非常にコンパクトな内容ですが、心に染みました・・・演歌のようです。
僕が鈍器で頭を殴られたような衝撃を受けたのは以下の下りです。
>財政政策がやはり重要なのは、適切な説明が実施されれば、将来の金融政策 の行動についての約束の宣言が現時点の政策行動を伴わない場合に信頼を得られないかも知れない、という問題を改善するからだ。大規模な財政政策の効力は、インフレ や将来の金融政策 に対する意味合いについての議論を伴った場合、人々に信じられる可能性がより高くなる。

>最近の米国、そして私が思うに日本でも、政府 の債務 や財政赤字 政策に関しての議論は実質ベースでなされる傾向にあり、債務 が部分的にはインフレ で軽減されるということを明確に認識していない。もし人々が、現在の財政赤字 は将来の大規模で不確実な増税 や歳出削減 に対応すると信じるようになれば、財政赤字 の景気刺激効果は無きに等しきものになるだろう。
このシムズ教授の含意はすごいと思うんですね。
僕はサムナ―よろしく、「中央銀行がインフレにするって言ったらインフレになる」「中央銀行は世界中の資産を無限に買えるんだ」「財政政策は金融緩和の圧力を返って政治的に弱めてしまう」
今もこの言説にいささかも疑問を感じないわけなんですけど・・。
逆にシムズ教授は「金融緩和をしながらの財政出動は返ってインフレで債務を返済しようとする政府の意向の表れである。これは市場へのインフレ転換の信頼性を逆に高めるのではないか?」ということだと思う。
つまり財政出動はそのもの自体に効果があろうがなかろうがあまり意味はなくて市場のインフレ予想を確固たるものにできればいいわけなんですね。
なるほどと思いました。
いまさら何言ってんだ?バカじゃないの?最初からそういう意味だよって言われちゃいそうですが・・・。
何だか弾けたような衝撃を受けた文章でした。
みなさんはどうお考えですか?

2:15 午前  
Blogger yoji said...


https://books.google.co.jp/books?id=ibYLAAAAIAAJ&q=クリストファー・シムズ&dq=クリストファー・シムズ&hl=ja&sa=X&redir_esc=y

129 ページ
ミネソタでは、クリストファー,シムズとトム,サージヱントが、名目衝撃仮説は結局のところ
正しくない、という結: 11 を出した。かれらは、マネタリズムを脱営したのであった。口
チヱスターその他の場所では、多くの人々が、実質衝撃と異時点間協調の問題に再び ...
書籍の全文が表示されない理由
4724?
東洋経済
19870509?




https://books.google.co.jp/books?id=ibYLAAAAIAAJ&q=クリストファー・シムズ&dq=クリストファー・シムズ&hl=ja&sa=X&redir_esc=y

129 ページ


ミネソタでは、クリストファー,シムズとトム,サージヱントが、名目衝撃仮説は結局のところ
正しくない、という結: 11 を出した。かれらは、マネタリズムを脱営したのであった。口
チヱスターその他の場所では、多くの人々が、実質衝撃と異時点間協調の問題に再び ...
書籍の全文が表示されない理由



国際金融論 - 河合正弘 - Google ブックス
sims

10:36 午後  
Blogger yoji said...

 

アベノミクス4年 減税含む財政拡大必要 浜田宏一氏 2016/11/15付日本経済新聞 朝刊:
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09531030U6A111C1EE8000/
《浜田「私は食料とエネルギーを除く『コアコア』の消費者物価指数でインフレ率が安定的
に1.5%に達したら、消費税率を1%ずつ引き上げてはどうかと提案している。逆に
それまでは消費増税を凍結すべきだ」》

消費税の引き下げは日本を救うか – アゴラ:
http://agora-web.jp/archives/2022683.html
消費税の引き下げは日本を救うか
2016年11月16日 池田 信夫
《インフレにするために必要なのは「日本政府は今後ずっと財政赤字を増やすのでインフレ
になる」と投資家が予想することだから、シムズの日本についての政策提言は、消費税の
増税とインフレ目標を明示的にリンクさせることだ。たとえば「消費増税=インフレ率」
という目標を立て、コアCPI上昇率が1%になったら消費税は1%ポイントしか上げない。
デフレになったら消費税を減税する(!)》

シムズ「日本の消費増税はインフレ目標の継続的な達成を条件とすべし」 - himaginaryの日記
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20160831/Sims_Jackson_Hole_paper_2016
《話題となっているクリストファー・シムズのジャクソンホールの論文から…
続く第6節では以下のように提言している。
6.財政赤字はゼロ金利下限において無効な金融政策の代替となり得るか?
この質問への回答は、前節の議論から概ね明らかなはずである。金利引き下げが需要を
刺激するのは、効果的な財政拡張策を伴う場合だけである。例えば金利がマイナスの
領域に押し下げられ、マイナス金利によって銀行や貯蓄者から抽出された資源がそのまま
単純に財政に流れ込んで名目債務を減らし、減税や支出増加の予定を伴わないのであれば、
マイナス金利はインフレ的ではなくデフレ的な圧力をもたらす。
必要なのは、財政政策がインフレ率を上昇させることを狙っている、と見做されることで
ある。その際、その目標達成に向かって金融財政政策が協調する必要がある。日本では、
将来の消費増税計画を明示的にインフレ目標の達成と維持に結び付けることによって、
それが果たされるであろう。欧州では、域内に多くの財政当局が存在するため、必要とさ
れる財政政策のコミットメントを果たす方法は簡単ではない。地域全体のインフレが目標
水準に到達しそれを継続的に維持するまで、全ユーロ圏でマーストリヒトの財政ルールを
‪一時‬停止する、というのは効果があろう。もちろん、ユーロ圏の制度の枠組みでこれが
どのように可能になるかは不明であるが。》



3:21 午前  
Blogger yoji said...



アベノミクス4年 減税含む財政拡大必要 浜田宏一氏 2016/11/15付日本経済新聞 朝刊:
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09531030U6A111C1EE8000/
《浜田「私は食料とエネルギーを除く『コアコア』の消費者物価指数でインフレ率が安定的
に1.5%に達したら、消費税率を1%ずつ引き上げてはどうかと提案している。逆に
それまでは消費増税を凍結すべきだ」》

消費税の引き下げは日本を救うか – アゴラ:
http://agora-web.jp/archives/2022683.html
消費税の引き下げは日本を救うか
2016年11月16日 池田 信夫
《インフレにするために必要なのは「日本政府は今後ずっと財政赤字を増やすのでインフレ
になる」と投資家が予想することだから、シムズの日本についての政策提言は、消費税の
増税とインフレ目標を明示的にリンクさせることだ。たとえば「消費増税=インフレ率」
という目標を立て、コアCPI上昇率が1%になったら消費税は1%ポイントしか上げない。
デフレになったら消費税を減税する》

上の元ネタ:
シムズ「日本の消費増税はインフレ目標の継続的な達成を条件とすべし」
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20160831/Sims_Jackson_Hole_paper_2016
話題となっているクリストファー・シムズのジャクソンホールの論文から…
第6節では以下のように提言している。…

《必要なのは、財政政策がインフレ率を上昇させることを狙っている、と見做されることで
ある。その際、その目標達成に向かって金融財政政策が協調する必要がある。日本では、
将来の消費増税計画を明示的にインフレ目標の達成と維持に結び付けることによって、
それが果たされるであろう。》

浜田宏一氏が「目からウロコが落ちた」というシムズのジャクソンホール論文:
FISCAL POLICY, MONETARY POLICY AND CENTRAL BANK INDEPENDENCE CHRISTOPHERA.SIMS 201608
‪https://www.kansascityfed.org/~/media/files/publicat/sympos/2016/econsymposium-sims-paper.pdf‬
原論文全17p

3:24 午前  
Blogger yoji said...


アベノミクス4年 減税含む財政拡大必要 浜田宏一氏 2016/11/15付日本経済新聞 朝刊:
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09531030U6A111C1EE8000/
《浜田「私は食料とエネルギーを除く『コアコア』の消費者物価指数でインフレ率が安定的
に1.5%に達したら、消費税率を1%ずつ引き上げてはどうかと提案している。逆に
それまでは消費増税を凍結すべきだ」》

消費税の引き下げは日本を救うか – アゴラ:
http://agora-web.jp/archives/2022683.html
消費税の引き下げは日本を救うか
2016年11月16日 池田 信夫
《インフレにするために必要なのは「日本政府は今後ずっと財政赤字を増やすのでインフレ
になる」と投資家が予想することだから、シムズの日本についての政策提言は、消費税の
増税とインフレ目標を明示的にリンクさせることだ。たとえば「消費増税=インフレ率」
という目標を立て、コアCPI上昇率が1%になったら消費税は1%ポイントしか上げない。
デフレになったら消費税を減税する》

上の元ネタ:
シムズ「日本の消費増税はインフレ目標の継続的な達成を条件とすべし」
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20160831/Sims_Jackson_Hole_paper_2016
話題となっているクリストファー・シムズのジャクソンホールの論文から…
第6節では以下のように提言している。…

What is required is that fiscal policy be seen as aimed at increasing the inflation rate,
with monetary and fiscal policy coordinated on this objective. In Japan, this might be
achieved by explicitly linking planned future increases in the consumption tax to
hitting and maintaining the inflation target.

《必要なのは、財政政策がインフレ率を上昇させることを狙っている、と見做されることで
ある。その際、その目標達成に向かって金融財政政策が協調する必要がある。日本では、
将来の消費増税計画を明示的にインフレ目標の達成と維持に結び付けることによって、
それが果たされるであろう。》

FISCAL POLICY, MONETARY POLICY AND CENTRAL BANK INDEPENDENCE CHRISTOPHERA.SIMS 201608
‪https://www.kansascityfed.org/~/media/files/publicat/sympos/2016/econsymposium-sims-paper.pdf‬ 全17p

3:26 午前  
Blogger yoji said...

シムズ「日本の消費増税はインフレ目標の継続的な達成を条件とすべし」
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20160831/Sims_Jackson_Hole_paper_2016
話題となっているクリストファー・シムズのジャクソンホールの論文から…
第6節では以下のように提言している。…

What is required is that fiscal policy be seen as aimed at increasing the inflation rate,
with monetary and fiscal policy coordinated on this objective. In Japan, this might be
achieved by explicitly linking planned future increases in the consumption tax to
hitting and maintaining the inflation target.

《必要なのは、財政政策がインフレ率を上昇させることを狙っている、と見做されることで
ある。その際、その目標達成に向かって金融財政政策が協調する必要がある。日本では、
将来の消費増税計画を明示的にインフレ目標の達成と維持に結び付けることによって、
それが果たされるであろう。》

FISCAL POLICY, MONETARY POLICY AND CENTRAL BANK INDEPENDENCE CHRISTOPHERA.SIMS 201608
‪https://www.kansascityfed.org/~/media/files/publicat/sympos/2016/econsymposium-sims-paper.pdf‬ 全17p

3:34 午前  
Blogger yoji said...

─ ─たとえ主体が幻想だとしても 、ぼくたちがその幻想を持つという事実は残る 。浅田そう 、その事実は無視できないでしょう 。そもそも 、自然科学的な説明に関してさえ 、旧世代の人間としてはどうしても原理から演繹して説明してほしいと思うので 、すべてがフラットなデ ータの集積に還元されるだけでは説明された気にならないんですよ 。笑い話のようだけれど 、昨年 、山本太郎が国会で安保法案の可決に抵抗すべくひとりで牛歩戦術を行ったら 、それが話題になって 「牛 」という言葉のツイッタ ー上の出現回数が急上昇した結果 、ツイッタ ー分析と連動する自動株取引アルゴリズムが作動してしまったためか 、牛丼の松屋フ ーズの株価が突然高騰したという出来事がありました ★ 1 8 。かつては 、計量経済学でも 、一応は経済理論に基づく因果関係のネットワ ークを連立方程式モデルで定式化し 、統計デ ータからパラメ ータを推定したうえで 、予測値を計算していた 。背後にある構造の理解に基づく説明と予測を目指していたわけです 。しかし 、それはなかなかうまくいかず 、むしろ 、さまざまなデ ータの時系列を追い 、それらの統計的な相関を見出して予測に応用したほうが手っ取り早いということになる 。たとえば 、特定の言葉の使用頻度が上がったら 、特定の株価が上がる確率が高い 、と 。 「牛 」と牛丼屋ならまだ因果関係がはっきり説明できるほうで 、一般的には因果関係はわからないけれど 、とにかく統計的相関が高いというので割り切ってしまうわけです 。こういうのは 「了解 」どころか 「説明 」ですらないのではないか 。そういう懐疑は 、しかし 、時代遅れの雑音とみなされ 、自動株取引アルゴリズムはひたすらに高速化していく 。マイクロセカンド単位で勝負する取引になっていくので 、株式取引所のコンピュ ータ ーにできるだけ近いところから大容量の回線でアクセスすることが求められるほどです 。しかし 、その結果 、時にある種のポジティヴ ・フィ ードバックによる暴走が生じて 、突然あっという間に株価が暴落したりする 。なぜそうなったかは結局よくわからない 。こういう状況を見ていると 、動物的な反応速度が上がっただけで 、知能が進歩したというより 、みんながバカになっていっているような気さえする 。

9:35 午前 削除
Blogger yoji さんは書きました...


>>302には経済学的な脚注が必要だ。以下は高橋洋一による関連記事。


《…近い将来、増税するに違いないと思って、かえって消費を控えてしまう。これが、あるんだ
ね。…当然、消費性向cが小さくなれば、乗数の1/(1−c)は1に近づいちゃうから、経済的
波及効果が薄れてしまう。そういう具合に、いろいろな係数は心理的な要因で変わるから一定
じゃない、ってサージェントさんなんかは言い出した…
…シムズさんは、従来の関係式のようなモデルを一所懸命解いて精緻な解を求めても、係数が
しょっちゅう変わるんじゃ役に立たない、と考えたわけ。それは、サージェントさんなんかと同じ。
実際問題、さっきの外生変数、内生変数っていう区分にしても、日々の経済活動のなかでは、
外生も内生も互いに関係し合って、わからなくなっちゃうしね。日銀だって、景気の動きとか
GDPの動きを見てMBを決めるんだし。
…どっちが先でどっちが後だみたいな関係式を追い求めてもムダだと。だったら、それぞれの
変数をデータとして時系列的に集めれば、将来の予測ができるようなマクロ経済分析用のツー
ルをつくっちゃえばいい、って考えたんだ。そうして、「多変量自己回帰(VAR)モデル」と「一般
化モーメント法(GMM)」っていう、二つの分析ツールを開発したのね。これらは、いまでもマク
ロ動学モデルの実証研究には欠かせない…

>>305続き…
次の期の実データがとれたら、また、モデルが更新されて、さらに次の期の予測をする。そうい
うモデルをつくったわけね。それが「多変量自己回帰(VAR)モデル」。
…Vector Autoregressive Model。Autoregressiveっていうのは自己回帰っていう意味なんだけ
ど、自分の昔でいまが決まるっていう話だよ。このモデルでは、MB、r、P、e、IP、GDP、それ
ぞれの変数のからみあいみたいなのがわかるわけ。ほとんどの場合は昔に遡ると無関係という
ことでゼロになるんだけど。なかにはゼロじゃないのも何個か出てくる。すると「あ、これとこれ
は多少関係関係があるのかな」ってわかる。たとえば、Pを見たら、五年前のMBとのからみを
示す係数がゼロになっていなかったとする。ということは……。
S君 いまMBが増えれば、五年後、Pも増えるかもしれない?》
(『経済のしくみがわかる「数学の話」』高橋洋一より)

マネタリーベース(MB)=市場に流通できる(現金化できる)すべてのお金の量。
国債金利(r)。物価(P)。為替レート(e)、設備投資(IP)

ちなみにシムズは最近話題になっている
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20160831/Sims_Jackson_Hole_paper_2016
《必要なのは、財政政策がインフレ率を上昇させることを狙っている、と見做されることで
ある。その際、その目標達成に向かって金融財政政策が協調する必要がある。日本では、
将来の消費増税計画を明示的にインフレ目標の達成と維持に結び付けることによって、
それが果たされるであろう。》

10:01 午前  
Blogger yoji said...

購買力平価説 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/購買力平価説
購買力平価説
購買力平価説(こうばいりょくへいかせつ、英: purchasing power parity、PPP)とは、 外国為替レートの決定要因を説明する概念の一つ。為替レートは自国通貨と外国通貨 の購買力の比率によって決定されるという説である。19...
絶対的購買力平価-相対的購買力平価-PPPレートの推...-OECD統計の相...
主要通貨購買力平価(PPP)|公益財団法人 国際通貨研究所
www.iima.or.jp/research/ppp/
過去の内外不均衡が十分小さかった一時点を起点としてその後の当該国間のインフレ 格差から時系列的に物価を均衡させる為替相場を算出するものを「相対的購買力平価」 と言います。当研究所はこの相対的購買力平価の理論を用いてグラフを作成してい ...
購買力平価とは-辞書(コトバンク)
各国通貨の対内購買力相互の比価のこと。各国通貨の対内購買力は物価指数の逆数としてとらえられるところから,各国の物価水準を通じて得られる異種通貨間の交換比率は外国為替相場の重要な決定要因の一つとなる。-ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
辞書検索結果をもっと見る

2:02 午前  
Blogger yoji said...

Shukan Tōyō keizai - 第 4723~4728 号 - 129 ページ
https://books.google.co.jp/books?id...

1987 - ‎スニペット表示 - ‎他の版
フリードマンある、と確信するようになった。このグルーブには、何人か名声の髙ぃ経済学者 ... ミネソタでは、クリストファー,シムズとトム,サージヱントが、名目衝撃仮説は結局のところ正しくない、という結論を出した。かれらは、マネタリズムを脱営したのであった ...

2:24 午前  
Blogger yoji said...

貨幣と金融政策 貨幣数量説の歴史的検証
著者名等  平山健二郎/著  ≪再検索≫
著者等紹介 1952年兵庫県生まれ。一橋大学経済学部卒、大阪大学大学院前期課程、イェール大学
大学院、京都産業大学経済学部講師、関西大学商学部助教授を経て、現在、関西学院大学
経済学部教授。専攻は金融論、証券市場論。主要著作「インタラクティブ・エコノミクス
」など。
出版者   東洋経済新報社
出版年   2015.4
大きさ等  22cm 198p
NDC分類 337.1
件名    貨幣数量説  ≪再検索≫
要旨    「貨幣の中立性」「古典派の二分法」の命題は今日も有効なのか?歴史を振り返り、20
00年代の金融危機も踏まえて、貨幣数量説の意味を検証する。
目次    第1章 イントロダクション;第2章 貨幣数量説の歴史的発展;第3章 16世紀「価
格革命」論の検証;第4章 19世紀イギリスにおける貨幣理論の発展;第5章 大恐慌
と貨幣;第6章 第2次世界大戦後のマクロ経済学と金融理論の変遷;第7章 まとめ
内容    貨幣と貨幣数量説の意味を、経済史・経済学史の中で追究。歴史を振り返り、2000年
代の金融危機も踏まえ、「貨幣の中立性」「古典派の二分法」の命題が今日も有効なのか
、再検討を提言する。
内容    内容: イントロダクション
内容    貨幣数量説の歴史的発展
内容    16世紀「価格革命」論の検証
内容    19世紀イギリスにおける貨幣理論の発展
内容    大恐慌と貨幣
内容    第2次世界大戦後のマクロ経済学と金融理論の変遷
内容    まとめ

2:34 午前  
Blogger yoji said...


脱デフレ 金融政策では限界だ クリストファー・シムズ氏 米プリンストン大教授 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO12211400X20C17A1TZA000/


脱デフレ 金融政策では限界だ クリストファー・シムズ氏 米プリンストン大教授
2017/1/29付日本経済新聞 朝刊
保存 印刷その他
 日銀の金融緩和に限界論がささやかれ、財政支出で物価上昇率2%を目指そうという新理論がわき起こっている。壮大な量的緩和を提唱したリフレ派が「財政拡張派」にくら替えする動きもある。いったいどんな考え方なのか。ノーベル経済学賞を受賞し「物価水準の財政理論(FTPL)」を唱える米プリンストン大のクリストファー・シムズ教授に聞いた。

■インフレで債務軽減 宣言を


画像の拡大
 ――日銀が「量的質的金融緩和」を始めてまもなく4年。物価上昇率は2%に届かないままです。日本のリフレ政策は失敗ですか。

 「日銀が大量の資金を供給して金利水準を低く保ったことは、正しい施策だったと思う。ただ日本のように政策金利が下がって(利下げの余地がない)ゼロ金利制約に直面すると、金融政策で物価をコントロールすることは、もはやできない。日銀はその事実を認める必要があるだろう。むしろ最大の失敗だったといえるのは、物価上昇率が2%に達する前に消費増税に踏み切ったことだ」

 ――個人消費がしぼんでしまったというとらえられ方をしました。

 「私が主張したいのはそうではない。増税はFTPLの考え方と正反対だということだ。ゼロ金利制約下で物価上昇を実現できるのは、中央銀行ではなく財政をつかさどる政府だ。政府がインフレを起こすには、むしろ増税での財政再建を棚上げしなくてはならない」

 「物価引き上げに必要なのは、日本政府が政府債務の一部を、増税ではなくインフレで帳消しにすると宣言することだ。政府が2%の物価上昇率目標を掲げ、達成するまでは消費税増税を延期する。しぼんでしまった人々のインフレ期待を高める『サプライズ』につながるだろう」

 ――日銀もインフレ期待に働きかけると主張してきました。「人間の期待」にそこまで期待できますか。

 「非常に難しい問題ではある。ただ、日銀の金融緩和でいえば、首尾一貫した財政の後押しがなかったことが問題なのだ。政府のトップが『インフレを起こす準備ができている。それを債務返済に使う』と言えば、人々の予想を十分に変えることができる」

 「実際、1930年代のルーズベルト米政権は、インフレ期待を起こすことに成功している。前政権下で染みついたデフレ環境を転換するために、金本位制を捨ててドルを切り下げ、財政拡張にも転じ、米連邦準備理事会(FRB)には国債を大量に買い上げるよう求めた。インフレを目指して全ての政策を転換したことで、物価予想はデフレからインフレへと一気に跳ね上がった」

 ――日本は国と地方を合わせた政府全体の債務残高が国内総生産(GDP)の2倍強に達します。

 「逆説的だが、今は投資家にとって政府債務の魅力が強すぎる。投資家は安全を欲しており、国債が最大の投資先だ。この資金の流れを民間投資に向けるには、人々が『国債を持ちたくない』と思うように仕向けなければならないのだ。インフレを起こしてそれで政府債務の一部を返済すると宣言すれば、価値が損なわれる国債の魅力は弱まり、民間投資への資金の流れをつくることができる」

 「もっとも歯止めの効かないインフレは恐ろしいものだ。人々は物価が目標の2%に達して以降、3%、4%、5%と上がっていくのではないかと恐れている。しかし今では金融政策の進化で、インフレを制御する手段が多くある。(民間銀行が中央銀行に預ける)準備預金に付ける金利を操作して政策金利を一定の範囲で保つことができる。財政当局者の信頼性も高まっており、いざとなれば緊縮財政に転じることもできる」

3:24 午前  
Blogger yoji said...

 ――それでもインフレによる実質債務の縮小は国債保有者に損失をもたらします。金融不安を招くリスクも否めません。

 「インフレは国債保有者に負担を強いて利益が減ることになり『インフレ税』と言われればその通りだ。日本にとってインフレによる実質債務の削減が簡単ではないことは理解している。たとえば長期国債に大量の投資をしている日本郵政だ。インフレで長期金利が上昇すれば、保有国債の価値が落ちて資本毀損が発生しかねない。民間金融機関などが抱える大量の長期国債が重荷となって、インフレ政策で金融セクターが萎縮するリスクはある」

 「インフレで日本の政府債務がどれだけ軽減されるか、一方で国債保有者への『インフレ税』によって金融システムにどれくらいの悪影響が及ぶのか、吟味して政策判断することが必要だ。ただ、物価が2%に上昇するとしても、金融機関にはバランスシートを調整する時間があるだろう。金融システムの動揺を防ぐ策は講じるべきだが、急激に事態が悪化するとはみていない」

■物価2%まで増税凍結

 ――健全財政の放棄との曲解も目立つようです。

 「この政策は、財政赤字で生み出された政府債務のすべてをインフレで解消するわけではない。一部をインフレで賄うだけで、物価上昇率が2%に達すれば、段階的に連続的に消費税を引き上げていくことが合理的だと思う。日本は巨額の財政赤字を抱えており、減税などの追加策も不要だ。最終的に増税が必要だとしても、経済に悪影響をもたらす低金利・低インフレが続いている間は増税しないと宣言することが重要だ。政府債務への過剰な資金流入を止め、民間需要を高めることが必要だからだ」

 「その上で改めてインフレ目標の重要性を議論したい。さまざまな歴史的な理由があって、一定の物価上昇が経済成長に多くの利点があることは考え方が一致するところだろう。戦前の世界大恐慌をみればはっきりしている。もっともこの政策が保証するのは、2%の物価目標に到達できるということだ。日本は人口問題など構造的な低成長要因を抱えており、それは別の解決手段が必要になる」

 ――トランプ米大統領は財政拡張を掲げています。

 「トランプ氏の主張は減税で財政支出を増やし、ただただ財政赤字を膨らませる政策だ。人々は米国の将来の増税を見込んでおらずインフレ観測が高まるだろう。ただ『物価上昇が一定に達するまで』という条件をつけなければ財政拡張は歯止めの利かないインフレをもたらす危険がある」

 「もっともトランプ政権の政策はきわめて不確実性が大きい。企業減税は高い確率で実行に移されるだろうが、税制改革案を実際に設計する下院共和党指導部には健全財政を好む『財政タカ派』が含まれ、トランプ氏が公約してきた財政拡張策がすべて実行されることにはならない」

 1942年生まれ。計量経済学とマクロ経済学の大家で、2011年にノーベル経済学賞を受賞した。金融政策が経済に短期的・長期的にどのような影響を与えるかを研究し、マクロ経済分析の基礎を築いた。
 16年8月には米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長らが一斉に集う米ジャクソンホール会議に招かれ「ゼロ金利近傍では金融政策の効き目が薄れるため、インフレを目指した財政支出でインフレ期待を引き上げるべきだ」と講演し、注目を浴びた。日本でも安倍晋三首相の経済ブレーンである浜田宏一米エール大名誉教授がシムズ氏の講演を「目からウロコが落ちた」と評して「ポスト・アベノミクス」の政策運営に影響を与えつつある。74歳。

◇     ◇

FTPLとは


画像の拡大
 財政支出で低インフレから脱するというシムズ氏の主張は「物価水準の財政理論(FTPL=Fiscal Theory of the Price Level)」に基づく。

 FTPLの考え方は(1)政府が財政支出を増やす(2)企業や個人が将来の財政悪化を予測する(3)お金の価値が下がる(4)インフレが発生する――という流れにある。減税や公共投資で需要を積み上げるケインズ政策と混同されるが、FTPLの発想は異なる。

 例えば政府の借金が100兆円あるとする。ただ、残念ながら将来は50兆円分の返済原資しか得られそうにない。政府は個人や企業と異なり借金を踏み倒すことはできない。

 どうするか。通常であれば増税で借金を返そうとするだろう。しかし、FTPLでは増税ではなく、インフレで借金を返そうと考える。50兆円の返済原資をインフレによって名目100兆円に膨らませることができれば、増税しなくても借金は帳消しにできる。

 このメカニズムを応用すれば「政府は増税しません。インフレで借金を返済します」と公約すればいい。個人や企業はその場で「将来は物価が上昇する」と考え、実際には財政が野放図に悪化する前に人々のインフレ予測が上向く――。これがFTPLの考え方だ。

 近代経済社会は金融政策で物価を操作してきた。ただ名目金利がゼロに近づくと利下げができず、政策効果が薄れる。シムズ氏は効果を失った金融政策の代わりに財政政策で人々のインフレ予測に働きかけるよう主張する。

〈聞き手から〉「魔法のつえ」はない

 世界の中央銀行関係者や市場参加者にとって、金融政策の限界論を説くシムズ氏は、皮肉にも最も旬な一人である。ただ、その理論は「連立方程式で形作られ、一般に広めるのが簡単ではない」(シムズ氏)。日本でも学識経験者らがシムズ氏の主張をとり入れて「ポスト・アベノミクス」を模索する動きがあるが、理論はいまだ消化不良で賛否を戦わす議論の土壌が育っているとはいいがたい。

 シムズ氏が主張するのは野放図な財政拡張ではない。増税先送りによる財政悪化とインフレを容認しつつ、ハイパーインフレにならないよう政府・中銀のコントロールは保つという矛盾したような狭い道を進む必要がある。政策は極めて実験的といわざるを得ない。

 シムズ氏は「国債の魅力を弱めたい」とも話した。民間事業への資金の流れを取り戻すためだが、金融機関が国債投資に突き進むのは政府の財政再建を見込んでいるためだけではない。国債をリスクゼロの資産とみなす国際金融規制など、マクロ経済理論からやや外れた要因がそこにはある。低インフレからの脱却には「金融政策と財政の協調」(シムズ氏)だけでなく、政府規制や商慣習の見直しなど全面的な改革が必要になる。

 異次元緩和、マイナス金利、イールドカーブ・コントロール――。アベノミクスでは日銀を中心に先駆的な政策をいくつも試したが、「魔法のつえ」があるわけではない。即効薬ばかりを探し求め、人口減など重たい課題の解決がおろそかになれば、それは本末転倒だ。

(ワシントン=河浪武史)

3:25 午前  
Blogger yoji said...

FTPLの考え方:

従来
     政務債務
将来の返済原資I増税で穴埋め
財政再建でデフレ圧力↩︎

FTPL
     政務債務
将来の返済原資Iインフレで穴埋め
物価予想がインフレに↩︎

3:31 午前  
Blogger yoji said...

シムズ、フリードマン、ヘリコプターマネー他




以下の図は木下栄蔵『アメリカの次の覇権国はどこか?』2012、『資本主義の限界』2016より

イ                         
ンギ           |        
フャ          /|\        
レッ         /バ|バ\       
 プ 通常経済   /ブ | ブ\ 恐慌経済 
_________/ル  |  ル\______________
         発   |   崩\          デ
デ       生    |    壊\______   フ
フギ インフレ      |      デフレ   |  レ
レャ 経済成長する時期     次の経済成長のための|  ギ
 ッ              社会的共通インフラを|  ャ
 プ              構築する時期    金\ ッ
                          融 \プ
    主役=市場         主役=国家   緩  \
    〇財政再建         〇財政出動   和
    ×財政出動         ×財政再建


                   ←リフレ政策
               ←ヘリコプターマネー
               ←マネタイゼーション
              ←中央銀行の国債引受け☆
               ←物価水準の財政理論

   インフレ               デフレ

フリードマン(上の4つ) vs. シムズ(4,5番目=ケインズ)
現在の日本の状況的に金融政策は効かないので上の3つ(に期待すること)は間違い。

シムズは思想はもともとフリードマン寄りだがマネタリズムから脱した。

☆国債引き受けはフリードマンも推奨。国債を引き受けても公共事業なしなら意味がないが。



ちなみに有効と思われる地域再投資法(CRA)は財政出動であり金融政策でもある。

(三橋はヘリコプターマネーを財政出動だと言うがこれは無理筋。)

http://www.mitsuhashitakaaki.net/2016/07/28/shimakura-53/

木下の本で分かりやすいのは、『経済学革命』(木下栄蔵, 三橋貴明 著) 2011年
馬鹿にするかもしれないがこれはいい本(無料サンプル http://a.co/2VgMLHG)

ヘリコプターマネーの元ネタのフリードマン(『最適通貨量』『貨幣の悪戯』)を読むよりいい 。



シムズ(物価水準の財政理論)に関しては以下のサイトがいい。

http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20160831/Sims_Jackson_Hole_paper_2016
《必要なのは、財政政策がインフレ率を上昇させることを狙っている、と見做されることで
ある。その際、その目標達成に向かって金融財政政策が協調する必要がある。日本では、
将来の消費増税計画を明示的にインフレ目標の達成と維持に結び付けることによって、
それが果たされるであろう。》

3:37 午前  
Blogger yoji said...

脱デフレ 金融政策では限界だ クリストファー・シムズ氏 米プリンストン大教授 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO12211400X20C17A1TZA000/


http://www.nikkei.com/content/pic/20170129/96958A99889DE3E0E0E3E3E6E2E2E0E5E2E3E0E2E3E5868893E2E2E2-DSXKZO1221154027012017TZA000-PB1-5.jpg


3:44 午前  
Blogger yoji said...

高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi)
2017/02/15 0:54
シムズ理論(FTPL)。学者や素人さんの論考が多い。オレは数式ありしか見ないけど、統合政府の話なのに、債務残高は統合政府BSの右側だけのものになるのか疑問。それ以外は統合政府のネットのものばかりなのに債務残高だけグロスなのはなぜか。特に日本のように金融資産が多い国は問題でしょ

Twitter


◆ビジネスシーンでよく聞く言葉
「グロス」?「ネット」?
「グロス」?「ネット」?
ネット上でも…。
「グロス」と「ネット」の違いを忘れた
出典
Twitter
「グロス」と「ネット」どっちがどっちだっけ?
出典
Twitter
そこで
そこで
「グロス」と「ネット」の言葉の意味を再確認してみましょう。
◆「グロス」と「ネット」の意味の違い
▽「グロス」は《総計》
「グロス(英:Gross)」には《全体で》、《総体で》という意味がある
出典
グロス
12ダース×12(=144)という意味もある。
▽「ネット」は《正味・実質》
「ネット(英:Net)」には《正味の》、《中身だけの》という意味がある
出典
ネット
◆お菓子で考えるとわかりやすい「グロス」と「ネット」
実は身近なところにある「ネット」の表記
アマナイメージズ
コンビニエンスストアの店内 by アマナイメージズ
実は身近なところにある「ネット」の表記
お菓子の袋などには、【NET 100g】のように書かれている。
袋菓子に【NET 100g】等と書いてありますが、《袋などの包材の重量を除いたお菓子そのものの重量》が100gということです
出典
Yahoo!知恵袋
つまり《食べることのできない部分(ラップ・容器・袋・缶・瓶・箱など)を含めた重量》が「グロス」。《食べることのできる中身だけの重量》が「ネット」ということになります
出典
教えて!goo
◆「グロス」と「ネット」は様々なシーンで使われている
■例えばゴルフ
「グロススコア」と「ネットスコア」
アマナイメージズ
ゴルフクラブを振る20代女性 by アマナイメージズ
「グロススコア」と「ネットスコア」
ハンディキャップを引かないか引くかの違い。
「グロススコア」は18ホールでの《ハンディキャップを引く前の打数(総スコア)》
出典
グロス
ストローク数が100として、ハンディキャップが20の場合、「グロススコア」はストローク数の総計。「ネットスコア」はストローク数からハンディキャップを差し引いた数80をいいます
出典
OKWave
■例えば見積書
ビジネスシーンでも使われる「グロス」と「ネット」
ビジネスシーンでも使われる「グロス」と「ネット」
業界によって意味が異なることも。
「グロス価格」とは、《販売手数料込みの売価のこと》。「ネット価格(NET価格)」とは、付加手数料を引いた《正味の原価》のことをいいます。おおまかに言えば、「グロス価格」=《売値》、「ネット価格(NET価格)」=《原価》のことです
出典
教えて!goo
ただし「ネット価格(NET価格)」は業界によっては、利益を除いた純価格や、最低価格、最終見積価格など、様々な意味を持っているので注意したい。
■例えば請求書
請求書にある「ネット価格(NET価格)」というのは《商品そのものの価格》です。「グロス価格」というのは、商品を送ってもらったりする場合などに、商品の価格以外の梱包の費用とか運賃が発生したりします。《それらをすべて含んだ価格》という意味があります
出典
Yahoo!知恵袋
ただし、業界によって意味が異なる場合もある。
■例えば広告業界
広告業界で「グロス」は《広告で売り上げた金額の全て》をさす。「ネット」は、《グロス(売り上げの全額)から、広告代理店の手数料などを差し引いた金額で、実際に受け取る金額》をさす
出典
LINE Corporation
■例えば各種統計
こんなところでも「グロス」と「ネット」が使われている
アマナイメージズ
レインボーブリッジ周辺の空撮 by アマナイメージズ
こんなところでも「グロス」と「ネット」が使われている
貿易統計では、「グロス」は《輸出金額、輸入金額》、「ネット」は差額の《貿易黒字、貿易赤字》のこと
出典
OKWave
政府債務で「グロスでGDP比○%」と言えば、《単純に債務総額》。「ネットでGDP比×%」と言えば、《政府債務から政府資産を引いたもの》をさす
出典
BIGLOBEなんでも相談室

8:10 午前  
Blogger yoji said...

【経済】麻生太郎財務相『シムズ理論』採用せず 積極的な財政出動でインフレを引き起こして国の借金を帳消しにするという理論 [無断転載禁止]©2ch.net

1 :的井 圭一 ★ 【特別重大報道】©2ch.net:2017/03/10(金) 06:44:53.30 ID:CAP_USER9 ?PLT(15100)

麻生太郎財務相は9日の参院財政金融委員会で、積極的な財政出動でインフレを引き起こして国の借金を帳消しにするという「シムズ理論」に関し、
「この内閣で私がいる間はそんないいかげんな話にならないと保証する」と述べ、採用しないと明言した。

 麻生氏は、ノーベル経済学賞を受賞した米プリンストン大のクリストファー・シムズ教授が唱えるシムズ理論に対し、
物価の急上昇を招きかねず、年金生活者に多大な影響が及ぶと強い懸念を示した。

麻生太郎財務相「『シムズ理論』採用せず」 - SankeiBiz(サンケイビズ) 2017.3.9 23:41
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170309/mca1703092341019-n1.htm

5:48 午後  
Blogger yoji said...

理論というより現状認識の問題だ

麻生は周りが金持ちばかりだから現状認識が出来ていない

5:55 午後  
Blogger yoji said...

759 :名無しさん@1周年:2017/03/10(金) 10:53:02.92 ID:dJHY9owS0
シムズ(物価水準の財政理論)に関しては以下のサイトがいい。

シムズ「日本の消費増税はインフレ目標の継続的な達成を条件とすべし」
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20160831/Sims_Jackson_Hole_paper_2016
話題となっているクリストファー・シムズのジャクソンホールの論文から…
第6節では以下のように提言している。…

What is required is that fiscal policy be seen as aimed at increasing the inflation rate,
with monetary and fiscal policy coordinated on this objective. In Japan, this might be
achieved by explicitly linking planned future increases in the consumption tax to
hitting and maintaining the inflation target.

FISCAL POLICY, MONETARY POLICY AND CENTRAL BANK INDEPENDENCE CHRISTOPHERA.SIMS 201608
https://www.kansascityfed.org/~/media/files/publicat/sympos/2016/econsymposium-sims-paper.pdf 全17p

http://agora-web.jp/archives/2022683.html
消費税の引き下げは日本を救うか
2016年11月16日 池田 信夫
《インフレにするために必要なのは「日本政府は今後ずっと財政赤字を増やすのでインフレ
になる」と投資家が予想することだから、シムズの日本についての政策提言は、消費税の
増税とインフレ目標を明示的にリンクさせることだ。たとえば「消費増税=インフレ率」
という目標を立て、コアCPI上昇率が1%になったら消費税は1%ポイントしか上げない。
デフレになったら消費税を減税する》

5:56 午後  
Blogger yoji said...


シムズよりこっちの方が分かりやすい

以下の図は木下栄蔵『アメリカの次の覇権国はどこか?』2012、『資本主義の限界』2016より

イ                         
ンギ           |        
フャ          /|\        
レッ         /バ|バ\       
 プ 通常経済   /ブ | ブ\ 恐慌経済 
_________/ル  |  ル\______________
         発   |   崩\          デ
デ       生    |    壊\______   フ
フギ インフレ      |      デフレ   |  レ
レャ 経済成長する時期     次の経済成長のための|  ギ
 ッ              社会的共通インフラを|  ャ
 プ              構築する時期    金\ ッ
                          融 \プ
    主役=市場         主役=国家   緩  \
    〇財政再建         〇財政出動   和
    ×財政出動         ×財政再建


                   ←リフレ政策
               ←ヘリコプターマネー
               ←マネタイゼーション
              ←中央銀行の国債引受け
               ←物価水準の財政理論

   インフレ               デフレ

フリードマン(上の4つ) vs. シムズ(4,5番目=ケインズ)
現在の日本の状況的に金融政策は効かないので上の3つ(に期待すること)は間違い。

5:58 午後  
Blogger yoji said...

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           /
          /         \
  3x3    /          /
   _____/          /
  |_|_|_|\        /5×5
  |_|_|_|        /
  |_|_|_|______\/
        |_|_|_|_|
        |_|_|_|_|4×4
        |_|_|_|_|
        |_|_|_|_|

12:58 午前  
Blogger yoji said...


            /\ 
           /    \ 
          /        \
  3x3    /          /
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  |_|_|_|   \    /
  |_|_|_|______\/
        |_|_|_|_|
        |_|_|_|_|4×4
        |_|_|_|_|
        |_|_|_|_|

1:04 午前  
Blogger yoji said...



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  |_|_|_|   \/ / /
  |_|_|_|______\/
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        |_|_|_|_|4×4
        |_|_|_|_|
        |_|_|_|_|

1:12 午前  
Blogger yoji said...



翁金利で参考文献に挙げられていた
珍しく真面目にゲゼルが言及されている

https://www.amazon.co.jp/新しい物価理論―物価水準の財政理論と金融政策の役割-一橋大学経済研究叢書-渡辺-努/dp/4000097288
新しい物価理論―物価水準の財政理論と金融政策の役割 (一橋大学経済研究叢書) 単行本 – 2004/2/20
渡辺 努 (著), 岩村 充 (著)


新しい 物価理論 物価水準の財政理論と金融政策の役割
叢書名   一橋大学経済研究叢書  ≪再検索≫
著者名等  渡辺努/著  ≪再検索≫
著者名等  岩村充/著  ≪再検索≫
著者等紹介 【渡辺】1959年生まれ。82年東京大学経済学部卒、日本銀行入行。99年一橋大学経済研究所助教授、2002年同教授。専攻はマクロ経済学、国際金融論。
著者等紹介 【岩村】1950年生まれ。74年東京大学経済学部卒、日本銀行入行。98年早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。専攻は金融論、情報社会論。著書に「入門企業金融論」「銀行の経営革新」「サイバーエコノミー」「企業金融の理論と法」。
出版者   岩波書店
出版年   2004.2
大きさ等  21cm 244p
NDC分類 337.81
件名    物価  ≪再検索≫
件名    金融政策  ≪再検索≫
要旨    一九九〇年代後半の新興市場における通貨危機とインフレーションの関係を明らかにして脚光を浴びた「物価水準の財政理論(FTPL)」は、物価水準と財政との関係に注目する新しい考え方である。本書は、この理論をデフレーション下の日本経済の分析に応用し、管理通貨制における政府と中央銀行の物価に対する役割を考察する。
目次   
第1章 誰が貨幣価値を支えているのか(金本位制の世界;FTPL―物価水準の財政理論 ほか);
第2章 FTPLの道具箱(財政と貨幣価値のリンク;最小限のモデル ほか);
第3章 ゼロ金利下の政策コミットメント(1)(日本銀行のゼロ金利政策;ゼロ金利制約に関する研究 ほか);
第4章 ゼロ金利下の政策コミットメント(2)(流動性の罠と財政コミットメント;物価水準の決定モデル ほか);
第5章 代替的な制度(ゲゼル型貨幣;リカーディアンの政府)

内容    物価水準を財政状況から解明する「物価水準の財政理論」という枠組みを、デフレーション下の日本経済の分析に援用し、管理通貨制における政府と中央銀行の物価決定に果たす役割を、新しい分析方法を用いて考察する。
ISBN等 4-00-009728-8

8:26 午後  
Blogger yoji said...



平山健二郎がVAR分析の実例として挙げていた。

マクロ金融政策の時系列分析 宮尾 龍蔵 2006
https://www.amazon.co.jp/dp/4532133157?
マクロ金融政策の時系列分析 政策効果の理論と実証
著者名等  宮尾龍蔵/著  
著者等紹介 1964年大阪府生まれ。87年神戸大学経済学部卒。94年ハーバード大学大学院経済
学研究科修了。現在、神戸大学経済経営研究所教授。
出版者   日本経済新聞社
出版年   2006.6
大きさ等  22cm 281p
NDC分類 338.3
件名    金融政策-日本  
要旨
日本の景気変動メカニズムをデータから精緻に検証。量的緩和やゼロ金利など、総需要サ
イドの金融政策によって経済が好転したというわけではなく、経済の供給サイドや構造問
題に本質的要因があることを、時系列手法を駆使して浮き彫りにする。

目次   
序章 本書の問題意識と要約
第2章 金融政策の効果
第3章 インフレ目標政策
第4章 貨幣需要の関係と流動性のわな
第5章 為替レート政策
第6章 経常収支と財政収支の持続可能性
第7章 マネーサプライの役割
第8章 日本の長期停滞と経済の供給サイド
終章 今後のマクロ政策運営に向けて

内容    日本の景気変動メカニズムをデータから精緻に検証。総需要サイドの金融政策によって経
済が好転したというわけではなく、経済の供給サイドや構造問題に本質的要因があること
を、時系列手法を駆使して浮き彫りにする。〈受賞情報〉日経・経済図書文化賞(第49
回)
ISBN等 4-532-13315-7
書誌番号  3-0206041873


https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/opac/OPP1500?ID=1&SELDATA=TOSHO&SEARCHID=1&START=1&ORDER=DESC&ORDER_ITEM=SORT4-F&LISTCNT=10&MAXCNT=1000&SEARCHMETHOD=SP_SEARCH&MENUNO=0

非伝統的金融政策 政策当事者としての視点
著者名等  宮尾龍蔵/著  
著者等紹介 1987年、神戸大学経済学部卒業。94年、ハーバード大学大学院修了。神戸大学経済
経営研究所助教授、同教授、同所長、日本銀行政策委員会審議委員(2010~15年)
を経て現職。現在、東京大学大学院経済学研究科教授、神戸大学名誉教授 主要著作『マ
クロ金融政策の時系列分析』(日本経済新聞社、2006年、第49回日経・経済図書文
化賞受賞)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版者   有斐閣
出版年   2016.10
大きさ等  20cm 244p
NDC分類 338.3
件名    金融政策-日本  
件名    日本銀行  
要旨    非伝統的金融政策の効果はあるのか、2%物価安定目標は妥当なのか、懸念すべき副作用
は何か、マイナス金利政策の影響は何か―「理論」と「実証」から答える。

目次
第1章 非伝統的金融政策とは何か
第2章 非伝統的金融政策の効果はあるのか(1)理論的なメカニズム
第3章 非伝統的金融政策の効果はあるのか(2)実証的な証拠
第4章 2%物価安定目標は妥当なのか
第5章 懸念すべき副作用は何か
第6章 マイナス金利政策の影響は何か
第7章 日銀での5年間と今後の展望

内容
非伝統的金融政策の効果はあったのか?2%物価安定目標は妥当なのか?懸念すべき副作
用は何か?マイナス金利政策の影響は何か?政策決定に携わった著者が、非伝統的金融政
策の特徴と課題を理論と実証の両面から答える。

8:39 午後  
Blogger yoji said...


浅田彰 …そもそも 、自然科学的な説明に関してさえ 、旧世代の人間としてはどうしても
原理から演繹して説明してほしいと思うので 、すべてがフラットなデータの集積に還元さ
れるだけでは説明された気にならないんですよ 。笑い話のようだけれど 、昨年 、山本太郎
が国会で安保法案の可決に抵抗すべくひとりで牛歩戦術を行ったら 、それが話題になって
「牛 」という言葉のツイッター上の出現回数が急上昇した結果 、ツイッター分析と連動
する自動株取引アルゴリズムが作動してしまったためか 、牛丼の松屋フーズの株価が突然
高騰したという出来事がありました 。かつては 、計量経済学でも 、一応は経済理論
に基づく因果関係のネットワークを連立方程式モデルで定式化し 、統計データからパラメ
ータを推定したうえで 、予測値を計算していた 。背後にある構造の理解に基づく説明と
予測を目指していたわけです 。しかし 、それはなかなかうまくいかず 、むしろ 、さまざま
なデータの時系列を追い 、それらの統計的な相関を見出して予測に応用したほうが手っ取り
早いということになる 。たとえば 、特定の言葉の使用頻度が上がったら 、特定の株価が
上がる確率が高い 、と 。 「牛 」と牛丼屋ならまだ因果関係がはっきり説明できるほうで 、
一般的には因果関係はわからないけれど 、とにかく統計的相関が高いというので割り切って
しまうわけです 。こういうのは 「了解 」どころか 「説明 」ですらないのではないか 。そう
いう懐疑は 、しかし 、時代遅れの雑音とみなされ 、自動株取引アルゴリズムはひたすらに
高速化していく 。マイクロセカンド単位で勝負する取引になっていくので 、株式取引所の
コンピューターにできるだけ近いところから大容量の回線でアクセスすることが求められる
ほどです 。しかし 、その結果 、時にある種のポジティヴ ・フィードバックによる暴走が生じ
て 、突然あっという間に株価が暴落したりする 。なぜそうなったかは結局よくわからない 。
こういう状況を見ていると 、動物的な反応速度が上がっただけで 、知能が進歩したというよ
り 、みんながバカになっていっているような気さえする 。

2:09 午後  
Blogger yoji said...


以下、『経済のしくみがわかる「数学の話」』(高橋洋一2012,2014)より:
《教授 …主だったものを挙げてみようか。まず、マネタリーベース(MB)。これは、
市場に流通できる(現金化できる)すべてのお金の量だよね。それから、国債金利(r)。
物価(P)。為替レート(e)。さらに、設備投資(IP)…
GDPと設備投資の関係式では「加速度原理」なんていうのがある。GDPがドーンと増えてい
くと、設備投資はどんどんそれに応じて増えていっちゃうとかね。あるいは、所得と消費の
関係式では消費関数なんていうのがある。関係式では設備投資関数っていうのがあったり。
そういった関係式を全部洗い出すために、いろんな研究があったわけ。この関係式を出すって
いうのがマクロ経済学の一つの流儀だったんだな。…いまはこうした数式の羅列で見ている人
もいるけど、だんだん少なくなっている。同じ数学的な扱いでも、だんだんと進歩してるの。
でも、ややブラックボックスみたいになってて、初心者にはわからなくなっている…
…シムズさんは、従来の関係式のようなモデルを一所懸命解いて精緻な解を求めても、係数
がしょっちゅう変わるんじゃ役に立たない、と考えたわけ。それは、サージェントさんなん
かと同じ。実際問題、さっきの外生変数、内生変数っていう区分にしても、日々の経済活動の
なかでは、外生も内生も互いに関係し合って、わからなくなっちゃうしね。日銀だって、景気
の動きとかGDPの動きを見てMBを決めるんだし。
…どっちが先でどっちが後だみたいな関係式を追い求めてもムダだと。だったら、それぞれの
変数をデータとして時系列的に集めれば、将来の予測ができるようなマクロ経済分析用の
ツールをつくっちゃえばいい、って考えたんだ。そうして、「多変量自己回帰(VAR)
モデル」と「一般化モーメント法(GMM)」っていう、二つの分析ツールを開発したのね。
これらは、いまでもマクロ動学モデルの実証研究には欠かせない…
次の期の実データがとれたら、また、モデルが更新されて、さらに次の期の予測をする。
そういうモデルをつくったわけね。それが「多変量自己回帰(VAR)モデル」。
…Vector Autoregressive Model。Autoregressiveっていうのは自己回帰っていう意味なんだけど、
自分の昔でいまが決まるっていう話だよ。このモデルでは、MB、r、P、e、IP、GDP、
それぞれの変数のからみあいみたいなのがわかるわけ。ほとんどの場合は昔に遡ると無関係と
いうことでゼロになるんだけど。なかにはゼロじゃないのも何個か出てくる。すると「あ、
これとこれは多少関係関係があるのかな」ってわかる。たとえば、Pを見たら、五年前のMB
とのからみを示す係数がゼロになっていなかったとする。ということは……。
S君 いまMBが増えれば、五年後、Pも増えるかもしれない?》
(『経済のしくみがわかる「数学の話」』高橋洋一より)

2:53 午後  
Blogger yoji said...




 (3)構造ベクトル自己回帰モデルの導出
 ベクトル自己回帰モデルによく似た表現で,経済構造に基づいて政策効果などを議論するフレームワークが「構造ベクトル自己回帰(structrual VAR)モデル」です。
 ここで,典型的な構造VARモデルを,上記の3変数モデルで考えると,

  yt=[3つの変数のラグで説明される頂]+εy,t
  πt=αyt+[3つの変数のラグで説明される項]+επ,t
  mt=βyt+νπ′+[3つの変数のラグで説明される項]十εm,t
と表されます。
第1式は産出量(実質GDP)を説明する式
第2式はインフレ率を説明する式
第3式はマネタリーベースを説明する式


宮尾非伝統116-8

以下同様に,第2式のインフレ率πrの式,第3式のマネタリーベースれの式を表すと,
  π′=[3つの変数のラグで説明される頂]+zπ,
  ′%′=[3つの変数のラグで説明される頂]+z″″
となります。各式のカギ括弧内は(A3.2)式のカギ括弧と同様の表現が入り,“πル%zノはそれぞれの誤差項です。
 以上の3つの式をまとめて表現すると,最終的に,ベクトル自己回帰モデルは,
  Xr=41Xr lキスメ_2+%`は3.3)
と表されます。(A3.1)式の1変数の自己回帰モデルと見た目にはまったく同じですが,ベクトル自己回帰モデルは,3つの変数をそれぞれの過去の値で説明する式体系となります。るは3つの変数からなるベクトル,ム,42は3行×3列の係数の行列,“′も3つの誤差項(ら`,%π,`,%",Dからなるベクトルになります。

 (3)構造ベクトル自己回帰モデルの導出
 ベクトル自己回帰モデルによく似た表現で,経済構造に基づいて政策効果などを議論するフレームワークが「構造ベクトル自己回帰(structrual VAR)モデル」です。
 ここで,典型的な構造VARモデルを,上記の3変数モデルで考えると,

  yt=[3つの変数のラグで説明される頂]+εy,t
  πt=αyt+[3つの変数のラグで説明される項]+επ,t
  mt=βyt+νπ′+[3つの変数のラグで説明される項]十εm,t
と表されます。

第3章 非伝統的金融政策の効果はあるのか(■) 117


 第1式は産出量(実質GDP)を説明する式です。GDPを説明する要因は,家計の消費や企業の設備投資行動など多岐にわたりますが,特定のモデルや定式化を仮定せず,過去のGDP,インフレ率,マネタリーベースがさまざまな構造的な関係式を経由して現在のGDPを説明すると想定します。特定のモデルに依拠して,各支出項目の説明式を詳細に設定するのは,伝統的なマクロ計量モデルのアプローチですが,その際にはシステムが大規模になるとともに数多くの制約が仮定されます。ここでは,そうした特定モデルに基づいて数多くの想定を置くことはしないという意味で,分析者の恣意性をできるだけ排除した制約の緩いモデルと解釈できます。
 第2式はインフレ率を説明する式で,基本的にはGDPと同様に(緩い制約のもとで)各変数のラグが説明変数として入りますが,それに加えて,インフレ率とGDPとの間に同時点の相関を容認しています(π′=α光)oこの関係の傾きが正であれば,標準的な右上がりの総供給関数もしくはフイリップス曲線の関係を表すことになります。
 第3式はマネタリーベースを説明する式で,同じく各変数のラグに加えて,同時点の関係として産出量とインフレ率にも依存することを容認しています。これは経済活動に依存してマネーが供給される「内生的な貨幣供給」の面と,景気やインフレ動向に金融政策が反応する「政策反応関数」の面の両方を含んでいる可能件があります。
 各式の誤差項は,各変数の変動を引き起こす「構造ショック」として解釈されます(それぞれの説明される変数に対応して「GDPショック」,「インフレ・ショック」,「マネタリーベース・ショック」と呼ばれます)。
 以上の3つの式と構造シヨツクをまとめて表現すると,構造ベクトル自己回帰モデルは,


B0Xt=B1Xt-1+B2Xt-2+εt



と表されます。ここでXtは3つの変数からなるベクトル,B0,B2,B3は3行×3列の係数の行列,εtは3つの構造ショック(εy,t,επ,t,εm,t)からなるベクトルになります(構造ショックは,それぞれ系列相関がなく,互いに無相関と仮定されます)。
 ここで同時点の関係を表す係数B0は,


   1 0  0
B0=-a  1   0
 -β -γ   1

となり,下三角行列になります。データから(A 3.3)式を推定し,とで求められます。 
 構造モデルを導出する際,(A3.5)式の同時点の制約(下三角の形になるようにB0の上三角の要素にゼロを仮定)が用いられます。たとえば30行列の3列目に置かれている「2つのゼロ制約」は,マネタリーベースの変化は同時点では産出量とインフレ率には影響を及ぼさない(金融政策の効果波及には時間がかかる)という仮定を意味します。構造モデルを求める際に課される制約は,一般に「識別制約(identiting restrictions)」と呼ばれます。3。のように,変数間の同時点の依存関係が1つずつ(つまり「逐次的(リカーシブ)」に)拡大していく制約は「リカーシブな識別制約」と呼ばれ,構造VAR分析の基本的な制約としてしばしば用いられます。4変数日,5変数日に金融部門の変数(長期金利と資産価格)を追加して,同様のリカーシブ制約を仮定するアプローチは,「ブロック・リカーシブ制約」(chnstianO,Eichenbaum andい、s,1999)と呼ばれ,本文の分析で用いられる識別制約に当たります。


Ewiewsは技術中心の説明

10:46 午後  
Blogger yoji said...

VaR(バリュー・アット・リスク/予想最大損失額)|リスク管理Navi [用語集]
www.newton-consulting.co.jp/bcmnavi/.../VaR.html
VaRとは、Value at Risk(バリュー・アット・リスク)の略であり、日本語では「予想最大 損失額」と訳されます。今現在持っている資産を、今後も一定期間保有(保有期間)し続け たとして、株価や金利などの変動(リスクファクター)にさらされること ...
バリュー・アット・リスク - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/バリュー・アット・リスク
バリュー・アット・リスク(Value at Risk、 VaR)とは、リスク分析の手法の一つ。現有 資産の損失可能性を時価推移より測定する分析指標。金融検査マニュアルの検査事項 の一つである「リスク分析手法の確立」に例示されたものの一つでもある。
定義-例
バリュー・アット・リスク(Value at Risk)の算出とリスク ... - 日本銀行 (Adobe PDF) -htmlで見る
www3.boj.or.jp/josa/past_release/chosa199504b.pdf
は じめに. ー 9 80年代後半以降の金融派生商品 (デリ. バティブ) 市場のめざま しい 拡大は、 市場間の. 緊密化、 取引の効率化等を飛躍的に促し、 国際. 金融市場を大き く変貌させた。 デリバティ ブ取. 引の発展に象徴される金融業におけるテクノロ.
市場リスクの計測手法 - 日本銀行 (Adobe PDF) -htmlで見る
www.boj.or.jp/announcements/release.../fsc0903a1.pdf
1.現在価値の求め方. 2.「シナリオ」を伴うリスク指標. (1)BPV(ベーシス・ポイント・ バリュー). (2)GPS(グリッド・ポイント・センシティビティ). (3)シナリオに基づくリスク量. 3.「確率」を伴うリスク指標. (1)VaR(バリュー・アット・リスク).
バリュー・アット・リスクとは|金融経済用語集 - iFinance
www.ifinance.ne.jp/glossary/derivatives/der021.html
バリュー・アット・リスク(VaR)は、統計的手法を使って、市場リスクの予想最大損失額を 算出する指標をいいます。これは、現在保有している資産(ポートフォリオ)を、将来の ある一定期間保有すると仮定した場合に、ある一定の確率の範囲内(信頼区間)で、 ...
野村證券 | VaR(証券用語解説集)
www.nomura.co.jp/terms/japan/ha/var.html
VaR(ぶいえーあーる). 分類:分析・指標. Value at Riskの略。通常、リスクとは不確実 性のことを差し、保有している資産に利益が出ていても、逆に損失が出ていても、不確実 性という言葉の限りにおいて損益の区別はない。 しかし、投資家にとってのリスクとは、 ...
第3回 VaR について (その1) - エクセルを使ったモンテカルロ ...
www.sigmabase.co.jp/useful/monte/monte03_01.html
この講座をお読みの方の多くはバリュー・アット・リスクがどんな概念かはご存知のことと 思いますが、少し説明しておきます。バリュー・アット・リスク(以下略して VaR と書きます )とは、「リスク量」を表現するための考え方で、ある一定期間(これを保有期間などと ...
バリュー・アット・リスクの見方 | マーケットスピードオンラインヘルプ
www.rakuten-sec.co.jp/MarketSpeed/.../msman2_1_1.ht...
(1) バリュー・アット・リスクの見方. 「総合-ポートフォリオ」 では、『再計算』ボタンの押下 により、設定されたポートフォリオ(画面上段)及び現在保有している個別銘柄(画面下段 )の"VaR"が出力されます。尚、出力結果は絶対的なものではなく、あくまでも一つの ...
Ⅲ.VaRの計測と検証 (Adobe PDF) -htmlで見る
www.ffr-plus.jp/material/.../risk_meter_quantification_03.pdf
VaRの計測は. コンピュータが行うため、その計測過程はブラック・ボックス化. しがち です。各計測手法の基本的な考え方やその前提、制約. などについて理解しておく必要 があります。 VaRをリスク管理に活用するためには、バックテストによる. 検証を行う 必要が ...
用語集 VAR「リスク管理」 - みずほ総合研究所
www.mizuho-ri.co.jp/glossary/0043.html
VAR【Value at Risk】. リスク管理. VARとは、過去の市場の動きから求めた予想変動率 (ボラティリティ)に基づき、今後一定期間内(保有期間)に、一定確率(信頼区間)で 起こりうる、期待最大損失額を算出することで市場リスクを定量的に測定する手法のこと 。
var リスクに関するQ&A(12件)-Yahoo!知恵袋
Q.
VaR(バリューアットリスク)についての質問です。 授業でVa...
A.
Value at Riskというと難しく感じますが、実は、一般的な統計論で学ぶ標準偏差...
解決済み-回答数:1-質問日時:2014年1月24日

Q.
統計学の問題です 「ある投資戦略の損失可能性を一つの値で示す指...
A.
平均 10000, 分散が 40000 なので 標準偏差は √40000 = 200 なので 株価を X...
解決済み-回答数:1-質問日時:2014年7月18日

Q.
バリューアットリスクについて 99%VaRは何と読みますか? ...
A.
キュウジュウキュウパーセント"ヴァー"? キュウジュウキュウパーセント...
解決済み-回答数:1-質問日時:2016年2月10日

12:38 午前  
Blogger yoji said...

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操作変数法

操作変数法のイメージ
操作変数法(そうさへんすうほう、英: method of instrumental variables, IV)とは、統計学、計量経済学、疫学、また関連分野において、統制された実験が出来ない時、もしくは処置がランダムに割り当てられない時に、因果関係を推定するための方法である[1]。直感的に言えば、操作変数は説明変数と被説明変数の間の相関が二変数間の因果関係をもっともらしく反映していない時に用いられる。妥当な操作変数は説明変数に影響を与えるが被説明変数に独立的な影響を持たず、研究者が被説明変数に対する説明変数の因果効果を明らかにすることを可能とする。

12:41 午前  
Blogger yoji said...

       The nature of this talk
・We consider a substantive economic question: How does monetary policy
affect the economy?

・We start with the two views that were in competition 50 years ago:

-Monetarism. Milton Friedman and Anna Schwarz. Monetary policy
errors are the main source of business cycles. So changing policy to
dramatically reduce size and frequency of recessions is easy.
-Keynesianism. Monetary policy is one, rather small, part of the story
of business cycles. So there is no simple prescription for good policy
and a simple rule for monetary policy would make matters worse.

       Statistical methods
・Tinbergen → Haavelmo → Klein → big Keynesian models
・ Friedman-Schwarz-Meiselman vs. Ando and Modigliani


この話の性質
・実質的な経済問題を考える:金融政策
経済に影響を与えますか?

・50年前に競争していた2つの見解から始める:

-マネタリズム。 ミルトンフリードマンとアンナシュワルツ。 金融政策
エラーがビジネスサイクルの主な原因です。 だから政策を変える
不況の規模と頻度を劇的に減らすことは簡単です。
ケインズ主義。 金融政策は、物語のほんの一部です
ビジネスサイクルの だから良い政策のための簡単な処方箋はありません
金融政策のための簡単なルールは事態を悪化させるだろう。

統計的方法
・ティンバーゲン→Haavelmo→Klein→大きなケインズモデル
フリードマン・シュワルツ・マイゼルマンvs.アンドイド・アンド・モディリアーニ

11:14 午前  
Blogger yoji said...

この話の性質
・実質的な経済問題を考える:金融政策は経済に影響を与えますか?

・50年前に競争していた2つの見解から始める:

-マネタリズム。 ミルトンフリードマンとアンナシュワルツ。 金融政策
エラーがビジネスサイクルの主な原因です。 だから政策を変える
不況の規模と頻度を劇的に減らすことは簡単です。

-ケインズ主義。 金融政策は、物語のほんの一部です
ビジネスサイクルの だから良い政策のための簡単な処方箋はありません
金融政策のための簡単なルールは事態を悪化させるだろう。

統計的方法
・ティンバーゲン→Haavelmo→Klein→大きなケインズモデル
フリードマン・シュワルツ・マイゼルマンvs.アンドイド・アンド・モディリアーニ

11:15 午前  
Blogger yoji said...


この話の性質
・実質的な経済問題を考える:金融政策は経済に影響を与えますか?

・50年前に競争していた2つの見解から始める:

-マネタリズム。 ミルトンフリードマンとアンナシュワルツ。 金融政策
エラーがビジネスサイクルの主な原因です。 だから政策を変える
不況の規模と頻度を劇的に減らすことは簡単です。

-ケインズ主義。 金融政策は、物語のほんの一部です
ビジネスサイクルの だから良い政策のための簡単な処方箋はありません
金融政策のための簡単なルールは事態を悪化させるだろう。

統計的方法
・ティンバーゲン→Haavelmo→Klein→大きなケインズモデル
・フリードマン-シュワルツ-マイゼルマンvs.安藤とモディリアーニ

11:16 午前  
Blogger yoji said...

トリグヴェ・ホーヴェルモ - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/トリグヴェ・ホーヴェルモ
トリグヴェ・マグヌス・ホーヴェルモ(Trygve Magnus Haavelmo、1911年12月13日 - 1999年7月28日)は、ノルウェーの経済学者( ... 1941年 アメリカのハーバード大学で「 計量経済学の確率的接近法」を執筆。

11:17 午前  
Blogger yoji said...

ライフサイクル仮説

 らいふさいくるかせつ
 Life-cycle Hypothesis
 ライフサイクル仮説とは、個人の消費行動はその個人が一生の間に消費することのできる所得の総額(生涯所得)を念頭におき、死ぬ時に貯蓄残高がゼロになるように消費する、という消費・貯蓄理論です。
 消費・貯蓄行動に関する仮説は数多く存在します。最も一般的なのは、ケインズの消費関数で、現在の消費は現在の可処分所得に依存するというものです。これを算式で表すと、以下のようになります。
  C=f(Y) (Cは現在の消費額、Yは現在の可処分所得)
 これに対してライフサイクル仮説は、将来の予想平均所得と現在の貯蓄残高に影響される、というものです。「恒常所得仮説」に近い考え方です。これを算式で表すと、次のようになります。
  C=a・W/P+bY (W/P:実質貯蓄残高、Y:可処分所得、a、bは定数)
 したがって、貯えが少ない若者は消費を少なくし、貯えが多い高齢者は消費を多くして貯蓄を取り崩すという行動を採ることになります。ノーベル賞受賞者のフランコ・モジリアニー、R.ブランバーグ、アルバート安藤によって考え出された説です。
 数ある消費・貯蓄行動の仮説の中で、専門家の間で最も受け入れられているのがライフサイクル仮説だといわれます。ただ、日本では必ずしも妥当するとはいえないようです。日本では、高齢者の家計の貯蓄率が高いからです。これは、日本の高齢者福祉が不十分である等の理由から子供に老後の面倒をみてもらおうとして貯蓄を取り崩さないのではないか、ともいわれています。

11:20 午前  
Blogger yoji said...


      The tools of economic science
・Science confronts theories with data.
・A nice, clean science, like physics or biology or chemistry, generates data from experiments.
・If there's not enough data to resolve an issue, a clean science runs the experiments a little longer.
・Economics is not such a science. We have to take the data that history, bit by bit, provides us.
・Since 1950, the US has had 10 recessions. Science with 10 data points.

11:46 午前  
Blogger yoji said...

        経済学のツール
・科学は理論にデータに直面する。
・物理学や生物学、化学のようなきれいでクリーンな科学は、実験からデータを生成します。
・問題を解決するための十分なデータがない場合、クリーンサイエンスによって実験が少し長く実行されます。
・経済学はそんな科学ではない。 私たちは歴史が少しずつ私たちに提供されるというデータを取らなければなりません。
・1950年以降、米国には10回の景気後退があった。 10のデータ点を持つ科学。

11:49 午前  
Blogger yoji said...

       The nature of this talk
・We consider a substantive economic question: How does monetary policy
affect the economy?

・We start with the two views that were in competition 50 years ago:

-Monetarism. Milton Friedman and Anna Schwarz. Monetary policy
errors are the main source of business cycles. So changing policy to
dramatically reduce size and frequency of recessions is easy.
-Keynesianism. Monetary policy is one, rather small, part of the story
of business cycles. So there is no simple prescription for good policy
and a simple rule for monetary policy would make matters worse.

      The tools of economic science
・Science confronts theories with data.
・A nice, clean science, like physics or biology or chemistry, generates data from experiments.
・If there's not enough data to resolve an issue, a clean science runs the experiments a little longer.
・Economics is not such a science. We have to take the data that history, bit by bit, provides us.
・Since 1950, the US has had 10 recessions. Science with 10 data points.

    We follow two related stories
・Understanding of the effects of monetary policy improved.
・Understanding of how to get data to tell us something about this issue improved.

       Statistical methods
・Tinbergen → Haavelmo → Klein → big Keynesian models
・ Friedman-Schwarz-Meiselman vs. Ando and Modigliani


     この話の性質
・実質的な経済問題を考える:金融政策は経済に影響を与えるか?
・50年前に競争していた2つの見解から始めます:
-マネタリズム。 ミルトンフリードマンとアンナシュワルツ。 金融政策
エラーがビジネスサイクルの主な原因です。 だから政策を変え、
不況の規模と頻度を劇的に減らすことは簡単です。
-ケインズ主義。 金融政策は、ビジネスサイクルの物語のほんの一部です。
だから良い政策のための簡単な処方箋はありませんし、
金融政策のための簡単なルールは事態を悪化させるでしょう。

        経済学のツール
・科学は理論にデータに直面する。
・物理学や生物学、化学のようなきれいでクリーンな科学は、実験からデータを生成します。
・問題を解決するための十分なデータがない場合、クリーンサイエンスによって実験が少し長く実行されます。
・経済学はそんな科学ではない。 私たちは歴史が少しずつ私たちに提供されるというデータを取らなければなりません。
・1950年以降、米国には10回の景気後退があった。 10のデータ点を持つ科学。

   私たちは2つの関連する話を続けます。
・改善された金融政策の効果を理解する。
・改善されたこの問題について何か教えてもらうためのデータの入手方法を理解する。

      統計的方法
・ティンバーゲン→ホーヴェルモ→クライン→大きなケインズモデル
・フリードマン-シュワルツ-マイゼルマンvs.[アルバート]安藤とモディリアーニ

12:11 午後  
Blogger yoji said...

尤度(likelihood)と呼ぶ.Likelihood(もっともらしさの度合い)
http://takashiyoshino.random-walk.org/memo/keikaku2/node5.html

12:21 午後  
Blogger yoji said...

ローレンス・ロバート・クライン(Lawrence Robert Klein、1920年9月14日 - 2013年10月20日)は、アメリカ合衆国の経済学者。専門はマクロ経済学と計量経済学であり、『ケインズ革命』(1947年)、『アメリカ合衆国の経済変動』(1950年)、『計量経済学』(1953年)、『計量経済学入門』(1962年)などの著作を発表している。また、「国民経済モデルの国際連結モデル」(LINK)の中心メンバーでもあった。

ローレンス・クライン
ネオケインジアン経済学
生誕
1920年9月14日
ネブラスカ州オマハ
死没
2013年10月20日(93歳没)
ペンシルベニア州
国籍
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究機関
ペンシルベニア大学
オックスフォード大学
ミシガン大学
全米経済研究所
コウルズ委員会
研究分野
マクロ経済学
計量経済学
母校
マサチューセッツ工科大学 (Ph.D.)
カリフォルニア大学バークレー校 (B.A.)
影響を
受けた人物
ポール・サミュエルソン
影響を
与えた人物
E・ロイ・ワイントラウブ
実績
マクロ計量経済予測モデル
受賞
ジョン・ベイツ・クラーク賞 (1959)
ノーベル経済学賞 (1980)
情報 - IDEAS/RePEc
テンプレートを表示
ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:1980年
受賞部門:ノーベル経済学賞
受賞理由:景気変動・経済政策を分析する上での経済的なモデル・手法の開発に対して
目次
略歴 編集

学歴 編集
1920年 ネブラスカ州オマハでユダヤ人の家庭に生まれる。
ロサンゼルス・シティー・カレッジ(LACC)で微積分学を学ぶ。
コンピューター・モデリングを学ぶために、カリフォルニア大学バークレー校に入る。
1942年 カリフォルニア大学バークレー校を卒業する(B.A.)。
1944年 マサチューセッツ工科大学でPh.D.を授与される。
職歴 編集
1944年 シカゴ大学のコウルズ委員会で経済予測のシステム開発と経済政策のビジネスへの影響を研究する( - 1947年)。
1947年 1年間、ヨーロッパをめぐる。
1948年 帰国後、全米経済研究所(NBER)に入り、鉄道部門の生産関数の推計を行う。
1949年 全米経済研究所は、ミシガン大学のサーベイ・リサーチ研究所との共同プロジェクトに参加。
1950年 ミシガン大学で講師となる(計量経済学)。同じくオックスフォード大学統計研究所上級研究員( - 1954年)。
1951年 6本の方程式から成る計量経済モデル(クライン・モデル)を構築し、直近20年のアメリカ経済を概観してみせると共に朝鮮戦争後の軽微な経済後退を予測してみせた。
1954年 マッカーシズムを嫌って、イギリスのオックスフォード大学で統計研究所に入り、イギリス経済のモデル開発に関与。
1956年 オックスフォード大学統計研究所計量経済学助教授( - 1958年)。
1958年 帰国し、ペンシルベニア大学教授に就任。その後も幾つかの経済予測モデルの構築に関わる。
1959年 ジョン・ベーツ・クラーク賞を受賞。
1960年夏 大阪大学客員教授。
1960年 計量経済学会会長。
1964年 ペンシルベニア大学経済学の教授になる( - 1967年)。
1968年 ペンシルベニア大学ウォートン・スクールの教授(The Benjamin Franklin Professor of Economics and Finance)になる。
1975年 環境経済学会会長[要出典]。
1977年 アメリカ経済学会会長。
1980年 ノーベル経済学賞を受賞した。
名誉教授であるが、各国のマクロ経済モデルに協力している。
2013年10月20日 ペンシルベニア州の自宅で死去[1]。93歳没。
研究経歴 編集

1.青少年時代
成長するにつれて大恐慌など当時の経済問題に刺激され、特にケインズ経済学の出現に興味を覚えた。一方、数学にも興味を持っており、当時、確立しつつあった経済学の数学的分析手法にも興味をもった。
2.大学院( - 1944年)
奨学金を得てMITへ入ったが、最初から大学院生助手としてサミュエルソン教授に付いて研究を進めた。1944年にPh.D.を取る。
3.コウルズ委員会(1944年 - 1947年)
計量経済学的方法とマクロ経済分析を結合するという試みに確信をもっており、共同研究からシステムを構築した。
4.ヨーロッパ旅行(1947年)
ヨーロッパ中の経済および計量経済研究の中心を訪問。イギリスでケンブリッジ・グループと接触をもった。リチャード・カーン、ジョーン・ロビンソン、ピエロ・スラッファのほか、ニコラス・カルドア、リチャード・ストーンにも会った。
5.全米経済研究所(NBER)(1948年 - 1950年)
鉄道部門の生産関数の推計のあと、ミシガン大学サーベイ・リサーチ研究所の共同研究を行った。
6.ミシガン大学(1950年 - 1954年)
計量経済モデルの構築に戻った。研究生のアーサー・ゴールドバーガー(英語版)とクライン=ゴールドバーガー・モデルを構築した。
7.オックスフォード大学(1954年 - 1958年)
マッカーシズム時代、平和と学問の自由をもとめてオックスフォード大学へ移る。オックスフォード・モデル(英語版)の作成に当たって学生が協力してくれた。
8.ペンシルベニア大学(1958年 - 不明)
ペンシルベニア大学教授となり、アメリカ経済のモデルに再び着手する。ウォートン・モデルのあと、共同プロジェクトであるブルッキングス・モデル(SSRC=ブルッキングス・モデル)においてアルゴリズムを考案し、後の世代の人々が自由に操ることが可能になった。1963年、ミッシェル・エバンズ教授が加わり、彼のモデルと、ウォートン・モデルを融合させた結合モデルが作られ、「ウォートン計量経済予測ユニット」は大成功となった。
アメリカで知己となっていた森嶋通夫と市村真一の企画に加わり、新しい『インターナショナル・エコノミック・レビュー(英語版)』の創刊に努力した。また、1960年から何度も日本に招聘され、新開陽一と共に大阪大学のモデル作成プログラムに参加した。
イギリスと日本の経験によって、国際的なモデルの構築に向かった。1966年、アルゼンチン、ブラジル、メキシコのモデルを作った。その後、多くの国のモデルが作られたが、それらの研究から「国民経済モデルの国際連結モデル(英語版)」というプロジェクト、LINKが生まれた。
日本語訳著書 編集

『ケインズ革命』、篠原三代平・宮沢健一共訳、有斐閣、1952年(新版1965年)
『計量経済学』、宮沢光一・中村貢共訳、岩波書店、1958年
『計量経済学入門』、河野博忠訳、創元新社、1968年(改訂版1970年)ASIN B000JA5H3Q
『経済予測の理論』、佐和隆光訳、筑摩書房、1973年
『中国の計量経済学モデル』、L.R.クライン・市村真一共編、創文社、2006年 ISBN 978-4423897348
『日本経済のマクロ計量分析』、市村真一・L.R.クライン共編著、日本経済新聞出版社、2011年
脚注 編集

[ヘルプ]
^ ローレンス・クライン氏死去 80年にノーベル経済学賞 日本経済新聞 2013年10月22日
外部リンク 編集

Lawrence Klein (英語)
Economists for Peace and Security (英語) - Economists for Peace and Security(英語版) (クラインが創設に関わったNGO)
IDEAS/RePEc (英語)

4:16 午後  
Blogger yoji said...

クライン
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%
BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3

4:17 午後  
Blogger yoji said...

Money Matters: Essays in Honour of Alan Walters - 131 ページ
https://books.google.co.jp/books?isbn...

Alan Arthur Walters, ‎Patrick Minford - 2004 - ‎プレビュー - ‎他の版
In a sense, the divergent positions of Sims and West given above can be regarded as different interpretations of Friedman's position on the exogeneity of money. But in discussing Friedman's position on exogene- ity, it is important to distinguish two issues. Friedman and Schwartz certainly did regard it as 'appropriate to regard the ...
The Global Financial Crisis and the New Monetary Consensus
https://books.google.co.jp/books?isbn...

Marc Pilkington - 2013 - ‎プレビュー - ‎他の版
Further, Friedman and Sims (2005) also explain that the asserted wonders of transparent central banks merely amount to a fallacious rhetorical device that assumes away the need for a thorough monetary reflection grounded in a historical setting. Central bank transparency is arguably about cutting corners in monetary policy , ...
Collected Papers on Monetary Theory - 369 ページ
https://books.google.co.jp/books?isbn...

Robert E. Lucas, Jr., ‎Robert E Lucas, ‎Max Gillman - 2012 - ‎プレビュー - ‎他の版
tractions (in the sense of reductions in the growth rate of money) and real activity would lead one to expect these disinflations to have been associated with major ... Sims (1972) took a very different approach to the study of monetary influences on real activity, also explicitly in debt to Friedman and Schwartz, in his 'Money, Income, ...

4:20 午後  
Blogger yoji said...

金融理論と金融政策の新展開 - 21 ページ
https://books.google.co.jp/books?id...

1992 - ‎スニペット表示
フリードマンのマネタリズムについては Friedman, M. and A Schwartz、“Money and Business Cycles," Repieto of ... 因果性テストに関する初期の文献は Sims C.、“ Money Income and Causality,"American Economic Repieto, September、1972.

4:21 午後  
Blogger yoji said...

当初、シムズはこのモデルから重要な考察が得られると考えていた。例えば、Xを貨幣、Yを生産とすれば、貨幣へのショックが生産を経時的にどのように変化させるかをインパルス反応関数で理解することができる。貨幣が生産の変動の原因になるかという因果性のテストもこのモデルを用いて行うことができる(このシムズの因果性テストは基本的にグレンジャーの因果性テストと同じものであったが、シムズは、インパルス反応関数と分散分解により、それを3つ以上の変数の系に適用できるようにするという重要な貢献を行った)。
しかし、CooleyとLeRoyが重要な論文*1で指摘したように、このモデルにおいても構造的仮定の問題を免れてはいない。上例で言えば、我々が興味があるのは貨幣へのショックvtであるが、誘導型の二式を回帰で推計した場合、誤差項として推計されるのは各式についてそれぞれa1vt+utとvt+b1utというvtとutの線形結合であり、求めるショックを単体で取り出すことができない。
求めるショックを推計するには、a1もしくはb1をゼロと置くことになる。仮にb1をゼロと置けば、誘導型の二番目の式の回帰によってvtを推計することができる。ただ、b1をゼロと置くことはYtの排除に他ならず、排除制約という元の問題に立ち戻ってしまう。
そこで効いてくるのがシムズの構造VARモデル。そこでは、ある種の制約(例えば、貨幣が生産に反応するのには情報の問題などによってラグがある)が理論的に擁護できれば、t期の生産を貨幣の構造式の右辺に入れる必要は無く、b1をゼロと置ける、ということが言える。このように排除制約が理論に裏付けられているところが、シムズ以前の大規模計量経済モデルの時代との大きな違い*2。
さらに、貨幣は生産に短期的には影響するが、長期的には価格にのみ影響するという標準的なマクロ経済学の仮定を適用すれば、これは識別制約として課すことができ、排除制約は必要なくなる(Blanchard-Quah*3 and Shapiro-Watson*4 techniques)。

4:23 午後  
Blogger yoji said...

http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20111013/Thoma_note_on_chris_sims_contributions2
Thomaによるシムズの業績の解説・その2Add Star
経済 |

昨日紹介したEconomist's Viewのシムズの業績の解説で触れられていた因果性検証について、同ブログのこちらのエントリで詳しい解説がなされている。以下はその要約とも言える段落。

Sims' main contributions were, initially, the F-tests for testing causality in bivariate systems, and the addition of IRFs and VDCs to assess causality in higher order systems. In addition, he also provided many of the common "pitfalls of causality testing," -- causality testing can be misleading in a number of ways. One is above, leaving a variable out of a system. If A causes B to change tomorrow, and C to change the next day, a system containing only B and C will look as though B causes C when in fact there is no causality at all, a third variable causes both. Other pitfalls can occur, for example, when there is optimal control or when expectations of future variables are in the model. Identifying the pitfalls of the methods he (and others) developed was also an important contribution to the literature.
(拙訳)
シムズの主要な貢献の最初のものは、二変数の系における因果性検証のためのF検定であり、その次は、より高次の系における因果性検証のためにインパルス反応関数と分散分解を付け加えたことであった。さらに彼は、ありがちな「因果性検証の落とし穴」――様々な面において誤った結論を導きかねない因果性検証のケース――を数多く提示した。系から必要な変数を落としてしまっていたという上述のケース(=貨幣M→生産Yの因果関係が、金利iを付け加えると消えてしまう)もその一つである。もしAが明日Bを変化させ、明後日Cを変化させるならば、BとCしか含まない系ではBがCの原因になっているように見えるが、実際にはBとCには因果関係はなく、第三の変数が両者の原因になっている、というものである。それ以外の落とし穴としては、最適制御が存在する場合や将来の変数に対する期待がモデルに入っている場合が例として挙げられる。彼(やそれ以外の人々)が発展させた手法の落とし穴の識別というのは、やはりこの分野への重要な貢献である。

4:25 午後  
Blogger yoji said...

B
次のステップは、マネーサプライの変動が生産変動を経験的に引き起こすことを示すことでした。 この目的の証拠を集めることは、既にClark Warburton (1946年、1966年)の主要な研究であった。 古典的な努力は、Milton FriedmanがAnna J. Schwartz 、 米国の通貨史 (1963年)と書いた記念碑的なものでした。 この研究は、経験的分析を試みる「計量経済学的」ではなく「歴史的」であった。 言い換えれば、経済的な上昇や減速の歴史的なエピソードをいくつか調べ、先行する現象(金融政策決定や銀行パニックなど)の源泉を、金額の大幅な変化供給。 このアプローチは、むしろリラックスして話題になり、ストーリーと数字を混在させました。 彼らは、マネーサプライの変動と名目上の産出の変動との間に、遅れのかなり粗悪な推定を行った。 当然のことながら、彼らはデータと歴史的分析の中と外にMonetarist理論を作り出しました。

フリードマンとシュワルツ (1963)の方法論は、現代の経済学者によって非難された。 結局のところ、フリードマンとシュワルツは、正式な計量経済技術を採用するのではなく、歴史的証拠を裏付けるさまざまなコレクションを選択的に組み立て、ケースに合わないと思われる考慮事項を選択的に組み立てるという、「刑事検察官」のような経験的主張を追求しているようだ。 短期的な変化( フリードマンとシュワルツ 、1963年)とこのテーマに関する2つの後続の論文( フリードマンとシュワルツ 、1970年、1982年)の付録の記事では、彼らはもう少し正式なものにしようとしている。 しかし、フリードマンとシュワルツの研究は、彼らの「半専門職」方法論のためにかなりの熱烈な批判を受けており、彼らは露骨な「嘲笑」や「チャーラタン主義」さえ非難されている( Tobin 、1965、1970; Johnson 、1971; Kaldor 、 1970、1982 ; Temin、1976; Hirsch and de Marchi、1986; Hendry and Ericsson、1991)。

それにもかかわらず、金融史上いくつかの重要なエピソードを追跡調査すると、Friedman and Schwartz(1963)は、所得の拡大/縮小は常にマネーサプライの拡大/縮小に先行していることを見出した。 彼らのより有名な仮説の1つは、1930年代の大恐慌は、不十分な総需要の結果ではなく 、むしろそれが、波によって複合された誤解された連邦準備制度の金融政策の結果である、その後の連邦準備理事会の適切な対応が失敗したことを示している。

もちろん、金銭供給の収縮が生産の収縮につながる可能性があるというFriedman-Schwartzの主張については、何も珍しいことはありません。 ケインズ人はこれをうまく受け入れることができました。結局、Monetaristの伝達メカニズムがあるかどうかにかかわらず、LM曲線の左シフトによって産出が減少します。 議論はどこですか?

表面的には、言及したように、論争の骨は、マネーサプライの相対的な重要性でした。 貨幣供給の変動が 、伝統的なケインズの需要変動のアウトプットをアウトプットし、アウトプットの変化を予測することを示している。 自律的投資の説明力とマネーサプライの比較は、実際にマネーサプライがより良い結果になったことを発見したMilton FriedmanとDavid Meiselman(1963)の有名な研究で行われた(Ando and Modigliani (1965) )。

これには、有名な「セントルイス方程式」、すなわち、資金供給や政府支出などの変数の現在および過去の値を線形的に回帰する単純化された縮小形回帰が続いた。 「St Louis」の研究者(Anderson and Jordan、1968; Carlson、1986)は、少なくとも金銭的変数が1970年代までは財政変数を上回っていることを示し、結果的にMonetarist Thesisが優れていると結論付けた。 しかし、セントルイス方程式の形式は、その単純化された縮小形、理論的構造、そして「因果関係」を決定することができないか、あるいはMonetaristとKeynesianの論文(Kareken and Solow 、1963参照)を区別することができないことに対して、多くの批判を引き起こした。 これは、財政政策が産出量に影響を与えていると指摘したが、資金調達財政政策は、債券財政政策よりもはるかに大きな影響を与えていると指摘した。これはNeo-ケインズ理論。

4:40 午後  
Blogger yoji said...

これには、有名な「セントルイス方程式」、すなわち、資金供給や政府支出などの変数の現在および過去の値を線形的に回帰する単純化された縮小形回帰が続いた。 「St Louis」の研究者(Anderson and Jordan、1968; Carlson、1986)は、少なくとも金銭的変数が1970年代までは財政変数を上回っていることを示し、結果的にMonetarist Thesisが優れていると結論付けた。 しかし、セントルイス方程式の形式は、その単純化された縮小形、理論的構造、そして「因果関係」を決定することができないか、あるいはMonetaristとKeynesianの論文(Kareken and Solow 、1963参照)を区別することができないことに対して、多くの批判を引き起こした。 これは、財政政策が産出量に影響を与えていると指摘したが、資金調達財政政策は、債券財政政策よりもはるかに大きな影響を与えていると指摘した。これはNeo-ケインズ理論。

Friedman and Schwartz(1963)の研究では、特に大恐慌などの総需要の失敗の好きな例に挑戦することによって、 ケインズ人にとって特に苦しい点に触れた。 ケインズ人は様々な方法で反応した。 Nicholas Kaldor (1970)は、マネーサプライの外生的/内在性に問題を提起した。 Kaldorは、マネーサプライがマネー需要に対応する傾向があると提案した。 例えば、連邦準備理事会が金利の安定化や政府債務の資金調達、あるいは金融仲介機関の欲望や発明力などを望む場合、これは当てはまると指摘している。この方法では、速度は一定になります。 総需要の変化、したがって貨幣需要の変化は、マネーサプライの変化に繋がります。 マネーサプライの変化がアウトプットの変化に先行するフリードマン・シュワルツの「事実」は、この考え方と完全に両立できる。結局のところ、ケインズの乗数(すなわちアウトプットの変化)には時間がかかる。 総需要(したがって資金需要)に対応してマネーサプライが直ちに増加するが、乗数から得られるアウトプットの変化は1〜2時間後にしか起こらないことは、もっともらしい。 その結果、フリードマンとシュワルツの証拠と完全に両立する「反ケインズ的」ではない。

一部の貨幣供給者は、貨幣供給の内生性を受け入れようとしていた - あるいは少なくとも完全に自律的ではなかった(Brunner、 1968、1981 ; Brunner and Meltzer 、 1968,70参照)。 しかし、Phillip Cagan(1965)の研究は、マネーサプライの外生的性を証明するように設計されていた。 Kaldor et al 。の貨幣供給の内生性仮説は、 むしろ、収入と金銭の間に必要な一方向の因果関係を確立していない。 その影響は、総需要の崩壊が、マネーサプライの崩壊や様々な内発的なマネーサプライチャネルによるマネーサプライの増加につながる可能性があるという意味で、あいまいである可能性もある。 しかし、通貨主義者は、逆は起こらないと主張する。すなわち、通貨供給の縮小は決してアウトプットの拡大に​​先行しない。 その結果、ある程度の内在性を受け入れる一方で、Monetaristsは少なくともFriedman-Schwartzの因果関係が支配的である、あるいは少なくとも確実であると主張することができた。 とにかく、マネタリストは、外貨であるべきと信じる限り、マネーサプライは外貨であるとは信じていない(例えばFriedman 、1959; Brunner and Meltzer 、1983)。

しかし、ジェームズ・トゥビン (1970)は、賞賛されていたが、かなり乾いた論文では、それでもなお、モネタリストは「 事後的なプロッター・ホック 」の誤謬、すなわち相関からの因果関係の派生という誤謬に陥っていることを示した。 Tobinは、「超ケインズモデル」(垂直IS、水平LM)でも、フリードマンとシュワルツが見つけたタイミングを生み出すことができることを実証しました。 この超ケインズモデルでは、貨幣はいかなる収入にも影響を与えないが、貨幣供給の変化が生産の変化に先行するサイクルを生み出す。 Tobinのトリックは、政府の財政赤字が拡大(税収の増加による)で減少するにつれて、政府の債務は非常に早く引退し、したがって財政再建のための富の需要は、内生的な供給によって - かなり低下することを示しています。 ギャップを埋めるために生産に時間がかかるので、マネーサプライの変化はアウトプットの変化に先行しているようです。 Tobinはその後、マネーの需要が永久所得に関係し、マネーサプライが所得に影響を与える "超Monetarist"モデルを構築するためにいたずらに行った。 しかし、トービンが示しているように、この「超Monetarist」モデルにもかかわらず、実際にはFriedman-Schwartzの証拠と両立しないタイムラグがあります。 しかし、 トービン (1970)が指摘している重要な教訓は、「相関は因果関係を意味するものではない 」ということであり、貨幣主義者はフリードマンとシュワルツの証拠から推論されたものについてより慎重にすべきである。

別のレベルでは、Peter Temin (1976)は大恐慌のフリードマン・シュワルツ勘定に対する攻撃を開始した。 Teminは、資金収縮のフリードマン・シュワルツテッセレーションが真実であった場合、金利が上昇するのを見たことがあるはずです。 しかし、彼はこの期間に実質的に金利が大幅に低下していることを発見した。 テーミンの見解では、総需要の縮小(ケインズの議論)のみが、大恐慌で明らかになった下落する産出量および下落する金利に適合するであろう。 しかし、Teminの議論は、Monetarismの垂直LM特性評価に依存している。 先に述べたように、通常のLM解釈はより曖昧な金利の動きを許容するため、Monetaristの論文はTeminの証拠と互換性がある。 回答と結果の議論の概要については、 Schwartz (1981)を参照してください。

(C) シムズ・エクササイズ

経験豊富なレースはChristopher A. Sims (1972)の有名なテストで面白い方向に向かいました。 具体的には、シムズはCWJグレンジャー(1969)によって導入された一連の時系列について、その後の「グレンジャー・因果関係」テストを用いた。 この方法は、1つの変数Mを効果的に取り、それを自身の遅れた値と別の変数Yの遅れた値に回帰させる。このように、変数の対における逐次相関は「洗い流され」残っている。 Yの遅れた値に付けられた係数が重要である場合、Yは「Granger-cause」Mと呼ばれる。逆の可能性を検証するために、Yはそれ自身の遅れた値および他の変数Mの遅れた値でYを回帰する。 Mに付された係数が正の場合、Mは「Granger-cause」と言われる。Sims (1972)は、この方法を使用して、金の供給がGranger起因の収入であるが、その収入は、したがって、Monetaristキャンプへの支援を貸している。

しかし、Granger-causality法では、一度に2つの変数のみを調べることができるため、バックグラウンドに潜む他の変数(金利など)からの共通の影響を省略することができます。 言い換えれば、Granger因果関係は、隠れた「第3の要因」によって引き起こされる偽の相関または相関を取り除くことができない。 1970年代にGranger-causalityの論理を基本的に変数のベクトルに適用する新しい方法である "ベクトル自己回帰"(VAR)が導入され、 "因果関係"を調べる単なる変数のペア以上を扱うことができました。 Sims (1980)は、戦前のサイクルがMonetaristの論文を支持しているように見えるが、戦後のサイクルはかなり異なっていることを発見した。 具体的には、シムズは、戦後期には、以前にお金に起因するアウトプットへの影響の大部分を金利が占めていることを見出しました。 事実、お金は内生的になった。 マネタリストの希望は敗北した。

4:41 午後  
Blogger yoji said...

マネー・インカムの因果関係論争

10億ウォンのメモ
________________________________________________________

"[景気後退]は本質的には小さすぎる金の供給の結果であり、その程度まで金銭的な現象である...貯蓄の過度の習慣に関する苦情は、公衆の心を混乱させるように計算され、注意をそらすために計算される金融政策の短所から」

(Gustav Cassel 、 社会経済理論 、1918:p.445)。

"現在の作家は、大恐慌の原因が貯蓄投資関係よりも求められなければならないという結論と一致している。[T]現代の経済学者がこれらの関係に重点を置いているのは間違っている。なぜなら、近年の経済不安の要因、すなわち金額の不安定な変動は無視されている」と指摘した。

(クラーク・ウォーバートン 、「誤った強調」、 Journal of Business 、1946:p.284)

"ついに、私はクリスマスの原因を発見した!"

(12月のマネーサプライの急騰と1月の減少を指摘した後、ニコラス・カルドルに帰属した)

「ミルトンと私の間のもう一つの違いは、すべてがミルトンにマネーサプライを思い起こさせるということです。すべては私にセックスを思い起こさせますが、私はそれを紙から取り除いています。

(ロバート・M・ソローに帰属)

4:45 午後  
Blogger yoji said...

内容

(A) マネー需要研究
(B) 通貨の歴史
(C) シムズ・エクササイズ

バック

名目生産量が主に貨幣供給の変化によって引き起こされるという考え方は、 ケインズ人と貨幣 主義者の間の最初の論争の中心だった。 Monetaristの伝達メカニズムについての議論で見たように、 Monetarismの垂直LM特性を取ると、お金だけが名目上の成果を上げることができます。 通常のLM特性評価を行うと、お金は名目生産に非常に非常に強い影響を及ぼすとしか言えません。 いずれの場合でも、 フリードマン (1956年)のメッセージの要点は明らかでした。 フリードマン氏は、1930年代にケインズ人が所得支出モデルに育てたため、金銭の重要性を主張してケインズ人に、今まで弱い支持的役割に追い込まれてきたLM側を思い起こさせた。 この点で、フリードマンの仕事はケインズ人にとっては明るいものでしたが、必ずしも議論の余地がありませんでした。

この論争はフリードマンの経験的な挑戦、すなわち、Monetaristの伝達メカニズムが経験的に支配的であったことを実証することによってもたらされた。 言い換えれば、彼は名目所得の変動の大部分がお金の供給の変動によって大きく発生したことを示すように努めました。 彼らのケースを守るために、Monetaristsは2つの代替的な変動要因を排除しなければならず、むしろ経験的に弱いことを示していなければならない。(1)需要の変動と(2)

(A) マネー需要研究

マネー需要の変動を排除することは特に重要です。 たとえたとえMonetaristの伝達メカニズムが正しいかどうかにかかわらず 、これは縦型LM型であろうと正式型であろうと、マネーサプライの変動が出力変動を引き起こすとは必ずしも言えない 。 したがって、初期の貨幣主義者にとっては、金利需要が経験的に安定していることを証明することが必要となり、それは利子、価格、富(人間と非人間)、そしておそらくいくつかの変数の安定した関数であることを意味する。 これについて混乱させないことが重要です:安定したマネーの需要は一定の速度を意味するものではありません !

多くのケインズのエコノミストは、貨幣需要関数の安定性を疑問視している(例えば、 Kaldor 、1970; Modigliani 、1977)。 貨幣主義者にとっては、これを経験的に実証することが重要だった。 Phillip Cagan (1956年)、Milton Friedman (1959年、1966年)、Allan H. Meltzer (1963年)、Karl BrunnerとAH Meltzer(1963年)、David Laidler (1966年)などの初期の国家主義研究の努力の中心でした。グレゴリー・チョウ(1966)など

これらの初期の成功にもかかわらず、経験的な証拠はその後混在しています。 特に、金需要関係は1970年代に経験的に崩壊した(古典的な記事はゴールドフェルド(1976年)の「金の欠落のケース」)。 金利需要関係に対する安定感は、1980年代にいくつかの金額で再浮上しましたが、それは快適ではありません。 その結果、いくつかの国家主義者は、これらの困惑する経験的発見を説明するために、資金需要の理論を修正した - 最も有名なのは、Carr and Darby(1981)とLaidler(1984)貨幣需要の不安定さは経験的に持続している。 この研究の調査については、Laidler(1977)とJudd and Scadding(1982)を参照されたい。

(B) 通貨の歴史

次のステップは、マネーサプライの変動が生産変動を経験的に引き起こすことを示すことでした。 この目的の証拠を集めることは、既にClark Warburton (1946年、1966年)の主要な研究であった。 古典的な努力は、Milton FriedmanがAnna J. Schwartz 、 米国の通貨史 (1963年)と書いた記念碑的なものでした。 この研究は、経験的分析を試みる「計量経済学的」ではなく「歴史的」であった。 言い換えれば、経済的な上昇や減速の歴史的なエピソードをいくつか調べ、先行する現象(金融政策決定や銀行パニックなど)の源泉を、金額の大幅な変化供給。 このアプローチは、むしろリラックスして話題になり、ストーリーと数字を混在させました。 彼らは、マネーサプライの変動と名目上の産出の変動との間に、遅れのかなり粗悪な推定を行った。 当然のことながら、彼らはデータと歴史的分析の中と外にMonetarist理論を作り出しました。

4:46 午後  
Blogger yoji said...

平山

そしてB.フリードマンは,1980年代にはマネーと所得,マネーと価格の従来の関係が完全に崩壊してしまっていることを論証している.40 
 第2に1980年に公刊されたシムズ(sims)の“MacroccOnomics and Rcality"4つの影響もあげられよう。それに先んじてシムズは1972年にマネーが所得をcauseしているという有名な論文40を発表していたが,1980年の論文ではVAR(Vcctor AutorcgressiOn)を提唱し,6変数VARを推計してインパルス反応関数や予浪1誤差の分散分解をしたところ,マネーの説明力が非常に弱いことが判明した。
 このように経験や実証研究が積み重ねられ,マクロ経済の変動をすべてマネーで説明することには無理があることが分かってきた。またスノードンらは「1982年ころまでには景気循環をマネーのサプライズで説明するバーロ=ルーカス=サージェント=ウォレス理論は理論的にも実証的にも行き詰まりを迎えていた」と述べている。4"そしてマネタリストたちは,「新しい古典派マクロ経済学」(New Classical Macrocconomics)と呼ばれる学派に変容していった.ケインズの1つ前の世代に先祖返りしてしまったのである.ではその教義とはどのようなものだろうか,Snowdon et al.(1994)やHoovcr(1988)によれば次の特徴がある:
1.すべての経済主体は最適化行動を取っている
2.彼らは合理的期待を形成する
3.彼らは貨幣錯覚をしない(実物的決断は実物変数にのみ基づいて行われる)
4.市場は常に均衡している5.ルーカス供給関数(予想価格誤差が産出を変動させる)合理的期待やルーカス供給関数のような新しい道具立ても存在するが,最適化する主体,常に均衡する市場,古典派の三分法の成立(貨幣錯覚がないということは,貨幣は中立的であり,実物変数の体系とは独立であるという意味で)などは20世紀初頭の新古典派の経済学と共通しているので,「新しい古典派マクロ」と称されるゆえんである.すべての主体が最適な状態にあると想定すると,失業もすべて「自発的」なものとなることは,すでにイェール大学でのセミナーのルーカスの発言にみた。経済全体が常に均衡状態にあると考えるなら,景気循環も同様であり,自然失業率に対応した完全雇用産出水準の回りの変動も常に均衡にあると理解された.新しい古典派マクロはマネーからさらに遠ぎかり,景気循環の原因として技術進歩や生産性のショックなどの供給側の完全に実物的な要因を強調するようになった.「実物的景気循環理論」(Real Business Cycle,RBC)の誕生で

5:38 午後  
Blogger yoji said...

平山

そしてB.フリードマンは,1980年代にはマネーと所得,マネーと価格の従来の関係が完全に崩壊してしまっていることを論証している.40 
 第2に1980年に公刊されたシムズ(sims)の“MacroccOnomics and Rcality"4つの影響もあげられよう。それに先んじてシムズは1972年にマネーが所得をcauseしているという有名な論文40を発表していたが,1980年の論文ではVAR(Vcctor AutorcgressiOn)を提唱し,6変数VARを推計してインパルス反応関数や予浪1誤差の分散分解をしたところ,マネーの説明力が非常に弱いことが判明した。
 このように経験や実証研究が積み重ねられ,マクロ経済の変動をすべてマネーで説明することには無理があることが分かってきた。またスノードンらは「1982年ころまでには景気循環をマネーのサプライズで説明するバーロ=ルーカス=サージェント=ウォレス理論は理論的にも実証的にも行き詰まりを迎えていた」と述べている。4"そしてマネタリストたちは,「新しい古典派マクロ経済学」(New Classical Macrocconomics)と呼ばれる学派に変容していった.ケインズの1つ前の世代に先祖返りしてしまったのである.ではその教義とはどのようなものだろうか,Snowdon et al.(1994)やHoovcr(1988)によれば次の特徴がある:
1.すべての経済主体は最適化行動を取っている
2.彼らは合理的期待を形成する
3.彼らは貨幣錯覚をしない(実物的決断は実物変数にのみ基づいて行われる)
4.市場は常に均衡している5.ルーカス供給関数(予想価格誤差が産出を変動させる)
合理的期待やルーカス供給関数のような新しい道具立ても存在するが,最適化する主体,常に均衡する市場,古典派の三分法の成立(貨幣錯覚がないということは,貨幣は中立的であり,実物変数の体系とは独立であるという意味で)などは20世紀初頭の新古典派の経済学と共通しているので,「新しい古典派マクロ」と称されるゆえんである.
 すべての主体が最適な状態にあると想定すると,失業もすべて「自発的」なものとなることは,すでにイェール大学でのセミナーのルーカスの発言にみた。経済全体が常に均衡状態にあると考えるなら,景気循環も同様であり,自然失業率に対応した完全雇用産出水準の回りの変動も常に均衡にあると理解された.新しい古典派マクロはマネーからさらに遠ぎかり,景気循環の原因として技術進歩や生産性のショックなどの供給側の完全に実物的な要因を強調するようになった.「実物的景気循環理論」(Real Business Cycle,RBC)の誕生で

5:39 午後  
Blogger yoji said...

″2の微妙な違いに言及して,Mフリードマンを擁護している


47)Sims(1980)彼がこの論文で提案したvAR(1/cctor AutoregressiOn)アプローチは,ヶィンジアンのマクロ計量モデルではパラメータ識別のための非現実的 恣意的な仮定が置かれていたが,それを取り払い.すべての変数が内生変数と見なされ,すべてがすべての過去に依存するモデルを推計するものである 内生変数間の動学的な特徴を特定の理論なしに推計するので,「特定のモデルから自由な推計」(mOdcl―frcc eslmttiOn)として人気を博した したがってルーカス批判に耐えられるというメリットがあった ただし,、ろヽRモデルにも弱点があり,それはモデルを識別するために攪乱項のあいだにrecurs市cな構造を仮定することである それにより攪乱項の分散共分散行列を下方三角行列の積のかたちにすることができ(数値的にはコレスキー(cholcsky)分解を行う),モデルのパラメータが一意に推計できる その恣意性を回避しようと,バーナンキが構造VARを提案し(Bemal■c(1986)),マクロ計量分野で多用されるようになった 構造ヽろ収を使った, 日本の金融政策効果の優れた分析として,宮尾(2006)があげられる しかし構造VARに求められる構造は特定の理論に基づくものであり,当初シムズが目指した「特定の理論に依拠しないモデル」の精神には反することになるという矛盾をかかえてぃる

48)Sims(1972)|―


「が判明した.このように経験や実証研究が積み重ねられ,マクロ経済の変動をすべてマネーで説明することには無理があることが分かってきた。またスノードンらは「1982年ころまでには景気循環をマネーのサプライズで説明するバーロ=ルーカス=サージェント=ウォレス理論は理論的にも実証的にも行き詰まりを迎えていた」と述べている。4"そしてマネタリストたちは,「新しい古典派マクロ経済学」(Ncw Classical Macrocconomics)と呼ばれる学派に変容していった.ケインズの1つ前の世代に先祖返りしてしまったのである.ではその教義とはどのようなものだろうか,Snowdon et al.(1994)やHoovcr(1988)によれば次の特徴がある:1.すべての経済主体は最適化行動を取っている2.彼らは合理的期待を形成する3.彼らは貨幣錯覚をしない(実物的決断は実物変数にのみ基づいて行われる)4.市場は常に均衡している5.ルーカス供給関数(予想価格誤差が産出を変動させる)合理的期待やルーカス供給関数のような新しい道具立ても存在するが,最適化する主体,常に均衡する市場,古典派の三分法の成立(貨幣錯覚がないということは,貨幣は中立的であり,実物変数の体系とは独立であるという意味で)などは20世紀初頭の新古典派の経済学と共通しているので,「新しい古典派マクロ」と称されるゆえんである.すべての主体が最適な状態にあると想定すると,失業もすべて「自発的」なものとなることは,すでにイェール大学でのセミナーのルーカスの発言にみた。経済全体が常に均衡状態にあると考えるなら,景気循環も同様であり,自然失業率に対応した完全雇用産出水準の回りの変動も常に均衡にあると理解された.新しい古典派マクロはマネーからさらに遠ぎかり,景気循環の原因として技術進歩や生産性のショックなどの供給側の完全に実物的な要因を強調するようになった.「実物的景気循環理論」(Real Business Cycle,RBC)の誕生で4

5:41 午後  
Blogger yoji said...

浅田 そう 、でも経済研究所とのつながりは学部生のころからあって 、森口親司が作った計量経済モデルの計算のアルバイトなどもしていた 。計算機室でひたすらパンチカードに穴を開けるというような 、いまから思えば原始的な時代ですよ (笑 ) ─ ─マッキントッシュが登場して 、使いものになるパーソナルコンピューターが普及するのは八四年以降ですからね 。さらに 、ローレンス ・クラインらを中心に 、各国の計量経済モデルをリンクして動かそうというプロジェクトもあった 。ただ 、やはり経済研究所にいた佐和隆光は 、いまのようなビッグデータ時代ならともかく 、四半期データくらいしかない当時 、限られたデータから 、やたらに複雑な計量経済モデルを推定するのはそもそも無理があるという批判を展開していた 。言ってみれば計量経済学的理性批判ですね 。ぼくは彼とも親しくなり 、のちに彼が 『中央公論 』に推薦してくれて 『構造と力 』の序章にあたるエッセイが掲載されることになるわけです 。じつは 、ぼくは大学に入ったときから教養部で森毅と井上健 (湯川秀樹スクールの物理学者 )が共催していた自然科学史のゼミナールに参加し 、森毅とさまざまな分野のひとたちの対談 ( 『現代数学 』に連載され 、のち 『世話噺数理巷談 』 、さらに 『森毅の学問のススメ 』にまとめられた )を編集したりもしていたんですが 、佐和隆光も多分野の研究者を招いた研究会を開いていて 、ここでもいろいろな話を聞くことができました 。他方 、青木昌彦が 、市場経済における不均衡累積過程を考える岩井克人を招いたセミナーも 、非常に刺激的でしたね 。もうひとつ付け加えれば 、経済研究所には塩沢由典も助手として勤めていて 、マルクス経済学の数理的再定式化を試みていた 。こういう優秀な経済学者たちと触れ合い 、他分野の研究者たちの話も聞く機会を得たのは 、たいへん幸運だったと思います 。
 ただ 、そういう理論経済学というのがしょせん小手先の論理ゲームにすぎないんじゃないかという印象もだんだん強くなっていくんですね 。たとえば青木昌彦というのは晩年ノーベル経済学賞候補に擬せられていたほどで本当に頭がよくしかもスタイリッシュだったけれど 、鎌倉の少年時代から高橋悠治と親しかったにもかかわらずアートの話をすると 、率直に言って実に浅薄な好みだったし 、ブント時代に彼の影響を受けた西部邁がやがて幻滅したように 、人間としての深みを感ずるとは言いがたかった 。やはり本当に思考と呼ぶに足るものはマルクスやアルチュセールの側にあると思ったし 、そんなこともあって 、今村仁司なり 、あるいは西部邁ではないにせよ彼の年少の友人だった柄谷行人なりの側に近づいていったんだろうと思います 。

8:06 午後  
Blogger yoji said...

平山
106:
5.4マネタリスト理論フリードマン=シュウォーツのMθ“θ″η tts′οクが出版されるまでは, ケインズの『一般理論』の影響が強く,大恐慌がかくも長期にわたって続いたのは財政政策の失敗とする見方が圧倒的に強かったが,この研究書は経済学界に広く受け入れられ,彼らの解釈が定説になった観がある.2,ヶィンズ理論の登場以来,景気後退の対策として金融政策は有効ではなく,財政政策による需要刺激が必要不可欠と思われていたなかで,彼らは大恐慌の主な原因は金融政策の失敗にあるとした。その点でケインズ革命に対する「反革命」の位置づけも可能であろう。そしてフリードマンの貨幣数量説理論はマネタリズムとして知られ,21世紀初頭の現在,マクロ経済学の標準理論になっていると,ディロングは主張している.2"アメリカの1867年から1960年までの貨幣供給と経済活動の関係を分析した結果,フリードマン=シュウォーツが到達した結論は次のようなものであった:2の1.貨幣の変動は経済活動。名目所得・価格の変動と密接な関係を持っている.2.貨幣と経済活動のあいだの関係は非常に安定している.3.貨幣の変動は経済活動の変動に対して独立である。1.をもう少し詳しくいうと次のようになろう 貨幣の変動は短期的には名目所得の変動につながるが,短期では価格はあまり変動しないので実質所得が変化する.しかし,時間の経過とともに実質所得は自然失業率に対応する長期均衡水準にもどり,それに代わって価格が貨幣と1対1に変動する.したがって貨幣は短期では実質所得に大きな効果を持つが,長期では全く持たない,という結果になる.そしてこの貨幣が経済活動の結果として決まるのではなく,経済22)テミンはこの本が「大恐慌の標準的な歴史」であるとしている Temin(1976),p14 また,Dローマーは,この本の第13章“A Sumlmng Up"を「すべてのマクロ経済学者が読むべき」であると述べている Romer(2001),p25423)Dc Long(2000)24)FHcdman and Schwartz(1963), p 676|

8:10 午前  
Blogger yoji said...

平山
106:
5.4マネタリスト理論フリードマン=シュウォーツのMθ“θ″η tts′οクが出版されるまでは, ケインズの『一般理論』の影響が強く,大恐慌がかくも長期にわたって続いたのは財政政策の失敗とする見方が圧倒的に強かったが,この研究書は経済学界に広く受け入れられ,彼らの解釈が定説になった観がある.2,ヶィンズ理論の登場以来,景気後退の対策として金融政策は有効ではなく,財政政策による需要刺激が必要不可欠と思われていたなかで,彼らは大恐慌の主な原因は金融政策の失敗にあるとした。その点でケインズ革命に対する「反革命」の位置づけも可能であろう。そしてフリードマンの貨幣数量説理論はマネタリズムとして知られ,21世紀初頭の現在,マクロ経済学の標準理論になっていると,ディロングは主張している.2"アメリカの1867年から1960年までの貨幣供給と経済活動の関係を分析した結果,フリードマン=シュウォーツが到達した結論は次のようなものであった:2の

1.貨幣の変動は経済活動。名目所得・価格の変動と密接な関係を持っている.
2.貨幣と経済活動のあいだの関係は非常に安定している.
3.貨幣の変動は経済活動の変動に対して独立である。

1.をもう少し詳しくいうと次のようになろう 貨幣の変動は短期的には名目所得の変動につながるが,短期では価格はあまり変動しないので実質所得が変化する.しかし,時間の経過とともに実質所得は自然失業率に対応する長期均衡水準にもどり,それに代わって価格が貨幣と1対1に変動する.したがって貨幣は短期では実質所得に大きな効果を持つが,長期では全く持たない,という結果になる.そしてこの貨幣が経済活動の結果として決まるのではなく,経済22)テミンはこの本が「大恐慌の標準的な歴史」であるとしている Temin(1976),p14 また,Dローマーは,この本の第13章“A Sumlmng Up"を「すべてのマクロ経済学者が読むべき」であると述べている Romer(2001),p25423)Dc Long(2000)24)FHcdman and Schwartz(1963), p 676|

8:11 午前  
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平山12:
クセノフォン

Hansen,Alvin H(1953)ИGガル`οκη″c,Ncw York:McGraw―Hill(大石泰彦訳『ケインズ経済学入門』東京創元社,1956
年)Hegeland,Hugo(1951)ルθ2′α′`J″ル′ο7グMο″り,Gёtcborg:Elandcrs Bokけckeri Ak―tiebolag Repr Ncw York:Augustus M Kellcゝ1969

8:25 午前  
Blogger yoji said...

Hegeland (Hugo) - The Quantitative Theory of Money. A critical ...
www.persee.fr/.../reco_0035-2764_1953_num_4_4_40...
[Note: Göteborg, Elanders Boktzyckeri, 1951. In-8°, x-262 p. 25 couronnes suédoises. M. Hegeland nous contie dans sa ...

8:26 午前  
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Xenophon
クセノフォン

クセノポンの著作全体は、ギリシア語の模範テキストに多く用いられたため、ほぼ散逸すること無く現代に伝承されている。

『ソクラテスの弁明』、『ソクラテスの思い出』(メモラビリア) 、『饗宴』、『家政論』(オイコノミコス)- 師ソクラテスの言行を残した。
『ギリシア史』 - トゥキュディデスの『戦史』の後を受け書かれ、ペロポネソス戦争の後半戦とアテナイに対するスパルタの勝利、スパルタによるギリシアの覇権奪取、そしてテバイの台頭によるスパルタの凋落を描き、紀元前362年のマンティネイアの戦いを以って終わる。2著を合わせてペロポネソス戦争の記録が完成されたことで知られている。
『アナバシス』 - 小キュロスのペルシア王への反乱軍への参加と撤退を描いた。
『キュロスの教育』 - アケメネス朝ペルシアを建国した大キュロスの生涯を描いた小説。
『アゲシラオス』 - クセノポンの同時代人で友人でもあったスパルタ王アゲシラオス2世の伝記。
『ヒエロン――または僭主的な人』 - シュラクサイの僭主ヒエロン1世を登場人物とした対話篇。
『騎兵隊長について』
『乗馬について』
『狩猟について』
『ラケダイモン人の国制』
『アテナイ人の国制』
『歳入論』
日本語訳 編集
『アナバシス』 松平千秋訳、岩波文庫、1993年。旧版は筑摩書房、読売文学賞受賞(第37回)
『ソークラテースの思い出』 佐々木理訳、岩波文庫、訳文は古い(初版1953年)
『ソクラテス言行録〈1〉 ソクラテスの思い出』(メモラビリア)〈西洋古典叢書 2分冊〉京都大学学術出版会(2011年)
各・内山勝利訳。〈2〉は 『饗宴』、『ソクラテスの弁明』、『家政論』を収録予定(未刊行)。
『ギリシア史』(ヘレニカ) 根本英世訳、(全2巻)京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉
『キュロスの教育』 松本仁助訳、同〈西洋古典叢書〉 
『ソクラテスの弁明・饗宴』 船木英哲訳、文芸社、2006年
(アポロギア・シュンポシオン)。※プラトン「ソクラテスの弁明」、「饗宴」とは別作品 
『オイコノミコス 家政について』 越前谷悦子訳、リーベル出版、2010年
『クセノポン小品集』 松本仁助訳〈西洋古典叢書〉- ※以下の8編を収む
『ヒエロン―または僭主的な人』
『アゲシラオス』 
『ラケダイモン人の国制』
『政府の財源』
『騎兵隊長について』
『馬術について』
『狩猟について』
『アテナイ人の国制』 
田中秀央・吉田一次訳 『クセノポーンの馬術』(荒木雄豪編、新版:恒星社厚生閣)。最古の馬術書としての訳書
参考文献 編集

八木雄二 『裸足のソクラテス 哲学の祖の実像を追う』春秋社、2017年
クセノポンの著作の重要箇所を訳・註釈し、ソクラテスの人となりを再現する試み。
真下英信 『伝クセノポン「アテーナイ人の国制」の研究』慶應義塾大学出版会、2001年

8:29 午前  
Blogger yoji said...


曖昧さ回避 「クセノフォン」はこの項目へ転送されています。同名人物その他のクセノフォン(クセノポン)については「クセノフォン (曖昧さ回避)」をご覧ください。

クセノポン
クセノポン(クセノポーン、希: Ξενοφών、英: Xenophon、紀元前427年?-紀元前355年?)は、古代ギリシア・アテナイの軍人、哲学者、著述家。アテナイの騎士階級の出身で、ソクラテスの弟子(友人)の1人でもあった。クセノフォンとも。

クセノポンはグリュロスなる人物の息子で、(古代ギリシアでは父の名を息子につける慣習があるため)同名の息子がいる。息子のグリュロスは紀元前362年のマンティネイアの戦いでテバイの名将エパメイノンダスを討ち取ったといわれる(パウサニアス, VIII. 11. 6; IX. 15. 5)。

目次
生涯 編集

ソクラテスとの出会い 編集
クセノポンがソクラテスの弟子になるにあたっては、次のようなことがあったと、ディオゲネス・ラエルティオス著の『ギリシャ哲学者列伝』(第2巻第6章)に書かれている。

青年時代、アテナイの町を歩いていると、ソクラテスがやってきて、杖でクセノポンの行く手を阻んだ。ソクラテスは、青年クセノポンに尋ねる。「○○を手に入れるには、どこに行けばよいか知っているか?」。クセノポンが答えると、ソクラテスは畳み掛けるように、さまざまな食料品についてこの質問を繰り返した。クセノポンがいちいちそれに答えると、最後にソクラテスはこう言った。「では、立派な人になるためには、どこに行けばよいか知っているか?」。クセノポンが答えられないでいると、ソクラテスはこう言った。「では、私のところに来て、勉強しなさい」。クセノポンは、この時以降、ソクラテスの弟子になったという。

ペルシアへ 編集
詳細は「アナバシス」を参照
クセノポンは若いころ、ペルシア王アルタクセルクセス2世の弟キュロスが兄王を打倒すべく雇ったギリシア傭兵に参加した(紀元前401年~紀元前399年)。クセノポンがこのことについてソクラテスに相談すると、ソクラテスは「神様にお伺いをたてろ」と言った。しかしクセノポンは「参加するにあたっては、どの神にお供えをすればいいか」とお伺いをたててしまい、その答えを聞いてしまった。クセノポンは参加したくてたまらなかったのであろう。ソクラテスはしかたなく「『参加するにあたっては』、とお伺いを立ててしまった以上、神様にうそはつけない」として、参加を許したという。しかし、このおかげでクセノポンは師の死(紀元前399年)に立ち会うことができなかった。

傭兵として参加した東征も、キュロスの戦死によって失敗に終わる。しかし、雇用主と指揮官の死去によってペルシア帝国の真ん中に放り出された傭兵部隊をまとめ、激しい攻撃や自然の猛威を防ぎながらも敵中を脱することができたのは、クセノポンの名采配あってこそだった。

ペルシアからの帰還とその後 編集
『アナバシス』はギリシア傭兵たちがまとめて小アジアに侵攻したスパルタに雇われることで終わる。クセノポンは、そのままスパルタ軍の一員として活躍したようである。彼の著作『アゲシラオス』を見ると、スパルタ王アゲシラオス2世に心酔していたことが分かる。始めは、スパルタ軍と小アジアを支配するペルシア帝国との戦いであったが、ギリシア本土で反スパルタ陣営の反乱が生じ、コリントス戦争が勃発するにあたり、スパルタ軍の一員であるクセノポンも反スパルタ陣営との戦いに突入することになる。アテナイも反スパルタ陣営に在ったので、コロネイアの戦いにて、とうとうアテナイ軍を敵にまわして戦うはめになってしまった。

このため、クセノポンは当時の敵国であったスパルタに加担して、祖国に弓を引いたということで、アテナイを追放される。それでも、クセノポンはコリントス戦争をスパルタ側として戦い続けた。その功績を讃えられ、アンタルキダスの和約によってコリントス戦争が終結した後に、クセノポンはスパルタからオリュンピア近くのスキルスに荘園をもらって住み、悠々自適の生活を送りつつ、狩猟や著述にいそしんだという。その後情勢が変わってテーベがスパルタを破ってスキルスを占領したためにクセノポンはスキルスを追われる事になる。だが、皮肉にも今度はテーベの台頭を恐れたアテナイとスパルタが同盟を結んだために、クセノポンはアテナイ追放から解かれた。しかし、アテナイに帰国したかどうかは定かではなく、スキルスの次はコリントスに移住し、そこでその生涯を閉じた。没年は定かではない。

8:30 午前  
Blogger yoji said...

hegeland
http://archivesofeconomichistory.com/webdata/magaz/040113210417VolumeXI_No1-2_2000.pdf
11,12:

In the long list of writers who have been pointed out as the originators of the quantity theory Xenophon is the oldest except for the Chinese: “With an increase in the number of bronze-workers articles, bronze may become so cheap that the bronze-worker has to retire from the field… But the converse is the case in the working of silver; there the larger the quantity of ore discovered and the greater the number of persons ready to engage in the operation “(The Works of Xenophon, tansl. by H.G. Dakyns, London 1892, vol. II, p. 335). His argument evidently is that nobody will ever get too much money -an idea you will later meet in the writings of Locke- because silver is the commonly accepted medium of exchange. Thus the general law of demand and supply has no bearing in this case, whereas gold, in spite of being a precious metal, will decrease in value

when its supply is increased. Evidently, Xenophon’s statement is diametrically opposed to the quantity theory, and one might instead be inclined to denote him as the first anti-quantity theorist.

8:35 午前  
Blogger yoji said...

ヘグランド
http://archivesofeconomichistory.com/webdata/magaz/040113210417VolumeXI_No1-2_2000.pdf
11,12:

量論の創始者として指摘されている作家の長いリストの中で、キセノンは中国人を除いて最も古く、「青銅労働者の記事の数が増えれば、青銅は非常に安くなり、青銅労働者現場から退く必要があります...しかし、逆は銀の働きの場合です。発見された鉱石の量が増え、作業に従事する準備ができている人の数が増える」(H.G.Dakyns、London 1892、vol。II、p.335のXenophon、tanslの作業)。彼の主張は明らかに、あまりにも多くのお金を儲ける人はいないということです。なぜなら銀は交換の普遍的に受け入れられる媒体なので、あなたが後でLockeの執筆で会うという考えです。したがって、需要と供給の一般的な法則はこの場合には関係しないが、金は貴金属であるにもかかわらず価値が低下する

その供給が増加したとき。明らかに、ゼノフォンの陳述は、量論に正反対であり、代わりに、彼を最初の反量論者とする傾向があるかもしれない。

8:36 午前  

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