パティンキン \ ハーン ヒックス \
ジンメル ーー--- インガム@ .// /プルードンヘーゲル
以下14:50でケルトンがインガムに言及している。
Money is a Social Relation
Geffrey Ingham
Pages 507-529 | Published online: 28 Jul 2006
Money
continues to present theoretical and conceptual difficulties for
mainstream neoclassical micro- and macroeconomics. In most treatments it
is “neutral,” as either: a symbolic “veil” over an underlying “real”
economy; a special “commodity” with utility for the rational maximizing
individual; or as part of a model of aggregate economic “variables.” The
methodological assumptions of these approaches cannot account for the
fundamental characteristics of money as a measure of value and
acceptable means of payment. Many of these diffculties are resolved if
money is conceptualized as a structure of social relations.
貨幣は、主流の新古典派ミクロ経済学やマクロ経済学にとって、理論的・概念的に困難な問題であり続けている。ほとんどの説明では、お金は「中立」であり、裏にある「実物」経済を覆う象徴的な「ベール」、合理的に最大化する個人にとって有用な特別な「商品」、あるいは経済の「変数」を集約したモデルの一部として扱われている。これらのアプローチの方法論的前提は、価値の尺度および許容される支払い手段としての貨幣の基本的特性を説明できない。貨幣を社会的関係の構造として概念化すれば、これらの問題の多くは解決される。
信用貨幣論についての補足
古川顕 イネスとケインズの貨幣論
https://konan-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=2991&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1
イネスとケインズの貨幣論
PDFkonan-u.repo.nii.ac.jp/?action...id...
であり, それゆえ取引者は負債を貯め込むことは許されないだ ..... (8) マクラウドについては, レイおよびインガムの次のような指摘を ..... この点に関連して, グレーバー ( David Graeber) は次のように ...
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2020/07/the-nature-of-money.html
____
money is a ‘claim’ or ‘credit’ that is constituted by social relations that exist independently of the production and exchange of commodities.
…
Money is a social relation of credit and debt denominated in a money of account. In the most basic sense, the possessor of money is owed goods. But money also represents a claim or credit against the issuer –monarch, state,
「負債 」とは 、言うまでもなく 「信用 」の対概念であり 、 Aの Bに対する負債は 、 Bの Aに対する信用である 。その信用貨幣論によって 、ジョン ・メイナード ・ケインズにも影響を与えた A ・ミッチェル ・イネスは 、一九一三年の論文でこう書いている 。 「貨幣とは信用であり 、信用以外の何物でもない 。 Aの貨幣は Bの Aに対する負債であり 、 Bが負債を支払えば 、 Aの貨幣は消滅する 。これが貨幣の理論のすべてである ★ 6 。 」
社会学者のジェフリー ・インガムもまた 、貨幣とは 「計算貨幣の単位によって示された信用と負債の社会関係 ★ 7 」であると述べている 。
貨幣が負債の一形式であるというのは 、以上のような意味においてである 。あらゆる貨幣が負債なのである 。
もっとも 、あらゆる負債が貨幣であるというわけではない 。ハイマン ・ミンスキーが言うように 、貨幣が負債だというのであるならば 、確かに 「だれでも貨幣を創造できる 」ということになるのだが 、 「問題は 、その貨幣を受け入れさせることにある ★ 8 。 」
★ 6 A . M i t c h e l l I n n e s , ' W h a t i s M o n e y , ' i n L . R . W r a y ( e d . ) , C r e d i t a n d S t a t e T h e o r i e s o f M o n e y , E d w a r d E l g a r , 2 0 0 4 , p . 4 2 .
★ 7
G e o f f r e y I n g h a m , T h e N a t u r e o f M o n e y , P o l i t y P r e s s , 2 0 0 4 , p . 1 2 .
★ 8 H y m a n M i n s k y , S t a b i l i z i n g a n U n s t a b l e E c o n o m y , M c G r a w h i l l , 2 0 0 8 , p . 2 5 5 .
富国と強兵より
~
社会科学の系譜とMMT~
1900年 世界恐慌 2000年 世界金融危機
人類学 ┏
イネス ポランニー グレーバー
法学 ┃
H・グリアソン P・グリアソン
社会学 ┃
ジンメル インガム
リスト ⬇︎
ウェーバー
ドイツ ┃ ⬆︎ [☆=
MMT]
┏歴史学派┃
クナップ(➡︎ケインズ、ラーナー)
⬇︎ ┗┓ ⬇︎
┗旧制度学派┃
コモンズ (
ジョン・ガルブレイス)➡︎
ジェームス・ガルブレイス☆
┃ ┃ (ケインズ➡︎┛)
マルクス ┃ ┃
カレツキ━━━━┓
ラヴォア
┃ ┗━━➡︎┓ ⬇︎
ゴドリー フルワイラー☆
ケインズ ┗━━━━━➡︎
ケインズ ➡︎
ミンスキー ➡︎
レイ☆、
ケルトン☆
ポスト・ケインズ派┏━━┛┗➡︎
ラーナー⬆︎
ミッチェル☆、
キーン
┏━┛ ┃(
カルドア)
フォーステイター☆
┃ ┃
グッドハート
実務家 ⬆︎
エクルズ ┃
オカシオ=コルテス☆
┗
ホートリー(ケインズ)┃ (リスト)
モズラー☆
日本 ┃ ┗➡︎
中野剛志☆、
三橋貴明☆
┃
西田昌司☆、
藤井聡☆
┃
シュンペーター
シュンペーター━━━━┛
カルドア ムーア
MMT is a relatively new approach that builds on the insights of John Maynard Keynes, Karl Marx, A. Mitchell Innes, Georg F. Knapp, Abba Lerner, Hyman Minsky, Wynne Godley, and many others. It “stands on the shoulders of giants”, so to speak. (Wray,2012)
2019年4月9日京都大学レジリエンスユニットMMT勉強会中野剛志氏発表資料より
インガム
The Nature of Money (English Edition) 1st Edition,Kindle版 2013
Geoffrey Ingham (著)
https://www.amazon.co.jp/Nature-Money-English-Geoffrey-Ingham-ebook/dp/B00HFU12BO
Capitalism: With a New Postscript on the Financial Crisis and Its Aftermath (Key Concepts) (English Edition) 1st Edition,Kindle版
Geoffrey Ingham (著)2013
貨幣・信用論をめぐる研究状況 - SUCRA
PDFsucra.repo.nii.ac.jp/?action...action...
らは,包括的な見直しを施された経済学の出現す. 43. 貨幣・信用論 ... から貨幣・信用論を展開するインガム(Ingham. [2001]p.
経済教育の陥穽――価値の理論から貨幣経済の理論へ―― 片岡浩二
PDFynu.repo.nii.ac.jp/?action...action...
学で著名なイギリスの社会学者、G. インガムの諸研究に拠りながら、経済学における貨幣に関す. る見地の誤謬についてみていく ...
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表題「負債論」からは、経済学史や会計学史等と思っていましたが、著者は文化人類学者であり、その立場からや時代時代の「経済」「思想」を説明して ..... ジェフリー・ インガムによる「実存的負債」の概念は空疎である。
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ジェフリー・インガムによる「実存的負債」の概念は空疎である。いったいメソポタミアの帝国やモンゴルの支配地域の人々はなぜ ...
負債とは何か、負債(と貨幣)の起源は? 市場はなぜ常に負債を必要とし ...
www.amazon.co.jp/gp/.../ref=cm_cr_arp_d_rvw_ttl?...
ジェフリー・インガムによる「実存的負債」の概念は空疎である。いったいメソポタミアの帝国やモンゴルの支配地域の人々はなぜ ...
貨幣負債論
ameblo.jp/monzen-kozo100/entry-12370485988.html
社会学者のジェフリー・インガムもまた、貨幣とは「計算貨幣の単位によって示された信用と負債の社会関係」で ...
富国と強兵-信用貨幣論とあらゆる取引 | 反新自由主義・反 ...
ameblo.jp/yangh-wenly/entry-12366441105.html
社会学者のジェフリー・インガムもまた、貨幣とは「計算貨幣の単位によって示された信用と負債の社会関係」で ...
インガム2004及び、
ハーン1987はクラウアー(ケインズ経済学の
ミクロ的基礎づけ)にも批判的に言及、
Clower、RW(1984) 'A Reconsideration of the Microfoundations of Money'、in DAWalker(ed。)Money and Markets:Essays by Robert W.Clower、Cambridge:Cambridge University Press:81–89。
^インガム2004
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1465-7295.1967.tb01171.x 有料
Clower, R. W. (1965) 'The Keynesian Counter-revolution: A Theoretical
Appraisal', in F. Hahn and F. Brechling (eds) , The Theory o/Interest
Rates (London: Macmillan).
^ハーン1987
ロバート・クラウアー
ロバート・ウェイン・クラウアー(Robert Wayne Clower、1926年2月13日 - 2011年5月2日)は、アメリカ合衆国の経済学者。ケインズ経済学の研究に関する理論家の代表的な1人。1986年より南カリフォルニア大学教授。(和文では、クラウワーと書く人もいる。)
略歴
- 1926年 ワシントン州プルマンに生まれる。
- 高校卒業して、31か月間陸軍に務める。
- 1948年 ワシントン州立大学よりBAを取得する。
- 1949年 ワシントン州立大学よりMAを取得する。
- 1952年 オクスフォード大学よりB.Litt.を取得する。
- 1952年-1957年 ワシントン州立カレッジ(のち大学)で教える。
- 1954年-1956年 西パキスタン、ラホーレのパンジャブ大学で教える。
- 1957年 D・W・ブショーと共著で処女作である『数理経済学入門』を出版する。
- 1958年-1971年 ノースウエスタン大学で教える。
- 1961年-1962年 1年間休暇を取り、リベリアの経済調査を指揮する(G・ガルトン他と共著『開発なき成長:リベリアの経済調査』1966年)。
- 1963年 ノースウエスタン大学の経済学教授となる。
- 1965年夏 ウガンダカンパラのマケレール・カレッジの客員教授となる
- 1965年-1966年 イギリスのエセックス大学で教える。
- 1968年-1969年 イギリスのエセックス大学で再び教える。
- 1971年 ノースウエスタン大学を辞め、以後、オーストラリア、カナダ、イタリアの大学で教育に従事する。
- 1973年-1979年 『エコノミック・インクワァイアリー (Economic Inquiry)』の編集長を務める。
- 1978年 オクスフォード大学より文学博士(Doctor of Letters degree)を取得する。
- 1978年-1980年 母校のワシントン州立大学教授として教える。
- 1981年-1985年 『アメリカン・エコノミック・レビュー』の編集主幹となる
- 1981年-1986年 カリフォルニア大学ロサンジェルス校で教える。
- 1986年-2001年 南カリフォルニア大学の特任教授となる。
- 1987年-2011年 カリフォルニア大学ロサンジェルス校の名誉教授となる。
- 1987年 西部経済学会の会長を務める。
- 1992年-1993年 南部経済学会の会長を務める。
- 2011年 サウスカロライナ州コロンビアで死去(85歳)。
業績
- クラウアーのケインズ経済学に対する貢献は、ケインズ経済学のミクロ的基礎づけ(英語版)を提案したこと、ならびにケインズ経済を貨幣経済特有の不均衡過程であると捉え、二重決定仮説を提唱したことである。
- ケインズ経済学のミクロ的基礎づけとは、ケインズ経済学の性質が各家計や各企業などのミクロ的な主体の行動から導き出されなければならないことを主張するものである。
- また二重決定仮説とは、貨幣経済の下では、観念的な需要と実際の有効な需要とが乖離し、企業は自らの生産物に対する有効な需要が不足するために労働者を雇用することができないが、逆に労働者は自らの労働に対する有効な需要が存在しないために企業の生産物を購入することができないという悪循環に容易に陥ってしまうことを指摘したものである。クラウアーは、分権的な貨幣経済の自己組織化・自己調整能力を徹頭徹尾疑い続けた。
著作
- "An Investigation into the Dynamics of Investment", 1954, AER.
- Introduction to Mathematical Economics, with D.W. Bushaw, 1957.
- "On the Invariance of Demand for Cash and Other Assets" with M.L. Burnstein, 1960, RES.
- "The Keynesian Counterrevolution: A theoretical appraisal", 1965, in Hahn and Matthews, editors, Theory of Interest Rates.
- "A Reconsideration of the Microfoundations of Monetary Theory", 1967, Economic Inquiry.
- "What Traditional Monetary Theory Really Wasn't?", 1969, Canadian JE.
- "Say's Principle: What it means and doesn't mean", with A. Leijonhufvud, 1973, Intermountain ER.
- "Reflections on the Keynesian Perplex", 1975, ZfN.
- "The Coordination of Economic Activities: A Keynesian Perspective", with A. Leijonhufvud, 1975, AER.
- "The Anatomy of Monetary Theory", 1977, AER.
- "The Transactions Theory of the Demand for Money: A reconsideration", with P.W. Howitt, 1978, JPE.
- "Economics as an Inductive Science", 1994, Southern EJ.
- Economic Doctrine and Method, 1995.
- "Taking Markets Seriously: Groundwork for a Post Walrasian
macroeconomics", with P.W. Howitt, 1996, in Colander, editor, Beyond
Microfoundations.
関連項目
…現代資本主義の貨幣は、民間銀行貨幣と中央銀行貨幣とが渾然一体となっていて、分けられないことに特徴があると考えている。インガムの言い方ではデュアルシステム。モズラーは、両者を分けたうえで、後者をTDMで説明しているが、概念上でのみ分けられる。
したがって、現実の説明としては、もう少し複雑になる。
実際には、民間銀行貨幣で納税可能なのだから、それを直接にTDMでは説明できないだろう、という問題意識だったのだが、うまく説明できない。
現実には分けられない貨幣を概念上、ふたつに分類し、その片方についてこのような理由で受容される、と説明しても、それは譬え話としての限界をもってしまう。
twitter.com/ISHIZUKA_R/sta…
現実のシステムが二元的になっているのだから、理論もそうなっているのだと思う。Inghamが言うThe Dual Monetary System:The Hybridization of credit and Coinage。ハイブリッド車はエンジンとモーターを積んでいるからといって「矛盾する」とは言わない。両者がどのように連結しているかが重要。
:2020
インガムの言う、ハイブリッドを自動車のハイブリッドの譬えかと思っていたが、読み直してみたら、どこにも自動車の話は出てこないので、生物の交配や交雑のニュアンスだろうか。歴史的に異なる起源をもつふたつCredit and coinageが交雑してひとつになった。
econpapers.repec.org/bookchap/elgee…
The Emergence of Capitalist Credit Money
Geoffrey Ingham
Chapter 7 in Credit and State Theories of Money, 2004 from Edward Elgar Publishing
Abstract: In 1913 and 1914, A. Mitchell Innes published a pair of articles that stand as two of the best pieces written in the twentieth century on the nature of money. Only recently rediscovered, these articles are reprinted and analyzed here for the first time.
Keywords: Economics and Finance (search for similar items in EconPapers)
Date: 2004
References: Add references at CitEc
Citations: View citations in EconPapers (3) Track citations by RSS feed
Downloads: (external link)
https://www.elgaronline.com/view/9781843765134.00012.xml (application/pdf)
Chapter 7: The Emergence of Capitalist Credit Money
Geoffrey Ingham
Credit and State Theories of Money
The Contributions of A. Mitchell Innes
Edited by L. Randall Wray
Extract
Geoffrey Ingham INTRODUCTION: ECONOMICS AND HISTORY; MONEY AND CREDIT I N THE late nineteenth and early twentieth centuries, academic economics took on the conceptual and methodological complexion by which it is clearly recognizable today. During the famous methodological conflict (Methodenstreit) at this time, economics separated itself from other social and historical sciences and put forward its imperialist claim to provide a superior explanation of all the phenomena customarily dealt with by its academic kin (Swedberg 1987; Machlup 1978; Schumpeter 1994 [1954]; Ingham 1996a). Analytical economics claimed to be universally valid. The 'laws' of supply and demand, for example, were considered to be equally applicable to the ancient economies and primitive societies as they were to the modern world. Historical change in general and the advance of the 'wealth of nations', in particular, were seen as the result of increasing efficiency in the conduct of human economic affairs. Throughout the nineteenth century it was asserted with an increasing confidence that the twin universal processes of the division of labour and market exchange, together with an understanding and application of the laws that governed their development, had brought about these enormous transformations. The proponents of this new 'high theory' in economics looked upon the analytical simplicity of their models as evidence of their sophistication. The more abstractly and mathematically they expressed their theorems, the more scientifically prestigious they could claim to be. The relationship of the 'pure' theory of exchange to economic reality, they argued, was of exactly the same kind as...
Table Of Contents
Chapter 1: Introduction
L. Randall Wray and Stephanie Bell
Chapter 2: What is Money?
A. Mitchell Innes
Chapter 3: The Credit Theory of Money
A. Mitchell Innes
Chapter 4: The Social Origins of Money: The Case of Egypt
John F. Henry
Chapter 5: The Archaeology of Money: Debt versus Barter Theories of Money's Origins
Michael Hudson
Chapter 6: The Primacy of Trade Debts in the Development of Money
Geoffrey W. Gardiner
Chapter 7: The Emergence of Capitalist Credit Money
Geoffrey Ingham
Chapter 8: Conclusion: The Credit Money and State Money Approaches
L. Randall Wray
Index
参考:
貨幣に関する歴史実証の視点 ―貨幣博物館リニューアルによせて― 鎮目雅人*
さらに進んで、貨幣の起源を当事者間の債権債務関係に求め、信用こそが貨幣の起源であるとする論者(ラスキン、イネス等)もある。本稿では、貨幣の起源についてのこうした説明を「信用貨幣起源説」と呼ぶことにする。例えば、美術評論家であるとともに社会・経済・政治問題についても幅広く論陣を張ったジョン・ラスキン(1819-1900 年)は、「貨幣は、いわば財産の権利証書(title-deed of an estate)であり、仮にそれが失われても財産自体がなくなるわけではなく、その財産権の所在が問題となるに過ぎない」と述べている。
Credit and State Theories of Money: The Contributions of A. Mitchell Innes | Wray, L. Randall, Innes, A. Mitchell | Economics
Credit and State Theories of Money: The Contributions of A. Mitchell Innes ハードカバー – 2004/5/1
英語版 L. Randall Wray (編集), A. Mitchell Innes (編集)
リッキー氏書評
Innes の2本の論文に続く現代MMTerたちの論文は、Innes に手厳しい。
特にIngham はInnes の理論が、貨幣一般と資本制経済のもとでの貨幣の「種差性」を見落としたということを
徹底的に批判する。Hudson は、Innes は、主流派経済学の物々交換史観をトークン史観という別の
神話に置き換えただけだとまで言う。Harvey も同様に、Innes が現代の思考パターンを
古代にまで拡張してあてはめている非歴史性を批判する。しかしながら、
こうした手厳しい批判の一方で、MMTer が共通して評価するInnes の功績とは、
貨幣が、交換を容易にするための物的な資産価値など有していないこと、
現代貨幣とは、分業や宗教、国家、階級とともに発生した貢納や支配のための「数字」が
国王や宗教家たちが発行するトークンや、銀行の発行する負債である
銀行為替手形、さらには預金と結びついたことによって、成立していることを
明確に論じたことである。結局のところ、貨幣とは人間関係・社会関係なのである。
個々の立論は甘く曖昧で誤謬も含んでいるとしても、
ここに描き出されたアウトラインこそ、今後の経済学の発展の
中心に据えられるべきなのである。
すなわち、貨幣とは自立した諸個人の交換行為によって
生まれるような性質のものではない。貨幣にはもともと物的な「価値」など
ないのだから、その交換比率がこうした資産の「価値」によって決まるなどということは
あり得ず、社会関係こそが、その交換比率(そして分配関係)を決すること、
こうした理解へと進むことが必要なのである。
イネス
24 Comments:
Introduction Gladstone, speaking in a parliamentary debate on Sir Robert Peel’s Bank Act of 1844 and 1845, observed that even love has not turned more men into fools than has meditation on the nature of money.
Marx 1970: 64
I know of only three people who really understand money. A professor at another university; one of my students; and a rather junior clerk at the Bank of England.
Attributed to Keynes, quoted in Lietaer 2001: 33
Money’s Puzzles and Paradoxes
Money is one of our essential social technologies; along with writing and number, it was a foundation for the world’s first large-scale societies in the ancient Near East during the third millennium BC, and today it literally does make the globalized world ‘go round’. Money plays this indispensable role by performing the familiar list of functions of the economic textbook. 1 It is a medium of exchange, store of value, means of unilateral payment (settlement), and measure of value (unit of account). 2 Each is fundamental for the continuance of routine life in the modern world. In the first place, as Adam Smith and the classical economists made clear, a medium of exchange makes for the efficient operation of the division of labour and exchange of products that creates the ‘wealth of nations’. This indirect multilateral exchange is a means of ’translating the work of the farmer into the work of the barber ... [money] is action at a distance’ (McLuhan 1964: 10). Secondly, and perhaps most remarkably, money is able to store abstract value, as pure purchasing power, for longer periods than is necessary for any particular exchanges. The consequences of this property define the freedom and flexibility of the modern world. As Simmel explained, a feudal lord could demand specifically a quantity of honey and poultry from his serfs and thereby directly determine
Geoffrey Ingham
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Geoffrey Ingham is a British sociologist, political economist, and author of books on capitalism and money.[1]
Geoffrey Ingham
Born
1942[1]
Occupation
Sociologist
Known for
The Nature of Money
Academic background
Alma mater
University of Leicester, University of Cambridge[1]
Academic work
Institutions
University of Cambridge, University of Sussex, University of Leicester[1]
Works
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Capitalism (2008)[2]
Money: Interdisciplinary Perspectives from Economics, Sociology and Political Science (2005)[1]
The Nature of Money (2004)[3]
Capitalism Divided? The City and Industry in British Social Development (1984)[4]
References
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^ a b c d e "Geoffrey Ingham". September 28, 2017.
^ Larsson, Bengt (2010). "Review of Capitalism". Acta Sociologica. 53 (1): 85–87. doi:10.1177/00016993100530010104. ISSN 0001-6993. JSTOR 20743767.
^
Beckert, Jens (January 2006). "The Nature of Money by Geoffrey Ingham". American Journal of Sociology. 111 (4): 1227–1229. doi:10.1086/502991. ISSN 0002-9602.
Carruthers, Bruce G. (2005). "Money and Society: New Interdisciplinary Perspectives". Sociological Forum. 20 (4): 643–649. doi:10.1007/s11206-006-9062-4. ISSN 0884-8971. JSTOR 4540920.
Goodhart, C. A. E. (2005). "What is the essence of money?". Cambridge Journal of Economics. 29 (5): 817–825. doi:10.1093/cje/bei061. ISSN 0309-166X. JSTOR 23601705.
Hayes, M. G. (2013). "Ingham and Keynes on the Nature of Money". In Pixley, Jocelyn; Harcourt, G. C. (eds.). Financial Crises and the Nature of Capitalist Money: Mutual Developments from the Work of Geoffrey Ingham. London: Palgrave Macmillan UK. pp. 31–45. doi:10.1057/9781137302953_3. ISBN 978-1-137-30295-3.
Jakelja, Luka (2017). "Geoffrey Ingham: The Nature of Money". In Kraemer, Klaus; Brugger, Florian (eds.). Schlüsselwerke der Wirtschaftssoziologie. Wirtschaft + Gesellschaft (in German). Wiesbaden: Springer Fachmedien Wiesbaden. pp. 403–411. doi:10.1007/978-3-658-08184-3_45. ISBN 978-3-658-08184-3.
"The Nature of Money". Journal of Economic Literature. 43 (1): 220. March 2005. ISSN 0022-0515. JSTOR 4129359.
^ Dunford, M.F. (April 1987). "Capitalism Divided?". Journal of Historical Geography. 13 (2): 207. doi:10.1016/S0305-7488(87)80153-6. ISSN 0305-7488 – via Gale.
External links
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Official website
Flag of United KingdomBiography icon This biography of a British sociologist is a stub. You can help Wikipedia by expanding it.
Talk
Ryouji Ishizuka (@ISHIZUKA_R)
2019/10/21 15:05
「資金繰りにあえいでいたウィリアムⅢ世は、シティの金匠銀行や商人から、時として30%もの高い金利で短期借入を行わざるをえなかった。一方、貯蓄を蓄積しつつあった当時のイギリスでは、……適切な貯蓄手段が発達しておらず、人々は安全な投資対象を求めていた。」富田俊基『国債の歴史』(p.66)
https://twitter.com/ishizuka_r/status/1186161621975986176?s=21
社会学者のジェフリー ・インガムは、貨幣とは 「計算貨幣の単位によって示された信用と負債の社会関係 」であると述べている 。
Money is a social relation of credit and debt denominated in a money of account.
The Nature of Money
by Geoffrey Ingham
p.12
kindle版あり
社会学者のジェフリー ・インガムは、貨幣とは 「計算貨幣の単位によって示された信用と負債の社会関係 」であると述べている 。
Money is a social relation of credit and debt denominated in a money of account.
The Nature of Money
by Geoffrey Ingham
p.12
kindle版あり
中野富国と強兵参照
675 あ (ワッチョイ 9924-UtIa)[sage] 2021/08/14(土) 20:21:14.78 ID:DrI21vmt0
Money is a social relation of credit and debt denominated in a money of account.
Geoffry Ingham
貨幣とは計算貨幣の単位によって示された信用と負債の社会関係である。
ジェフリー ・インガム
20049
グレーバーがインガム2004に言及
邦訳負債論88,649
Kelton:
well i guess i probably would say i started in 1996 while studying with randy wray at the university of denver just before heading over to cambridge you know randy had written a book called money and credit in capitalist economies so i was introduced to the sort of post keynesian way of thinking about money as credit as a credit instrument and then i got to cambridge and gosh i mean i started reading things like jeff ingham who's a sociology professor at cambridge university and he had a paper that was very influential on me way back in the day called uh money as money is a social relation money is a social relation so a relationship between debtors and creditors uh rather than defining money as a thing or defining money by the way it works or functions treating money as a relationship as a social relationship um.
and i sort of started thinking about money that way keynes in the treatise on money has some treatment along these lines where he starts to talk about a specific type of money state money and and saying that the state has the power to write and rewrite the dictionary to name the unit in which debts will be denominated prices will be written contracts will be written the state has the power to define the unit and he says to rewrite the dictionary at will over time which of course maybe no one better than you knows about the state's power to rewrite the dictionary because the greek dictionary was rewritten of course from the drachma to the euro that's a perfect example of the authority exercising its power to rewrite the dictionary to change the unit in which payments will be made collected obligations debts contracts and so forth so i guess.
ケルトン:
ケンブリッジに向かう直前に、デンバー大学でランディ・レイと一緒に勉強していた1996年に、ランディが資本主義経済でお金と信用という本を書いたので、ある種のポストに紹介されたと思います。お金をクレジット手段としてのクレジットとして考えるケインジアンの考え方そして私はケンブリッジに行きましたそして私はケンブリッジ大学の社会学教授であるジェフ・インガムのようなものを読み始めました、そして彼は私に非常に影響力のある論文を持っていましたお金は社会的関係であるとしてお金と呼ばれる日お金は社会的関係であるため、お金を物として定義したり、お金を社会的関係としての関係として扱ったり、機能する方法でお金を定義したりするのではなく、債務者と信用者の関係ええと。
そして私はお金について考え始めました。お金に関する条約のケインズはこれらの線に沿って何らかの扱いをし、そこで彼は特定の種類のお金の州のお金について話し始め、州には辞書を書いたり書き直したりする力があると言いました借金が表示される単位に名前を付けるために価格が書かれます契約が書かれます州は単位を定義する力を持っていますそして彼は時間の経過とともに辞書を自由に書き直すと言いますギリシャ語辞書はもちろんドラクマからユーロに書き直されたので、辞書を書き直す州の力」辞書を書き直して、支払いが行われる単位を変更する権限を行使している当局の完璧な例は、義務、債務、契約などを集めていると思います。
貨幣について考え始めたのは、ケインズが『貨幣論』の中で、特定のタイプの貨幣である国家貨幣について語り始め、国家には、債務が建てられる単位に名前を付けるための辞書を書き換えたり、価格が書かれたり、契約書が書かれたりする力があり、国家には単位を定義する力があり、時間の経過とともに自由に書き換えられると言っています。ギリシャの辞書はドラクマからユーロに書き換えられましたが、これは権力者が辞書を書き換える力を行使して、支払いが行われる単位を変更し、徴収される債務、契約などを変更した完璧な例です。
マーティン#7
マネーの大和解
details. 18. Modern scholarship on the nature and significance of this Great Monetary Settlement, starting from the pioneering contribution of Dickson, 1967, is extensive, but it was Ingham, 2004, who first identified its importance as the moment in which the modern, public-private monetary system was born. See especially Ingham, 2004, pp. 128ff. 19. Roseveare, 1991, pp. 14–15.
金匠手形(読み)きんしょうてがた
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「金匠手形」の解説
金匠手形
きんしょうてがた
「ゴールドスミス・ノート」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
世界大百科事典内の金匠手形の言及
【銀行券】より
…その前駆は,沿革的には中世地中海・北海貿易の発達にともなって金・銀の現送を節約する便益を提供する目的で振替銀行の発行した指図書にみられるが,近世になりロンドンの金匠が金貨・金地金の預り証として金匠手形goldsmith noteを発行,それが第三者間に授受された。銀行券はこれが発展したものである。…
啓蟄
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88
ゴールドスミス・ノート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゴールドスミス・ノートとは17世紀のイギリスで金匠によって用いられていた約束手形。これが銀行券の始まりとされている。
当初は金匠が金を受け取って、それと引き換えに同等の金といつでも引き換えるという証書であった。当初はこの預り証が譲渡される場合には誰某にその権利を譲渡すると裏書きされていたものの、後に裏書をされないで流通されるようになっていき、これが現金通貨の代わりを果たすようになっていった。
当初は金匠の側に預り証と同額の金が準備されていたものの、後には預かっている金の貸し出しをするようになっていった事から発行している預り証の総額よりも保管している金の総額の方が少なくなっていき、金匠は保管業者から銀行業者へと変わっていった。後に金匠の信用が高まるにつれて、金匠は自己の責任において金の取引が行われていないのに預り証を発行するようになっていき、預り証は銀行券の原初形態となっていった。
後にイングランド銀行が発行した銀行券は、このゴールドスミス・ノートを倣ったものであった。
外部リンク
ゴールドスミス・ノート とは - コトバンク
参考文献
三宅義夫『金―現代の経済におけるその役割』岩波書店〈岩波新書〉、1968年、15頁。
執筆の途中です この項目は、経済に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル 経済学、プロジェクト 経済)。
bankernote
Birth of European banknotes
The shift toward the use of these receipts as a means of payment took place in the mid-17th century, as the price revolution, when relatively rapid gold inflation was causing a re-assessment of how money worked. The goldsmith bankers of London began to give out the receipts as payable to the bearer of the document rather than the original depositor. This meant that the note could be used as currency based on the security of the goldsmith, not the account holder of the goldsmith-banker.[30] The bankers also began issuing a greater value of notes than the total value of their physical reserves in the form of loans, on the assumption that they would not have to redeem all of their issued banknotes at the same time. This pivotal shift changed the simple promissory note into an agency for the expansion of the monetary supply itself. As these receipts were increasingly used in the money circulation system, depositors began to ask for multiple receipts to be made out in smaller, fixed denominations for use as money. The receipts soon became a written order to pay the amount to whoever had possession of the note. These notes are credited as the first modern banknotes.[28][31]
ヨーロッパ紙幣の誕生
領収書が決済手段として使われるようになったのは、17世紀半ばの価格革命の頃で、比較的急激な金のインフレによって貨幣の仕組みが見直されていた時期である。ロンドンの金細工の銀行家たちは、領収書を元の預金者ではなく、書類の持参者に支払うものとして渡し始めた。また、銀行家は、発行したすべての紙幣を一度に償還する必要がないことを前提に、物理的な準備金の合計額よりも大きな額の紙幣をローンの形で発行するようになりました[30]。これにより、単なる約束手形が通貨供給量の拡大の代理店となったのである。この領収書が貨幣流通の仕組みの中で使われるようになると、預金者から「もっと小さい額面の領収書を作ってほしい」という要望が寄せられるようになった。領収書はすぐに、その紙幣を持っている人にその金額を支払えという命令書になった。この紙幣は、近代的な銀行券の最初のものとされている[28][31]。
マーティン#7
マネーの賢者の石
パターソンの計画は、押し寄せる提案の中に埋もれてもおかしくはなかった。しかし、官民ハイブリッドのイングランド銀行を創設する案を、ホイッグ党の野心的な幹部陣が強く支持した。近くイングランド初の政党政権を支配することになる彼らがパターソンの「企画」を支持したのは、イングランド銀行を設立すれば
マネーの大和解
を成立させられると考えたからだった。ホイッグ党幹部と、それが代表するプライベートマネー権力が新しい銀行の理事となり、彼らが決定する法的な拘束力を持つ条件で国王に融資することで合意すれば、国王は太古の時代から堅く守ってきた特権を法的に彼らに分け与えることになる。その特権とはもちろん、マネーを創造する権利と、標準を管理する権限である。国王から紙幣を発行する特権が与えられれば、民間銀行の債務に君主の権威が加わることになる。これはマネーの賢者の石だった。マネーの大和解が成立すれば、私的なバンクマネーを狭い境界から解放することができる。銀行は国王にお金を貸し、国王は自分の権威を銀行に貸す。銀行が君主にお金を貸すことに同意して蒔いた種は、100倍もの実を結ぶ。君主の後ろ盾を持つプライベートマネーを創造することが許され、これ以降、貨幣鋳造特権は君主と銀行の間で共有されることになる★18。
★18.このマネーの大和解の本質と重要性は現代では広く研究されている.研究の嚆矢となったのはDickson,1967だが,これによって現代的な半官半民のマネーシステムが誕生したと最初に論じたのはIngham,2004である.Ingham,2004,pp.128ff.を特に参照.
Paterson’s scheme might easily have been lost in the crowd. But the idea of the hybrid Bank of England found a powerful group of supporters in the circle of ambitious Whig grandees who were soon to dominate the first party-political administration of the country. They realised that Paterson’s Project could deliver a Great Monetary Settlement. If they and the private money interest they represented would agree to fund the king on terms over which they, as the Directors of the new Bank, would have a statutory say, then the king would in turn allow them a statutory share in his most ancient and jealously guarded prerogative: the creation of money and the management of its standard. To be granted the privilege of note issue by the crown, which would anoint the liabilities of a private bank with the authority of the sovereign—this, they realised, was the Philosopher’s Stone of money. It was the endorsement that could liberate private bank money from its parochial bounds. They would lend their credit to the sovereign—he would lend his authority to their bank. What they would sow by agreeing to lend, they would reap a hundredfold in being allowed to create private money with the sovereign’s endorsement. Henceforth, the seigniorage would be shared.18
18. Modern scholarship on the nature and significance of this Great Monetary Settlement, starting from the pioneering contribution of Dickson, 1967, is extensive, but it was Ingham, 2004, who first identified its importance as the moment in which the modern, public-private monetary system was born. See especially Ingham, 2004, pp. 128ff.
Dickson, P. (1967), The Financial Revolution in England: A Study in the Development of Public Credit, 1688–1756. London: Macmillan.
Ingham, G. (2004), The Nature of Money. Cambridge: Polity.
インガム
2004
#6
On the one hand, English kings continued to assert medieval royal monetary prerogatives. Charles I appointed a Royal Exchanger with exclusive powers over the exchange of money and precious metals; and in 1661 Charles II sought to enforce the old statutes of Edward III and Richard II licensing bills of exchange (Munro 1979: 212). On the other hand, an increasing number of the same mercantile supporters of monetary stability also advocated ‘Dutch finance’ – especially the creation and monetization of a national debt.19 As I have emphasized, the techniques were by now well understood.20 More than 100 schemes for a public bank were put forward in the second half of the seventeenth century, with the aim of regularizing state revenue and further removing it from the arbitrary control of a monarchy with absolutist pretensions (Carruthers 1996). Many were based on Amsterdam’s Wisselbank (1609), which itself had been patterned closely on Venice’s Banco di Rialto (1587) (Goldsmith 1987: 214).
19 But it should be noted that mercantile interests were not unequivocally opposed to the monarch’s medieval metallism. Parliament consistently enforced the policy of sound metallic money, but insisted that the monarch not exploit his monopoly minting powers. But it should be emphasized that this was not simply, or even primarily, an economic issue. Sound money was also seen as part of the wider project to build a strong modern state. The balance between the benefits of the collective security of a strong state and the costs to particular economic interests of any particular monetary arrangements is expressed in a settlement between the major groups in a system of monetary production.
#6
一方で、イングランドの王は、中世の王室の通貨特権を主張し続けた。チャールズ1世は、貨幣と貴金属の交換を独占的に行う権限を持つ王室交換人を任命し、1661年にはチャールズ2世が、エドワード3世とリチャード2世が制定した交換手形を許可する古い法令を施行しようとした(Munro 1979: 212)。その一方で、通貨の安定を支持する商人たちの中には、「オランダ金融」、特に国 債の創設とその貨幣化を提唱する者も増えていた19 。その多くはアムステルダムのウィッセルバンク(1609年)を参考にしているが、ウィッセルバンクはヴェネツィアのリアルト銀行(1587年)を参考にしていた(Goldsmith 1987: 214)。
19 しかし、商人の利害関係者が、君主の中世的な金属主義に明確に反対していたわけではないことに留意する必要がある。議会は、健全な金属貨幣の政策を一貫して実施していたが、君主がその独占的な鋳造権を利用しないように主張していた。しかし、これは単に、あるいは主に経済的な問題ではなかったことを強調しておきたい。健全な貨幣は、強力な近代国家を建設するための広範なプロジェクトの一部としても考えられていた。強固な国家の集団的安全保障の利点と、特定の貨幣の取り決めによる特定の経済的利益へのコストとのバランスは、貨幣生産システムにおける主要グループ間の和解で表現される。
~社会科学の系譜とMMT~
1900年 2000年
世界恐慌 世界金融危機
人類学 ┏イネス 表券主義
┃マクラウド(信用貨幣論) インガム 信用貨幣論
ドイツ ┃ ⬆︎
歴史学派┃クナップ
┗┓ ⬇︎
スミス ┃ Tax driven monetary view
マルクス ┃カレツキ━━━┓ラヴォア マネーサーキットセオリー
┃ ┗━━━➡︎┓ゴドリー ストックフローコンシステントモデル
┃ ロビンソン┃⬇︎ ┏➡︎レイ[MMT]
┗➡︎ケインズ➡︎ミンスキー 負債ヒエラルキー(ピラミッド)、JGP
ポストケインズ派 ┗➡︎ラーナー ⬆︎ 機能的財政論
シュンペーター━━━━━━┛
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MMTを理解するには、ある程度経済学史を知っておいた方がいい。
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インガム講演で話題になったのはマルクスに関する発言だが
https://youtu.be/hzL52QxjNQY?t=43m
https://twitter.com/mpeterf/status/1535655894066909190?s=21&t=j5A9d1MnBRZs1JRaQsE9Sg
ジンメルを評価しているのが興味深い
https://youtu.be/hzL52QxjNQY?t=39m46s
https://youtu.be/hzL52QxjNQY?t=44m9s
ジンメル1900は通貨切り下げの事例を紹介しているし、クナップ1905は序文でジンメルに言及している
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