金曜日, 2月 09, 2018

負債論 貨幣と暴力の5000年 デヴィッド・グレーバー 著(NHK欲望の経済史2018#1)

   ( 経済学リンク::::::::::
NAMs出版プロジェクト: 経済学日本人著者入門書
http://nam-students.blogspot.jp/2016/10/blog-post_9.html
負債論 貨幣と暴力の5000年 デヴィッド・グレーバー 著
http://nam-students.blogspot.jp/2018/02/5000.html.@

グレーバーはMMTerではないがMMTの文脈でその負債論は重要。

レイ2012で参照されるグレーバーのインタビュー
http://archive.boston.com/bostonglobe/ideas/articles/2011/08/21/which_came_first_money_or_debt/


             ~社会科学の系譜とMMT
   1900年 世界恐慌            2000年 世界金融危機
 人類学 ┏イネス 
グリアソン ポランニー P.グリアソン     グレーバー
 社会学 ┃ジンメル                 インガム
リスト  ⬇︎ ウェーバー            

 ドイツ ┃ ⬆︎                     [☆=MMT
┏歴史学派┃クナップ(➡︎ケインズ、ラーナー)       
⬇︎    ┗┓  ⬇︎                             
┗旧制度学派┃コモンズ (ジョン・ガルブレイス)➡︎ ジェームス・ガルブレイス☆  
      ┃  ┃           (ケインズ➡︎┛)
 マルクス ┃  ┃   カレツキ━━━━┓      ラヴォア         
      ┃  ┗━━➡︎┓       ⬇︎    ゴドリー フルワイラー
 ケインズ ┗━━━━━➡︎ケインズ ➡︎ ミンスキー  ➡︎  レイ☆、ケルトン☆ 
 ポスト・ケインズ派┏━━┛┗➡︎ラーナー⬆︎         ミッチェル☆、キーン
        ┏━┛         ┃(カルドア)    フォーステイター
        ┃           ┃         グッドハート
 実務家    ⬆︎ エクルズ      ┃         オカシオ=コルテス
        ┗ホートリー(ケインズ)┃  (リスト)  モズラー
 日本                 ┃     ┗➡︎中野剛志☆、三橋貴明
                    ┃ 西田昌司☆、藤井聡☆ 
                    ┃
 シュンペーター シュンペーター━━━━┛ カルドア ムーア          
2019年4月9日京都大学レジリエンスユニットMMT勉強会中野剛志氏発表資料より
MMT is a relatively new approach that builds on the insights of John Maynard Keynes, Karl Marx, A. Mitchell Innes, Georg F. Knapp, Abba Lerner, Hyman Minsky, Wynne Godley, and many others. It “stands on the shoulders of giants”, so to speak. (Wray2012)

             ~社会科学の系譜とMMT
   1900年 世界恐慌            2000年 世界金融危機
 人類学 ┏イネス  ポランニー                    グレーバー
     ┃グリアソン                  インガム
 社会学 ┃ジンメル                        
     ┃ ウェーバー
リスト  ⬇︎ ⬆︎
 ドイツ ┃ ┃
┏歴史学派┃クナップ(→ケインズ、ラーナー、コモンズ)    [☆=MMT
⬇︎    ┗━━┓
┃シュンペーター┃シュンペーター━━━━┓
┃       ┃           ⬇︎     ゴドリー 
┃ケインズ   ┗━━━➡︎ケインズ ➡︎ ミンスキー  ➡︎  レイ☆、ケルトン
┃ポスト・ケインズ派┏━━┛┗➡︎ラーナー ⬆︎        ミッチェル☆、キーン
┃         ⬆︎          ┃ カルドア ムーア
マルクス     ┃  カレツキ━━━━┛       ラヴォア
┃         ┃          (ケインズ➡︎┓)
┃       コモンズ (ジョン・ガルブレイス)➡︎ ジェームス・ガルブレイス
┗(旧)制度学派 ┏┛
         ⬆︎ 
エクルズ               グッドハート
 実務家     ホートリー                モズラー
         (ケインズ)
 日本                          西田昌司☆、藤井聡
                              三橋貴明☆、中野剛志
                                 (リスト➡︎┛)
MMT is a relatively new approach that builds on the insights of John Maynard Keynes, Karl Marx, A. Mitchell Innes, Georg F. Knapp, Abba Lerner, Hyman Minsky, Wynne Godley, and many others. It “stands on the shoulders of giants”, so to speak. (Wray,2012)

参考:
『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』(2012 講談社)
http://nam-students.blogspot.com/2013/04/137.html

 原著:"What on Earth Happened?: 
    The Complete Story of the Planet, Life and People from the Big Bang to the Present Day "(2008)

TV東京版
https://ja.wikipedia.org/wiki/137%E5%84%84%E5%B9%B4%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E
バックナンバー(シュメール人、文字を発明 2013/5/26 )
https://www.tv-tokyo.co.jp/137/backnumber/130526.html
https://ameblo.jp/k-kiku1192/entry-12077666826.html ☆
https://nam-students.blogspot.com/2019/04/blog-post_17.html

グレーバー、負債論、貨幣論


http://www.ibunsha.co.jp/0334.html

2016年11月22日発売

負債論
貨幣と暴力の5000年

デヴィッド・グレーバー 著
酒井隆史 監訳
高祖岩三郎・佐々木夏子 訳

A5判 上製カバー装  848頁
定価:本体6,000円+税
ISBN 978-4-7531-0334-8 C0036

ドキュメンタリー「欲望の経済史」第1回
2018年01月05日放送 NHK・BS

「週刊ダイヤモンド」新年合併号
2017年「ベスト経済書」ランキング 4位となりました
             『負債論』は21世紀の『資本論』か?

刊行とともに重厚な人文書としては異例の旋風を巻き起こした世界的ベストセラーがついに登場。現代人の首をしめあげる負債の秘密を。古今東西にわたる人文知の総結集を通して貨幣と暴力の5000年史の壮大な展望のもとに解き明かす。「経済」の意味を解体しつつ、資本主義と文明総体の危機を測定し、いまだ書かれざる未来の諸可能性に賭ける、21世紀の幕開けをしるす革命的書物。

人類にとって貨幣は、交換という利便性の反面、バブルなどの破局に向かう幻想の源泉でもある。人類史的な視座から、このような貨幣の本質からリーマン・ショックやギリシア・デフォルト問題などの国際的金融的危機を解明する壮大な構想を展開する。産業資本が衰退し、金融資本が質的、かつ量的に拡大する今日、現代資本主義を理解する上で必読の文献である。

【欧米の批評】
●トマ・ピケティ(経済学者)
『負債論』、愛しています(I Love Debt)。
●レベッカ・ソルニット(『災害ユートピア』著者)
グレーバーは、すばらしく深遠なまでに独創的な思想家である。
●『フィナンシャル・タイムズ』紙
新鮮・魅力的・挑発的、そしてとんでもないタイミングのよさ。
●『ニューヨーク・タイムズ』紙
われわれの経済の荒廃、モラルの荒廃の状態についての長大なフィールド報告。人類学の最良の伝統のなかで、債務上限、サブプライムモーゲージ、クレジット・デフォルト・スワップを、あたかも自己破壊的部族のエキゾチックな慣行のように扱っている。
☆ ブログ記事 ☆ 〔ウラゲツ☆ブログ〕2016年11月
☆ 書評 ☆ 「アゴラ・ネット」2016年11月25日(金) 池田信夫氏 評
☆ 書評 ☆ 「文藝」2017年春号 片岡大右氏 評
☆ 書標 ☆ 「書標」2017年01月号 ジュンク堂書店
☆ 書評 ☆ 「Journalism no.321」2017年02月号 福嶋聡氏 評
☆ 書評 ☆ 「週刊ダイヤモンド」2017年01月28日号 鈴木寛之氏 評
☆ 書評 ☆ 「朝日新聞」朝刊2017年02月12日(日) 中村和恵氏 評
☆ 書評 ☆ 「ケトル」vol.35 2017年02月15日(水)号 大澤真幸氏 評
☆ 書評 ☆ 「図書新聞」2017年03月11日(土) 白石嘉治氏 評
☆ 記事 ☆ 〔出版ニュース〕2017年03月上旬号 Book Guide☆ 書評 ☆ So-net ブログ 2017年03月13日(月) 海神日和 評
☆ 書評 ☆ Newsletter No.13 2017年04月01日(土) 国際通貨研究所 評
☆ 書評 ☆ 「週刊読書人」2017年04月14日(金) 長原豊氏 評
☆ 書評 ☆ 「信濃毎日新聞」2017年07月30日(日) 山本圭氏 評
☆ 記事 ☆ 「週刊ダイヤモンド」2017年12月-2018年01月 新年合併号☆ 放送 ☆ 「欲望の経済史」第1回 2018年01月05日放送 NHK・BS


【著者紹介】
デヴィッド・グレーバー(David Graeber)
1961年、ニューヨーク生まれ。文化人類学者・アクティヴィスト。ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス大学人類学教授。
訳書:『アナーキスト人類学のための断章』(以文社、2006年)
    『資本主義後の世界のために』(以文社、2009年)
著書:Lost People:Magic and the Legacy of Slavery in Madagascar,Indiana           University Press.Toward an Anthropological Theory of Value:The False Coin of     Our Own Dreams (Palgrave,2001).
Direct Action:An Ethnography (AK Press,2007).
The Utopia of Rules On Technology,Stupidity,and the Secret Joys of Bureaucracy (Melville House,2015).
    On Kings (HAU,2016)など多数。
【訳者紹介】
●酒井 隆史(サカイ タカシ)監訳
大阪府立大学教員。専攻は社会思想史、都市形成史。
著書:『自由論』(青土社、2011年)
 『暴力の哲学』(河出文庫、2016年)
 『通天閣―新・日本資本主義発達史』(青土社、2011年)など多数。
訳書:スラヴォイ・ジジェク『否定的なもののもとへの滞留』ちくま学芸文庫   (共訳)
    マイケル・ハート、アントニオ・ネグリ『〈帝国〉』以文社(共訳)
    マイク・ディヴィス『スラムの惑星』明石書店(監訳)など多数。
●高祖 岩三郎(コウソ イワサブロウ)
翻訳家・批評家・Autonomedia編集委員。1980年渡米、ニューヨーク在住。国家工作にかかわると同時に翻訳・執筆活動に従事。
訳書:Kojin Karatani,Transcritique(MIT Press)
 Arata Isozaki,Japan-ness Architicture(MIT Press)
  David Graeber 『アナーキスト人類学のための断章』(以文社、2006年)
  David Graeber 『資本主義後の世界のために』(以文社、2009年)など 多数。
著書:『ニューヨーク列伝』(青土社、2006年)
 『新しいアナキズムの系譜学』(河出書房新社、2009年)
     『死にゆく都市、回帰する巷』(以文社、2010年)など多数。
●佐々木 夏子(ササキ ナツコ)
1976年生まれ。新潟県佐渡市出身。立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻博士課程前期課程修了。2007年よりフランス在住。現地で翻訳業に従事。
【目次】
目次
凡例
第一章 モラルの混乱の経験をめぐって
第二章 物々交換の神話
第三章 原初的負債
貨幣の国家理論と貨幣の信用理論
神話を求めて
第四章 残酷さと贖い
第五章 経済的諸関係のモラル的基盤についての小論
 コミュニズム
 交換(エクスチェンジ)
 ヒエラルキー
 様相間の移動
第六章 性と死のゲーム
 不適切な代替物としての貨幣
 血債(レレ族)
 人肉負債(ティヴ族)
 奴隷売買
 暴力についての考察
第七章 名誉と不名誉 あるいは、現代文明の基盤について
 名誉とは過剰な尊厳[剰余尊厳]である
 名誉代価(中世初期のアイルランド)
 メソポタミア(家父長制の起源)
 古代ギリシア(名誉と負債)
 古代ローマ(所有と自由)
 いくつかの結論
第八章 「信用」対「地金」―そして歴史のサイクル
 メソポタミア(前三五〇〇―前八〇〇年)
 エジプト(前二六五〇―前七一六年)
 中国(前二二二〇―前七七一年)
第九章 枢軸時代(前八〇〇―後六〇〇年)
 地中海世界
 インド
 中国
 唯物論1 利潤の追求
 唯物論2 実体
第一〇章 中世(六〇〇― 一四五〇年)
 中世インド(ヒエラルキーへの飛躍)
 中国:仏教(無限負債の経済)
 近西:イスラーム(信用としての資本)
 極西:キリスト教世界(商業、金貸し、戦争)
 では、中世とは何だったのか?
第一一章 大資本主義帝国の時代(一四五〇から一九七一年)
 第一部:貪欲、恐怖(テロル)、憤慨、負債
 第二部:信用の世界と利子の世界
 第三部:非人格的信用貨幣
 第四部:それで、結局、資本主義とはなんなのか?
 第五部:黙示録
第一二章 いまだ定まらぬなにごとかのはじまり(一九七一年から今日まで)
 結論:おそらく世界こそが、あなたから生を借りている[あなたに生を負っている]
あとがき:二〇一四年
 世界を共に想像し直すために―訳者あとがきにかえて
 原注
 参考文献



官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則 単行本 – 2017/12/11



シリーズ 欲望の経済史~ルールが変わる時~ http://www4.nhk.or.jp/P4384/
放送 NHK Eテレ。全6回。22:30~23:00。
【※以下ネタバレ】
 
時代の欲望が生む資本主義のルール、それはどこで書き換えられた?「ルール」が変わる時をつかみ出し世界の知性とともに考える。大反響「欲望の資本主義」からスピンオフ。
 

第1回 時が富を生む魔術~利子の誕生~ (2018年1月5日(金)放送)

 

内容

シリーズ 欲望の経済史[新]~ルールが変わる時~1▽時が富を生む魔術~利子の誕生~


今、揺れる世界経済。資本主義の歴史とは、際限のない欲望のドラマだ。壮大な経済史を、欲望という視点から捉える異色のドキュメント。なぜ世界同時不況は起きるのか?なぜバブルは繰り返すか?どこに「ルールが変わる」ポイントがあったのか?6つのポイントに立ち返る旅に出る。「資本主義の終えん」も叫ばれる今だからこそ考える、知の冒険シリーズ。第一回は利子の誕生に着目する。時が富を生む魔術はいかにして成立したのか?
【出演】コロンビア大学教授、ノーベル賞受賞…ジョセフ・スティグリッツ,イタリア・フィレンツェ大学経済学部准教授…アンジェラ・オルランディ,ドイツ・経済ジャーナリスト…ウルリケ・ヘルマン,イタリア・ストロッツィ美術館キュレーター…ルドビカ・セグレボンディ,【語り】首藤奈知子
 
 利子は遥か過去から存在した。4000年前のメソポタミア文明にも利子が有ったことが記録されている。金持ちは担保を取って農民に金を貸し、返済できなければ土地を取り上げた。差し押さえを怖れた農民は逃亡してしまい、土地は放棄されたので、社会の崩壊を恐れた歴代の王たちは何度も債務の帳消しを行った。
 キリスト教など大抵の宗教は利子を禁じていた(例外はユダヤ教で「仲間からの利子はダメだが、異邦人からなら利子を取っても良い」としていた)。しかし表向きは利子は禁止されていても、裏では金持ちはこっそり利子を取っていた。


 14世紀イタリアのメディチ家の二代目当主コジモ・デ・メディチは、為替相場を利用して実質的に利子を取る方法を思いついた。
為替相場
フィレンツェ 1フィオリーニ:100ペンス
ロンドン 1フィオリーニ:80ペンス
として、
1)フィレンツェで10000ペンス(100フィオリーニ)を貸す
2)ロンドンで10000ペンス返してもらう。利子は取らない。それをフィオリーニに両替すると、為替相場の違いでロンドンでは10000ペンスは125フィオリーニになる。25フィオリーニ利子を取ったことと同じ。
 メディチ家はこれで大儲け。しかしコジモはもうけ過ぎると天国に行けないと思ったので、協会に寄付したり芸術家のパトロンになったりした。これがルネサンスの原動力となった。


 16世紀宗教改革でカルバン派は利子を認めた。今までも裏で利子は取られていたので、それをルールとして明文化し高利はダメだが5パーセントまでならOKとした。やがてカトリックも18世紀に利子を認めた。


 利子は資本主義を回していく上では必要不可欠な物となった。

感想

 何故かNHKは今年は経済で攻めていくことに決めたようで、年初から経済番組を連発していますが、その一つがこれ。全6回シリーズで利子とか基本的なところから始まって、最終的には金融工学まで行くようです。
 経済を歴史の観点で見ていくシリーズのようで、今回も結構面白かったから今後も楽しみです。
 
 
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/91726/1726001/index.html
番組内容
今、経済に注がれる眼差しが熱い。英EU離脱、トランプ現象、揺れる世界経済…。資本主義の歴史とは、際限のない欲望のドラマだ。千年近くの壮大な経済史を、欲望という視点から捉える、異色のドキュメント。
なぜ、世界同時不況は起きるのか?なぜ、バブルは繰り返すのか…?


総合、BS1で反響を生んだ「欲望の資本主義」。その問題意識を発展させ、どこに「ルールが変わる」ポイントがあったのか?6つのポイントに立ち返る旅に出る。「資本主義の終焉」も叫ばれる今だからこそ考える、知の冒険シリーズ。資本主義の流れを読み解く異色の欲望の考現学。資本主義のルールを書き換える場となった世界のポイント、世界経済のフロントランナー、経済史の専門家などに取材、エピソードをまじえ構成する。


・1月 5日 第1回 時が富を生む魔術~利子の誕生
・1月12日 第2回 空間をめぐる攻防~グローバル化と国家~
・1月19日 第3回 勤勉という美徳~宗教改革の行方~
・1月26日 第4回 技術が人を動かす~産業革命からフォーディズムへ~
・2月 2日 第5回 大衆の夢のあとさき~繰り返すバブル~
・2月 9日 最終回 欲望が欲望を生む~金融工学の果てに~


【出演】ジョセフ・スティグリッツコロンビア大学 教授),アンジェラ・オルランディ(フィレンツェ大学 経済学部 准教授),ウルリケ・ヘルマン(経済ジャーナリスト),トーマス・セドラチェク(チェコ総合銀行 アナリスト),ファウスト・スバッフォーニ(サン マルコ修道院 神父),ルドビカ・セブレゴンディ(パラッツォ ストロッツィ美術館 キュレーター美術史家),フランスワ・デルマンジュ(ジュネーブ大学 神学部 教授),ロバート・スキデルスキー( ウォーリック大学 名誉教授),ザンジーブ・メフタ(イギリス東インド会社 会長),ロバート・ブライス(国立海洋博物館 学芸員),ケビン・オウローク(オックスフォード大学 歴史学部教授),ルーベン・シャルケユトレヒト大学 研究員),ジェイムス・モリソン(ロンドン スクール オブ エコノミクス 国際関係学科 准教授),バリー・アイケングリーン(カリフォルニア大学 経済学部 教授 元IMF上級政策アドバイザー),ダニエル・コーエン(パリ経済学院 経済学 教授)ほか


番組スタッフから
【この番組を企画したきっかけは?】
大きな反響をいただいた、総合、BS1の「欲望の資本主義」から、さらに問題意識を絞りスピンオフさせたシリーズです。
そもそも「時が富を生む」という「魔術」としての「利子」は、どこでどんな時代の欲望から生まれたのか?様々な欲望の形が生まれるポイントをつかみ出し、現在との間を行き来します。


【番組の見どころは?】
歴史は繰り返す、一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。あのカール・マルクスの言葉ですが、ここにすべては集約されます。
様々な世界の知性、専門家たちが、「欲望の歴史」を紐解き、その本質の読み解き方を語ってくれます。


【見てくださる方に一言】
歴史とは、「現在と過去との絶えざる対話」(E・H・カー)です。
どうぞ、2018年の今から振り返るからこその「ルールが変わる時」を味わい、歴史の遠近法を捉え直してみていただければ幸いです。
ご一緒に、知の冒険に出かけましょう。
(番組プロデューサー 丸山俊一)

6 Comments:

Blogger yoji said...

KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017)
2018/05/02 10:51
最近読んだお気に入りの本。シェアしたいと思ったくらいなので是非。
https://twitter.com/kskgroup2017/status/991495245933182976

デヴィッド・グレーバー 負債論

11:04 午後  
Blogger yoji said...

★ものを考えるのは、ある意味で、例外状態あるいはアブノーマルな事態から考えることです。
たとえば、誰でも重い病気になると人生について考えますね。
ノーマル(規範的)ではない形態から出発するというのは、
ものを考える上での基本的な姿勢だと思うんです。
しかし、それはノーマルな状態を軽蔑することではない。
ただ、日常的なノーマルなものが、どんなに複雑であるか、
またそれが堅固に見えてどんなに脆弱であるか、そういったことを知るために不可欠なのです。
ニーチェはそれを「病者の光学」と呼んだと思います。
それは、他のあらゆる事柄についてもあてはまります。

<柄谷行人;“議会制の問題”(1992早稲田大学学園祭講演)−『<戦前>の思考』>

11:05 午後  
Blogger yoji said...

齊藤 誠 (@makotosaito0724)
2019/05/23 11:08
今日の金融論はグレーバー負債論10章の中世、迫力の章。「政府から独立した神の秩序としての経済」というイスラームの考えを、アダム・スミスは「政府から独立した自生的な秩序としての経済」と換骨奪胎した。国富論には、ガザ―リーやトゥースィーなどイスラム学者の著作からの引用が確認されている。

7:18 午後  
Blogger yoji said...

 MMTと、経済学という名の過つ神 | 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12450574739.html

2019/3/30

もっとも、貨幣論の「表券主義」と「金属主義」の争いは、それこそ古代ギリシャから延々と続けられてきました。何しろ、アリストテレス、アダム・スミス、ジョン・ロックと言ったド著名人の皆様が、ことごとく貨幣認識を間違えていたというのが人類の歴史なのです。

 MMT以前に、貨幣認識が正しいか否かは、
「銀行預金がどのように発行されるおカネなのか?」
 を問いただすだけで分かります。

 もちろん、答えは「借用証書と引き換えに、銀行が書くことで発行されるおカネ」ですが、普通の人は銀行預金を含む「おカネのプール」が存在し、そこから「調達してくる」と考えてしまうのです。つまりは、金属主義の延長ですね。

 無論、おカネが貴金属など、特定の形を持つ分かりやすいものでなければならない状況もあります。特定の貨幣社会が、異なる貨幣社会と「交易」をする場合です。為替市場や為替レートがない場合、債務と債権の記録としてのおカネでは取引ができませんものね。

 アテネが紙幣を発行(書くだけだけど)していたとして、アテネ・ドラクマは異なるポリスであるコリントやスパルタでは通用しません。結果、交易の際に「価値を保存」できる貴金属が重宝されたのです(実際には、古代ギリシャのアテネは紙幣を発行しておりませんでした。念のため)

 アリストテレスは、「政治学」において、貨幣について特定の共同体(例えば家族、あるいは部族)が小さいうちは、人々は財(モノ)を共同で保有していた。共同体が分離していくと、人々はそれぞれ必要なものと不要なものを交換する「物々交換」を始めた。やがて、国(古代ギリシャの場合は都市国家ポリス)と国との間で輸出入がなされるようになった。結果的に、モノの代わりを「貨幣」が務めるようになっていった、と説明しています。

 つまりは、物々交換の延長線上で「貨幣」が生まれたと解説しているのです。

 アダム・スミスも同じです。分業が進み、それぞれが自らが生産する「モノ」と自らが、必要とする「モノ」を交換する。この物々交換の不便さを解消するために貨幣が生まれた。というのがアダム・スミスの主張ですが、根本から間違っています。人類が特定共同体の「中」で物々交換の経済を成立させていた歴史は確認されていません。

 そういえば、地動説と天動説の戦いも、古代ギリシャに端を発していますが(フィロラウスやアリスタルコスなど)、その後、真っ当な地動説が出現するのが、16世紀のコペルニクスです。

 人類は、何と1800年以上も「根本から間違えている天動説」のパラダイムの下で生きてきたのです。

 理由の一つは、一神教にあると考えます。「神が地上を創造した」以上、地球が太陽の周りをくるくる回っているような状況は「受け入れがたい」という話だったのではないでしょうか。

 現在の貨幣論争における神は「経済学」です。経済学は、金属主義の貨幣観で発展してしまいました。

 そして、「経済学教徒」である経済学者たちは、自分たちの神のパラダイムを破壊する表券主義やMMTを絶対に認めない。まさに、地動説のガリレオ・ガリレイが、キリスト教の「異端諮問」にかけられたのと同じ状況が現代に出現しているわけです。

 とはいえ、金属主義や貨幣ヴェール論は、間違っているから間違っているのです。経済学という「過つ神」を殺さなければ、日本国の繁栄はないのです。

8:04 午後  
Blogger yoji said...


負債論 貨幣と暴力の5000年
デヴィッド・グレーバー
形式: 単行本変更
価格:¥6,480
11件中1 - 10件
小倉光雄
ベスト500レビュアー
5つ星のうち4.0貨幣に関する非常に興味深い起源論と発展史が書かれている、その根拠は人類学的観察だ
2016年12月19日
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序章では、著者の反資本主義の活動家としての発言が目を引く。グローバルな破産国家管財人としてのIMFに反対して、債権放棄を促し、さらにはIMFの解体を公言する。そこから、負債の本質に迫ろうと言うのだが、著者によれば負債とは貨幣のある面での本質なので、論は貨幣の起源へと遡行して行く。

アダム・スミス流の、仮想的な未開社会での物々交換の不便性から貨幣が発達してきたという考えは大間違いだと著者は言う。著者の人類学者としての知識によれば、貨幣がなくて不便をかこつ未開社会など世界のどこにも存在しない。未開社会では、人物Aが財Aを欲しいが手元には財Bしかなく人物Bが財Aを持っているが財Bは欲しくないとき、何が起こるか?人物Bは人物Aに財Aを渡し、人物Aが人物Bの欲しいものを獲得できる時まで待つだけなのだ。つまりこれは、一種の信用売りで、そのような記憶が木切れか何かに記録されればそれは借用証書となり、それが貨幣として共同体内で流通し始める。だから負債が貨幣の起源なのだ。さらに言えば、貨幣による交換は共同体が接触したときのみ行われるのではなく、共同体内部でも行われた。共同体が接触した時に行われる交換は商業的なものというよりも祝祭的なイベントになるのが人類学による観察だ。さらに交換や信用にもとずく社会形成について理論的な分析がされ、それを基盤に著者は貨幣を軸にして人類史5000年を振り返る。

顔見知りどうしの温かな匂いに包まれた交換は多くが、商業経済ではなく著者が言う所の人間経済で行われていた。人間経済とは人間こそが最も価値を持つ経済であり、それは殺人に対する購いや花嫁の受け入れに伴うお礼等のやり取りだった。このような際に貨幣が支払われる事はあったが、それは人間の価値に遠く及ばない事を双方が確認するものだった。つまり社会的人間関係を確認するための社会的通貨として使われた。しかし、この関係が属人的な性質を奪われ計量可能性の枠組みに移行するとそこから必然的に奴隷制や売春が発生する。この過程で多くの暴力が介在した事は疑いないだろう。紀元前800年までの大帝国ではすでにこのような事態が進行し、債務地獄に陥って債務奴隷になったり家族を売り飛ばさざるをえない境遇に陥ってしまった民衆を徳政令で救う事が王の課題となった。

次の、著者の言う枢軸時代(前800年から紀元後600年まで)には、鋳造貨幣が誕生し、軍事=鋳造貨幣=奴隷制複合体とでも言うべきシステムが誕生した。ギリシアやローマ帝国がそうだ。征服のため移動する軍隊の兵士と現地民の間の交換は、二度と合わない者どうしの交換だからこそ、貨幣での決済がふさわしい。そこで兵士の給料のために鋳造貨幣が支払われた。貨幣で決済してしまうと、そこで貸し借りの紐帯が切断されるので、共同体内部ではむしろ避けられる事だった。金で解決するなんてなんと水臭い、という事だ。このようにして貨幣経済が広まったのだが、帝国の崩壊とともに再び鋳造貨幣は消え去り信用経済へと戻ったのが中世だ(1450年まで)。

大航海時代が開幕し、遅れた西ヨーロッパに新大陸からの搾取された富が流れ込み、資本主義が成長する。新大陸に行ったコンキスタドールの暴虐ぶりは周知の事だが、その心理状態についての著者の分析は鋭い。例えばコルテスは自身が重債務者であり、彼の兵士もまたコルテスにより法外な必要経費を取られ、もうけるはずが逆に債務者となった。この債務がヒリヒリとした焦燥感をもたらし、新大陸のインディオを同じ人間としてみる心の余裕を奪い、普通の人間なら見るに耐えない状況を作り出したのだと言う。征服後にコルテスは債務により無一文になった。ここで著者は短いが注目すべき発言をする。資本主義の時代は、民主主義、科学、福祉が進展し明らかにそれまでより生活は向上したが、それは資本主義でなくても実現できたのではないかと言う。これは論証はされず信念の開陳に聞こえる。さらに資本主義の発展は詳述されず、すぐ次の現代の金融資本主義に時代へと移行してしまう。そこでは、著者の活動家としての主張が展開される、内容は冒頭のIMFに関する話しと同様だ。例えば、負債は契約で発生するから平等な個人の間で成立するが、実は現代の雇用においても、それは対等ではない個人と法人の間に成立し、勤務時間の間だけ自分を債務奴隷として差し出しているのだというのは、すでにカール・マルクスにより指摘されている事で特に斬新な考えとは言えない。

貨幣を軸に人類5000年史を祖述する膨大な著述でありながら、文体は平易でエピソード的な話題も多く盛り込まれ、本文600ページを読むのに苦痛は感じない。しかし、個人で得られる知識には限界がある。例えば中国とその従属国の話題では、日本も歴史上ずっと変わらず中国の朝貢国であるかの様にさらっと書かれると、アレ変だなと感じる。同様に他の地域や時代に関する著述でも同じような過度の単純化があるのではと疑ってしまう。全体としてみると最初と最後におかれた短いアジテーション部分に挟まれて、貨幣に関する非常に興味深い起源論と発展史が書かれていると言う印象だ。最後に著者は、勤勉な貧者だけでなく勤勉でない(他の人生の楽しみー友人や家族との語らいーに時間を費やす)貧者の立場にも立つ事を宣言する。
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反論もある

中野剛志氏の貨幣と負債の認識について ~MMT(現代貨幣理論)のこと その1~ - 暮らしの経済手帖 - Yahoo!ブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/metamorphoseofcapitalism/36648446.html?__ysp=44Ki44OA44Og44K544Of44K5IG1tdA%3D%3D

8:05 午後  
Blogger yoji said...

グレーバー負債論#10でスミスへのイスラムの影響についての依拠したのは以下、
Seeking the Roots of Adam Smith's Division of Labor in Medieval Persia

Hamid Hosseini
History of Political Economy, 1998, vol. 30, issue 4, 653-681
Keywords: Adam Smith; division of labor; Persia (search for similar items in EconPapers)
Date: 1998
References: Add references at CitEc
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https://read.dukeupress.edu/hope/issue/30/4
https://ja.scribd.com/document/389250449/Roots-of-Adam-Smith-Division-of-Labor-in-Medieval-Persia

もしくは、
CONTRIBUTIONS OF MEDIEVAL MUSLIM SCHOLARS TO THE HISTORY OF ECONOMICS AND THEIR IMPACT: A REFUTATION OF THE SCHUMPETERIAN GREAT GAP

Hamid S. Hosseini
Book Editor(s): Warren J. Samuels Jeff E. Biddle John B. Davis
First published: 01 January 2003
https://doi.org/10.1002/9780470999059.ch3

11:37 午前  

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