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水曜日, 4月 03, 2019

MMT補足(ビル・ミッチェル)


MMT補足(ビル・ミッチェル)

ビル・ミッチェルの銀行国有化論 Reclaiming the State 2017 第10章より(意訳)
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2022/08/reclaiming-state-10.html 


2020/02/07 ビル・ミッチェル MMT&GND d1 1415 BillMitchell Intro to MMT
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2022/09/20200207-mmt-d1-1415-billmitchell-intro.html 

MMT

MMT from slowslow2772 on Vimeo.



NAMs出版プロジェクト: ミッチェル詳細目次mitchell2019


ミッチェルMitchell-macroeconomicsu2019#1,9,10,20,21,22,23




Akiko Fukmoto ノブドライ味噌 👈

@moalsinc


● ビル・ミッチェル

bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=49135


市場関係者は既得権益層(vested interests)であるため、利上げを望み、提灯記事を書く。「市場」が「利上げせよ」と言う場合、実際に行っているのは、中央銀行の利上げに賭けてから、「利上げは避けられない」と宣伝キャンペーンを実行することだ。

2022/08/22 6:44

https://twitter.com/moalsinc/status/1561469240112484353?s=21

Bill Mitchell

@billy_blog

ありがと

2022/09/08 20:39

https://twitter.com/billy_blog/status/1567839975374475264?s=21


ビル・ミッチェル「シンプルな”名刺”経済」(2009年3月31日) 2019年10月7日


ビル・ミッチェル「貨幣乗数、及びその他の神話」(2009年4月21日)

ミッチェルMitchell 2019 詳細目次
https://nam-students.blogspot.com/2019/06/mitchell2019.html


参考:
2021/09/28 ミッチェル Marx and MMT – Part 1 – Bill Mitchell – Modern Monetary Theory
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2021/09/20210928-marx-and-mmt-part-1-bill.html

 
 
chietherabbit
⁦‪@chietherabbit‬⁩
そして話はこう続きます。
MMTというレンズで理解した現実が保守派とプログレッシブでまったく同じになるということはある。全体主義者か個人主義者か、右派か左派か、といった立ち位置の違いが問題になることはない。
つまりMMTは右派のモノか左派のモノかなんて争いは無意味。レジームではないから。
 
2021/02/10 7:22
 
 
https://twitter.com/chietherabbit/status/1359266554077057024?s=21

#19関連
Paul Ormerod

188 a[sage] 2021/08/21(土) 14:48:42.82  ID:KqCW5wcl 
参考:
日本に関しては、以下の[]内をミッチェル2019が引用(p.301)している。

邦訳オームロッド『経済学は死んだ』281頁より

《[ …低い失業率を維持してきた国は、いわば最後の最後の雇用者として効果的に機能す
る経済部門を持っていた。この部門が、時々起きるショックを吸収し、また普通には、未
熟練・資格未取得労働者に雇用を提供するのである。]もちろん、これにはコストがかかる。
社会的団結の程度が高い社会はこのコストを喜んで支払う。
 日本では、このショック吸収役に当たるのがサービス部門である。世界市場で競争して
いる日本の製造業は恐ろしいほどの効率経営だが、旅行や外食、レジャーなどのサービス
部門は、欧米の同じ産業や企業よりずっと多くの人を雇っている。一九九三年九月に、
『ファイナンシャル・タイムズ』が、元イギリスのサッカー・チームのキャプテンで、一
時日本でプレイしていたゲアリー・リネカーを「今週の人」として取り上げ、インタビュ
ー記事を載せた。日本とヨーロッパのサッカーの違いを聞かれたリネカーは、たいヘん頭
のいい答えをしている。サッカー自体についての答えは、ここでは忘れよう。もう一つが
大事だ。彼は、日本のクラブ・チームは事務部門の要員がとても多いのが大きな違いだと
言い、「だから失業者が少ないのだと思う」と答えた。…》

Macroeconomics ,William Mitchell は白水社から邦訳予定


ミッチェル&チャーネバ 2021/02

ミッチェル podcast 2019
2021/03~ オンライン学習

ミッチェル2021年講義(3月~)用フロー循環図

Political Economy thought and praxis post pandemic
ミッチェル2021/01
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2021/01/political-economy-thought-and-praxis.html

ダニエル・デネット関連  Mitchell - The paradigm shift in macroeconomic 2020/08/16

My Op Ed in the mainstream Japanese business media – Bill Mitchell – Modern Monetary Theory 2020年12月23日
http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=46569

コロナ危機と財政膨張(上) 雇用創出・教育へ投資 果敢に: 日本経済新聞 2020年12月24日
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67526660R21C20A2KE8000?unlock=1


MMT経済学者は、財政を黒字にせねばならないという根拠のない強迫観念が破壊的な政策介入の原動力になってきたと考える。未曽有の困難な課題に取り組むには長期の財政支援が必要だ。時期尚早に支援を手控えれば事態は悪化する。

MMTは、未来に向けた課題は過剰な財政赤字でも政府債務でもインフレでもなく、生産性を押し上げるイノベーション(技術革新)創出であることを示した。イノベーションは高齢化する社会で公共インフラ、教育、雇用創出に果敢に投資することから生まれる。



参考:
The Job Guarantee in a Small Open Economy 
2000?

2003
‪The Job Guarantee: Full Employment and Price Stability in a Small Open Economy‬
‪William F. Mitchell‬
‪Chapter 16 in Reinventing Functional Finance, 2003 from Edward Elgar Publishing‬
2016
JGP再考2

Macroeconomics 
William Mitchell (著), L. Randall Wray (著), Martin Watts (著) 2019
https://www.amazon.co.jp/Macroeconomics-William-Mitchell/dp/1137610662
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/macroeconomics-2019-william-mitchell-l.html

MMTと対外部門(#6:88)
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2020/07/mmt-2018926-101.html
転載:サッチャー時代はこう見えた by ウォーレン・モズラー(2013年4月 10日)
https://nam-students.blogspot.com/2019/08/by-20134-10.html
ミッチェル#17より
https://nam-students.blogspot.com/2019/11/mitchell2019260.html
https://translate.google.com/translate?sl=en&tl=ja&u=https%3A%2F%2Fnam-students.blogspot.com%2F2019%2F11%2Fmitchell2019260.html

ケルトンがやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ! ステファニー・ケルトン講演会潜入記 2019/07/19
https://nam-students.blogspot.com/2019/07/20190719-1901.html

ミッチェル先生ブログのもとになった国会質問書&答弁書の日本語原文 2019/10

MACROECONOMICS | 日本語翻訳版
http://dangerous.zombie.jp/macroeconomics/
塚田翔 (@HGT_168)
MMTの教科書、レイ&ミッチェルの「MACROENOMICS」の日本語訳です。

おっと!これはもちろん、私が勝手に訳したやつですよ。

世間の経済学が間違いすぎてて、何がなんだか良くわかんなくなってきた。だから、これをアップすることが著作権法違反になるのかも、わからん。
dangerous.zombie.jp/macroeconomics/
https://twitter.com/hgt_168/status/1165628588533530624?s=21








Mitchell2019詳細目次
https://nam-students.blogspot.com/2019/06/mitchell2019.html
https://nam-students.blogspot.com/2019/04/mmt.html@
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/2019225-william-mitchell-l-randall-wray.html

             ~社会科学の系譜とMMT
   1900年 世界恐慌            2000年 世界金融危機
 人類学 ┏イネス  ポランニー     
P.グリアソン     グレーバー
 社会学 ┃ジンメル                 インガム
リスト  ⬇︎ ウェーバー            

 ドイツ ┃ ⬆︎                     [☆=MMT
┏歴史学派┃クナップ(➡︎ケインズ、ラーナー)       
⬇︎    ┗┓  ⬇︎                             
┗旧制度学派┃コモンズ (ジョン・ガルブレイス)➡︎ ジェームス・ガルブレイス☆  
      ┃  ┃           (ケインズ➡︎┛)
 マルクス ┃  ┃   カレツキ━━━━┓      ラヴォア         
      ┃  ┗━━➡︎┓       ⬇︎    ゴドリー フルワイラー
 ケインズ ┗━━━━━➡︎ケインズ ➡︎ ミンスキー  ➡︎  レイ☆、ケルトン☆ 
 ポスト・ケインズ派┏━━┛┗➡︎ラーナー⬆︎         ミッチェル☆、キーン
        ┏━┛         ┃(カルドア)    フォーステイター
        ┃           ┃         グッドハート
 実務家    ⬆︎ エクルズ      ┃         オカシオ=コルテス
        ┗ホートリー(ケインズ)┃  (リスト)  モズラー
 日本                 ┃     ┗➡︎中野剛志☆、三橋貴明
                    ┃ 西田昌司☆、藤井聡☆ 
                    ┃
 シュンペーター シュンペーター━━━━┛ カルドア ムーア          
2019年4月9日京都大学レジリエンスユニットMMT勉強会中野剛志氏発表資料より


MMT is a relatively new approach that builds on the insights of John Maynard Keynes, Karl Marx, A. Mitchell Innes, Georg F. Knapp, Abba Lerner, Hyman Minsky, Wynne Godley, and many others. It “stands on the shoulders of giants”, so to speak. (Wray2012)





ミッチェルMitchell 2019 詳細目次
ミッチェル2019(ラーナー機能的財政の基本的な諸関係を改変):
             ______
            |      |・フクロウの比喩(第三の道)#21.2☆
            |  政策  |[]20~24
            |______|・自動運転のハンドルの比喩(金融緩和のアクセル、
         ___|________(消費税のブレーキ、など自動車の比喩は有効か)
        /            \
       /              \[]17~19 
      /      E非雇用      \
     /        /雇用       \・95本の骨/100匹の犬の比喩#14.3☆
    /____________________\
    |         Y所得        |[]11~16
    |____________________|
    |   | |      I投資     |  15.5
    |C(Y) |______________|・投資=もう一本の蛇口?
    |消費 | |I(i)  | i利子率  |  12.5,25.5
    |性向 | |投資 |  |_______|  
    |   | |機会 |  |i | |M |[] 9~10   
    |___| |___| (M,Y) |貨幣|・バスタブ、シンクの比喩
    ([])  []  流動性選好  
          25~26   /   
                 /
   歴史[]1~8,[]27~30,[]31~33現状,未来
(レンズの比喩はMitchell2019#2:33(#2.5)で使われている。☆も使われている。#8:128も参照。)
ミッチェルのレンズの比喩 Mitchell-lens 


https://en.wikipedia.org/wiki/Bill_Mitchell_(economist)
William Francis Mitchell (born March 1952) is a professor of economics at the University of NewcastleNew South Wales, Australia and a notable proponent of Modern Monetary Theory.



MMTerのミッチェルもTobinのfountain pen moneyに言及/“Teaching macroeconomics students the facts” W Mitchell 2010 http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=9574  #経論 #経論MMT

Master Guchi
a month ago

参考:NAMs出版プロジェクト: トービンのq
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/q.html

転載:ビル・ミッチェル「自然利子率は「ゼロ」だ!」(2009年8月30日) — 経済学101
Introduction MMT Macroeconomics Textbook 2019 (後述)
https://youtu.be/RxSL5fazA5s



ミッチェル、政府-非政府部門間垂直取引の図(後述):
https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
https://nam-students.blogspot.com/2019/05/101-part-3200932-101-httpsecon101.html
https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

Tax-driven monetary view(租税貨幣論)
~通貨は本質的に負債であり、国家貨幣が(徴税前借)政府負債として機能する~
改訂版:
         《政府部門》[*OMF明示的財政ファイナンス]
         財務省と中央銀行
[物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
 金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
           ┃ ┃ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
           ┃ ▼     ┳┻━━━━━┻┳(海外バランスシートを加えて)
《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃[*SFCストックフロー一貫モデル
レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃ 
Stock-Flow consistent model、
全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻ Three balance approach]
貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
[銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
 社債、       《税》               

 未公開株]   純金融資産を除去[*租税貨幣論(
Tax-driven monetary view)]
            ┃
            ▼
          《ゴミ箱》へ

            
パソコンの画面モデルへの連想から原図はゴミ箱が下隅に置かれていたが、真下の方がいい
ケルトンのディレートキーの比喩がわかりやすい
ミッチェルはOMFとヘリコプターマネーを同一視しているが、jGPのようなシステム構築が必要だ。なぜなら物価が上がってからはjGPは効力がなくなるから。  

ケルトンは政府予算における循環図を危険視しているが別の信用レベルではやはり循環図が必要になる。

ストック-フロー一貫モデル(SFCモデル:Stock-Flow Consistent model)

          《政府部門》
         財務省と中央銀行
[物やサービスを販売、⬆︎ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
 金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、
  ┏━┓ 
           ┃ ⬇︎ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                   ┳┻━━━━━┻┳
《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃
レバレッジ活動 ⬅︎➡︎銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻
貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
[銀行信用、      ⬇︎      累積財政赤字を貯蔵
 社債、       《税》
 未公開株]   純金融資産を除去   ➡︎ 《ゴミ箱》へ

               OMO:公開市場操作(open market operations)
同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019原書ではp.371、
Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations、
https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明(「a vertical line works better…」)とも
呼応している。
https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4


             ~社会科学の系譜とMMT
   1900年 世界恐慌            2000年 世界金融危機
 人類学 ┏イネス  ポランニー                  グレーバー
     ┃グリアソン                 インガム
 社会学 ┃ジンメル                      
リスト  ⬇︎ ウェーバー
 ドイツ ┃ ⬆︎
┏歴史学派┃クナップ(➡︎ケインズ、ラーナー)       [☆=MMT
⬇︎    ┗┓  ⬇︎
┗旧制度学派┃コモンズ (ジョン・ガルブレイス)➡︎ ジェームス・ガルブレイス
      ┃  ┃           (ケインズ➡︎┛)
 マルクス ┃  ┃   カレツキ━━━━┓      ラヴォア
      ┃  ┗━━➡︎┓       ⬇︎    ゴドリー 
 ケインズ ┗━━━━━➡︎ケインズ ➡︎ ミンスキー  ➡︎  レイ☆、ケルトン
 ポスト・ケインズ派┏━━┛┗➡︎ラーナー⬆︎         ミッチェル☆、キーン
        ┏━┛         ┃
 シュンペーター┃シュンペーター━━━━┛ カルドア ムーア
        ┃                     グッドハート
 実務家    ⬆︎ エクルズ                オカシオ=コルテス
        ┗ホートリー(ケインズ)   (リスト)  モズラー
 日本                       ┗➡︎中野剛志☆、三橋貴明
                      西田昌司☆、藤井聡☆ 
MMT is a relatively new approach that builds on the insights of John Maynard Keynes, Karl Marx, A. Mitchell Innes, Georg F. Knapp, Abba Lerner, Hyman Minsky, Wynne Godley, and many others. It “stands on the shoulders of giants”, so to speak. (Wray2012)
OMO:open market operations[ミッチェルは複数形で使う]
公開市場操作(open market operation)   中央銀行が一般公開市場において政府債を売買し、通貨量を調節する金融政策。売りオペレーションは、通貨量が多過ぎる時に中央銀行が保有する有価証券や手形を売却し、通貨を市場から中央銀行に還流させ金融を引き締める。買いオペレーションは、市場における有価証券や手形を中央銀行が買い取り、市場に資金を放出、金融の緩和をはかる。

William Mitchell (著), L. Randall Wray (著), Martin Watts (著)
https://www.amazon.co.jp/Macroeconomics-William-Mitchell/dp/1137610662
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/macroeconomics-2019-william-mitchell-l.html


政府-非政府部門間垂直取引の図

              政府部門
             財務省と中央銀行
 物やサービスを販売\           /中央銀行業務(OMO、決済)
 金を販売     /   ⬆︎   ⬇︎  │ 外貨、金
                      \ 政府支出

 民間の信用市場      非政府部門    (貯蔵)通貨のストック
レバレッジ活動  ⬅︎➡︎ 銀行、家計、民間企業 ━━━ 準備預金
全取引の合計はゼロ                  国債
貸出が預金を創造                 非政府のブリキ小屋
                ⬇︎        累積財政赤字を貯蔵
/銀行信用
│ 社債
\未公開株
                税
             純金融資産を除去     ➡︎  ゴミ箱へ

上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラのどこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」という大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰のある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。しかし、非政府部門は確かに金融システムのいたるところで「ブリキ小屋」を所有している。
政府部門から非政府部門へ流れるあらゆる支出は、非政府部門に現金・準備預金・債券の形で残っている税負債(the taxation liabilities)を取り上げるものではない。したがって、「ブリキ小屋」に積み上げられている金融資産の蓄積は、累積財政赤字を反映したものであるということが分かる。
垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調している。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求されるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。
2019原書ではp.371
Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations




図23.2縦と横のマクロ経済関係
                政府部門財務省
                および中央銀行  中央銀行業務(OMOオン、オフライン融合
                          提携)
      実物商品および\            /政府支出
      サービスの販売/     ⬆︎  ⬇︎   \外国為替および金

 民間信用             非政府部門       通貨
 市場       ⬅︎━━➡︎    銀行、家計  ━━━━株式
 ローン、貯金を作成する      事業会社       引当金
 預金

/銀行クレジット           ⬇︎       非政府組織
│広告紙                       ティンシェッド店
│銀行信用                      累積財政赤字
│未公開株
\私募債
                                   税金
               純金融資産ドレイン➡︎
                                   ごみ箱
Part3の翻訳はこちら



                統合政府部門
           ┏━━━━━━━┻━━━━━━━┓
           ⬇︎               ⬇︎
         財務省              中央銀行
    1銀行口座残高の増減        1金融政策で金利(r)を設定
     による支出(G)と税(T)    2システム全体の現金収支でrを
   ┏2G>T=財政赤字          調整            ┓
   ┃3G<T=財政黒字         3つまり民間銀行のために保持 ┃
   ┃                   している準備預金量を調整  ┃
G加算┃                                 ┃中央銀行
   ┃    中央銀行に置かれた民間銀行の準備預金           ┃国債売却
   ┗━━➡︎ 1個々の銀行準備預金収支の合計がシステム全体の収支  ⬅︎━┛除去
        2Gは準備預金を増やし、Tは減らす
        3中央銀行は国債売却により準備預金を減らし、国債買入で増やす

        毎日の最終的な現金ポジションは財政収支の影響を受ける   中央銀行
T除去⬅︎━━━ 1財政赤字なら、準備預金過多となる          ━➡︎国債買入
  ┃     2財政黒字なら、準備預金不足となる            加算
  ⬇︎                ⬆︎      
《ゴミ箱》  ┏━━━━━━━┳━━━┻━━━┳━━━━━━┓
       ⬇︎       ⬇︎       ⬇︎      ⬇︎
      銀行A     銀行B     銀行C     銀行D
     準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金
      過剰      不足      過剰      不足
                 Government sector
                               Central bank operations (OMO,
                               standing arrangements)
                Treasury and central bank
                
      Sales of real goods\       /Government spending
         and services/   ⬆︎   ⬇︎  \Foreign exchange and gold
                            

Private credit         Non-government sector   Currency          
 markets    ⬅︎━━➡︎   Banks, households ━━━━stocks
Loans create          business firms    Reserves
deposits
      
       
/Bank credit            ⬇︎        Non-government
│Commercial                      Tin Shed' stores
│paper                       cumulative fiscal deficits
│Private equity
\Private bonds
               Taxes
                 Net financial assets drain    ➡︎
                                   Rubbish
Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations


ビル・ミッチェル(MMTer)翻訳紹介まとめ part1

テーマ: 記事紹介
noteにて、「経済学・経済論」執筆中!
また、「望月夜の経済学・経済論 第一巻」「望月夜の経済学・経済論 第二巻」も発売中!
その他、
「貨幣論まとめ」
「不況論まとめ」
「財政論まとめ」

などなど……


――――――――――――――――――――

投稿先はこちら

先日も触れたが、最近私は、経済学101(海外の経済学者のブログ記事etcを翻訳・紹介するサイト)の方に参加することとなった。

そちらでは、主に第一世代MMTerであるビル・ミッチェルの翻訳に携わっている。(第一世代MMTerには、他にもランダル・レイなどが居る。富国と強兵を読んだ方なら、レイの名前には聞き覚えがあるだろう)

今回は、既に翻訳済みのミッチェルの記事のうち、3つの記事(というより記事群)を一部抜粋や要約を行いつつ紹介したい。
How to discuss Modern Monetary Theory(MMT(現代金融理論)の論じ方)
MMT is what is, not what might be(MMTが論ずるのは『現実が何か』であって、『現実がどうあるべきか』ではない)
Deficit spending 101(赤字財政支出 101)
の三本だ。


ビル・ミッチェル「MMT(現代金融理論)の論じ方」(2013年11月5日)

『問題なのは、現実を把握するうえで常識に頼るのはむしろ危険な場合があるということと、公共の議論においてすべての意見が平等に扱われるように見えてしまうことだ。個人的な体験を一般化してしまう私たちの性質、つまり、あたかも経験が一般的知識を構築するかのように考えてしまう性質が公共の議論を支配している。マクロ経済の領域はこの種の誤った推論の主要な舞台の一つだ』

『主流経済学者はその反政府的また自由市場的なバイアスを働かせることにより、もともと民間の債務危機だったものを、国家の債務危機だったということに上手に再構築させていった。』

『公共の言論空間は、財政緊縮だけが実行可能な回復への道だというような主張に占領されているし、IMFやOECDのような主要な国際機関も財政緊縮が経済成長を妨げるということを認めようとしない。...帰結としてIMFは、自身の計算が誤りだという事を認めざるを得なくなり(IMF apology article)、その記事が指し示す事実は驚くべきものだったのだが、こうした告白は支配的な論説にほとんど影響を齎さなかった。』

・世界金融危機以前、主流派経済学は"景気循環の終わり""大いなる安定"を喧伝していた(バーナンキ、ルーカスetc)。
・その上で総需要調節としての財政政策を否定し、金融自由化、労働市場自由化といった愚を犯した。

・『経済は我々から分離され、我々の努力を認識し、その努力に応じて報酬を与える道義的裁定者』であるという経済観に、右派のみならず、左派も乗っかってしまっている。
・その結果、左派も「財政赤字を減らすとしても、その速度を下げよう」といった程度問題の議論に陥っている。

『大いなる安定は世界金融危機によって完全な停滞に陥った。...このとき、自己制御的市場という考えが神話であることが暴かれ、主流派経済学理論の体系全体が信用性を失うことになった――大学で教えられ、研究論文で学術的に用いられる支配的なニューケインジアンモデルは、どれもこの危機を予測できるようにはできていなかったし、危機に対する実行可能な解決法を提示できるものでもなかった。

最終的に、王様は裸だということが明らかになったのだ。』

『我々にとっての赤字は、その原資を見つけなければならないものだと理解されている。ところが、我々の代理人である通貨発行権付き政府にとっての赤字は、私たちの消費・貯蓄選択の原資となるものなのである。』

『財政赤字自体は善でも悪でもないが、非政府部門の消費意欲が現存する生産資源を十分かつ確実に利用するほど十分でないときには必要。』
『財政黒字自体は善でも悪でもないが、資源に余力があり黒字が成長の足を引っ張る状況においては有害である。』

『自国通貨をもつ政府がその貨幣を貯蓄するという考えが無意味。貯蓄とは将来の支出を確実にするための支出行動で、金銭的制約を持つ政府ではない存在に適用されるもの。政府は支出のための資金をあらかじめ用意しておく必要がないので”貯蓄”の必要性は全くない。』

『ある特定の政府純支出の水準に伴うインフレーションリスクは、赤字分と同額の債券を発行した場合と発行しなかった場合を比較しても違いはない。インフレーションリスクは、支出に関する金融的取り決めではなく、支出自体によって決定する。』


ビル・ミッチェル「MMTが論ずるのは『現実が何か』であって、『現実がどうあるべきか』ではない」(2017年4月20日)

『「MMTは、アカデミーの世界における経済学の思考法のレジームチェンジを行おうとしていたのであって、実際の金融システムの運用法に対するレジームチェンジをしようとしていたのではない」』

「MMTは、学問の世界における経済学の思考法のレジームチェンジではあるが、実際の金融システムの運用法のレジームチェンジというわけではない」』
『MMTは現実と非常に強い関係を持っている。一方で、主流派経済学は、現実の大部分を扱えない。』

『したがってMMTへと移行すること自体がより良い世界であると考えるのは、現実への誤解に基づいている。すべての形態及び規模の金融システムは、既にMMTに準じて運用されているのである。』
『事実として、我々は既にMMT的世界に生きているのである。』

・ミッチェルは「米大陸の考古学」「成人のニューロン新生」「ピロリ菌と胃潰瘍」等を引用して、科学のパラダイムシフトの類型を示している。


ビル・ミッチェル「赤字財政支出 101 – Part 1」(2009年2月21日)

『中央銀行の政府からの独立という論があるが、財務省と中央銀行のオペレーションを分離する実質的な意義はない。この統合された政府部門が、その経済における金融純資産のポジション(勘定単位での)を決定する。...この両者の組み合わせが金融純資産の水準を決めている。』

『中央銀行のオペレーションは非政府部門の金融資産を準備預金から債券に、あるいは逆に債券から準備預金へとシフトさせるのみに過ぎないので、中央銀行は実質的に金融純資産にはかかわっていない。』
『政府財政赤字は民間の金融純資産を...増加させる、黒字は逆に働く。』

『国内民間セクターの貯蓄を増やすことを目指すならば、純輸出が赤字とすれば、全税収は総政府支出よりも少なくしなければならない。つまり、財政赤字(G>T)にする必要がある。』
『政府があらかじめ支出しておいてくれないと民間部門は納税することができない』

『税...は単に、民間から支払い能力を奪いたいという政府の意向を反映して、非政府部門から流動性を枯渇させるだけのものなのだ...政府が黒字の時、民間貯蓄はその額だけ減少することになる。』

『少し考えれば「紙幣+準備預金(マネタリーベース)+民間が持つ国債」が非政府部門の金融純資産となるとわかる。非政府部門は、自身の純貯蓄形成のための資金と政府に対する納税のための資金の双方の供給を政府に依存している、というのが会計的な事実である。』


ビル・ミッチェル「赤字財政支出 101 – Part 2」(2009年2月23日)

『政府支出は、民間銀行が中央銀行に持つ口座に信用を与えることによってなされている。このプロセスは、何か先行する収入(つまり税や借入)と関係しているわけではない。また、この信用付与によって政府資産は何ら減少しないし、政府の支出能力が減じることもない。』

『家計、すなわち貨幣の使用者(user)は、使用者であるがゆえに支出の前に第一に資金を調達しなければならない。全く逆に、政府、すなわち通貨の発行者(issuer)は、必然的にまず支出...することによって、後日必要に応じて民間口座からの引き落としができるようになるのだ』

『政府は小切手を切ることなどで銀行口座に信用を与えるか、現金を出すことで支出(経済に金融資産を導入する)を行う。この支出は収入に制約されない。自国通貨を持つ政府は、支出に関しての金融的な制約はない。』

『徴税は、政府が支出するために必要な収入だというのがオーソドックスな理解だ。しかし真実はその反対だ。政府が支出することが、非政府部門に収入を提供し、それによって人々が納税義務を履行することを可能にしているのだ。』

『納税負債を決済するのに必要な資金は、政府が支出することによって非政府主体へと供給されている。...納税義務を課すことが非政府主体における政府貨幣の需要を創り出しており、このことによって、政府が経済的・社会的政策プログラムを運営できるようになっている』

『失業が発生するのは、民間部門が全体として、他の条件を一定とした場合、労働者を欲しつつも、稼得分の全部は支払わないことで貨幣を稼ごうとするからだ。その結果、モノやサービスの売り手のところに望まない在庫が蓄積し、ひいては産出と雇用の低下につながる。』

『こうした状況では、名目賃金(あるいは実質賃金)をカットしても、そうした賃金カットが民間部門の純貯蓄需要を取り除いて支出を増加させるのでもない限り、労働市場の失業がなくならない』

『もし政府が租税分と非政府部門の貯蓄需要を満たすのに十分な支出を行わないと、不足の兆候として失業が現れることになるだろう。我々の考えでは、いかなる時も民間の支出(貯蓄)決定は所与なのだから、失業の原因とは常に政府純支出の不足だ。』

『政府純支出の水準が不十分であっても失業が増加しない状態が持続する場合もある。...その場合のGDP成長は民間債務の拡張によってもたらされている...問題は...所得に占める債務元利払いの水準が一定割合を超えたときに、民間部門が”借入余力を使い果たし”てしまうことだ。』

『そうなると、民間部門は不安定性回避のためにバランスシートを再構成しようとする。結果として債務の拡張に頼っていた総需要は減速し、経済全体が傾く。ここに至り、財政の歯止め(不十分な純支出水準)の問題は、失業という形で顕在化し始める。』

『重要なのは...人々が雇用を希望しつつ、それまでのような消費水準(もしくは、さらなる債務形成)は望まない状況でも、政府が支出を行い、財・サービスを購入すれば完全雇用を維持することが出来るということである。そうしないと失業や不況が生じることになる。』

『不況経済では、資本側にも労働側にも多くの遊休資源があるため、財政赤字の拡張がインフレを促進するとは考え難い。...失業者は、定義によって”市場価格”がついていない。その労働力への需要がないからだ。価格のないサービスの購入は、何らインフレ促進的な行為ではない』


ビル・ミッチェル「赤字財政支出 101 – Part 3」(2009年3月2日)

『(a)財政赤字は金利に対して下落圧力をかける動態を持つ......(b)政府債務発行は政府支出の”資金調達”をするものではない......債務発行は、...金融政策をサポートするために行われるものだ。』

『(財務省が司る)政府赤字は、民間部門における金融資産ストック累積量を決定する。そして中央銀行は、こうしたストックの組成を、紙幣や硬貨(現金)、ないし(交換尻決済に用いる)準備預金、および政府債券の中で組み替える。』

『政府部門から非政府部門へ流れるあらゆる支出は、非政府部門に現金・準備預金・債券の形で残っている税負債(the taxation liabilities)を取り上げるものではない。したがって、...金融資産の蓄積は、累積財政赤字を反映したものであるということが分かる。』

『垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調している。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求されるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。』

『中央銀行は銀行システム内の流動性を管理することを通じて、短期金利を...公式目標に合致させる。......中央銀行のオペレーションは、準備預金・現金・証券の組成を変更する...非政府部門の金融純資産を変化させないのである。』

『短期的...目標金利は...中央銀行によって公定歩合とサポート金利の間に設定される...こうした構造は...短期金利が流動性変動と共に変化できる範囲としての回廊(corridor)ないし幅(spread)を作り出す。このspreadこそが中央銀行が日常業務で管理しているものだ。』

『公開市場オペレーションを通じた流動性管理のための主要な手段は、政府債務の売買である。オーバーナイト資金市場における競争的圧力によってインターバンク金利が望ましい目標金利より低くなってしまう場合、中央銀行は政府債務売却によって流動性を取り除く。』

『このような公開市場介入はオーバーナイト金利を引き上げる。......債務発行は、金利維持を実現するために作られた金融政策手段......債務発行が財政の一側面であり、赤字財政支出の資金調達のために必要なものだと主張するオーソドックスな理論と全く以て対照的なもの』

『政府支出(財政赤字)は、中央銀行による流動性管理を考慮しない場合は...超過準備(現金供給)を発生させることになる。......事後的に生じる超過準備の押しつけ競争によって、オーバーナイト金利は下落圧力を受ける。』

『そうした取引は水平取引であり、必然的に総和はプラスマイナスゼロなので、銀行間取引は、システム全体の余剰を解消できない。よって、もし中央銀行が現在の目標オーバーナイト金利を維持しようとするなら、流動性余剰を政府債務売却によって除去しなくてはならない。』

『政府債務の発行は、政府支出の資金調達に用いられないのに、なぜ行われているのか? 要するにそれは、中央銀行による(特定のオーバーナイト金利の保持を目的とした)準備預金操作のために行われているのである』

『政府支出や、中央銀行による政府証券(財務省債券)購入は流動性を追加するし、租税や政府証券売却は流動性を除去する。』
『政府支出Gは準備預金を加え、租税Tは準備預金を除去する。......もしG>T(財政赤字)であれば、準備預金は全体で増加することになる。』




この記事紹介が、皆様のMMT理解の向上の役に立てば幸いである。

(以上)

「When Doves Cry」のイントロが鳴り響く株式市場
2019/4/2
……


転載:ビル・ミッチェル「自然利子率は「ゼロ」だ!」(2009年8月30日) — 経済学101
Introduction MMT Macroeconomics Textbook 2019 (後述)
https://youtu.be/RxSL5fazA5s



MMT補足
https://nam-students.blogspot.com/2019/04/mmt.html@
ビル・ミッチェル関連
https://nam-students.blogspot.com/2019/05/2009830-101.html
機能的財政
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/httpskotobank.html

MMTの雇用保証プログラム(JGP:job Guarantee Program)が目指すものとその 限 界

How to discuss Modern Monetary Theory
Tuesday, November 5, 2013
Bill Mitchell – Modern Monetary Theory – Macroeconomic research, teaching and advocacy
http://bilbo.economicoutlook.net/blog/
http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=25961
ビル・ミッチェル「MMT(現代金融理論)の論じ方」(2013年11月5日) — 経済学101




194 にゅん (ワッチョイ bf3f-9b2Z)[] 2019/05/26(日) 16:59:31.34  ID:nNNHMcfA0
国債なんていつでも返せるよ、の話。

ビル・ミッチェル
「ただ単にこのことは、公的債務に関して不安を掻き立てる論説すべてが事実無根であることを意味する。通貨発行権のある政府は、自身が発行する通貨の中に限れば、いつでも発行負債を償還することが出来る。

もし仮にアメリカ政府が、FRBに対して合法的に全ての発行債務の償却を要求したとすれば――いくつかのコンピューターで何個かキーを叩くだけで――ある預金(債務)から別の預金(準備預金)に数字が切り替わることになる。」


https://econ101.jp/%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83
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ビル・ミッチェル「明示的財政ファイナンス(OMF)は財政政策に対するイデオロギー的な蔑視を払拭する」(2016年7月28日)


3人の金融機関系の経済学者(二人はBIS、一人はタイ中央銀行)が書いたHelicopter money: The illusion of a free lunch (2016年5月24日)という記事がある。この記事では、明示的財政ファイナンス(OMF)、つまり中央銀行の金融的キャパシティで財政赤字拡大を実現し、非金融主体への政府債務を発行しない政策について ”話がうますぎる” 、 ”大きな代償を支払うことになる” と論じられ―― ”金融政策を永久に喪失することになる” と要約されている。彼らが行っている議論は、現代金融理論(MMT)の提唱者が20年以上に渡って発表してきた研究と極めて整合的である。その研究は今、主流派の銀行システム分析の打破を始めている。
しかし、彼らが導いた結論はオリジナルのMMT提唱者たちには支持されない。MMT提唱者たちは、OMFを極めて望ましい政策方針と見なしている。政府が本来備えている金融的キャパシティをよく表現するものだからだ。さて、件の記事では、”フリーランチ”という言葉が何を意味するかのついての疑問も提示している。このフリーランチという言葉は、マネタリストであるミルトン・フリードマンによって広められた(ただし、彼の発案ではない)。経済学におけるこの言葉は、「政府の介入はコストを生ずる」という主流的見解とセットで使用されている。しかし、今一度“フリーランチというものはない”という言葉の本当に意味するところを検討すれば、我々が(実物資源制約を強調する)MMTの体系に非常に近い形で扱っているということが分かり、また、通貨発行権を持つ政府(currency-issuing governments)に適用されている金融的制約の誤謬も明らかになる。
私は以前、The Bank of Japan needs to introduce Overt Monetary Financing nextという記事で明示的財政ファイナンス(OMF)について書いた。
Voxeuの記事の目的は、――主流派の枠組みにおいてでさえ――いわゆる非伝統的金融政策(QE、マイナス金利etc)がデフレ圧力に対する効果的な治療薬として機能しなかったということと、望ましい水準まで実質GDP成長を刺激できなかったということを強調することである。
そこから話は「 ’ビッグバズーカ’ によって、中央銀行が財政赤字と協同するいわゆる ”ヘリコプターマネー” (あるいはOMF)を利用できるようになった」という風に続く。著者たちが言うには、そうした政策は:
…中央銀行の最も根源的な力に制御されている名目支出を、極めて確実に拡張する方法である:根源的な力と言うのは、わずかなコストで無金利の通貨を創造できる中央銀行固有の能力のことだ。
私ははるか昔の2012年にKeep the helicopters on their pads and just spendという記事でヘリコプターマネーについて書き、現在広く知られているOMFについて論じた
内容はタイトル(訳注:「ヘリコプターはパッドに置いておき、単に支出せよ」)の通りだ。
歴史的な話になるが、ミルトン・フリードマンの提案における’ヘリコプターマネー’への言及は、彼のエッセイ集―“The Optimum Quantity of Money and other Essays”(最適貨幣論論文集)Chicago: Aldine Publishing Company, 1969――の導入部分(page4)にある。そこでは、「デフレの慢性的発現は“ヘリコプターからお金を落とす”ことで解決可能である」と論じられている。
評論家の一部は、当初、QEをこうした考えの類似物だと考えていた。彼らの考えは間違いだった。QEは、中央銀行が準備預金(中央銀行貨幣, central bank money)と非政府部門保有債券(あるいは他の金融資産)を交換する行為に過ぎない。
そこでは、「銀行が貸し出しをしないのは、十分な準備預金を持たないからだ」という誤った前提が導入されてしまっていた。「どう治療すれば良い? 準備預金を拡張しよう。どのようにして? 中央銀行貨幣の無尽蔵な供給によって、銀行保有債券を購入して準備預金に替えよう。QED! それでいいだろう?」
間違いだ! 主流派の経済学者たちでさえ、今に至っては、銀行が融資のために準備預金を必要としているわけではないということを、着実に理解しつつあるに違いない。銀行が準備預金を気にするのは、融資の後なのであって、また中央銀行からいつだって何らかの形で準備預金を獲得できる、ということを知っている。中央銀行は、決済システムの大規模不履行(銀行が自身で発行した借入の返済を行う準備預金を持たない場合に起こる、小切手の不渡り)も含む金融不安定を防止するように行動するからだ。
QEが経済活動を拡張し得る唯一の経路があるとすれば、長期金利の引き下げる効果によってだっただろう(なぜなら、QEは長期債の需要を増やし、長期債のイールドを引き下げたからである)。しかし、このメカニズムもまた機能しなかった。なぜなら、国民の情操(sentiment)の状態がずっと悪く、そのために家計や企業が(どれだけ借入の費用が小さくなっても)借入を回避し続けているからである。
さて、Voxeuの著者たちはOMFをどのように分析しているだろうか?
彼らは以下のように書いている:
ヘリコプターマネーは、貨幣の恒久的な追加という形で経済主体の名目購入力を増やすのにベストな方法として広く認められている。機能的には、同額の無利子中央銀行貨幣の追加によって資金調達された財政赤字追加と同じになる。
言い換えると、政府(財務省サイド)は支出追加か減税を行い、その財政赤字拡大に合わせて政府(中央銀行サイド)が準備預金を追加する。
そうした追加が’恒久的’かどうかは重要ではない――このことについては後に論じる。
MMTの提唱者は、ここで”資金調達”という言葉を用いないだろう。なぜなら、我々はこうした場合に政府の二種類の活動(訳注:財務省サイドと中央銀行サイド)の両面を扱うからだ。統合政府は通貨(currency)を発行し、その支出を通じて通貨を出現させる、というのが現実だ。政府の二種類の活動は、それぞれの政策目標を実現するために、日常的に共同作業しなくてはならないのである。
話が逸れるが、(MMTでない)ポストケインジアンの一部で、まさのこの点について過去にMMTを論難してきた人々が居る(Lavoie, Rochon, Fiebiger etc)。そうした論難は、(訳注:「ポストケインジアンの一部」の中で)きちんと確立された考えがないことを反映している。
彼らは、「中央銀行と財務省の’統合’というのは状況の現実をとらえきれていない、また実際には、その二つの部分は分離しているのだから、政府が財政赤字の資金調達を行う必要がないというのは不正確である。」と主張している。
ほとんどの国における中央銀行と財務省の法的ないし政治的結びつきはさておき、こうした批判は浅薄である。
マルクスが「余剰価値の生産と民間利潤の本質を糊塗する表面上の交換関係」を明らかにしたのと同じ方法で、MMTは不換紙幣(fiat currency)システムにおいて「内在的制約と自発的制約の対立」という概念を明らかにした。他のどのポストケインジアン理論家も過去にはそれを論じていなかった。それはMMTの研究の’新奇な’特徴の一つだ。
この意味で、MMTはイデオロギーのベールを剥ぎ取るのである。
財務省から中央銀行を分離したり、財政ルールや債務上限etcを課したりする制約は、あくまで自発的なものに過ぎない。通貨発行権のある政府の基礎能力を理解すれば、財政に課されているこれらの制約が、本質的な制約ではなく、イデオロギーによるものに過ぎないということを簡単に理解することが出来る。
話が逸れるが、私はまさにこのテーマについての基調講演を、2016年9月15日~18日にカンザスシティのミシガン大学カンザスシティ校で開催されるポストケインジアン・カンファレンスで発表する予定だ。私はポストケインジアンの一部(Palleyなど)や、ニューケインジアンたちの ’MMTには何も新しいことは無い’ あるいは ’我々はそのことをはじめから知っていた’ という主張に反論するつもりだ。そうした主張はナンセンスだ。
さて、Voxeu著者たちの主張を追うと、以下のように述べられている:
…名目の拡張が物価と産出の増加にどのように分離するかは、経済の広範な性質に依存する。特に、価格がどれだけ適応的かに依存する。(’名目硬直性’)
この文章は「名目支出の増加が全て価格影響か産出(実物)影響のいずれかを生ずる」ということを意味しているだけだ。国内総生産はある期間に生産された最終財&サービスの市場価値によって定義づけられる。
市場価値は、何が生産されたか(産出)といくらで売られたか(価格)の組み合わせだ。実質GDPについて論じる場合、我々はGDP指標から価格の影響を排除(価格を一定だと仮定)し、どれだけの事実上の産出が生じたかと、その経時的変化を知ることを可能にする。
経済が既に潜在力いっぱいで働いているときは、(人口成長率etcを反映した)現在の経済成長率を越える名目支出追加は、(完全にではないにせよ)非常に大きい価格影響を齎すだろう。――つまり、そうした名目支出追加はインフレ促進的だということになる。なぜそうなるかというと、企業が利用資源からさらなる実質生産を絞り出すことが出来ないからだ。
一方で、(失業者や使われていない機械といった)遊休資源があるときは、名目支出の拡張は大部分が生産(実質産出)の拡大で吸収される可能性が高いだろう。そして企業は、他の企業から市場シェアを奪われることを恐れて、価格引き上げに消極的となるだろう。
非常に重要なことは、経済が潜在産出力をフルに活用している時でさえ、名目支出成長が生産能力の成長に適合的である限りは、名目支出成長を続けることが可能であるということと、名目支出成長が、産出成長を越える支出への反応を通じて経済の潜在産出力を痛めつけてしまう、といったことは起こらないということである。
したがって、 ‘マネーサプライ’ の持続的な増加が必然的にインフレ促進的であると想定するのは正しくない。それは状況によりけりだ。
Voxeuの著者たちは、「中央銀行貨幣を用いて財政赤字拡大を ‘資金調達’ することで、政府は(民間に対して債務を発行した場合に生じていたであろう) “増税の必要性” を回避している」と主張しているが、これは著者たちが、通貨発行権のある政府の財政的選択に関する「主流派の理論的構造の落とし穴」に嵌ってしまっていることを示唆する。
こうした考えは端的に誤りだ。この考えは、最終的には政府が債務を返済するために増税をするということを含意してしまっている。実際には、政府は債務が満期を迎えるたびに断続的に ‘返済’ している。債務返済にしても、支出にしても、その際に増税を行う必要は全くないし、これまで必要であったということもない。
この点についてのより詳しい議論はTaxpayers do not fund anything邦訳)をお読みいただきたい。
しかしながら、このことはVoxeu著者たちの議論の中心からはやや逸れる話だ。
彼らは以下のように書いている。
準備預金(銀行が中央銀行に対して行っている預金)の市場における金利決定の性質からみて、中央銀行はどうあがいても解決策が見つからないジレンマ(catch-22)に直面している。ヘリコプターマネーは金利を恒久的にゼロにする――これは財政ファイナンスの提唱者たちも含めたほとんどの人にとって受け入れがたい結果である――か、あるいは、そうならない場合は、ヘリコプターマネーは債務or税で資金調達された財政赤字と等価で、望んでいる追加的な拡張効果をもたらさないだろう。
第一に、著者たちは、アデア・ターナーやベン・バーナンキといった最近の提唱者たちより2,30年先んじてこの問題を論じてきたMMTの研究を認識していない。恒久的なゼロ金利ターゲットについて “財政ファイナンスの提唱者たちにとっても受け入れがたい” と論ずるのは正しくない。
MMTの提唱者はこれを望ましい結果だと見做す――なぜなら、金利の変化を通じて経済を安定化させようとする手法は役立たずだということがわかっているからだ。
イールドカーブをゼロに貼り付けて、投資金利を可能な限り低く保つのはとても良いことだ。その際は、財政政策を行おう。財政政策は効果が直接的かつ明瞭なので、完全雇用と価格安定を維持するのに役立つ。
この点についての詳しい議論については、The natural rate of interest is zero!邦訳)を見てほしい。
二つ目の論点だが、著者たちは「政府純支出増加による拡張効果は、それがどのように ‘資金調達’ されたかによって決まる」というお決まりの主流派的分析の落とし穴に嵌ってしまっている。それが無根拠な議論であるということをこれから示そう。
彼らの論理はどういうものだろう?
彼らが最初に “銀行は主に二つの理由から準備預金を保持する: ⅰ) 法定準備を満たすため ⅱ) 決済に関する不安定性に対する緩衝材とするため” と論じている点については正しい。
主な理由(訳注:銀行が準備預金を保持する主な理由)は、他の銀行から(決済システムを通じて)行われる日々の請求に対し、高いコストをかけて準備預金を調達することなしに対応可能な状態を確保するためである。
こうした実際の準備預金の希求(法定準備)や、支払いを予期した上での準備預金希求(これは不確実性から生ずる)を越える準備預金についてはどうだろう?
Voxeuの著者はそうした超過準備を”非常に金利非弾性的だ”と論じる。この言葉は、経済学者が使うファンシーな言葉の一つで、こうした超過準備が金利変化に対して非常に鈍感であることを意味する。
追加の所見としては、銀行システムにおけるそうした超過準備の存在は、中央銀行のオーバーナイト政策金利操作能力に影響を与えるだろう、というものがある。
中央銀行は、こうした状況に置いて、二つの選択肢を持つ。
  1. オーストラリアのシステムでは法定準備はなく、中央銀行(RBA)は商業銀行の超過準備に25ベーシスポイント(現在の政策金利以下)の付利を支払っている。
Voxeuの著者たちは、中央銀行が(政策金利以下の)超過準備付利を支払うという状態を“最もよくあるスキーム”だと主張している。
その際、中央銀行は、わずかに高い政策金利(訳注:超過準備付利に比べて、という意味)を確実に維持するために、超過準備を ‘操作’ ――つまり、削減――しなくてはならない。
なぜか?
銀行は定義上、 ’余分な’ 準備預金を持ちたがらず、いわゆる ’インターバンク市場’ (銀行が短期で資金融通を行う市場)で、その日に準備預金が不足している他の銀行へ貸し出して超過準備を処分する、ということを日常的に試みる。
こうした競争的活動は、中央銀行が提供する何かしらのサポート金利までオーバーナイト金利を引き下げるように働くだろう。(日本銀行が長らく続けている政策のように)オーバーナイト金利がゼロまで下がるということもあり得る。
中央銀行が介入しない場合、オーバーナイト金利が事実上の短期金利となり、政策金利は無意味になる。言い換えると、中央銀行は短期金利環境のコントロールを失う。
このような状況に対する中央銀行の対応策は、有利子政府債券を銀行に売って、超過準備を吸収(MMTの語法では ‘除去’ )するというものである。そうすることで、インターバンク市場で資金を融通する誘因を取り除く。
このようにして、中央銀行は短期金利のコントロールを維持し、超過準備は消失する。これは我々が“流動性管理”と呼んでいる代物である。
別の可能性として、銀行システムにおいて準備預金が枯渇している場合は、オーバーナイト金利が政策金利以上の水準へ急速に上昇するというものがある。そのときの対応策は、中央銀行が有利子金融資産(政府債券)を購入して必要な準備預金を供給し、決済システムの整合性を維持する(準備預金への欲求を満たす)ことである。
したがって、そこには論争の的になるべきものは何もない。
これは標準的な現代金融理論(MMT)で、これまで20年以上に渡り我々がはっきりと論じてきたものだ。
興味深いことに、こうしたことについて議論している主流派マクロ経済学の教科書は全く見つからない。――こうした現実のオペレーションの話題は主流派の注目から逸れてしまっており、主流派は未だに「いかに中央銀行がマネーサプライをコントロールできるか」を強調したがっている。
基本的な現代金融理論(MMT)のコンセプトを知りたい方は、以下の一連の入門記事群――Deficit spending 101 – Part 1邦訳)、 Deficit spending 101 – Part 2邦訳)、Deficit spending 101 – Part 3邦訳) ――をお読みいただきたい。
  1. それからVoxeuの著者たちは二つ目の選択肢について議論している――“中央銀行は政策金利と同水準の付利を超過準備に与える”
このことは、銀行にとって“準備預金を保持することによる機会費用”をゼロにするという意味がある。というのは、(インターバンク市場でも広く共有されているものと同水準の)短期金利を稼得するからである。
“中央銀行はその金利において好きなだけ準備預金を供給できる” 上、超過準備は、商業銀行の(中央銀行に対して開設している)口座にその分だけ留まり、 “他の短期流動性資産とほとんど変わらない代替資産” となる。
これは多くの中央銀行(FRB、BOE、etc)が金融危機以降に導入しているスキームである。
結果として、中央銀行が選好する政策金利の設定と維持が、(商業銀行が中央銀行に対して保有する)準備預金の量と無関係になったのである。
専門用語では“金利と準備預金の‘分離’”であり、このことについてVoxeuの著者たちは以下のように論じている:
…一般的な教科書や経済学的考察の中ではこうした手法はいまだ発見されていない
このことは、我々がこれまで20年以上はっきりと論じてきた標準的な現代金融理論(MMT)の範疇だ。詳細については、我々の初めてのMMTの教科書 Modern Monetary Theory and Practice: an Introductory Text にて説明している。
それよりさらに詳しく説明する予定の中級のMMT教科書は現在作成中で、完成に近づいている(この本の出版についての詳細は、8月4日ごろに明らかになるだろう)。
明白なのは、Voxeuの著者たちが、これまで数年間に出版してきた我々の研究を無視してきた(あるいは認知していない)ということである。
この点についてのさらなる議論については、Building bank reserves will not expand credit邦訳)、及び Building bank reserves is not inflationary邦訳)をお読みいただきたい。
Voxeu著者たちがこうした中央銀行の準備預金の構造を描写した目的は、以下に示す彼ら固有の論点を論じるためだ:
中央銀行は当然ながら無利子準備預金を恒久的に注入することが出来、永久にゼロ金利を受け入れることができる…このことは予算の余裕を創り出すが、金融政策を完全に放棄することになるというコストが生ずる。
この文章が意味するところを、MMTの語法を用いて以下に整理しよう。
  1. 全ての国家政府支出は、‘紙幣印刷’(printing money)ではなく民間銀行システムの銀行預金を創造する形を取る。
  2. 独自通貨(own currency)の独占的発行者である国家政府は、収入に制約されない。これは国家政府が、不換紙幣のユーザーである家計とは異なり、自身の支出の‘資金調達’を行う必要がないことを意味する。
  3. 全ての商業銀行は中央銀行に口座を開設しており、その口座では準備預金が(訳注:中央銀行によって)管理され、手形交換(決済)システムがスムーズに運用できるようになっている。
  4. 中央銀行は日を跨いで銀行の中央銀行当座預金口座に残る準備預金に対して ‘サポート’ 金利を設定している。ゼロにもなりうるこの金利は、経済における金利の最低値となる。
  5. 財政支出においては(通常)、中央銀行にある政府預金が同額引き落とされ、払い先の民間銀行預金と、当該民間銀行の中央銀行準備預金が同額分増える。
  6. したがって、財政赤字の増加は、準備預金の増加に繋がり、そのとき、上述の ‘流動性管理’ に従って中央銀行による準備預金の ‘管理’ の必要が生ずる。
  7. 言い換えると、財政赤字の進行は準備預金の追加を通じて短期金利に下方圧力をかけ、それに対し、中央銀行が介入し、超過準備に対する資産入れ替えを提示しない場合は、短期金利がサポート金利(あるいはゼロ)まで低下することになる。
MMTの重要な貢献は、財政赤字の構造と、(上述したような)銀行システムに対する財政赤字の影響に関して完全な理解を提供するところだ。あなたはこのような動態を、いかなる主流派経済学の教科書、あるいは金融経済学の教科書でも見ていないだろう。
その上、ごく最近まで、多くのポストケインジアンの研究ではこうしたオペレーションの実態が無頓着に無視されていた。現在では多くの場合、 “我々は元から知っていた” と主張されるのだが。彼らが過去にそれについて書いていたのでなければ、「彼らは元々は知らなかったのだ」とするのが正常な反応だろう。
このように、Voxeuの著者たちは、明示的財政ファイナンス(Overt Monetary Financing)が(利払いを免除することで)財務省に資金源を供給し、その一方で中央銀行が正の金利を維持できなくなるものであると考えている。
そうして彼らは、OMFアプローチに対する独自の批判点を構築するのである。
もし中央銀行が政策金利のコントロールを維持しようとする(正の金利を維持しようとする、という意味)なら、そこには“たった二つの選択肢しかない”と彼らは言う:
  1. “中央銀行は、準備預金に対して政策金利と同額の付利を行うことが出来る…しかし、これは統合政府の観点からは債務発行による資金調達と等価になる――利子分の節約が生じないからだ。”
  2. “あるいは、中央銀行は金融拡張分と同量の無金利の強制法定準備を課すことが出来る…しかしこれは租税による資金調達と同等であり、民間部門の一部がコストを負わなくてはならない。”
  3. “いずれの方法にしても、一時的な財政ファイナンスによる需要の追加的拡張は実質的な効果を生じない”
第一に、政府の財政赤字が支出されるとき、それは経済における購入力の増加(政府の行動による直接的なものか、非政府主体のさらなる所得の稼得を通じた間接的なものかのいずれか)を通じて経済全体の活動を刺激する。
この刺激は、最初の所得増加が次のさらなる支出へと反響していく消費誘導という形の支出システムを通じて倍化されていく。
財政赤字の増加は、非政府部門における金融純資産の増加も齎す――非政府主体の金融上の富が増加するのである。
金融純資産がどのような形で増えるか(銀行預金、政府債券、あるいは他の金融資産)というのはここでは傍論である。
二番目に、もし政府が増税を通じて支出増加分を満たすことを選択したら、その刺激は財政赤字追加を通じた支出増が齎す刺激よりも弱くなるだろう。これは明らかなことだが、これもまた傍論だ。
三番目の論点は、もし通貨発行権のある政府(変動為替相場制度をもつ)が全く債務を発行せずに財政赤字を創出した場合(あるいは、非政府主体の代わりに中央銀行へ債務を売却した場合、これは同等の行動であるが)何が起こるかである――つまりomfをしたら何が起こるだろうか?
あらゆる政府支出において、財務省は商業銀行が中央銀行に対して保持する準備預金口座に振込を行う。その商業銀行には、政府支出先の銀行預金口座があるだろう。したがって、銀行預金が創造されるので、商業銀行の資産と負債が両建てで増加する。(訳注:商業銀行資産は準備預金、商業銀行負債は銀行預金)
この取引は明瞭だ:新しい預金が創造されるので、商業銀行の資産と負債は両建てで増加する。その上、財政支出先は資産(銀行預金)および(負債/株式を加味した)純資産の増加を享受することになる。租税はこの逆の現象を起こす。したがって、財政赤字(租税を越える財政支出)は準備預金を増やし、民間純資産を増加させる。
このことは、(訳注:財政赤字創出の際に) ‘現金システム’ の中で超過準備が生じ、中央銀行にとって流動性管理の問題が生じている可能性が高いということを意味する。中央銀行の目的は目標金利を ‘狙い撃つ’ ことであり、したがってインターバンク市場における競争的な力がその目標に対しての譲歩を生じさせない状態を確保する必要がある。(訳注:超過準備がインターバンク金利を政策金利以下に引き下げないようにする、という意味)
超過準備が存在する場合、(銀行が金利所得機会を追い求めるために動くことで)オーバーナイト金利への下方圧力が生じている。そこで中央銀行は、超過準備を吸収し、目標金利に整合的な流動性の水準を維持するために、政府債券を銀行へ売却しなければならない。中央銀行の一部は、日を跨ぐ準備預金に対して付利を行うことで、流動性管理オペレーションにおける債務売却の必要性を減じている。
こうした債務売却が政府純支出の ‘資金調達’ と何かしら関係があるはずだと考えるのはナンセンスだ。そうした売却は、金利維持を目的とした金融オペレーションだ。こうしてM1(非政府主体の銀行預金)は財政赤字の結果、応分の負債(訳注;民間の負債)の増加なしで増加する。
この結果は、財政赤字が非政府主体の金融純資産を増やすという結論を導く。
4番目の論点だが、政府の財政赤字支出を増やした分だけ非政府主体に対する債務を発行したら、何がおこるだろう?
起こるのは、債券売却の分だけ準備預金が減るという事だが、その際、政府純支出によって創造された銀行預金は減少しない。
この場合、非政府主体の金融純資産は変化しない。変化するのは、非政府主体の資産ポートフォリオの構成だ。
財政赤字支出による刺激は影響を受けないだろう。なぜなら、非政府主体は、資産ポートフォリオを再構成して、他の金融資産(おそらく銀行預金)を減らして政府債券の保有を増やすだけだからだ。
財務省が ‘中央銀行から借入する’ 場合と非政府主体に対して債務を発行する場合の唯一の違いは、政策金利目標を追求するために中央銀行が使用する手段の違いだけだ。
もし債務が財政赤字と同額分だけ発行されない場合(訳注:財政赤字の一部を債務無発行ないし債務の中央銀行の引き受けで補う場合)、中央銀行は超過準備に付利を支払うか(ほとんどの中央銀行が現在行っている)、あるいは目標金利をゼロまで引き下げるか(日本の対応策)のどちらかを行わなくてはならない。
そこでは、非政府主体の純資産に対する財政赤字の影響の違いは生じない。
主流派経済学は、中央銀行が準備預金の吸収を行えば、貨幣乗数(マネーサプライを拡張しインフレを起こす)を通じて、銀行の融資能力を減らせると主張する。
しかしながら、事実は以下の通りだ:
・準備預金の積み増しは銀行の融資能力を増やさない。
・貨幣乗数プロセスは主流派にとても愛されているが、銀行の実際の融資方式を記述するものにはなっていない。
・インフレーションは、潜在的実質産出能力よりも速い総需要の増加によって生ずる。銀行の準備預金量は、こうしたプロセスとは機能的な関係を持たない。
・銀行は、政府純支出を伴うオペレーションとは無関係に、信用力のある顧客を見つけた際その分だけ信用創造を行うことが出来る。
こうした事実はいずれも、財政赤字がインフレーションリスクを齎さないという結論を導くわけではない。あらゆる総需要成分は、過剰である場合にインフレーションリスクを齎すし、過剰かどうかは支出と生産キャパシティの間の関係のみで定義づけられる。
しかし、財政赤字の増加と同額の政府債務所有を民間が行えばインフレーションリスクが低下するという考えは完全に誤っている。そんなことはない。
Voxeu著者たちの考えとは対照的に、民間による政府債務所有が財政赤字拡張によって発生する経済刺激の強さを減じるということもないのである。
(Voxeu著者たちが二番目の選択肢として提示している)「各日に超過準備の分だけ ‘法定準備’ を引き上げる」などという馬鹿げた選択肢は無視するとして、中央銀行が政策金利と等価のサポート金利を超過準備に支払うという行為(第一の選択肢)は、非政府主体に対する債務発行と同義なのだろうか?
ある意味、これは良い論点だ。というのは、このことは、政府債務の性質と、政府債務がどのように払い戻されるかを明らかにするからである。政府債務は中央銀行の預金口座と全く同等のものであって、その払い戻しの際は、資産保有がある預金(政府債務)から別の預金(準備預金)に移り変わるのと同じなのである。
ただ単にこのことは、公的債務に関して不安を掻き立てる論説すべてが事実無根であることを意味する。通貨発行権のある政府は、自身が発行する通貨の中に限れば、いつでも発行負債を償還することが出来る。
もし仮にアメリカ政府が、FRBに対して合法的に全ての発行債務の償却を要求したとすれば――いくつかのコンピューターで何個かキーを叩くだけで――ある預金(債務)から別の預金(準備預金)に数字が切り替わることになる。
したがって、どちらのケースでも非政府主体へ所得がもたらされるのは同様だという見方からすれば、超過準備付利と非政府主体に対する債務発行の間に根本的な違いはない、というのが事実である。
中央銀行が、いずれのスキームにおいても、利払いに影響を与えることが出来るというのも事実だ。究極的には、もし仮に超過準備付利や発行債務金利がゼロやマイナスになるとすれば、中央銀行は(日本のケースのように)ゼロ金利どころかマイナス金利を維持することも可能なのである。
しかし、それがどうしたというのだろう? こうしたことは、政府財政赤字の増加がもたらす刺激の度合いに何の影響も与えない。
このことはまた、政府財政赤字増加によって発生するインフレーションリスクを、追加することも減らすこともないのである。
そして、非政府主体における金融純資産の量も変化しない。ポートフォリオの構成が変わるだけだ。
違いがあるのは、公的な認知においてだろう。狂気じみた金融評論家たちが狂乱して叩き、財政破綻予想をどんどん創出するような公的債務の増加がない。(訳注:超過準備付利スキームにおいては、という意味)
彼らは注意の方向をインフレーションリスクに向けるだろう――しかし、それがどれだけ馬鹿げたことかはものの数十分で明らかになる。
したがって、OMFの利用には大きな政治的な優位性があるのだ。
その上、OMFは、非政府主体にリスク査定のベンチマークとして用いられる低リスク金融資産を導入させることになる。無リスク年金という形の企業福祉が行われる時代は終わるだろう。人々は、自身の不安を解消するために、政府債券ではなく無リスクの準備預金を保有するだろう。(訳注:企業年金は大抵は国債で運用されるので、そのことを言っているのかと)
しかし、MMTの観点から好まれる選択肢は、Voxeu著者たちが “大きな代償を支払うことになる” と主張している選択肢だ。
その “大きな代償” というのは、中央銀行が超過準備に対して一切サポート金利を払わず、短期金利がゼロに落ち込むのを受け入れるというものだ。
金融政策は実に反応が鈍く無力な政策手段であり、したがって無価値であると宣告されるべきだ。主流派は、支出サイクルの安定化に際して、金利操作が好ましく効果的な選択肢であるという説得的なケースをいまだかつて示したことがない。
世界同時金融危機の経験はむしろ逆のことを示した。あらゆる金融政策の活動はろくに効果がなかったのである。
オーバーナイト金利をゼロに設定し、長期金利(これはインフレーションリスクに影響がある)を可能な限り低くなるようにするのはまだマシとはいえるだろう。
そして、支出サイクルの管理には財政を用いるべきだ。財政は目標設定が可能だし、迅速に調整できるし、直接的な影響力がある。
Voxeu著者たちが恐れている “大きな代償” というのは、「新自由主義者が財政政策を『望まくない政策のバスケット』の中に押し込むのを可能にするためのイデオロギー的な抑止として、金融政策の強調(ないし金融政策への依存)が行われてきたに過ぎない」という事実を暴くこと以外の何物でもない。
OMFは、このようなイデオロギー的な十字軍を公衆の面前に晒し、決定的に沈めることになるだろう。




ビル・ミッチェル『マクロ経済学』未邦訳
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/2019225-william-mitchell-l-randall-wray.html

The roots of MMT do not lie in Keynes – Bill Mitchell – Modern Monetary Theory 2015/8/25

My own view is that many of the important insights in Keynes were already sketched out in some detail in Marx. Further, the work of the Polish economist Michał Kalecki was much deeper in insight than the work of his contemporary, Keynes. But for me the real sticking point against Keynes was his view that fiscal deficits should be balanced over the business cycle and that would allow governments to pay back debt incurred in the deficit years. That view has crippled progressive thought ever since and is antithetical to MMT. 

 私自身の見解では、ケインズの重要な洞察の多くはすでにマルクスである程度詳細にスケッチされています。 さらに、ポーランドのエコノミストMichałKaleckiの仕事は、彼の現代のケインズの仕事よりもはるかに洞察が深かった。しかし、私にとってケインズに対する真の注目点は、財政赤字は景気循環にわたって均衡がとれ、それによって政府が赤字期に発生した債務を返済することが可能になるという彼の見解でした。 その見解はそれ以来進歩的な思考を無力にしており、MMTとは正反対です。

転載:ビル・ミッチェル「自然利子率は「ゼロ」だ!」(2009年8月30日) — 経済学101



Introduction MMT Macroeconomics Textbook 2019 (後述)
https://youtu.be/RxSL5fazA5s



MMT補足
https://nam-students.blogspot.com/2019/04/mmt.html@
ビル・ミッチェル関連
https://nam-students.blogspot.com/2019/05/2009830-101.html
機能的財政
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/httpskotobank.html

MMTの雇用保証プログラム(JGP:job Guarantee Program)が目指すものとその 限 界

How to discuss Modern Monetary Theory
Tuesday, November 5, 2013
Bill Mitchell – Modern Monetary Theory – Macroeconomic research, teaching and advocacy
http://bilbo.economicoutlook.net/blog/
http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=25961
ビル・ミッチェル「MMT(現代金融理論)の論じ方」(2013年11月5日) — 経済学101

「When Doves Cry」のイントロが鳴り響く株式市場
2019/4/2
……

発言者    MMTに対する見解

賛成
ニューヨーク州立大学のステファニー·ケルトン教授(MMTの提唱者)
・ユーロという共通通貨があり、独自の通貨を持たないギリシャなどは、独自の判断で無制
限の流動性供給を行うことはできない。それゆえデフォルトリスクがある。
・一方で、独自通貨を持つ米国のような国では 、政府債務の増加がマクロ的な供給不足
からインフレを起こすような場合でなければ、経済成長と雇用の増加が続いている限り、政
府債務の増加自体は問題ない。

反対
ポール·クルーグマン
支離滅裂だ。 “a mess” 
(https://www.reuters.com/article/us-usa-economy-mmt/democrats-twitter-war-should-u-s-borrow-a-lot-or-a-whole-lot-idUSKCN1QN25Q)

ローレンス·サマーズ元財務長官
外部との取引がない閉鎖経済でない限り、自国通貨の暴落や物価が急上昇するハイパ
ーインフレを招く危険がある。非主流派のエコノミストによるばかげた解釈だ。

パウエルFRB議長
自国通貨建てで借り入れができる国は財政赤字を心配しなくてよいという考え方は間違いだ。

ウォーレン·バフェット
MMTを支持する気には全くなれない。赤字支出はインフレ「急上昇」につながりかねず、「危
険な領域に踏み込む必要はなく、そうした領域がどこにあるのか正確には分からない。

ガンドラック
大規模な「社会主義的プログラム」を正当化するために利用されている「完全なナンセンス」。

(出所: Bloombergをもとにフィリップ証券作成)

【MMTへの識者の見方、および、日米の財政赤字・政府債務】



_____
これ三橋さんのMMT解説だけど、どう見ても経済101のスティーヴン・ヘイルの記事の定義と一字一句一緒。三橋さんに日本語リンク集を渡せて良かった。
econ101.jpスティーブン・ヘイル「解説:mmt(現代金融理論/

三橋TV第71回【正しい「経済学」が出現!MMT!】
https://youtu.be/vUfntH54yVo
(三橋は現代貨幣理論が正確な訳語だと指摘している)







ビル・ミッチェル「MMT(現代金融理論)の論じ方」(2013年11月5日) — 経済学101

https://twitter.com/econdays/status/956144313804587008?s=21
https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「mmt(現代金融理論)の論/
2018/1/4


ビル・ミッチェル「MMT(現代金融理論)の論じ方」(2013年11月5日)

いわゆるMMT(Modern Monetary Theory)を主導する一人 Bill Mitchell のブログ Bill Mitchell – billy blogの翻訳許可を得ました! 第一弾は、5年前のこちらです。
How to discuss Modern Monetary Theory(November 5, 2013)



今日は出張しなくてはならないところが沢山あり(6時間近く早く出発する)、エントリを書く時間があまりない。現在私が取り組んでいるペーパーは、経済学におけるメタファーの利用と、公共精神の貫徹を妨害する明白な(基礎的)偏見を克服するために現代金融理論(MMT)の枠組みがどう役立つかについてのものだ。ここではそのテーマに関するいくらかのメモを書いておく。この記事はあくまでラフスケッチで、後々に洗練した記事を書くつもりだ。この記事の最後には、読者の理解を明らかにするために、フィードバックを促すセクションを書いてある。
フレーミング(枠組み)
マクロ経済学は議論がつきものだ。国にとって非常に重要とされる学問でありながら、マクロ経済の働きには理解が難しい概念が含まれている。
たとえば、物価とは何か? 財政赤字や財政黒字はどう理解すればいいだろう? 財政赤字は常に同じものなのか?
これらのマクロ経済的概念は日々メディア上で議論されている。実質GDP成長率、物価上昇率、失業率、財政赤字、金利などがそれだ。
国の財政に関するマスコミの報道を見ると、ここ30年、マクロ経済学の用語がますます頻繁に用いられるようになっているが、その言葉や概念についての教育水準が相応に高まっているわけではない。
さらにソーシャルメディアの出現によって誰もがマクロ経済の評論家になることができるようになった。所謂ブロゴスフィアは自己流マクロ経済学の専門家であふれている。彼らの多くは国の財政についても「常識」的な論理に立脚して議論を展開している。
問題なのは、現実を把握するうえで常識に頼るのはむしろ危険な場合があるということと、公共の議論においてすべての意見が平等に扱われるように見えてしまうことだ。個人的な体験を一般化してしまう私たちの性質、つまり、あたかも経験が一般的知識を構築するかのように考えてしまう性質が公共の議論を支配している。マクロ経済の領域はこの種の誤った推論の主要な舞台の一つだ。
マクロ経済問題への公共の関心の高まりは、経済学を支配している新古典派パラダイムに従わされてきたと言える。
その結果、人々の理解はオーソドックスな概念や結論に拘束されたものになっている。しかし、それはそれ自体間違っているばかりでなく、繁栄を棄損し公共の福祉を破壊するような政策を導いてすらいるのだ。
その症例の一つが、1980年代に起こった完全雇用の放棄、巨大な失業を許容しようという考えだ。
世界金融危機は、マクロ経済学の支配的パラダイムが推進してきた労働市場と金融の規制緩和の帰結と言えるが、危機を予測することができないどころか「大いなる安定の時代に入った」と宣言すらしていた。
ラカトシュが1970年に提案した分類に従えば、主流マクロ経済学は実証的な内容を欠いており、新しい事実(世界金融危機)を予見できなかったことから、疑似科学であり、後退的なリサーチプログラムだということになる。

しかし、その時生まれた「今回の危機が主流派経済学の役割に対する大いなる試練となった」という認識や、教育カリキュラムや望ましい研究事項を変更する動きも、短命に終わってしまった。
主流経済学者はその反政府的また自由市場的なバイアスを働かせることにより、もともと民間の債務危機だったものを、国家の債務危機だったということに上手に再構築させていった。 この危機を生み出した力学(規制緩和、金融監督の縮小)は今も解決策として主流派によって提唱され続けている。
公共の言論空間は、財政緊縮だけが実行可能な回復への道だというような主張に占領されているし、IMFやOECDのような主要な国際機関も財政緊縮が経済成長を妨げるということを認めようとしない。
メディアの評論家も同じこのビューをそのまま受け取っている。帰結としてIMFは、自身の計算が誤りだという事を認めざるを得なくなり(IMF apology article)、その記事が指し示す事実は驚くべきものだったのだが、こうした告白は支配的な論説にほとんど影響を齎さなかった。
現代金融理論(MMT)は首尾一貫しており、内的整合性のある成熟したマクロ経済学的枠組みであり、金融資本主義の運用上の現実に基礎づけられている。

MMTがここ20年(世界金融危機とその余波を含む)に起きた主な出来事を説明してきたという実績は、新奇な事実を予測する能力を持ち、その予測が事後に生じた出来事によって確証されたという意味で、(ラカトシュ的な考えに基づけば)MMTが先進的な研究プログラムであるということを示している。
しかし問題なのは、支配的なマクロ経済学のパラダイムがマクロ経済学論議の「枠組み」になっていることだ。上述の通り新興MMTのアプローチはより優れたものであるにも関わらず広まっていない。
フレーミング(枠組)とは、ある議論がどのような形で人々の議論に乗っており推進されているかということだ。認知言語学者がこれまで明らかにしてきたように、我々は複雑な問題を理解する際、メタファーを経由している。新古典派マクロ経済学は、そのイデオロギー的な権益を推進するにあたって、共有されやすいメタファーを用いることで大成功を収めてきた。(ジョージ・レイコフの研究が著名である)
私たちが何を信じどの政策を支持することになっているかが、そもそも議論の提示のされ方に規定されていて、本来の私たちの利益が隠されてしまっている。言い換えれば、私たちは嘘を真実と受け止めているし、支配的なイデオロギーが「証拠」を隠している。
最新の心理学研究では、既存のバイアスが簡単な統計データを含めた現実の情報の解釈にどれだけ影響を与えているかが強調されるようになっている。
この問題は、公共政策設計に関する研究成果を研究者たちが公共に伝える際にも表れる。とりわけ経済的緊縮や気候変動のように、発見が反直観的だったり支配的な論説に対して挑戦的であったりするケースだ。
私が今書いている論文――および以下に記すメモ――の目的だが、次のことを示したい。MMTの進化とは、現実的で一貫性のある代替理論の提示であると考えていることを。さらに、重要なマクロ経済学的概念に関するコミュニケーションにおいて、進歩主義者も保守主義者も共通に用いている言語が、MMTからの洞察に基づいたコミュニケーションの成功を阻害していると認識しているということを。
そして、いかに言葉が重要かということを理解する概念的基礎を与え(この問題に詳しい共著者の貢献だ)、オーソドックスな経済学の誤ったメッセージを強化するのに用いられたいくつかの重要なメタファーを吟味し、同時に現代金融理論のキーとなる考えを吟味しつつそれらを表現する効果的な方法を提案することを狙いとする。
MMTの研究者仲間のランディ・レイたちは、マクロ経済的な動きや結果を記述するのにあたって、しばしば用いられている語法を支えているメタファーについて探求している。
しかし、メタファー的語法と価値観との関連や、ある価値観や価値観群を抑制したり阻害したりする過程についての研究はあまりない。これが我々の今回の研究目的である。
「経済」とは「我々」だ(The economy is Us)
人々が経済を作り出す。そこに自然なものはない。「自然利子率」のような概念の背後には、経済はあたかも生態システムのように、自身の均衡に向かう力によって自然状態に到達するのに任せるべきものであるという考えがある。
しかし、自然というような言葉を使うときに我々は問うべきなのだ ― 何に対して自然なのか? 主流派は「自然」という単語が隠すイデオロギー的な基準を説明せず、ただこの問いを回避する。
現実とは人の相互作用や選択であり、もともとは単純で局所的なものだ。それが次第に合わさり、とてつもなく複雑になり、空間的に分散し(グローバル化)、私たちが経済と呼ぶものになる。それは私たちが動かしているものなのだ。
どこかの段階で、私たちは自分自身では簡単にはできないか、不可能であるような事柄をするための代理人が必要だと悟った。こうして政府を組織した。私たちはまた私たちが創出したもの ―経済― は、我々の代理人によって監督制御されていれば、公共の諸目的にのみに仕えるものになるだろうと考えた。

かつての私たちは間違ったビューの下で経済を運営していた。私たちの自発的な相互作用は私たちにとって好ましいように完結するはずなのだから、政府の役割は絶対に必要というわけではないと考えた。しかしそうではなかった。この失敗の帰結は ― 大恐慌の中で― 余りにも明らかになったので、金融資本主義システムが機能することを確かなものにするための基盤としての代理人の役割を認めるようになった。
私たちは、資本主義が賃金労働の大きなシステムに進化していて、その基本には労働と資本の緊張関係があるのだということを学んだ。私たちはまた、いわゆる「市場」シグナル(需要と供給が決める価格)は、その仕事のための労働に見合うような雇用の帰結を反映しているわけではないということをも学んだ。
私たちは、このシステムは容易に大量の失業が存在する状態(それ以上の力学を持たない状態)に均衡し得るのだということを学んだ。
大恐慌が私たちに教えたのは、私たちの代理人(政府)はシステムがそのような均衡に陥らないことを確実にすることができるということだった。なぜなら、政府は経済の中に職を求めるすべての人を雇うのに十分な産出を生み出すだけの支出を行う能力を持っているからだ。
大恐慌の時代から得られた単純な理解は、経済とは、よりよい生活水準 ―つまり住居、教育、健康など― といった望ましい帰結を創出するために私たちがコントロールできるような構築物だということだった。
その帰結として要請されているのは、民間企業-労働者間の協力を公的部門が媒介することで結実する実物資源である。
第二次世界大戦後のコンセンサスに抵抗する強力な保守分子も存在したが、社会的利益のみならず民間利益ももたらすシステムを確実化するために、政府は階級闘争を仲裁した。
私たちは学んだ。雇用が悪化するのは十分な需要がないのが原因だ、そして経済は私たち自身だからだ。何をすべきかはもう知っている―もっと支出を。問題はそれをどうやって達成するか、だ。
経済学者は、民間支出が停滞しうることを確実に知っている。その時、失業者は間違いなくモノやサービスを需要しているのだが、その願いは抽象的なシグナルとして企業に発せられるだけだ。
民間市場は、有効な需要と供給のシグナルに対してのみ働く。つまり、現金に裏付けられた需要意向だ。失業者は仕事を失っているために現金を持っていない。支出を裏付ける収入を提供するのは雇用なのだから。
このようなことを経済学者たちが話すときの手法は、(ジャーゴンetcに満ちた)学問に裏付けられていたが、その概念は広く人々に理解された。また私たちは、政府負債が必要なのだと知った。政府が十分に支出を行い、私たち(非政府部門)すべての収入を支出に回さなくてもいいようにする(つまり、貯蓄する)ためには。
自惚れネオリベラルの時代
1980年代とそれ以降、主流派による過去への再解釈が勢いづいた。
Weber(1997: 71)は”新しい経済学”の勃興を以下のように特徴づけている:
『…生産におけるグローバリゼーション、金融の変化、雇用の性質、政策、新しい市場、そして情報技術が…景気循環の抑制を齎すようになった。』
[Reference: Weber, S. (1997) ‘The End of the Business Cycle?’, Foreign Affairs, 76(4), 65–82]
これらの「特徴」がスムースな成長をもたらしてきたし、現在の供給ショックは:
『…ショックに対して一層容易に順応するフレキシブルかつ適応的な経済においては、あまり重要なものではなくなり、新しい景気循環に火を付けるような性質は弱まるだろう』
Weberはまた、労働組合の弱体化、よりフレキシブルな労働市場、及び金融部門の急速な成長が、景気循環を終わらせるのに貢献すると主張した。
彼は、デリバティブ取引の”莫大な成長”が有益なものだと論じた。なぜなら”これらの新しい金融商品はリスクを拡散・多角化する”し、新しいタイプのファンドマネージャーは、”そうした新しいツールを用いて金融フローを安定化させ、自身をショックから守るのに一層長けている”からだ(1997: 74)。金融部門は、国際資本市場を円滑に”よりいっそう効率的”にし、”経済変動を和らげる衝撃吸収装置”の配置を作り上げたと見做されていた。
彼らはまたこうも言っている(1997: 80)。『中央銀行らのインフレについての現在の合意は政府の財政政策を制約』し、『政府支出の本質的な循環的性質は、景気循環の平準化につれて弱まるだろう』。
Weber(1997: 75)は、『最後の審判』的議論、つまり、『複雑な市場は、相乗効果を生じ、斉一的に崩壊するという議論は、説得的な理論や、経験上の証拠には全く支持されない』と結論付けた。こうした考えは、新世紀が近づくにつれ、主流派経済学者に大いに共有されるようになった。
2002年、ハーバード大学の経済学者James StockとMark Watsonはこうした所感を捉え、アメリカの経済は、”過去20年を越える景気循環の安定、及びGDP成長率のボラティリテの全般的低下を反映した””静止状態”になったと論じた(Stock and Watson, 2002)。彼らはこうした傾向を”大いなる安定”と名付けた(2002: 162)。[Reference: Stock, J.H. and Watson, M.W. (2002) ‘Has the Business Cycle Changed and Why?, in Gertler, M. and Rogoff, K. (eds.), NBER Macroeconomics Annual 2002, Volume 17, MIT Press, 159-218]
2004年2月20日、現在のFRB議長であるベン・S・バーナンキはワシントンで”大いなる安定”というタイトルの論文(Bernanke, 2004)のプレゼンを行った。その論文では、経済学者の大多数による「景気循環は滅びた!」という見解が要約されていた。
主流派経済学者によるこうしたお祝い気分の、独善的な確信は、ロバート・ルーカスJrによるアメリカ経済学会の会長講演(2003: 1)に最もよく要約されている:
『マクロ経済学は、今とは全く異なる状況であった1940年代に、大恐慌への知的反応の一部として生まれた。この言葉は、かのような経済的破局の再発を防ぐことを望んだ知識や専門性の体系を指すものだった。このレクチャーにおける私の主張は、オリジナルの意味におけるマクロ経済学は成功裏に終わったというものだ:その中心的な問題意識である不況防止は解決され、実際のところ、何十年もの間、その問題は解消していた。より良い財政政策による繁栄を通じた利得の重要性も残ってはいるが、私は「より良い支出のファインチューニングではなく、人々がより働き、貯蓄するような一層優れたインセンティブを与えることによる利得が存在する」ということを論ずる。過去50年のアメリカの経済パフォーマンスをベンチマークとすると、より良い長期的サプライサイド政策によって得られる繁栄のポテンシャルは、短期的総需要管理の一層の向上のポテンシャルよりもはるかに優れているのである。』
このメッセージはシンプルだ。経済を過剰規制し、民間企業のインセンティブを阻害し、労働組合を過剰に強化し、福祉支出だけを熱望する怠惰でやる気のない世代を育成してきた介入主義者たちに対し、主流派経済学者たちが打ち勝ったということである。
この勝利は、政策レベルでは、安定化政策としての金融政策の優位として現れ、政策の第一目標はインフレーションの安定となった。財政政策は受動的で劣位の政策となり、政府は完全雇用を維持するという責任を放棄した。
こうした議論については、私たちは2008年の本 Full Employment abandoned  で詳しく考察した。
ルーカスが表明した所感は、いわゆるミクロ経済学的改革へ向かう主要な政策シフトに寄り添っているものだった。こうして広範囲に及ぶ金融市場改革及び労働市場改革が遂行された。世界金融危機が生じる前提条件は、この時期に定着した。
生産性成長に対して実質賃金の上昇は遅れをとるようになった。これは労働組合への攻撃と、職業の不安定性の上昇(非正規雇用の増加と就職難の悪化)の結果であり、それによって労働者たちが十分な報酬を希求するための能力を毀損したのだ。
消費成長を維持する枠が小さくなった分を、金融部門の急成長が補った。金融部門は、民間債務の大規模な増加を背景に急速に成長した。民間債務は多くの新しい借手に提供され、複雑なデリバティブにパッケージされて次なるカモに売りつけられた。
公の物語はルーカスの話した通りのものだった――景気循環はほぼ滅びた。
熱烈な政治的キャンペーンがそのような世界観を後押しした。政府を縛っていてた「国民の総意」などという概念を捨て、経済とは個々の貢献に応じてそれぞれに果実を齎す自然なシステムであるという見方を推し進めた。
彼らは、経済とは自己制御的システムであると喧伝していた。
Anat Shankar-Osorioは、彼女の本 Don’t Buy Itで、二つの経済モデルを提示した。一つ目のモデルは、以下に示す図で描写されており、彼女はこのモデルが保守的な見方を示すと考えている(実際には進歩的な見方もこのカテゴリーの範疇だが)。
それによれば、現在のイメージは「人と自然は、一義的には経済に貢献するために存在している」(Location 439)。経済は我々から分離され、我々の努力を認識し、その努力に応じて報酬を与える道義的裁定者ということになっている。働かない者や、”経済”の犠牲になった者からは、報酬は奪われることになる。
さらに、もし”政府”がこうした競争的プロセスに介入し、報酬を受けるに値しない態度(怠惰etc)でも報酬を受け取れるような抜け道をもたらしたなら、そのときシステムは機能停止し、”不健康”(経済を生き物と見做すメタファー)に陥るだろう。その解決方法は、経済の自然なプロセスを修復することになるだろう(つまり、最低賃金、雇用保護、所得補償etcといった政府介入を取り除くということ)。
したがって、”自治的かつ自然的”というのが我々の受け取るメッセージということになり、このメッセージに従えば、”政府の’でしゃばり’は良いどころかむしろ有害で、現在の経済的苦難はただただ受容しなければならない”という結論が明確に導かれる。(Location 386)

このため、我々の成功は、経済の成功とはある意味独立したものになる。実質GDP成長が強いことが成功している国の品質証明だ。 ”それが大気環境、休暇、平均余命、あるいは幸せといったものを犠牲にして成り立っているかどうか” は無関係だ――”…そうしたものすべては二次的なものになる”。
もし貧困率が上昇しているとしても、それは経済の失敗というより、その人が経済のための活動を十分に行っていないからであって、現在の経済運営で我々にとって十分なことがなされているということになる。
我々が、我々自身の失敗を責められるのだ。貧困率上昇が生じるのは、我々が十分に貢献していないからだということになる。成功している経済に対して標準以下の成功しかしていないなら、どうして報酬を期待することができよう?
進歩的見解もこうした論説に取り込まれており、例えば、緊縮財政論議などにおいても、”より公平な”代替案を提示しようとする。先進国で現在行われている議論を見てみるといい。
どの主要な(進歩的)政党も、緊縮財政ドグマには挑戦しようとしない。あなたは進歩的評論家が以下のようなことを書いているのをたびたび読むことになるだろう… ”我々は、財政赤字が問題で、政府債務は減らさなければならないということは知っているが、もう少し漸進的に行うべきだと思う”。
この点において、両陣営ともに事実上似たり寄ったりの主張をしており、公共的思慮が煙と消えている。その基礎的にある命題が根から枝まで間違っているにもかかわらず、解決策は明瞭だと思われており、価値観体系(保守側にせよ進歩側にせよ)は維持したままに程度問題の議論となっている。
代替理論を目指して
1990年代前半、新自由主義下の信用が高まり始めていた頃、今では現代金融理論(MMT)として広く知られる理論の初期の提唱者たち――それは小さいグループ(Bell/Kelton, Fullwiler, Mitchell, Mosler, Wray)だった――は、過去の異端理論(機能的財政論etc)を利用しつつ、それらに金融システムに特有の運営上の知見を付加し――金融資本主義の運営法についての代替的な論説を発展させようとした。
彼らはそうした論説を通じ、当時目の前にあった「自己制御的市場が万人に対して最大限の富を齎す」という主流派の信条が助長した経済動態が、実は持続不可能であることを明らかにした。
民間負債が積み上がる初期の段階においてさえ、無思慮な金融慣行が生じており、重大な危機が近づいているのは明らかだった。
しかし、他の進歩的経済学者たちは、そうした問題に関心を抱いていなかった。彼らは概してジェンダーやセクシュアリティ、方法論といった問題に注力しており、主流派経済学の論説に対しては、断片的で、容易に退けられるような批判しかしていなかった。
MMTの提唱者によって生み出された言説が進歩的な陣営での地位を上げていくことについての敵意すらあった。
大いなる安定は世界金融危機によって完全な停滞に陥った。世界金融危機は、最初に2007年8月にフランスの銀行であるBNPパリバが、サブプライムローン証券の履行可能性に対する不安の増加による3つの投資銀行からの撤退を凍結したときに始まった。(訳注:要するに、サブプライム証券不安を受けて、投資銀行からの資金引き上げの動きが生じ始めていたときに、BNPパリバが(自行傘下の)投資銀行からの資金引き上げを一方的に凍結した、ということです。)同月の後半に、イギリスのノーザンロック銀行で取り付け騒ぎが発生した。
住宅価格と株価の急落に伴い、大いなる安定の中で積み上げられた富が幻であることが証明され始めた頃に、危機はエスカレートした。2008年9月、リーマンが破綻した。
このとき、自己制御的市場という考えが神話であることが暴かれ、主流派経済学理論の体系全体が信用性を失うことになった――大学で教えられ、研究論文で学術的に用いられる支配的なニューケインジアンモデルは、どれもこの危機を予測できるようにはできていなかったし、危機に対する実行可能な解決法を提示できるものでもなかった。
最終的に、王様は裸だということが明らかになったのだ。
主流派経済学者は当初、とんでもない想定外事象がいくつも生じたにも拘わらず危機に対して沈黙を守った。
危機がエスカレートしてきていた2008年10月23日、前FRB議長(訳注:アラン・グリーンスパンのこと)が米下院の監視・政府改革委員会に姿を現した。当委員会は”金融危機と連邦監督機関の役割”について調査していた。
下院議長のHenry Waxmanはグリーンスパンに対し、後で後悔することになったいくつもの決断を後押ししていたのは自由市場イデオロギーだったのではないかと尋ねた。彼は以下のように答えた:(US House of Representatives, 2008, page 36-37)
グリーンスパン: あー、思い出していただきたいのですが、何にせよ、イデオロギーというのは、人間が現実を扱うための概念上の枠組みなのです。すべての人が持っている。あなたも必ず持っている。生きる上で、あなたがたはイデオロギーを必要としている。問題なのは、持っているイデオロギーが適切か、そうでないかです。私が言いたいのは、そうですね、私の考えに欠陥を見つけたという事です。それがどれくらい重大で、永続的なのかわかりませんが、その事実に私は大変苦悩しておりまして…
Waxman議長:欠陥を見つけたと?
グリーンスパン:どのように世界が機能しているかを定義づける決定的に重要な機能構造だと認識していたモデルに、欠陥を見つけたという事です。言うなれば。
Waxman議長:言い換えれば、あなたの世界観、イデオロギーが、正しくなかったということ、機能しなかったということに気付いたと。
グリーンスパン:その通りです。それがまさに私がショックを受けた理由です。なぜなら、私は40年以上、そのモデルが非常に良く機能しているという相当な根拠を目にしてきたのですから。
しかし、「今回の危機が主流派経済学の役割に対する大いなる試練となった」という認識や、教育カリキュラムや望ましい研究事項を変更する動きも、短命に終わってしまった。
主流派の専門家は、民間の債務危機だったものを国家の債務危機に再構築し始めた。彼らの反政府・自由市場バイアスに適合するように。
危機を醸成させた動態(規制緩和や監督縮小)が解決策であると提唱された。公的な議論は「緊縮財政が唯一の道だ」という主張に溢れ、IMFやOECDのような主導的な国際組織も「大幅な財政緊縮は経済成長を毀損する」という考えを否定する熱烈な予測を立てた。
その後、IMFは自身の計算が間違っていることを認めざるを得なくなった(IMF apology ARTICLE)。
このように、MMTの論説は高度な予測上の価値を持っていたのだが、公共的議論への影響力はゼロに限りなく近かった。
Shenker-Osorio(2012)は経済について以下のような代替的概念を提案している。この概念は、経済が我々の構築物であり、我々から切り離せるものではないという考え方と整合的だ。彼女は以下のように書いている。(Location 1037)
このイメージは、本当に大事なのは、自然環境と密接に関係し依存している我々である概念を描写しています。経済は我々とともに機能するべきなのです。いま政策の是非判断は、それがどれだけ経済のサイズを大きくするかで考えられていますが、これからはその政策がどれだけ我々の幸福に資するかで考えられるべきです。
さらに我々としては「その政策がどれだけ財政赤字や政府債務を増やすか」をも政策の是非の判断材料に加えたい。
彼女の提案は機能的財政論の原則に正しく即している――そこでは経済は”構築物”と見做される――、政策介入は、それらが我々の広範な目標に対してどれだけ機能するかという尺度においてのみ評価されるべきだ、とされている。
だから私たちは、自分たちが何を目標として何を成し遂げたいのかをもっと幅広く正確に定める必要がある。ある一時点の財政赤字というのは無意味な目標だ。
財政バランスは――我々の目標や、政府純支出と目標の間の機能的関係に従って――いかようにもなり得るものだ。
政府は道徳を強化する存在ではないし、経済は道徳活動ではない。

 メタファーと価値観
進歩的な文献(例えば、The Common Values Handbook)(訳注:The Common Cause Handbookの間違い? とりあえずそれらしきもの発見できず)では、”我々の態度や行動”に影響を与える”我々の基本規範”となる価値観を明示しようとしている。広範な研究によって、”一貫して生ずる人間的価値観が大量に特定された”。(Common Values Handbook, 2012:8)
この研究を大まかにまとめると、Schwartzの研究と彼の価値観を中心に展開するものだといえる。彼は我々の思考の枠組みとなっている基本で普遍的な10個の人間的価値観を特定した。
我々のビュー―このペーパーで詳説するもの―においては、こうした議論はある種付加的なものだ。そうした価値観は一般的であるため、どんな考えとも整合的なのである。
我々としては、それにいくつかの原則を付け加えることに集中し、その原則を支持する語法を確立していきたい。
諸原則と語法
その諸原則は以下のようなものだ:
1. 政府とは我々だ!
2. 政府は我々の代理人であり、あらゆる代理人と同様、我々が政府に対して資源と裁量を割譲する。なぜなら、我々は各々個人では達成不可能な便益を政府が創造することが出来ると信頼するからである。我々は規模というものを理解している。
3. 政府は、必要不可欠なサービスを提供することにより我々現役の世代の幸福に資する。収益は不必要。
4. 政府は、数十年に渡ってサービスを提供する生産的なインフラの建設を通じて、将来世代の幸福に資する。
5.私たちは政府にこのユニークな権限を与えることによって、制約に直面することなしに関心を追求できるようにしている。
6. 我々にとっての赤字は、その原資を見つけなければならないものだと理解されている。ところが、我々の代理人である通貨発行権付き政府にとっての赤字は、私たちの消費・貯蓄選択の原資となるものなのである。
7.政府の赤字が私たちの自由を強化する。所得を増やし選択肢を増やすからだ。

対決!主流とMMT
下の表は、経済学者や評論家が財政支出、財政赤字、公的債務、及び最も不利な状況にある労働者たちへの所得補償制度などを攻撃する際にしばしば用いている命題だ。
今回の論文では、これらの例が主流パラダイムが推進しようとする中核的な価値の強化につながっているということを示したい。例えば自己規律、独立性、野心、富、そして犠牲だ。
これらのそれぞれの偽命題の背後には、神話に偽装したメタファーの連鎖がある。二列目に書かれているのが、それらに対してMMTが提示する現実の動きだ。
主流経済学Modern Monetary Theory
財政赤字は悪財政赤字自体は善でも悪でもないが、非政府部門の消費意欲が現存する生産資源を十分かつ確実に利用するほど十分でないときには必要。
財政黒字は善財政黒字自体は善でも悪でもないが、資源に余力があり黒字が成長の足を引っ張る状況においては有害である。
財政黒字が国の貯蓄を産み出す自国通貨をもつ政府がその貨幣を貯蓄するという考えが無意味。貯蓄とは将来の支出を確実にするための支出行動で、金銭的制約を持つ政府ではない存在に適用されるもの。政府は支出のための資金をあらかじめ用意しておく必要がないので”貯蓄”の必要性は全くない。
景気循環を通じて予算は収支均衡させるべき予算は非政府部門の消費動向に応じて完全雇用を達成し維持するのに必要なだけの総支出水準に、景気循環とは無関係に調整されるべき。
財政赤字は金利を上げる。民間貯蓄との競合になるから。民間の貯蓄は収入次第で決められない。常に支出によって貯蓄が決まる。なぜなら貯蓄は収入の上下変動とともに変化し、支出の動きと直接関係しているので。
政府の資金調達費用は債券市場で決まる中央銀行が金利を定めており、イールドカーブの任意の箇所にコントロールすることができる。政府支出の費用は公共政策に利用可能な実物資源である。
財政赤字は将来の税負担財政赤字を返済する必要は全くない。各世代は自由に課税水準を選択することができる。
政府の財政余地がなくなるかもしれない財政余地はより正確には通貨で購入できる実質の財やサービスと定義される。通貨を発行する政府は、通貨で売られているものを常に購入することができる。政府にとって通貨での支払いができなくなるということはあり得ない。
財政赤字は大きな政府と同義だ財政赤字は大きな政府でも小さな政府でも生じ得るだろう。小さな政府でさえ、もし非政府部門が全体での貯蓄願望を持ち、かつ政策目標として国民所得を完全雇用水準に維持しようとするなら、継続的な赤字を計上する必要がある。
政府支出はインフレ促進的である全ての支出(民間あるいは政府)がインフレーションリスクを持つ。遊休資源(例えば失業)などがある間は、政府支出はインフレ促進的ではない。もし経済の実物キャパシティが吸収できる範囲を超えて名目総需要を加速させるなら、あらゆる支出がインフレ促進的となる。
民間部門に対して債券を発行すると、財政赤字によるインフレーションリスクが抑制されるある特定の政府純支出の水準に伴うインフレーションリスクは、赤字分と同額の債券を発行した場合と発行しなかった場合を比較しても違いはない。インフレーションリスクは、支出に関する金融的取り決めではなく、支出自体によって決定する。
将来世代の負担は、返済しなければならない債務という形態の財政赤字の継承にリンクしている将来世代の負担は、実物資源の利用可能性にリンクしている。例えば、ある世代が再生不可能な資源を使い果たせば、将来世代へ負担を課すことになる。将来世代は実物資源を過去へとタイムトラベルさせることはできない。
インフレ率のコントロールのために失業を用いるインフレ率のコントロールのために雇用を用いる
通貨発行権のある政府にデフォルトリスクがある通貨発行権のある政府にはデフォルトリスクは全くない。通貨発行者は、当該通貨建てで負った負債はどんなものであれ返済可能だからだ。
納税者のお金公共貨幣。納税者は何の資金供給も行ってはいない。租税は実物資源を解放する装置であり、それによって、我々の代理人である政府は、我々の共同体的利益のために、社会経済プログラムを推進することが出来る。
人は個々の関心に従い合理的に態度を決める人間は複雑かつ予測困難であり、理性と感情は不可分である。
下の図は、主流の新古典派経済学が用いるメタファーの例で、これらは上図左列にまとめた誤った命題を強化するために用いられてきたものだ。
攻撃目標メタファー目的
政府支出分相応の

国のクレジットカードの枠がいっぱい

酔った水夫のような浪費
余剰と犠牲が必要
急いで削減を
破産する
無責任な支出
無責任なふるまい
財政均衡財政ブラックホール
国の財政が悪化する

巨大化する財政赤字
国が破産する、壊れる

膨れ上がる赤字と負債
大質量の星の崩壊(天文学)の比喩
健康の比喩。病気、緊急事態
TINA - 外科手術
制御不能
国の財政は家計のようなもの - 経済は私たちに似ている

制御不能 
国の負債アメリカは破産状態だ
債務の山
我々の孫たちへの負担
将来への借金
国は経営状態の悪い破産企業だ
莫大、重大
子供たちを弱らせる
将来を台無しにする
所得補償福祉依存
失業手当をもらったまま働かない人、ずる休みしている人
勤労者世帯
薬物中毒
怠惰、無価値

模範
語法
MMTが避けなければならない誤解を招きやすい表現がある。二つ例を挙げる。
ステートメント 1: 大量の失業は財政赤字が少なすぎることの兆候だ
結論としては正しい。
財政赤字という言葉には二つ問題がある。第一に、この言葉がネガティブな印象を与える。赤字とは不足を意味するからだ。
会計的な意味では赤字は支出に対しての収入不足だ。
第二に、財政収支の変動ではあいまいで、詳細かつ技術的な検討なしに量的な判断はできない。
結果としての財政収支が赤字なのが「良い」場合はある。民間部門の支出消費動向に基づいて完全雇用を維持しようという政府の裁量的な財政政策の結果として赤字が増えていた場合だ。「悪い」ケースとしては、民間の消費が落ち込み、自動安定化装置が税収を引き下げ失業が増加しているような場合がある。
またこの見方は、政府は財政収支をコントロールするのだという結論に行きがちだ。
現実において財政収支の結果とは、非政府部門の消費や貯蓄の動向と政府の裁量的な決定を反映する。
というわけでこの用語は問題があるし、実際ややこしいのだ。
国の収支に関しては「赤字」「黒字」という言葉を使うのをやめようと言う人もいるが、そのような提案が出てくる。
そのような、別の効果的な言葉が必要だという賛成ではあるのだが、教育によってコミュニケーションを効果的にできないかを考えている。
たとえば「赤字」のような言葉に代わる新語を作ったとるすると、その言葉が表しているストーリーそのものを完全に失ってしまいかねず、そうだとすればコミュニケーション上でほとんど意味がないことになると思う。
この種の問題は、新しい言語を開発するよりも、教育を改善したり理解を助けるツールを提供するほうが良いと考えるというわけだ。
ステートメント 2: 政府支出は非政府部門の金融資産を増やす
これも結論としては正しい。
マスコミはいつもありふれたメタファー ―― 政府は港で酔っぱらった船乗りのようにカネを使っている―― というのを使い人々の不安を煽っている。
失業を増やし実質所得を減らす財政緊縮を正当化するため、イデオロギー的に政府の介入に反対する人を利してしまう。
真実を隠す議論によって私たちの生活を悪化させる政策に手を貸してしまう。
支出、という語は何かが浪費されたりどこかへ行ってしまうような先入観を招いてしまうという事実がある。
政府支出とは実際には、非政府部門への資金(金融純資産)の供給であり、私たちの所得と貯蓄を増やし、雇用を増やし、非政府部門に将来のリスクを管理する手段をもたらす(貯蓄の蓄積によって)。
この場合は意味を変えずに言葉を変えられそうだ。
ここでは「政府の資本支出」ではなく、「政府の消費支出のための回帰的な投資」、「長期の投資」という語を使うべきだ。
しかしここでもまた、投資という語は混乱を招くかもしれない。なぜなら投資には二つの意味がある。:
(a)経済学者は生産力の増強と言う意味でこれを使うし、(b)普通の人々は金融資産の購入と言う意味で使う。
しかし「投資」にはポジティブな含意があるので有意義かもしれない。
まとめ
作業はまだ途中だ。
我々は、あなた方が用語が重要だと考えているかどうか、及び次のようなコンセプトについてどのような代替用語が適切と考えているかについて関心がある:
1. 財政バランス
2. 財政赤字
3. 財政黒字
4. 国債
5. 政府支出
6. 政府租税
7. 国民所得
8. 所得保障支出
9. 完全雇用
こうした取り組みを始動するべきだろう…
今日はここまで!

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スティーブン・ヘイル「解説:MMT(現代金融理論)とは何か」(2017年1月31日) — 経済学101

スティーブン・ヘイル「解説:MMT(現代金融理論)とは何か」(2017年1月31日)

Steven Hail, “Explainer: what is modern monetary theory” (The Conversation, 31 January 2017)1

オーストラリア・アデレード大学経済学部講師
スティーブン・ヘイル

政府支出削減を求めるという困難な選択をするときに、俗に言う『予算ブラックホール』について心配しない経済学の学派がある。バーニー・サンダーズ氏のチーフ経済アドバイザーであったステファニー・ケルトン教授のようなMMT(現代金融理論。以下、MMT)提唱者は、オーストラリア政府は予算を均衡する必要はなく、経済を安定させる必要があると主張する。そして、彼らの主張は(今までの経済学のものとは)まったく違うものだと言う。
MMTとは、1990年代にオーストラリアのビル・ミッチェル教授和訳)とともに米国アカデミアのランドル・レイ教授、ステファニー・ケルトン教授および投資銀行家でファンドマネージャであるウォーレン・モズラー氏により経済運営の手法として開発され、ハイマン・ミンスキー、ワイン・ゴッドリー、アバ・ラーナーといった先駆的経済学者のアイディアをもとに築かれた理論だ。著名経済学者ジョン・M・ケインズの研究についてのミンスキーたちの解釈は、 1980年代には支配的になったものとは非常に異なっている。
1980年代までには、ケインズは高失業率の場合のみ財政赤字を許容することを主張する経済学者と見られるようになっていた。ラーナーは、1943年に『機能的財政と連邦政府』という論文の中で、ケインズ主義経済学者は完全雇用を維持するには必要なだけ財政赤字を発生させなければならず、この赤字は普通のこととして受け止められなければならないと述べている。1943年4月にケインズは友人で経済学者でもあるジェイムス・ミードに宛てた手紙で、ラーナーについて、「彼の議論は非の打ち所がない。しかしこれを達成するには天の助けが必要だ」と綴っている。

MMTは独自の解釈と批判を惹きつけている一方で、経済成長を復活させようとする政策担当者の努力を蔑ろにし続けている国際経済環境の中で、力を増しつつある。
MMTには三つのコアの主張がある。初めのふたつは以下のとおりである。
1)自国通貨を持つ国家の政府は、純粋な財政的予算制約に直面することはない。
2)すべての経済および政府は、生産と消費に関する実物的および環境上の限界がある。
一番目の主張は、広く誤解されている主張だ。自国通貨を持つ国の政府とは、自国通貨と中央銀行を有しており、変動為替制度を採用し、大きな外貨債務がないという意味である。オーストラリアはそのひとつであり、英国、米国、日本も該当する。ユーロ圏の国々は自国通貨を持たないので当てはまらない。
2番目の主張は、政府はその気にさえなれば、消費しすぎたり課税しなさすぎたりして、インフレを起こすことが出来るという明白な事実を確認しているにすぎない。現実的な限界を迎えるとき、消費の総合的な水準が、すべての労働力、スキル、物質的な資本、技術および自然資源を投入して生産できる上限を超えているといえる。間違ったものを大量に生産したり、消費したいものを生産するために間違ったプロセスを使用することで、自然のエコシステムを破壊することも出来る。

オーストラリア政府は、通貨発行権を持つ中央政府である。オーストラリアドルが不足することはない。自らそう望み行動しない限りはオーストラリアドルの借用を強制されることもなく、その債務は金融制度の中で有益な役割を担う。
政府は支出のために国民に税を課す必要もない。税金はインフレを制限するためにある。インフレにならないレベルの公的部門と民間部門の総支出を維持するために、課税する必要がある。
これは政府支出と税収がお互いに同額でなければならないという意味ではない。オーストラリアのような国ではそんなことは実際にはほとんど起こらない。そしてこれはMMTの3番目の主張に続く。
3)政府の赤字はその他全員の黒字である。
すべての貸し手には、必ず借り手が存在する。つまり金融制度の中では黒字と赤字は足せばいつもゼロになるということだ。
これは下のグラフで明らかだ。1994年以降のオーストラリアの民間部門、政府部門、そして海外の収支バランスを表したものだ。
(図表:1994年-2016年 オーストラリア3部門の収支バランス(%GDP))

消費より収入のほうが多い預金者には、儲けより支出が多い個人か法人か誰かが必ずいる。もし民間部門全体としてもっと借金するよりも貯蓄をしてほしいとすれば、政府はおそらく課税するよりもっと多くを支出しなければならないだろう(他の国の経済がどうであるかによりけりであるが)。
逆もしかりだ。オーストラリアのハワード政府が、財政黒字を出し続けられたのは民間部門の負債額がとても大きかったからだ。
家計負債はハワード政権時代に3倍になった。それ以降、他の2国とともに、対所得家計負債比率で世界最高となっている。
(図表:オーストラリア民間部門(家計負債含む)、家計負債、および一般財政赤字(%GDP))
政府はオーストラリアドル不足になることはないが、だからといって『酔っ払いの水夫』のように浪費していいとか、税金を払わなくていいという意味ではない。予算均衡は必要ないという意味だ。また、民間部門が貯蓄を増やすのを財政赤字は助ける役割も担う。
オーストラリア政府は、ほとんど常に財政赤字を出し続けている。これは何もショックを受けるようなものではない。連邦制になってから平均して右派政権も左派政権もともに財政赤字を出している。(もしあなたがショックをうけたのなら)国家会計を家計に例える比喩に惑わされてしまっている可能性がある。
遊休労働力が約15%あり(若年層で30%以上)、民間部門のバランスシートは貧弱で、グリーンおよびその他インフラ投資の必要性の増大している国では、財政再建とはひとびとの注意を逸らすものだ。政府は、完全雇用、ソーシャルインクルージョン、自然環境の回復、健全な民間部門のバランスシートを促進するために、通貨発行機関としての役割を果たすことができるし、そうするべきである。

(図表:オーストラリアの15−24歳における不完全雇用、不完全雇用および遊休労働率(オリジナルデータ))
MMTによれば、政治家は、必要のないこと(予算均衡)にとらわれており、国の未来にとって重要なことの多くを無視している。
これがMMTというレンズを通して見たオーストラリアと世界である。MMTは、現在の金融制度が実際にどのように機能しているかを理解するためのものであり、その点において物議を醸し出すようなものではまったくない。
MMT提唱者であるビル・ミッチェル教授は、政府が自国通貨を持つ主権国としてその政策スペースの中にJGP(ジョブ・ギャランティ・プログラム)を導入し、失業率を2%かそれ以下にすることを訴えている。オーストラリアでこの失業率を達成していたのは1960年代と1970年代の初頭だ。JGPとは連邦政府の資金とローカル(自治体)で運営された公的職業プログラムで、完全雇用への回帰を行うべきとの提案だ。これがインフレを起こすとはミッチェル教授は考えていない。JGPは経済を安定化させインフレを抑制する枠組みとしてMMTに不可欠なものである。
オーストラリアでは、主要3政党はMMTにほとんど注目していない。しかし、米国ではMMT提唱者は政府に近いところに位置しており(上院議員バーニー・サンダース氏とともに)、経済問題を理解するためにMMTの採用を推奨することを目的としたふたつの小さな政党が去年設立された。なので、MMT提唱者と批判者の両方の弁を今後はもっとたくさん耳にすることになるだろう。
  1. 本稿は著者に特別許可を得て投稿しています。 [↩]
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ラカトシュ・イムレ - Wikipedia



ja.wikipedia.org/wiki/ラカトシュ・イムレ
ラカトシュ・イムレ(Lakatos Imre、1922年11月9日 - 1974年2月2日)は、ハンガリーの数学哲学者、科学哲学者。数学の可謬性 ...
































ラカトシュとは - コトバンク

kotobank.jp/word/ラカトシュ-655804
デジタル大辞泉 - ラカトシュの用語解説 - [1922~1974]ハンガリー生まれの科学哲学者。後に英国に渡る。ポッパーの反証主義
































経済学方法論(けいざいがくほうほうろん)とは - コトバンク

kotobank.jp/word/経済学方法論-1529994
日本大百科全書(ニッポニカ) - 経済学方法論の用語解説 - 経済学の、主として理論の構造、 ... から提出されたラカトシュLakatos Imre(1922―1974)の「科学的研究計画の方法論」が、経済学者の関心を集めた。
































経済学史研究への科学的アプローチ - 経済学史学会

 
(Adobe PDF)
 
jshet.net/docs/conference/76th/kawamata.pdf
法論が登場し,1970 年代にはラカトシュ (Lakatos 1970) の方法論が登場した。クーンの. 方法論は,科学の歴史はパラダイム
































経済学と科学哲学

fs1.law.keio.ac.jp/~popper/v4n2hashimoto.html
次に、ポパー、ラカトシュ、クーンの科学哲学が経済学に適用される場合の諸難点について、これまでの経済学者が彼らを無批判
































ご挨拶 - 規範経済学研究センター - 一橋大学経済研究所

www.ier.hit-u.ac.jp/rcne/Japanese/introduction/
一橋大学経済研究所・規範経済学研究センターは2014年6月に発足しました。 ... ポッパーとラカトシュの伝統のうえに築かれたこのセンターには、チョイス・グループというコアがありまして、本日発足した規範経済学
































現代の科学哲 経済学に Popper の 反証主義に与しない 立場に 立 っ ...

(Adobe PDF)
ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180330144357.pdf?id...
経済学者もまた経済学方法論に真剣な問題意識を もち,激 しい 論争を闘わせ た時期が あ っ. たので. あ る。 しか しなが ら, .... る Lakatos を, Popper の 代わ りと して 見つ. けだ した の で ある。 Redman. の 書
































ケインズの科学的方法について

 
(Adobe PDF)
 
repository.ris.ac.jp/dspace/bitstream/.../%5B001-044%5D.pdf
根岸『経済学の歴史』におけるラカトシュ理論の適用. 以上のようなポパーの科学論と, クーンやラカトシュ
































ドグマ的反証主義について(科学哲学講座): 菊澤研宗のブログ ダブルK ...

kikuzawa.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-0e9b.html
菊澤 研宗: 組織の経済学入門 改訂版 .... ポパーやラカトシュは、どんな歴史的事実や観察データーも真理では .
































Title カール・ポパーと経済学方法論について Author(s) - 京都大学学術 ...

(Adobe PDF)
 
repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/.../1/eca1453_293.pdf
るoJ8) と反証可能であることが経済学上の意味のあるものとして,反証主義に. 裏付けられた経済学研究の ..... して多くの経済学者が受け入れるのを待つのか, Lakatos的に新しい科学的研. 究プログラムへの挑戦と ...

ジョージ・レイコフ
ジョージ・P・レイコフGeorge P. Lakoff1941年5月24日 - )はアメリカ言語学者カリフォルニア大学バークレー校教授
ジョージ・レイコフ
Pop!Tech 2008 - George Lakoff.jpg
ジョージ・レイコフ教授
生誕1941年5月24日(77歳)
ニュージャージー州バヨンヌ
居住アメリカ合衆国カリフォルニア州バークレー
国籍アメリカ合衆国
研究分野認知言語学
認知科学
研究機関カリフォルニア大学バークレー校
出身校インディアナ大学
マサチューセッツ工科大学
主な業績概念メタファー
身体化された認知
配偶者ロビン・レイコフ (元妻), キャスリーン・フラムキン (現妻)
公式サイト
プロジェクト:人物伝
認知言語学の創設者の一人であり、特に、従来文章技巧の問題として言語学からは周辺的な現象として扱われてきたメタファーを、日常の言語活動に必須の認知能力(概念メタファー)として捉え直したことで有名である。
学術的活動は、1963年にロマーン・ヤーコブソンモリス・ハレノーム・チョムスキーらの言語学研究者に師事したことから始まる。当初、彼らとともに生成意味論の研究を行っていたが、チョムスキーの提唱する生成文法から離れ、認知言語学を提唱することになった[1]
レイコフは1980年マーク・ジョンソンとの共著Metaphors We Live Byで、「議論は戦争である」「良いことは上である」「考えは食べ物である」などのメタファーのパターンが日常言語に溢れていることを指摘した。
レイコフはここから発展して、人間の抽象的な概念能力は、経験に基づいた具体的・身体的な認知機構からのメタファー的拡張によって可能になっていると主張し、心身二元論に基づいた西洋哲学の伝統に対する批判を行っている。
また政治問題に対しても積極的に発言している。

目次

著作編集

映像編集

  • How Democrats and Progressives Can Win: Solutions from George Lakoff DVD format.  OCLC 315514475

関連項目編集

脚注編集

参考文献編集

  • Dean, John W. (2006),  Conservatives without Conscience, Viking Penguin ISBN 0-670-03774-5.
  • Harris, Randy Allen (1995). The Linguistics Wars. Oxford University Press. ISBN 0-19-509834-X. (Focuses on the disputes Lakoff and others have had with Chomsky.)
  • Haser, Verena (2005). Metaphor, Metonymy, and Experientialist Philosophy: Challenging Cognitive Semantics (Topics in English Linguistics)Mouton de GruyterISBN 978-3-11-018283-5 (A critical look at the ideas behind embodiment and conceptual metaphor.)
  • Kelleher, William J. (2005). Progressive Logic: Framing A Unified Field Theory of Values For Progressives. La CaCañada Flintridge, CA: The Empathic Science Institute. ISBN 0-9773717-1-9.
  • McGlone, M. S. (2001). "Concepts as Metaphors" in Sam Glucksberg, Understanding Figurative Language: From Metaphors to Idioms. Oxford Psychology Series 36. Oxford University Press, 90–107. ISBN 0-19-511109-5.
  • O'Reilly, Bill (2006). Culture Warrior. New York: Broadway Books. ISBN 0-7679-2092-9. (Calls Lakoff the guiding philosopher behind the "secular progressive movement".)
  • Renkema, Jan (2004). Introduction to Discourse Studies. Amsterdam: John Benjamins. ISBN 1-58811-529-1.
  • Rettig, Hillary (2006). The Lifelong Activist: How to Change the World Without Losing Your Way. New York: Lantern Books. ISBN 1-59056-090-6. (Documents strong parallels between Lakoff's nurturant parent model of progressive thought and psychologist Abraham Maslow's model of the self-actualized individual. Also discusses framing in the context of marketing and sales with the aim of bolstering progressive activists' persuasive skills.)
  • Richardt, Susanne (2005). Metaphor in Languages for Special Purposes: The Function of Conceptual Metaphor in Written Expert Language and Expert-Lay Communication in the Domains of Economics, Medicine and Computing. European University Studies: Series XIV, Anglo-Saxon Language and Literature, 413. Frankfurt am Main: Peter Lang. ISBN 0-8204-7381-2.
  • Soros, George (2006). The Age of Fallibility: Consequences of the War on TerrorISBN 1-58648-359-5. (discusses Lakoff in regard to the application of his theories on the work of Frank Luntz and with respect to his own theory about perception and reality)
  • Winter, Steven L. (2003). A Clearing in the Forest. Chicago: University of Chicago PressISBN 0-226-90222-6. (Applies Lakoff's work in cognitive science and metaphor to the field of law and legal reasoning.)
  • http://www.ppls.ed.ac.uk/ppig/documents/brainconcepts_000.pdf

外部リンク編集


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Don't Buy It: The Trouble with Talking Nonsense about the Economy (English Edition) Kindle版

2012

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William Mitchell (著), L. Randall Wray (著), Martin Watts (著)
https://www.amazon.co.jp/Macroeconomics-William-Mitchell/dp/1137610662
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/macroeconomics-2019-william-mitchell-l.html

             ~社会科学の系譜とMMT
   1900年 世界恐慌            2000年 世界金融危機
 人類学 ┏イネス  ポランニー                    グレーバー
 法学  ┃グリアソン                  インガム
 社会学 ┃ジンメル                        
リスト  ┃ ウェーバー
 ドイツ ⬇︎ ⬆︎
┏歴史学派┃クナップ(→ケインズ、ラーナー、コモンズ)    [☆=MMT
⬇︎    ┗━━┓
┃シュンペーター┃シュンペーター━━━━┓
┃       ┃           ⬇︎     ゴドリー 
┃ケインズ   ┗━━━➡︎ケインズ ➡︎ ミンスキー  ➡︎  レイ☆、ケルトン
┃ポスト・ケインズ派┏━━┛┗➡︎ラーナー ⬆︎        ミッチェル☆、キーン
┃         ⬆︎          ┃ カルドア ムーア
マルクス     ┃  カレツキ━━━━┛       ラヴォア
┃   (クナップ)┃           (ケインズ➡︎┓)
┗旧制度学派 ┗➡︎コモンズ (ジョン・ガルブレイス)➡︎ ジェームス・ガルブレイス
         ┏┛
 実務家     ⬆︎ エクルズ               グッドハート
         ホートリー                モズラー
         (ケインズ)        (リスト➡︎┓)   オカシオ=コルテス
 日本                         中野剛志☆、三橋貴明
                      西田昌司☆、藤井聡

Macroeconomics (英語) ペーパーバック – 2019/2/25
William Mitchell (著), L. Randall Wray (著), Martin Watts (著)
https://www.amazon.co.jp/Macroeconomics-William-Mitchell/dp/1137610662
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/macroeconomics-2019-william-mitchell-l.html

https://www.macmillanihe.com/page/detail/Macroeconomics/?K=9781137610669
サンプル
https://www.macmillanihe.com/resources/sample-chapters/9781137610669_sample.pdf


             ~社会科学の系譜とMMT
   1900年 世界恐慌            2000年 世界金融危機
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 日本                          西田昌司☆、藤井聡
                              三橋貴明☆、中野剛志
                                 (リスト➡︎┛)


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 社会学 ┃ジンメル                      
リスト  ⬇︎ ウェーバー
 ドイツ ┃ ⬆︎
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      ┃  ┃           (ケインズ➡︎┛)
 マルクス ┃  ┃   カレツキ━━━━┓      ラヴォア
      ┃  ┗━━➡︎┓       ⬇︎    ゴドリー 
 ケインズ ┗━━━━━➡︎ケインズ ➡︎ ミンスキー  ➡︎  レイ☆、ケルトン
 ポスト・ケインズ派┏━━┛┗➡︎ラーナー⬆︎         ミッチェル☆、キーン
        ┏━┛         ┃
 シュンペーター┃シュンペーター━━━━┛ カルドア ムーア
        ┃                     グッドハート
 実務家    ⬆︎ エクルズ                オカシオ=コルテス
        ┗ホートリー(ケインズ)   (リスト)  モズラー
 日本                       ┗➡︎中野剛志☆、三橋貴明
                      西田昌司☆、藤井聡☆ 


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 社会学 ┃ジンメル                        
リスト  ┃ ウェーバー
 ドイツ ⬇︎ ⬆︎
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┃シュンペーター┃シュンペーター━━━━┓
┃       ┃           ⬇︎     ゴドリー 
┃ケインズ   ┗━━━➡︎ケインズ ➡︎ ミンスキー  ➡︎  レイ☆、ケルトン
┃ポスト・ケインズ派┏━━┛┗➡︎ラーナー ⬆︎        ミッチェル☆、キーン
┃         ⬆︎          ┃ カルドア ムーア
マルクス     ┃  カレツキ━━━━┛       ラヴォア
┃   (クナップ)┃           (ケインズ➡︎┓)
┗旧制度学派 ┗➡︎コモンズ (ジョン・ガルブレイス)➡︎ ジェームス・ガルブレイス
         ┏┛
 実務家     ⬆︎ エクルズ               グッドハート
         ホートリー                モズラー
         (ケインズ)        (リスト➡︎┓)   オカシオ=コルテス
 日本                         中野剛志☆、三橋貴明
                      西田昌司☆、藤井聡

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67 件のコメント:

  1. 発言者
    MMTに対する見解
    ·ユーロという共通通貨があり、独自の通貨を
    持たないギリシャなどは、独自の判断で無制
    ニューヨー 限の流動性供給を行うことはできない。それ
    州立大学のゆえデフォルトリスクがある。
    ステファf デフォルト
    |ニー·ケルト|一方で、独自通貨を持つ米国のような国で
    ソ教授(MMT 、政府債務の増加がマクロ的な供給不足
    の提唱者) |からインフレを起こすような場合でなければ、




    経済成長と雇用の増加が続いている限り、政
    府債務の増加自体は問題ない。
    ポール·ク
    ルーグマン 支離滅裂だ。

    外部との取引がない閉鎖経済でない限り、自
    国通貨の暴落や物価が急上昇するハイパ
    ,ンス·
    サマーズ元
    財務 ターインフレを招く危険がある。非主流派のエコノ
    ミストによるばかげた解釈だ。
    |自国通貨建てで借り入れができる国は財政
    |赤字を心配しなくてよいという考え方は間違いだ

    MMTを支持する気には全くなれない。赤字支
    |出はインフレ「急上昇」につながりかねず、「危
    |険な領域に踏み込む必要はなく、そうした領
    域がどこにあるのか正確には分からない。
    大規模な「社会主義的プログラム」を正当化するために利用されている「完全なナンセンス」。
    反パウエル
    対 |FRB議長
    lease
    ウォーレン·
    バフェット
    ガンドラック
    (出所: Bloombergをもとにフィリップ証券作成)

    返信削除

  2. 発言者    MMTに対する見解

    賛成
    ニューヨーク州立大学のステファニー·ケルン教授(MMTの提唱者)
    ・ユーロという共通通貨があり、独自の通貨を持たないギリシャなどは、独自の判断で無制
    限の流動性供給を行うことはできない。それゆえデフォルトリスクがある。
    ・一方で、独自通貨を持つ米国のような国では 、政府債務の増加がマクロ的な供給不足
    からインフレを起こすような場合でなければ、経済成長と雇用の増加が続いている限り、政
    府債務の増加自体は問題ない。

    反対
    ポール·クルーグマン
    支離滅裂だ。

    ローレンス·サマーズ元財務長官
    外部との取引がない閉鎖経済でない限り、自国通貨の暴落や物価が急上昇するハイパ
    ーインフレを招く危険がある。非主流派のエコノミストによるばかげた解釈だ。

    パウエルFRB議長
    自国通貨建てで借り入れができる国は財政赤字を心配しなくてよいという考え方は間違いだ。

    ウォーレン·バフェット
    MMTを支持する気には全くなれない。赤字支出はインフレ「急上昇」につながりかねず、「危
    険な領域に踏み込む必要はなく、そうした領域がどこにあるのか正確には分からない。

    ガンドラック
    大規模な「社会主義的プログラム」を正当化するために利用されている「完全なナンセンス」。

    (出所: Bloombergをもとにフィリップ証券作成)

    返信削除
  3. アバ・ラーナー1943
    「機能的財政と連邦政府」負債 国債?
    FUNCTIONAL FINANCE AND THE FEDERAL DEBT Author(s): ABBA P. LERNER 1943
    https://www.gc.cuny.edu/CUNY_GC/media/LISCenter/pkrugman/lerner-function-finance.pdf

    戦争中の論文というのは象徴的
    日本でこれをやると円安になり一部の輸出産業が利益を得るが一時的だ
    結局企業本体が海外投資家に買い叩かれる
    実際2chもシャープもタカタも東芝も買い叩かれた

    返信削除
  4. この本は、大学レベルのマクロ経済学における構造化された2学期(おそらくそれ以上)のシーケンスを提供します。
    物語はすべての背景の学生にアクセス可能であり、すべての数学的および高度な教材は必要に応じて避けることができます。
    パートA:はじめに
    1はじめに
    2マクロ経済学の考え方とやり方
    3経済史と資本主義の台頭の概要
    4国民所得と製品会計のシステム
    5労働市場の概念と測定
    6部門別会計と資金の流れ
    7方法、ツールおよびテクニック
    8マクロ経済学におけるフレーミングと言語
    パートB:通貨、通貨、および銀行取引
    9主権通貨論:政府とそのお金
    10お金と銀行
    パートC:国民所得、出力および雇用の決定
    11古典的システム
    12ケインズ氏と「古典」
    13実効需要の理論
    14労働に対するマクロ経済的需要
    15総支出モデル
    16総計の供給
    パートDの雇用とインフレーション:理論と政策
    17失業率とインフレ
    18フィリップス曲線とその先
    19完全雇用ポリシー
    開かれた経済学における第E部経済政策
    20金融政策および財政政策の概要
    21主権国における財政政策
    22財政空間と財政の持続可能性
    23主権国における金融政策
    24開放経済における政策:為替レート、国際収支および競争力
    パートF経済的不安定性
    25利益創出における投資の役割
    26不安定経済の安定化
    マクロ経済思想の第G部歴史
    27経済思想史の概観
    28 IS-LMの枠組み。
    29現代経済学派
    30マクロ経済学における新たな金銭的合意
    第H部現時点でのデート
    31最近のポリシーディベート
    32世界金融危機を踏まえたマクロ経済学
    33将来のためのマクロ経済学。

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  5. The book provides a structured two-semester sequence (probably more) in macroeconomics at the university-level.
    The narrative is accessible to students of all backgrounds and all mathematical and advanced material can be avoided if desired.

    PART A: INTRODUCTION & MEASUREMENT
    1 Introduction
    2 How to Think and Do Macroeconomics
    3 A Brief Overview of the Economic History and the Rise of Capitalism
    4 The System of National Income and Product Accounts
    5 Labour Market Concepts and Measurement
    6 Sectoral Accounting and the Flow of Funds
    7 Methods, Tools and Techniques
    8 Framing and Language in Macroeconomics

    PART B: CURRENCY, MONEY & BANKING
    9 Introduction to Sovereign Currency: The Government and its Money
    10 Money and Banking

    PART C: NATIONAL INCOME, OUTPUT AND EMPLOYMENT DETERMINATION
    11 The Classical System
    12 Mr Keynes and the ‘Classics’
    13 The Theory of Effective Demand
    14 The Macroeconomic Demand for Labour
    15 The Aggregate Expenditure Model
    16 Aggregate Supply

    PART D UNEMPLOYMENT AND INFLATION: THEORY AND POLICY
    17 Unemployment and Inflation
    18 The Phillips Curve and Beyond
    19 Full Employment Policy

    PART E ECONOMIC POLICY IN AN OPEN ECONOMY
    20 Introduction to Monetary and Fiscal Policy Operations
    21 Fiscal Policy in Sovereign Nations
    22 Fiscal Space and Fiscal Sustainability
    23 Monetary Policy in Sovereign Nations
    24 Policy in an Open Economy: Exchange Rates, Balance of Payments and Competitiveness

    PART F ECONOMIC INSTABILITY
    25 The Role of Investment in Profit Generation
    26 Stabilising the Unstable Economy

    PART G HISTORY OF MACROECONOMIC THOUGHT
    27 Overview of the History of Economic Thought
    28 The IS-LM Framework
    29 Modern Schools of Economic Thought
    30 The New Monetary Consensus in Macroeconomics

    PART H CONTEMPORARY DEBATES
    31 Recent Policy Debates
    32 Macroeconomics in the Light of the Global Financial Crisis
    33 Macroeconomics for the Future.

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  6. この本は、大学レベルのマクロ経済学における構造化された2学期(おそらくそれ以上)のシーケンスを提供します。
    物語はすべての背景の学生にアクセス可能であり、すべての数学的および高度な教材は必要に応じて避けることができます。

    パートA:はじめに
    1はじめに
    2マクロ経済学の考え方とやり方
    3経済史と資本主義の台頭の概要
    4国民所得と製品会計のシステム
    5労働市場の概念と測定
    6部門別会計と資金の流れ
    7方法、ツールおよびテクニック
    8マクロ経済学におけるフレーミングと言語

    パートB:通貨、通貨、および銀行取引
    9主権通貨論:政府とそのお金
    10お金と銀行

    パートC:国民所得、出力および雇用の決定
    11古典的システム
    12ケインズ氏と「古典」
    13実効需要の理論
    14労働に対するマクロ経済的需要
    15総支出モデル
    16総計の供給

    パートDの雇用とインフレーション:理論と政策
    17失業率とインフレ
    18フィリップス曲線とその先
    19完全雇用ポリシー

    開かれた経済学における第E部経済政策
    20金融政策および財政政策の概要
    21主権国における財政政策
    22財政空間と財政の持続可能性
    23主権国における金融政策
    24開放経済における政策:為替レート、国際収支および競争力

    パートF経済的不安定性
    25利益創出における投資の役割
    26不安定経済の安定化

    マクロ経済思想の第G部歴史
    27経済思想史の概観
    28 IS-LMフレームワーク
    29現代経済学派
    30マクロ経済学における新たな金銭的合意

    第H部現時点でのデート
    31最近のポリシーディベート
    32世界金融危機を踏まえたマクロ経済学
    33将来のためのマクロ経済学。

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  7. 200 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ e702-dCWx)[sage] 2019/05/26(日) 17:10:55.63 ID:q9bk8LN30
    >>194
    あほすぎる。

    できることはできる。

    でも、そんなことが検討されてるって話題が出た時点で米国債とドルの
    信頼が崩れて、基軸通貨になれなくなって世界的なショックで
    世界経済が壊滅する。

    金利ってのはそういうものなんだよ。
    たとえば2010年の民主党政権時代に小沢一郎が、日本の国有資産を
    債権化して、その分借金を増やして、景気対策をやるって公約を出した。
    そして、民主党の党首になりそうになった。
    そうすると即座に日本国債の信任がゆらぐだろってことで、日本国債が
    急落し金利が上昇した。

    これは金融用語辞典で、小沢ショックっていう言葉が載ったくらいの事件になった。

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  8. ビル・ミッチェル「赤字財政支出 101 – Part 3」(2009年3月2日) — 経済学101
    https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2069年3月2日/…
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png
    政府-非政府部門間垂直取引の図
    Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failuresから
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

                  政府部門
                 財務省と中央銀行
     物やサービスを販売\           /中央銀行業務(OMO、決済)
     金を販売     /   ⬆︎   ⬇︎  │ 外貨、金
                          \ 政府支出

     民間の信用市場      非政府部門    (貯蔵)通貨のストック
    レバレッジ活動  ⬅︎➡︎ 銀行、家計、民間企業 ━━━ 準備預金
    全取引の合計はゼロ                  国債
    貸出が預金を創造                 非政府のブリキ小屋
                    ⬇︎        累積財政赤字を貯蔵
    銀行信用
    社債
    未公開株
                    税
                 純金融資産を除去     ➡︎  ゴミ箱へ

    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と
    名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラの
    どこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」と
    いう大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――
    それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰の
    ある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。しかし、非政府部門は確かに金融システムの
    いたるところで「ブリキ小屋」を所有している。
    政府部門から非政府部門へ流れるあらゆる支出は、非政府部門に現金・準備預金・債券の形で残っている
    税負債(the taxation liabilities)を取り上げるものではない。したがって、「ブリキ小屋」に積み上げられ
    ている金融資産の蓄積は、累積財政赤字を反映したものであるということが分かる。
    垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調して
    いる。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求さ
    れるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。

    Macroeconomics 2019
    William Mitchell (著), L. Randall Wray (著), Martin Watts (著)
    https://www.amazon.co.jp/Macroeconomics-William-Mitchell/dp/1137610662
    同様の図が2019原書ではp.371
    Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations
    https://1.bp.blogspot.com/-awwmzbCsaJg/XPDpG5My6_I/AAAAAAABjzk/QVRlFDKti1wh1v3PL6S4_YYBDOgAut-kQCLcBGAs/s1600/IMG_9141.JPG

    こちらは統合政府(財務省、中央銀行)の図
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png

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  9. Vertical and horizontal macroeconomic relations の オンラインとオフラインの融合「Online Merges with Offline(OMO)」とは www.techfirm.co.jp/blog/online-merges-offline 2018/6/29-スマホ1つあれば生きていける」とさえ言われる中国では、Online Merges with Offline( 以下OMO)と言われる ... OMOとは-O2OとOMOの違い-WeChatミニプログラム(小 ... OMOとは? アフターデジタル時代の新ビジネスルール – 世界の流れと ... trillionsmiles.com/future/world-xd_06/ 2018/11/28-第2章 ビジネス編:OMO型ビジネスとは 2-1 OMOと ... それを、OMO(Online Merges with Offline)と呼んでい ... OMO (Online Merges with Offline、Online-Merge-Offline) - UX ... trillionsmiles.com/glossary/online-merges-with-offline/ 李開復は、オンラインとオフラインが融合した社会のことをOMOと呼んでおり、「ソファに座って口頭でフードデリバリーを注文する ... O2Oから「OMO」へ。スタバを脅かす勢いで成長する中国「Luckin Coffee ... www.trans-plus.jp > HOME > コラム 2019/2/18-オフライン]セルフ受け取り、またはデリバリー. 指定した店舗でQR ... OMOを意識した動線分析:顧客分析はオンラインとオフラインを横断する orange-operation.jp/posrejihikaku/sharing/17239.html 2019/1/24-これは、Online Merges with Offline、つまり「オンラインとオフラインの融合」という意味です。 今後はOMOを ... 小売店のデジタル化がいち早く進む中国の先進事例から学ぶ「OMO ... webtan.impress.co.jp/e/2018/05/30/29079 中国をはじめとする世界の先端企業の事例を通じて、「OMO(Online Merges Offline)」 を ...
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  10. ビル・ミッチェル「赤字財政支出 101 – Part 3」(2009年3月2日) — 経済学101
    https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2069年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図
    Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failuresから
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

                  政府部門
                 財務省と中央銀行
     物やサービスを販売\           /中央銀行業務(OMO、決済)
     金を販売     /   ⬆︎   ⬇︎  │ 外貨、金
                          \ 政府支出

     民間の信用市場      非政府部門    (貯蔵)通貨のストック
    レバレッジ活動  ⬅︎➡︎ 銀行、家計、民間企業 ━━━ 準備預金
    全取引の合計はゼロ                  国債
    貸出が預金を創造                 非政府のブリキ小屋
                    ⬇︎        累積財政赤字を貯蔵
    /銀行信用
    │社債
    \未公開株
                    税
                 純金融資産を除去     ➡︎  ゴミ箱へ

    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と
    名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラの
    どこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」と
    いう大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――
    それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰の
    ある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。しかし、非政府部門は確かに金融システムの
    いたるところで「ブリキ小屋」を所有している。
    政府部門から非政府部門へ流れるあらゆる支出は、非政府部門に現金・準備預金・債券の形で残っている
    税負債(the taxation liabilities)を取り上げるものではない。したがって、「ブリキ小屋」に積み上げられ
    ている金融資産の蓄積は、累積財政赤字を反映したものであるということが分かる。
    垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調して
    いる。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求さ
    れるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。

    Macroeconomics 2019
    William Mitchell (著), L. Randall Wray (著), Martin Watts (著)
    https://www.amazon.co.jp/Macroeconomics-William-Mitchell/dp/1137610662
    同様の図が2019原書ではp.371
    Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations
    https://1.bp.blogspot.com/-awwmzbCsaJg/XPDpG5My6_I/AAAAAAABjzk/QVRlFDKti1wh1v3PL6S4_YYBDOgAut-kQCLcBGAs/s1600/IMG_9141.JPG

    こちらは統合政府(財務省、中央銀行)の図
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png

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  11. ビル・ミッチェル「赤字財政支出 101 – Part 3」(2009年3月2日) — 経済学101
    https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2069年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図
    Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failuresから
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

                  政府部門
                 財務省と中央銀行
     物やサービスを販売\           /中央銀行業務(OMO、決済)
     金を販売     /   ⬆︎   ⬇︎  │ 外貨、金
                          \ 政府支出

     民間の信用市場      非政府部門    (貯蔵)通貨のストック
    レバレッジ活動  ⬅︎➡︎ 銀行、家計、民間企業 ━━━ 準備預金
    全取引の合計はゼロ                  国債
    貸出が預金を創造                 非政府のブリキ小屋
                    ⬇︎        累積財政赤字を貯蔵
    /銀行信用
    │社債
    \未公開株
                    税
                 純金融資産を除去     ➡︎  ゴミ箱へ

    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と
    名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラの
    どこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」と
    いう大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――
    それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰の
    ある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。しかし、非政府部門は確かに金融システムの
    いたるところで「ブリキ小屋」を所有している。
    政府部門から非政府部門へ流れるあらゆる支出は、非政府部門に現金・準備預金・債券の形で残っている
    税負債(the taxation liabilities)を取り上げるものではない。したがって、「ブリキ小屋」に積み上げられ
    ている金融資産の蓄積は、累積財政赤字を反映したものであるということが分かる。
    垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調して
    いる。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求さ
    れるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。

    Macroeconomics 2019
    William Mitchell (著), L. Randall Wray (著), Martin Watts (著)
    https://www.amazon.co.jp/Macroeconomics-William-Mitchell/dp/1137610662
    同様の図が2019原書ではp.371
    Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations
    https://1.bp.blogspot.com/-awwmzbCsaJg/XPDpG5My6_I/AAAAAAABjzk/QVRlFDKti1wh1v3PL6S4_YYBDOgAut-kQCLcBGAs/s1600/IMG_9141.JPG

    こちらは統合政府(財務省、中央銀行)の図
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図
    https://1.bp.blogspot.com/-SlP-0Sz0kKU/XOsjmPmtGsI/AAAAAAABjmI/AE6y9SKpF6szl06XorSUmFd9TMdKHROswCEwYBhgL/s1600/IMG_8464.PNG

    3:57 午前

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  12. OMO - Online Merges with Offline、つまり「オンラインとオフラインの融合」という意味

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  13. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failures 2008 から
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

                  政府部門
                 財務省と中央銀行
     物やサービスを販売\           /中央銀行業務(OMO、決済)
     金を販売     /   ⬆︎   ⬇︎  │ 外貨、金
                          \ 政府支出

     民間の信用市場      非政府部門    (貯蔵)通貨のストック
    レバレッジ活動  ⬅︎➡︎ 銀行、家計、民間企業 ━━━ 準備預金
    全取引の合計はゼロ                  国債
    貸出が預金を創造                 非政府のブリキ小屋
                    ⬇︎        累積財政赤字を貯蔵
    /銀行信用           
    │社債             税
    \未公開株        純金融資産を除去     ➡︎  ゴミ箱へ
                    


    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と
    名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラの
    どこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」と
    いう大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――
    それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰の
    ある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。しかし、非政府部門は確かに金融システムの
    いたるところで「ブリキ小屋」を所有している。
    政府部門から非政府部門へ流れるあらゆる支出は、非政府部門に現金・準備預金・債券の形で残っている
    税負債(the taxation liabilities)を取り上げるものではない。したがって、「ブリキ小屋」に積み上げられ
    ている金融資産の蓄積は、累積財政赤字を反映したものであるということが分かる。
    垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調して
    いる。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求さ
    れるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。

    OMO - Online Merges with Offline、つまり「オンラインとオフラインの融合」という意味

    Macroeconomics 2019 William Mitchell 他
    同様の図が2019原書ではp.371
    Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations
    https://1.bp.blogspot.com/-awwmzbCsaJg/XPDpG5My6_I/AAAAAAABjzk/QVRlFDKti1wh1v3PL6S4_YYBDOgAut-kQCLcBGAs/s1600/IMG_9141.JPG

    こちらは統合政府(財務省、中央銀行)の図
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図
    https://1.bp.blogspot.com/-SlP-0Sz0kKU/XOsjmPmtGsI/AAAAAAABjmI/AE6y9SKpF6szl06XorSUmFd9TMdKHROswCEwYBhgL/s1600/IMG_8464.PNG

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  14. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failures 2008 から
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

                  政府部門
                 財務省と中央銀行
     物やサービスを販売\           /中央銀行業務(OMO、決済)
     金を販売     /   ⬆︎   ⬇︎  │ 外貨、金
                          \ 政府支出

     民間の信用市場      非政府部門    (貯蔵)通貨のストック
    レバレッジ活動  ⬅︎➡︎ 銀行、家計、民間企業 ━━━ 準備預金
    全取引の合計はゼロ                  国債
    貸出が預金を創造                 非政府のブリキ小屋
                    ⬇︎        累積財政赤字を貯蔵
    /銀行信用           
    │社債             税
    \未公開株        純金融資産を除去     ➡︎  ゴミ箱へ

    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と
    名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラの
    どこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」と
    いう大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――
    それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰の
    ある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。しかし、非政府部門は確かに金融システムの
    いたるところで「ブリキ小屋」を所有している。
    政府部門から非政府部門へ流れるあらゆる支出は、非政府部門に現金・準備預金・債券の形で残っている
    税負債(the taxation liabilities)を取り上げるものではない。したがって、「ブリキ小屋」に積み上げられ
    ている金融資産の蓄積は、累積財政赤字を反映したものであるということが分かる。
    垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調して
    いる。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求さ
    れるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。

    OMO - Online Merges with Offline、つまり「オンラインとオフラインの融合」という意味

    Macroeconomics 2019 William Mitchell 他 同様の図が2019原書ではp.371
    Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations
    https://1.bp.blogspot.com/-awwmzbCsaJg/XPDpG5My6_I/AAAAAAABjzk/QVRlFDKti1wh1v3PL6S4_YYBDOgAut-kQCLcBGAs/s1600/IMG_9141.JPG

    こちらは統合政府(財務省、中央銀行)の図
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図
    https://1.bp.blogspot.com/-SlP-0Sz0kKU/XOsjmPmtGsI/AAAAAAABjmI/AE6y9SKpF6szl06XorSUmFd9TMdKHROswCEwYBhgL/s1600/IMG_8464.PNG

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  15. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failures 2008 から
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

                  政府部門
                 財務省と中央銀行
     物やサービスを販売\           /中央銀行業務(OMO、決済)
     金を販売     /   ⬆︎   ⬇︎  │ 外貨、金
                          \ 政府支出

     民間の信用市場      非政府部門    (貯蔵)通貨のストック
    レバレッジ活動  ⬅︎➡︎ 銀行、家計、民間企業 ━━━ 準備預金
    全取引の合計はゼロ                  国債
    貸出が預金を創造                 非政府のブリキ小屋
                    ⬇︎        累積財政赤字を貯蔵
    /銀行信用           
    │社債             税
    \未公開株        純金融資産を除去     ➡︎  ゴミ箱へ

    (OMO - Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)
    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と
    名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラの
    どこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」と
    いう大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――
    それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰の
    ある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。…

    垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調して
    いる。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求さ
    れるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。

    Macroeconomics 2019 William Mitchell 他 同様の図が2019原書ではp.371、Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations
    https://1.bp.blogspot.com/-awwmzbCsaJg/XPDpG5My6_I/AAAAAAABjzk/QVRlFDKti1wh1v3PL6S4_YYBDOgAut-kQCLcBGAs/s1600/IMG_9141.JPG
    統合政府(財務省、中央銀行)の図 https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図
    https://1.bp.blogspot.com/-SlP-0Sz0kKU/XOsjmPmtGsI/AAAAAAABjmI/AE6y9SKpF6szl06XorSUmFd9TMdKHROswCEwYBhgL/s1600/IMG_8464.PNG

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  16. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failures 2008 から
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

                  政府部門
                 財務省と中央銀行
     物やサービスを販売\           /中央銀行業務(OMO、決済)
     金を販売     /   ⬆︎   ⬇︎  │ 外貨、金
                          \ 政府支出

     民間の信用市場      非政府部門    (貯蔵)通貨のストック
    レバレッジ活動  ⬅︎➡︎ 銀行、家計、民間企業 ━━━ 準備預金
    全取引の合計はゼロ                  国債
    貸出が預金を創造                 非政府のブリキ小屋
                    ⬇︎        累積財政赤字を貯蔵
    /銀行信用           
    │社債             税
    \未公開株        純金融資産を除去     ➡︎  ゴミ箱へ

    (OMO - Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)
    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と
    名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラの
    どこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」と
    いう大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――
    それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰の
    ある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。…
    垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調して
    いる。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求さ
    れるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。

    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019原書ではp.371、Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations
    https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    統合政府(財務省、中央銀行)の図 https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図 https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png

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  17. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failures 2008 から
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

                  政府部門
                 財務省と中央銀行
     物やサービスを販売\           /中央銀行業務(OMO、決済)
     金を販売     /   ⬆︎   ⬇︎  │ 外貨、金
                          \ 政府支出

     民間の信用市場      非政府部門    (貯蔵)通貨のストック
    レバレッジ活動  ⬅︎➡︎ 銀行、家計、民間企業 ━━━ 準備預金
    全取引の合計はゼロ                  国債
    貸出が預金を創造                 非政府のブリキ小屋
                    ⬇︎        累積財政赤字を貯蔵
    /銀行信用           
    │社債             税
    \未公開株        純金融資産を除去     ➡︎  ゴミ箱へ

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    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と
    名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラの
    どこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」と
    いう大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――
    それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰の
    ある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。…
    垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調して
    いる。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求さ
    れるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。

    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019原書ではp.371、Figure 23.2 Vertical and horizontal
    macroeconomic relations https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    統合政府(財務省、中央銀行)の図 https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図 https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png

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  18. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failures 2008 から
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

                  政府部門
                 財務省と中央銀行
     物やサービスを販売\           /中央銀行業務(OMO、決済)
     金を販売     /   ⬆︎   ⬇︎  │ 外貨、金
                          \ 政府支出

     民間の信用市場      非政府部門    (貯蔵)通貨のストック
    レバレッジ活動  ⬅︎➡︎ 銀行、家計、民間企業 ━━━ 準備預金
    全取引の合計はゼロ                  国債
    貸出が預金を創造                 非政府のブリキ小屋
                    ⬇︎        累積財政赤字を貯蔵
    /銀行信用           
    │社債             税
    \未公開株        純金融資産を除去     ➡︎  ゴミ箱へ

    (OMO - Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)
    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と
    名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラの
    どこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」と
    いう大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――
    それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰の
    ある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。…
    垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調して
    いる。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求さ
    れるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。

    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019原書ではp.371、Figure 23.2 Vertical and horizontal
    macroeconomic relations、https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    統合政府(財務省、中央銀行)の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図、https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png

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  19. レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明と呼応している
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4

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  20. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failures 2008 から
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

                  政府部門
                 財務省と中央銀行
     物やサービスを販売\           /中央銀行業務(OMO、決済)
     金を販売     /   ⬆︎   ⬇︎  │ 外貨、金
                          \ 政府支出

     民間の信用市場      非政府部門    (貯蔵)通貨のストック
    レバレッジ活動  ⬅︎➡︎ 銀行、家計、民間企業 ━━━ 準備預金
    全取引の合計はゼロ                  国債
    貸出が預金を創造                 非政府のブリキ小屋
                    ⬇︎        累積財政赤字を貯蔵
    /銀行信用           
    │社債             税
    \未公開株        純金融資産を除去     ➡︎  ゴミ箱へ

    (OMO - Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)
    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と
    名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラの
    どこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」と
    いう大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――
    それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰の
    ある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。…
    垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調して
    いる。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求さ
    れるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。

    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019原書ではp.371、Figure 23.2 Vertical and horizontal
    macroeconomic relations、https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    統合政府(財務省、中央銀行)の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図、https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png

    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明と呼応している
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4
    a vertical line works better.

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  21. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failures 2008 から
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

              政府部門
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、   [中央銀行業務(OMO決済)、
     金を販売]     ⬆︎ ⬇︎ 政府支出、金、┏━┓
                   政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳
    民間の信用市場   非政府部門(貯蔵)┃通貨のストック┃
    レバレッジ活動⬅︎➡︎ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
    全取引の合計はゼロ 民間企業     ┻━━━━━━━┻
    貸出が預金を創造           非政府のブリキ小屋
    [銀行信用、      ⬇︎      累積財政赤字を貯蔵
     社債、        税
     未公開株]   純金融資産を除去   ➡︎ ゴミ箱へ

    (OMO - Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)
    《上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と
    名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラの
    どこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」と
    いう大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――
    それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰の
    ある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。…
    垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調して
    いる。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求さ
    れるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。》

    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019原書ではp.371、Figure 23.2 Vertical and horizontal
    macroeconomic relations、https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    統合政府(財務省、中央銀行)の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図、https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png

    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明と呼応している「a vertical line works better…」
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4

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  22. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failures 2008 から
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

              政府部門
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、   [中央銀行業務(OMO,決済)、
     金を販売]     ⬆︎ ⬇︎ 外貨、金、  ┏━┓
                   政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳
    民間の信用市場   非政府部門(貯蔵)┃通貨のストック┃
    レバレッジ活動⬅︎➡︎ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
    全取引の合計はゼロ 民間企業     ┻━━━━━━━┻
    貸出が預金を創造           非政府のブリキ小屋
    [銀行信用、      ⬇︎      累積財政赤字を貯蔵
     社債、        税
     未公開株]   純金融資産を除去   ➡︎ ゴミ箱へ

    (OMO - Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)
    《上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government Tin Shed)と
    名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示している。「キャンベラの
    どこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄しているのだ」と
    いう大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用いている――
    それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、そこに備蓄などない。なぜなら、余剰の
    ある限り、購買力は永久に損なわれているからだ。…
    垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調して
    いる。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――その減少分は請求さ
    れるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。》

    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019原書ではp.371、Figure 23.2 Vertical and horizontal
    macroeconomic relations、https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    統合政府(財務省、中央銀行)の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図、https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png

    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明と呼応している「a vertical line works better…」
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4

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  23. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failures 2008 から
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

              政府部門
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
     金を販売]     ┃ ▼ 外貨、金、  ┏━┓
                   政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳
    民間の信用市場   非政府部門(貯蔵)┃通貨のストック┃
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
    全取引の合計はゼロ 民間企業     ┻━━━━━━━┻
    貸出が預金を創造    ┃      非政府のブリキ小屋
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、        税
     未公開株]   純金融資産を除去   → ゴミ箱へ

    (OMO - Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)
    《上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」(Non-government
    Tin Shed)と名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積によってなされるということを示して
    いる。「キャンベラのどこかに備蓄地域があって、国民政府がそこにすべての余剰物資を後の利用
    のために備蓄しているのだ」という大衆の思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)
    というアナロジーを用いている――それは過去の政府体制における重大主張だったのだ。実際には、
    そこに備蓄などない。(略)垂直の線の一番下は税で、ごみ箱に繋げることで、何かをファイナンス
    しているのではないことを強調している。税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスに
    なるわけではない――その減少分は請求されるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。》

    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019原書ではp.371、Figure 23.2 Vertical and horizontal
    macroeconomic relations、https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    統合政府(財務省、中央銀行)の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図、https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png

    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明と呼応している「a vertical line works better…」
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4

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  24. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

              政府部門
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
     金を販売]     ┃ ▼ 外貨、金、  ┏━┓
                   政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳
    民間の信用市場   非政府部門(貯蔵)┃通貨のストック┃
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
    全取引の合計はゼロ 民間企業     ┻━━━━━━━┻
    貸出が預金を創造    ┃      非政府のブリキ小屋
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、        税
     未公開株]   純金融資産を除去   → ゴミ箱へ

                    (OMO - Online Merges with Offline、
                     オンラインとオフラインの融合)
    《上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」
    (Non-government Tin Shed)と名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積
    によってなされるということを示している。.…どこかに備蓄地域があって、国民
    政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄している…という大衆の
    思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用
    いている…実際には、そこに備蓄などない…。垂直の線の一番下は税で、ごみ箱
    に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調している。
    税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――
    その減少分は請求されるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。》
    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019 p.371、https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    統合政府(財務省、中央銀行)の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図、https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png
    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明(「a vertical line works better…」)とも呼応している。
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4

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  25.                 統合政府部門
               ┏━━━━━━━┻━━━━━━━┓
               ⬇︎               ⬇︎
             財務省              中央銀行
        1銀行口座残高の増減        1金融政策で金利(r)を設定
         による支出(G)と税(T)    2システム全体の現金収支でrを┓
       ┏2G>T=財政赤字          調整            ┃
       ┃3G<T=財政黒字         3つまり民間銀行のために保持 ┃
       ┃                   している準備預金量を調整  ┃
    G加算┃                                 ┃中銀
       ┃    中央銀行に置かれた民間銀行の準備預金           ┃国債売却
       ┗━━➡︎ 1個々の銀行準備預金収支の合計がシステム全体の収支  ⬅︎━┛除去
            2Gは準備預金を増やし、Tは減らす
            3中央銀行は国債売却により準備預金を減らし、国債買入で増やす

            毎日の最終的な現金ポジションは財政収支の影響を受ける   中銀
     除去⬅︎━━━ 1財政赤字なら、準備預金過多となる          ━➡︎国債買入
            2財政黒字なら、準備預金不足となる            加算
                         ⬆︎      
             ┏━━━━━━━┳━━━┻━━━┳━━━━━━┓
             ⬇︎       ⬇︎       ⬇︎      ⬇︎
            銀行A     銀行B     銀行C     銀行D
           準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金
            過剰      不足      過剰      不足

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  26.                 統合政府部門
               ┏━━━━━━━┻━━━━━━━┓
               ⬇︎               ⬇︎
             財務省              中央銀行
        1銀行口座残高の増減        1金融政策で金利(r)を設定
         による支出(G)と税(T)    2システム全体の現金収支でrを
       ┏2G>T=財政赤字          調整            ┓
       ┃3G<T=財政黒字         3つまり民間銀行のために保持 ┃
       ┃                   している準備預金量を調整  ┃
    G加算┃                                 ┃中央銀行
       ┃    中央銀行に置かれた民間銀行の準備預金           ┃国債売却
       ┗━━➡︎ 1個々の銀行準備預金収支の合計がシステム全体の収支  ⬅︎━┛除去
            2Gは準備預金を増やし、Tは減らす
            3中央銀行は国債売却により準備預金を減らし、国債買入で増やす

            毎日の最終的な現金ポジションは財政収支の影響を受ける   中央銀行
     除去⬅︎━━━ 1財政赤字なら、準備預金過多となる          ━➡︎国債買入
            2財政黒字なら、準備預金不足となる            加算
                       ⬆︎      
           ┏━━━━━━━┳━━━┻━━━┳━━━━━━┓
           ⬇︎       ⬇︎       ⬇︎      ⬇︎
          銀行A     銀行B     銀行C     銀行D
         準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金
          過剰      不足      過剰      不足

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  27. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

              政府部門
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
     金を販売]     ┃ ▼ 外貨、金、  ┏━┓
                   政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳
    民間の信用市場   非政府部門(貯蔵)┃通貨のストック┃
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
    全取引の合計はゼロ 民間企業     ┻━━━━━━━┻
    貸出が預金を創造    ┃      非政府のブリキ小屋
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、        税
     未公開株]   純金融資産を除去   → ゴミ箱へ

     (OMO - Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)
    《上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」
    (Non-government Tin Shed)と名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積
    によってなされるということを示している。.…どこかに備蓄地域があって、国民
    政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄している…という大衆の
    思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用
    いている…実際には、そこに備蓄などない…。垂直の線の一番下は税で、ごみ箱
    に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調している。
    税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――
    その減少分は請求されるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。》
    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019 p.371、https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    統合政府(財務省、中央銀行)の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図、https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png
    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明(「a vertical line works better…」)とも呼応している。
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4

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  28.                 統合政府部門
               ┏━━━━━━━┻━━━━━━━┓
               ⬇︎               ⬇︎
             財務省              中央銀行
        1銀行口座残高の増減        1金融政策で金利(r)を設定
         による支出(G)と税(T)    2システム全体の現金収支でrを
       ┏2G>T=財政赤字          調整            ┓
       ┃3G<T=財政黒字         3つまり民間銀行のために保持 ┃
       ┃                   している準備預金量を調整  ┃
    G加算┃                                 ┃中央銀行
       ┃    中央銀行に置かれた民間銀行の準備預金           ┃国債売却
       ┗━━➡︎ 1個々の銀行準備預金収支の合計がシステム全体の収支  ⬅︎━┛除去
            2Gは準備預金を増やし、Tは減らす
            3中央銀行は国債売却により準備預金を減らし、国債買入で増やす

            毎日の最終的な現金ポジションは財政収支の影響を受ける   中央銀行
     除去⬅︎━━━ 1財政赤字なら、準備預金過多となる          ━➡︎国債買入
            2財政黒字なら、準備預金不足となる            加算
                       ⬆︎      
           ┏━━━━━━━┳━━━┻━━━┳━━━━━━┓
           ⬇︎       ⬇︎       ⬇︎      ⬇︎
          銀行A     銀行B     銀行C     銀行D
         準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金
          過剰      不足      過剰      不足

    統合政府(財務省、中央銀行)の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図、https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png
    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明(「a vertical line works better…」)とも呼応している。
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4

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  29. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

              政府部門
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
     金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
               ┃ ▼ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳
    民間の信用市場   非政府部門(貯蔵)┃通貨のストック┃
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
    全取引の合計はゼロ 民間企業     ┻━━━━━━━┻
    貸出が預金を創造    ┃      非政府のブリキ小屋
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、        税
     未公開株]   純金融資産を除去   → ゴミ箱へ

     (OMO - Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)
    《上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」
    (Non-government Tin Shed)と名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積
    によってなされるということを示している。.…どこかに備蓄地域があって、国民
    政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄している…という大衆の
    思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用
    いている…実際には、そこに備蓄などない…。垂直の線の一番下は税で、ごみ箱
    に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調している。
    税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――
    その減少分は請求されるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。》
    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019 p.371、
    https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明(「a vertical line works better…」)とも呼応している。

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  30. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

             《政府部門》
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
     金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
               ┃ ▼ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳
    《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
    全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻
    貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、       《税》
     未公開株]   純金融資産を除去   → 《ゴミ箱》へ

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    「上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」
    (Non-government Tin Shed)と名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積
    によってなされるということを示している。.…どこかに備蓄地域があって、国民
    政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄している…という大衆の
    思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用
    いている…実際には、そこに備蓄などない…。垂直の線の一番下は税で、ごみ箱
    に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調している。
    税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――
    その減少分は請求されるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。」
    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019 p.371、
    https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明(「a vertical line works better…」)とも呼応している。

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  31. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

             《政府部門》
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
     金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
               ┃ ▼ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳
    《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
    全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻
    貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、       《税》
     未公開株]   純金融資産を除去   → 《ゴミ箱》へ

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    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」
    (Non-government Tin Shed)と名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積
    によってなされるということを示している。.…どこかに備蓄地域があって、国民
    政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄している…という大衆の
    思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用
    いている…実際には、そこに備蓄などない…。垂直の線の一番下は税で、ごみ箱
    に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調している。
    税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――
    その減少分は請求されるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。
    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019 p.371、
    https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明(「a vertical line works better…」)とも呼応している。
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4

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  32. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

             《政府部門》
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
     金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
               ┃ ▼ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳
    《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃
    レバレッジ活動←━→銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
    全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻
    貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、       《税》
     未公開株]   純金融資産を除去  ━→ 《ゴミ箱》へ

     (OMO - Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)
    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」
    (Non-government Tin Shed)と名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積
    によってなされるということを示している。.…どこかに備蓄地域があって、国民
    政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄している…という大衆の
    思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用
    いている…実際には、そこに備蓄などない…。垂直の線の一番下は税で、ごみ箱
    に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調している。
    税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――
    その減少分は請求されるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。
    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019 p.371、
    https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明(「a vertical line works better…」)とも呼応している。
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4

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  33.                 統合政府部門
               ┏━━━━━━━┻━━━━━━━┓
               ⬇︎               ⬇︎
             財務省              中央銀行
        1銀行口座残高の増減        1金融政策で金利(r)を設定
         による支出(G)と税(T)    2システム全体の現金収支でrを
       ┏2G>T=財政赤字          調整            ┓
       ┃3G<T=財政黒字         3つまり民間銀行のために保持 ┃
       ┃                   している準備預金量を調整  ┃
    G加算┃                                 ┃中央銀行
       ┃    中央銀行に置かれた民間銀行の準備預金           ┃国債売却
       ┗━━➡︎ 1個々の銀行準備預金収支の合計がシステム全体の収支  ⬅︎━┛除去
            2Gは準備預金を増やし、Tは減らす
            3中央銀行は国債売却により準備預金を減らし、国債買入で増やす

            毎日の最終的な現金ポジションは財政収支の影響を受ける   中央銀行
     除去⬅︎━━━ 1財政赤字なら、準備預金過多となる          ━➡︎国債買入
            2財政黒字なら、準備預金不足となる            加算
                       ⬆︎      
           ┏━━━━━━━┳━━━┻━━━┳━━━━━━┓
           ⬇︎       ⬇︎       ⬇︎      ⬇︎
          銀行A     銀行B     銀行C     銀行D
         準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金
          過剰      不足      過剰      不足

    統合政府(財務省、中央銀行)の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図、https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png

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  34.                 統合政府部門
               ┏━━━━━━━┻━━━━━━━┓
               ⬇︎               ⬇︎
             財務省              中央銀行
        1銀行口座残高の増減        1金融政策で金利(r)を設定
         による支出(G)と税(T)    2システム全体の現金収支でrを
       ┏2G>T=財政赤字          調整            ┓
       ┃3G<T=財政黒字         3つまり民間銀行のために保持 ┃
       ┃                   している準備預金量を調整  ┃
    G加算┃                                 ┃中央銀行
       ┃    中央銀行に置かれた民間銀行の準備預金           ┃国債売却
       ┗━━➡︎ 1個々の銀行準備預金収支の合計がシステム全体の収支  ⬅︎━┛除去
            2Gは準備預金を増やし、Tは減らす
            3中央銀行は国債売却により準備預金を減らし、国債買入で増やす

            毎日の最終的な現金ポジションは財政収支の影響を受ける   中央銀行
    T除去⬅︎━━━ 1財政赤字なら、準備預金過多となる          ━➡︎国債買入
      ┃     2財政黒字なら、準備預金不足となる            加算
      ⬇︎                ⬆︎      
    《ゴミ箱》  ┏━━━━━━━┳━━━┻━━━┳━━━━━━┓
           ⬇︎       ⬇︎       ⬇︎      ⬇︎
          銀行A     銀行B     銀行C     銀行D
         準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金 ⬅︎➡︎ 準備預金
          過剰      不足      過剰      不足

    統合政府(財務省、中央銀行)の図、https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101-2.png
    三橋貴明による同種の図、https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png

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  35. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、Full Employment Abandoned: Shifting sands and policy failures 2008 から
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

              《政府部門》
              財務省と中央銀行
     [物やサービスを販売、⬆︎ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
      金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
                ┃ ⬇︎ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                        ┳┻━━━━━┻┳
    《民間の信用市場》 《非政府部門》   ┃通貨のストック┃
     レバレッジ活動 ⬅︎➡︎銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
     全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻
     貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
     [銀行信用、      ⬇︎      累積財政赤字を貯蔵
      社債、       《税》
      未公開株]   純金融資産を除去   ➡︎ 《ゴミ箱》へ

               (OMO - open market operations、公開市場操作)
    上で示した図では、ストック累積が、我々が「非政府部門のブリキ小屋」
    (Non-government Tin Shed)と名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積
    によってなされるということを示している。.…どこかに備蓄地域があって、国民
    政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄している…という大衆の
    思い込みを解除するために、「ブリキ小屋」(Tin shed)というアナロジーを用
    いている…実際には、そこに備蓄などない…。垂直の線の一番下は税で、ごみ箱
    に繋げることで、何かをファイナンスしているのではないことを強調している。
    税は民間部門の金融収支を減じるが、何ら政府のプラスになるわけではない――
    その減少分は請求されるものの、どこかへ流れるわけではないのだ。
    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019 p.371、
    https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明(「a vertical line works better…」)とも呼応している。
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4

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  36. 似たような図は多々あるが含意するものが違う。

    https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

             《政府部門》
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(公開市場操作,決済)、
     金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
               ┃ ▼ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳
    《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
    全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻
    貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、       《税》
     未公開株]   純金融資産を除去   → 《ゴミ箱》へ

    「上で示した図では、ストック累積が、我々が〈非政府部門のブリキ小屋〉
    (Non-government Tin Shed)と名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積
    によってなされるということを示している。.…どこかに備蓄地域があって、国民
    政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄している…という大衆の
    思い込みを解除するために、〈ブリキ小屋〉(Tin shed)というアナロジーを用
    いている…実際には、そこに備蓄などない…。垂直の線の一番下は税で、ごみ箱
    に繋げることで、何かをファイナンス[調達]しているのではないことを強調している。」

    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019 p.371にある
    Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations、
    https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明(「a vertical line works better…」)とも呼応している。
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4
    ケルトンは循環型のイメージは政府予算に関しては危険だと言う。

    返信削除
  37. 似たような図は多々あるが含意するものが違う。

    https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png

             《政府部門》
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(公開市場操作,決済)、
     金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
               ┃ ▼ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳
    《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃
    全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻
    貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、       《税》
     未公開株]   純金融資産を除去   → 《ゴミ箱》へ

    「上で示した図では、ストック累積が、我々が〈非政府部門のブリキ小屋〉
    (Non-government Tin Shed)と名付けた不換紙幣・準備預金・政府債券の蓄積
    によってなされるということを示している。.…どこかに備蓄地域があって、国民
    政府がそこにすべての余剰物資を後の利用のために備蓄している…という大衆の
    思い込みを解除するために、〈ブリキ小屋〉(Tin shed)というアナロジーを用
    いている…実際には、そこに備蓄などない…。垂直の線の一番下は税で、ごみ箱
    に繋げることで、何かをファイナンス[調達]しているのではないことを強調している。」

    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019 p.371にある。
    Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations、
    https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    レイのバスタブや、ケルトンの以下の説明(「a vertical line works better…」)とも呼応している。
    https://video.twimg.com/ext_tw_video/1133002891201933313/pu/vid/1280x720/WhePUmi_ZpvaVkpH.mp4
    ケルトンは循環型のイメージは政府予算に関しては危険だと言う。

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  38. ケルトンは政府予算における循環図を危険視しているが別の信用レベルではやはり循環図が
    必要になる。


    中野剛志氏作成:
            財政政策は、金融政策
        国債発行(財政赤字)が通貨(預金)供給量を増やす。

        ①銀行が国債を購入すると、銀行保有の日銀当座預
         金は、政府の日銀当座預金勘定に振り替えられる。  
           ↓                 ↑

    ②政府は公共事業の発注にあた      ⑤政府保有の日銀当座預金が、銀
    り、企業に政府小切手で支払い       行の日銀当座預金勘定に振り替え
                         られる(日銀当座預金が戻ってくる)。

        ↓     国債発行に資金的な制約はない!    ↑

    ③企業は取引銀行に小切手を持       ④銀行は小切手相当額を企業の
    ち込み、代金の取立を依頼      →   口座に記帳(新たな預金の創造)。
                          同時に、日銀に代金の取立を依頼
    https://i.gyazo.com/bcb8b43eb0e7bf1010846ea8dd621bf3.jpg

    (参考)建部正義「国債問題と内生的貨幣供給理論」 2014
    http://ir.c.chuo-u.ac.jp/repository/search/binary/p/5721/s/3577/

    返信削除
  39. 改訂版:
             《政府部門》[*OMF明示的財政ファイナンス]
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
     金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
               ┃ ▼ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳(海外バランスシートを加えて)
    《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃[*SFCストックフロー一貫モデル
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃ Stock-Flow consistent model、
    全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻ Three balance approach]
    貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、       《税》               
     未公開株]   純金融資産を除去[*租税貨幣論(Tax-driven monetary view)]
                ┃
                ▼
              《ゴミ箱》
                
    パソコンの画面モデルへの連想から原図はゴミ箱が下隅に置かれていたが、真下の方がいい
    ケルトンのディレートキーの比喩がわかりやすい
    ミッチェルはOMFとヘリコプターマネーを同一視しているが、jGPのようなシステム構築が必要だ。
    なぜなら物価が上がってからはjGPは効力がなくなるから。

    返信削除
  40. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png
    改訂版:
             《政府部門》[*OMF明示的財政ファイナンス]
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
     金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
               ┃ ▼ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳(海外バランスシートを加えて)
    《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃[*SFCストックフロー一貫モデル
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃ Stock-Flow consistent model、
    全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻ Three balance approach]
    貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、       《税》               
     未公開株]   純金融資産を除去[*租税貨幣論(Tax-driven monetary view)]
                ┃
                ▼
              《ゴミ箱》
                
    パソコンの画面モデルへの連想から原図はゴミ箱が下隅に置かれていたが、真下の方がいい
    ケルトンのディレートキーの比喩がわかりやすい
    ミッチェルはOMFとヘリコプターマネーを同一視しているが、jGPのようなシステム構築が必要だ。
    なぜなら物価が上がってからはjGPは効力がなくなるから。

    返信削除
  41. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png
    改訂版:
             《政府部門》[*OMF明示的財政ファイナンス]
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO公開市場操作,決済)、
     金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
               ┃ ▼ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳(海外バランスシートを加えて)
    《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃[*SFCストックフロー一貫モデル
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃ Stock-Flow consistent model、
    全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻ Three balance approach]
    貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、       《税》               
     未公開株]   純金融資産を除去[*租税貨幣論(Tax-driven monetary view)]
                ┃
                ▼
              《ゴミ箱》
                
    パソコンの画面モデルへの連想から原図はゴミ箱が下隅に置かれていたが、真下の方がいい
    ケルトンのディレートキーの比喩がわかりやすい
    ミッチェルはOMFとヘリコプターマネーを同一視しているが、jGPのようなシステム構築が必要だ。
    なぜなら物価が上がってからはjGPは効力がなくなるから。

    返信削除
  42. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png
    改訂版:
             《政府部門》[*OMF明示的財政ファイナンス]
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO公開市場操作,決済)、
     金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
               ┃ ▼ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳(海外バランスシートを加えて)
    《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃[*SFCストックフロー一貫モデル
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃ Stock-Flow consistent model、
    全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻ Three balance approach]
    貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、       《税》               
     未公開株]   純金融資産を除去[*租税貨幣論(Tax-driven monetary view)]
                ┃
                ▼
              《ゴミ箱》
                
    パソコンの画面モデルへの連想から原図はゴミ箱が下隅に置かれていたが、真下の方がいい
    ケルトンのディレートキーの比喩がわかりやすい
    ミッチェルはOMFとヘリコプターマネーを同一視しているが、jGPのようなシステム構築が必要だ。
    なぜなら物価が上がってからはjGPは効力がなくなるから。

    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019ではp.371、
    Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations、
    https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg

    返信削除
  43. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png
    改訂版:
             《政府部門》[*OMF明示的な貨幣供給]
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO公開市場操作,決済)、
     金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
               ┃ ▼ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳(海外バランスシートを加えて)
    《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃[*SFCストックフロー一貫モデル
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃ Stock-Flow consistent model、
    全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻ Three balance approach]
    貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、       《税》               
     未公開株]   純金融資産を除去[*租税貨幣論(Tax-driven monetary view)]
                ┃
                ▼
              《ゴミ箱》
                
    パソコンの画面モデルへの連想から原図はゴミ箱が下隅に置かれていたが、真下の方がいい
    ケルトンのディレートキーの比喩がわかりやすい
    ミッチェルはOMFとヘリコプターマネーを同一視しているが、jGPのようなシステム構築が必要だ。
    なぜなら物価が上がってからはjGPは効力がなくなるから。

    同様の図が Macroeconomics ,William Mitchell 他 2019ではp.371、
    Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations、
    https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg

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  44. https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
    政府-非政府部門間垂直取引の図、
    https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png
    改訂版:
             《政府部門》[*OMF明示的な貨幣供給]
             財務省と中央銀行
    [物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO公開市場操作,決済)、
     金を販売]     ┃ ┃ 外貨、金、  ┏━┓
               ┃ ▼ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
                       ┳┻━━━━━┻┳(海外バランスシートを加えて)
    《民間の信用市場》 《非政府部門》  ┃通貨のストック┃[*SFCストックフロー一貫モデル
    レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃ Stock-Flow consistent model、
    全取引の合計はゼロ 民間企業  貯蔵 ┻━━━━━━━┻ Three balance approach]
    貸出が預金を創造    ┃     《非政府のブリキ小屋》
    [銀行信用、      ▼      累積財政赤字を貯蔵
     社債、       《税》               
     未公開株]   純金融資産を除去[*租税貨幣論(Tax-driven monetary view)]
                ┃
                ▼
              《ゴミ箱》
                
    パソコンの画面モデルへの連想から原図はゴミ箱が下隅に置かれていたが、真下の方がいい
    ケルトンのディレートキーの比喩がわかりやすい
    ミッチェルはOMFとヘリコプターマネーを同一視しているが、jGPのようなシステム構築が必要だ。
    なぜなら物価が上がってからはjGPは効力がなくなるから。

    ミッチェル最新書籍における同様の図 Macroeconomics ,William Mitchell 2019 p.371、
    Figure 23.2 Vertical and horizontal macroeconomic relations、
    https://i.gyazo.com/1222f5e0400220d26c894fbc52b22a05.jpg
    三橋貴明による同種の図、https://i.gyazo.com/38b2bf4d857fd651ec8953ce68bebc59.png

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  45. >>15で指摘されるように財務省が諸悪の根元だがアカデミズムも酷い

    以下キーン『次なる金融危機』訳者解説より

     《市場の自由の擁護では主流派の結束は固い。新古典派が市場の自由をひたすら主張し、問題が生
    ずれば、ニュー・ケインズ派が出てきて取りなす。主流派は、硬軟どちらでも対応可能になっている。
     とくにアメリカの経済学の勢力分布において著しいが、事実上ポスト・ケインズ派は、大学など
    の研究と教育のポストから、また有力な学会誌から閉め出されたのに等しい状態だ。ミズーリ大学
    (カンザス・シテイ)など、五つないし六つの大学以外に、ポスト・ケインズ派の拠点は存在しない。
     世界を見渡しても、カナダのオタワ大学、オーストラリアのニュー・カッスル大学、ドイツの
    ベルリン・スクール・オブ・エコノミックス・アンド・ローなどに限られる。日本にも研究者がいるが、
    それぞれ孤軍奮闘中だ。
     このように学界を一強寡占の状態にし、政界をロビー活動によって支配し、金融規制の法律を議会が
    通しても(2010年ドッド・フランク法)、金融界は力づくで実施させない.そんな状態だから、
    「次なる金融危機は回避不能」と予想せざるを得ないのだ。》

    レイはミズーリ大学、ミッチェルはニューカッスル大学、
    ケルトンのニューヨーク州立大学はポアンカレ予想を解いたペレルマンがいたらしいがよくわからない

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  46. I’m helping to organize a conference on MMT with the topic “Why money matters”. It takes place in Berlin on February 1-2, 2019 at EBC Hochschule. The Call for Papers is open until December 31, 2018 and registration opens on December 1st. Find more information on http://mmtconference.eu.

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    ベルリンでは2019年2月MMTカンファレンスが開かれた

    https://econoblog101.wordpress.com/2018/11/29/1st-international-european-modern-monetary-theory-conference-berlin-2019/

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  47. >>15で指摘されるように財務省が諸悪の根元だがアカデミズムも酷い

    以下キーン『次なる金融危機』訳者解説より

     《市場の自由の擁護では主流派の結束は固い。新古典派が市場の自由をひたすら主張し、問題が生
    ずれば、ニュー・ケインズ派が出てきて取りなす。主流派は、硬軟どちらでも対応可能になっている。
     とくにアメリカの経済学の勢力分布において著しいが、事実上ポスト・ケインズ派は、大学など
    の研究と教育のポストから、また有力な学会誌から閉め出されたのに等しい状態だ。ミズーリ大学
    (カンザス・シテイ)など、五つないし六つの大学以外に、ポスト・ケインズ派の拠点は存在しない。
     世界を見渡しても、カナダのオタワ大学、オーストラリアのニュー・カッスル大学、ドイツの
    ベルリン・スクール・オブ・エコノミックス・アンド・ローなどに限られる。日本にも研究者がいるが、
    それぞれ孤軍奮闘中だ。
     このように学界を一強寡占の状態にし、政界をロビー活動によって支配し、金融規制の法律を議会が
    通しても(2010年ドッド・フランク法)、金融界は力づくで実施させない.そんな状態だから、
    「次なる金融危機は回避不能」と予想せざるを得ないのだ。》

    レイはミズーリ大学、ラヴォアはオタワ大学、ミッチェルはニューカッスル大学、
    ケルトンのニューヨーク州立大学はポアンカレ予想を解いたペレルマンがいたらしいがよくわからない
    ベルリンでは2019年2月MMTカンファレンスが開かれた

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  48. Dirk Ehnts - IPE Berlin
    www.ipe-berlin.org/en/institute/associate.../dirk-ehnts/
    ... at the Berlin School of Economics and Law (2012-2014). Ehnts is a representative of Modern Monetary Theory (MMT) ...
    Program :: 1st-international-european-mmt-conference-20199
    1st-international-european-mmt-conference-20199.web...
    2019年2月1日 ... CAFE BILDERBUCH Akazienstraße 28, 10823 Berlin ... Wirtschaftssoziologische Fragen an MMT ... Andriy Popovych (Kyiv School of Economics) UA: Modern monetary theory and the ...

    dirk ehnts
    がいるらしいがよく知らない

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  49. 以下の著作がある

    Modern Monetary Theory and European Macroeconomics (Routledge International Studies in Money and Banking) (English Edition) 1st Edition, Kindle版
    Dirk H. Ehnts (著)
    https://www.amazon.co.jp/dp/B01M646N7V/

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  50. Declining wage shares undermine growth – Bill Mitchell – Modern Monetary Theory
    http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=25713

    Tuesday, October 15, 2013 bill Economics 37 Comments
    There was an interesting Working Paper issued by the ILO – Is aggregate demand wage-led or profit-led? – last year, which finally received some coverage in the mainstream economics press this week. The Financial Times article (October 13, 2013) – Capital gobbles labour’s share, but victory is empty – considered the ILO research in some detail. That lag is interesting in itself given that it was obvious many years ago that the trends reported in the ILO paper and the FT article were part of the larger story – that is, the preconditions – for the global financial crisis. If you look back through the Modern Monetary Theory (MMT) literature, dating back to the 1990s, you will see regular reference to the dangers in allowing real wages to lag behind productivity growth. It seems that the mainstream financial press is only now starting to understand the implications of one of the characteristic neo-liberal trends, which was engendered by a ruthless attack on trade unions by co-opted governments, persistent mass unemployment and underemployment, and increased opportunities by firms to off-shore production to low-wage nations. Better late than never I guess.

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  52. 483
    29現代経済学派
    どのキーがパーフェクトコンペティションを拒否しなかったのか
    ボックス29.1
    一般理論?
    ケインズは、完全競争という新古典派の仮定を拒絶しなかった。彼の戦略は通常
    (新)古典的思想家とできるだけ共通の根拠を受け入れ、それから棄却する
    彼が試みようとしていた点にとって重要であると彼が信じていたというこれらの仮定。彼の信者
    そのような戦略の知恵に基づいて分割されています。
    特にKaleckiの作品を読んだ人の中には、これは間違いだと主張する人もいます。それ
    完全な競争の概念を単に否定するには、はるかに単純で現実的であったでしょう。
    その代わりに、業界間の競争の程度の違いがあります。
    正統派の経済学者でさえも、完全な競争がない場合には、
    市場支配力を持つ企業にとって最適な戦略はアウトプットを制限することであるため、市場は明確にしていない。
    価格を管理するために置く。それで、物価と賃金は市場を一掃するように設定されていません。
    しかし、ケインズ原理主義者たちは、競争の程度は彼とは無関係であると主張している。
    モデル。必要とされているのは、生産と雇用の両方が期待される効果的な機能であるということです。
    デマンド。それからセイの法則は破られます。
    さらに、ケインズが主張したように、賃金と物価は固執している。
    物価が比較的低い場合を除き、購買力の一時的な保管場所としての土地の売買
    ねばねばしている。彼らは流動供給価格があまり変わらないといういくらかの自信を持っていなければなりません。フロー供給
    価格は、生産者に追加の生産量を生み出させるために必要な価格です。これら
    価格はスティッキーでなければなりませんが、コストを余裕をもってカバーするのに十分高い価格です。
    一方、スポット価格はもっと柔軟かもしれません。これらは現在の価格です
    アウトプットは在庫切れで売り切れることがあります。それらはより多くの生産を誘発するのに十分に高くないかもしれません。のみ
    スポット価格がフロー供給価格よりも高くなれば、より多くの生産が見込まれます。だから、しみながら
    価格は比較的柔軟である可能性があります、フロー供給価格は条件を維持するためにかなり厳格である必要があります
    それは生産に資するものです。
    また、ケインズ氏は、お金を握って契約書を書くことができることと、
    価格は、個人が未来への決定を遅らせることを可能にします。お金の価格が大きく変動する可能性があるならば、それは
    どれだけの金額がわからないので、決定を遅らせるためにお金を入れるにはリスクが高すぎるでしょう。
    保有しているお金は、資源や生産量の点で価値があります。との完全な労働市場
    柔軟な賃金は通貨経済と両立しないでしょう。お金は
    いくつかの粘着物がない限り、現在と未来の間の関係はない

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  53. #29:483
    483
    29 Modern Schools of Economic Thought
    WHY DIDN'T KEYNES REJECT PERFECT COMPETITION IN
    BOX 29.1
    THE GENERAL THEORY?
    Keynes did not reject the neoclassical assumption of perfect competition. His strategy was usually
    to accept as much common ground as possible with (neo) Classical thinkers and then to reject only
    those assumptions that he believed to be critical to the point he was trying to make. His followers
    are divided on the wisdom of such a strategy.
    Some, especially those who have read the work of Kalecki, insist that this was a mistake. It
    would have been much simpler and more realistic to simply reject the notion of perfect competi-
    tion and instead include different degrees of competition across industries.
    Even orthodox economists accept the conclusion that in the absence of perfect competition,
    markets do not clear because the optimal strategy for firms with market power is to restrict out-
    put in order to control price. Prices and wages, then, are not set to clear markets.
    However, Keynesian fundamentalists argue that the degree of competition is irrelevant to his
    model. All that is needed is that output and employment are both functions of expected effective
    demand. Then Say's Law is broken.
    Furthermore, as Keynes argued, wages and prices are sticky: people will not use money con-
    tracts nor hold money as a temporary store of purchasing power, unless prices are relatively
    sticky. They have to have some confidence that flow supply prices do not vary much. Flow supply
    prices are the prices that are required to induce producers to produce additional output. These
    prices must be sticky, but at a price high enough to cover costs with a margin.
    On the other hand, spot prices might be more flexible. These are the current prices at which
    output can be sold out of inventory. They may not be high enough to induce more production. Only
    if spot prices rise higher than flow supply prices will more output be forthcoming. So, while spot
    prices can be relatively flexible, flow supply prices need to be fairly rigid to maintain conditions
    that are conducive to production.
    Also Keynes argued, being able to hold money and to write contracts, along with stickiness of
    price, allows individuals to de lay decisions to the future. If money prices could fluctuate wild ly, it
    would be too risky to hold money in order to delay decisions since one would not know how much
    the money held would be worth in terms of resources or output. A perfect' market in labour with
    flexible wages would not be compatible with a monetary economy. Money could not serve as the
    uink between the present and the future, unless there is some stickines

    返信削除
  54. 379 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[] 2019/08/03(土) 21:54:13.63 ID:maAuNk2n
    「現代金融理論」に注目高まる-600ページに及ぶ初の教科書売り切れ
    Enda Curran、Katia Dmitrieva
    2019年6月3日 10:27 JST
    https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-03/PSE44X6JIJUO01
    出版パーティーから約2カ月で売り切れ、増刷を予定-出版元
    学界内には抵抗、大学の授業で実際に使われるのは容易でない可能性

     この教科書は、ニューカッスル大学(オーストラリア)のビル・ミッチェル、マーティン・ワッツ両氏と、バード・
    カレッジ(米ニューヨーク州)のランダル・レイ氏の共著。

    ラリー・サマーズ元米財務長官は、「重層的な誤りがある」とし「フリーランチ」を期待させるものだとしてMMT
    を批判。ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン教授も重量級のMMT反対派の一人だ。 
      ただ、一部にはより同調的な評価もある。また、サマーズ、クルーグマン両氏を含むMMT反対派のエコ
    ノミストも、現在米国には財政赤字を出す余地があることには同意する。トランプ米大統領は、インフレ加
    速や債券市場からの資金逃避をもたらすことなく既にそれを実践している。2020年の大統領選挙で民主
    党の党指名を目指す候補者の一部も多額の予算を必要とする国民皆保険や大学授業料無償化とい
    った政策を支持しており、MMTには追い風が吹きつつあるようだ。
    原題:A 600-Page Textbook About Modern Monetary Theory Has Sold Out(抜粋)

    返信削除
  55. 2019/8/21
    The rich are getting richer in Australia while the rest of us mark time – Bill Mitchell – Modern Monetary Theory
    http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=42974
    For Japanese readers

    A group at Kyoto University have just published the latest edition of – The Criterion, September 2019 – which features a symposium on MMT.

    They have kindly translated my work for that edition and I thank them for their efforts.

    I will be following up in early November with a lecture visit to Kyoto and Tokyo. I will have more specific details available soon, but I hope to meet a lot of my regular readers and also make some new acquaintances.

    It is great that MMT is getting such widespread coverage now in Japan.

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  56. ものぽーる (@monopole0001)
    2019/08/27 23:11
    現代貨幣理論(MMT)は、3つの段階を経るだろう:まず、馬鹿にされる。 第二に、激しく反対される。 第三に、それが自明のものだと認められる。 MMTの教義の多くは、すでに第三段階に入っている。元批評家達は現在、それらを「最初から知っていた」と主張している。(L・ランダル・レイ)

    https://twitter.com/monopole0001/status/1166352493510631425?s=21

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  57. ものぽーる (@monopole0001)
    2019/08/27 23:13
    高橋是清の経済政策のスタンス ―それはまさにMMTの運営― が、日本を大恐慌から救ったことに疑いはない。大部分が中央銀行の信用で引き受けられた大きな財政刺激は、金利を急上昇させたり、インフレを加速させたりすることはなかったのである。(ビル・ミッチェル) pic.twitter.com/dOIFOKlgeb

    https://twitter.com/monopole0001/status/1166353101600821250?s=21

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  58. https://the-criterion.jp/mail-magazine/m20190825/

    【小浜逸郎】日本の学者・エコノミストのほとんどはMMTを理解していない

    From 小浜逸郎(評論家/国士舘大学客員教授)

    MMT(現代貨幣理論)の提唱者・ステファニー・ケルトン教授が来日してから、一か月以上が経ちました。
    その間、日本の経済学者、エコノミストなどの発言がいくつも出ましたが、わずかな例外を除いて、大部分がMMTについての無理解と、日本経済の現状に対する無知をさらすものでした。

    MMTの上陸によって生じたさまざまな患者の症状を見てまいりました。
    私の中に残るのは、やはり、まともな理論、まともな事実を指摘されると、日本のおえらいさんたちは自分のこれまでの立場が脅かされるのに怯えて、こんなにも感情的な拒絶反応を引き起こすのかという、深い慨嘆です。
    しかしめげてはなりません。
    11月には、「MMTの教科書」の執筆者、オーストラリアのビル・ミッチェル教授が来日する予定です。
    正しい理論についての理解を粘り強く広め、日本の官僚、学者、エコノミスト、マスコミが罹患している深い病気を少しでも治していきましょう。

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  59. https://38news.jp/economy/14625

    【藤井聡】レイ教授、ミッチェル教授のMMTシンポジウムを、心から楽しみにしています。

    藤井聡
    From 藤井聡@京都大学大学院教授

    こんにちは、
    京都大学の藤井聡です。

    以前、このメルマガでもご案内さし上げました、
    レイ教授のシンポジウムの日程が、
    10月中旬(@東京)と決まりました!

    関西方面(@京都)でも、別日程(同じく10月中旬予定)にて、
    一般の方もご聴講いただける「研究会」を考えていますが、
    さらなる詳細、参加申し込み方法などは、主催者であります

    「京都大学レジリエンス実践ユニット」のホームページ
    http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/resilience/

    にて、近日中に公表して参りますので、
    適宜、ご照会ください。

    なお、今回のレイ教授のシンポジウムは、
    先月末に発売となった
    レイ教授の書籍の翻訳本の出版記念
    もかねての開催です。

    ついては、今回は、
    前回、開催にあたって組織的に協力して頂いた
    「表現者クライテリオン」ではなく、
    翻訳本の出版元である
    東洋経済新報社さんの協力
    を得る形で開催準備を進めております。
    (東洋経済新報社さんのご協力、心より感謝申し上げます!)。

    また、今回のシンポジウムに合わせて、
    MMTの提唱者のお一人で、
    レイ教授と共著でMMTの教科書を出版された
    ミッチェル教授の招聘についても、
    準備を進めておりましたが、
    この度、11月上旬のスケジュールで、
    来日頂くことが決定しました!

    ミッチェル教授との交渉過程では、
    シンポジウムの主催である
    京都大学レジリエンス実践ユニットの代表である当方について、
    様々な問い合わせがありましたが、
    その問い合わせや交渉の一旦は、ミッチェル教授のブログ
    http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=43129
    にも紹介されています。

    例えば、ミッチェル教授から、
    当方が関わるメディアに掲載されている
    ある記事についての問い合わせがあった際には、
    当方からその記事内容について
    丁寧に解説いたしました。

    そして、それも含めた、
    当方ならびに、当方が関わる様々な方々の
    学術活動、言論活動、政治活動はいずれも、
    (限定的な能力しか持ち合わせていない)「人間」が、
    最善を尽くして真実にアプローチし、
    明らかになったことを公衆に伝え、
    実現せんがための諸活動の一旦であること、

    そして、ケルトン教授招聘からレイ教授招聘、
    そして、ミッチェル教授招聘を通した
    一連のMMTシンポジウムも、
    そうした諸活動の一つであることを、
    一つ一つ丁寧に説明差し上げました。

    ミッチェル教授は、
    そうした当方の説明を通して、
    こちら側が続けてきた言論活動等に変更を加えることなく、
    当方が代表を務める
    京都大学レジリエンス実践ユニット主催の
    シンポジウムへの参加を、決定頂いた次第です。

    こうした経緯を踏まえつつ、
    ミッチェル教授はご自身のブログに、
    当方との交渉過程とその帰結について、
    次のように記述しておられます。

    He has been very decent in his negotiations with me and we have a great schedule planned for November when I visit Japan.
    http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=43129

    今回の件を通して、国際的な交渉は、
    文化的背景、社会的背景が必ずしも
    共有されているわけでもないことから、
    円滑なコミュニケーションは、
    容易に進むとは限らないものの、
    事実(fact)と論理(logit)、
    公正(fair)と正義(just)に基づいて
    適正に説明し、議論すれば、
    各種の文化的・社会的背景の相違を乗り越え、
    理性的に理解し、合意し合えることもあり得る
    という事を、再認識した次第です。

    いずれにしても、ケルトン教授に引き続き、
    アメリカ、そして、オーストラリアという遠方より、
    わざわざ日本にお越し頂くレイ教授、
    ミッチェル教授のご判断に、
    心から感謝申し上げたいと思います。

    そして、この機会を通して、
    経済、財政、そして「貨幣」についての
    適正な認識が、
    日本国内において形成されんことを、
    心から祈念いたしたいと思います。

    詳細はおって、近日中に
    「京都大学レジリエンス実践ユニット」のホームページ
    http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/resilience/
    にて公表いたしますので、是非、ご参照ください。

    よろしくお願いいたします!

    返信削除
  60. 527 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ 2724-iGoy)[sage] 2019/10/19(土) 03:27:50.66 ID:K+WvOvsX0
    ビル・ミッチェル教授をお招きしたMMT国際シンポジウム及び研究会のご案内

    日 時 11月5日(火)午後2時から5時(午後1時開場)
    会 場 衆議院第一議員会館 多目的ホール
    登壇者 ビル・ミッチェル(ニューカッスル大学教授)


    http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/resilience/mmtsympo_201911.html
    (レイ教授のシンポジウムは12月以降になるかと思いますが、また改めてご案内致します。)

    返信削除
  61. 472 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ 6dc9-NZ7a) :2020/02/01(土) 20:14:40.47 ID:qXMjJJGR0
    週刊ダイヤモンド 2020年1月25日号
    【インタビュー】ビル・ミッチェル(ニューカッスル大学教授)
    主流派の失敗が生んだ「財政の出番」
    世界的な「反緊縮」を支えるのが財政赤字を積極肯定する「現代貨幣理論(MMT)」だ。命名者
    でもあるビル・ミッチェル教授は「財政新時代」の幕開けだという。

    返信削除
  62. https://i.gyazo.com/87245586f956225abce67876c35a86f0.jpg

    返信削除
  63. 「MMT」名付け親 “麻生氏の発言はナンセンス”(19/11/06)
    https://youtu.be/YhYARs60cN8

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  64. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  65. https://www.project-syndicate.org>blog>overt-moneta...
    Overt Monetary Financing (OMF) and Crisis Management
    2013/6/12 -They should consider carefully the pros and cons of increased fiscal deficits, explicitly and permanently financed by an increase in base money ...

    http://bilbo.economicoutlook.net>blog
    Overt Monetary Financing would flush out the ideological ...

    2016/7/28 -I last wrote about Overt Monetary Financing (OMF) in this blog – The Bank of ... money” (or OMF) which would accompany fiscal deficits and, ...

    https://positivemoney.org>2015/09>qe-for-people-da...
    Overt Monetary Financing - dangerous drug or miracle ...

    2015/9/7 -Overt Monetary Financing – dangerous drug or miracle medicine? ... Compared with debt financed fiscal deficits, OMF may be more effective ...

    PDF
    https://www.feri.de>download>FCFI_OMF-201705kurzversion
    Overt Monetary Finance (OMF) and its Implicafions - FERI

    Post-2008 monetary and fiscal response . ... Scenario Analysis of Overt Monetary Finance (OMF) . ... „OMF“ steht für „Overt Monetary Financing“.

    https://econ101.jp>ビル・ミッチェル「明示的財政ファイナンス(omf
    ビル・ミッチェル「明示的財政ファイナンス(OMF)は財政 ...

    2018/4/3 -Bill Mitchell, “Overt Monetary Financing would flush out the ideological disdain for fiscal policy“, Bill Mitchell – billy blog, July 28, ...

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  66. Warren B. Mosler
    ⁦‪@wbmosler‬⁩


    With Bill Mitchell in Kyoto! pic.twitter.com/yLUdV5R1PE

    2022/11/06 6:51


    https://twitter.com/wbmosler/status/1589012457011687424?s=61&t=QxWHlyZL6DCw22Z0IZRxMw

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