http://www.freeassociations.org/
制度経済学の諸理論:その比較図
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これは Williamson の取引コスト理. 論が Chandler による歴史的経験を理論的に説明するという良く知られた学問的繋がり. 7.
坂本論考
https://core.ac.uk/download/pdf/56673906.pdf
垂直統合
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9E%82%E7%9B%B4%E7%B5%B1%E5%90%88
垂直統合(すいちょくとうごう)とは、ある企業(あるいは企業グループ)が、自社の製品やサービスを市場に供給するためのサプライチェーンに沿って、付加価値の源泉となる工程を企業グループ内で連携して、時にはM&Aなどを通じて経営資源を補いながら特定事業ドメインの上流から下流までを統合して競争力を強めるビジネスモデルのことをいう。これに対してバリュー・チェーン上に定義される特定の工程で、それを提供する複数の企業グループが一体化することを水平統合(分業)という。
諸制度の性質 | (諸)パラダイ ムをなす(諸)制度 | 分析の中心はインフォーマルな制度かフォーマルな制度か | (制度との関連で見た)諸組織 | 進化の理論 | 歴史と制度経済学の関係 | |
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シュモラー (1838~ 1917) | 習慣とルール(慣習,道徳,法)の総体,これらは目的をもって,システムを形成する | 国家 | インフォーマルな制度とフォーマルな制度(習慣・法) | 諸制度からなる「機関」:人々,家族,社会団体,組合,企業,国家 | 歴史的諸段階 | 歴史学派 |
ヴェブレン 1929)(1857~ | 思考習慣と共通行為 | 私的所有 営利企業 有閑階級 | インフォーマルな制度 | 暗に:組織とは制度である | 方法論的ダーウィニズム,制度の自然選択(+歴史的諸段階) | 歴史ヘの直接的依処 |
コモンズ (1862~ 1945) | 個人の活動を制御する集団的活動 | 活動的組織,コモン・ロー | フォーマルな制度 | ゴーイング·コンサーン(組織=制度) | 制度の人為的選択(+歴史的諸段階) | 定型化された歴史 |
(1840~ 1920) | 全体にたいする機能性をあらわしている社会現象 | 貨幣 | インフォーマルな制度とフォーマルな制度(有機的制度と実用主義的制度) | 暗に:組織とは制度である | イノヴェーション+模倣,見えざる手 | 方法論論争;精密な方法対歴史的方法 |
ハイエク (1899~ 1992) | ルールと秩序 | 貨幣,言語,法(コモン・ロー) | インフォーマルな制度(伝統) | 自生的秩序に対立し,様々なルールにもとづく)組織された秩序 | 文化的進化,群選択を通じたルールの選択 | 長期の文化史 |
ウィリアムソン (1932~) | 取引のガバナンス様式 | 市場,ヒエラルキー | フォーマルな制度 | ヒエラルキー(組織=ガバナンス形態=制度) | 取引費用の最小化にもとづく選択(≠進化) | 大企業についてチャンドラー参照 |
ノース (1920~ 2015) | ゲームのルール;フォーマルかつインフォーマルな制約,履行 | 所有 | インフォーマルな制度とフォーマルな制度 | (制度というルールにおける)ゲームのプレーヤー;制度の様々な組織 | 権力をもつ集団が新たなルールを導人する;経路依存性,ロックイン | 100間年単位の長期の歴史 |
青木 (1938~ 2015) | ゲームをプレイするやり方に関する共有予想の自己維持的(均衡)システム | 企業 | フォーマルな制度 | 組織は制度であると同時にプレーヤーである | くりかえしゲームの理論,複数均衡 | 国民国家,部門,地域の共時的モデルに依処 |
レギュラシオン学派 | 基礎的諸関係のコード化;制度化された妥協 | 賃労働者,国家,貨幣 | フォーマルな制度 | 組織と制度との区別に言及(ノースを参照) | 制度的構図のなかで高まる緊張;危機により時期区分される進化 | アナール学派;歴史的マクロ経済学 |
ホジソン (1946~) | 相互作用を構造化する,社会的に埋め込まれたルールのシステム | 言語 | インフォーマルな制度とフォーマルな制度 | 組織は制度である | (ヴェブレン的な)普遍的ダーウィニズム | 思考の歴史;「歴史的特殊性」の問題 |
ジョン・ロジャーズ・コモンズ(John Rogers Commons、1862年10月13日 - 1945年5月11日)は、アメリカの経済学者、労働史家。ヴェブレンと並ぶ制度派経済学の代表者の一人。
オハイオ州西部のホランズバーグ出身。シラキュース大学を経て、1904年からウィスコンシン大学マディソン校の教授を務めた。集団的民主主義による合理的価値の実現を希求した。
今日、コモンズの労働史の研究は、自身の制度経済学の理論に寄与していると考えられている。また、経済思想史における集団行動に関しても、価値ある貢献をしている。
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ジェフリー・ホジソン(Geoffrey Hodgson). が近年主張しているように,経済学者は上述の. ような点を見直し,自らの功利主義を ...
Geoffrey Martin Hodgson (born 28 July 1946) is a Professor in Management at Loughborough University London, and also the editor-in-chief of the Journal of Institutional Economics.
Hodgson is recognised as one of the leading figures of modern critical institutionalism which carries forth the critical spirit and intellectual tradition of the founders of institutional economics, particularly that of Thorstein Veblen. His broad research interests span from evolutionary economics and history of economic thought to Marxism and theoretical biology. He first became known for his book Economics and Institutions: A Manifesto for a Modern Institutional Economics (1988), which criticises modern 'mainstream' economics and calls to revise economic theory on the new grounds of institutionalism. His reputation has become enhanced owing to the trilogy of more recent books – Economics and Utopia (1999), How Economics Forgot History (2001) and The Evolution of Institutional Economics (2004) all of which built Hodgson's arguments into a more rounded and powerful critique of mainstream economic theory.
In 1988, Hodgson was involved in setting up the European Association for Evolutionary Political Economy (EAEPE). He was its general secretary until 1998. In 2000 Hodgson co-founded The Other Canon, a center and network for heterodox economics research, with main founder and executive chairman Erik Reinert and others.[1] In 2013, Hodgson co-founded the World Interdisciplinary Network for Institutional Research (WINIR).[2] In his 2015 book "Conceptualizing Capitalism" and an article entitled "Legal Institutionalism",[3] he sketched his own research program of a legal institutionalism.
According to Hodgson, institutions are the stuff of social life. He defines them in a 2006 article by saying that institutions are "the systems of established and prevalent social rules that structure social interaction". Examples of institutions may be language, money, law, systems of weights and measures, table mannersand organisations (for example firms). Conventions, that may be included in law, can be regarded to be institutions as well (Hodgson, 2006, p. 2).
What Hodgson considers important about institutions is the way that they structure social life and frame our perceptions and preferences. They also create stable expectations. He argues that: “Generally, institutions enable ordered thought, expectation, and action by imposing form and consistency on human activities.” Consequently, institutions enable as well as constrain action.
Hodgson regards institutions as systems of rules. Broadly understood a rule is “a socially transmitted and customary normative injunction or immanently normative disposition, that in circumstances X do Y" (Hodgson, 2006, p. 3). This means that to be effective a rule has to be embedded in dispositions or habits. Mere decrees are not necessarily rules in this sense. Habits and customs help to give a normative status to a legal rule that can help a new law to become effective. In the process of social interaction norms are constantly changed (Hodgson, 2006, pp. 3–4)
ジョン・アトキンソン・ホブソン(John Atkinson Hobson、1858年7月6日 - 1940年4月1日)は、イギリスの経済学者であり、帝国主義の批判者、そして講師・著述家として広く知られていた人物である。日本語では「ホブスン」とも表記される。
イギリスのダービー市に生まれ、1880年から1887年までオックスフォード大学で学ぶ。彼の経済学研究は主として卒業後に始まり、もっとも大きな影響を与えたのは、同国のジョン・ラスキンとアメリカ合衆国のソースティン・ヴェブレンであった。また、ハーバート・スペンサーの社会学に負うところが多いことも、『異端の経済学者の告白 ホブスン自伝』の中で述べている。
ボーア戦争の始まる前に、『マンチェスター・ガーディアン』紙の通信員として南アフリカへ渡り、セシル・ローズの財界支配や原住民の問題をつぶさに観察し、このときの見聞が後の『帝国主義論』(1902年)に生かされている。
ボーア戦争に反対し、第一次世界大戦の時はイギリスの中立を主張する。長く自由党に籍を置いていたが、第一次大戦後これを脱した。労働党には入党しなかったが、独立労働党の政務調査委員会 (Policy Committee) に協力し、1925年の賃金政綱の起草に大きな役割を演じた。
1889年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス (LSE) の講師に任命されるが、そのころ発表した『産業の生理学 (The Physiology of Industry) 』の内容が大学当局の忌避するところであったため、講師任命は撤回された。それ以来、ホブソンが大学教授になることはない。進歩的週刊誌『ネーション』の寄稿家として1907年から1923年まで活動し、ワシントンD.C.のブルッキングス研究所で大学院生に講義したり、ニューヨークの『ネーション』誌や『ニュー・レパブリック』誌にたびたび寄稿した。ホブスンのアメリカでの活動がフランクリン・ルーズベルトのニューディール政策に影響を与えた、とホブソン伝の著者ブレールスフォードは述べている。晩年にいたって、マンチェスター大学が彼に名誉博士号を与えた。
ホブソンの学問上の功績は、三つの点に認められる。
アルフレッド・デュポン・チャンドラー (Alfred DuPont Chandler, Jr., 1918年9月15日 - 2007年5月9日)はアメリカ合衆国の経営史学者。ハーバード・ビジネス・スクール及びジョンズ・ホプキンズ大学において経営史の ... 主な業績, 歴史学を経営学分野へ適用.
アルフレッド・デュポン・チャンドラー (Alfred DuPont Chandler, Jr., 1918年9月15日 - 2007年5月9日)はアメリカ合衆国の経営史学者。ハーバード・ビジネス・スクール及びジョンズ・ホプキンズ大学において経営史の教授を務めた。
現代企業の大規模化と経営構造の変化について幅広く執筆した。その業績は経営史、経済史を再定義するもので、「アメリカ経営史の草分け」と評されている。『経営者の時代』(原題 "The Visible Hand: The Managerial Revolution in American Business")でピューリッツァ賞の文学芸能ー歴史書部門を受賞した。また『組織は戦略に従う』(原題 "Strategy and Structure")は和訳の題名になっている命題で以ってよく知られている。2007年5月9日この世を去る。
チャンドラーはヘンリー・ヴァーナム・プアーの曾孫にあたる。 また「デュポン」のミドルネームは、母方の曽祖母がデュポン家によって育てられたことから祖父に与えられた姓に由来すると思われる。[1]
ハーバード大学ではジョン・F・ケネディと同級であった。常にツイードのジャケットにボタンダウンのシャツ、冬はダッフルコートを羽織るという生粋のアイビー・リーガーであった。
大学院時代に大叔母が急死、マサチューセッツ州ケンブリッジにある家の半分とともに大叔母の父、チャンドラーの曾祖父にあたるヘンリー・ヴァーナム・プアー(スタンダード・アンド・プアーズ社の前身、プアー出版の創業者)が残した膨大な経営史資料を継承することとなった。また、母親がデュポン家と関わりがあり、デュポン家の一次資料に接することが出来た。こういったことが『組織は戦略に従う』において大企業の経営史をまとめた業績の出発点となっている。
“Strategy and Structure” (邦題『組織は戦略に従う』)はデュポン、ゼネラル・モータース、スタンダード石油ニュージャージー、シアーズ・ローバックの四社の経営史をまとめ、量的拡大、地理的拡大、垂直統合、製品多角化といった企業の規模拡大を伴う戦略が専門の経営者および経営会議の導入すなわち事業部制という同じ組織変更の方向へ向かったことを論じている。
チャンドラーは経営史の研究者として歴史から一般論を導き出す、という態度で執筆をしており、導き出した一般論というのが「企業規模の拡大化を受けて意思決定を分権化する必要が生じる」ということであった。その具体的な形態が「事業部制」であった、ということである。『組織は戦略に従う』の序文において
と書いており、企業規模の拡大に伴う戦略の変更がまず必要となって組織に影響を及ぼし、事業部制をとる選択肢に向かうのが一般的だ、ということを指摘している。実際には邦題に反して組織が先に変わって戦略に影響することもありえる、ということについても言及している。企業規模だけでなく、市場の動向によっても様々な組織のあり方がありえるのであり、経営者は適切な情報と手段をもって企業組織を体系化する必要がある、ということを論じている。
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チャンドラーはウィリアムソンの取引費用論について論じている8.情報の非対. 称性によって取引費用が生じるのであるが,取引 ...
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アルフレッド・D・チャンドラー『経営戦略と組織』~. 財政金融委員 ... とどめるアルフレッド・デュポンについて、チャンドラーは、「広汎な調整、評 ...... E・ウィリアムソン が挙げられる(いずれもノーベル経済学賞を受賞)。
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さらに Williamson [1979]では取引の特性について、不確実性、取引が繰り返される頻. 度、取引特殊的な投資が行われる程度 ...
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経営史,チャンドラー,方法論,組織能力,事例研究. Ⅰ.チャンドラー経営 ... (1995[ 1959])やWilliamson(1975)など企業組. 織の形成や成長の ... 涯と業績について McGraw(1988)を参照しつ. つ簡単に説明して ...
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ゆるチャンドラー・モデルは,これまで大企業の動向を説明する手段として経営. 史分野のみならず多岐 ..... 7) Chandler と Williamson の関係については,例えば,浅沼( 1977, 1980),十川(1983),Nelson(1991),.
比較図出典:
入門 制度経済学
著者名等
ベルナール・シャバンス/著 ≪再検索≫
著者名等
宇仁宏幸/訳 ≪再検索≫
著者名等
中原隆幸/訳 ≪再検索≫
著者名等
斉藤日出治/訳 ≪再検索≫
出版者
ナカニシヤ出版
出版年
2007.4
大きさ等
19cm 178p
注記
L’e´conomie institutionnelle./の翻訳
NDC分類
331.76
件名
経済学-制度学派 ≪再検索≫
要旨
“制度”をめぐる経済学の冒険。古典的な制度経済学から最新の諸学派まで、“制度”をめぐる経済学の諸潮流をコンパクトに解説。
目次
序章 経済学における制度主義の系譜;1 制度主義の元祖;2 オーストリア学派とオルド自由主義;3 新制度派経済学;4 現代ヨーロッパの諸学派;5 制度主義の統一性と多様性
ISBN等
4-7795-0166-0
ISBN等
978-4-7795-0166-1
書誌番号
3-0207027095
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