経済学が特に有名で、同分野における主要な大学ランキングにて、英国を含む欧州全域で1位の評価を受けるとともに、関係者から13人のノーベル経済学賞受賞者を輩出するなど、世界最高の教育・研究機関の一つに数えられる。また多くの学問分野を開拓するなど、経済学のみならず社会科学全般において多大な貢献をしており、2019年のQS World University Rankingsにおいては、社会科学分野で世界第2位と評価されている[3]。近年では、NGOの運営に関する研究や、環境経営学、欧州共同体研究、開発学、紛争解決学などの分野において、パイオニア的な存在となっている。
LSEには社会科学専門大学としての先進性を支えている図書館、British Library of Political and Economic Science (BLPES)がある。ノーマン・フォスター設計で、大きな螺旋階段が印象的なこの図書館は世界最大の社会科学専門図書館で、2002年現在、蔵書数は400万冊を超え増え続けている[9]。BLPESは国連寄託図書館に指定されているが、他の国際機関や世界中の政府発行の統計資料も数多く揃えている。LSEの学生・研究者はこの図書館のコンピュータから20,000以上のジャーナルを購読可能。
Research Assessment Exercise (RAE)は、数年に一度、イギリス政府が研究機関に対して行う研究成果の公的な調査および査定である。イギリスの研究機関で行われている研究を何十もの分野に分け、その分野の専門家がお互いの研究成果を査定し、 イギリス政府はその結果に基づいて国内の研究機関への資金配分を決める。RAEはこれまで1992年、1996年、2001年、2008年の4回実施されている。
経営学の分野においてLSEは主に経営学の修士コースと、米国のニューヨーク大学 Stern School of BusinessフランスのHEC経営大学院と共同で開講している経営者向けのTRIUM Global Executive MBAコースの2種類のプログラムを提供している。フィナンシャルタイムズ紙がそれぞれのコースの評価をしており、MBAを除く経営学修士の世界ランキングでは2014年度版で2位[51]、2015年度版で2位の評価を受けている[52]。一方EMBAコースは、2008年度版で世界3位[53]、2007年度版では2位[54]と評価をされている。
QS World University Rankingsにおいて、政治学と合わせた分野別評価(Politics & International Studies)で2014年に世界3位[56]、2015年に4位[57]、2016年に3位[58]、2017年に3位[59]、2018年に5位[60]、と安定した高評価を得ている。
法学
QS World University Rankingsにおける分野別評価(Law)で2015年に世界7位[61]、2016年に7位[62]、2017年に7位[63]、2018年に9位[64]、2019年に7位[65]と安定した高評価を得ている。
メディア&コミュニケーション
QS World University Rankingsにおける分野別評価(Communication & Media Studies)で2014年に世界2位[66]、2015年に5位[67]、2016年に3位[68]、2017年に3位[69]、2018年に3位[70]と安定した高評価を得ている。
LSEには1978年にトヨタ自動車とサントリーが協同出資し設立した研究機関STICERD (The Suntory and Toyota International Centres for Economics and Related Disciplines)があり、日本経済から貧困や社会的排除まで幅広い分野で研究活動を行っている。
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