月曜日, 1月 30, 2017

Tulip mania - WikiVisually

チャールズ・マッケイ『狂気とバブル』1841年

Tulip mania - WikiVisually

http://wikivisually.com/wiki/Tulip_mania


Wagon of Fools by Hendrik Gerritsz Pot, 1637. Followed by Haarlem weavers who have abandoned their looms, blown by the wind and flying a flag emblazoned with tulips, Flora, goddess of flowers, her arms laden with tulips, rides to their destruction in the sea along with tipplers, money changers and the two-faced goddess Fortuna.

経済学大図鑑98頁参照

チューリップ·マニアを描いたヘンドリック・ポットの絵画(1640年)には、酩酊し、金の亡

者になった人びとを載せた花の女神が描かれている。カートの後ろにつづくほかの人びとは、

この集団になんとか追随したくてたまらない。


290頁参照

ポール・クルーグマン (Paul Krugman)

http://cruel.org/econthought/profiles/krugman.html
  • "Increasing Returns, Monopolistic Competition, and International Trade." 1979a, Journal of International Economics (Nov), 9: p. 469-179
  • "A Model of Balance of Payment Crises." 1979b, Journal of Money, Credit and Banking 11, 3 (August)
A Model of Balance of Payment Crises." 1979b, Journal of Money, C 
https://www.gc.cuny.edu/CUNY_GC/media/LISCenter/pkrugman/krugman-BPO-crisis.pdf


土曜日, 1月 28, 2017

図解 使える哲学 小川仁志

図解 使える哲学 小川仁志 中経出版





中公エティカ:




金曜日, 1月 27, 2017

『経済学大図鑑』ナイアル・キシテイニー(付:エンゲル係数)

   ( 経済学リンク::::::::::
NAMs出版プロジェクト: 経済学日本人著者入門書
http://nam-students.blogspot.jp/2016/10/blog-post_9.html   
NAMs出版プロジェクト: 経済学大図鑑 ナイアル・キシテイニー
http://nam-students.blogspot.jp/2017/01/blog-post_27.html
経済学史の本
http://nam-students.blogspot.com/2019/02/blog-post_94.html
NAMs出版プロジェクト: ウェッブ夫妻
http://nam-students.blogspot.jp/2017/02/blog-post_34.html
NAMs出版プロジェクト: セカンドベストの一般理論 1956
http://nam-students.blogspot.jp/2017/02/blog-post_1.html
NAMs出版プロジェクト: マリリン・ウェアリング Marilyn Waring 1988
http://nam-students.blogspot.jp/2017/02/marilyn-waring.html
NAMs出版プロジェクト: DICE model - ウィリアム・ノードハウス 1994
http://nam-students.blogspot.jp/2017/02/dice-model-wikipedia.html
エンゲル係数:再考

124~125頁:
“家計が貧しければ、それだけ所得の割合の多くが食料に当てられることになる”
エルンスト・エンゲル

エンゲルの法則エルンスト・エンゲルによれば、ひとは裕福になるのにあわせて、食べものに、所得のより多くを費やすことになるわけではない。食べものへの需要は「所得に左右されない」。これがのちに、エンゲルの法則として知られる考えだ。エンゲルはベルギー在住の199世帯の生活費調査をして、食べもののような基本的必需品への需要は所得の増加と歩調をあわせてすぐに増えはしないが、贅沢品への需要の増加と歩調をあわせてすぐに大きくなることをあきらかにした。経済製品ないし商品に、二つのタイプを区別する。ひとつは正常財で、その需要は所得の変化に歩調をあわせる。贅沢品は上級財と呼ばれ、普通の商品のなかでも特別な型のものだ。なにしろ、その需要は所得の増加以上の一定比率で増えてゆく。第二のタイプの商品は、下級で、所得が増えればその需要は減る。

 1821年ドイツのドレスデンに生まれたエルンスト・エンゲルは、フランスはパリのエコール・デ・ミーヌ(鉱山学校)で鉱山業を学んだ。かの地で、家計研究の先駆者フレデリク・ル・プレに影響を受ける。エンゲルは、まずザクセンの、ついでプロイセンの統計局長を務める。プロイセン時代に、エンゲルはその名を不朽のものとすることになる法則を定式化した。
 1881年に、エンゲルはオットー・フォン・ビスマルク首相の農業保護政策を激しく批判する論文を著し、ただちに健康上の理由から「引退」する。エンゲルは、ドイツの歴史的な経済学派の一員であった。多産な書き手であったエンゲルは、労働者階級の人びとの生活水準を改善するには政治改革しかないと信じていた。おそらくエンゲルの後世への最大の功績は、ヨーロッパの少なからぬ国に統計的分析のための研究所を創設するにさいして発揮した影響力であろう。1896年、76歳でドレスデン近郊で亡くなる。 

主著
1857年『ザクセンにおける生産と消費』
1883年『人びとの価値』
1895年『ベルギーの労働者家族の生活費』

エルンスト・エンゲル(Ernst Engel, 1821年3月26日 - 1896年12月8日)は、社会統計を体系化したドイツ統計学者、経済学者。
ドイツのドレスデンの生まれ。プロイセン王国の統計局長官となり、官庁統計を整備し、統計教育に努めた。家計の中でしめる食費の割合(エンゲル係数という)が貧富の階層差に密接に関連することを指摘した。
「エンゲルの法則」で有名。著書『人間の価値』『ベルギー労働者家族の生活費』など。
エンゲル係数 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/エンゲル係数
エンゲル係数(エンゲルけいすう、英語:Engel's coefficient、ドイツ語:Engelsches Gesetz)とは、家計の消費支出に占める飲食費の割合(パーセント単位)のこと。ドイツ社会統計学者エルンスト・エンゲル1857年論文で発表した。



日本人の著作ではないが…


経済学大図鑑 | ナイアル・キシテイニー, 若田部 昌澄, 小須田 健 |本 | 通販 | Amazon 2014
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経済学史図鑑または経済学者図鑑が正しく内容を伝える題名だ。概念の図解なら日本人の著作にもっといいものがある。目次に人名がないのは不親切。行動経済学、ゲーム理論関連に目新しさはないが、反主流派の総花的、時系列かつランダム?な紹介は画期的。ゲゼルがいないのはおかしいが。
経済学者の顔写真や資料は役に立つ。第二次大戦後が分量的に後半半分を占める。
ヒューム、スミス、ミル、マルクスを大きく扱うのは逆に新鮮か。

追記:
日本語版ではケネーの経済表は小さくしか載ってない。230頁のアジア通貨危機の説明などは噴飯もの。カレツキもほとんど名前だけ。284頁の韓国への日本の投資云々は他にない記述だ。




The Economics Book: Big Ideas Simply Explained by Niall Kishtainy ...
(2012,2014d)

経済学大図鑑
ナイアル・キシテイニー

価格: ¥ 4,320

キシテイニー,ナイアル ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで教えている。専門は経済史と発展理論。世界銀行や国連アフリカ経済委員会でも働いている 若田部/昌澄 1965年神奈川県生れ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、同大学院経済学研究科、トロント大学経済学大学院博士課程満期退学。現在、早稲田大学政治経済学術院教授。専攻は経済学史 小須田/健 ... 続きを読む


The Economics Book (Big Ideas Simply Explained)
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経済学大図鑑
著者名等  ナイアル・キシテイニー/ほか著  
著者名等  小須田健/訳  
著者名等  若田部昌澄/日本語版監修  
著者等紹介 【キシテイニー】ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで教えている。専門は経済史
と発展理論。世界銀行や国連アフリカ経済委員会でも働いている。
著者等紹介 【小須田】1964年神奈川県生まれ。中央大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、中央大学、東京情報大学ほか講師。専攻は現代哲学・倫理学。著書に「日本一わかり
やすい哲学の教科書」「図解世界の哲学・思想」、訳書に「哲学大図鑑」「心理学大図鑑」など。
出版者   三省堂
出版年   2014.2
大きさ等  25cm 352p
注記    The economics book.の翻訳

目次    
さあ、交易をはじめよう―紀元前400年~後1770年 p.16~
理性の時代―1770年~1820年 p.48~
産業革命と経済革命―1820年~1929年 p.86~
戦争と不況―1929年~1945年 p.150~
戦後の経済学―1945年~1970年 p.182~
現代の経済学―1970年~現在 p.a258~

内容    アダム・スミスから今日の経済学者まで、その学説のキーとなることばを織り込みながら、わかりやすい図解で100を超える経済概念を解説。世界経済の今を見つめなおし、考える人のための経済学入門。
ISBN等 4-385-16222-0






  • 人名中心リスト(定番、行動経済学、ゲーム理論関連は除外):


    1 さあ、交易をはじめよう―紀元前400年~後1770年 p.16~ 







    21(邦訳ページ数):

    22(23):
    トマス・アクィナス

    25:

    30(31):
    ボダン(貨幣数量説)

    43:
    (日本語版では小さくしか載っていない)
    44(45):
    ケネー

    46(47):
    ヒューム

    2 理性の時代―1770年~1820年 p.48~










    64(65):
    チュルゴ(公平な税負担)

    74:
    セー

    78:
    シスモンディ

    82(84):
    リカード

    83:



    3 産業革命と経済革命―1820年~1929年 p.86~








    90:
    クールノー
    ベルトラン

    98:
    チャールズ・マッケイ『狂気とバブル』1841年
    Tulip mania - WikiVisually

    Wagon of Fools by Hendrik Gerritsz Pot, 1637. Followed by Haarlem weavers who have abandoned their looms, blown by the wind and flying a flag emblazoned with tulips, Flora, goddess of flowers, her arms laden with tulips, rides to their destruction in the sea along with tipplers, money changers and the two-faced goddess Fortuna.

    経済学大図鑑98頁参照
    チューリップ·マニアを描いたヘンドリック・ポットの絵画(1640年)には、酩酊し、金の亡
    者になった人びとを載せた花の女神が描かれている。カートの後ろにつづくほかの人びとは、
    この集団になんとか追随したくてたまらない。

    102(105):
    マルクス
    オーラス・ヴェルネHorace Vernet


    .参考:
    1848年のフランス革命 - Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/1848年のフランス革命

    1848年の絵は、6月なのに邦訳はなぜか7月になっている。7月だとこれだ…

    116:
    ギッフェン

    124(125):
    エルンスト・エンゲル

    エルンスト・エンゲル(Ernst Engel, 1821年3月26日 - 1896年12月8日)は、社会統計を体系化したドイツ統計学者、経済学者。
    ドイツのドレスデンの生まれ。プロイセン王国の統計局長官となり、官庁統計を整備し、統計教育に努めた。家計の中でしめる食費の割合(エンゲル係数という)が貧富の階層差に密接に関連することを指摘した。
    「エンゲルの法則」で有名。著書『人間の価値』『ベルギー労働者家族の生活費』など。
    エンゲル係数 - Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/エンゲル係数
    エンゲル係数(エンゲルけいすう、英語:Engel's coefficient、ドイツ語:Engelsches Gesetz)とは、家計の消費支出に占める飲食費の割合(パーセント単位)のこと。ドイツ社会統計学者エルンスト・エンゲル1857年論文で発表した。


    133:
    ヴィーザー(『社会経済学の基礎?』1914年、機会費用)
    フリードリヒ・フォン・ヴィーザーFriedrich von Wieser1851年7月10日 - 1926年7月22日)は、経済学者。初期のオーストリア学派の一人。
    • ヴィーザーの2つの主要な貢献は、生産要素の価格は生産物価格により決定される、と主張する「転嫁」の理論、および、価値理論の基礎---新古典主義理論における主観主義者の柱としての「機会費用」理論である。
    • これらの考えを発展させる中で、ヴィーザーは限界効用(彼の造語である)の原理に基づく欠乏と資源配分---固定量の資源と限りない欲求---に関する研究へと、新古典主義経済学を確固として方向付けた、との名誉を与えてよいだろう。ヴィーザーの転嫁の理論は、その単純な原理がどこへでも適用されることを可能にした。費用を生産財の先行使用に換算して分析する、というヴィーザーの代替費用(まだ機会費用としては理解されていない)の理論は、アルフレッド・マーシャルの「実質費用」との間で、間もなく矛盾を生ずることになった。 
    • ヴィーザーは、代替費用の学説と転嫁の理論を注意深く詳述した『自然価値論』"Der natürliche Wert"、1889年)と、それらを現実の世界に適用しようとする意欲的な試みである『社会経済論』"Teorie der gesellschaftlichen Wirtschaft"、1914年)との2つの主著で有名である。

    ヴィーザ / 経済的価値の本源と主要法則 他 | 希書自慢 西洋経済古書収集
    http://www.eonet.ne.jp/~bookman/wieser.html


    134:
    ウェッブ夫妻
    Beatrice Webb - Wikipedia(ビアトリス・ポッター・ウェッブ、本書ではべアトリス)
    https://en.wikipedia.org/wiki/Beatrice_Webb
    シドニー・ウェッブ - Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/シドニー・ウェッブ
    初代パスフィールド男爵シドニー・ウェッブ(Sidney James Webb, 1st Baron Passfield、1859年7月13日 - 1947年10月13日)は、イギリスの政治家。のちの労働党へと繋がるフェビアン協会の中心人物で、イギリスの政治思想風土のもとで漸進的な社会改革を主張した。
    1859年ロンドンで生まれた。仕事のかたわら、シティ・オブ・ロンドン・カレッジなどで学び、植民地省の高級官僚になる。フェビアン協会の創設期より中心的役割を果たし、妻ビアトリス・ポッター・ウェッブバーナード・ショーらとともに、漸進的な社会改革を進めることを主張した。1895年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)を創設し、自身は行政学の教授をつとめた。代表的な社会改革理論として、ナショナル・ミニマム論(『産業民主制論』〈1897年〉)がある。それは、最低賃金、労働時間規制、衛生・安全、義務教育などの労働者への最低労働・生活条件の国家規制は、国民経済発展にプラスになるというものであった。ナショナルミニマム概念は、後のピグ-やベヴァリッジにらよっても形を変えて引き継がれた。
    フェビアン協会は、労働組合とは一定の距離を保ちつつ、労働代表委員会を経て労働党へと結実し、ウェッブは労働党員として党内の要職を歴任した。1922年、下院議員。1924年、初めての労働党内閣(自由党との連立)が成立した際に商務大臣。1929年、初代パスフィールド男爵に叙され、貴族院議員となった。1929年-1931年、第2次労働党内閣で植民地相。1929年以降の大恐慌の惨劇を前に、晩年にはロシア社会主義に傾倒していった。1947年に死去。

    ビアトリス共著編集

    • 『労働組合運動史』(The History of Trade Unionism)
    労働組合運動史』荒畑勝三,山川均共訳 叢文閣 1920
    労働組合運動の歴史』荒畑寒村監訳 飯田鼎,高橋洸訳 日本労働協会 1973


    144(147):
    ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス

    4 戦争と不況―1929年~1945年 p.150~




    162:
    フランク・ナイト

    166:
    カール・ポランニー

    168:
    パーリ
    ミーンズ

    170:
    ラグナル・フリッシュ
    ラグナル・フリッシュ - Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/ラグナル・フリッシュ
    ラグナル・アントン・キティル・フリッシュ(Ragnar Anton Kittil Frisch、1895年3月3日 - 1973年1月31日)は、ノルウェーオスロ出身の経済学者である。「計量経済学」の先駆者であり、この学名も彼が名づけたものである。また、マクロ経済ミクロ経済の二分法を考案したのも彼と言われている。
    • Frisch, Ragnar (1933). "Propagation problems and impulse problems in dynamic economics". Economic Essays in Honour of Gustav Cassel: 171–205.

    ヘンリー・ムーア

    171:
    ライオネル・ロビンズ(希少性)

    経済学の本質と意義 (近代社会思想コレクション) 単行本 – 2016/1/25


    5 戦後の経済学―1945年~1970年 p.182~




    190:
    ローゼンシュタイン=ボーダン
    ロストウ(開発経済)

    191:
    ラグナー・ヌルクセ
    ハーシュマン


    194:
    モーリス・アレ

    206:
    ダグラス・ノース

    208(209,214):
    ケネス・アロー

    210:
    ドブリュー

    216:
    リチャード・イースタリン(幸福度)
    アンドリュー・オズワルド

     Easterlin (1974). "Does Economic Growth Improve the Human Lot? Some Empirical Evidence" (PDF). In Paul A. David; Melvin W. Reder. Nations and Households in Economic Growth: Essays in Honor of Moses Abramovitz. New York: Academic Press, Inc.


    「人より金持ちでいたい人」は、富裕層はムリ | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online
    http://president.jp/articles/-/19876
    リチャード・イースタリンという経済学者が1974年に発表した内容の概略は次の通りです。
    (1)一国の一時点での所得と幸福度には正の関係が見られる
    所得が高いほど幸福度が高いという素直に理解できる内容ですね。
    (2)国際比較では所得と幸福度に関係があるとしても一国内の所得と幸福度ほど強くない
    この国際比較の問題は、一人当たりの年間収入が1万5000ドルを超えるまでは所得の上昇と幸福に関連がありますが、その水準では人間の衣食住などの基本的な生存欲求が充足されない状況でストレスが大きいですから、これを取り除くだけで幸福感に上昇が見られるというのは素直に理解できる内容です。
    しかし、今日の先進国では住む所も食べるところもない状況ではなく、それなりに雨露はしのげて、餓死しない程度の何らかの食べるものはありますので、お金と幸福の関係は弱くなるということです。
    (3)一国の時系列で見ていって、国全体が豊かになっていっても幸福度は変わらない
    これが今回取り上げるイースタリンパラドックス(イースタリンの逆説)です。パラドックスの原因と考えられるものは後述します。
    (4)所得がある一定水準以上にあがると幸福度との相関が見られなくなる
    これもイースタリンパラドックスの内容で、飽和点の存在を示すものです(飽和点が実際に存在するかどうかというのは、議論があるところで後日稿をあらためてお話しします)。

    220:
    ケルヴィン・ランカスター
    リチャード・リプシー(セカンドベストの一般理論1956年)

    ジョセフ・ヒース著 『資本主義が嫌いな人のための経済学』

    《本書のエッセンスを最もよく表しているのが第3章で取り上げられる、1956年に『レビュー・オブ・エコノミック・スタディーズ』に発表されたケルヴィン・ランカスターとリチャード・リプシーによる「次善の一般理論」という論文をめぐってだろう。
    この論文は「レッセフェール(自由放任)資本主義への最大級の強力な反対論を左派に与え」ることになった……はずであった。
    この論文発表後、「経済学会はこぞって被害対策モード」に入り、リプシーの推定では「反論しようとする二〇〇ほどの論文が発表」され、中には著者たちの人格を攻撃するようなものもあったという。
    しかし「パニックはほどなく鎮まった。結局のところ心配するほどのことではないと、右派は気づいた。その理論に欠陥があったのではなく、左派の誰一人として『レビュー・オブ・エコノミック・スタディーズ』を読んでいないようだった」ためだ。
    はたしてこの論文がそれほどの破壊力を秘めていたのかを僕には判断することはできないが、少なくとも左派は右派を動転させた有力な武器をみすみす見逃してしまったことは間違いないのだろう。》


    次善の理論 – Termwiki, millions of terms defined by people like you
    http://ja.termwiki.com/JA/second-best_theory

    次善の理論

    我々は完璧な世界に住んでいないとして、どのように有用な我々が行うという前提に基づいて、経済理論のですか?リチャードリプシーとケルビンランカスター(1924年〜1999年)によって1956年に定められた次善の理論は、経済モデルの前提条件が完全に満たされていないときに何が起こるかを調べます。それは可能な限り他の条件の多くに会い、である - - 最適な解が得られないことが、彼らはすべての条件が満たされている状況で、次善の状況がことがわかった。確かに、リプシーとランカスターを侮れない、一般的に、一つの最適平衡条件が成立しない場合、他の平衡条件のすべてが変更されます。潜在的に、次善の均衡は、政府の介入によってもたらされる新たな均衡よりも劣っているかもしれないが、いずれの不均衡になっている市場に均衡を取り戻すために、または離れて次善の条件から他の市場に移動する。経済学者は、特定の物品に課税すると、他の助成金から自由貿易を制限するに至るまで、経済に介入のすべての種類を正当化するためには、この洞察を押収した。市場の失敗があるたびに、次善の理論は、それが経済厚生を増加させる政府の政策を設計することが常に可能だと言う。悲しいかな、政府の介入の歴史は、セカンドベストは、実際には、理論的には上が改善されることがありますが、セカンドベストはしばしば、少なくとも最悪であることを示唆している。

    関連論文:


    Title セカンド・ベスト定理と経済政策 Author 鈴木, 守 ... - KOARA

     
    (Adobe PDF)

    koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/.../download.php?file_id...
    リプシーランカスターによる. セ力ンド . ベスト定理. 3. デイヴィス= ウィンストンによる その修正. 4. 一般化されたセ力ンド. ベスト定理とその政策的含意. 1. はじめに. 完全 競争がある種の条件の下で資源の最も効率的な. 利用を保証するという命題は,厚生 経済学 ...

    222:
    オイケン

    228:
    ロドリック(トルコ)
    232:
    コルナイ・ヤーノシュ

    244:
    ジョン・ムース
    ロバート・ルーカス

    248:
    エルズバーグ

    256:
    セン『貧困と飢饉』

    6 現代の経済学―1970年~現在 p.258~






    261:
    フラッド、ガーバー(年表のみ)

    Collapsing Exchange Rate Regimes: Another Linear Example 1995年

    Robert P. FloodPeter M. Garber, Charles Kramer

    NBER Working Paper No. 5318
    Issued in October 1995NBER Program(s):   IFM 
    https://people.ucsc.edu/~hutch/241B/Ec%20241b%20SYLLABUS%20Winter%202009_files/flood.collapsingregime_jie96.pdf


    272:
    ユージン・ファーマ
    Fama, Eugene (1970). “Efficient Capital Markets: A Review of Theory and Empirical Work”. Journal of Finance 25 (2): 383–417. doi:10.2307/2325486JSTOR 2325486.



    273:
    アクセルロッド

    274:
    アカロフ

    276:
    キッドランド(Kydland)、プレスコット(Prescott)両教授の 1977 年の論文 Finn E. Kydland, and Edward C. Prescott (1977), "Rules Rather than Discretion: The Inconsistency of Optimal Plans," Journal of Political Economy, Vol. 85, No. 3. June, pp. 473-492.
    http://www.sfu.ca/~kkasa/prescott_77.pdf
    裁量より規則を 両氏はRBC(1982年にモデル化)で有名。

    参考:
    「インフレ目標」をめぐるネット議論の陥穽 ( 経済学 ) - 岩本康志のブログ - Yahoo!ブログ
    http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/32325439.html
    (1) 「なぜインフレ目標が必要なのか」
     その理論的根拠は,キッドランド教授とプレスコット教授が1977年に発表した「時間整合性」(time consistency)の議論にある。
     この議論が一般の人にはすぐには伝わりにくい。それも無理はない。両教授が数学的に定式化するまでは,学界でもきちんと認知されていなかった問題であり,だからこそノーベル経済学賞を受賞する業績となったのである。
     時間整合性の議論は経済現象のさまざまな場面に現れるが,金融政策については,随時,最良の政策をとっていく「裁量的政策」が,時間を通して見た場合に望ましくないことになっている,という現象として現れる。「日々最善をつくすことが,全体として最善になっていない」という理屈をいきなり持ち出されると,予備知識のない人は面食らうだろう。時間整合性を噛み砕いて説明することは,今回の記事の主旨ではないので,先を急ぐ。
     時間整合性の議論が裏付けたのは,「その時その時で最良な政策を追求するよりは,ルール化した政策をとる(その時だけを見れば最良ではない)方が望ましい」という考え方である。ルールはそれが守られているかどうか外から確認ができるように簡明なものが望ましい。そうしたルールとして考えられてきたものの代表が,「インフレーション・ターゲッティング・ルール」である。この考え方が定着するには何人かの学者の研究がかかわっているが,代表格にはスベンソン教授があげられる。また,他のルールも考えられている。

    278:
    エドワード・ローレンツ
    https://ja.wikipedia.org/wiki/バタフライ効果
    ローレンツ・アトラクタ。ローレンツ方程式のパラメータを p = 10、r = 28、b = 8/3 として数値計算した結果をある方向から見ると、蝶が羽を開いたような形をしている(左図)。ローレンツ方程式は3変数(xyz)の関数であり、3次元空間では右図のような軌跡となる。
    • E. N Lorenz、杉山勝・杉山智子(訳)、1997、『ローレンツ カオスのエッセンス』初版、 共立出版 ISBN 4-320-00895-2

    ローレンツ カオスのエッセンス 単行本 – 1997/9


    280:

    孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生 単行本 – 2006/4

    281:

    マルチスピード化する世界の中で――途上国の躍進とグローバル経済の大転換 単行本 – 2011/10/7

    294:

    限界費用価格形成原理の研究II (日本交通政策研究会研究双書) 単行本 – 2016/3/26

    Nordhaus [1994] のDICEモデル (Dynamic Integrated model of Climate and the Economy)
    気候変動と経済の動的統合モデル の略の意味.

    311:
    マリリン・ウェアリング
    KEY THINKER Marilyn Waring (1952–)

    新フェミニスト経済学 単行本 – 1994/8