水曜日, 10月 27, 2010

"My name is Sigmund Freud"


         (フロイト精神分析リンク::::::::::) 
ジークムント・フロイト(ドイツ:Sigmund Freud、1856年5月6日 - 1939年9月23日)
死の前年のラジオ用の音声及びその原稿(録音は1938年12月7日。放送は1938年12月27日)。
リンク死の欲動:再考The Battle of the HunsHaeckel=Freud 「…欲望転換について」1916

NAMs出版プロジェクト: 「シュレーバー症例論」(1911)

http://nam-students.blogspot.jp/2017/02/1911.html

Freud Says;
"I started my professional activity as a neurologist trying to bring relief to my neurotic patients.
Under the influence of an older friend and by my own efforts, I discovered some important and new facts about the unconscious in psychic life, the role of instinctual urges and so on.
Out of these findings grew a new science, Psycho-Analysis, a part of psychology and a new method of treatment of the neuroses.
I had to pay heavily for this bit of good luck. People did not believe in my facts and thought my theories unsavoury.
Resistance was strong and unrelenting. In the end I suceeded in acquiring pupils and building up an International Psycho-Analytic Association. But this struggle is not yet over. "

"Im Alter von 82 Jahren verließ ich infolge der deutschen Invasion mein Heim in Wien und kam nach England, wo ich mein Leben in Freiheit zu enden hoffe. My name is Sigmund Freud"


「私は、神経症の患者を治そうと、神経科医として専門的な活動を始めました。年上の友人の影響のもとに、また、自分自身の努力によって、私は、心的生活における無意識や、本能的欲動が果たす役割その他についての、新しくて重要な事実をいくつか発見しました。
これらの発見の中から一つの新しい科学である精神分析が育ちましたが、これは心理学の一部分であって、神経症治療の新しい方法だったのです。
このわずかな幸運を手に入れるために、私は大きな犠牲を払わなければなりませんでした。人々は私が言う事実を信じてくれないし、私の学説を味気ないものだと考えたのです。世間の抵抗は強くて容赦ないものでした。ようやく、私は弟子を持つことが出来、国際精神分析教会を設立できました。けれども、まだ闘いは終わっていないのです。
(以下ドイツ語)
82歳の時、ドイツが侵攻したので、私はウィーンを去り、イギリスへ来ました。自由のなかで生涯を終えたいと願っております。
(英語で)
私の名前はジークムント・フロイト。」

参照:邦訳『フロイト最後の日記』(日本教文社、XXII頁及び261頁)

一部分をドイツ語で語ったのは、この放送をドイツ人に聞かせたいというせめてもの抵抗の姿勢であるようだ(前掲書より)。
当時、すでに顎の癌により人工口蓋をつけていたのでかなり話しにくかったと推察される。

参考:
http://www.pakistan.tv/videos-sigmund-freud-on-the-bbc--%5B_sm5YFnEPBE%5D.cfm
http://www.pakistan.tv/videos-sigmund-freuds-voice-bbc-broadcast-recording-[5jJ6Lhk1pNg].cfm
http://www.freud-museum.at/freud/media/audio-e.htm
http://www.dra.de/online/hinweisdienste/wort/2006/mai06.html
http://books.google.co.jp/books?id=RTfJV3fWXWUC&pg=PA32

なお現在刊行中の邦訳『フロイト全集』には上記の草稿は未収録。


以下転載

『死の欲動』発見史:再考

http://yojiseki.exblog.jp/11573196/

死の欲動はフロイトの見解ではシュピールラインが発見した(『快感原則の彼岸』1920のフロイト自身による注:「ザビーナ・シュピールラインは、内容も思想も豊富な論考で、この思弁をすでに徹底的に進めているが、この論考はわたしにはわかりにくいところがあった。」ちくま文庫『自我論集』186頁より)。
ただし、シュピールラインはユングから貰い受けたと書き、ユングはフロイトから受け継いだと書いている。

ユングの貢献をフロイトが隠蔽し、結果としてシュピールラインの功績も見えにくくなっている。フロイトの歴史的大きさには変わりがないが大きいがゆえの弊害があるという事だ。

        『死の欲動』発見史

           ゲーテ             |
1808    『ファウスト』第一部         |
1833           第二部         |
                           潜
         シューペンハウアー         |         
1851「個人の運命に宿る〜意図についての超越的思弁」在
                           |
           ワーグナー           期
1876    「ジークフリート」初演        |
                           |
           ニーチェ            |
1883    『ツァラトゥストラ』         |
                           |
           フロイト            |
1900      『夢判断』            ?
            /\  
     ユング      シュピールライン
1911 『変容の象徴1』 『分裂病(統合失調症)の一症例の心理的内容』(未邦訳)
     共に初出はJahrbuch für psychoanalytische und psychopathologische Forschungen (1911)
            \/
            /\
1912 『変容の象徴2』 『生成の原因としての破壊』
             /
           フロイト
1920     『快感原則の彼岸』

あるいは、

        『死の欲動』発見史

           ゲーテ             |
1808    『ファウスト』第一部         |
1833           第二部         |
                           潜
         シューペンハウアー         |         
1851「個人の運命に宿る〜意図についての超越的思弁」在
                           |
           ワーグナー           期
1876    「ジークフリート」初演        |
                           |
           ニーチェ            |
1883    『ツァラトゥストラ』         |
                           |
           フロイト            |
1900      『夢判断』            ?
            /\  
     ユング      シュピールライン          フロイト
1911 「変容の象徴1」 「分裂病の一症例の心理的内容」  「シュレーバー症例論」
     三つ共に初出はJahrbuch für psychoanalytische und psychopathologische Forschungen (1911)
            \/
            /\
1912 「変容の象徴」  「生成の原因としての破壊」
             /
           フロイト
1920     『快感原則の彼岸』


通常「シュレーバー症例論」★(1911,年鑑3)が、心的エネルギーとしてのリビドー一元論へ移行するユングと、最終的に生の衝動、死の衝動という二元論を確立するフロイトの分岐点とされる。

★原題はPsychoanalytische Bemerkungen über einen autobiographisch beschriebenen Fall von Paranoia(Dementia paranoides)(「自伝的に記述されたパラノイア(妄想性痴呆)の一症例に関する精神分析的考察」)


《『年鑑』の同じ巻の他の執筆者も、シュレーバーの自伝に注目を向けるという幸運があった》フロイト,症例論補遺より


(シュレーバー『ある神経病者の回想録』はライプツィヒのオスヴァルト・ムッツェ社より一九〇三年に出版されたが親族が買い占めて燃やしたので入手困難だった。フロイトは自論を読む前に読んでおいて欲しかったが不可能だった。バタイユ、フーコー、ドゥルーズ、浅田彰らによる言及は単なる精神医学症例の枠を超えた文化現象となった。シュピールライン1911もシュレーバーに言及している。)


「死すべき運命にあろうとも、ああ、私はこのままでよいのだ、あなたの愛はあまりにも大きい。神が常に享受すればこそ、私は流転の中に入ったのだ」ワグナータンホイザー、回想録より孫引き


《何らかの仕方で他人の魂を奪い、その魂の犠牲の上にいっそう永い生命か、あるいは何かしら別の、死を超越して到達するような利益を手に入れることが可能であろうという観念が、すべての民族の伝説や詩において流布している。私は、例としてだが、ゲーテの『ファウスト』、バイロン卿の『マンフレッド』、ヴェーバーの《魔弾の射手》などを想い起こす。》回想録#2講談社学術文庫より


3者の論文が同時に載った1911年の年鑑第3巻。キーワードは1でも2でもなくて3だ。

Jahrbuch für psychoanalytische und psychopathologische Forschungen (1911)
https://ia902702.us.archive.org/0/items/JahrbuchFuumlrPsychoanalytischeUndPsychopathologischeForschungen/jahrbuch_III_a_1911.pdf

 


 

フロイトはショーペンハウアーの『個人の運命における〜』↓にも言及している。
影響下に有るのは自明である。

「見えざる、あるかなきかの光のなかに現われるかの操縦は、人生の本来の結果でありま
たそのかぎりで人生の目的である死に至るまで、われわれに随行するわけである。死の時が来ると、
神秘的なすべての力(もともとはわれわれ自身に根を持つのだが)、人間の運命をたえず規定する
力がいっせいに押し寄せてきて行動を起こす。これらの諸力の葛藤からして、彼がいまや歩むべき道
ができあがる。つまり彼の再生(パリンゲネジー*)がいっさいの快苦とともに準備され、これらの快苦は再生のなかに 含まれ、爾後再び撤回を許されぬように定められている。」
(「個人の運命に宿る意図らしきものについての超越的思弁」
Transscendente Spekulation über die anscheinende Absichtlichkeit im Schicksale des Einzelnen.
シューペンハウアー全集10白水社315頁
原書出版1851年)

*注:
パリンゲネジー
Palingenefie googlbooks
再生


補足:
「意志は、物自体として人間の内的な、真にして不滅の本質を構成する。けれどもそれ自体においては 意志は無意識的である。というのは意識は知性によって制約されているからである。そしてこの知性は われわれの本質の単なる偶有性である。」
(ショーペンハウアー意志と表象〜続編第19章白水社全集第6巻24頁)

以下、フロイト自身の言葉。

「われわれはおもいがけずも、ショーペンハウアーの哲学の<港>へと舳先を向けてしまったのである。 ショーペンハウアーの哲学によると、死は生命の「本来の結果」であり、目的でさえある。これに対し て性欲動は、生の意志が体現されたものである。」
(フロイト「快感原則の彼岸」(1920)『自我論集』ちくま文庫179頁)

その他、フロイトのショーペンハウアーへの言及は岩波版フロイト全集18巻編注ラスト(395ー7頁)に詳しい(注釈者による続意志と表象42章「類と生命」が近いという指摘も貴重。なお性欲の重要性の指摘とともに、この章ではすでに生物の種に対して個体の死が対比されている)。

なかでも「精神分析への抵抗」(1925)↓が代表的。

「哲学者ショーペンハウアーがすでに、性生活の比類ない重要性を忘れがたい印象的な言葉で力説していた‥」
(フロイト全集18巻岩波版331頁)

「性理論三編第四版序」(1920)にも、

「哲学者アルトゥル・ショーペンハウアーが、人間の活動が通常の意味での「性」によって、いかに大きく左右されるかを明らかにしたのは、ついこの間のことである。」
(『エロス論集』ちくま文庫21頁)

とある。

以下、その他のフロイトの言葉を追記する。

<あるとき、O・ランクがショーペンハウエアーの『意志と表象の世界』のなかで、
この哲学者が狂気のことを説明しようと苦心惨憺している個所を見せてくれた。あ
の書物で、現実の苦しい一部分を引き受けるのに逆らい抵抗することに関して語ら
れているのは、私の抑圧概念の内容と完全に合致するものであり、またぞろ一つの
発見が可能になったのは、私の無学のおかげと言ってもよかったのである。つまり、
他の人たちはこの個所を読むには読んだけれども、ここをたんに読み流してしまっ
ただけで、私がしたような発見はせずに終わったのである。>
(「精神分析運動史」(1914)、フロイト著作集人文書院第10巻263頁)

<先達として高名な哲人たちの名を、とりわけ偉大なショーペンハウアーの名を挙げ
なければならない。彼の言う無意識的な「意志」とは精神分析が魂の本能と呼んで
いるものと同じである。さらにこの同じ思想家は忘れることの出来ない力強い言葉
によって、いまだに過小評価を受けている性的努力の意義について人間に警告した
のであった。>
(「精神分析に関わるある困難」(1917)、フロイト著作集人文書院第10巻 331−2頁)

以下、トーマス・マンの指摘。

「意志の心理学者としてのショーペンハウアーは、あらゆる現代心理学の父である。かれから出発して、ニーチェの 心理的ラディカリズムをこえてフロイト、およびフロイトの深層心理学を拡大して精神諸科学に適用した人たちに いたる一本のまっすぐな線が走っている。(略)ショーペンハウアーの暗い意志の王国は、フロイトが「無意識」と よび、「エス」と名づけたものとまったく同一であり、他方において、ショーペンハウアーの「知性」は、フロイト の「自我」(つまり、たましいの外界にむけられた部分)と完全に照応している。」
(「ショーペンハウアー」トーマス・マン『ショーペンハウアー全集 別巻』白水社、238−9頁。)

トーマス・マンの講演録「フロイトと未来」にも同様の指摘がある。

<…フロイトの『続精神分析学入門講義』中の一章、「心的人格の分析」と題され
た驚嘆すべき論文には、まことにわが意を得た思いがするのです。そのなかで彼が
魂の無意識の領域、すなわち「エス」の世界を巧みに、激しく、同時に知的で医師
らしく冷静な関心のアクセントをもって語っている言葉などは、ショーペンハウア
ーが彼の暗い意志の領域を記述するために、これをそっくりそのまま使用すること
ができただろうと思われるようなものなのであります。>
(「フロイトと未来」『トーマス・マン全集』新潮社第9巻385頁)

_________________

あるいは、

        『死の欲動』発見史

           ゲーテ             |
1808    『ファウスト』第一部         |
1833           第二部         |
                           潜
         シューペンハウアー*        |         
1851「個人の運命に宿る〜意図についての超越的思弁」在
                           |
           ニーチェ            期
1883    『ツァラトゥストラ』         |
                           |
           フロイト            |
1900      『夢判断』            ?
            /\  
     ユング      シュピールライン
1911 『変容の象徴1』 『分裂病(統合失調症)の一症例の心理的内容』(未邦訳)
            \/
            /\
1912 『変容の象徴2』 『生成の原因としての破壊』
             /
           フロイト
1920     『快感原則の彼岸』

Jahrbuch für psychoanalytische und psychopathologische Forschungen (1911)

あるいは、

        『死の欲動』発見史

           ゲーテ             |
1808    『ファウスト』第一部         |
1833           第二部         |
                           潜
           ニーチェ            在
1883    『ツァラトゥストラ』         期
                           |
           フロイト            |
1900      『夢判断』            ?
            /\  
     ユング      シュピールライン
1911 『変容の象徴1』 『分裂病(統合失調症)の一症例の心理的内容』(未邦訳)
            \/
            /\
1912 『変容の象徴2』 『生成の原因としての破壊』
             /
           フロイト
1920     『快感原則の彼岸』

Jahrbuch für psychoanalytische und psychopathologische Forschungen (1911)


通常、「シュレーバー症例論」(1911)が、心的エネルギーとしてのリビドー一元論へ移行するユングと、最終的に生の衝動、死の衝動という二元論を確立するフロイトの分岐点とされる。

参考:

メフィストフェレスは言う。自分は「常に悪を欲して、しかも常に善を成す」あの力であると(J・W・フォン・ゲーテ『ファウスト』第1部3〔相良守峯訳、岩波書店、1958年、92頁〕)

ユングの『変容の象徴』(「六 母から自由になるための戦い」ちくま文庫下35頁)では、『ツァラトゥストラ』の番外編であるニーチェの詩(「猛禽のあいだで」『ディオニソス頌歌』 ちくま文庫だと全集別巻2495頁)がリビドーが自分自身を傷つける例として引用される。


http://yojiseki.exblog.jp/7759962/
『続精神分析入門』(1933)より 超自我が入った図の概略






(「自我とエス」(1923)では超自我はない。両者とも抑圧が斜めに入る。
第一局所論は『夢判断』等で展開される)。








第一   第 二 局 所 論
局所論    
     __   _____
 意識_|__|_|_____|_
前意識_|超_|_|_自我__|_
無意識 |  | |_____|  
    |  |  _____
    |自 | |     |
    |  | |     |
    |  | | イド  |
    |我 | |     |
    |__| |_____|

あるいは、

       __   _____
   意識_|__|_|_____|_
  前意識_|超_|_|_自我__|//
  無意識 |  | |_____//抑圧  
      |  |  ____//
      |自 | |   //|
      |  | |     |
      |  | | イド  |
      |我 | |     |
      |__| |_____|
第一局所論  第 二 局 所 論 
 『夢判断』 「自我とエス」(1923)
(1900) 『続精神分析入門』(1933、
                 超自我を追加)

上記図はマルクスの経済表↓に少し似ている。超自我が本源的蓄積、抑圧が異なる部門間の交換ということになる。

マルクス経済表(部門1と2が逆):
                               p1
                          追加的不変資本Mc
                    _産業利潤_追加的可変資本Mv
 _____             |      個人的消費Mk
|第1部門 |           P|_利子___単利__|z
|機械と原料|          利潤|      複利  |
|_____|           /|_地代___差額地代|r
                 /        絶対地代|
 不変資本C 可変資本V 剰余価値M 生産物W       |
       _____\____  /          |
          /  \    /           |
 ____    /  労賃\  /    _産業利潤_  |
|第2部門|  /      \/    |      | |
|生活手段| /       /\ 利潤_|_利子___| |
|____ /   労賃__/__\ / |      | |  
     /    /  /   \\  |_地代___| |
    /    /  /    /\\        | |
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物______/_/  
          /        /   
 ____    /        / 
|第3部門|  /        /              
|総生産物| /        /          
|____|/        /          
 ____/ _______/__                      
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物
 
  C  +  V  +  M  =  W

あるいは、

  _____  (技術革新等 | (労働時間
 |第1部門 |  空間的差異)|絶 の延長)1:10              2:21  
 |機械と原料|___相対的__|対_____       _追加的不変資本___  Mc
 |_____|   剰余価値 |的   ___産業利潤_/_追加的可変資本___\ Mv
本               |剰  |        \_個人的消費_____/|Mk
 固定資本2:9 流動資本   |余  |___利子_____単利_________|
  \機械)(原料/\     |価  |      \___複利________/|
  (土地 消耗品) \    |値 /|___地代_____差額地代_______|
源   \  / (労働力)  | /          \_絶対地代______/|
  不変資本C 可変資本V 剰余価値M 生産物W                  |
     1:6 ____\____  /                     |
           /  \    /                      |
的 ____1:24/  労賃\  /    _産業利潤___3:1〜____   |
 |第2部門|  /      \/    |                \  |
 |生活手段| /       /\   _|_利子_____3:21〜____| |
 |____|/   労賃__/__\ / |        3:24     | |  
蓄     /    /  /   \\  |_地代_____3:37~44__| |
     /    /  /    /\\          3:45     | |
  不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物_____________G___/_/  
           /        /        四:  ◎ 貨幣     
積 ____    /        /             ◯ 
 |第3部門|  /        /          三: /| 一般的 
 |総生産物| /        /             ☆☆☆     1:1、3、
 |____|/ _______/_             ☆☆☆     3:33
      /                      二:|/  拡大
  不変資本  可変資本  剰余価値  生産物        ◯ 
                           形態一:◯=☆ 単純 
                       (相対的価値形態 = 等価形態)


さらに、「集団心理学と自我分析(Massenpsychologie und Ich-Analyse)」 (1921)における自我理想の図も参考になるかも知れない。





付記:
フロイトによるカントへの言及は以下がある。

「空間性とは、心的装置の広がりの投射であるのかもしれない。他の[かたちでの]派生は在りそうもない。
カントの言う、われわれの心的装置のアプリオリな条件の代わりに。心(プシュケ)とは延長しており、
そのことについては何も知らない。」(邦訳『フロイト全集22』p.285)

カントの概念のヒエラルキーは凡そ一定である。

                             ◎:範型/象徴×
 純粋理性概念→|\ ←理性               ◯:図式
(超越論的理念)| \ 
        |  \                               
        |___◎ ←(規定的/反省的)判断力       
        |   |\                           
        |   | \
        |   |  \         
 純粋悟性概念→|___|___\ ←悟性(超越論的統覚)    
 (カテゴリー)|\  |  /|\  
        | \ | / | \     
        |  \|/  |  \     
        |___◯___|___\ ←構想力
        |  /|\  |    \
        | / | \ |     \ 
 感性的多様性→|/__|__\|______\ ←感官
                         (経験的統覚)



追記:ジャネとの関係

フロイトは『ヒステリー研究』でジャネとの無意識の先取権争いを告白している。
もしかりにフロイトのジャネ批判が正しいとしても逆にだからこそジャネのある
程度の先取性は認められるだろう。

http://yojiseki.exblog.jp/4946359/
ピエール・ジャネ(Pierre Janet、1859-1947)


______________

付録: ツタンカーメンをめぐるフロイトの大胆仮説

フロイトとモーセ from on Vimeo.
(→収集家としてのフロイト展


リンク

     スピノザ
 ヘーゲル    カント
 マルクス 空海 フロイト
プルードン    坂本龍馬  
      柄谷



リンク

     スピノザ
プルードン    ヘーゲル
 マルクス 空海 カント
 坂本龍馬    フロイト
      柄谷

参考:
ダリによるフロイト
http://nam-students.blogspot.jp/2014/07/freud-by-dali-1938.html

「死の欲動」:メモ 

http://yojiseki.exblog.jp/11519361/

「死の欲動」:メモ

「死の欲動 the death instinct, the death drive ,todestrieb」の発見史において、ゲーテの『ファウスト』は特権的な地位を占める。

《ファウストが現世に訣別する呪いの言葉を吐くと、霊たちの合唱団が歌う。 


悲しや、悲しや! 

おん身は 

美しき世界を 

強きこぶしもて砕きぬ! 

世界はくつがえり、滅ぶ! 

半ば神なる人、そを打ち砕きぬ!

(中略) 

地上の子らのうち 

力づよきものよ、 

前よりもきらびやかに 

そを再建せよ、 

おん身の胸のうちに打ち建てよ!  〔高橋健二訳〕》

シュレーバー症例論より

Full text of "Jahrbuch für psychoanalytische und psychopathologische Forschungen III 1911 1.Hälfte" 年鑑3より

https://archive.org/stream/JahrbuchFuumlrPsychoanalytischeUndPsychopathologischeForschungen/jahrbuch_III_a_1911_djvu.txt


62.

Nach dem Fluche, mit dem Faust sich von der Welt lossagt, singt der Geisterchor: 

Weh! Weh! 

Du hast sie zerstört, 

die schöne Welt, 

mit mächtiger Faust; 

sie stürzt, sie zerfällt! 

Ein Halbgott hat sie zerschlagen!  


Mächtiger 

der Erdensöhne. 

Prächtiger 

baue sie wieder, 

in deinem Busen baue sie auf! 


痛まし。痛まし。 

強き拳もて 

美しき世界を 

汝毀ちぬ。 


世界は倒れ崩れぬ。 

半ば神なる人毀ちぬ。 

その屑を「無」のうちへ 

我等負ひ行きつゝ、 

失はれし美しさ

歎く。 

下界の子のうちの 

力強き汝 

先より美しく 

そを再び建立せよ。 


汝が胸のうちにそを建立せよ。 

爽かなる目もて耳もて 

新なる生の歩を 

始めよ。 

さらば新しき歌  [1620]


ファウスト第1部書斎より 森鴎外訳


ウパニシャッド(ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド1:4:3)も同じ箇所がユング、フロイトに引用されている。☆☆

「死の欲動」:メモ その2 

http://yojiseki.exblog.jp/11573196/

「死の欲動」:メモ その2

死の欲動をフロイトより先に(『快感原則の彼岸』1920のフロイト自身による注及び、ユング『変容の象徴』1952年版、ちくま文庫下294頁の注を参照)提唱したとされるシュピールライン(S. Spielrein )の論文(ユングを引用した箇所)の原文(1912)は以下。
http://www.archive.org/details/JahrbuchFuumlrPsychoanalytischeUndPsychopathologischeForschungenIv_509

http://www.archive.org/stream/JahrbuchFuumlrPsychoanalytischeUndPsychopathologischeForschungenIv_509/JdP_IV_1912_1_Haelfte#page/n467/mode/2up
466頁〜

Die Destruktion als Ursache des Werdens. 

Von Dr. Sabina Snielrein (Wien). 

„Die leidenschaftliche Sehnsucht, d. h. die Libido hat zwei Seiten: 
sie ist die Kraft, die alles verschönt und unter Umständen alles zerstört. 
Man gibt sich öfter den Anschein, als ob man nicht recht verstehen könne, 
worin denn die zerstörende Eigenschaft der schaffenden Kraft bestehen 
könne. Eine Frau, die sich, zumal unter heutigen Kulturumständen, der 
Leidenschaft überläßt, erfährt das Zerstörende nur zu bald. Man muß 
sich um ein Weniges aus bürgerlich gesitteten Umständen herausdenken, 

um zu versteacn, welch ein Gefühl grenzenloser Unsicherheit den Menschen 
befällt, der sich bedingungslos dem Schicksal übergibt. Selbst fruchtbar 
sem — heißt sich selber zerstören, denn mit dem Entstehen der folgenden 
Generation hat die vorausgehende ihren Höhepunkt überschritten: So 
werden unsere Nachkommen unsere gefährlichsten Feinde, mit denen wir 
nicht fertig werden, denn sie werden überleben und uns die Macht aus den 
entkräfteten Händen nehmen. Die Angst vor dem erotischen Schicksal 
ist ganz begreiflich, denn es ist etwas Unabsehbares daran; überhaupt birgt 
das Schicksal unbekannte Gefahren, und das beständige Zögern des Neu- 
rotischen, das Leben zu wagen, erklärt sich aus dem Wunsche, abse'ts 
stehen zu dürfen, um nicht im gefährlichen Kampfe des Lebens mitringen 
zu müssen. Wer auf das Wagnis, zu erleben, verzichtet, muß den Wunsch 
dazu in sich ersticken, eine Art Selbstmord begehen. Daraus erklären sich 
die Todesphantasien, die den Verzicht auf den erotischen Wunsch gerne 
begleiten 1 )." 

Ich führe absichtlich so ausführlich die Worte Jung's an, weil 
seine Bemerkung den von mir gewonnenen Resultaten am meisten ent- 
spricht, indem er auf eine unbekannte Gefahr, welche in der erotischen 
Betätigung liegt, hinweist; außerdem ist es für mich sehr wichtig, 
daß auch ein männliches Individuum sich einer nicht nur sozialen Gefahr 
bewußt ist. 

(邦訳『秘密のシンメトリー』365頁、「情熱的な憧れとしてのリビドーには二つの面がある。すなわち、リビドーとは、あらゆるものを和解し、かつ状況によってはあらゆるものを破壊する力なのである。‥‥」)


引用元であるユングの原文1911は以下(この機関誌の同じ号に掲載されたシュピールラインの論文Spielrein: "Über den psychologischen Inhalt eines Falles von Schizophrenie (Dementia praecox)"をユングは『変容の象徴』の続編で参照してる。無論両者の源流にフロイト『夢判断』があるがそれ以上にニーチェも両者に影響を与えている)。

           ニーチェ
1883    『ツァラトゥストラ』

           フロイト
1900      『夢判断』
            /\  
     ユング      シュピールライン
1911 『変容の象徴1』 『分裂病(統合失調症)の一症例の心理的内容』(未邦訳)
            \/
            /\
1912 『変容の象徴2』 『生成の原因としての破壊』
             /
           フロイト
1920     『快感原則の彼岸』

Jahrbuch für psychoanalytische und psychopathologische Forschungen (1911)


http://www.archive.org/details/p2jahrbuchfrpsyc03junguoft

http://www.archive.org/stream/p2jahrbuchfrpsyc03junguoft#page/218/mode/2up
218頁〜

冒頭:
"Die leidenschaftliche Sehnsucht, d. h. die Libido hat zwei Seiten: 
sie ist die Kraft, die alles verschönt und unter Umständen alles zerstört.‥ "
(注:d.h.=das heisst=即ち)

「情熱的な欲望にもふたつの面がある。それはすべてを美化するがまた事情によってはすべてを破壊することもある力である。‥」(ちくま学芸文庫『象徴と変容 上』「五 蛾の歌」225頁の訳) 

Cronenberg’s “A Dangerous Method” :

http://yojiseki.exblog.jp/11467574/

☆☆

ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド : 

http://yojiseki.exblog.jp/11494639/

ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド

ユングの東洋趣味はよく知られているが、フロイトも1920年『快感原則の彼岸』(ちくま文庫『自我論集』191頁)の脚注で、ウパニシャッド(「ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド」)の以下の部分を孫引きして、プラトン(『響宴』でアリスとファネスに語らせている神話)への影響の可能性を論じている(前出のちくま文庫では「ブリハード・アラニヤーカ・ウパニシャッド」と表記されてしまっている)。
さすがにフロイトはユングのような元型論はとっていない。

http://klibredb.lib.kanagawa-u.ac.jp/dspace/handle/10487/3311
ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド(Brhadaranyaka-Upanisad)
湯田豊:訳

1:4:3
それ(アートマン)は快として楽しまなかった。
それゆえ,単独でいる時には,人は楽しまない。それは第二者を望んだ。
それは抱擁している夫妻の大きさであった。
それは,自己自身を二つの部分に分割した。
それから,夫と妻が生じた。
それゆえ,われわれ両人は,いわば,この片割れである,とヤージュニャヴァルキヤは言うのを常とした。
それゆえ,この空虚は妻によって満たされる。
彼は妻を抱いた。
それから,人間が生まれた。

http://klibredb.lib.kanagawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10487/3311/1/kana-7-5-0002.pdf

注:
インド哲学の側から見ると、シャンカラが『ウパデーシャ・サーハスリー』で一部このテクストの註釈(不二一元論の源流?)をしていることからもわかるように最重要のテクストである(ただし「世界の名著」1に部分訳があるだけで手近かな邦訳はない)。湯田氏が「ブリハッドアーラニヤカ・ウパニシャッド」として『ウパニシャッド―翻訳および解説』(上記引用箇所は20頁)で全訳しているが、ユングは冒頭の文章も断片的(下259頁等)に引用しているので『変容の象徴』が入手しやすいテクストということになる。

追記:
フロイトの知識はユング経由だと思う。『変容の象徴』上本文321及び345頁の脚注に(「ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド」ではなく)「ブラダーラニヤカウパニシャド」という書名で同じ箇所の紹介及び同じ指摘がすでにされているからだ。
脚注(プラトンへの影響説=ユングの場合はフロイトのように『響宴』ではなく『ティマイオス』を引用しているが)は1952年版にはじめてつけられたからユングがフロイトを模倣した可能性もあるが、「ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド」自体の紹介はドイセン(またはドイッセン)経由で本文(1912年)にあり、ユングの方が早い。
 

http://nirmukta.com/2009/12/16/the-upanishads-attempt-to-reform-brahmanism/
「実に、感覚器官のかなたに事物があり、事物のかなたに思考がある。
思考のかなたに理解力があり、理解力(buddhi)のかなたに、大いなる自己(mahan atma)がある。」
(カタ・ウパニシャッド3:10、上記書456頁より、湯田豊訳)
湯田豊によればウパニシャッドという言葉の語源は弟子が師匠の下に座っていたことを意味するのではなく、人と事物の属性を規定していることにあるようだ。ネットで拾った上記の図は(西欧的文脈だが)ウパニシャッドの意義を良く指し示している。 

月曜日, 10月 25, 2010

C.G. Jung - death is not the end

BBCのジョン・フリーマン「貴方は今、神を信じますか?」

ユング「今ですか?・・・お答えしにくいですね、私は知っているのです。私には信じる必要がありません。私は知っているのですから」



Transcript of film interview between John Freeman and Jung on subject of the psyche not being confined by space and time [BBC Face to Face Interview, 1959 (Matter of Heart DVD)]

参考:
http://www.jungiananalyticpraxis.com/Jung%20dream%20collective%20unconscious.htm

多分柄谷行人の読者などはユングを軽視するだろうが、例えば「死の欲動」などのコンセプトはシュピールライン経由でユングにプライオリティがある(シュピールラインによればユングのそれはフロイトのものと違い、抑圧ではなく抑制だそうだが)。以下は死の二年前(1959年)のBBCによるTVインタビュー。生い立ち、フロイト、死について語っている。この放送が好評で『人間と象徴』が編集されたという。

ちなみに冒頭の言葉はユングが自宅のドアの石盤に刻んだエラスムスの言葉「呼び出そうと呼び出すまいと、神は臨在す」(もとはギリシア時代の信託)を連想させる(『ユングの世界』の付録のブラックによるBBCインタビュー記事より)。

以下、youtubeで公開されている動画(Matter of HeartとしてDVD化されている)とネット上で公開されているテクスト。
ちなみにユングのインタビュー動画は全部で三つあり、それぞれ1955年BBCのBlackによるもの(『ユングの世界』に一部邦訳有り、一部youtubeで視聴可能)、1957年Evansによるもの(『無意識の探求』にすべてではないが大部分の邦訳有り、全音声itunesで販売有り、一部youtubeで視聴可能)、1959年BBCのFreeman(邦訳未確認、DVD販売あり、youtebeで全視聴可、冒頭で引用し次に紹介するもの)によるものの三つがある。すべて英文テキストはhttp://www.scribd.com/doc/33631495/C-G-Jung-Speaking-Interviews-and-Encountersで読める。以下、年代をさかのぼって動画を紹介する。

http://www.scribd.com/doc/33631495/C-G-Jung-Speaking-Interviews-and-Encounters
C.G. Jung Speaking: Interviews and Encounters



















最後の部分のみ抜粋。テクスト。


Interviewer: I know that you say death is psychologically just as important as birth and like it is an integral part of life, but surely, it can't be like birth if it is an end. Can it?

Jung: Yes. If it is an end and there we are not quite certain about this end because we know that there are these pecular faculties of the psyche- that it isn't entirely confined to space and time. You can have dreams or visions of the future. You can see around corners and such things. Only igonrants deny these facst (ja - german). Its quite evident that they do exist and have existed always. Now these facts show that the psyche- in part, at least- is not dependent on these confinements. And then what? When the psyche is not under that obligation to....live in time and space alone- and obviously, it doesn't. Then, in .. to that extent, they psyche is not submitted to those laws and that means a..a practical continuation of life of a sort of psychical existence beyond time and space.

Interviewer: Do you- yourself believe that death is probably the end or do you believe....

Jung: Well, I can't say - wissen Sie ? (german translated wold be: you see ?)- the word "believe" is a difficult thing for me. I don't "believe"; I must have a reason for a certain hypothesis. Either I know a thing; and when I KNOW it, I don't need to believe it. If I- I don't allow myself, for instance, to believe a thing just for sake of believing it. I can't believe it! But when there are sufficient reasons for a certain hypothesis, I shall accept these reasons naturally. And to say "We have to recon with the possibility of [so and so]." You know?

Interviewer: Well...now you told us that we should regard death as being a goal and to stray away from it is to evade life and life's purpose. What advice would you give to people in their later life to enable them to do this when most of them must, in fact, believe that death is the end of everything?

Jung: Well...you see I have treated many old people and its quite interesting to watch what their conscious doing with the fact that it is apparantly threatened with the complete end. It disregards it. Life behaves as if it were going on and so I think it is better for old people to live on...to look forward to the next day; as if he had to spend centuries and then he lives happily, but when he is afraid and he doesn't looks forward; he looks back. He petrifies. He gets stiff and he dies before his time, but when hes living on, looking forward to the great adventture that is ahead, then he lives. And that is about what your concious is intending to do. Of course it is quite obvious that we're all going to die and this is the sad finale of everything, but never-the-less, there is something in us that doesn't believe it, apparently, but this is merely a fact, a psychological fact. Doesn't mean to me that it proves something. It is simply so. For instance, I may not know why we need salt, but we prefer to eat salt too because we feel better. And so when you think in a certain way, you may feel considerably better. And I think if you think along the lines of nature, then you think properly.

参考:
http://www.dangerousminds.net/comments/face_to_face_with_carl_jung/



追記:
以下は1957年のEvansによるインタビュー
(テクストは上記と同じhttp://www.scribd.com/doc/33631495/C-G-Jung-Speaking-Interviews-and-Encountersで収録、公開されている。)








元型が力であることはおわかりになったと思います。元型は自律性をもち、突然われわれを襲って捕えるのです。それは発作のようなものなのです。たとえば、一目惚れというようなことがあります、これがまさにその例なのです。われわれは、気づかぬままに、自分自身の中に女性についての一定のイメージすなわち、こんな女性というイメージを持っているのです。こんな女性、あるいは、少なくともわれわれの好むタイプにきわめて似た女性を見たときに、たちまちわれわれは発作に襲われ、捕われてしまうのです。そして後になって、それがとんでもない誤ちであったと気づくこともあるのです。ところで、ある男性が、自分の選んだ女性が、実は、選んだ通りの女性でなく、自分が捕われていたのだと、はっきり理解し、分別することができたとしましょう。彼は彼女がまったく良いところがなく、とんでもない食わせ者であることを知り、それをわたしに告げるでしょう。「どうぞ、先生。どうすればあの女を追い出せるでしょうか」。こう言いながら、やはり彼はそうすろことができません。彼は彼女の指の中に握られた粘土のようなものです。これが元型なのです。彼はそれをすべて自分の心のなせる業だと考えているけれども、そのようなことが起るのは、アニマ(anima)の元型のためなのです。
(略)
さて、少し複雑な問題にはいりますが、アニマは元型であり、男性がわずかではあるが女性あるいは女性的な遺伝的要素を持っている、ということをあらわすものです。アニマは、男性の中で現れなかったり、隠れたりしているものです。しかし常に存在しており、男性の中の女性らしさとして作用しているのです。
すでに十六世紀において、人文学者たちが、男性はアニマを持っており、それぞれの男性は自分の内に女性性を持っている、ということに気づいております。彼らはすでにその頃そのことについて述べており、したがってアニマは現代の発見ではないのです。(略)

『無意識の探求』66〜69頁






世界は一本の細い糸に繋がっています。(略)われわれ自身が非常に危険なのです。心が非常に危険なのです。もし何か心が狂うとすれば、どうなるでしょうか。だからこそ、今日、心がどんな力をもっているのか、また、心についていろいろのことを知るということがどれ程重要であるのかが、われわれに明らかにされてきています。しかし、われわれは心については何も知っていません。それどころか正常人の心理的な過程が、とにかく重要であるという考えなどには誰も耳を傾けようとはしません。「ああ、自分は頭に描いたものをまさにその通りもっており、周囲にあるものがすべてであり、与えられたものに満足するように教えられ、その考えを信じ、とくに、快的な家に住み、十分な食事をとっているならば、そのときには何も理想はいらない」と考える人もいます。しかしこれは大きな誤りなのです。なぜなら、人間は、まさに産み出されてくるものであり、しかも、白紙の状態で生まれてくるのではなくて、ひとつの現実をもったものとして生まれてくるものだからです。

『無意識の探求』90頁





ご存知のように、人間は、統計的真理の世界で生きているときには、完全ではありません。人間は、人間の全歴史を含んだ、人間の<全体性>が関係している世界に生きなければなりません。それは単に統計的なものではないのです。
(略)
あらゆることが統計化されるときには、すべての個人的な特性は一掃されてしまうのです。もちろん、これはまったく適切ではありません。事実、人間が統計化されるということは生命のないものとなります。というのは、もしあなたがたが人間の神話、すなわち、人間の歴史的な全系列を一掃してしまうならば、人間的な平均値となり、ひとつの数字となってしまうのです。すなわち、人間は何でもないことになります。人は特有の価値、すなわち、人間自身の独持の価値ある経験を奪われてしまうのです。
(略)
われわれは、歴史を無視した、白紙の状態で今日生まれてくるものと考えているのです。しかし、人間は常に神話の中で生活してきました。人が自分の中に歴史を持たずに生まれてくると考えるのは、病気なのです。それは絶対に異常です。なぜならば、人間は平凡に生まれてくるのではないのです。人間はある特定の歴史的意味をもった歴史的設定の中に生まれてくるのです。したがって、人間は歴史的な流れと関係をもつことができたときにのみ完全になるのです。もし、過去からの関係をもたずに成長しているならば、目や耳を持たずに生まれながら、しかも外界を正確に知覚しようとするようなものなのです。自然科学は「過去と関係を持つ必要はない。過去を一掃することができる」と主張するかもしれません。しかし、それは人間を骨抜きにすることなのです。
(略)

『無意識の探求』152-153頁

http://htmlimg2.scribdassets.com/7oqdynddkwlj44s/images/187-b7b70738cd/000.jpg



そこでわたしはこの遠く離れた過去を現在のこの瞬間に結びつけるような媒体を、常に探し続けました。
驚いたことに、わたしは、それが化学の歴史として理解されている錬金術(Alchemy)であることに気づきました。
(略)
その作業によって、普遍的無意識との関係のもとでの、われわれの無意識の発達、ならびにわれわれの意識が経験してきた変化、さらにどうして人間の無意識が神話のイメージと関わりがあるのか、などが明らかにされたからであります。
(略)
それは現在われわれが物事を理解する上での方法の基礎なのです。したがって、それは意識閾下にある本来の秩序のようなものなのです。われわれが元型をより広い観点からながめたときこそ、元型の展開や元型の活動の様相は、そのようにすばらしく見えることになります。おそらく今日以降、聴衆者諸君は過去の中へと振り返ってながめてみれば、いかにして現在の瞬間が過去から展開してきたかに気づくことでしょう。
(略)
錬金術の考え方がどのように中世の意識に働きかけたかの例を通して、まさにそれと同じように、無意識がわれわれ自身にはたらきかけているのがおわかりでしょう。

『無意識の探求』62頁〜64頁
"I was always looking for some meaning between, something that linked that remote past w/ the present moment. I found to my amazement it is alchemy. It is the basis of our modern way of conceiving dreams. And therefore it is, as it were, right underneath the threshold of consciousness. This is a wonderful picture of how the development of archetypes - that means, the movement of archetypes looks - when you look upon them as a form evolved. Maybe from today you look back into the past and you see how the present moment has evolved out of the past. And we can construct or even predict our... the cultures of our days when we know what it has been yesterday."



Jung on elementary psychology: a discussion between C. G. Jung and ... - Google ブック検索結果
Richard I. Evans, Carl Gustav Jung - 1979 - Psychology - 241 ページ
Text pages 70—74 dr. evans: In other words, in a sense dr. junc: Or, for instance, you see— taking a more concise archetype like the archetype of the ford; the ford through a river. Now that is a whole situation. You have to cross a .... For instance, you get into a situation, you don't know what the situation is, you suddenly are seized by an emotion or by a spell, ... it can suddenly seize you— it is like a seizure. So, for instance, falling in love at first sight,
books.google.co.jp/books?isbn=0710003439...


4 one-hour discussions between Jung and Evans, Aug. 5-8, 1957.
以下、
http://nirc.nanzan-u.ac.jp/Hito/watanabem/links/jungbib-b.htm
より
 『無意識の探求――ユングとの対話』 リチャード・I・エヴァンズ著 河合隼雄解 説 浪花博・岡田康伸訳 誠信書房 1978
 「C・G・ユング」『現代心理学入門』(下) リチャード・I・エヴァンス著 犬 田充訳 講談社学術文庫 1983 (『無意識の探求』に収録されたインタビュ ーの抜粋)
*"The Houston Films." in C.G. Jung Speaking

Evansによるインタビューはitunesでも音源(前後編別売り)が販売されている。
http://itunes.apple.com/us/album/carl-jung-in-his-own-words/id354001491

Blackによるインタビュー(1955)は以下のDVDの素材に使われている(川島書店『ユングの世界』に部分的邦訳有り)。ただし大部分がEvansのインタビュー(1957)。
The World Within: C.G. Jung in His Own Words
http://www.lib.berkeley.edu/MRC/PsychVid.html#historic











ちなみに、フロイトのBBC放送(音声のみ)は以下。
http://www.pakistan.tv/videos-sigmund-freuds-voice-bbc-broadcast-recording-[5jJ6Lhk1pNg].cfm

日曜日, 10月 24, 2010

Aby Warburg, Mnemosyne



アビ・ヴァールブルグ
Aby Warburg (1866-1929)
20世紀初頭のドイツ、ワイマール文化の成熟と相まって、後のヨーロッパ美術史研究に決定的な影響をもたらすことになるヴァールブルグ文庫の創設者。「アトラス・ムネモシュネー」と呼ぶ「記憶の地図」といった意味を持つ分類構造の考えは、ハイパーリンクの理念的原点となった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/アビ・ヴァールブルク

アビ・ヴァールブルク(1900年ごろ)
アビ・モーリッツ・ヴァールブルク(Aby Moritz Warburg, 1866年6月13日 - 1929年10月26日)はドイツの美術史家。

ハンブルクの富裕なユダヤ人銀行家の家庭に生まれ育つ。祖先はイタリアからドイツに移住したセファルディム。ボンとミュンヘンとストラスブールで考古学と美術史のほか、医学、心理学、宗教史を学ぶ。博士論文のテーマはボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』と『プリマヴェーラ』だった。

長男だったが家業の相続を嫌い、家督を弟に譲る代わりに、生家の経済的援助で好きな学問を生涯追究し続けた。フィレンツェで美術を研究する一方、1896年には米国に旅して、ホピ族に関する人類学的研究をおこなう。「蛇儀礼」がその論考である。

ヨーロッパに戻り、個人的蒐集物の保存と公教育に資することを意図し、ヴァールブルク文化学図書館(Kulturwissenschaftliche Bibliothek Warburg)を設立。

鬱病と統合失調症を患い、1921年、スイスのクロイツリンゲンにあったルートヴィヒ・ビンスヴァンガーの神経科医院に入院。1924年、医師や患者仲間たちの前で高度な学術的講義をおこなうことで正気を証し、退院を許される。

晩年の5年間は、ヴァールブルク文化学図書館で研究生活に没頭。精神病の再発を気遣いつつも、未完に終わった「ムネモシュネ・アラス」への主要論文を執筆。ハンブルクで心臓病のため死去。

ヴァールブルクの死後、ヴァールブルク文化学図書館は国家社会主義ドイツ労働者党の台頭を避けてイギリスロンドンに移転し、ロンドン大学附属のウォーバーグ研究所 (Warburg Institute)となった。

邦訳著作
『ヴァールブルク著作集』全7巻 伊藤博明・岡田温司ほか訳、ありな書房、2003~06年  
1. サンドロ・ボッティチェッリの「ウェヌスの誕生」と「春」
 イタリア初期ルネサンスにおける古代表象に関する研究
2. フィレンツェ市民文化における古典世界
3. フィレンツェ文化とフランドル文化の交流
4. ルネサンスの祝祭的生における古代と近代
5. デューラーの古代性とスキファノイア宮の国際的占星術―付:図(1枚)
6. ルターの時代の言葉と図像における異教的=古代的予言
7. 蛇儀礼 北アメリカ、プエブロ・インディアン居住地域からのイメージ
『異教的ルネサンス』 進藤英樹訳、ちくま学芸文庫 2004年
「デューラーの・・・」と「ルターの・・・」の一部を所収 
『蛇儀礼』 三島憲一訳 、岩波文庫 2008年
※以下は、「ヴァールブルク著作集―別巻」 ありな書房 、未刊:2010-11年に刊行予定

『ムネモシュネ・アトラス  (仮)』 田中純、加藤哲弘、伊藤博明訳注
『イメージの政治学 (仮)』 各.図版多数 
研究評伝
田中純 『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』  青土社、2001年
前田耕作・松枝到編 『ヴァールブルク学派 文化科学の革新』平凡社
「ヴァールブルク・コレクション」の別巻、1998年、詳しい書誌入り。
『アビ・ヴァールブルク伝 ある知的生涯』 晶文社 1986年
エルンスト・ゴンブリッチ/鈴木杜幾子訳 
『残存するイメージ アビ・ヴァールブルクによる美術史と幽霊たちの時間』
ジョルジュ・ディディ=ユベルマン/竹内孝宏・水野千依訳、人文書院 2005年
『シンボルの遺産』 フリッツ・ザクスル/松枝到訳  ちくま学芸文庫、2005年
著者は後継者の1人、ヴァールブルク文庫とヴァ-ルブルク回想の章がある、初版せりか書房、1980年。
『シンボルの修辞学』 晶文社・図像と思考の森 2007年  上記に同じ 
エトガー・ヴィント/秋庭史典、加藤哲弘、金沢百枝、蜷川順子、松根伸治共訳
カルロ・ギンズブルグ/竹山博英訳 『神話・寓意・徴候』 せりか書房、1988年
第2章に、「ヴァールブルクからゴンブリッチへ」がある。
『記憶された身体 アビ・ヴァールブルクのイメージの宝庫』
1999年7月6日-8月29日 国立西洋美術館で催したオーストリア国立図書館所蔵
アルベルティーナ版画素描コレクションの解説図録
『死の舞踏  中世末期から現代まで』
2000年10月11日-12月3日 国立西洋美術館で催したデュッセルドルフ大学所蔵
版画素描コレクションの解説図録

Aby Warburg, Mnemosyne
http://www.medienkunstnetz.de/works/mnemosyne/
http://www.educ.fc.ul.pt/hyper/resources/mbruhn/

アトラス・ムネモシュネーはヴァールブルクが計画した壮大な図像の百科事典の試み。今のgoogle画像検索の先駆けか? 近年では画像の内容を自動検索する研究が盛んだが、当時は大変だったに違いない。研究者の田中純氏によれば以下の「A」がすべての画像の最初にくる。








最後の写真の左下に以前紹介したジョットの壁画(「希望」の寓話画)がある。

ちなみに、ヴァールブルクの死の直前、1929年10月24日(木曜日)のニューヨーク、世界大恐慌がウォール街の株式市場の大暴落(「暗黒の木曜日(ブラック・サースデイ)」)に端を発し、全資本主義諸国に波及した。

日曜日, 10月 10, 2010

『世界史の構造』索引:作業中


                 (リンク:::::::::、 柄谷行人

NAMs出版プロジェクト: 『世界史の構造』索引:作業中

http://nam-students.blogspot.jp/2010/10/blog-post_7190.html@

NAMs出版プロジェクト: 索引(『世界史の構造』+『帝国の構造』):作業中

http://nam-students.blogspot.jp/2014/12/blog-post_15.html


柄谷行人『世界史の構造』(岩波書店):索引(50音順)
KARATANI Kojin”the Structure of World History”:index


[ア][カ][サ][タ][ナ][ハ][マ][ヤ][ラ][ワ]TOP →『世界史の構造』参考文献表年表目次:詳細
年表:ギリシアとヘブライ『世界共和国へ』索引
@は引用あり。

『世界史の構造』 目次概略

第二部 世界=帝国  85         序文 v
  序論 国家の起源 87         序説 交換様式論       1
 第一章 国家    93         第一部 ミニ世界システム  45
 第二章 世界貨幣 121           序論 氏族社会への移行 47
 第三章 世界帝国 156          第一章 定住革命     52
 第四章 普遍宗教 188          第二章 贈与と呪術    73

第三部 近代世界システム     235  第四部 現在と未来         401
  序論 世界=帝国と世界=経済 237   第一章 世界資本主義の段階と反復 403
 第一章 近代国家        245   第二章 世界共和国へ       431
 第二章 産業資本        270
 第三章 ネーション       311  注    467
 第四章 アソシエーショニズム  342  あとがき 503



[ア]
アーレント.Arendt,Hannah,
     『全体主義の起源2』337@^495,338^496@,420@^500
     『暴力について』14@^470
愛,213
間,95,97,98,157
アイルランド,252(-人)
アヴィセンナ(イブン・スィーナ).Avicenna or ibn sina,158
アクィナス(トマス・).Aquinas,Thomas,158
アジア,243
アジア的,35(-生産様式),36(-国家),156-162(-専制国家)
アショーカ王,229
亜周辺,37
アステカ帝国,243(-(メキシコ))
アソシエーショニズム.14,352(社会主義(−)),393
アソシエーション,371
アッシリア,111,151(-帝国)
アテネ,155,168,171
(アトキンソン).James Jasper Atkinson,81
アナーキスト,392
アナーキズム,14
アナール学派,185
アナトリア,94(トルコの-地域)
アニマ,76,77
アフリカ,473
アムステルダム,241
アメリカ,32
新井政美.ARAI Masami,『オスマン帝国はなぜ崩壊したのか』(338)^496
アラビア,240
アラブ,338
アリギ.Giovanni Arrighi,『長い二〇世紀』410^(500)
アリストテレス.Aristoteles,『政治学』,141@-142@^483,151,177(@)
アルチュセール.Althusser,Louis,(6^467)
アルブリトン(ロバート・).Robert Albritton,『資本主義発展の段階論』(406)^500
アレクサンドロス三世(アレクサンダー大王),37
アミン.Amin,Samir,36,309,
   『"Unequal Development"(不均等発展)』(32)^472,(309),
   『"Eurocentrism"(ヨーロッパ中心主義)』(187)^486
アンダーソン.Anderson,Benedict,
   『想像の共同体』,112,319@^494,(340)^496
アンチノミー,105,276,442
アントワープ,241
イエス,217-
イオニア,173-4,201
イギリス.251,290-294,383-384,404-5
イクナトン.196,197
移行,44,47-,80-
イスラエル,204,208 (→ユダヤ民族)
イスラム,245(-圏)
イソノミア(同等者支配),174
イタリア,174,178,392,493
一般意志,355
イデオロギー,17(-的上部構造),27,172,221(キリスト教)
命懸けの飛躍,xiv,143(Salto mortale)
イブン=ハルドゥーン.Ibn Khaldun ,『歴史序説』163
イラク戦争,455
イロクォイ族,475 
インカ帝国,243(-(ペルー・ボリビア))
インカ、マヤ、アステカ,32
インド,229,305
インドネシア,340
ヴァイグァ,57(貨幣の一種)
ウィットフォーゲル.Wittfogel,Karl August,『オリエンタル・デスポティズム』(117,160,165),185
ウェーバー.Weber,Max,20,107,200,204,
     『宗教社会学』189-190@^487,194^488@,196@^488,(200),204@^488,
     『古代社会経済史(-古代農業事情)』180^485(『支配の社会学II』の間違い),(209)^489,
     『都市の類型学』95^479,
     『支配の社会学』113-114@,117@^481,
     『プロテスタンティズムの倫理と精神』90,271,
    (『職業としての政治』)20,101
ウォーラーステイン.Wallerstein,Immanuel,35,40,
         『近代世界システム 1600-1750』(160?),409@^500,410@^500,418@^500
         『人種・国民・階級』(バリバール共著)309@^493         
氏族社会,47
ウッド.Ellen Meiksins Wood,『資本の帝国』427@^500
宇野弘蔵.UNO Kozo,「恐慌論」(著作集5),302^493,(405-407),411(「自由主義」)
ウンマ,227,228(-(共同体))
「永遠」,321
『永遠平和のために』,(43),349@^497,450@^501,451@^501
エートス,90(労働倫理(-)),271
エジプト,34,108,136,209(出-)
江戸時代 (→徳川時代)
エリアーデ.Mircea Eliade,『世界宗教史1』(208)^489@
エマニュエル.Emmanuel,Arghiri,308
M-C-M' ,142,146,366,429
遠隔地,148-150,273(-交易),274
遠近法的倒錯,121,191
エンゲルス.Engels,Friedrich,「家族、私有財産及び国家の起源」(全集21巻),104@^480
     『ドイツ農民戦争』224@^489
     『ドイツ・イデオロギー(マルクス)』380^498
     「『資本論』英語版の序文」384@^498
負い目,191(負債)
オーウェン.Owen,Rovert,367
大塚久雄.OTSUKA Hisao,「資本主義社会の形成(著作集5)」,(290)^493
大月康弘.OTSUKI Yasuhiro,『帝国と慈善』,113^480
掟,83,204
オスマン・トルコ.41(オスマン帝国),338
『オリエンタル・デスポティズム』(ウィットフォーゲル),(117,160,165),185 

[カ]
回帰(抑圧されたものの-),83,173,346,393,414
階級,261,433(-意識)
階級闘争,432-3,437
カウツキー.Kautsky,Karl,217,384,
     『キリスト教の起源』『中世の共産主義』(344)^496
カエサル.Gaius Julius Caesar,177,414,415
科挙,120,268
革命(→世界同時-,→フランス-)
家産制国家 
家族,24(単純-,複合-),54,69,72,335
価値形態論 .129-,141,145-
金貸し資本 ,296,297  (→金融資本)
家父長制的家産制,246(「-」(アジア的国家))
貨幣,24-
『貨幣体論』,25@@^470-471@(『初期社会主義論集』),25@@^470-471@ (→ヘス)
貨幣の王権,358
神,22(「-の力」),193-,195,231
柄谷行人.KARATANI Kojin,
    『トランスクリティーク』v-xii,viii@,
    「死とナショナリズム」(定本第四巻所収)(455)^501,
    『世界共和国へ』503
カルタゴ,151
感性,327-
カント.Kant,Immanuel,43,
   『純粋理性批判』(328)^494-495@,329@,
   『判断力批判』(329),
   『永遠平和のために』(43),349@^497,450@^501,451@^501,
   「世界公民的見地における一般史の構想」(岩波文庫『啓蒙とは何か』所収)447@^500,448@^500,449@^501,
   『道徳形而上学原論』345@^496-497@,
   『たんなる理性の限界内の宗教』346@^496
韓非子,111,232
官僚制.116-120,266-(近代-)
義務,73,346,347
窮乏化法則,310
恐慌,301,302,493(「-論」)
協同組合,367-377
共同体,261(国家は「幻想の-」),316(-の代補)
共同寄託,43,52-56
恐怖,98(-に強要された契約),448,458
ギリシア,167-
キリスト  (→イエス)
キリスト教,216
キルケゴール.Kirkegaard,Soren,xiv
金融,409,410
金融資本,298,299 (→金貸し資本)
クラストル(ピエール・).Clastres,Pierre,『暴力の考古学』58^474,460(「国家に抗する社会」)
グラムシ.Gramsci,Antonio,258
クレイステネス.Cleisthenes,172
グレーバー.David Graeber,『アナーキスト人類学のための断章』(14)^470
グローバリゼーション,419
『経済学・哲学草稿』,26
経済革命,356-
契約,92,97-(社会-),204
ケインズ.Keynes,John Maynard,『雇用、利子および貨幣の一般理論』113,(258)
ケーガン.Robert Kagan,『ネオコンの論理』456^501
血讐(ヴェンデッタ),102
ケルソ(ルイス・).Kelso, Louis O.(『資本主義宣言』?,従業員持株制度)(367)^498
ゲルナー.Ernest Gellner,『民族とナショナリズム』315@^494
圏外,161
「原始的蓄積」,
原父殺し,81-
権力,17-,17-(-のタイプ)
交換,190
交換的正義,460
交換様式,1-(-論),7
孔子.Kǒng Zi(Confucius),『論語』,(111),202@
構成的理念,xiii,350
構造,17(イデオロギー的上部-),74,242
交通,25
コーヘン(ヘルマン・).Cohen,Hermann,347
コールリッジ.ColeridgeSamuel Taylor,323
コーンフォード.Cornford,Francis Mcdonald,『宗教から哲学へ』201^488
国債,256(魔法の杖)
国際連合,463
国際連盟,463
『国富論』,66,(『諸国民の富』93,(274),(286))
国民,337-(-国家)
国連,463 (→国際連合)
互酬,15,52,76
互酬性,192(双務性(-)),345(相互性(-))
互酬制,352
互酬的,218
個人,355
悟性,327-
国家,87-,245(近代-) 
コミュニズム,14(評議会-)
コムーネ(フィレンツェ,自治都市),182
コンミューン(ケルン),183
コジェーヴ.Koje've,Alexandre,『ヘーゲル読解入門』(vi)^467
ゴドリエ.Maurice Godelier,『贈与の謎』74@^475
権藤成卿.GONDO Seikyo,392
コンドラチェフ.Kondratieff,Nikolai D,303


[サ]
サーリンズ.Sahlins,Marshall,『石器時代の経済学』7^467,53-54@^474,55@^474,60@^474,89@^478
差異,275
再分配,356
桜井万里子『ヘロドトスとトゥキュディデス』(174)^485
ザスーリッチ,Zasulich,Vera Ivanovna,393
サルトル.Sartre,Jean-Paul,xv
澤田典子『アテネ民主政』(172)^485
産業資本,270-,275-,281-,288(-主義),295-,299-,304(-主義の限界),307-310
サン・シモン.Saint-Simon,353,354(-主義者),415(-主義者)
サンド(シュロモー・).Shlomo Sand,『ユダヤ人の起源』(214)^489
サン=ピエール.Charles-Irénée Castel,abbé de Saint-Pierre,『永遠平和』448
ジェイコブズ(ジェーン(ジェイン)・).Jacobs,Jane Butzner,(『都市の経済学』×『都市の原理』◯)93^479
ジェノヴァ.410
シェリー (パーシー・ビッシュ・).Shelley,Percy Bysshe,(321)^494
シェリー(メアリー・).Mary Wollstonecraft Godwin Shelley,『フランケンシュタイン』,(321)^494
シェリング.Shelling,329
ジェンダー,437,439
自給自足,124,153(-的),154,256,437
始皇帝.Qin Shi Huang,(111,138,158,232)
市場,397(-経済)
自然,231(「無為-」),429,454(-の狡知)
自然権,69,425
自然成長的,144
自然法,21,157,314
思想家,111
資本,413-,431-
資本主義,403-
資本の輸出,419
市民,250-3(-革命),257(-社会)
朱子.Zhū Xī or Chu Hsi,158
社会,32-(-構成体)
社会契約,97-
社会構成体,32-
ジャコバン主義,353
ジャコバン派,353
自由,277(二重の意味で-),352-
自由主義,411,412
自由都市,183
宗教,188-(-普遍)
集合力,356-
従士制的封建制,180
周辺,160
呪術,76-
儒教,231,232
主人と奴隷,119,433(主人ー奴隷)
主体(エージェント),ix(-(エージェント)),253(-(subject)),411(-(エージェント))
首長制,96(-国家)
シュティルナー.Stirner,Max,(445)
首都,96
シュミット(カール・).Schmitt,Carl,『政治的なものの概念』13@^470,13^470@,253,462@^501
シュメール,108,111
狩猟採集民,50(遊動-/定住-),63,78
狩猟採集社会,161
循環型の農業,29
止揚,xiv
消費,304(-社会,-者),383-(-者),418
商品,126-(-世界)
商人,145(-資本),288(-資本),289,492-3
剰余価値.147,148,282,285(相対的-/絶対的-)
女性,66(-の地位),229
秦,111,138 (-の始皇帝),158,232 (→始皇帝)
真実社会,359
新自由主義,426
新石器革命,65-
親鸞.Shinran,『歎異抄』230
スィーナ(イブン・)→アヴィセンナ
スウィージー.Sweezy,Paul Marler,290
スコットランド,323,409
スターリン.Stalin,losif,
スターリニズム,377
ストライキ,440
スピノザ.Spinoza,Baruch,(327),409,424-425
スミス(アダム・).Smith,Adam,121,127,(274),(286),305,
   『諸国民の富』93,(274),(286)
   『道徳情操論』324@^494
スミス(ロバートソン・).Smith, W. Robertson,81
税,260,403
正義,459(分配的-) (→交換的-)
生産,xv(-様式)
聖書(旧約)『列王記上』206@,
      『出エジプト記』209,
  (新約),216-219@@@@@@
精神,359
世界,135-(-貨幣),382
世界共和国,43,349,450
世界=経済,161,178,237-,239,240,244
世界史,349
世界資本主義,243 
世界市場 ,243
世界システム,463
世界=帝国,86-,237-,239,244 
世界同時革命.396,446,457
石油,418 
善,398,399
戦争,172(ペルシア-),392(第一次大戦),422(湾岸-),430#,448(革命防衛-,革命輸出-),455(イラク-) ,463(第二次大戦)
全体,359
総資本,293
想像の共同体,318-321(→アンダーソン)
想像力,322-
贈与,57,70-2,73-5,265
双務的,69,369
疎外
ソクラテス.Socrates,175
ソレル,Sorel,Georges,392
ソ連.v(-邦),304(-邦の崩壊),417,443(ソヴィエト),444
ソロン,169,171(-の改革)
ゾンバルト(ヴェルナー・). Sombert,Werner,(『恋愛と贅沢と資本主義 』?),272


[タ]
タイ,340
大洪水以前的諸形態.126,147
第三世界,445
代表,172(代行),263(-制)
高橋幸八郎(『封建制から資本主義への移行』)(237^490),290^(493)
他者,145,348
脱構築,226,227
田中二郎『砂漠の狩人』76^476@
玉野井芳郎『エコノミーとエコロジー』(29)^472
タレス.Thales,174
単純再生産
地域通貨,440
チェース=ダン."Rise and Demise"(35)^472
力,74(贈与の「-」),75,127(purchasing power),138,141
蓄積,63
地代,261,364
チトー主義者,368
チャイルド(・ゴードン).V. Gorden Childe,『?』,49,87
中核,160,165
中間勢力,42,109,132,251
中国,138,305
中心,240,241
抽籤,172
朝鮮,185
通貨,138,440(地域-)
槌田敦.TSUCHIDA Atsushi.『熱学外論』,(28)^471
ディオゲネス.Diogenes,175
デカルト.Descartes,Rene, 409
帝国,21(-(広域国家)),92(-(広域国家)),163(モンゴルの-),415
帝国主義,336-341,415,417(-的)
定住,52(-革命),80
デュルケム.Durkheim, 『社会学講義』(75)^476@
テスタール.Alain Testart.『新不平等起源論』,50^473,65
哲学,323
デモクラシー,154(民主政(-)),172#-3
デリダ.Derrida,Jacques, 「新しいインターナショナリズム」(『マルクスの亡霊』?),ix
テンニース.Ferdinand Tönnies,394
ドイツ,405
『ドイツ・イデオロギー』,xvi,23@@-24@@,26,380@^498  (→マルクス)
同一性,315,428(文化的-)
等価形態,141
動機,149(身分-,利潤-,利得的な-)
投機,146(-的(speculative)),147(思弁的),302
統合失調症,xiii
統整的理念,xiii,350
道徳,xv(-的次元),13,191(-感情),323(-感情)
東洋的  (→アジア的)
徳川時代,186
徳川幕府,230
ドッブ.Dobb,Morris.『封建制から資本主義への移行』,(237)^490,(289-290)^493
『トランスクリティーク』
トランスナショナル
トロツキー.Leon,Trotsky.『裏切られた革命』,377@
トンプソン(ウィリアム・).Thompson.William.『労働報酬論』,364^497

[ナ]
ナショナリズム,393
ナチス,391,392
ナチズム,391,392
ナポレオン(ボナパルト).Bonaparte,Charles Louis-Napole'on,
ニーダム.Joseph Terence Montgomery Needham,『文明の滴定』,(244)^491@
ニーチェ.Nietzsche,Friedrich Wilhelm,『道徳の系譜』(13),(121「遠近法的倒錯」),(190),191@^487,195@^488,(318)
西田正規.『人類史のなかの定住革命』,67^474
日本,161,185-7,230,340,376(明治-),392,405
ニューヨーク,241
ネーション,5,41,311
ネグリ(・アントニオ).Antonio Negri,&ハート.Michael Hardt,
       『帝国』,422,423-424@^500
       『マルチチュード』,456@^501
ネットワーク,259
農業,29(循環型の-)
農奴制,181


[ハ]
ハーバーマス.Habermas,xvii
バーリーとミーンズ.Adolf Berle and Gardiner Means,(『近代株式会社と私有財産』?),298
ハイデガー.Heidegger,Martin,392
ハウ,76
バウムガルテン.Baumgarten,Alexander Gottlieb,『美学』328
パウロ.the Apostle Paul,
バクーニン.Bakunin,Mikhail,「国際革命結社の諸原理と組織」(『バクーニン著作集5』)442@^500
ハチソン.Francis Hutcheson,323
バッハオーフェン.Johann Jakob Bachofen,66
バビロニア,137
バビロン捕囚,212
『ハムラビ法典』,102,111,(151)^483
パリ・コンミューン,371,381,432
バンド,47-
バンド社会,69
ビザンツ,113,220
ビスマルク.Bismarck,383
ヒルファーディング.Rudolf Hilferding,『金融資本論』.298
平等,15,70(不-,-主義),83(-主義),352-
漂泊的バンド社会,48
広西元信『資本論の誤訳』(367)^497,498
ファシズム,390,391-3,408
フィヒテ.Fichte,「ドイツ国民に告ぐ」(ルナン他『国民とは何か』所収)331-332@^495,333@@^495
フィレンツェ,182
フーコー.Foucault,Michel,259
ブーバー,Martin Buber.『我と汝』77,78@@^477,359
フーリエ.Francois Marie Charles Fourier,(445)
フクヤマ(「歴史の終り」)vi^467,(397)
フォイエルバッハ.Feuerbach,Ludwig,359
フォスター.John Bellamy Foster,『マルクスのエコロジー』(29)^472
仏教,226-
物質代謝,25,28,31
ブッダ.Budda203
普遍宗教,188-233,189,194,195,198,225
プラトン.Plato,
ブラン (ルイ・).Blanc,Louis,353-354
ブランキ.Louis Auguste Blanqui,362
フランク.Frank,Andre Gunder,『リオリエント』243,(308)
フランクフルト学派,262
フランス,405
フランス革命,132
ブルートゥス,414
プルードン.Proudhon,Pierre Joseph,26,127(?),354,364(『所有とは何か』?),367-372,425,(445)
     「マルクスへの手紙」(『プルードン・セレクション』?)361@^497
ブルジョア,247(-社会),256(-社会),389(-革命)
ブルジョアジー,389
フロイト.Freud,Sigmund,xvi,173,218,346,(393),414,455,
    『モーセという男と一神教』(xvi),82@^477,(83)^478@,(83)^478@,173,414,
    『モーセと一神教』209-210,
    『トーテムとタブー』(77)^477@,81,209-210,218,    
    『夢判断』262,
    『精神分析入門 続』263@264@^491,
   (「自我とエス」?「マゾヒズムの経済的問題」?)346,
   (『文化への不満』?)(455^501)
ブローデル.Braudel,Fernand,『物質文明・経済・資本主義(交換のはたらき×、世界時間○)1』(37)^473,(239)^490@,240^491
ブロック(マルク・).Marc Léopold Benjamin Bloch,『封建社会2』186@^486
ブロック(モーリス・).Maurice Bloch,『マルクス主義と人類学』66,67@^474
ブロッホ.Ernest Bloch,『希望の原理』xiv^467,211^489
    『この時代の遺産』391^499
プロレタリア,256(-(労働力商品)),362-3(-独裁),364,439
プロレタリアート,33(図),141,366
プロレタリイ,176(-(土地を失った市民)),177
文学,6,329
分業,89(「-と協業」)
ペイシストラトス.Peisistratos,171-2
ベイリー(サムエル・).Bailey,Samuel,
平和,60(-状態),73
ヘーゲル.Hegel,Georg,v-,24(-派),
    『法権利の哲学』257^491,453@^501
    『法の哲学』(xi,3,17,322,334,335)
    『歴史哲学』(33),414@,(11)^469@@
   (『精神現象学』),(119)
ヘゲモニー,404,419
ヘス(モーゼス・).Hess,Moses,「貨幣体論」(『初期社会主義論集』),25@@^470-471@
ベラーズ(ジョン).Bellers, John,343
ヘラクレイトス.Heraculitus,
ペリクレス.Perikles,
ヘルダー.Herder,Johann Gottfried,『言語起源論』(331)^495@
ベルンシュタイン.Bernstein,Edouard,384,385
ヘロドトス.Herodotus,153@^484(『歴史』),174
弁証法,335(-的記述:ヘーゲル)
ボイコット,440(-には二通り)
封建,41(-領主),289(-的生産様式)
封建制,36,180(レーエン-,従士制的-),240
暴力,20(実力(-)),101(-の独占)
暴力装置,258-9
『暴力について』,470
ボードリヤール.Jean Baudrillard,『生産の鏡』(8)^468@
ポーランド,385(-人)
ポストモダン,351(ポストモダニスト)
ボダン(ジャン・).Jean Bodin,『主権国家論』248^491
ホッブズ.Hobbes,Thomas,『リヴァイアサン』98@^479@-480@,99@,100@,(106@),(132),251,(327)
ポトラッチ,55,61
ボナパルト(ルイ・).Bonaparte,Louis,263-6,413-
ポランニー(カール・).Polanyi,Karl,『人間の経済』10^468,136,148^483
     『経済と文明』(11)^469,
     『経済の文明史』137@^481,139@,295@(自己調整的システム「自己調整的市場と擬制商品」)
ポルトガル,307(-のワイン)
ボロメオの環,42,330


[マ]
マニュファクチャー,289-292
マホメット.Muhammad (→ムハンマド)
マリノフスキー.Malinowski,Bronislaw Kasper,『西太平洋の遠洋航海者』57
マルクス.Marx,Karl,244,403-407,445,
    『経済学・哲学草稿』26
    『経済学批判』5@^467,135@
    『ゴータ綱領批判』30@,372@^497
    「資本制生産に先行する諸形態」32
    『資本論』
    『資本論 第一巻』9@,17,21@,29@,29@^472,
             109@(=115@,120@),
             123@^481,129@^481,140@,130@^481,131@^481,134@^481,136@(129,136,244),
             142@^483,143@^483,199@^488,
             238@^490,244@(=129,136),256^491,276@^492,277(自由)@,279@^492,289,etc
    『資本論 第二巻』284@^492,297@^493etc
    『資本論 第三巻』(28)^471-472@,126@^481,129^492,146@^483,151@^483,
             238@^490,(289)^493@,289@^493,369@,(377),etc
    『共産党宣言』265,360,(露語版序文,396@^499)
    『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』261,263@^491,264@^492,265@^492,265@^492,413@^500,414,(415)
    「モーガン『古代社会』摘要」(全集補4),70^475@,169@^484
    「ヴェ・イ・ザスーリチへの手紙」(全集19)395@^499@
    『ドイツ・イデオロギー』xvi,23@@-24@@,26,380@^498
    「共産主義者同盟中央委員会会議議事録」(全集8)386-387@^499
    「国際労働者協会設立宣言」(全集16)371@^497
    「フランスにおける内乱」371@^497
    「個々の問題についての暫定中央評議会代議員への指示」(全集16)375@^498
    「書簡」(1881.2ニューウェンホイス宛)(379)^498@
マルチチュード.(→ネグリ)
マン(マイケル・).Michael Mann,『ソーシャルパワー1』117^481@
マンフォード.Lewis Mumford,『機械の神話』90^478
密集戦法,172
ミュンツァー(トーマス).Mu"ntzer,Thomas,223-4
ミル(ジョン・スチュアート).(J・S・).Mill,John Stuart,89,366
              『経済学原理』(第四部?第七章),(370)^497
ミルズ(ライト・).Charles Wright Mills,『ホワイト・カラー』268
民主主義  (→デモクラシー)
ムガール,249
ムハンマド.Muhammad,227
盟約共同体,95
メソポタミア,136,306
孟子.Mencije,231
毛沢東.Mao Zedong,(233)^490,388,445
モーガン.Lewis Henry Morgan,『古代社会』(53,66,394)
モース(マルセル・).Mauss,Marcel,『社会学と人類学』19@^470,53,73-75,(79)^477@,145@^483
モーセ.Moses,205-212   
『モーセという男と一神教』(xvi),82@^477,(83)^478@,(83)^478@,173,209-210(モーセと一神教),414   (→フロイト)
モリス.William Morris,(321)^494
モンゴル,158,159,163
モンテスキュー.Montesquieu,(『法の精神』),42,109,132,251
門閥支配,172


[ヤ]
山田勝芳,『貨幣の中国古代史』(138)^482
友愛,353
遊動性,63,69,70
遊動的バンド,48-49(-社会),76,80,83
ユダ王国,206
ユダヤ教,204,205
ユダヤ人,207,489
ユダヤ民族,204,205,489
揚棄,368,427  (→止揚)
抑圧されたものの回帰,83,173,346,393,414 (→回帰)
預言者,200(倫理的-,200-,203-/模範的-,200)
予言者(占い師),200

[ラ]
ライトゥルギー,178(賦役貢納(-)国家)
ライヒ(ウィルヘルム・).Reich,Wilhelm,『ファシズムの大衆心理』262
ラスキン.Ruskin,John,(321)^494
ラテン・アメリカ,271
ラテン語,314
リービッヒ.Lebig,Freiherr Justusvon,29
リカード.Ricardo,David,127,307,403,
    『経済学および課税の原理』(307),403
リサイクル  (→物質代謝)
利子,146
利潤,260,269(自己増殖(-の最大化)),272,273,285(増加分(-))
理性.453-456(-の狡知)
輪番制,172
ルカーチ.Lukacs,Gyorgy,『歴史と階級意識』(433)^500@
ルクセンブルク(ローザ・).Luxemburg,Rosa,385
ルソー(ジャン=ジャック・).Rousseau,Jean Jacques,『人間不平等起源論』97@^479,104@^480,
   『言語起源論』(331),
   『社会契約論』
(ルッター.Luther,Martin),(314)^493
レーニン.Lenin,Vladimir,433
「リヴァイアサン」,131-(→ホッブズ)
レヴィ=ストロース.L'evi-Strauss,Claude,『親族の基本構造』69@^474,71@^474,77@^477
         「マルセル・モース論への序論」(『社会学と人類学1』)74@^475
レンフルー.Colin Renfrew,『先史時代と心の進化』(50)^473
老子,Lao Zi,111,231
労働,89-91,299-(-力の商品化)
労働力,306
ロシア,393-6,406(-革命),428
ロジスティクス(兵站),241
ロック.John Locke,『市民政府論』251,(252),409
「ロッチデール原則」368
ロールズ.Rawls,John,『正義論』397-398@^499
    『万民の法』460
    『公正としての正義』460
ロマン主義,306,320,394
ロマン派,321,323,330,334
ロンドン,241

[ワ]
ワルドー,223
湾岸戦争,422

                    TOP



付録:
年表:ギリシアとヘブライ

            イスラエル

    B・C・1230モーゼ、エジプト脱出
    1020ー932イスラエル統一王国
    1004ー965ダビデ王朝
     965ー932ソロモン王朝
            王国の分解(イスラエルとユダ)

_________________________________
     イスラエル王国        ユダ王国                アテネ

(722年滅亡、アッシリア  (587年新バビロニア王国      
によって滅ぼされる。アッシ  (625−)によって滅ぼさ
リアはオリエントを統一)    れた) 

720預言者ユダヤ       630預言者エレミア         630僣主政治時代
                                   620ドラコンの法律
                587ユダ王国滅亡、         594ソロンの新法
                   バビロン捕囚(ー538)    560ー
                538バビロニアはペルシアに     527アテネの
                   滅ぼされた。ユダヤ人は        僣主ピシストラトス
                   パレスティナに帰還。
                525エジプトはペルシアに帰属。   510僣主ヒッピアスが追放され、
                   ペルシアはオリエントを        僣主政が終る
                   統一する。           508クリステアネスの改革
                                      (民主化の始まり)


at15号22頁「『世界共和国へ』に関するノート11」2009/04より
(『世界史の構造』では206頁(2−4−4倫理的預言者)、171頁(2−3−3ギリシア)参照)


『世界史の構造』関連年表           頁数  →紀元後 →16世紀 →19世紀 →20世紀~
20万年ほど前    人類アフリカに生まれる 473(50)
約6万年前      数百名がアフリカを出る 473(50)
 3万年ほど前?   後期旧石器時代      64
 1万年ほど前    新石器革命(農業革命)  65、473
前4800~1500 黄河文明         32      
前3500~3100 シュメール人の都市国家 108
前3000ころ~   エジプト古代王朝     34
前3000~1500 インダス文明       32 
前1375~1350 アメノフィス4世(イクナトン)
           アマルナ改革      196、488
前13Cころ     モーセ、出エジプト   209、212
           ユダヤ12部族が盟約  204
前722       イスラエル王国滅亡   205
前700ころ     コーサラ・マガダなど勃興202 
前594       ソロンの改革、ギリシア 171
前586       ユダ王国、滅亡     206
前586~537   バビロン捕囚      209、212
前563(~483)?シャーキャ族、ブッダ誕生     (463年ではなく、こちらの説もある)
前551~479   孔子          202
前522~486   ペルシア、ダレイオス一世在位  159
前509       ローマ共和政始まる   176
前508       アテネ、クレイステネスの改革  172
前494       ローマ護民官設置    176
前492~479   ペルシア戦争      172
前463(~383)?シャーキャ族、ブッダ誕生203  (563年ではなく、こちらの説もある)
前403~221   中国、戦国時代     111、230
前359       秦の商鞅、国政改革   111
前356~323   アレクサンドロス3世   37、164
前260       アショーカ王仏教保護  229
前221       秦始皇帝、中国統一   111
前213~212   秦始皇帝、焚書坑儒   232
前206(~後8)  前漢、成立       111       
前136       前漢、武帝、儒教国教化 232
 前88~82    ローマ、マリウスとスラの戦い    177
 前48       カエサル、ポンペイウスを破る    177
 前44       カエサル暗殺            414
 前30       イエス刑死、キリスト教成立     216
 前27       オクタウィアヌス、アウグストゥス(皇帝)
           の称号を得、帝政(元首政)を創始  177
_________________________________
 184       後漢、黄巾の乱           233
 350       大和政権、朝廷の成立        158
 380       テオドシウス1世キリスト教国教化  220
 395       ローマ帝国、東西に分裂       182
 476       西ローマ帝国滅亡          179
 598       隋、科挙制             120
 618~907   唐王朝               159      
 652       班田収授の法。日本、律令国家へ   185
 661       ムハンマド娘婿アリーの死(シーア派)228
 958       高麗、科挙制度の実施        185
11C        カタリ派              222
12C        ワルドー派             222
12C        ヨーロッパで貨幣経済と都市が発展  221
1112       ケルン、自由都市の法的成立     183
1115       フィレンツェ、自由都市宣言     182
1173~1263  親鸞                230
13C~19C後半  日本、武家政権           185
13C        鎌倉仏教              230
1236       モンゴル軍、東ヨーロッパ遠征開始  394
1237~40    モンゴル軍、モスクワ、キエフを占領、 
           その後250年間「タタールの軛」  118、394
1271(~1368)フビライ、国号を元とする      163
14C        独立自営農民(ヨーマンリー)現る  181
1332~1406  イブン=ハルドゥーン(『歴史序説』)163
1368       元の大都、明軍により陥落。北元へ  163
1453       東ローマ帝国(ビザンツ)滅亡    113、220
1480       モスクワ大公国がキプチャク汗国から自立   394
1483~1546  ルター               223
1485~1509  ヘンリー7世在位、第一次囲い込みへ 182
_________________________________
16C        世界=経済がヨーロッパで出現?    39、390
(1519~21)  (コルテス、アステカ王国征服)   243、271
1524~25    ドイツ農民戦争(ミュンツァー死)  224
1533       (インカ帝国、征服される)     243
1534       ヘンリー8世、首長令発布、教会の財産没収へ 314
1603       徳川幕府              186、230
1632~77    スピノザ              409
1636(~1912)清朝成立              162
1648       イギリス、絶対王政が倒される    251     
1649       チャールズ1世処刑         251
1649~60    クロムウェル独裁          251
1651       ホッブズ『リヴァイアサン』     251
1660       英、王政復古(チャールズ2世)   251、343
1688       名誉革命              251、343
1689       ロック『市民政府二論』       251
1696       ベラーズ『産業学寮設立提案』    343
1748       モンテスキュー『法の精神』     251他
18C後半~     市場による価格決定機構作動開始   152 
1755       ルソー『人間不平等起源論』      97他
1762       ルソー『社会契約論』        355
1772       ヘルダー『言語起源論』       331
1776       スミス『国富論』(『諸国民の富』)  93
1784       カント「世界公民(市民)的見地における一般史の構想」447     
1789       フランス革命             xviii、343、352、413
1792       フランス、革命防衛戦争        xviii、448 
1795       カント『永遠平和のために』      xviii、349
__________________________________
1808       フィヒテ『ドイツ国民に告ぐ』    331
1810~1870  イギリス「重商主義」?       412
1817       リカード『経済学および課税の原理』 260他
1820年代     周期的恐慌始まる          302
1828       オーウェン、ニューハーモニーを清算 368  
(1821)     ヘーゲル『法の哲学』        334
1844       ロッチデールで消費組合設立     368
1844       マルクス『経済学・哲学草稿』     26
1846       マルクス、プルードン往復書簡    360
1848       マルクス『共産党宣言』       390、424
1848       フランス二月革命          265、426 
1848(7、8月) プルードン、交換銀行設立案国会提起 362
1848       ナポレオン・ボナパルト大統領へ   265、353
1851       周期的世界恐慌?          264、415
1951       ボナパルト、クーデタ。翌年皇帝へ  265
1852       マルクス『ブリュメール18日』発表 261     (×1851)
1860年代~    協同組合衰退            369
1863(~76)  第一インターナショナル結成     370、376、383、442
1867       マルクス『資本論』         268他 
1871       パリ・コンミューン         371、378、432
1871~1890  ビスマルク首相、ドイツ帝国初代宰相 383
1873       最後の周期的恐慌          302
1875       ゴータ綱領及び『ゴータ綱領批判』   30 371
1876       第二インターナショナル結成     443
1877       モルガン『古代社会』         53、394
1883       マルクス死去            384
1894       エンゲルス『資本論』第三巻完成   377、384
1900       フロイト『夢判断』         262
__________________________________
1905       第一次ロシア革命          385
1912(13?)  フロイト『トーテムとタブー』    81、477他
1914(1889~)第二インターナショナル解散     385
1914       第一次世界大戦           392 
1917(2、10月)ロシア革命             387、443
1919(1871~)ローザ・ルクセンブルク撲殺される  385       
1919       第三インター(コミンテルン)結成  444
1920       国際連盟成立            463
1922       マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』    57
1922       オスマン帝国解体           41、338
1923~4     モース『贈与論』           19、 52
1924       レーニン死去、スターリン最高権力者 377
1930年代     大不況               284
1930~1990  アメリカ、自由主義的(冷戦時代)  417  
1933       ナチス=国家社会主義ドイツ労働者党政権獲得 391
1934~6     毛沢東、長征            388、445 
1936       ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』 113 
1939       フロイト『モーセと一神教』      82他 
1941(~1945)第二次世界大戦           463 
1945(10月)  国際連合発足            463
1945(12月)  世界銀行(国際復興開発銀行)誕生  463
1947       IMF(国際通貨基金)開業     463
1948       WHO(国際保険機関)設立     463
1949       レヴィ=ストロース『親族の基本構造』 69
1966~76    中国文化大革命           378            
1968       五月革命              425、426  
1971       アメリカ、ドル金兌換制停止     418、426  
1989       ベルリンの壁崩壊他、東欧革命      vi   
1991       湾岸戦争              422
1991       ソ連崩壊              304、417
1999       シアトル「暴動」            ix
2001       九・一一テロ              ix、 xvii
2003       イラク戦争             455      年表TOP TOP


資本論用語:
Bー2ー1 126頁 大洪水以前(3:36)
Bー2ー2 129頁 価値形態論
Bー2ー3 131頁 価値形態論
      136頁 一般的価値形態
Bー2ー5 140頁 社会的質権(1:3:3)
      145頁 価値形態論
      146頁 利子
      147頁 大洪水以前
Bー2ー6 148頁 剰余価値
Cー1ー3 256頁 国債、「魔法の杖」(1:24)
Cー1ー4 260頁 利潤/利子/地代
Cー2ー2 277頁 二重の意味で自由(1:4)
      282頁 剰余価値
Cー2ー3 285頁 相対的剰余価値
Cー2ー4 290頁 二つの道(3:20)
      302頁 十年で固定資本の償却)(2:4、9)
Cー2ー4 288頁 固定資本       
Cー2ー8 310頁 窮乏化法則(1:23:4)

Cー4ー4 369頁 組合(労働組合364頁、協同組合367頁、消費組合368頁)(3:27)
Dー2ー1 435頁 可変資本




『世界史の構造』目次:詳細

 序文_____________________
|     |     |2(氏族社会)1   |        
| 1国家 |3世界帝国|贈与と呪術| 定住革命|      
|    第二部    |    第一部    |        
|___世界=帝国___|__ミニ世界システム_|        
|    (B)    |    (A)    |        
|     |     |     |序説   |      
|2世界貨幣|4普遍宗教|     |交換様式論|        
|_____|_____|_____|_____|
|     |3    |     |     |        
|1近代国家|ネーション|     |     |        
|    第三部    |    第四部    |        
|_近代世界システム__|___現在と未来___|        
|    (C)4   |1   (D) 2  |       
|2産業資本|アソシエー|世界資本主|世界   |        
|     |ショニズム|義の段階と|共和国へ |        
|_____|_____|反復___|_____|TOP


   序文 v

  序説 交換様式論 1
1 マルクスのヘーゲル批判 3
2 交換様式のタイプ 6
3 権力のタイプ 17
4 交通概念 23
5 人間と自然の「交換」 27
6 社会構成体の歴史 32 
7 近代世界システム 40

第1部 ミニ世界システム 45

 序論 氏族社会への移行 47
 第1章 定住革命 52
1 共同寄託と互酬 52
2 交易と戦争 56 
3 成層化 60
4 定住革命 62
5 社会契約 68
6 贈与の義務 70

 第2章 贈与と呪術 73
1 贈与の力 73
2 呪術と互酬 76
3 移行の問題 80

第2部 世界=帝国 85

 序論 国家の起源 87
 第1章 国家 93
1 原都市=国家 93
2 交換と社会契約 97
3 国家の起源 102
4 共同体=国家 106
5 アジア的国家と農業共同体 108
6 官僚制 116

 第2章 世界貨幣 121
1 国家と貨幣 121
2 商品世界の社会契約 126
3 『リヴァイアサン』と『資本論』 131
4 世界貨幣 135
5 貨幣の資本への転化 140
6 資本と国家 147

 第3章 世界帝国 156 
1 アジア的専制国家と帝国 156
2 周辺と亜周辺 162
3 ギリシア 167
4 ローマ 175
5 封建制 179

 第4章 普遍宗教 188
1 呪術から宗教へ 188
2 帝国と一神教 194
3 模範的預言者 200
4 倫理的預言者 203
5 神の力 212
6 キリスト教 216
7 異端と千年王国 220
8 イスラム教・仏教・道教 226

第3部 近代世界システム 235

 序論 世界=帝国と世界=経済 237
 第1章 近代国家 245
1 絶対主義王権 245
2 国家と政府 250
3 国家と資本 253
4 マルクスの国家論 259
5 近代官僚制 266

 第2章 産業資本 270 
1 商人資本と産業資本 270
2 労働力商品 275
3 産業資本の自己増殖 281
4 産業資本主義の起源 288
5 貨幣の商品化 295
6 労働力の商品化 299
7 産業資本主義の限界 304
8 世界経済 307

 第3章 ネーション 311
1 ネーションの形成 311
2 共同体の代補 316
3 想像力の地位 322
4 道徳感情と美学 326
5 国家の美学化 329
6 ネーション=ステートと帝国主義 336

 第4章 アソシエーショニズム 342
1 宗教批判 342
2 社会主義と国家主義 352
3 経済革命と政治革命 356
4 労働組合と協同組合 363
5 株式会社と国有化 373
6 世界同時革命 378
7 永続革命と段階の「飛び越え」 382
8 ファシズムの問題 390
9 福祉国家主義 397

第4部 現在と未来 401

 第1章 世界資本主義の段階と反復 403
1 資本主義の歴史的段階 403
2 資本と国家における反復 413
3 1990年以後 417
4 資本の帝国 422
5 つぎのヘゲモニー国家 426

 第2章 世界共和国へ 431
1 資本への対抗運動 431
2 国家への対抗運動 441
3 カントの「永遠平和」 446
4 カントとヘーゲル 451
5 贈与による永遠平和 458
6 世界システムとしての諸国家連邦 463
 
注 467
 
あとがき 503


『世界史の構造』 目次概略

序文 v
序説 交換様式論 1
第一部 ミニ世界システム 45
 序論 氏族社会への移行 47
第一章 定住革命 52
第二章 贈与と呪術 73

第二部 世界=帝国 85
 序論 国家の起源 87
第一章 国家 93
第二章 世界貨幣 121
第三章 世界帝国 156
第四章 普遍宗教 188

第三部 近代世界システム 235
 序論 世界=帝国と世界=経済 237
第一章 近代国家 245
第二章 産業資本 270
第三章 ネーション 311
第四章 アソシエーショニズム 342

第四部 現在と未来 401
第一章 世界資本主義の段階と反復 403
第二章 世界共和国へ 431

注 467
あとがき 503


____

どこかで柄谷が予告していた通り、『世界史の構造』英語版p.130には日本語版第二部第四章1「呪術から
宗教へ」193頁に対応する部分にルトヴィン・ヘンスラーの主張したアジールについての学説がアニマに関
連して半頁ほど追加されている。その他、英語版序文や索引が新たについた。岩波現代文庫では追加されている。

  There are, however, instances of magic filling an egalitarian function
even in state societies : we see this in instances of the right of asylum. Under
it, people are freed from social constraints. The right of asylum is universal
to state societies. It possesses an ethical significance that liberates people
from social constraints and limits. This does not spring up from humanism.
Ortwin Henssler argues that the right of asylum originated in magic, not
in some ethical significance.(5) But how could something magical in nature
acquire ethical significance? In my view, the right to asylum represents the
return of suppressed mode of exchange A (that of nomadic egalitarianism)
during the period when clan society transformed into state society. In
that sense, the right to asylum harbored an ethical significance from the
start. But it was manifested in the form of a compulsion, the return of the
repressedーas, in other words,a kind of magical power. State power is not
able to touch people who claim asylum because they possess a kind of anima.


5 . Ortwin Hessler, Formen des Asylrechts und ihre Verbreitung bei den heidnischen Germanen (Frankfurt: V. Klostermann, 1954).   


ただし、国家社会に残った呪術的なものが「平等主義的」な機能を果たす例がある。それは「アジール」である。そこに入ると、人々はそれまでの社会的拘束から解放される。アジールはどんな国家社会にも普遍的に存在している。それは社会的な拘束や制限から解放させる倫理的な意義をもつのである。むろん、それはヒューマニズムにもとづくものではない。オルトヴィン・ヘンスラーは、アジールは元来、呪術的な起源をもつもので、倫理的な意味をもっていなかったという(4)。では、なぜ呪術的なものが倫理的な意義をもつのか。われわれの考えでは、アジールは、氏族社会が国家社会になった時点で抑圧されようになった遊動性が回帰したものである。その意味で、最初から倫理的な意義をはらんでいる。ただ、それは「抑圧されたものの回帰」として、強迫的なかたちであらわれる。すなわち、呪術的な力として。国家的な権力がアジールに逃げ込んだ者に手を出せないのは、彼らにいわばアニマが付いているからだ。



(5) オルトヴィン・ヘンスラー『アジールその歴史と諸形態』舟木徹男訳、国書刊行会。 [ 記号は4の間違い]


『アジール -その歴史と諸形態』 Formen des Asylrechts
translator:舟木徹男(Funaki Tetsuo) Publisher:国書刊行会(Kokusho Kankohkai)
commentary:舟木徹男(Funaki Tetsuo) 2010/6
ISBN978-4-336-05227-8

岩波現代文庫版『世界史の構造』は、アジール(2:4:1,第二部第四章第1節〜目次Chapterが
通し番号になっているので英語版だとこの章番号表記を使いにくい〜)に関する部分以外に、
ギリシア(2:3:3文庫版177~189頁)に関する部分も全面的に改稿、加筆されている。
アーレントの引用(181頁)など、全体の主題と重なるし、『哲学の起源』の要約的な箇所もある。
個人的には179頁で緩やかな連合体の象徴としてオリンピアの競技会を挙げたのが印象的だ
った。
宣伝文にもある通り、文庫版2015.1は単行本2010ではなく、英語版2014に依拠している。
また、柄谷の幾つかのアイデアの元ネタがアーレントで、
アーレントの元ネタがトクヴィル(『アメリカのデモクラシー(民主政治)』)だから、
単行本にはなかったトクヴィルへの間接的的言及(181頁)は重要だと思う。

NAMs出版プロジェクト: 索引(『世界史の構造』+『帝国の構造』):作業中

http://nam-students.blogspot.jp/2014/12/blog-post_15.html

___

オーディオブックも出た
Kojin Karatani「The Structure of World History: From Modes of Production to Modes of Exchange (Unabridged)」
https://itun.es/jp/bQpJ-