木曜日, 4月 30, 2015

知覚・視覚・触覚、メルロ=ポンティ:メモ

                 (デカルトリンク::::::::::

NAMs出版プロジェクト: 知覚、視覚、触覚。メルロ=ポンティ:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/blog-post_30.html(本頁)
NAMs出版プロジェクト: cogito ergo sum変奏:改訂版
http://nam-students.blogspot.jp/2012/10/cogito-ergo-sum.html

メルロ=ポンティはデカルト(唯物論)とカント(観念論)を批判し、
ラカン(精神分析的構造主義)に批判され、その思想はフッサール(現象学)に受け継がれる。
   
  _____
デカルトにおいては、わたしたちが見ているがままの光についてではなく、「外からわたしたちの眼に入ってきて視覚を支配する光」が扱われることになる。そのために、デカルト的見方では、媒質として、ないし、照明として働く光ではなく、もっぱら接触作用によって影響を及ぼす光が問題となる。科学的思考において

《一番うまいやり方は、光を接触作用としてつまり盲人の杖の先に物が触れる場合のような作用として考えることである。盲人は「手で見る」とデカルトはいう。デカルトの考えている視覚のモデルは〈触ること〉なのである》
(メルロ゠ポンティ『眼と精神』1966: 269/1964: 37)。

デカルト『屈折光学』参照。

世界内存在としての意識:志向性の哲学と現象学 (Adobe PDF) -htmlで見る
www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~t980020/.../vol.../1_Murata_J.pdf
...の「意識の世界内存在」という見方をブレンターノ、フッサール、メルロ゠ポンティ .... 現象 、他者と規範をめぐる諸現象、あるいは精神病理現象などなど)を(志向的に) ...... 作で ある『眼と精神』のなかの議論である。 ..... 盲人は「手で見る」とデカルトはいう。デカルト ...

世界のボリュームとしての奥行メルロ=ポンティと ... - 京都市立芸術大学(Adobe PDF) -htmlで見る
w3.kcua.ac.jp/~uozumi/profondeur.pdf
魚住洋一. 1. モーリス ・ メルロ = ポンティは、その最後の著作となった『眼と精神』の 冒頭に、 ... des sensations)とは、メルロ = ポンティがその生涯を通じて見究めようと したもので .... デカルトは『屈折光学』5 のなかで、盲人は「手で見る」と語ったが、彼は、 視覚.

デカルトの『屈折光学』への彼の批判を見ていくことにしよう。
 デカルトは『屈折光学』(5)のなかで、盲人は「手で見る」と語ったが、彼は、視覚を接触作用として、つまり、盲人の杖の先に物が触れる場合のような作用として考える。彼にとって視覚のモデルは、「触ること」なのである。さらに彼によれば、「見ること」は、光線がボールのように眼に飛び込んできて網膜上に生じた何らかの結果を「思考」によって解読することにすぎない。つまり、デカルトにとって、見ることは眼における一種の接触作用とそれを機縁として起こる精神の思考作用に還元されてしまうのである[OE 36–41:269–272]。メルロ=ポンティは、デカルトは見ることを「見ているという考え」(la pensée de voir)に還元してしまったと述べている[OE 54:279]。 デカルトとは違って、私たちに見えるがままのものに即して考えようとするメルロ=ポンティは、接触作用ならざる視覚の「遠隔作用」(l’action à distance)、その「遍在性」(ubiquité)について語る。─「視覚によって私たちは太陽や星に触れ、私たちは至るところに、手近なもののもとにも遠いもののもとにも同時に居るのだ」[OE 83:296]。 
「奥行にはどこか逆説的なところがある。相互に重なり合い、...

 1Joachim Gasque, Cézanne, Les Éditions Bernheim-Jeune, 1921, p.82(『セザンヌ』與謝野文子訳、岩波文庫、2009年、p.220)
2メルロ=ポンティの著作からの引用は、以下の略号を用い、本文中の[ ]内に、原著と邦訳のページ数をコロンで区切って表示する。ただし、翻訳については一部変更を加えた箇所がある。
SC:La structure du comportement, Presses universitaire de France, 1942.(『行動の構造』滝浦静雄他訳、みすず書房、1964年)
PP:La phénoménologie de la perception, Éditions Gallimard, 1945.(『知覚の現象学』全2冊、竹内芳郎他訳、みすず書房、1967年、1974年)
OE:L’œil et l’esprit, Éditions Gallimard, 1961.(「眼と精神」、『眼と精神』滝浦静雄他訳、みすず書房、1966年)VI:Le visible et l’invisible, Éditions Gallimard, 1964.(『見えるものと見えないもの』滝浦静雄他訳、みすず書房、1989年)
 DC:“Le doute de Cézanne,” in: Sense et Non-sense, Éditions Gallimard, 1996.(「セザンヌの疑惑」、『意味と無意味』滝浦静雄他訳、みすず書房、1983年)
3三島由紀夫『假面の告白』初版、河出書房、1949年、pp.3–5。
4メルロ=ポンティの遺稿『見えるものと見えないもの』で用いられた「肉」という概念は、発芽した胚が双葉(feuillets)に分かれていくように、見るもの/見えるもの、感じるもの/感じられるものが二重化されてそこから現われてくるその母胎を表そうとするものである。彼は「感覚的なるもの」が出現するこうした事態を胞子嚢のうの裂開に喩え、肉の「裂開」(déhiscence)とも呼んでいる[VI 192:202]。しかし、これは現象学的に記述しうる事態ではない。

5 René Descartes, La dioptrique (Six premiers discourse), in: Œuvres et lettres, Textes présentés par André Bridoux, Éditions Gallimard, 1953, pp.180–229.
(「屈折光学」青木靖三・水野和久訳、『デカルト著作集』第1巻、白水社、1973年、pp.113–222)
6「横から見た幅」という言葉は、『知覚の現象学』のバークレー批判の箇所から採った[PP 29

参考:
NAMs出版プロジェクト: ヘーゲルの未来図?と無限:再掲
http://nam-students.blogspot.jp/2013/12/blog-post_8014.html

メモ:

    
      

     


青 紫 緑 赤 黄 by マンセル
円周率を色彩で覚えるという人もいる。記憶術の問題か?  

メモ:
 視覚と触覚:クレーリーのカメラ・オブスクーラモデル再考 犬伏 雅一 

3 デカルトの視覚理論:盲人の触覚と のアナロギア ケプラーが立ち止まったところから、デカルトの光 学が始まることになる。 デカルトの『屈折光学』はまさしくその名称からし てケプラーの同名の著書を引き継いでいる10。その系譜性を端的に示すものこそ、既に示した図版6である。この図版は、ケプラーのperspecitivistの議論の克服を証し立てるものである。網膜の背後から網膜像を見ている人物は、ケプラーが語った、定着された目の前の世界の半球の細密画にまさしく見入っている人である。 …

デカルトによると、光という物体が外部から眼へと届く(182)12。これによって我々の側の形の認識が形成されるのである13。ケプラーは、このような認識の可能性を提起するところで停止したが、デカルトはこの地点から一歩先へと進まねばならなかった。物体からくる光が脳に形像(image)を送り込むことを彼は認め(216)、それがどのようなメカニズムによるのかについて解決策を呈示しなければならなかった。 延長としての対象から網膜に形成される絵、そしてそれから、脳において形成される形像(image)の関係が解き明かされねばならない。デカルトは脳における形像(image)が対象とそっくりであることはないとする。この形像(image)は対象とは似ていないが、それによって対象を知らしめるものではある。彼の問題意識は次の引用に明らかである。 
「われわれは脳のなかで形づくられる形像(image)についてもまったく同じだと考えるべきだし、形像(image)が関係をもつ対象のすべてのさまざまな性質を魂に感覚させる手段をどのようにして与えるのかということだけが問題であって、その形像(image)がそれ自体として対象とどのように似ているかということはまったく問題ではないことに注意しなければならない。」(204)
……
 6  ケプラーの『光学』1604の英訳版におけるドナヒューの前書きを参照(Kepler, xii: fn.3)。 
7  三輪による邦訳版は、本文そのものに図版はない。手元の Lodovico Domenichiによる俗語訳(1547)を見ても図版はない。 …
12 以下丸括弧中の数字はガリマール版デカルト著作集のページ付けである。訳文については、白水社の『デカルト著作集Ⅰ』(2001)による。
13 色に関わる問題領域は、ここでは中心的主題としないが、デカルトは、色は、光を物体が反射するやり方によって生ずる(182)としている。 
14  カントはその『人間論』(Traité de l'homme)においていわば感覚の共同を議論する中で、動物精気を持ち出し、さらに神経線維に相当するものを細糸として持ち出して、光による網膜への圧力がこの細糸を動かして「想像力と共通感覚の座である」腺Hの表面に像を描き出すとしている(267)。ただし、この形像(image)はいわゆる視覚情報だけを担うものでなく動物精気とのかかわりで他の対象に関わる情報をも取り込むものである。形像(image)を見る者を導入することから引き起こされるアポリアを巧みに回避 しているわけではあるが、一方でまた網膜像のいわば類像を腺Hに形成せざるを得ないところにアポリアの完全な解決へとは到らないつまずきが内包されている。 
15 例えば視覚の独立性については、上記注14の箇所に先行する部分で機械論的に脳の内表面への形像を記述しているところからも推断できる(850f.)。
 16 その詳細を認めたジャン・ペケ(Jean Pecquet)宛の書簡(1668年、パリの消印)が残っている(Bexte, 1999, 190)。この書簡は同じくアカデミー会員であったジャン・ペケによってマリオットの書簡とペケの応答を一括して書簡集としてまとめられ、ペケの手で出版された。タイトルは、『視覚に関する新しい発見』(NOUVELLE DECOUVVERTE TOUCHANT  LA VEUE)この全文がベクステの上掲書の付録として収載されている。
 17 実験の詳細は次のとおりである。一枚の黒い長方形の紙に白い円形の紙を二枚貼る。これを眼の高さにおいて、左目を閉じつつ、右目で長方形上の左の白い紙の円を凝視しつつ、長方形の紙を徐々に眼から遠ざけるとある瞬間に右の白い紙の円が視野から消えてしまう(ibid, 192-194)。 18 盲点の発見は、アルパースが取り上げたオランダ絵画については一定の否定要因として作動する。カメラ・オブスクーラが成立させる像そのものが絵画空間とストレートに等置されるのがオランダ絵画であるとするとベクステが言うように、視覚空間(Sehraum)と絵画空間(Bildraum)の間の根本的な断絶が、そこには引き起こされることになる(ibid., 20)。この命題はオランダ絵画について有効性をもつことは明らかであろう。
 19 以下丸括弧に『視覚新論』(Berkely, An Essay Towoard a New Theory of Vision, 1709)の節番号を示す。 20 この経験的共存を言語の約定性と類比的にとらえ、視覚は神によって人間が身体の保全と福利のためもうけられた「自然の普遍的言語(the Universal Language of Nature)」であり、「視覚の固有の対象(the proper objects of Vision)が離れたところにある対象を我々に表示し明らかにする仕方は、人間の取り決めによる言語や記号がそうする仕方と同じなのである」と言う(Sec.147)。 引用ならびに参考文献 Alberti, Leon Battista(1547)La pittura, traduzione di Lodovico Domenichi, [reprint. Arnaldo Forni Editore, 1988]. Alhacen(2001) Alhacen's Theory of Visual Perception, a critical edition, with English translation and commentary, of the first three books of Alhacen's De aspectibus, the medieval Latin version of Ibn al-Haytham's Kitāb al-Manāzir, ed. and trans. A. Mark Smith, Philadelphia, American Philosophical Society. Alpers, Svetlana(1983)The Art of Describing: Dutch art in the seventeenth century, Chicago, University of Chicago Press. Berkley, George(1965)An Essay towards a New Theory of Vision in D.M. Armstrong(ed)Berkley's Philosophical Writings, New York,Collier Books. 29 






水曜日, 4月 29, 2015

パレート最適:メモ

           ( 経済学リンク:::::::::リンク::::::::::

NAMs出版プロジェクト: パレート最適:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/blog-post_82.html(本頁)
参考:ゲーム理論で解明されたユダヤの知恵
http://nam-students.blogspot.jp/2012/11/blog-post_28.html

ピケティがパレート(の法則)を批判していたがそれは正しいと思う。どんな法則でもその法則に合うように恣意的にデータを選ぶことができる。



http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1490263.html
厚生経済学の第一基本定理:
競争的均衡(ワルラス均衡)は存在するならば、それはパレート最適である。
厚生経済学の第二基本定理:
凸環境のもとで、各々の主体がすべての財の量を正の値で所有するような任意の配分は、所得を適切に再配分することによって、競争均衡として実現可能である。

第一定理は、全ての競争均衡は、ある人の効用を他者に害を与える事なしに大きくすることが出来ない点(パレート最適な点)として存在していることを示していますが、各人の平等性その他については全く言及していません。
それに対して第二定理は、望ましいパレート最適な点は適当な再配分を行えば競争均衡として実現できるということを示しています。


http://mikumaku.com/01/micro04.htm
(1)パレート効率性
資源配分において、他の人の効用を減少させないことには、ある人の効用を増加させることができない状態のことを(パレート効率的)であるという。他の人の効用を減少させずに、ある人の効用を増加させることができるような変化のことを(パレート改善)という。エッジワースのボックス・ダイアグラムにおいて、2人の個人の無差別曲線の(接点)ではパレート効率的な資源配分が達成されている。ここから、パレート効率性の条件として、(ある個人の限界代替率=他の個人の限界代替率)があげられる。これらを結んだ曲線を(契約曲線)という。

(2)厚生経済学の基本定理
 交換が直接おこなわれなくても、価格調整でパレート効率的な資源配分が達成される。このような均衡を(競争均衡〔ワルラス均衡〕)という。競争均衡の条件は(ある個人の限界代替率=別の個人の限界代替率=価格比)である。厚生経済学の第1定理。(完全競争市場)ではパレート効率的な資源配分が達成される。厚生経済学の第2定理。最初に政府が適切な(所得分配)をおこなえば、任意のパレート効率的な資源配分を達成させることができる。
エッジワースのボックス

 Aさんのキノコ
B_|_________0 Bさん
さ |\   o    |
ん | \       |
の |  \ o    |
魚 |o  \     |
  |   oXo   |
  |     o\o  |
  |      o\ o|
  |      o\ |
 0|______o_\|_Aさんの魚
 Aさん        |
           Bさんの
           きのこ
AとBとの間に利益の一致点がある。


 Aさんのキノコ
B_|_________0 Bさん
さ |    o    |
ん |         |
の |    o    |
魚 |o        |
  |   oXo   |
  |     o o  |
  |      o  o|
  |      o  |
 0|______o__|_Aさんの魚
 Aさん        |
           Bさんの
           きのこ

AとBとの間に利益の一致点Xがある。


多目的最適化手法の適用効果:川重テクノロジーWebマガジン[Techno Now]
http://www.kawaju.co.jp/techno-wm/showroom/32-1.html
3)パレート最適解
 お互いに競合する複数の目的関数のもとで最適化を行うと普通はパレート最適解となります。パレート最適解とは「優劣がつけられない解」の集合のことで、「目的関数値のいずれかを改善しようとした場合、他の目的関数値が改悪されてしまうような状態」ともいえます。
 ここでパレート解集合が形成する面のことをパレート解析フロントと呼び、図に示すように一般にパレート最適解は複数存在し、どの解を選択するかを判断することになります


  |    o        oパレート最適解
  |             @劣解
 目|    o   @
 的|         
 関|     o    @
 数|       o
 2|   ↙︎      o o パレート最適解フロント
  |   最適化の方向
  |______________
       目的関数1
今回は「エッジワースの箱の中のパレート最適点」を見ていきます♪^ー^


その前にちょっとだけ復習を!


パレート最適というのは


相手の状態を悪くしないことには、もはや自分の状態を良くすることが出来ない


という状態のことです。これをよく覚えておいてくださいな。^○^


さて、ではちょっとエッジワースの箱を一つ描いてみましょうか♪


図23-1

↑はい、今回はこの図を使って説明します♪^ー^


結構複雑な図ですが、とりあえず


青い線(A1、A2、A3)はAさんの無差別曲線


緑の線(B1、B2、B3)はBさんの無差別曲線


赤い点2人の初期保有量


それ以外に紫の点(Ⅰ、Ⅱ)があることを確認してくださいな。^○^


で、とりあえず今の2人の効用水準


Aさんの効用水準・・・A1

Bさんの効用水準・・・B1


ということが図から読み取れますね♪^ー^ (初期保有量を通る無差別曲線)


で、ここで例えば紫の点Ⅰの状態になるように、


2人の間で交換がなされたとすると、効用水準が


Aさんの効用水準・・・A2

Bさんの効用水準・・・B1


というように、


Bさんの効用を下げることなくAさんの効用が上がりました!!!

(無差別曲線は、自分の原点側から見て右上にあるほど効用水準が高い)


なので、この交換によって



パレート改善できた、といえますね♪^ー^

あっと、パレート改善というのは覚えていますでしょうか???´_`


パレート改善とは


他の誰の状態も悪くすることなく、誰か(もしくはみんな)の状態が良くなる


ということですよ~♪(復習)


で、さらにこのⅠ点からⅡ点の状態になるように交換したらどうなるでしょう?


今度は効用水準が


Aさんの効用水準・・・A2

Bさんの効用水準・・・B2


というように、


Aさんの効用を下げることなくBさんの効用が上がりました!!!


よって、この交換でもパレート改善できたということになりますね♪^○^


ここからがポイント!!!


ではこのⅡ点から他の状態に移るような交換をすると、



2人の効用水準はどうなるでしょう??? ̄~ ̄

例えば、ここより右上の点に行くと、Aさんの効用は上がってもBさんの効用は下がる


というのがわかります。T_T


同じように


ここより左下の点・・・Bさんの効用上がる、Aさんの効用下がる


ここより右下や左上・・・どちらの効用も下がる


↑つまり、Ⅱ点からだと右上・左下・左上・右下のどの点に変化しても


少なくとも一方の効用は下がってしまう、ということですね。。。T_T


ということは、


Ⅱ点はパレート最適な状態だといえますね♪^▽^

(どちらかの効用を上げようとすると、どちらかの効用が下がる)


で、結論から先に言ってしまうと、


パレート最適な点では、2人の無差別曲線が必ず接しています

(「交わる」ではなく『接する』というのがポイントです!)


今回の図でも、Ⅱ点では確かに


Aさんの無差別曲線(A2)Bさんの無差別曲線(B2)接していますね♪^○^

(交わらずくっついているでしょ?)
寒さ厳しい2月も終わりようやく春めいた気候になってきました。
このまま春の陽気が、続くと良いですね。3月に入り、年度末を迎えられる会社も多いと思います。
今回は「より良いビジネスライフのために」をテーマにお話ししたいと思います。

皆様は「パレートの法則」についてご存じでしょうか?

パレートの法則は、別名2:8の法則とも言われています。


例えば、
・売上の8割は全顧客の2割が生み出している。よって売上を伸ばすには
 顧客全てを対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的である。
・商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している。
・売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。
・仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
・全体の20%が優れた設計ならば実用上80%の状況で優れた能力を発揮する。



///////////








参考:
NAMs出版プロジェクト: ピグーの不遇:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/blog-post_78.html


厚生経済学の第二基本定理

厚生経済学の第2定理・・・財の総量を一定としたときの任意のパレート最適な配分は、適当な初期保有量の再分配から出発する市場均衡として達成される。
(上記定義は、ドーフマン、サミュエルソン、ソロー『線型計画と経済分析』1958年より)

  |\   o
  | \
x2|  \ o    X
  |o  \
  |   o\o
  |     o\o
  |  Y   o\   o o
  |      o\
  |______o_\____
             x1
X消費、Y生産。一致点がある。
上記図は、神取道宏『ミクロ経済学の力』(502頁~)より




厚生経済学の第一、第三命題








 (1) 他の事情が不変ならば,国民分配分の増大は経済的厚生を増大する傾向がある(成長),
(2)… 略…(平等),
(3) 国民分配分の変動が少くなるほど経済的厚生が増大する傾向がある(安定),


将来消費C2
  |
  |
  |o 
  |   o
  |      o
  |  ↗︎    o
  |    ↗︎   
  |       o
  |_______o____現在消費C1

C1とC2とで異なる世代の消費。↗︎は成長。
(本郷図解名古屋大学出版2007年,129頁)

          パレートの法則
                ________________
       /\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\              /
      /__\   2:8 \            / 
     /    \ ̄-_    \          /
    /      \   ̄-_  \        /
   /        \     ̄-_\      /
  /          \       ̄\____/
 /            \       \  /
/______________\       \/
    行動時間               成果
    顧客数 etc.           売上 etc.

参考:
ワルラスとプルードン:転載
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/blog-post_46.html
NAMs出版プロジェクト: ピグーの不遇:メモ
NAMs出版プロジェクト: ピケティ関連:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/01/blog-post_30.html
ゲーム理論で解明されたユダヤの知恵
http://nam-students.blogspot.jp/2012/11/blog-post_28.html

神取道宏『ミクロ経済学の力』(2014年、日本評論社):書評&目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/02/blog-post_82.html
  (f) 交換経済の分析:エッジュワースの箱 219

二人の消費者による二つの財の資源配分を大きな箱の中の無差別曲線で表す。これを考案した経済学者F.Y.エッジュワースの名前をとってエッジュワースの箱という。

      図3.38 エッジュワースの箱
   _______⬅︎Bが消費する第1財_0B
  |          ____    |
⬆︎ |  Aの無差別  ___  \   |B
A | |   曲線  _  \  ↙︎  |が
が | |  |  |  \  ↙︎  \ |消第
消第| \  \  ↗︎   ↙︎  \  \|費2
費2|  \  ↗︎  \_ |  |  ||す財
す財|   ↗︎  \___  Bの無差別 |る
る |    \____      曲線 | ⬇︎
  |__________________|
 0A Aが消費する第1財➡︎
    (↗︎↙︎効用の上がる方向)神取220頁

          ||
          \/ 

 図3.38 エッジュワースの箱(パレート最適を加筆)
   ________⬅︎Bが消費する第1財__0B
  |                    |
⬆︎ |Bの無差別    |          |B
A |曲線  ____ |          |が
が |        \\          |消第
消第|         []    Aの無差別|費2
費2|          \\____  曲線|す財
す財|           |        |る
る |    ︎       |        | ⬇︎
  |____________________|
 0A Aが消費する第1財➡︎
(↗︎↙︎効用の上がる方向、[]パレート効率的な配分=パレート最適=ゲーム理論で言うコア、核)


以下は、「資源配分の効率性とは何か」という条件を高度に一般的かつコンパクトにまとめたもの。

 X2
  |         |   これだけあれば、全員  
  |         | X の効用を現状の水準以
  |________ |   上にできる
  |        \\        
  |         []総消費点  
  |  Y       \\________ 
  | これだけ作れる   |        
  |    ︎       |        
  |____________________x1
 図D.6 パレート効率性は、改善集合Xと生産可能性Y
     が接していることを意味する(513頁)







http://www.apu.ac.jp/~wave/game/index.html

A Collective Action Problem (囚人のジレンマ)

イケメン弟
うそ
正直
イケメン兄
うそ
正直

参考文献
岡田章『ゲーム理論』有斐閣、1996年、pp406.



A Collective Action Problem (囚人のジレンマ)
 ____________________
|      |____イケメン弟____| 
|______|__うそ__|__正直__|
|   |うそ|パレート最適| A1,B2|
|イケ |__|______|______|
|メン兄|正直| A2,B1|ナッシュ均衡
|___|__|______|______|
参考文献

岡田章『ゲーム理論』有斐閣、1996年、pp406.

なお、市場主義はナッシュ均衡点がパレート効率的であるようにする試みの一つである。

_________

http://crossacross.org/ky/?Poilitics+Pareto+optimality+Nash+equilibrium
 世の中は、個人の利益と社会全体の福利厚生がある。各々が個人の利益を追求した場合の結末をナッシュ均衡(点)と呼び、社会システム全体の福利厚生が最大限まで達成されている「最大多数の最大幸福」の状態をパレート効率的であると言う。

 この両者が一致していれば放っておいても皆幸せになるが、必ずしも一致するわけではない*1。「誰か1人が犠牲になれば他全員が助かる」「何もしなければ50%の確率で全滅する」という選択があれば、みんな自分がかわいいので自分の被害を最小化する選択をとり、後者の選択をとる(ナッシュ均衡)。しかし、全体としてみれば、利益の期待値は前者の選択のほうが明らかに大きい(パレート最適)。

 ナッシュ均衡は個々人の利益の追求の結果だが、それがみんなの幸せであるパレート最適と一致しているとは限らない。また、為政者はパレート効率性を追求しがちだが、そこには幸福の不公平性が常に見え隠れする。

*1 なお、市場主義はナッシュ均衡点がパレート効率的であるようにする試みの一つである。

______

http://blog.livedoor.jp/yoshihisa_sr/archives/3275216.html
「ナッシュ均衡」について書こうと思いますが、数学的な要素がありますので「なに言っとるねん」とならないように(?)身近な例でわかりやすく(どうだか…?)しようと思います。

ナッシュ均衡とは数学者ジョン・フォーブス・ナッシュによって考えられたゲーム理論の非協力ゲームの答えの一つとされています。

例えば会議などでAさんBさんがC案にするかD案にするかと言った議論をします。お互い議論はしますがお互いに最適な案を選択をして、「Aさん(またはBさん)の主張するC案(またはD案)が決まれば、その案を成功させるためにじゃあお互い協力しよう」とお互い変更する動機がなくなり安定した状態になる事です。「落としどころ」という言葉がありますが、よく似ています。

こちらのブログにある「囚人のジレンマ」では、「お互い自白すること」が自身にとっては釈放されると言う最適な選択になるため「ナッシュ均衡」と言われているものです。

また「男女の争い」というものがあります。上記のAさんBさんともに押し通すと、お互い良い結果は生まれませんよね。「男女の争い」は最後には協調して一致する行動をとることにはお互い同意していますが、協調の方法については異なる選択を主張する意味合いがあります。

よくある身近な例ですが、なかなか会えない恋人たちが日曜日にやっと会うことが出来ました。男性は「外でデート」、女性は「家でまったりしたい」と主張します。このカップル、女性の方が強いらしく、意見は女性の主張が通り「家でまったり」することになりました。男性は少し不満がありましたが、「彼女と久しぶりにあえたんだから、少し不満でもまぁいっか」となりました。

ナッシュ均衡に落ち着くと、それが納得できなくても選択を変更する動機が働かないことが特徴とされています。(もし男性が「外でデートする」と主張を押し通せば、双方納得できずにお互いバラバラになり喧嘩になりますよね。最悪は「バイバイ~」となりかねません)

上記のAさんとBさんも「男女の争い」とも言えます。ナッシュ均衡は複数のあるのが普通なので、ビジネス上では一方が低レベルに落ち着けば、均衡点のレベルがスパイラル的に落ちてしまう事があるので気を付けたいものです。


火曜日, 4月 28, 2015

プルードンの労働論:メモ


            ( プルードン経済学リンク:::::::::リンク::::::::::)  

NAMs出版プロジェクト: プルードンの労働論

http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/blog-post_33.html(本頁)

「…彼が属している全企業の作業の全系列を見とおせるようにさせること…」
プルードン『経済教程』より
(Cours d'economie,未邦訳,藤田勝次郎『プルードンと現代』72頁より孫引き)

「もしも、労働者が永続的に同じ初歩的作業にしばられたままであるならば、彼は、労働者に成長し、その技術につい

ての全般的知識に到達するのではなく、その生涯、徒弟奉公にとどまるであろう。彼は、背丈や声や感情では大人であ

るが、精神では子供である。彼は、その類として高まるのではなく、人間の宿命のもとにおちいる。……それゆえ分

割と集合の法則の不利益に、同時にそなえること以上に容易なものはないのである。すなわち、労働者に、幼年から老

年にいたるまで、彼が属している全企業の作業の全系列を見とおせるようにさせることである。私は、これは彼の権利

であるといいそえたい。」




(藤田勝次郎『プルードンと現代』71~2頁より孫引き。引用元はオプマンの仏語研究書。)
P.Haubtmann, Pierre-Joseph Proudhon. Sa vie et sa pense (1809-1849),Paris, 1982.p.775





デビッド・ローマー『上級マクロ経済学』(Advanced Macroeconomics byDavidRomer):目 次

              (経済学マルクスリンク::::::::::

デビッド・ローマー『上級マクロ経済学』(Advanced Macroeconomics by David Romer):目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/advanced-macroeconomicsdavid-romer.html(本頁)
サーチ理論:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/blog-post_34.html
NAMs出版プロジェクト: 齊藤誠 他『マクロ経済学 New Liberal Arts Selection 』(2010年):目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/new-liberal-arts-selection.html
(↑本書の前にこの第4部)
The ABCs of RBCs An Introduction to Dynamic Macroeconomic Models :目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/05/the-abcs-of-rbcs-introduction-to.html
(↑本書の後にこれか?)
DSGE批判(まとめ) 動学マクロ経済学 二神孝一 他 ローマーモデルの図解あり☆
二神が要約したのはこちらのローマー↓だった
NAMs出版プロジェクト: ポール・ローマー「チャーター都市」
http://nam-students.blogspot.jp/2015/12/blog-post_82.html

こちらの分析的マルクス主義者のローマーもいる。
A General Theory of Exploitation and Class, 1982, Cambridge, MA: Harvard University Press. #5が重要

NAMs出版プロジェクト: ジョン・ローマー

http://nam-students.blogspot.jp/2016/11/blog-post_15.html

参考:M B K 48 : ローマー、『上級マクロ経済学』演習問題

Advanced Macroeconomics (McGraw-Hill Series Economics) Hardcover – 1 May 2011
by David Romer (Author)
kindle版及び邦訳(第3版)あり (原著第4版は第3章を二つに分けたので章が一つ増えた☆☆)

pdf 4th
rk 47
Y=AK,109
R&D116,123,ch3.5
LA126,130
Y=F(L)239,249
Y=  L^α K^1-α, 0<α<1 ,451 cobb-douglas
πA ,636

AKモデル

note.masm.jp/AKモデル/

AKモデル &dagger;. S.レベロ 1990年論文. AKモデルにおいて、生産関数はAKと 表現される。 Aは資本ストックの生産性を表す定数; Kは通常の狭義の物的資本だけ ではなく、人的資本、社会的インフラストラクチュアなどを含む広義の ...


AKモデル  

S.レベロ 1990年論文

  • AKモデルにおいて、生産関数はY=AKと表現される。
    • Aは資本ストックの生産性を表す定数
    • Kは通常の狭義の物的資本だけではなく、人的資本、社会的インフラストラクチュアなどを含む広義の資本を意味する。
    • このような広義の資本の限界生産性は、逓減せずに一定(A)と想定されている。
  • Y=AKを増分の形に書きかえると、⊿Y=A⊿K。
    • ⊿Kは広義の投資であり、これが社会全体の貯蓄S(=sY)に等しいとすれば、⊿Y=AsY
    • したがって、成長率は⊿Y/Y=As、これを一人あたりY/L(=y)の成長率に書きかえると、⊿y/y=⊿Y/Y-n=As-nとなる。


  • 新古典派モデルでは、Yがある一定値に収束するとされたのに対して、AKモデルでは、Aが大きいほど、またsが大きいほど成長率が高まる。
  • Aおよびsといった内生的要因の違いが各国のそれぞれの経済成長の違いを説明するという。
  • ただし、広義の資本Kの実態について不明確であり、どう計測するのかという問題も残る。

Lecture 10: Endogenous Growth - Princeton University

 

(Adobe PDF)

-htmlで見る

www.princeton.edu/~moll/.../Lecture10_ECO503.pdf

Romer (1990), “Endogenous Technological Change”. 3 / 45. Page 4. AK model. • Originally due to Romer (1986), Rebelo (1991), also see. Acemoglu Ch. 11. • Consider standard growth model .... One of most cited papers in economics.

Lecture Notes on Economic Growth(II): Five Prototype Models of ...

www.nber.org/papers/w3564

Issued in December 1990. NBER Program(s): EFG. This paper explores the five simplest models of endogenous growth. We start with the AK model (Rebelo ( 1990)) and argue that all endogenous growth models can be viewed as variations or ...


Rebelo148

Long-Run Policy Analysis and Long-Run Growth Sergio Rebelo

 

(Adobe PDF)

-htmlで見る

www.dklevine.com/archive/refs42114.pdf

Long-Run Growth. Sergio Rebelo. Northwestern University, Portuguese Catholic University, and. Rochester Centerfor Economic Research ..... See Jones and Manuelli (1990) and King and Rebelo (1990) for discussions of the effects of taxation ...... Heckman, James J. "A Life-Cycle Model of Economics, Learning, and Con-.

The Rebelo AK Growth Model - Economics

 

(Adobe PDF)

 

-htmlで見る

www.econ2.jhu.edu/people/ccarroll/Public/.../RebeloAK.pdf

Rebelo (1991) examines a model in which a social planner maximizes the discounted ... Thus, the steady-state growth rate in a Rebelo economy is directly proportional to the saving rate. ... In fact, the Rebelo AK model is essentially just.

http://www.dklevine.com/archive/refs42114.pdf

中間財( intermediate goods)の概念は1950年代から存在したが、1980年代以降、中間製品( middle products...



以下、デビッド・ローマーではなくポール・ローマーのモデルの図解だが無関係ではないので貼っておく。






Advanced Macroeconomics, 4th edition 2011
http://highered.mheducation.com/sites/0073511374/information_center_view0/table_of_contents.html


デビッド・ローマー(David Romer、1958年3月13日-)は、マサチューセッツ州Amherstに生まれたアメリカ経済学者カリフォルニア大学バークレー校の教授であり、専門はマクロ経済学である。グレゴリー・マンキューとともにニュー・ケインジアンの代表的理論家である
日本語訳
 『上級マクロ経済学』、堀雅博・岩成博夫・南条隆共訳、日本評論社、1998年(原書初版1996年)、2010年(原書第3版2006年) 
著書(原書)
 “Advaced Macroeconomics”, McGraw-Hill, First edition 1996, Second edition 2001年, Third Edition 2006, Fourth edition 2012.

上級マクロ経済学 原著第3版|日本評論社 – 2010/3/19


 以下、目次(第3版邦訳テキストと第4版原著該当箇所テキスト)
第3版邦訳テキスト第4版原著該当箇所テキスト
目次
序論
第1章 ソロー成長モデル
1.1 経済成長に関する基本的事実 ☆
1.2 諸前提
1.3 モデルの動学
1.4 貯蓄率の変化がもたらす影響
1.5 量的なインプリケーション
1.6 ソロー・モデルと成長理論の中心課題
1.7 実証面での応用
1.8 環境と経済成長 @
演習問題
Table of Contents
Introduction
Chapter 1 THE SOLOW GROWTH MODEL
1.1 Some Basic Facts about Economic Growth
1.2 Assumptions
1.3 The Dynamics of the Model
1.4 The Impact of a Change in the Saving Rate
1.5 Quantitative Implication
1.6 The Solow Model and the Central Questions of Growth Theory
1.7 Empirical Applications
1.8 The Environment and Economic Growth
第2章 無限期間モデルと世代重複モデル
パートA ラムゼイ=キャス=クープマンズ・モデル
2.1 諸前提
2.2 家計と企業の行動
2.3 経済の動学
2.4 厚生 2.5 均斉成長経路
2.6 割引率低下の効果
2.7 政府支出(購入)の効果
Chapter 2 INFINITE-HORIZON AND OVERLAPPING-GENERATIONS MODELS
Part A THE RAMSEY-CASS-KOOPMANS MODEL
2.1 Assumptions
2.2 The Behavior of Households and Firms
2.3 The Dynamics of the Economy
2.4 Welfare
2.5 The Balanced Growth Path
2.6 The Effects of a Fall in the Discount Rate
2.7 The Effects of Government Purchases
パートB ダイヤモンド・モデル
2.8 諸前提
2.9 家計の行動
2.10 経済の動学
2.11 動学的非効率性の可能性
2.12 ダイヤモンド・モデルにおける政府
演習問題
Part B THE DIAMOND MODEL
2.8 Assumptions
2.9 Household Behavior
2.10 The Dynamics of the Economy
2.11 The Possibility of Dynamic Inefficiency
2.12 Government in the Diamond Model
第3章 新成長理論 パートA 研究開発モデル
3.1 枠組みと諸前提
3.2 資本のないモデル
3.3 一般的ケース
3.4 知識の性質とR&Dに対する資源配分の決定要因
3.5 知識蓄積型モデルにおける内生的貯蓄:一例
3.6 知識蓄積型モデルと成長理論の中心課題
3.7 実証面での応用:紀元前100万年以来の人口増加と技術変化
Chapter 3 ENDOGENOUS GROWTH
3.1 Framework and Assumptions
3.2 The Model without Capital
3.3 The General Case
3.4 The Nature of Knowledge and the Determinants of the Allocation of Resources to R&D
3.5 The Romer Model
3.6 Empirical Application: Time-Series Tests of Endogenous Growth Models
3.7 Empirical Application: Population Growth and Technological Change since 1 Million B.C.
3.8 Models of Knowledge Accumulation and the Central Questions of Growth Theory
パートB 国家間所得格差
3.8 人的資本の導入によるソロー・モデルの拡張
3.9 実証面での応用:国家間所得格差の説明
3.10 社会的基礎資本
3.11 生産・防衛・略奪のモデル
3.12 成長率の格差 演習問題

×
Chapter 4 CROSS-COUNTRY INCOME DIFFERENCES ☆☆
4.1 Extending the Solow Model to Include Human Capital
4.2 Empirical Application: Accounting for Cross-Country Income Differences
4.3 Social Infrastructure
4.4 Empirical Application: Social Infrastructure and Cross-Country Income Differences
4.5 Beyond Social Infrastructure
4.6 Differences in Growth Rates
第4章 リアル・ビジネス・サイクル理論(実物的景気循環理論)
4.1 序論:経済変動に関するいくつかの事実
4.2 変動に関する諸理論
4.3 リアル・ビジネス・サイクルの基本モデル
4.4 家計の行動
4.5 特殊ケースのモデル
4.6 一般の場合におけるモデルの解
4.7 インプリケーション
4.8 実証面での応用:産出量変動の持続性
4.9 実証面での応用:リアル・ビジネス・サイクル・モデルのカリブレーション
4.10 拡張と限界
演習問題
Chapter 5 REAL-BUSINESS-CYCLE-THEORY
5.1 Introduction: Some Facts about Economic Fluctuations
5.2 An Overview of Business-Cycle Research
5.3 A Baseline Real-Business-Cycle Model
5.4 Household Behavior
5.5 A Special Case of the Model
5.6 Solving the Model in the General Case
5.7 Implications
5.8 Empirical Application: Calibrating a Real-Business-Cycle Model
5.9 Empirical Application: Money and Output
5.10 Assessing the Baseline Real-Business-Cycle Model
第5章 経済変動に関する伝統的なケインジアンの理論
5.1 総需要
5.2 開放経済
5.3 賃金と物価の硬直性に関するさまざまな仮定
5.4 産出量とインフレ率のトレードオフ
5.5 実証面での応用:貨幣と産出量
5.6 実証面への応用:実質賃金の循環的な動き
演習問題


Chapter 6 NOMINAL RIGIDITY
Part A EXOGENOUS NOMINAL RIGIDITY
6.1 A Baseline Case: Fixed Prices
6.2 Price Rigidity, Wage Rigidity, and Departures from Perfect Competition in the Goods and Labor Markets
6.3 Empirical Application: The Cyclical Behavior of the Real Wage
6.4 Toward a Usable Model with Exogenous Nominal Rigidity

6.10 Empirical Application: International Evidence on the Output-Inflation Tradeoff

         [対応なし?]
第6章 名目値調整の不完全性に関するミクロ経済学的基礎
パートA ルーカスの不完全情報モデル
6.1 完全情報の場合
6.2 不完全情報の場合
6.3 モデルのインプリケーションとその限界
6.9 The Lucas Imperfect-Information Model






パートB ニュー・ケインジアン経済学
6.4 不完全競争と価格設定のモデル
6.5 小さな摩擦で十分なのか?
6.6 実質値の硬直性
6.7 協調の失敗モデルと実物的非ワルラス理論
Part B MICROECONOMIC FOUNDATIONS OF INCOMPLETE NOMINAL ADJUSTMENT
6.5 A Model of Imperfect Competition and Price-Setting
6.6 Are Small Frictions Enough?
6.7 Real Rigidity
6.8 Coordination-Failure Models and Real Non-Walrasian Theories
パートC 動学的ニュー・ケインジアン・モデルと非同時的価格調整
6.8 動学的ニュー・ケインジアン・モデルの基礎
6.9 事前に決定された価格
6.10 固定価格
6.11 キャプリン=スプルバー・モデル
6.12 実証面での応用
6.13 マンキュー=レイス・モデル
演習問題
Chapter 7 DYNAMIC STOCHASTIC GENERAL-EQUILIBRIUM MODELS OF FLUCTUATIONS
7.1 Building Blocks of Dynamic New Keynesian Models
7.2 Predetermined Prices: The Fischer Model
7.3 Fixed Prices: The Taylor Model
7.4 The Calvo Model and the New Keynesian Phillips Curve
7.5 State-Dependent Pricing
7.6 Empirical Applications
7.7 Models of Staggered Price Adjustment with Inflation Inertia
7.8 The Canonical New Keynesian Model
7.9 Other Elements of Modern New Keynesian DSGE Models of Fluctuations
第7章 消費
7.1 不確実性が存在しない場合の消費:恒常所得仮説
7.2 不確実性のもとでの消費:消費のランダム・ウォーク仮説
7.3 実証面での応用:ランダム・ウォーク仮説に関する2つの検証
7.4 利子率と貯蓄
7.5 リスクを伴う資産と消費
7.6 恒常所得仮説を超えて
演習問題
Chapter 8 CONSUMPTION
8.1 Consumption under Certainty: The Permanent-Income Hypothesis
8.2 Consumption under Uncertainty: The Random-Walk Hypothesis
8.3 Empirical Application: Two Tests of the Random-Walk Hypothesis
8.4 The Interest Rate and Saving
8.5 Consumption and Risky Assets
8.6 Beyond the Permanent-Income Hypothesis
第8章 投資
8.1 投資と資本の費用
8.2 調整費用を伴う投資のモデル
8.3 トービンのq
8.4 モデルの解析
8.5 インプリケーション
8.6 実証面での応用:qと投資 @
8.7 不確実性が及ぼす影響
8.8 屈折調整費用と固定的調整費用 @
8.9 金融市場の不完全性
8.10 実証面での応用:キャッシュ・フローと投資
演習問題
Chapter 9 INVESTMENT
9.1 Investment and the Cost of Capital
9.2 A Model of Investment with Adjustment Costs
9.3 Tobin's q
9.4 Analyzing the Model
9.5 Implications
9.6 Empirical Application: q and Investment
9.7 The Effects of Uncertainty
9.8 Kinked and Fixed Adjustment Costs
9.9 Financial-Market Imperfections
9.10 Empirical Application: Cash Flow and Investment
第9章 失業
9.1 序論:失業の理論
9.2 基本となる効率賃金モデル
9.3 より一般的なモデル
9.4 シャピロ=スティグリッツ・モデル
9.5 暗黙の契約
9.6 インサイダー・アウトサイダー・モデル
9.7 履歴効果(ヒステレシス)
9.8 サーチとマッチングのモデル
9.9 実証面での応用
演習問題
Chapter 10 UNEMPLOYMENT
10.1 Introduction: Theories of Unemployment
10.2 A Generic Efficiency-Wage Model
10.3 A More General Version
10.4 The Shapiro-Stiglitz Model
10.5 Contracting Models
10.6 Search and Matching Models
10.7 Implications
10.8 Empirical Applications



第10章 インフレーションと金融政策
10.1 インフレーション、貨幣成長、利子率
10.2 金融政策と利子率の期間構造
10.3 低インフレ金融政策の動学的非整合性
10.4 動学的非整合性問題への対応
10.5 政策は何をなしうるか
10.6 金利ルールと政策遂行
10.7 金利ルールの分析モデル
10.8 シニョレッジとインフレーション
10.9 インフレーションのコスト
演習問題




Chapter 11 INFLATION AND MONETARY POLICY
11.1 Inflation, Money Growth, and Interest Rates
11.2 Monetary Policy and the Term Structure of Interest Rates
11.3 The Microeconomic Foundations of Stabilization Policy
11.4 Optimal Monetary Policy in a Simple Backward-Looking Model
11.5 Optimal Monetary Policy in a Simple Forward-Looking Model
11.6 Additional Issues in the Conduct of Monetary Policy
11.7 The Dynamic Inconsistency of Low-Inflation Monetary Policy
11.8 Empirical Applications
11.9 Seignorage and Inflation
第11章 財政赤字と財政政策@
11.1 政府の予算制約
11.2 リカードの中立性
11.3 実際におけるリカードの中立性
11.4 課税の平滑化
11.5 財政赤字の政治経済学理論
11.6 戦略的な債務の蓄積
11.7 安定化の遅れ
11.8 実証面での応用:先進国における政治と財政赤字
11.9 財政赤字のコスト
11.10 債務危機のモデル
演習問題


Chapter 12 BUDGET DEFICITS AND FISCAL POLICY
12.1 The Government Budget Constraint
12.2 The Ricardian Equivalence Result
12.3 Ricardian Equivalence in Practice
12.4 Tax-Smoothing
12.5 Political-Economy Theories of Budget Deficits
12.6 Strategic Debt Accumulation
12.7 Delayed Stabilization
12.8 Empirical Application: Politics and Deficits in Industrialized Countries
12.9 The Costs of Deficits
12.10 A Model of Debt Crises
Epilogue THE FINANCIAL AND MACROECONOMIC CRISIS OF 2008 AND BEYOND


Introduction
Chapter 1 THE SOLOW GROWTH MODEL
1.1 Some Basic Facts about Economic Growth
1.2 Assumptions
1.3 The Dynamics of the Model
1.4 The Impact of a Change in the Saving Rate
1.5 Quantitative Implication
1.6 The Solow Model and the Central Questions of Growth Theory
1.7 Empirical Applications
1.8 The Environment and Economic Growth

Chapter 2 INFINITE-HORIZON AND OVERLAPPING-GENERATIONS MODELS
Part A THE RAMSEY-CASS-KOOPMANS MODEL
2.1 Assumptions
2.2 The Behavior of Households and Firms
2.3 The Dynamics of the Economy
2.4 Welfare
2.5 The Balanced Growth Path
2.6 The Effects of a Fall in the Discount Rate
2.7 The Effects of Government Purchases

Part B THE DIAMOND MODEL
2.8 Assumptions
2.9 Household Behavior
2.10 The Dynamics of the Economy
2.11 The Possibility of Dynamic Inefficiency
2.12 Government in the Diamond Model

Chapter 3 ENDOGENOUS GROWTH
3.1 Framework and Assumptions
3.2 The Model without Capital
3.3 The General Case
3.4 The Nature of Knowledge and the Determinants of the Allocation of Resources to R&D
3.5 The Romer Model
3.6 Empirical Application: Time-Series Tests of Endogenous Growth Models
3.7 Empirical Application: Population Growth and Technological Change since 1 Million B.C.
3.8 Models of Knowledge Accumulation and the Central Questions of Growth Theory

Chapter 4 CROSS-COUNTRY INCOME DIFFERENCES ☆☆
4.1 Extending the Solow Model to Include Human Capital
4.2 Empirical Application: Accounting for Cross-Country Income Differences
4.3 Social Infrastructure
4.4 Empirical Application: Social Infrastructure and Cross-Country Income Differences
4.5 Beyond Social Infrastructure
4.6 Differences in Growth Rates

Chapter 5 REAL-BUSINESS-CYCLE-THEORY
5.1 Introduction: Some Facts about Economic Fluctuations
5.2 An Overview of Business-Cycle Research
5.3 A Baseline Real-Business-Cycle Model
5.4 Household Behavior
5.5 A Special Case of the Model
5.6 Solving the Model in the General Case
5.7 Implications
5.8 Empirical Application: Calibrating a Real-Business-Cycle Model
5.9 Empirical Application: Money and Output
5.10 Assessing the Baseline Real-Business-Cycle Model

Chapter 6 NOMINAL RIGIDITY
Part A EXOGENOUS NOMINAL RIGIDITY
6.1 A Baseline Case: Fixed Prices
6.2 Price Rigidity, Wage Rigidity, and Departures from Perfect Competition in the Goods and Labor Markets
6.3 Empirical Application: The Cyclical Behavior of the Real Wage
6.4 Toward a Usable Model with Exogenous Nominal Rigidity

Part B MICROECONOMIC FOUNDATIONS OF INCOMPLETE NOMINAL ADJUSTMENT
6.5 A Model of Imperfect Competition and Price-Setting
6.6 Are Small Frictions Enough?
6.7 Real Rigidity
6.8 Coordination-Failure Models and Real Non-Walrasian Theories
6.9 The Lucas Imperfect-Information Model
6.10 Empirical Application: International Evidence on the Output-Inflation Tradeoff

Chapter 7 DYNAMIC STOCHASTIC GENERAL-EQUILIBRIUM MODELS OF FLUCTUATIONS
7.1 Building Blocks of Dynamic New Keynesian Models
7.2 Predetermined Prices: The Fischer Model
7.3 Fixed Prices: The Taylor Model
7.4 The Calvo Model and the New Keynesian Phillips Curve
7.5 State-Dependent Pricing
7.6 Empirical Applications
7.7 Models of Staggered Price Adjustment with Inflation Inertia
7.8 The Canonical New Keynesian Model
7.9 Other Elements of Modern New Keynesian DSGE Models of Fluctuations

Chapter 8 CONSUMPTION
8.1 Consumption under Certainty: The Permanent-Income Hypothesis
8.2 Consumption under Uncertainty: The Random-Walk Hypothesis
8.3 Empirical Application: Two Tests of the Random-Walk Hypothesis
8.4 The Interest Rate and Saving
8.5 Consumption and Risky Assets
8.6 Beyond the Permanent-Income Hypothesis

Chapter 9 INVESTMENT
9.1 Investment and the Cost of Capital
9.2 A Model of Investment with Adjustment Costs
9.3 Tobin's q
9.4 Analyzing the Model
9.5 Implications
9.6 Empirical Application: q and Investment
9.7 The Effects of Uncertainty
9.8 Kinked and Fixed Adjustment Costs
9.9 Financial-Market Imperfections
9.10 Empirical Application: Cash Flow and Investment

Chapter 10 UNEMPLOYMENT
10.1 Introduction: Theories of Unemployment
10.2 A Generic Efficiency-Wage Model
10.3 A More General Version
10.4 The Shapiro-Stiglitz Model
10.5 Contracting Models
10.6 Search and Matching Models
10.7 Implications
10.8 Empirical Applications

Chapter 11 INFLATION AND MONETARY POLICY
11.1 Inflation, Money Growth, and Interest Rates
11.2 Monetary Policy and the Term Structure of Interest Rates
11.3 The Microeconomic Foundations of Stabilization Policy
11.4 Optimal Monetary Policy in a Simple Backward-Looking Model
11.5 Optimal Monetary Policy in a Simple Forward-Looking Model
11.6 Additional Issues in the Conduct of Monetary Policy
11.7 The Dynamic Inconsistency of Low-Inflation Monetary Policy
11.8 Empirical Applications
11.9 Seignorage and Inflation

Chapter 12 BUDGET DEFICITS AND FISCAL POLICY
12.1 The Government Budget Constraint
12.2 The Ricardian Equivalence Result
12.3 Ricardian Equivalence in Practice
12.4 Tax-Smoothing
12.5 Political-Economy Theories of Budget Deficits
12.6 Strategic Debt Accumulation
12.7 Delayed Stabilization
12.8 Empirical Application: Politics and Deficits in Industrialized Countries
12.9 The Costs of Deficits
12.10 A Model of Debt Crises

Epilogue THE FINANCIAL AND MACROECONOMIC CRISIS OF 2008 AND BEYOND

上級マクロ経済学 単行本 – 2010/3/19

以下、原著第2版2001年,目次:amazon.comより












邦訳初版1998年(原著第3版)42頁1:1:10
《1:10 ソロー・モデルにおいて天然資源を生産要素の1つとして考慮した場合
 少なくともマルサス以来、生産要素の中には有限にしか供給されないもの(分かりやす
い例は土地や天然資源)があるので、経済成長はいずれストップするという考え方がある。》

参考:
マルサス『人口論』初版、目次:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/blog-post_16.html
齊藤誠 他『マクロ経済学 New Liberal Arts Selection 』:目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/new-liberal-arts-selection.html

☆☆
原著第4版は更に章が分割したことで増えた(未邦訳)。

邦訳初版(原著第3版)はtable内@がない。8と9が逆。11が追加された。

____________

OLGモデルの発展の歴史(改訂版):

         ミクロ経済学 
          |
1928(Ramsey-Model)
          
 マクロ経済学   
1937 IS-LM
          |
1947(AllaisがOLGを発見)
          |
          ⬇︎ 資本ストックを導入し、動学化
1956  Solow_________
          |         \各世代ごとに消費と
    消費と投資(貯蓄)を最適化    消費と投資(貯蓄)を最適化
          ⬇︎                ⬇︎ 
1965   Ramsey     1965 DiamondがOLGを定式化
     Cass-Koopmans    (Samuelsonが一般化)
1974      |                |
Barroの中立命題                |
          |                |
      余暇(=失業)と             |
      技術ショックの導入            
          ⬇︎     ⬅︎-1976 Lucas批判
1982     RBC              /
          | 価格・賃金の硬直性    /
          | 財市場の不完全性    /
          | 情報の非対称性    /
          | etc…      /
          ⬇︎          /
1991~    DSGE   ⬅︎---/
      (New IS-LM)
          ⬇︎
2008 リーマンショック(ケインズへの回帰)

注:OLG=世代重複モデル (OverLapping Generations model. = OLG model) 

A OLG model with an aggregate neoclassical production was constructed by Peter Diamond*.A two-sector OLG model was developed by Oded Galor**.







  • *^ a b Diamond, Peter (1965). "National debt in a neoclassical growth model". American Economic Review 55 (5): 1126–1150.
  • National Debt in a Neoclassical Growth Model
    https://www.aeaweb.org/aer/top20/55.5.1126-1150.pdf

    **^
     Galor, Oded (1992). "A Two-Sector Overlapping-Generations Model: A Global Characterization of the Dynamical System". Econometrica 60 (6): 1351–1386.JSTOR 2951525.




  • ルーカス批判:
    ルー カスが1976年に公刊された論文"Econometric policy evaluation: a critique"で行った、それまでの伝統的なマクロ経済学における政策評価方法に対する批判。伝統的な手法では、経済主体の行動を表現した方程式を過 去のデータを用いて推定し、それを用いて将来取るべき政策の評価を行っていた。
    (中略)
    こういった伝統的な手法にルーカスが行った批判は、現在の政策変更は将来の政策に関する人々の期待に影響を与える結果、人々の行動も変える可能性があるので、過去のデータに基づいて推計された行動を不変なものと仮定して政策評価を行うことはできない、というものである。
    (中略)
    このようなルーカスによる伝統的なマクロ経済学に対する批判以降、個々の経済主体の最適化を明示的に考慮するいわゆるミクロ的基礎を持ったモデルを用いたマクロ経済分析が主流になっていった。


    さて、上の説明では「方程式」「最適化」「ミクロ的基礎」など、一般の方が聞くと気分が悪くなりそうな単語が並んでいますが、一番重要なポイントはシンプルで、中段で述べられている

    「現在の政策変更は将来の政策に関する人々の期待に影響を与える結果、人々の行動も変える可能性がある」

    ゾンビ経済学127頁
    「バローは経済学における初の偉大な定式理論家デヴィッド・リカードの成果をベースにした。」

    Barro 1974


      バロー中立命題

    第2期消費           第2期消費
     |\ \            |\ \  
     | \ \           | \ \
     |  \ \          |  \ \
    Y2___o➡︎\        Y2___o \ 
     |   |\ \        |   |\⬇︎\
     |   | \ \       |   | \ \
     |   |  \ \      |   |  \ \
     |___|___\_\___  |___|___\_\____
         Y1 第1期所得       Y1  第1期所得

    (1)若者期に国債を   (2)若者は、将来の  (3)予算線は、
       発行し所得を増やす ➡︎  増税を見越して  ➡︎  元に戻る
       (政府支出増)      消費を減らし、
                    貯蓄を増やす

          [予算線不変=三角形不変]⬅︎[財政政策は無効]

    菅原晃『図解 使えるマクロ経済学』2014年,中経出版より
    NAMs出版プロジェクト: RBC、DSGEモデル:メモ
    http://nam-students.blogspot.jp/2015/05/blog-post_78.html


    https://ja.m.wikipedia.org/wiki/リカードの等価定理

    リ カードの等価定理(リカードのとうかていり、Ricardian equivalence theorem)とは、財政赤字による公債の負担が現在世代と将来世代では変わりがないことを示した定理。ジェームズ・M・ブキャナンがその定理をデ ヴィッド・リカードに遡って示したことから彼の名が冠されている。

    合理的期待形成学派のロバート・バローによって再定式化されたため、リカード=バローの定理と呼ぶこともある。


    概要

    財 政赤字になって、その分を穴埋めする公債の発行が増えた経済を考える。公債の負担は将来世代にかかる税によって償還されなければならない。このとき、公債 の市場利子率と民間資金の割引率が同じであれば、生涯所得は変わらない。人々は将来の増税を見越して現在の消費を少なくするであろう。そうすると、現在世 代は税負担と同じ効果を節約という形で受けているわけであり、将来世代の負担が重くなるということはない。リカードが提唱したこの考え方が、バローによっ てさらに発展させられた。

    国家の歳入を租税で賄うか、公債で賄うかは、それぞれの場合の予算制約式を解くことによって現在から将来への負担転嫁が起こるかどうかがわかる。実際に解くと、前者と後者で予算制約式は一致するので、公債発行は経済に中立的とした[1]。

    バローは、世代を超えたモデルを再度構築し、遺産を含めた公債の負担転嫁が将来世代に及ばないことを示した。

    RBC
    Time to Build and Aggregate Fluctuations Author(s):
    Finn E. Kydland and Edward C. Prescott. 1982
    Time to Build and Aggregate Fluctuations Author(s): Finn E. Kydland ... (Adobe PDF) -htmlで見るwww.fep.up.pt/docentes/pcosme/S-E-1/kP-Econ.pdf Time to Build and Aggregate Fluctuations. Author(s): Finn E. Kydland and Edward C. Prescott. Source: Econometrica, Vol. 50, No. 6 (Nov., 1982), pp. 1345- 1370. Published by: The Econometric Society. Stable URL: http://www.jstor.org/ stable/ ...
    http://www.fep.up.pt/docentes/pcosme/S-E-1/kP-Econ.pdf


    パーセント/四半期
    1%の技術ショックが技術A、資本Kおよび労働Lの経路に与える影響 上図

    1%の技術ショックが産出量Yおよび消費Cの経路に与える影響 中図

    1%の技術ショックが賃金Wおよび利子率rの経路に与える影響 下図

    邦訳186~8頁



    パーセント/四半期
    1%の政府支出ショックが資本Kおよび労働Lの経路に与える影響 上図

    1%の政府支出ショックが産出量Yおよび消費Cの経路に与える影響 中図

    1%の政府支出ショックが賃金Wおよび利子率rの経路に与える影響 下図

    邦訳190~1頁

    ローマー『上級マクロ経済学』(Advanced Macroeconomics by David Romer):目次
    http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/advanced-macroeconomicsdavid-romer.html

    ____

    参考:


        動学マクロ経済学 成長理論の発展 単行本 – 2012/5/18  
        二神孝一 (著)学部生向け
       http://www.amazon.co.jp/dp/4535556733 
        単行本: 278ページ
        出版社: 日本評論社 (2012/5/18)
        言語: 日本語
        ISBN-10: 4535556733

    哲学者たちは、世界をいろいろに解釈してきたにすぎない。たいせつなのは、
    それを変更することである。
    ——カール・マルクス「フォイエルバッハに関する第11テーゼ」
    (マルクス/エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』古在由重訳、岩波文庫、1956年)
    本書はしがきより

        「内生的技術変化」を出発点とし、現在にいたるまでの経済成長に関する理論モデルの発展を、学部生にも理解できるよう記述する。
        出版社からのコメント
        ≪目次≫
        第1章 ソロー・モデル
        第2章 代表的個人モデル
        第3章 世代重複モデル
        第4章 世代重複モデルの応用:バブル資産・伝染病サイクル
        第5章 内生的技術進歩:研究開発の内生化
        第6章 経済政策と経済成長
        第7章 技術移転とイノべーション
        第8章 規模効果
        第9章 生産的公共サービスと経済成長
        第10章 公共資本と経済成長
        数学付録 : 定差方程式の解法


    12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
    経済成長論を勉強するならオススメです
    投稿者 諏訪 純一郎 投稿日 2012/12/22
    Amazonで購入
    この本は経済成長理論について書かれた、学部上級生から修士課程の学生さん向けの本です。

    数式の展開は丁寧で、とても分かりやすく書かれています。数式を変形1つにしても、モデルの中で、
    どういう意味を持っているのかとてもイメージしやすいです。
    1章のソローモデル、2章の代表的個人モデル、3章の世代重複モデルだけで、70ページほどあり、
    基本モデルの習得と分析ツールが習得できます。この最初の3章をしっかり理解しておくと、修士課程での
    コアコースの授業で理解が深まります。
    大学院では連続モデルを用いることが多いですが、このテキストでは離散モデルを用いているので、
    大学で経済数学を勉強していれば対応できる内容になっています。
    経済モデルの解説は、図解を含めて解説されているので、モデルの設定の方法など大学院の学生さんにとっても
    参考になると思います。

    自分が大学院生の頃は、モデルの理解とモデルを設定するにはどうすればいいのかで
    苦労することが多かったのですが、この本は経済成長理論を勉強する上で
    とても大きな手助けとなる本だと思います。
      
        2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
        学部中級~上級の参考書に
        投稿者 Beispiel 投稿日 2015/2/11
        Amazonで購入
        タイトルの通り、マクロの動学モデルの解説書です。
        通常、動学マクロはその数学的な難しさから大学院で学びますが、この本は連続的でなく離散的な時間変化から解説しているので(ΔKでなくKt+1-Ktというような書き方です)、丁寧に読んでいけば学部レベルの数学でもしっかり理解できます。数学付録は可もなく不可もなし、といったところです。
        式を導出した際に各項について解説してくれるので、何をしているのか見失わないのも有難いです。
        院進学を考えている学部生や、静学以外のマクロを勉強したい方はまずこれを読んでみて、簡単にモデルの概形を把握すると良いと思います。
        連続時間モデルを理解するための副読本や、動学マクロの導入としてとても有用です。












    参照:

    イノベーションと内生的経済成長―グローバル経済における理論分析 単行本 – 1998/7