土曜日, 10月 31, 2015

『ベルクソンの哲学』ドゥルーズ(Gilles Deleuze ,LE BERGSONISME,1966):メモ

ドゥルーズ『ベルクソンの哲学』(Gilles Deleuze ,LE BERGSONISME, 1966)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/gilles-deleuze-le-bergsonisme-1966.html(本頁)
NAMs出版プロジェクト: ドゥルーズ体系:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_72.html
笑い:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2013/11/blog-post_28.html
小林秀雄について(ベルグソン関連):メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2013/04/blog-post_12.html
NAMs出版プロジェクト: ドゥルーズ『差異と反復』:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2012/01/blog-post_20.html?m=0#_b
リーマン空間by ロートマン&ベルクソン?:メモ(ドゥルーズ MP1980#14より)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/mp14.html
 
ドゥルーズ体系:     分子化
      スピノザ 【 分 析 】 プラトンカント
     Hegel\   |   /Heidegger
           千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン
Bergson
             \|/
 【規定】差異と反復ーーシネマ①ーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学]
        フーコー/ | (ヒューム
       (Marxアンチ Freud
          /・オイディプス
      サルトル 【 総 合 】 ニーチェ
Nietzsche

http://filosofia.fflch.usp.br/sites/filosofia.fflch.usp.br/files/docentes/sites/safatle/2015/2%20sem/Teoria%20das%20Ci%C3%AAncias%20Humanas%20III/DELEUZE,%20Gilles.%20Le%20Bergsonisme.pdf(原文pdf) 


http://www.puf.com/Quadrige:Le_bergsonisme
 Table des matières
I – L’intuition comme méthode (Les cinq règles de la méthode)
II – La durée comme donnée immédiate (Théorie des multiplicités)
III – La mémoire comme coexistence virtuelle (Ontologie du passé et psychologie de la mémoire)
IV – Une ou plusieurs durées ? (Durée et simultanéité)
V – L’élan vital comme mouvement de la différenciation (Vie, intelligence et société)

『ベルクソンの哲学』(Gilles Deleuze ,LE BERGSONISME, 1966)
ジル・ドゥルーズ著 宇波彰訳 法政大学出版 1974
目次
第一章 方法としての直観(方法の五つの規則) 3
第二章 直接与えられたものとしての持続(多様性の理論) 33
第三章 潜在的共存としての記憶(過去の存在論と記憶の心理学) 51
第四章 持続は一か多か(持続と同時性) 79
第五章 差異化の運動としてのエラン=ヴィタル(生命・知性・社会) 101
 訳 註 130
 訳者あとがき 133

(小林秀雄の書き込みは第三章前半、第四章全体に多い。第五章も全体にラインが多い。)
小林秀雄について:メモ(ドゥルーズ『ベルクソンの哲学』への書き込み)
http://nam-students.blogspot.jp/2013/04/blog-post_12.html



          差異化の概略的シェーマ(『創造的進化』第二章)

      物質 __|さまざまな世界。そしてそれぞれの世界に物質のもろもろのタイプがあり、
     (弛緩)  |それは、生命が回避すべき外的・内的な障害として出現する。
     /
記憶-持続    植物:葉緑素の作用(連続的にエネルギー|/炭素同化作用
     \  /   を蓄積し、爆薬を貯蔵する。)  |\窒素同化作用
      生命
     (収縮)                 非中心化した神経系:本能
        \動物:神経系(非連続的にエネ| /        物質の外在化と支配
            ルギーを消費し、爆薬を| \中心化した神経/
            爆発させる。)    |  
系:知性   \生命の転換と包括(直観)
                       |  

★ベルクソンの「生命」は「植物」「動物」。
 ベルクソンの生命の捉え方を「差異化の概略的シェーマ」(『創造的進化』第二章)としてジル・ドゥルーズ(1995)が示している(『ベルクソンの哲学』邦訳p114)。ドゥルーズは、「生命」とは、「動物」と「植物」であり、「物質」を除いているのである。


2004
TABLE DES MATIIRES
CHAPITRE PREMIER. - L'Intuition comme méthode
 (Les cinq règles de la méthodes) 1
CHAPITRE II. - La Durée comme donnée immé-
 diate (Théorie des multiplicités)29
CHAPITRE III. - La Mémoire comme coexistence
 virtuelle (Ontologie du passé et psychologie de
 la mémoire) 45
CHAPITRE IV. - Une ou plusieurs durées? (Durée et simultaneite)71
CHAPITRE V. - L'Élan vital comme mouvement de
 la differenciation (Vie, intelligence et societe )92


http://ja.scribd.com/doc/164772299/109148968-Deleuze-Le-bergsonisme-pdf#scribd
            

            差異化の概略的シェーマ(『創造的進化』第二章)

           ↗|
       物質 ↗↘|さまざまな世界。そしてそれぞれの世界に物質のもろもろのタイプがあり、
      (弛緩)→ |それは、生命が回避すべき外的・内的な障害として出現する。
      /   ↘ |
     /                        炭素同化作用
記憶-持続    植物:葉緑素の作用(連続的にエネルギー|/
     \  /   を蓄積し、爆薬を貯蔵する。)  |\窒素同化作用
      生命
     (収縮)                非中心化した神経系:本能
        \動物:神経系(非連続的にエネ|/             物質の外在化と支配 
            ルギーを消費し、爆薬を|\中心化した神経系 :知性/
            爆発させる。)    |             \生命の転換と包括(直観)



参考:










『差異と反復』:構造図
0=はじめに、
  序 論:反復と差異
1=第1章:それ自身における差異
2=第2章:それ自身へ向かう反復
3=第3章:思考のイマージュ
4=第4章:差異の理念的総合
5=第5章:感覚されうるものの非対称的総合
6=結 論:差異と反復
          時   間 
 __________反 復__________
|\          |\    |はじめに/|
潜在性 可能性    未来 \(6)|ハイデガー|
|//\ 6結論  表象|  \  |  ///|
|〜差異と反復     |(5)\ | /(0)|
|////\スピノザ  |    \|/反復と差異
|///永劫回帰    |___0序論、1___|
|//ニーチェ\   運動、行動 <質>////|
|//5////\   |(4)//|/\(1)|
〜感覚されうるもの\  |  ///|//\//|
|の非対称的総合//\ | /(3)|(2)\/|
|//////////\|/////|////\|空
|_____ドゥルーズ『差異と反復』|_____差
|///////////|(ショーペンハウアー)異
|/ライプニッツ/// | \/アリストテレス/|間
〜差異の理念的総合/矛盾|  \それ自身における|
|//4/////同一性|キルケ\差異/1///|
|/////// 想起 |ゴール \/スコトゥス|
|//微分// 弁証法 |ヒューム \プラトン/|
|/////      |   <様相>////|
|////    3  |  2    \///|
|//〜思考のイマージュ|それ自身へ向かう反復/|
|//プラトン、デカルト|ベルクソン タルド\/|
|/ カント、ヘーゲル 過去 フロイト ラカン\|
/__________起源___________\

「差異は現象(フェノメノン)ではなく、現象にこの上なく近い可想的存在(ヌーメノン)である。」
(第五章冒頭部分より)
「図式は、〈時-空〉的諸連関を概念の論理的諸連関に対応させている…」
(第四章「力動あるいはドラマ」文庫版下135頁より)









参考:
////\    時間的    ///////
/////\    |    ////////
//////\  未来   /////////
///////\  |  //////////
////////\ | ///////////
____ 空間的_\|/_空間的(=物自体)__
//////////|\///////////
///////// | \//////////
//////// 過去  \/////////
///////   |   \////////
//////  時間的    \///////

ミンコフスキー時空図
参照:湯川秀樹『物理講義』

以下、MP#14より
…多様体の理論の発達においてベルクソンは(フッサールよりはるかに、さらにはマイノング、ラッセルさえよりも)大きな役割を果たしたように思える。なぜなら、『意識の直接的与件についての試論』以来ずっと変わることなく、持続は多様体の一タイプとして考えられ、計量的な、または大きさの多様体に対立するものとされてきたからだ。つまり、持続とはまったく分割不能なものであり、分割のたびに性質を変えずにはいないものである(アキレスの走行はそれぞれの歩に分割されるが、まさしく、大きさを足していくような仕方でこれらの歩を合成してみても、走行自体を得ることはできない(15))。

…計量的多様体の内の、幾何学と算術、幾何学と代数のあいだには、メジャー科学を成立させる一つの相関関係がある(この点について最も深い洞察を示していたのは、最も単純な形態においてすら、数は基数的性格しか持たず、単位とは本質的に分割可能な性格のものだと看破していた人々だ(16))。
原注
(15) 『試論』の第二章以降、ベルクソンは繰り返し実詞「多様体」を用いているが、その使用の際の数々の条件は、当然、注釈者に注意を呼び起こしてよい。明示されてはいなくても、それがリーマンにもとづいていることは、疑問の余地がないように思われる。後に『物質と記憶』の中で、ベルクソンはアキレスの走行、さらにはその歩みも完全に、「もう一つ下のレベルの多数」に分割されるが、この多数は、それが分割する多様体とは本性を異にしていることを説明し、さらには同じように、亀の歩みとそれを分割した下位の多数も、「たがいに」本性を異にすると説明する。
(16) ベルクソン『試論』。一つの多様体が、「任意の数を、それ自身で付加される仮の単位のように扱う可能性を含むとしても、反対に単位の方が真の数であり、どのように大きなものであれ、それらを合成すべく分解することはさしあたって不可能とみなされる」。

『意識の直接的与件についての試論』
(Essai sur les données immédiates de la conscience1889)、
『時間と自由』のタイトルで邦訳されていた。武田泰淳が対中参戦に持参した。

ドゥルーズ体系:
      スピノザ 【分析=分子化】          
          \   |   /
           千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン
             \|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | (ヒューム
        (マルクスアンチ フロイト
          /・オイディプス
           【 総 合 】 ニーチェNietzsche

_______________


http://blog.livedoor.jp/ppdwy632/archives/51280560.html
本「差異について  Gilles DELEUZE: “La conception de la différence chez Bergson”1956, “Bergson 1859-1941”1956 」ジル・ドゥルーズ、平井啓之 訳・解題

差異について
差異について  Gilles DELEUZE: “La conception de la différence chez Bergson”1956, “Bergson 1859-1941”1956
○著者: ジル・ドゥルーズ、平井啓之 訳・解題
○出版: 青土社 (2000/5 新装版, 単行本 214ページ)
○価格: 1,995円
○ISBN: 978-4791758173

ぼくが読んだのは、1992年9月刊行の増補新版(初版は1987年、「差異について」のみ収められた)。2000年の新装版には、宇野邦一による「新装 版への付記」が付されているようだ(残念なことに新装版の存在をあらかじめチェックすることを怠ってしまった)。 情報(データ)の混同を避けられない。 矛盾を完全に排除することはできない。
差異、différence. (ジャック・デリダは“差延 différance”と造語した)。

ベルクソン(Henri-Louis Bergson, 1859-1941)


    ≪目次: ≫  Henri Bergson, Différence et Différenciation
    凡例

    『差異について La conception de la différence chez Bergson, 1956』

    解題*〈差異〉と新しいものの生産
    「差異について」 への訳者あとがき (一九八九年六月三日 平井啓之識)

    『ベルクソン 1859-1941 Bergson 1859-1941, 1956』

    訳者解説 (一九九二年七月十日 平井啓之識)


    ≪著者: ≫ ジル・ドゥルーズ (Gilles Deleuze, 1925-1995) フランスの哲学者。著書に、『ニーチェと哲学』、『カントの批判哲学』、『プルーストとシーニュ』、『マゾッホとサド』、『差異と 反復』、『スピノザと表現の問題』、『意味の論理学』、『感覚の論理学』、『シネマ』、『襞 ライプニッツとバロック』、『批評と臨床』 など。フェリックス・ガタリとの共著に、『アンチ・オイディプス』、『千のプラトー』、『哲学とは何か』 など。

    [訳者] 平井啓之 (ひらい・ひろゆき, 1921-1992) フランス文学者。著書に 『ランボオからサルトルへ』、『文学と疎外』、『ある戦後』、『テキストと実存』 など。 


追記:
2017年2月
1時間目】クロニクル、クロニクル!展 関連イベント  福尾匠講義「5時間でわかるドゥルーズ『シネマ』」 【1時間目】
https://www.youtube.com/watch?v=yDPV9vtvoNA



フロー図補記


数学的簡潔さ、オークションの説明という点で奥野ミクロを勧めるが、
https://lh3.googleusercontent.com/-c9NZSZVIlP0/VfFXfX-KO8I/AAAAAAAAxvA/p8gLtBXyQZU/s640/blogger-image--966508256.jpg
↑八田達夫『ミクロ経済学expressway』はミクロなのに冒頭で簡易的フロー循環図を紹介して
いてさすが。
中谷マクロの図ほど流石に詳しくないし、GDPの説明までは必要ないかもしれないが、
厳密さより全体像が初学者にまず与えられるべきだ。

《この図を10分間ほどもみつめていることは、経済学における価格成立過程について断続的な
思考を1時間続けるのに匹敵するといってよい。》
(サミュエルソン『経済学』11ed邦訳上50頁)
https://lh3.googleusercontent.com/-_fqxMf11xjA/VgLfhKtU71I/AAAAAAAAyWk/kA7z63bO5SA/s640/blogger-image-1725953981.jpg


____
ミクロ入門は、

A.(消費者行動→生産者行動)→需要と供給
[(最適化)→均衡]
B.需要と供給→(消費者行動→生産者行動)
[均衡→(最適化)]

このどちらかの記述順だ

Aは、西村和雄、武隈 慎一、奥野正寛、神取道宏、マスコレル…
Bは、クルーグマン、マンキュー、スティグリッツ、八田達夫(→生産→消費)…

日本はAが多い。多分大学生のレベルが低いから具体的に家計から授業を始めた方が
いいと考えているのだと思う。
ヴァリアンは市場から書き始めるが基本的にはA。 

「らくらく」の茂木喜久雄もA(最適化→均衡)だった。
ちなみに自分は初心者がいきなりミクロから始めることに疑念がある。
自身がどこを勉強しているかわからないからだ。
マクロの最初に習う経済循環フロー図が、ミクロ学習の前に必須だ。
(サミュエルソン初期、西村和雄漫画DE入門等、一冊の中で混交した方がいい。)
45度線分析も知っておくと図の見方(考え方)がわかっていいが。 


数学的簡潔さ、オークションの説明という点で奥野ミクロを勧めるが、

八田達夫『ミクロ経済学expressway』↓はミクロなのに冒頭で簡易的フロー循環図を紹介して

いてさすが。

https://lh3.googleusercontent.com/-c9NZSZVIlP0/VfFXfX-KO8I/AAAAAAAAxvA/p8gLtBXyQZU/s640/blogger-image--966508256.jpg

中谷マクロの図↓ほど流石に詳しくないし、GDPの説明までは必要ないかもしれないが、

厳密さより全体像が初学者にまず与えられるべきだ。

http://1.bp.blogspot.com/-abWaD-7cNJQ/VgYvCtUzC6I/AAAAAAAAybU/jxPGhoXr8ZM/s1600/nakatani4th_2-2a.jpg


《この図を10分間ほどもみつめていることは、経済学における価格成立過程について断続的な

思考を1時間続けるのに匹敵するといってよい。》

(サミュエルソン『経済学』11ed邦訳上50頁)

https://lh3.googleusercontent.com/-_fqxMf11xjA/VgLfhKtU71I/AAAAAAAAyWk/kA7z63bO5SA/s640/blogger-image-1725953981.jpg

サミュエルソンの図には、3~4段階のバリエーションがある。

マンキューもこの図から影響を受けている。

金曜日, 10月 30, 2015

ドゥルーズ体系(Deleuze-system):メモ

ドゥルーズ:差異と反復ノート:柄谷関連リンク::::::::::

ジル・ドゥルーズ(Gilles Deleuze, 1925年1月18日 - 1995年11月4日)

 NAMs出版プロジェクト: ドゥルーズ体系(Deleuze-system):メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_72.html(本頁)
ドゥルーズ:マルクス、フロイト関連(作業中)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/blog-post_3.html

NAMs出版プロジェクト: ドゥルーズ「書誌の計画」1989
http://nam-students.blogspot.jp/2016/11/1989.html

ドゥルーズ体系:     分子化
      スピノザ 【 分 析 】 プラトンカント ベーコン
     Hegel\   |   /Heidegger
           千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン
          ABC\|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】カフカ
             /|\     [修辞学]
        フーコー/ | (ヒューム
   マルクスMarxアンチ Freud      フロイト 
          /・オイディプス
      サルトル 【 総 合 】 ニーチェ     プルースト
           哲学とは何か?
            
             潜在的 
           実在的+可能的  
             現働的 

             virtualité
           réalité+possibilité
             actualité

潜在性 実在性
   +
現働性 可能性

もしくは、

実在性 潜在性
   +
可能性 現働性 


カントのカテゴリーと同じ

量質関係様相の順に、現実潜在可能現働があると考えるといい。

日本語の問題としては現実と現働を区別する必要がある。実在より現実の方が訳語としてはいい。

ドゥルーズ哲学では実存(出来事)と本質が逆転する。質の定義は内包量なので単なる量と混同しやすい。


      量 (現実)

      リアリティ

質 (潜在)    I_   関係 (可能)

ヴァーチャリティ_    ポッシビリティ

         I

     アクチュアリティ

      様相 (現働)


今日のVRは仮想(潜在)現実と言うより可能現実である。可能を仮言と解釈した。


参考:

NAMs出版プロジェクト: カント『純粋理性批判』:メモ及び目次

http://nam-students.blogspot.jp/2011/10/blog-post_27.html#_c

範疇表、カテゴリー表<判断表>◎=アンチノミー
 ___________________
|    |1   |    |1   |    
|    |単一性 |    |実在性 |       
|    |<全称>|    |<肯定>|    
|___「量」___|___「質」◎分割合成
|2   |3総体、|2   |3   |    
|多数性 |全体性 |否定性 |限界性 |   
|<特称>|<単称>|<否定>|<無限>|    
|____|_◎起源|____|____|
|    |1   |    |1   |    
|    |実体性 |    |可能性 |   
|    |<定言>|    |<蓋然>|   
|___「関係」__|___「様相」__|
|2原因、|3   |2   |3   |   
|因果性 |相互性 |現実存在|完全性 |    
|<仮言>|<選言>|<実然>|<確定>|   
|_◎発生|____|____|◎必然性|

純粋理性のカテゴリー
量(単一性、多数性、全体性)
質(実在性、否定性、限界性)
関係(実体性、因果性、相互性)
様態(可能性、現実存在、必然性)


最初の図はKantハイデガーの準備したマトリクスである。これらを
スピノザ☆☆、
  ニーチェが横断し、マルクス、フロイト(懐疑論)が左右において上下の断絶を決定づける。
出発点にはサルトルSartreがいた。

千のプラトーをアンチ・オイディプスに対して潜在的なものと考え、
分析を分子化として捉え直したところが味噌だ(國分功一郎『ドゥルーズの哲学原理』単行本63-4頁参照)。


ガタリ( Félix Guattari )のいう「分裂分析 schizo-analyse」「制度分析 analyse institutionnelle」はAOの時点ではまだ総合的である。 

DRは強度を外から捉えていて、LSは意味を内部から捉える。
AOは社会に留まり、MPは飛び立つ。*
ただし、分析的(分子的)に物質を基礎付けるのはMPの方である。
アプリオリな分析はLeibnizにある。Platoプラトン哲学の転倒が課題となる。
Bergson的な質的な差異、さらには時間とともにシーニュはProustにある。
Foucaultは関係の基礎となるダイアグラムを準備する。
人格への懐疑論はHumeにある(AOには未登場だがその懐疑論は精神医学化される)。
NietzscheSpinozaはこれらを横断する。
Cinema1は狂気の断絶(1945,1968)を系譜、系列として歴史化する。

これらはカント体系【 】とずれながらも一致していると考えていい。

ドゥルーズを整理するとカントが必要になるということだ。
ガタリはカント的4分割を採用するから、ガタリとの共闘以降、カントがより潜在的に重要になる。
器官なき身体は主にMPで展開される。スピノザの名の下にあるCsOはしかし、
カント的に言えば、分析的、数学的に位置づけられる。それは潜在性と同じ意味だ。

《ここで生じてくる多くの問題は、哲学史ばかりでなく哲学にもかかわっている。内在平面のもろもろの薄層は、或る場合には、互いに対立するほどまでに、また そのひとつひとつがあれこれの哲学者に適合するほどまでに、たがいに離れ、或る場合には反対に、少なくともかなり長い期間通用するようになるために寄り集まる。そのうえ、ひとつの前・哲学的平面〔内在平面〕の創建と、哲学的諸概念の創造とのあいだの関係は、それら自身複雑なものである。長期間にわたって、 いく人かの哲学者は、おのれの師として援用するひとりの先行的な哲学者と同じ平面の上にとどまりながらも、また彼と同じイメージを前提としながらも、いくつかの新たな概念を創造することができるー(以下略) 》
『哲学とは何か』ドゥルーズ 邦訳単行本84頁より 


 『哲学とは何か』ドゥルーズ Deleuze-Guattari:Qu'est-ce que la philosophie ? 1991
 http://nam-students.blogspot.jp/2015/12/Deleuze-Guattari-Quest-ce-que-la-philosophie.html

DR(1968)#3には、『ニーチェと哲学』(1962)3:15と『プルーストとシーニュ』(1964)第一部の結論が合流する。

 プルースト:メモ(下書き)
 http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_30.html
 『感覚の論理―画家フランシス・ベーコン論』ドゥルーズ
 http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/francis-bacon-logique-de-la-sensation.html
 ドゥルーズA.O補遺、キートン、ティンゲリ、ライヒ他
  http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/ao.html 
 ダブルバインド(Double bind)Bateson, G.1956
 http://nam-students.blogspot.jp/2017/02/double-bindbateson-g1956.html

ドゥルーズにとってダブルバインドは決定的な概念だ。器官なき身体と欲望する諸機械もそれぞれダブルバインドである。両者合わせてダブルダブルバインドですらある。


《「意味」は『差異と反復』のどこにあるのか。「強度」は『意味の論理学』の
どこに行ったのか。》(宇野邦一『没後~』120頁)。
《『アンチ・オイディプス』の欲望の讃歌があくまで歴史をつらぬく生命の次元に響いているとすれば、
『千のプラトー』は、大地や宇宙をつらぬき、非生命の次元にまでその讃歌をとどかせている。》
(宇野邦一『千のプラトー』解説)

「意味の論理学」ではなく「意味の修辞学」とすべきだ。

  個体 分
     析  
  規定 + 反省
     総
     合 人格

LS
#16「ライプニッツの劇場に常に立ち帰る必要がある。」16:上205
#17「個体は、無限の分析命題…人格は、有限な総合命題…論理学的発生と存在論的発生の間にあるのは、平行関係ではなく…あらゆる種類の不一致と混信を伴うリレーである。」17:上212~3
ライプニッツは有限=現働的な総合命題に繋がる分析命題を打ち立てたのではないか? 『襞』での高い評価はそれを示す。


ドゥルーズの解釈したベルクソンは持続の絶対化を避けるなど、独自のものであることに注意。 

キリストからブルジョアジーへ…ウェーバー(「宗教」決定論)を反転(正確には90度回転)させ、能動性の契機探るドゥルーズ。能動性はフロイトの症例的には危険だが、自殺することさえ一つの生を獲得する契機になる。オイディプスに対抗するのは機械モデルであり、敵を反転させるだけではなく、三角形には円形で対抗する。金子光晴のように…。両義的なスピノザの表現もまたドゥルーズの手にかかれば能動性の契機になる。

『ベルクソンの哲学』(Gilles Deleuze ,LE BERGSONISME, 1966)
ジル・ドゥルーズ著 宇波彰訳 法政大学出版 1974
目次
第一章 方法としての直観(方法の五つの規則) 3
第二章 直接与えられたものとしての持続(多様性の理論) 33
第三章 潜在的共存としての記憶(過去の存在論と記憶の心理学) 51
第四章 持続は一か多か(持続と同時性) 79
第五章 差異化の運動としてのエラン=ヴィタル(生命・知性・社会) 101
 訳 註 130
 訳者あとがき 133

Table des matières
I – L’intuition comme méthode (Les cinq règles de la méthode)
II – La durée comme donnée immédiate (Théorie des multiplicités)
III – La mémoire comme coexistence virtuelle (Ontologie du passé et psychologie de la mémoire)
IV – Une ou plusieurs durées ? (Durée et simultanéité)
V – L’élan vital comme mouvement de la différenciation (Vie, intelligence et société)
http://www.puf.com/Quadrige:Le_bergsonisme
http://filosofia.fflch.usp.br/sites/filosofia.fflch.usp.br/files/docentes/sites/safatle/2015/2%20sem/Teoria%20das%20Ci%C3%AAncias%20Humanas
%20III/DELEUZE,%20Gilles.%20Le%20Bergsonisme.pdf


(小林秀雄の書き込みは第三章前半、第四章全体に多い。第五章も全体にラインが多い。)
小林秀雄について:メモ(ドゥルーズ『ベルクソンの哲学』への書き込み)
http://nam-students.blogspot.jp/2013/04/blog-post_12.html

     差異化の概略的シェーマ(『創造的進化』第二章)

           ↗|
       物質 ↗↘|さまざまな世界。そしてそれぞれの世界に物質のもろもろのタイプがあり、
      (弛緩)→ |それは、生命が回避すべき外的・内的な障害として出現する。
      /   ↘ |
     /                         炭素同化作用
記憶-持続     植物:葉緑素の作用(連続的にエネルギー|/
     \   /   を蓄積し、爆薬を貯蔵する。)  |\窒素同化作用
      \生命
      (収縮)                非中心化した神経系:本能
         \動物:神経系(非連続的にエネ|/             物質の外在化と支配 
             ルギーを消費し、爆薬を|\中心化した神経系 :知性/
             爆発させる。)    |             \生命の転換と包括(直観) 

  
★ベルクソンの「生命」は「植物」「動物」。
 ベルクソンの生命の捉え方を「差異化の概略的シェーマ」(『創造的進化』第二章)としてジル・ドゥルーズ(1995)が示している(『ベルクソンの哲学』邦訳p114)。ドゥルーズは、「生命」とは、「動物」と「植物」であり、「物質」を除いているのである。

☆☆
ドゥルーズのスピノザ像も、ライプニッツに近づけすぎている点に注意。そのライプニッツ像も信仰から遠くなっている。

Spinoza et le problème de l'expression (1968) 
Table des matières
Introduction : Rôle et importance de l’expression
Première partie : Les triades de la substance
Chapitre I : Distinction numérique et distinction réelle – 
Chapitre II : L’attribut comme expression – 
Chapitre III : Attributs et noms divins – 
Chapitre IV : L’absolu – 
Chapitre V : La puissance

Deuxième partie : Le parallélisme et l’immanence
Chapitre VI : L’expression dans le parallélisme – 
Chapitre VII : Les deux puissances et l’idée de Dieu – 
Chapitre VIII : Expression et idée – 
Chapitre IX : L’inadéquat – 
Chapitre X : Spinoza contre Descartes – 
Chapitre XI : L’immanence et les éléments historiques de l’expression

Troisième partie : Théorie du mode fini
Chapitre XII : L’essence de mode : passage de l’infini au fini – 
Chapitre XIII : L’existence du mode – 
Chapitre XIV : Qu’est-ce que peut un corps ? – 
Chapitre XV : Les trois ordres et le problème du mal – 
Chapitre XVI : Vision éthique du monde – 
Chapitre XVII : Les notions communes – 
Chapitre XVIII : Vers le troisième genre – 
Chapitre XIX : Béatitude
Conclusion : Théorie de l’expression chez leibniz et chez spinoza (l’expressionnisme en philosophie) 
Appendice : Étude formelle du plan de l’Éthique et du rôle des scolies dans la réalisation de ce plan

スピノザと表現の問題 新装版 (叢書・ウニベルシタス)  
目次
 はしがき

序論 表現の役割と重要性

第 I 部 実体の三つ組
 第1章 数的区別と実在的区別
 第2章 表現としての属性
 第3章 属性と神の名称
 第4章 絶対者
 第5章 力

第 II 部 平行論と内在性
 第6章 平行論における表現
 第7章 二つの力と神の観念
 第8章 表現と観念
 第9章 非十全性
 第10章 デカルトとスピノザ
 第11章 表現の内在性と歴史的要素

第 III 部 有限様態について
 第12章 様態の本質、無限から有限への移行
 第13章 様態の存在
 第14章 身体は何をなしうるか
 第15章 三つの秩序と悪の問題
 第16章 倫理的世界観
 第17章 共通概念
 第18章 第三種の認識に向かって
 第19章 至福

結論 スピノザにおける表現の理論(哲学における表現主義)

付録 『エティカ』の計画とこの計画が実現された際の注解の役割についての形式的研究──二つの『エティカ』

 原注
 訳者注
 訳者あとがき
著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ドゥルーズ,ジル(ドゥルーズ,ジル/Deleuze,Gilles)
1925年生まれのフランスの哲学者。1969年からパリ第八大学教授をつとめる。ドゥルーズは概念の創造に哲学本来のあり方を探り、自ら概念を新たに創造することによって哲学を作り直そうとした。1995年11月4日死去

工藤 喜作(クドウ キサク)
1930年横浜に生まれる。東京教育大学大学院博士課程満期退学。筑波大学名誉教授、目白大学名誉教授。文学博士。2010年死去

________

Spinoza: Philosophie pratique (1981) 
Table des matières
Chapitre premier - Vie de Spinoza 
 BIBLIOGRAPHIE 
 I. Dévalorisation de la conscience (au profit de la pensée) : Spinoza le matérialiste 
Chapitre II - Sur la différence de l’Éthique avec une morale 
 
II. Dévalorisation de toutes les valeurs, et surtout du bien et du mal (au profit du « bon » et du « mauvais ») : Spinoza l’immoraliste 
 III. Dévalorisation de toutes les « passions tristes » (au profit de la joie) : Spinoza l’athée 
Capitre III - Les lettres du mal (correspondance avec Blyenbergh) 
Chapitre IV - Index des principaux concepts de l’Éthique 
Chapitre V - L’évolution de Spinoza (sur l’inachèvement du Traité de la réforme) 
Chapitre VI - Spinoza et nous  
スピノザ―実践の哲学 -Spinoza: Philosophie pratique (1981)
https://sites.google.com/site/kyototekken2011/shu-ping/supinoza-shi-jianno-zhe-xue
著者:G.ドゥルーズ 平凡社ライブラリー (440) 発売日:2002/08

【内容】
ドゥルーズのスピノザについての論文集。 第一章はスピノザの伝記。第三章はスピノザの概念をいくつか辞典的に整理。第六章はエッセイ。あとは論文という構成。

【目次】
第一章 スピノザの生涯
第二章 道徳と生態の倫理のちがいについて
第三章 悪についての手紙(ブレイエンベルフとの往復書簡)
第四章 『エチカ』主要概念集
第五章 スピノザの思想的発展(『知性改善論』の未完成について)
第六章 スピノザと私たち

【レビュー】
■全体の構成
六章仕立てだが、内容として続き物であるわけではなく、好きな箇所から読んでいっていいと思う
読んでおもしろいと思ったのは、第二章と第五章。

■おもしろかった章(2,5,6)
第二章は、スピノザ哲学を生の哲学と規定しているのが特徴。意識、善悪の倫理観、悲しみの受動的感情を否定する理論を作ったとして解釈している。ニーチェよりも先に、ニーチェ的なことを言った哲学者という解釈。 スピノザは、形而上学から入るには難解なので、生の哲学という方面から入るのはとっかかりとしていいかもしれない。
第五章は、思想の発展過程を検証する系の論文。知性改善論からエチカの間の発展を説明するものとして、「共通概念」に着目している。六章のうちで一番研究論文っぽい。研究者が、論文を作るために個々の解釈を知る必要がある場合は、参考になるかもしれない。
あと、読み物としては第六章がおもしろかった。エチカを音楽と結びつけたエッセイ。論証的ではなく、これが一番気楽に読める。 
ジル・ドゥルーズ - Wikipedia
Le bergsonisme (1966) 
 『ベルクソンの哲学』宇波彰訳、法政大学出版局:叢書ウニベルシタス、1974  
Différence et répétition (1968) 
 『差異と反復』 財津理訳 河出書房新社、1992/河出文庫上下、2007  
Spinoza et le problème de l'expression (1968) 
 『スピノザと表現の問題』工藤喜作ほか訳 法政大学出版局、1991  
Logique du sens (1969) 
 『意味の論理学』 岡田弘・宇波彰訳、法政大学出版局、1987  
 『意味の論理学』 小泉義之訳、河出文庫上下、2007  
Dialogues avec Claire Parnet (1977) 
 『対話』 河出書房新社 
Spinoza: Philosophie pratique (1981) 
 『スピノザ 実践の哲学』鈴木雅大訳 平凡社 1994/平凡社ライブラリー 2002 
_______

『差異と反復』:構造図
Différence et répétition (1968)

0=はじめに、
  序 論:反復と差異
1=第1章:それ自身における差異
2=第2章:それ自身へ向かう反復
3=第3章:思考のイマージュ
4=第4章:差異の理念的総合
5=第5章:感覚されうるものの非対称的総合
6=結 論:差異と反復 
          時   間 
 __________反 復__________
|\          |\    |はじめに/|
潜在性 可能性    未来 \(6)|ハイデガー|
|//\ 6結論  表象|  \  |  ///|
|〜差異と反復     |(5)\ | /(0)|
|////\スピノザ  |    \|/反復と差異
|///永劫回帰    |___0序論、1___|
|//ニーチェ\   運動、行動 <質>////|
|//5////\   |(4)//|/\(1)|
〜感覚されうるもの\  |  ///|//\//|
|の非対称的総合//\ | /(3)|(2)\/|
|//////////\|/////|////\|空
|_____ドゥルーズ『差異と反復』|_____差
|///////////|(ショーペンハウアー)異
|/ライプニッツ/// | \/アリストテレス/|間
〜差異の理念的総合/矛盾|  \それ自身における|
|//4/////同一性|キルケ\差異/1///|
|/////// 想起 |ゴール \/スコトゥス|
|//微分// 弁証法 |ヒューム \プラトン/|
|/////      |   <様相>////|
|////    3  |  2    \///|
|//〜思考のイマージュ|それ自身へ向かう反復/|
|//プラトン、デカルト|ベルクソン タルド\/|
|/ カント、ヘーゲル 過去 フロイト ラカン\|
/__________起源___________\

「差異は現象(フェノメノン)ではなく、現象にこの上なく近い可想的存在(ヌーメノン)である。」(第五章冒頭部分より)

「図式は、〈時-空〉的諸連関を概念の論理的諸連関に対応させている…」(第四章「力動あるいはドラマ」文庫版下135頁より)

Raum und Zeit (Minkowski) 1908
http://nam-students.blogspot.jp/2012/01/raum-und-zeit-minkowski1908.html 
参考:
////\    時間的    ///////
/////\    |    ////////
//////\  未来   /////////
///////\  |  //////////
////////\ | ///////////
____ 空間的_\|/_空間的(=物自体)__
//////////|\///////////
///////// | \//////////
//////// 過去  \/////////
///////   |   \////////
//////  時間的    \///////

ミンコフスキー時空図
参照:湯川秀樹『物理講義』

___________________

ドゥルーズ『差異と反復』:メモ
 http://nam-students.blogspot.jp/2012/01/blog-post_20.html
弁神論〜神の善意、人間の自由、悪の起源 Essais de Theodicee:ライプニッツ,1710
 http://nam-students.blogspot.jp/2013/11/1710.html
ヒューム:メモ
 http://nam-students.blogspot.jp/2012/01/blog-post_07.html
ルイス・キャロルの論理ゲーム:メモ
 http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/blog-post.html
プラトンの洞窟の比喩と映画
 http://nam-students.blogspot.jp/2012/11/test_18.html
ヘーゲル体系
 http://nam-students.blogspot.jp/2010/09/blog-post_5795.html?m=0
NAMs出版プロジェクト: マルコフ連鎖:メモ
 http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_54.html
NAMs出版プロジェクト: アンチ・オイディプス 資本主義と分裂症
 http://nam-students.blogspot.jp/2012/12/blog-post_5039.html
笑い:メモ
 http://nam-students.blogspot.jp/2013/11/blog-post_28.html
小林秀雄について:メモ
 http://nam-students.blogspot.jp/2013/04/blog-post_12.html
NAMs出版プロジェクト: 『意味の論理学(上、下)』 ドゥルーズ
 http://nam-students.blogspot.jp/2015/05/blog-post_21.html
プルースト:メモ(下書き)
 http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_30.html
スピノザ:インデックス
 http://nam-students.blogspot.jp/2013/05/blog-post_6805.html
ライプニッツ:インデックス
 http://nam-students.blogspot.jp/2013/05/blog-post_4574.html
NAMs出版プロジェクト: ドゥルーズ『シネマ1*運動イメージ』参考動画リスト
 http://nam-students.blogspot.jp/2010/08/blog-post_31.html
NAMs出版プロジェクト: ドゥルーズ『シネマ2 時間イメージ』参考動画
 http://nam-students.blogspot.jp/2011/07/blog-post.html 

_________
Mille Plateaux: Capitalisme et schizophrenie 2 (1980) 
 『千のプラトー──資本主義と分裂症』 宇野邦一ほか訳、河出書房新社、1994/河出文庫上中下、2010.9-11  

11 一八三七年──リトルネロについて

 暗闇に幼な児がひとり。恐くても、小声で歌をうたえば安心だ。子供は歌に導かれて歩き、立ち止まる。道に迷っても、なんとか自分で隠れ家を見つけ、おぼつかない歌をたよりにして、どうにか先に進んでいく。歌とは、いわば静かで安定した中心の前ぶれであり、カオスのただなかに安定感や静けさをもたらすものだ。子供は歌うと同時に跳躍するかもしれないし、歩く速度を速めたり、緩めたりするかもしれない。だが、歌それ自体がすでに跳躍なのだ。歌はカオスから跳び出してカオスの中に秩序を作りはじめる。しかし、歌には、いつ分解してしまうかもしれぬという危険もあるのだ。アリアドネの糸はいつも一つの音色を響かせている。オルペウスの歌も同じだ。

 Ⅱ 逆に、今度はわが家にいる。もっとも、あらかじめわが家が存在するわけではない。わが家を得るには、もろくて不確実な中心を囲んで輪を描き、境界のはっきりした空間を整えなければならないからである。あらゆる種類の目印や符号など、きわめて多様な成分が介入してくる。これは第一の場合についても当てはまることだ。けれども、ここで問題になる成分は、一つの空間を整えることを目指しているのであり、もはや一時的に中心を定めることを目指しているのではない。こうして、カオスの諸力ができるかぎり外部に引きとめられ、内側の空間が、果たすべき務めの、あるいはなすべき事業の胚種となる諸力を保護するにいたる。ここでは選別、排除、抽出の活動がくりひろげられ、それによって大地の内密な諸力、大地の内部にある諸力が、埋没することなく抵抗し、さらに、成立した空間のフィルターやふるいでカオスを選別して、カオスから何かを取り入れることもできるようになる。声と音の成分は特に重要だ。それは音の壁であり、少なくとも壁の一部は音響的なものである。一人の子供が、学校の宿題をこなすため、力を集中しようとして小声で歌う。一人の主婦が鼻歌を口ずさんだり、ラジオをつけたりする。そうすることで自分の仕事に、カオスに対抗する力をもたせているのだ。ラジオやテレビは、個々の家庭にとっていわば音の壁であり、テリトリーを標示している(だから、音が大きすぎると近所から苦情が来るのだ)。都市の建造とか、ゴーレムの製造といった崇高な事業を起こすときにも、やはり輪が描かれる。だが、とりわけ重要なのは、子供が輪になって踊るのと同じように、輪の周囲を歩き、子音や母音を組み合わせてリズムをとり、それを内に秘められた創造の力や、有機体の分化した部分に対応させるということである。速度やリズムやハーモニーに関する過失は破局をもたらすはずだ。それはカオスの諸力を回復させ、創造者も被造物も破壊することになるからである。

      Ⅲ さて、今度は輪を半開きにして開放し、誰かを中に入れ、誰かに呼びかける。あるいは、自分が外に出ていき、駆け出す。輪を開く場所は、カオス本来の力が押し寄せてくる側にではなく、輪そのものによって作られたもう一つの領域にある。それはあたかも輪そのものが、みずからの内部に収容した活動状態の力と連動して、未来に向けて自分を開こうとしているかのようだ。そして、いま目的となっているのは未来の力や宇宙的な力に合流することなのである。身を投げ出し、あえて即興を試みる。だが、即興することは、世界に合流し、世界と渾然一体になることなのだ。ささやかな歌に身をまかせて、わが家の外に出てみる。ふだん子供がたどっている道筋をあらわした運動や動作や音響の線に、「放浪の線」が接ぎ木され、芽をふきはじめ、それまでと違う輪と結び目が、速度と運動が、動作と音響があらわれる(1)。
http://hideonakane.com/text/2004TraceXII.html

    リュイエが言うように、生得性はいってみれば行為の先にあり、行為の下流に位置するのである。

     われわれは、地層化した環境から始めて、領土化したアレンジメントに到達した。同時に、カオスの諸力が環境によって振り分けられ、コード化され、コード変換を受けたところから始めて、大地の諸力がアレンジメントの中に集められるところまでたどりついた。次に領土的アレンジメントから相互的アレンジメントへと進み、脱領土化の線に沿ったアレンジメントの開放に到達した。それと同時に、集められた大地の諸力から、脱領土化した、あるいはむしろ脱領土化する宇宙の諸力にたどりついた。この最後の運動は、大地の「様相」であることをやめ、宇宙への「抜け道」になっている。パウル・クレーはそれをどのように描いているだろうか。そして、精密であるはずの操作を語るにあたって宇宙という大げさな言葉が使われるのはどうしてなのか。クレーは言う。「人は大地から飛び立とうとして衝動的に試みをくりかえす」、そして「重力に打ち勝つ遠心力の支配下に入ると、実際に大地から舞い上がっていくのだ」と。さらに言う。芸術家はまず自分の周囲を見つめ、あらゆる環境を見つめるが、それは被造物の中に残った創造の痕跡をとらえ、所産的自然の中に残った能産的自然の痕跡をとらえるためだ。そして芸術家は「大地の境界」に腰をすえ、顕微鏡や結晶に、分子や原子や微粒子に関心をもつが、彼は科学的整合性を求めているわけではない。運動を求めているからそうするのだ。内在的運動だけを求めるのである。芸術家は心に思う。この世界は昔、今とは違う光景を呈していたし、これから先も、また違った光景を呈することだろう、それに、別の惑星に行けば、もっと違った光景が見られるのだ、と。芸術家は宇宙に向けておのれを開き、「作品」に宇宙の諸力を注ぎ入れようとする(さもなければ宇宙に向けての開放は単なる夢想にとどまり、大地の境界を広げるなど望むべくもない)。そのような作品を目指すなら、簡素で純粋このうえない、そしてほとんど児戯に近い手段が必要になる。だが、それと同時に民衆の力も必要だ。そしてこれこそまさに、いまもって欠けているものにほかならない。「われわれにはこの力が欠けている。われわれは民衆の支えを求めているのだ。われわれはバウハウスでそれを始めた。それ以上のことはできないのだ……(38)。」

    (1) Cf. Fernand Deligny,《Voix et voir》, Cahiers de I'immuable. 自閉症児の場合、「流浪の線」が通常の道筋を離れて「振動」し、「身震い」を起こし、「急に針路をそれる」。

    (38) Paul Klee, Théorie de l'art moderne, pp.27-33.〔『造形思考』上145-151ページ〕

以下の対応も可能だろう(『差異と反復』邦訳解説参照)。
カント【】、ドゥルーズ『』:

            |     『差異と反復』
            |【純粋理性批判】
            | 感性論  分析論   
            |     (カテゴ
            |       リー
            | 弁証論  方法論
            |(二律背反)   
   _________|_________
   【実践理性批判】 |【判断力批判】
        分析論 |      美学 
     (カテゴリー)|        分
            |      弁
    弁証論 方法論 | 目的論
   (アンチ     |   分
     ノミー    | 弁 方
            | 
『アンチ・ オイディプス』 『シネマ』『感覚の論理学』
『千のプラトー』 
__________
カント純粋理性批判&三批判書の位置づけ:

理性|\      第二批判 『アンチ・ オイディプス』『千のプラトー』
__|範型:判断力 第三批判 『シネマ』『感覚の論理学』     
悟性|範疇\    
__|図式:構想力            『意味の論理学』
感性|____\  第一批判 差異と反復』 

ただし、三批判書は真善美が三方向から互いに牽制しあっているというのが現代的な読みだろう。
そこには一方向のヒエラルキーはない。

          【分析(分子化)】
          \   |   /
           千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン
             \|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | \ヒューム
       (マルクスアンチフロイト
          /・オイディプス
           【 総 合 】

           【 分 析 】
          \   |   /
           千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン
             \|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | \ヒューム
           /アンチ・ \
          / オイディプス
           【 総 合 】


      スピノザ 【分析=分子化】
          \   |   /
           千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン
             \|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | \ヒューム
       (マルクスアンチフロイト
          /・オイディプス
           【 総 合 】 ニーチェNietzsche



      スピノザ 【分析=分子化】
          \   |   /
           千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン
             \|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | (ヒューム
       (マルクスアンチ フロイト
          /・オイディプス
           【 総 合 】 
ニーチェNietzsche



      スピノザ 【分析=分子化】
          \   |   /
           千のプラトー
        
ライプニッツ| ベルクソン
             \|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        
フーコー/ | (ヒューム
       (マルクスアンチ フロイト
          /・オイディプス
           【 総 合 】 
ニーチェNietzsche
参考:(作業中)
『経験論と主体性 : ヒュームにおける人間的自然についての試論』1953ドゥルーズ:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/blog-post_2.html
ドゥルーズ『ベルクソンの哲学』(Gilles Deleuze ,LE BERGSONISME, 1966)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/gilles-deleuze-le-bergsonisme-1966.html
ドゥルーズ『差異と反復』1968:メモ  
http://nam-students.blogspot.jp/2012/01/blog-post_20.html
『スピノザと表現の問題』1968ドゥルーズ:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html
NAMs出版プロジェクト: 『意味の論理学(上、下)』1969 ドゥルーズ:目次(転載)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/05/blog-post_21.html
『アンチ・オイディプス 資本主義と分裂症』1972  
http://nam-students.blogspot.jp/2012/12/blog-post_5039.html
『千のプラトー 資本主義と分裂症』:目次 1980
http://nam-students.blogspot.jp/2012/12/blog-post_13.html
NAMs出版プロジェクト: リーマン空間 by ロートマン:メモ(ドゥルーズMP1980#14より)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/mp14.html
Foucault (1986)『フーコー』ドゥルーズ:目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/foucault-1986.html
Le Pli: Leibnitz et le Baroque (1988) 『襞──ライプニッツとバロック』
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/le-pli-leibnitz-et-le-baroque-1988-1998.html

_______________






















      スピノザ 【 分 析 】
          \ アンチ・  /
          
 オイディプス
        ライプニッツ| ベルクソン
             \|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | (ヒューム
       (マルクス)   フロイト
          / 
千のプラトー
           【 総 合 】 ニーチェNietzsche 

             分子化

マルクス:インデックス
http://nam-students.blogspot.jp/2013/04/blog-post_2074.html
"My name is Sigmund Freud"
http://nam-students.blogspot.jp/2010/10/my-name-is-sigmund-freud.html
ドゥルーズ体系:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_72.html

      スピノザ 【分析=分子化】
          \   |   /
           \差異と反復
        ライプニッツ| ベルクソン
    アンチ・     \|/
【規定】オイディプスーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | \ヒューム
       (マルクス) | (フロイト
          / 千のプラトー
           【 総 合 】 ニーチェNietzsche


      スピノザ 【分析=分子化】
          \   |   /
           \千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン
    アンチ・     \|/
【規定】オイディプスーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | \ヒューム
       (マルクス) | (フロイト
          / 差異と反復 \
           【 総 合 】 ニーチェNietzsche


ドゥルーズ体系:
     スピノザ 【 分 析 】
         \ アンチ・  /
          オイディプス
       ライプニッツ| ベルクソン
            \|/
【規定】千のプラトーーーシネーーー意味の論理学【反省】
            /|\     [修辞学?]
       フーコー/ | \ヒューム
      (マルクス) | (フロイト
         / 差異と反復 \
          【 総 合 】 ニーチェNietzsche
            分子化

ドゥルーズ体系:
     スピノザ 【 分 析 】
         \ アンチ・  /
          オイディプス
       ライプニッツ| ベルクソン
            \|/
【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
            /|\     [修辞学?]
       フーコー/ | \ヒューム
      (マルクス) | (フロイト
         / 千のプラトー
          【 総 合 】 ニーチェNietzsche

   潜在的 
 可能的+実在的  
   現働的   
Bergsonisme#2、DR#4を読めばわかるが、潜在性は実在的たり得る。そして、
これらがスピノザ的汎神論だとするなら、現働的な出来事とは多様性のことだ。
スピノザの汎神論も潜在的な多様性を持つから二種類の多様性があることになる。
ライプニッツは出来事の多様性を共可能性として提示する。
ドゥルーズはスピノザとライプニッツの間に理論的な共可能性を見出している。

ドゥルーズ体系:
      スピノザ 【分析=分子化】          
          \   |   /
           千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン
 
             \|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | (ヒューム

        (マルクスアンチ フロイト
          /・オイディプス
           【 総 合 】 ニーチェNietzsche


Bergsonisme#2、DR#4を読めばわかるが、潜在性は実在的たり得る。そして、
これらがスピノザ的汎神論だとするなら、現働的な出来事とは多様性のことだ。
スピノザの汎神論も潜在的な多様性を持つから二種類の多様性があることになる。
ライプニッツは出来事の多様性を共可能性として提示する。
ドゥルーズはスピノザとライプニッツの間に理論的な共可能性を見出している。

ドゥルーズ体系:
      スピノザ 【分析=分子化】Heidegger         
          \   |   /
           千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン

             \|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | (ヒューム

        (マルクスアンチ フロイト
          /・オイディプス
      サルトル 【 総 合 】 ニーチェNietzsche


   潜在的 
 可能的+実在的  
   現働的 

千のプラトーをアンチ・オイディプスに対して潜在的なものと考え、
分析を分子化として捉え直したところが味噌だ。


ドゥルーズ体系:     分子化
      スピノザ 【 分 析 】 Heidegger
     Hegel\   |   /カントPlato
           千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン
             \|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | (ヒューム
       (Marxアンチ Freud
          /・オイディプス
      サルトル 【 総 合 】 ニーチェ


ドゥルーズ体系:     分子化
      スピノザ 【 分 析 】 Platoカント
     Hegel\   |   /Heidegger
           千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン
             \|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | (ヒューム
       (Marxアンチ Freud
          /・オイディプス
      サルトル 【 総 合 】 ニーチェ


 ドゥルーズ体系:     分子化
       スピノザ 【 分 析 】 HeideggerKantカント
      Hegel\   |   /Plato
            千のプラトー
         ライプニッツ| ベルクソン
              \|/
  【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
              /|\     [修辞学?]
         フーコー/ | (ヒューム
        (Marxアンチ Freud
           /・オイディプス
       サルトル 【 総 合 】 ニーチェNietzsche

参考:
哲学史的見取り図としては、アガンベンの『思考の潜勢力(La Potenza del pensiero)』の最後で
紹介されている図が参考になる(邦訳単行本では、雑誌掲載時と違い線が一本追加*されている)。

   超越           内在

  カント          スピノザ
    |            |
  フッサール        ニーチェ
      \       /  |
        ハイデガー    |*
       /     \   |
レヴィナス、デリダ   フーコー、ドゥルーズ

「(略)彼(引用者注:ドゥルーズ)の遺書を哲学の使命として引き受けるとともに、近代哲学
〜その大部分は、新たな意味での「生の哲学」である〜を内在の線と超越の線ではっきり区別す
るような系譜図を遡及的に再構成してゆくという仕事も、その一端として必然的に課されるので
ある。それはたとえば、このような概略的な系統図が目安になるだろう。」
(アガンベン「絶対的内在」『現代思想2002.8』)

ドゥルーズDeleuze体系:
               分子化   プラトンPlato
 スピノザSpinoza【 分 析 】 カントKant
       Hegel\   |   /Heidegger
             千のプラトー
 ライプニッツLeibniz | ベルクソンBergson
               \|/
   【規定】差異と反復ーーシネマ①ーー意味の論理学【反省】
               /|\     [修辞学]
 フーコーFoucault/ | \(ヒュームHume
  (マルクスMarx)/ アンチ \フロイトFreud
            /・オイディプス
  サルトルSartre【 総 合 】 ニーチェNietzsche

《先験的な経験論は、反対に、(カントのように)経験的なものを引き写す
ことによって先験的なものを描くなどということをしない唯一の手段なのである》
(DR#3単行本p.224,文庫本上383頁,原書p187) 
 《結局、CsOに関する偉大な書物は、『エチカ』ではなかろうか。属性attributとはCsOのタイプ、あるいは種類であり、実体にして力、生産的な母体としての強度ゼロである。様態modeとは、生起するすべての事柄、つまり波と波動、移動、閾と勾配、一定の実体的なタイプのもとで、ある母体から産み出される強度である。属性または実体の種類としてマゾヒストの身体があり、身体を縫うことから、つまり零度から始まって、強度が、つまり責苦的な様態が産み出される。麻薬中毒者の身体はさらに他の属性であり、〈絶対寒冷〉=0から始まって、特異な強度を生産する。〔中略〕あらゆる実体にとって同一の実体があるか、あらゆる属性にとって唯一の実体があるか、という問いは、あらゆるCsOから成る一つの総体が存在するだろうか、という問いに言い換えられる。しかし、CsOがすでに一つの極限であるなら、あらゆるCsOの総体についていったい何を言うべきなのだろう。問題は一と多ではない。一と多の対立をまったく超えてしまう融合状態の多様体こそが問題なのだ。実体的属性の形相的な多様性は、このようなものとして実体の存在論的な統一を達成する。同一の実体のもとにあるあらゆる属性の、またはあらゆる種類の強度の連続体。そして同一タイプまたは同一の属性のもとにある、一定種類の強度の連続体。あらゆる実体の、強度における連続体、さらにあらゆる強度の、実体における連続体。CsOの、中断のない連続体。CsO、内在性、内在的な極限。麻薬中毒者、マゾヒスト、分裂病者、恋人たちなど、すべてのCsOはスピノザをたたえる。CsOは、欲望の内在野champ d'immanenceであり、欲望に固有の存立平面plan de consistanceである(そこで欲望はあくまで生産の過程として定義されるのであって、それに空虚をうがつ欠如、これを満たしにくる快楽などの、どんな外的契機とも無縁である)。》
(ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ『千のプラトー』#6邦訳文庫本上315-316頁。)


ガタリとの共著

  • L'Anti-OEdipe: Capitalisme et schizophrénie 1 (1972)
  • Kafka: Pour une littérature mineure (1975)
  • Rhizome, extrait de Mille Plateaux (1976)
  • Mille Plateaux: Capitalisme et schizophrenie 2 (1980)
    • 『千のプラトー──資本主義と分裂症』 宇野邦一ほか訳、河出書房新社、1994/河出文庫上中下、2010.9-11 
  • Qu'est-ce que la philosophie? (1991)
    • 『哲学とは何か』 財津理訳、河出書房新社、1997
  • Politique et psychanalyse 

ドゥルーズ体系:     分子化
      スピノザ 【 分 析 】 プラトンカント ベーコン
     Hegel\   |   /Heidegger
           千のプラトー
        ライプニッツ| ベルクソン
             \|/
 【規定】差異と反復ーーーシネーーー意味の論理学【反省】
             /|\     [修辞学?]
        フーコー/ | (ヒューム
       (Marxアンチ Freud
          /・オイディプス
プルースト サルトル 【 総 合 】 ニーチェ

             潜在的 
           可能的+実在的  
             現働的 

千のプラトーをアンチ・オイディプスに対して潜在的なものと考え、
分析を分子化として捉え直したところが味噌だ。


http://nam-students.blogspot.jp/2015/12/Deleuze-Guattari-Quest-ce-que-la-philosophie.html
Qu'est-ce que la philosophie ?  1991
http://www.leseditionsdeminuit.fr/f/index.php?sp=liv&livre_id=2316
Gilles Deleuze
Félix Guattari

208 p.    
Qu'est-ce que la philosophie ?
2005
Introduction. Ainsi donc la question.

I - PHILOSOPHIE
1. Qu'est-ce qu'un concept ?
2. Le plan d'immanence.
3. Les personnages conceptuels
4. Géophilosophie.

II - PHILOSOPHIE, SCIENCE LOGIQUE ET ART
5. Fonctifs et concepts.
6. Prospects et concepts.
7. Percept, affect et concept.

Conclusion. Du chaos au cerveau.

Qu'est-ce que la philosophie ?
1991,2005
http://www.leseditionsdeminuit.fr/f/flip.php?editor=3&livre_id=2316

Couverture1
Des mêmes auteurs 4
Titre 5
Copyright 6
Introduction. Ainsi donc la question... 7
I – PHILOSOPHIE 19
1. Qu’est-ce qu’un concept ? 21
2. Le plan d’immanence 39
3. Les personnages conceptuels 63
4. Géophilosophie 86
II – PHILOSOPHIE, SCIENCE, LOGIQUE ET ART 115
5. Fonctifs et concepts 117
6. Prospects et concepts 135
7. Percept, affect et concept 163
Conclusion. Du chaos au cerveau 201
Table des matières 220
Des mêmes auteurs (suite) 221
Dans la même collection 222
Justification 223

NEOACA BLOG: ネオアカ読書会 第1回ドゥルーズ『哲学とは何か』
http://neoaca.blogspot.jp/2012/10/blog-post_30.html

目次
序論 こうして結局、かの問は・・・・・・
Ⅰ 哲学
1 ひとつの概念とは何か
2 内在平面
3 概念的人物
4 哲学地理

Ⅱ 哲学 -科学、論理学、そして芸術
5 ファンクティヴと概念
6 見通しと概念
7 被知覚態、変様態、そして概念

結論 カオスから脳へ
ドゥルーズ体系(再改訂版):   
           【 分 析 】 
          \   |    /ベルクソン
           \  |  /
        差異と反復 | 意味の論理学[修辞学]
    スピノザ  ABC\|/ カフカ
【規定】ライプニッツーーシネーーー【反省】(ヒューム
    Hegel    /|\    ニーチェ  プルースト ベーコン
      アンチ  / | \   Freud フロイトマゾッホ
      オイディプス  |  千のプラトー 
          /   |   \
           【 総 合 】 
             フーコー
       (Marxサルトル

             潜在的 
           実在的+可能的  
             現働的 

             virtualité
           réalité+possibilité
             actualité   


ドゥルーズ体系(改訂版):     
      スピノザ 【 分 析 】 プラトンカント 
     Hegel\ 差異と反復  /Heidegger
           \  |  /
        ライプニッツ| ベルクソン
    アンチ  ABC\|/
【規定】オイディプスーーシネーーー意味の論理学【反省】カフカ
             /|\     [修辞学]
        フーコー/ | (ヒューム
       (Marx) |  Freud フロイトマゾッホ
          /千のプラトー \
      サルトル 【 総 合 】 ニーチェ  プルースト ベーコン

             潜在的 
           実在的+可能的  
             現働的 

             virtualité
           réalité+possibilité
             actualité  

参考:

『無人島(上)』「はじめに」編者注*でその存在が知られていた「書誌の計画」1989は、
『ドゥルーズ書簡…』(河出書房新社2016月8月)ではじめて邦訳された。

以下、ドゥルーズ「書誌の計画」(邦訳『ドゥルーズ書簡』10~17頁より。項目を抜粋)

 1 ヒュームからベルクソンヘ(ヒューム、カント、ベルクソン)
 2 古典研究(スピノザ、ライプニッツ)
 3 ニーチェ研究
 4 批評と臨床(マゾッホとサド、プルーストとシーニュ、カフカ)
 5 美学(ベーコン、ベーネ)
 6 映画研究(運動、時間)
 7 現代研究(フーコー、アラファト、構造主義)
 8 意味の論理学
 9 アンチ・オイディプス
10 差異と反復
11 千のプラトー

1.En1989,Deleuze a repris et classe lensemble de ses travaux,y compris les livres,
selon une serie de themes generaux:“
I.De Hume a Bergson/
II.Etudes classiques/
III.Etudes nietzscheennes/
IV.Critique et clinique/
V.Esthetique/
VI.Etudes cinematographiques/
VII.Etudes contemporaines/
VIII.Logique du sens/
IX.L'Anti-OEdipe/
X.Difference et repetition/
XI.Milleplateaux.”

1988『映画イメージ時間』英語版序文(6)や1991『哲学とは何か』(2)が入っていない。

『無人島(上)』「はじめに」編者注*でその存在が知られていた「書誌の計画」1989は、
『ドゥルーズ書簡…』2016で完全版が邦訳された。


1.En1989,Deleuze a repris et classé lensemble de ses travaux,y compris les livres,
selon une série de thèmes généraux:«
I.De Hume à Bergson/
II.Etudes classiques/
III.Etudes nietzschéennes/
IV.Critique et clinique/
V.Esthétique/
VI.Etudes cinématographiques/
VII.Etudes contemporaines/
VIII.Logique du sens/
IX.LAnti-Œdipe/
X.Différence et répétition/
XI.Milleplateaux.»

書誌の計画(1989年。引用者:『ドゥルーズ書簡』2016邦訳10~17頁より。項目のみ抜粋)

 1 ヒュームからベルクソンヘ
 2 古典研究(スピノザ、ライプニッツ)
 3 ニーチェ研究
 4 批評と臨床(マゾッホとサド、プルーストとシーニュ、カフカ)
 5 美学(ベーコン、ベーネ)
 6 映画研究(運動、時間)
 7 現代研究(フーコー、アラファト、構造主義)
 8 意味の論理学
 9 アンチ・オイディプス
10 差異と反復
11 千のプラトー


______

『無人島(上)』「はじめに」編者注でその存在が知られていた「書誌の計画」*1989は、
『ドゥルーズ書簡…』2016で完全版が邦訳された(と言っても単に著作リストだが)。


1.En1989,Deleuze a repris et classé lensemble de ses travaux,y compris les livres,selon une série de thèmes généraux:«
I.De Hume à Bergson/
II.Etudes classiques/
III.Etudes nietzschéennes/
IV.Critique et clinique/
V.Esthétique/
VI.Etudes cinématographiques/
VII.Etudes contemporaines/
VIII.Logique du sens/
IX.L'Anti-Œdipe/
X.Différence et répétition/
XI.Milleplateaux.»

現実的な出版の際のボリュームごとに分類されたものだろう。全11巻全集といったように。
1985年の同種のリストも所収されているがまだ未整理(134頁)。
両者を比べると『批評と臨床』がプルーストやカフカを包括するようになったことがわかる。

NAMs出版プロジェクト: チャート図:ジル・ドゥルーズ『差異と反復』再考


1.En1989,Deleuze a repris et classé lensemble de ses travaux,y compris les livres,selon une série de thèmes généraux:«I.De Hume à Bergson/II.Etudes classiques/III.Etudes nietzschéennes/IV.Critique et clinique/V.Esthétique/ VI.Etudes cinématographiques/VII.Etudes contemporaines/VIII.Logique du sens/IX.L'Anti-Œdipe/X.Différence et répétition/XI.Milleplateaux.»


書誌の計画(1989年。引用者:『ドゥルーズ書簡』2016邦訳10~17頁より)

1 ヒュームからベルクソンヘ
 『経験論と主体性』(一九五三年)
 一九五五年の未刊の講義〔『ドゥルーズ書簡』「ヒューム講義」〕
 ヒューム(『哲学史』シャトレ編)〔『無人島』22〕
 本能と制度〔『無人島』3〕

 『カントの批判哲学』(一九六三年)
 四つの定式……(一九八六年)〔『批評と臨床』第5章〕

 べルクソニスム(一九六六年)〔『ベルクソンの哲学』〕
 ベルクソンにおける差異の概念(一九五六年)〔『無人島』5〕
 ベルクソン〔『無人島』4〕
 英語版序文(一九八八年)〔『狂人の二つの体制』49〕

2 古典研究
 『スピノザと表現の問題』(一九六八年)
 M・ゲルーの書評(『道徳・形而上学雑誌』)〔『無人島』20〕
 ネグリ『野生のアノマリー』序文〔『狂人の二つの体制』25〕

 『スピノザ、実践の哲学』(一九八一年)
 スピノザの文体について(ベンスマイアヘの書簡、一九八八年)〔『記号と事件』「レダ・ベンスマイアヘの手紙(スピノザについて)」〕

 『襞(ライプニッツとバロック)』(一九八八年)
 『リベラシオン』紙のインタビュー(一九八八年九月)〔『記号と事件』「ライプニッツについて」〕

3 ニーチェ研究
 『ニーチェと哲学』(一九六二年)
 アリアドネの神秘〔『批評と臨床』第12章〕
 ニーチェとノマド的思考〔『無人島』34)
 英語版序文〔『狂人の二つの体制』28〕
 『ニーチェ』人生と作品〔『ニーチェ』ちくま学芸文庫〕
 ニーチェと迷宮〔『批評と臨床』第12章〕
 ニーチェと聖パウロ、ロレンスとヨハネ〔『批評と臨床』第6章〕
 力能の意志と永遠回帰(ロワイヨモン)〔『無人島』15〕

4 批評と臨床
 『ザッヘル=マゾッホ紹介』(一九六七年)〔『マゾッホとサド』〕
 『プルーストとシーニュ』[(一九六四年,一九七四年)]
 『カフカ』(一九七五年)〔『カフカ--マイナー文学のために』〕
 ルイス・キャロルに関する短いテクスト二篇〔『批評と臨床』第3章〕
 ウルフソン、序文〔『批評と臨床』第2章〕
 (計画)

5 美学
 『感覚の論理学、ベーコン』(一九九一年)
 冷たいものと熱いもの、フロマンジェ〔『無人島』33〕
 『重合、ベーネ』(一九七九年)
 ベーネと声に関する短いテクスト〔『狂人の二つの体制』24〕
 怪物、フリンカー(そして病室)=デッサン〔『書簡』所収「五つのデッサン」〕
 IRCAM〔『狂人の二つの体制』16、『書簡』所収「音楽的時間」〕
 ブーレーズでブルースト、時間〔『狂人の二つの体制』41〕
 声がテクストにもたらすもの……(八七年一一月)〔『狂人の二つの体制』46〕
 推理小説について(一九六六年)〔『無人島』11〕

6 映画研究
 『運動イメージ』(一九八三年)
 植樹者の技芸〔『無人島』39〕
 ベケットの『フィルム』〔『批評と臨床』第4章〕
 『6×2』をめぐる3つの問い(『カイエ〔・デュ・シネマ〕』誌)〔『記号と事件』〕
 『リベラシオン』紙の書簡(八三年一〇月)〔『狂人の二つの体制』29〕
 『カイエ〔・デュ・シネマ〕』誌のインタビュー(八三年一〇月)『記号と事件』「『運動イメージ』について」〕
 英語版『運動イメージ』序文〔『狂人の二つの体制』38〕

 『時間イメージ』(一九八五年)〔『シネマ2*時間イメージ』〕
 「結晶イメージ」(『枠外』誌、一九八六年)〔『記号と事件』「想像界への疑義」〕
 『カイエ〔・デュ・シネマ〕』誌のインタビュー〔『狂人の二つの体制』40〕
 『シネマ』誌のインタビュー〔『記号と事件』「『時間イメージ』について」〕
 セルジュ・ダネヘの手紙〔『記号と事件』「セルジュ・ダネヘの手紙」〕
 FEMISでの講演--映画におけるアイデアが浮かぶこと(一九八七年)(創造するとは何か)
〔『狂人の二つの体制』45〕
  英語版序文(一九八八年)〔『狂人の二つの体制』52〕

7 現代研究
 『対話』(一九七七年)〔『ディアローグ--ドゥルーズの思想』〕
 クレソールヘの手紙〔『記号と事件』「口さがない批評家への手紙』〕
 『ロートル・ジュルナル』誌のインタビュー(一九八五年)〔『記号と事件』「仲介者」〕
 英語版序文〔『狂人の二つの体制』43〕
 『マガジン〔・リテレール〕』の対談(一九八八年)〔『記号と事件』「哲学について」〕
 主体について、英語で発表(『トポイ』誌)〔『狂人の二つの体制』51〕

 『フーコー』(一九九六年)
 ミシェル・フーコーとの対談〔『無人島』26〕
 ドンズロ『家族に介入する社会』序文〔『狂人の二つの体制』10〕
 フーコーをめぐるテクスト三篇―
  (a)『ヌーヴェル・ロプセルヴァトゥール』誌〔『記号と事件』「芸術作品としての生」〕、
  (b)『リベラシオン』紙〔『記号と事件』「物を切り裂き、言葉を切り裂く」〕、
  (c)『ロートル・ジュルナル』誌〔『記号と事件』「追伸 管理社会について」〕
 装置とは何か(シンポジウム)〔『狂人の二つの体制』50〕

 アラファトの偉大〔『狂人の二つの体制』34〕
 フランソワ・シャトレの哲学についての命題(一九八七年)(『ペリクレスとヴェルディ』)〔『ドゥルーズ・コレクション2』所収、河出文庫〕

 何を構造主義として認めるか(一九七二年)〔『無人島』23〕

8 『意味の論理学』(一九六九年)
  加えて essais “Points”

9 『アンチ・オイディプス』(一九七二年)
 〔ガタリ〕『精神分析と横断性』序文〔『無人島』24〕
 オッカンガムヘの序文〔『無人島』38〕
 精神分析と政治〔『無人島』36、『狂人の二つの体制』8〕
 フェリックスとの対談、『ラルク』誌〔『記号と事件』「フェリックス・ガタリとともに『アンチ・オイディプス』を語る」〕
 分裂症〔『狂人の二つの体制』2〕

10『差異と反復』(一九六八年)
 ドラマ化の方法〔『無人島』14〕
 無人島についての考察(一九五〇)〔『無人島』1〕
 英語版序文〔『狂人の二つの体制』42〕

11 『千のプラトー』(一九八〇年)
 リベラシオン紙のインタビュー〔『記号と事件』「『千のプラトー』を語る」〕
 イタリア語版序文〔『狂人の二つの体制』44〕

編者注
* 書誌の計画は、おそらく一九八九年に外国の出版社のために執筆された。…

(389頁の訳者による解説文「後期」参照)

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書誌の計画(1989年。引用者:『ドゥルーズ書簡』2016邦訳10~17頁より。単著のみ抜粋)

1 ヒュームからベルクソンヘ
 『経験論と主体性』(一九五三年)
 一九五五年の未刊の講義〔『ドゥルーズ書簡』「ヒューム講義」〕

 『カントの批判哲学』(一九六三年)
 四つの定式……(一九八六年)〔『批評と臨床』第五章〕

 べルクソニスム(一九六六年)〔『ベルクソンの哲学』〕
 ベルクソンにおける差異の概念(一九五六年)〔『無人島』〕

2 古典研究
 『スピノザと表現の問題』(一九六八年)
 『スピノザ、実践の哲学』(一九八一年)
 『襞(ライプニッツとバロック)』(一九八八年)
 『リベラシオン』紙のインタビュー(一九八八年九月)〔『記号と事件』「ライプニッツについて」〕

3 ニーチェ研究
 『ニーチェと哲学』(一九六二年)
 『ニーチェ』人生と作品〔『ニーチェ』ちくま学芸文庫〕

5 批評と臨床
 『ザッヘル・マゾッホ紹介』(一九六七年)〔『マゾッホとサド』〕
 『プルーストとシーニュ』[(一九六四年,一九七四年)]
 『カフカ』(一九七五年)〔『カフカ--マイナー文学のために』〕
 ルイス・キャロルに関する短いテクスト二篇〔『批評と臨床』第三章〕
 ウルフソン、序文〔『批評と臨床』第二章〕
 

5 美学
 『感覚の論理学、ベーコン』(一九九一年)
 『重合、ベーネ』(一九七九年)

5 映画研究
 『運動イメージ』(一九八三年)
 植樹者の技芸〔『無人島』39〕
 ベケットの『フィルム』〔『批評と臨床』第四章〕
 『6×2』をめぐる3つの問い(『カイエ〔・デュ・シネマ〕』誌)〔『記号と事件』〕
 英語版『運動イメージ』序文〔『狂人の二つの体制』38〕

 『時間イメージ』(一九八五年)『シネマ2*時間イメージ』
 「結晶イメージ」(『枠外』誌、一九八六年)〔『記号と事件』「想像界への疑義」〕
 『カイエ〔・デュ・シネマ〕』誌のインタビュー〔『狂人の二つの体制』〕

7 現代研究
 『対話』(一九七七年)〔『ディアローグ ドゥルーズの思想』〕
 クレソールヘの手紙〔『記号と事件』「口さがない批評家への手紙』〕

 『フーコー』(一九九六年)
 ミシェル・フーコーとの対談〔『無人島』〕

 アラファトの偉大〔『狂人の二つの体制』〕
 フランソワ・シャトレの哲学についての命題(一九八七年)(『ペリクレスとヴェルディ』)〔『ドゥルーズ・コレクション2』所収、河出文庫〕

 何を構造主義として認めるか(一九七二年)〔『無人島』〕

8 『意味の論理学』(一九六九年)

9 『アンチ・オイディプス』(一九七二年)

10『差異と反復』(一九六八年)
 ドラマ化の方法〔『無人島』〕
 英語版序文〔『狂人の二つの体制』〕

11 『千のプラトー』(一九八〇年)
 リベラシオン紙のインタビュー〔『記号と事件』「『千のプラトー』を語る」〕
 イタリア語版序文〔『狂人の二つの体制』〕


編者注
* 書誌の計画は、おそらく一九八九年に外国の出版社のために執筆された。…


(389頁の訳者による解説文「後期」参照)

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(1985年アラブ人向け、アンソロジー案。134~137頁)

エリアス・サンバール宛て
一九八五年七月一五日 月曜日




1 『ザッヘル・マゾッホ紹介』
2 『カフカ』
3 『アンチ・オイディプス』
4 『千のプラトー』
  (1)「古典主義、ロマン主義、現代芸術」#11
  (2)「ノマドロジー」#12
  (3)「樹木とリゾーム」#0
5 『運動イメージ』(「二つの空間類型、黒澤と溝口」…)
6 『プルーストとシーニュ』(第七章)
7 『ニーチェと哲学』
8 『スピノザ、実践の哲学』
9 『意味の論理学』
  (1)「プラトン主義とは何か」付録
  (2)「命題とは何か」#3
10『差異と反復』「思考の要請」#3

* エリアス・サンバールとパレスチナの詩人マフムード・ダルウィーシュが主導した計画は、ドゥルーズ自身によって選び出されたテ
クストのアンソロジーを出発点として、アラブの読者にドゥルーズの思想を知らしめようとするものであった。このアンソロジーは、当
時ダルウィーシュが編集してした雑誌Al-Karmilに一部掲載された…



http://s3.amazonaws.com/academia.edu.documents/30213846/Intro_PDF.pdf

2.  In  particular,  see  the  series  of  articles  on  the  plight  of  the  Palestinian  people  including  „Les  gêneurs‟  in  Le Monde,  7  avril  1978,  translated  as  „Spoilers  of  Peace‟,  (Deleuze  2007:  161–3);  „Les  Indiens  de  Palestine‟  in Libération,  8–9  May  1982,  translated  as  „The  Indians  of  Palestine‟,  (Deleuze  2007:  194–200);  „Grandeur  de Yasser  Arafat‟  in  the  Revue  d‟Études  Palestiniennes  10,  1984,  translated  as  „The  Importance  of  Being  Arafat‟ (Deleuze  2007:  241–5);  and  „Les  Pierres‟  in  Al-Karmel  29,  1988,  translated  as  „Stones‟  (Deleuze  2007:  3389).

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