水曜日, 9月 30, 2015

岩井克人:メモ

                 (リンク::::::::::経済学
参考:
ジョン・ロー他
https://nam-students.blogspot.com/2015/09/blog-post_31.html

ヴィクセル『利子と物価』:WICKSELL, K. , Geldzins und Gütenpreise. 1898
http://nam-students.blogspot.jp/2015/12/wicksell-k-geldzins-und-gutenpreise-1898.html



以下、岩井克人『ヴェニスの商人の資本論 』(ちくま学芸文庫) 1992^1985より
《はじめの贈与と市場交換[1984]

銀行券は、形式的には他の債券と同様に発行者である中央銀行の負債である。だが、
個人や私企業の場合 (返済期限あるいは償還期限が過ぎているならば )、自分の発行した
借金証文や債券を持って来た人に対して、自分の他の資産を取り崩して指定の金額を支払わ
なければならないのにひきかえ 、中央銀行の場合は銀行券を持って来た人に対しては全く
同額の銀行券を手渡せばよい。その人が持ってきた同じ銀行券を手渡したって一向にかま
わない。中央銀行にとって、支払いのために他の資産を取り崩す必要など全くないので
ある。すなわち 、銀行券の発行額が記載されている中央銀行の負債勘定は 、中央銀行に
とって決して返済する必要のない負債を表わしていることになる。結局、それは形式的に
は負債に他ならないが 、実質的には負債として機能しない。それゆえ、経済全体にとって、
銀行券の全発行額はまるまる純資産として勘定されることになる。アダム・スミスの言に
反して、貨幣は、少くとも銀行券の形態をとっているときには、労働、土地、資本財等の
実物資産と並んで一国の富の一部を形成する。》




『二十一世紀の資本主義論』(ちくま学芸文庫)所収「西鶴の大晦日」が興味深い。金銀銅の貨幣の使い分けを描いていて秀逸。『資本主義を語る』の「貨幣・言語・数(柄谷行人)」もここでしか読めない。同書ではカレツキにも言及している。ヴィクセル的不均衡に関しては『不均衡動学の理論』が必読。岩井克人氏はゲゼルをどう評価するのだろうか?

不均衡動学の理論
 叢書名   モダン・エコノミックス  
 著者名等  岩井克人/著  
 出版者   岩波書店
 出版年   1987.1
 大きさ等  21cm 305p
 NDC分類 331.84
 件名    経済学  
 件名    均衡論(経済学上)  
 件名    ケインズ経済学  
 要旨    アダム・スミス時代から、経済学は「見えざる手」という神話を語り続けてきた。じっさ
い、経済学の歴史のなかで、だれもまともに「見えざる手」を見ようとはしなかった。も
し価格が市場において現実に動いているのならば、それはいったいだれの手によって動か
されているのだろうか?本書はこの「見えざる手」を見ようという試みである。
 目次    序章 「見えざる手」から不均衡動学へ;第1部 ヴィクセル的不均衡動学(独占的競争
企業の動学理論;予想の形成過程;不均衡累積過程の理論);第2部 短期のケインズ的
不均衡動学(ケインズの有効需要原理;ケインズ的不況理論とヴイクセル的恐慌理論―統
合化の試み);第3部 長期のケインズ的不均衡動学(ケインズ的賃金調整モデル;長期
フィリップス曲線の「蚊柱」理論)


ケインズ経済における均衡と不均衡:

      ヴィクセル的不均衡
     ____________   
    /  ヴィクセル均衡   \   
   /   ________   \
  /   / ケインズ均衡 \   \ 
 |   /   ____   \   |
 |  |   /    \   |  |
 |  |  |総予想均衡 |  |  |
 |  |  |      |  |  |
 |  |   \____/   |  |
 |   \  派生的不均衡  /   |
  \   \________/   / 
   \   ケインズ的不均衡   / 
    \____________/ 
      ヴィクセル的不均衡

岩井克人『不均衡動学の理論』182頁より

西洋経済古書収集ーヴィクセル,『利子と物価』
http://www.eonet.ne.jp/~bookman/gennkaisyugi/wickseiigeldzins.htm
 この物価変動のメカニズムでさらに留意すべきことは、原因である両利子率の差が解消して両利子率が合致したとしても、一旦上昇(下降)した物価は元に戻らないことである。そして、両利子率に差があるかぎり、物価変動は継続する。銀行が貸付利子を自然的資本利子率以下に維持するなら、物価は上昇続けるのである。「もしある原因が問題の変数をある地点から引きはなす場合に、こうした原因が作用することを止めたとしても、その変数は、もとにもどる傾向を少しももたないのである。そうした変数はその場に止まる。ところが、その原因が作用している限り、問題の変数は移動しつづけるのである。」(マルシャル・ルカイオン、1978、p.45)
 これをヴィクセルは「中立的均衡」と呼んで「安定的均衡」と対比している。後者は相対価格の動きであり、振子の運動に例えられている。前者は(いくらか摩擦のある)平面上に置かれた円筒に例えられている。力が加わる限り他所に移動し、力が消えても暫くは静止しないイメージである。この「中立的均衡」は、後に「貨幣的均衡」とも呼ばれている。
 さらに期待が加わり、企業者が物価上昇を生産計画に織り込むと「陣風を作る」。「上述のごとくにして起こる価格変動が、一時的なものと見做される限り、それは実際には恒久的に存続する。併しそれが恒久的なものと見做されるや否や、それは累進的となる。最後にそれが累進的と見做されるならば、それは雪崩的となる」(『国民経済学講義Ⅱ』ドイツ版序文;Ⅱ巻の新訳は未刊行、旧訳の未見のため北野、1956、p.149より引用)

参照:
岩井克人『不均衡動学の理論』7頁
利子と価格 Interest and Prices p.101
 

現代経済学研究 新しい地平を求めて
 著者名等  鬼塚雄丞,岩井克人/編  ≪再検索≫
 出版者   東京大学出版会
 出版年   1988.7
 大きさ等  22cm 346p
 NDC分類 331
 件名    経済学  ≪再検索≫
 要旨    この論文集は、危機意識を持ちつづけてきた経済学研究者が、その研究の歩みを一時休め
、現代の経済学がおかれている状況に関してそれぞれの仕事を中心とした鳥瞰図を描こう
という試みである。
 目次    均衡と不均衡―J.S.ミルの場合(根岸隆);経済学の「原点」から(浜田宏一);「
企業規模の決定」について(鬼木甫);世代間の効用依存と所得移転(堀元);政府予算
制約と経済の動学的安定性(奥野正寛);貨幣と社会的分金業(清滝信宏);マクロ経済
学とは何か―市場不均衡とマクロ経済現象(岩井克人);ケインズ理論と労働市場(小谷
清);マクロ経済の変動について―日本経済の経験(吉川洋);金融調節のメカニズム―
動学的考察(植田和男;植草一秀);期待形成とマクロ経済変動―設備投資と在庫変動の
一考察(浅子和美);わが国における在庫投資の決定要因(宮川努);国際資本移動と長
期ISバランス―発展段階説における動学・静学分析の比較(鬼塚雄丞);マンデル‐フ
レミング理論の再検討―経済主権と政策協調(篠原総一);実物的ショックと貨幣的ショ
ック―動学的2国モデルによる分析(奥村隆平);経済成長と国際資本移動―2国・世代
重複モデルによる分析(秋山太郎);ヴェブレンの意匠をめぐって(八木甫);海浜保護
と譲渡性埋め立て権市場の創設―織田が浜の埋め立てを例として(岩田規久男);電力独
占の制度経済学的考察―脱原発社会への展望(室田武);人的・
 内容    各章末:参考文献




終りなき世界 90年代の論理
 著者名等  柄谷行人,岩井克人/著  ≪再検索≫
 出版者   太田出版
 出版年   1990.11
 大きさ等  20cm 219p
 NDC分類 304
 件名    資本主義  ≪再検索≫
 要旨    日米経済摩擦、コメの開放問題、株価の暴落、世界経済の不況の兆し、そしてイラクのク
ウェート侵攻と戦争の危機。「民主主義」の勝利感のなかで明けた90年代は、数カ月後
には、また激しい流動を見せはじめた。新たなる混迷を露呈してきた世界は、今一体どこ
へ向かって歩みだそうとしているのだろうか。本書によるふたりの白熱の討議を通して、
90年代の危機を生きる、新しい論理が提示される。
 目次    序章 「昭和の終焉」と1989年;第1章 世界資本主義とコメ;第2章 資本主義の
固有と普遍;第3章 社会主義と資本主義の敗北;第4章 帝国の露呈と終りなき運動


ヴェニスの商人の資本論
 叢書名   ちくま学芸文庫  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   1992.6
 大きさ等  15cm 317p
 NDC分類 330.4
 件名    経済学  ≪再検索≫
 要旨    〈資本主義〉のシステムやその根底にある〈貨幣〉の逆説とはなにか。その怪物めいた謎
をめぐって、シェイクスピアの喜劇を舞台に、登場人物の演ずる役廻りを読み解く表題作
「ヴェニスの商人の資本論」。そのほか、「パンダの親指と経済人類学」など明晰な論理
と軽妙な洒脱さで展開する気鋭の経済学者による貨幣や言葉の逆説についての諸考察。
 目次    資本主義(ヴェニスの商人の資本論;キャベツ人形の資本主義;遅れてきたマルクス);
貨幣と媒介(媒介が媒介について媒介しはじめる話;広告の形而上学;ホンモノのおカネ
の作り方;はじめの贈与と市場交換;パンダの親指と経済人類学);不均衡動学(不均衡
動学とは;個人「合理性」と社会「合理性」;マクロ経済学の「蚊柱」理論;「経済学的
思考について;知識と経済不均衡);書物

貨幣論
 著者名等  岩井克人/〔著〕  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   1993.3
 大きさ等  20cm 224,7p
 NDC分類 337.1
 件名    貨幣  ≪再検索≫
 要旨    マルクスにのっとり、マルクスをのりこえ、マルクスを読み破る。資本主義の根源的な危
機を洞察する。
 目次    第1章 価値形態論;第2章 交換過程論;第3章 貨幣系譜論;第4章 恐慌論;第5
章 危機論



現代の経済理論
 著者名等  岩井克人/編  ≪再検索≫
 著者名等  伊藤元重/編  ≪再検索≫
 出版者   東京大学出版会
 出版年   1994.03
 大きさ等  22cm 324p
 注記    各章末:参考文献
 NDC分類 331
 件名    経済学  ≪再検索≫
 要旨    漸新な分析手法により全体像を照射。第一線の研究者による最新のState of A
rt。
 目次    序 経済理論の新展開;1 ゲーム理論による経済学の静かな革命;2 過去、現在、未
来―繰り返しゲームと経済学;3 独占的競争の一般均衡モデル;4 戦略的通商政策と
通商問題;5 貨幣と信用の理論;6 一般均衡理論の動学的展開―安定性とカオスをめ
ぐって;7 経済成長論


資本主義を語る
 叢書名   ちくま学芸文庫  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   1997.02
 大きさ等  15cm 324p
 NDC分類 332.06
 件名    資本主義  ≪再検索≫
 要旨    「ノアの洪水以前」から資本主義は存在した。その資本主義の中心にいるのは、はたして
人間なのだろうか?「差異の原理」を分析しつつ、資本主義とは何か、そして日本独自の
資本主義とは何なのかを解明するスリリングな論考。今村仁司・柄谷行人・網野善彦・水
村美苗との四つの対談を併せ収める。
 目次    1 資本主義と人間を語る(差異と人間;進化論と経済学;「法人」と日本資本主義;ニ
ッポン人);2 『貨幣論』を語る(マルクスの逆説(今村仁司);貨幣・言語・数(柄
谷行人));3 歴史と人間を語る(「百姓」の経済学(網野善彦);帰って来た人間(
水村美苗))

貨幣論
 叢書名   ちくま学芸文庫  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   1998.03
 大きさ等  15cm 237,8p
 NDC分類 337.1
 件名    貨幣  ≪再検索≫
 要旨    資本主義の逆説とは貨幣のなかにある!『資本論』を丹念に読み解き、その価値形態論を
徹底化することによって貨幣の本質を抉り出して、「貨幣とは何か」という命題に最終解
答を与えようとする。貨幣商品説と貨幣法制説の対立を止揚し、貨幣の謎をめぐってたた
かわされてきた悠久千年の争いに明快な決着をつける。
 目次    第1章 価値形態論;第2章 交換過程論;第3章 貨幣系譜論;第4章 恐慌論;第5
章 危機論


二十一世紀の資本主義論
 著者名等  岩井克人/〔著〕  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   2000.03
 大きさ等  20cm 310p
 NDC分類 332.06
 件名    資本主義  ≪再検索≫
 要旨    来るべき危機とは何か?世紀末をおそった金融危機はこれからもくりかえし起るであろう
、だが真の危機はその先に、グローバル市場経済の基軸通貨ドルの危機として出現するで
あろう―問題の所在を鮮やかに論じる書き下し表題作を柱に、「西鶴の大晦日」「美しき
ヘレネーの話」「ボッグス氏の犯罪」など卓抜な論考・エッセイを収録。
 目次    1 二十一世紀へむけて(二十一世紀の資本主義論―グローバル市場経済の危機;インタ
ーネット資本主義と電子貨幣);2 短いエッセイ(売買と買売;商業には名前がなかっ
た ほか);3 長いエッセイ(西鶴の大晦日;美しきヘレネーの話 ほか);4 経済
学をめぐって(マクロ経済学とは何か;ケインズとシュムペーター ほか);5 時代と
ともに(資本主義「理念」の敗北;歴史の終焉と歴史の現実 ほか)

 タイトル  会社はこれからどうなるのか
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者等紹介 1947年生まれ。東京大学経済学部卒。イェール大学助教授、東京大学助教授、プリン
ストン大学客員準教授、ペンシルベニア大学客員教授などを経て、89年より東京大学経
済学部教授。専門は経済理論。日経・経済図書文化賞、サントリー学芸賞受賞。
 出版者   平凡社
 出版年   2003.2
 大きさ等  20cm 341p
 NDC分類 335.21
 件名    企業-日本  ≪再検索≫
 要旨    現在の日本経済を覆っているデフレは、たんなる景気循環による不景気ではない。かつて
の驚異的な高度成長のベースにあった産業資本主義が形を変え、ポスト産業資本主義に変
質しつつある大転換に、日本の「会社」がうまく対応できないために起こっているのだ。
日本が二十一世紀を生き抜くためには、産業資本主義時代のまま生き残っている個々の「
会社」の仕組みを根本から洗い直し、新しい資本主義にふさわしい形にしていかなければ
ならない。本書は、会社の仕組みを基礎の基礎からやさしく説き起こし、経営者、サラリ
ーマン、そして、これから就職する学生諸氏が、新しい資本主義にふさわしい会社のあり
方、新しい働き方を考えるヒントを提供する。
 目次    第1章 なぜいま、日本の会社はリストラをするのか;第2章 会社という不思議な存在
;第3章 会社の仕組み;第4章 法人論争と日本型資本主義;第5章 日本型資本主義
とサラリーマン;第6章 日本型資本主義の起源;第7章 資本主義とは何か;第8章 
デ・ファクト・スタンダードとコア・コンピタンス;第9章 ポスト産業資本主義におけ
る会社のあり方;第10章 会社で働くということ
 内容    産業構造の大きな変化と長期化する不況の中であえいでいる「会社」。資本、経営、雇用
などを根本から洗い直し、21世紀における「会社」の新しい可能性を探る。全ての経営
者、サラリーマン、学生に捧げる新・会社論。


会社はだれのものか
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者等紹介 1947年生まれ。東京大学経済学部卒。専門は経済理論。イェール大学助教授、プリン
ストン大学客員準教授、ペンシルベニア大学客員教授等を経て、89年東京大学経済学部
教授。2001~04年同学部学部長。日経・経済図書文化賞特賞、サントリー学芸賞、
小林秀雄賞受賞。
 出版者   平凡社
 出版年   2005.6
 大きさ等  20cm 183p
 NDC分類 335.21
 件名    企業-日本  ≪再検索≫
 要旨    おカネよりも人間。個人よりもチーム。会社の未来は、ここにある。
 目次    第1部 会社はだれのものか(ライブドアとフジテレビ;会社とは何か;会社の二階建て
構造;コーポレート・ガバナンスとは何か;会社経営者の義務 ほか);第2部(新・日
本型経営が見えてきた―小林陽太郎氏との対話;次世代産業は日本がリードする―原丈人
氏との対話;会社は、驚きに満ちている―糸井重里氏との対話)
 内容    ロングセラー『会社はこれからどうなるのか』の待望の続編。最もわかりやすい会社論の
一つとして好評だった前作のテーマをさらに広げ、中小企業論として展開。「会社」とい
う組織の本質に迫る。


二十一世紀の資本主義論
 叢書名   ちくま学芸文庫  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   2006.7
 大きさ等  15cm 367p
 NDC分類 332.06
 件名    資本主義  ≪再検索≫
 要旨    グローバル市場経済にとっての真の危機とは、金融危機や恐慌ではない。基軸通貨ドルの
価値が暴落してしまうグローバルなハイパー・インフレーションである。しかし、自由を
知ってしまった人類は好むと好まざるとにかかわらず、資本主義の中で生きていかざるを
えない。21世紀の資本主義の中で、何が可能であり、何をなすべきかを考察し、法人制
度や市民社会のあり方までを問う先鋭的論考。
 目次    1 二十一世紀へむけて(二十一世紀の資本主義論―グローバル市場経済の危機;インタ
ーネット資本主義と電子貨幣);2 短いエッセイ(売買と買売;商業には名前がなかっ
た ほか);3 長いエッセイ(西鶴の大晦日;美しきヘレネーの話 ほか);4 経済
学をめぐって(マクロ経済学とは何か;ケインズとシュムペーター ほか);5 時代と
ともに(資本主義「理念」の敗北;歴史の終焉と歴史の現実 ほか)
 内容    ソ連の崩壊と東アジアに端を発した金融危機―世紀末を襲った政治・経済の世界的激震を
経て、資本主義はどうなるのか。


資本主義から市民主義へ 貨幣論 資本主義論 法人論 信任論 市民社会論 人間論
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者名等  三浦雅士/聞き手  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】1947年生まれ。東京大学経済学部卒。イェール大学助教授、東京大学助教授
、プリンストン大学客員準教授、ペンシルべニア大学客員教授などを経て、現在、東京大
学経済学部教授。専門は経済理論。日経・経済図書文化賞特賞、サントリー学芸賞、小林
秀雄賞受賞。
 著者等紹介 【三浦】1946年生まれ。小社編集主幹。文芸評論家。著書に「私という現象」「メラ
ンコリーの水脈」「身体の零度」「青春の終焉」「出生の秘密」など。
 出版者   新書館
 出版年   2006.8
 大きさ等  20cm 277p
 NDC分類 331
 件名    経済思想  ≪再検索≫
 要旨    貨幣は貨幣だから貨幣なのだ。貨幣を根拠づけるものはただ貨幣だけ。社会と人間を貫く
自己循環論法が恐慌をも生めば、自由をももたらす―いまもっとも注目すべき思想家・岩
井克人の思想の核心を明かす。
 目次    第1章 貨幣論;第2章 資本主義論;第3章 法人論;第4章 信任論;第5章 市民
社会論;第6章 人間論
 内容    貨幣は貨幣だから貨幣なのだ。貨幣を根拠づけるものはただ貨幣だけ。社会と人間を貫く
自己循環論法が恐慌をも生めば、自由をももたらす…。今最も注目すべき思想家・岩井克
人の、思想の核心を明かす。


 タイトル  M&A国富論 「良い会社買収」とはどういうことか
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者名等  佐藤孝弘/著  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】1947年東京都生まれ。東京大学経済学部卒。イェール大学助教授、東京大学
助教授、プリンストン大学客員準教授、ペンシルベニア大学客員教授等を経て、89年よ
り東京大学経済学部教授。2007年より東京財団主任研究員。日経経済図書文化賞特賞
、サントリー学芸賞など受賞。
 著者等紹介 【佐藤】1975年北海道生まれ。東京大学法学部卒業後、経済産業省に入省。中小企業
庁にて会社法・会計関連制度改正への提言のとりまとめ等に携わる。退官後、飲食店経営
、日本経営合理化協会勤務を経て、現在、東京財団政策研究部研究員兼プログラム・オフ
ィサー。
 出版者   プレジデント社
 出版年   2008.9
 大きさ等  20cm 232p
 NDC分類 335.5
 件名    企業集中  ≪再検索≫
 要旨    「資本鎖国主義」vs「株主至上主義」、買収をめぐる論議にこの一冊が決着をつける。
 目次    第1章 「資本鎖国主義」VS「株主至上主義」;第2章 アメリカ型ルール導入の実験
と失敗;第3章 TOB価格による決着の問題点;第4章 株式会社の本質と会社買収;
第5章 新しい会社買収ルールの創造;第6章 資本主義の変質と会社買収;第7章 種
類株式の可能性;第8章 気概を持ってルールづくりを;特別対談―良い株主が、良い経
営者を選ぶ、良い買収の仕組み
 内容    「資本鎖国主義」vs「株式至上主義」。本書では、「会社買収」のあり方についてでき
る限り根本的なところから考え直し、国富の最大化という立場から、理論的にも実務的に
も望ましい「会社買収ルール」を提示する。
 ISBN等 4-8334-1882-7


会社はこれからどうなるのか
 叢書名   平凡社ライブラリー  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者等紹介 1947年生まれ。東京大学経済学部卒。専門は経済理論。イェール大学助教授、東京大
学助教授、プリンストン大学客員准教授等を経て89年東京大学経済学部教授。2006
年より武蔵野大学客員教授。日経・経済図書文化賞特賞、サントリー学芸賞、第2回小林
秀雄賞受賞。
 出版者   平凡社
 出版年   2009.9
 大きさ等  16cm 373p
 NDC分類 335.21
 件名    企業-日本  ≪再検索≫
 要旨    日本は産業資本主義からポスト産業資本主義への大転換期にさしかかっている。ところが
、今の日本の「会社」は、それにうまく対応できていない。日本が21世紀を生き抜くた
めには、個々の「会社」の仕組みを洗い直し、新しい資本主義にふさわしい形にしていか
なければならない。
 目次    第1章 なぜいま、日本の会社はリストラをするのか;第2章 会社という不思議な存在
;第3章 会社の仕組み;第4章 法人論争と日本型資本主義;第5章 日本型資本主義
とサラリーマン;第6章 日本型資本主義の起源;第7章 資本主義とは何か;第8章 
デ・ファクト・スタンダードとコア・コンピタンス;第9章 ポスト産業資本主義におけ
る会社のあり方;第10章 会社で働くということ
 内容    ポスト産業資本主義への大転換期にさしかかる中、日本の「会社」はうまく対応できてい
ない。個々の会社の仕組みを洗い直し、21世紀を生き抜くための、新しい資本主義にふ
さわしい形を目指す1冊。



IFRSに異議あり
 叢書名   日経プレミアシリーズ  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者名等  佐藤孝弘/著  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】1947年東京都生まれ。東京大学経済学部卒。イエール大学助教授、東京大学
経済学部教授などを経て、現在国際基督教大学客員教授、武蔵野大学特任教授、東京財団
上席研究員。日本経済図書文化特賞、サントリー学芸賞、小林秀雄賞受賞など。
 著者等紹介 【佐藤】1975年北海道生まれ。東京大学法学部卒、経済産業省入省。退官後、自営業
、日本経営合理化協会を経て、東京財団研究員兼政策プロデューサー。著書「M&A国富
論」で第3回M&Aフォーラム賞正賞。「学校選択制のデザインデーム理論アプローチ」
第1章を執筆。
 出版者   日本経済新聞出版社
 出版年   2011.5
 大きさ等  18cm 218p
 NDC分類 336.92
 件名    会計原則  ≪再検索≫
 内容    IFRSは理論的に大きな欠陥を抱えているだけではなく、導入企業に莫大なコストを課
すこととなる。日本企業の命運を左右するIFRS導入の是非を問い、戦略的対応を提言

IFRS(International Financial Reporting Standards)とは、国際会計基準審議会( IASB)によって設定された会計基準の総称。

金融危機とマクロ経済 資産市場の変動と金融政策・規制
 著者名等  岩井克人/編  ≪再検索≫
 著者名等  瀬古美喜/編  ≪再検索≫
 著者名等  翁百合/編  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】東京大学経済学部卒。イェール大学助教授、コウルズ経済研究所上級研究員、プ
リンストン大学客員准教授、ペンシルバニア大学客員教授、東京大学経済学部教授等を経
て、現在、国際基督教大学客員教授、武蔵野大学特任教授、東京財団上席研究員、東京大
学名誉教授。
 著者等紹介 【瀬古】慶應義塾大学経済学部卒、慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退
学。1982年マサチューセッツ工科大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。日
本大学経済学部助手、同専任講師、同助教授、同教授を経て、現在、慶應義塾大学経済学
部教授。
 出版者   東京大学出版会
 出版年   2011.9
 大きさ等  22cm 306p
 NDC分類 338.9
 件名    国際金融  ≪再検索≫
 件名    巨視的経済学  ≪再検索≫
 目次    第1部 金融政策とマクロ経済(金融革新と銀行行動―金融危機の発生メカニズム;サブ
プライムローン問題の日本経済への影響―日本を襲った2つの金融危機;金融危機と日本
の量的緩和政策);第2部 資産市場の変化(バブルと金融システム;不動産価格の変動
とマクロ経済への影響―転居阻害要因と住宅価格変動の分析から;貧困率と所得・金融資
産格差);第3部 金融危機への対応と規制(金融市場におけるリスクと特性―複雑シス
テムの物理学の視点から;グローバル金融危機と中央銀行の対応―日本における「非伝統
的金融政策」の経験から;金融危機後の規制監督政策―マクロプルーデンスの視点から)
;総括と展望―残された研究課題は何か?
 内容    今次の世界同時不況は、これまでのマクロ経済学の敗北であった。日本学術会議経済学委
員会のメンバーが、危機とその後の大不況の分析から、経済学の新たなパラダイム構築の
ための足掛かりを提示する。
 内容    内容: 金融政策とマクロ経済 金融革新と銀行行動   小川一夫著
 内容    サブプライムローン問題の日本経済への影響   宮越龍義, 高橋豊治, 島田淳二,
 佃良彦著
 内容    金融危機と日本の量的緩和政策   本多佑三, 立花実著
 内容    資産市場の変化 バブルと金融システム   柳川範之, 平野智裕著
 内容    不動産価格の変動とマクロ経済への影響   瀬古美喜, 隅田和人, 直井道生著
 内容    貧困率と所得・金融資産格差   大竹文雄, 小原美紀著
 内容    金融危機への対応と規制 金融市場におけるリスクと特性   高安秀樹著
 内容    グローバル金融危機と中央銀行の対応   福田慎一著
 内容    金融危機後の規制監督政策   翁百合著
 内容    総括と展望   岩井克人著


 タイトル  経済学は何をすべきか
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者名等  鶴光太郎/著  ≪再検索≫
 著者名等  小林慶一郎/著  ≪再検索≫
 著者名等  中神康議/著  ≪再検索≫
 著者名等  矢野誠/著  ≪再検索≫
 著者名等  大橋弘/著  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】国際基督教大学客員教授、東京大学名誉教授。日経・経済図書文化賞特賞、サン
トリー学芸賞、小林秀雄賞など数多くの賞を受賞した、ケインズの観点から経済社会を捉
える日本を代表する経済学者。
 著者等紹介 【鶴】慶應義塾大学大学院商学研究科教授。経済企画庁、日本銀行金融研究所、経済産業
研究所のエコノミストを歴任。「日本の経済システム改革」など骨太な著作を著わし、政
策と理論の融合を目指す研究者。
 出版者   日本経済新聞出版社
 出版年   2014.2
 大きさ等  20cm 240p
 NDC分類 331
 件名    経済学  ≪再検索≫
 要旨    世界金融危機、長期にわたるデフレ―。なぜこれらの問題を解決できないのか。市場に委
ねることが危険なのか、経済学は適切な対策を提示できないのか?第一級の研究者たちが
問題の本質に鋭く迫る。
 目次    1 経済学に罪あり(経済危機と経済学の責任;新古典派経済学の資本主義観 ほか);
2 日本の経済論争はなぜ不毛なのか(政策と経済学の不幸な関係;キーワードは「国民
目線」 ほか);附論 資本生産性は倍増できる(極端に低い日本の資本生産性;問題の
所在 ほか);3 現代の金融危機と「市場の質理論」(「市場の質理論」と分析対象;
市場の質理論の歴史的検証 ほか);4 経済学にイノベーションを(経済学は追いつめ
られているのか;経済学の「原則」をふりかえる ほか)
 内容    世界金融危機で大きく揺らいだ経済学への信任。なぜこのような事態になったのか、活路
はあるのか。岩井克人、鶴光太郎、小林慶一郎などの第一人者が、経済学、経済政策の限
界と可能性を明らかにする問題提起の書。
 内容    内容: 経済学に罪あり / 岩井克人著 日本の経済論争はなぜ不毛なのか / 鶴光
太郎, 小林慶一郎著 附論 資本生産性は倍増できる / 中神康議, 小林慶一郎著
 中神・小林論文を読んで / 鶴光太郎著 コメントへのリジョインダー / 小林慶
一郎著 現代の金融危機と「市場の質理論」 / 矢野誠著 経済学にイノベーションを
 / 大橋弘著



資本主義から市民主義へ
 叢書名   ちくま学芸文庫  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者名等  三浦雅士/聞き手  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   2014.4
 大きさ等  15cm 330p
 NDC分類 331
 件名    経済思想  ≪再検索≫
 要旨    貨幣は貨幣だから貨幣なのだ。貨幣を根拠づけるものはただ貨幣だけ。言語・法・貨幣の
、社会と人間を貫く自己循環論法こそが、恐慌も生めば、自由をももたらす。それを踏ま
えて、われわれはどのような市民社会を構想すべきか。資本主義を超えて、来たるべき市
民主義とはいかなるものか。貨幣論に始まり、資本主義論、法人論、信任論、市民社会論
、人間論、そして倫理論まで、経済学や社会哲学を縦横に論じつつわかりやすく解説。次
代の社会像を示す!
 目次    第1章 貨幣論;第2章 資本主義論;第3章 法人論;第4章 信任論;第5章 市民
社会論;第6章 人間論;補章 倫理論
 内容    来たるべき市民主義とは何か。貨幣論に始まり、資本主義論、法人論、信任論、市民社会
論、人間論まで、多方面にわたる岩井理論がこれ一冊でわかる!

 タイトル  会社は社会を変えられる 社会問題と事業を〈統合〉するCSR戦略
 著者名等  岩井克人/編著  ≪再検索≫
 著者名等  小宮山宏/編著  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】東京大学卒。東京財団名誉研究員。国際基督教大学客員教授。イェール大学経済
学部助教授、プリンストン大学客員准教授、ペンシルバニア大学客員教授などを歴任。東
京大学名誉教授、武蔵野大学客員教授。2007年紫綬褒章を受章。小林秀雄賞、サント
リー学芸賞など。
 著者等紹介 【小宮山】1972年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、同大学工学部長等を
経て、2005年総長に就任。09年総長退任後、同年総長顧問、三菱総合研究所理事長
に就任。専門は地球環境工学、知識の構造化。(株)三菱総合研究所理事長。著書に「地
球持続の技術」など。
 出版者   プレジデント社
 出版年   2014.7
 大きさ等  19cm 209p
 NDC分類 335.15
 件名    経営倫理  ≪再検索≫
 件名    社会的責任(企業)  ≪再検索≫
 要旨    政府や市民セクターが解決できない社会課題に企業が組織力や技術力といった強みをいか
して、その解決にあたることが期待されるようになってきている。あなたの会社はいま何
を求められているだろうか。
 目次    第1部 なぜいま、会社の出番なのか;第2部 社会を変える会社はどこにいるのか(対
話型 損保ジャパン;ボトムアップ型 伊藤忠商事;グローバル型 武田薬品工業);第
3部 会社の存在意義とはなにか
 内容    政府や市民セクターが解決できない社会課題に、企業が組織力や技術力といった強みをい
かして、その解決にあたることが期待されるようになってきている。実践のヒントとなる
6社の事例とそのポイントを紹介する。


経済学の宇宙
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者名等  前田裕之/聞き手  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】1969年東京大学経済学部卒。73年エール大学助教授、88年ペンシルベニ
ア大学客員教授・プリンストン大学客員准教授、89年東京大学教授などを経て、201
0年定年退職。現在、国際基督教大学客員教授、東京財団名誉研究員、東京大学名誉教授
 著者等紹介 【前田】1986年東京大学経済学部卒、日本経済新聞社入社。現在、編集局経済解説部
編集委員。主な著書に「激震関西金融」「地域からの金融革命」「脱「常識」の銀行経営
」、共著に「松下復活への賭け」「アベノミクスを考える」、論文に「経済危機における
日本人の意識と行動」ほか。
 出版者   日本経済新聞出版社
 出版年   2015.4
 大きさ等  20cm 490p
 NDC分類 331
 件名    経済学  ≪再検索≫
 件名    岩井 克人
 要旨    資本主義は本質的に不安定だ。経済を考え抜いた格闘の軌跡。
 目次    第1章 生い立ち―「図鑑」から経済学へ;第2章 MIT留学―学者人生における早す
ぎた「頂点」;第3章 エール大学―『不均衡動学』を書く;第4章 帰国―「シュンペ
ーター経済動学」から「資本主義論」へ;第5章 日本語で考える―『ヴェニスの商人の
資本論』から『貨幣論』へ;第6章 再び米国へ―「日本経済論」から「法人論」へ;第
7章 東京とシエナの間で―「会社統治」論から「信任」論へ;第8章 残された時間―
「経済学史」講義からアリストテレスを経て「言語・法・貨幣」論に
 内容    不均衡動学、貨幣論から企業論、市民論へ。日本を代表する経済学者が、誰にどのような
影響を受け、新たな理論に踏み出していったのかを、縦横無尽に語る。知の巨人のアタマ
の中が、手に取るようにわかる1冊。



西村和雄『ミクロ経済学入門』『ミクロ経済学』(岩波、東洋経済)他

経済学リンク::::::::::

NAMs出版プロジェクト: 西村和雄『ミクロ経済学』(岩波、東洋経済)他
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/blog-post_71.html(本頁)
ヘンダーソン『現代経済学』:目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/blog-post_34.html
参考:
西村和雄ホームページ
http://www.nishimura.kier.kyoto-u.ac.jp/Complexity/complexity.html
無差別曲線とは何か | 永井俊哉ドットコム
https://www.nagaitoshiya.com/ja/2002/3d-indifference-curve/

西村は生産関数の図解を日本でいち早く立体的に解説した*。サミュエルソンの経済循環図を取り入れた。上級者用の数学を使った本も書いたが、まんがを使った入門書も書いた。後者は今でも推薦できる。野球やおでんを例に取ることが多い。
立体的な図解は積分を重視しているからでもある。それはマクロ思考にも通じており、近年のマクロへの言及もうなづける。循環図の重視にも同様のことが言える。

経済数学早わかり 日本評論社 1982
ミクロ経済学入門 岩波書店 1986,1995(改訂増補版)
応用ミクロ経済学 伊藤元重、西村和雄共著、東大出版1989(まんが初版景気循環の項で言及
ミクロ経済学 東洋経済新報社 1990
まんがDE入門経済学 西村和雄, おやまだ 祥子 第二版 1999年 日本評論社 1990年改定前初版。
ミクロ経済学 第3版 岩波書店 (第2版は2001年,第3版は2011年,前出入門と同じ構成)。
マクロ経済動学 岩波書店 西村和雄,矢野 誠 2007
経済学ゼミナール 上級編 西村和雄 , 友田 康信 2015/8/27


効用関数の立体化はヒックス(『価値と資本』冒頭図)あたりが経済学史的には最初だろうが……。
西村が『経済数学早わかり』等で参考文献にあげているファーグスン『微視的経済理論』(上)1966-邦訳1968,1975-邦訳1978が効用曲面(18~9,67~8頁)や生産曲面or生産関数(160~1頁)を立体的に図示していた(確認したのは邦訳1978年改訂版)。これが一般的には嚆矢となるだろう。数学解説で使っていただけの(同じく参考文献に挙げられた)ヘンダーソン『現代経済学』1971,邦訳1973の付録:数学概説よりもわかりやすい図解だ。
(西村が効用関数を意識的に立体的に捉えていることは室田武との対談形式のJICCミクロ経済学・入門1990でもわかる。)

 ヘンダーソン『現代経済学』:目次
 http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/blog-post_34.html
(ヘンダーソンは効用関数の立体性を本文では言葉で説明している。)

ただし邦訳下巻(邦訳1978)は印象に残らない。(472頁に図「経済活動の循環フロー」があるが円環デザインからしてサミュエルソンよりナイトからの受け売りだろう。)

https://www.goodreads.com/book/show/4881646-microeconomic-theory 1975
Microeconomic Theory
by Charles E. Ferguson, J.P. Gould

Contents
part I Theory of consumer behavior and demand
part II Theory of production and cost
part III Theory of the firm and market organization
part IV Theory of distribution
part V Theory of general equilibrium and economic welfare

Hardcover, 4th. edition, 542 pages
Published February 1975 by Richard D. Irwin (first published 1966)
original titleMicroeconomic Theory
ISBN0256016372 (ISBN13: 9780256016376)
edition languageEnglish

1.消費者行動と需要の理論
2.生産と費用の理論_____上/下
3.企業と市場組織の理論
4.分配の理論
5.一般均衡と経済厚生の理論

効用曲面(ファーグスン)、循環図(フランク・ナイト):資料 
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post.html

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経済数学早わかり|日本評論社
http://www.nippyo.co.jp/book/237.html
西村 和雄 著

旧ISBNコード4-535-57275-5  ISBNコード978-4-535-57275-1  発刊日:1982.09
判型:A5判 ページ数:368ページ  
定価:税込み 3,607円(本体価格 3,340円)

内容紹介
経済原論で用いられる線形代数や微積分から、数理経済学で頻繁に使われる一般最適化問題・微分方程式や位相数学までを、できるだけ直観的に理解できるようにさまざまな工夫をこらして解説する第一級の経済数学入門書。

目次
第1章 集合と論理
 1 集合と命題
 2 集合と論理の演算
 3 演算公式

第2章 線形代数
 1 ベクトル
 2 行列と行列式
 3 余因子と逆行列
 4 レオンチェフ・モデル
 5 固有値

第3章 微分と最適問題
 1 関数
 2 簡単な微分
 3 多変数関数の微分
 4 極値問題
 5 等号制約条件つきの極値問題(その1)
 6 等号制約条件つきの極値問題(その2)

第4章 一般最適化問題
 1 はじめに
 2 非線形計画問題
 3 線形計画法
 4 比較静学

第5章 微分方程式と安定性
 1 微分方程式とは何か
 2 局所的安定性と定係数連立微分方程式
 3 同次系の定係数連立微分方程式の一般解
 4 非線形関数の安定性

第6章 位相数学
 1 位相数学とは
 2 ユークリッド空間
 3 コンパクト集合
 4 関数の連続性
 5 不動点定理
 6 対応に関する不動点定理

ヘンダーソン『現代経済学』1971,邦訳1973が推薦図書として挙げられている。同書の付録:数学概説で関数が立体的に説明される。

////////////

https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/opac/OPP1500?
http://www.amazon.co.jp/dp/toc/400002180X
ミクロ経済学入門 岩波書店 1986
(後述)

正直後にも再刊される同内容の西村ミクロ経済学入門の中で、この岩波1986年版が本のつくりとして一番出来がいいかもしれない。ハードカバーで、経済学者の紹介が顔写真入り(『まんがde入門』に受け継がれる)であるところなどが優れている。
1996年版の長期費用曲線の導出の図解7.4など立体と二次元が合わさった図は見事だ。160頁

////////

http://store.toyokeizai.net/books/9784492311813/
『ミクロ経済学』 東洋経済新報社 1990
西村和雄著

サイズ:A5判 上製 420頁
発行日:1990年09月01日
3,996円(税込)
中級レベルのミクロ経済学テキストの決定版。豊富でわかりやすい図、理解を助けるための例題と練習問題等々、ミクロ経済学の真髄を理解するのに最適の書。
岩波書店の現代経済学入門シリーズとは別。こちらは405頁(初版)で中上級者用。西村和雄の主著と言えるのはこちら。数式以上に図も豊富。

目次
第1章 ミクロ経済学の対象
第2章 消費者需要の決定理論
第3章 消費行動の理論:比較静学
第4章 消費者需要理論の特殊な論題
第5章 企業行動と生産関数
第6章 企業行動と費用関数
第7章 市場構造の理論
第8章 パレート効率性と競争均衡
第9章 市場機構の限界
第10章 均衡の存在・一意性・安定

////////

まんがDE入門経済学 [単行本]
西村 和雄 (著), おやまだ 祥子 第二版 1999年 日本評論社 1990年に改定前の初版。

一般均衡理論はもちろん、産業連関表、ゲーム理論、簡単な経済学史と幅広く扱っている。サミュエルソンやレオンチェフといった経済学者の顔写真が載っているのもいい。これを超える入門書は出ていないのではないか?他の西村氏の著作は推薦出来ないし、今読むと少し古いかも知れないがこれはオススメ。数学編より漫画の出来もいい。
ちなみにこれから後は奥野ミクロ(神取ミクロにはオークションへの言及がない)、マンキューマクロ入門・応用篇と進むといい。

目次
第1章 市場の発生
第2章 消費者需要の理論
第3章 生産の理論
第4章 市場の構造
第5章 不確実性とゲーム
第6章 マクロ経済学とGNP___ミクロ/マクロ
第7章 均衡国民所得
第8章 貨幣の需要・貨弊の供給
第9章 短期から長期へ
第10章 国際経済
第11章 経済動学

////////////

http://www.amazon.co.jp/dp/toc/400002180X
ミクロ経済学入門
著者名等     西村和雄/著  
出版者      岩波書店
出版年      1986.11
大きさ等     22cm 316p
NDC分類    331
件名       経済学  
要旨       ミクロ経済学について書かれた本は数多くあるが、どの一書を選択するかは学習の効率を
大きく左右する。本書は、読者が無意味な忍耐力を発揮しなくてもすむように配慮しなが
ら、“技法”としての経済学の基本をマスターするための工夫をこらし、微分・積分など
の数学は避けて豊富な図と身近な例を用いている。新しく学ぶ用語や概念が容易に理解で
き、経済学的思考の道すじがおのずと体得できる初級テキスト。数学を用いる中級テキス
トへの入門書としても最適である。

目次    
第1章 ミクロ経済学の論理と方法
第2章 市場機構と需要・供給
第3章 消費者と需要
第4章 消費者行動と需要曲線
第5章 消費者需要理論の応用と拡張
第6章 企業行動と生産関数
第7章 企業行動と費用曲線
第8章 企業の長期費用曲線と市場の長期供給曲線
第9章 完全競争市場と効率性
第10章 不完全競争市場
第11章 生産要素市場
第12章 市場機構の限界
    参考文献:p301~304

1995年第二版は.不確実性と情報,ゲーム理論,国際貿易,動学理論を加えて改訂した.
岩波書店の現行『ミクロ経済学』とほぼ同じ構成。

ミクロ経済学入門 第2版1995(初版は1986)
https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/1/0021930.html

■体裁=A5判・472頁
■定価(本体 3,100円 + 税)
■1995年10月25日
■ISBN4-00-002193-1 C3033

ミクロ経済学の基本をマスターするために最大限の工夫をこらしたテキスト.経済学的思考の道すじがおのずと体得でき,応用力を養うのに最適.不確実性と情報,ゲーム理論,国際貿易,動学理論を加えて改訂した最新版.

第13章 不確実性と情報
第14章 ゲームの理論
第15章 国際貿易
第16章 動学理論

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『ミクロ経済学 第3版』 (現代経済学入門) 単行本(ソフトカバー) – 2011/1/27
西村 和雄  (著)
単行本(ソフトカバー): 280ページ
出版社: 岩波書店; 第3版 (2011/1/27)
第2版は2001年。
目次構成はほとんど変わっていない。
1986,1995年の『ミクロ経済学入門』が元。1990年の東洋経済版と間違えやすいので入門と書名につけるべきだろう。

http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0266550/top.html
著者からのメッセージ
 大学で初めて経済学を学ぶと,専門用語に戸惑いがちです.そして,ミクロ経済学は,言葉,図,数式が一体となって展開されます.最初に,言葉や概念の内容が定着しないと,経済学が分からないという事態に陥る傾向がみられます.
 そこで,本書は,初めて経済学を学ぶ人が即座に理解できて,覚えやすいようにということを念頭に書いてあります.
 本書を足がかりとして,多くの人がミクロ経済学の世界に入って頂きたいと願っております.
西村和雄

著者紹介
西村和雄(にしむら かずお)
1946年生まれ.東京大学卒.アメリカ・ロチェスター大学Ph. D..東京都立大学助教授,ニューヨーク州立大学,南カルフォルニア大学客員准教授を経て,87年京都大学経済研究所教授,2010年より同大学名誉教授,同大学経済研究所特任教授.専攻は数理経済学.
著書
『ミクロ経済学』(東洋経済新報社,1990年)
『入門 経済学ゼミナール』(実務教育出版,1990年)
『ミクロ経済学入門』第2版(岩波書店,1995年)
『複雑系を超えて』(共著,筑摩書房,1999年)
『マクロ経済動学』(共著,岩波書店,2007年)
『経済学ベーシックゼミナール』(共著,実務教育出版,2008年)
その他



本書の構成
 概論    ミクロ経済学とは1

 市場 【完全競争】   【市場の失敗】

   2  消費   ↗︎ 不完全競争10 
   部  3  一
   分  4  般
   均  5  均
   衡  生産 衡 → 外部性(市場の限界)12
   理  6  理
   論  7  論
      8  9
           ↘︎
       生産要素市場11
             【応用】
              不完全情報13
              ゲーム14
              貿 易15
              動 学16
本書の構成
 概論    ミクロ経済学とは1
 市場  完全競争    市場の失敗
     345
  部分  消費 一般 ↗︎ 不完全競争10
  均衡2 生産 均衡9→ 外部性(市場の限界)12
  理論 678 理論
           ↘︎
       生産要素市場11
             応用
              不完全情報13
              ゲーム14
              貿 易15
              動 学16

目次
第3版へのはしがき
第1章 ミクロ経済学の理論と方法
1.1 経済学とは何か/1.2 経済学の方法/1.3 市場経済の効率性/1.4 生産可能曲線による分析/〔column〕アダム・スミス/〔column〕ミクロとマクロ/まとめの問題/練習問題
第2章 市場機構と需要・供給
2.1 はじめに/2.2 比較静学/2.3 均衡の安定性/2.4 価格弾力性/〔column〕マーシャル/〔column〕市場メカニズム/まとめの問題/練習問題
第3章 消費者と需要
3.1 消費者とは/3.2 効用関数/3.3 需要の決定/〔column〕限界革命と限界効用学派/〔column〕ゴッセンの法則/まとめの問題/練習問題
第4章 消費者行動と需要曲線
4.1 所得の変化とエンゲル曲線/4.2 価格の変化と需要曲線/4.3 特殊な問題/〔column〕ヒックス/まとめの問題/練習問題
第5章 消費者需要理論の応用と拡張
5.1 指数の比較/5.2 顕示選好理論/5.3 消費者余剰/5.4 余暇と労働/5.5 市場の需要曲線/〔column〕サミュエルソン/まとめの問題/練習問題
第6章 企業行動と生産関数
6.1 生産関数/6.2 利潤最大化/6.3 長期と短期/まとめの問題/練習問題
第7章 企業行動と費用関数
7.1 費用関数/7.2 短期の利潤最大化/7.3 長期費用曲線/〔column〕経済学上の費用と利潤/〔column〕包絡線定理/まとめの問題/練習問題
第8章 企業の長期費用曲線と市場の長期供給曲線
8.1 費用曲線が不変の場合/8.2 費用曲線がシフトする場合/まとめの問題/練習問題
第9章 完全競争市場と効率性
9.1 部分均衡分析/9.2 消費の効率性/9.3 生産の効率性/9.4 消費と生産の効率性/9.5 社会的厚生の基準/〔column〕エッジワース,ワルラス,パレート/まとめの問題/練習問題
第10章 不完全競争市場
10.1 部分均衡分析/10.2 寡占/10.3 独占的競争/〔column〕クールノー,ロビンソン/まとめの問題/練習問題
第11章 生産要素市場
11.1 完全競争的要素市場/11.2 需要独占/11.3 レント/〔column〕リカード/まとめの問題/練習問題
第12章 市場機構の限界
12.1 外部効果/12.2 公共財/〔column〕ガルブレイス/〔column〕ネットワーク外部性/まとめの問題/練習問題
第13章 不確実性と情報
13.1 サンクト・ペテルブルグの逆説/13.2 危険に対する態度/13.3 条件付き財の取引/13.4 情報の非対称性/まとめの問題/練習問題
第14章 ゲームの理論
14.1 ナッシュ均衡/14.2 展開型ゲーム/14.3 繰り返しゲーム/まとめの問題/練習問題
第15章 国際貿易
15.1 リカード・モデル/15.2 ヘクシャー=オリーン・モデル/15.3 関税の効果/まとめの問題/練習問題
第16章 動学理論
16.1 異時点間にわたる消費/16.2 生産関数/16.3 最適動学理論/16.4 景気循環/16.5 カオス/まとめの問題/練習問題
練習問題の解答


リーディングリスト
索 引

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マクロ経済動学西村 和雄,矢野 誠
■体裁=A5判・上製・カバー・320頁
■定価(本体 3,000円 + 税)
■2007年9月27日
■ISBN978-4-00-024804-4 C3033

非線形動学の見地から現代の動学的マクロ経済理論の基本的枠組みを解説する.特に後半では,カオス理論や分岐理論といった非線形動学的手法を用い,均衡経路上でマクロ変数が振動したり,周期性を持ったり,カオス的に振まったりする可能性を論じる.既存の解説書が踏み込めなかった最先端の理論を紹介するテキストである.

冒頭立ち読み
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目次
マクロ経済動学

マクロ経済動学

  • 西村 和雄(著)/ 矢野 誠(著) 岩波書店 2007
  • 第1章 生産と消費
    • 1.1 生産の構造
    • 1.2 生産関数の性質
    • 1.3 凹関数
    • 1.4 準凹関数
    • 1.5 CES生産関数
    • 1.6 1人当たりに正規化された関数
    • 1.7 完全競争下での条件
    • 1.8 消費財の供給
    • 1.9 効用関数の性質_______ミクロ/マクロ
  • 第2章 ソローの成長モデル
    • 2.1 新古典派成長モデル
    • 2.2 動学化
    • 2.3 仮定の再検討
    • 2.4 資本蓄積の黄金律
    • 2.5 局所的安定性
    • 2.6 1階の差分方程式
    • 2.7 2階の差分方程式
    • 2.8 n階の差分方程式と1階の連立差分方程式
  • 第3章 動学的競争モデル
    • 3.1 動学的一般均衡
    • 3.2 一般均衡モデルから最適成長モデルヘ
    • 3.3 最適性原理
    • 3.4 長期均衡
    • 3.5 動学的均衡モデルにおける利子率
    • 3.6 逆向きの帰納法の意味
  • 第4章 最適成長モデル
    • 4.1 1部門モデル
    • 4.2 解の性質
    • 4.3 最適性の十分条件
    • 4.4 長期均衡の安定性
  • 第5章 動学的最適モデルの応用
    • 5.1 動学的一般均衡と中立性命題
    • 5.2 最適成長と準中立性命題
    • 5.3 既約型効用関数モデル
  • 第6章 ターンパイク定理と大域的安定性
    • 6.1 動学的均衡の必要条件
    • 6.2 双対軌道
    • 6.3 微分可能なケース
    • 6.4 定常軌道
    • 6.5 経済モデル
    • 6.6 ターンパイク定理と大域的安定性
    • 6.7 最適軌道の存在,最適動学関数・価値関数の連続性
    • 6.8 補論:定理6.4の証明
  • 第7章 連続時間モデル
    • 7.1 1部門モデル
    • 7.2 変分法
    • 7.3 位相図による解析
    • 7.4 局所的安定性
    • 7.5 価値関数と最適性原理
    • 7.6 最適軌道の分析   ○
    • 7.7 最大値原理
    • 7.8 オイラー方程式と最大値原理
  • 第8章 非線形動学と局所分岐
    • 8.1 定常解の分岐
    • 8.2 より複雑な解の分岐
  • 第9章 経済の均衡動学と分岐
    • 9.1 動学的均衡の性質
    • 9.2 局所的安定性
    • 9.3 定常解の分岐
    • 9.4 ワイツマン=サミュエルソン・モデルの大域的分析
    • 9.5 サザーランド・モデルの大域的分析
  • 第10章 非線形動学とカオス
    • 10.1 一般の周期解の存在
    • 10.2 周期解の安定性
    • 10.3 位相的カオス
    • 10.4 不変測度とエルゴード性
    • 10.5 エルゴード・カオス
    • 10.6 リアプノフ指数
    • 10.7 エルゴード・カオスを生む十分条件
  • 第11章 動学的均衡としてのカオス
    • 11.1 最適経路の単調性と循環
    • 11.2 逆問題
    • 11.3 位相的カオス
    • 11.4 資本の減価償却率とカオス
    • 11.5 割引因子の役割
  • 第12章 2部門モデルとカオス
    • 12.1 社会的生産関数
    • 12.2 2部門最適モデル
    • 12.3 その他の2部門モデル
    • 12.4 エルゴード・カオス
  • 第13章 その他の均衡動学モデル
    • 13.1 外部効果をもつ2部門モデル
    • 13.2 S字型生産関数をもつ最適成長モデル

7.6で消費者効用を時間軸において最大化する最適制御問題が、3次元の図で表される。144~146頁。

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経済学ゼミナール 上級編
西村 和雄 (著), 友田 康信 (著)
2015/8/27
http://www.amazon.co.jp/dp/4788947277
こちらはマクロを含んだ資格試験用。11章までがミクロ。

経済学ゼミナール 上級編 - 実務教育出版
http://jitsumu.hondana.jp/book/b200301.html
第1章 市場機構と需要・供給
第2章 消費者行動の理論
第3章 消費者理論の発展問題
第4章 企業行動の理論
第5章 不完全競争
第6章 市場と社会的厚生
第7章 市場の失敗
第8章 不確実性
第9章 ゲーム理論
第10章 国際貿易
第11章 経済動学____________ミクロ/マクロ
第12章 国民所得勘定と産業連関表
第13章 消費関数
第14章 投資関数
第15章 貨幣供給と貨幣需要
第16章 IS-LM分析
第17章 労働市場
第18章 AD-AS分析
第19章 インフレーションと失業
第20章 景気循環論
第21章 経済成長論
第22章 国際金融

部分均衡→消費者→生産者→一般均衡
均衡は後に回すより先に説明するようになった。

西村良書セット
経済数学早わかり
ミクロ経済学入門 岩波
ミクロ経済学 東洋経済
マクロ経済動学 


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1981年初版中谷入門マクロ 30頁より
D=分配面(=所得)、P=生産面、E=支出面(=消費)