土曜日, 6月 26, 2010

『世界史の構造』参考文献表

『世界史の構造』(岩波書店):参考文献表登場順50音順)。☆は参考図あり。関連年表 正誤表 索引 TOP詳細目次
                     (参考→『世界共和国へ』索引定本柄谷行人集総合索引
序文_序説 交換様式論*____________________________________
| 序論 国家の起源  | B1  |     | 序論 氏族社会への移行    4首長の逆説
|1原都市|2ルソー |1アジア |     |呪術 農業共同体B←定住民A(←D)     |
|6官僚制 | ホッブズ(中心、中核)     |氏族社会   (互酬 と 共同寄託)     | 
|___第1章国家___|__第3章世界帝国__|  第2章贈与と呪術 |  第1章定住革命  |
|     3国家の矛盾|3ギリシア|  B3 |  モース、ブーバー |サーリンズ、モーガン|  
|     |     4ローマB2| 5封建制|      フロイト|2交易と戦争、クラストル 
|     |     |(亜周辺)|2周辺と亜周辺         |           |
|_____|_第二部 世界=帝国_1ウィットフォーゲル_第一部 ミニ世界システム__(交換様式)
|         (B)1呪術から宗教へ   |         (A)(再分配)|(互酬) |
|1国家と貨幣     | ウェーバー、ニーチェ|           | B国家 |Aネーション
| 自給自足     |2帝国と一神教    |遊牧民C←狩猟採集民(遊動バンド)D     |
|  第2章世界貨幣  |  第4章普遍宗教  |           |_*序説 交換様式論_|
|3『リヴァイアサン』と|3模範的預言者4倫理的・           | 2図:近代の社会構成体☆
|『資本論』価値形態論|     6キリスト教|           |(商品交換) (X)歴史☆
|  ホッブズ、マルクス|8イスラム教・仏教・道教           | C資本 |D X 平等☆
|___________|___________|___________4交通概念、モーゼス・へス
| 序論 世界=帝国と世界=経済 ウォーラーステイン          |           |
| ドップ、スウィージー、ブローデル、ポランニー|           |           |
|4マルクスの国家論  |    2アンダーソン|           |           |
|  第1章近代国家  |第3章ネーション   |           |           |
|3カール・シュミット |3スミス4バウムガルテン           |           |
|           |    5図:ボロメオの環☆         |           |
|           |           |           |           |
|____第三部 近代世界システム_______|______第四部 現在と未来________|
|          (C)ロールズ      |          (D)          |
|           |9福祉国家主義   |           |2アンチノミー(国家)|
|7産業資本主義の限界 |第4章        |           |           |
|  第2章産業資本  |アソシエーショニズム |第1章世界資本主義の | 第2章世界共和国へ |
|4産業資本主義の起源 |     3経済革命と|   段階と反復   |     5贈与による|
|3産業資本の自己増殖|      政治革命 |1図:資本主義の世界史的諸段階☆  永遠平和 | 
|2労働力商品     |      プルードン|4ネグリ&ハート   |4カントとヘーゲル  |
|_アンチノミー____|4労働組合と協同組合|___________|___________|TOP
                       

序文より

「物質的な過程あるいは経済的下部構造を生産様式という観点から見ているかぎり、そこに道徳的
な契機を見出すことができない。ゆえに、道徳的な契機は、経済的な構造にではなく、観念的な次
元に求められることになる。(略)しかし、私の考えでは、その必要はない。経済的下部構造を広
義の交換という観点からとらえなおすならば、道徳的次元を「経済」の外に想定する必要はない。
道徳性の契機は交換様式の中にふくまれている。たとえば、交換様式という観点から見れば、共産
主義とは交換様式D(アソシエーション:引用者注)の実現にほかならない。それはまさに経済的=
道徳的な過程である。また、交換様式Dは、原初的な交換様式A(互酬性)の高次元における回復で
ある。それは、たんに人々の願望や観念によるのではなく、フロイトがいう「抑圧されたものの回
帰」として「必然的」である。」(pp.xv-xvi)
                        
以下、「交換様式」(左上)「近代の社会構成体」(中央、第三部の構成に対応)の図示(p.15。p.33とp.39の歴史的な社会構成体の図=第二部第3章に関連、p.43の世界システムの図=本書全体の構成に対応、も要参照)。
 _______________________
|略奪と再分配     |互酬         |          
|(支配と保護)    |(贈与と返礼)    |          
|   悟性      |    想像力    |           
|   国家      | ネーション   |          
|   B       |          |          
|   関係      | 様相        |          
|  *一般的等価形態3*貨幣4       |          
|___________|___________|
|商品交換       | X         |          
|(貨幣と商品)    |           |            
|   感性      |           |           
|   資本      | アソシエーション  |           
|          | D   X     |           
|   量       | 質         |                    
*拡大された価値形態2*単純な価値形態1  |           
|___________|___________|TOP
*は価値形態論と合わせた場合。

以下のボロメオの環(p.330)を念頭に置くとよい。

 悟性
 |\
 | \ 
 | /想像力
 |/
 感性

あるいは、
 
 悟性(国家)
 |\
 | \ 
 | /|想像力(ネーション)
 |/ |
 感性 X
(資本)
   D 


『世界史の構造』(岩波書店):参考文献表(登場順) @は引用あり。

序文 v
柄谷行人『トランスクリティーク』v-xii,viii@
フクヤマ(「歴史の終り」)vi^467,(397)
コジェーヴ『ヘーゲル読解入門』(vi)^467
デリダ「新しいインターナショナリズム」(『マルクスの亡霊』?),ix
ヘーゲル『法の哲学』xi
キルケゴール,xiv
ブロッホ『希望の原理』xiv^467,211^489
サルトル,xv
フロイト,(『モーゼという男と一神教』)xvi
マルクス『ドイツ・イデオロギー』xvi,23-26

序説3−44
序説   交換様式論 1

0−0−1 マルクスのヘーゲル批判 3
ヘーゲル『法の哲学』,3
マルクス『経済学批判』5@^467
アルチュセール,(6^467)
サーリンズ『石器時代の経済学』7^467

0−0−2 交換様式のタイプ 6
ボードリヤール『生産の鏡』(8)^468@
マルクス『資本論第一巻』9@
ポランニー『人間の経済』10^468,
     『経済と文明』(11)^469
ヘーゲル『歴史哲学』(11)^469@@
シュミット『政治的なものの概念』13@^470,13^470@
ニーチェ,(13)
アーレント『暴力について』14@^470
グレーバー『アナーキスト人類学のための断章』(14)^470
ヘーゲル『法の哲学』17
マルクス『資本論』17

0−0−3 権力のタイプ 17
モース『社会学と人類学』19@^470,53,74^475
ウェーバー(『職業としての政治』)20
マルクス『資本論 第一巻』21@

0−0−4 交通概念 23
マルクス『ドイツ・イデオロギー』23@@-24@@,26
ヘス「貨幣体論」(『初期社会主義論集』),25@@^470-471@
プルードン,26
マルクス『経済学・哲学草稿』26

0−0−5 人間と自然の「交換」 27
槌田敦(TSUCHIDA,A)『熱学外論』(28)^471
(マルクス『資本論第三巻』)(28)^471-472@
玉野井芳郎『エコノミーとエコロジー』(29)^472
フォスター『マルクスのエコロジー』(29)^472
リービッヒ,29
マルクス『資本論第一巻』29@,29@^472
マルクス『資本論第三巻』30@
マルクス『ゴータ綱領批判』30@

0−0−6 社会構成体の歴史 32
マルクス「資本制生産に先行する諸形態」32
アミン『不均等発展("Unequal Development")』(32)^472
ヘーゲル『歴史哲学』(33)
ウォーラーステイン,35
チェース=ダン"Rise and Demise"(35)^472
アミン,36
ブローデル『物質文明・経済・資本主義 交換のはたらき1』(37)^473

0−0−7 近代世界システム 40
ウォーラーステイン,40
モンテスキュー,42
カント,43


A47−83
第1部 ミニ世界システム 45

1−序論 氏族社会への移行 47
チャイルド(・ゴードン),49
テスタール『新不平等起源論』50^473
レンフルー『先史時代と心の進化』(50)^473
1−1
 第1章 定住革命 52

1−1−1 共同寄託と互酬 52
サーリンズ『石器時代の経済学』53-54@^474,89^478
モーガン『古代社会』(53,66,394)
サーリンズ『石器時代の経済学』55@^474

1−1−2 交易と戦争 56
マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』57
クラストル『暴力の考古学』58^474

1−1−3 成層化 60
サーリンズ『石器時代の経済学』60@^474

1−1−4 定住革命 62
テスタール,65
バッハオーウェン,66
ブロック(モーリス・)『マルクス主義と人類学』66,67@^474
西田正規『人類史のなかの定住革命』,67^474

1−1−5 社会契約 68
レヴィ=ストロース『親族の基本構造』69@^474
マルクス「モーガン『古代社会』摘要」(全集補4),70^475@

1−1−6 贈与の義務 70
レヴィ=ストロース『親族の基本構造』71@^474

1−2
 第2章 贈与と呪術 73

1−2−1 贈与の力 73
モース,73-76
レヴィ=ストロース「マルセル・モース論への序論」(『社会学と人類学1』)74@^475
ゴドリエ『贈与の謎』74@^475
(デュルケム『社会学講義』)(75)^476@

1−2−2 呪術と互酬 76
田中二郎『砂漠の狩人』76^476@
レヴィ=ストロース『親族の基本構造』77@^477
ブーバー『我と汝』77,78@@^477
(モース『社会学と人類学』)(79)^477@

1−2−3 移行の問題 80
フロイト『トーテムとタブー』(77)^477@,81
(アトキンソン、ロバートソン・スミス)81
フロイト『モーセという男と一神教』82@^477,(83)^478@,(83)^478@


B87−233
第2部 世界=帝国 85

2−序論 国家の起源 87
チャイルド『?』,87
サーリンズ『石器時代の経済学』89@^478
ミル,89
マンフォード『機械の神話』90^478
ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と精神』90

2−1
 第1章 国家 93

2−1− 1 原都市=国家 93
ジェイコブズ(『都市の経済学』×『都市の原理』◯)93^479
スミス『諸国民の富』93
デュルケム『社会学講義』(95)^476
ウェーバー『都市の経済学』95^479

2−1−2 交換と社会契約 97
ルソー『人間不平等起源論』97@^479,104@^480
ホッブズ『リヴァイアサン』98@^479@-480@,99@,100@
ウェーバー(『職業としての政治』)101

2−1−3 国家の起源 102
『ハムラビ法典』102
エンゲルス「家族、私有財産及び国家の起源」(全集21巻),104@^480

2−1−4 共同体=国家 106
ホッブズ,106@
ウェーバー,107

2−1−5 アジア的国家と農業共同体 108
モンテスキュー,(『法の精神』),109
マルクス『資本論第一巻』109@(=115@,120@)
『ハムラビ法典』,111
孔子、老子、韓非子,111
アンダーソン『想像の共同体』112,494,(340)^496
ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』113
大月康弘『帝国と慈善』113^480
ウェーバー『支配の社会学』113-114@
マルクス『資本論第一巻』115@(=109@,120@)

2−1−6 官僚制 116
ウェーバー『支配の社会学』117@^481
ウィットフォーゲル(『オリエンタル・デスポティズム』),117
マン(マイケル・)『ソーシャルパワー1』117^481@
ヘーゲル(『精神現象学』),(119)
マルクス『資本論第一巻』120@(=109@,115@)

2−2
 第2章 世界貨幣 121

2−2−1 国家と貨幣 121
スミス,121
(ニーチェ「遠近法的倒錯」),(121)
マルクス『資本論 第一巻』123@^481
マルクス『資本論 第三巻』126@^481

2−2−2 商品世界の社会契約 126
リカード,127
プルードン,127
マルクス『資本論 第一巻』129@^481
マルクス『資本論 第一巻』130@^481

2−2−3 『リヴァイアサン』と『資本論』 131
マルクス『資本論 第一巻』131@^481
モンテスキュー,(『法の精神』),132
ホッブズ『リヴァイアサン』(132)
マルクス『資本論 第一巻』134@^481
マルクス『経済学批判』135@

2−2−4 世界貨幣 135
マルクス『資本論 第一巻』136@(=129,136,244)
ポランニー『人間の経済』136
ポランニー『経済の文明史』137@^481
山田勝芳『貨幣の中国古代史』(138)^482
ポランニー『経済の文明史』139@

2−2−5 貨幣の資本への転化 140
マルクス『資本論 第一巻』140@
アリストテレス『政治学』141@142@^483
マルクス『資本論 第一巻』142@^483
マルクス『資本論 第一巻』143@^483
モース『社会学と人類学』145@^483
マルクス『資本論 第三巻』146@^483

2−2−6 資本と国家 147
ポランニー『人間と経済』148^483
マルクス『資本論 第三巻』151@^483
アリストテレス『政治学』151
ハムラビ法典,(151)^483
ヘロドトス『歴史』153@^484

2−3
 第3章 世界帝国 156 

2−3−1 アジア的専制国家と帝国 156
アヴィセンナ(イブン・スィーナ)158
アクィナス(トマス・)158
朱子158
ウィットフォーゲル,160
ウォーラーステイン,160

2−3−2 周辺と亜周辺 162
イブン=ハルドゥーン『歴史序説』163
ウィットフォーゲル,165

2−3−3 ギリシア 167
ウェーバー『古代社会経済史』169@^485,(209)^489
マルクス「モーガン『古代社会』摘要」(全集補4),169^484
澤田典子『アテネ民主政』(172)^485
フロイト,173
桜井万里子『ヘロドトスとトゥキュディデス』(174)^485

2−3−4 ローマ 175
アリストテレス(『政治学』)177(@)

2−3−5 封建制 179
ウィットフォーゲル『オリエンタル・デスポティズム』185
ブロック(マルク・)『封建社会2』186@^486

2−4
 第4章 普遍宗教 188

2−4−1 呪術から宗教へ 188
アミン『"Eurocentrism"(ヨーロッパ中心主義)』(187)^486
ウェーバー『宗教社会学』189-190@^487
ニーチェ『道徳の系譜』(190),191@^487
ウェーバー『宗教社会学』194^488@

2−4−2 帝国と一神教 194
ニーチェ『道徳の系譜』195@^488
ウェーバー『宗教社会学』196@^488
マルクス『資本論 第一巻』199@^488

2−4−3 模範的預言者 200
ウェーバー(『宗教社会学』?)200
コーンフォード『宗教から哲学へ』201^488
孔子『論語』202@

2−4−4 倫理的預言者 203
ウェーバー『宗教社会学』204@^488
エリアーデ『世界宗教史1』(208)^489@
聖書(旧約)『列王記上』206@
聖書(旧約)『出エジプト記』209
フロイト『モーセと一神教』209-210
    『トーテムとタブー』209-210

2−4−5 神の力 212
サンド(シュロモー・)『ユダヤ人の起源』(214)^489

2−4−6 キリスト教 216
『新約聖書』,216-219@@@@@@
フロイト(『トーテムとタブー』)218

2−4−7 異端と千年王国 220
ワルドー,223
ミュンツァー,223-4
エンゲルス『ドイツ農民戦争』224@^489

2−4−8 イスラム教・仏教・道教 226
親鸞『歎異抄』230
孟子,231
老子,231
韓非子,232
毛沢東,(233)^490


C237−400
第3部 近代世界システム 235

3−序論 世界=帝国と世界=経済 237
ドッブ『封建制から資本主義への移行』(237)^490
マルクス『資本論第三巻』238@^490
    『資本論第一巻』238@^490
ブローデル『物質文明・経済・資本主義(交換のはたらき1×、世界時間1○)』(239)^490@,240^491
フランク『リオリエント』243
ニーダム『文明の滴定』(244)^491@
マルクス(『資本論第一巻』)244@(=129,136)

3−1
第1章 近代国家 245

3−1−1 絶対主義王権 245
ボダン(ジャン・)『主権国家論』248^491

3−1−2 国家と政府 250
ロック『市民政府論』251,(252)
ホッブズ『リヴァイアサン』251
モンテスキュー,(『法の精神』),251

3−1−3 国家と資本 253
マルクス『資本論』256^491
ヘーゲル『法権利の哲学』257^491
ケインズ,258
グラムシ,258

3−1−4 マルクスの国家論 259
フーコー,259
マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』261,263@^491,264@^492,265@^492,265@^492
ライヒ(ウィルヘルム・)『ファシズムの大衆心理』262
フロイト『夢判断』262
    『精神分析入門 続』263@264@^491
マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』265@
    『共産党宣言』265

3−1−5 近代官僚制 266
ミルズ(ライト・)『ホワイト・カラー』268

3−2
 第2章 産業資本 270 

3−2−1 商人資本と産業資本 270
ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と精神』271
ゾンバルト(『?恋愛と贅沢と資本主義 』?),272
スミス(『諸国民の富』)(274)

3−2−2 労働力商品 275
マルクス『資本論 第一巻』276@^492,289
マルクス『資本論 第一巻』(「二重の意味で自由」)277@
マルクス『資本論 第一巻』279@^492

3−2−3 産業資本の自己増殖 281
マルクス『資本論草稿集二』284@^492
スミス(『諸国民の富』)(286)

3−2−4 産業資本主義の起源 288
『資本論 第三巻』(289)^493@
『資本論 第三巻』289@^493
ドッブ『封建制から資本主義への移行』(289-290)^493
スウィージー(『封建制から資本主義への移行』),290
高橋幸八郎(『封建制から資本主義への移行』)290^(493)
大塚久雄「資本主義社会の形成(著作集5)」(290)^493

3−2−5 貨幣の商品化 295
ポランニー(「自己調整的市場と擬制商品」『経済の文明史』)295@(自己調整的システム)
マルクス『資本論 第二巻』297@^493
ヒルファーディング『金融資本論』298
バーリーとミーンズ(『近代株式会社と私有財産』?),298

3−2−6 労働力の商品化 299
宇野弘蔵「恐慌論」(著作集5),302^493,(407)
コンドラチェフ,303

3−2−7 産業資本主義の限界 304
スミス,305

3−2−8 世界経済 307
リカード(『経済学および課税の原理』)(307)
エマニュエル,308
フランク,308
アミン,309
ウォーラーステイン『人種・国民・階級』(バリバール共著)309@^493

3−3
 第3章 ネーション 311

3−3−1 ネーションの形成 311
(ルター),(314)^493
ゲルナー『民族とナショナリズム』315@^494

3−3−2 共同体の代補 316
ニーチェ,(318)
アンダーソン『想像の共同体』319@^494
シェリー、ラスキン、モリス、メアリー(『フランケンシュタイン』),(321)^494

3−3−3 想像力の地位 322
ヘーゲル『法の哲学』(322,334,335)
コールリッジ,323
ハチソン,323
スミス『道徳情操論』324@^494

3−3−4 道徳感情と美学 326
ホッブズ,(327)
スピノザ,(327)
バウムガルテン『美学』328
カント『純粋理性批判』(328)^494-495@
カント『純粋理性批判』329@
カント『判断力批判』(329)
シェリング,329

3−3−5 国家の美学化 329
ヘルダー『言語起源論』(331)^495@
ルソー『言語起源論』(331)
   『社会契約論』
フィヒテ「ドイツ国民に告ぐ」(ルナン他『国民とは何か』所収)331-332@^495,333@@^495

3−3−6 ネーション=ステートと帝国主義 336
アーレント『全体主義の起源2』337@^495,338^496@
新井政美『オスマン帝国はなぜ崩壊したのか』(338)^496

3−4
 第4章 アソシエーショニズム 342

3−4−1 宗教批判 342
ベラーズ(ジョン・),343
カウツキー『キリスト教の起源』『中世の共産主義』(344)^496
カント『道徳形而上学原論』345@^496-497@
カント『たんなる理性の限界内の宗教』346@^496
フロイト(「マゾヒズムの経済的問題」?)346
コーヘン(ヘルマン・),347
カント『永遠平和のために』349@^497

3−4−2 社会主義と国家主義 352
ルイ・ブラン,353-354
プルードン,354-364

3−4−3 経済革命と政治革命 356
フォイエルバッハ,359
ブーバー『我と汝』359
マルクス『共産党宣言』360
プルードン「マルクスへの手紙」(『プルードン・セレクション』?)361@^497

3−4−4 労働組合と協同組合 363
プルードン(『所有とは何か』)364
トンプソン『労働報酬論』364^497
ミル(ジョン・スチュアート),366
広西元信『資本論の誤訳』(367)^497,498
(ルイス・ケルソ,『資本主義宣言』?,従業員持株制度)(367)^498
プルードン,367-372
オーウェン,367
「ロッチデール原則」368
マルクス『資本論 第三巻』369@
(ミル『経済学原理』第四部?第七章)370^497
マルクス「国際労働者協会設立宣言」(全集16)371@^497
マルクス「フランスにおける内乱」371@^497
マルクス『ゴータ綱領批判』372@^497

3−4−5 株式会社と国有化 373
マルクス「個々の問題についての暫定中央評議会代議員への指示」(全集16)375@^498
トロツキー『裏切られた革命』377@
マルクス『資本論 第三巻』(377)

3−4−6 世界同時革命 378
(マルクス1881.2ニューウェンホイス宛書簡)(379)^498@
エンゲルス(、マルクス)『ドイツ・イデオロギー』380@^498

3−4−7 永続革命と段階の「飛び越え」 382
エンゲルス「『資本論』英語版の序文」384@^498
ルクセンブルク(ローザ・)385
マルクス「共産主義者同盟中央委員会会議議事録」(全集8)386-387@^499
毛沢東,388

3−4−8 ファシズムの問題 390
ブロッホ『この時代の遺産』391^499
ソレル,392
ハイデガー,392
権藤成卿,392
(フロイト「抑圧されたものの回帰」),393
モーガン『古代社会』(394)
テンニース,394
マルクス「ヴェ・イ・ザスーリチへの手紙」(全集19)395@^499@
マルクス『共産党宣言』(露語版序文,396@^499)

3−4−9 福祉国家主義 397
ロールズ『正義論』397-398@^499


D401−465
第4部 現在と未来 401

4−1
 第1章 世界資本主義の段階と反復 403

4−1−1 資本主義の歴史的段階 403
マルクス(『資本論』)403-407
リカード『経済学および課税の原理』403
宇野弘蔵,(405-407)
アルブリトン(ロバート・)『資本主義発展の段階論』(406)^500
ウォーラーステイン『近代世界システム 1600-1750』409@^500,410@^500
デカルト、ロック、スピノザ,409
アリギ『長い二〇世紀』410^(500)
宇野弘蔵,411(「自由主義」)

4−1−2 資本と国家における反復 413
マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』413@^500,414
ヘーゲル『歴史哲学』414@
フロイト,414

4−1−3 1990年以後 417
ウォーラーステイン『近代世界システム 1600-1750』418@^500
アーレント『全体主義の起原2』420@^500

4−1−4 資本の帝国 422
ネグリ&ハート『帝国』422,423-424@^500
スピノザ,424-425
プルードン,425

4−1−5 つぎのヘゲモニー国家 426
ウッド『資本の帝国』427@^500

4−2
 第2章 世界共和国へ 431

4−2−1 資本への対抗運動 431
レーニン,433
ルカーチ『歴史と階級意識』(433)^500@

4−2−2 国家への対抗運動 441
バクーニン「国際革命結社の諸原理と組織」(『バクーニン著作集5』)442@^500
毛沢東,445
マルクス,445
プルードン、シュティルナー、フーリエ,445

4−2−3 カントの「永遠平和」 446
カント『啓蒙とは何か』447@^500,448@^500,449@^501
カント『永遠平和のために』448,450@^501,451@^501
サン=ピエール『永遠平和』448

4−2−4 カントとヘーゲル 451
ヘーゲル『法権利の哲学』453@^501
フロイト(『文化への不満』?)(455^501)
柄谷行人「死とナショナリズム」(定本第四巻所収)(455)^501
ケーガン『ネオコンの論理』456^501
ネグリ&ハート『マルチチュード』456@^501

4−2−5 贈与による永遠平和 458
ロールズ『万民の法』460
    『公正としての正義』460
クラストル?(「国家に抗する社会」)460
シュミット『政治的なものの概念』462@^501

4−2−6 世界システムとしての諸国家連邦 463
 
 注 467
 あとがき 503

柄谷行人『世界共和国へ』503

                    TOP
 
『世界史の構造』(岩波書店):参考文献表(登場順) @は引用あり。

序文
柄谷行人『トランスクリティーク』v-xii,viii@
フクヤマ(「歴史の終り」)vi^467,(397)
コジェーヴ『ヘーゲル読解入門』(vi)^467
デリダ「新しいインターナショナリズム」(『マルクスの亡霊』?),ix
ヘーゲル『法の哲学』xi
キルケゴール,xiv
ブロッホ『希望の原理』xiv^467,211^489
サルトル,xv
フロイト,(『モーゼという男と一神教』)xvi
マルクス『ドイツ・イデオロギー』xvi,23-26
序説3−44
0−0−1
ヘーゲル『法の哲学』,3
マルクス『経済学批判』5@^467
アルチュセール,(6^467)
サーリンズ『石器時代の経済学』7^467
0−0−2
ボードリヤール『生産の鏡』(8)^468@
マルクス『資本論第一巻』9@
ポランニー『人間の経済』10^468,
     『経済と文明』(11)^469
ヘーゲル『歴史哲学』(11)^469@@
シュミット『政治的なものの概念』13@^470,13^470@
ニーチェ,(13)
アーレント『暴力について』14@^470
グレーバー『アナーキスト人類学のための断章』(14)^470
ヘーゲル『法の哲学』17
マルクス『資本論』17
0−0−3
モース『社会学と人類学』19@^470,53,74^475
ウェーバー(『職業としての政治』)20
マルクス『資本論 第一巻』21@
0−0−4
マルクス『ドイツ・イデオロギー』23@@-24@@,26
ヘス「貨幣体論」(『初期社会主義論集』),25@@^470-471@
プルードン,26
マルクス『経済学・哲学草稿』26
0−0−5
槌田敦(TSUCHIDA,A)『熱学外論』(28)^471
(マルクス『資本論第三巻』)(28)^471-472@
玉野井芳郎『エコノミーとエコロジー』(29)^472
フォスター『マルクスのエコロジー』(29)^472
リービッヒ,29
マルクス『資本論第一巻』29@,29@^472
マルクス『資本論第三巻』30@
マルクス『ゴータ綱領批判』30@
0−0−6
マルクス「資本制生産に先行する諸形態」32
アミン『不均等発展("Unequal Development")』(32)^472
ヘーゲル『歴史哲学』(33)
ウォーラーステイン,35
チェース=ダン"Rise and Demise"(35)^472
アミン,36
ブローデル『物質文明・経済・資本主義 交換のはたらき1』(37)^473
0−0−7
ウォーラーステイン,40
モンテスキュー,42
カント,43


A47−83
1−序
チャイルド(・ゴードン),49
テスタール『新不平等起源論』50^473
レンフルー『先史時代と心の進化』(50)^473
1−1
1−1−1
サーリンズ『石器時代の経済学』53-54@^474,89^478
モーガン『古代社会』(53,66,394)
サーリンズ『石器時代の経済学』55@^474
1−1−2
マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』57
クラストル『暴力の考古学』58^474
1−1−3
サーリンズ『石器時代の経済学』60@^474
1−1−4
テスタール,65
バッハオーウェン,66
ブロック(モーリス・)『マルクス主義と人類学』66,67@^474
西田正規『人類史のなかの定住革命』,67^474
1−1−5
レヴィ=ストロース『親族の基本構造』69@^474
マルクス「モーガン『古代社会』摘要」(全集補4),70^475@
1−1−6
レヴィ=ストロース『親族の基本構造』71@^474
1−2
1−2−1
モース,73-76
レヴィ=ストロース「マルセル・モース論への序論」(『社会学と人類学1』)74@^475
ゴドリエ『贈与の謎』74@^475
(デュルケム『社会学講義』)(75)^476@
1−2−2
田中二郎『砂漠の狩人』76^476@
レヴィ=ストロース『親族の基本構造』77@^477
ブーバー『我と汝』77,78@@^477
(モース『社会学と人類学』)(79)^477@
1−2−3
フロイト『トーテムとタブー』(77)^477@,81
(アトキンソン、ロバートソン・スミス)81
フロイト『モーセという男と一神教』82@^477,(83)^478@,(83)^478@


B87−233
2−序
チャイルド『?』,87
サーリンズ『石器時代の経済学』89@^478
ミル,89
マンフォード『機械の神話』90^478
ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と精神』90
2−1
2−1−1
ジェイコブズ(『都市の経済学』×『都市の原理』◯)93^479
スミス『諸国民の富』93
デュルケム『社会学講義』(95)^476
ウェーバー『都市の経済学』95^479
2−1−2
ルソー『人間不平等起源論』97@^479,104@^480
ホッブズ『リヴァイアサン』98@^479@-480@,99@,100@
ウェーバー(『職業としての政治』)101
2−1−3
『ハムラビ法典』102
エンゲルス「家族、私有財産及び国家の起源」(全集21巻),104@^480
2−1−4
ホッブズ,106@
ウェーバー,107
2−1−5
モンテスキュー,(『法の精神』),109
マルクス『資本論第一巻』109@(=115@,120@)
『ハムラビ法典』,111
孔子、老子、韓非子,111
アンダーソン『想像の共同体』112,494,(340)^496
ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』113
大月康弘『帝国と慈善』113^480
ウェーバー『支配の社会学』113-114@
マルクス『資本論第一巻』115@(=109@,120@)
2−1−6
ウェーバー『支配の社会学』117@^481
ウィットフォーゲル(『オリエンタル・デスポティズム』),117
マン(マイケル・)『ソーシャルパワー1』117^481@
ヘーゲル(『精神現象学』),(119)
マルクス『資本論第一巻』120@(=109@,115@)
2−2
2−2−1
スミス,121
(ニーチェ「遠近法的倒錯」),(121)
マルクス『資本論 第一巻』123@^481
マルクス『資本論 第三巻』126@^481
2−2−2
リカード,127
プルードン,127
マルクス『資本論 第一巻』129@^481
マルクス『資本論 第一巻』130@^481
2−2−3
マルクス『資本論 第一巻』131@^481
モンテスキュー,(『法の精神』),132
ホッブズ『リヴァイアサン』(132)
マルクス『資本論 第一巻』134@^481
マルクス『経済学批判』135@
2−2−4
マルクス『資本論 第一巻』136@(=129,136,244)
ポランニー『人間の経済』136
ポランニー『経済の文明史』137@^481
山田勝芳『貨幣の中国古代史』(138)^482
ポランニー『経済の文明史』139@
2−2−5
マルクス『資本論 第一巻』140@
アリストテレス『政治学』141@142@^483
マルクス『資本論 第一巻』142@^483
マルクス『資本論 第一巻』143@^483
モース『社会学と人類学』145@^483
マルクス『資本論 第三巻』146@^483
2−2−6
ポランニー『人間と経済』148^483
マルクス『資本論 第三巻』151@^483
アリストテレス『政治学』151
ハムラビ法典,(151)^483
ヘロドトス『歴史』153@^484
2−3
2−3−1
アヴィセンナ(イブン・スィーナ)158
アクィナス(トマス・)158
朱子158
ウィットフォーゲル,160
ウォーラーステイン,160
2−3−2
イブン=ハルドゥーン『歴史序説』163
ウィットフォーゲル,165
2−3−3
ウェーバー『古代社会経済史』169@^485,(209)^489
マルクス「モーガン『古代社会』摘要」(全集補4),169^484
澤田典子『アテネ民主政』(172)^485
フロイト,173
桜井万里子『ヘロドトスとトゥキュディデス』(174)^485
2−3−4
アリストテレス(『政治学』)177(@)
2−3−5
ウィットフォーゲル『オリエンタル・デスポティズム』185
ブロック(マルク・)『封建社会2』186@^486
2−4
2−4−1
アミン『"Eurocentrism"(ヨーロッパ中心主義)』(187)^486
ウェーバー『宗教社会学』189-190@^487
ニーチェ『道徳の系譜』(190),191@^487
ウェーバー『宗教社会学』194^488@
2−4−2
ニーチェ『道徳の系譜』195@^488
ウェーバー『宗教社会学』196@^488
マルクス『資本論 第一巻』199@^488
2−4−3
ウェーバー(『宗教社会学』?)200
コーンフォード『宗教から哲学へ』201^488
孔子『論語』202@
2−4−4
ウェーバー『宗教社会学』204@^488
エリアーデ『世界宗教史1』(208)^489@
聖書(旧約)『列王記上』206@
聖書(旧約)『出エジプト記』209
フロイト『モーセと一神教』209-210
    『トーテムとタブー』209-210
2−4−5
サンド(シュロモー・)『ユダヤ人の起源』(214)^489
2−4−6
『新約聖書』,216-219@@@@@@
フロイト(『トーテムとタブー』)218
2−4−7
ワルドー,223
ミュンツァー,223-4
エンゲルス『ドイツ農民戦争』224@^489
2−4−8
親鸞『歎異抄』230
孟子,231
老子,231
韓非子,232
毛沢東,(233)^490


C237−400
3−序
ドッブ『封建制から資本主義への移行』(237)^490
マルクス『資本論第三巻』238@^490
    『資本論第一巻』238@^490
ブローデル『物質文明・経済・資本主義(交換のはたらき1×、世界時間1○)』(239)^490@,240^491
フランク『リオリエント』243
ニーダム『文明の滴定』(244)^491@
マルクス(『資本論第一巻』)244@(=129,136)
3−1
3−1−1
ボダン(ジャン・)『主権国家論』248^491
3−1−2
ロック『市民政府論』251,(252)
ホッブズ『リヴァイアサン』251
モンテスキュー,(『法の精神』),251
3−1−3
マルクス『資本論』256^491
ヘーゲル『法権利の哲学』257^491
ケインズ,258
グラムシ,258
3−1−4
フーコー,259
マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』261,263@^491,264@^492,265@^492,265@^492
ライヒ(ウィルヘルム・)『ファシズムの大衆心理』262
フロイト『夢判断』262
    『精神分析入門 続』263@264@^491
マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』265@
    『共産党宣言』265
3−1−5
ミルズ(ライト・)『ホワイト・カラー』268
3−2
3−2−1
ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と精神』271
ゾンバルト(『?恋愛と贅沢と資本主義 』?),272
スミス(『諸国民の富』)(274)
3−2−2
マルクス『資本論 第一巻』276@^492,289
マルクス『資本論 第一巻』(「二重の意味で自由」)277@
マルクス『資本論 第一巻』279@^492
3−2−3
マルクス『資本論草稿集二』284@^492
スミス(『諸国民の富』)(286)
3−2−4
『資本論 第三巻』(289)^493@
『資本論 第三巻』289@^493
ドッブ『封建制から資本主義への移行』(289-290)^493
スウィージー,290
高橋幸八郎(『封建制から資本主義への移行』)290^(493)
大塚久雄「資本主義社会の形成(著作集5)」(290)^493
3−2−5
ポランニー(「自己調整的市場と擬制商品」『経済の文明史』)295@(自己調整的システム)
マルクス『資本論 第二巻』297@^493
ヒルファーディング『金融資本論』298
バーリーとミーンズ(『近代株式会社と私有財産』?),298
3−2−6
宇野弘蔵「恐慌論」(著作集5),302^493,(407)
コンドラチェフ,303
3−2−7
スミス,305
3−2−8
リカード(『経済学および課税の原理』)(307)
エマニュエル,308
フランク,308
アミン,309
ウォーラーステイン『人種・国民・階級』(バリバール共著)309@^493
3−3
3−3−1
(ルター),(314)^493
ゲルナー『民族とナショナリズム』315@^494
3−3−2
ニーチェ,(318)
アンダーソン『想像の共同体』319@^494
シェリー、ラスキン、モリス、メアリー(『フランケンシュタイン』),(321)^494
3−3−3
ヘーゲル『法の哲学』(322,334,335)
コールリッジ,323
ハチソン,323
スミス『道徳情操論』324@^494
3−3−4
ホッブズ,(327)
スピノザ,(327)
バウムガルテン『美学』328
カント『純粋理性批判』(328)^494-495@
カント『純粋理性批判』329@
カント『判断力批判』(329)
シェリング,329
3−3−5
ヘルダー『言語起源論』(331)^495@
ルソー『言語起源論』(331)
   『社会契約論』
フィヒテ「ドイツ国民に告ぐ」(ルナン他『国民とは何か』所収)331-332@^495,333@@^495
3−3−6
アーレント『全体主義の起源2』337@^495,338^496@
新井政美『オスマン帝国はなぜ崩壊したのか』(338)^496
3−4
3−4−1
ベラーズ(ジョン・),343
カウツキー『キリスト教の起源』『中世の共産主義』(344)^496
カント『道徳形而上学原論』345@^496-497@
カント『たんなる理性の限界内の宗教』346@^496
フロイト(「マゾヒズムの経済的問題」?)346
コーヘン(ヘルマン・),347
カント『永遠平和のために』349@^497
3−4−2
ルイ・ブラン,353-354
プルードン,354-364
3−4−3
フォイエルバッハ,359
ブーバー『我と汝』359
マルクス『共産党宣言』360
プルードン「マルクスへの手紙」(『プルードン・セレクション』?)361@^497
3−4−4
プルードン(『所有とは何か』)364
トンプソン『労働報酬論』364^497
ミル(ジョン・スチュアート),366
広西元信『資本論の誤訳』(367)^497,498
(ルイス・ケルソ,『資本主義宣言』?,従業員持株制度)(367)^498
プルードン,367-372
オーウェン,367
「ロッチデール原則」368
マルクス『資本論 第三巻』369@
(ミル『経済学原理』第四部?第七章)370^497
マルクス「国際労働者協会設立宣言」(全集16)371@^497
マルクス「フランスにおける内乱」371@^497
マルクス『ゴータ綱領批判』372@^497
3−4−5
マルクス「個々の問題についての暫定中央評議会代議員への指示」(全集16)375@^498
トロツキー『裏切られた革命』377@
マルクス『資本論 第三巻』(377)
3−4−6
(マルクス1881.2ニューウェンホイス宛書簡)(379)^498@
エンゲルス(、マルクス)『ドイツ・イデオロギー』380@^498
3−4−7
エンゲルス「『資本論』英語版の序文」384@^498
ルクセンブルク(ローザ・)385
マルクス「共産主義者同盟中央委員会会議議事録」(全集8)386-387@^499
毛沢東,388
3−4−8
ブロッホ『この時代の遺産』391^499
ソレル,392
ハイデガー,392
権藤成卿,392
(フロイト「抑圧されたものの回帰」),393
モーガン『古代社会』(394)
テンニース,394
マルクス「ヴェ・イ・ザスーリチへの手紙」(全集19)395@^499@
マルクス『共産党宣言』(露語版序文,396@^499)
3−4−9
ロールズ『正義論』397-398@^499


D403−465
4−1
4−1−1
マルクス(『資本論』)403-407
リカード『経済学および課税の原理』403
宇野弘蔵,(405-407)
アルブリトン(ロバート・)『資本主義発展の段階論』(406)^500
ウォーラーステイン『近代世界システム 1600-1750』409@^500,410@^500
デカルト、ロック、スピノザ,409
アリギ『長い二〇世紀』410^(500)
宇野弘蔵,411(「自由主義」)
4−1−2
マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』413@^500,414
ヘーゲル『歴史哲学』414@
フロイト,414
4−1−3
ウォーラーステイン『近代世界システム 1600-1750』418@^500
アーレント『全体主義の起原2』420@^500
4−1−4
ネグリ&ハート『帝国』422,423-424@^500
スピノザ,424-425
プルードン,425
4−1−5
ウッド『資本の帝国』427@^500
4−2
4−2−1
レーニン,433
ルカーチ『歴史と階級意識』(433)^500@
4−2−2
バクーニン「国際革命結社の諸原理と組織」(『バクーニン著作集5』)442@^500
毛沢東,445
マルクス,445
プルードン、シュティルナー、フーリエ,445
4−2−3
カント『啓蒙とは何か』447@^500,448@^500,449@^501
カント『永遠平和のために』448,450@^501,451@^501
サン=ピエール『永遠平和』448
4−2−4
ヘーゲル『法権利の哲学』453@^501
フロイト(『文化への不満』?)(455^501)
柄谷行人「死とナショナリズム」(定本第四巻所収)(455)^501
ケーガン『ネオコンの論理』456^501
ネグリ&ハート『マルチチュード』456@^501
4−2−5

ロールズ『万民の法』460
    『公正としての正義』460
クラストル?(「国家に抗する社会」)460
シュミット『政治的なものの概念』462@^501
4−2−6



あとがき
柄谷行人『世界共和国へ』503

                    TOP


あるいは、
『世界史の構造』(岩波書店):参考文献表(50音順) @は引用あり。
[ア][カ][サ][タ][ナ][ハ][マ][ヤ][ラ][ワ]TOP

[ア]
アーレント『全体主義の起源2』337@^495,338^496@,420@^500
     『暴力について』14@^470
アヴィセンナ(イブン・スィーナ)158
アクィナス(トマス・)158
(アトキンソン),81
新井政美『オスマン帝国はなぜ崩壊したのか』(338)^496
アリギ『長い二〇世紀』410^(500)
アリストテレス『政治学』141@142@^483,151,177(@)
アルチュセール,(6^467)
アルブリトン(ロバート・)『資本主義発展の段階論』(406)^500
アミン,36,309,
   『"Unequal Development"(不均等発展)』(32)^472,(309),
   『"Eurocentrism"(ヨーロッパ中心主義)』(187)^486
アンダーソン『想像の共同体』112,319@^494,(340)^496
イブン=ハルドゥーン『歴史序説』163
ウィットフォーゲル『オリエンタル・デスポティズム』(117,160,165),185
ウェーバー,107,
     『宗教社会学』189-190@^487,194^488@,196@^488,(200),204@^488,
     『古代社会経済史』169@^485,(209)^489,
     『都市の経済学』95^479,
     『支配の社会学』113-114@,117@^481,
     『プロテスタンティズムの倫理と精神』90,271,
    (『職業としての政治』)20,101
ウォーラーステイン,35,40,
         『近代世界システム 1600-1750』(160?),409@^500,410@^500,418@^500
         『人種・国民・階級』(バリバール共著)309@^493         
ウッド『資本の帝国』427@^500
宇野弘蔵「恐慌論」(著作集5),302^493,(405-407),411(「自由主義」)
エリアーデ『世界宗教史1』(208)^489@
エマニュエル,308
エンゲルス「家族、私有財産及び国家の起源」(全集21巻),104@^480
     『ドイツ農民戦争』224@^489
     『ドイツ・イデオロギー(マルクス)』380^498
     「『資本論』英語版の序文」384@^498
オーウェン,367
大塚久雄「資本主義社会の形成(著作集5)」(290)^493
大月康弘『帝国と慈善』113^480
[カ]
カウツキー『キリスト教の起源』『中世の共産主義』(344)^496
柄谷行人『トランスクリティーク』v-xii,viii@,
    「死とナショナリズム」(定本第四巻所収)(455)^501,
    『世界共和国へ』503
カント,43,
   『純粋理性批判』(328)^494-495@,329@,
   『判断力批判』(329),
   『永遠平和のために』(43),349@^497,450@^501,451@^501,
   『啓蒙とは何か』447@^500,448@^500,449@^501,
   『道徳形而上学原論』345@^496-497@,
   『たんなる理性の限界内の宗教』346@^496
韓非子,111,232
キルケゴール,xiv
クラストル『暴力の考古学』58^474,460(「国家に抗する社会」)
グラムシ,258
グレーバー『アナーキスト人類学のための断章』(14)^470
ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』113,(258)
ケーガン『ネオコンの論理』456^501
ケルソ(ルイス・)(『資本主義宣言』?,従業員持株制度)(367)^498
ゲルナー『民族とナショナリズム』315@^494
孔子『論語』,(111),202@
コーヘン(ヘルマン・),347
コールリッジ,323
コーンフォード『宗教から哲学へ』201^488
コジェーヴ『ヘーゲル読解入門』(vi)^467
ゴドリエ『贈与の謎』74@^475
権藤成卿,392
コンドラチェフ,303
[サ]
サーリンズ『石器時代の経済学』7^467,53-54@^474,55@^474,60@^474,89@^478
桜井万里子『ヘロドトスとトゥキュディデス』(174)^485
サルトル,xv
澤田典子『アテネ民主政』(172)^485
サンド(シュロモー・)『ユダヤ人の起源』(214)^489
サン=ピエール『永遠平和』448
ジェイコブズ(『都市の経済学』×『都市の原理』◯)93^479
シェリー,(321)^494
シェリー(メアリー・)『フランケンシュタイン』,(321)^494
シェリング,329
始皇帝?,(111,138,158,232)
朱子158
シュティルナー,(445)
シュミット『政治的なものの概念』13@^470,13^470@,253,462@^501
親鸞『歎異抄』230
スィーナ(イブン・)→アヴィセンナ
スウィージー,290
スピノザ,(327),409,424-425
スミス(アダム・),121,(274),(286),305,
   『諸国民の富』93,(274),(286)
   『道徳情操論』324@^494
スミス(ロバートソン・),81
聖書(旧約)『列王記上』206@,
      『出エジプト記』209,
  (新約),216-219@@@@@@
ソレル,392
ゾンバルト(『恋愛と贅沢と資本主義 』?),272
[タ]
高橋幸八郎(『封建制から資本主義への移行』)(237^490),290^(493)
田中二郎『砂漠の狩人』76^476@
玉野井芳郎『エコノミーとエコロジー』(29)^472
槌田敦(TSUCHIDA,A)『熱学外論』(28)^471
チェース=ダン"Rise and Demise"(35)^472
チャイルド(・ゴードン)『?』,49,87
デカルト,409
デュルケム『社会学講義』(75)^476@
テスタール『新不平等起源論』50^473,65
デリダ「新しいインターナショナリズム」(『マルクスの亡霊』?),ix
テンニース,394
ドッブ『封建制から資本主義への移行』(237)^490,(289-290)^493
トロツキー『裏切られた革命』377@
トンプソン『労働報酬論』364^497
[ナ]
ニーダム『文明の滴定』(244)^491@
ニーチェ『道徳の系譜』(13),(121「遠近法的倒錯」),(190),191@^487,195@^488,(318)
西田正規『人類史のなかの定住革命』,67^474
ネグリ&ハート『帝国』422,423-424@^500
       『マルチチュード』456@^501
[ハ]
バーリーとミーンズ(『近代株式会社と私有財産』?),298
ハイデガー,392
バウムガルテン『美学』328
バクーニン「国際革命結社の諸原理と組織」(『バクーニン著作集5』)442@^500
ハチソン,323
バッハオーウェン,66
『ハムラビ法典』,102,111,(151)^483
ヒルファーディング『金融資本論』298
広西元信『資本論の誤訳』(367)^497,498
フィヒテ「ドイツ国民に告ぐ」(ルナン他『国民とは何か』所収)331-332@^495,333@@^495
フーコー,259
ブーバー『我と汝』77,78@@^477,359
フクヤマ(「歴史の終り」)vi^467,(397)
フォイエルバッハ,359
フォスター『マルクスのエコロジー』(29)^472
ブラン(ルイ・),353-354
フーリエ,(445)
フランク『リオリエント』243,(308)
プルードン,26,127,354,364(『所有とは何か』?),367-372,425,(445)
     「マルクスへの手紙」(『プルードン・セレクション』?)361@^497
フロイト,xvi,173,218,346,(393),414,455,
    『モーセという男と一神教』(xvi),82@^477,(83)^478@,(83)^478@,173,414,
    『モーセと一神教』209-210,
    『トーテムとタブー』(77)^477@,81,209-210,218,    
    『夢判断』262,
    『精神分析入門 続』263@264@^491,
   (「自我とエス」?「マゾヒズムの経済的問題」?)346,
   (『文化への不満』?)(455^501)
ブローデル『物質文明・経済・資本主義(交換のはたらき×、世界時間○)1』(37)^473,(239)^490@,240^491
ブロック(マルク・)『封建社会2』186@^486
ブロック(モーリス・)『マルクス主義と人類学』66,67@^474
ブロッホ『希望の原理』xiv^467,211^489
    『この時代の遺産』391^499
ヘーゲル『法権利の哲学』257^491,453@^501
    『法の哲学』(xi,3,17,322,334,335)
    『歴史哲学』(33),414@,(11)^469@@
   (『精神現象学』),(119)
ヘス「貨幣体論」(『初期社会主義論集』),25@@^470-471@
ベラーズ(ジョン・),343
ヘルダー『言語起源論』(331)^495@
ヘロドトス『歴史』153@^484
ボダン(ジャン・)『主権国家論』248^491
ホッブズ『リヴァイアサン』98@^479@-480@,99@,100@,(106@),(132),251,(327)
ポランニー『人間の経済』10^468,136,148^483
     『経済と文明』(11)^469,
     『経済の文明史』137@^481,139@,295@(自己調整的システム「自己調整的市場と擬制商品」)
ボードリヤール『生産の鏡』(8)^468@
[マ]
マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』57
マルクス,244,403-407,445,
    『経済学・哲学草稿』26
    『経済学批判』5@^467,135@
    『ゴータ綱領批判』30@,372@^497
    「資本制生産に先行する諸形態」32
    『資本論』
    『資本論 第一巻』9@,17,21@,29@,29@^472,
             109@(=115@,120@),
             123@^481,129@^481,140@,130@^481,131@^481,134@^481,136@(129,136,244),
             142@^483,143@^483,199@^488,
             238@^490,244@(=129,136),256^491,276@^492,277(自由)@,279@^492,289,etc
    『資本論 第二巻』284@^492,297@^493etc
    『資本論 第三巻』(28)^471-472@,126@^481,129^492,146@^483,151@^483,
             238@^490,(289)^493@,289@^493,369@,(377),etc
    『共産党宣言』265,360,(露語版序文,396@^499)
    『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』261,263@^491,264@^492,265@^492,265@^492,413@^500,414,(415)
    「モーガン『古代社会』摘要」(全集補4),70^475@,169^484
    「ヴェ・イ・ザスーリチへの手紙」(全集19)395@^499@
    『ドイツ・イデオロギー』xvi,23@@-24@@,26,380@^498
    「共産主義者同盟中央委員会会議議事録」(全集8)386-387@^499
    「国際労働者協会設立宣言」(全集16)371@^497
    「フランスにおける内乱」371@^497
    「個々の問題についての暫定中央評議会代議員への指示」(全集16)375@^498
    「書簡」(1881.2ニューウェンホイス宛)(379)^498@
マン(マイケル・)『ソーシャルパワー1』117^481@
マンフォード『機械の神話』90^478
ミュンツァー,223-4
ミル(ジョン・スチュアート),89,366
              『経済学原理』(第四部?第七章),(370)^497
ミルズ(ライト・)『ホワイト・カラー』268
孟子,231
毛沢東,(233)^490,388,445
モーガン『古代社会』(53,66,394)
モース『社会学と人類学』19@^470,53,73-75,(79)^477@,145@^483
モリス,(321)^494
モンテスキュー,(『法の精神』),42,109,132,251
[ヤ]
山田勝芳『貨幣の中国古代史』(138)^482
[ラ]
ライヒ(ウィルヘルム・)『ファシズムの大衆心理』262
ラスキン,(321)^494
リービッヒ,29
リカード,127,307,403,
    『経済学および課税の原理』(307),403
ルカーチ『歴史と階級意識』(433)^500@
ルクセンブルク(ローザ・)385
ルソー『人間不平等起源論』97@^479,104@^480
   『言語起源論』(331)
   『社会契約論』
(ルター),(314)^493
レーニン,433
レヴィ=ストロース『親族の基本構造』69@^474,71@^474,77@^477
         「マルセル・モース論への序論」(『社会学と人類学1』)74@^475
レンフルー『先史時代と心の進化』(50)^473
老子,111,231
ロック『市民政府論』251,(252),409
「ロッチデール原則」368
ロールズ『正義論』397-398@^499
    『万民の法』460
    『公正としての正義』460
[ワ]
ワルドー,223

                    TOP

追記:

本書の構成は序論(43頁)で説明されたように、以下の四象限図(15頁)にもとづいており(「平等」他のパラメータに関しては15頁及び、at第5号参照)、

     (拘束、統制)  
     B  |A
     国家 |ネーション
(不平等)___|_____(平等)
     C  |D
     資本 | X 
        |
       (自由)

章タイトルを付記すると以下のようになる。
 _______________________
|     |     |2(氏族社会)1   |        
| 1国家 |3世界帝国|贈与と呪術| 定住革命|      
|    第二部    |    第一部    |        
|___世界=帝国___|__ミニ世界システム_|        
|    (B)    |    (A)    |        
|     |     |     |序説   |      
|2世界貨幣|4普遍宗教|     |交換様式論|        
|_____|_____|_____|_____|
|     |3    |     |     |        
|1近代国家|ネーション|     |     |        
|    第三部    |    第四部    |        
|_近代世界システム__|___現在と未来___|        
|    (C)4   |1   (D) 2  |       
|2産業資本|アソシエー|世界資本主|世界   |        
|     |ショニズム|義の段階と|共和国へ |        
|_____|_____|反復___|_____|TOP

参考:
at第5号、『世界共和国へ』5頁(国家の四つの形態)、9頁(「19世紀の構図」)、『世界史の構造』15頁。

             統 制
       B      | A
     福祉国家資本主義 | 国家社会主義
     (社会民主主義) |(共産主義)
 (ボナパルト、ビスマルク |(サン・シモン、ラッサール)
        /ロールズ)|
不平等___________|____________平等
       C      | D
     自由放任型資本主義|リバタリアン社会主義
     リベラリズム   |リベラル社会主義
     (新自由主義)  |(アソシエーショニズム)
     (古典経済学   |(プルードン、マルクス
  /ノージック、ハイエク)|    /チョムスキー)
             自 由

at第5号と『世界史の構造』によれば、ロールズ(『正義論』新訳が近日刊行)は、
Bの福祉国家資本主義に分類される(at5号ではDを志向していると分類されていたが)。
(プルードンに準じて「統制」は「権威」の方がいいようにも思える。)

Cにはノージックのようなアナルコ・キャピタリストやハイエク(「健全な保守派」at第5号)ら
が分類される。ネオコンはソ連崩壊以後にCからBへと反転したと考えられる。

19世紀/20世紀を通じて構図は変わらない、というより政治的構図はむしろ回帰して
いると言える。


追記:以下のボロメオの環(p.330)を念頭に置くとよい。

 悟性
 |\
 | \ 
 | /想像力
 |/
 感性

 国家
 |\ 
 | \ 
 | /|ネーション
 |/ |
 資本 アソシエーション 

 権威
 |\ 
 | \ 
 | /|平等、友愛
 |/ |
 自由  均衡、正義、契約

まとめると、

 
 悟性(国家)
 |\
 | \ 
 | /|想像力(ネーション)
 |/ |
 感性 X
(資本)
   D 

(これはヘーゲルのトリアーデそのものであるが、柄谷はXというオルタナティブを措定する。)

また、
A〜Dそれぞれにアンチノミーがあり解決されずに残っていると考えるべきだろう。

Aのミニシステムには、首長(1−1−4、p.68)のアンチノミー、
Bの世界=帝国には、国家成立(2−1−3、p.105)の他に、官僚制(p.119)、貨幣(p.134)のアンチノミー、
Cの世界=経済には、労働力のアンチノミー(3−2−2、p.276)、
Dのアソシエーショニズムには、国家揚棄(内と外)のアンチノミー(4−2−2、p.442)、

図にすると、

 国家成立|首長
Bー1ー3|Aー1ー4
 105頁|  68頁
_____|________
 労働力 |国家揚棄(内と外)
Cー2ー2|Dー2ー4
 276頁| 442頁    TOP

といったように、それぞれにアンチノミーがあり解決されないと考えるべきだ。
むろんすべて表面上は解決しているようにみえるが、今現在も課題であると考えるべきなのだ。

権威と自由がネーションや平等によって解決しないように。

「二つの力を均衡させること、、、」
(『プルードン3』p.377、『トランスクリティーク』p.275)

追記:
こうしたアンチノミーを総て自覚して引き受けるのがアソシエーションであろう。
柄谷が再発見(発明ではない)したくじ引き、ゲゼルの提議した世界貨幣、減価マネー、国連改革、がこれらの解決策案だ。


サーリンズ参照、互酬の性質タイプ図:
(1−1−1、55頁)

     共同寄託← 互酬 →(王権)
       ↓  (贈与)
______平等______
 ____________  外  
|   ______  部| 部
|  |  __ 村| 族|  
|  | |家 |落| 間|  
|  | | 中| |  | 
|  | |_核| |  |
|  |______|  |  
|____________|
     純粋贈与  贈与  ポトラッチ    
      共有  (義務)

サーリンズは共同寄託(pooling、純粋贈与を含む共有)と互酬(家という中核までおよぶ場合もあるが)を区別した。

「一般化された相互性、連帯性の極」、「均衡のとれた相互性、中間点」、「否定的相互性、非社交的な極」
(『石器時代の経済学』より)

互酬制の効果の範囲内では平等が保たれる。
(鍋の蓋のようなその範囲外では王権が必要となる。)
王権の生まれる過程は価値形態論のようでもあり、これらの各圏の齟齬は再生産表式を見るようでもある。

全4部の最終章に必ずフロイトへの言及がある。

フロイト言及箇所

Bー3ー3|
 173頁|
Bー4ー4|
 209頁|
Bー4ー4|Aー2ー3
 218頁|  81頁
_____|______序文xvi
Cー1ー4|Dー1ー2
 262頁| 414頁
Cー4ー1|Dー2ー4
 346頁| 455頁
Cー4ー8|  
 393頁|      TOP

フロイト,xvi,173,218,346,(393),414,455,
    『モーセという男と一神教』(xvi),82@^477,(83)^478@,(83)^478@,173,414,
    『モーセと一神教』209-210,
    『トーテムとタブー』(77)^477@,81,209-210,218,    
    『夢判断』262,
    『精神分析入門 続』263@^491,
   (「自我とエス」?「マゾヒズムの経済的問題」?)346,
   (『文化への不満』?)(455^501)
参考:
柄谷行人 「死とナショナリズム」(定本第四巻所収)(455)^501

定本対応箇所:
3 425頁 交換図
2 112(231)頁 ジェイコブズ
4 22頁 ボロメオの環
5 52頁 世界資本主義の諸段階

原都市=国家:
以下は「 at」8号(p.147)の図より。参照:『世界史〜』(p.92-4、p.204)

狩猟採集民 →  定住民 
  | \    / |
  | 原都市=国家 |
  | /    \ |
  ↓        ↓
 遊牧民     農業共同体

上記図を90度回転させると、

定住民B-------------→農業共同体A
    \    / 
  ↑   原都市=国家 
     /    \ 
狩猟採集民C-------→遊牧民D

こうして交換図と対応させ、遊牧民(遊動民と違い国家を前提として存在するとされ
るが)をアソシエーションと解釈することが出来る。さらに、左右反転させ狩猟採集
民を同じ位置においても興味深い(遊牧生活の前に狩猟採集の再評価が現実的に求め
られるのだ)。

農業共同体B←-------定住民A            
    \    / 
    原都市=国家  ↑
    /    \ 
遊牧民C ←-------狩猟採集民D

歴史的には、狩猟採集民は地政学的な「圏外」に残った(p.161)。
スピノザなどのユダヤ人思想をヨーロッパ市民社会の圏外から奪還する必要があるの
と同じ様に、移動し交換する狩猟採集生活もアソシエーションとして復権させる必要
があるだろう(具体的課題としては東京湾の漁場としての復活などが挙げられる)。
これは広い意味で自給自足(官僚主義的農業保護政策のせいで共同体主義と誤解されが
ちだが)の範疇に入ると思う。

「農耕と定住が進む一方で、それを拒否したのが遊牧民である。
その点で、遊牧民は狩猟採集民と似ている。しかし、彼らはも
ともと原都市=国家で発明された牧畜を受け入れている以上、
狩猟採集民とは違っている。また、遊牧民は定住民と不即不離
の関係にある。遊牧民は農耕共同体を拒否したが、彼ら自身も、
氏族共同体とは異なる盟約共同体を形成した。」(92頁)

「原都市=国家は、何よりも、共同体間の交易を可能にする場
として始まったのである。農業はその中で始まり、高背地に
広がった。そのような原都市=国家の間の交易と戦争通して、
大きな国家が形成されるにいたった。」(95頁)

「一般的にいって、帝国の周辺部には遊牧民がいる。遊牧民の
起源は原都市=国家の段階に遡ることができる。遊牧民は、原
都市=国家が、国家と共同体の形成に向かう時点で、それを拒
否した人たちである。」(204頁)

「自給自足」言及箇所:

Bー2ー1|(序説)
124頁 |(「循環型の農業」)
Bー2ー6|(29頁)
154頁 |
_____|_____
Cー1ー3|Dー2ー1
256頁 |437頁

前近代文明の三重構造の地政学的型:

         亜周辺| ヨ        亜周辺|  |中心  | 朝  |
  アテネ   ____| | 西ヨーロッパ____|  |    | 鮮  |
       /ア   | ロ      /バ   |  | 中国 | 半  |
古 ローマ / ナ 周辺| ッ     / ル 周辺|  |    | 島  |
典    / リト   | パ    / 半カ   |  |   /    /
古   /  ア  __| 中   /  島ン __|  |__/ベ   /
代  /キ    /  | 世  /イ    /  |  |   ト  /  
社 | プ   /ペルシア 社 | ベ   /イスラーム |周辺 ナ /   日
会 | ロ  |帝国 中心 会 |半リ  |帝国 中心  |___ム/    本
__|_ス__|____| __|島ア__|____|  |亜周辺__________

ユーラシア西1         ユーラシア西2       ユーラシアの東   

(中心) ペルシア帝国     |イスラム帝国        |中国
(周辺) キプロス・アナトリア |バルカン半島・イベリア半島 |朝鮮半島・ベトナム
(亜周辺)アテネ・ローマ    |西ヨーロッパ        |日本
      =古典古代社会   | =ヨーロッパ中世社会   |

(湯浅 赳男 『 「東洋的専制主義」論の今日性—還ってきたウィットフォーゲル 』より)
http://yojiseki.exblog.jp/6583022/

ローマという中心の亜周辺にゲルマン,西ヨーロッパがあるとも考えられる(180頁他)。
これは上の図ではローマがイスラムに場を譲ることで説明される。
また、「圏外」には狩猟採集民が残った(161頁)。

参考:社会構成体の歴史〜生産様式から見た歴史的段階(33頁)
Bー3に対応する。

政治的上部構造|  下部構造(生産様式)
_______|_______________
無国家    |氏族社会
アジア的国家 |王〜一般的隷属民(農業共同体)
古典古代国家 |市民〜奴隷
封建的国家  |領主〜農奴
近代国家   |資本〜プロレタリアート (→Bー2ー5 141頁、Dー2ー1 433頁)
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『資本論』図解:大文字数字は巻数及び章番号 頁数は『世界史〜』 改訂版→
 _____     285頁   
|第1部門 |  相対的   |絶(労働時間                2:21  
|機械と原料|__剰余価値__|対__の延長)      _追加的不変資本____ Mc
|_____| (技術革新等)|的   ___産業利潤_/_追加的可変資本____|Mv
約十年で償却302頁     |剰  |        \_個人的消費______|Mk
固定資本   流動資本    |余  |___利子_____単利_________|大洪水以前126頁
 \機械)(原料/\     |価  |      \___複利_________|3:36 147頁
 (土地 消耗品) \    |値 /|___地代_____差額地代_______| 
   \  / (労働力)  | /          \_絶対地代_______|
 不変資本C 可変資本V 剰余価値M 生産物W                  |
       _____\____  /                     |
      435頁/  \    /                      |
 ____    /  労賃\  /    _産業利潤___3:1~_____  |
|第2部門|  /      \/    |        3:20 二つの道| |290頁
|生活手段| /       /\   _|_利子_____3:21~____| |
|____ /   労賃__/__\ / |   146頁 3:24 27組合| |369頁  
281頁 /    /  /   \\  |_地代_____3:37~47__| |
    /    /  /    /\\     260頁 3:45     | |
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物W________________/_/ 
          /  148頁  //\    形態一:◯=☆ 単純  価値形態論 
 ____    /   282頁 /G+ \       ◯       129頁〜
|第3部門|  /        /自由1:4\    二:|\  拡大
|総生産物| /        / 277頁 貨幣G    ☆☆☆
|____|/ _______/_        \    ☆☆☆     1:1、3、
     /                    \ 三: \| 一般的 3:33
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物W    \    ◯     136頁
                            四:  ● 貨幣
                      (相対的価値形態  =  等価形態)  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  本  源  的  蓄  積  (  原  始  的  蓄  積  )  1:24
                            (国債「魔法の杖」)256頁

Bー2ー1 126頁 大洪水以前(3:36)
Bー2ー2 129頁 価値形態論
Bー2ー3 131頁 価値形態論
      136頁 一般的価値形態
Bー2ー5 140頁 社会的質権(1:3:3)
      145頁 価値形態論

      146頁 利子
      147頁 大洪水以前
Bー2ー6 148頁 剰余価値
Cー1ー3 256頁 国債、「魔法の杖」(1:24)
Cー1ー4 260頁 利潤/利子/地代

Cー2ー2 277頁 二重の意味で自由(1:4)
      282頁 剰余価値
Cー2ー3 285頁 相対的剰余価値
Cー2ー4 290頁 二つの道(3:20)
      302頁 十年で固定資本の償却)(2:4、9)
Cー2ー4 288頁 固定資本       
Cー2ー8 310頁 窮乏化法則(1:23:4)

Cー4ー4 369頁 組合(労働組合364頁、協同組合367頁、消費組合368頁)(3:27)
Dー2ー1 435頁 可変資本

税金を考慮すると、部門1と2と3は国営企業、民間企業、国家予算に対応するとも考えられる。
右下の価値形態論は2−2、上記図および税金に関する考察は3−1、3−2に対応する。

あるいは、
 _____
|第1部門 |  技術革新等 |労(絶対的剰余価値)            2:21  
|機械と原料| _空間的差異_|働__          _追加的不変資本____ Mc
|_____|  (相対的  |時   ___産業利潤_/_追加的可変資本____|Mv
約十年で償却    剰余価値)|間  |        \_個人的消費______|Mk
固定資本   流動資本    |の  |___利子_____単利_________|
 \機械)(原料/\     |延  |      \___複利_________|
 (土地 消耗品) \    |長 /|___地代_____差額地代_______|
   \  / (労働力)  | /          \_絶対地代_______|
 不変資本C 可変資本V 剰余価値M 生産物W                  |
       _____\____  /                     |
          /  \    /                      |
 ____    /  労賃\  /    _産業利潤___3:1~_____  |
|第2部門|  /      \/    |        3:20 二つの道| |
|生活手段| /       /\   _|_利子_____3:21~____| |
|____ /   労賃__/__\ / |        3:24 27組合| |  
     /    /  /   \\  |_地代_____3:37~47__| |
    /    /  /    /\\          3:45     | |
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物W________________/_/ 
          /        //\    形態一:◯=☆ 単純
 ____    /        /G+ \       ◯   
|第3部門|  /        / 1:4 \    二:|\  拡大
|総生産物| /        /      貨幣G    ☆☆☆
|____|/ _______/_        \    ☆☆☆     1:1、3、
     /                    \ 三: \| 一般的 3:33
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物W    \     ◯ 
 ________________           四:   ● 貨幣
              /       (相対的価値形態  =  等価形態)  
~~~~~~~~~~~~~/~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    本  源  的  蓄  積                     1:24

あるいは、

『資本論』図解:大文字数字は巻数及び章番号 頁数は『世界史~』
 _____      285頁
|第1部門 |  相対的   |絶(労働時間                2:21  
|機械と原料|__剰余価値__|対__の延長)      _追加的不変資本____ Mc
|_____| (技術革新等)|的     _産業利潤_/_追加的可変資本____|Mv
約十年で償却302頁     |剰    /      \_個人的消費______|Mk
固定資本   流動資本    |余  _/__利子3:36_単利_________|126頁
 \機械)(原料/\     |価 / \ 大洪水以前 \_複利_________|147頁
 (土地 消耗品) \    |値/   \_地代_____差額地代_______| 
   \  / (労働力)  |/           \_絶対地代_______|
 不変資本C 可変資本V 剰余価値M 生産物W                  |
       _____\____  /                     |
      435頁/  \    /                      |
 ____    /  労賃\  /     産業利潤___3:1~_____  |
|第2部門|  /      \/     /       3:20 二つの道| |290頁
|生活手段| /       /\   _/_利子_____3:21~____| |
|____ /   労賃__/__\ / \   146頁 3:24 27組合| |369頁
281頁 /    /  /   \\   \地代_____3:37~47__| |
    /    /  /    /\\     260頁 3:45     | |
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物W________________/_/ 
          /  148頁  /       (相対的価値形態 = 等価形態)価値形態論  
 ____    /   282頁 /            形態一:◯=☆ 単純  129頁〜
|第3部門|  /        /   W0ーGーW        ◯       
|総生産物| /        /     生  X  消    二:|\  拡大
|____|/ _______/_       WーGーW1     ☆☆☆
     /                  産  X  費    ☆☆☆     1:1、3、
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物W  W1ーGーW2 三: \| 一般的 3:33
                           流 通       ◯     136頁
                              \__四:  △ 貨幣  社会的質権  
               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~140頁
                  本  源  的  蓄  積(原始的蓄積) 1:24

『資本論』図解:大文字数字は巻数及び章番号 
 _____        1:10
|第1部門 |  相対的   |絶(労働時間                2:21  
|機械と原料|__剰余価値__|対__の延長)      _追加的不変資本____ Mc
|_____| (技術革新等)|的     _産業利潤_/_追加的可変資本____|Mv
約十年で償却2:4、9    |剰    /      \_個人的消費______|Mk
固定資本   流動資本2:8 |余  _/__利子_____単利_________|
 \機械)(原料/\     |価 / \       \_複利_________|
 (土地 消耗品) \    |値/   \_地代_____差額地代_______| 
   \  / (労働力)  |/           \_絶対地代_______|
 不変資本C 可変資本V 剰余価値M 生産物W                  |
       _____\____  /                     |
          /  \    /                      |
 ____    /  労賃\  /     産業利潤___3:1~_____  |
|第2部門|  /      \/     /       3:20     | |
|生活手段| /       /\   _/_利子_____3:21~____| |
|____ /   労賃__/__\ / \        3:24 27組合| |
     /    /  /   \\   \地代_____3:37~47__| |
    /    /  /    /\\          3:45     | |
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物W________________/_/ 
          /        /       (相対的価値形態 = 等価形態)価値形態論  
 ____    /        /            形態一:◯=☆ 単純  1:1
|第3部門|  /        /   W0ーGーW        ◯       
|総生産物| /        /     生  X  消    二:|\  拡大
|____|/ _______/_       WーGーW1     ☆☆☆
     /                  産  X  費    ☆☆☆     
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物W  W1ーGーW2 三: \| 一般的 
                           流 通       ◯     
                           1:3\__四:  △ 貨幣   
               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                  本  源  的  蓄  積(原始的蓄積) 1:24

用語解説:

単純再生産の場合、1(V+M)=2(c)       1:21、2:20
拡大再生産の場合、1(V+Mv+Mk)=2(c+Mc)  2:21
剰余価値率または搾取率m'=利潤m/賃金v    1:7
利潤率はp'=m/(c+v)               3:2、13
(Mc,Mv,Mkに関しては略語は後年の解説者が使用したもの。
 通常、拡大再生産は 「1(V+M)>2C」と書かれる。)

資本の一般的定式はG-W(A、Pm)・・・P・・・W'-G'
(貨幣G、商品総額W、労働A、諸商品あるいは生産手段Pm、生産資本P)
1買い手  G-W・・・P・・・W'-G'  
2商品生産者  P・・・Ck(総流通過程)・・・P
3商人資本 Ck・・・P(W')         2:4
(商人資本 W'ーG’ーW・・・P・・・W')    2:3

約10年周期の固定資本の償却 2:9、21
恐慌(1:13)、2:21、3:15、30、35
産業利潤p1、利子z、地代r 3:15
p1+z資本ー利潤、r土地ー地代、v労働ー労賃、三位一体的形態 3:48

窮乏化法則 1:23:4


      労働組合と協同組合:参考図
 信
 用  協同   消費   協同   消費
 組  組合A  組合A  組合B  組合B
/合\ __   __   __   __
   |  | |  | |  | |  |
   |\ | |  | |  | |  |
\ _|_\|_|__|_|__|_|__|_
 \ |  | |  | |  | |  | | 労働組合A
 |\|◯ |\|◯ | |◯ | |◯ | |
 |_\__|_|__|_|__|_|__|_|
   |\ | |\ | |  | |  |
   | \| | \| |  | |  |
   |  \ |  | |  | |  |
  _|__|\|__|\|__|_|__|_
 | |  | |  | |  | |  | | 労働組合B
 | |  | |\ | |\ | |◯ | |
 |_|__|_|_\|_|_\|_|__|_|
   |  | |  | |  | |  |
   |  | |  |\|  |\|  |
  _|__|_|__|_|__|_|__|_
 | |  | |  | |\ | |\ | |
 | |◯ | |  | |◯\| | \| | 消費組合
 |_|__|_|__|_|__|_|__|_|
   |  | |  | |  |\|  |\
   |  | |  | |  | |  | \
   |__| |__| |__| |\_|  \
                    \  /
                     \/
以前、ラッセルが消費組合と労働組合の利害が対立することがあると書いていたのに驚いたことがある。正確な認識だからだ。
資本によるコンバイン、労働者自身によるアソシエートとそれぞれ違いが指摘されるが(367頁)、労働組合と協同組合は十字に交わると見ていい。
信用組合がそれをつなぐのだが、(全国的な)消費組合がそれに替わってもいい。
協同組合は自立分散的(これはエネルギー分野で使われる言葉だが、ガンジーが目指したものでもあるし、アナキズムの定義そのものだ)に機能し、労働組合、信用組合はそれを補佐し、消費組合はそれを応援する。

アソシエーション試作図

アソシエーションを図示するとしたらは、以下のようなフラクタルな図になるので
はないだろうか。
アソシエーション(右下、D)は、諸要素(A・B・C)の機能(文化・政治・会計)を
内在的に保持しつつ、限りなく自律(X)を目指して無限に遡行しつづける運動である。
 _______________________
|           |           |
|           |           |
|           |           |
|    B      |     A     |
|           |           |
|           |           |
|           |           |
|___________|___________|
|           |     |     |
|           |     |     |
|           |     |     |
|    C      |_____D_____|
|           |     |  |  |
|           |     |__|__|
|           |     |  |  |
|___________|_____|__|__X
また、D→Xは世界に向かってこうした方がいいですよ!と提案できるものを持ち、体現できるようでなくてはならない。

なお、D→Xは丸山真男のいうアトム化ではない。
マクロレベルと写像関係になることで、あらゆるレベル同士の連合、対話、セミラティス状の横断が可能になるのだ。

追記:
Xには例えば一冊の本、『世界史の構造』が置かれているかも知れない。
個人的には『探究2』(スピノザ論)を置きたい。

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『世界史の構造』関連年表           頁数  →紀元後 →16世紀 →19世紀 →20世紀〜
20万年ほど前    人類アフリカに生まれる 473
約6万年前      数百名がアフリカを出る 473 
 3万年ほど前?   後期旧石器時代      64
 1万年ほど前    新石器革命(農業革命)  65、473
前4800〜1500 黄河文明         32      
前3500〜3100 シュメール人の都市国家 108
前3000ころ〜   エジプト古代王朝     34
前3000〜1500 インダス文明       32 
前1375〜1350 アメノフィス4世(イクナトン)
           アマルナ改革      196、488
前13Cころ     モーセ、出エジプト   209、212
           ユダヤ12部族が盟約  204
前722       イスラエル王国滅亡   205
前700ころ     コーサラ・マガダなど勃興202 
前594       ソロンの改革、ギリシア 171
前586       ユダ王国、滅亡     206
前586〜537   バビロン捕囚      209、212
前563(〜483)?シャーキャ族、ブッダ誕生     (463年ではなく、こちらの説もある)
前551〜479   孔子          202
前522〜486   ペルシア、ダレイオス一世在位  159
前509       ローマ共和政始まる   176
前508       アテネ、クレイステネスの改革  172
前494       ローマ護民官設置    176
前492〜479   ペルシア戦争      172
前463(〜383)?シャーキャ族、ブッダ誕生203  (563年ではなく、こちらの説もある)
前403〜221   中国、戦国時代     111、230
前359       秦の商鞅、国政改革   111
前356〜323   アレクサンドロス3世   37、164
前260       アショーカ王仏教保護  229
前221       秦始皇帝、中国統一   111
前213〜212   秦始皇帝、焚書坑儒   232
前206(〜後8)  前漢、成立       111       
前136       前漢、武帝、儒教国教化 232
 前88〜82    ローマ、マリウスとスラの戦い    177
 前48       カエサル、ポンペイウスを破る    177
 前44       カエサル暗殺            414
 前30       イエス刑死、キリスト教成立     216
 前27       オクタウィアヌス、アウグストゥス(皇帝)
           の称号を得、帝政(元首政)を創始  177
_________________________________
 184       後漢、黄巾の乱           233
 350       大和政権、朝廷の成立        158
 380       テオドシウス1世キリスト教国教化  220
 395       ローマ帝国、東西に分裂       182
 476       西ローマ帝国滅亡          179
 598       隋、科挙制             120
 618〜907   唐王朝               159      
 652       班田収授の法。日本、律令国家へ   185
 661       ムハンマド娘婿アリーの死(シーア派)228
 958       高麗、科挙制度の実施        185
11C        カタリ派              222
12C        ワルドー派             222
12C        ヨーロッパで貨幣経済と都市が発展  221
1112       ケルン、自由都市の法的成立     183
1115       フィレンツェ、自由都市宣言     182
1173〜1263  親鸞                230
13C〜19C後半  日本、武家政権           185
13C        鎌倉仏教              230
1236       モンゴル軍、東ヨーロッパ遠征開始  394
1237〜40    モンゴル軍、モスクワ、キエフを占領、 
           その後250年間「タタールの軛」  118、394
1271(〜1368)フビライ、国号を元とする      163
14C        独立自営農民(ヨーマンリー)現る  181
1332〜1406  イブン=ハルドゥーン(『歴史序説』)163
1368       元の大都、明軍により陥落。北元へ  163
1453       東ローマ帝国(ビザンツ)滅亡    113、220
1480       モスクワ大公国がキプチャク汗国から自立   394
1483〜1546  ルター               223
1485〜1509  ヘンリー7世在位、第一次囲い込みへ 182
_________________________________
16C        世界=経済がヨーロッパで出現?    39、390
(1519〜21)  (コルテス、アステカ王国征服)   243、271
1524〜25    ドイツ農民戦争(ミュンツァー死)  224
1533       (インカ帝国、征服される)     243
1534       ヘンリー8世、首長令発布、教会の財産没収へ 314
1603       徳川幕府              186、230
1632〜77    スピノザ              409
1636(〜1912)清朝成立              162
1648       イギリス、絶対王政が倒される    251     
1649       チャールズ1世処刑         251
1649〜60    クロムウェル独裁          251
1651       ホッブズ『リヴァイアサン』     251
1660       英、王政復古(チャールズ2世)   251、343
1688       名誉革命              251、343
1689       ロック『市民政府二論』       251
1696       ベラーズ『産業学寮設立提案』    343
1748       モンテスキュー『法の精神』     251他
18C後半〜     市場による価格決定機構作動開始   152 
1755       ルソー『人間不平等起源論』      97他
1762       ルソー『社会契約論』        355
1772       ヘルダー『言語起源論』       331
1776       スミス『国富論』(『諸国民の富』)  93
1784       カント「世界公民(市民)的見地における一般史の構想」447     
1789       フランス革命             xviii、343、352、413
1792       フランス、革命防衛戦争        xviii、448 
1795       カント『永遠平和のために』      xviii、349
__________________________________
1808       フィヒテ『ドイツ国民に告ぐ』    331
1810〜1870  イギリス「重商主義」?       412
1817       リカード『経済学および課税の原理』 260他
1820年代     周期的恐慌始まる          302
1828       オーウェン、ニューハーモニーを清算 368  
(1821)     ヘーゲル『法の哲学』        334
1844       ロッチデールで消費組合設立     368
1844       マルクス『経済学・哲学草稿』     26
1846       マルクス、プルードン往復書簡    360
1848       マルクス『共産党宣言』       390、424
1848       フランス二月革命          265、426 
1848(7、8月) プルードン、交換銀行設立案国会提起 362
1848       ナポレオン・ボナパルト大統領へ   265、353
1851       周期的世界恐慌?          264、415
1951       ボナパルト、クーデタ。翌年皇帝へ  265
1852       マルクス『ブリュメール18日』発表 261     (×1851)
1860年代〜    協同組合衰退            369
1863(〜76)  第一インターナショナル結成     370、376、383、442
1867       マルクス『資本論』         268他 
1871       パリ・コンミューン         371、378、432
1871〜1890  ビスマルク首相、ドイツ帝国初代宰相 383
1873       最後の周期的恐慌          302
1875       ゴータ綱領及び『ゴータ綱領批判』   30 371
1876       第二インターナショナル結成     443
1877       モルガン『古代社会』         53、394
1883       マルクス死去            384
1894       エンゲルス『資本論』第三巻完成   377、384
1900       フロイト『夢判断』         262
__________________________________
1905       第一次ロシア革命          385
1912(13?)  フロイト『トーテムとタブー』    81、477他
1914(1889〜)第二インターナショナル解散     385
1914       第一次世界大戦           392 
1917(2、10月)ロシア革命             387、443
1919(1871〜)ローザ・ルクセンブルク撲殺される  385       
1919       第三インター(コミンテルン)結成  444
1920       国際連盟成立            463
1922       マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』    57
1922       オスマン帝国解体           41、338
1923〜4     モース『贈与論』           19、 52
1924       レーニン死去、スターリン最高権力者 377
1930年代     大不況               284
1930〜1990  アメリカ、自由主義的(冷戦時代)  417  
1933       ナチス=国家社会主義ドイツ労働者党政権獲得 391
1934〜6     毛沢東、長征            388、445 
1936       ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』 113 
1939       フロイト『モーセと一神教』      82他 
1941(〜1945)第二次世界大戦           463 
1945(10月)  国際連合発足            463
1945(12月)  世界銀行(国際復興開発銀行)誕生  463
1947       IMF(国際通貨基金)開業     463
1948       WHO(国際保険機関)設立     463
1949       レヴィ=ストロース『親族の基本構造』 69
1966〜76    中国文化大革命           378            
1968       五月革命              425、426  
1971       アメリカ、ドル金兌換制停止     418、426  
1989       ベルリンの壁崩壊他、東欧革命      vi   
1991       湾岸戦争              422
1991       ソ連崩壊              304、417
1999       シアトル「暴動」            ix
2001       九・一一テロ              ix、 xvii 
2003       イラク戦争             455           年表TOP TOP

資本主義の世界史的諸段階 (p412、4−1−1、記述法を一部改変)
_______________________________________
      |\           \            \   
      | \           \            \   
      |  \           \            \   
      |   \           \            \   
ヘゲモニー |和蘭  \    英国     \    米国      \  中国?
=覇権国家 |     \           \            \   
______|______\___________\____________\_
      |1750ー |1810ー|1870ー|1930ー |1990ー 
      |1810  |1870 |1930 |1990ー |2050  
______|______|_____|_____|______|_______
経済政策  |帝国主義的 |自由主義的|帝国主義的|自由主義的 |帝国主義的
______|______|_____|_____|______|_______
世界資本主義|後期重商主義|自由主義 |帝国主義 |後期資本主義|新自由主義 
______|______|_____|_____|______|_______
資本    |商人資本  |産業資本 |金融資本 |国家独占資本|多国籍資本 
______|______|_____|_____|______|_______
世界商品  |繊維産業  |軽工業  |重工業  |耐久消費財 |情 報 
______|______|_____|_____|______|_______
国家    |絶対主義王権|国民国家 |帝国主義 |福祉国家  |地域主義 
______|______|_____|_____|______|_______
反システム闘争      1848        1968
 (445頁)

アリギなどが指摘するように、ヘゲモニー国家の交代期(オランダに関しては303頁も参照)には
没落する側に生産or商業から金融資本へのシフトの転換が見られる。
ちなみにブローデルやアタリは都市単位を重視する。

あるいは(改変を最小限にとどめたバージョン)、
_______________________________________
      |1750ー |1810ー|1870ー|1930ー |1990ー 
      |1810  |1870 |1930 |1990  |      
______|______|_____|_____|______|______
世界資本主義|後期重商主義|自由主義 |帝国主義 |後期資本主義|新自由主義 
______|______|_____|_____|______|______
覇権国家  |      |英国   |     |米国    |   
ヘゲモニー_|______|_____|_____|______|______
経済政策  |帝国主義的 |自由主義的|帝国主義的|自由主義的 |帝国主義的
______|______|_____|_____|______|______
資本    |商人資本  |産業資本 |金融資本 |国家独占資本|多国籍資本 
______|______|_____|_____|______|______
世界商品  |繊維産業  |軽工業  |重工業  |耐久消費財 |情 報 
______|______|_____|_____|______|______
国家    |絶対主義王権|国民国家 |帝国主義 |福祉国家  |地域主義 
______|______|_____|_____|______|______
反システム運動       1848        1968
(フランス他)
                TOP


『世界史の構造』正誤表

頁数
203   ブッダの生まれたのは前463(諸説あり、これも間違いではないが)ではなく、前563。
261   『ブリュメール18日』発表は1851年ではなく1852年。
472   照明→証明?
472   注(18)は第三巻第六篇三七章ではなく、第三巻第一篇六章。 
473及び、490
      ブローデルの著書の副題は「交換のはたらき」ではなく「世界時間」。 TOP

詳細目次

   序文 v

  序説 交換様式論 1
1 マルクスのヘーゲル批判 3
2 交換様式のタイプ 6
3 権力のタイプ 17
4 交通概念 23
5 人間と自然の「交換」 27
6 社会構成体の歴史 32
7 近代世界システム 40

第1部 ミニ世界システム 45

 序論 氏族社会への移行 47
 第1章 定住革命 52
1 共同寄託と互酬 52
2 交易と戦争 56
3 成層化 60
4 定住革命 62
5 社会契約 68
6 贈与の義務 70

 第2章 贈与と呪術 73
1 贈与の力 73
2 呪術と互酬 76
3 移行の問題 80

第2部 世界=帝国 85

 序論 国家の起源 87
 第1章 国家 93
1 原都市=国家 93
2 交換と社会契約 97
3 国家の起源 102
4 共同体=国家 106
5 アジア的国家と農業共同体 108
6 官僚制 116

 第2章 世界貨幣 121
1 国家と貨幣 121
2 商品世界の社会契約 126
3 『リヴァイアサン』と『資本論』 131
4 世界貨幣 135
5 貨幣の資本への転化 140
6 資本と国家 147

 第3章 世界帝国 156 
1 アジア的専制国家と帝国 156
2 周辺と亜周辺 162
3 ギリシア 167
4 ローマ 175
5 封建制 179

 第4章 普遍宗教 188
1 呪術から宗教へ 188
2 帝国と一神教 194
3 模範的預言者 200
4 倫理的預言者 203
5 神の力 212
6 キリスト教 216
7 異端と千年王国 220
8 イスラム教・仏教・道教 226

第3部 近代世界システム 235

 序論 世界=帝国と世界=経済 237
 第1章 近代国家 245
1 絶対主義王権 245
2 国家と政府 250
3 国家と資本 253
4 マルクスの国家論 259
5 近代官僚制 266

 第2章 産業資本 270 
1 商人資本と産業資本 270
2 労働力商品 275
3 産業資本の自己増殖 281
4 産業資本主義の起源 288
5 貨幣の商品化 295
6 労働力の商品化 299
7 産業資本主義の限界 304
8 世界経済 307

 第3章 ネーション 311
1 ネーションの形成 311
2 共同体の代補 316
3 想像力の地位 322
4 道徳感情と美学 326
5 国家の美学化 329
6 ネーション=ステートと帝国主義 336

 第4章 アソシエーショニズム 342
1 宗教批判 342
2 社会主義と国家主義 352
3 経済革命と政治革命 356
4 労働組合と協同組合 363
5 株式会社と国有化 373
6 世界同時革命 378
7 永続革命と段階の「飛び越え」 382
8 ファシズムの問題 390
9 福祉国家主義 397

第4部 現在と未来 401

 第1章 世界資本主義の段階と反復 403
1 資本主義の歴史的段階 403
2 資本と国家における反復 413
3 1990年以後 417
4 資本の帝国 422
5 つぎのヘゲモニー国家 426

 第2章 世界共和国へ 431
1 資本への対抗運動 431
2 国家への対抗運動 441
3 カントの「永遠平和」 446
4 カントとヘーゲル 451
5 贈与による永遠平和 458
6 世界システムとしての諸国家連邦 463
 
注 467
 
あとがき 503

日曜日, 6月 13, 2010

資本論(価値形態論を基軸にした図解):メモ

追記:質を起点にした新バージョン→http://nam-students.blogspot.com/2011/10/blog-post_29.html

 ___________________マルクス『資本論』___________________
|     |     |二    |三5〜9 |  
GーWーPm   |   貨幣資本、循環1|
|  単純 | 拡大  |貨幣の資本|絶対的剰余|     \A生産2、|一資本の諸変態と   
|     |     |への転化4|価値の生産|    WーG売り3、|  それらの循環   
|_一商品と貨幣1〜3_|_____|_労働日8|GーW買い1     |     1〜6   
|  <価値形態論>1 |四相対的剰|五絶対的お| (資本の循環過程1)|      生産資本、
| 一般的 | 貨幣  剰余価値の生|よび相対的|(G貨幣、W商品   |  単純、拡大再生産2
|     |     産10〜13|剰余価値の|Pm生産手段、A労働)|      商品資本3
|_____第1部:資本の生産過程_|生産〜16|____第2部:資本の流通過程________
|     |     〜25         |           〜21         |
|     | 時間18|           |           |   固定資本償却21
|     |     |七資本の       |  二資本の回転   |           |
|____六労賃____| 蓄積過程21〜25 |      7〜17 | 三社会的総資本の  |
|    17〜20  |単純再生産21    |           | 再生産と流通18〜21
|出来高19|     |拡大22本源的蓄積24|    固定資本9  |単純再生産2、20  |
|     |     |植民理論25     |           |再生産表式〜質的規準20__
|_____|_____|___________|___________|______拡大2、21  |
|           |一    |二    |     |     |           |  
|           |利潤率への|平均利潤へ|     |労働ー労賃|           |  
|           |転化1〜7|転化8〜12     |     |           |  
|           |__<利潤>1〜20_|__三位一体定式48_| 生産過程の分析49 |  
|           |三利潤率の|四商人資本|     |     |           |  
|           |傾向的低下|への転化 |資本ー利潤土地ー地代|           |  
|           |13〜15|16〜20|     |     |           |  
|_____第3部:資本主義的生産の総過程への転化_____|_七諸収入とその源泉48〜52__|  
|           |         〜52          <階級>   |     |  
|五利子と企業者利得とへ|六超過利潤の地代への |           |     | 労働者 |  
| の利潤の分裂。   |   転化37〜47 |           |     |     |  
| 利子生み資本21〜36    <地代>   |  競争の外観50  |____諸階級52__|  
|   <利子>    |差額地代38〜44、46           |     |  |  |  
|貨幣資本と現実資本30|絶対地代45     |           | 資本家 |_地 主_|  
|     景気循環30|資本主義的地代47  |           |     |  |  |  
|複利24_______|___________|___________|_____|__|__|  |
                                                   |
                                  _________________|
                                 |
以下、『資本論』図解(大文字数字は『資本論』巻数及び章番号):再生産表式、マルクス経済表バージョン
 
 _____         | (絶対的
第1部門 | 技術革新等  |労 剰余価値)1:10             2:21  
機械と原料_空間的差異__|働_____       _追加的不変資本____ Mc
|_____|  (相対的  |時   ___産業利潤_/_追加的可変資本____|Mv
約十年で償却2:9 剰余価値)|間  |        \_個人的消費______|Mk
固定資本   流動資本    |の  |___利子_____単利_________|
 \機械)(原料/\     |延  |      \___複利_________|
 (土地 消耗品) \    |長 /|___地代_____差額地代_______|
   \  / (労働力)   /          \_絶対地代_______|
 不変資本C 可変資本V 剰余価値M 生産物W                  
    1:6_____\____  /                     |
          /  \    /                      |
 ____    /  労賃\  /    _産業利潤___3:1〜_____  |
|第2部門|  /      \/    |                 | |
|生活手段| /       /\   _|_利子_____3:21〜____| |
|____    労賃__/__\ / |        3:24     | |  
     /    /  /   \\  |_地代_____3:37~44__| |
    /    /  /    /\\          3:45     | |
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物_________________/_/  
          /        /      形態一:◯=☆ 単純      
 ____    /        /           ◯   
|第3部門|  /        /          二:|\  拡大
|総生産物| /        /      貨幣G    ☆☆☆
|____|/ _______/_        \    ☆☆☆     1:1、3、
     /                    \ 三: \| 一般的 3:33
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物     \    ◯ 
 ________________           四:  ● 貨幣
              /       (相対的価値形態 = 等価形態)  
~~~~~~~~~~~~~/~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~             
    本  源  的  蓄  積                     1:24         


用語解説:

単純再生産の場合、1(V+M)=2(c)       1:212:20
拡大再生産の場合、1(V+Mv+Mk)=2(c+Mc)  2:21
剰余価値率または搾取率m'=利潤m/賃金v    1:7
利潤率はp'=m/(c+v)               3:2、13
(Mc,Mv,Mkに関しては略語は後年の解説者が使用したもの)

資本の一般的定式はG-W(A、Pm)・・・P・・・W'-G'
(貨幣G、商品総額W、労働A、諸商品あるいは
生産手段Pm、生産資本P
1買い手  G-W・・・P・・・W'-G'  
2商品生産者  P・・・Ck(総流通過程)・・・P
3商人資本 Ck・・・P(W')         2:4
(商人資本 W'ーG’ーW・・・P・・・W')    2:3

約10年周期の固定資本の償却 2:9、21
恐慌2:213:30、35
産業利潤p1、利子z、地代r 3:15
p1+z資本ー利潤、r土地ー地代、v労働ー労賃、三位一体的形態 3:48


『資本論』目次:

第1部:資本の生産過程

 一商品と貨幣
1. 商品
2. 交換過程
3. 貨幣または商品流通

 二貨幣の資本への転化
4. 貨幣の資本への転化

 三絶対的剰余価値の生産
5. 労働過程と価値増殖過程
6. 不変資本と可変資本
7. 剰余価値率
8. 労働日
9. 剰余価値の率と総量

 四相対的剰余価値の生産
10. 相対的剰余価値の概念
11. 協業
12. 分業とマニュファクチュア
13. 機械と大工業

 五絶対的および相対的剰余価値の生産
14. 絶対的および相対的剰余価値
15. 労働力の価格と剰余価値との大きさの変動
16. 剰余価値率を表わす種々の定式

 六労賃
17. 労働力の価値または価格の労賃への転化
18. 時間賃銀
19. 出来高賃銀
20. 労賃の国民的相違

 七資本の蓄積過程
21. 単純再生産
22. 剰余価値の資本への転化
23. 資本主義的蓄積の一般的法則
24. いわゆる本源的蓄積
25. 近代的植民理論

第2部:資本の流通過程

一資本の諸変態とそれらの循環
1. 貨幣資本の循環
2. 生産資本の循環
3. 商品資本の循環
4. 循環過程の三つの図式
5. 通流時間
6. 流通費

二資本の回転
7. 回転時間と回転数
8. 固定資本と流動資本
9. 前貸資本の総回転。回転循環
10. 固定資本と流動資本とにかんする諸学説。重農主義者とアダム・スミス
11. 固定資本と流動資本とにかんする諸学説。リカードウ
12. 労働期間
13. 生産時間
14. 通流時間
15. 資本前貸の大きさにおよぼす回転時間の影響
16. 可変資本の回転
17. 剰余価値の流通

三社会的総資本の再生産と流通
18. 緒論
19. 対象についての従来の諸叙述
20. 単純再生産
21. 蓄積と拡大再生産


第3部 資本主義的生産の総過程

一剰余価値の利潤への転化、および剰余価値率の利潤率への転化

第1章 費用価格と利潤 /
第2章 利潤率 /
第3章 剰余価値率にたいする利潤率の関係 /
第4章 回転の利潤率に及ぼす影響 /
第5章 不変資本の充用における節約 /
第6章 価格変動の影響 /
第7章 補遺


二利潤の平均利潤への転化
第8章 相異なる生産部門における資本の平等な組成とそれから生ずる利潤率の不等 /
第9章一般的利潤率(平均利潤率)の形成と商品価値の生産価格への転化 /
第10章 競争による一般的利潤率の均等化。市場価格と市場価値。超過利潤 /
第11章 労働賃金の一般的諸変動が生産価格に及ぼす諸影響 /
第12章 補遺

三利潤率の傾向的低下の法則
第13章 この法則そのもの /
第14章 反対に作用する諸原因 /
第15章 この法則の内的矛盾の展開

四商品資本及び貨幣資本の商品取引資本および貨幣取引資本への(商人資本への)転化
第16章 商品取引資本 /
第17章 商業利潤 /
第18章 商人資本の回転。諸価格 /
第19章 貨幣取引資本 /
第20章 商人資本にかんする歴史的考察 /
第21章 利子生み資本 /
第22章 利潤の分割。利子率。利子率の「自然」な率 /
第23章利子と企業者利得 /
第24章 利子生み資本の形態における資本関係の外在化

五利子と企業者利得とへの利潤の分裂。利子生み資本
第25章 信用と架空資本/
第26章 貨幣資本の蓄積、その利子率に及ぼす影響 /
第27章資本主義的生産における信用の役割 /
第28章 流通手段と資本。トゥックおよびフラートンの見解 /
第29章 銀行資本の構成部分 /
第30章貨幣資本と現実資本1 /
第31章 貨幣資本と現実資本2(続) /
第32章 貨幣資本と現実資本3(結) /
第33章信用制度のもとにおける流通手段 /
第34章 通貨主義と1844年のイギリス銀行立法 /
第35章 貴金属と為替相場 /
第36章 資本主義以前

六超過利潤の地代への転化
第37章 緒論 /
第38章 差額地代。総論 /
第39章 差額地代の第一形態(差額地代1) /
第40章 差額地代の第二形態(差額地代2) /
第41章 差額地代2 その1、生産価格が不変な場合 /
第42章 差額地代2 その2、生産価格が低下する場合 /
第43章 差額地代2 その3、生産価格が上昇する場合。結論 /
第44章 最劣等耕地にも生ずる差額地代 /
第45章 絶対地代 /
第46章 建築地地代。鉱山地代。土地価格 /
第47章 資本主義的地代の創世記

七諸収入とその源泉
第48章 三位一体の定式 /
第49章 生産過程の分析のために /
第50章 競争の外観 /
第51章 分配諸関係と生産諸関係 /
第52章 諸階級