ラファエロに関してはタルコフスキーの批判がある(『映像のポエジア』でその一面性がカルパッチョの多様性と比較されている)。とはいえ天才の代名詞として使われるだけはあって、アテナイの学堂などは当時のギリシア哲学受容の状況を良く示している(
地図、図解、
改訂版関係図)。
以下、wikiより。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%81%AE%E5%AD%A6%E5%A0%82
「プラトンが指を天に向けているのに対し、アリストテレスは手のひらで地を示している。これは、プラトンの観念論的なイデア論の哲学に対し、アリストテレスの哲学の現実的なさまを象徴していると考えられる。」
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Raffaello_Scuola_di_Atene_numbered.svg?uselang=ja
1ゼノン
2エピクロス
3フェデリーコ2世?
4ボエティウス、アナクシマンドロス、エンペドクレス?
5アヴェロエス
6ピタゴラス
7アルキビアデス、アレクサンダー大王?
8アンティステネス、クセノフォン?
9ヒュパティア、フランチェスコ・マリーア1世・デッラ・ローヴェレ?
10アイスキネス、クセノフォン?
11パルメニデス、ユークリッド?
12ソクラテス
13ヘラクレイトス(ミランジェロがモデル)
14ティマイオスを持つプラトン(レオナルドダヴィンチがモデル)
15倫理を持つアリストテレス
16ディオゲネス
17プロティノス?
18ユークリッド、生徒を従えたユークリッドもしくはアルキメデス(ブラマンテがモデル)?
19ストラボン、ゾロアスター
20プトレマイオス
21画家のプロトゲネスに扮したソドマ
R アペレス(ギリシア時代の有名な画家)に扮したラファエロ
• 1: Zeno of Citium
• 2: Epicurus
• 3: Frederik II of Mantua?
• 4: Boethius or Anaximander or Empedocles?
• 5: Averroes
• 6: Pythagoras
• 7: Alcibiades or Alexander the Great?
• 8: Antisthenes or Xenophon?
• 9: Hypatia or Francesco Maria I della Rovere)?
• 10: Aeschines or Xenophon?
• 11: Parmenides or Euclid?
• 12: Socrates
• 13: Heraclitus (features of Michelangelo)
• 14: Plato holding the Timaeus (features of Leonardo da Vinci)
• 15: Aristotle holding the Ethics
• 16: Diogenes of Sinope
• 17: Plotinus?
• 18: Euclid or Archimedes with students (features of Bramante)?
• 19: Strabo or Zoroaster?
• 20: Ptolemy
• R: Raphael as Apelles
• 21: Il Sodoma as Protogenes
5番のアヴェロエスはスピノザが後に展開した能産的自然の用語を最初に使用したと言われる。柄谷行人によればクセノファネス(クセノパネス)などに原型がある。プラトン、アリストテレスの目的論的な考え方に対抗した哲学者はラファエロの評価の対象ではないらしいが(そもそもタイトルがアテネ〜だ)、それでもエピクロスやユークリッド、ピタゴラスなどの扱いは興味深い。
以下もwikiより
参考:
再改訂:
_______
ソ ク ラ テ ス 以 前_______
| イタリア、 イオニア、 |
|(エレア学派)(ミレトス学派) (独自の主張) |
| | タレス 水 |
| | | |イオニア諸都市
| | アナクシマンドロス 無限定 |前560年 リディア王国に併合
| |クセノパネス_|| |前546年ペルシアに併合
|普←| | |アナクシメネス →変 ピタゴラス |
|遍 | | | |空気 化 (サモス島→南伊)|前499or8年
|パルメニデス|____|__ヘラクレイトス |
イオニアの反乱| ゼノン | 火(イオニア、エフェソス)|
| |___折_衷__| |
|(エレア派) | |
| | (多元論者) |
| | エンペドクレス(シチリア島) |
| | | |
| | アナクサゴラス(イオニア→アテネ) |
| | |______ペリクレス |
| | (原子論者) エウリピデス |
| |__レウキッポス |
| |_デモクリトス |
|______________|____________|
|
_ポ リ ス を 基 盤 に|し て い た 人 々_
| |末裔 |
| ソクラテス ←対立→ ソフィスト |
| ||| |
| |||_クセノポン(軍人、弟子) (犬儒派)
| ||______________アンティステネス
| _プラトン ディオゲネス
| | | |
| | アリストテレス |
|_|_____|___________________|
| アレクサンダー大王 アルキメデス
| エウクレイデス
| (アレクサンドリア)
_|___ヘ レ ニ ズ ム 時 代 以 降_____
| | ゼノン(ストアの開祖)|
| | キケロ |
| | (懐疑主義)(エピクロス主義)(ストア主義) |
| | ピュロン エピクロス セネカ |
| |影響 エピクテートス |
| (新プラトン主義) マルクス・ |
| プロティノス アウレリウス |
| プロクロス |
|___________________________|
(『30分でわかる哲学&思想』 小須田健 13頁より:改)
______
ソ ク ラ テ ス 以 前________
| イタリア、 イオニア、 |
|(エレア学派)(ミレトス学派) (独自の主張) |
| | | |
| | タレス 水 |
| | | イオニア諸都市 |
| | アナクシマンドロス 無限定 前560年 |
| | || なもの リディア王国に併合
| |クセノパネス_|| 前546年 |
| | | | | ペルシアに併合 |
| | | |アナクシメネス |
| | | | |空気 ピタゴラス |
| | | | | (サモス島→南伊) |
| | | | | |
| | | | | 前499or8年 |
|普←| | | | →変 イオニアの反乱
wiki
|遍 | | | | 化 |
|パルメニデス|____|__ヘラクレイトス |
| | | 火(イオニア、エフェソス)|
| ゼノン__折_衷__| |
|(エレア派) | |
| | (多元論者) |
| | エンペドクレス(シチリア島) |
| | | |
| | アナクサゴラス(イオニア→アテネ) |
| | |________ペリクレス |
| | (原子論者) エウリピデス |
| |__レウキッポス(ミレトス→エレア) |
| |_デモクリトス |
|______________|____________|
|
_ポ リ ス を 基 盤 に|し て い た 人 々_
| |末裔 |
| ソクラテス ←対立→ ソフィスト |
| ||| |
| |||_クセノポン(軍人、弟子) (犬儒派)
| ||______________アンティステネス
| | | |
| _プラトン ディオゲネス
| | | |
| | アリストテレス |
|_|_____|___________________|
| アレクサンダー大王 アルキメデス
| エウクレイデス
| (アレクサンドリア)
_|___ヘ レ ニ ズ ム 時 代 以 降_____
| | ゼノン(ストアの開祖)|
| | キケロ |
| | (懐疑主義)(エピクロス主義)(ストア主義) |
| | ピュロン エピクロス セネカ |
| |影響 エピクテートス |
| (新プラトン主義) マルクス・ |
| プロティノス アウレリウス |
| プロクロス |
|___________________________|
(『30分でわかる哲学&思想』 小須田健 13頁より:改)
______
ソ ク ラ テ ス 以 前________
| イタリア、 イオニア、 |
|(エレア学派)(ミレトス学派) (独自の主張) |
| | | |
| | タレス 水 |
| | | イオニア諸都市 |
| | アナクシマンドロス 無限定 前560年 |
| | | | なもの リディア王国に併合
| |クセノファネス | 前546年 |
| | | | | ペルシアに併合 |
| | | | アナクシメネス |
| | | | |空気 ピタゴラス |
| | | | | (サモス島→南伊) |
| _|_|__|___|____|| |
|| | | | | | 前499or8年 |
|x | | | | x イオニアの反乱
wiki
|普←| | | | →変 |
|遍 | | | | 化 |
|パルメニデス |___|___ヘラクレイトス 火 |
|(前515ー450) | (前540ー480) |
| | | (イオニア、エフェソス) |
| ゼノン__折_衷__| |
|(エレア派) | |
| | (多元論者) |
| | エンペドクレス(シチリア島) |
| | | |
| | アナクサゴラス(イオニア→アテネ) |
| | |________ペリクレス |
| | (原子論者) エウリピデス |
| |__レウキッポス(ミレトス→エレア) |
| |_デモクリトス |
|______________|____________|
|
_ポ リ ス を 基 盤 に|し て い た 人 々_
| |末裔 |
| ソクラテス ←対立→ ソフィスト |
| ||| |
| |||_クセノポン(軍人、弟子) (犬儒派)
| ||______________アンティステネス
| | | |
| _プラトン ディオゲネス
| | | |
| | アリストテレス |
|_|_____|___________________|
| アレクサンダー大王 アルキメデス
| エウクレイデス
| (アレクサンドリア)
_|___ヘ レ ニ ズ ム 時 代 以 降_____
| | ゼノン(ストアの開祖)|
| | キケロ |
| | (懐疑主義)(エピクロス主義)(ストア主義) |
| | ピュロン エピクロス セネカ |
| |影響 エピクテートス |
| (新プラトン主義) マルクス・ |
| プロティノス アウレリウス |
| プロクロス |
|___________________________|
(『30分でわかる哲学&思想』 小須田健 13頁より:改)
タレス(ターレス、タレースとも、古希: Θαλής、希: Thalēs、紀元前624年 - 紀元前546年頃)
アナクシマンドロス(Αναξιμανδρος Anaximandros、紀元前610年頃 - 紀元前546年)
クセノパネス(希: Ξενοφάνης、英: Xenophanes)は、紀元前6世紀のギリシア哲学者。
アナクシメネス(Anaximenes of Miletus、Άναξιμένης、紀元前585年 - 紀元前525年)
ピタゴラス(希:Πυθαγόρας、英:Pythagoras、紀元前582年 - 紀元前496年)
ヘラクレイトス(Ηράκλειτος Hērakleitos、 紀元前540年頃 - 紀元前480年頃?)
パルメニデス(Parmenidēs 紀元前500年か紀元前475年-没年不明)イオニア地方のコロフォンの人。紀元前545年頃、25歳で故郷を去り南イタリアのザンクレというところで暮らした。
アナクサゴラース(Αναξαγορας、Anaxagoras、紀元前500年頃 - 紀元前428年頃)
エレアのゼノン(ギリシア語 Ζήνων Έλεάτης、ラテン語・英語・フランス語 Zeno、ドイツ語 Zenon、 紀元前490年頃 - 紀元前430年頃)プロタゴラス(Πρωταγόρας, 紀元前500年? - 紀元前430年?)
エンペドクレス(Empedocles、紀元前490年頃 – 紀元前430年頃は、古代ギリシアの自然哲学者、医者、詩人、政治家。アクラガス(現イタリアのアグリジェント)の出身。ピュタゴラス学派に学び、パルメニデスの教えを受けたとされる。
レウキッポス Leukippos(生没年不詳)紀元前440-430年頃に活動したギリシア哲学者。
デモクリトス Dēmokritos(紀元前460年頃-紀元前370年頃)
ソクラテス(希:Σωκράτης、古代ギリシア語発音:[sɔːˈkratɛːs] ソークラテース。英:Socrates、英語発音: /ˈsɑkrəˌtiːz/ サクラティーズ。紀元前469年頃 - 紀元前399年4月27日)
プラトン(プラトーン、希:Πλάτων、羅:Plato/Platon、英:Plato 英語発音: /ˈpleitou/ プレイトウ、紀元前427年 - 紀元前347年)
アリストテレス(古典ギリシア語: Ἀριστοτέλης、Aristotélēs,Aristoteles前384年 - 前322年3月7日)
ソクラテス以前の哲学者
ミレトス学派 タレス - アナクシマンドロス - アナクシメネス
エフェソス学派 ヘラクレイトス
ピタゴラス教団 ピタゴラス - アルクマイオン - フィロラオス - アルキタス - ロクリスのティマイオス
エレア派 クセノパネス - パルメニデス - ゼノン - メリッソス
原子論 レウキッポス - デモクリトス
ソフィスト プロタゴラス - ゴルギアス - プロディコス - ヒッピアス
多元論 アナクサゴラス - エンペドクレス - アルケラオス
その他 アポロニアのディオゲネス
参考:
http://philos.fc2web.com/index.html
以下、
プラトンと資本主義
アリストテレス全集17
より
参考:以下、『ソクラテス以前の哲学者』(広川 洋一)より
・・・・・・・・
アテネの学堂 解説
http://art.pro.tok2.com/R/Raphael/Athens.htm
アテナイの学堂
ティマイオスを持ったプラトンと、ニコマコス倫理学を持ったアリストテレス