ハイデガー『存在と時間』:図解(数字は『存在と時間』の篇:章あるいは節番号)
現 存 在 1:1 ___________世界=内=存在____________
|1:3 1:2| 1:4|
世 ____________内1:5〜2:2 自
界 | 存\_不安 世界 内=存在 己
| | 頽 在 良 1:6 | 1:6
| |被投性_了解_落_好奇心__心_企投_死_企投 内 | 気遣い
| |__/ 視____好奇心 2:2 2:1 \__存・|・関 心
| |__語り___空談_____沈黙___沈黙_| 在 | cura
世界性 \_情状性__曖昧性____不安___不安/ ・ | Sorge
_|_ 気分 ・1:5 負い目・ 期待・ ・ | |
| | ・ _________________| |
環境世界| _______|______ ・ ・ |
|1:3| |人間 ・ 共同現存在 ・ | ・ 自 |
道具 | 非本来的 ・ /共同存在 ・本来的 ・ ・ ・ 己 |
| | | 顧慮・ 1:4 ・ 自己 ・ ・ |
遠ざける| |_開示性_______決意性__先駆的決意性 ・ |
|\ | 道具的存在性 ・ 世 |
|方域 道具全体性_道具_得させる____適所性・・・ ・ ・界 |
|/ 1:3 \_適所_/ ・ |
場 非本来/本来 全体性 ・ |
事物的存在性 配慮 配視 ・ 2:4(日常性)
既在性_____現成化/瞬視_______到来_ 脱自態 時間性
過去_________現在________未来_|_____2:3
忘却/反復_________________予期_| 通俗的
今 2:6(内部性)
不決断/決断、決意
(事実性) (頽落性) 1:1(実存性) 存在、存在論
2:5 歴史性
開示と解釈(歴史学)
| 72
好古的歴史学___________記念碑的歴史学_批判的歴史学
|
フッサール7、10 カント7、43 アリストテレス6 |
デカルト ヘーゲル 、64 ニーチェ76__|
18〜21 6、82 パルメニデス36、44
43 TOP
活動し努力する者の歴史 記念碑的歴史
保存し崇敬する者の歴史 骨董的歴史
苦悩し解放を要する者の歴史 批判的歴史
(ニーチェ『反時代的考察』2「生に対する歴史の利害について」2〜3、ちくま134頁より)
以上、『存在と時間』第76節で言及されている。
「現存在とはこの「中間」の存在であるというのであれば、いくらか現象的実態に近くなるであろう。…しかしこれらの存在者をはじめから設定すると、問題の現象ははやくも、破裂してしまう…」
(ちくま文庫上287−8頁 第一篇第五章 1:5 第28節より) 現 存 在 1:1 ___________世界=内=存在____________
|1:3 1:2| 1:4|
世 ____________内1:5〜2:2 自
界 | 存\_不安 世界 内=存在 己
| | 頽 在 良 1:6 | 1:6
| |被投性_了解_落_好奇心__心_企投_死_企投 内 | 気遣い
| |__/ 視____好奇心 2:2 2:1 \__存・|・関 心
| |__語り___空談_____沈黙___沈黙_| 在 | cura
世界性 \_情状性__曖昧性____不安___不安/ ・ | Sorge
_|_ 気分 ・1:5 ・ ・ ・ | |
| | ・ _________________| |
環境世界| _______|______ ・ ・ |
|1:3| |人間 ・ 共同現存在 ・ | ・ 自 |
道具 | 非本来的 ・ /共同存在 ・本来的 ・ ・ ・ 己 |
| | | 顧慮・ 1:4 ・ 自己 ・ ・ |
遠ざける| |_開示性_______決意性__先駆的決意性 ・ |
|\ | 道具的存在性 ・ 世 |
|方域 道具全体性_道具_得させる____適所性・・・ ・ ・界 |
|/ 1:3 \_適所_/ ・ |
場 非本来/本来 全体性 ・ |
事物的存在性 配慮 配視 ・ 2:4(日常性)
既在性________現成化_______到来_ 脱自態 時間性
過去_________現在________未来_|_____2:3
忘却/反復_________________予期_| 通俗的
今/瞬視 2:6(内部性)
不決断/決断、決意
(事実性) (頽落性) 1:1(実存性) 存在、存在論
2:5 歴史性
開示と解釈(歴史学)
| 72
好古的歴史学___________記念碑的歴史学_批判的歴史学
|
フッサール7、10 カント7、43 アリストテレス6 |
デカルト ヘーゲル 、64 ニーチェ76__|
18〜21 6、82 パルメニデス36、44
43 TOP
活動し努力する者の歴史 記念碑的歴史
保存し崇敬する者の歴史 骨董的歴史
苦悩し解放を要する者の歴史 批判的歴史
(ニーチェ『反時代的考察』2「生に対する歴史の利害について」2〜3、ちくま134頁より)
以上、『存在と時間』第76節で言及されている。
「現存在とはこの「中間」の存在であるというのであれば、いくらか現象的実態に近くなるであろう。…しかしこれらの存在者をはじめから設定すると、問題の現象ははやくも、破裂してしまう…」
(ちくま文庫上287−8頁 第一篇第五章 1:5 第28節より) 世 界 ー 内 ー 存 在 現存在
日常性の様式 ___ 空間
/ \ 内 = 存 在
好奇心 配視 顧視 瞬視>)(<) >>> 視
空談 ( \ \ \ ワ /沈黙/ / ) ) 語り
<_(__\ \___| |__/__)_)
<_(________ ________>
| ♡良心___責め 倫理
曖昧性 公共性 | |\ / 他者
| | \/気遣い
| _ | 死 |
(非本来的 / / \ \ 本来的| 自 己
理解)/ /頽落 \ \ 理解| 論理
~~~~~~~/ /~~~~~\ \了解|~~~~~~~
~ ___/ /__決断~~~\ \_|_____~~
~/ / / 決意/~~/\ \| /|~
~/ <__> /恐れ ~/ 不安_|> //~~
~/___恐れ/不安/ / /_____|__//~~~
~|道具______|/~~|______|_|世 界 性
~〜/事物~~~~~~~~~~~~~~~~|〜〜~〜~環境
~~~~~~~~~~~脱自~~~~~~~|~~~~~~~
歴 史 性______時 間 性 |
過去____現在____未来 |
既在 到来的 |
決断____先駆 |
(不決断)_/ |/
将来
|
反復__________予期
(忘却)________/
心境 配慮 了解 内=存在
◯現事実性 ◯頽落性 ◯実存性 存在論的性格
(◯=気遣いを構成する三契機64)
世 界 ー 内 ー 存 在
現存在
日常性の様式 ___ 空間
/ \ 内 = 存 在
好奇心 配視 顧視 瞬視>)(<) >>> 視
空談 ( \ \ \ ワ /沈黙/ / ) ) 語り
<_(__\ \___| |__/__)_)
<_(________ ________>
| ♡良心___責め 倫理
曖昧性 公共性 | |\ / 他者
| | \/気遣い
| _ | 死 |
(非本来的 / / \ \ 本来的| 自 己
理解)/ /頽落 \ \ 理解| 論理
~~~~~~~/ /~~~~~\ \了解|~~~~~~~
~ ___/ /__決断~~~\ \_|_____~~
~/ / / 決意/~~/\ \| /|~
~/ <__> /恐れ ~/ 不安_|> //~
~/___恐れ/不安/ / /_____|__//~~~
~|道具______|/~~|______|_|世 界 性
~〜/事物~~~~~~~~~~~~~~~~|〜〜~〜~環境
~~~~~~~~~~~脱自~~~~~~~|~~~~~~~
歴 史 性______時 間 性 |
過去____現在____未来 |
既在 到来的 |
決断____先駆 |
(不決断)_/ |/
将来
|
反復__________予期
(忘却)________/
心境 配慮 了解 内=存在
◯現事実性 ◯頽落性 ◯実存性 存在論的性格
(◯=気遣いを構成する三契機64
「現存在とはこの「中間」の存在であるというのであれば、いくらか現象的実態に近くなるであろう。…しかしこれらの存在者をはじめから設定すると、問題の現象ははやくも、破裂してしまう…」(ちくま文庫上287−8頁第五章第28節)
現 存 在
__________世界ー内ー存在________________
| | |
世 界 _________内=存在 自 己
| | \_不安(世界 内=存在 自己) |
| | 頽 |
| | _理解_落_好奇心_良心_投企_死_投企_ |
| |_/_語り___空談_____沈黙___沈黙_\_内=存 |
世界性 \_情態性__曖昧性____不安___不安_/ 在 |
|_ ・ ・ ・ ・ |
| | ・ ____________________|
環境世界| _______|_______ ・ ・
| | |人間 ・ ・ | ・ 自
道具 | 非本来的 ・ ・本来的 ・ ・ ・ ・己・気遣い
| | | ・ ・ 自己 ・ ・ 関 心
近づける| |_開示性_________決意性_先駆的決意性 ・ |
/| | | ・ |
方域| 道具全体性__道具__差しおく___適所性・ | ・ ・ 世 |
\| \_適所_/ | 界 |
場 全体性 | |
過去_________現在_________将来 |
既在性________現在化__自分に先んじて存在_______|
(事実性) (頽落性) (実存性)
忘却・反復 予期
http://yojiseki.exblog.jp/10766805/
_____________気 遣 い の 構 造_____________
| | |
| 非本来的 |
|日常性27、71________非_|___________ |
| | 58| | |
| | 16____|____ | |
|38 |開 示 性68 顧視・| 配視| 視 |(好奇心) |
|安らぎ | | 他者26 | | |
| 好奇心|了解 呼び声|良心 実 存 意志| | |
| | | 本来的 | | |
|誘惑____|情状性___|__(良心)気遣い64_____|______|
| 空談 | | 57|\ | | |
| | | | \ | | |
| | | 死__責め(非58) | |
|疎外、 | | | | | |
|捕囚 曖昧性|語り |決意性 | 沈黙| (語り) |(空談36)|
| | | _解 釈72 | | |
| | | | | | | |
| | |歴史性74〜 | | |
| | |時間性 | | | |
| | | | 既 在 |過去 (反復)忘却 |
| | | | | | \|| |
| | | |_瞬 視 決断(不決断 現在\| |
| | | | |の現在化) || |
| | | | |/ || |
| | | 到来的 先駆|将来(未来)|予期 |
| | | | | | | |
| | | 本来的理解_(気遣い)__非本来的理解|
| | | | | 67 | |
| | |___脱 自79_| | |
| | | | |
| |__________現存在__________| |
| | |
|転落(動性) 頽落38 | |
|__________________|__________________|
| | |時間性 | | | |
| | | | 既 在 |過去 (反復)忘却 |
| | | | | | \|| |
| | | |_瞬 視 決断(不決断 現在\| |
| | | | |の現在化) || |
| | | | |/ || |
| | | 到来的 先駆|将来(未来)|予期 |
| | | | | | | |
| | | 本来的理解_(気遣い)__非本来的理解|
| | | | | 67 | |
『存在と時間』図式
ハイデガー『存在と時間』読解には基本的にカントの批判書と同じ構造を措定すればいいことに気づいた。
続篇は哲学史を遡行する予定だったという。
量と質は存在に、関係と様相は現存在にあたる。
事物的存在はカテゴリーに、世界内存在はアンチノミー(道具的存在という概念自体はアリストテレスの影
響だろうが、その倫理的範型とでも言うべき様相における非本来性と本来性は現象学的な二律背反と言えよう)
にあたる。また、関心を関係と考えることも出来る。
漢数字は篇・章。英数字は節。
_______________________________________
| | | (範疇的、 |
| 一・一 | カテゴリー) |
| (9〜11) | 14 |
| 一・二 | |
| (12〜13) | |
| | | |
| 空間 | 時間 | |
| | 存 在 (環境世界) |
| フッサール10 | 私9 | 一・三(14〜24) |
| 人間学、神学、 | 存在者9 | |
|心理学、生物学10| | |
|カッシーラー11 | | |
|環境、範疇的12 | 内存在12 | |
| 世界認識13 | | |
|_________|___『 存 在 と 時 間 』_____________|
|一・四~六(25~44) | | |
| 世界性14 | | 序 論 |
|道具的存在、配慮的| | 序・一 (1~8) 序・二 |
|、世界内存在15 | | (1〜4) | (5〜8) |
空間性23デカルト18~21 | | |
| (非本来性38←|→本来性54、61) | |
日常的27 | | | |
情状性29____倫 理_______現存在_______目的論 二・五~六__|
恐れ30/対象(世界内存在15) | | (72~83)|
| 自体/理由 |二・一~四 他者47 |アリスト|デカルト|
|解釈 視、了解31|(45~71) | |テレス6|18~21
|循環32 陳述33|死49~53 | |44_歴史性74~77
|語り34 空談35|良心の呼び声56~58 |カント7|ヘーゲル|
好奇心36曖昧性37|59 決意性62循環63 | 64| /\(ニーチェ
|被投性38不安40|カント64到来的65 現象学 |/6_\|76)
|____気遣い39~42_キルケゴール|______フッサール7__|_82_|
(世界内存在、 、開示性68
アンチノミー?) |
|
|
非本来的 本来的54
時間性(日常性/歴史性/
ベルグソン66 時間内部性78~81)66
日常性67
(了解/情状性/頽落/語り)
現成化 瞬視 キルケゴール68
予期 期待(先駆として時熟)
忘却
(脱自的統一)
68 歴史性74~77(ニーチェ76)
時間内部性78~81
時間83
http://yojiseki.exblog.jp/10727036/
クーラの神話
ハイデガーの『存在と時間』第42節に以下のような神話が引用されており、その他者への気遣いをめぐる考察が福祉関連の人びとに参照されている。
クーラ(気遣い)の神話
in Hyginus’ Fabulae ヒュギーヌスの寓話より
昔、クーラ(気遣い、関心、憂い)が河を渡っていたとき、クーラは白亜を含んだ粘土を目にした。
クーラは思いに沈みつつ、その土を取って形作りはじめた。
"Cura cum fluvium transiret, vidit cretosum lutum sustulitque cogitabunda atque coepit fingere.
すでに作り終えて、それに思いをめぐらしていると、ユピテル(ジュピター、収穫)がやってきた。
クーラはユピテルに、それに精神をあたえてくれるように頼んだ。そしてユピテルはやすやすとそれを成し遂げた。
dum deliberat quid iam fecisset, Jovis intervenit. rogat eum Cura ut det illi spiritum, et facile impetrat. cui cum vellet Cura nomen ex sese ipsa imponere, Jovis prohibuit suumque nomen ei dandum esse dictitat.
クーラがそれに自分自身の名前をつけようとしたとき、
ユピテルはそれを禁じて、それには自分の名前があたえられるべきだ、と言った。
クーラとユピテルが話し合っていると、テルス(大地)が身を起こして、
自分がそれに自分のからだを提供したのだから、自分の名前こそそれにあたえられるべきだ、と求めた。
かれらはサトゥルヌス(クロノス、時間)を裁判官に選んだ。そしてサトゥルヌスはこう判決した。
dum Cura et Jovis disceptant, Tellus surrexit simul suumque nomen esse volt ui corpus praebuerit suum. sumpserunt Saturnum iudicem, is sic aecus iudicat:
ユピテルよ、お前は精神をあたえたのだから、このものが死ぬとき、精神を受け取りなさい。
テルスよ、お前はからだをあたえたのだから、(このものが死ぬとき)からだを受け取りなさい。
さてクーラよ、お前はこのものを最初に形作ったのだから、このものの生きているあいだは、このものを所有していなさい。
ところで、このものの名前についてお前たちに争いがあることについては、
このものは明らかに土humusから作られているのだから、人間homoと呼ばれてしかるべきであろう。
'tu Jovis quia spiritum dedisti, in morte spiritum, tuque Tellus, quia dedisti corpus, corpus recipito, Cura eum quia prima finxit, teneat quamdiu vixerit. sed quae nunc de nomine eius vobis controversia est, homo vocetur, quia videtur esse factus ex humo.'
クーラ(気遣い)の神話
in Hyginus’ Fabulae
ヒュギーヌスの寓話より
"Cura cum fluvium transiret, vidit cretosum lutum sustulitque cogitabunda atque coepit fingere.
昔、クーラ(気遣い、関心、憂い)が河を渡っていたとき、クーラは白亜を含んだ粘土を目にした。
クーラは思いに沈みつつ、その土を取って形作りはじめた。
dum deliberat quid iam fecisset, Jovis intervenit.
すでに作り終えて、それに思いをめぐらしていると、ユピテル(ジュピター、収穫)がやってきた。
rogat eum Cura ut det illi spiritum, et facile impetrat.
クーラはユピテルに、それに精神をあたえてくれるように頼んだ。そしてユピテルはやすやすとそれを成し遂げた。
cui cum vellet Cura nomen ex sese ipsa imponere, Jovis prohibuit suumque nomen ei dandum esse dictitat.
クーラがそれに自分自身の名前をつけようとしたとき、
ユピテルはそれを禁じて、それには自分の名前があたえられるべきだ、と言った。
dum Cura et Jovis disceptant, Tellus surrexit simul suumque nomen esse volt ui corpus praebuerit suum. sumpserunt Saturnum iudicem, is sic aecus iudicat:
クーラとユピテルが話し合っていると、テルス(大地)が身を起こして、
自分がそれに自分のからだを提供したのだから、自分の名前こそそれにあたえられるべきだ、と求めた。
かれらはサトゥルヌス(クロノス、時間)を裁判官に選んだ。そしてサトゥルヌスはこう判決した。
'tu Jovis quia spiritum dedisti, in morte spiritum, tuque Tellus, quia dedisti corpus, corpus recipito, Cura eum quia prima finxit, teneat quamdiu vixerit. sed quae nunc de nomine eius vobis controversia est, homo vocetur, quia videtur esse factus ex humo.'
ユピテルよ、お前は精神をあたえたのだから、このものが死ぬとき、精神を受け取りなさい。
テルスよ、お前はからだをあたえたのだから、(このものが死ぬとき)からだを受け取りなさい。
さてクーラよ、お前はこのものを最初に形作ったのだから、このものの生きているあいだは、このものを所有していなさい。
ところで、このものの名前についてお前たちに争いがあることについては、
このものは明らかに土humusから作られているのだから、人間homoと呼ばれてしかるべきであろう。
http://www.search.com/reference/Cura
『存在と時間 上』
Heidegger, Martin 1927 Sein und Zeit
細谷 貞夫,ちくま学芸文庫,524p. http://www.arsvi.com/b1900/2700hm.htm
■目次
凡例
献辞
序にかえて
巻頭言
序論 存在の意味への問いの提示
第1章 存在の問いの必然性、構造および優位
第1節 存在への問いをあからさまに反復する必然性
第2節 存在への問いの形式的構造
第3節 存在問題の存在論的優位
第4節 存在問題の存在的優位
第2章 存在問題の開発における二重の構造 考究の方法および構図
第5節 存在一般の意味の解釈のための
地平を打開する作業としての、現存在の存在論的分析論
第6節 存在論の歴史の解体の課題
第7節 考究の現象学的方法
A 現象の概念
B ロイズの概念
C 現象学の予備概念
第8節 論考の綱要
第1部 現存在を時間性へむかって解釈し、存在への問いの超越的地平として時間を究明する
第1編 現存在の準備的な基礎分析
第1章 現存在の準備的分析の課題の提示
第9節 現存在の分析論の主題
第10節 人間学、心理学および生物学に対する現存在の分析論の境界設定
第11節 実存論的分析論と未開的現存在の解釈、「自然的世界概念」を取得することの困難さ
第2章 現存在の根本的構成としての世界=内=存在一般
第12節 世界=内=存在を、内=存在そのものを手引きとして素描する
第13節 ひとつの基づけられた様態についてなされる、内=存在の例示 世界認識
第3章 世界の世界性
第14節 世界一般の世界性の理念
A 環境性と世界性一般の分析
第15節 環境世界のなかで出会う存在者の存在
第16節 内世界的存在者において通示される、環境世界の世界適合性
第17節 指示と記号
第18節 趣向性と有意義性、世界の世界性
B 世界性の分析を、デカルトにおける世界の解釈と比較対照する
第19節 res extensaとしての「世界」の規定
第20節 「世界」の存在論的規定の基礎
第21節 デカルトの「世界」存在論の解釈学的論究
C 環境世界の「身の廻り」的性格と現存在の空間性
第22節 世界の内部にある用具的存在者の空間性
第23節 世界=内=存在の空間性
第24節 現存在の空間性と空間
第4章 共同存在と自己存在としての世界=内=存在、「世間」
第25節 現存在の誰れかをたずねる実論的な問いの手がかり
第26節 ほかの人びとの共同現存在と日常的共同存在
第27節 日常的自己存在と世間
第5章 内=存在そのもの
第28節 内=存在を主題的に分析する課題
A 現の実存論的構成
第29節 心境としての現=存在
第30節 心境のひとつの様態としての別れ
第31節 了解としての現=存在
第32節 了解と解意
第33節 解意の派生的様態としての言明
第34節 現=存在と話、言語
B 現の日常的存在と現存在の頽落
第35節 世間話
第36節 好奇心
第37節 曖昧さ
第38節 頽落と被投性
第6章 現存在の存在としての関心
第39節 現存在の構造全体の根源的全体性への問い
第40節 現存在の際立った開示態としての不安という根本的心境
第41節 関心としての現存在の存在
第42節 関心としての現存在の実論的解釈を、現存在の前=存在論的な自己解意によって検証する
第43節 現存在、世界性および実在性
(a)「外界」の存在と証明可能性との問題としての実存性
(b)存在論的問題としての実在性
(c)実在性と関心
第44節 現存在、開示態および真理性
(a)伝統的な心理概念とその存在論的基礎
(b)真理性の根源的現象と、伝統的心理概念の派生的性格
(c)真理の存在様相と真理の前提
『存在と時間 下』
http://www.arsvi.com/b1900/2700hm2.htm
Heidegger, Martin 1927 Sein und Zeit
細谷 貞夫,ちくま学芸文庫,472p.
■目次
凡例
第2編 現存在と時間性
第45節 現存在の準備的基礎分析の成果と、この存在者の根源的な実論的解釈の課題
第1章 現存在の可能的な全体存在と、死へ臨む存在
第46節 現存在的な全体存在を存在論的に把握し規定することの、みかけの不可能性
第47節 ほかの人びとの死についての経験の可能性と、全たき現存在の把捉の可能性
第48節 未済、終末ならびに全体性
第49節 死の実存論的分析と、この現象についておこないうる諸他の解釈との対照的区別
第50節 死の実存論的=存在論的構造の素描
第51節 死へ臨む存在と、現存在の日常性
第52節 終末へ臨む日常的存在と、死についての十全な実存論的概念
第53節 本来的な〈死へ臨む存在〉の実存論的投企
第2章 本来的な存在可能の現存在的な臨証と、覚悟性
第54節 本来的な実存的可能性の臨床の問題
第55節 良心の実存論的=存在論的基礎
第56節 良心の呼び声としての性格
第57節 関心の呼び声としての良心
第58節 呼びかけの了解と負い目
第59節 良心の実存論的解釈と、通俗的な良心解意
第60節 良心において臨証される本来的存在可能の実存論的構造
第3章 現存在の本来的な全体存在可能と、関心の存在論的意味としての時間性
第61節 現存在の本来的な全体存在の画定から時間性の現象的打開へいたる方法的進路の素描
第62節 先駆的覚悟性としての現存性の実存的=本来的な全体存在可能
第63節 関心の存在意味の解釈のために得られた解釈学的状況と、実存論的分析論全般の方法的性格
第64節 関心と自己性
第65節 関心の存在論的意味としての時間性
第66節 現存在の時間性と、そこから生ずる実存論的分析のいっそう根源的な反復の課題
第4章 時間性と日常性
第67節 現存在の実存論的構成の基綱と、その構成の時間的解釈の素描
第68節 開示態一般の時間性
(a)了解の時間性
(b)心境の時間性
(c)頽落の時間性
(d)話の時間性
第69節 世界=内=存在の時間性と、世界の超越の問題
(a)配視的配慮の時間性
(b)配視的配慮から内世界的客体の理論的発見への変容の時間的意味
(c)世界の超越の時間的問題
第70節 現存在的空間性の時間性
第71節 現存在の日常性の時間的意味
第5章 時間性と歴史性
第72節 歴史の問題の実存論的=存在論的提示
第73節 歴史の通俗的理解と現存在の経歴
第74節 歴史性の根本的構成
第75節 現存在の歴史性と世界=歴史
第76節 現存在の歴史性にもとづく、歴史学の実存論的根源
第77節 歴史性の問題についての上述の論述と、ウィルヘルム・ディルタイの諸研究およびヨルク伯爵の思想との連関
第6章 時間性と、通俗的時間概念の根源としての内時性
第78節 上述した現存在の時間的分析の不備
第79節 現存在の時間性と時間の配慮
第80節 配慮される時間と内時性
第81節 内時性と、通俗的時間概念の成立
第82節 時間性、現存在および世界時間の実存論的=存在論的連関と、時間と精神の関係についてのヘーゲルの見解との対照
(a)ヘーゲルの時間概念
(b)時間と精神の連関についてのヘーゲルの解釈
第83節 現存在の実存論的=時間的分析論と、存在全般の意味への基礎存在論的な問い
訳者の注記
訳者後記『存在と時間』について
SEIN UND ZEIT VON MARTIN HEIDEGGER Elfte, unveränderte Auflage 1967 MAX NIEMEYER VERLAG TÜBINGEN Zuerst erschienen als Sonderdruck aus »Jahrbuch für Philosophie und phänomenologische Forschung« Band VIII herausgegeben von Edmund Husserl © Max Niemeyer Verlag Tübingen 1967 Alle Rechte vorbehalten – Printed in Germany Druck: Gutmann & Co., Heilbronn Einband von Heinr. Koch, Tübingen Digitalisiert in Deutschland 2002 vom Schwarzkommando EDMUND HUSSERL in Verehrung und Freundschaft zugeeignet Todtnauberg i. Bad. Schwarzwald zum 8. April 1926 [page left blank] Vorbemerkung Die Abhandlung »Sein und Zeit« erschien zuerst Frühjahr 1927 in dem von E. Husserl herausgegebenen Jahrbuch für Phänome- nologie und phänomenologische Forschung Bd. VIII und gleich- zeitig als Sonderdruck. Der vorliegende, als neunte Auflage erscheinende Neudruck ist im Text unverändert, jedoch hinsichtlich der Zitate und der Interpunktion neu durchgesehen. Die Seitenzahlen des Neu- druckes stimmen bis auf geringe Abweichungen mit denen der früheren Auflagen überein. Die in den bisherigen Auflagen angebrachte Kennzeichnung »Erste Hälfte« ist gestrichen. Die zweite Hälfte läßt sich nach einem Vierteljahrhundert nicht mehr anschließen, ohne daß die erste neu dargestellt würde. Deren Weg bleibt indessen auch heute noch ein notwendiger, wenn die Frage nach dem Sein unser Dasein bewegen soll. Zur Erläuterung dieser Frage sei auf die im gleichen Verlag er- schienene »Einführung in die Metaphysik« verwiesen. Sie bringt den Text einer im Sommersemester 1935 gehaltenen Vorlesung. [page left blank] VII Inhalt Einleitung Die Exposition der Frage nach dem Sinn von Sein Erstes Kapitel Notwendigkeit, Struktur und Vorrang der Seinsfrage
§ 1. Die Notwendigkeit einer ausdrücklichen Wiederholung der Frage nach dem Sein ... 2
§ 2. Die formale Struktur der Frage nach dem Sein ... 5
§ 3. Der ontologische Vorrang der Seinsfrage ... 8
§ 4. Der ontische Vorrang der Seinsfrage ... 11 Zweites Kapitel Die Doppelaufgabe in der Ausarbeitung der Seinsfrage Die Methode der Untersuchung und ihr Aufriß
§ 5. Die ontologische Analytik des Daseins als Freilegung des Horizontes für eine Interpretation des Sinnes von Sein überhaupt ... 15
§ 6. Die Aufgabe einer Destruktion der Geschichte der Ontologie ... 19
§ 7. Die phänomenologische Methode der Untersuchung ... 27 A. Der Begriff des Phänomens ... 28 B. Der Begriff des Logos ... 32 C. Der Vorbegriff der Phänomenologie ... 34
§ 8. Der Aufriß der Abhandlung ... 39
Erster Teil Die Interpretation des Daseins auf die Zeitlichkeit und die Explikation der Zeit als des transzendentalen Horizontes der Frage nach dem Sein Erster Abschnitt Die vorbereitende Fundamentalanalyse des Daseins Erstes Kapitel Die Exposition der Aufgabe einer vorbereitenden Analyse des Daseins
§ 9. Das Thema der Analytik des Daseins ... 41
§ 10. Die Abgrenzung der Daseinsanalytik gegen Anthropologie, Psy- chologie und Biologie ... 45
§ 11. Die existenziale Analytik und die Interpretation des primitiven Daseins. Die Schwierigkeiten der Gewinnung eines »natürlichen Weltbegriffes« ... 50 VIII Zweites Kapitel Das In-der-Welt-sein überhaupt als Grundverfassung des Daseins
§ 12. Die Verzeichnung des In-der-Welt-seins aus der Orientierung am In-Sein als solchem ... 52
§ 13. Die Exemplifizierung des In-Seins an einem fundierten Modus. Das Welterkennen ... 59 Drittes Kapitel Die Weltlichkeit der Welt
§ 14. Die Idee der Weltlichkeit der Welt überhaupt ... 63
A. Die Analyse der Umweltlichkeit und Weltlichkeit überhaupt
§ 15. Das Sein des in der Umwelt begegnenden Seienden ... 66 § 16. Die am innerweltlich Seienden sich meldende Weltmäßigkeit der Umwelt ... 72
§ 17. Verweisung und Zeichen ... 76
§ 18. Bewandtnis und Bedeutsamkeit; die Weltlichkeit der Welt ... 83
B. Die Abhebung der Analyse der Weltlichkeit gegen die Interpretation der Welt bei Descartes
§ 19. Die Bestimmung der »Welt« als res extensa ... 89 § 20. Die Fundamente der ontologischen Bestimmung der »Welt« ... 92
§ 21. Die hermeneutische Diskussion der cartesischen Ontologie der »Welt« ... 95
C. Das Umhafte der Umwelt und die »Räumlichkeit« des Daseins
§ 22. Die Räumlichkeit des innerweltlich Zuhandenen ... 102 § 23. Die Räumlichkeit des In-der-Welt-seins ... 104
§ 24. Die Räumlichkeit des Daseins und der Raum ... 110 Viertes Kapitel Das In-der-Welt-sein als Mit- und Selbstsein. Das »Man«
§ 25. Der Ansatz der existenzialen Frage nach dem Wer des Daseins ......... 114
§ 26. Das Mitdasein der Anderen und das alltägliche Mitsein ... 117
§ 27. Das alltägliche Selbstsein und das Man ... 126 Fünftes Kapitel Das In-Sein als solches
§ 28. Die Aufgabe einer thematischen Analyse des In-Seins ... 130
A. Die existenziale Konstitution des Da
§ 29. Das Da-sein als Befindlichkeit ... 134
§ 30. Die Furcht als ein Modus der Befindlichkeit ... 140 § 31. Das Da-sein als Verstehen ... 142
§ 32. Verstehen und Auslegung ... 148
§ 33. Die Aussage als abkünftiger Modus der Auslegung ... 154
§ 34. Da-sein und Rede. Die Sprache ... 160 IX B. Das alltägliche Sein des Da und das Verfallen des Daseins § 35. Das Gerede ... 167 § 36. Die Neugier ... 170
§ 37. Die Zweideutigkeit ... 173
§ 38. Das Verfallen und die Geworfenheit ... 175 Sechstes Kapitel Die Sorge als Sein des Daseins
§ 39. Die Frage nach der ursprünglichen Ganzheit des Strukturganzen des Daseins ... 180
§ 40. Die Grundbefindlichkeit der Angst als eine ausgezeichnete Er- schlossenheit des Daseins ... 184
§ 41. Das Sein des Daseins als Sorge ... 191 § 42. Die Bewährung der existenzialen Interpretation des Daseins als Sorge aus der vorontologischen Selbstauslegung des Daseins ... 196
§ 43. Dasein, Weltlichkeit und Realität ... 200 a) Realität als Problem des Seins und der Beweisbarkeit der »Außenwelt« ... 202 b) Realität als ontologisches Problem ... 209 c) Realität und Sorge ... 211 § 44. Dasein, Erschlossenheit und Wahrheit ... 212 a) Der traditionelle Wahrheitsbegriff und seine ontologischen Fundamente ... 214 b) Das ursprüngliche Phänomen der Wahrheit und die Abkünf- tigkeit des traditionellen Wahrheitsbegriffes ... 219 c) Die Seinsart der Wahrheit und die Wahrheitsvoraussetzung ....... 226 Zweiter Abschnitt Dasein und Zeitlichkeit
§ 45. Das Ergebnis der vorbereitenden Fundamentalanalyse des Daseins und die Aufgabe einer ursprünglichen existenzialen Interpretation dieses Seienden ... 231 Erstes Kapitel Das mögliche Ganzsein des Daseins und das Sein zum Tode
§ 46. Die scheinbare Unmöglichkeit einer ontologischen Erfassung und Bestimmung des daseinsmäßigen Ganzseins ... 235 § 47. Die Erfahrbarkeit des Todes der Anderen und die Erfassungs- möglichkeit eines ganzen Daseins ... 237
§ 48. Ausstand, Ende und Ganzheit ... 241 § 49. Die Abgrenzung der existenzialen Analyse des Todes gegenüber möglichen anderen Interpretationen des Phänomens ... 246
§ 50. Die Vorzeichnung der existenzialontologischen Struktur des Todes ....... 249
§ 51. Das Sein zum Tode und die Alltäglichkeit des Daseins ... 252 § 52. Das alltägliche Sein zum Ende und der volle existenziale Begriff des Todes ... 255 § 53. Existenzialer Entwurf eines eigentlichen Seins zum Tode ... 260 X Zweites Kapitel Die daseinsmäßige Bezeugung eines eigentlichen Seinkönnens und die Entschlossenheit § 54. Das Problem der Bezeugung einer eigentlichen existenziellen Mög- lichkeit ... 267
§ 55. Die existenzial-ontologischen Fundamente des Gewissens ... 270
§ 56. Der Rufcharakter des Gewissens ... 272
§ 57. Das Gewissen als Ruf der Sorge ... 274
§ 58. Anrufverstehen und Schuld ... 280
§ 59. Die existenziale Interpretation des Gewissens und die vulgäre Gewissensauslegung ... 289
§ 60. Die existenziale Struktur des im Gewissen bezeugten eigentlichen Seinkönnens ... 295
Drittes Kapitel Das eigentliche Ganzseinkönnen des Daseins und die Zeitlichkeit als der ontologische Sinn der Sorge
§ 61. Vorzeichnung des methodischen Schrittes von der Umgrenzung des eigentlichen daseinsmäßigen Ganzseins zur phänomenalen Frei- legung der Zeitlichkeit ... 301
§ 62. Das existenziell eigentliche Ganzseinkönnen des Daseins als vor- laufende Entschlossenheit ... 305
§ 63. Die für eine Interpretation des Seins-sinnes der Sorge gewonnene hermeneutische Situation und der methodische Charakter der exi- stenzialen Analytik überhaupt ... 310
§ 64. Sorge und Selbstheit ... 316
§ 65. Die Zeitlichkeit als der ontologische Sinn der Sorge ... 323
§ 66. Die Zeitlichkeit des Daseins und die aus ihr entspringenden Auf- gaben einer ursprünglicheren Wiederholung der existenzialen Analyse ... 331
Viertes Kapitel Zeitlichkeit und Alltäglichkeit
§ 67. Der Grundbestand der existenzialen Verfassung des Daseins und die Vorzeichnung ihrer zeitlichen Interpretation ... 334
§ 68. Die Zeitlichkeit der Erschlossenheit überhaupt ... 335 a) Die Zeitlichkeit des Verstehens ... 336 b) Die Zeitlichkeit der Befindlichkeit ... 339
c) Die Zeitlichkeit des Verfallens ... 346
d) Die Zeitlichkeit der Rede ... 349
§ 69. Die Zeitlichkeit des In-der-Welt-seins und das Problem der Trans- zendenz der Welt ... 350
a) Die Zeitlichkeit des umsichtigen Besorgens ... 352
b) Der zeitliche Sinn der Modifikation des umsichtigen Besorgens zum theoretischen Entdecken des innerweltlich Vorhandenen ....... 356
c) Das zeitliche Problem der Transzendenz der Welt ... 364
§ 70. Die Zeitlichkeit der daseinsmäßigen Räumlichkeit ... 367
§ 71. Der zeitliche Sinn der Alltäglichkeit des Daseins ... 370
XI Fünftes Kapitel Zeitlichkeit und Geschichtlichkeit
§ 72. Die existenzial-ontologische Exposition des Problems der Geschichte 372
§ 73. Das vulgäre Verständnis der Geschichte und das Geschehen des Daseins ... 378
§ 74. Die Grundverfassung der Geschichtlichkeit ... 382 § 75. Die Geschichtlichkeit des Daseins und die Welt-Geschichte ... 387
§ 76. Der existenziale Ursprung der Historie aus der Geschichtlichkeit des Daseins ... 392
§ 77. Der Zusammenhang der vorstehenden Exposition des Problems der Geschichtlichkeit mit den Forschungen W. Diltheys und den Ideen des Grafen Yorck ... 397
Sechstes Kapitel Zeitlichkeit und Innerzeitigkeit als Ursprung des vulgären Zeitbegriffes
§ 78. Die Unvollständigkeit der vorstehenden zeitlichen Analyse des Daseins ... 404
§ 79. Die Zeitlichkeit des Daseins und das Besorgen von Zeit ... 406
§ 80. Die besorgte Zeit und die Innerzeitigkeit ... 411
§ 81. Die Innerzeitigkeit und die Genesis des vulgären Zeitbegriffes ......... 420
§ 82. Die Abhebung des existenzial-ontologischen Zusammenhangs von Zeitlichkeit, Dasein und Weltzeit gegen Hegels Auffassung der Beziehung zwischen Zeit und Geist ...428
a) Hegels Begriff der Zeit ... 428
b) Hegels Interpretation des Zusammenhangs zwischen Zeit und Geist ... 433
§ 83. Die existenzial-zeitliche Analytik des Daseins und die fundamental- ontologische Frage nach dem Sinn von Sein überhaupt ... 436
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