火曜日, 2月 28, 2012

百人一首=歌織物(林直道説):メモ


歌織物(林直道説):時代順図表付録系図土地分類その他リンク →改訂版別頁

式子内親王→                                       ←順徳院
    
   風風              山山  山山  山山  あ
 89
3758791232946922100
 絶え 
  風   原人 出月   天  紅葉山 みのの竜田川嵐嵐 嵐  ある
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
 絶え 
  風お小 原人 出月天天 天  紅葉山 みのの竜田川   嵐  なく
 63
4839原 60山 14179633
  思 
 ころ  小野 月 見山山橋ふみふみ聞鳴鳴 初める 神るりふり ┃  花
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
  思 
 ころ  をの 月 見夜夜 橋霜霜きく   初   神  ふりふふ 花
 80
84長 59更 29742415る 
物 思 
  世  独寝む かた月 おく   心     たむき  春衣 ふる花
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
物 思夜
夜 夜  独寝む かた月 おく   心   なたきたた 春衣 ふる花
 85
53918183261355へ 35
物 思 
 ぬるりりなく方方 月   思  ゆきねね 嶺ぬぬ 音 来 山 花 知人
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
物 思 
 ぬる  なく   月   思逢逢ゆき ゆ 嶺   音 来 山 山花知人
 43
2044577710き 622566
物 思思
思詫び身身 恨 月 見 瀬 川かきしるくば出でて関鳥夜坂坂 来 人 桜
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
物 思 
 詫び   恨 月 見 瀬 川  しる ば出でて関鳥夜   来 人 桜
 40
655231649870784761 
恋 人 
  袖  明け 月 明  わた   川暮暮たち処く通う 寂し重重 桜
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
恋 人立
立 袖うう明け 月 明  わた   川  たつ  通う  寂し   桜
 41
9530367627つ 182873
 わがめ
 うき ばかりけけ 月明 わた見見 恋みみ 世人人よる目目 早  高砂
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
 わが 
 うき ばかりばば 月明 わたわわ 恋   世 みよる   早  高砂
 86
826721118819495134
  思 
  命くなくり長月るるわた舟 かり   芦きき  さしも  まつ
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
  思 
  命共あら  長月  わた舟とかり秋秋 芦夕夕  させも  まつ 
 50
54566846ま 71877516
惜 思 
  忘なな 思 あらで月  舟をを濡れ  おと秋秋 干 秋契りししまつむ
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
惜 思人
人 忘人人 思 あらね月  舟  濡れ  おと秋秋 干 秋契りし まつ来
 99
384523939072924297
  身思
思身 身身      しし  のの  濡濡  袖袖      つ

後鳥羽院→                                         ←定家


あるいは、

式子内親王→                               ←順徳院

 89

 絶え 
   
37
  風

58
 原人

79

 出月

12
  天
   
32
 紅葉山
  
94
 みのの
  
69
竜田川嵐
 あ
22
嵐 嵐 
   
100
 ある
 絶え
 63
  思 
  風お
48
 ころ 
小 原人
39
 小野 
 出月天
原 
月 見山
天 天 
60
山橋ふみ
 紅葉山
山 
ふみ聞鳴
 みのの
14
鳴 初め
竜田川 
17
る 神る
  嵐 
96
りふり 
 なく
33
  花
  思
 80
物 思 
 ころ
84
  世 
 をの
長 
 独寝む
月 見夜
59
 かた月
夜 橋霜
更 
 おく 
霜きく
29
  心 
  初 
74
   
  神 
24
 たむき
 ふりふ
15
  春衣
ふ 花
る 
 ふる花
物 思夜
 85
物 思 
夜 夜 
53
 ぬるり
 独寝む
91
りなく方
 かた月
81
方 月 
 おく 
83
  思 
  心 
26
 ゆきね
  
13
ね 嶺ぬ
なたきた
55
ぬ 音 
た 春衣
へ 
来 山 
 ふる花
35
花 知人
物 思 
 43
物 思思
 ぬる 
20
思詫び身
 なく 
44
身 恨 
  月 
57
月 見 
  思逢
77
瀬 川か
逢ゆきゆ
10
きしる 
ゆ 嶺
き 
ば出でて
  音 
62
関鳥夜坂
来 山 
25
坂 来 
山花知人
66
人 桜
物 思
 40
恋 人 
 詫び 
65
  袖 
  恨 
52
 明け 
月 見 
31
月 明 
瀬 川 
64
 わた 
 しる 
98
  川暮
ば出でて
70
暮たち処
関鳥夜 
78
く通う
  来 
47
 寂し重
人 桜
61 
重 桜
恋 人
41
わがめ
 袖う
95
 うき 
う明け 
30
ばかりけ
月 明 
36
け 月明
 わた 
76
 わた見
  川 
27
見 恋み
 たつ 
つ 
み 世人
 通う 
18
人よる目
 寂し 
28
目 早 
  
73
 高砂
 わが 
 86
  思 
 うき
82
  
ばかりば
67
くなく
ば 月明
21
り長月る
 わたわ
11
るわた舟
わ 恋 
88
 かり 
  世 
19
  芦き
みよる 
49
き  
  早 
51
さしも 
 高砂
34
 まつ
  思 
 50
惜 思 
  命共
54
  忘な
あら 
56
な 思 
 長月 
68
あらで月
 わた舟
46
  舟を
とかり秋
ま 
を濡れ 
秋 芦夕
71
 おと秋
夕  
87
秋 干 
させも 
75
秋契りし
 まつ 
16
しまつむ
惜 思人
 99
 身思
人 忘人
38
思身 身
人 思 
45
身   
あらね月
23
   し
  舟 
93
し  の
 濡れ 
90
の  濡
 おと秋
72
濡  袖
秋 干 
92
袖   
秋契りし
42
   つ
 まつ来
97

後鳥羽院→                                 ←定家

全体は情念(左3列)と景色(右7列)とに分かれるそうだ(間、左4列目を縦に月の主題が貫く)。


色違いで、




式子内親王→                                       ←順徳院
    
   風風              山山  山山  山山  あ
 89
3758791232946922100
 絶え 
  風   原人 出月   天  紅葉山 みのの竜田川嵐嵐 嵐  ある
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━ 
 絶え 
  風お小 原人 出月天天 天  紅葉山 みのの竜田川   嵐  なく
 63
4839原 60山 14179633
  思 
 ころ  小野 月 見山山橋ふみふみ聞鳴鳴 初める 神るりふり ┃  花
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
  思 
 ころ  をの 月 見夜夜 橋霜霜きく   初   神  ふりふふ 花
 80
84長 59更 29742415る 
物 思 
  世  独寝  かた月 おく   心     たむき  春衣 ふる花
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
物 思夜
夜 夜  独寝  かた月 おく   心   なたきたた 春衣 ふる花
 85
53918183261355へ 35
物 思 
 ぬるりりなく方方 月   思  ゆきねね 嶺ぬぬ 音 来 山 花 知人
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━  
物 思 
 ぬる  なく   月   思逢逢ゆき   嶺   音 来 山 山花知人
 43
2044577710ゆ 622566
物 思思
思詫び身身 恨 月 見 瀬 川かきしるくき出でて関鳥夜坂坂 来 人 桜
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
物 思 
 詫び   恨 月 見 瀬 川  しる  出でて関鳥夜   来 人 桜
 40
655231649870784761 
恋 人 
  袖  明け 月 明  わた   川暮暮たち処く通う 寂し重重 桜
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
恋 人立
立 袖うう明け 月 明  わた   川  たつ  通う  寂し   桜
 41
9530367627つ 182873
 わがめ
 うき ばかりけけ 月明 わた見見 恋みみ 世人人よる目目 早  高砂
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
 わが 
 うき ばかりばば 月明 わたわわ 恋   世 みよる   早  高砂
 86
826721118819495134
  思 
  命くなくり長月るるわた舟 かり   芦きき  さしも  まつ
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
  思 
  命共あら  長月  わた舟とかり秋秋 芦    させも  まつ 
 50
54566846ま 71877516
惜 思 
  忘なな 思 あらで月  舟をを濡れ  おと秋秋 干 秋契りししまつむ
━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━
惜 思人
人 忘人人 思 あらね月  舟  濡れ  おと秋秋 干 秋契りし まつ来
 99
384523939072924297
  身思
思身 身身      しし  のの  濡濡  袖袖      つ

後鳥羽院→                                         ←定家


林直道氏『百人一首の秘密-驚異の歌織物』における試み:
http://www8.plala.or.jp/naomichi/hyakushu/utaorimono.html
http://www8.plala.or.jp/naomichi/hyakushu/ezu.html


歌織物説時代順図表付録系図土地分類その他 →改訂版別頁


歌織物(林直道説):

式子内親王→                              ←順徳院
       風風              山山  山山  山山  あある
 89玉玉37吹吹58風風79雲雲12風風32風風94吹吹69吹吹22100
 絶え   風   原人 出月   天  紅葉山 みのの竜田川嵐嵐 嵐  ある 
 絶え   風お小 原人 出月天天 天  紅葉山 みのの竜田川   嵐  なく
 63思思48の野39原原 のの60山山 奥奥14そ括17ふふ96花花33
  思  ころ  小野 月 見山山橋ふみふみ聞鳴鳴 初める 神るりふり   花
  思  ころ  をの 月 見夜夜 橋霜霜きく   初   神  ふりふふ 花
 80長長84長長 寝寝59更更 白白29初初74祈神24手手15りる 
物 思   世  独寝  かた月 おく   心     たむき  春衣 ふる花
物 思夜夜 夜  独寝  かた月 おく   心   ななたきたた 春衣 ふる花
 85明明53独独91鳴鳴81鳴鳴83山山26みみ13りり55えへ 香香35
物 思  ぬるりりなく方方 月   思  ゆきねね 嶺ぬぬ 音 来 山 花 知人  
物 思  ぬる  なく   月   思逢逢ゆき   嶺   音逢来 山 山花知人
 43逢逢20逢逢44逢逢57逢逢77せせ10ゆゆ ねね62坂逢25知知66
物 思思思詫び身身 恨 月 見 瀬 川かきしるくき出でて関 鳥夜坂 来 人 桜
物 思  詫び   恨 月 見 瀬 川  しる  出でて関 鳥夜  来 人 桜
 40恋恋65恨恨52朝朝31朝朝64川川98夕夕70何い78い来47八八61    
恋 人   袖  明け 月 明  わた   川暮暮たち処く通う 寂し重重 桜
恋 人立立 袖うう明け 月 明  わた   川  たつ  通う  寂し   桜
 41そ染95きき30明明36雲雲76原原27つつ 住住18人人28山山73
 わがめ うき ばかりけけ 月明 わた   恋みみ 世人人よる目目 早  高砂
 わが  うき ばかりばば 月明 わたわわ 恋   世 みよる   早  高砂
 86涙涙82あな67かか21つ釣11たた88芦芦19短か49思思51知知34
  思   命るくなくりり長月るるわた舟 かり   芦きき  さしも  まつ
  思   命共共あら  長月  わた舟とかり秋秋 芦    させも とまつ    
 50命命54がが56世世68恋恋46とま 田田71葉葉87露露75とし16
惜 思   忘なな 思 あらで月  舟をを濡れ  おと秋秋 干 秋契りし まつむ
惜 思人人 忘人人 思 あらね月  舟  濡れ  おと秋秋 干 秋契りし まつ来
 99惜惜38思思45身身23悲悲93天天90袖袖72浜沖92袖袖42まま97
  身思思身 身身      しし  のの  濡濡  袖袖      つつ

後鳥羽院→                                ←定家


林直道氏『百人一首の秘密-驚異の歌織物』における試み:
http://www8.plala.or.jp/naomichi/hyakushu/utaorimono.html
http://www8.plala.or.jp/naomichi/hyakushu/ezu.html
<百の歌が、合せ言葉のタテ糸、ヨコ糸によって一枚の織物のように織り上げられているという意味で、私はこのしくみを《歌織物》と名づけた。
(この復元の過程では経済学の再生産論にいう二部門分割からの水平思考が大いに役立った)>
(上記、林直道氏サイトより)
絵解き(右七列):
http://www.ogurasansou.co.jp/site/hyakunin/hyakunin01.html

まとめサイト:
http://hyakuninnissyu.seesaa.net/article/144788199.html





林直道氏サイトより

___________________

___________________

時代順図表

\    
 \ 身分
時代\  
男 性 七九女 性 二一
天皇七
親王一
    官人 五八 (藤原姓二五)僧侶
一三
女帝一 
内親王一
女房
一七

万葉集時代
計六
(男五、
 女一)
天智
天皇
人麿
赤人
家持
仲麿


持統
天皇


六歌仙
時代

計一二
(男一一、
 女一)
陽成院
(
13)
光孝
天皇
(
15)
猿丸大夫 
参議篁11 
河原左大臣け(14)
行平16
業平17
文屋康秀22

喜撰

蝉丸
10
遍昭
12

小町

古今集
時代

 計一八
(男一七、
 女一)


大江千里お23
菅家24
宗于げ28
躬恒29
壬生忠岑30
坂上是則31
列樹32
友則33
貫之35
清原深養父36
文屋朝康37
敏行
18
三条右大臣
25
[貞信公]
26
[兼輔]
27
興風
34
素性
21

[伊勢]
19

後撰集
以後
千載集
までの
時代
   
   
   
   
計四八
(男三四、
 女一四)
元良
親王
(
20)


三条院
(68)
参議等け39
平兼盛へ40
壬生忠見41
清原元輔42
曽禰好忠46
源重之げ48
能宣49
 
 
[敦忠]43
[朝忠]44
[謙徳公]45 
義孝50
実方51
道信52
[公任](55
[道雅]63
[定頼]64
恵慶
47
能因
69
良暹
70

[右近]38
和泉式部お(56)
[紫式部](57
[大弐三位](58)
赤染衛門お(59)
小式部内侍お(60)
伊勢大輔61
清少納言(62
相模お65
[道綱母]
(
53)
[儀同三司母]
(
54)

   
   
   
崇徳院
(
77)
   
経信け
71
匡房お
73
俊頼げ
74
兼昌げ
78
基俊(75
[法性寺      
 入道](76) 
[顕輔]79
[後徳大寺    
左大臣]81 
清輔(84
行尊け
66
[道因]
82
俊恵け
85

周防内侍へ
(67)
紀伊へ
72
堀河け
80

新古今集
時代

計一六
(男一二、
女四)
後鳥羽

(99)
順徳院
(100)
実朝け
93
[俊成](83
[良経]91
[雅経]94
[公経](96
[定家](97
[家隆](98
西行
86
[寂蓮]
87
[慈円]
95
式子 
内親王
(89)
皇嘉門院別当け
88
[殷富門院大輔]
90
二条院讃岐け
92

春六夏四秋一六冬六羇旅四離別一、雑部二〇、恋四三  (参照:鈴木知太郎著『小倉百人一首』29、31頁)
人名:赤=六歌仙紫=六歌仙であり三十六歌仙青=三十六歌仙。人麿と赤人は歌聖。(参照:吉海直人著『図説 百人一首』19頁)

注:元良親王と敦忠(共に古今集に未収録、後撰集に収録)の時代を鈴木知太郎の資料より一つ下げた。
[名前]は藤原姓なのに呼称として採用されていない。「名前げ」は源氏、「名前け」は源氏なのに呼称に採用されていない。「名前へ」は平氏。「名前お」は大江氏(平兼盛の娘と言われる赤染衛門は平氏ではなく大江氏に数えた)。
付録 天皇家、清原氏、大江氏系図:

               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
               天智1               天武
               ┣━━┳━━┳━━┓     ┏━━┻━━┓
               施基 弘文 持統 元明    皇子    舎人親王
               皇子          ┏━┻━┓   ┣━━━┓
               ┃            文武  元正  御原王 貞代王
               光仁           ┃       ┃   ┃
               ┃            聖武      小倉王 有雄
    ┏━━━━━━━━━━桓武━━┳━━━┓    ┃       ┃   ┃
    葛原親王(桓武平氏祖)┃   平城  良岑安世 孝謙・称徳   繁野王  通雄?房則?
    ┃      ┏━━━嵯峨  ┃   ┃                ┃
 ┏━(略)    (略)  ┣━┓ 阿保  遍昭12             清原深養父36
将門 ┏┻━┓    ┃   ┃源融 親王  ┃                ┃
  (略)(略)  参議等3914 ┣━┓ 素性21             春光?顕忠?
周防内侍  紀伊       ┃  行平 業平                 ┃
  67  72       仁明 16 17                 元輔42
    ┏(略)━土師氏   ┣━━━━━━━━━━━━━━━━┓       ┃
┏━━(略)┓    ┏━━━光孝15             文徳      清少納言62
大江音人  菅原道真(略)  ┣━━━━━━━━━━━━━┓  ┃
┣━━━━┓  24 ┃伊勢━宇多            是忠 清和
千古   大江千里  ┃19 ┣━(略)┓  源氏   親王 ┣━━━━┳
┣━━━┓  23 (玄孫) 醍醐   (71、74、  ┃  陽成13 ┃ 貞元親王━┓
維明  維明    平兼盛  ┣(略)┓ 85、78へ) 源宗于┃    貞純親王  (略)
┃   ┃     40   村上 55、64へ)   28 元良親王      
 
仲宣  重光    ┃    ┣━━┳(略)┓ 藤原氏       20 源経基   (孫)
┃   ┣━━┓  赤染   円融 冷泉 80、88へ)源氏      ┃
      源重之 
清言  雅到 匡衡┳衛門   ┃  ┣━━━━━━━━┓         満仲     48
┣━┓ ┃    ┃59   一条 花山       三条68      ┣━━━┓ 
公資┃ 和泉┳橘 挙周    ┣━━━━━━┓    ┃         頼光┓ 頼信┓
 相模 式部┃道貞┃     後朱雀    後一条  敦明親王━┓     (略) (略)
 65 56┃  成衡    ┣━━━━━━┓        (孫)     二条院 実朝
     小式部 ┃     後三条    後冷泉       行尊     讃岐  93
     内侍  匡房    ┃                66     92
     60  73   (三代略)
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓
               後白河    崇徳77  近衛
               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━┓
               高倉               式子内親王
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓      89
               後鳥羽99  安徳    守貞親王  
               ┣━━━━━━┓     ┃
               土御門    順徳100 後堀河
               ┃      ┃     ┃
               後嵯峨    仲恭    四条

(桓武平氏高棟流の子孫である周防内侍67及び桓武平氏紀伊72や清和源氏、三条源氏の系譜は入れたが、宇多源氏〜71源経信、74源俊頼、85源俊恵、78源兼昌が該当〜と村上源氏〜80堀河、88皇嘉門院別当が該当〜は省いた。醍醐天皇関連の藤原氏〜55公任、64定頼が該当〜も省いた。周防内侍67と桓武平氏紀伊72は葛原親王高棟流の系譜。ちなみに平将門も高望流ではあるが葛原親王の系譜。大江氏と菅原氏は共に野見宿禰を遠い祖に持つ土師氏の出と言われる。)


歴代天皇の略系図外部


又は、

天皇家、清原氏、大江氏系図:

               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
               天智1               天武
               ┣━━┳━━┳━━┓     ┏━━┻━━┓
               施基 弘文 持統 元明    皇子    舎人親王
               皇子          ┏━┻━┓   ┣━━━┓
               ┃            文武  元正  御原王 貞代王
               光仁           ┃       ┃   ┃
               ┃            聖武      小倉王 有雄
    ┳━━━━━━━━━━桓武━━┳━━━┓    ┃       ┃   ┃
    葛原親王(桓武平氏祖)┃   平城  良岑安世 孝謙・称徳   繁野王  通雄?房則?
    ┃      ┳━━━嵯峨  ┃   ┃                ┃
 ┳━(略)    (略)  ┣━┓ 阿保  遍昭12             清原深養父36
将門 ┏┻━┓    ┃   ┃源融 親王  ┃                ┃
  (略)(略)  参議等3914 ┣━┓ 素性21             春光?顕忠?
周防内侍  紀伊       ┃  行平 業平                 ┃
  67  72       仁明 16 17                 元輔42
    ┳(略)━土師氏   ┣━━━━━━━━━━━━━━━━┓       ┃
┏━━(略)┓    ┳━━━光孝15             文徳      清少納言62
大江音人  菅原道真(略)  ┣━━━━━━━━━━━━━┓  ┃
┣━━━━┓  24 ┃伊勢━宇多            是忠 清和
千古   大江千里  ┃19 ┣━(略)┓  源氏   親王 ┣━━━━┳
┣━━━┓  23 (玄孫) 醍醐   (71、74、  ┃  陽成13 ┃ 貞元親王━┓
維明  維明    平兼盛  ┣(略)┓ 85、78へ) 源宗于┃    貞純親王  (略)
┃   ┃     40   村上 55、64へ)   28 元良親王      
 
仲宣  重光    ┃    ┣━━┳(略)┓ 藤原氏       20 源経基   (孫)
┃   ┣━━┓  赤染   円融 冷泉 80、88へ)源氏      ┃
      源重之 
清言  雅到 匡衡┳衛門   ┃  ┣━━━━━━━━┓         満仲     48
┣━┓ ┃    ┃59   一条 花山       三条68      ┣━━━┓ 
公資┃ 和泉┳橘 挙周    ┣━━━━━━┓    ┃         頼光┳ 頼信┳
 相模 式部┃道貞┃     後朱雀    後一条  敦明親王━┓     (略) (略)
 65 56┃  成衡    ┣━━━━━━┓        (孫)     二条院 実朝
     小式部 ┃     後三条    後冷泉       行尊     讃岐  93
     内侍  匡房    ┃                66     92
     60  73   (三代略)
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓
               後白河     崇徳77  近衛
               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━┓
               高倉               式子内親王
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓      89
               後鳥羽99   安徳    守貞親王  
               ┣━━━━━━┓     ┃
               土御門     順徳100 後堀河
               ┃      ┃     ┃
               後嵯峨     仲恭    四条

(桓武平氏高棟流の子孫である周防内侍67及び桓武平氏紀伊72や清和源氏、三条源氏の系譜は入れたが、宇多源氏〜71源経信、74源俊頼、85源俊恵、78源兼昌が該当〜と村上源氏〜80堀河、88皇嘉門院別当が該当〜は省いた。醍醐天皇関連の藤原氏〜55公任、64定頼が該当〜も省いた。周防内侍67と桓武平氏紀伊72は葛原親王高棟流の系譜。ちなみに平将門も高望流ではあるが葛原親王の系譜。大江氏と菅原氏は共に野見宿禰を遠い祖に持つ土師氏の出と言われる。)


あるいは、

天皇家、清原氏、大江氏系図:

               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
               天智1               天武
               ┣━━┳━━┳━━┓     ┏━━┻━━┓
               施基 弘文 持統 元明    皇子    舎人親王
               皇子          ┏━┻━┓   ┣━━━┓
               ┃            文武  元正  御原王 貞代王
               光仁           ┃       ┃   ┃
               ┃            聖武      小倉王 有雄
    ┳━━━━━━━━━━桓武━━┳━━━┓    ┃       ┃   ┃
    葛原親王(桓武平氏祖)┃   平城  良岑安世 孝謙・称徳   繁野王  通雄?房則?
    ┃      ┳━━━嵯峨  ┃   ┃                ┃
 ┳━(略)    (略)  ┣━┓ 阿保  遍昭12             清原深養父36
将門 ┏┻━┓    ┃   ┃源融 親王  ┃                ┃
  (略)(略)  参議等3914 ┣━┓ 素性21             春光?顕忠?
周防内侍  紀伊       ┃  行平 業平                 ┃
  67  72       仁明 16 17                 元輔42
               ┣━━━━━━━━━━━━━━┓       ┃
           ┳━━━光孝15             文徳      清少納言62
大江音人      (略)  ┣━━━━━━━━
━━━┓  ┃
┣━━━━━┓    ┃伊勢━宇多            是忠 清和
千古    大江千里 ┃19 ┣━(略)
┓  源氏   親王 ┣━━━━┳
┣━━━┓   23(玄孫) 醍醐   (71、74、  ┃  陽成13 ┃ 貞元親王━┓
維明  維明    平兼盛  ┣(略)┓ 85、78へ) 源宗于┃    貞純親王  (略)
┃   ┃     40   村上 55、64へ)   28 元良親王      
 
仲宣  重光    ┃    ┣━━┳(略)┓ 藤原氏     20   源経基   (孫)
┃   ┣━━┓  赤染   円融 冷泉 80、88へ)源氏      ┃
      源重之 
清言  雅到 匡衡┳衛門   ┃  ┣━━━━━━━━┓         満仲     48
┣━┓ ┃    ┃59   一条 花山       三条68      ┣━━━┓ 
公資┃ 和泉┳橘 挙周    ┣━━━━━━┓    ┃         頼光┳ 頼信┳
 相模 式部┃道貞┃     後朱雀    後一条  敦明親王━┓     (略) (略)
 65 56┃  成衡    ┣━━━━━━┓        (孫)     二条院 実朝
     小式部 ┃     後三条    後冷泉       行尊     讃岐  93
     内侍  匡房    ┃                66     92
     60  73   (三代略)
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓
               後白河     崇徳77  近衛
               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━┓
               高倉               式子内親王
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓      89
               後鳥羽99   安徳    守貞親王  
               ┣━━━━━━┓     ┃
               土御門     順徳100 後堀河
               ┃      ┃     ┃
               後嵯峨     仲恭    四条

(桓武平氏高棟流の子孫である周防内侍67及び桓武平氏紀伊72や清和源氏、三条源氏の系譜は入れたが、宇多源氏〜71源経信、74源俊頼、85源俊恵、78源兼昌が該当〜と村上源氏〜80堀河、88皇嘉門院別当が該当〜は省いた。醍醐天皇関連の藤原氏〜55公任、64定頼が該当〜も省いた。周防内侍67と桓武平氏紀伊72は葛原親王高棟流の系譜。ちなみに平将門も高望流ではあるが葛原親王の系譜。)

別版:

:天皇家、清原氏、大江氏系図:

               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
               天智1               天武
               ┣━━┳━━┳━━┓     ┏━━┻━━┓
               施基 弘文 持統 元明    皇子    舎人親王
               皇子          ┏━┻━┓   ┣━━━┓
               ┃            文武  元正  御原王 貞代王
               光仁           ┃       ┃   ┃
               ┃            聖武      小倉王 有雄
    ┳━━━━━━━━━━桓武━━┳━━━┓    ┃       ┃   ┃
    葛原親王(桓武平氏祖)┃   平城  良岑安世 孝謙・称徳   繁野王  通雄?房則?
    ┃      ┳━━━嵯峨  ┃   ┃                ┃
 ┳━(略)    (略)  ┣━┓ 阿保  遍昭12             清原深養父36
将門 ┏┻━┓    ┃   ┃源融 親王  ┃                ┃
  (略)(略)  参議等3914 ┣━┓ 素性21             春光?顕忠?
周防内侍  紀伊       ┃  行平 業平                 ┃
  67  72       仁明 16 17                 元輔42
               ┣━━━━━━━━━━━━━━┓       ┃
           ┳━━━光孝15             文徳      清少納言62
大江音人      (略)  ┣━━━━━━━━
━━━┓  ┃
┣━━━━━┓    ┃伊勢━宇多            是忠 清和
千古    大江千里 ┃19 ┣━(略)
┓       親王 ┣━━━━┳
┣━━━┓   23(玄孫) 醍醐   (71、74、  ┃  陽成13 ┃ 貞元親王━┓
維明  維明    平兼盛  ┣(略)┓ 85、78へ) 源宗于┃    貞純親王  (略)
┃   ┃     40   村上 55、64へ)   28 元良親王      
 
仲宣  重光    ┃    ┣━━┳(略)┓         20   源経基   (孫)
┃   ┣━━┓  赤染   円融 冷泉 80、88へ)        ┃
      源重之 
清言  雅到 匡衡┳衛門   ┃  ┣━━━━━━━━┓         満仲     48
┣━┓ ┃    ┃59   一条 花山       三条68      ┣━━━┓ 
公資┃ 和泉┳橘 挙周    ┣━━━━━━┓    ┃         頼光┳ 頼信┳
 相模 式部┃道貞┃     後朱雀    後一条  敦明親王━┓     (略) (略)
 65 56┃  成衡    ┣━━━━━━┓        (孫)     二条院 実朝
     小式部 ┃     後三条    後冷泉       行尊     讃岐  93
     内侍  匡房    ┃                66     92
     60  73   (三代略)
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓
               後白河     崇徳77  近衛
               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━┓
               高倉               式子内親王
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓      89
               後鳥羽99   安徳    守貞親王  
               ┣━━━━━━┓     ┃
               土御門     順徳100 後堀河
               ┃      ┃     ┃
               後嵯峨     仲恭    四条

(桓武平氏高棟流の子孫である周防内侍67及び桓武平氏紀伊72や清和源氏、三条源氏の系譜は入れたが、宇多源氏〜71源経信、74源俊頼、85源俊恵、78源兼昌が該当〜と村上源氏〜80堀河、88皇嘉門院別当が該当〜は省いた。醍醐天皇関連の藤原氏〜55公任、64定頼が該当〜も省いた。周防内侍67と桓武平氏紀伊72は葛原親王高棟流の系譜。ちなみに平将門も高望流ではあるが葛原親王の系譜。)

以下、草稿:

天皇家、清原氏、大江氏系図:

               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
               天智1               天武
               ┣━━┳━━┳━━┓     ┏━━┻━━┓
               施基 弘文 持統 元明    皇子    舎人親王
               皇子          ┏━┻━┓   ┣━━━┓
               ┃            文武  元正  御原王 貞代王
               光仁           ┃       ┃   ┃
               ┃            聖武      小倉王 有雄
    ┳━━━━━━━━━━桓武━━┳━━━┓    ┃       ┃   ┃
    葛原親王(桓武平氏祖)┃   平城  良岑安世 孝謙・称徳   繁野王  通雄?房則?
    ┃      ┳━━━嵯峨  ┃   ┃                ┃
 ┳━(略)    (略)  ┣━┓ 阿保  遍昭12             清原深養父36
将門 ┏┻━┓    ┃   ┃源融 親王  ┃                ┃
  (略)(略)  参議等3914 ┣━┓ 素性21             春光?顕忠?
周防内侍  紀伊       ┃  行平 業平                 ┃
  67  72       仁明 16 17                 元輔42
               ┣━━━━━
━┓         ┃
           ┳━━━光孝15           文徳        清少納言62
大江音人      (略)  ┣━━━━━━━━━━━┓  ┃
┣━━━━━┓    ┃伊勢━宇多          是忠 清和
千古    大江千里 ┃19 ┣
(略)┓      親王 ┣━━━━┳━┓
┣━━━┓   23(玄孫) 醍醐   71、74、 ┃  陽成13 ┃ 貞元親王━(略)━┓
維明  維明    平兼盛  ┣(略)┓85、78 源宗于┃    貞純親王      (孫)
┃   ┃     40   村上  55、64  28 元良親王         源重之
仲宣  重光    ┃    ┣━━┳(略)┓         20 経基王(源経基)  48
┃   ┣━━┓  赤染   円融 冷泉  80、88へ       ┃
清言  雅到 匡衡┳衛門   ┃  ┣━━━━━━━━┓       満仲 
┣━┓ ┃    ┃59   一条 花山       三条68    ┣━━━┓ 
公資┃ 和泉┳橘 挙周    ┣━━━━━━┓    ┃       頼光┳ 頼信┳
 相模 式部┃道貞┃     後朱雀    後一条  敦明親王━┓   (略) (略)
 65 56┃  成衡    ┣━━━━━━┓        (孫)   二条院 実朝
     小式部 ┃     後三条    後冷泉       行尊   讃岐  93
     内侍  匡房    ┃                66   92
     60  73   (三代略)
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓
               後白河     崇徳77  近衛
               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━┓
               高倉               式子内親王
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓      89
               後鳥羽99   安徳    守貞親王  
               ┣━━━━━━┓     ┃
               土御門     順徳100 後堀河
               ┃      ┃     ┃
               後嵯峨     仲恭    四条

(桓武平氏高棟流の子孫である周防内侍67及び桓武平氏紀伊72や清和源氏、三条源氏の系譜は入れたが、宇多源氏〜71源経信、74源俊頼、85源俊恵、78源兼昌が該当〜と村上源氏〜80堀河、88皇嘉門院別当が該当〜は省いた。醍醐天皇関連の藤原氏〜55公任、64定頼が該当〜も省いた。周防内侍67と桓武平氏紀伊72は葛原親王高棟流の系譜。ちなみに平将門も高望流ではあるが葛原親王の系譜。)

又は、

天皇家、清原氏、大江氏系図:

               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
               天智1               天武
               ┣━━┳━━┳━━┓     ┏━━┻━━┓
               施基 弘文 持統 元明    皇子    舎人親王
               皇子          ┏━┻━┓   ┣━━━┓
               ┃            文武  元正  御原王 貞代王
               光仁           ┃       ┃   ┃
               ┃            聖武      小倉王 有雄
    ┳━━━━━━━━━━桓武━━┳━━━┓    ┃       ┃   ┃
    葛原親王(桓武平氏祖)┃   平城  良岑安世 孝謙・称徳   繁野王  通雄?房則?
    ┃      ┳━━━嵯峨  ┃   ┃                ┃
 ┳━(略)    (略)  ┣━┓ 阿保  遍昭12             清原深養父36
将門 ┏┻━┓    ┃   ┃源融 親王  ┃                ┃
  (略)(略)  参議等3914 ┣━┓ 素性21             春光?顕忠?
周防内侍  紀伊       ┃  行平 業平                 ┃
  67  72       仁明 16 17                 元輔42
               ┣━━━━━━┓                 ┃
           ┳━━━光孝15   文徳                清少納言62
大江音人      (略)  ┣━━━┓  ┃
┣━━━━━┓    ┃伊勢━宇多  是忠 清和
千古    大江千里 ┃19 ┣━━┓親王 ┣━━━━┳━┓
┣━━━┓   23(玄孫) 醍醐  ┃  陽成13 ┃ 貞元親王━(略)━┓
維明  維明    平兼盛  ┣━┓源宗于 ┃    貞純親王      (孫)
┃   ┃     40   村上  28 元良親王         源重之
仲宣  重光    ┃    ┣━━┳━━┓  20 経基王(源経基)  48
┃   ┣━━┓  赤染   円融 冷泉             ┃
清言  雅到 匡衡┳衛門   ┃  ┣━━━━━━━━┓     満仲 
┣━┓ ┃    ┃59   一条 花山       三条68  ┣━━━┓ 
公資┃ 和泉┳橘 挙周    ┣━━━━━━┓    ┃     頼光┳ 頼信┳
 相模 式部┃道貞┃     後朱雀    後一条  敦明親王━┓ (略) (略)
 65 56┃  成衡    ┣━━━━━━┓        (孫) 二条院 実朝
     小式部 ┃     後三条    後冷泉       行尊 讃岐  93
     内侍  匡房    ┃                66 92
     60  73   (三代略)
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓
               後白河     崇徳77  近衛
               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━┓
               高倉               式子内親王
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓      89
               後鳥羽99   安徳    守貞親王  
               ┣━━━━━━┓     ┃
               土御門     順徳100 後堀河
               ┃      ┃     ┃
               後嵯峨     仲恭    四条

(桓武平氏高棟流の子孫である周防内侍67及び桓武平氏紀伊72や清和源氏、三条源氏の系譜は入れたが、宇多源氏〜71、74、85、78が該当〜と村上源氏〜80、88が該当〜は省いた。醍醐天皇関連の藤原氏〜55、64が該当〜も省いた。周防内侍67と桓武平氏紀伊72は葛原親王高棟流の系譜。ちなみに平将門も高望流ではあるが葛原親王の系譜。)

別バージョン:

天皇家、清原氏、大江氏系図:

               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
               天智1               天武
               ┣━━┳━━┳━━┓     ┏━━┻━━┓
               施基 弘文 持統 元明    皇子    舎人親王
               皇子          ┏━┻━┓   ┣━━━┓
               ┃            文武  元正  御原王 貞代王
               光仁           ┃       ┃   ┃
               ┃            聖武      小倉王 有雄
    ┳━━━━━━━━━━桓武━━┳━━━┓    ┃       ┃   ┃
    葛原親王(桓武平氏祖)┃   平城  良岑安世 孝謙・称徳   繁野王  通雄?房則?
    ┃      ┳━━━嵯峨  ┃   ┃                ┃
   (略)    (略)  ┣━┓ 阿保  遍昭12             清原深養父36
    ┃      ┃   ┃源融 親王  ┃                ┃
  周防内侍67  参議等3914 ┣━┓ 素性21             春光?顕忠?
               ┃  行平 業平                 ┃
               仁明 16 17                 元輔42
               ┣━━━━━━┓                 ┃
           ┳━━━光孝15   文徳                清少納言62
大江音人      (略)  ┣━━━┓  ┃
┣━━━━━┓    ┃伊勢━宇多  是忠 清和
千古    大江千里 ┃19 ┣━━┓親王 ┣━━━━┳━┓
┣━━━┓   23(玄孫) 醍醐  ┃  陽成13 ┃ 貞元親王━(略)━┓
維明  維明    平兼盛  ┣━┓源宗于 ┃    貞純親王      (孫)
┃   ┃     40   村上  28 元良親王         源重之
仲宣  重光    ┃    ┣━━┳━━┓  20 経基王(源経基)  48
┃   ┣━━┓  赤染   円融 冷泉             ┃
清言  雅到 匡衡┳衛門   ┃  ┣━━━━━━━━┓     満仲 
┣━┓ ┃    ┃59   一条 花山       三条68  ┣━━━┓ 
公資┃ 和泉┳橘 挙周    ┣━━━━━━┓    ┃     頼光┳ 頼信┳
 相模 式部┃道貞┃     後朱雀    後一条  敦明親王━┓ (略) (略)
 65 56┃  成衡    ┣━━━━━━┓        (孫) 二条院 実朝
     小式部 ┃     後三条    後冷泉       行尊 讃岐  93
     内侍  匡房    ┃                66 92
     60  73   (三代略)
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓
               後白河     崇徳77  近衛
               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━┓
               高倉               式子内親王
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓      89
               後鳥羽99   安徳    守貞親王  
               ┣━━━━━━┓     ┃
               土御門     順徳100 後堀河
               ┃      ┃     ┃
               後嵯峨     仲恭    四条

(桓武平氏高棟流の子孫である周防内侍67や清和源氏、三条源氏の系譜は入れたが、宇多源氏〜71、74、85、78が該当〜と村上源氏〜80、88が該当〜は省いた。醍醐天皇関連の藤原氏〜55、64が該当〜も省いた。桓武平氏紀伊72〜周防内侍67と同じく葛原親王高棟流の系譜。平将門も高望流ではあるが葛原親王の系譜〜も省いた。)

あるいは、

               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
               天智1               天武
               ┣━━┳━━┳━━┓     ┏━━┻━━┓
               施基 弘文 持統 元明    皇子    舎人親王
               皇子          ┏━┻━┓   ┣━━━┓
               ┃            文武  元正  御原王 貞代王
               光仁           ┃       ┃   ┃
               ┃            聖武      小倉王 有雄
    ┳━━━━━━━━━━桓武━━┳━━━┓    ┃       ┃   ┃
    葛原親王(桓武平氏祖)┃   平城  良岑安世 孝謙・称徳   繁野王  通雄?房則?
    ┃      ┳━━━嵯峨  ┃   ┃                ┃
   (略)    (略)  ┣━┓ 阿保  遍昭12             清原深養父36
    ┃      ┃   ┃源融 親王  ┃                ┃
  周防内侍67  参議等3914 ┣━┓ 素性21             春光?顕忠?
               ┃  行平 業平                 ┃
               仁明 16 17                 元輔42
               ┣━━━━━━┓                 ┃
           ┳━━━光孝15   文徳                清少納言62
大江音人      (略)  ┣━━┓   ┃
┣━━━━━┓    ┃伊勢━宇多 是忠  清和
千古    大江千里 ┃19 ┃  親王  ┣━━━━━┓
┣━━━┓   23(玄孫) 醍醐 ┃   陽成13  貞元親王━(略)━┓
維明  維明    平兼盛  ┃  源宗于 ┃             (孫)
┃   ┃     40   村上 28  元良親王20       源重之
仲宣  重光    ┃    ┣━━━━━┓              48
┃   ┣━━┓  赤染   円融    冷泉
清言  雅到 匡衡┳衛門   ┃     ┣━━━━━┓
┣━┓ ┃    ┃59   一条    花山    三条68
公資┃ 和泉┳橘 挙周    ┣━━━━━━┓    ┃
 相模 式部┃道貞┃     後朱雀    後一条  敦明親王━┓
 65 56┃  成衡    ┣━━━━━━┓        (孫)
     小式部 ┃     後三条    後冷泉       行尊
     内侍  匡房    ┃                66
     60  73   (三代略)
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓
               後白河     崇徳77  近衛
               ┣━━━━━━━━━━━━━━━━┓
               高倉               式子内親王
               ┣━━━━━━┳━━━━━┓      89
               後鳥羽99   安徳    守貞親王  
               ┣━━━━━━┓     ┃
               土御門     順徳100 後堀河
               ┃      ┃     ┃
               後嵯峨     仲恭    四条


(桓武平氏の子孫である周防内侍67は入れたが、48以外の清和源氏〜92、93が該当〜と宇多源氏〜71、74、85、78が該当〜と村上源氏〜80、88が該当〜は省いた。)

歴代天皇の略系図外部

付録:藤原家関連系図(数字は百人一首の歌番号)

   鎌足
   ┃
   不比等
   ┣━━━━━━━━━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┓ 
   房前(北家)     (南家)(式家)(京家) ┃   宮子┳文武天皇
   ┃           ┃       ┃  光明子━┳━聖武天皇
   真楯         (略)     (略)     孝謙
   ┃           ┣━━━━┓  ┃      天皇
   内麻呂        (略)  (略) 興風34 
   ┃           ┃    ┃
   ┃           敏行18 右近38
   ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   冬嗣┳━━━━━━━━━━┓                     真夏
 ┏━━━良房         良門┳━━━━━━━━━━━━━━━┓   ┃
基経┳━━━━━━━━━━┓    高藤┓             利基  〜
 貞信公┳━━━━┓   時平┓    三条右大臣25       ┃   〜
藤原忠平┃ 醍醐 師尹┓   敦忠   藤原定方          ┃   ┃
26  ┃ 天皇  ┏実時  43   ┃             ┃   伊勢
┃  実頼  ┃ 実方51       ┣━━┳━━┳━━┳━━┓ 兼輔  19
師輔  ┃代明親王┳━┳━右大臣藤原定方女  ┃  ┃  朝忠 女┳27 
┃  頼忠━┳━━厳子┃    代明親王室  朝頼 ┃  44  ┃  
┃ ┏━━━公任 女王┃           ┃  女━━━━┳━雅正    
定頼64 55   ┃           為輔      ┣━━━━━━┓
┣━┳━┳━┓   恵子           ┣━┳━┓   為時     為頼
┃ ┃公季 伊尹━┳女王          惟孝 ┃ ┃   ┣━━━┓  ┃
┃為光 ┃ 45 義孝━┓          ┃ ┃宣孝━┳━紫式部 惟規 〜
┃ ┃ 実成┓  50 行成         ┃ ┃   賢子 57    〜
┃ 道信  公成┓              ┃ 説孝 大弐三位      ┃
┃ 52    実季━━━━━━┳━━┓   ┃ ┃   58       家隆
兼家━┳道綱母         公実 顕季  〜〜〜            98
┃ 道綱 53         ┃  ┃   〜〜〜
┣━┳━┳━┓      三司┣━┓顕輔  ┃ ┃  
道長    道隆━━┳━┳54┃ ┃79 敦頼 殷富門院
┣┳┳┳┓     ┃ 伊周  ┃ ┃┃  道因 大輔    
┃┃ ┃彰子┳一条┳定子┃   実能┃清輔 82 90 
┃┃ ┃   天皇   道雅  ┃ ┃84
┃┃ 頼通━━┓    63  ┃ 通季┓ 
┃頼宗┓   師実━┓     公能┓ 公通┓  
長家 俊家  ┃  忠教┓     実定  実宗┓   
┃  ┃   師通  (略)  後徳大寺    公経、入道前太政大臣
忠家 基俊  ┃   雅経94  左大臣    96
┃  75 ┏忠実┓        81
俊忠┓  頼長  忠通━┳━━━━┓
 俊成83    76 兼実┓  慈円95
  ┣━━━━━┓    良経
定家97┓   寂蓮87 91 
   ┏為家 (養子) 
  為相

(飛鳥井雅経94も藤原氏に入れた。)

右近



あるいは、


:藤原家関連系図(数字は百人一首の歌番号)

   鎌足
   ┃
   不比等
   ┣━━━━━━━━━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┓ 
   房前(北家)     (南家)(式家)(京家) ┃   宮子┳文武天皇
   ┃           ┃       ┃  光明子━┳━聖武天皇
   真楯         (略)     (略)     孝謙
   ┃           ┣━━━━┓  ┃      天皇
   内麻呂        (略)  (略) 興風34 
   ┃            ┃    ┃
   ┃           敏行18 右近38
   ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   冬嗣┳━━━━━━━━━━┓                     真夏
 ┳━━━良房         良門┳━━━━━━━━━━━━━━━┓   ┃
基経┳━━━━━━━━━━┓    高藤┳             利基  〜
 貞信公┳━━━━┓   時平┳    三条右大臣25       ┃   〜
藤原忠平┃ 醍醐 師尹┳   敦忠   藤原定方          ┃   ┃
26  ┃ 天皇  ┳実時  43   ┃             ┃   伊勢
┃  実頼  ┃ 実方51       ┣━━┳━━┳━━┳━━┓ 兼輔  19
師輔  ┃代明親王┳━┳━右大臣藤原定方女  ┃  ┃  朝忠 女┳27 
┃  頼忠━┳━━厳子┃    代明親王室  朝頼 ┃  44  ┃  
┃ ┳━━━公任 女王┃           ┃  女━━━━┳━雅正    
定頼64 55   ┃           為輔      ┣━━━━━━┓
┣━┳━┳━┓   恵子           ┣━┳━┓   為時     為頼
┃ ┃公季 伊尹━┳女王          惟孝 ┃ ┃   ┣━━━┓  ┃
┃為光 ┃ 45 義孝━┓          ┃ ┃宣孝━┳━紫式部 惟規 〜
┃ ┃ 実成┳  50 行成         ┃ ┃   賢子 57    〜
┃ 道信  公成┳              ┃ 説孝 大弐三位      ┃
┃ 52    実季━━━━━━┳━━┓   ┃ ┃   58       家隆
兼家━┳道綱母         公実 顕季  〜〜〜            98
┃ 道綱 53         ┃  ┃   〜〜〜
┣━┳━┳━┓      三司┣━┓顕輔  ┃ ┃  
道長    道隆━━┳━┳54┃ ┃79 敦頼 殷富門院
┣┳┳┳┓     ┃ 伊周  ┃ ┃┃  道因 大輔    
┃┃ ┃彰子┳一条┳定子┃   実能┃清輔 82 90 
┃┃ ┃   天皇   道雅  ┃ ┃84
┃┃ 頼通━━┳    63  ┃ 通季┳ 
┃頼宗┳   師実━┓     公能┳ 公通┳  
長家 俊家  ┃  忠教┳     実定  実宗┳   
┃  ┃   師通  (略)  後徳大寺    公経、入道前太政大臣
忠家 基俊  ┃   雅経94  左大臣    96
┃  75 ┳忠実┳        81
俊忠┳  頼長  忠通━┳━━━━┓
 俊成83    76 兼実┳  慈円95
  ┣━━━━━┓    良経
定家97┳   寂蓮87 91 
   ┳為家 (養子) 
  為相

(飛鳥井雅経94も藤原氏に入れた。)

右近


参考:天皇家と藤原氏の近親相姦的血縁関係のプロトタイプ

          舒明
        ┏━┻━┓
   鎌足  天智   天武
   ┃   ┏┻┓  ┃
  不比等 元明┓持統┳┛
   ┃    ┃  ┃
   ┃    ┗┳草壁皇子
  ┏┻┓   ┏┻┓   
光明子┓宮子┳文武 元正
   ┃  ┃
   ┗┳聖武
    ┃
    孝謙

親子:┃
夫婦:┳ 

「彼(不比等)は、鎌足が死の直前まで手に入れることのできなかった大臣の位を、五十歳で獲得し、
また、文武天皇の夫人として入内させた娘、宮子の生んだ首(おびと)皇子を、皇太子の地位につけて、
藤原氏の血をひく最初の天皇の実現の道を確保し、藤原氏の家格を一挙に最高位にひき上げるための基礎
をきずいたのです。」(『埋もれた巨像』上山春平)

参考:系図体系 http://keizusoko.yukihotaru.com/contents_html.html#taikei



百 人 一 首:本文
(天皇家、藤原氏、源氏、平氏、大江氏、を組にした。|は親子、||は祖父母と子、(|)は養子。以上を重視し順番を入れ替えた。)
万葉時代(7−2−1=4):天皇家(10+1=11):六歌仙時代(1+10−2=9):小野氏(2):藤原氏(34):源氏(13):大江氏(5):平氏(2−1=1):菅原氏(1):清原氏(3):和泉氏(2):壬生氏(2):伊勢氏(2):紀氏(3):その他(4):僧侶(4):の順。


万葉時代:


 3 あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む
あしひきのやまとりのをのしたりをの なかなかしよをひとりかもねむ 柿本人麻呂

 4 田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ
たこのうらにうちいててみれはしろたへの ふしのたかねにゆきはふりつつ 山辺赤人

 6 鵲の渡せる橋に置く霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける
かささきのわたせるはしにおくしもの しろきをみれはよそふけにける 中納言家持(大伴家持)
 
 天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも
あまのはらふりさけみれはかすかなる みかさのやまにいてしつきかも 安倍仲麿
(注:歌が詠まれたのは唐と伝わる。百人一首で唯一外国で詠まれた歌ということになる。)

____________

天皇家:

 1 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ
あきのたのかりほのいほのとまをあらみ わかころもてはつゆにぬれつつ
                            天智天皇(中大兄皇子)
 |

  春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山
はるすきてなつきにけらししろたへの ころもほすてふあまのかくやま
                            持統天皇


13 筑波嶺の峰より落つるみなの川 恋ぞ積もりて淵となりぬる
つくはねのみねよりおつるみなのかわ こひそつもりてふちとなりぬる 陽成院
|                                      
20 わびぬれば今はたおなじ難波なる みをつくしても逢はむとぞ思ふ
わひぬれはいまはたおなしなにはなる みをつくしてもあはむとそおもふ 元良親王



15 君がため春の野に出でて若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ
きみかためはるののにいててわかなつむ わかころもてにゆきはふりつつ 光孝天皇
||
28 山里は冬ぞ寂しさまさりける 人目も草もかれぬと思へば
やまさとはふゆそさびしさまさりける ひとめもくさもかれぬとおもへは 源宗于朝臣)
本来は源氏


68 心にもあらで憂き夜に長らへば 恋しかるべき夜半の月かな
   こころにもあらてうきよになからへは こひしかるへきよはのつきかな
                                三条院
(注:後拾遺集の詞書によれば、三条院が皇位にあった時、内裏で詠んだ歌。)

|||
66
曾祖父・三条天皇(68番)と曾孫・大僧正行尊




77 瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ
   せをはやみいわにせかるるたきかはの われてもすゑにあはむとそおもふ
                                崇徳院

89 玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることの弱りもぞする
   たまのをよたえなはたえねなからへは しのふることのよはりもそする
                              式子内親王



99 人も愛し人も恨めしあじきなく 世を思ふゆゑにもの思ふ身は
   ひともをしひともうらめしあちきなく よをおもふゆゑにものおもふみは
                               後鳥羽院

100 百敷や古き軒端のしのぶにも なほ余りある昔なりけり
    ももしきやふるきのきはのしのふにも なほあまりあるむかしなりけり
                                 順徳院
(注:「百敷」は皇居をさす。)


百人一首参考系図(白洲正子『私の百人一首』参照):

┣━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
天智1               天武
┣━━━━┓            ┃
持統2  施基皇子         〜
     ┃          (六代略)
     光仁           〜
     ┃            ┃
     桓武━━┳━━━┓    清原深養父36
     ┃   平城  良岑安世 ┃
 ┳━━━嵯峨  ┃   ┃    顕忠
(略)  ┣━┓ 阿保  遍昭12 ┃
 ┃   ┃源融 親王      元輔42
参議等3914 ┣━┓ 素性21 ┃
     ┃  行平 業平     清少納言62
     仁明 16 17
     ┣━━━━━━┓
 ┳━━━光孝15   文徳
(略)  ┣━━┓   ┃
 ┃伊勢━宇多 是忠  清和
 ┃19 ┃  親王  ┣━━━━━┓
(玄孫) 醍醐 ┃   陽成13  貞元親王━(略)━┓
平兼盛  ┃  源宗于 ┃             (孫)
 40  村上 28  元良親王20       源重之
 ┃   ┣━━━━━┓              48
 赤染  円融    冷泉
衛門  ┃     ┣━━━━━┓
59  一条    花山    三条68
略)   ┣━━━━━━┓    ┃
┃    後朱雀    後一条  敦明親王━┓
匡房   ┣━━━━━━┓        (孫)
73   後三条    後冷泉       行尊
     ┃                66
    (三代略)
     ┣━━━━━━┳━━━━━┓
     後白河     崇徳77  近衛
     ┣━━━━━━━━━━━━━━━━┓
     高倉               式子内親王
     ┣━━━━━━┳━━━━━┓      89
     後鳥羽99   安徳    守貞親王  
     ┣━━━━━━┓     ┃
     土御門     順徳100 後堀河
     ┃      ┃     ┃
     後嵯峨     仲恭    四条

参考:
http://www.geocities.jp/suikyou001/keizu.html





白洲正子『私の百人一首』より

________________

六歌仙時代:

 
 奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき
おくやまにもみちふみわけなくしかの こゑきくときそあきはかなしき 猿丸大夫

(1〜7は普通万葉時代になるが、5だけは9世紀後半まで生きたようである。)

  わが庵は都の辰巳しかぞ住む 世をうぢ山と人はいふなり
わかいほはみやこのたつみしかそすむ よをうちやまとひとはいふなり 喜撰法師



10 これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬもあふ坂の関
これやこのゆくもかへるもわかれては しるもしらぬもあふさかのせき 蝉丸



12 天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ 乙女の姿しばしとどめむ
あまつかせくものかよひちふきとちよ をとめのすかたしはしととめむ 僧正遍昭
(注:宮中で五節の舞を見て詠んだ歌。)


21 今来むといひしばかりに長月の 有明の月を待ち出でつるかな
いまこむといひしはかりになかつきの ありあけのつきをまちいてつるかな 素性法師



16 立ち別れいなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば今帰り来む
たちわかれいなはのやまのみねにおふる まつとしきかはいまかへりこむ 中納言行平

17 ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
ちはやふるかみよもきかすたつたかは からくれなゐにみつくくるとは 在原業平朝臣






22 吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風をあらしといふらむ
ふくからにあきのくさきのしをるれは むへやまかせをあらしといふらむ 文屋康秀

37 白露に風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ玉ぞ散りける
しらつゆにかせのふきしくあきののは つらぬきとめぬたまそちりける
                               文屋朝康

小野氏?:

 9 花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに
はなのいろはうつりにけりないたつらに わかみよにふるなかめせしまに 小野小町


11 わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと 人には告げよ海人の釣船
わたのはらやそしまかけてこきいてぬと ひとにはつけよあまのつりふね 参議篁



_________________

藤原氏:


18 住の江の岸に寄る波よるさへや 夢の通ひ路人目よくらむ
すみのえのきしによるなみよるさへや ゆめのかよひちひとめよくらむ 藤原敏行朝臣

34 誰をかも知る人にせむ高砂の 松も昔の友ならなくに
たれをかもしるひとにせむたかさこの まつもむかしのともならなくに
                               藤原興風

38 忘らるる身をば思はず誓ひてし 人の命の惜しくもあるかな
わすらるるみをはおもはすちかひてし ひとのいのちのをしくもあるかな
                                 右近








19 難波潟短き蘆のふしの間も 逢はでこの世を過ぐしてよとや
なにはかたみしかきあしのふしのまも あはてこのよをすくしてよとや 伊勢



25 名にし負はば逢う坂山のさねかずら 人に知られで来るよしもがな
なにしおははあふさかやまのさねかつら ひとにしられてくるよしもかな 三条右大臣
 |

44 逢ふことの絶えてしなくはなかなかに 人をも身をも恨みざらまし
あふことのたえてしなくはなかなかに ひとをもみをもうらみさらまし
                              中納言朝忠

25
|||
50、55、57


曾祖父・藤原定方(25番)と曾孫・藤原義孝(50番)・藤原公任(55番)・
                 紫式部(57番)

付録:藤原北家関連系図(数字は百人一首の歌番号)

   冬嗣
   ┣━━━━━━━━━━━━┓          
 ┳良房            良門
基経              ┣━━━━━━━━━━━┓
┣━━━━━━━━━━┓    高藤          利基 
貞信公(忠平)26  時平┳  ┃           ┃
┣━┳━━━━┓     敦忠 三条右大臣25     ┃
┃ ┃     師尹┳  43 藤原定方        ┃
┃ ┃       実時┳   ┃           ┃
┃ 実頼 醍醐天皇   実方51┃           ┃
┃ ┃   ┃         ┣━┳━┳━┳━┓   ┃
┃ ┃代明親王┳━右大臣藤原定方女 ┃ ┃ ┃ 女━┳━兼輔 
┃ ┃    ┣━┓  代明親王室 ┃ ┃ ┃   ┃ 27 
┃頼忠┳━━厳子 ┃        ┃ ┃ ┃   ┃  
┃  公任 女王 ┃        ┃ ┃ ┃   ┃
┃  ┃55   ┃      ┳朝頼 ┃ 朝忠  ┃    
師輔 定頼64  ┃     為輔   ┃ 44  ┃    
┣┳┳━┓    恵子    ┃    女━━┳━━雅正
┃ ┃藤原伊尹┳━女王    ┣━┳━┓   為時      
┃ ┃45  義孝     惟孝 ┃ ┃   ┃ 
┃ 為光   50      ┃ ┃宣孝━┳━紫式部57
┃ ┃            ┃ ┃   賢子  
┃ 道信52      53 ┃ 説孝  58   
兼家━━━━━━━━━┳道綱母┃ ┃
 ┣━━━━┳三司母 道綱  〜〜〜
道長   道隆 54     〜〜〜
 ┣━┳━┓┃        ┃ ┃  
      伊周      敦頼 殷富門院
      ┃     道因法師 大輔    
      道雅63    82 90



曾祖父・藤原定方(25番)と曾孫・藤原義孝(50番)・藤原公任(55番)・
                 紫式部(57番)

曾祖父・藤原忠平(26番)と曾孫・藤原義孝(50番)・藤原実方(51番)・
                 藤原道信(52番)・藤原公任(55番)

曾祖父・藤原兼輔(27番)と曾孫・紫式部(57番)

1.藤原
01  18.藤原敏行朝臣  藤原敏行 [藤原 南家]
02  19.伊勢      伊勢守 藤原継蔭の娘。 別称;伊勢の御、伊勢の御息所
03  25.三条右大臣   定方    冬嗣 → 良門 → 高藤 → 定方
04  26.貞信公     忠平    冬嗣 → 良房 → 基経 → 忠平
05  27.中納言兼輔   兼輔    冬嗣 → 良門 → 利基 → 兼輔
06  34.藤原興風    藤原興風 [藤原 京家]
07  38.右近      右近少将 藤原季縄(すえなわ)の娘。
08  43.権中納言敦忠  敦忠    冬嗣 → 良房 → 基経 → 時平 → 敦忠
09  44.中納言朝忠   朝忠    25.三条右大臣 の 子
10  45.謙徳公     伊尹(コレタダ) 26.貞信公の孫
11  50.藤原義孝    義孝    26.貞信公のひ孫 & 45.謙徳公の子
12  51.藤原実方朝臣  実方    26.貞信公のひ孫
13  52.藤原道信朝臣  道信    26.貞信公のひ孫
14  53.右大将道綱母        兼家(26.貞信公の孫 &道長の父)の妻
             菅原孝標女(たかすえのむすめ、『更級日記』著者=道真の5代下)の叔母
15  54.儀同三司母   高階貴子  道隆(兼家の子 &道長の兄)の妻  一条天皇妃・定子の 母
                   息子伊周(これちか)の官名(儀同三司)による
16  55.大納言公任   公任    26.貞信公のひ孫 
17  57.紫式部     紫式部   27.中納言兼輔の曾孫(ひ孫)
18  58.大弐三位    藤原賢子  57.紫式部の娘
19  63.左京大夫道雅  道雅    54.儀同三司母の孫  一条天皇妃・定子の 甥
20  64.権中納言定頼  定頼    55.大納言公任の子
21  75.藤原基俊    基俊    藤原道長(道隆と兄弟)のひ孫
22  76.法性寺入道…  忠通    藤原道長の5代下
23  79.左京大夫顕輔  顕輔    26.貞信公の7代下
24  81.後徳大寺左大臣 実定    26.貞信公の9代下
25  82.道因法師    藤原敦頼
26  83.皇太后宮大夫… 俊成    藤原道長の4代下
27  84.藤原清輔朝臣  清輔    79.左京大夫顕輔の子
28  87.寂蓮法師    定長    藤原道長の5代下。83.俊成の子
29  90.慇富門院大輔  父 従五位下 藤原信成。 母 菅原在良の娘。
30  91.後京極摂政…  良経    藤原道長の7代下。76.法性寺[忠通] の孫
32  95.前大僧正慈円  慈円    藤原道長の6代下。76.法性寺[忠通] の子
32  96.入道前太政大臣 公経    26.貞信公の10代下
33  97.権中納言定家  定家    藤原道長の5代下。83.俊成の子
34  98.従二位家隆   家隆    27.兼輔の9代下 & 57.紫式部の祖父(雅正)の8代下
                  兼輔→雅正→為頼→伊祐→頼成→清綱→隆時→清隆→光隆→家隆
                  兼輔→雅正→為時→式部→三位


http://blog.goo.ne.jp/erika2672-t/e/74e2a8f58e4a801b1d14ae2b4bf5e226
http://homepage1.nifty.com/shiun-sai/sub2_02.html
http://www.geocities.jp/okugesan_com/ikouson.htm

付録:藤原北家関連系図(数字は百人一首の歌番号)

   ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   冬嗣┳━━━━━━━━━━┓                     真夏
 ┳━━━良房         良門┳━━━━━━━━━━━━━━━┓   ┃
基経┳━━━━━━━━━━┓    高藤┳             利基  〜
 貞信公┳━━━━┓   時平┳    三条右大臣25       ┃   〜
藤原忠平┃ 醍醐 師尹┳   敦忠   藤原定方          ┃   ┃
26  ┃ 天皇  ┳実時  43   ┃             ┃   伊勢
┃  実頼  ┃ 実方51       ┣━━┳━━┳━━┳━━┓ 兼輔  19
師輔  ┃代明親王┳━┳━右大臣藤原定方女  ┃  ┃  朝忠 女┳27 
┃  頼忠━┳━━厳子┃    代明親王室  朝頼 ┃  44  ┃  
┃ ┳━━━公任 女王┃           ┃  女━━━━┳━雅正    
定頼64 55   ┃           為輔      ┣━━━━━━┓
┣━┳━┳━┓   恵子           ┣━┳━┓   為時     為頼
┃ ┃公季 伊尹━┳女王          惟孝 ┃ ┃   ┣━━━┓  ┃
┃為光 ┃ 45 義孝            ┃ ┃宣孝━┳━紫式部 惟規 〜
┃ ┃ 実成┳  50            ┃ ┃   賢子 57    〜
┃ 道信  公成┳              ┃ 説孝 大弐三位      ┃
┃ 52    実季━━━━━━┳━━┓   ┃ ┃   58       家隆
兼家━┳道綱母         公実 顕季  〜〜〜            98
┃ 道綱 53         ┃  ┃   〜〜〜
┣━┳━┳━┓      三司┣━┓顕輔  ┃ ┃  
道長    道隆━━┳━┳54┃ ┃79 敦頼 殷富門院
┣┳┳┳┓     ┃ 伊周  ┃ ┃┃  道因 大輔    
┃┃ ┃彰子┳一条┳定子┃   実能┃清輔 82 90 
┃┃ ┃   天皇   道雅  ┃ ┃84
┃┃ 頼通━━┳    63  ┃ 通季┳ 
┃頼宗┳   師実       公能┳ 公通┳  
長家 俊家  ┃          実定  実宗┳   
┃  ┃   師通       後徳大寺    公経、入道前太政大臣
忠家 基俊  ┃         左大臣    96
┃  75 ┳忠実┳        81
俊忠┳  頼長  忠通━┳━━━━┓
 俊成83    76 兼実┳  慈円95
  ┣━━━━━┓    良経
定家97┳   寂蓮87 91 
   ┳為家 (養子) 
  為相


あるいは、

付録:藤原北家関連系図(数字は百人一首の歌番号)

   ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   冬嗣┳━━━━━━━━┓                  真夏
 ┳━━━良房       良門┳━━━━━━━━━━━━┓   ┃
基経┳━━━━━━━━━┓   高藤┳          利基  〜
 貞信公┳━━━━┓ 時平┳    三条右大臣25    ┃   〜
藤原忠平┃ 醍醐 師尹┳ 敦忠43 藤原定方       ┃   ┃
26  ┃ 天皇  ┳実時     ┃          ┃   伊勢  
┃  実頼  ┃ 実方51     ┣━┳━┳━┳━┓  兼輔  19
師輔  ┃代明親王┳━┳右大臣藤原定方女┃ ┃朝忠 女┳━27 
┃  頼忠━┳━━厳子┃   代明親王室┃ ┃44  ┃  
┃ ┳━━━公任 女王┃      ┳朝頼 女━━┳━雅正    
定頼64 55   ┃     為輔      ┣━━━━━━┓
┣━┳━┳━┓   恵子     ┣━┳━┓   為時     為頼    
┃ ┃公季 伊尹━┳女王    惟孝 ┃ ┃   ┣━━━┓  ┃
┃為光 ┃ 45 義孝      ┃ ┃宣孝━┳━紫式部 惟規 〜
┃ ┃ 実成┳  50      ┃ ┃   賢子 57    〜
┃ 道信  公成┳        ┃ 説孝  58       ┃
┃ 52    実季┳━━┓   ┃ ┃            家隆        
兼家━┳道綱母   公実 顕季  〜〜〜            98
┃ 道綱 53   ┃  ┃   〜〜〜
┣━━┓   54 ┣━┓顕輔79┃ ┃  
道長 道隆┳三司母 ┃ ┃┃  敦頼 殷富門院
┣┳┓ 伊周┳  実能 ┃清輔 道因 大輔    
┃┃┃  道雅63 ┃ ┃84 82 90    
┃┃頼通━━┳   ┃ 通季┳ 
┃頼宗┳  師実  公能┳ 公通┳  
長家 俊家 ┃     実定  実宗┳   
┃  ┃  師通  後徳大寺    公経、入道前太政大臣
忠家 基俊 ┃    左大臣    96
┃  75 忠実┳   81
俊忠┳     忠通━┳━━━━┓
  俊成83  76 兼実┳  慈円95
  ┣━━━━━┓    良経
定家97┳   寂蓮87 91 
   ┳為家 (養子) 
  為相

あるいは、

改訂版:藤原北家関連系図(数字は百人一首の歌番号)

   ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   冬嗣                            真夏
   ┣━━━━━━━━━━━━━━┓              ┃
 ┳良房              良門             〜
基経                ┣━━━━━━━━━━━┓  〜
┣━━━━━━━━━━━━┓    高藤          利基 ┃
貞信公(忠平)26    時平┳  ┃           ┃  伊勢
┣━━━┳━━━━┓     敦忠 三条右大臣25     ┃  19
┃   ┃    師尹┳   43 藤原定方        ┃
┃   ┃      実時┳    ┃           ┃
┃   実頼 醍醐天皇  実方51 ┃           ┃
┃   ┃   ┃         ┣━┳━┳━┳━┓   ┃
┃   ┃代明親王┳━右大臣藤原定方女 ┃ ┃ ┃ 女━┳━兼輔 
┃   ┃    ┣━┓  代明親王室 ┃ ┃ ┃   ┃ 27 
┃  頼忠┳━━厳子 ┃        ┃ ┃ ┃   ┃  
┃    公任 女王 ┃        ┃ ┃ ┃   ┃
┃    ┃55   ┃      ┳朝頼 ┃ 朝忠44┃    
師輔   定頼64  ┃     為輔   女━━┳━━雅正    
┣━┳━┳━┓    恵子    ┃       ┣━━━━━━┓
┃ ┃公季 伊尹━┳━女王    ┣━┳━┓   為時     為頼    
┃ ┃ ┃ 45 義孝     惟孝 ┃ ┃   ┣━━━┓  ┃
┃ 為光┃    50      ┃ ┃宣孝━┳━紫式部 惟規 〜
┃ ┃ 実成┳          ┃ ┃   賢子 57    〜
┃ 道信  公成━━┓      ┃ 説孝  58       ┃
┃ 52      実季     ┃ ┃            家隆
┃         ┣━━┓   〜〜〜            98
兼家━┳道綱母53 公実 顕季  〜〜〜
┃  道綱     ┃  ┃   ┃ ┃
┣━━┓      ┣━┓顕輔  ┃ ┃  
道長 道隆┳三司母 ┃ ┃79 敦頼 殷富門院
┣┳┓ 伊周 54 ┃ ┃┃  道因 大輔    
┃┃┃  ┃    ┃ ┃清輔 法師 90    
┃┃┃  道雅   ┃ ┃84 82
┃┃┃  63  実能 通季┳
┃┃頼通━━┳   ┃   公通┳ 
┃頼宗┳  師実  公能┳   実宗┳
長家 俊家 ┃     実定    公経、入道前太政大臣
┃  ┃  師通  後徳大寺    96
忠家 基俊 ┃    左大臣  
┃  75 忠実    81
俊忠    ┃
┃     忠通━┳━━━━┓
俊成83  76 兼実┳  慈円95
┣━━┓       良経
定家 寂蓮87    91
97 (養子) 

為家┳
  為相


 __26___      __27_
|       |    |     |
|    ___|_25_|___  |
|   |   |    |   | |
|   |50 |    |   | |
|51 |   |    |   | |
|52 |   |    |   | |
|   |55 |    |   | |
|___|___|    |57 | |
    |________|___| |
             |_____|



曾祖父・藤原定方(25番)と曾孫・藤原義孝(50番)・藤原公任(55番)・
                 紫式部(57番)

曾祖父・藤原忠平(26番)と曾孫・藤原義孝(50番)・藤原実方(51番)・
                 藤原道信(52番)・藤原公任(55番)

曾祖父・藤原兼輔(27番)と曾孫・紫式部(57番)

1.藤原
01  18.藤原敏行朝臣  藤原敏行 [藤原 南家]
02  19.伊勢      伊勢守 藤原継蔭の娘。 別称;伊勢の御、伊勢の御息所
03  25.三条右大臣   定方    冬嗣 → 良門 → 高藤 → 定方
04  26.貞信公     忠平    冬嗣 → 良房 → 基経 → 忠平
05  27.中納言兼輔   兼輔    冬嗣 → 良門 → 利基 → 兼輔
06  34.藤原興風    藤原興風 [藤原 京家]
07  38.右近      右近少将 藤原季縄(すえなわ)の娘。
08  43.権中納言敦忠  敦忠    冬嗣 → 良房 → 基経 → 時平 → 敦忠
09  44.中納言朝忠   朝忠    25.三条右大臣 の 子
10  45.謙徳公     伊尹(コレタダ) 26.貞信公の孫
11  50.藤原義孝    義孝    26.貞信公のひ孫 & 45.謙徳公の子
12  51.藤原実方朝臣  実方    26.貞信公のひ孫
13  52.藤原道信朝臣  道信    26.貞信公のひ孫
14  53.右大将道綱母        兼家(26.貞信公の孫 &道長の父)の妻
             菅原孝標女(たかすえのむすめ、『更級日記』著者=道真の5代下)の叔母
15  54.儀同三司母   高階貴子  道隆(兼家の子 &道長の兄)の妻  一条天皇妃・定子の 母
                   息子伊周(これちか)の官名(儀同三司)による
16  55.大納言公任   公任    26.貞信公のひ孫 
17  57.紫式部     紫式部   27.中納言兼輔の曾孫(ひ孫)
18  58.大弐三位    藤原賢子  57.紫式部の娘
19  63.左京大夫道雅  道雅    54.儀同三司母の孫  一条天皇妃・定子の 甥
20  64.権中納言定頼  定頼    55.大納言公任の子
21  75.藤原基俊    基俊    藤原道長(道隆と兄弟)のひ孫
22  76.法性寺入道…  忠通    藤原道長の5代下
23  79.左京大夫顕輔  顕輔    26.貞信公の7代下
24  81.後徳大寺左大臣 実定    26.貞信公の9代下
25  82.道因法師    藤原敦頼
26  83.皇太后宮大夫… 俊成    藤原道長の4代下
27  84.藤原清輔朝臣  清輔    79.左京大夫顕輔の子
28  87.寂蓮法師    定長    藤原道長の5代下。83.俊成の子
29  90.慇富門院大輔  父 従五位下 藤原信成。 母 菅原在良の娘。
30  91.後京極摂政…  良経    藤原道長の7代下。76.法性寺[忠通] の孫
32  95.前大僧正慈円  慈円    藤原道長の6代下。76.法性寺[忠通] の子
32  96.入道前太政大臣 公経    26.貞信公の10代下
33  97.権中納言定家  定家    藤原道長の5代下。83.俊成の子
34  98.従二位家隆   家隆    27.兼輔の9代下 & 57.紫式部の祖父(雅正)の8代下
                  兼輔→雅正→為頼→伊祐→頼成→清綱→隆時→清隆→光隆→家隆
                  兼輔→雅正→為時→式部→三位


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曾祖父・藤原兼輔(27番)と曾孫・紫式部(57番)

27藤原兼輔
|||
57紫式部

26
|||
50.51、52、55

曾祖父・藤原忠平(26番)と曾孫・藤原義孝(50番)・藤原実方(51番)・
                 藤原道信(52番)・藤原公任(55番)

      

25曾祖父・藤原定方           26曾祖父・藤原忠平
|||                   |||
55 滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ
   たきのおとはたえてひさしくなりぬれと なこそなかれてなほきこえけれ
                              大納言公任
(注:拾遺集の詞書などによれば、嵯峨の大覚寺で詠まれた歌。)


64 朝ぼらけ宇治の川霧たえだえに あらはれわたる瀬々の網代木
   あさほらけうちのかはきりたえたえに あらはれわたるせせのあしろき
                             権中納言定頼


26 小倉山峰の紅葉葉心あらば いまひとたびのみゆき待たなむ
をくらやまみねのもみちはこころあらは いまひとたひのみゆきまたなむ 貞信公(藤原忠平)
||

45 あはれともいふべき人は思ほえで 身のいたずらになりぬべきかな
あはれともいふへきひとはおもほえて みのいたつらになりぬへきかな
                                謙徳公(藤原伊尹)

50 君がため惜しからざりし命さへ 長くもがなと思ひけるかな
きみかためおしからさりしいのちさへ なかくもかなとおもひけるかな
                               藤原義孝

26
|||
50.51、52、55

曾祖父・藤原忠平(26番)と曾孫・藤原義孝(50番)・藤原実方(51番)・
                 藤原道信(52番)・藤原公任(55番)


26曾祖父・藤原忠平
|||

51 かくとだにえやは伊吹のさしも草 さしも知らじな燃ゆる思ひを
かくとたにえやはいふきのさしもくさ さしもしらしなもゆるおもひを
                             藤原実方朝臣

26曾祖父・藤原忠平
|||
52 明けぬれば暮るるものとは知りながら なほ恨めしき朝ぼらけかな
あけぬれはくるるものとはしりなから なほうらめしきあさほらけかな
                             藤原道信朝臣




27 みかの原わきて流るるいづみ川 いつ見きとてか恋しかるらむ
みかのはらわきてなかるるいつみかは いつみきとてかこひしかるらむ 中納言兼輔
 |||
57 めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に 雲隠れにし夜半の月影
   めくりあひてみしやそれともわかぬまに くもかくれにしよはのつきかけ
                                紫式部


58 有馬山猪名の笹原風吹けば いでそよ人を忘れやはする
   ありまやまゐなのささはらかせふけは いてそよひとをわすれやはする
                               大弐三位


25曾祖父・藤原定方    (27藤原兼輔)
       |||    |||          
         57紫式部

(50義孝・55公任の母方の祖母と紫式部の父方の祖母は25藤原定方の娘で姉妹。)







≪紫式部関係図≫ ※ピンク色は勅撰集歌人



┌長良──清経──元名──文範──為信──────女

│                        ┃

└良門─┬利基──兼輔─┬────雅正 ┌為頼  ┃  ┌惟規

    │       │    ┃  │    ┠──┤

    │       └清正  ┠──┼為長  ┃  └紫式部

    │            ┃  │    ┃   ┃

    │       ┌────  └────為時  ┠───賢子

    │       │                ┃

    └高藤─┬定方─┴朝頼──為輔──────────宣孝

        │

        └胤子(宇多天皇女御)



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43 逢ひ見てののちの心にくらぶれば 昔はものを思はざりけり
あひみてののちのこころにくらふれは むかしはものをおもはさりけり
                             権中納言敦忠


53 嘆きつつひとり寝る夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る
なけきつつひとりぬるよのあくるまは いかにひさしきものとかはしる
                             右大将道綱母





54 忘れじのゆく末まではかたければ 今日を限りの命ともがな
わすれしのゆくすゑまてはかたけれは けふをかきりのいのちともかな
                              儀同三司母
||


63 今はただ思ひ絶えなむとばかりを 人づてならでいふよしもがな
   いまはたたおもひたえなむとはかりを ひとつてならていふよしもかな 
                             左京大夫道雅

26貞信公(忠平)以降、系譜略図:


 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
貞信公(忠平)                             時平
 26                                 ┃
 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━┓   敦忠 
師輔                         師尹   実頼  43
 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━┳━━┓ ┃    ┃ 
兼家━━━━━━━━━━━┳━道綱母 伊尹 為光   実時   頼忠
 ┣━━┓        道綱 53 45 ┃    ┃    ┃
道長  道隆┳三司母         ┃  道信   実方   公任
 ┣━┳━┓┃ 54         義孝 52   51   55       
      伊周           50           ┃    
      ┃                         定頼
      道雅                        64
      63                       
       







75 契りおきしさせもが露を命にて あはれ今年の秋もいぬめり
   ちきりおきしさせもかつゆをいのちにて あはれことしのあきもいぬめり
                               藤原基俊



76 わたの原漕ぎ出でて見ればひさかたの 雲居にまがふ沖つ白波
   わたのはらこきいててみれはひさかたの くもゐにまかふおきつしらなみ
                        法性寺入道前関白太政大臣(藤原忠通)


95 おほけなく憂き世の民におほふかな わが立つ杣にすみ染の袖
   おほけなくうきよのたみにおほふかな わかたつそまにすみそめのそて
                            前大僧正慈円
(注:「我たつ杣」は比叡山のこと。)

76藤原忠通
||

91 きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに 衣かたしきひとりかも寝む
   きりきりすなくやしもよのさむしろに ころもかたしきひとりかもねむ
                        後京極摂政前太政大臣

79 秋風にたなびく雲のたえ間より 漏れ出づる月の影のさやけさ
   あきかせにたなひくくものたえまより もれいつるつきのかけのさやけさ
                             左京大夫顕輔
 |

84 長らへばまたこのごろやしのばれむ 憂しと見し世ぞ今は恋しき
   なからへはまたこのころやしのはれむ うしとみしよそいまはこひしき
                             藤原清輔朝臣




81 ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる
   ほとときすなきつるかたをなかむれは たたありあけのつきそのこれる
                            後徳大寺左大臣

82 思ひわびさても命はあるものを 憂きに堪へぬは涙なりけり
   おもひわひさてもいのちはあるものを うきにたへぬはなみたなりけり
                               道因法師

83 世の中よ道こそなけれ思ひ入る 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる
   よのなかよみちこそなけれおもひいる やまのおくにもしかそなくなる
                           皇太后宮大夫俊成


97 来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ
   こぬひとをまつほのうらのゆふなきに やくやもしほのみもこかれつつ
                            権中納言定家(藤原定家)

83
(|)
87 村雨の露もまだ干ぬまきの葉に 霧立ちのぼる秋の夕暮
   むらさめのつゆもまたひぬまきのはに きりたちのほるあきのゆふくれ
                               寂蓮法師


90 見せばやな雄島の海人の袖だにも 濡れにぞ濡れし色は変はらず
   みせはやなをしまのあまのそてたにも ぬれにそぬれしいろはかはらす
                             殷富門院大輔


94 み吉野の山の秋風さよ更けて ふるさと寒く衣打つなり
   みよしののやまのあきかせさよふけて ふるさとさむくころもうつなり
                              参議雅経

96 花さそふ嵐の庭の雪ならで ふりゆくものはわが身なりけり
   はなさそふあらしのにはのゆきならて ふりゆくものはわかみなりけり
                           入道前太政大臣


98 風そよぐ楢の小川の夕暮は 御禊ぞ夏のしるしなりける
   かせそよくならのをかはのゆふくれは みそきそなつのしるしなりける
                             従二位家隆





(白洲正子『私の百人一首 豪華版』より)
__________


源氏:



14 陸奥のしのぶもぢずりたれゆえに 乱れそめにしわれならなくに
みちのくのしのふもちすりたれゆゑに みたれそめにしわれならなくに 河原左大臣



39 浅茅生の小野の篠原忍ぶれど あまりてなどか人の恋しき
あさちふのをののしのはらしのふれと あまりてなとかひとのこひしき
                                参議等

嵯峨源氏系譜





48 風をいたみ岩打つ波のおのれのみ くだけてものを思ふころかな
かせをいたみいはうつなみのおのれのみ くたけてものをおもふころかな
                                源重之



92 わが袖は潮干に見えぬ沖の石の 人こそ知らねかわく間もなし
   わかそてはしほひにみえぬおきのいしの ひとこそしらねかわくまもなし
                             二条院讃岐

93 世の中は常にもがもな渚漕ぐ 海人の小舟の綱手かなしも
   よのなかはつねにもかもななきさこく あまのおふねのつなてかなしも
                             鎌倉右大臣
清和源氏系譜



15光孝天皇
||

28 山里は冬ぞ寂しさまさりける 人目も草もかれぬと思へば
やまさとはふゆそさびしさまさりける ひとめもくさもかれぬとおもへは 源宗于朝臣

光孝源氏系譜

(28源宗于朝臣 は天皇家にも()つきで入れた)


71 夕されば門田の稲葉訪れて 蘆のまろ屋に秋風ぞ吹く
   ゆうされはかとたのいなはおとつれて あしのまろやにあきかせそふく
                              大納言経信


74 憂かりける人を初瀬の山おろしよ 激しかれとは祈らぬものを
   うかりけるひとをはつせのやまおろしよ はけしかれとはいのらぬものを
                              源俊頼朝臣


85 夜もすがらもの思ふころは明けやらぬ ねやのひまさへつれなかりけり
   よもすからものおもふころはあけやらぬ ねやのひまさへつれなかりけり
                               俊恵法師



78 淡路島通ふ千鳥の鳴く声に いく夜寝覚めぬ須磨の関守
   あはちしまかよふちとりのなくこゑに いくよねさめぬすまのせきもり
                                源兼昌


宇多源氏系譜



80 ながからむ心も知らず黒髪の 乱れてけさはものをこそ思へ
   なかからむこころもしらすくろかみの みたれてけさはものをこそおもへ
                             待賢門院堀河

88 難波江の蘆のかりねのひとよゆゑ 身を尽くしてや恋ひわたるべき
   なにはえのあしのかりねのひとよゆゑ みをつくしてやこひわたるへき
                             皇嘉門院別当


村上源氏系譜



66 もろともにあはれと思え山桜 花よりほかに知る人もなし
   もろともにあはれとおもへやまさくら はなよりほかにしるひともなし
                             前大僧正行尊
(注:金葉集の詞書によれば大峯で修行中の作。)

(行尊は三条院 68 の血を引く。)

三条源氏系譜


2.源
01  14.川原左大臣   源融[とおる]  52代 嵯峨天皇の12男    (嵯峨源氏)
02  28.源宗于朝臣   源宗于      58代 光孝天皇の皇子是忠親王の子 (光孝源氏)
03  39.参議等     源等[ひとし]  52代 嵯峨天皇のひ孫 ← 希 ← 弘 ← 嵯峨天皇
04  48.源重之              56代 清和天皇の皇子貞元親王の子 (清和源氏)
05  66.大僧正行尊   源基平の子              (三条源氏)
06  71.大納言経信   源経信                (宇多源氏)
07  74.源俊頼朝臣   源俊頼                (宇多源氏)
08  78.源兼昌     源俊輔の子              (宇多源氏)
09  80.待賢門院堀河  父は 神祇伯 源顕仲          (村上源氏)
10  85.俊恵法師    74.源俊頼朝臣 の 子         (宇多源氏)
11  88.皇嘉門院別当  父は源俊隆。祖父は大蔵卿、源師隆   (村上源氏)
12  92.二条院讃岐   父は源頼政。母は源斉頼の娘。     (摂津、清和源氏)
13  93.鎌倉右大臣   源実朝(鎌倉初代将軍 源頼朝 の3男) (清和源氏)





白洲正子『私の百人一首』より:再掲
__________


__________


大江氏:

23 月見ればちぢにものこそ悲しけれ わが身ひとつの秋にはあらねど
つきみれはちちにものこそかなしけれ わかみひとつのあきにはあらねと 大江千里



40 忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで
しのふれといろにいてにけりわかこひは ものやおもふとひとのとふまて
                                平兼盛


59 やすらはで寝なましものをさ夜更けて かたぶくまでの月を見しかな
   やすらはてねなましものをさよふけて かたふくまてのつきをみしかな
                               赤染衛門

(|||)

73 高砂の尾の上の桜咲きにけり 外山のかすみ立たずもあらなむ
   たかさこのをのへのさくらさきにけり とやまのかすみたたすもあらなむ
                            前権中納言匡房

曾祖母・赤染衛門(59番)と曾孫・大江匡房(73番)




65 恨みわび干さぬ袖だにあるものを 恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ
   うらみわひほさぬそてたにあるものを こひにくちなむなこそをしけれ
                                 相模
大江氏系図:

大江音人
┣━━━━━━━┓
千古      大江千里23
┣━━━━━┓
維明    維明     平兼盛
┃     ┃      40
仲宣    重光     ┃
┃     ┣━━━┓  赤染
清言    雅到  匡衡┳衛門
┣━━┓  ┃     ┃59 
公資 相模 和泉┳橘  挙周 
   65 式部┃道貞 ┃
      56┃   成衡
       小式部  ┃ 
       内侍   匡房 
       60   73




http://hyakuninnissyu.seesaa.net/article/129870001.html

___________

和泉氏:

56 あらざらむこの世のほかの思ひ出に いまひとたびの逢ふこともがな
   あらさらむこのよのほかのおもひてに いまひとたひのあふこともかな
                               和泉式部


60 大江山いく野の道の遠ければ まだふみも見ず天の橋立
   おほえやまいくののみちのとほけれは またふみもみすあまのはしたて
                              小式部内侍

大江氏系図(改訂版):

大江音人
┣━━━━━━━┓      ┳━━━光孝
千古      大江千里  (略)  天皇 
┣━━━━━┓   23   ┃   15
維明    維明     平兼盛
┃     ┃      40
仲宣    重光     ┃
┃     ┣━━━┓  赤染
清言    雅到  匡衡┳衛門
┣━━┓  ┃     ┃59 
公資 相模 和泉┳橘  挙周 
   65 式部┃道貞 ┃
      56┃   成衡
       小式部  ┃ 
       内侍   匡房 
       60   73



___________



菅原氏:


24 このたびは幣も取りあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに
このたひはぬさもとりあへすたむけやま もみちのにしきかみのまにまに 菅家(菅原道真)

野見宿禰
 ┃
阿陀勝
 ┣━━━━━━━━━┓
盤毘        伸毘
 ┃         ┃
土師身臣      (略)
 ┃         ┃
土師意富曽婆    土師磐村
 ┃         ┃
土師小鳥       土師猪手
 ┃    
土師昨子
 ┃
土師大保度
 ┃
土師首
 ┣━━━━━━┳━━━━━━┓
土師兎    土師八嶋   土師兄国
 ┃      ┃      ┃
土師土徳   土師身    土師真敷
 ┃      :       ┃
土師富除   土師根麻呂  土師弟麻呂
 ┃      ┃      ┃
土師祖麻呂  土師甥    土師百村
 ┃      ┃      ┃
土師和麿   土師宇庭   土師千村
 ┃      ┃      ┃
大枝諸上   菅原古人   秋篠安人
 ┃      ┃
大江氏へ   菅原氏へ

http://ja.wikipedia.org/wiki/土師氏  はじしけいず
________


平氏:

40平兼盛は15光孝天皇の血を引く。赤染衛門の父。大江氏に入れた。

67 春の夜の夢ばかりなる手枕に かひなく立たむ名こそをしけれ
   はるのよのゆめはかりなるたまくらに かひなくたたむなこそをしけれ
                               周防内侍


72 音に聞く高師の浜のあだ波は かけじや袖のぬれもこそすれ
   おとにきくたかしのはまのあたなみは かけしやそてのぬれもこそすれ
                           祐子内親王家紀伊

桓武平氏(高棟流)系譜


________

清原氏:

36 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを 雲のいずこに月宿るらむ
なつのよはまたよひなからあけぬるを くものいつこにつきやとるらむ
                              清原深養父
||

42 契りきなかたみに袖をしぼりつつ 末の松山波越さじとは
ちきりきなかたみにそてをしほりつつ すゑのまつやまなみこさしとは
                               清原元輔


62 夜をこめて鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関は許さじ
   よをこめてとりのそらねははかるとも よにあふさかのせきはゆるさし
                               清少納言

     天武天皇
      ┃
     舎人親王
      ┣━━━━━┓
     御原王   貞代王
      ┃     ┃
     小倉王    有雄
      ┃     ┃
     繁野王    通雄
      ┏━━━━━┫
     海雄    深養父
      ┃     ┣━━━━━━━━━━┓ 
     房則    元輔          春光
      ┃     ┣━━━━━┓    ┃
    (深養父)  致信    清少納言 (元輔)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E5%8E%9F%E6%B0%8F#.E7.B3.BB.E8.AD.9C

一般に、清原春光 が 元輔の父・清少納言の祖父とされるが。上記のように元輔を深養父の子と併記する系図もある。
___________


壬生氏:

30 有明のつれなく見えし別れより 暁ばかり憂きものはなし
ありあけのつれなくみえしわかれより あかつきはかりうきものはなし 壬生忠岑

41 恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか
こひすてふわかなはまたきたちにけり ひとしれすこそおもひそめしか
                               壬生忠見

_______________

伊勢氏:



49 御垣守衛士のたく火の夜は燃え 昼は消えつつものをこそ思へ
みかきもりゑしのたくひのよるはもえ ひるはきえつつものをこそおもへ
                            大中臣能宣朝臣
(注:「みかき」は御垣。宮門のこと。)
||

61 いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重に匂ひぬるかな
   いにしへのならのみやこのやへさくら けふここのへににほひぬるかな 
                               伊勢大輔

_____________

紀氏:

33 ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ
ひさかたのひかりのとけきはるのひに しつこころなくはなのちるらむ 
                                紀友則


35 人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香に匂ひける
ひとはいさこころもしらすふるさとは はなそむかしのかににほひける
                                紀貫之
(注:古今集の詞書によればこの「古郷」は、初瀬と平安京の間のどこか。)

_____________


その他:


29 心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花
こころあてにおらはやおらむはつしもの おきまとはせるしらきくのはな 凡河内躬恒


31 朝ぼらけ有明の月と見るまでに 吉野の里に降れる白雪
あさほらけありあけのつきとみるまてに よしののさとにふれるしらゆき
 坂上是則

32 山川に風のかけたるしがらみは 流れもあへぬ紅葉なりけり
やまかはにかせのかけたるしからみは なかれもあへぬもみちなりけり 春道列樹
(注:古今集の詞書は「志賀の山越えにてよめる」。)


46 由良の門を渡る舟人かぢを絶え ゆくへも知らぬ恋のみちかな
ゆらのとをわたるふなひとかちをたえ ゆくへもしらぬこひのみちかな
                               曾禰好忠

___________

僧侶:


47 八重むぐら茂れる宿の寂しきに 人こそ見えね秋は来にけり
やへむくらしけれるやとのさひしきに ひとこそみえねあきはきにけり
                               恵慶法師
(注:拾遺集の詞書によればこの「宿」は河原院。京六条、鴨川畔。)


69 嵐吹く三室の山のもみぢ葉は 竜田の川の錦なりけり
   あらしふくみむろのやまのもみちはは たつたのかはのにしきなりけり
                               能因法師

70 寂しさに宿を立ち出でてながむれば いづくも同じ秋の夕暮れ
   さひしさにやとをたちいててなかむれは いつくもおなしあきのゆふくれ
                               良暹法師


86 嘆けとて月やはものを思はする かこちがほなるわが涙かな
   なけけとてつきやはものをおもはする かこちかほなるわかなみたかな 
                               西行法師




以上
http://www.diana.dti.ne.jp/~fujikura/List/List.html
より




追記:
ペアの思想。百人一首はペア(対)で考えると面白い。

親子:
 (天智天皇)ー (持統天皇)、
12(僧正遍昭)ー21(素性法師)、
13(陽成院) ー20(元良親王)、
22(文屋康秀)ー37(文屋朝康)、
25(藤原定方)ー44(藤原朝忠)、
30(壬生忠岑)ー41(壬生忠見)、
40(平兼盛) ー59(赤染衛門)、
42(清原元輔)ー62(清少納言)、
45(謙徳公、藤原伊尹)ー50(藤原義孝)、
55(藤原公任)ー64(藤原定頼)、
56(和泉式部)ー60(小式部内侍)、
57(紫式部) ー58(大弐三位)、
71(源経信) ー74(源俊頼)ー(85俊恵法師)、
74(源俊頼) ー85(俊恵法師)、
76(藤原忠通)ー95(前大僧正慈円)、
79(藤原顕輔)ー84(清輔)、
83(藤原俊成)ー97(定家)。
         87(寂蓮法師)は俊成の養子。
99(後白河院)ー100(順徳院)

36(清原深養父)の孫が42(清原元輔) 、曾孫が62(清少納言)。
85(俊恵)は74(源俊頼)の子、の71(源経信)の孫ということになる。


(赤線が親子、青線が祖父母と子。)


<曾祖父母と曾孫
曾祖父・藤原兼輔(27番)と曾孫・紫式部(57番)
曾祖父・三条天皇(68番)と曾孫・大僧正行尊(66ばん)
      *行尊は三条天皇の皇子敦明親王の孫)
曾祖母・赤染衛門(59番)と曾孫・大江匡房(73番)
 *匡房の祖父の挙周は赤染衛門の実子ではないという説もあるようです。 
曾祖父・藤原忠平(26番)と曾孫・藤原義孝(50番)・藤原実方(51番)・
                 藤原道信(52番)・藤原公任(55番)
曾祖父・藤原定方(25番)と曾孫・藤原義孝(50番)・藤原公任(55番)・
                 紫式部(57番)
 *義孝・公任の母方の祖母と紫式部の父方の祖母は藤原定方の娘で姉妹。>
百人一首の歌人たちの血縁関係
http://blog.goo.ne.jp/erika2672-t/e/74e2a8f58e4a801b1d14ae2b4bf5e226


(改訂版:親子は赤、祖父母と孫は青、曾祖父母と曾孫は黒い点線↓)



紫式部の曾祖母を考慮しない場合。






土地による分類、歌枕:別サイト(http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/100i/100i_u.html)も参考になる。

◆畿 内 30首 山城国12(皇居124968100宇治8、64小倉山26、みかの原泉川27、河原院47、嵯峨55、大江山60、楢の小川(上賀茂神社)98)
       大和国11(香久山2、三笠山7、立田川17、69手向山24、吉野3194、初瀬と平安京の間のどこか?35奈良の都61大峰66、初瀬74)
       摂津国7(住の江(住吉)18、難波19、2088有馬山猪名58、高師浜72、須磨78)
◆東海道 8首 近江国6(逢坂10、2562志賀32、伊吹山51、比叡山95)
       駿河国1(田子の浦富士4)
       常陸国1(筑波嶺男女の川13)
◆東山道 3首 陸奥国3(信夫14、末の松山42、雄島90)
◆南海道 3首 淡路国2(淡路島78重出、松帆の浦97)
       紀伊国1(由良の門46)
◆山陽道 1首 播磨国1(高砂34)
◆山陰道 4首 丹波国 1(生野60重出)
       丹後国1(天の橋立60再重出)
       因幡国1(因幡の山16)
       隠岐国1(隠岐島11)       固有の土地と特に関係ない歌が54首あるとされる。


http://homepage.mac.com/xupotomo/baka29agatuma01.html

参考:
末の松山 42
http://wind.ap.teacup.com/togo/100.html




______

その他

織田正吉氏の『絢爛たる暗号』説:
http://homepage2.nifty.com/100-1/teika/HYAKUNIN/TORI/refer.htm
沖=隠岐説など、後鳥羽院に焦点を合わせているのが興味深い。
同説準拠配列:
http://kuma2.xrea.jp/100/cryptogram/index.htm




思ふ  
命他夢他
 月  
独寝
  
  

 秋
  
 花
 舟
  




86  
68  
57  
  
  
  


  
  
  
  
忍ぶ
1003940
89





1417
 9

 風
97
9858
48

37

79
94

71
12
32
69

96
22







84


29




24







41




 6
44
19
77
56
26

33








82

 7
60






61






85



23
13















54

59
27
 3
88
20

 5
45
66
74
55







47
36










命?



49

38
70
81

91


78
83
73
76








87





62








35
80

50

21

53


25


34
11

朝他



43


75
31

5264


 8











51
30




10


16






63
 4
15
28








46





99


18


















67











 袖 
 
 
95
 2
 1
65

42

72

92

90

93


主題による分類

月     7、21、23、31、36、57、59、68、79、81、86
風(嵐) 12、22、32、37、48、58、69、71、74、79、94、96、98
物思ふ  40、41、43、48、49、63、80、85、86、99
紅葉・鹿  5、17、24、26、32、69、83
逢ふ   10、19、20、25、44、56、62、77
命    38、50、54、68、82、84、89
袖濡る  42、65、72、90、92
桜(花)  9、33、61、66、73、96
しのぶ  14、39、40、89
舟    11、46、76、93
朝ぼらけ 31、52、64
ひとり寝  3、53、91
夢    18、67
宇治    8、64
難波江(潟)19、20、88
高砂   34、73
その他   1、 2、 4、 6、13、15、16、27、28、29、30
     35、45、47、51、55、60、70、75、78、87、95、97


名:25、41、55、65、67


正連鎖:━
逆連鎖:x

              思ふ    命他  秋  月                 秋     花
              86━━━━68━━━━57                紅葉
               ┃     ┃     ┃
     忍ぶ100━39━40━━━━89━━━━━十━━━━━━━━━━━━━14━17━━━━09
            ┃  ┃     ┃     ┃                 ┃     ┃
     97━98━58━48━━━━37━━━━79━94━━━━71━12━32━69━━━━96━22風(嵐)
     風(嵐)      ┃     ┃     ┃     独  ┃ 風(嵐) 紅葉┃     ┃  ┃
               ┃    84     ┃ 29  り  ┃       24     ┃  ┃
               ┃     ┃     ┃ 白┃  寝  ┃        ┃ 秋と春 ┃  ┃
              41     ┃    月┃ 06 44━19x77━56━26xxxx33  ┃
               ┃     ┃     ┃天 ┃  ┃逢ふ┃ 逢┃  x  ┃     ┃  ┃
               ┃    82    07━60  ┃  ┃ ふ┃  x  ┃    61  ┃
               ┃     ┃     ┃  ┃  ┃  ┃  ┃  x  ┃     ┃  ┃
              85     ┃    23 13  ┃  ┃  ┃  x  ┃     ┃  ┃
               ┃     ┃     ┃ 川x  ┃  ┃難波┃  x  ┃     ┃  ┃
               ┃    54    59 27 03x88━20  x 05 45━66━74━55
               ┃     ┃  秋  ┃    独┃  x     x  ┃  あはれ┃  ┃  名
               ┃     ┃ 47━36    り┃  x     x  ┃     ┃  ┃
               ┃     ┃  ┃ 月┃    寝┃  x     x  ┃     ┃  ┃
              49xxxx38 70━81━━━━91━━十━━━━78━83xxxx73 76
               ┃     ┃  ┃  ┃     ┃  x    鳥x  ┃     ┃高 ┃
              思┃     ┃ 87  ┃     ┃  x    62  ┃     ┃砂 ┃舟
           心  ふ┃     ┃  ┃ 月┃     ┃  x     ┃  ┃     ┃  ┃
           35━80━━━━50━━十━21━━━━53xx十xxxx25━━十━━━━34 11
               x     ┃  ┃  ┃     ┃  x朝    ┃  ┃     ┃  ┃
              43     ┃ 75 31━━━━52━64━━━━━十━08     ┃  ┃舟
               ┃     ┃  ┃  ┃  朝       宇治  ┃        ┃  ┃
               ┃     ┃ 51 30━━━━━━━━━━━━━10━━━━━━━16  ┃
               ┃   雪 ┃ 草x        別れ       ┃ 別れ        ┃
              63 04━15 28                 ┃          46
               ┃  ┃  ┃  ┃                 ┃           ┃
              99  ┃  ┃ 18                 ┃           ┃舟
                  ┃  ┃ 夢┃                 ┃           ┃
                  ┃  ┃ 67                 ┃           ┃
                  ┃春秋┃  ┃         袖濡る     ┃           ┃
            袖 95x02x01━65━━━━42━━━━72━━━━92━━━━90━━━━93
                                                      舟





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 89

 絶え 
   
37
  風

58
 原人

79

 出月

12
  天
   
32
 紅葉山
  
94
 みのの

  
69
竜田川嵐
  
22
嵐 嵐 
   
100
 ある
 絶え
 63
  思 
  風お
48
 ころ 
小 原人
39
 小野 
 出月天
原 
月 見山
天 天 
60
山橋ふみ
 紅葉山
山 
ふみ聞鳴
 みのの
14
鳴 初め
竜田川 
17
る 神る
  嵐 
96
りふり 
 なく
33
  花
  思
 80
物 思 
 ころ
84
  世 
 をの
長 
 独寝 
月 見夜
59
 かた月
夜 橋霜
更 
 おく 
霜きく
29
  心 
  初 
74
   
  神 
24
 たむき
 ふりふ
15
  春衣
ふ 花
る 
 ふる花
物 思夜
 85
物 思 
夜 夜 
53
 ぬるり
 独寝 
91
りなく方
 かた月
81
方 月 
 おく 
83
  思 
  心 
26
 ゆきね
  
13
ね 嶺ぬ
なたきた
55
ぬ 音 
た 春衣
へ 
来 山 
 ふる花
35
花 知人
物 思 
 43
物 思思
 ぬる 
20
思詫び身
 なく 
44
身 恨 
  月 
57
月 見 
  思逢
77
瀬 川か
逢ゆき
10
きしるく
  嶺
ゆ 
き出でて
  音 
62
関鳥夜坂
来 山 
25
坂 来 
山花知人
66
人 桜
物 思
 40
恋 人 
 詫び 
65
  袖 
  恨 
52
 明け 
月 見 
31
月 明 
瀬 川 
64
 わた 
 しる 
98
  川暮
 出でて
70
暮たち処
関鳥夜 
78
く通う
  来 
47
 寂し重
人 桜
61 
重 桜
恋 人立
 41
 わがめ
立 袖う
95
 うき 
う明け 
30
ばかりけ
月 明 
36
け 月明
 わた 
76
 わた 
  川 
27
 恋み
 たつ 
つ 
み 世人
 通う 
18
人よる目
 寂し 
28
目 早 
  
73
 高砂
 わが 
 86
  思 
 うき 
82
  命
ばかりば
67
くなく
ば 月明
21
り長月る
 わたわ
11
るわた舟
わ 恋 
88
 かり 
  世 
19
  芦き
みよる 
49
き  
  早 
51
さしも 
 高砂
34
 まつ
  思 
 50
惜 思 
  命共
54
  忘な
あら 
56
な 思 
 長月 
68
あらで月
 わた舟
46
  舟を
とかり秋
ま 
を濡れ 
秋 芦 
71
 おと秋
   
87
秋 干 
させも 
75
秋契りし
 まつ 
16
しまつむ
惜 思人
 99
 身思
人 忘人
38
思身 身
人 思 
45
身   
あらね月
23
   し
  舟 
93
し  の
 濡れ 
90
の  濡
 おと秋
72
濡  袖
秋 干 
92
袖   
秋契りし
42
   つ
 まつ来
97

後鳥羽院→                                 ←定家